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	<title>あたらしい眼科オンラインジャーナル &#187; オルソケラトロジー</title>
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		<title>オルソKレンズ装用における未成年の角膜感染症の3例</title>
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		<pubDate>Wed, 30 Jul 2025 15:25:04 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[記事]]></category>
		<category><![CDATA[アカントアメーバ]]></category>
		<category><![CDATA[オルソケラトロジー]]></category>
		<category><![CDATA[感染性角膜潰瘍]]></category>
		<category><![CDATA[緑膿菌]]></category>

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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科42（7）：910.914，2025cオルソKレンズ装用における未成年の角膜感染症の3例南幸佑福岡秀記宮平大横井則彦外園千恵京都府立医科大学眼科学教室CThreeCasesofCornealInfe [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科42（7）：910.914，2025cオルソKレンズ装用における未成年の角膜感染症の3例南幸佑福岡秀記宮平大横井則彦外園千恵京都府立医科大学眼科学教室CThreeCasesofCornealInfectioninMinorsUsingOrthokeratologyLensesKosukeMinami,HidekiFukuoka,HiroshiMiyahira,NorihikoYokoiandChieSotozonoCDepartmentofOphthalmology,KyotoPrefecturaluniversityofMedicineC目的：オルソケラトロジー（オルソCK）レンズの装用中に感染性角膜潰瘍を発症した未成年患者C3症例を報告する．症例：症例C1はC18歳，女性で，中学生からオルソCKレンズを使用し，右眼の痛みと充血で京都府立医科大学附属病院眼科を受診．前房蓄膿と角膜中央付近に円形の浸潤と浸潤よりも広い範囲に上皮欠損を認めた．眼脂培養からは緑膿菌が検出された．抗菌薬の頻回点眼，全身投与により改善した．症例C2はC13歳，女性で，1年前からオルソCKレンズを使用し，右眼の眼痛と充血で受診．角膜擦過物の塗抹鏡検にてアカントアメーバのシストを認めた．抗菌薬，抗真菌薬，グルコン酸クロルヘキシジンの頻回点眼にて改善した．症例C3はC11歳，男性（症例C2の弟）で，2年前からオルソCKレンズを使用していた．右眼の異物感で受診し，角膜擦過物のポリメラーゼ連鎖反応（PCR）検査からアカントアメーバDNAが検出された．症例C2と同様の治療で改善した．結論：近年，未成年者へのオルソCKレンズ処方が増加しており，不適切なレンズ使用や管理による角膜感染症の増加が懸念されるため，保護者への指導が一層重要となっている．CPurpose：ToCreportC3CcasesCofCinfectiousCcornealCulcersCinCminorsCusingCorthokeratologyClenses.CCasereports：Case1involvedan18-year-oldfemalewithahistoryoforthokeratologylensusesincejuniorhighwhopresentedCwithCpain,Credness,Chypopyon,CandCaCcornealCin.ltrateCandCepithelialCdefectCinCherCrightCeye.CACpusCcul-tureCrevealedCPseudomonasCaeruginosa.CHerCconditionCimprovedCwithCtheCadministrationCofCtopicalCandCsystemicCantibiotics.Case2involveda13-year-oldfemalewhopresentedwithpaininherrighteye,andacornealscrapingrevealedCAcanthamoebaCcysts.CHerCconditionCimprovedCviaCtheCadministrationCofCantibiotics,Cantifungals,CandCchlorhexidinegluconate.Case3involvedan11-year-oldmale（theyoungerbrotherofCase2）whopresentedwithforeignCbodyCsensation.CPolymeraseCchainCreactionCtestingCcon.rmedCAcanthamoebaCDNA.CHisCconditionCimprovedCfollowingCtheCadministrationCofCtheCsameCtreatmentCappliedCinCCaseC2.CConclusions：WithCtheCincreasingCuseCofCorthokeratologylensesinminors,concernsaboutcornealinfectionsduetoimproperuseandcarehaveincreased,soitisnowcrucialtoprovidedetailedguidancetoparentsandguardians.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）42（7）：910.914,C2025〕Keywords：オルソケラトロジー，感染性角膜潰瘍，アカントアメーバ，緑膿菌．Orthokeratology,Infectiouscor-nealulcer,Acanthamoeba,Pseudomonasaeruginosa.Cはじめにオルソケラトロジー（以下，オルソCK）は，睡眠時に特殊デザインのハードコンタクトレンズ（hardCcontactlens：HCL）を装用することにより角膜の形状を一時的に変化させ，日中の裸眼視力を向上させる屈折矯正法である．夜間就寝中にCHCLを使用することで，日中は裸眼で生活できることを目標としている．2009年に初版のガイドラインが公開されたが，当初は適応年齢がC20歳以上とされた．実際には，未成年（20歳未満）への処方がC66％，学童（12歳以下）への処方がC25％にも及び1），また，未成年ゆえの重篤な合併症の報告は少ないという市販後調査2）の結果が報告された．2017年にガイドラインが改定され，未成年に対しても慎重処方という文言が追加された3）．視力予後に影響を及ぼすオルソCKの重篤な合併症として感染性角膜潰瘍が報告されており4.5），日本においてC1万人あたり年間C5.4人に発症するといわれている6）．オルソCKにおいてはレンズの適切な管理と衛生管理〔別刷請求先〕福岡秀記：〒606-8566京都市上京区広小路通上ル梶井町C465京都府立医科大学眼科学教室Reprintrequests：HidekiFukuoka,M.D.,Ph.D.,DepartmentofOphthalmology,KyotoPrefecturalUniversityofMedicine465Kajii-cho,Kamigyo-ku,Hirokoji-doriAgaru,Kyoto606-8566,JAPANC910（126）図1初診時前眼部写真a：角膜浸潤病巣と前房蓄膿，毛様充血を認める．b：浸潤病巣よりも広い範囲に角膜上皮欠損を認める．が不可欠であり，これらが不十分であると角膜感染症のリスクが増大すると考えられる．しかし，未成年は衛生管理に対する意識が低く，不適切なレンズケアが感染症の原因となりうることが指摘されている7.8）．今回，未成年のオルソCKレンズ装用による角膜感染症が生じたC3症例を経験したので報告する．CI症例［症例1］18歳，女性．主訴：右眼眼痛および結膜充血．既往歴：特記事項なし．現病歴：中学生の頃からオルソCKレンズ（Targetpower：C.2.0D）を装用しており，親元を離れて一人暮らしであるため，レンズ管理は全て自身で行っている．京都府立医科大学附属病院眼科（以下，当院）を受診する2日前より右眼の結膜充血と掻痒感を自覚し，市販の点眼薬で様子を見ていた．その翌日から眼痛が出現し，症状が増悪してきたため，当院を受診した．初診時所見：右眼視力は指数弁（矯正不能），左眼視力は1.5（1.5C×S＋0.5D），角膜中央部に直径約C4mmの円形の膿瘍と前房蓄膿を認めた（図1）．フルオレセイン蛍光造影では膿瘍よりも広い範囲に角膜上皮欠損を認めた．眼脂を培養検査に供し，角膜所見より緑膿菌感染が疑われたため，1.5％レボフロキサシン点眼をC1時間ごと，0.3％トブラマイシン点眼C6回/日，0.3％オフロキサシン眼軟膏C4回点入/日，1％アトロピン点眼C1回/日，4日間のセフタジジムC1Cgの全身投与を開始した．治療開始C1週間後には角膜浮腫の改善，角膜上皮の伸展，前房蓄膿の減少を得て，右眼視力はC0.01（矯正不能）に改善した．初診時に採取した眼脂の培養検査にてCPseudomonasaeruginosaが検出された．治療開始C2週間後には角膜上皮欠損はさらに改善し，1.5％レボフロキサシン点眼C6回/日，0.3％トブラマイシン点眼C3回/日，0.3％オフロキサシン眼軟膏C1回点入/日に減量し，1％アトロピン点眼を終了とした．治療開始C1カ月後に右眼視力はC0.2（0.5C×sph.2.0D）まで改善した．角膜上皮欠損は治癒したが，病巣の中心に浸潤が残っていたため，1.5％レボフロキサシン点眼C3回/日を継続した．治療開始C2カ月後には右眼視力は0.2（1.0C×sph.2.0D（cyl.1.0DAx140°）と良好であったが，角膜周辺部から角膜混濁に向かう新生血管を認めたため，0.1％フルオロメトロン点眼C2回/日を追加した．治療開始後C4カ月の現在では，上皮下混濁を残すものの血管侵入の悪化はない．［症例2］13歳，女性．主訴：右眼眼痛，右眼結膜充血．既往歴：特記事項なし．現病歴：12歳からオルソCKレンズ（Targetpower：C.6.0D）を装用しており，当初は母親がレンズ管理を行っていたが，夏休みを機に自身で管理を行うようになった．しかし，日常的なレンズ消毒を怠ることが多く，オルソCKレンズを処方している前医にてプロージェントを用いたレンズ洗浄を実施するも，汚れが除去しきれない状態であった．このため，レンズの再作成が予定されていた．当院受診のC15日前から右眼の眼痛と結膜充血を自覚し，当院受診C12日前に前医を受診した．前医では右角膜に点状表層角膜症を認めたため，ガチフロキサシン点眼とオフロキサシン眼軟膏による治療が開始された．しかし，当院受診C2日前に角膜上皮下混濁，偽樹枝状角膜炎が出現したため，アカントアメーバによる角膜炎を疑い，フルコナゾール点眼を1時間ごと，1.5％レボフロキサシン点眼をC6回/日に変更され，当院紹介となった．初診時所見：視力は右眼視力がC0.1（0.2C×sph.7.0D（cylC.2.0DAx25°），左眼視力は0.6（1.2C×sph.2.0D），右眼に放射状角膜神経炎，偽樹枝状角膜炎を認めた（図2）．角膜所見よりアカントアメーバ角膜炎が疑われたため，病巣を擦過し，ファンギフローラCY染色とポリメラーゼ連鎖反応（poly-meraseCchainreaction：PCR）検査を行ったところ，染色に図2初診時前眼部写真a：放射状角膜神経炎と角膜上皮下混濁を認める．b：偽樹枝状の角膜上皮欠損を認める．図3症例2の角膜擦過物のファンギフローラY染色アカントアメーバのシストを認める．て円形のアカントアメーバシストが確認できたため，アカントアメーバ角膜炎と診断した（図3）．前医での処方をC0.3％ガチフロキサシン点眼C4回/日，0.02％クロルヘキシジン点眼をC1時間ごと，0.1％ミコナゾール点眼（自家調整）6回/日，1％ピマリシン眼軟膏C6回点入/日に変更し，治療を開始した．治療開始C1週間後には，角膜浮腫や放射状角膜神経炎の所見はやや増悪傾向であったが，1カ月後には角膜上皮下混濁を一部残すものの角膜浮腫は改善し，右眼視力は（1.2C×sph.4.5D（cyl.1.0DA180°）と改善した．そこで，0.02％クロルヘキシジン点眼C6回/日，0.1％ミコナゾール点眼C3回/日，1％ピマリシン眼軟膏C3回点入/日へ減量した．角膜混濁は経過とともに軽減し，治療開始半年後にすべての薬剤を終了した．PCR検査では角膜擦過を行った翌日にアカントアメーバが検出されたため，コンタクトレンズ保存液に対しても初診日のC1週間後に追加のCPCR検査を行ったが，アカントアメーバは検出されなかった．［症例3］11歳，男性．主訴：右眼痛．既往歴：特記事項なし．現病歴：症例C2の弟．姉と同じ眼科（前医）にてC9歳からオルソCKレンズ（Targetpower：C.4.0D）を装用しており，姉が以前に角膜感染症を発症した経緯があるため，前医の指導のもと，レンズ管理は母親が行っていた．当院受診のC4日前より右眼の違和感を自覚し，前医を受診した．前医にて右眼角膜下方の上皮下に線状の細胞浸潤を認めたため，セフメノキシム点眼C4回/日，レボフロキサシン点眼C4回/日が開始された．翌日の診察では角膜所見に改善を認めず，0.1％フルコナゾール液の点眼C6回/日，ピマリシン眼軟膏C4回/日，ガチフロキサシン点眼C6回/日に変更されたが，徐々に浸潤が拡大しており，1年前に姉がアカントアメーバ感染を発症していることもあり，さらなる精査目的に当院へ紹介となった．初診時所見：右眼視力はC0.4（0.9C×sph.5.0D（cyl.1.5DAx50°），左眼視力はC0.3（1.2C×sph.4.75D（cyl.0.75DAx30°）であった．右眼には明らかな放射状角膜神経炎を認めなかったが，角膜浮腫と角膜上皮下浸潤，毛様充血を認めた（図4）．病巣を擦過し，ファンギフローラCY染色を行ったが，アカントアメーバのシストは確認できなかった．しかし，角膜所見からアカントアメーバ感染を疑い，0.3％ガチフロキサシン点眼C4回/日，0.02％クロルヘキシジン点眼C6回/日，0.1％ミコナゾール点眼（自家調整）6回/日に変更し，治療を開始した．翌日に角膜擦過物のCPCR検査にてアカントアメーバが検出されたが，コンタクト保存液からは検出されなかった．治療開始C1週間後に角膜浮腫の増悪と放射状角膜神経炎を認め，右眼視力は（0.1C×sph.2.75D）に低下した（図5）．上記の点眼内容を継続したところ，治療開始C2週間後には角膜浸潤は軽減し，治療開始C1カ月後には軽度角膜混濁は残存するものの角膜浸潤は改善し，右眼視力は（1.0C×sph.3.5D）へと改善した．0.02％クロルヘキシジン点眼のみC3回/日継続し，残りの点眼は終了とした．治療開始C3図4初診時前眼部写真角膜下方に角膜上皮下混濁を認めるも，明らかな放射状角膜神経炎などアカントアメーバを示唆する所見は認めない．カ月後には角膜混濁も改善し，角膜透明性は良好であったため，クロルヘキシジン点眼を終了した．右眼の最終視力は（1.0C×sph.3.5D）であった．CII考按近視の有病率は世界的に増加傾向にあり，Holdenら9）のメタ解析によれば，全世界の近視有病率はC2000年のC22.9％からC2050年にはC49.8％に増加すると予測されている．強度近視は将来的に緑内障や黄斑円孔網膜.離などの重篤な視力障害を引き起こす可能性があり，その進行予防が重要とされる．オルソCKは小児および青少年の近視進行を抑制する可能性が示唆されており，早期（6.8歳）に開始することでより大きな効果が得られたと報告されている10,11）．2017年にオルソCKガイドラインが改定され3），初版では「適応はC20歳以上」とされていたが，第C2版では「20歳未満は慎重処方とする」との文言が追加され，今後はさらなる若年者への処方がさらに増加することが予想される．オルソCKレンズは非オルソCKレンズと異なり，中央角膜に対する圧力が大きくなるため，角膜上皮バリアが損なわれ，数時間の低酸素状態にさらされることで角膜感染のリスクが高まるといわれている12）．矯正度数が増すにつれて角膜上皮障害が生じやすくなると考えられるが，矯正度数と角膜障害の関連を明確に証明した研究は見当たらなかった．2024年に報告された日本の多施設共同研究ではオルソCKによる角膜感染の発生率は，もっとも一般的に使用されている日常装用ソフトCCLによる角膜感染の発生率とほぼ同等であった6）．オルソCKレンズ装用に伴う角膜感染症のおもな起因菌は緑膿菌とアカントアメーバであり4.7），オルソCKレンズ使用者に角膜感染症が認められた場合は，まずはこれらを念頭におき，迅速に治療を開始する必要がある．両病原体ともに治療が遅れると重篤な視力障害を残す可能性があるが，オルソ図5治療1週間後の前眼部写真初診時には認めなかった放射状角膜神経炎と膜浮腫の増悪を認める．Kによる角膜感染症は発症早期に適切な治療を行うことにより良好な視力予後が得られる報告13）があるように，今回のC3症例においても早期に診断，治療を開始することにより矯正視力はC1.0まで回復している．改訂版ガイドラインでは，「緑膿菌やアカントアメーバによる角膜炎のリスクが高く，レンズは界面活性剤による擦り洗いに加え，ポピドンヨード剤による消毒を推奨する」との注意点が追加された．しかし，未成年者，とくに学童への処方は本人ではなく保護者の希望であることが多く，本人のレンズ装用に対するモチベーションや，レンズケアの重要性への認識は低くならざるを得ない．今回報告するC3症例はすべて未成年である．症例C1および症例C2では，患者本人がレンズ管理を行っていたが，レンズケアの重要性を十分に認識しておらず，ケアを怠ったまま連続装用を続けたことが原因で角膜感染を発症したと考えられる．一方，症例C3では，症例C2の経緯を踏まえ，母親が処方医の指導のもと，徹底した消毒を実施し管理を行っていたにもかかわらず角膜感染が発生した．このため，消毒方法ではなく保管方法など他の要因が関与している可能性が疑われた．コンタクト保存液からはアカントアメーバは検出されなかったが，問診により自宅内にコンタクトレンズの一時保存場所があることが判明した．そこで清潔なスワブを持ち帰ってもらい，その保存場所と水道蛇口を拭取したところ，PCR検査によりアカントアメーバが検出された．このような症例から，外来にてふだんのコンタクトレンズの扱い方や保存方法について親も含めて詳細に問診する必要がある．今後は近視人口の増加に伴い，未成年へのオルソCKレンズの処方数がさらに増加することが考えられるが，レンズ管理と装用が適切に行われるように処方医による保護者への適切な指導がいっそう重要となる．保護者によるレンズの管理が，成年とは異なる課題であることを処方医が認識しなければならない．また，オルソCKによる角膜感染症の多くが緑膿菌やアカントアメーバによるものであることを認識し，早期に適切な治療を開始する必要性を認識すべきであり，定期的な眼科受診を積極的に促す必要があると考える．利益相反：利益相反公表基準に該当なし文献1）柿田哲彦，高橋和博，山下秀明ほか：オルソCKに関するアンケート調査集計結果報告．日本の眼科C87：527-534,C20162）平岡孝浩，伊藤孝雄，山本輝一：オルソCK使用成績調査：5年間の解析結果．日本コンタクトレンズ学会誌C59：C66-75,C20173）日本コンタクトレンズ学会オルソCKガイドライン委員会：オルソCKガイドライン（第C2版）．日眼会誌C121：936-938,C20174）WattCK,CSwarbrickCHA.CMicrobialCkeratitisCinCovernightorthokeratology：reviewofthe.rst50cases.EyeContactLensC31：201-208,C20055）VanCMeterCWS,CMuschCDC,CJacobsCDSCetal：SafetyCofCovernightCorthokeratologyCformyopia：aCreportCbyCtheCAmericanCAcademyCofCOphthalmology.COphthalmologyC115：2301-2313,C20086）HiraokaCT,CMatsumuraCS,CHoriCYCetal：IncidenceCofCmicrobialkeratitisassociatedwithovernightorthokeratol-ogy：aCmulticenterCcollaborativeCstudy.CJpnCJCOphthalmolC69：139-143,C20247）HsiaoCH,YeungL,MaDHetal：Pediatricmicrobialker-atitisCinCTaiwanesechildren：aCreviewCofChospitalCcases.CArchOphthalmolC125：603-609,C20078）CopeJR,CollierSA,ScheinODetal：Acanthamoebaker-atitisCamongCrigidCgasCpermeableCcontactClensCwearersCinCtheCUnitedCStates,C2005CthroughC2011.COphthalmologyC123：1435-1441,C20169）HoldenCBA,CFrickeCTR,CWilsonCDACetal：GlobalCpreva-lenceCofCmyopiaCandChighCmyopiaCandCtemporalCtrendsCfrom2000through2050.OphthalmologyC123：1036-1042,C201610）VanderVeenCDK,CKrakerCRT,CPinelesCSLCetal：UseCofCorthokeratologyforthepreventionofmyopicprogressioninchildren：aCreportCbyCtheCAmericanCAcademyCofCOph-thalmology.OphthalmologyC126：623-636,C201911）LiCSM,CKangCMT,CWuCSSCetal：E.cacy,CsafetyCandCacceptabilityCofCorthokeratologyConCslowingCaxialCelonga-tionCinCmyopicCchildrenCbyCmeta-analysis.CCurrCEyeCResC41：600-608,C201612）DingCH,CPuCA,CHeCHCetal：ChangesCinCcornealCbiometryCandCtheCassociatedChistologyCinCrhesusCmonkeysCwearingCorthokeratologycontactlenses.CorneaC31：926-933,C201213）ChanTCY,LiEYM,WongVWYetal：Orthokeratology-associatedinfectiouskeratitisinatertiarycareeyehospi-talCinCHongCKong.CAmCJCOphthalmolC158：1130-1135,C2014C＊＊＊</p>
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		<title>オルソケラトロジーレンズ使用中に発症した両眼アカントアメーバ角膜炎</title>
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		<pubDate>Fri, 30 May 2025 15:22:50 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[記事]]></category>
		<category><![CDATA[アカントアメーバ角膜炎]]></category>
		<category><![CDATA[オルソケラトロジー]]></category>

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		<description><![CDATA[《第60回日本眼感染症学会原著》あたらしい眼科42（5）：609.612，2025cオルソケラトロジーレンズ使用中に発症した両眼アカントアメーバ角膜炎森山理佐＊1柿栖康二＊1松村沙衣子＊1鈴木崇＊1,2松本直＊1堀裕一＊ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《第60回日本眼感染症学会原著》あたらしい眼科42（5）：609.612，2025cオルソケラトロジーレンズ使用中に発症した両眼アカントアメーバ角膜炎森山理佐＊1柿栖康二＊1松村沙衣子＊1鈴木崇＊1,2松本直＊1堀裕一＊1＊1東邦大学医学部眼科学講座＊2いしづち眼科CACaseofBilateralAcanthamoebaKeratitisAssociatedwithOrthokeratologyLensUseRisaMoriyama1）,KojiKakisu1）,SaikoMatsumura1）,TakashiSuzuki1,2）C,TadashiMatsumoto1）andYuichiHori1）1）DepartmentofOpthalmology,TohoUniversityFacultyofMedicine,2）IshizuchiEyeClinicC目的：オルソケラトロジー（オルソCK）治療経過中に両眼に発症したアカントアメーバ角膜炎を経験したので報告する．症例：19歳，女性．使用レンズは矯正度数が右眼C.4.25D，左眼C.5.00Dであり，13歳時から使用していた．左眼痛を自覚し，近医を受診，オルソCKの中止の指示とC1.5％レボフロキサシン点眼液が処方された．翌日受診時，ヘルペス角膜炎が疑われアシクロビル眼軟膏C3％が開始されたが，発症後C8日後に両眼の眼痛が悪化し，当科紹介となった．初診時矯正視力は右眼（1.0），左眼（0.5Cp）であった．両眼とも放射状角膜神経炎，角膜中央のレンズ圧迫部に沿った浸潤を認め，アカントアメーバ角膜炎を疑い治療を変更した．後日，両眼の角膜擦過物およびレンズケース保存液の培養検査にてアカントアメーバが検出された．治療開始C12週間後には矯正視力は右眼（1.2），左眼（1.0）まで改善した．結論：オルソCK使用には，ガイドラインを遵守したレンズ処方や適切なレンズケアが必要である．CPurpose：ToreportacaseofbilateralAcanthamoebakeratitis（AK）associatedwithorthokeratology（ortho-K）lenstreatment.Case：Thisstudyinvolveda19-year-oldfemalepatientwhohadbeenwearingortho-KlensessinceCtheCageCofC13,CwithCcorrectiveCpowersCofC.4.25DODand.5.00DCOS.CSheCinitiallyCvisitedCaCnearbyCclinicCdueCtoCexperiencingCpainCinCherCleftCeye,CandCwasCinstructedCtoCdiscontinueCorthoCKCuseCandCprescribed1.5％Clevo.oxacineyedrops.Thefollowingday,shewasdiagnosedwithsuspectedherpeskeratitis,andtreatmentwith3％acyclovirophthalmicointmentwasstarted.However,8daysaftertheonsetofsymptoms,theeyepaininbotheyesworsened,promptingherreferraltoourdepartment.Atinitialpresentation,hercorrectedvisualacuity（VA）Cwas1.0CODand0.5COS,andradialcornealneuritisandin.ltrateswereobservedalongthecentralcornealpressurezonesinbotheyes,leadingtoadiagnosisofAK.Later,culturetestsofcornealabrasionsandlens-casepreserva-tionC.uidCinCbothCeyesCcon.rmedCtheCpresenceCofCAcanthamoeba.CAtC12-weeksCpostCtreatment,CtheCpatient’sCcor-rectedVAimprovedto1.2CODand1.0COS.Conclusion：Thiscasehighlightstheimportanceofadheringtoproperlensprescriptionsinaccordancewithestablishedguidelinesandprovidingeducationonappropriatelenscare.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）C42（5）：609.612,C2025〕Keywords：オルソケラトロジー，アカントアメーバ角膜炎．orthokeratology,Acanthamoebakeratitis.はじめにオルソケラトロジー（以下，オルソCK）は，高酸素透過性素材を材料に作製されたリバースジオメトリーとよばれる特殊なデザインをもつハードコンタクトレンズ（hardcontactlens：HCL）であり，就寝時に装用し，角膜中央部を平坦化させることにより近視矯正を行う．近年の小児における近視治療の需要の増加に伴い，世界中で低年齢層への処方が増加している1）．オルソCKの重症合併症として感染性角膜炎があげられ，Wattらの報告によると，オルソCKによる感染性角膜炎のC123症例のうちC46例（38％）が緑膿菌，41例（33％）がアカントアメーバであり，2大起因菌とされている2）．日本のガイドラインでは，感染性角膜炎対策として界面活性剤によるこすり洗いとポピドンヨード剤による消毒，そして，水道水によるレンズケースの洗浄・すすぎ，その後の乾燥と〔別刷請求先〕柿栖康二：〒143-8541東京都大田区大森西C6-11-1東邦大学医学部眼科学講座Reprintrequests：KojiKakisu,M.D.,DepartmentofOpthalmology,TohoUniversityFacultyofMedicine,6-11-1,Omorinishi,Ota-ku,Tokyo143-8541,JAPANC定期的な交換を推奨している3）．オルソCKの酸素透過性CHCLを使用している患者では，通常の酸素透過性CHCL装用者より，アカントアメーバ感染の発生率が高くなると報告されている4）．その要因としてレンズデザインと装用方法があげられる．レンズと角膜間のタイトな装着により，角膜中央部に上皮びらんが生じて感染リスクを高める可能性があるほか，通常の酸素透過性CHCLよりも涙液の分布が不均等になることから，リバースカーブの下に涙液が溜まることでコロニー形成率が高くなるとされている5）．また，オルソCKを夜間に装着することにより酸素欠乏状態が進行し，角膜上皮障害のリスクが高くなる．オルソCK関連のアカントアメーバ角膜炎は片眼性が多く，システマティックレビューによるC20症例中に両眼発症はC3例である6）．日本での両眼発症の症例報告は，筆者らが文献を渉猟した限りでは過去にC1例のみである．今回筆者らは，オルソK装用中に両眼に発症したアカントアメーバ角膜炎を経験したので報告する．CI症例患者：19歳，女性．主訴：両眼）充血，眼痛．現病歴：2017年（13歳時）より前医にてオルソCKを開始していた．2023年C6月に左眼痛を自覚し，近医CAを受診，両眼オルソCKの中止が指示され，1.5％レボフロキサシン点眼液を処方されたが症状の悪化を認めた．翌日に前医を受診，左眼ヘルペス角膜炎が疑われアシクロビル眼軟膏C3％が処方されたが，症状出現C8日後に両眼の眼痛が悪化し，両眼に偽樹枝状病変を認めたため，同日当科紹介となった．本症例で使用されていたオルソCKは，矯正度数が右眼C.4.25D，左眼C.4.50Dで開始し，約C1年半ごとに交換していた．使用開始後C2年のレンズ交換で左眼はC.5.00Dに変更されていた．症状出現時に使用していたレンズの使用期間は約C3カ月であった．使用していたケア用品は界面活性剤であるハードクレンジングによるこすり洗いと，ポピドンヨード製剤であるクリアデューCO2セプトによる消毒であり，蛋白除去洗浄液は使用していなかった．レンズケースは左右一体型のものであり，1カ月ごとに交換していた．定期受診はC3カ月ごとに行っていた．C2.50.cyl（00DC.3.sph×初診時所見：視力は右眼0.15（1.0CDAx150°），左眼0.3（0.5pC×sph.2.50D（cyl.2.50DCAx110°）．細隙灯顕微鏡では両眼ともに結膜毛様充血と角膜中央のレンズ圧迫部に沿った上皮下浸潤，放射状角膜神経炎，偽樹枝状病変を認めた（図1,2）．前眼部光干渉断層計で左眼優位の角膜浮腫と角膜混濁を認めた．オルソCK装用の既往，前眼部所見よりアカントアメーバ角膜炎が疑われ，病巣を擦過し入院による治療が開始となった．後日，両眼の角膜擦過物およびレンズケース保存液の培養検査にてアカントアメーバ陽性が検出された．また，角膜擦過物の培養検査では左眼がニューキノロン系抗菌薬に感受性があるCPropionibac-teriumacnes陽性だった．経過：入院治療にて週にC2回の病巣掻爬と自家調剤した0.05％クロルヘキシジグルコン酸塩点眼をC30分ごと，1.5％レボフロキサシン点眼液C6回，イトラコナゾール内服を開始．治療開始C6日目にC1％ピマリシン眼軟膏の眠前点入を開始．9日目には大学の試験のため退院となった．13日目に右眼上皮下浸潤の悪化を認め，矯正視力右眼C0.5に低下したため自家調剤したC1％ボリコナゾール点眼C6回を開始．両眼とも計C3回の病巣掻爬を施行し，徐々に角膜炎は改善傾向を認めた．治療開始C12週間後には両眼とも瘢痕混濁を残して治癒し（図3），視力は右眼C0.3（1.2C×sph.2.50D（cyl.0.50CDAx10°），左眼0.1p（1.0C×sph.3.25D（cyl.0.75DCAx180°）まで改善した．CII考按本症例の臨床的特徴として，両眼発症とレンズ部位に沿った角膜中央部の浸潤があげられる．日本におけるオルソCKによるアカントアメーバ角膜炎両眼発症の報告は三田村らが報告したC13歳，女性の症例のみであり，発症C1週間前にレンズケースを水道水のみで保存しており，左右一体型レンズケースであったことから両眼に発症した可能性が示唆された7）．本症例でも同様に左右一体型のレンズケースを使用しており，それが両眼発症に至った要因と考えられる．また，加藤らが報告したC11歳，女児のアカントアメーバ角膜炎片眼発症の症例では，角膜中央部に類円形の実質浸潤病巣を認め，感染の原因としてオルソCKが固着気味でセンタリングが不良であったことがあげられる8）．本症例で使用されていたオルソCKの矯正度数は右眼C.4.25D，左眼C.5.00Dであり，先に発症した左眼は，C.4.00Dまでというガイドラインの推奨値よりやや高い矯正度数だったことから，過度な角膜圧迫が角膜炎の発生原因であった可能性も考えられる．オルソCKによる角膜感染症の推定発症率はC1年間C10,000人あたりC7.7症例と報告されている9）．発症時の平均年齢は19.4歳C±8.2歳で，女性優位であった．危険因子としては，レンズまたはレンズケースを水道水で洗い流すことや不適切なレンズケアなどがあげられる．オルソCKはリバースカーブに脂質や蛋白質が付着しやすく，それにより細菌や微生物の付着性も高まる6）．本症例では界面活性剤による擦り洗いおよびポビドンヨード製剤による消毒は施行されていたが，2週間に一度推奨されている強力蛋白除去剤のつけ置きは施行されていなかった．次亜塩素酸ナトリウムが主成分の洗浄液は，多目的洗浄剤や過酸化水素剤のこすり洗いと比較して洗浄力が高いため，ガイドライン推奨のレンズケアに加えて図1初診時右眼前眼部写真a：放射状角膜神経炎．角膜中央のレンズ圧迫部に沿った上皮下浸潤．b：偽樹枝状病変．図2初診時左眼前眼部写真a：放射状角膜神経炎．角膜中央のレンズ圧迫部に沿った上皮下浸潤．b：偽樹枝状病変．図3治療開始12週間後の両眼前眼部写真a：右眼．b：左眼．両眼とも瘢痕混濁を認めるものの，角膜浮腫は改善した．蛋白除去洗浄液使用の徹底が望ましいと考えられる．2017年に改訂された「オルソケラトロジーガイドライン」（第C2版）では，オルソCKの処方が“20歳未満は慎重処方”という変更がなされ，2016年度の調査ではC25％であったC7.12歳への処方が，ガイドライン改訂後のC2019年度には34％と約C1.4倍の増加を認めている10）．昨今の近視治療の需要から，オルソCKの低年齢への処方率はより上昇していると予想される．小児における角膜感染症のリスクを極力減らすためにも，ガイドライン推奨の矯正値を遵守することと，適切なレンズケアの指導が重要である．また，両眼への感染は左右一体型のレンズケース使用がリスクになる可能性もある．利益相反：利益相反公表基準に該当なし文献1）MorganPB,EfronN,WoodsCAetal：Internationalcon-tactlensprescribingsurveyconsortium.internationalsur-veyCofCorthokeratologyCcontactClensC.tting.CContCLensCAnteriorEyeC42：450-454,C20192）WattCKG,CSwarbrickHA：TrendsCinCmicrobialCkeratitisCassociatedCwithCorthokeratology.CEyeCContactCLensC33：C373-377,C20073）村上晶，吉野健一，上田喜一ほか；日本コンタクトレンズ学会オルソケラトロジーガイドライン委員会：オルソケラトロジーガイドライン（第C2版）．日眼会誌C121：936-938,C20174）RobertsonDM,McCulleyJP,CavanaghHD：Severeacan-thamoebaCkeratitisCafterCovernightCorthokeratology.CEyeCContactLensC33：121-123,C20075）Araki-SasakiCK,CNishiCI,CYonemuraCNCetal：Characteris-ticsofPseudomonascornealinfectionrelatedtoorthokera-tology.CorneaC24：861-863,C20056）WuCJ,CXieH：OrthokeratologyClens-relatedCAcanthamoe-bakeratitis：casereportandanalyticalreview.JIntMedResC49：3000605211000985,C20217）三田村浩人，市橋慶之，内野裕一ほか：オルソケラトロジーレンズを使用中にアカントアメーバ角膜炎を両眼に生じたC1例．あたらしい眼科34：555-559,C20178）加藤陽子，中川尚，秦野寛ほか：学童におけるオルソケラトロジー経過中に発症したアカントアメーバ角膜炎の1例．あたらしい眼科25：1709-1711,C20089）LiuYM,XieP：TheSafetyoforthokeratology-asystem-aticreview.EyeContactLensC42：35-42,C201610）柿田哲彦，高橋和博，山下秀明ほか：オルソケラトロジーに関するアンケート調査集計結果報告．日本の眼科C87：C527-534,C2016C＊＊＊</p>
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		<title>オルソケラトロジーレンズを使用中にアカントアメーバ角膜炎を両眼に生じた1例</title>
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		<pubDate>Sat, 29 Apr 2017 15:22:02 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[アカントアメーバ]]></category>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科34（4）：555.559，2017cオルソケラトロジーレンズを使用中にアカントアメーバ角膜炎を両眼に生じた1例三田村浩人市橋慶之内野裕一川北哲也榛村重人坪田一男慶應義塾大学医学部眼科学教室ACas [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科34（4）：555.559，2017cオルソケラトロジーレンズを使用中にアカントアメーバ角膜炎を両眼に生じた1例三田村浩人市橋慶之内野裕一川北哲也榛村重人坪田一男慶應義塾大学医学部眼科学教室ACaseofBilateralAcanthamoebaKeratitisRelatedtoOrthokeratologyLensesHirotoMitamura,YoshiyukiIchihashi,YuichiUchino,TetsuyaKawakita,ShigetoShimmuraandKazuoTsubotaDepartmentofOphthalmology,KeioUniversitySchoolofMedicineオルソケラトロジーレンズを使用中に両眼のアカントアメーバ角膜炎を生じた1例を経験したので報告する．アカントアメーバ角膜炎は治療抵抗性であり失明に至ることもある重篤な感染症である．症例は13歳，女性．近医Aでオルソケラトロジーレンズ（オサート）を使用，日中は追加矯正のため1日交換型ソフトコンタクトレンズを使用していた．両眼の充血・羞明を自覚，近医Bを受診し両眼ヘルペス角膜炎の診断で治療受けるも改善せず，近医Cを受診し両眼アカントアメーバ角膜炎の疑いで当科紹介となった．放射状角膜神経炎を認め，矯正視力右眼（1.0），左眼（0.9p）．角膜上皮.爬物とレンズケースから培養にてアカントアメーバ陽性であった．治療開始後一時的に，矯正視力右眼（0.5），左眼（0.01）まで低下したが，10カ月経過した時点で両眼ともに矯正視力（1.2）まで回復した．レンズ処方にはガイドラインの遵守，適切なケアの周知が必要である．両眼発症の可能性を減らすにはポビドンヨードの使用，左右分離型のケースなどが考えられる．Wedescribeapatientwhosu.eredbilateralAcanthamoebakeratitiswhileusingorthokeratologylenses.The13-year-oldfemalehadbeenprescribedwithorthokeratologylenses（OSEIRT）atanearbyclinic（A）.Shealsouseddailydisposablesoftcontactlensesduringtheday,foradditionalvisualacuitycorrection.Shedevelopedhyperemiaandphotophobiainbotheyesandvisitedanotherclinic（B）.Shewasdiagnosedwithbilateralherpeskeratitisandreceivedtreatment,buttherewasnoimprovement.ShethenvisitedhospitalCandwasreferredtoourdepartmentforsuspectedbilateralAcanthamoebakeratitis.CulturesfromcornealcurettageandhercontactlenscasewerepositiveforAcanthamoeba.Sincethelenscasewasaone-unitcasewithoutleftandrightsepara-tion,Acanthamoebakeratitismayhavedevelopedinbotheyesmediatedbythecaseandthestoragesolution.Theuseofpovidone-iodineandalenscasewithseparateleftandrightcompartmentsmayreducethepossibilityofbilateralinvolvement.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）34（4）：555.559,2017〕Keywords：アカントアメーバ，角膜炎，オルソケラトロジー，コンタクトレンズ．Acanthamoeba,keratitis,or-thokeratology,contactlens.はじめにオルソケラトロジーレンズとは，就寝中のみに装用して角膜形状を変化させることで，日中の裸眼視力の向上を目的にしたリバースジオメトリーとよばれる，特殊なデザインをもつハードコンタクトレンズである1）．とくにリバースカーブとよばれる部分は，1mm程度の狭い溝構造となっており，通常のこすり洗いでも汚れが落ちにくいといわれている．睡眠時装用による涙液交換の低下，角膜酸素不足による上皮細胞のバリア機能の障害なども感染症のリスクになりうると考えられている2.4）．現在の日本でおもに流通しているのは，医薬品医療機器総合機構（PMDA）の認可を受けたaオルソK，マイエメラルド，ブレスオーコレクトなどがあるが，本症例で使用されていたオサートのようにPDMA未認可のものもある．〔別刷請求先〕三田村浩人：〒160-8582東京都新宿区信濃町35慶應義塾大学医学部眼科学教室Reprintrequests：HirotoMitamura,M.D.,DepartmentofOphthalmology,KeioUniversitySchoolofMedicine,35Shinanomachi,Shinjuku-ku,Tokyo160-8582,JAPANアカントアメーバ角膜炎は，われわれの周辺環境の至る所に生息する原虫であるアカントアメーバが原因で発症する．アカントアメーバ角膜炎は進行するときわめて難治であり，高度の視力障害をきたす例も少なくない5）．アカントアメーバは栄養体とシストの2つの形態があり，生育条件が悪化するとシスト化し，さまざまな薬物治療に抵抗する6）．アカントアメーバ角膜炎は1974年に英国で初めて報告され7），日本では1988年に石橋らが初めて報告した8）．米国では2004年以降急激な増加が指摘され9），わが国でも同様に今世紀に入ってから増加傾向にあり10），近年ではオルソケラトロジーレンズ装用者で報告され始めている11,12）．今回筆者らは，オルソケラトロジーレンズ使用中に両眼アカントアメーバ角膜炎を発症した症例を経験したので報告する．I症例患者：13歳，女性．主訴：両眼）視力低下，充血，眼痛．現病歴：近医Aでオルソケラトロジーレンズ（オサート）を8カ月ほど前から使用開始し，日中は追加矯正のため1日交換型のソフトコンタクトレンズを使用していた．2015年11月，両眼の充血と羞明を自覚し，近医Aが休日であったaため症状出現2日後に近医Bを受診，両眼のヘルペス角膜炎の診断を受けた．アシクロビル眼軟膏，モキシフロキサシン点眼液，プラノプロフェン点眼液，フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム点眼液による治療が開始され通院するも症状が改善せず，近医Aでもヘルペスの治療を継続するよう指示されたため，症状出現8日後に近医Cを受診したところ放射状角膜神経炎を認め，アカントアメーバ角膜炎の疑いで同日当科紹介となった．初診時所見：視力は右眼0.2（1.0×sph.3.75D（cyl.2.50DAx25°），左眼0.5（0.9p×sph.1.75D（cyl.3.00DAx20°）．細隙灯顕微鏡では両眼ともに充血と輪部結膜の腫脹，特徴的な放射状角膜神経炎，点状表層角膜症，角膜上皮欠損，角膜混濁を認めた（図1,2）．前眼部OCT（CASIA）では，両眼ともに角膜全体に軽度の浮腫を認め，上皮下を中心に，軽度の角膜混濁が出現していた．生体共焦点顕微鏡（HRT-II）では，両眼ともに角膜上皮内にアカントアメーバのシストと思われる，白血球（10.15μm）よりも少し大きな直径15.25μmの高輝度な円形構造物を多数認めた（図3,4）．塗抹検査ではグラム染色とファンギフローラY染色を施行するもアメーバのシストは陰性であったが，培養では右眼の角膜擦過物から3日後に栄養体が検出され，アメーバ陽bc図1初診時右眼前眼部写真a：充血と輪部結膜の腫脹．b：特徴的な放射状角膜神経炎（強膜散乱法）．c：点状表層角膜症，偽樹枝状の角膜上皮欠損（フルオレセイン染色）．ab図2初診時左眼前眼部写真a：充血と輪部結膜の腫脹．b：特徴的な放射状角膜神経炎，左眼と比べて瞳孔領にも角膜混濁が強い（強膜散乱法）．c：点状表層角膜症，偽樹枝状の角膜上皮欠損（フルオレセイン染色）．図3初診時右眼画像検査写真a：角膜上皮内にアカントアメーバのシストと思われる直径15.25μmの高輝度な円形構造物を認める（.，生体共焦点顕微鏡HRT-II）．Scalebar：50μm．b：角膜全体に軽度の浮腫を認め，不正乱視を認める（CASIA）．c：上皮下を中心とした軽度の角膜混濁を認める（CASIA）．図4初診時左眼画像検査写真a：右眼と同様に角膜上皮内にアカントアメーバのシストと思われる直径15.25μmの高輝度な円形構造物を認める（.，生体共焦点顕微鏡HRT-II）．Scalebar：50μm．b：右眼よりやや強い角膜全体に軽度の浮腫を認め，不正乱視を認める（CASIA）．c：右眼より明確な上皮下を中心とした軽度の角膜混濁を認める（CASIA）．図5レンズケースa：別のメーカの一体型レンズケース（完全貫通型とクロスタイプ）．b：分離型ケース．図6両眼の前眼部写真と画像検査写真（治療開始後7カ月）a：角膜混濁は4時に軽度認めるのみとなっている（右眼）．b：不正乱視が大幅に改善した（右眼CASIA）．c：角膜厚は正常にまで改善した（右眼CASIA）．d：瞳孔領に角膜混濁がまだ残存している（左眼）．e：不正乱視が大幅に改善したものの軽度残存している（左眼CASIA）．f：角膜厚は改善してきたが不均一な部分を認める（左眼CASIA）．性が確認された．また，左眼の培養は陰性であったものの，レンズケースの保存液からもアメーバが培養で陽性であった．レンズケースからは他にChryseobacteriummeningos-peticum，Stenotrophomonasmaltophilia，Acinetobacterlwo.i，nonfermentativeG-neg.rodsが陽性であったが，いずれもニューキノロン系抗菌薬に感受性を認めた．使用していたケア用品はオフテクス社のバイオクレンエルI（液体酵素洗浄剤）とバイオクレンエルII（陰イオン界面活性剤），週1回のアクティバタブレットMini（蛋白分解酵素，脂肪分解酵素，非イオン界面活性剤，陰イオン界面活性剤）であった．本症例のレンズケースは培養に提出したため破棄されてしまい，また同メーカのものも，その後入手できなかったため図5aのケースは本症例のものではないが，写真のように左右のレンズが一体型でセットされ，保存液が両側にいきわたる構造であった．経過：通院治療にて週2回の病巣.爬と，レボフロキサシン点眼液1日6回，自家調剤した0.02％クロルヘキシジン点眼液1時間毎，ボリコナゾール点眼液1時間毎，ピマリシン眼軟膏1日1回就寝前，イトリコナゾール内服を開始，治療開始4週後，角膜混濁の増悪と上皮不整などにより，矯正視力右眼0.5，左眼0.01まで低下したが，その後は徐々に改善を認めた．初診時から10カ月経過し両眼ともに軽度の角膜混濁を認めるものの，右眼は0.09（1.2×sph.5.75D（cyl.0.75DAx70°），左眼は0.15（1.2×sph.4.50D）まで改善した（図6）．II考按本症例では当院初診の時点で患者本人も家族も適切にレンズケアをしていると認識していたが，後日詳細に尋ねると充血などの症状が出現する約1週間前に，保存液がなくレンズケースを水道水で保存したことが判明した．レンズケースの保存液からはアカントアメーバが培養検査にて陽性と判定とされ，ケースは左右一体型であったことから，水道水からアメーバが混入し，ケース・保存液・レンズを介して，両眼に発症した可能性も考えられた．その他の発症の要因としては日中も追加矯正のため1日交換型のソフトコンタクトレンズを使用していたため，涙液交換の低下・酸素不足により上皮バリア機能の低下がより促進された可能性がある．また，オサートRが強度近視への矯正も可能にするステップアップ形式とよばれる装用方法を採用しており，複数のレンズについて時期をずらして使い分ける必要があり，長期間保存液に入れたままのレンズを再度使用していたことなども原因となった可能性がある．Wattらによれば，オルソケラトロジーレンズによる感染性角膜潰瘍を発症した123例のうち緑膿菌が46例（38％），アカントアメーバが41例（33％）と2大原因とされている13）．筆者らが文献を渉猟した限りでは，日本でのオルソケラトロジーレンズによるアカントアメーバ角膜炎の報告は片眼発症のみで11,12），両眼発症の報告は本症例が初めてであり，海外でも数例しか報告がない14,15）．日本におけるオルソケラトロジーレンズによるアカントアメーバ角膜炎片眼発症の報告は，加藤らが11歳女児の症例を報告しており，初診時矯正視力（0.03）であったが，治療開始後8カ月で（1.0）まで改善している11）．また，加治らは2例報告しており，17歳と18歳のいずれも女性であり初診時矯正視力は（0.1）と（0.2）であったが，治療後の矯正視力は2例ともに（1.2）まで改善している12）．日本におけるオルソケラトロジーにおける感染発症率の報告としては，日本眼科医会が行った全国規模のアンケート調査があり，具体的な菌種などは不明であるが感染性角膜潰瘍を7.7％の施設が経験している16）．一方で平岡らのaオルソKR3年間のオルソケラトロジー使用成績調査69例136眼（8施設）では感染症の発症はないことから，レンズの種類や指導を行う施設によって発症率に差があると思われる17）．オルソケラトロジーレンズ使用を起因とする眼感染症を未然に防ぐためには，適応度数を超えた無理な矯正はレンズのベースカーブ部を過度にフラットなフィッティングにさせることとなり角膜中央部へのびらんを生じやすいことからも18），2009年に日本コンタクトレンズ学会が作成したオルソケラトロジー・ガイドライン（以下，ガイドライン）1）に提示されている基準以上の近視にはレンズを処方しないなどのガイドラインの遵守が重要である．一方で，日本のガイドラインでは20歳以上の処方を原則としているが，本症例を含めて日本眼科医会のアンケート調査では20歳未満への処方が66.8％行われているのが実情である15）．ガイドラインを逸脱して処方する場合は，より慎重なインフォームド・コンセントが求められる．さらにCopeら19）が報告しているコンタクトレンズ装用時の感染に関するリスクファクターを参考にして，レンズを水道水では保管しない，ケースを完全に乾燥させるなどの適切なレンズケアを患者へ周知させる必要がある．一方で医療者側もオルソケラトロジーレンズによって両眼にアカントアメーバ角膜炎が発症する可能性を認識する必要がある．具体的な感染コントロールの方法としては，眼科医による定期検査，適切なレンズ装用の指導，レンズ上における汚れが付着しやすい部位への綿棒によるこすり洗い，消毒効果がより高いポビドンヨードによるレンズ洗浄の推奨などがあげられる．さらに本症例のような両眼発症という事態を予防するために，同環境・同条件で管理されることから完全な対策ではないものの，左右が分離されたレンズケース（図5b）を使用することで，ケース・保存液・コンタクトレンズを介する両眼感染のリスクを減らすことができると考えられる．本論文の要旨は第59回コンタクトレンズ学会（2016）にて発表した．文献1）日本コンタクトレンズ学会オルソケラトロジーガイドライン委員会：オルソケラトロジー・ガイドライン．日眼会誌113：676-679,20092）SunX,ZhaoH,DengSetal：lnfectiouskeratitisrelatedtoorthokeratology.OphthalmicPhysiolOpt26：133-136,20063）HsiaoCH,LinHC,ChenYFetal：Infectiouskeratitisrelatedtoovernightorthokeratology.Cornea24：783-788,20054）Araki-SasakiK,NishiI,YonemuraNetal：Characteris-ticsofPseudomonascornealinfectionrelatedtoorthokera-tology.Cornea24：861-863,20055）鳥山浩二，鈴木崇，大橋裕一ほか：アカントアメーバ角膜炎発症者数全国調査．日眼会誌118：28-32,20146）日本眼感染症学会感染性角膜炎診療ガイドライン第2版作成委員会：感染性角膜診療ガイドライン（第2版）．日眼会誌117：484-490,20137）NagintonJ,WatsonPG,PlayfairTJetal：Amoebicinfec-tionoftheeye.Lancet2（7896）：1537-1540,19748）石橋康久，松本雄二郎，渡辺亮子ほか：Acanthamoebakeratitisの1例─臨床像病原体検査法および治療についての検討─．日眼会誌92：963-972,19889）ThebpatiphatN,HammersmithKM,RochaFNetal：Acanthamoebakeratitis：aparasiteontherise.Cornea26：701-706,200710）石橋康久：最近増加するアカントアメーバ角膜炎─報告例の推移と自験例の分析─．眼臨紀3：22-29,201011）加藤陽子，中川尚，秦野寛ほか：学童におけるオルソケラトロジー経過中に発症したアカントアメーバ角膜炎の1例．あたらしい眼科25：1709-1711,200812）加治優一，大鹿哲郎：オルソケラトロジーレンズ装用者に生じたアカントアメーバ角膜炎の2例．眼臨紀7：728,201413）WattKG,SwarbrickHA：Trendsinmicrobialkeratitisassociatedwithorthokeratology.EyeContactLens33：373-373,200714）KimEC,KimMS：Bilateralacanthamoebakeratitisafterorthokeratology.Cornea29：680-682,201015）TsengCH,FongCF,ChenWLetal：Overnightorthoker-atologyassociatedmicrobialkeratitis.Cornea24：778-782,200516）柿田哲彦，高橋和博，山下秀明ほか：オルソケラトロジーに関するアンケート調査集計結果報告．日本の眼科87：527-534,201617）平岡孝浩，伊藤孝雄，掛江裕之ほか：オルソケラトロジー使用成績調査3年間の解析結果．日コレ誌56：276-284,201418）吉野健一：オルソケラトロジーによる合併症（2）角膜感染症．あたらしい眼科24：1191-1192,200719）CopeJR,CollierSA,ScheinODetal：Acanthamoebaker-atitisamongrigidgaspermeablecontactlenswearersintheUnitedStates,2005through2011.Ophthalmology123：1435-1441,2016＊＊＊</p>
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		<title>小児におけるオルソケラトロジーの有効性および安全性の検討</title>
		<link>https://www.atagan.jp/article/20141133.htm</link>
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		<pubDate>Sat, 29 Nov 2014 15:33:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[記事]]></category>
		<category><![CDATA[オルソケラトロジー]]></category>
		<category><![CDATA[角膜内皮細胞]]></category>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科31（11）：1727.1730，2014c小児におけるオルソケラトロジーの有効性および安全性の検討箱﨑理花＊1稗田牧＊2中村葉＊2小泉範子＊1,2木下茂＊2＊1同志社大学生命医科学部医工学科＊2京 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科31（11）：1727.1730，2014c小児におけるオルソケラトロジーの有効性および安全性の検討箱﨑理花＊1稗田牧＊2中村葉＊2小泉範子＊1,2木下茂＊2＊1同志社大学生命医科学部医工学科＊2京都府立医科大学大学院医学研究科視覚機能再生外科学EfficacyandSafetyofOrthokeratologyinChildrenRikaHakozaki1）,OsamuHieda2）,YouNakamura2）,NorikoKoizumi1,2）andShigeruKinoshita2）1）TheDepartmentofBiomedicalEngineering,FacultyofLifeandMedicalSciences,DoshishaUniversity,2）DepartmentofOphthalmology,KyotoPrefecturalUniversityofMedicine目的：小児のオルソケラトロジーについて，6カ月間のオルソケラトロジーレンズ装用が角膜に与える効果とその安全性を評価する．対象および方法：対象はオルソケラトロジーレンズを6カ月間装用した小児9例13眼（男性5例，女性4例）である．治療開始年齢は8.12歳であり，平均年齢10.0±1.8歳，開始時自覚等価球面度数.2.31±0.57Dであった．初診時に眼科的異常のないことを確認のうえ，オルソケラトロジーレンズの規格を決定し，レンズの就寝時装用を開始した．定期検診で細隙灯顕微鏡を用いたレンズのフィッティング，角膜上皮障害の有無の確認，また裸眼視力，自覚屈折度数，角膜内皮細胞数，角膜厚，角膜形状を検査した．結果：裸眼視力，等価球面度数ともに治療開始前後で有意差を認めた（p＜0.01）．角膜内皮細胞密度は治療開始前後で有意差は認めなかった．中央部角膜厚は治療開始前と開始後6カ月で有意差を認めた（p＜0.05）．角膜前面のbestfitsphere（BFS），中央部elevationともに治療開始前後で有意差を認めた．角膜後面のBFS，中央部elevationともに治療開始前後で有意差は認めなかった．結論：6カ月間におけるオルソケラトロジーは小児に適応しても，角膜内皮細胞への影響は認められず，その変化は成人と同等に角膜前面の変化のみであり，安全で効果的であることが示唆された．Purpose：Toevaluatetheefficacyandsafetyofovernightorthokeratologyinchildren.Methods：Recruitedfor6monthsoforthokeratologywere13eyesof9children（5male,4female）；age（mean±standarddeviation）：10.0±1.8years；range：8.12years；subjectivesphericalequivalentrefractiveerror：-2.31±0.57D；datefromalleyeswereanalyzed.Thechildrenexhibitednormalocularfindings；overnightlenswearwasinitiated.Lensfitting,cornealepithelialfindings,uncorrectedvisualacuity,subjectivesphericalequivalentrefractiveerror,cornealendothelialcelldensity,cornealthicknessandcornealshapewereinvestigated.Results：Uncorrectedvisualacuityandsubjectivesphericalequivalentrefractiveerrorexhibitedsignificantdifferenceinthetreatmentperiod（p＜0.01）.Cornealendothelialcelldensitydidnotdecreaseduringthetreatmentperiod.Cornealthicknessatthecenterexhibitedsignificantdifferencebetweenstartoftreatmentandafter6months（p＜0.05）.Best-fitsphere（BFS）andcentralelevationoftheanteriorsurfaceofthecorneachangedsignificantlyduringthetreatmentperiod.BFSandcentralelevationoftheposteriorsurfaceofthecorneadidnotchangeduringthetreatmentperiod.Conclusions：Cornealendothelialcelldensitydidnotdecreasewithin6months.Changeincornealshapewasseenonlyattheanteriorsurface,asinadults.Ourdatesuggestthat6monthsoforthokeratologyinchildreniseffectiveandsafe.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）31（11）：1727.1730,2014〕Keywords：オルソケラトロジー，角膜内皮細胞，角膜厚，角膜形状．orthokeratology,cornealendothelialcell,cornealthickness,cornealshape.〔別刷請求先〕箱﨑理花：〒630-0101奈良県生駒市高山町8916-5学生宿舎1405Reprintrequests：RikaHakozaki,GakuseiShukusha1405,8916-5Takayamacho,Ikoma,Nara630-0101,JAPAN0910-1810/14/\100/頁/JCOPY（161）1727はじめにオルソケラトロジーとは，特殊に設計されたコンタクトレンズ（オルソケラトロジーレンズ）を装用することで，角膜形状を変化させ，屈折異常を矯正することを目的とする角膜屈折矯正療法である．継続的な装用で良好な裸眼視力の維持が見込まれるが，角膜形状の変化は可逆的であり，装用を中止すると角膜形状が戻り，裸眼視力も治療前の状態に戻る1）．近年は酸素透過性の高いレンズ素材の開発により，就寝時にレンズを装用し，起床時に裸眼視力の改善をめざす治療が主流である．オルソケラトロジーレンズは角膜中央部をフラット，中間周辺部をスティープに角膜矯正をする．ウサギにオルソケラトロジーを行った報告2）によると，中央部角膜上皮層のみが菲薄化する．レンズによる角膜矯正は角膜実質層に影響を与えないと考えられ，成人に対するオルソケラトロジーの報告3,4）によると，レンズによる角膜形状変化は角膜全体ではなく角膜前面で起こる．オルソケラトロジーは近視矯正法として，世界各国に普及している．特に開発，研究をした米国ではFoodandDrugAdministrationがその安全性を承認している．また，近視進行が抑制されるというmyopiacontrolの報告5,6）があるが，症例数の少なさや個人差があることも報告されている．角膜感染症の問題から，未成年に対するオルソケラトロジーの適応は慎重にするべきと考えられているが，近視進行抑制の効果を期待しアジア各国では小児に対する治療を積極的に行っている．本研究は，報告が少ない小児のオルソケラトロジーについて，6カ月間のオルソケラトロジーレンズ装用が角膜に与える効果とその安全性を評価する．I対象および方法対象は，京都府立医科大学付属病院眼科を受診し，本研究の趣旨，また京都府立医科大学倫理委員会の承認を受けたことを説明したうえで同意を得た9例13眼（男性5例，女性4例）である．治療開始年齢は8.12歳であり，平均年齢10.0±1.8歳，開始時自覚等価球面度数.2.31±0.57Dであった．毛様体筋の調節麻痺下でオートレフケラトメータARK-730A（NIDEK社）による他覚的屈折検査および自覚的屈折検査を行い，自覚的屈折検査値が等価球面度数.1.5D..4.50Dの症例のみを適応とした．他に不同視差が1.5D未満，乱視が1.5D未満，斜視でない，狭隅角でない，眼科の手術歴や眼外傷歴がない，緑内障，糖尿病網膜症，未熟児網膜症，弱視，円錐角膜，ヘルペス角膜炎，乳頭増殖などの眼疾患がない，Marfan症候群，糖尿病などの全身疾患がない，過去にバイフォーカルや累進屈折力の眼鏡またオルソケラトロジーレンズを装用したことがないことを確認した．初診にオルソケラトロジーレンズの規格を決定し，レンズ1728あたらしい眼科Vol.31，No.11，2014の就寝時装用を開始した．定期検診で細隙灯顕微鏡を用いたレンズのフィッティング，角膜上皮障害の有無の確認，また裸眼視力，自覚屈折度数，角膜内皮細胞数，角膜厚，角膜形状を検査した．裸眼視力が0.6以下の場合，レンズを再度調整した．スペキュラーマイクロスコープEM-3000（Tomey社）で角膜内皮細胞密度を検査した．ペンタカムHR（オクレル社）で中央部角膜厚，角膜前面，後面形状を検査した．角膜厚はオルソケラトロジーレンズが作用している箇所が最も菲薄化するはずであるから，thinnestの値を比較検討した．角膜前面，後面形状は角膜の曲率半径を示すbestfitsphere（BFS）とBFSを基準球面とした高さの差分を示す中央部elevationを比較検討した．対象はペンタカムHRに搭載されている信頼指数の範囲にないデータは除外し，n＝13とした．統計学的検討は対応のあるt検定を用いた．II結果治療開始前後の平均裸眼視力，等価球面度数の経過を図1，2に示す．開始前の裸眼視力は0.14，開始後は1日0.35，1週間0.85，1カ月1.06，3カ月1.02，6カ月1.23であった．開始前の裸眼視力の分布は，0.1未満1眼，0.1以上0.3未満12眼であるが，開始後1週間で0.7未満4眼，0.7以上1.0未満4眼，1.0以上5眼であり，開始後1カ月で0.7未満1眼，0.7以上1.0未満3眼，1.0以上9眼であった．開始前の等価球面度数は.2.31±0.57D，開始後は1日.1.51±1.05D，1週間.0.48±0.44D，1カ月.0.29±.0.32D，3カ月.0.40±0.45D，6カ月.0.22±0.29Dであった．裸眼視力，等価球面度数ともに治療開始前と開始後1日以降すべてで有意差を認め（p＜0.01），視力の改善がみられた．治療開始前後の角膜内皮細胞密度の経過を図3に示す．開始前の角膜内皮細胞密度は3,057±180.9cells/mm2，開始後は1カ月2,996±184.7cells/mm2，6カ月3,045±195.5cells/mm2であった．治療開始前後で有意差は認めなかった．治療開始前後の中央部角膜厚の経過を図4に示す．開始前の中央部角膜厚は545±21.9μm，開始後は1カ月542±15.3μm，3カ月538±14.6μm，6カ月538±16.9μmであった．治療開始前と開始後6カ月で有意差を認め（p＜0.05），中央部角膜の菲薄化がみられた．角膜前面のBFSとelevationを図5，6に示す．開始前の角膜前面のBFSは7.92±0.19mm，開始後は1カ月7.96±0.20mm，3カ月7.94±0.19mm，6カ月7.96±0.20mmであった．開始前の中央部角膜前面のelevationは1.77±1.24μm，開始後は1カ月.3.62±1.50μm，3カ月.4.23±1.54μm，6カ月.4.54±1.90μmであった．BFS，elevationともに治療開始前と開始後1カ月以降すべてで有意差を認めた（p＜0.05）．角膜後面のBFSとelevationを図7，8に示す．開始前の（162）レンズ装用日数レンズ装用日数治療前1日1週間1カ月3カ月6カ月治療前1日1週間1カ月3カ月6カ月レンズ装用日数治療前1日1週間1カ月3カ月6カ月治療前1日1週間1カ月3カ月6カ月0.11裸眼視力＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊p＜0.01，n＝13－3.5－3.0－2.5－2.0－1.5－1.0－0.500.5等価球面度数（D）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊p＜0.01，n＝13図1裸眼視力経過図2等価球面度数経過3,500570560n＝13＊＊p＜0.05，n＝13BFS（mm）角膜内皮細胞密度（cells/mm2）3,000Elevation（μm）角膜厚（μm）5502,5005402,000治療前1カ月6カ月530レンズ装用日数520図3角膜内皮細胞数経過レンズ装用日数＊p＜0.05，＊＊p＜0.01，n＝13図4中央部角膜厚経過治療前1カ月3カ月6カ月8.28.18.0＊＊＊＊＊24治療前1カ月3カ月6カ月＊＊p＜0.01，n＝13＊＊＊＊＊＊レンズ装用日数7.907.8－27.7治療前1カ月3カ月6カ月－4レンズ装用日数図5角膜前面BFS経過－6－8角膜後面のBFSは6.39±0.13mm，開始後は1カ月6.38±0.14mm，3カ月6.39±0.13mm，6カ月6.38±0.12mmであった．開始前の中央部角膜後面のelevationは1.08±2.22μm，開始後は1カ月1.31±2.63μm，3カ月1.62±2.47μm，6カ月1.62±2.29μmであった．BFS，elevationともに治療開始前後で有意差は認めなかった．感染症，治療を中止するような重度な角膜障害は生じなかった．また，経過観察中，裸眼視力が0.6以下でありレンズの規格を変更した症例が3例あったが，レンズ変更後良好な裸眼視力を得た．図6角膜前面elevation経過III考察本研究は，オルソケラトロジーが小児に対しても効果的，また安全であるかどうかを検討した．対象の9割が治療開始後1カ月で良好な裸眼視力を得られるとともに，最終的に全員に有効な屈折矯正ができた．また，角膜形状は角膜の前面のみ変化しており，成人と同等の結果となった．（163）あたらしい眼科Vol.31，No.11，201417296.6n＝135n＝1346.53BFS（mm）0治療前1カ月3カ月6カ月6.2治療前1カ月3カ月6カ月－1レンズ装用日数－2Elevation（μm）6.4216.3レンズ装用日数図7角膜後面BFS経過コンタクトレンズ装用の安全性を検討するうえで，角膜障害は重要な要因となる．コンタクトレンズは長時間眼表面を覆うため，酸素供給不足による角膜障害が考えられ，また角膜上皮欠損，レンズの長期装用による角膜内皮細胞密度の減少が起こりうる．本研究では，角膜内皮細胞密度の著しい減少はなく，安全に治療できたと思われる．しかし，スペキュラーマイクロスコープは角膜全体を検査しているわけではなく，中央部の一定の箇所の角膜内皮細胞しか記録してない．経過観察中，角膜内皮細胞密度の値には多少の増減が認められたが，これは撮影条件が違うことによる撮影箇所の違いが原因と考えられる．角膜内皮細胞の著しい減少を判断するには長期的なデータが必要かと考えられた．角膜前面形状はオルソケラトロジー開始後，BFSが大きくなり，角膜がフラットになることがわかった．また，角膜中央部の角膜厚，elevationからも角膜中央部が菲薄化し，BFSの基準面球面より凹面に変化した．このことはオルソケラトロジーレンズにより角膜中央部が圧迫，矯正されたことを顕著に示している．従来の報告と同様に角膜後面形状は変化せず，レンズの矯正は角膜上皮層のみであり，角膜実質層に影響を与えないことが示唆された．オルソケラトロジーは小児に対して，成人と同様な効果を期待できるが，レンズの使用に関してはむずかしい点がみられた．本研究に用いたオルソケラトロジーレンズはハードコンタクトレンズであり，破損しやすい．また，レンズケア方法も個人差があり，現時点では角膜感染症がなかったが，今後長期的な治療を続ける場合，注意すべきである．小児にハードコンタクトレンズ装用，ケアを任せるのは不十分である図8角膜後面elevation経過ため，本研究でも基本的に親の管理下で治療を行ったが，経過観察中の小児の成長とともに自身で行うこともある．小児に対するオルソケラトロジーはレンズ管理が課題ともいえる．今回の検討により，小児に対するオルソケラトロジーは短期的には安全かつ有効であり，その変化は成人と同様であることが示唆された．今後，さらに長期的な有効性と安全性の検討をすることが必要と考えられた．文献1）ChenD,LamAK,ChoP：Posteriorcornealcurvaturechangeandrecoveryafter6monthsofovernightorthokeratologytreatment.OphthalmicPhysiolOpt30：274280,20102）MatsubaraM,KameiY,TakedaSetal：Histologicandhistochemicalchangesinrabbitcorneaproducedbyanorthokeratoligylens.EyeContactLens30：198-204,20043）TsukiyamaJ,MiyamotoY,FukudaMetal：Changesinanteriorandposteriorradiiofthecornealcurvatureandanteriorchamberdepthbyorthoketatology.EyeContactLens34：17-20,20084）YoonJH,SwarbrickHA：Posteriorcornealshapechangesinmyopicovernightorthokeratology.OptomVisSci90：196-204,20135）HiraokaT,KakitaT,OkamotoFetal：Long-termeffectofovernightorthokeratologyonaxiallengthelongationinchildhoodmyopia：a5-yearfollow-upstudy,InvestOphthalmolVisSci53：3913-3919,20126）CharmJ,ChoP：Highmyopia-partialreductionorthok：a2-yearrandomizedstudy.OptomVisSci90：530539,2013＊＊＊1730あたらしい眼科Vol.31，No.11，2014（164）</p>
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		<title>学童におけるオルソケラトロジー経過中に発症したアカントアメーバ角膜炎の1例</title>
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		<pubDate>Wed, 31 Dec 2008 07:48:46 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#821 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page1（101）17090910-1810/08/\100/頁/JCLSあたらしい眼科25（12）：17091711，2008cはじめにコンタクトレンズによる近視治療であるオルソケラトロジーは，LASIK（laserinsitukeratomileusis）の適応にない未成年の若年者にも行える治療としてわが国でも行われている．なかには小学生に対して行われている例もある．オルソケラトロジーでは夜間にコンタクトレンズを装用するため角膜が低酸素状態となり，またレンズの構造上，汚れが蓄積しやすいため，ハードコンタクトレンズであるにもかかわらず感染性角膜炎の発生が少なくない．緑膿菌による細菌性角膜潰瘍の報告が最も多いが，アカントアメーバ角膜炎の報告もある13）．海外では現在までに28例の報告があり4），中国13例1），〔別刷請求先〕加藤陽子：〒236-0004横浜市金沢区福浦3-9横浜市立大学医学部眼科学教室Reprintrequests：YokoKato,M.D.,DepartmentofOphthalmology,YokohamaCityUniversitySchoolofMedicine,3-9Fukuura,Kanazawa-ku,Yokohama-shi236-0004,JAPAN学童におけるオルソケラトロジー経過中に発症したアカントアメーバ角膜炎の1例加藤陽子＊1中川尚＊2秦野寛＊3大野智子＊1林孝彦＊1佐々木爽＊1水木信久＊1＊1横浜市立大学医学部眼科学教室＊2徳島診療所＊3ルミネはたの眼科ACaseofAcanthamoebaKeratitisThatDevelopedduringtheCourseofOrthokeratologyYokoKato1）,HisashiNakagawa2）,HiroshiHatano3）,TomokoOhno1）,TakahikoHayashi1）,SayakaSasaki1）andNobuhisaMizuki1）1）DepartmentofOphthalmology,YokohamaCityUniversitySchoolofMedicine,2）TokushimaEyeClinic,3）HatanoEyeClinicオルソケラトロジー経過中に発症したアカントアメーバ角膜炎の症例を経験した．症例は11歳，女児．9歳よりオルソケラトロジーを行っていた．右眼の充血を自覚し，近医にてアレルギー性結膜炎と診断された．その後眼痛，霧視が出現し，副腎皮質ステロイド薬，抗菌薬点眼を行ったが改善せず横浜市立大学付属病院眼科を紹介受診した．初診時視力は，右眼（0.03），左眼（1.2）であった．毛様充血と角膜中央部の類円形の浸潤病巣，および放射状角膜神経炎があり，病巣擦過物の塗抹標本でアカントアメーバのシストが認められ，アカントアメーバ角膜炎と診断した．0.02％クロルヘキシジン，フルコナゾールの頻回点眼，ピマリシン眼軟膏の点入を行い，角膜浸潤は徐々に軽減し約8カ月で上皮下混濁を残すのみとなった．矯正視力は（1.0）まで改善した．オルソケラトロジーにおいて，細菌性角膜潰瘍と並び，アカントアメーバ角膜炎も注意すべき感染症の一つと考えられた．AcaseofAcanthamoebakeratitisduetoorthokeratologyisreported.Thepatient,an11-year-oldfemalewhohadbeenundergoingorthokeratologysincetheageof9,developedhyperemiaandwasdiagnosedwithallergicconjunctivitis.Shesubsequentlysueredocularpainandblurredvision；topicalsteroidandantibioticswereinitiat-ed,butherconditiondidnotimprove.Atinitialvisit,hercorrectedvisualacuitywas0.03fortherighteye.Hyper-emia,circularinltrativelesionatthecenterofthecornea,radialneurokeratitisandciliaryhyperemiawereobserved.WefoundanAcanthamoebacystinherscrapedsmear,stainedwithGiemsaandfungiora,anddiag-nosedAcanthamoebakeratisis.Thepatientwastreatedwithinstillationof0.02％chlorhexidine,uconazoleandophthalmicpimaricinointment,afterwhichonlyasubepitheliallesionremained.At8months,hervisualacuityhadimprovedto1.0.Inorthokeratology,itisimportanttobeawareofpotentialinfections,includingAcanthamoebaker-atitis.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）25（12）：17091711,2008〕Keywords：オルソケラトロジー，アカントアメーバ角膜炎．orthokeratology,Acanthamoebakeratitis.&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page21710あたらしい眼科Vol.25，No.12，2008（102）台湾4例2,3），韓国4例5），オーストラリア3例6,7），アメリカ2例8,9），カナダ2例10）と，アジア諸国で多くみられる傾向にある．わが国では海外で処方され国内で発症した1例11）が報告されているのみである．今回筆者らは，小学生のオルソケラトロジー経過中に発症したアカントアメーバ角膜炎の1例を経験したので報告する．I症例患者：11歳，女児．主訴：右眼充血．現病歴：平成18年1月上旬に右眼の充血が出現したためオルソケラトロジーレンズ処方医を受診した．アレルギー性結膜炎と診断され，抗アレルギー点眼薬を処方された．しかしながら症状は軽快せず，2月上旬には右眼眼痛，および右眼霧視も自覚したため他院を受診，オルソケラトロジーを中止した．副腎皮質ステロイド薬，抗菌薬点眼を使用したが増悪したため，2月25日，さらに別の眼科を受診した．角膜潰瘍がみられ3月3日に横浜市立大学付属病院眼科を紹介受診となった．なお，角膜潰瘍を発症した経過については，オルソケラトロジーレンズ処方医は把握していない．オルソケラトロジーの背景としては，平成14年に視力低下を自覚，近視性乱視を指摘されたが，本人が眼鏡を嫌がり，水泳をしていたこともあり，親がテレビの報道で知ったオルソケラトロジーを希望し，平成15年（9歳）より開始した．オルソケラトロジーレンズは，夜間睡眠時に約10時間装用していた．コンタクトレンズの洗浄法は，ハードコンタクトレンズ用洗浄保存液でこすり洗いを行い水道水ですすぎ，洗浄保存液を入れたレンズケースで保存するという通常の方法を行っていた．蛋白除去は週1回行っていた．コンタクトレンズの溝に対しての洗浄については特別に指導はされなかった．装着前とはずす前には人工涙液点眼を行っていた．定期検診は3カ月ごとに行っていた．初診時所見：視力は右眼0.02（0.03×3.5D（cyl-2.0DAx180°），左眼0.07（1.2×3.75D（cyl2.75DAx180°），右眼に毛様充血を認め，角膜中央部に類円形の実質浸潤病巣を認め（図1），角膜耳側には放射状角膜神経炎がみられた．オルソケラトロジーレンズ装用の既往，角膜所見よりアカントアメーバ角膜炎が疑われたため，病巣を擦過し，ギムザ染色にて鏡検を行ったところ，二重壁をもつ円形物質が認められた（図2）．ファンギフローラYR染色を行い円形の特異蛍光を示すアカントアメーバシストを確認，アカントアメーバ角膜炎と診断した．即日入院となり，0.2％フルコナゾール点眼，0.02％クロルヘキシジン点眼を1時間ごと，ピマリシン眼軟膏3回/日点入，ガチフロキサシン点眼6回/日を開始，週2回角膜掻爬を行った．1カ月後，角膜浸潤は軽減し，瞳孔領の透見が可能になった．入院7週間後より残存した角膜混濁に対し，プレドニゾロン5mg内服を開始，3カ月後より0.02％フルオロメトロン点眼に変更した．角膜混濁は経過とともに軽減した．治療開始5カ月後，フルコナゾール点眼，クロルヘキシジン点眼を中止，8カ月後にはすべての点眼薬を中止した．上皮下混濁と血管侵入は残存したが，角膜混濁はさらに軽減し，矯正視力1.0まで改善した．II考按オルソケラトロジーは，睡眠時に特殊デザインのハードコンタクトレンズを装用することにより角膜の形状を一時的に変化させ，日中の裸眼視力を向上させる屈折矯正法である．アジア地域では，近視進行遅延効果を期待し，小児へのオルソケラトロジーが多く行われている12）．しかしながら，中国，台湾では，トポグラフを用いずにコンタクトレンズを処方する，経過中の定期検診を行わない，など問題も指摘されており，アカントアメーバを含む角膜感染症が多発した一因と考えられている．コンタクトレンズ関連のアカントアメーバ角膜炎患者のう図1初診時角膜浸潤所見図2アカントアメーバシスト（ギムザ染色）&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page3あたらしい眼科Vol.25，No.12，20081711（103）ち，ハードコンタクトレンズ使用者は8.8％と少ない13）．しかも，ほとんど例外なく，レンズケアを怠ったり，定期検査を受けない，などの不適切な使い方をして発症したものがほとんどである．しかし，本症例では，指示通りの使用方法とケア方法を行っており，定期検診を受けていたが，アカントアメーバ角膜炎を発症した．感染の原因として，コンタクトレンズが固着気味でセンタリングが不良であったため，夜間装用時の涙液交換の低下により，角膜の低酸素状態をひき起こし，角膜上皮障害を生じた可能性がある．また，レンズの構造上，内面の溝部分に汚れが蓄積しやすく14），コンタクトレンズケースの洗浄や交換を行っていなかったことが汚染につながったものと考えられる．平成18年度学校現場でのコンタクトレンズ使用状況調査によると，小学生のコンタクトレンズ使用者は0.1％で，そのなかでオルソケラトロジーレンズ使用者の割合は11.1％と高率であった15）．日本において行われている治験では，オルソケラトロジーの対象は18歳以上とされているが，近視進行遅延効果を期待し，学童期にオルソケラトロジーを希望する保護者が多くみられるためと考えられる．オルソケラトロジーは，2002年に米国FDA（食品・医薬品局）で認可され，日本でも開業医を中心に行われている．しかし，現在日本では未認可であり，オルソケラトロジーに精通していない医師によるレンズ処方が行われている場合もあると考えられる．また，オルソケラトロジーによって近視が治ると誤解させたり，年齢が低いほど効果があると謳った広告を行い，幼児への処方を推奨する施設もみられる．オルソケラトロジーの長期的な経過はまだ不明なことが多い．睡眠中のコンタクトレンズ装用に伴うリスク，コンタクトレンズの管理が困難な低年齢の学童に施行することのリスク，さらに，それらに伴う角膜感染症発症のリスクを，事前に十分説明する必要があると考えられる．アカントアメーバ角膜炎は，細菌性角膜潰瘍と並んで，オルソケラトロジーにおいて注意すべき重篤な合併症であり，今後，治験の評価をふまえ，より安全に行われるような適応基準が定められる必要があると考えられる．本稿の要旨は第44回日本眼感染症学会にて発表した．文献1）SunX,ZhaoH,DengSetal：Infectiouskeratitisrelatedtoorthokeratology.OphthalmicPhysiolOpt26：133-136,20062）TsengCH,FongCF,ChenWLetal：Overnightorthoker-atology-associatedmicrobialkeratitis.Cornea24：778-782,20053）HsiaoCH,LinHC,ChenYFetal：Infectiouskeratitisrelatedtoovernightorthokeratology.Cornea24：783-788,20054）WattK,SwarbrickHA：Microbialkeratitisinovernightorthokeratology：Reviewoftherst50cases.EyeCon-tactLens31：201-208,20055）LeeJE,HahnTW,OumBSetal：Acanthamoebakeratitisrelatedtoorthokeratology.IntOphthalmol27：45-49,20076）WattKG,SwarbrickHA：Trendsinmicrobialkeratitisassociatedwithorthokeratology.EyeContactLens33：373-377,20077）WattKG,BonehamGC,SwarbrickHA：Microbialkerati-tisinorthokeratology：theAustralianexperience.ClinExpOptom90：182-187,20078）WilhelmusKR：Acanthamoebakeratitisduringorthokera-tology.Cornea24：864-866,20059）RobertsonDM,McCulleyJP,CavanaghHD：Severeacan-thamoebakeratitisafterovernightorthokeratology.EyeContactLens33：121-123,200710）YepesN,LeeSB,HillV：Infectiouskeratitisafterover-nightorthokeratologyinCanada.Cornea24：857-860,200511）福地祐子，前田直之，相馬剛至ほか：オルソケラトロジーレンズ装用者に認められたアカントアメーバ角膜炎の1例．眼紀58：503-506,200712）吉野健一：オルソケラトロジーの適応と合併症対策．眼科プラクティス9，屈折矯正完全版，p90-92，文光堂，200613）石橋康久：アカントアメーバ角膜炎37自験例の分析．眼科44：1233-1239,200214）Araki-SasakiK,NishiI,YonemuraNetal：Characteris-ticsofPsedomonascornealinfectionrelatedtoorthokera-tology.Cornea24：861-863,200515）日本眼科医会学校保健部：平成18年度学校現場でのコンタクトレンズ使用状況．日本の眼科78：1187-1200,2007＊＊＊</p>
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