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	<title>あたらしい眼科オンラインジャーナル &#187; ケジラミ</title>
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		<title>間接的感染が考えられた成人の睫毛ケジラミ症</title>
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		<pubDate>Wed, 30 May 2018 15:24:19 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[記事]]></category>
		<category><![CDATA[ケジラミ]]></category>
		<category><![CDATA[性感染症]]></category>
		<category><![CDATA[睫毛ケジラミ症]]></category>

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		<description><![CDATA[《第54回日本眼感染症学会原著》あたらしい眼科35（5）：676.678，2018c間接的感染が考えられた成人の睫毛ケジラミ症高山真祐子戸所大輔廣江孝齋藤千真秋山英雄群馬大学大学院医学系研究科脳神経病態制御学講座眼科学C [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《第54回日本眼感染症学会原著》あたらしい眼科35（5）：676.678，2018c間接的感染が考えられた成人の睫毛ケジラミ症高山真祐子戸所大輔廣江孝齋藤千真秋山英雄群馬大学大学院医学系研究科脳神経病態制御学講座眼科学CAdultCasesofPhthiriasisPalpebrarumCausedbyIndirectTransmissionMayukoTakayama,DaisukeTodokoro,TakashiHiroe,KazumaSaitoandHideoAkiyamaCDepartmentofOphthalmology,GunmaUniversityGraduateSchoolofMedicineケジラミはおもに陰毛に寄生し性感染症（STD）の一つにあげられているが，まれに睫毛に寄生し睫毛ケジラミ症を発症することがある．国内での睫毛ケジラミ症は小児例が報告されているが，成人例の報告は少ない．今回，明らかな性交渉歴やCSTDを認めず間接的感染と考えられた成人の睫毛ケジラミ症を経験した．症例C1はC38歳の女性．主訴は両眼の異物感．両眼上眼瞼睫毛根部にケジラミの虫体，卵を認めた．同日中に摘出し，その後再発なく経過した．症例C2はC69歳の女性．主訴は両眼の掻痒感．両眼上下眼瞼睫毛根部にケジラミの虫体，卵を多数認め，摘出を行った．同日に皮膚科へ紹介し，頭髪に多数の虫卵を指摘された．3日後，少数の虫体，卵の再発を認め，再度摘出を行った．その後症状は改善し，再発なく経過した．両症例とも近日中の性交渉歴やCSTDの既往はなかった．Phthiriasispubisisoneofthesexuallytransmitteddiseases（STD）causedbyinfestationofPhthiruspubis（alsocalledcrablouse）.However,itrarelyinfestseyelashesandcausesphthiriasispalpebrarum.Phthiriasispalpebrarumismainlyseeninchildren；adultcasesarerare.Here,wedescribenon-STDadultcasesofphthiriasispalpebrarumcausedbyindirecttransmission.A38-year-oldfemale（Case1）complainedofforeignbodysensationinbotheyes.Afewliceandeggswereobservedonheruppereyelashes.Afterremoval,hercomplaintimproved.A69-year-oldfemale（Case2）su.ereditchinginbotheyes.AnumberofliceandeggswerepresentonheruppereyelashesandinCfrontalChair.CAfterCtheirCrepeatedCremoval,CherCcomplaintCimproved.CThereCwereCnoCsexualCepisodesCinCeitherCcase.CWhenCadultCcasesCofCphthiriasisCpalpebrarumCareCdiagnosed,CnotConlyCSTD,CbutCalsoCindirectCtransmissionCshouldbeconsidered.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）35（5）：676.678,C2018〕Keywords：睫毛ケジラミ症，ケジラミ，性感染症．phthiriasispalpebrarum,Phthiruspubis,STD.Cはじめにケジラミ症は，吸血性昆虫であるケジラミが寄生することにより発症し，おもに性行為によって感染するため，性行為感染症（sexuallytransmitteddiseases：STD）の一つにあげられている1）．おもな寄生部位は陰毛だが，まれに睫毛への寄生も報告されている2）．睫毛ケジラミ症の好発年齢は小児であり，多くが母子間の感染である．睫毛ケジラミ症の成人例は少なく，中高齢者にはあまり認めないとされている3）．今回，明らかな性交渉歴がなく，間接的感染と考えられた成人の睫毛ケジラミ症をC2例経験した．CI症例〔症例1〕38歳，女性．初診：2015年C8月．主訴：両眼の異物感．家族歴，既往歴：特記すべきことなし．現病歴：両眼の異物感を自覚し，翌日に近医を受診した．左の睫毛に卵のようなものがあり，精査のため群馬大学病院（以下，当院）へ紹介となった．生活歴：近日中の性交渉なし．海外渡航歴なし．症状出現前にマッサージに行っており，店のタオルを目の上に乗せて施術を受けた．〔別刷請求先〕高山真祐子：〒371-8511群馬県前橋市昭和町C3-39-15群馬大学眼科学教室Reprintrequests：MayukoTakayama,DepartmentofOphthalmology,GunmaUniversityGraduateSchoolofMedicine,3-39-15Showa-machi,Maebashi,Gunma371-8511,JAPAN676（112）0910-1810/18/\100/頁/JCOPY（112）C6760910-1810/18/\100/頁/JCOPY図1症例1の左上眼瞼睫毛根に虫卵と虫体が観察される．図3症例2の左上眼瞼多数の虫体と虫卵が皮膚に張り付くように存在している．初診時所見および経過：初診時，両上眼瞼の睫毛根部に点状の皮膚出血，虫体の血糞の付着，睫毛に強固に付着する半透明の虫卵，睫毛根部に虫体を確認した（図1）．矯正視力は両眼ともC1.2，眼圧は右眼C15CmmHg，左眼C14CmmHgだった．前眼部，中間透光体，眼底に異常はなかった．外来処置室で虫卵の付着した睫毛を切除後，数匹の虫体を摘出した（図2）．受診からC7日後，違物感は改善しており，虫卵，虫体の再発はなかった．〔症例2〕69歳，女性．初診：2016年C10月．主訴：両眼の掻痒感．家族歴，既往歴：右眼は白内障手術後．他に特記すべきことなし．現病歴：2016年C10月上旬から両眼の掻痒感を自覚，改善しないためC2週間後に近医を受診した．両上眼瞼の睫毛に黄色い内容物を伴う虫卵および虫体を認め，精査のため当院へ図2症例1より摘出したケジラミの虫体大きさは約C1Cmmである．図4症例2より摘出したケジラミの虫体脚で睫毛にしがみついている場合は睫毛ごと切除する必要がある．紹介となった．生活歴：近日中の性交渉なし．海外渡航歴なし．症状出現前に一人暮らしの息子宅の掃除に行った．初診時所見および経過：両上下眼瞼に点状の皮膚出血，虫体の血糞の付着，上下睫毛根部に多数の半透明の虫卵の付着，睫毛根部に張りつく多数の虫体を確認した（図3）．矯正視力は右眼C1.2，左眼C0.5，両眼とも前眼部に異常はなく，右眼は眼内レンズ挿入眼，左眼は後.下白内障を認めた．外来処置室で虫卵の付着した睫毛を切除後，縫合鑷子を用いて張りつく虫体を.ぐように摘出し，計C26匹の虫体を摘出した（図4）．同日，皮膚科も受診し，前頭部を中心とする頭髪に多数の虫卵の付着を認めた．陰毛はほぼ欠落しておりケジラミの寄生は確認できず，頭部ケジラミ症の診断のもとスミスリンローションRを用いて治療を開始した．受診からC3日後，痒みの自覚症状は消失したものの，両上下睫毛に新たな皮膚出血，血糞の付着，虫卵および虫体の再発を認めた．外（113）あたらしい眼科Vol.35，No.5，2018C677来処置室で再度摘出を行い，計C14匹摘出した．受診からC7日後とC10日後は虫卵，虫体の再発がなく経過した．CII考按人体に寄生するシラミ類は，ケジラミ，アタマジラミ，コロモジラミに分類される．ケジラミは約C1週間で孵化し，吸血を始める．雌はC1日C1.4個産卵し，一生の産卵総数はC30.40個，寿命は約C1カ月である．大きさはC1Cmm前後，幅が広く，蟹のような前脚と爪をもつためCcrabClouseとよばれている．寄生部位は陰毛，腋毛で，まれに脛毛，胸毛，頭髪（とくに小児），眉毛，睫毛につくことがある4,5）．ケジラミが睫毛に寄生する理由としては，ケジラミは本来アポクリン腺の臭気を好み寄生するが，マイボーム腺がアポクリン腺と類似した構造をもつため眼瞼にも寄生するといわれている4）．アタマジラミとコロモジラミは形態的に似ているため分類は不可能であり，髪の毛に寄生しているか，衣類に寄生しているかといった生態による区分が分類の限界とされている．色はやや褐色がかっており，大きさはC2.4Cmm前後，縦に細長い形をしている．アタマジラミはまれに眉毛に寄生するが，睫毛には寄生しない．コロモジラミは衣服や下着の縫い目に卵を産み，皮膚上を移動して吸血する6）．したがって睫毛にシラミの寄生をみた場合は，ケジラミである可能性が高いと考えられる．シラミの治療については，陰毛や頭髪に寄生した場合は0.4％フェノトリン粉剤を隔日で塗布または洗髪することにより除虫する．しかし，フェニトリン粉剤は睫毛使用での安全性は確立されていない．添付文書には目に入らないよう注意との記載があり，薬剤の刺激が強く，角膜炎，眼瞼炎などを引き起こす可能性がある．よって，睫毛ケジラミ症の治療の基本は虫体・虫卵の摘出である．卵は粘着性の強い膠質で毛に付着しているため，睫毛から除去することは困難であり，睫毛ごと切除を行う．残存した虫卵が孵化し再発することがあるため，週C2回程度は再発が確認できなくなるまで繰り返し施行する必要がある．海外での報告では，1％水溶性マラチオンを塗布した症例も報告されている7）．また，イベルメクチンの内服薬はダニやシラミに効果があることがわかってきており，海外では，睫毛ケジラミ症に対してイベルメクチン内服の治療効果が報告されている8）．わが国において現在はイベルメクチンの保険適用は糞線虫症と疥癬症のみであるが，今後，局所療法での治療抵抗例などに対して適用拡大が期待される．国内での睫毛ケジラミ症の報告はC4歳以下の幼児に多い．理由としては，幼児は成人に比べ発汗，流涙によってある程度の睫毛部の湿度が保たれているため，ケジラミが寄生しやすい環境であることと，幼児は顔を枕やベッドに伏せて寝ていることが多く，その際に寝具に存在していたケジラミが睫毛に寄生する可能性があるからと考えられている9）．接触の密な親子間，とくに母子間での感染も多いとの報告もある10）．まれに成人の睫毛ケジラミ症を経験することがあり，その患者の多くがCSTDによる感染，または他のCSTDを合併している11）．このことから，成人例を診た場合は，患者だけではなく配偶者やパートナー，生活背景についての問診を行うことが重要であり，これによりピンポン現象を防止するきっかけにもなると考えられる．しかし，今回のC2症例は，近日中の明らかな性交渉歴や他にCSTDは認めなかった．症例C1は発症時期からマッサージ店で使用したタオルが感染源として疑わしく，症例C2では発症前に行った掃除の際に寝具などから間接的にケジラミに感染した可能性が考えられる．ヒトから離れたケジラミはC9.44時間は生存可能であるため，生存期間内であれば間接的に感染することはありうる．成人の睫毛ケジラミ症に遭遇した場合，STDとしての感染経路（直接感染）以外ににも，タオルや寝具などを介した間接的感染経路の可能性もありうることが示唆された．利益相反：利益相反公表基準に該当なし文献1）清田浩，石地尚興，岸本寿男ほか：性感染症診断・治療ガイドラインC2016．日本性感染症学会誌27：4-170,C20162）雑賀可珠也，山中修，岡田由香ほか：眼瞼ケジラミ症の3例．臨眼55：1498-1499,C20013）中村聡，秦野寛：睫毛ケジラミ症．臨眼C46：913-914,C19924）小門正英：眼瞼ケジラミ症．眼科58：1077-1082,C20165）森下哲夫，加納六郎，田中寛：新寄生虫病学第C10版．p239-240,南山堂，19846）富田靖，橋本隆，岩月啓氏ほか：標準皮膚科学第C10版．p461-463，医学書院，20137）RundlePA,HughesDS：PhthiruspubisCinfestationoftheeyelids.BrJOphthalmolC77：815-816,C19938）BurkhartCCN,CBurkhartCCG：OralCivermectinCtherapyCforCphthiriasisCpalpebrum.CArchCOphthalmolC118：134-135,C20009）荻野哲男，竹田宗泰，今泉寛子ほか：幼児における睫毛ケジラミ摘出のC2例．眼科手術19：423-425,C200610）上敬宏，方倉聖基，向井聖ほか：睫毛切除が有効であった小児睫毛ケジラミ症のC4例．眼科48：1293-1296,C200611）井内足輔，白石久子，志和健吉：眼瞼毛じらみ症の青年例．眼臨紀1：752-754,C2008＊＊＊（114）</p>
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