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	<title>あたらしい眼科オンラインジャーナル &#187; コントラスト感度</title>
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		<title>imo vifa を用いたコントラスト感度検査の再現性と 有用性の検討</title>
		<link>https://www.atagan.jp/article/20251217.htm</link>
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		<pubDate>Tue, 30 Dec 2025 15:17:23 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科42（12）：1555.1565，2025cimovifaを用いたコントラスト感度検査の再現性と有用性の検討水上菜美＊1後藤克聡＊1荒木俊介＊1,2山下力＊1,2三木淳司＊1,2＊1川崎医科大学眼科 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科42（12）：1555.1565，2025cimovifaを用いたコントラスト感度検査の再現性と有用性の検討水上菜美＊1後藤克聡＊1荒木俊介＊1,2山下力＊1,2三木淳司＊1,2＊1川崎医科大学眼科学1教室＊2川崎医療福祉大学リハビリテーション学部視能療法学科CRepeatabilityandClinicalUtilityofContrastSensitivityTestingUsingImovifaNamiMizukami1）,KatsutoshiGoto1）,SyunsukeAraki1,2）C,TsutomuYamashita1,2）CandAtsushiMiki1,2）1）DepartmentofOphthalmology1,KawasakiMedicalSchool,2）DepartmentofOrthoptics,FacultyofRehabilitation,KawasakiUniversityofMedicalWelfareC目的：視機能評価機Cimovifa（クリュートメディカルシステムズ）を用いたコントラスト感度（CS）検査の再現性と有用性を検討した．対象および方法：正常眼を対象にC3回連続測定を行い，級内相関係数（ICC）により再現性を評価した．また，白内障CI（視力良好群），白内障CII（視力不良群），視神経疾患，正常群のC4群間でCCSを比較検討した．検査条件は明所と暗所，片眼遮閉下と両眼開放下，視標はリングと縞とし，コントラスト曲線下面積（AULCSF）値を定量した．結果：正常眼のCAULCSF値のCICCはC0.88.0.97と全条件下で高かった．白内障CIIと視神経疾患群の明所CSは白内障CIよりも有意に低下した（p＜0.05）．視神経疾患のCCSは正常群よりも低空間周波数での低下が顕著であった．結論：imovifaのCAULCSF値はいずれの条件下でも高い再現性を示し，各疾患において通常の視力検査では検出できない視覚の質の評価に有用であることが示唆された．CPurpose：ToCevaluateCtheCrepeatabilityCandCclinicalCutilityCofCcontrastsensitivity（CS）testingCusingCtheCimovifa（CREWTCMedicalSystems）visualC.eldCanalyzer.CSubjectsandMethods：RepeatabilityCwasCassessedCbyCper-formingthreeconsecutivemeasurementsonnormaleyesandcalculatingtheintraclasscorrelationcoe.cient（ICC）C.CSwascomparedamongfourgroups：（1）cataract（CAT）groupI（goodvisiongroup）,（2）CATgroupII（poorvisiongroup）,（3）opticneuropathy（ON）C,and（4）anormalgroup.Testconditionsincludedphotopicandscotopic,monocularocclusionandbinocularopen,withvisualstimuliconsistingofringsandstripes.Theareaunderthelogcontrastsensitivityfunction（AULCSF）wasquanti.ed.Results：TheICCforAULCSFvaluesinnormaleyeswashigh（0.88to0.97）underallconditions.PhotopicCSwassigni.cantlyreducedinCATgroupIIandONcomparedtoCATgroupI（p＜0.05）C.CSintheONgroupshowedamorepronounceddeclineatlowspatialfrequenciescom-paredCtoCtheCnormalCgroup.CConclusion：AULCSFCvaluesCmeasuredCbyCimoCvifaCdemonstratedChighCrepeatabilityCunderCallCconditions,CandCsuggestCthatCimoCvifaCbasedCquanti.cationCofCCSCmayCbeCusefulCforCassessingCqualityCofCvisioninvariousdiseases.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）C42（12）：1555.1565,C2025〕Keywords：コントラスト感度，再現性，白内障，視神経，弱視．contrastsensitivity,repeatability,cataract,opticnerve,amblyopia.Cはじめにわれわれは，日常生活において色や形，明るさなどさまざまな条件下で物を見ている．しかし，通常の視力検査は白背景に黒字の高コントラスト下での視機能評価であり，形態覚の一部を評価しているに過ぎない．そのため，通常の視力検査では各疾患による視機能への影響を検出できない可能性がある．コントラスト感度は，視力検査ではとらえきれない視機能への微細な影響を評価できる指標の一つである．コントラスト感度検査機器は，視標の呈示方法により外部視標型と内部視標型に分類される．外部視標型は印刷面の劣化や環境照度の影響を受けやすいという欠点があり1），内部視標型と比較〔別刷請求先〕水上菜美：〒701-0192岡山県倉敷市松島C577川崎医科大学眼科学C1教室Reprintrequests：NamiMizukami,DepartmentofOphthalmology,KawasakiMedicalSchool,577,Matsushima,Kurashiki,Okayama701-0192,JAPANCして再現性が低いことが報告されている2）．一方，内部視標型は環境照度を一定に保つことができる1）が，検査は自動的に進行していくため，患者の理解力によっては正確性や再現性が得られにくい場合がある3）．近年，内部視標型のコントラスト感度検査が搭載されたCimovifa（以下，imo，クリュートメディカルシステムズ）が登場した．imoは暗室を必要とせず，片眼遮閉下だけでなく両眼開放下でも視野検査とコントラスト感度検査を行うことができる機器である．しかし，筆者らが調べた限り，これまでCimoを用いたコントラスト感度検査の再現性や疾患での有用性に関する報告はない．本研究では，imoを用いたコントラスト感度検査の再現性，各疾患での有用性について検討を行ったので報告する．CI対象および方法対象はC2024年C2.3月に川崎医科大学附属病院（以下，当院）眼科外来を受診し，imoによるコントラスト感度検査，屈折検査，眼圧検査，細隙灯顕微鏡による前眼部検査，眼底検査，光干渉断層計検査が施行された患者（白内障C28例，視神経疾患C7例，弱視C1例）とした．本研究は当院倫理委員会承認のもと（倫理承認番号：6371-00），ヘルシンキ宣言に準拠して観察研究を実施した．白内障は既報4）を基に最高矯正視力C1.0以上の視力良好群（白内障CI），1.0未満の視力不良群（白内障CII）に分類し，網膜疾患や角膜疾患などの白内障以外の器質的異常を伴う患者は対象から除外した．対照群は，最高矯正視力C1.0以上で，屈折異常以外の眼科的異常がない正常眼とし，角膜乱視C2.00Dを超える患者は除外した．C1.imoによるコントラスト感度検査の仕様imoは内部視標型のコントラスト感度検査機器である（図1）．検査距離はC1Cm，検査条件は明所C100Ccd/mC2，薄暮C10Ccd/m2，暗所C1Ccd/mC2の三つからなる（図2）．視標の形状は，二重円構造（以下，リング視標）と空間周波数特性を用いた正弦波（以下，縞視標）のC2種類が搭載されている．視標の呈示方法は上下法で，呈示時間はC800Cmsとした．視標サイズ（degree）は，リング視標ではC6.3，4.0，2.5，1.6，1.0，0.64のC6種類，縞視標ではC3.0と一定である．空間周波数（cycle/degree：cpd）は，リング視標ではC1.1，1.8，2.8，4.5，7.1，10.2のC6段階，縞視標では，0.6，1.1，2.3，4.6，9.2のC5段階に設定されている．内部モニターにおいて，リング視標では大きさ，縞視標では正弦波の幅と視標の輝度が変化しながら視標が呈示され，被検者の応答をもとにコントラスト感度が決定される．また，imoは両眼開放下での片眼のコントラスト感度測定が可能である（図3）．imoは検査開始から検査後の結果表示まですべて自動で行われ，コントラスト曲線下面積（areaCunderCtheClogCcon-trastCsensitivityfunction：AULCSF）として定量評価が可能である．AULCSF値は，コントラスト感度曲線全体に対する評価方法として各周波数のコントラスト感度を対数値に換算し，その対数グラフの面積を算出した指標である．解析結果には，測定時間，瞳孔径も表示される．C2.検討項目a.正常群における再現性および明所・暗所での比較環境照度を明所と暗所，遮閉条件を片眼遮閉と両眼開放，視標をリング視標と縞視標とした条件下での測定データを用い，その再現性を解析した．屈折矯正は，自覚的屈折検査の結果を基に，画面に表示される矯正方法に従い，器機のダイヤルと付属のアタッチメントレンズを使用して実施した．測定は明所から暗所の順に，同一検者がC3回連続して行い，明所の測定後にC10分間の暗順応を実施した．再現性の評価には，検者内級内相関係数（intraclasscorrelationcoe.cient：ICC）を用いた．また，明所と暗所のコントラスト感度を比較した．さらに，明所における各条件下のC1回目の測定時間，および明所・暗所における各条件下の瞳孔径を解析対象とした．Cb.疾患における有用性白内障CI，白内障CII，視神経疾患を対象に，リング視標を用いた片眼遮閉下の明所および暗所での測定データを抽出し，各疾患群と正常群でコントラスト感度を比較した．また，不同視弱視における片眼遮閉下と両眼開放下での測定データを解析した．C3.統計学的検討小数視力はClogMARに，コントラスト感度はClogコントラスト感度に変換し，解析を行った．正常群における再現性の検討にはCICCを用いた．白内障I，白内障CII，視神経疾患，正常群のC4群間における年齢，眼圧，logMAR，等価球面度数の比較にはCKruskal-Wallis検定を用い，事後検定はSteel-Dwassで行った．各条件下における測定時間および瞳孔径の比較には一元配置分散分析を用い，事後検定にCBon-ferroniの多重比較検定を行った．明所と暗所でのコントラスト感度の比較，各条件下における明所と暗所の瞳孔径の比較には対応のあるCt検定を用いた．また，4群間におけるlogコントラスト感度の比較には共分散分析を用い，年齢を共変量として解析し，事後検定はCTukeyの多重比較で行った．統計解析の有意水準はC5％未満とし，統計ソフトはCSPSSver.22（IBM社）を使用した．明所：100（cd/m2）暗所：1（cd/m2）図1imoによる測定風景被検者は覗き込むような姿勢で測定を行う．暗室を必要とせず，片眼遮閉下および両眼開放下での測定が可能である．視標背景：10（cd/m2）図2imoの視標背景imoは明所と暗所で視標背景が異なり，明所ではC100Ccd/mC2，暗所ではC1Ccd/mC2と設定されている．視標背景はC10Ccd/mC2に固定されている．図3片眼遮閉下および両眼開放下の測定画面a：片眼遮閉下．Cb：両眼開放下．imoでは非検眼背景の選択が可能である．片眼遮閉下の測定では，消灯を選択すると非測定眼が遮閉され，測定眼に固視標と検査視標が呈示される．両眼開放下の測定では，点灯を選択すると測定眼と非測定眼の両眼に固視標が呈示され，検査視標は測定眼にのみ呈示される．のC14例C14眼の正常眼が登録され，右眼のデータを抽出しCII結果た．各条件下でのCICCの結果を表1に示す．C1.正常群における再現性および明所・暗所での比較片眼遮閉下のリング視標では，明所はC10.2CcpdのCICC0.66再現性の検討では，年齢C36.9C±6.7歳（平均C±標準偏差）を除いて高い値（0.73.0.89）を示し，暗所はすべての空間表1正常群におけるimovifaによる級内相関係数ICC級内相関係数CICC測定条件片眼遮閉両眼開放明所p値暗所p値明所p値暗所p値リング視標空間周波数（cpd）C1.1C1.8C2.8C4.5C7.1C10.2CAULCSF値C縞視標空間周波数（cpd）C0.6C1.1C2.3C4.6C9.2CAULCSF値C0.76C0.860.780.890.73C0.66C0.920.36C0.73C0.77C0.780.820.900.001C0.89p＜C0.001C0.93p＜C0.001C0.85p＜C0.001C0.930.002C0.850.009C0.85p＜C0.001C0.960.160C0.780.002C0.68C0.001C0.89p＜C0.001C0.83p＜C0.001C0.83p＜C0.001C0.88p＜C0.001Cp＜C0.001Cp＜C0.001Cp＜C0.001Cp＜C0.001Cp＜C0.001Cp＜C0.001Cp＜C0.001C0.006Cp＜C0.001Cp＜C0.001Cp＜C0.001Cp＜C0.001C0.55C0.59C0.740.970.840.880.950.43C0.75C0.75C0.900.900.950.038C0.820.023C0.92p＜C0.001C0.92p＜C0.001C0.98p＜C0.001C0.90p＜C0.001C0.93p＜C0.001C0.970.106C0.790.001C0.870.001C0.90p＜C0.001C0.97p＜C0.001C0.89p＜C0.001C0.96p＜C0.001Cp＜C0.001Cp＜C0.001Cp＜C0.001Cp＜C0.001Cp＜C0.001p＜C0.001p＜C0.001Cp＜C0.001Cp＜C0.001Cp＜C0.001Cp＜C0.001p＜C0.001表2正常群の各条件下における明所・暗所でのコントラスト感度の比較測定条件片眼遮閉両眼開放明所暗所p値明所暗所p値リング視標空間周波数（cpd）C1.1C1.8C2.8C4.5C7.1C10.2CAULCSF値C2.09±0.06C2.05±0.11C1.90±0.14C1.67±0.24C1.26±0.22C0.98±0.24C1.68±0.15C2.12±0.06C2.08±0.11C1.88±0.16C1.65±0.28C1.24±0.22C1.00±0.23C1.68±0.17C0.029C0.080C0.482C0.520C0.524C0.494C0.467C2.11±0.05C2.07±0.08C1.95±0.11C1.72±0.23C1.25±0.23C0.96±0.23C1.71±0.14C2.11±0.06C2.08±0.12C1.92±0.20C1.70±0.30C1.33±0.27C1.03±0.32C1.72±0.20C0.803C0.622C0.433C0.445C0.060C0.0720.403縞視標空間周波数（cpd）C0.6C1.1C2.3C4.6C9.2CAULCSF値C1.87±0.09C2.05±0.10C1.93±0.17C1.67±0.21C1.33±0.24C2.18±0.17C1.97±0.112.07±0.09C1.89±0.20C1.68±0.22C1.39±0.26C2.21±0.17Cp＜C0.001C0.190C0.010C0.644C0.132C0.057C1.76±0.11C2.01±0.11C1.90±0.08C1.63±0.23C1.34±0.26C2.13±0.14C1.96±0.102.04±0.11C1.86±0.19C1.63±0.28C1.35±0.28C2.17±0.20Cp＜C0.001C0.193C0.329C0.894C0.8580.173C周波数で高い値（0.85.0.93）であった．両眼開放下のリング視標では，明所はC1.1およびC1.8cpdの低空間周波数を除いて高い値（0.74.0.97）を示し，暗所はすべての空間周波数で高い値（0.82.0.98）であった．片眼遮閉下の縞視標では，明所はC0.6cpdでCICC0.36と低く，空間周波数が上がるにつれて高い値（0.73.0.82）を示し，暗所はC1.1cpdを除いて高い値（0.78.0.89）であった．両眼開放下の縞視標では，明所はC0.6cpdでCICC0.43と低く，空間周波数が上がるにつれて高い値（0.75.0.90）を示し，暗所はすべての空間周波数で高い値（0.79.0.97）を示した．AULCSF値のICCは，すべての条件下で高い値（0.88.0.97）であった．正常群の各条件下における明所・暗所のコントラスト感度を比較した結果を表2に示す．片眼遮閉下のリング視標では1.1Ccpd（p＝0.029），縞視標ではC0.6およびC2.3cpdで明所よ表3正常群におけるimovifaによる測定時間表4正常群におけるimovifa測定時の瞳孔径測定条件リング視標C縞視標C片眼遮閉43.4C43.4C測定時間（秒）明所両眼開放44.3C40.9Cp値1.001.00瞳孔径（mm）リング視標C縞視標C瞳孔径（mm）リング視標C縞視標C片眼3.5±0.6C3.4±0.6C片眼4.8±0.9C4.7±1.1C明所暗所両眼開放2.6±0.52.6±0.5両眼開放4.3±1.04.3±0.8Cp値p＜C0.001p＜C0.001p値p＜C0.0010.03C表5各疾患群および正常群における臨床的特徴年齢眼圧ClogMAR等価球面度数白内障I白内障II（n＝23眼）（n＝18眼）67.2±9.5C73.9±7.6C65.7±23.4C32.4±9.5C0.163C0.747p＜C0.001C0.996p＜C0.001C0.01813.5±3.6C15.5±3.3C11.5±2.2C14.2±2.7C0.341C0.207C0.957C0.021C0.549C0.042C.0.10±0.06C0.24±0.23C0.35±0.81C.0.17±0.02p＜C0.001C0.025p＜C0.001C0.252p＜C0.001p＜C0.001.2.67±3.34C.1.95±4.25C0.54±0.54C.3.75±2.85C0.764C0.009C0.38C0.408C0.162p＜C0.001視神経疾患（n＝9眼）正常群（n＝25眼）p値白内障CI白内障CI白内障CI白内障CII白内障CII視神経疾患CvsvsCvsCvsCvsCvs白内障CII視神経疾患正常群視神経疾患正常群正常群り暗所のコントラスト感度が有意に高かった（p＜0.001，p＜0.01）．両眼開放下では縞視標のC0.6Ccpdのみ明所より暗所で有意に高かった（p＜0.001）．各条件下での測定時間および瞳孔径の結果を表3,4に示す．1回の測定時間は，いずれの条件下でもC40秒程度で，各測定時間に有意差はなかった．瞳孔径はリングおよび縞視標ともに片眼遮閉下よりも両眼開放下で有意に小さく，視標による違いはなかった．明所と暗所における瞳孔径の比較では，すべての条件下で明所よりも暗所で有意に大きかった（各p＜0.001）．C2.疾患における有用性白内障CIはC67.2C±9.5歳の16例23眼，白内障IIは73.9C±7.6歳のC12例C18眼，視神経疾患はC65.7C±23.4歳の7例9眼，正常群はC32.4C±9.5歳のC25例C25眼が登録された（表5）．視神経疾患の内訳は，アクアポリンC4抗体陽性視神経炎C3例，ミエリンオリゴデンドロサイトグリコプロテイン抗体陽性視神経炎C1例，非動脈炎性前部虚血性視神経症C1例，ぶどう膜炎関連視神経症C1例，原因不明の視神経萎縮C1例で，いずれも治療後の慢性期症例であった．弱視はC9歳の不同視弱視C1例が登録された．正常群の年齢は白内障CI，白内障CIIおよび視神経疾患と比べて有意に低かった．正常群のClogMARは，白内障I，白内障CIIおよび視神経疾患と比べて有意に良好であった．また，白内障CIのClogMARは白内障CIIおよび視神経疾患よりも有意に良好であった．白内障CI，白内障CII，視神経疾患，正常群における明所および暗所のClogコントラスト感度を表6に示す．明所のClogコントラスト感度において，白内障CIIはすべての空間周波数およびCAULCSF値で白内障CIよりも有意に低下した．視神経疾患は白内障CIよりもすべての空間周波数およびCAULCSF値で有意に低下し，正常群との比較では低空間周波数およびCAULCSF値で有意に低下していた．白内障CIおよびCIIは正常群と有意差がみられなかった．暗所のlogコントラスト感度は明所と同様の傾向であったが，白内障CIIと視神経疾患において低空間周波数およびCAULCSF値で有意差がみられた．白内障の手術前後で測定したC2症例，視神経疾患の代表症例，片眼遮閉下と両眼開放下で測定した不同視弱視C1例の結果を図4～6に示す．CIII考按本研究は，imoによるコントラスト感度測定の有用性を検討した初めての報告である．正常眼における再現性および疾患群における有用性を解析した結果，imoは短時間の測定が可能であり，一部の条件下を除き高い再現性を示した．また，AULCSF値による定量評価により，通常の視力検査では検出できない視機能障害をとらえることが可能であった．表6各疾患群および正常群におけるlogコントラスト感度の比較明所p値空間周波数（cpd）白内障CI白内障CII視神経疾患正常群白内障CICvs白内障CII白内障CICvs視神経疾患白内障CICvs正常群白内障CIIvs視神経疾患白内障CIIvs正常群視神経疾患vs正常群C1.1C1.81±0.17C1.39±0.42C1.21±0.63C2.07±0.08p＜C0.01p＜C0.001C0.979C0.291C0.319C0.018C1.8C1.82±0.57C1.34±0.58C1.15±0.71C2.03±0.11p＜C0.01p＜C0.001C0.949C0.437C0.312C0.030C2.8C1.72±0.21C1.15±0.48C1.05±0.67C1.90±0.17p＜C0.001p＜C0.001C0.850C0.720C0.172C0.031C4.5C1.48±0.31C0.87±0.46C0.91±0.59C1.70±0.28p＜C0.001p＜C0.01C0.880C1.000C0.154C0.142C7.1C0.98±0.35C0.50±0.40C0.53±0.40C1.29±0.32p＜C0.01p＜C0.01C0.987C0.999C0.199C0.169C10.2C0.82±0.23C0.35±0.24C0.40±0.31C0.63±0.47p＜C0.001C0.013C0.417C0.993C0.655C0.781AULCSF値C1.47±0.22C0.95±0.42C0.89±0.53C1.68±0.17p＜C0.001p＜C0.001C0.784C0.810C0.193C0.049暗所p値空間周波数（cpd）白内障CI白内障CII視神経疾患正常群白内障CICvs白内障CII白内障CICvs視神経疾患白内障CICvs正常群白内障CIIvs視神経疾患白内障CIIvs正常群視神経疾患vs正常群C1.1C2.02±0.11C1.78±0.38C1.48±0.68C2.13±0.06C0.245p＜C0.001C0.821p＜C0.01C0.980C0.015C1.8C1.99±0.12C1.62±0.50C1.32±0.80C2.07±0.11C0.053p＜C0.001C0.665C0.044C0.933C0.050C2.8C1.99±0.12C1.43±0.39C1.11±0.76C1.93±0.17p＜C0.001p＜C0.001C0.171C0.044C0.720C0.016C4.5C1.64±0.23C1.14±0.45C0.93±0.62C1.70±0.28p＜C0.01p＜C0.001C0.367C0.269C0.819C0.120C7.1C1.11±0.25C0.73±0.37C0.50±0.36C1.28±0.24p＜C0.01p＜C0.001C0.761C0.088C0.539C0.013C10.2C0.92±0.24C0.51±0.21C0.46±0.32C1.05±0.27p＜C0.001p＜C0.001C0.694C0.785C0.301C0.076AULCSF値C1.62±0.16C1.22±0.36C0.95±0.58C1.72±0.16p＜C0.01p＜C0.001C0.521C0.049C0.730C0.018C1.正常群における再現性と明所・暗所でのコントラスト感度の比較本研究におけるリング視標を用いた明所のコントラスト感度は，片眼遮閉下ではC10.2Ccpdの高空間周波数を除いて高い再現性を示した．金澤ら5）はCCGT-2000を用いてリング視標によるコントラスト感度を検討し，明所では高空間周波数になるにつれてばらつきが大きかったことを報告している．本研究も既報と同様に高空間周波数ほど再現性が低下する傾向がみられた．したがって，imoのリング視標を用いた片眼遮閉下での明所測定では，高空間周波数における測定結果のばらつきに留意し，結果を解釈する必要がある．リング視標を用いた明所の両眼開放下では，1.1およびC1.8cpdの低空間周波数を除いて再現性が高かった．筆者らが調べた限りでは，両眼開放下における片眼のコントラスト感度の再現性を検討した報告はなく，本研究により，imoによる明所の両眼開放下測定では低空間周波数で再現性が低いことが明らかとなった．低空間周波数での再現性が低い理由として，imoはコントラスト感度の測定時にC1.1Ccpdの低空間周波数では再検査を行わず，高空間周波数領域では一つ前の空間周波数よりも高い空間周波数を示した場合に再検査を行う仕様であることがあげられる．すなわち，予測される正常なコントラスト感度曲線（バンドパス型）から逸脱した場合に再検査が行われるしくみである．したがって，imoによる明所での両眼開放下の低空間周波数測定は再現性が低いことを念頭に評価を行う必要がある．片眼遮閉下と両眼開放下で再現性の低い周波数に差異があった原因は不明であるが，両眼開放下における高空間周波数の再現性は片眼遮閉下よりも高かった．このことから高空間周波数に異常をきたす疾患の評価には，両眼開放下での測定が有用であると考えられる．本研究におけるリング視標を用いた暗所でのコントラスト感度は，片眼遮閉下および両眼開放下ともに全空間周波数で高い再現性を示した．また，暗所の再現性は片眼遮閉下および両眼開放下ともに，すべての空間周波数で明所よりも高いことが明らかとなった．HohbergeCr6）は，OPTEC6500CPを用いた検討において，明所での信頼性は高いものの，薄暮での信頼性は低下することを報告している．また，金澤ら5）も薄暮での再現性は明所に比べてやや低下することを示し，その要因として暗順応の影響を指摘している7）．これらの既報は薄暮（10Ccd/Cm2）での検討であるのに対し，本研究は暗所（1Ccd/Cm2）での検討であり，測定条件は完全には一致しない．しかし，本研究における暗所の再現性は明所よりも高く，既報5,6）と異なる結果が得られた．暗所で再現性が高くなった要因として，以下のC3点が考えられる．一つ目は，暗所条件の定義である．本研究における暗所（1Ccd/Cm2）は国際照明委員によるCmesopic域（0.005.C5Ccd/m2）に該当し，純粋なCscotopic域ではない．mesopic域では杆体と錐体が同時に働きやすく，低コントラスト刺激に対する感度が向上することが報告されている8）．そのため，mesopic域によるコントラスト感度向上が，本研究における暗所での高い再現性に寄与した可能性がある．二つ目は，暗a治療前治療後1.11.82.84.57.110.21.11.82.84.57.110.2明所.007.007.010暗所100.010100.014.014.02.02ContrastThresholdContrastThresholdContrastThresholdContrastThreshold.03.04.03.043030.06.08.11.06.08.111010.16.16.23.23.32.3233.45.45.64.64.90.906.34.02.51.61.00.646.34.02.51.61.00.64視標サイズ［deg.］視標サイズ［deg.］b治療前治療後1.11.82.84.57.110.21.11.82.84.57.110.2明所.007暗所.007.010100.010100.014.014.02.02.03.04.03.043030.06.08.11.06.08.11.161010.16.23.23.323.323.45.45.64.64.90.906.34.02.51.61.00.646.34.02.51.61.00.64視標サイズ［deg.］視標サイズ［deg.］図4白内障の治療前後で測定できた2症例a：左眼核白内障．66歳，女性．左眼の見えにくさを訴え，白内障手術目的で当科を紹介受診した．矯正視力はC1.0で眼底に異常所見はなかったが，imoによる明所CAULCSF値はC0.45と低下していたため白内障手術を施行した．白内障術後に視力はC1.0と変化がなかったが，自覚的所見は改善した．さらに，明所CAULCSF値はC1.41と著明に改善し，自覚的所見を反映した結果となった．Cb：左眼後発白内障．64歳，男性．白内障手術からC4年後，左眼のかすみを自覚し当院を受診した．矯正視力はC1.0で眼底に異常所見はなかったが，imoによる明所CAULCSF値はC0.75と低下していたため，YAGレーザーを施行した．その結果，矯正視力はC1.5，明所CAULCSF値はC1.20と著明に改善した．所における瞳孔散大である．瞳孔が散大することにより網膜ずかに低下させるのに対し，暗所では背景輝度による散乱光照度が増加し，mesopic域特有の杆体・錐体の協調効果と相の影響が小さく，測定ノイズが抑制された可能性がある9）．まって，微小コントラストの検出が促進された可能性が考え一方で，本研究では測定順を明所から暗所へと統一して行っられる8,9）．三つ目は，背景輝度による散乱光の影響である．ており，学習効果や順序効果が暗所の再現性向上に寄与した明所では高輝度背景による散乱光が視標のコントラストをわ可能性も否定できない．a左眼右眼1.11.82.84.57.110.21.11.82.84.57.110.2明所.007.007.010暗所100.010100.014.014.02.02ContrastThresholdContrastThresholdContrastThresholdContrastThreshold.03.04.03.043030.06.08.11.06.08.111010.16.16.23.23.32.3233.45.45.64.64.90.906.34.02.51.61.00.646.34.02.51.61.00.64視標サイズ［deg.］視標サイズ［deg.］b左眼右眼1.11.82.84.57.110.21.11.82.84.57.110.2明所.007暗所.007.010100.010100.014.014.02.03.04.02.03.04.06.083030.06.08.111010.11.16.16.23.23.323.323.45.45.64.64.90.906.34.02.51.61.00.646.34.02.51.61.00.64視標サイズ［deg.］視標サイズ［deg.］図5白内障および視神経疾患の代表症例a：両眼白内障．74歳，女性．白内障の手術目的で当科を紹介受診した．矯正視力は右眼0.7，左眼C0.6と低下していたが，imoによるCAULCSF値は，両眼ともに明所C1.19，暗所1.41ともに正常範囲内であった．Cb：右眼アクアポリンC4抗体陽性視神経炎の慢性期．68歳，女性．ステロイドパルス療法および血漿交換療法後，視力は回復したが右眼の見えにくさを自覚していた．矯正視力は右眼C1.0，左眼C1.2，限界フリッカ値は右眼C17CHz，左眼34CHzであった．imoによるCAULCSF値は，明所は右眼C1.04，左眼C1.47，暗所は右眼1.31，左眼C1.62と，右眼で低下していた．また，右眼の明所CAULCSF値の低下は低空間周波数で顕著であった．縞視標を用いた片眼遮閉下および両眼開放下の明所では，また，imoはリング視標と縞視標で測定できる空間周波数が0.6Ccpdの低空間周波数で再現性が低かったが，その他の周異なり，リング視標はC1.1，1.8，2.8，4.5，7.1，10.2のC6段波数ではリング視標と同様に高い再現性を示した．縞視標に階，縞視標はC0.6，1.1，2.3，4.6，9.2のC5段階に設定されておける低空間周波数での再現性が低い理由は，リング視標といる．そのため，低空間周波数に変化が生じる疾患では縞視同様にC0.6Ccpdでは再検査が行われないためと考えられる．標を選択し，高空間周波数に変化が生じる疾患ではリング視1562あたらしい眼科Vol.42，No.12，2025（84）a1.1左眼（弱視眼）1.82.84.57.110.21.1右眼（僚眼）1.82.84.57.110.2.007.010.014.02100.007.010.014.02100ContrastThresholdContrastThresholdContrastThresholdContrastThreshold.03.04.033030.06.08.11.111010.16.16.23明所.23.32.3233.45暗所.45.64.64.90.906.34.02.51.61.00.646.34.02.51.61.00.64視標サイズ［deg.］視標サイズ［deg.］b左眼（弱視眼）右眼（僚眼）1.11.82.84.57.110.21.11.82.84.57.110.2.007.007.010100.010100.014.014.02.02.03.0430.06.0810.11.16.0330.04.06.0810.11.16.23.32.3233.45.45.64.64.90.906.34.02.51.61.00.646.34.02.51.61.00.64視標サイズ［deg.］視標サイズ［deg.］図6左眼不同視弱視a：片眼遮閉下．Cb：両眼開放下．9歳，女児．視力は右眼：（1.5×＋1.00D），左眼：（1.5×＋4.00D）であった．右眼の健眼遮閉を行い，弱視眼である左眼は片眼遮閉下および両眼開放下ともに矯正視力C1.5を獲得していた．Titmusstereotestによる近見立体視では40秒の立体視が可能であったが，4CΔ基底外方試験では中心抑制がみられた．imoによるAULCSF値は，片眼遮閉下の明所では右眼C1.71，左眼C1.58，暗所では右眼C1.88，左眼1.82であり，左眼は右眼と比較して明所CAULCSF値が低下していた．両眼開放下では，明所は右眼C1.77，左眼C1.40，暗所は右眼C1.79，左眼C1.34で，左眼のCAULCSF値は，明所と暗所の両条件下で片眼遮閉下よりも両眼開放下のほうが低値を示した．標を選択すると，各疾患の特徴的なコントラスト感度の低下した杆体と錐体の協調効果，瞳孔拡大による網膜照度の増をとらえられる可能性がある．加，背景輝度による散乱光の減少といった要因が推測され正常眼における明所と暗所のコントラスト感度の比較でる8,9）．また，Karatepeら9）の報告でも，mesopic条件下では，低空間周波数の一部を除き有意差はみられなかった．一はCphotopic条件よりも全空間周波数でコントラスト感度が方，特定の空間周波数で暗所優位となった理由として，前述高かったことを示しており，本研究の結果と矛盾しない結果.23であった．したがって，本研究の結果から，imoによる暗所のコントラスト感度測定は明所と同等もしくはそれ以上の感度を示す可能性があり，純粋な暗所条件ではなくCmesopic条件に該当する点を考慮したうえで評価・解釈する必要があると考える．コントラスト感度測定時の瞳孔径は，片眼遮閉下では両眼開放下よりも有意に小さい値を示した．その機序として，片眼遮閉による照度変化が瞳孔径に影響する可能性10）が示唆されているが，明らかな理由は現時点では不明である．C2.各疾患における有用性の検討本研究では，白内障眼を視力C1.0以上の視力良好群（白内障CI）と視力C1.0未満の視力不良群（白内障CII）に分けてコントラスト感度の比較を行った．その結果，視力不良群ではすべての空間周波数で視力良好群よりもコントラスト感度が有意に低下していた．白内障による視機能への影響は年齢や混濁病型，瞳孔領の混濁の程度などにより変化するため11,12），視機能低下の自覚があっても視力が比較的良好な症例が存在する．しかし，白内障眼では混濁の程度が強いほどコントラスト感度が低下する13）．白内障に起因した水晶体密度増加に伴う光の散乱や全眼球高次収差の増加がその原因と考えられている14）．そのため，本研究における視力不良群は視力良好群よりも白内障の程度が強く，白内障に伴う光の散乱や高次収差の増加によってコントラスト感度が低下したと考えられる．本研究の核白内障（図4a）および後発白内障（図4b）も視力は良好であったが，コントラスト感度が低下していた．したがって，imoによるコントラスト感度検査は従来の機器と同様に白内障に伴うコントラスト感度低下や視力では検出できない白内障による視機能への微細な影響をとらえられる可能性があり，視力良好な白内障眼の手術適応の判断材料になることが示唆された．一方，白内障による視力低下があってもコントラスト感度が正常範囲内である症例がみられた（図5a）．その理由として，白内障初期は高空間周波数が低下する15）が，imoによる空間周波数の測定範囲はC10.2Ccpdまでのため，白内障初期の高空間周波数低下を検出できなかった可能性がある．コントラスト感度検査が正常範囲内であった場合は，測定機器によってはグレアを負荷することで白内障のより詳細な評価が可能であるが，imoは現時点でグレア負荷での測定モードが搭載されていない．そのため，imoでは白内障初期の高空間周波数低下が見逃される可能性を考慮してコントラスト感度を評価する必要がある．本研究における視神経疾患は視力良好な白内障CIよりもすべての空間周波数で有意に低下，正常群よりも低空間周波数で有意に低下していた．視神経疾患によるコントラスト感度への影響について，Owidzkaら16）は視力が良好な視神経炎の既往を有する多発性硬化症患者では，すべての空間周波数でコントラスト感度が低下し，コントラスト感度の測定が視覚の質（qualityCofvision：QOV）に関する有用な情報を提供しうると報告している．また，甲状腺視神経症および甲状腺眼症のみを健常群と比較した検討では，両群ともにコントラスト感度は低下するが，甲状腺視神経症で低空間周波数の低下が顕著であり，コントラスト感度は両群の鑑別に有用であることが報告されている17）．本研究は既報と一致する結果であり，治療後の視力良好例（図5b）においても視神経障害による低空間周波数の低下がみられた．そのため，imoは従来の機器と同様に視神経障害によるコントラスト感度低下，とくに低空間周波数低下を検出することが可能である．さらに，imoは視力良好例のCQOVの評価，視神経障害の有無の判断材料として，有益な情報を提供する可能性がある．本症例の不同視弱視（図6）では，弱視治療後の視力良好例であったにもかかわらずコントラスト感度は片眼遮閉下で健眼よりも低下していた．Wangら18）は，視力C1.0を獲得した不同視弱視治療後のコントラスト感度が健眼よりも低下していたことから，視力がC1.0に回復してもCP-cell系の機能回復が不完全である可能性について述べている．本症例は既報と一致する結果であり，imoは従来の機器と同様に弱視治療後の視力良好例においてもCP-cell系障害を反映したコントラスト感度低下を検出したと考えられる．また，本症例の両眼開放下における弱視眼のコントラスト感度は片眼遮閉下よりも低下していた．これまで，両眼開放下における弱視眼コントラスト感度を検討した報告は少ない．安藤ら19）は，眼優位性の強度群では，両眼開放下における弱視眼のコントラスト感度は単眼視下の弱視眼コントラスト感度よりも高かったことを報告しており，本症例と異なる結果を示している．両眼開放下における弱視眼のコントラスト感度が片眼遮閉下よりも低下していた理由として，片眼弱視では眼間抑制の影響20）により，両眼開放下の弱視眼視力は片眼遮閉下よりも低値を示すことが知られている．そのため，両眼開放下における弱視眼コントラスト感度低下は眼間抑制の不均衡を反映した所見と考えられる．したがって，imoは両眼開放視力検査ではとらえきれない眼間抑制の影響を鋭敏に検出できる可能性がある．しかし，本研究ではC1例のみを対象としているため，今後は症例数を増やし，詳細な検討を行う必要がある．C3.本研究における問題点本研究による問題点として，症例数が少ないこと，明所から暗所の固定順序で測定したことによる学習効果や順序効果を完全に排除できないこと，暗順応の時間が不十分であった可能性があること，白内障の混濁部位や混濁の程度分類による検討ができていないことがあげられる．また，白内障CIおよび白内障CIIは正常群と比較してコントラスト感度に有意差がみられなかったが，正常群の年齢が若く，年齢を共変量として解析を行ったことが影響したと考えられる．今後は各年代での正常眼および各疾患の症例数を増やし，測定順を無作為化した検討が課題である．また，白内障の種類や混濁の程度を評価したうえで詳細な検討を行う予定である．CIV結論今回の検討により，imoのコントラスト感度検査は，短時間で簡便に定量評価が可能で，明所・暗所，片眼遮閉・両眼開放の条件下でも高い再現性を有する機器であることが明らかとなった．また，各疾患において通常の視力検査では検出できない日常生活のCQOV，白内障の手術適応，不同視弱視における眼間抑制の不均衡の検出に有用となる可能性があると考えられる．文献1）魚里博，中山奈々美：視力検査とコントラスト感度．あたらしい眼科26：1483-1487,C20092）YoungTH,SangWK,EungKKetal：ContrastsensitivitymeasurementCwithC2CcontrastCsensitivityCtestsCinCnormalCeyesandeyeswithcataract.JCataractRefractSurgC36：C547-552,C20103）藤村芙佐子：コントラスト感度検査．IOL&amp;RSC32：670-674,C20184）弓削経夫，小笹晃太郎，小出新一：白内障の混濁と視力およびコントラスト感度との相関．日眼会誌C97：619-626,C19935）金澤正継，魚里博，川守田拓志ほか：CGT-2000を用いたコントラスト感度測定の再現性．あたらしい眼科C32：C159-162,C20156）HohbergerB,LaemmerR,AdlerWetal：Measuringcon-trastsensitivityinnormalsubjectswithOPTECR6500：Cin.uenceCofCageCandCglare.CGraefesCArchCClinCExpCOph-thalmolC245：1805-1814,C20077）PatryasL,ParryNR,CardenDetal：AssessmentofagechangesCandCrepeatabilityCforCcomputer-basedCrodCdarkCadaptation.GraefesArchClinExpOphthalmolC251：1821-1827,C20138）ZeleAJ,MaynardML,JoyceDSetal：E.ectofrod-coneinteractionsConCmesopicCvisualCperformanceCmediatedCbyCchromaticandluminancepathways.JOptSocAmAOptImageSciVisC31：A7-A14,C20149）KaratepeCAS,CKoseCS,CE.rilmezS：FactorsCa.ectingCcon-trastCsensitivityCinChealthyindividuals：aCpilotCstudy.CTurkJOphthalmolC47：80-84,C201710）RomanoP,MichelsM：Binocularluminancesummationininfants.ArchOphthalmolC103：1840-1841,C198511）北舞：年齢を考慮した白内障手術適応．日白内障会誌C29：56-61,C201712）佐々木洋：白内障病型と白内障手術適応．日白内障会誌C26：41-44,C201413）MarainiCG,CRosminiCF,CGraziosiCPCetal：In.uenceCofCtypeCandCsensitivityCofCpureCformsCofCage-relatedCcataractConCvisualCacuityCandCcontrastCsensitivity.CItalianCAmericanCCataractCStudyCGroup.CInvestCOphthalmolCVisCSciC35：C262-267,C199414）KurodaCT,CFujikadoCT,CMaedaCNCetal：WavefrontCanaly-sisCinCeyesCwithCnuclearCorCcorticalCcataract.CAmCJCOph-thalmolC134：1-9,C200215）PackerM,Fine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		<title>Mars Letter Contrast Sensitivity Test で測定される コントラスト感度に及ぼす検査距離の影響</title>
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		<pubDate>Sat, 29 Nov 2025 15:20:10 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科42（11）：1454.1458，2025cMarsLetterContrastSensitivityTestで測定されるコントラスト感度に及ぼす検査距離の影響東本美於川嶋英嗣愛知淑徳大学健康医療科 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科42（11）：1454.1458，2025cMarsLetterContrastSensitivityTestで測定されるコントラスト感度に及ぼす検査距離の影響東本美於川嶋英嗣愛知淑徳大学健康医療科学部医療貢献学科視覚科学専攻CE.ectofTestDistanceonContrastSensitivityMeasuredUsingtheMarsLetterContrastSensitivityTestMioTomotoandHidetsuguKawashimaCMajorofVisionSciences,DepartmentofMedicalSciences,FacultyofHealthandMedicalSciences,AichiShukutokuUniversityC目的：MarsCLetterCContrastCSensitivityTest（Marstest）において測定されるコントラスト感度に及ぼす検査距離の影響をCBangerterフィルター装用時および非装用時で検討する．対象および方法：眼疾患を有さない矯正視力C1.0以上のC14名（平均年齢C21.14±0.36歳）を対象とした．Marstestを用いて，検査距離C40Ccm，27Ccm，18CcmのC3条件におけるコントラスト感度の測定をCBangerterフィルター装用時と非装用時で行った．結果：フィルター非装用条件では，検査距離によるコントラスト感度（logCS）の有意な変化は認められなかった（p＝0.19）（40Ccm：1.797±0.046ClogCS，27Ccm：1.811±0.040ClogCS，18Ccm：1.817±0.041ClogCS）．一方，フィルター装用条件では，検査距離が短くなるほど測定されるコントラスト感度が有意に上昇した（p＜0.001）（40Ccm：0.991±0.146ClogCS，27Ccm：1.120C±0.124ClogCS，18Ccm：1.229±0.093ClogCS）．結論：Bangerterフィルターで人工的にコントラスト感度を低下させた条件下では，検査距離を短縮し，それに伴い視標サイズが大きくなることで，測定されるコントラスト感度が上昇することが示唆された．CPurpose：Toinvestigatethee.ectoftestdistanceoncontrastsensitivity（CS）measuredusingtheMarsLet-terCContrastCSensitivityCTestCwithCandCwithoutCBangerterC.lters.CSubjectsandMethods：ACtotalCofC14Csubjects（meanage：21.14±0.36years）withnooculardiseaseandcorrectedvisualacuity.1.0participatedinthisstudy.CSCwasCmeasuredCusingCtheCMarsCLetterCContrastCSensitivityCTestCatC40,C27,CandC18Ccm,CbothCwithCandCwithoutCBangerterC.lters.CResults：InCtheCun.lteredCcondition,CtestCdistanceCexertedCnoCe.ectConCS（logCS）（p＝0.19）（40Ccm：1.797±0.046ClogCS；27Ccm：1.811±0.040ClogCS；18Ccm：1.817±0.041ClogCS）,CwhereasCinCtheCBangerter-.lteredcondition,CSshowedsigni.cantimprovementwithadecreaseintestdistance（p＜0.001）（40cm：0.991±0.146logCS；27cm：1.120±0.124logCS；18cm：1.229±0.093logCS）.Conclusion：WhenCSisarti.ciallyreducedusingCBangerterC.lters,CdecreasingCtheCtestCdistanceCandCincreasingCtheCoptotypeCsizeCmayCimproveCCSCmeasure-ments.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）42（11）：1454.1458,C2025〕Keywords：コントラスト感度，MarsLetterContrastSensitivityTest，検査距離，バンガーターフィルター．Ccontrastsensitivity,MarsLetterContrastSensitivityTest,testdistance,Bangerter.lter.Cはじめにコントラスト感度とは，輝度の相対的な違いに基づく輝度コントラストの検出閾値の逆数として定義され，ロービジョン患者における物体と背景の識別や顔認知1），歩行時の段差の検出2）など，日常生活における視覚を用いた行動と密接に関係する3）視覚機能の指標である．MarsCLetterCContrastCSensitivityTest（以下，MarsCtest）4）はCPelli-RobsonCCon-trastCSensitivityChartと同じCSloan文字を視標として採用したコントラスト感度検査表である．より細かいコントラストの段階で測定が可能であり，持ち運びが容易で簡便に利用〔別刷請求先〕川嶋英嗣：〒480-1197愛知県長久手市片平C2-9愛知淑徳大学健康医療科学部Reprintrequests：HidetsuguKawashima,Ph.D.,FacultyofHealthandMedicalSciences,AichiShukutokuUniversity,2-9Katahira,Nagakute,Aichi480-1197,JAPANC1454（90）できる点が特徴である．Marstestの標準検査距離はC40Ccmに設定されており，視標の大きさは視角2.5°の1種類のみである．そのため，視力が低下すると視標の判読が困難になり，コントラスト感度の測定が制限される可能性がある．この問題への対応策として，検査距離を短縮し，視標の網膜像サイズを拡大する方法が考えられる．しかし，この方法がコントラスト感度に及ぼす影響は明らかになっていない．そこで本研究では，検査距離の短縮がCMarstestにおけるコントラスト感度測定に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした．本研究は基礎的データの収集を目的としており，視覚正常者を対象とした．また，コントラスト感度が低下した状況においても，検査距離が測定値に及ぼす影響を検討した．実際のロービジョン患者を対象とする場合，視機能に個人差が大きく，同一条件下で検査距離の影響を評価することは困難である．加えて，コントラスト感度にはさまざまな視覚要因，たとえば視野異常5）や眼振6）などが影響を及ぼす可能性があり，それらすべてを統一的に制御したうえで実験を行うことは現実的にはむずかしい．さらに多数の条件を要する検討をロービジョン患者に対して実施することは，研究の初期段階においては倫理的な制約も伴う．以上の理由から本研究では，視覚正常者に対し，Bangerterフィルターを装用させて人工的にコントラスト感度を低下させた条件下で検討を行った．Bangerterフィルター装用時には，全空間周波数帯域にわたるコントラスト感度の低下を生じ，とくに高空間周波数帯域において顕著な低下が報告されている7）．このような傾向は一部のロービジョン患者のコントラスト感度関数においても観察されることが報告されており8），本研究の結果は，特定のタイプのコントラスト感度低下を示すロービジョン患者の状態を模擬していると考えられる．本研究は，二つの実験で構成されている．実験C1では，検査距離がCMarstestによるコントラスト感度に及ぼす影響を検討した．実験C2では，実験C1の結果を踏まえ，視標サイズがコントラスト感度に与える影響をさらに詳細に検討した．両実験ともに，視覚正常者を対象とし，Bangerterフィルター装用の有無を条件として実施した．CI方法1.対象本研究は，ヘルシンキ宣言に基づき，愛知淑徳大学健康医療科学部医療貢献学科視覚科学専攻倫理委員会の承認（健視倫理C2024-05）を得て実施した．研究対象者は，眼疾患を有さず，視標を明視するために十分な調節力のある矯正視力1.0以上のC14名（平均年齢C21.14C±0.36歳）とした．実験開始前に目的と手順を研究対象者に十分説明し，自由意志によるインフォームド・コンセントを取得した．測定は，非優位眼を遮蔽し，優位眼のみで行った．優位眼はCHole-in-card法で決定した．［実験1］コントラスト感度の測定には，Marstest（MarsPercep-trix製）のC3種類の検査表を用いた（図1）．この検査表はバックライトが備わっていないため，天井設置型CLED照明による室内照明下で測定を実施した．検査表表面の照度は340Clxであり，検査表の白地部分の輝度（視標背景輝度）はC85Ccd/m2であった．検査距離条件はC40Ccm，27Ccm，18Ccmの3条件（表1），フィルター条件は装用と非装用のC2条件とした．装用するCBangerterフィルター（Ryser製）は，濃度0.1およびC0.8のフィルターC2枚を重ね，ゴーグルに貼付して使用した．各研究対象者に対し，フィルター条件ごとの検査距離条件の測定順序を無作為化し，Marstestの所定の手順に基づいて測定を行い，対数コントラスト感度（logCS）を算出した．［実験2］フィルター装用条件下と非装用条件下で実施した．視標はCMarstestと同じCSloan文字であり，iMac21.5Cinch（Apple製）で動作するPsykinematix（v2.6GPUedition，KyberVision製）9）でガンマ補正を行ったCCRTディスプレイ（MITSUBISHI製CRDF223H）上に無作為順でC1文字ずつ呈示した．測定は暗室内で行い，視標背景輝度はC85Ccd/mC2であった．視標サイズ条件はC0.068.2.18ClogMAR（視角C0.098.12.66°）の範囲のC7条件であり，視標サイズ条件ごとに階段法によるコントラスト感度の測定を行った．CII結果［実験1］フィルター装用条件における平均視力はC0.14（0.85C±0.13logMAR），非装用条件では平均視力1.58（C.0.20±0.06logMAR）であった．測定結果を図2に示す．対応のある二元配置分散分析の結果，検査距離の主効果（F（2，26）＝52.31，p＜0.001），フィルターの主効果（F（1，13）＝764.00，p＜0.001），検査距離とフィルターの交互作用（F（2，26）＝36.51，p＜0.001のいずれも統計的に有意であった．交互作用の解釈のために，検査距離の単純主効果検定を行った．その結果，フィルター非装用条件では検査距離による有意な差は認められなかった（p＝0.19）．一方，フィルター装用条件では検査距離の単純主効果が有意であった（p＜0.001）．多重比較（Sha.er法）により検査距離条件間の比較を行った結果，フィルター装用条件ではすべての検査距離条件間で有意差が認められた（p＜0.001）．以上の結果から，検査距離を短くすることで視標の網膜像サイズが大きくなった場合に，フィルター非装用条件ではコントラスト感度の変化は認められなかった．一方で，フィルター装用条件では検査距離が短いほどコントラスト感度が有意に上昇することが示された．図1MarsLetterContrastSensitivityTest左からCForm1，Form2，Form3.表1検査距離条件と対応する視標の視角，logMAR，小数視力，空間周波数検査距離視標の視角ClogMAR小数視力空間周波数（cycles/degree）C40CcmC2.5°C1.48C0.033C1.00C27CcmC3.7°C1.65C0.023C0.68C18CcmC5.6°C1.82C0.015C0.45C［実験2］図3では，視標サイズ（logMAR）を横軸，対数コントラスト感度（logCS）を縦軸にとり，フィルター条件別にデータをプロットしている．それぞれのフィルター条件ごとに二次関数をあてはめた．図2から曲線の形状はフィルター条件によって異なっていることが確認された．フィルター非装用条件では視標サイズが大きい場合と小さい場合の両側でコントラスト感度が低下し，ピーク付近でなだらかに変化する区間を示した．一方で，フィルター装用条件では視標サイズ（logMAR）が大きいほどコントラスト感度が上昇する形状を示した．さらに，図2に示したCMarstestを三つの検査距離条件（40cm，27cm，18cm）で実施した際の視標サイズに相当する大きさ（1.48，1.65，1.82ClogMAR）に注目した．これらのデータが二次関数の曲線上で含まれる区間は，フィルター条件によって異なっていた．非装用条件では，これらのデータはピーク付近のなだらかに変化する区間に位置していた．一方で，装用条件では曲線の増加区間に位置していた．このことから，Marstestにおける検査距離の影響の違いは，フィルター条件ごとにCSloan文字を視標としたときのコントラスト感度関数の形状が異なるためであることが示唆された．CIII考按Marstestによるコントラスト感度の測定において，検査距離を短くしても，フィルター非装用条件ではコントラスト感度に大きな変化は認められなかった．一方で，Bangerterフィルターを装用して人工的に感度を低下させた条件では，検査距離を短くするほどコントラスト感度が上昇する傾向が確認された（実験1）．この結果は，視標として文字刺激を用いたときのコントラスト感度関数の形状に起因することが示唆された（実験2）．視覚正常者においては，正弦波グレーティングを用いたコントラスト感度関数は，一般に高空間周波数および低空間周波数で感度が低下するバンドパス型の形状を示す10）．一方で，視標として文字を用いた場合には，視標サイズが大きくなるにつれてコントラスト感度が上昇するローパス型の傾向が報告されている11）．本研究では，先行研究11）で検討された最大視標サイズ（1.18logMAR）よりもさらに大きいC2.18logMARまで測定範囲を拡張し，コントラスト感度を測定した．その結果，図3に示すとおり，大きな視標サイズの範2.0相当するMarstestの検査距離40cm3.0対数コントラスト感度（logCS）対数コントラスト感度（logCS）2.01.00.001020304050検査距離（cm）図2検査距離と対数コントラスト感度の関係エラーバーは標準偏差を示している．フィルター非装用条件では0.01.02.03.0検査距離によるコントラスト感度の違いは認められなかった．一方で，フィルター装用条件では，検査距離が短くなるほどコントラスト感度が有意に上昇した．囲において顕著な感度の低下は観察されなかった．文字視標のコントラスト感度関数がローパス型の傾向を示す要因としては，広範囲の空間周波数成分を含む文字刺激の認識において，文字サイズの拡大に伴う認識に寄与する空間周波数帯域の変化が関係していることが示唆されている12）．しかし，このメカニズムの詳細は十分に解明されておらず，今後のさらなる検討が求められる．ロービジョン患者のコントラスト感度関数には，（A）高空間周波数帯域のみでの感度低下，（B）全空間周波数帯域にわたる均一な感度低下，（C）全空間周波数帯域にわたる不均一な感度低下，（D）中間周波数帯域のみでの感度低下のC4種類8）があるとされている．しかし，この分類は正弦波グレーティングを用いたコントラスト感度の測定結果に基づくものである．ロービジョン患者において，文字刺激を視標とした場合に，視標サイズごとのコントラスト感度から得られるコントラスト感度関数の種類については十分に明らかになっていない．文字刺激を視標とした場合のコントラスト感度関数の形状が，正弦波グレーティングを視標とした場合と同様に複数種類存在するのであれば，Marstestにおける検査距離の短縮に伴うコントラスト感度の変化は，これらの形状に依存する可能性がある．たとえば，図3に示したフィルター装用条件のように，視標サイズが小さい区間で顕著にコントラスト感度が低下する場合，検査距離を短くするほどコントラスト感度が上昇する可能性がある．一方で，コントラスト感度が視標サイズ全体にわたって均一に低下する場合には，検査距離を短くしてもコントラスト感度に変化は生じない可能視標サイズ（logMAR）図3視標サイズと対数コントラスト感度の関係横軸は視標サイズを示しており，logMAR値が大きいほど視標サイズが大きくなる．曲線は，各条件に当てはめた二次関数の回帰曲線であり，フィルター非装用条件ではCy＝.0.552&#215;2＋1.858x＋0.150，フィルター装用条件ではCy＝.0.713&#215;2＋3.046x.2.206であった．また，Marstestを三つの検査距離条件（40Ccm，27cm，18Ccm）で実施したときに視標サイズに相当するClogMAR値（1.48，1.65，1.82ClogMAR）が回帰曲線上でどの区間に含まれるかが，フィルター条件によって異なっていた．性がある．コントラスト感度関数において，とくにピークコントラスト感度は，歩行時の段差の検出など，視覚を用いた行動との関連から重要な指標とされている2）．Marstestはこのピーク感度を測定する検査表として位置づけられている4）．本研究のフィルター装用条件において，検査距離を短縮することでコントラスト感度が上昇したことは，標準検査距離C40Ccmでは視標サイズが小さく，ピーク感度に達していないことを示唆している．ただし，検査距離を短縮することは調節の影響が出る可能性がある．加えて，実験C1で使用した最短距離（18Ccm）でも視標サイズの拡大は検査距離C40Ccmのときと比べて約C2.2倍にとどまり，十分な視標サイズの種類を確保するには限界がある．したがって，視標サイズの選択肢を広げるためには，検査距離C1Cmで使用されるCPelli-RobsonCon-trastCSensitivityChartの活用が有効と考えられる．この検査表の視標サイズ（2.8°）はCMarstest（2.5°）とほぼ同等であり，本研究の知見を応用できる可能性があると期待される．あるいは，FreiburgCVisionCTest13）を大型ディスプレイ上で使用すれば，任意の視標サイズで測定が可能となり，測定方法の柔軟性をさらに高めることができる．検査距離を短くして視標サイズを拡大するときに，コントラスト感度がピークに達する視標サイズが明らかでない点は新たな課題となる．この点に関しては，文字視力値からピーク感度が得られる視標サイズを推定し，Pelli-RobsonCCon-trastCSensitivityChartにおける最適な検査距離を算出する方法が提案されている14）．しかし，本研究では視力測定にLandolt環を用いたため，この推定方法の妥当性を検証することはできなかった．本研究にはいくつかの限界がある．本研究の結果は，Bangerterフィルターの装用により人工的にコントラスト感度を低下させた視覚正常者を対象としており，実際の眼疾患に起因する感度低下とは異なる条件下で得られたものである．このため，本研究の結果がすべてのロービジョン患者に当てはまるとは限らない．実際のロービジョン患者のコントラスト感度関数は多様であり8），異なる結果が得られる可能性もある．今後は，実際のロービジョン患者を対象とした実証的な検討を進めることが課題である．利益相反：利益相反公表基準に該当なし文献1）OwsleyCC,CSloaneME：ContrastCsensitivity,Cacuity,CandCtheCperceptionCof‘real-world’Ctargets.CBrCJCOphthalmolC71：791-796,C19872）MarronCJA,CBaileyIL：VisualCfactorsCandCorientation-mobilityperformance.AmJOptomPhysiolOptC59：413-426,C19823）WestCSK,CMunozCB,CRubinCGSCetal：FunctionCandCvisualCimpairmentCinCaCpopulation-basedCstudyCofColderCadults.CTheCSEECproject.CSalisburyCEyeCEvaluation.CInvestCOph-thalmolVisSciC38：72-82,C19974）ArditiA：ImprovingCtheCdesignCofCtheCletterCcontrastCsensitivitytest.InvestOphthalmolVisSciC46：2225-2229,C20055）HyvarinenL,RovamoJ,LaurinenPetal：Contrastsensi-tivityCfunctionCinCevaluationCofCvisualCimpairmentCdueCtoCretinitispigmentosa.ActaOphthalmol（Copenh）C59：763-773,C19816）HertleCRW,CReeseM：ClinicalCcontrastCsensitivityCtestingCinCpatientsCwithCinfantileCnystagmusCsyndromeCcomparedCwithage-matchedcontrols.AmJOphthalmolC143：1063-1065,C20077）鵜飼一彦，波呂栄子：バンガーターフィルターによるコントラスト感度の低下．VISIONC4：71-72,C19928）ChungSTL,LeggeGE：ComparingtheshapeofcontrastsensitivityCfunctionsCforCnormalCandClowCvision.CInvestCOphthalmolVisSciC57：198-207,C20169）BeaudotWHA：Psykinematix：ACnewCpsychophysicalCtoolforinvestigatingvisualimpairmentduetoneuraldys-functions.VISIONC21：19-32,C200910）CampbellFW,Robson,JG：Applicationoffourieranalysistothevisibilityofgratings.JPhysiolC197：551-566,C196811）AlexanderCKR,CDerlackiCDJ,CFishmanGA：ContrastCthresholdsCforCletterCidenti.cationCinCretinitisCpigmentosa.CInvestOphthalmolVisSciC33：1846-1852,C199212）MajajCNJ,CPelliCDG,CKurshanCPCetal：TheCroleCofCspatialCfrequencyCchannelsCinCletterCidenti.cation.CVisionCResC42：1165-1684,C200213）BachM：Freiburgvisiontest（FrACT）：optimalnumberofCtrials?CGraefesCArchCClinCExpCOphthalmolC263：437-442,C202414）Njeru,SM,Osman,M,Brown,AM：Thee.ectoftestdis-tanceConCvisualCcontrastCsensitivityCmeasuredCusingCtheCpelli-robsonchart.TranslVisSciTechnolC10：32,C2021＊＊＊</p>
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		<title>高含水率疎水性アクリル素材3 焦点眼内レンズ挿入後早期の 視機能</title>
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		<pubDate>Sat, 30 Dec 2023 15:19:42 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科40（12）：1591.1593，2023c高含水率疎水性アクリル素材3焦点眼内レンズ挿入後早期の視機能太田友香上原朋子藤崎理那南慶一郎ビッセン宮島弘子東京歯科大学水道橋病院眼科CEarlyPost [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科40（12）：1591.1593，2023c高含水率疎水性アクリル素材3焦点眼内レンズ挿入後早期の視機能太田友香上原朋子藤崎理那南慶一郎ビッセン宮島弘子東京歯科大学水道橋病院眼科CEarlyPostoperativeVisualFunctionAfterImplantationofTrifocalIOLwithHighWaterContentHydrophobicAcrylicMaterialYukaOta,TomokoUehara,RinaFujisaki,KeiichiroMinamiandHirokoBissen-MiyajimaCDepartmentofOphthalmology,TokyoDentalCollegeSuidobashiHospitalC目的：高含水率の疎水性アクリル素材（Clareon）を用いたC3焦点眼内レンズ（IOL）の術後早期の視機能を後向きに検討すること．対象および方法：東京歯科大学水道橋病院にてCClareonのC3焦点CIOL（CNWTT0，CNWTT3-6：アルコン社）を挿入した症例を対象とし，術後C1カ月の裸眼および遠方矯正下視力（遠方，60Ccm，40Ccm），コントラスト感度（CSV-1000），光障害の有無を調査した．結果：対象はC47例C84眼（67.9C±9.1歳），術後ClogMAR視力は，遠方裸眼/矯正C.0.07±0.12/.0.14±0.05，60Ccm裸眼/遠方矯正C0.05C±0.11/0.01±0.10，40Ccm裸眼/遠方矯正C0.03C±0.11/0.00±0.08であった．コントラスト感度は正常範囲内で，重度の光障害を訴える症例はなかった．結論：ClareonのC3焦点CIOL挿入後C1カ月の視機能は良好であった．CPurpose：Toevaluatetheearlypostoperativevisualfunctionsafterimplantationoftrifocalintraocularlenses（IOLs）ofChydrophobicCacrylicCmaterialCwithChighCwaterCcontent.CSubjectsandMethods：InCthisCretrospectiveCstudy,CweCreviewedCandCevaluatedCtheCpostoperativeCoutcomesCinCpatientsCwhoCunderwentCClareonCtrifocalCIOL（CNWTT0,CNWTT3-6：Alcon）implantationattheDepartmentofOphthalmology,TokyoDentalCollegeSuido-bashiCHospital.CAtC1-monthCpostoperative,ClogMARuncorrected（UC）visualacuity（VA）andCdistance-correctedVA（DCVA）at5meters,60Ccm,and40Ccm,aswellasphotopiccontrastsensitivityandsymptomsofvisualimpair-ment,wereassessed.Results：Thisstudyinvolved84eyesof47patients（meanage：67.9C±9.1years）.Postopera-tiveCUCVA/DCVACwasC.0.07±0.12/.0.14±0.05CatC5Cmeters,C0.05±0.11/.0.01±0.10CatC60cm,CandC0.03±0.11/0.00±0.08CatC40Ccm.CContrastCsensitivitiesCwereCwithinCtheCnormalCrange,CandCthereCwereCnoCcomplaintsCofCsevereCphoticCphenomena.CConclusion：ClareonCtrifocalCIOLCimplantationCresultedCinCgoodCvisualCfunctionCduringCtheearlypostoperativeperiod.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）C40（12）：1591.1593,C2023〕Keywords：高含水率疎水性アクリルC3焦点眼内レンズ，視機能，術後視力，コントラスト感度．highCwaterCcon-tenthydrophobicacrylictrifocalIOL,visualfunction,postoperativevision,contrastsensitivity.Cはじめに近年，多焦点眼内レンズ（intraocularlens：IOL）の技術開発が進み，さまざまな光学デザインのCIOLが登場している．3焦点デザインのCIOLとして，2019年に日本で初めてTFNT00（AcrysofCIQCPanOptixTrifocal，アルコン社）が承認を受けた．このCIOLは疎水性アクリル素材（Acrysof）で，回折デザインにより遠方，中間（60Ccm），近方（40Ccm）のC3カ所に焦点をもつ1）．術後視機能に関しては，遠方から近方までの良好な視力，正常範囲内のコントラスト感度，眼鏡装用率の軽減が多くの論文で報告されている2.5）．しかし，このCIOLに使用されているCAcrysof素材は，術後長期の合併症としてグリスニングやCsubsurfaceCnano-glistening（SSNG）が報告され6.9），視機能への影響はいまだに見解が分かれている7）．SSNGなどを減少させるために，高含水率〔別刷請求先〕太田友香：〒101-0061東京都千代田区神田三崎町C2-9-18東京歯科大学水道橋病院眼科Reprintrequests：YukaOta,DepartmentofOphthalmology,TokyoDentalCollegeSuidobashiHospital,2-9-18,Chiyoda-ku,Tokyo101-0061,JAPANC0910-1810/23/\100/頁/JCOPY（87）C1591表1患者背景症例数47例84眼年齢（歳）C術前角膜前面乱視（D）C眼軸長（mm）C眼内レンズ度数（D）C眼内レンズモデル（眼数）67.9±9.1［38.84］0.8±0.4［C0.1.C2.5］24.3±1.5［C21.9.C29.3］18.8±3.7［C6.0.C24.0］T0（65），TC3（5），TC4（9），TC5（1）平均±標準偏差［範囲］疎水性アクリル素材（Clareon，アルコン社）が開発された．特徴として，アクリレート/メタクリレート共重合体でできており，35°における含水率がC1.5％とCAcrysof素材のC0.23％より高くなっている．すでに単焦点CIOLで使用され，実験と臨床双方において経年変化によるグリスニングやCSSNGは認められない10,11）．Acrysof素材のCTFNT00と同一の光学デザインをもち，Clareon素材に改良されたC3焦点CIOL（ClareonCPanOptixTrifocal：CNWTT0，アルコン社）が，世界に先駆けて日本で承認された．筆者らが調べた範囲では，本CIOL挿入後の視機能に関する報告がないため，今回，術後早期の視機能を後向きに検討した．CI対象および方法本臨床研究は東京歯科大学倫理審査委員会の承認後，ヘルシンキ宣言に遵守して行われた．対象は，2022年C3月.10月に東京歯科大学水道橋病院にてCClareon素材を用いたC3焦点CIOL（CNWTT0またはCCNWTT3-6：Alcon社）が挿入され，術後目標屈折を正視とし，矯正視力C0.8以上が得られた症例のうち，視力に影響を及ぼす可能性がある網膜疾患やぶどう膜炎，視神経疾患の合併がなく，白内障以外の眼科手術歴を有さないC47例C84眼（平均年齢はC67.9C±9.1歳）である．IOL度数は，眼軸などをCIOLマスターC700（CarlZeiss社）で測定し，BarrettUniversalII式を用いて決定した．角膜乱視はオートケラトメータ（TONOREFII，ニデック社）による角膜前面乱視と前眼部三次元画像解析（CASIA2，トーメーコーポレーション社）による角膜全乱視を，それぞれアルコン社CWebにあるトーリックカリキュレーターに入力し，トーリックモデルが選択された症例にはトーリックCIOLを用いた．手術は，2.2CmmまたはC2.4Cmmの角膜耳側切開からCCen-turion（アルコン社）を用いて水晶体超音波乳化吸引術を行い，IOLをインジェクターにて挿入した．トーリックCIOLの場合，乱視軸のデジタル表示が可能なCCALLISTOCeye（CarlZeiss社）を用いて軸合わせを行った．評価項目として，術後C1カ月における自覚屈折値（球面，円柱，等価球面度数），5Cm，60Ccm，40Ccmにおける裸眼おC1592あたらしい眼科Vol.40，No.12，2023－0.3－0.2－0.10.00.10.20.30.40.5測定距離図1術後裸眼および遠方矯正下視力術後C1カ月において，5m，60Ccm，40Ccmの各測定距離において，良好な裸眼および遠方矯正下視力であった．CCSV-1000ContrastSensitivitylogMAR視力5m60cm40cm361218SpatialFrequency─（CyclesPerDegree）図2術後明所コントラスト感度術後C1カ月において，全周波数領域でコントラスト感度は正常範囲内であった．よび遠方矯正下視力，明所（85Ccd/mC2）のコントラスト感度（CSV-1000，VectorVision社），日常生活に支障を及ぼす光障害の有無に関する問診結果を診療記録から評価した．CII結果表1に患者背景を示す．術後の自覚屈折値は，球面度数がC0.20±0.40D，円柱度数がC.0.40±0.41D，等価球面度数がC0.01±0.31Dであった．裸眼ClogMAR視力は，5mでC.0.07C±0.12，60CcmでC0.05C±0.11，40CcmでC0.03C±0.11，矯正Clog-（88）MAR視力は，5mでC.0.14±0.05，60CcmでC.0.01±0.10，40cmでC0.00C±0.08であった（図1）．遠方裸眼小数視力が1.0以上となった割合はC81.0％，0.8以上はC92.9％と良好な結果であった．図2に明所のコントラスト感度を示す．空間周波数C3，6，12，18Ccpdの対数コントラスト感度は，それぞれC1.71C±0.17，1.83C±0.17，1.38C±0.23，0.81C±0.21と正常範囲内であった．また，診察時にグレア，ハローなどの光障害の有無について問診しているが，日常生活に支障を及ぼすような光障害を訴える例はなかった．CIII考按わが国でのCAcrysof素材のC3焦点CIOLの臨床試験結果では，術後C1カ月の片眼裸眼ClogMAR視力が，1眼目C.0.039C±0.084/2眼目C.0.024±0.102（5m），1眼目C.0.012±0.101/2眼目C.0.0186±0.087（60Ccm），1眼目C0.014C±0.095/2眼目C0.06C±0.082（40Ccm）と5），いずれの測定距離においても，Clareon素材の本結果と同程度であった．コントラスト感度に関して，福岡らの検討では，Acrysof素材のC3焦点CIOL挿入眼における空間周波数C3，6，12，18Ccpdでの対数コントラスト感度はC1.72，1.88，1.55，1.02であり12），本結果と同等であった．Acrysof素材のC3焦点CIOL挿入眼における光障害に関しては，一貫した結果は示されていない．韓国で行われた研究ではC32％が重度のハローを訴えたのに対し13），インドではわずかC1.4％であった14）．わが国でも，15.6％が重度のハロー，6.3％が重度のグレア，ハローとグレアともにC1.5％しか重度の訴えがなかったなど，一貫性はない5,15）．これらの結果から，今回の症例で重度のハローやグレアを訴えた症例はないものの，今後，症例数を増やして検討する必要があると考える．また，Clareon素材に関して，AcrySof素材と同様，術後長期における安定した透明性を維持されることが必要である．よって，視機能に加え，グリスニングやCSSNGの評価も重要である．単焦点CIOLでは，術後C9年の長期にわたってグリスニングとCSSNGは認められていない11）．回折デザインをもつC3焦点CIOLにおいても単焦点デザインと同様に，これらの現象が生じてこないか長期経過を評価する必要がある．以上より，高含水率疎水性アクリルC3焦点CIOL挿入後C1カ月の視機能は，遠方から近方まで良好な視力，コントラスト感度が得られ，生活に支障を及ぼすほどの不快な光障害を訴える症例は認めなかった．しかし，今後長期経過における本CIOLに対する視機能評価が必要と考える．文献1）KohenT：FirstCimplantationCofCaCdi.ractiveCquadrifocal（89）（trifocal）intraocularClens.CJCCataractCRefractCSurgC41：C2330-2332,C20152）KohenCT,CHerzogCM,CHemkepplerCECetal：VisualCperfor-manceofaquadrifocal（trifocal）intraocularlensfollowingremovalCofCtheCcrystallineClens.CAmCJCOphthalmolC184：C52-62,C20173）Lapid-GortzakR,BhattU,SanchezJGetal：MulticentervisualCoutcomesCcomparisonCofC2CtrifocalCpresbyopia-cor-rectingIOLs：6-monthCpostoperativeCresults.CJCCataractCRefractSurgC46：1534-1542,C20204）GundersenCKG,CPotvinR：TrifocalCintraocularlenses：aCcomparisonCofCtheCvisualCperformanceCandCqualityCofCvisionCprovidedCbyCtwoCdi.erentClensCdesigns.CClinCOph-thalmolC11：1081-1087,C20175）Bissen-MiyajimaH,OtaY,HayashiKetal：ResultsofaclinicalCevaluationCofCaCtrifocalCintraocularClensCinCJapan.CJpnJOphthalmolC64：140-149,C20206）MiyataCA,CYaguchiS：EquilibriumCwaterCcontentCandCglisteningsinacrylicintraocularlenses.JCataractRefractSurgC30：1768-1772,C20047）WernerL：GlisteningsCandCsurfaceClightCscatteringCinCintraocularlenses.JCataractRefractSurgC36：1398-1420,C20108）谷口重雄，千田実穂，西原仁ほか：アクリルソフト眼内レンズ挿入術後長期観察例にみられたレンズ表面散乱光の増強．日眼会誌C106：109-111,C20029）MatsushimaH,KatsukiY,MukaiKetal：ObservationofwhiteningCbyCcryo-focusedCionCbeamCscanningCelectronCmicroscopy.JCataractRefractSurgC37：788-789,C201110）WernerL,ThatthamlaI,OngMetal：EvaluationofclariC-tyCcharacteristicsCinCaCnewChydrophobicCacrylicCIOLCinCcomparisonCtoCcommerciallyCavailableCIOLs.CJCCataractCRefractSurgC45：1490-1497,C201911）KinoshitaK,MiyataK,NejimaRetal：Surfacelightscat-teringfrom1-piecehydrophobicacrylicintraocularlenseswithhydroxyethylCmethacrylate：contralateralCobserva-tionCforC7Cyears.CJCCataractCRefractCSurgC47：702-705,C202112）福岡佐知子，佐藤衣莉，辻麻見ほか：加入度数の異なる2種類のC3焦点眼内レンズの臨床成績．眼科手術C34：439-446,C202113）KimCTI,CChungCTY,CKimCMJCetal：VisualCoutcomesCandCsafetyCafterCbilateralCimplantationCofCaCtrifocalCpresbyopiaCcorrectingintraocularlensinaKoreanpopulation：apro-spectiveCsingle-armCstudy.CBMCCOphthalmolC20：288,C202014）RamamurthyD,VasavadaA,PadmanabhanPetal：Clini-caloutcomesafterbilateralimplantationofatrifocalpres-byopia-correctingintraocularlensinanIndianpopulation.ClinOphthalmolC15：213-225,C202115）HayashiK,SatoT,IgarashiCetal：ComparisonofvisualoutcomesbetweenbilateraltrifocalintraocularlensesandcombinedCbifocalCintraocularClensesCwithCdi.erentCnearCaddition.JpnJOphthalmolC63：429-436,C2019あたらしい眼科Vol.40，No.12，2023C1593</p>
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		<title>エシェレット回折デザインを用いた焦点深度拡張型多焦点眼内レンズの術後視機能</title>
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		<pubDate>Wed, 27 Feb 2019 15:29:03 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科36（2）：291.294，2019cエシェレット回折デザインを用いた焦点深度拡張型多焦点眼内レンズの術後視機能平沢学太田友香大木伸一南慶一郎ビッセン宮島弘子東京歯科大学水道橋病院眼科CVisual [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科36（2）：291.294，2019cエシェレット回折デザインを用いた焦点深度拡張型多焦点眼内レンズの術後視機能平沢学太田友香大木伸一南慶一郎ビッセン宮島弘子東京歯科大学水道橋病院眼科CVisualFunctionafterImplantationofExtendedDepthofFocusIntraocularLensesUsingEcheletteDesignManabuHirasawa,YukaOta,ShinichiOki,KeiichiroMinamiandHirokoBissen-MiyajimaCDepartmentofOphthalmology,TokyoDentalCollegeSuidobashiHospitalC目的：エシェレット回折デザインを用いた焦点深度拡張型（EDOF）多焦点眼内レンズ（IOL）の術後視機能を後向きに検討した．方法：26例C40眼（平均年齢：62.0C±10.8歳）にCIOLZXR00V（JohnsonC&#038;CJohnsonCSurgicalVision）を挿入した．術後C1カ月時に，裸眼・遠方矯正下視力（距離：遠方，1.0m，50cm，40cm，30cm），焦点深度，コントラス感度を測定した．結果：平均自覚等価球面度数はC.0.10±0.32Dであった．裸眼視力において，遠方からC1.0m間，遠方からC40Ccmまで，それぞれ，平均小数視力C1.0以上，およびC0.7以上が得られた．遠方矯正下視力においても同様であった．また，5例（18.3％）は近方視用眼鏡が必要となった．焦点深度では，眼鏡付加度数＋1.0DからC.2.0Dまで平均視力C1.0以上が得られ．コントラスト感度は各空間周波数で正常域内であった．結論：エシェレット回折デザインを用いたCEDOF型多焦点CIOLは，視機能が劣化することなく，遠方より中間距離で良好な視力を提供できると考えられた．CVisualCfunctionCwithCextendedCdepthCoffocus（EDOF）multifocalCintraocularlenses（IOL）usingCEcheletteCdesignCwasCevaluatedCretrospectively.CFortyCeyesCofC26patients（meanage：62.0C±10.8years）receivedCZXR00V（JohnsonC&#038;JohnsonSurgicalVision）C.At1monthpostoperatively,uncorrectedanddistance-correctedvisualacu-ities（distance：far,1.0Cm,50Ccm,40Ccm,30cm）C,depthoffocusandcontrastsensitivityweremeasured.Meanmani-festrefractionsphericalequivalentwasC.0.10±0.32D.Meanvisualacuitiesof1.0orbetterand0.7orbetterwereobtainedCbetweenCfarCandC1.0CmCandCfarCandC40Ccm,Crespectively,CwhileC5patientsCrequiredCspectaclesCforCnearCvision.Depthoffocusresultofvisualacuity1.0orbetterwasobtainedbetween＋1.0DandC.2.0D.Contrastsensi-tivitywaswithinthenormalrangeatallspecialfrequencies.EDOFIOLprovidedacceptablevisualacuitiesfromfartointermediatedistanceswithoutdegradationofvisualfunction.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）C36（2）：291.294,C2019〕Keywords：多焦点眼内レンズ，焦点深度拡張，焦点深度，コントラスト感度．multifocalintraocularlens,extend-eddepthoffocus,depthoffocus,contrastsensitivity.Cはじめに遠方に加えて近方にも焦点を有する多焦点（正確にはC2焦点）眼内レンズ（intraocularlens：IOL）が臨床使用され，白内障術後に眼鏡を使用しない，あるいは使用頻度が低い生活を提供することが可能となっている．近方視に対する加入度数は，当初は＋4.0Dのみと読書を想定したもののみであったが，その後，3.5D以下2.5Dまでの加入度数を提供する多焦点CIOLも使用可能となり，患者が希望する近方視距離にあったCIOLを選択する時代となっている．一方，近方視を付加したためにコントラスト感度の低下，グレア，ハローなどの光障害も危惧されている1,2）．2焦点とは異なり，遠方の焦点深度を拡張することで，広〔別刷請求先〕ビッセン宮島弘子：〒101-0061千代田区神田三崎町C2-9-18東京歯科大学水道橋病院眼科Reprintrequests：HirokoBissen-Miyajima,M.D.,DepartmentofOphthalmology,TokyoDentalCollegeSuidobashiHospital,2-9-18Kanda-Misakicho,Chiyoda-ku,Tokyo101-0061,JAPANC0910-1810/19/\100/頁/JCOPY（161）C291－0.30－0.40－0.20－0.100.000.100.200.30logMAR視力0.400.50平均小数視力裸眼1.221.160.870.740.46遠方矯正下1.431.200.920.750.45図1術後1カ月の裸眼（黒）・遠方矯正下（白）のlogMAR視力平均小数視力を下に示す．い視距離で良好な視力を提供する多焦点CIOLが開発されている2）．これらの多焦点CIOLは，焦点深度拡張（extendedCdepthoffocus：EDOF）型とよばれている．EDOFの特性から，可視域は遠方から中間距離に限られる．わが国では，エシェレット回折デザインを用いたCIOL3）がC2017年より使用可能となった．本研究は，EDOF型多焦点CIOLの術後視機能を後向きに検討した．CI対象および方法本臨床研究は，東京歯科大学倫理審査委委員会の承認後，ヘルシンキ宣言に順守して実施された．2017年C2.8月の期間に，当院眼科にて，加齢白内障により白内障を摘出し，EDOF型多焦点CIOLZXR00V（JohnsonC&#038;JohnsonSurgicalVision）を挿入した症例の臨床データを後向きに調査した．手術の選択基準は通常の多焦点CIOLと同様であった．患者が希望する視距離が遠方から中間であることを確認したのち，ZXR00Vの特徴，予想される不具合を十分に説明し，患者の文書による同意を取得し，手術を行った．除外基準は，本CIOLは乱視矯正が可能なトーリックタイプがないため角膜乱視がC1.5D以上，術中にCIOLを.内固定できないと判断された場合とした．使用したCZXR00Vは，回折光学デザイン以外は，紫光吸収C1ピースCIOLZCB00V（JohnsonC&#038;CJohnsonCSurgicalVision）と同一である．回折光学は，ZMB00（JohnsonC&#038;JohnsonCSurgicalVision）などの従来の回折型と異なり，エシェレット回折デザインとなっている．従来は，0次回折光が遠方，1次回折光が近方に用いられているが，本CIOLでは1次，2次回折光がそれぞれ遠方，近方に対応している．さらに，球面形状による屈折で生じる色収差をエシェレット回折で補正することで，視機能の低下を最小にしている4）．IOL度数は，IOLCMaster700（CarlCZeissMeditec）の測定値を用いて，正視あるいはC.0.5D近視を目標屈折にし，－0.200.000.200.400.600.80logMAR視力1.001.201.40眼鏡付加度数（D）図2ZXR00挿入眼の焦点深度特性眼鏡付加度数が＋1.0DからC.2.0Dまでで，視力1.0（横線）以上であった．SRK/T式で決定した．近視CLASIK（laserCin-situCkeratomi-leusis）後眼の場合は，前眼部光干渉断層計（opticalCcoher-encetomography：OCT）SS-1000（Tomey）にて角膜形状を測定し，光線追跡による度数計算ソフトCOKULIXを用いて度数を決定した．白内障手術は，フェムトセカンドレーザーCLenSx（Alcon）により，前.切開，核分割し，ナイフにてC2.4Cmmの角膜切開，超音波乳化吸引とCIOL挿入は，Cen-turionシステム（Alcon）を用いて行った5）．IOLは専用インジェクターを用いて水晶体.内に固定した．術後C1カ月にCLandolt-Cチャート視力を測定した．裸眼視力は，遠方，1.0Cm，50Ccm，40Ccm，30Ccmで測定し，遠方矯正下の視力も測定した．多焦点性を評価するために焦点深度検査を行った．遠方矯正度数に対して，＋2.0からC.5.0Dまで0.5Dステップで眼鏡加入し，視力を測定した．また，CSV-1000（VectorVision）を用いてC85Ccd/mC2照明下のコントラスト感度を測定した．CII結果対象症例はC26例C40眼，平均年齢はC62.0C±10.8歳（範囲：37.81歳），男女比はC10：16例であった．術前の眼軸長は平均C25.0C±2.3Cmm（範囲：21.2.29.0Cmm），術前角膜乱視度数は平均C0.71C±0.33mm（範囲：0.06.1.27mm），3例5眼は近視CLASIK後眼であった．挿入CIOLの度数は，平均C17.2±6.3D（範囲：5.0.28.0D），30眼は術後屈折を正視に，10眼はC.0.5D狙いであった．対象症例では術中，術後に合併症はみられなかった．術後C1カ月の裸眼・遠方矯正視力を図1に示す．平均自覚等価球面度数はC.0.10±0.32D（範囲：C.0.75.0.75D）であった．平均小数視力C1.0以上，および，0.7以上は，遠方からC1.0Cm間，遠方からC40Ccmまで得られた．本症例中C5例は近方視用の眼鏡が処方された．焦点深度とコントラスト感度の両検査は，17例C26眼に対2.01.00.0－1.0－2.0－3.0－4.0－5.0遠方1.0m50cm40cm30cm292あたらしい眼科Vol.36，No.2，2019（162）表1EDOF多焦点IOL挿入後の平均logMAR裸眼視力臨床研究平均自覚裸眼遠方視力裸眼中間視力裸眼近方視力著者，掲載年症例数等価球面度数（距離）（距離）（距離）AttiaMSAetal,20176）15例30眼C.0.18D0.03（4m）C.0.03（80cm）0.20（40cm）CPedrottiEetal,20187）55例C100眼C.0.19DC.0.04（5m）0.05（60cm）0.18（40cm）CPilgerDetal,20188）CHogartyDTetal,20189）15例30眼C.0.68DC.0.02（5m）C.0.13（80cm）0.11（40cm）43例86眼C.0.19D0.04（3m）0.10（1m）0.28（40cm）本検討26例40眼C.0.10DC.0.09（5m）0.06（1m）0.13（40cm）して行われた．平均焦点深度の結果を図2に示す．平均視力1.0以上が得られたのは，眼鏡付加度数が＋1.0DからC.2.0Dまでとなり，良好な明視域はC3.0D程度得られていた．コントラスト感度は，各空間周波数で対象症例の年齢における正常域内であった．CIII考按本後向き研究では，EDOF挿入後C1カ月の視力は，遠方からC1mで良好であり，焦点深度曲線よりC3.0D程度の焦点深度の拡張が確認された．紫光吸収のCZXR00Vは，わが国のみで使用されており，国外では着色のないCIOLCZXR00（JohnsonC&#038;JohnsonVision）の報告が散見される．表1にZXR00の臨床成績と本結果を示す．既報6.9）と同様，またはより良好な裸眼視力が得られていた．視力が良好となったのは，自覚屈折がほぼ正視になったためと考えられた．本検討と既報の結果から，本CEDOF型多焦点CIOLは，遠方より中間距離において良好な視力を提供できると考えられた．本検討で得られた焦点深度曲線では，約C3.0Dの範囲で視力C1.0が得られた．この結果から，本CEDOFIOLの度数を調整する（図2の結果をC.1.0Dずらす）ことにより，遠方からC33Ccmまで視力C1.0を得ることが可能と考えられる．本IOLのデザインに関する文献では4），近方加入度数はC1.75Dとなっているが，本結果における被写体深度はそれより広かった．IOL挿入後における被写体深度が定義されていないが，臨床において有用であると考えられる．また，この焦点深度曲線では，遠方，近方といった顕著なピークがなく，従来の多焦点CIOLとは異なる機序とも推察される．近方視力は視距離C40cm以下では顕著に低下した．本EDOF多焦点CIOLの設定によるもので，焦点深度曲線からもその可視域と一致している．本CEDOF多焦点CIOL挿入前に，可視域（遠方から中間距離まで）を十分説明していたが，26例中C5例（19.2％）は近方視用の眼鏡が必要となっている．目標屈折値をC.0.5D付近に設定し，近方視力を改善する試みも行われている10）が，通常の多焦点CIOLを選択する場合よりも患者の説明がより重要と考える11）．術後のコントラスト感度は正常域であった．回折型多焦点IOLでは，コントラスト感度の低下，ハロー，グレアの発生（163）CSV-1000ContrastSensitivity8.8.7.7.6.5.4.3.2.1..｝20/1001.4.3..X-ODO-OS.2.Ages60-691.Ages70-80.Spatialfrequency─（Cyclesperdegree）図3コントラスト感度全空間周波数で正常域内だった．が問題となっている12）．近方加入度数が小さくなるとこれらの問題は低減されるが，EDOF多焦点CIOLではさらに軽減され，単焦点CIOLレベルに達すると期待されている13）．しかしながら，単焦点とCEDOFIOL挿入眼のコントラスト感度はほとんど比較されていない．差異は小さいと考えられるため，片眼に単焦点CIOL，僚眼にCEDOFIOLを挿入し，比較検討が必要と思われる．文献1）AlioCJL,CPlaza-PucheCAB,CFernandez-BuenagaCRCetal：Multifocalintraocularlenses：Anoverview.SurvOphthal-molC62：611-634,C20172）BreyerDRH,KaymakH,AxTetal：Multifocalintraocu-larlensesandextendeddepthoffocusintraocularlenses.AsiaPacJOphthalmol（Phila）C6：339-349,C20173）PedrottiCE,CBruniCE,CBonacciCECetal：ComparativeCanalyC-sisoftheclinicaloutcomeswithamonofocalandanextend-edCrangeCofCvisionCintraocularClens.CJCRefractCSurgC32：C436-442,C2016あたらしい眼科Vol.36，No.2，2019C2934）MillanCMS,CVegaF：ExtendedCdepthCofCfocusCintraocularlens：ChromaticCperformance.CBiomedCOptCExpressC8：C4294-4309,C20175）Bissen-MiyajimaCH,CHirasawaCM,CNakamuraCKCetal：CSafetyCandCreliabilityCofCfemtosecondClaser-assistedCcata-ractCsurgeryCforCJapaneseCeyes.CJpnCJCOphthalmolC62：C226-230,C20186）AttiaMSA,Au.arthGU,KretzFTAetal：Clinicalevalu-ationCofCanCextendedCdepthCofCfocusCintraocularClensCwithCtheCSalzburgCreadingCdesk.CJCRefractCSurgC33：664-669,C20177）PedrottiE,CaronesF,AielloFetal：Comparativeanaly-sisCofCvisualCoutcomesCwithC4intraocularlenses：Monofo-cal,Cmultifocal,CandCextendedCrangeCofCvision.CJCCataractCRefractSurgC44：156-167,C20188）PilgerCD,CHomburgCD,CBrockmannCTCetal：ClinicalCout-comeCandChigherCorderCaberrationsCafterCbilateralCimplan-tationofanextendeddepthoffocusintraocularlens.EurJOphthalmolC28：425-432,C20189）HogartyDT,RussellDJ,WardBMetal：Comparingvisualacuity,rangeofvisionandspectacleindependenceintheextendedCrangeCofCvisionCandCmonofocalCintraocularClens.CClinExpOphthalmol46：854-860,C201810）CochenerB；ConcertoStudyGroup：Clinicaloutcomesofanewextendedrangeofvisionintraocularlens：Interna-tionalMulticenterConcertoStudy.JCataractRefractSurgC42：1268-1275,C201611）ビッセン宮島弘子，南慶一郎，神前太郎ほか：多焦点眼内レンズの挿入を検討している患者に対する多施設アンケート調査．あたらしい眼科35：1281-1285,C201812）deCVriesCNE,CNuijtsRM：MultifocalCintraocularClensesCinCcataractsurgery：literatureCreviewCofCbene.tsCandCsideCe.ects.JCataractRefractSurgC39：268-278,C201313）YooYS,WhangWJ,ByunYSetal：Through-focusopti-calCbenchCperformanceCofCextendedCdepth-of-focusCandCbifocalintraocularlensescomparedtoamonofocallens.JRefractSurgC34：236-243,C2018＊＊＊294あたらしい眼科Vol.36，No.2，2019（164）</p>
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		<title>多焦点眼内レンズ挿入眼に対するLASIKによるtouch upの検討</title>
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		<pubDate>Thu, 29 Jun 2017 15:28:08 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[touch up]]></category>
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		<category><![CDATA[多焦点眼内レンズ]]></category>
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		<description><![CDATA[多焦点眼内レンズ挿入眼に対するLASIKによるtouchupの検討荒井宏幸坂谷慶子酒井誓子みなとみらいアイクリニックOutcomesofLASIKfollowingMultifocalIntraocularLensImp [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>多焦点眼内レンズ挿入眼に対するLASIKによるtouchupの検討荒井宏幸坂谷慶子酒井誓子みなとみらいアイクリニックOutcomesofLASIKfollowingMultifocalIntraocularLensImplantationHiroyukiArai,KeikoSakataniandChikakoSakaiMinatomiraiEyeClinic目的：多焦点眼内レンズを用いた白内障手術後の屈折誤差に対して，LASIK（laserinsitukeratomileusis）による術後屈折誤差矯正手術（touchup）の有効性を検討する．対象および方法：2008年4月10日.2016年5月7日に白内障手術後の屈折誤差矯正のためにみなとみらいアイクリニックにてLASIKを行った139眼を対象とした．多焦点眼内レンズ挿入眼群をA群，単焦点眼内レンズ挿入眼群をB群とし，さらにA群をwavefront-guidedLASIKを行ったA-1群とconventionalLASIKを行ったA-2群に分類し，LASIK前後の裸眼視力，矯正視力，自覚屈折度数と，高次収差およびコントラスト感度の比較を行った．結果：術後裸眼視力はすべての群で改善し，術後6カ月において各群に有意差を認めなかった．矯正視力は変化なしが52.9％でもっとも多く，2段階低下を示したのは1％であった．平均の矯正視力は術前および術後で有意差を認めなかった．自覚屈折度数は各群とも術後全経過を通じて正視付近にて安定しており，全症例の術後6カ月における自覚屈折度数は±0.5D以内に78.5％，±1.0D以内に94.8％を示した．コントラスト感度は，グレア負荷の有無にかかわらず術後の有意な低下を認めなかった．高次収差は各群とも術前後において有意な増加を認めなかった．結論：LASIKによるtouchupは多焦点眼内レンズ挿入眼における屈折誤差を矯正する方法として有効である．Purpose：ToevaluatethevisualandrefractiveoutcomesofLASIKforresidualrefractiveerrorsaftermultifo-calintraocularlensimplantation.Subjects&#038;Method：Inthisretrospectivestudy,139eyeswereenrolledthathadundergoneLASIKtocorrectresidualrefractiveerroraftercataractsurgery.LASIKwasperformedusingiFSfem-tosecondlaserandSTARS4excimerlaserbetweenApril10,2008andMay7,2016atMinatomiraiEyeClinic.Theeyesthathadreceivedwavefront-guidedLASIKaftermultifocalIOLimplantationwereclassi.edasgroupA-1,eyesthathadconventionalLASIKaftermultifocalIOLimplantationwereclassi.edasgroupA-2andeyesthathadconventionalLASIKaftermonofocalIOLimplantationwereclassi.edasgroupB.UDVA,CDVAandmanifestrefractionwereexaminedpreoperativelyandpostoperativelyat1week,1month,3monthsand6months.Contrastsensitivitytestandhigherorderaberrations（HOAs）wereexaminedpreoperativelyandat3monthsafterLASIK.Result：UDVAimprovedinallgroups,withnostatisticallysigni.cantdi.erenceinUDVAat6monthsafterLASIKinallgroups.MeanCDVAremainedatthesameline；oneeye（1.0％）hadlosttwolinesafterLASIK.ManifestrefractionwasstablearoundemmetropiaafterLASIKinallgroups.Theaveragemanifestrefractionofallcaseswerearchivedat78.5％within±0.5Dand94.8％within±1.0Dat6months.Therewasnostatisticallysigni.cantdi.erenceinHOAsorcontrastsensitivitybetweenbeforeandafterLASIK.Conclusion：LASIKissafeande.ectiveinpatientswhohaveresidualrefractiveerroraftercataractsurgerywithmultifocalIOLimplantation.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）34（6）：893.898,2017〕Keywords：多焦点眼内レンズ，LASIK，touchup，コントラスト感度，高次収差．multifocalIOL,LASIK,touchup,contrastsensitivity,higherorderaberration.〔別刷請求先〕荒井宏幸：〒220-6208横浜市西区みなとみらい2-3-5クイーンズタワーC8FみなとみらいアイクリニックReprintrequests：HiroyukiArai,M.D.,MinatomiraiEyeClinic,Queen’sTowerC8F,2-3-5Minatomirai,Nishi-ku,Yokohama,Kanagawa220-6208,JAPAN2007年に多焦点眼内レンズが厚生労働省の認可を受け，翌年2008年に先進医療として認められて以来，国内における多焦点眼内レンズを用いた白内障手術は多くの施設で行われるようになり，手術件数も増加している．本来，多焦点眼内レンズを希望する患者は良好な裸眼視力を求めており，術後の屈折誤差は手術の満足度を大きく左右する要素の一つとなっている．近年，眼内レンズ度数計算の精度は光学式生体測定装置などの発達により飛躍的に向上しているが，術後の屈折誤差をゼロにすることは現実的に困難である．にもかかわらず，手術後の屈折誤差や残余乱視に関する対処法については多くの議論がなされているとはいえない．屈折矯正手術の普及が遅れている国内では，laserinsitukeratomileusis（LASIK）の適応や手術精度に関しての認知が浸透しておらず，白内障手術後の屈折誤差をLASIKにて矯正するという方法自体の認識が少ないと考えられる．海外においてはLASIKによる白内障術後屈折矯正手術（以下，LASIKtouchup）によって，多焦点眼内レンズ挿入眼の術後屈折誤差を矯正する方法は一般的である1.3）．わが国においてはLASIKを施行する施設が少ないこともあり，多焦点眼内レンズ手術後のtouchupに関する報告はわずかである．今回，多焦点眼内レンズ挿入眼の屈折誤差に対するLASIKtouchupの有効性について検討した．I対象および方法本研究は南青山アイクリニック倫理委員会にて承認を受け，ヘルシンキ宣言に基づく倫理的原則および「臨床研究に関する倫理統計（平成20年7月改正，厚生労働省告示）」を遵守して行われた．対象は，2008年4月10日.2016年5月7日に，白内障手術後の屈折誤差に対してみなとみらいアイクリニックにてLASIKtouchupを施行した110例139眼である．多焦点眼内レンズ挿入眼にLASIKtouchupを施行した93眼をA群とし，単焦点眼内レンズ挿入眼にLASIKtouchupを施行した46眼をB群（コントロール群）とした．さらにA群は，エキシマレーザーの照射方式により，wavefront-guidedLASIKを施行した群（A-1群）とconventionalLASIKを施表1各群および全体のn数・男女比・年齢の内訳n男性女性年齢年齢のp値A-1群63154861.6±10.00.065A-2群30131761.2±8.7B群46252165.7±10.7合計139538662.8±10.1各群の平均年齢には有意差は認めなかった（p＞0.05分散分析）．行した群（A-2群）に分類した．B群にはwavefront-guideLASIK（36例）とconventionalLASIK（10例）が混在しているが，今回の研究目的は照射方式の違いによるLASIKtouchupの効果を判定するものではないため，1群として解析した．各群とも抽出条件は，touchup前の矯正視力が1.0以上，touchupによる目標屈折度数が正視であるものとした．LENTISMplusは分節状の構造をしており，wavefrontanalyzerによる波面収差測定をもとにwavefront-guidedLASIKを行うと，分節状に分布した度数差を角膜上でキャンセルしてしまい，多焦点性が損なわれる可能性があるため，1例2眼を除きconventionalLASIKを選択した．また，回折型の多焦点眼内レンズが挿入されている場合でも，瞳孔径が小さいなどの理由で正確な収差測定ができない場合にはconventionalLASIKを選択した．各群の年齢は，A-1群が61.6±10.0歳，A-2群は61.2±8.7歳，B群は65.7±10.7歳で各群間に有意差は認められなかった．男女構成比は，男性数：女性数としてA-1群は15：48，A-2は13：17，B群は25：21であった（表1）．各群における使用レンズの内訳を表2に示す．ATLISA809M，ATLISAtoric909M（CarlZeissMeditecAG,Jena,Germany）においては，近方加入度数は＋3.75Dである．ATLISAtri839MP（CarlZeissMeditecAG）においては，近方加入度数＋3.33D，中間加入度数＋1.66Dである．LENTISMplus，LENTISMplustoric，LENTISMplusXtoric（OculentisGmbH,Berlin,Germany）およびReSTOR（AlconLab,FortWorth,U.S.A）は近方加入度数＋3.0Dである．TecnisMultifocal（AMOInc.,SantaAna,U.S.A）では近方加入度数は＋4.0Dである．術前における屈折度数は，球面度数はA-1群が0.698±表2A.1およびA.2群における多焦点眼内レンズの種類IOLの内容A-1群A-2群B群ATLISA809M429ATLISAtoric909M3ATLISAtri839MP2LENTISMplus29LENTISMplustoric9LENTISMplusXtoric1ReSTOR51TecnisMultifocal81不明（多焦点）1単焦点46合計633046不明レンズは海外での手術例で，回折構造を認めるもののレンズ種類を特定できなかったもの．0.802D，A-2群が0.642±0.988D，B群が.0.027±1.520Dであった．円柱度数はA-1群が.1.016±0.601D，A-2群が.1.133±0.568D，B群が.1.788±1.045Dであった．等価球面度数はA-1群が0.190±0.785D，A-2群が0.075±1.023D，B群が.0.921±1.431Dであった（表3）．LASIK手術は，角膜フラップ作製において全例でフェムトセカンドレーザーであるiFS（AMOInc.）を使用した．角膜フラップの設定は，厚さ110μm，直径8.8.9.0mmとした．Wavefront-guidedLASIKにおける波面収差測定には66眼にWaveScanWaveFrontSystem（AMOInc.）を使用し，33眼にはiDesignAdvancedWaveScan（AMOInc.）を使用した．エキシマレーザーはSTARS4IR（AMOInc.）を使用し，照射径はconventionalLASIKでは有効光学径を6mmとし，wavefront-guidedLASIKでは，近視矯正は有効光学径が6mm＋移行帯8mm，遠視矯正では6mm＋9mmとした．全例において，エキシマレーザー照射プログラムは自覚屈折度数と波面収差測定値をもとに術者が決定し，必要例には照射量の微調整を行った．LASIK術後点眼薬は，術後1週間はベタメタゾンリン酸エステルナトリウム0.1％，モキシフロキサシン0.5％，ヒアルロン酸ナトリウム0.3％を1日5回投与した．術後1週以降は，ヒアルロン酸ナトリウム0.3％を1日4.5回にて術後3カ月まで投与した．各群において，術前，術後1週，1カ月，3カ月，6カ月における裸眼視力，矯正視力，自覚屈折度数の結果を検討した．また，各群における術前および術後3カ月における，コントラスト感度および高次収差を比較検討した．視力検査にはSC-1600（NIDEK社）を使用した．コントラスト感度検査にはCSV-1000（VectorVision,Greenville,U.S.A）を使用した．高次収差解析にはOPD-ScanまたはOPD-ScanIII（ともにNIDEK社）を使用し，瞳孔径4mmにて解析した．統計解析は，群間比較として分数分析，多重比較，Kruskal-Wallis検定，群内比較はWilcoxon検定を用いて有意水準p＜0.05で検定した．II結果各群とも経過を通じて裸眼視力の改善が認められた．裸眼視力の経過においては，術後1日以降A-1群がおおむね良好な結果であったが，術後6カ月の時点では各群ともに有意差を認めなかった（図1）．矯正視力は，術後1週と3カ月においてA-1群とB群の間に有意差を認めたが，術後6カ月の時点では各群に有意差を認めなかった（図2）．術前および術後の平均矯正視力は.0.11，.0.09（logMAR）であり有意差を認めなかった．全症例における矯正視力は変化なしが52.9％，1段階の改善および低下がそれぞれ22.5％，2段階の改善および低下がそれぞれ1.0％であった（図3）．各群における術後6カ月の屈折度数は有意差を認めなかった（表4）．自覚屈折度数（等価球面度数）の経過では，術前は各群間に有意差を認めていたものの，術後1週以降は各群とも正視付近で安定しており，各観察時点で有意差を認めなかった表3各群における術前屈折度数A-1群A-2群B群p値球面度数（D）0.698±0.8020.642±0.988.0.027±1.5200.003円柱度数（D）.1.016±0.601.1.133±0.568.1.788±1.0450.000003等価球面度数（D）0.190±0.7850.075±1.023.0.921±1.4310.000001球面度数，円柱度数ともにA-1群・A-2群とB群では有意差が認められた（分散分析）．－0.2－0.3－0.1裸眼視力（logMAR）矯正視力（logMAR）－0.2－0.10.0A-1群A-2群B群0.10.2図1各群の裸眼視力の経過術前1週1カ月3カ月6カ月グラフは平均値±標準偏差を示す．＊p＜0.05，＊＊p＜0.01（多図2各群の矯正視力の経過重比較）．グラフは平均値±標準偏差を示す．＊p＜0.01（多重比較）．1.00.50.0B群自覚屈折度数（D）－0.5－1.0－1.5－2.0－2.52段階低下1段階低下変化なし1段階改善2段階改善－3.0術前1週1カ月3カ月6カ月図3術前および術後における矯正視力の変化図4各群における自覚屈折度数（等価球面度数）の経過グラフは平均値±標準偏差を示す．＊p＜0.01（多重比較）．表4各群における術後6カ月の屈折度数A-1群A-2群B群p値球面度数（D）0.090±0.437.0.125±0.626.0.133±0.5780.111円柱度数（D）.0.300±0.357.0.425±0.354.0.234±0.3420.169等価球面度数（D）.0.060±0.463.0.338±0.678.0.250±0.6260.121球面度数，円柱度数，等価球面度数ともに有意差を認めなかった（分散分析）．2.0A-1群グレアなしA-2群グレアなしB群グレアなし2.02.0＊コントラスト感度（log）1.51.00.5コントラスト感度（log）コントラスト感度（log）1.51.01.51.00.50.5術前術後術前術後術前術後0.0361218361218361218cpd（cycleperdegree）cpd（cycleperdegree）cpd（cycleperdegree）0.00.0図5各群（A.1群，A.2群，B群）のグレアなしの条件下におけるコントラスト感度の変化グラフは平均値を示す．＊p＜0.05（Wilcoxon検定）．（図4）．自覚屈折度数の達成率は全症例の術後6カ月時点において±0.5D以内が78.5％，±1.00D以内では94.8％であった．コントラスト感度においては，グレアなしの条件下にてA-1群が6cpdにて術後に有意な上昇を認めたが，その他は各群とも術前と術後で有意差を認めず，また有意な低下を認めなかった（図5）．グレアありの条件下では，すべての測定結果において有意差は認めなかったが，A-2群では術後コントラスト感度の若干の低下が認められた（図6）．高次収差においては，全高次収差，コマ様収差，球面様収差のいずれも術前後において有意差を認めなかったが，全高次収差とコマ様収差は各群とも若干の低下が認められた（図7）．III考察現在の白内障手術後の屈折誤差は，以前に比べると飛躍的に減少している．これは光学的眼軸長測定装置の発達と，度数計算式の改良によるところが大きい．しかし，それらの技術をもってしても，術後の屈折誤差を完全になくすことはできない4,5）．Behndigらの報告6）によれば，正視を目標としコントラスト感度（log）1.51.00.50.0全高次収差コマ様収差球面様収差グラフは平均値を示す．て行われた17,000眼以上の白内障手術において，正視（±0.5D以内，円柱度数1.0D未満）を達成したのは55％であった．今回の研究において，LASIKtouchup後の屈折度数は各群とも術後1週以降から±0.5D以内に収束しており，術後6カ月まで安定した結果となった．多焦点眼内レンズ群（A-1，A-2群）は，術前の屈折誤差が等価球面上は小さいが，これは混合乱視を多く含んでいるためである．裸眼視力は全経過を通じてA-1群が良好であるが，wavefront-guid-edによる正確なプログラム照射が効果的であったと思われる．Wavefront-guidedによるレーザー照射には，虹彩紋理認識を用いた眼球回旋に対する対策がなされており，とくに乱視矯正において従来型の照射に比べて矯正精度が改善されている．A-1群に含まれたLENTISMplus1例2眼は，LENTISMplus挿入眼に対する初めてのLASIKtouchup症例である．この症例に対してwavefront-guidedLASIKを施行した結果，遠方視力の改善は得られたものの多焦点性の低下が認められたため，以後のLENTISMplus挿入眼に対するLASIKtouchupではconventionalLASIKを選択している．LASIKにおける視機能の低下は，中等度以上の近視などに対して角膜の切除量が大きくなった場合に起こりやすい合併症である7,8）．本研究においての矯正量は等価球面度数で±1.0D以内であり，角膜切除量はきわめて少ない．すべての群で術後コントラスト感度の低下や高次収差の増加を認めなかったのは，角膜切除量が少なかったことに起因するものと思われた．これらの結果より，矯正量が比較的少ないLASIKtouchupにおいては，術後視機能の低下を招くことなく，屈折誤差の矯正が達成されるものと考える．LASIKにおける裸眼視力の回復は，本来は翌日ないしは術後1週間でほぼ目標値に達することが多いが9），本研究においては，術後1カ月ないしは3カ月程度の経過にて目標値に達していた．これは，対象年齢が通常のLASIKと比較して高いため，高次中枢における認識が安定するまでにある程度の時間が必要なのではないかと推察している．単焦点群と多焦点群ともに，この視力回復の遅延が認められたことから，眼内レンズの光学的特性によるものではないと考えられる．また，検眼鏡的には明らかな異常がなくても，角膜の浮腫や涙液の安定性などが術前の状態に戻るまでに相当の時間を要している可能性もある．いずれにせよ，LASIKは高齢者における屈折矯正手術としても有効であるが10），その視力回復の経過が若年者に比べ緩徐である可能性があることを念頭に置く必要があると思われた．IV結論本研究により，多焦点眼内レンズ挿入眼の屈折誤差に対してLASIKによるtouchupは有効な方法であることが示唆された．多焦点眼内レンズを選択するということには，すなわち良好な裸眼視力を獲得するという明確な目的がある．正視を達成できなかった場合の失望感は医療不信に.がる可能性もあり，術後の屈折誤差を無視することはできない．ある程度の屈折誤差が起こることを前提として，誤差が生じた場合の対策としてLASIKという手段が有効であることを，当初から説明しておくことも一つの方法であろう．文献1）PineroDP,AyalaEspinosaMJ,AlioJL：LASIKoutcomesfollowingmultifocalandmonofocalintraocularlensimplantation.JRefractSurg26：569-577,20102）MuftuogluO,PrasherP,ChuCetal：Laserinsituker-atomileusisforresidualrefractiveerrorsafterapodizeddi.ractivemultifocallensimplantation.JCataractRefractSurg35：1063-1071,20093）JendritzaBB,KnorzMC,MortonS：Wavefront-guidedexcimerlaservisioncorrectionaftermultifocalIOLimplantation.JRefractSurg24：274-279,20084）EricksonP：E.ectsofintraocularlenspositionerrorsonpostoperativerefractiveerror.JCataractRefractSurg16：305-311,19905）NorrbyS：Sourcesoferrorinintraocularlenspowercal-culation.JCataractRefractSurg34：368-376,20086）BehndigA,MontanP,SteneviUetal：Aimingforemme-tropiaaftercataractsurgery：SwedishNationalCataractRegisterstudy.JCataractRefractSurg38：1181-1186,20127）YamaneN,MiyataK,SamejimaTetal：Ocularhigher-orderaberrationsandcontrastsensitivityafterconven-tionallaserinsitukeratomileusis.InvestOphthalmolVisSci45：3986-3990,20048）HershPS,FryK,BlakerJW：Sphericalaberrationafterlaserinsitukeratomileusisandphotorefractivekeratecto-my.Clinicalresultsandtheoreticalmodelsofetiology.JCataractRefractSurg29：2096-2104,20039）PizadaWA,KalaawryH：Laserinsitukeratomileusisformyopiaof-1to-3.50diopters.JRefractSurg13：S425-426,199710）GhanemRC,delaCruzJ,TobaigyFMetal：LASIKinthepresbyopicagegroup：safety,e.cacy,andpredict-abilityin40-to69-year-oldpatients.Ophthalmology114：1303-1310,2007＊＊＊</p>
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		<title>CGT-2000を用いたコントラスト感度測定の再現性</title>
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		<pubDate>Fri, 30 Jan 2015 07:59:18 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[Bland-Altman methods]]></category>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科32（1）：159.162，2015cCGT-2000を用いたコントラスト感度測定の再現性金澤正継＊1,2魚里博＊1,3,4川守田拓志＊1,3浅川賢＊1,3中山奈々美＊5＊1北里大学大学院医療系研究 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科32（1）：159.162，2015cCGT-2000を用いたコントラスト感度測定の再現性金澤正継＊1,2魚里博＊1,3,4川守田拓志＊1,3浅川賢＊1,3中山奈々美＊5＊1北里大学大学院医療系研究科視覚情報科学＊2専門学校日本医科学大学校視能訓練士科＊3北里大学医療衛生学部視覚機能療法学専攻＊4新潟医療福祉大学医療技術学部視機能科学科＊5東北文化学園大学医療福祉学部視覚機能学専攻ReliabilityofContrastGlareTesterCGT-2000MeasurementMasatsuguKanazawa1,2）,HiroshiUozato1,3,4）,TakushiKawamorita1,3）,KenAsakawa1,3）andNanamiNakayama5）1）DepartmentofVisualScience,KitasatoUniversityGraduateSchoolofMedicalSciences,2）DepartmentofOrthoptics,NihonIkagakuCollege,3）DepartmentofOrthopticsandVisualSciences,KitasatoUniversitySchoolofAlliedHealthSciences,4）DepartmentofOrthopticsandVisualSciences,NiigataUniversityofHealthandWelfare,5）DepartmentofRehabilitation,TohokuBunkaGakuenUniversityFacultyofMedicalScienceandWelfare健常被験者22名を対象に，コントラストグレアテスターCGT-2000（タカギセイコー）を用いてコントラスト感度を測定した．背景輝度は明所および薄暮の2条件とし，明所では100,000cd/m2，薄暮では40,000cd/m2のグレアを負荷した．測定は完全屈折矯正下，自然瞳孔のまま両眼開放にて行った．再現性の解析は，Bland-Altman解析から得られた2回測定の95％一致限界（95％limitsofagreement：LoA）により評価した．その結果，LoAは低空間周波数と高空間周波数との間に差を認めたが，良好な再現性を示した．ThepurposeofthisstudywastoevaluatethereliabilityofmeasurementwiththecontrastglaretesterCGT2000（TAKAGISEIKO,Co.,Ltd.Nagano,Japan）.Thesubjectswere22healthyvolunteers.Contrastsensitivity（CS）wasmeasuredunderphotopicvisionandmesopicvision,withorwithoutglare.Glareintensitywas100,000cd/m2inphotopicvisionand40,000cd/m2inmesopicvision.BinocularCSwasmeasuredwithspectaclecorrectioninnon-cycloplegiceyeswithnaturalpupils.Thestatisticalanalysisconsistedof95％limitsofagreement（LoA）,usingtheBland-Altmanmethod.CGT-2000measurementwasquitereliable,butthereweredifferencesinLoAbetweenlowspatialfrequencyandhighspatialfrequency.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）32（1）：159.162,2015〕Keywords：コントラスト感度，再現性，Bland-Altman解析．contrastsensitivity,repeatability,Bland-Altmanmethods.はじめにコントラスト感度およびグレアテストは，視力に比べてより広い範囲の形態覚を定量的に測定することにより，qualityofvision（QOV）や散乱光が生じやすい視機能の変化を評価するための指標となっている1,2）．その一方で，外部視標を用いた場合，印刷面の劣化や環境照度の影響を受けやすく3），多施設でのデータ収集時には測定環境が統一しきれないという制限があった．特にグレア下におけるコントラスト感度の測定機器は外部視標に代表されるため，再現性についての問題が指摘されていた4）．近年，内部視標を用いたグレアテストが可能なコントラストグレアテスターCGT-2000が登場した．そこで，本研究ではCGT-2000の再現性について検討を行ったので報告する．I対象および方法1.対象対象は屈折異常以外に眼疾患のない年齢18.32歳（24.4±4.2歳，平均±標準偏差，以下，同様）の男性11名，女性11名，計22名とした．自覚的屈折度数（等価球面値）は.2.20±2.43Dであった．被験者は片眼の小数視力が左右眼それぞれ1.0以上を有する者を対象とした．また，被験者にはヘルシンキ宣言の理念を踏まえ，事前に実験の目的を説明し，本人から自由意思による同意を得たうえで行った．〔別刷請求先〕魚里博：〒950-3198新潟市北区島見町1398番地新潟医療福祉大学医療技術学部視機能科学科Reprintrequests：HiroshiUozato,DepartmentofOrthopticsandVisualSciences,NiigataUniversityofHealthandWelfare,1398Shimami-chou,Kita-ku,Niigata-shi,950-3198,JAPAN0910-1810/15/\100/頁/JCOPY（159）159表1グレアなしの条件におけるBland-Altman解析の結果明所グレアなし薄暮グレアなし空間周波数（cpd）平均2標準偏差（LoA）平均2標準偏差（LoA）1.10.007±0.06（.0.06.0.07）0.007±0.06（.0.05.0.07）1.8.0.007±0.06（.0.07.0.06）0.020±0.14（.0.12.0.16）2.9.0.007±0.06（.0.07.0.06）0.030±0.18（.0.15.0.21）4.50.014±0.25（.0.24.0.26）0.000±0.36（.0.36.0.36）7.10.002±0.36（.0.36.0.36）.0.042±0.45（.0.49.0.41）10.2.0.026±0.38（.0.40.0.35）.0.022±0.46（.0.48.0.44）表2グレアありの条件におけるBland-Altman解析の結果明所グレアあり薄暮グレアあり空間周波数（cpd）平均2標準偏差（LoA）平均2標準偏差（LoA）1.10.000±0.00（0.00）0.000±0.00（0.00）1.80.000±0.00（0.00）0.007±0.14（.0.13.0.15）2.90.000±0.00（0.00）0.020±0.34（.0.32.0.36）4.50.034±0.23（.0.20.0.27）0.021±0.43（.0.41.0.45）7.1.0.003±0.47（.0.47.0.46）0.037±0.34（.0.30.0.37）10.2.0.034±0.44（.0.47.0.40）0.031±0.29（.0.26.0.32）2.方法測定機器には，タカギセイコー社製コントラストグレアテスターCGT-2000（図1A，以下，CGT-2000）を用いた．CGT-2000はBadal光学系で設計されており，視標は内蔵されている二重輪視標を用いる（図1B）．視標サイズは6.3，4.0，2.5，1.6，1.0および0.6°の6種類からなり，空間周波数に換算するとそれぞれ1.1，1.8，2.9，4.5，7.1および10.2cycles/degree（以下，cpd）に相当する．条件は光学的距離5m，呈示時間0.8秒に設定し，背景輝度は明所（100cd/m2）および薄暮（10cd/m2）の2条件とした．また，2条件ともグレア光（高輝度白色LED）を照射した測定も行い，グレア光の強さは明所で100,000cd/m2，薄暮で40,000cd/m2とした5）．薄暮の条件では，測定前に15分間の暗順応を行った．測定は被験者の応答に従って自動的に進められ，被験AB図1コントラストグレアテスターCGT-2000（A）と二重輪視標（B）者には二重輪が見えた段階でボタンを押すように指示した6）．測定条件は，被験者に遠方完全屈折矯正レンズを装用させ，自然瞳孔のまま両眼開放にて，同一検者による2回のコントラスト感度測定を行った．2回の測定は，15分以上の時間を空けた．統計学的解析には，Bland-Altman解析7）から得られた2回測定の95％一致限界（95％limitsofagreement：LoA）8）により，CGT-2000の再現性を評価した．LoAは，2回の測定値の差の平均をd，2回の測定値の差の標準偏差をSDd，95％信頼区間のz値である1.96とした場合，「LoA＝d±1.96×SDd」の式を用いて算出した8,9）．II結果1回目と2回目の測定値を比較した結果，両者に差は認められなかった（対応のあるt検定，p＞0.05）．一方，Bland-Altman解析の結果，明所グレアなしのLoAは，1.1.2.9cpdが±0.06と一定であり，4.5.10.2cpdは，それぞれ±0.25，±0.36，±0.38へと増加した（表1）．薄暮グレアなしでは，空間周波数が高くなるに従い，±0.06，±0.14，±0.18，±0.36，±0.45，±0.46と増加した．また，明所グレアありのLoAは，1.1.2.9cpdが±0.00と一定であり，4.5cpdが±0.23，7.1cpdと10.2cpdが±0.47および±0.44であった（表2）．薄暮グレアありでは，1.1.10.2cpdまでそれぞれ±0.00，±0.14，±0.34，±0.43，±0.34，±0.29であり，中空間周波数においてLoAが大きくなる傾向にあった．各160あたらしい眼科Vol.32，No.1，2015（160）条件における結果を図2に示す．III考按今回，健常若年者を対象に，CGT-2000の再現性をBland-Altman解析から得られた95％一致限界により評価した．まず，Bland-Altman解析から得られた2回測定の差の平均は±0.05logCS以内であった．この値が正あるいは負の値のどちらかに偏った場合，測定機器の設計および構造による影響や，測定時における練習効果や疲労の影響によるものとされる．今回，CGT-2000の測定が1段階を0.15logCS単位で行うことを考慮すると，上記の影響は無視できる範囲内と考えられた．つぎに，本検討で得られた2標準偏差（LoA）は最小で±0.00，最大で±0.46であった．先行研究では測定機器が異なるものの，Hongら9）が±0.16.±0.23，Pesudovsら11）が±0.22.±0.45，Kellyら4）が±0.39.±0.58，Reevesら10）が±0.59.±0.83と報告しており，CGT-2000のばらつきは小さく，再現性は良好であることが示唆された．ただし，高空間周波数になるに従いLoAは広がる傾向にあり9），logCS単位で2.3段階に相当した．そのため，高空間周波数のばらつきが大きいことに留意する必要がある．個別で比較すると，グレアなしの条件ではおおむね2段階のばらつきにおさまり，既報12）のとおり，グレアありの条件と比して再現性は良好となった．その原因については，レンズの反射率が視力に影響すると指摘されており13），再現性が低下した原因として眼鏡レンズの反射によるものと推察された．すなわち，屈折矯正のために使用した眼鏡によりグレア光の反射が変化し，結果として再現性が低下したと考えられる．ただし，明所グレアありの条件では，低空間周波数において22名の測定値が完全に一致し，高い再現性を得た．これは，測定条件および屈折矯正により被験者の視機能を統一できた結果と解釈することができる．また，明所と比して薄暮での測定では，若干ながら再現性が低下した．この傾向はHohbergerらの研究14）を支持する結果であり，暗順応の影響が考えられた．すなわち，事前に15分間の暗順応を行う条件は統一したが，実際に順応状態を測定しておらず，順応時間には個人差が認められる15）ため，両条件におけるLoAに差が生じた可能性がある．最後に，本検討で得られた測定値はBand-Pass型ではなく，Low-Pass型の傾向がみられた．一般にLow-Pass型は眼光学系を，Band-Pass型は網膜以降を含めた視覚系全体を評価することにより得られるとされている3）．CGT-2000の測定における特徴は，Badal光学系を用いた字ひとつ視標であること，縞視標ではなく二重輪視標であること，視標の方向（切れ目）を問う過程が省略されていることが挙げられる．Low-Pass型を示した原因との関係は不明であるが，測（161）明所グレアなし薄暮グレアなしlogコントラスト感度logコントラスト感度2.52.01.51.00.50.01.11.82.94.57.110.21.11.82.94.57.110.2空間周波数（cpd）空間周波数（cpd）明所グレアあり薄暮グレアあり2.52.01.51.00.50.01.11.82.94.57.110.21.11.82.94.57.110.2空間周波数（cpd）空間周波数（cpd）図24条件におけるコントラスト感度の平均と2回測定の一致限界黒線は各条件における22名の被験者のコントラスト感度の平均を，網掛けは2回測定の一致限界（LoA）を示す．定方法の相違により，他機種と単純な比較ができない可能性があり，注意を要する．本検討では，タカギセイコー社製のCGT-2000を用い，Bland-Altman解析からコントラスト感度およびグレアテストの再現性を評価した．その結果，CGT-2000による測定は良好な再現性を有することが示唆された．本論文の要旨は，第49回日本眼光学学会（京都）にて発表した．文献1）ShimizuK,KamiyaK,IgarashiAetal：Intraindividualcomparisonofvisualperformanceafterposteriorchamberphakicintraocularlenswithandwithoutacentralholeimplantationformoderatetohighmyopia.AmJOphthalmol154：486-494,20122）MunozG,Belda-SalmeronL,Albarran-DiegoCetal：Contrastsensitivityandcolorperceptionwithorangeandyellowintraocularlenses.EurJOphthalmol22：769-775,20123）魚里博，中山奈々美：視力検査とコントラスト感度．あたらしい眼科26：1483-1487,20094）KellySA,PangY,KlemencicS：ReliabilityoftheCSV1000inadultsandchildren.OptomVisSci89：1172あたらしい眼科Vol.32，No.1，20151611181,20125）KanazawaM,UozatoH：Relationshipbetweenabsorptivelensesandcontrastsensitivityinhealthyyoungsubjectswithglareunderphotopic-andmesopic-visionconditions.OpticalReview20：282-287,20136）金澤正継，魚里博：周辺視野のグレア光がコントラスト感度に与える影響．視覚の科学．視覚の科学34：86-90,7）BlandM,AltmanDG：Statisticalmethodsforassessingagreementbetweentwomethodsofclinicalmeasurement.Lancet1：307-310,19868）KawamoritaT,UozatoH,KamiyaKetal：Repeatability,reproducibility,andagreementcharacteristicsofrotatingSheimpflugphotographyandscanning-slitcornealtopographyforcornealpowermeasurement.JCataractRefractSurg35：127-133,20099）HongYT,KimSW,KimEKetal：Contrastsensitivitymeasurementwith2contrastsensitivitytestsinnormaleyesandeyeswithcataract.JCataractRefractSurg36：547-552,201010）ReevesBC,WoodJM,HillAR：VistechVCTS6500Charts-within-andbetween-sessionreliability.OptomVisSci68：728-737,199111）PesudovsK,HazelCA,DoranRMetal：TheusefulnessofVistechandFACTcontrastsensitivitychartsforcataractandrefractivesurgeryoutcomesresearch.BrJOphthalmol88：11-16,200412）ElliottDB,BullimoreMA：Assessingthereliability,discriminativeability,andvalidityofdisabilityglaretests.InvestOphthalmolVisSci34：108-119,199313）和氣典二，平野邦彦，和氣洋美ほか：種々の照明状況下の視力と眼鏡．日本眼光学学会誌11：43-53,199014）HohbergerB,LaemmerR,AdlerWetal：MeasuringcontrastsensitivityinnormalsubjectswithOPTEC6500：influenceofageandglare.GraefesArchClinExpOphthalmol245：1805-1814,200715）PatryasL,ParryNR,CardenDetal：Assessmentofagechangesandrepeatabilityforcomputer-basedroddarkadaptation.GraefesArchClinExpOphthalmol251：18211827,2013＊＊＊162あたらしい眼科Vol.32，No.1，2015（162）</p>
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		<title>回折型多焦点眼内レンズ挿入後不満例の検討</title>
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		<pubDate>Fri, 29 Nov 2013 15:32:59 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科30（11）：1629.1632，2013c回折型多焦点眼内レンズ挿入後不満例の検討ビッセン宮島弘子＊1吉野真未＊1大木伸一＊1南慶一郎＊1平容子＊2＊1東京歯科大学水道橋病院眼科＊2眼科龍雲堂醫院 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科30（11）：1629.1632，2013c回折型多焦点眼内レンズ挿入後不満例の検討ビッセン宮島弘子＊1吉野真未＊1大木伸一＊1南慶一郎＊1平容子＊2＊1東京歯科大学水道橋病院眼科＊2眼科龍雲堂醫院EvaluationofUnsatisfiedPatientsfollowingDiffractiveMultifocalIntraocularLensImplantationHirokoBissen-Miyajima1）,MamiYoshino1）,ShinichiOki1）,KeiichiroMinami1）andYokoTaira2）1）DepartmentofOphthalmology,TokyoDentalCollegeSuidobashiHospital,2）RyuundoEyeClinic目的：回折型多焦点眼内レンズ（IOL）挿入後の不満例の割合と要因を検討した．対象および方法：東京歯科大学水道橋病院および眼科龍雲堂醫院において白内障手術時に回折型多焦点IOLが挿入された252例464眼のうち，挿入後3カ月以上経過しても見え方に不都合を訴える例を不満群，それ以外をコントロール群とし，不満群の割合，不満の原因および術前後の患者背景を検討した．結果：不満群は全体の6.7％で，コントラスト感度低下が原因と思われる自覚的な見え方への訴えが多かった．不満群はコントロール群と比較して，術前矯正視力が良好，術後裸眼・矯正近方視力が不良，コントラスト感度が低下していた．年齢，性別，術後屈折および裸眼・矯正遠方視力，残余屈折矯正目的にて施行のLASIK（laserinsitukeratomileusis），眼鏡装用率には有意差を認めなかった．結論：多焦点IOL挿入後の不満例の頻度は低いが，術前の期待度に比べコントラスト感度低下に起因する見え方や近方視力不良が原因となっていることが示唆された．Itiswellknownthatsomepatientscomplainaboutvisualqualityfollowingimplantationofthediffractivemultifocalintraocularlens（IOL）.Of252patients（464eyes）whoreceiveddiffractivemultifocalIOLs,the6.7％whocomplainedaboutvisualqualityat3monthspostoperatively（dissatisfiedgroup）werecomparedtotheotherpatients（controlgroup）.Higherriskofdissatisfactionwasfoundinpatientswithbetterpreoperativecorrectedvisualacuity,lowerpostoperativecontrastsensitivityanduncorrected/correctednearvisualacuities.Therewerenogroupdifferencesinpatientage,gender,postoperativerefraction,uncorrected/correcteddistancevisualacuities,LASIK（laserinsitukeratomileusis）forresidualrefractiveerrororspectacleusage.Althoughtherateofdissatisfiedpatientswaslow,visualsymptomsbasedonlowercontrastsensitivityandpoornearvisualacuityseemtobethemainreasonsfordissatisfaction.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）30（11）：1629.1632,2013〕Keywords：多焦点レンズ，回折，不満，裸眼視力，コントラスト感度．multifocallens,diffraction,dissatisfaction,uncorrectedvision,contrastsensitivity.はじめに白内障手術時において，多焦点眼内レンズ（IOL）を用いた水晶体再建術が2008年に先進医療として認められ，施設基準を満たした医療機関は260施設以上（2013年時点，厚生労働省のウェブサイトによる）となっている．しかし，症例数は，2012年度で約4,000件と白内障手術の年間100.120万件の0.5％にも満たない数である．回折型多焦点IOLは，挿入後，良好な遠方と近方裸眼視力が得られ，日常生活における眼鏡依存度を減らすことができることから1.4），患者のQOL（qualityoflife）の向上が期待できる．一方，このような利点があるにもかかわらず症例数が少ないのは，手術費が単焦点IOLを用いた水晶体再建術と同じ保険適用でなく全額患者負担になること，多焦点IOL挿入後の不満例があることが考えられる5,6）．今後，多焦点IOLが普及していくなか，不満例の割合および原因を知ることが重要と考え，回折型多焦点IOLが挿入された症例に対して後ろ向きに調〔別刷請求先〕ビッセン宮島弘子：〒101-0061東京都千代田区三崎町2-9-18東京歯科大学水道橋病院眼科Reprintrequests：HirokoBissen-Miyajima,M.D.,DepartmentofOphthalmology,TokyoDentalCollegeSuidobashiHospital,2-9-18Misaki-cho,Chiyoda-ku,Tokyo101-0061,JAPAN0910-1810/13/\100/頁/JCOPY（137）1629査を行った．I対象および方法対象は2003年10月から2009年1月までに，東京歯科大学水道橋病院，および眼科龍雲堂醫院にて白内障手術時に回折型多焦点IOLが挿入された252例464眼である．挿入されたIOLはSA60D3，SN60D3，SN6AD3（アルコン社，274眼），および，ZM900（AMO社，190眼）で，手術は同じ術者が両施設で行った．術後3カ月以降の診察時に満足度を①非常に不満，②不満，③不満なくまあまあ，④満足，⑤非常に満足の5段階に分け聞き取り調査し，①および②を不満群，③から⑤をコントロール群とした．なお，多焦点IOL挿入後の屈折誤差に対しては希望があればLASIK（laserinsitukeratomileusis）による屈折矯正手術を施行し，後発白内障による視力障害がある場合はYAGレーザー後.切開を行った．これらの症例では，LASIKあるいはYAGレーザー後.切開後に満足度を調査した．不満例となった要因としては，年齢，性別，多焦点IOL挿入前の視力と屈折（等価球面度数，角膜乱視度数），挿入後の追加手術の有無（LASIK，YAGレーザー後.切開術），および挿入後の裸眼および矯正視力（遠方，近方），屈折（等価球面度数，自覚乱視度数），コントラスト感度，および，眼鏡装用状況を検討した．コントラスト感度は，CSV-1000（VectorVision社）を用いて遠方矯正下で測定した．各要因について不満群とコントロール群で統計学的に検定し，p＜0.05を有意差ありとした．II結果1.不満例の割合と理由不満群は252例464眼中，17例31眼と全症例の6.7％で，5.6％は両眼挿入例（14眼），1.2％は片眼挿入例（3眼）であった．不満の理由は，“膜がかかったように見える”，“全体がかすむ”といったコントラスト感度低下に起因する視機能低下が62.5％と最も多く，“近くが見えない”（12.5％）“遠くも近くも見えない”（2.5％）と裸眼視力が期待以下であ(，)った例が15％，視力の左右差が2.5％の割合であった．2.不満例の要因a.術前の年齢，性別多焦点IOL挿入時の平均年齢は，不満群が64.8±8.2歳，コントロール群が65.0±11.0歳で両群間に有意差はなかった（p＝0.90，対応のないt検定）．両群の年齢分布を図1に示す．不満群は60代が47％で最も多かった．性別は不満群の88.2％が女性，11.8％が男性，コントロール群の69.4％が女性，30.6％が男性と女性が多かったが有意1630あたらしい眼科Vol.30，No.11，2013不満群コントロール群50歳未満60～69歳47％70～79歳29％50～59歳80～89歳9％50～59歳24％5％15％60～69歳35％70～79歳36％図1術前の年齢分布表1術後処置不満群コントロール群眼数（不満群内での割合）眼数（コントロール群内での割合）YAGレーザ1（3.2％）13（3.0％）LASIK5（16.1％）29（6.7％）LASIKのみ有意差あり（p＜0.05．c2検定）．表2術後視力および屈折値不満群コントロール群遠方裸眼視力0.980.94矯正視力1.191.20近方裸眼視力0.610.72矯正視力0.780.95屈折等価球面（D）自覚乱視（D）.0.06±0.45.0.39±0.56.0.05±0.46.0.57±0.52差はなかった（p＝0.10，c2検定）．b.術前視力および屈折遠方矯正小数視力の平均は不満群が0.97，コントロール群が0.61と，不満群のほうが良好であった（p＝0.0005，Mann-Whitney検定）．等価球面度数は不満群が.2.9±4.6D，コントロール群が.1.1±4.0Dと不満群で術後屈折が有意に近視寄りであった（p＝0.046，t検定）．角膜乱視は不満群が.0.8±0.4D，コントロール群が.0.8±0.6Dと両群とも1D以下であった．c.術後処置（表1）多焦点IOL挿入後に残余屈折異常の矯正目的でLASIKが施行された34眼のうち不満群は5眼，YAGレーザー後.切開が施行された14眼のうち不満群は1眼で，コントロール群で同処置を行った割合と比べて有意差はなかった（p＝0.052，0.94，c2検定）．d.挿入後の視力および屈折遠方視力（裸眼および矯正），近方視力（裸眼，遠方矯正下，および矯正），屈折値（等価球面度数，自覚円柱度数）の（138）CSV-1000ContrastSensitivityコントロール群不満群SpatialFrequency（CyclesPerDegree）12，18cpdで有意差あり（p＝0.025,t検定）図2装用眼鏡の種類結果を表2に示す．近方視力は，裸眼，遠方矯正下，矯正とも不満群は有意に低下していた（p＝0.011）．それ以外の項目では両群間に有意差を認めなかった．e.コントラスト感度両群とも60.69歳の正常範囲に入っていたが（図2），不満群が12,18cpdにてコントロール群に比較して有意に低下していた（p＝0.025，t検定）．f.眼鏡装用状況不満群が16.2％，コントロール群が9.4％で両群に有意差はなかった（p＝0.24，c2検定）．装用眼鏡の種類は不満群で遠用40％，中間用20％，近方40％，コントロール群で遠用41％，中間用21％，近用38％と両群とも類似した傾向であった．III考按多焦点IOL挿入後は，単焦点IOL挿入後より不満を訴える例が多く，その程度が重篤な場合が多いことが危惧されている．すでに多焦点IOL挿入後の不満例について報告があるが，後発白内障，残余屈折，瞳孔径により視機能障害があり，これらの問題に対して処置を行うことで改善したというものである5,6）．しかし，改善しない場合は多焦点IOLの摘出となり，回折型のみならず屈折型でも報告されている7,8）．今回は，多焦点IOLのなかで挿入頻度が高い回折型における不満を訴える割合，術前あるいは術後の要因を検討した．（139）まず，不満例の割合だが，今までの報告は不満を訴えた症例が32例43眼5），49例76眼6）と複数施設における結果のため症例数は多いが，挿入された施設での不満例の割合は不明である．今回の6.7％という不満例の割合から，術前に適応を検討し，術後に何らかの処置をしても多焦点IOL挿入後に10％以下の割合で不満を訴える可能性があることを術者が知っておくことは重要と考える．今回の症例はLASIKやYAGレーザー後の不満例としたが，海外の不満例の報告と同様に術後屈折誤差や後発白内障例をすべて含めると全体の10.4％となり，不満を訴える例でも適切な処置を行うことで一部の症例では解決できることがわかる．不満の理由として全体の半数以上を占めた“膜がかかったよう”，“全体がかすむ”というのは，海外の報告で“blurredvision”が最も多かった結果と一致していた5.7）．しかし，海外の報告では，これらの症例で後発白内障例にはYAGレーザー，不同視や乱視例には屈折矯正手術を施行し症状が改善しているが，本報告はこれらの処置を行っても不満を訴える例で，別の要因を考える必要がある．年齢，性別については不満例とコントロール群で有意差を認めなかったが，術前矯正視力が良好な例ほど不満を訴える可能性が高いことがわかった．術前に視力が低下している症例ほど術後の改善度が明らかに認識されるが，術前の視力が良好な症例は，術後に視力が改善しても見え方の質，すなわちコントラスト感度の低下をより自覚しやすく，そのため満足度が低い可能性がある9）．欧米で白内障による視力低下がない場合でも，老眼への対処として多焦点IOLを挿入する際，不満を訴えやすい結果と類似する10）．術後処置について，今回の検討は，視力に影響すると思われる屈折誤差，後発白内障がある場合，LASIKやYAGレーザー後.切開術を行ってからの満足度とした．施行率は両群で差がなかったが，これらの処置を施しても不満が残る例があることに注意すべきである．YAGレーザーは，多焦点IOLを摘出して単焦点IOLに交換する可能性を念頭におき安易に施行すべきでないとされている5）．術後裸眼および矯正視力は，一般的に最も不満の原因につながる要素である．挿入されたIOLは近方加入度数が＋4.0D，光学部全体が回折型，中央3.6mm径がアポダイズ回折型の2種類だが，明室における視力検査結果に差はでにくいと考えた．遠方視力は裸眼および矯正とも両群で有意差を認めなかったが，近方視力は裸眼，遠方矯正下，矯正とも不満群で有意に低下していた．挿入した不満群に近視眼が多かったことから，近方視力への期待度が高く，視力が出にくかったことが不満の原因につながっていた可能性は否定できない．術後コントラスト感度は不満例において中から高周波数領域で低下しており，これは自覚的な見え方に対する不満と一あたらしい眼科Vol.30，No.11，20131631致する．回折型デザインの欠点はコントラスト感度の低下であるが，多くの症例は両眼挿入で比較的良好なコントラスト感度が保たれている．事前にどのような症例でコントラスト感度低下を自覚するのか予測できないため，不満例をできるだけ少なくするには術前に十分な説明をし，患者の十分な理解を得て挿入することが重要である．眼鏡装用率は不満例のほうが高かったが，統計学的な有意差はなかった．見え方に不満がある場合，多少の屈折矯正でも自覚的な見え方が改善することに期待し，眼鏡装用を試みる場合が多いためと思われる．その他，不満の訴えとして，夜間のグレア・ハローがあるが，本症例における不満例でこれらの症状を訴える例はなかった．近年，高次収差が測定できるようになり，視機能を検討するうえで有用な検査法とされている．回折型IOL挿入眼では測定が困難な場合があり，本症例群で信頼できる結果が得られた症例数が限られたため，不満の要因としての検討は行わなかった．装置の測定ポイント数が増え，以前より測定可能な症例が増えているので，今後，高次収差と不満例についても検討していきたい．不満の要因として，その他にドライアイやIOL偏位があげられるが，本症例の不満例には人工涙液点眼を処方し，何らかの改善がみられるか確認している．IOL位置については，普通瞳孔で回折リングの位置で偏位が確認できるが，視機能に影響を及ぼすような偏位例はなかった．これらのことから，不満例の要因は，回折型デザイン特有のコントラスト感度低下に起因する見え方の不都合，あるいは近方視力が期待度以下であったことが考えられる．不満例をゼロにすることは不可能だが，術前にコントラスト感度低下に伴う見え方および現実的な近方の見え方を説明し，理解が得られなかったり，不安がある場合には多焦点IOLの挿入を見合わせることを考慮すべきである．特に術前視力が良好な症例ではこれらの点に留意すべきと考えられた．文献1）ビッセン宮島弘子，林研，平容子：アクリソフRApodized回折型多焦点眼内レンズと単焦点眼内レンズ挿入成績の比較．あたらしい眼科24：1099-1103,20072）AlfonsoJF,Fernandez-VegaL,AmhazHetal：Visualfunctionafterimplantationofanasphericbifocalintraocularlens.JCataractRefractSurg35：885-892,20093）KohnenT,NuijtsR,LevyPetal：Visualfunctionafterbilateralimplantationofapodizeddiffractiveasphericmultifocalintraocularlenseswitha＋3.0Daddition.JCataractRefractSurg35：2062-2068,20094）ビッセン宮島弘子，林研，吉野真未ほか：近方加入＋3D多焦点眼内レンズSN6AD1の白内障摘出眼を対象とした臨床試験成績．あたらしい眼科27：1737-1742,20105）WoodwardMA,RandlemanJB,StultingRD：Dissatisfactionaftermultifocalintraocularlensimplantation.JCataractRefractSurg35：992-997,20096）DeVriesNE,WebersCA,TouwslagerWRetal：Dissatisfactionafterimplantationofmultifocalintraocularlenses.JCataractRefractSurg37：859-865,20117）GalorA,GonzalezM,GoldmanDetal：Intraocularlensexchangesurgeryindissatisfiedpatientswithrefractiveintraocularlenses.JCataractRefractSurg35：1706-1710,20098）鳥居秀成，根岸一乃，村戸ドールほか：羞明感と眼精疲労により多焦点眼内レンズを交換した2例．臨眼64：459463,20109）鳥居秀成：多焦点眼内レンズのコントラスト感度とグレア・ハロー症状．眼科手術26：419-425,201310）PeposeJS：Maximizingsatisfactionwithpresbyopia-correctingintraocularlenses.Themissinglinks.AmJOphthalmol146：641-648,2008＊＊＊1632あたらしい眼科Vol.30，No.11，2013（140）</p>
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		<title>回折型多焦点非球面眼内レンズ挿入眼の薄暮でのコントラスト感度</title>
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		<pubDate>Mon, 30 Jul 2012 15:32:57 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[コントラスト感度]]></category>
		<category><![CDATA[回折型多焦点眼内レンズ]]></category>
		<category><![CDATA[薄暮視]]></category>
		<category><![CDATA[非球面眼内レンズ]]></category>

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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科29（7）：1019.1021，2012c回折型多焦点非球面眼内レンズ挿入眼の薄暮でのコントラスト感度清水恒輔＊1河原温＊1吉田晃敏＊2＊1札幌徳洲会病院眼科＊2旭川医科大学ContrastSens [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科29（7）：1019.1021，2012c回折型多焦点非球面眼内レンズ挿入眼の薄暮でのコントラスト感度清水恒輔＊1河原温＊1吉田晃敏＊2＊1札幌徳洲会病院眼科＊2旭川医科大学ContrastSensitivityunderMesopicConditionsafterDiffractiveMultifocalAsphericIntraocularLensImplantationKosukeShimizu1）,AtsushiKawahara1）andAkitoshiYoshida2）1）DepartmentofOphthalmology,SapporoTokusyukaiHospital,2）AsahikawaMedicalUniversity目的：回折型非球面多焦点眼内レンズ（IOL）であるZMA00（AMO社）の薄暮でのコントラスト感度を検討した．方法：屈折異常と白内障以外に眼疾患を有せず術中術後合併症がない症例，ZMA00挿入眼12例12眼とZA9003（AMO社）挿入眼（20例20眼）を比較した．術後6カ月でCGT1000（タカギセイコー社）を用いて薄暮（照度10lx）でのコントラスト感度，グレア付加コントラスト感度を測定した．結果：コントラスト感度は各視標サイズで有意差を認めなかったが，グレア付加コントラスト感度は，視角1.6°の視標のみ多焦点群が有意に低値であった（p＜0.05）．結論：ZMA00挿入眼のコントラスト感度は悪条件下のみわずかに低下がみられるが，単焦点IOLとほぼ同等である可能性がある．Purpose：Toevaluatecontrastsensitivityineyeswithadiffractivemultifocalasphericintraocularlens（IOL）undermesopicconditions.Methods：AdiffractivemultifocalasphericIOL,theZMA00（AMO）,wasimplantedin12patients（12eyes）.Servingascontrolswere20eyesof20patientswithamonofocalIOL,theZA9003（AMO）,ofthesamematerialandasphericdesign.Nopatientshadoculardiseaseexceptingametropiaandcataract.At6monthsafterimplantation,thecontrastsensitivitywasmeasuredundermesopicconditionswithandwithoutglare.Results：Thetwogroupsshowednosignificantdifferenceincontrastsensitivitywithoutglare,atanytargetsize.MeasurementofcontrastsensitivitywithglareshowedthatthemultifocalIOLgrouphadsignificantly（p＜0.05）lowercontrastsensitivityonlyatthetargetsizeof1.6degreesofarc.Conclusion：ThediffractivemultifocalasphericIOLcanprovidecontrastsensitivitysimilartothatprovidedbythemonofocalasphericIOL,exceptunderadverseconditions.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）29（7）：1019.1021,2012〕Keywords：回折型多焦点眼内レンズ，非球面眼内レンズ，コントラスト感度，薄暮視．diffractivemultifocalintraocularlens,asphericintraocularlens,contrastsensitivitymesopicvision.はじめに白内障手術の進歩に伴い視力以外の視機能の向上のために付加価値眼内レンズ（IOL）が注目されている．近年登場した新世代の多焦点IOLは術後良好な視力が得られている1.6）．しかし，日常生活では明所から暗所まで変化し，目標物のコントラストもさまざまであることから，高コントラスト視標で得られる視力だけではQOV（qualityofvision）を評価することはできず，コントラスト感度測定の重要性が高まっている．回折型多焦点IOLは良好な遠方，近方視力を得られる1.6）が，入射光を遠方と近方に分配するために構造上コントラスト感度の低下が懸念される7）．特に低照度下ではコントラスト感度が低下するため8），回折型多焦点IOL眼では薄暮条件下でさらにコントラスト感度が低下する可能性がある．非球面IOLは角膜の球面収差を補正するため，瞳孔径の拡大に伴い球面収差が増大する低照度下でのコントラスト感度が良〔別刷請求先〕清水恒輔：〒004-0041札幌市厚別区大谷地東一丁目1番1号札幌徳洲会病院眼科Reprintrequests：KosukeShimizu,M.D.,DepartmentofOphthalmology,SapporoTokusyukaiHospital,1-1-1Ooyachihigashi,Atsubetsu-ku,Sapporo-shi004-0041,JAPAN0910-1810/12/\100/頁/JCOPY（143）1019好である9,10）．今回筆者らは，球面収差を低減するために非球面構造を用いた回折型多焦点IOLと，同形状，素材である単焦点IOLの薄暮での視機能を評価するために両者のコントラスト感度を比較検討した．I対象および方法1.対象対象は白内障と屈折異常以外に眼疾患がなく，術中術後合併症がない患者とした．症例の内訳は多焦点群（ZMA00，AMO社）12例12眼（平均年齢64.1±9.6歳，47.79歳）と，単焦点群（ZA9003，AMO社）20例20眼（平均年齢70.8±7.2歳，57.83歳）である．2.術式手術はすべて同一術者が施行した．術式は2.8mm強角膜切開にて超音波乳化吸引術を施行し，両群とも同インジェクター（アンフォルダーエメラルドAR，AMO社），同カートリッジ（エメラルドカートリッジ，AMO社）を使用しIOLを水晶体.内に挿入した．3.IOLII結果1.患者背景年齢，IOL度数に両群間で有意差を認めなかった（表1）．2.視力術後の遠方裸眼視力はlogMAR（小数視力）で多焦点群.0.03±0.07（1.09），単焦点群.0.05±0.07（1.13）でどちらも良好で有意差を認めなかった．遠方矯正視力も各.0.10±0.07（1.26），.0.09±0.08（1.24）と同様に有意差を認めなかった．多焦点群の近方視力も裸眼，遠方矯正下でいずれも良好であった（表2）．3.コントラスト感度コントラスト感度はいずれの視標サイズでも単焦点群のほうが高い傾向にあったが，両群間に有意差は認めなかった．グレア付加コントラスト感度は視標サイズ1.6°のみで多焦点群が単焦点群と比べ有意に低値であったが，その他は有意差を認めなかった（図1，2）．表1年齢，眼内レンズの比較今回使用したZMA00とZA9003は両者ともスリーピース構造で，光学部は非球面構造を採用しており直径6.0mm，全長13.0mmである．素材はアクリル製である．多焦点IOLのZMA00は光学部後面に32の回折構造を有しており，多焦点群単焦点群p値年齢64.1±9.670.8±7.20.0761IOL度数18.8±5.120.6±0.50.1977年齢や挿入IOL度数に有意差は認めなかった（Mann-Whitney回折現象を利用することで入射光を遠方と近方に41％ずつU検定）．分配する．さらに散乱光として18％が失われてしまうため，単焦点IOLと比較し理論上コントラスト感度の低下が懸念表2術後視力（logMAR）される．また，回折構造が全面に配置されていることにより入射光は瞳孔径にかかわらず遠方と近方に均等に分配される．4.検査項目術後6カ月目に両群の遠方裸眼，矯正視力，多焦点群では，近方視力（裸眼，矯正，遠方矯正下），および両群のコ多焦点群単焦点群p値遠方裸眼視力.0.03±0.07.0.05±0.070.0628遠方矯正視力.0.10±0.07.0.09±0.080.7107近方裸眼視力0.15±0.22遠方矯正下近方視力0.11±0.13近方矯正視力0.06±0.08遠方裸眼，矯正視力は両群間で有意差を認めなかった（Mannントラスト感度を測定した．コントラスト感度測定には，WhitneyU検定）．多焦点群の近方視力も良好であった．CGT1000（タカギセイコー社）を用いた．本装置はボックス100型コントラストグレアテスターの一つで，薄暮（照度10lx）でのコントラスト感度と，グレア付加コントラスト感度の測定が可能である11）．視標のサイズとコントラストが自動的に：多焦点群：単焦点群80コントラスト感度変化して表示され，被検者は認識した時点でスイッチを押し測定される．視標はダブルリング視標でサイズは視角6.3°から0.7°の6種類ある．5.統計解析604020各群間の比較はMann-WhitneyU検定を用いp＜0.05を統計学的有意差ありとした．16.34.02.51.61.00.7視標サイズ（degofarc）図1コントラスト感度全視標サイズで有意差は認めなかった（Mann-WhitneyU検定）．1020あたらしい眼科Vol.29，No.7，2012（144）グレア付加コントラスト感度100806040201：多焦点群：単焦点群＊6.34.02.51.61.00.7視標サイズ（degofarc）図2グレア付加コントラスト感度視標サイズ1.6degofarc（視角1.6°）のみで有意差を認めた（Mann-WhitneyU検定，＊p＜0.05）．III考察多焦点IOLと単焦点IOLのコントラスト感度を比較した報告は多数ある．今回筆者らが用いたIOLと同形状のものの報告ではシリコーン製多焦点非球面IOLのZM900と単焦点IOLのZ9000を比較したものがあり，どの照度でも両者に差はないとする報告1,2）や，薄暮視，暗所視で低周波，高周波数領域で低下していたとの報告3），明所視で中間から高周波数領域で低下していたとの報告4）など結果はさまざまである．今回使用したZMA00については，他の多焦点IOLと比較し薄暮視での中間周波数領域でのコントラスト感度が良い傾向にあったという報告がある5）．本研究での薄暮視のコントラスト感度は，多焦点群が低い傾向を認めるものの，有意差を認めたのはグレア付加時の一部の視標サイズのみであった．今回単焦点と比較し，コントラスト感度低下が少なかった原因の一つとして，非球面構造が球面収差を低減している可能性がある．単焦点IOLでは薄暮条件下では非球面のものが球面のものよりコントラスト感度が良好であるとする報告9,10）もあり，多焦点IOLにおいても同様の効果が得られた可能性がある．その他の原因としてCGT1000で測定する周波数領域の範囲があげられる．CGT1000の視標は視角6.3.0.7°の範囲であるが，これは他のコントラスト感度測定機器の6.12cpdの中間周波数の範囲である11）．高周波数領域でのコントラスト感度低下の報告と比較し中間周波数でのコントラスト感度低下の報告は多くはない．視覚系全体における空間周波数特性は中間周波数で最も高いことが知られており，それによる影響も考えられる12）．さらに，本研究で両群間のコントラスト感度の差が小さかったことや，統計学的有意差は出なかったが年齢が多焦点IOL群で低い傾向にあったことについては，サンプル数が少なかったことが要因の一つとなった可能性がある．今後症例数を重ね検討していきたい．今回筆者らは，多焦点IOLであるZMA00と同形状・同素材の単焦点IOLの薄暮でのコントラスト感度を比較検討した．ZMA00は大きなコントラスト感度の低下もなく，コントラスト感度を低下させる他の疾患を考慮すれば有効なIOLであると考えられた．文献1）片岡康志，大谷伸一郎，加賀谷文絵ほか：回折型多焦点非球面眼内レンズ挿入眼の視機能に対する検討．眼科手術23：277-281,20102）CillinoS,CasuccioA,DiPaceFetal：One-yearoutcomeswithnew-generationmultifocalintraocularlenses.Ophthalmology115：1508-1516,20083）MartinezPalmerA,GomezFainaP,EspanaAlbeldaAetal：Visualfunctionwithbilateralimplantationofmonofocalandmultifocalintraocularlenses：aprospective,randomized,controlledclinicaltrial.JRefractSurg24：257264,20084）MesciC,ErbilHH,OlgunAetal：Differencesincontrastsensitivitybetweenmonofocal,multifocalandaccommodatingintraocularlenses：long-termresults.ClinExperimentOphthalmol38：768-777,20105）GilMA,VaronC,RoselloNetal：Visualacuity,contrastsensitivity,subjectivequalityofvision,andqualityoflifewith4differentmultifocalIOLs.EurJOphthalmol22：175-187,20116）YoshinoM,Bissen-MiyajimaH,OkiSetal：Two-yearfollow-upafterimplantationofdiffractiveasphericsiliconemultifocalintraocularlenses.ActaOphthalmol89：617621,20117）大沼一彦：回折型多焦点眼内レンズの光学特性．あたらしい眼科24：137-146,20078）PuellMC,PalomoC,Sanchez-RamosCetal：Normalvaluesforphotopicandmesopiclettercontrastsensitivity.JRefractSurg20：484-488,20049）森洋斉，森文彦，昌原英隆ほか：非球面眼内レンズ（TECNISZA9003）挿入眼の収差とコントラスト感度．あたらしい眼科25：561-565,200810）OhtaniS,MiyataK,SamejimaTetal：Intraindividualcomparisonofasphericalandsphericalintraocularlensesofsamematerialandplatform.Ophthalmology116：896901,200911）高橋洋子：コントラストグレアテスター．IOL&#038;RS15：192-199,200112）魚里博，中山奈々美：視力検査とコントラスト感度．あたらしい眼科26：1483-1487,2009＊＊＊（145）あたらしい眼科Vol.29，No.7，20121021</p>
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		<title>非球面眼内レンズ（Nex-Acri AA Aktis N4-18YG）挿入眼の視機能</title>
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		<pubDate>Sun, 30 Jan 2011 15:31:51 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[0910-1810/11/\100/頁/JCOPY（135）135《原著》あたらしい眼科28（1）：135.138，2011cはじめに現在，水晶体再建術は視力の改善のみでなく，より優れた視機能を得られることが望まれている [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>0910-1810/11/\100/頁/JCOPY（135）135《原著》あたらしい眼科28（1）：135.138，2011cはじめに現在，水晶体再建術は視力の改善のみでなく，より優れた視機能を得られることが望まれている．そのためにより安全で迅速な手術実績とともに，従来の眼内レンズ（IOL）から付加価値を有したIOLも開発されている．近年，他覚的評価方法として波面解析が導入されたことにより，屈折異常を波面収差という概念で捉えることが可能になった．すなわち，波面収差成分が視機能へ与える影響が着目されるようになり，特に高次収差の補正に関する重要性が認識されるようになった．諸家の報告によれば，正常な若年者の角膜は正の球面収差を有し，水晶体は負の球面収差をもつ．加齢により角膜の球面収差はほとんど変わらないが，水晶体の球面収差は正方向へ増加するため眼球全体の球面収差は増加し，その結果，視機能は低下していくことが示唆されている1,2）．従来の球面IOLではその形状から加齢した水晶体同様，正の球面収差を有するため，埋植により眼球全体の球面収差を増加させる．このように従来の球面IOLでは高次収差を補正することは不十分であったが，波面収差を考慮して開発され〔別刷請求先〕太田一郎：〒462-0825名古屋市北区大曽根三丁目15-68眼科三宅病院Reprintrequests：IchiroOta,M.D.,MiyakeEyeHospital,3-15-68Ozone,Kita-ku,Nagoya-shi462-0825,JAPAN非球面眼内レンズ（Nex-AcriAAAktisN4-18YG）挿入眼の視機能太田一郎三宅謙作三宅三平武田純子眼科三宅病院VisualFunctionafterImplantationofNex-AcriAAAktisN4-18YGAsphericalIntraocularLensIchiroOta,KensakuMiyake,SampeiMiyakeandJunkoTakedaMiyakeEyeHospital目的：非球面眼内レンズ（IOL）挿入眼と球面IOL挿入眼の視機能について比較した．方法：白内障手術に続き片眼に非球面IOL（N4-18YG），僚眼に球面IOL（N4-11YB）を無作為に挿入した．術後6カ月で裸眼視力，矯正視力，高次収差〔解析領域5mmf，ゼルニケ（Zernike）6次〕，コントラスト感度，後発白内障，IOLの位置異常（偏位，傾斜）について観察した．結果：対象とした21名42眼では，非球面IOLにおける球面収差は球面IOLに比較して有意に少なかった（p＜0.05）．暗所でのコントラスト感度は非球面IOLが高かった（p＜0.05）．結語：非球面IOL（N4-18YG）は球面IOLに比較し，より高い光学性能および視機能を供する．Purpose：Tocomparethevisualfunctionofeyesthatunderwentasphericalorsphericalintraocularlens（IOL）implantation.Methods：Inthisprospective,randomizedstudy,patientsscheduledtoundergocataractsurgeryreceivedtheNex-AcriAAAktis（N4-18YG）asphericalIOLinoneeyeandtheN4-11YBsphericalIOLinthefelloweye.At6monthspostoperatively,uncorrectedvision,best-correctedvisualacuity,higherorderaberration（5mmzone,6thZernikeorder）,contrastsensitivity,posteriorlenscapsuleopacity,IOLtiltanddecentrationwerecompared.Results：Enrolledinthisstudywere42eyesof21subjects.Postoperativery,sphericalaberrationwassignificantlylowerineyeswithasphericalIOLthanineyeswithsphericalIOL（p＜0.05）.TheeyeswithasphericalIOLhadsignificantlyhighercontrastsensitivityunderlow-mesopicconditions（p＜0.05）.Conclusion：TheNex-AcriAAAktisasphericalIOLprovidesbetteropticalandvisualqualitythandoesthesphericalIOL.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）28（1）：135.138,2011〕Keywords：非球面眼内レンズ，視機能，収差，コントラスト感度，偏位．asphericalintraocularlens,visualfunction,aberration,contrastsensitivity,tiltanddecentration.136あたらしい眼科Vol.28，No.1，2011（136）た非球面IOLNex-AcriAAAktisN4-18YG（NIDEK社）（以下，Aktis）は角膜の球面収差を補正し，眼球全体での球面収差を減少させるように設計されている．また，Aktisは従来の非球面IOLの光軸上での球面収差補正ではなく視軸上での補正という新しいコンセプトで開発され，従来の非球面IOLで危惧されていた偏位した場合の結像力の低下をより軽減するように設計されている．今回筆者らは，Aktisを使用し，非球面IOLによる波面収差とコントラスト感度，および偏位と視機能の関係について検討した．I対象および方法対象は2008年12月から2009年3月の間に眼科三宅病院にて白内障以外に視力低下の原因がない症例で，超音波乳化吸引術（PEA）および眼内レンズ挿入術を施行し，術後6カ月以上の経過観察が行いえた21名42眼である．性別は男性7名14眼，女性14名28眼で平均年齢は71.5±5.6歳であった．対象患者には術前に十分なインフォームド・コンセントを行い，同一患者の片眼に非球面IOLAktis（以下，非球面群），僚眼に球面IOLNex-AcriAAN4-11YB（NIDEK社）（以下，球面群）を左右ランダムに振り分けて挿入した．手術は全例CCC（continuouscurvilinearcapsulorrhexis）を完成させ，2.8mmの上方強角膜切開創よりPEAを施行後，専用インジェクターによりIOLを.内固定した．術中にIOLの中心固定性，前.によるcompletecoverを確認した．術後6カ月における裸眼視力，矯正視力，術後屈折度数誤差量（術後等価球面度数.目標等価球面度数），波面収差，コントラスト感度，後.混濁濃度および術後偏位量を測定し両群を比較した．波面収差の測定，解析は波面センサーOPD-Scan（NIDEK社）を用いて行った．解析領域は3mm，5mmとし，角膜成分，全眼球成分についてそれぞれ4次の球面収差（C04）を測定した．コントラスト感度はVCTS6500（Vistech社）を用いて測定した．測定時の照度条件を150lux（明室），50lux（中間），10lux（暗室）となるように調整し，完全矯正下で測定した．コントラスト感度の比較は，各空間周波数におけるコントラスト感度の対数値と，AULCSF（areaunderthelogcontrastsensitivityfunction）の値を算出して用いた3）．後.混濁濃度および術後偏位の測定は，前眼部画像解析装置EAS-1000（NIDEK社）を用いて行った．後.混濁濃度は撮影条件をスリット長10mm，光源を200Wとし，散瞳下でスリットモードを使い，0°，45°，90°，135°の4方向のScheimpflug像を撮影した．解析は3×0.25mmのエリアの後.混濁値（単位CCT：computercompatibletaps）を定量し，4方向の平均値を後.混濁濃度とした．術後偏位の測定は，IOLモードを使い解析した．統計解析にはWilcoxonの符号付順位和検定を用い，有意水準（p）は0.05未満とした．II結果術後，非球面群と球面群間で裸眼視力，矯正視力で有意差を認めなかった．屈折誤差は等価球面度数で表すと，非球面群が.0.21±0.52D，球面群が.0.92±0.55Dで非球面群が有意に少なかった（表1）．収差は，角膜成分における球面収差において非球面群と球面群間で有意差を認めなかった．全眼球成分では解析領域3mmにおいて球面収差で非球面群が0.01±0.01μm，球面群が0.02±0.01μmで非球面群のほうが有意に少なかった（p表1術後視力および術後屈折度数誤差量の比較非球面群（n＝21）球面群（n＝21）p値裸眼視力0.65（0.40,1.05）＊0.54（0.27,1.07）＊p＝0.090矯正視力1.09（0.85,1.39）＊1.03（0.79,1.33）＊p＝0.074屈折誤差量（D）.0.21±0.52.0.92±0.55p＜0.001＊：（）は散布度を表す．非球面群と球面群間で術後の裸眼視力，矯正視力，屈折誤差を比較した．屈折誤差において非球面群が球面群に対して有意に少なかった．＊角膜収差（μm）全眼球＊3.0mm（n＝10）5.0mm（n＝8）3.0mm（n＝10）5.0mm（n＝10）□：球面群■：非球面群＊p＜0.010.40.30.20.10図1術後球面収差量非球面群と球面群の術後の球面収差を比較した．角膜成分は球面群，非球面群に有意差はないが，全眼球成分においては非球面群が球面群に対して有意に少ない．高照度（150lux）（n＝21）中照度（50lux）（n＝21）低照度（10lux）（n＝21）2.001.501.000.500.001.53612181.536空間周波数（c/d）対数コントラスト感度＊＊12181.5361218＊p＜0.05：球面群：非球面群図2術後のコントラスト感度の比較照度別に非球面群と球面群のコントラスト感度を比較した．低照度において非球面群が球面群に対して有意に良好な値を示した．（137）あたらしい眼科Vol.28，No.1，2011137＜0.01）．解析領域5mmにおいて非球面群が0.01±0.07μm，球面群が0.17±0.17μmで非球面群が有意に少なかった（p＜0.01）（図1）．コントラスト感度は，明室（150lux），中間（50lux）においてすべての空間周波数帯で非球面群，球面群間の有意差を認めなかったが，暗室（10lux）では，3，12cycles/degreeにて非球面群が有意に高値を示した（p＜0.05）（図2）．AULCSF値を比較すると，明所，中間では非球面群と球面群間で有意差を認めなかったが，暗所では非球面群が有意に高い値を示した（p＜0.01）（図3）．後.混濁濃度，術後偏位量は非球面群と球面群間に有意差を認められなかった（表2）．III考按今回の結果では，球面収差において角膜成分では非球面群と球面群間で有意差を認めなかったのに対し，全眼球成分では非球面群のほうが球面群に比べて有意に少ない結果となった．その傾向は解析領域が3mmの場合よりも5mmで顕著にみられた．また，暗所におけるコントラスト感度において非球面群が球面群に対して有意に良好な値を示した．非球面IOLの収差補正効果は瞳孔径に依存し，瞳孔径が大きいほど非球面IOLの効果が大きくなることがいわれている4）が，今回の結果においても同様の結果が得られ，Aktisのもつ非球面性によるものと考えられた．偏位（decentration）や傾斜（tilt）を起こした場合，IOLの空間周波数特性（modulationtransferfunction：MTF）は低下するが，非球面IOLはその影響を大きく受け，偏位や傾斜の値が一定以上になれば球面IOLよりもMTFが低下するといわれ5），HolladayはTecnisRZ9000（AMO社）を用いたシミュレーションの結果として，0.4mm以上の偏位，もしくは7°以上の傾斜で非球面IOLのMTFは球面IOLよりも低下すると報告している6）．今回偏位量については，平均で非球面群が0.25±0.19mm，球面群が0.24±0.15mmであったが，対象のなかに非球面IOLと球面IOLのMTFが逆転するとされる0.4mm以上のIOL偏位を認めた症例を3例経験したので別に検討を行った．当該例の平均偏位量は，非球面群が0.58±0.18mm，球面群が0.48±0.09mmであったが，視力，コントラスト感度とも非球面群が球面群に比べて明らかに低下するようなことはなく（表3），視軸上での球面収差補正というAktisの設計によりMTFの低下が抑えられた可能性がある．前眼部画像解析装置を用いた調査によると，.内固定されたIOLは一般的に0.2～0.4mmの偏位が生じるといわれており7～9），これら偏位が種々の術後不定愁訴の原因となっている可能性がある10）．Aktisは，0.5mm以上の偏位を示した症例においても視力，コントラスト感度の低下はみられなかった．当該症例において観察期間中，特筆すべき不定愁訴もなかった．以上を総括し，Aktisは臨床上有用性があると考えられた．文献1）AmanoS,AmanoY,YamagamiS：Age-relatedchanges高照度（150lux）（n＝21）中照度（50lux）（n＝21）低照度（10lux）（n＝21）＊p＜0.01＊□：球面群■：非球面群2.001.501.000.500.00AULCSF図3AULCSF（areaunderthelogcontrastsensitivityfunction）照度別に非球面群と球面群のコントラスト感度のAULCSFを比較した．低照度において非球面群が球面群に対して有意に良好な値を示した．表3偏位を認めた症例の視力およびAULCSFの比較非球面群（n＝3）球面群（n＝3）視力裸眼0.77（0.71,0.83）＊0.80（0.80,0.80）＊矯正1.20（1.20,1.20）＊1.13（1.02,1.25）＊AULCSF高照度1.81±0.261.73±0.20中照度1.82±0.241.61±0.16低照度1.56±0.261.52±0.21＊：（）は散布度を表す．非球面群と球面群について術後0.4mm以上偏位を認めた症例の視力およびAULCSFを比較した．両群間に有意差はみられなかった．表2後.混濁濃度および偏位量の比較非球面群球面群p値後.混濁濃度（CCT）17.24±7.8（n＝20）16.80±4.8（n＝19）p＝0.728Tilt量（°）2.70±1.70（n＝19）2.08±1.51（n＝20）p＝0.244Decentration量（mm）0.25±0.19（n＝19）0.24±0.15（n＝20）p＝0.989非球面群と球面群について術後の後.混濁および偏位量を比較した．両群間に有意差はみられなかった．138あたらしい眼科Vol.28，No.1，2011（138）incornealandocularhigher-orderwavefrontaberrations.AmJOphthalmol137：988-992,20042）FujikadoT,KurodaT,NinomiyaSetal：Aged-relatedchangesinocularandcornealaberrations.AmJOphthalmol138：143-146,20043）ApplegateRA,HowlandHCetal：Cornealaberrationsandvisualperformanceafterradialkeratotomy.JRefractSurg14：397-407,19984）大谷伸一郎，宮田和典：非球面眼内レンズ．眼科手術21：303-307,20085）大谷伸一郎，宮田和典：非球面眼内レンズ．IOL&amp;RS22：460-466,20086）HolladayJT,PiersPA,KoranyiGetal：Anewintraocularlensdesigntoreducesphericalaberrationofpseudophakiceyes.JRefractSurg18：683-691,20027）HayashiK,HaradaM,HayashiH：Decentrationandtiltofpolymethylmethacrylate,silicone,andacrylicsoftintraocularlenses.Ophthalmology104：793-798,19978）吉田伸一郎，西尾正哉，小原喜隆ほか：Foldable眼内レンズの術後成績．臨眼50：831-835,19969）麻生宏樹，林研，林英之：同一デザインのアクリルレンズとシリコーン眼内レンズの固定状態の比較．臨眼61：237-242,200710）佐藤昭一：foldable眼内レンズの術後合併症と対策─偏位．眼科診療プラクティス40，foldable眼内レンズを用いる白内障手術（臼井正彦編），p68-71，文光堂，1998＊＊＊</p>
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		<title>ロービジョン者におけるガボールパッチを用いたコントラスト感度測定</title>
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		<pubDate>Thu, 30 Dec 2010 15:30:21 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[ガボールパッチ]]></category>
		<category><![CDATA[コントラスト感度]]></category>
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		<description><![CDATA[0910-1810/10/\100/頁/JCOPY（121）1753《原著》あたらしい眼科27（12）：1753.1758，2010cはじめに社会の高齢化や食の欧米化による視覚障害が増加している．糖尿病網膜症や緑内障によ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>0910-1810/10/\100/頁/JCOPY（121）1753《原著》あたらしい眼科27（12）：1753.1758，2010cはじめに社会の高齢化や食の欧米化による視覚障害が増加している．糖尿病網膜症や緑内障による視覚障害は働き盛りの40～50代で起こることも多く生活困難に直結することから，眼科診療におけるロービジョンケアのニーズが高まっている1）．大規模病院やそれを専門とする一部の病院ではロービジョン専門外来が設けられ，ニーズに応える体制は少しずつ整ってきている2）が，その個別性の高さや対コスト面などの問題から，すべての眼科診療で環境が整ってきているわけではなく，まだ多くのロービジョン者が十分な情報も得られないまま不自由な生活を余儀なくされている．視覚障害更生訓練施設を紹介し生活訓練につなげていることもあるが，それらの専門施設は少数かつ通所の不便なところにあることが多い．重度のロービジョン者にとっては治療の継続・定期検査を兼ねながら，生活の場に近い医療の場でケアを受けられる状況になることが望ましい．〔別刷請求先〕小町祐子：〒324-8501栃木県大田原市北金丸2600-1国際医療福祉大学保健医療学部視機能療法学科Reprintrequests：YukoKomachi,DepartmentofOrthopticsandVisualSciences,InternationalUniversityofHealthandWelfare,2600-1Kitakanemaru,Ohtawara-shi,Tochigi324-8501,JAPANロービジョン者におけるガボールパッチを用いたコントラスト感度測定小町祐子山田徹人新井田孝裕国際医療福祉大学保健医療学部視機能療法学科ContrastSensitivityFunctioninLowVision,asMeasuredUsingGaborPatchesYukoKomachi,TetsutoYamadaandTakahiroNiidaDepartmentofOrthopticsandVisualSciences,InternationalUniversityofHealthandWelfare既存のコントラスト感度（contrastsensitivityfunction：CSF）測定装置では高度な視機能低下を示すロービジョン者での測定は困難である．そこで低い空間周波数域を測定できるCSF測定装置を試作しロービジョン者のCSF測定を行った．対象は中心視野が保たれている網膜色素変性症患者，視力0.02～1.2の8名とした．CRTディスプレイ上に左右30°傾けたガボール刺激を呈示し，傾きの方向の応答によりCSFを測定した．全例0.12～2.4cycles/degree（以下cpd）の低い空間周波数域で測定可能であった．CSF曲線は平均0.24cpdで最大となり1.2cpd以上で急激な感度低下，3.6cpd以上では全例測定不能であった．CSFは視力値と相関がみられたが，視能率とはほとんど相関がみられなかった．視野5°未満の強い求心性視野狭窄が認められているにもかかわらず低い空間周波数域での応答が得られたことから，視野検査では測定できない保有視覚が残存している可能性も考えられた．CSF測定は日常に近い視機能を評価しており，より生活に即したロービジョンケアの有効な一助になると考えられた．Tostudythedailyvisualperformanceofindividualswithlowvision,wedevisedcontrastsensitivityfunction（CSF）measuringequipmentcapableofmeasuringlowspatialfrequencyregions.WeusedtheequipmenttomeasureCSFinlowvisionsubjectscomprising8retinitispigmentosapatientswhohadconcentriccontraction.GaborpatchstimuliwerepresentedonaCRTdisplaythatwasinclined30°totherightorleft.Perceptioninaregionof0.12-2.4cpdwaspossible.Formeasuredspatialfrequency,correlationwasseeninlogMARandcontrastsensitivity,butnotinSinouritsu（：ratioofremainingvisualfield）oreachspatialfrequency.Thepossibilitythat“Possessionvisualfield”thatwewerenotabletounderstandingbythevisualfieldtestremainedwasthoughtforthereasonswhyeventheobjectpersonwhohadastrongconcentriccontractionoflessthan5°wasabletomeasureitatalowspatialfrequency.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）27（12）：1753.1758,2010〕Keywords：ロービジョン，コントラスト感度，ガボールパッチ，求心性視野狭窄，日常に近い視機能．lowvision,contrastsensitivityfunction,Gaborpatch,concentriccontraction,assessmentofvisualfunctionindailylife.1754あたらしい眼科Vol.27，No.12，2010（122）コントラスト感度（contrastsensitivityfunction：CSF）の測定は，日常視を反映する検査として3～5）ロービジョン者に対しても有用であることは以前から知られている6,7）．視力や視野の検査は統制された一定の条件下での評価でしかなく，日常の見え方とは直結しない．残された視覚機能を生活上生かすための情報を必要としているロービジョン者にとって視力と視野の検査だけではロービジョンの十分な評価とはいえない．一般診療でロービジョン者のCSF測定を行い日常視の概要をつかむことで，生活困難の軽減・解消に役立つ情報を提供すれば，時間をかけた専門的なケアが不可能でもニーズと現実のギャップを多少は解消することができるのではないだろうか．しかし，空間周波数刺激を用いた既存のCSF測定装置では，高度な視機能低下をきたしている症例での測定は困難なことが多い．そこで，ロービジョン者でも測定可能な空間周波数刺激の大きさを検討することから，ロービジョン者の日常視機能評価法として日常診療で短時間に行えるCSF測定法を考えることを目的として研究を行った．I対象および方法対象は，視覚障害者更生施設利用者のうち中心視野の残存している網膜色素変性症患者8名16眼とした．倫理規定に則り研究協力の同意を得られた方々17名に，基礎的視機能検査として（1）他覚的屈折検査，（2）自覚的屈折検査，（3）表1対象者基礎的視機能検査結果と視能率年齢（歳）・性別検査眼視力字ひとつS面（D）C面（D）乱視軸（°）眼内レンズ視能率（％）128・男性RELE1.21.0.0.5.0.25.0.75.2.25170157.415.18247・男性RELE0.080.08.2.25.545.36346・男性RELE0.60.7.3.5.3.0.5408.579.64445・男性RELE0.080.09.2.5.0.5.1.1.51701012.3213.21547・男性RELE0.060.15.3.1.3.14090○○5.719.11619・男性RELE0.20.02.5.5.8.317011.252.14731・男性RELE0.20.1500○○1.071.07844・男性RELE0.20.70.5.0.5403.575.36RE：右眼，LE：左眼．図1刺激表示パネルを表示したCRTディスプレイ図2測定刺激（ガボールパッチ）の一例本研究で使用したガボール刺激のうち，0.48cpdと0.92cpdの視標．0.48cpd0.92cpd（123）あたらしい眼科Vol.27，No.12，20101755東大式視野計による動的視野検査，（4）近見視力検査の実施と疾患名の聞き取り調査を行い，本研究の対象に該当する8名に近見視力測定とCSF測定を実施した．年齢は19～47歳（平均37.4歳），全員男性であった．（3）の視野測定に際し，中心視野については近見視力によって得られた値にて矯正を行った．検査後視能率を算出し，結果の検討に用いた．視能率の算出方法は身体障害者福祉法判定基準に則った．基礎的検査の結果と視能率を表1に示す．CSF測定プログラムは，ノート型パーソナルコンピュータ（PC）AppleiBookG4とプログラム開発ソフトLabVIEW（NATIONALINSTRUMENTS）にて作成した．測定刺激にはガボール（Gabor）パッチを用いた．PC画面上に刺激表示パネルとパネル上に正方形の刺激表示窓を作成し，表示窓左方に刺激空間周波数，コントラスト数値操作用アイコンと縞刺激の傾き方向および角度制御用のアイコンを設置した．視標呈示は，刺激表示窓のみを20型CRTディスプレイ（SONYPVM-20M2MDJ）上に表示して行った．2つの刺激数値制御アイコンは被験者の視界には入らないよう設定され，験者は手元のPC画面上でアイコンを操作し，刺激条件を変化させて測定を行った（図1）．検査距離50cm，CRT画面上の刺激呈示窓の大きさは幅22.8×高さ23.0cmで視角約25°とした．刺激空間周波数は，最も低いものを0.12cycles/degree（以下，cpd）とし，等比段階的に空間周波数を上げながら測定不能のレベルまで行った．ガボールパッチは縞の本数は一定の状態で，みかけの視野は空間周波数に比例して小さくした．CSFの測定には，正弦波格子にガウス（Gauss）関数をかけたガボールパッチ（図2）を用いた．左右片眼ずつ，各空間周波数で左右に30°傾けたガボールパッチをコントラストの低いほうから順に呈示し，見えたところで傾きの方向を応答してもらい，方向に偏らず確実に正答できる値を閾値として採用した．刺激呈示パネルは1条件で回答が得られるごとに手動でパネル交換を行って呈示した．また，縞の残像を排除するため1回答ごとに背景輝度を一定にした無地のパネルを呈示した．刺激がガボールパッチであることから，空間周波数が高くなるとともにみかけの刺激視野が小さくなってしまうこと，対象者の視野が求心狭窄であり固視点があることで縞刺激が見えづらくなってしまうことを考え，固視点を定めずに行った．したがって，対象者に最初に刺激窓の四隅を確認させ，その中心部をぼんやり固視するよう指示することで刺激呈示中心への固視の誘導を行った．また，測定中は験者が常に固視状態の監視を行った．明るさ条件は，刺激呈示用CRTディスプレイの平均輝度125cd/m2で，室内照度は一般家庭の部屋テレビ鑑賞時の明るさを参考に平均220luxとした8）．屈折矯正は，調節力の低下・不全に対しては，検査距離に合わせて加入を行った．上記の条件で対象者の測定が可能であることを確認した後，4名の健常者において同様の測定を行い，結果の検討の参考とした．空間周波数（cpd）コントラスト感度1101001,0000.1110図4健常者8眼のCSF感度曲線1101001,0000.1110空間周波数（cpd）コントラスト感度対象者1左眼対象者2左眼図3対象16眼のCSF感度曲線ロービジョン対象者8名16眼のコントラスト感度曲線．1756あたらしい眼科Vol.27，No.12，2010（124）II結果対象者の矯正視力は0.02～1.2（平均0.19），屈折は近視もしくは正視であった（表1）．8名16眼中2名4眼は眼内レンズ挿入眼であった．対象者の視野は，周辺に島状視野が残存しているものを含め全例求心性狭窄で，視能率は最も広いもので13％強，最小のものは1％強のものもあった．視力と視能率の関係は，視能率が2％と最も不良であったものは視力も不良であったが，視能率が10％を超えるものでも視力が（0.1）以下のものや，視力が（1.0）以上でも視能率10％未満などばらつきがみられ，視力不良＝視能率の低下といった関連は認められなかった．全眼のCSFの結果を図3に，健常者4名の結果を図4に示す．ロービジョン対象者では0.12～2.4cpdの低空間周波数帯域で応答が得られ，最も低いCSFを示したものでも0.48cpdまで測定が可能であった．CSFの空間周波数に対する特性（以下，CSFプロファイル）は各眼のなかでも測定空間周波数による感度の変動がみらればらつきが大きいが，おおむね0.24～1.2cpd付近で感度上昇し，それ以上では感度低下を示すbandpass型を示す傾向が認められた．1.2cpd以上ではいずれも急激な感度低下が認められ，2.4cpdより高い空間周波数は全例測定不能であった．同じ条件下で健常0.12cpd0.24cpd0.48cpd0.6cpd0.92cpd1.2cpd2.4cpd2.521.510.5021.510.50対数最小分離閾角（logMAR）対数コントラスト感度（logCSF）2.521.510.5021.510.50対数最小分離閾角（logMAR）対数コントラスト感度（logCSF）2.521.510.5021.510.50対数最小分離閾角（logMAR）対数コントラスト感度（logCSF）2.521.510.5021.510.50対数最小分離閾角（logMAR）対数コントラスト感度（logCSF）2.521.510.5021.510.50対数最小分離閾角（logMAR）対数コントラスト感度（logCSF）2.521.510.5021.510.50対数最小分離閾角（logMAR）対数コントラスト感度（logCSF）2.521.510.5021.510.50対数最小分離閾角（logMAR）対数コントラスト感度（logCSF）p＝0.016p＝0.009p＝0.010p＝0.002p＝0.006p＝0.014p＝0.007図5空間周波数ごとの視力とCSFの相関グラフコントラスト感度と最小分離閾角の対数をグラフにした．いずれの空間周波数でも相関が認められた．（125）あたらしい眼科Vol.27，No.12，20101757者4名8眼を測定したところ，5.2cpdまで測定可能であった．健常者のCSFプロファイルは低空間周波数帯域での感度が一定に高く，2.4cpdから緩やかな感度低下，4.8cpdで急激な感度低下を示すlowpass型となった．視能率5％強でほぼ同じであった視力良好例と不良例では，視力（1.0）の対象者1左眼の場合，低空間周波数帯域では正常被験者に比しやや低い感度で推移し，1.0cpd付近で感度上昇，2.4cpdで感度が下がるbandpass型を示した．それより高い空間周波数刺激では100％に近いコントラストでも視認できなかった．一方，視力（0.08）の対象者2の左眼では，1.0cpd付近でわずかに感度上昇しbandpass型を示してはいるが，全体に低い感度でほぼ平坦に推移した．低い空間周波数帯域で，視力の差によるCSFの差が認められた．視力をlogMAR値に換算し，測定した空間周波数ごとにCSFとの相関関係をグラフに示した（図5）．いずれの空間周波数でも相関がみられ，特に，0.48～1.2cpdでは危険率0.01以下の比較的強い相関が認められた（p＜0.002～0.009）．一方，同じ視力値を示した対象眼のCSFを比較すると，それぞれ異なるCSFプロファイルを描く例が多く，同じようなプロファイルを示したものはほとんど認められなかった．同様に，各空間周波数と視能率との関係を調べると，視能率が1～13％の狭い範囲に限られているなかでCSFにはばらつきがみられ，ほとんど相関は認められなかった．空間周波数が高くなるほどCSFのばらつきが大きくなる傾向が認められたが，視能率が同程度の場合でもCSFが良好なものと不良なものがみられた．空間周波数2.4cpdでは，一部を除いて全体にCSFが低下した．視能率がきわめて低いものについては，空間周波数を変化させても低い感度でほぼ平坦に推移した．III考察ロービジョン者のコントラスト感度については近年，羞明に対する遮光眼鏡の効果判定として文字視標を用いたコントラスト視力の測定が行われている9）．しかし，文字の判読は日常視の一側面に過ぎない．日常視環境にはさまざまな大きさ，形のものが存在し，輪郭も鮮明でなく低コントラストのなかで周囲を識別している．このような状況を反映するものとして縞刺激を用いた空間周波数特性の測定は，視覚の包括的な機能の評価として有用である．したがって，ロービジョン者にも空間周波数刺激を用いたCSF測定を行うことで，日常行動を想定した情報を提供できるものと考えられる．しかし，既存のCSF測定装置では高度な視機能低下をきたしている症例の測定は困難なことが多い．CSFは輝度や縞の本数，その他さまざまな要素から影響を受けている．刺激視野の大きさによる感度変化はその一つであり，ある大きさまでは刺激視野が広いほうがコントラスト感度がよくなり，より正確な周波数特性を測定できるとされている10～14）．また，高い空間周波数は視力とよく相関する．したがって，刺激視野の大きさや視力の影響を受ける空間周波数を用いたCSFの測定が，視力・視野ともに大きく障害され生活全般に支障をきたしている重度のロービジョン者に対して測定困難あるいは不能になることは当然といえる．そこで，本研究では低空間周波数帯域に重点を置いて測定を行うことで，重度のロービジョン者でも測定可能な空間周波数帯域を確認した．その結果，視力（0.02）の対象者でも空間周波数1cpd以下であれば，測定が可能であった．重度の視力障害でも中心視野が保有されていれば，1cpd程度の低空間周波数帯域でCSFの測定が可能であることがわかった．ところで，本研究対象者の保有視野は，最も広くて18°であり，方向により中心0°に迫る狭窄を示すものもあった．一方，測定した最も低い空間周波数0.12cpd刺激の1cycleの視角は8.33°であり，黒・白どちらかの縞1本でも4.1°以上の視角をもつ刺激である．縞と縞の境界を判別することによって縞刺激を視認すると仮定しても4°以上の視野が残存していることが必要である．しかし，それを下回る保有視野の対象者でも0.12～0.48cpdの低空間周波数刺激帯域での測定が可能であった．このようなきわめて低い空間周波数帯域で縞刺激の視認が可能であった理由は不明であるが，保有視野を超える視角の低空間周波数刺激で応答が得られたことから，視野検査だけでは捉えきれない視覚能力が残存している可能性がある．Goldmann視野計のⅤの視標は直径9.03mmで視角約2°，Humphery視野計ではさらに小さいIIIの視標が使われていることから，本研究で応答の得られた空間周波数域よりも高い空間周波数域の刺激といえる．したがってロービジョン者が視認するには刺激が小さく，そのため刺激の検出がむずかしく，視野が小さく測定されている可能性もある．既存のいわゆる「視野検査」では検出しきれない視野が残存している可能性があり，CSF測定によってその存在を明らかにすることが可能なのではないかと考えられた．測定した各空間周波数での視力とCSFとの相関では，いずれの空間周波数でも相関が認められた（図4）．一般にCSFにおいて視力とよく相関するのは10cpd以上の高空間周波数帯域であり，本研究でロービジョン者に測定可能であった0.12～2.4cpdの範囲は低空間周波数帯域である．視力との関係においても，低い空間周波数帯域で相関が認められた理由は不明である．一方，同じ視力値の例で異なったCSFプロファイルを示したことについては，たとえば視力（0.08）の3眼の場合，CSFプロファイルが高めに推移した1眼は，比較的中心部に保有する視野が広くかつ各方向にほぼ均等に残存していた．他の2眼は同一対象者の左右眼の結1758あたらしい眼科Vol.27，No.12，2010（126）果であり視能率は5％余りでほとんど差はみられなかったが，視野の形状が左眼視野の下方，内方で1～2°と非常に狭くなっていることが，右眼の保有視野の状態と異なる点であり，左眼CSFが右眼に比し全体的に低く推移している理由となっている可能性もあると考えられた．このように，残存している保有視野の広さと形状や，本研究では確認できていないが眼底の器質的変化もCSFに影響を与えている可能性を考慮する必要があると思われた．視能率と各空間周波数の関係は，研究対象者の視能率が平均約6％でばらつきも大きくないにもかかわらずCSFプロファイルが大きなばらつきを示していることから，ほとんど相関が認められなかった．視野中心部のCSFでは，広さのみならず視覚受容野の感度が影響していると考えられ，GoldmannやHumpheryといった量的に感度分布を計測できる視野の結果を用いて検討する必要があると考えられた．また，より多岐にわたる保有視野の形状との関連も検討を進める必要があり，広さと感度を合わせて今後の課題としたい．今回の刺激装置では空間周波数が上がるにつれ刺激の縞が細くなり，刺激呈示用CRTディスプレイの走査線の太さに近づくことになった．2.4cpd視標付近からはロービジョン対象者のみならず正常被験者からもたびたび走査線の存在が「気になる」といった発言がなされており，縞刺激視認の阻害要因となった可能性がある．走査線は水平に走っており，縞刺激は左右30°に必ず傾きをもって呈示されたため混同されることはなかったが，応答に際し心理的影響があったことは無視できない．正常被験者の結果が，一般に健常者で感度が高い中空間周波数帯域で感度低下し，5.2cpdまでしか応答が得られなかった結果をみても，低い空間周波数を測定するために高い空間周波数が犠牲になったと考えられる．ディスプレイ表示の広さの制約のために検査距離を50cmという短距離に設定した結果，かえって画面の走査線まで視認されてしまうこととなった．また，羞明を感じやすい網膜色素変性症である対象者のなかにはCRTディスプレイ画面にまぶしさを感じる者もあった．これらの要因は結果の不安定さや値の低下の原因要素となりうるものと考えられ，刺激の与え方，呈示機器，条件など，ロービジョン者を被験者とする測定に際し，今後さらに考慮を要すべき点であった．これらの点を改善することで，さらに良好な測定結果が得られる可能性も考えられる．測定条件の改善や対象者の条件をさらに広げて測定することにより，日常診療でロービジョン者に行えるCSF測定環境を考えていく必要がある．日常診療で短時間に行えるロービジョンケアの一環として，ロービジョン者に行えるCSF測定について検討を行った．視野検査では測定できない視機能が残存している可能性もあり，日常生活に即した形での情報を提供できる可能性が高いと考えられた．今後，測定条件や対象を広げ，より日常に即した視機能評価として活用できる情報基盤を構築したいと考えている．文献1）佐渡一成：眼科日常診療で行うべきロービジョンケア．日本の眼科74：333-336,20032）佐渡一成：眼科診療所におけるロービジョンケア─小規模診療所で考えていること，伝えたいこと─．あたらしい眼科22：948-952,20053）大頭仁，河原哲夫：視覚系の空間周波数特性とその臨床眼科への応用．東京医学83：63-70,19754）BartenPGJ：ContrastSensitivityoftheHumanEyeanditsEffectsonImageQuality.SPIE,USA,19995）OwsleyC,SloaneM：Contrastsensitivity,acuity,andtheperceptionof‘real-world’targets.BrJOphthalmol71：791-796,19876）簗島謙次：ロービジョンケアマニュアル．p18-20，南江堂，20007）川嶋英嗣：Ⅲ．視機能と行動の評価2）コントラスト感度．眼科プラクティス14，ロービジョンケアガイド，p90-93，文光堂，20078）岩崎弘治，藤根俊之：液晶テレビの輝度制御技術．シャープ技報98：26-28,20089）石井雅子，張替涼子，阿部春樹：新潟大学におけるロービジョン者に対する遮光眼鏡処方の状況．日本ロービジョン学会誌8：159-165,200810）FrederickenRE,BexPJ,VerstratenFAJ：HowbigisaGaborPatch,andwhyshouldwecare?JOptSocAmA14：1-12,199711）PeliE,ArendLE,YoungGMetal：Contrastsensitivitytopatchstimuli：Effectsofspatialbandwidthandtemporalpresentation.SpatialVision7：1-14,199312）RobsonJG,GrahamN：Probabilitysummationandregionalvariationincontrastsensitivityacrossthevisualfield.VisionRes21：409-418,198113）塩入諭：コントラスト感度関数．視覚情報処理ハンドブック，p193-210，日本視覚学会，200014）蘆田宏：ガボール視覚刺激と空間定位．VISION18：23-27,2006＊＊＊</p>
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