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	<title>あたらしい眼科オンラインジャーナル &#187; シリコーンハイドロゲルレンズ</title>
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		<title>1 日使い捨てシリコーンハイドロゲルレンズ 「クラリティワンデー」の装用調査</title>
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		<pubDate>Sat, 29 Apr 2023 15:25:14 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
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		<category><![CDATA[1 日使い捨てコンタクトレンズ]]></category>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科40（4）：560.564，2023c1日使い捨てシリコーンハイドロゲルレンズ「クラリティワンデー」の装用調査小玉裕司＊1植田喜一＊2工藤昌之＊3塩谷浩＊4鈴木崇＊5月山純子＊6＊1小玉眼科医院＊2 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科40（4）：560.564，2023c1日使い捨てシリコーンハイドロゲルレンズ「クラリティワンデー」の装用調査小玉裕司＊1植田喜一＊2工藤昌之＊3塩谷浩＊4鈴木崇＊5月山純子＊6＊1小玉眼科医院＊2ウエダ眼科＊3工藤眼科クリニック＊4しおや眼科＊5いしづち眼科＊6社会医療法人博寿会山本病院CSurveyoftheclariti1day,aSingle-dayDisposableSiliconeHydrogelContactLensYujiKodama1）,KiichiUeda2）,MasayukiKudo3）,HiroshiShioya4）,TakashiSuzuki5）andJunkoTsukiyama6）1）KodamaEyeClinic,2）UedaEyeClinic,3）KudoEyeClinic,4）ShioyaEyeClinic,5）IshizuchiEyeClinic,6）DepartmentofOphthalmology,HakujukaiYamamotoHospitalC1日使い捨てソフトコンタクトレンズ（SCL）装用者にCCooperVision社の「クラリティワンデー」を処方し，装用時の取り扱いやすさや自覚症状などについて調査を実施した．2021年C1月C22日.4月C24日に国内C6施設において近視および近視性乱視を有する被検者C60例を登録し，クラリティワンデー装用開始前とC2週間の観察期間終了後にアンケート調査を実施できたC56例を対象にデータを解析した．レンズの取り扱いやすさに関する質問のうち，つけやすさの満足度がもっとも高く，49例（87.5％）が非常に満足または満足と回答しており，参加前レンズのC43例（75.0％）と比べても満足度が高かった．自覚症状については，参加前レンズと比較してクラリティワンデーでは日中の乾燥感が有意に少ないことが示された．本調査の結果からクラリティワンデーは取り扱いやすさの満足度が高く，日中の乾燥感が少ないCSCLであると考えられた．Inthisstudy,theclariti1day（CooperVision）,asingle-daydisposablesiliconehydrogelsoftcontactlens（SCL）,wasprescribedtodailydisposableSCLusers,andasurveywasthenconductedontheeaseofuseandsubjectivesymptomswhenwearingthelens.Thisstudyinvolved56subjectswithmyopiaandmyopicastigmatismwhowereenrolledCbetweenCJanuaryC22,C2021CandCAprilC24,C2021CatCsixCfacilitiesCinCJapan.CTheCsurveyCwasCadministeredCbeforethestartofclariti1dayuseandattheendoftheobservationperiod.Intermsoflenshandling,theitemwiththehighestlevelofsatisfactionwas“easeofapplication”,with49subjects（87.5％）answering“verysatis.ed”Cor“satis.ed”withCclaritiC1Cday,CindicatingCaChigherCsatisfactionCwithCclaritiC1CdayCthanCwithCtheCpreviouslyCusedSCL（n＝43,75.0％）.CMoreover,CtheCsubjectsCreportedCthatCthereCwasCsigni.cantlyClessCdrynessCduringCtheCdayCwhenCwearingCtheCclaritiC1CdayCcomparedCtoCtheCpreviouslyCusedCSCL.CTakenCtogether,CtheC.ndingsCinCthisCstudyCshowCthatCtheCclaritiC1CdayCappearsCtoCbeCanCSCLCthatCprovidesCtheCuserCwithCaChighClevelCofCsatisfactionCwithCregardtohandling.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）40（4）：560.564,C2023〕Keywords：コンタクトレンズ，1日使い捨てコンタクトレンズ，シリコーンハイドロゲルレンズ，クラリティワンデー．contactlenses,1-daydisposablecontactlenses,siliconehydrogellenses,clarity1-day.Cはじめに1日使い捨てのソフトコンタクトレンズ（softCcontactlens：SCL）処方は増加の傾向がみられ，2020年のレポート1）によると，46％がC1日使い捨てCSCLであったと報告されている．なかでも，最近では高い酸素透過性などの優れた性能を有するシリコーンハイドロゲルレンズの処方が主流となりつつある．1日使い捨てシリコーンハイドロゲルレンズである「クラリティワンデー」（CooperVision社）がわが国でもC2020年C4月に上市された．わが国にて販売されているCSCLのうち，より安価で手の届きやすいシリコーンハイドロゲルレンズという位置づけのクラリティワンデーであるが，わが国における装〔別刷請求先〕小玉裕司：〒610-0121京都府城陽市寺田水度坂C15-459小玉眼科医院Reprintrequests：YujiKodama,M.D.,Ph.D.,KodamaEyeClinic,15-459Mitosaka,Terada,Joyo-city,Kyoto610-0121,JAPANC560（128）表1クラリティワンデーのスペック項目スペック素材名Csomo.lconA含水率56％ベースカーブC8.6Cmm直径C14.0Cmm中心厚0.07Cmm（C.3.00D）酸素透過係数（DK値）C60×10.11（cm2/sec）・（mClOC2/（CmlC×mmHg））酸素透過率（DK/t値）C86×10.9（cm/sec）・（mClOC2/（CmlC×mmHg））（.3.00D）弾性率C0.5CMPaC用実績だけでなく，その装用感などについての情報も十分ではない．そこで，近視および近視性乱視を有するC1日使い捨てハイドロゲルレンズ装用者に対してクラリティワンデーを処方し，クラリティワンデー装用時の取り扱いやすさや自覚症状などについて，装用調査を実施した（jRCTC1032200350）．CI方法本調査は，1日使い捨てシリコーンハイドロゲルレンズであるクラリティワンデー（表1）をテストレンズとして国内C6施設において実施した．2021年C1月C22日.4月C24日に近視および近視性乱視を有する被検者を登録した．選択基準は，18歳以上（未成年の場合には保護者からの同意も取得），1日使い捨てハイドロゲルレンズを装用している，装用に問題となる異常所見が前眼部にないなどとした．除外基準は，単眼のみに装用予定，無水晶体眼および人工眼内レンズ挿入眼を有する，眼に影響を及ぼす可能性のある全身疾患を有する，視機能およびレンズの性能に影響を及ぼす可能性のある薬剤を使用している，角膜浸潤あるいは角膜潰瘍を有する，角膜手術の既往歴があるなどとした．事前検査にて装用中のC1日使い捨てハイドロゲルレンズの度数が適正な度数であることを確認した．フィッティングの状態については細隙灯顕微鏡を用いて評価した．観察期間は2週間（装用開始日をC0日，14C±5日に終了検査を実施）とし，クラリティワンデー装用開始前と観察期間終了後にアンケートを実施した．アンケートの主要評価項目は取り扱いやすさとし，副次評価項目は自覚症状の程度，満足度，継続意向および購入意向，調査参加前に装用していたレンズ（参加前レンズ）との比較，SCL全般についての印象とした．自覚症状である乾燥感（日中，夜間），装用感（装用直後，日中，夜間），見え方（装用直後，日中，夜間）はCvisualCanalogscale（VAS）を用いて非常に「良好」.「非常に不良」（0.100）で評価し，くもりおよび充血はC4段階（なし.重度）で評価した．自覚症状の程度以外の項目はC5段階で評価した．自覚症状の程度の変化についてはCWilcoxonの符号付順位検定を用い，自覚症状の程度以外の項目はCPearsonのC|2検定または二項検定を用いて解析した．なお本調査は，開始に先立って調査内容などの十分な説明を行い，インフォームド・コンセントを取得した被検者を対象として組み入れた．また，調査実施医療機関以外の外部倫理審査委員会の承認を得て実施した（特定非営利活動法人CMINS研究倫理審査委員会，整理番号CMINS-REC-200228）．CII結果本調査には，60例C120眼を登録した．男性C15例（25.0％），女性C45例（75.0％）であり，平均年齢（標準偏差）は37（C±9.96）歳と幅広い年齢の被験者が本調査に参加した．うちC4例C8眼が観察期間内に終了検査を実施できず，それらを除外したC56例C112眼を本調査の解析対象とした．調査対象のC56例において，参加前レンズは，ワンデーアキュビューモイスト（22例；39.3％）がもっとも多く，ついでメニコンマジックとバイオトゥルーワンデー（それぞれC7例；12.5％）であった．初回検査時に測定した角膜曲率半径（弱主経線）の中央値（範囲）はC7.82（7.36.8.37）mmであった．処方したクラリティワンデーのレンズ度数の平均値（標準偏差）は，C.3.62（C±1.39）Dであった．また，フィッティングについて問題となる事象は認められなかった．C1.主要評価項目レンズの取り扱いやすさついて，満足度がもっとも高かった項目はつけやすさであり，49例（87.5％）が「非常に満足」または「満足」と回答しており，参加前レンズのC42例（75.0％）と比べて満足度が高い傾向がみられた．また，裏表のわかりやすさでもC17例（30.0％）が「非常に満足」と回答しており，参加前レンズのC9例（16.1％）と比べて満足度が高い傾向がみられた（図1）．C2.副次評価項目a.自覚症状の程度乾燥感（VAS平均値）は参加前レンズで日中C36.13，夜間43.81，クラリティワンデーではそれぞれC28.06とC36.68であり，いずれも夜間の乾燥感が増加する傾向にあった．参加0％10％20％30％40％50％60％70％80％90％100％レンズの裏表のわかりやすさ（参加前レンズ），nレンズの裏表のわかりやすさ（クラリティワンデー），nレンズのつけやすさ（参加前レンズ），nレンズのつけやすさ（クラリティワンデー），nレンズのはずしやすさ（参加前レンズ），nレンズのはずしやすさ（クラリティワンデー），n総合的な取り扱いやすさ（参加前レンズ），n総合的な取り扱いやすさ（クラリティワンデー），n■非常に満足■満足■どちらともいえない■満足していない■まったく満足していない図1レンズの取り扱いやすさあまりそう思わない非常にそう思う図2継続使用の意向前レンズとクラリティワンデーの比較では，日中の乾燥感がクラリティワンデーで有意に少ないことが示された（p＜0.05）．装用感（VAS平均値）は参加前レンズで装用直後C18.46，日中C26.11，夜間C36.05，クラリティワンデーではそれぞれ17.96，22.54，32.96であり，いずれも夜間の装用感が低下する傾向がみられたが，参加前レンズとクラリティワンデーの比較ではいずれの評価時点においても差は認められなかった．見え方（VAS平均値）は参加前レンズで装用直後C18.13，日中C22.13，夜間C30.57，クラリティワンデーではそれぞれ15.33，18.95，26.07であり，いずれも夜間の見え方が低下する傾向がみられたが，参加前レンズとクラリティワンデーの比較ではいずれの評価時点においても差は認められなかった．くもりを自覚した割合（軽度.重度）は参加前レンズC14あまりそう思わないそう思わない16.1％1.8％例とクラリティワンデーC15例で大きな差はなかった．充血を自覚した割合（軽度.重度）は参加前レンズC14例とクラリティワンデーC9例であり，クラリティワンデーで少ない傾向がみられた．Cb.満足度満足した被検者（「非常に満足」および「満足」と回答した被検者の合計）は，見え方および装用感ではそれぞれC78.6％とC75.0％と大多数を占め，うるおい感ではC58.9％と半数超であった．Cc.継続使用および購入意向クラリティワンデーを継続したい被検者（「非常にそう思う」，「そう思う」の合計）はC46％であった（図2）．参加前レンズと同価格であれば購入したい被検者（「非常にそう思う」，「そう思う」の合計）はC48％であった（図3）．Cd.参加前レンズとの比較快適さ，乾燥感，見え方，取り扱い，総合評価のいずれに（130）0％10％20％30％40％50％60％70％80％90％100％■非常にそう思う■そう思う■どちらともいえない■あまりそう思わない図5SCL全般についての印象図4クラリティワンデーと参加前レンズとの比較0％10％20％30％40％50％60％70％80％90％100％より多くの酸素を通すレンズは眼にとってよいと感じますか，nより多くの酸素を通すレンズは健康的だと思いますか，nコンタクトレンズを選ぶとき，レンズの素材は重要だと思いますか，n「酸素透過性の高い素材のレンズです」と勧められて，現在ご使用のレンズと同じ価格であった場合，購入したいと思いますか，nおいても，クラリティワンデーを選択（「クラリティワンデー」，「ややクラリティワンデー」と回答）する被検者が多い傾向がみられた（図4）．Ce.SCL全般についての印象酸素透過性が高いレンズは眼にとってよいと感じる，健康的だと思う（「非常にそう思う」，「そう思う」の合計）と回答した被検者がC90％以上を占めた．また，レンズの素材の重要性や酸素透過性の高いレンズが同価格であった場合の購入意向についても，大多数の被検者が肯定的に回答した（図5）．CIII考察クラリティワンデー装用時の取り扱いやすさや自覚症状などについてアンケート調査を実施した結果，参加前レンズよりも肯定的な回答を示した被検者の割合が多かった．なかでも，クラリティワンデー装用時のつけやすさについては，49例（87.5％）が非常に満足または満足と回答しており，参加前レンズのC42例（75.0％）と比べて満足度が高かった．海外で実施された調査の結果からも装用者の満足度の高さが示されており2），同様の傾向が認められた．クラリティワンデー装用時の取り扱いについて，前述のつけやすさのほか，裏表のわかりやすさで非常に満足と回答した被検者がC30％であり，参加前レンズのC16％よりも高かった．シリコーンハイドロゲルレンズは，指に乗せてもレンズの形が保持されることから，従来のハイドロゲルレンズよりも裏表がわかりやすく，満足した被検者が多かったと考えられる．既報の研究結果からは，シリコーンハイドロゲルレンズはハイドロゲルレンズよりも充血や乾燥が低減し装用感が良好であったことや3），良好な装用感が得られた時間が長く，日中の装用感が良好であったこと4）が示されているが，本調査では装用感は参加前レンズとクラリティワンデーで大きく変わらなかった．装用感にレンズの弾性率が影響したのではないかと推察したが，クラリティワンデーの弾性率はC0.5CMPaと公表されており5），ハイドロゲルレンズで公表されている弾性率6）と大きな差違はない．しかし，本調査参加前レンズのもっとも多かったレンズ素材であるワンデーアキュビューの弾性率がC0.26CMPaと低いことから6），弾性率以外にもレンズフィッティングやレンズのエッジ形状などさまざまな要因が影響している可能性も考えられた．参加前レンズと比較してクラリティワンデーは乾燥感が少なかったことが示された．既報でも，シリコーンハイドロゲルレンズにおける乾燥感の減少については報告されているとおりである3,7）．さらに，本調査では充血もクラリティワンデーで少ない傾向が示されており，シリコーンハイドロゲルレンズではハイドロゲルレンズよりも充血が低減したとの報告3）や，シリコーン素材による酸素透過性の高さが充血の軽減に寄与するとの報告8）と矛盾しない傾向がみられた．酸素透過性については，酸素を通すことが目にとってよい，健康的だと思うに対して肯定的な回答が多く得られたことから，SCL装用者は酸素透過性について非常に高い意識をもっていると考えられた．したがって，酸素透過性の高いシリコーンハイドロゲルレンズであるクラリティワンデーは，酸素透過性という面からも装用者の意向に合致したCSCLであると考えられた．また，近年ではCSCLの製造技術の進歩によりさまざまな製品開発が進むなか，低年齢から，より長い期間コンタクトレンズを装用して生活する人が増えてきており9），これまでのシリコーンハイドロゲルレンズに比べてコスト面で手に届きやすいレンズであるクラリティワンデーは，初めてCSCLを装用する場合にもその高い酸素透過性から長期装用期間を考慮しても眼にやさしいCSCLとして，装用者のCqualityoflife向上の一助となる可能性が期待できると考えられた．本調査の結果からクラリティワンデーは取り扱いの満足度が高くかつ良好なフィッティングを得られるCSCLであることが示された．SCLの素材にもさまざまな種類があるため，素材別の満足度について今後さらなる検討が必要であると考えられた．謝辞：本論文は，クーパービジョン・ジャパン株式会社プロフェッショナルサービスに協力いただいた．この場を借りて深く御礼申し上げる．本稿作成にあたっては，クーパービジョン・ジャパン株式会社からの資金提供により，株式会社コルボ，および株式会社MaxwellInternationalの山下弘毅氏に支援いただいた．利益相反：月山純子［F］日本アルコン文献1）MorganCPB,CWoodsCCA,CTranoudisCIGetal：InternationalCContactCLensCPrescribingCinC2020.Chttps://www.clspectrum.Ccom/issues/2021/january-2021/international-contact-lens-prescribing-in-2020.Accessed,2022年C2月C18日2）McParlandCM,CSulleyA：ClaritiC1day：aCcontinuousCimprovementstory.Optician36-43,6December20193）DumbletonK,KeirN,MoezziAetal：ObjectiveandsubC-jectiveresponsesinpatientsre.ttedtodailywearsiliconehydrogelcontactlenses.OptomVisSciC83：758-768,C20064）MichaudL,ForcierP：Comparingtwodi.erentdailydis-posablelensesforimprovingdiscomfortrelatedtocontactlenswear.ContLensAnteriorEyeC39：203-209,C20165）クーパービジョン・ジャパン社：クラリティワンデー製品ガイド．2021年C4月6）丸山邦夫：コンタクトレンズの弾性率．あたらしい眼科C35：1505-1506,C20187）RileyC,YoungG,ChalmersR：Prevalenceofocularsur-facesymptoms,signs,anduncomfortablehoursofwearincontactClenswearers：theCe.ectCofCre.ttingCwithCdaily-wearCsiliconeChydrogellenses（seno.lcona）C.CEyeCContactCLensC32：281-286,C20068）BrennanCN,CMorganP：ClinicalChighsCandClowsCofCDk/t.CPart1-Hasoxygenrunoutofpu.?COpticianC238：16-20,C20099）渡辺英臣，柏井真理子，大薮由布子ほか：平成C30年度学校現場でのコンタクトレンズ使用状況調査．日本の眼科C90：C1194-1216,C2019C＊＊＊</p>
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		<title>非球面頻回交換乱視用シリコーンハイドロゲルレンズの臨床試験</title>
		<link>https://www.atagan.jp/article/20140134.htm</link>
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		<pubDate>Thu, 30 Jan 2014 15:34:12 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科31（1）：145.155，2014c非球面頻回交換乱視用シリコーンハイドロゲルレンズの臨床試験宮本裕子＊1稲葉昌丸＊2梶田雅義＊3小玉裕司＊4濱田恒一＊5水谷聡＊6＊1アイアイ眼科医院＊2稲葉眼科 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科31（1）：145.155，2014c非球面頻回交換乱視用シリコーンハイドロゲルレンズの臨床試験宮本裕子＊1稲葉昌丸＊2梶田雅義＊3小玉裕司＊4濱田恒一＊5水谷聡＊6＊1アイアイ眼科医院＊2稲葉眼科＊3梶田眼科＊4小玉眼科医院＊5ハマダ眼科＊6水谷眼科診療所ClinicalStudyofFrequentReplacementToricSiliconeHydrogelLenswithAsphericOpticsYukoMiyamoto1）,MasamaruInaba2）,MasayoshiKajita3）,YujiKodama4）,TsunekazuHamada5）andSatoshiMizutani6）1）AiaiEyeClinic,2）InabaEyeClinic,3）KajitaEyeClinic,4）KodamaEyeClinic,5）HamadaEyeClinic,6）MizutaniEyeClinic乱視矯正を目的として新しく開発された前後面非球面頻回交換乱視用シリコーンハイドロゲルレンズ「PV2HDA」の安全性と有用性を評価するために臨床試験を行った．近視性乱視を有する80例160眼に対して試験レンズを処方し，屈折検査，フィッティング検査，細隙灯顕微鏡検査を施行し，自覚症状の確認と見え方や装用感に関するアンケート調査を行った．その結果，全期間を通じてレンズ上の視力は1.0以上と良好な視力が得られた．レンズの安定性も良好で，重篤な合併症は1例も認めなかった．自覚症状については，充血が軽減し，特に暗所での見え方が良好という結果が得られた．また，アンケート調査によって，見え方に関する満足度が高いことが明らかとなった．近視性乱視を矯正する目的において良好な視力が得られ，眼科医の管理のもと臨床上安全で有用なレンズであることがわかった．Aclinicalstudywasdonetoevaluatethesafetyandefficacyofthefrequentreplacementtoricsiliconehydro-gellenswithasphericoptics（PV2HDA）,whichwasnewlydevelopedtocorrectastigmatismandreduceasphericaberration.Thestudylenses,prescribedfor160eyesof80patientswithmyopicastigmatism,wereexaminedbyrefraction,fittingandslitlampbiomicroscopy.Aquestionnairesearchwasthenconductedtoassesssubjectivesymptomsandsurveythequalityofvisionandthefeelingofwearingthelens.Resultsshowedthatvisualacuitywithstudylenswearwas1.0orbetterthroughoutthestudyperiod.Lensstabilitywasalsogood,andnoseriouscomplicationswerereported.Asforsubjectivesymptoms,resultsshowedthathyperemiawasrelievedandthatqualityofvisionwasespeciallygoodindarkplaces.Thesurveyalsoevidencedahighsatisfactionratingintermsofqualityofvision.Thestudylenswasshowntobeclinicallysafeandusefulforachievinggoodvisualacuityincorrectingmyopicastigmatism,underthesupervisionofanophthalmologist.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）31（1）：145.155,2014〕Keywords：頻回交換乱視用ソフトコンタクトレンズ，シリコーンハイドロゲルレンズ，非球面レンズ，臨床試験．replacementtoricsoftcontactlens,siliconehydrogellens,asphericlens,clinicalstudy.はじめに柔軟な素材特性をもつソフトコンタクトレンズ（SCL）による乱視矯正は困難とされるが，近年は有用な乱視用SCLが登場してきている．素材の面においても，従来素材のSCLと比べ，高い酸素透過性などの優れた性能をもったシリコーンハイドロゲルレンズが急速に普及してきている．この2つの特徴を併せ持つSCLとして「メダリストRプレミア＜乱視用＞」が2008年10月より発売されているが，優れた乱視用SCLには，質の高い見え方と，より適切な動きと同時にレンズの良好な安定性が求められる．また，当初に開発されたシリコーンハイドロゲルレンズの素材は硬めであるために装用感の低下が指摘されているが，素材の開発やデザインの改良により装用感の向上を図っている．「PV2HDA」は，「メダリストRプレミア＜乱視用＞」の装用感を向〔別刷請求先〕宮本裕子：〒558-0023大阪市住吉区山之内3丁目1-7アイアイ眼科医院Reprintrequests：YukoMiyamoto,M.D.,AiaiEyeClinic,3-1-7Yamanouchi,Sumiyoshi-ku,Osaka558-0023,JAPAN0910-1810/14/\100/頁/JCOPY（145）145上させるために，レンズのバラスト厚を0.345mmから0.300mmに，エッジ厚を0.089mmから0.050mmに薄くし，さらに眼球の球面収差を補正する目的で前後面非球面設計されたレンズとなっている．今回，筆者らは「PV2HDA」を用いて臨床試験を行ったので，その結果を報告する．I対象および方法1.対象対象は，屈折異常以外にSCL装用に問題となる眼疾患を認めず，自覚的屈折値で.9.00D以下の近視眼でかつ.2.50D以下の乱視眼である．さらに，球面および円柱レンズの矯正により片眼0.5以上の遠方視力が得られ，球面SCLおよび乱視用SCLを日常装用している者とした．2.方法a.倫理審査委員会およびインフォームド・コンセント本試験は，松本クリニック治験審査委員会の承認を得た．本試験の実施趣旨を理解した後，自らの意志で参加同意書に署名した者を登録症例とした．臨床試験を実施した医療機関6施設の名称と担当医師を表1に示す．b.試験レンズおよび装用方法試験レンズ「PV2HDA」は，わが国にて販売されている「販売名：ボシュロムメダリストフレッシュフィット（商品名：ボシュロムメダリストフレッシュフィットRコンフォートモイストR）＜乱視用＞」と同一である．試験レンズの物性と規格を表2に示す．装用方法は終日装用で，使用期間は最長2週間とした．基本的に，マルチパーパスソリューション（MPS）によるこすり洗い，すすぎ，消毒，保存を毎日行うよう指導した．MPSはレニューRセンシティブを推奨したが，担当医がそれ以外の消毒剤の使用が適切と判断した場合は，担当医が指示した消毒剤を指示した方法によって使用することとした．c.試験レンズの処方試験レンズを処方するにあたってインフォームド・コンセントを取得し，裸眼および矯正視力の測定，自覚的および他覚的屈折検査，角膜曲率半径計測，細隙灯顕微鏡検査など通常のSCL処方に必要な検査を行った．試験レンズの適応であることを確認した後に，トライアルレンズを装着し，フィッティングの観察を行ったうえで，追加補正屈折値を求め，処方レンズの規格を決定した．d.観察期間と検査項目観察期間は2012年4月4日から2012年9月29日までで，定期の検査日は試験開始時，1週間後，1カ月後の3回で，それ以外は定期外として取り扱った．検査項目は，自覚的屈折検査，他覚的屈折検査，試験レンズによる遠見視力の測定である．さらに細隙灯顕微鏡による前眼部所見の観察を行い，試験レンズのフィッティングを評価し，装用した状態で表1試験実施機関および担当医師医療機関名試験担当医師アイアイ眼科医院宮本裕子稲葉眼科稲葉昌丸梶田眼科梶田雅義小玉眼科医院小玉裕司＊ハマダ眼科濱田恒一水谷眼科診療所水谷聡＊試験代表医師．表2試験レンズの物性と規格項目物性・規格材質（USAN＊1）BalafilconAFDA＊2分類グループIII酸素透過係数（Dk値）91×10.11（cm2/sec）・（mlO2/ml×mmHg）含水率36％度数範囲球面度数.1.00D..6.00D（0.25Dステップ）.6.50D..8.00D（0.50Dステップ）円柱度数.0.75D.1.25D.1.75D円柱軸10°20°90°160°170°180°ベースカーブ8.9mm直径14.5mm中心厚0.10mm（S.3.00D）レンズデザインプリズムバラスト（後面トーリック）レンズカラーライトブルー＊1USAN：UnitedStatesAdoptedNames.＊2FDA：FoodandDrugAdministration.試験レンズの表面検査を行ったうえで，交換の必要性などを確認した．前眼部所見の程度判定基準を表3に，フィッティング評価基準を表4に，汚れの形態と範囲の程度分類を表5に示す．自覚症状については，違和感，乾燥感，充血，くもりについてまったく認めない状態を0mm，最も強い状態を100mmとしたvisualanalogscale（VAS）を用いて，対象者自身に評価させ平均値を算出した．アンケート調査は，表6各設問について非常にそう思うか，そう思うか，ややそう思うか，あまりそう思わないか，そう思わないか，全く思わないかの6つのなかから選択することとした．上位3つの非常にそう思う，そう思う，ややそう思うの合計を算出した．自覚症状の確認とアンケート調査については試験参加前に装用していたコンタクトレンズ（CL）（元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者，元ハイドロゲルレンズ装用者，元球面レンズ装用者，元乱視用レンズ装用者）別でも評価した．146あたらしい眼科Vol.31，No.1，2014（146）表3前眼部所見の判定基準項目程度基準0ステイニングなし．角膜上皮ステイニング1すべての領域で表層に点状のステイニングがごくわずかに認められるが，融合していない．表層の異物によるステイニングも含む．2融合，またはびまん性の点状ステイニングがわずかに認められるが，フルオレセインは実質内に達していない．3著明に，または密に融合した点状ステイニングが認められ，フルオレセインがわずかに実質内に達している．4重度の上皮.離またはびらんが認められ，上皮実質が失われている．角膜実質が顕著に，かつ速やかに染色される．0上皮混濁や上皮下混濁がない．正常な透明性．1局所的な上皮混濁や上皮下混濁がわずかに認められる．角膜浮腫2局所または全体的な上皮混濁がかすかながら確かに認められる．3局所または全体的な上皮混濁が著明に認められる．4はっきりした上皮混濁が広範囲に認められて角膜がすりガラス状になる，または無数の水疱が融合している．0顕著な輪部血管アーケードは認められるものの，輪部の外観は正常である．11/4の範囲内で角膜に1.5mm未満の血管新生が認められる．角膜血管新生21/4以上の範囲内で角膜に1.5mm未満の血管新生が認められる．3いずれかの1/4の範囲で角膜に1.5.2.5mmの血管新生が認められる．4広域に角膜に2.5mmを超える血管新生が認められる．0充血は認められない．結膜血管の外観は正常である．11/4の範囲内に極軽度の結膜血管充血が認められる．球結膜充血21/4以上の範囲に軽度の結膜血管充血が認められる．3いずれかの1/4の範囲に顕著な結膜血管充血が認められる．4広域に顕著な結膜血管充血が認められる．0眼瞼結膜の外観は正常でベルベット状をしている．乳頭はない．眼瞼結膜乳頭増殖1結膜表面のなめらかさがやや失われている．2結膜表面のなめらかさがやや失われている．直径1.0mm未満の乳頭が認められる．3結膜表面のなめらかさは明らかに失われている．直径1.0mm未満の乳頭が認められる．4直径1.0mmを超える巨大乳頭が局所または全体に認められる．0角膜浸潤なし．1無症状の単発の浸潤が認められる．角膜浸潤2充血および何らかの自覚症状を伴った単発または多発の浸潤が認められる．3何らかの角膜異常と充血を伴った単発または多発の浸潤が認められる．4角膜実質に及ぶ染色と充血を伴った単発または多発の浸潤が認められる．表4フィッティングの評価基準項目分類安定位置中央上方下方耳側鼻側レンズの回転無±10°以内±20°以内±20°以上回転方向無鼻側耳側動きルーズノーマルタイトその他の所見球結膜の圧迫レンズのエッジの浮き上がり（147）あたらしい眼科Vol.31，No.1，2014147表5汚れの形態と範囲の程度分類形態点状，膜状1．CL全体面積の1/3未満の汚れを認める範囲2．CL全体面積の1/3以上2/3未満の汚れを認める（程度）3．CL全体面積の2/3以上の汚れを認める表6アンケート調査項目設問内容・装着数分後の見え方が鮮明でクリア・1日を通して見え方が鮮明でクリア・夜間や薄暗い場所でもクッキリ・装着してすぐにレンズの位置が安定・装着直後に快適な装用感・装着して数分後の快適な装用感・快適な装用感が1日を通して持続・乾燥感が軽減II結果1.症例a.年齢と性別年齢は，18.54歳〔34.4±9.6歳（平均値±標準偏差）〕，男性19例38眼（23.8％），女性61例122眼（76.3％）の計80例160眼であった．b.中止症例および解析対象症例試験途中で中止となった症例は3例であった．そのうち2例は，仕事が多忙となったなど対象者自身の意志によって試験の継続を希望しなくなった．残りの1例は，定期検査に来院されず連絡が取れなくなったため中止症例として扱った．上記の3例6眼を除いた77例154眼を解析対象症例としたが，細隙灯顕微鏡所見および有害事象については全症例を対象として集計した．なお，1週間後および1カ月後に観察期間が規定範囲日外のため定期外として取り扱った症例が各1例あった．c.対象者の自覚的屈折値試験開始時に行った自覚的屈折検査の結果，近視度数が.3.00..5.75Dの例が154眼中69眼（44.8％）で最も多かった．一方，乱視度数は.1.00D以下の例が154眼中72眼（46.8％）で最も多かった（表7）．乱視軸については図1のごとく，180°と90°以外の例も認められた．対象者の乱視度数は，.0.50..1.00Dが72眼（46.8％）を占めていた．2.処方レンズの規格と試験レンズによる視力装用開始時に処方したレンズ度数は，球面度数が.3.00..5.75Dの例が最も多く，対象者の自覚的屈折値と同じであったが，.0.25..2.75Dが53眼（34.4％）に増加し，.6.00D以上の例が26眼（16.9％）に減少していた．円柱度数は59.1％の症例が.0.75Dで処方可能であった（表8）．処方したレンズの円柱軸は180°が126眼（81.8％），90°が15表7自覚的屈折値眼（％）乱視度数＼近視度数.0.25..2.75D.3.00..5.75D.6.00D以上合計.0.50D2（1.3）7（4.5）2（1.3）11（7.1）.0.75D9（5.8）13（8.4）7（4.5）29（18.8）.1.00D8（5.2）15（9.7）9（5.8）32（20.8）.1.25D10（6.5）12（7.8）5（3.2）27（17.5）.1.50D3（1.9）9（5.8）4（2.6）16（10.4）.1.75D3（1.9）4（2.6）11（7.1）18（11.7）.2.00D4（2.6）6（3.9）2（1.3）12（7.8）.2.25D1（0.6）3（1.9）2（1.3）6（3.9）.2.50D1（0.6）0（0.0）2（1.3）3（1.9）合計41（26.6）69（44.8）44（28.6）154（100.0）小数点以下2位を四捨五入したためパーセントの合計は必ずしも一致しない．（眼）140120100806040200908070605040302010180170160150140130120110100（度）図1自覚的屈折検査の乱視軸分布148あたらしい眼科Vol.31，No.1，2014（148）表8処方レンズの規格眼（％）円柱度数＼球面度数.0.25..2.75D.3.00..5.75D.6.00D以上合計.0.75D30（19.5）50（32.5）11（7.1）91（59.1）.1.25D20（13.0）18（11.7）9（5.8）47（30.5）.1.75D3（1.9）7（4.5）6（3.9）16（10.4）合計53（34.4）75（48.7）26（16.9）154（100.0）（眼）140120100806040200908070605040302010180170160150140130120110100（度）図2処方したレンズの円柱軸分布視力（平均値）1.00.11.22N.S.1.24N.S.1.261.091.091.09装用開始154眼1週間後152眼1カ月後152眼図（N.S.）；ANOVA,Dunnett．3試験レンズによる視力平均値は小数視力をlogMAR（logarithmicminimumangleofresolution）視力に変換して平均値を算出した後小数視力に再度変換した値である．○：矯正視力，■：追加矯正視力．眼（9.7％）で，90％以上の対象者が180°および90°の円柱軸で処方が可能であった（図2）．つぎに，試験レンズ装用時の視力は図3のごとく，装用開始時から1カ月後のすべての観察期間で1.09と変化がなかった．検眼レンズによる追加矯正視力においても，装用開始時が1.22，1週間後が1.24，1カ月後が1.26で有意差を認めなかった．3.試験レンズのフィッティング試験開始時，1週間後，1カ月後，定期外検査の累積数462眼について，試験レンズのフィッティングを観察した．表9に示すように，試験レンズの安定位置は，中央が424眼（91.8％）と最も多く，つぎに耳側に安定した例が31眼（6.7％）であった．動きは，ほとんどの症例（95.0％）がノーマルで，ルーズな例やタイトな例はごくわずかであった．回転については，ガイドマークが真下に位置していたものが（149）306眼（66.2％），ガイドマークが真下の位置から耳側10°以内に認められたものが108眼（23.4％）と，ガイドマークが真下の位置に認められなかった例のなかでは耳側方向が多かった．さらに図4のごとく，診察の結果，総合評価として大変良好と評価されたものが152眼中115眼（75.7％），良好と評価されたものが28眼（18.4％）で，合計94.1％の例で良好以上の結果であった．4.試験レンズの表面診察日に，細隙灯顕微鏡で試験レンズを装用したまま汚れとキズの状況を確認した．308枚中282枚（91.6％）は正常であった．汚れを認めたもののなかで一番多かったものは，点状の汚れ程度1で，17枚（5.5％）のみであった．特に強い汚れを生じたものやキズを認めた例もなかった（表10）．5.試験レンズの交換試験レンズの処方交換を行ったものは累積304眼中10眼（3.3％）で，交換理由として視力不良が8眼（2.6％）と最も多かった．回転によるフィッティング不良で交換したものは1眼（0.3％）で，フィッティング不良および視力不良が理由のものは1眼（0.3％）のみで非常に少なかった（表11）．6.細隙灯顕微鏡による前眼部所見試験開始時の前眼部所見として，角膜上皮ステイニングが21眼あり，球結膜充血が4眼，CLPC（contactlens-inducedpapillaryconjunctivitis）が2眼，その他11眼（角膜瘢痕，結膜結石，瞼結膜充血）が認められた（表12）．しかし，いずれも担当医は試験レンズの装用が可能であると判断し，本試験が開始された．観察期間中においても，角膜浮腫，角膜新生血管，角膜浸潤および角膜潰瘍など重篤な異常所見は認めなかった．今回，担当医が有害事象として挙げたものを表13に示す．角膜上皮ステイニングが3例4眼，SEALs（superiorepithelialarcuatelesions）が3例5眼，CLPCがあたらしい眼科Vol.31，No.1，2014149表9フィッティング検査眼（％）安定位置動き回転中央耳側上方下方/耳側上方/耳側下方424313220（91.8）（6.7）（0.6）（0.4）（0.4）（0.0）ノーマルルーズタイト439212（95.0）（4.5）（0.4）無306（66.2）耳側10°以内108（23.4）20°以内17（3.7）21°以上5（1.1）鼻側10°以内21（4.5）20°以内3（0.6）21°以上2（0.4）462（100.0）462（100.0）462（100.0）小数点以下2位を四捨五入したためパーセントの合計は必ずしも一致しない．やや不良大変良好115眼（75.7％）良好28眼（18.4％）不良表10試験レンズの表面検査枚（％）5眼（3.3％）4眼（2.6％）検査結果1週間後1カ月後定期外検査計正常1401384282（91.6）点状の汚れ（程度1）10717（5.5）膜状の汚れ（程度1）257（2.3）膜状の汚れ（程度2）22（0.6）キズ0（0.0）計1521524308（100.0）←図4試験レンズの総合評価〔n＝152（眼）〕表11試験レンズの交換理由眼（％）＼交換理由検査眼数1週間後1カ月後152（100.0）152（100.0）累積数304（100.0）視力不良フィッティング不良（回転）フィッティング不良（回転）および視力不良6（3.9）2（1.3）1（0.7）1（0.7）8（2.6）1（0.3）1（0.3）合計8（5.3）2（1.3）10（3.3）表12細隙灯顕微鏡検査による前眼部所見眼（％）前眼部異常所見試験開始時1週間後1カ月後定期外検査検査眼数16015615210無127（79.4）123（78.8）119（78.3）8（80.0）角膜上皮ステイニング程度121（13.1）22（14.1）21（13.8）22（20.0）球結膜充血14（2.5）1（0.6）2（1.3）2（20.0）CLPC＊112（1.3）1（0.6）1（0.7）21（0.7）その他＊211（6.9）12（7.7）10（6.6）重複記載あり．＊1CLPC：contactlens-inducedpapillaryconjunctivitis.＊2その他：角膜瘢痕，結膜結石，瞼結膜充血など．150あたらしい眼科Vol.31，No.1，2014（150）表13有害事象事象名発現数程度因果関係投薬一時中止中止軽度関連性あり/可能性あり製品名角膜上皮ステイニング3例4眼3例4眼3例4眼3例4眼角結膜上皮障害治療用点眼薬─1例2眼人工涙液ドライアイ治療用点眼薬SEALs＊13例5眼3例5眼3例5眼2例4眼角結膜上皮障害治療用点眼薬1例2眼─人工涙液CLPC＊22例2眼2例2眼2例2眼1例1眼非ステロイド抗炎症点眼薬──＊1SEALs：superiorepithelialarcuatelesions.＊2CLPC：contactlens-inducedpapillaryconjunctivitis.表14消毒剤の変更NO参加前使用消毒方法装用開始1週間後変更理由1カ月後12345過酸化水素用剤過酸化水素用剤過酸化水素用剤他社MPS用剤他社MPS用剤過酸化水素用剤過酸化水素用剤レニューセンシティブレニューセンシティブレニューセンシティブ過酸化水素用剤過酸化水素用剤過酸化水素用剤とMPS用剤でのこすり洗い過酸化水素用剤とMPS用剤でのこすり洗い他社MPS用剤自己都合少し痒みしみる過酸化水素用剤過酸化水素用剤過酸化水素用剤とMPS用剤でのこすり洗い過酸化水素用剤とMPS用剤でのこすり洗い他社MPS用剤VAS（mm）VAS（mm）1008060＊＊＊4031.635.138.432.426.822.823.022.716.920.318.02015.50試験開始時1週間後1カ月後154眼152眼152眼図5自覚症状（全対象者）（＊p＜0.05）（＊＊p＜0.01）；ANOVA,Tukey-Kramer.■：違和感，■：乾燥感，：充血，：くもり．2例2眼であった．角膜上皮ステイニングを認めた症例のなかで1例2眼は，被験者が試験の継続を希望しなかったため中止となった．SEALsを認めた症例のなかで1例2眼は一時中止したが点眼加療によって改善し，その後は試験レンズを再装用することが可能であった．有害事象が原因で，試験レンズの装用が中止に至ったという症例は1例もなかった．7.消毒剤の変更消毒剤の変更は，装用開始から参加前使用消毒処方を指示した2例と1週間後に変更した3例であった．変更理由として自己都合，少し痒み，しみるという症状があったため，過酸化水素用剤とMPS用剤でのこすり洗いが2例と参加前使用消毒方法への指示が1例であった（表14）．MPSとの適合性による問題だと考えられる障害は生じなかった．（151）10080604028.628.412.215.319.424.522.718.813.016.720.22012.90試験開始時1週間後1カ月後154眼152眼152眼図6見え方についての自覚症状（全対象者）（N.S.）；ANOVA,Tukey-Kramer.■：明所，■：暗所，：瞬目時，：こすった時．8.自覚症状a.違和感，乾燥感，充血，くもりについて試験レンズ装用による違和感，乾燥感，充血，くもりについてVASを用いた評価を行った．数値が高いほど症状が強いという意味を表す．違和感は，試験開始時と比較して1週間後に増加したが，1カ月後には改善していた．乾燥感も試験開始時と比較して1週間後に増加したが，1カ月後には改善していた．逆に，充血は1週間後，1カ月後と減少していった．くもりは試験開始時と比較して1週間後に微増したが，1カ月後には改善していた（図5）．b.見え方について試験レンズ装用による明所，暗所，瞬目時およびこすった時の見え方についてもVASを利用して評価した．数値が低いほど見え方が良好という意味を表す．有意差はなかったもあたらしい眼科Vol.31，No.1，2014151VAS（mm）VAS（mm）10VAS（mm）1001008080＊＊6060＊＊33.138.542.636.240＊27.623.64028.127.328.926.423.624.121.721.319.318.417.815.217.72016.213.117.114.612.715.710.914.32013.89.16.60試験開始時1週間後1カ月後0試験開始時1週間後1カ月後108眼106眼106眼46眼46眼46眼図7自覚症状（元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者）図8自覚症状（元ハイドロゲルレンズ装用者）（＊p＜0.05）（＊＊p＜0.01）；ANOVA,Tukey-Kramer.（＊p＜0.05）；ANOVA,Tukey-Kramer.■：違和感，■：乾燥感，：充血，：明所，：暗所．■：違和感，■：乾燥感，：充血，：明所，：暗所．0％見え方が鮮明でクリア（装着数分）見え方が鮮明でクリア（1日）夜間や薄暗い場所でもクッキリすぐにレンズ位置が安定快適な装用感（装着直後）＊快適な装用感（装着数分）快適な装用感が持続（1日）眼の乾燥感が軽減20％40％60％80％100％19121315121710829343524222324121723201716171922461314121222131487571335862図9アンケート調査（全対象者）■：非常にそう思う，：そう思う，：ややそう思う，■：あまりそう思わない，■：そう思わない，■：全くそう思わない．＊快適な装用感（装用直後）に1例未回答あり．グラフ内の数値は症例数．のの試験開始時と比べ，暗所での見え方が良くなっているのがわかる（図6）．c.事前に使用していたCL別の自覚症状と見え方さらに，自覚症状の5項目（違和感，乾燥感，充血，明所での見え方，暗所での見え方）について，元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者（53例106眼）と元ハイドロゲルレンズ装用者（23例46眼）とに分けて検討した結果を，各々図7と図8に示す．元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者において，暗所での見え方が装用開始時に比較して1カ月後に有意に良くなっているのがわかる．違和感については，一時悪化したが，1カ月後には有意な改善を認めた．元ハイドロゲルレンズ装用者においては，充血が装用開始時と比較して1カ月後は有意に改善していた．9.アンケート調査表6に示す項目について回答した結果を図9に示す．非常にそう思う，そう思う，ややそう思うの合計の割合は見え方が鮮明でクリア（装着数分）は85.5％，見え方が鮮明でクリア（1日）は90.8％，夜間や薄暗い場所でもクッキリ89.5％，すぐレンズ位置が安定は73.7％，快適な装用感（装着直後）は66.7％，快適な装用感（装着数分）は75.0％，快適な装用152あたらしい眼科Vol.31，No.1，2014（152）0%20%40%60%80%100%107665106322252819171615612161414131217177449997161113764712244図10アンケート調査（元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者）■：非常にそう思う，：そう思う，：ややそう思う，■：あまりそう思わない，■：そう思わない，■：全くそう思わない．グラフ内の数値は症例数．0％20％40％60％80％100％図11アンケート調査（元ハイドロゲルレンズ装用者）■：非常にそう思う，：そう思う，：ややそう思う，■：あまりそう思わない，■：そう思わない，■：全くそう思わない．＊快適な装用感（装用直後）に1例未回答あり．グラフ内の数値は症例数．957977457975579657633525124535621111111112見え方が鮮明でクリア（装着数分）見え方が鮮明でクリア（1日）夜間や薄暗い場所でもクッキリすぐにレンズ位置が安定快適な装用感（装着直後）快適な装用感（装着数分）快適な装用感が持続（1日）眼の乾燥感が軽減見え方が鮮明でクリア（装着数分）見え方が鮮明でクリア（1日）夜間や薄暗い場所でもクッキリすぐにレンズ位置が安定快適な装用感（装着直後）＊快適な装用感（装着数分）快適な装用感が持続（1日）眼の乾燥感が軽減感が持続（1日）は69.7％，眼の乾燥感が軽減は55.3％であった．とりわけ見え方が鮮明でクリア（装着数分・1日）と夜間や薄暗い場所でもクッキリで満足が得られていた．試験参加前に使用していたレンズ素材別に検討した結果を，図（153）10と図11に示す．両者とも見え方の鮮明さという面で満足度が高いが，レンズの安定性に加えて装用数分後から一日を通しての装用感という面でも，元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者において70％以上の例で満足が得られていた．あたらしい眼科Vol.31，No.1，20141530％20％40％60％80％100％見え方が鮮明でクリア（装着数分）見え方が鮮明でクリア（1日）夜間や薄暗い場所でもクッキリすぐにレンズ位置が安定快適な装用感（装着直後）快適な装用感（装着数分）快適な装用感が持続（1日）眼の乾燥感が軽減図12アンケート調査（元球面レンズ装用者）■：非常にそう思う，：そう思う，：ややそう思う，■：あまりそう思わない，■：そう思わない，■：全くそう思わない．グラフ内の数値は症例数．21222122215224412212121311111110％20％40％60％80％100％見え方が鮮明でクリア（装着数分）見え方が鮮明でクリア（1日）夜間や薄暗い場所でもクッキリすぐにレンズ位置が安定快適な装用感（装着直後）＊快適な装用感（装着数分）快適な装用感が持続（1日）眼の乾燥感が軽減図13アンケート調査（元乱視用レンズ装用者）■：非常にそう思う，：そう思う，：ややそう思う，■：あまりそう思わない，■：そう思わない，■：全くそう思わない．＊快適な装用感（装用直後）に1例未回答あり．グラフ内の数値は症例数．17121213101510828323322222219101519161614151820461212111219121486571225751元ハイドロゲルレンズ装用者では，特に，レンズを装着してえ方の鮮明さと夜間や薄暗い場所でもクッキリという面で満数分後の装用感において80％以上もの例で満足されている足度が高いが，元球面レンズ装用者においては夜間や薄暗いことがわかった．さらに，試験参加前に使用していたレンズ場所でもクッキリが100％で満足度が得られていた．元乱視種類別に検討した結果を図12と図13に示す．両者とも見用レンズ装用者では，特に，見え方が鮮明でクリア（1日）154あたらしい眼科Vol.31，No.1，2014（154）において90％以上の例で満足されていることがわかった．III考察多施設臨床試験の結果，今回の試験レンズの安全性という面においては，細隙灯顕微鏡検査で角膜新生血管，角膜浸潤，角膜浮腫や潰瘍など重篤な合併症は1例も生じることなく安全なレンズであると思われた．認められた前眼部所見のなかで，試験開始時に角膜上皮ステイニング程度1が21眼（13.1％）であったが，試験期間を通して眼数に変化はなく，また，開始時と比較し，球結膜充血や上眼瞼結膜乳頭増殖の発現数は1カ月後には減少していた．角膜上皮ステイニング3例4眼，SEALs3例5眼，CLPC2例2眼が有害事象として挙げられたが，これらはいずれもSCLの特性として発現する可能性のある所見1.3）であった．一時中止例に対しては点眼加療によって改善し，その後は試験レンズを再装用した．眼科医の管理のもと安全に使用できるレンズであると考える．つぎに，有用性という面において考えてみると，VASによる自覚症状の評価で，有意差はないものの充血が改善傾向にあり，違和感が一時的に1週間後に微増したが，1カ月後にはやや改善している．試験レンズは，レンズ厚を薄くすることで，シリコーンハイドロゲルレンズの素材による硬さのための装用感を改善するように設計されているという特徴があり，違和感を訴えた対象者であっても，一定期間装用を継続することによって，課題を克服できる可能性があると予想された．アンケート調査の結果から，装着して数分後および1日を通して見え方が鮮明でクリアで，夜間や薄暗い場所でもクッキリ見えるなど，見え方についての満足度が高いということがわかった．元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者と元ハイドロゲルレンズ装用者と分けても検討してみたが，大きな違いはなく，どちらも見え方においての満足度が高かった．症例数が少ないので単純に比較はできないが，元ハイドロゲルレンズ装用者は，元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者に比べ，乾燥感に満足する傾向にあった．さらに，試験レンズによる矯正視力も良好で，処方レンズの度数については，頂点間補正を行った自覚的屈折度数よりやや弱めの円柱度数が処方されていることが示唆され，梶田4）や水谷5）の報告と同様の結果であった．担当医による診察で，レンズの動きが適切であった例は95％で，安定性の評価において94％の症例が良好以上という結果が得られている．一方，一般的にシリコーンハイドロゲルレンズ素材は，脂質が付着しやすいと言われている6）．試験レンズの表面はイオン化した酸素ガスを直接衝突させるプラズマ加工が施されている7.9）が，この表面加工が脂質の付着を予防すると考えられ，今回も90％以上のレンズに見かけ上，汚れは検出されなかった．本論文の最初に，「優れた乱視用SCLというのは，質の高い見え方と，より適切な動きと同時にレンズの良好な安定性が求められる」と述べたが，今回の試験レンズはこの要素を兼ね備え，優れた乱視用SCLと言えるのではないかと思われた．非球面設計のCLは見え方の質を向上させることが期待10.12）され，かつ明所より暗所でその効果か高いことが言われている．これらのことは非球面眼内レンズで，波面センサーによる高次収差測定やコントラスト感度と瞳孔径との関係においても検討13,14）されている．今回の試験レンズはトーリックSCLとしての軸の安定性による乱視の矯正効果などが，視機能の向上に影響を及ぼした可能性が考えられるが，非球面によって球面収差を補正する光学特性を有しており暗所でより良い見え方の改善が認められた背景には，試験レンズの光学特性が寄与した可能性が考えられる．以上の点から，非球面頻回交換乱視用シリコーンハイドロゲルレンズ「PV2HDA」は，近視性乱視眼に対して臨床的に安全で有用であると考えられた．文献1）大内典子，小玉裕司，丸山勝巳ほか：ソフトコンタクトレンズ装用上のEpithelialSplittingについて．日コレ誌43：12-14,20012）宮本裕子：次世代のコンタクトレンズ─シリコーンハイドロゲルレンズを中心として─．あたらしい眼科21：757760,20043）稲葉昌丸：シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズとは．日コレ誌53：2-5,20114）梶田雅義：トーリックソフトコンタクトレンズの処方．トーリックコンタクトレンズ．p34-53，メジカルビュー社，19995）水谷聡：トーリックコンタクトレンズの処方．日コレ誌51：267-274,20096）植田喜一，中道綾子，稲垣恭子：シリコーンハイドロゲルレンズの臨床における汚れの定量分析．日コレ誌52：180187,20107）佐野研二：進化するコンタクトレンズ素材─水との共生─．あたらしい眼科24：723-735,20078）松沢康夫：シリコーンハイドロゲルの表面の性質について．日コレ誌50：S1-S5,20089）村岡卓：「ボシュロムメダリストRプレミア」の紹介．日コレ誌51：72-78,200910）糸井素純：前面非球面デザインの効用．日コレ誌48：S1S6,200611）MorganPB&#038;EfronN：Comparativeclinicalperformanceoftwosiliconehydrogelcontactlensesforcontinuouswear.ClinExpOptom85：183-192,200212）植田喜一，永井浩一：頻回交換型非球面ソフトコンタクトレンズの使用経験．臨眼58：1785-1791,200413）大谷伸一郎，宮田和典：非球面眼内レンズと高次収差．あたらしい眼科24：1435-1438,200714）太田一郎，三宅謙作，三宅三平ほか：非球面眼内レンズ（Nex-AcriAAAktisN4-18YG）挿入眼の視機能．あたらしい眼科28：135-138,2011（155）あたらしい眼科Vol.31，No.1，2014155</p>
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		<title>2週間頻回交換遠近両用シリコーンハイドロゲルレンズの臨床試験</title>
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		<pubDate>Tue, 29 Nov 2011 15:27:47 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[シリコーンハイドロゲルレンズ]]></category>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科28（11）：1619.1627，2011c《原著》あたらしい眼科28（11）：1619.1627，2011c植田喜一＊1稲葉昌丸＊2梶田雅義＊3小玉裕司＊4塩谷浩＊5濱田恒一＊6濱野保＊7濱野孝＊ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科28（11）：1619.1627，2011c《原著》あたらしい眼科28（11）：1619.1627，2011c植田喜一＊1稲葉昌丸＊2梶田雅義＊3小玉裕司＊4塩谷浩＊5濱田恒一＊6濱野保＊7濱野孝＊7濱野啓子＊7＊1ウエダ眼科＊2稲葉眼科＊3梶田眼科＊4小玉眼科医院＊5しおや眼科＊6ハマダ眼科＊7ハマノ眼科ClinicalStudyof2-WeekFrequentReplacementMultifocalSiliconeHydrogelLensKiichiUeda1）,MasamaruInaba2）,MasayoshiKajita3）,YujiKodama4）,HiroshiShioya5）,TsunekazuHamada6）,TamotsuHamano7）,TakashiHamano7）,KeikoHamano7）1）UedaEyeClinic,2）InabaEyeClinic,3）KajitaEyeClinic,4）KodamaEyeClinic,5）6）HamadaEyeClinic,7）HamanoEyeClinicShioyaEyeClinic,老視矯正を目的として新しく開発された遠近両用シリコーンハイドロゲルレンズの有効性，安全性，有用性を評価するために臨床試験を行った．対象は老視矯正を必要とする単焦点ソフトコンタクトレンズ，あるいは遠近両用ソフトコンタクトレンズを使用している129名258眼で，年齢は38.72歳であった．本レンズ装用による13週間後の両眼視による視力の平均値は，遠方視力が1.06，近方視力が0.80であった．本レンズ装用に伴う障害と判断されたものは38例72眼であったが，これらの程度は軽度であった．本レンズの見え方，つけごこち，取り扱いに対する被験者の満足度は高かった．本レンズは屈折異常および老視の矯正効果が高く，安全性ならびに被験者の満足度からも臨床上有用であると考える．Thisclinicalstudyevaluatedtheperformance,safetyandeffectofthenewmultifocalsiliconehydrogellensdesignedtocorrectpresbyopia.Enrolledinthisstudywere129subjects（258eyes）between38and72yearsofage,whoworesinglevisionsoftcontactlensesorbifocal/multifocalsoftcontactlensestocorrectpresbyopia.After13weeksoflenswear,theaveragevaluesofdistantandnearbinocularvisualacuitywere1.06and0.80,respectively.Difficultieswithlenswearwerejudgedby38subjects（72eyes）,butthedegreewasslight.Thesubjectsratedthelensesashighlysatisfactoryregardingvision,wearingexperienceandhandling.Theresultsofthisstudysuggestthattheselensesarehighlyeffectiveinrefractiveandpresbyopiacorrections,andareclinicallyeffectivefromtheperspectivesofsafetyandsubjectsatisfaction.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）28（11）：1619.1627,2011〕Keywords：遠近両用ソフトコンタクトレンズ，老視，シリコーンハイドロゲルレンズ，臨床試験．multifocalsoftcontactlens,presbyopia,siliconehydrogellens,clinicalstudy.はじめに老視矯正を必要とする患者に対して遠近両用コンタクトレンズ（CL）を処方する機会が増えてきた1.3）．CLは材質の面からソフトコンタクトレンズ（SCL）とハードコンタクトレンズに分けられるが，SCLにおいてはヒドロキシエチルメタクリレート（HEMA）素材を主体とした従来のハイドロゲルレンズに加えて，HEMAにシリコーンを共重合させた新しいシリコーンハイドロゲルレンズが登場した4.6）．シリコーンハイドロゲルレンズは高い酸素透過性を有するため酸素不足による角膜障害が起こりにくく，従来のハイドロゲルレンズより乾燥感が少ない6）と考えられ，急速に普及しつつある．これまでの近視，遠視，乱視の矯正を目的とした単焦点のシリコーンハイドロゲルレンズに加えて，遠近両用シリコーンハイドロゲルレンズが発売されたことは，老視矯正を望む患者にとっては朗報である7）．今回，筆者らはボシュロム・ジャパン株式会社が開発した〔別刷請求先〕植田喜一：〒751-0872下関市秋根南町1-1-15ウエダ眼科Reprintrequests：KiichiUeda,M.D.,UedaEyeClinic,1-1-15AkineMinamimachi,Shimonoseki751-0872,JAPAN0910-1810/11/\100/頁/JCOPY（107）1619遠近両用シリコーンハイドロゲルレンズの臨床試験を行ったので，その結果を報告する．遠近両用シリコーンハイドロゲルレンズの臨床試験を行ったので，その結果を報告する．法1.対象老視矯正を必要とする単焦点SCLまたは遠近両用SCLを装用している者で，球面レンズの矯正により片眼0.5以上の遠方視力が得られる.6.00D以下の近視眼，＋3.00D以下の遠視眼，.1.25D以下の乱視眼の男性7例14眼，女性122例244眼の計129例258眼で，年齢は38.72歳（51.6±5.5歳平均値±標準偏差，以下同様）であった．ただし，無水晶体眼，人工眼内レンズ挿入眼の者は除外した．対象129例258眼のうち，以前に使用していたSCLは，単焦点SCLが72例144眼，遠近両用SCLが57例114眼であった．2.方法a.治験審査委員会およびインフォームド・コンセント本試験は美穂診療所治験審査委員会の承認を得た．本試験表1試験実施機関および試験担当医師試験実施機関試験担当医師稲葉眼科稲葉昌丸ウエダ眼科植田喜一梶田眼科梶田雅義小玉眼科医院小玉裕司＊しおや眼科塩谷浩ハマダ眼科濱田恒一ハマノ眼科濱野保，濱野孝，濱野啓子＊試験代表医師．の趣旨を理解し，自らの意志で参加同意書に署名した者を登録症例とした．試験代表医師，試験実施機関および試験担当医師を表1に示す．b.試験レンズ試験レンズとして販売名：ボシュロムメダリストプレミアFW（商品名：ボシュロムメダリストプレミアマルチフォーカル）を用いた．試験レンズの物性，規格を表2に示す．試験レンズは同心円型，同時視型の遠近両用シリコーンハイドロゲルレンズで，中央部が近用光学部，周辺部が遠用光学部である．累進屈折力レンズとして働き，加入度数は＋1.50D（LowAdd）と＋2.50D（HighAdd）の2種類があるが，これらの光学デザインは異なる（図1）．c.試験レンズの処方および装用方法試験レンズの処方にあたってのインフォームド・コンセントを行った後に，前眼部検査，涙液検査，他覚的および自覚的屈折検査，角膜曲率半径計測，裸眼および矯正視力の測定を行った．本レンズの適応であると判断した対象にトライアルレンズを装着し，フィッティングが良好であることを確認加入度数＋1.50D加入度数＋2.50D（LowAdd）（HighAdd）加入度数（＋2.50D）（＋1.50D）（0.00D）図1試験レンズの屈折力分布（イメージ図）表2試験レンズの物性，規格項目物性・規格販売名（商品名）ボシュロムメダリストプレミアFW（ボシュロムメダリストプレミアマルチフォーカル）使用方法2週間頻回交換・終日装用材質（USAN＊名）BalafilconAFDA＊＊分類グループIII酸素透過係数（Dk値）91×10.11（cm2/sec）・（mLO2/mL×mmHg）含水率36％度数範囲遠用度数：＋3.00D..6.00D（0.25Dステップ）加入度数：＋1.50D（LowAdd）と＋2.50D（HighAdd）ベースカーブ8.6mm直径14.0mm中心厚0.09mm（.3.00D）レンズカラーライトブルー製造販売会社ボシュロム・ジャパン株式会社＊USAN：UnitedStatesAdoptedNames，＊＊FDA：FoodandDrugAdministration．1620あたらしい眼科Vol.28，No.11，2011（108）した後に，遠方視力と近方視力の値を参考にして追加矯正屈折値を求め，処方レンズの規格を決定した．本レンズの処方の手順を表3に示す．第一選択として両眼にLowAddを選択して，近方と遠方の見え方を確認するした後に，遠方視力と近方視力の値を参考にして追加矯正屈折値を求め，処方レンズの規格を決定した．本レンズの処方の手順を表3に示す．第一選択として両眼にLowAddを選択して，近方と遠方の見え方を確認する装用方法は終日装用で，使用期間は最長2週間とした．試験レンズはマルチパーパスソリューションによるこすり洗い，すすぎ，消毒，保存を毎日行うよう指導した．マルチパーパスソリューションはレニューマルチプラスまたはレニューを推奨したが，担当医師がそれ以外の消毒剤が必要と判断した場合はその指示に従うこととした．d.調査期間と評価項目調査期間は2010年2月10日から2010年9月2日までで，調査日は初回検査，試験開始，1週間後，4週間後，8週間後，13週間後であった．4週間後，8週間後および13週間後の検査では，試験レンズを7日以上継続して装用した状態で来院するように被験者に指導した．評価項目は試験レンズによる片眼視の遠方視力と近方視力，両眼視の遠方視力と近方視力，試験レンズのフィッティング，試験レンズの加入度数，試験レンズの表面の性状，試験レンズの交換，細隙灯顕微鏡による前眼部所見，自覚症状であった（表4）．自覚症状はアンケートで5段階の評価をした．さらに，試験レンズの一時中止例と中止例を確認した．自己都合で1日でも装用をしなかった症例も一時中止症例に含めた．II結果試験開始時129例258眼のうち試験開始1週間後で124例248眼，試験開始4週間後で122例244眼，試験開始8週間後で115例230眼，試験開始13週間後で106例212眼が各観察期間を満たした．表3試験レンズの処方手順1．両眼に＋1.50D（LowAdd）のトライアルレンズを選択する（ステップ1）・遠用度数：完全屈折矯正値に＋1.00D付加した遠用度数①見え方の確認：近方→中間→遠方の見え方を確認する②追加矯正の手順：見え方に不満がある場合は，両眼同時に遠用度数を追加矯正する・近方の見え方に不満がある場合は両眼の遠用度数をプラスよりにする・遠方の見え方に不満がある場合は両眼の遠用度数をマイナスよりにする2．見え方に不満がある場合は非利き目に＋2.50D（HighAdd）のトライアルレンズを選択する（ステップ2）見え方に不満がある場合は，両眼同時に遠用度数を追加矯正する・近方の見え方に不満がある場合は両眼の遠用度数をプラスよりにする・遠方の見え方に不満がある場合は両眼の遠用度数をマイナスよりにする3．見え方に不満がある場合は両眼に＋2.50D（HighAdd）のトライアルレンズを選択する（ステップ3）見え方に不満がある場合は，両眼同時に遠用度数を追加矯正する・近方の見え方に不満がある場合は両眼の遠用度数をプラスよりにする・遠方の見え方に不満がある場合は両眼の遠用度数をマイナスよりにする表4評価項目受診日評価項目初回検査試験開始1週間後4週間後8週間後13週間後（1）試験レンズによる視力1）片眼視の遠方視力と近方視力○○○○○2）両眼視の遠方視力と近方視力○○○○○（2）試験レンズのフィッティング○○○○○（3）試験レンズの加入度数○○○○○（4）試験レンズの表面の性状○○○○○（5）試験レンズの交換○○○○○（6）細隙灯顕微鏡による前眼部所見○○○○○○（7）自覚症状（アンケート）○○○○○○（109）あたらしい眼科Vol.28，No.11，2011162111287（398（10490（11287（398（10490（75（86（36.90（3983（30.5）4）7.5）2（40.0）39.2）551（20.7）6（23.7）47（19.6）28（12.2）33（15.6）遠方視力眼（％）0204060801008（3.3）7（3.0）5（2.1）6（2.6）試験開始246眼1週間後236眼4週間後240眼8週間後230眼13週間後212眼6（2.8）：1.0以上：0.7以上1.0未満：0.4以上0.7未満：0.4未満近方視力眼（％）02040608010021.8（8.5）17（7.2）15（6.3）試験開始246眼1週間後236眼4週間後238眼8週間後230眼13週間後212眼8（3.5）17（8.0）：1.0以上：0.7以上1.0未満：0.4以上0.7未満：0.4未満図2試験レンズによる片眼視の遠方視力と近方視力の分布表5試験レンズによる片眼視の遠方視力と近方視力の平均値試験開始1週間後4週間後8週間後13週間後遠方視力0.810.770.820.860.84近方視力0.660.660.660.660.631.試験レンズによる視力（1）片眼視の遠方視力と近方視力遠方視力は1.0以上が36.9.45.5％，0.7以上1.0未満が30.5.40.0％，0.4以上0.7未満が12.2.23.7％，0.4未満が2.1.3.3％であった．近方視力は1.0以上が11.8.18.5％，0.7以上1.0未満が41.6.44.3％，0.4以上0.7未満が30.1.37.3％，0.4未満が3.5.8.5％であった（図2）．遠方視力と近方視力の平均値を表5に示す．視力の平均値は，小数視力をlogMAR（logarithmicminimumangleofresolution）視力に変換して平均値を算出したのち小数視力に再度変換した値である．（2）両眼視の遠方視力と近方視力遠方視力は1.0以上が59.0.75.2％，0.7以上1.0未満が21.4.29.9％，0.4以上0.7未満が1.8.11.1％，0.4未満が0％であった．近方視力は1.0以上が28.3.38.3％，0.7以上1.0未満が44.7.50.9％，0.4以上0.7未満が12.6.20.8％，0.4未満が0.2.5％であった（図3）．遠方視力と近方視力の平均値を表6に示す．1622あたらしい眼科Vol.28，No.11，2011遠方視力眼（％）02040608010011（8.9）13（11.1）6（5.0）4（3.4）試験開始123眼1週間後117眼4週間後119眼8週間後117眼13週間後112眼（1.8）：1.0以上：0.7以上1.0未満：0.4以上0.7未満：0.4未満近方視力眼（％）0204060801002（1.6）試験開始123眼1週間後115眼4週間後119眼8週間後115眼13週間後106眼3（2.5）（0.9）：1.0以上：0.7以上1.0未満：0.4以上0.7未満：0.4未満図3試験レンズによる両眼視の遠方視力と近方視力の分布表6試験レンズによる両眼視の遠方視力と近方視力の平均値試験開始1週間後4週間後8週間後13週間後遠方視力0.990.961.031.051.06近方視力0.810.820.820.830.80表7試験レンズの安定位置と動き枚（％）安定位置動き中央1,314（93.3）ノーマル1,361（96.6）上方44（3.1）タイト25（1.8）耳側21（1.5）ルーズ23（1.6）下方20（1.4）耳側・下方6（0.4）耳側・上方2（0.1）鼻側1（0.1）鼻側・下方1（0.1）合計1,409（100.0）合計1,409（100.0）小数点以下2位を四捨五入したためパーセントの合計は必ずしも一致しない．2.試験レンズのフィッティング試験開始，1週間後，4週間後，8週間後，13週間後に検査した累積1,409眼のフィッティング状態を評価した．試験レンズの安定位置は，中央が93.3％，上方が3.1％，耳側が1.5％，下方が1.4％，耳側下方が0.4％，耳側上方が0.1％，鼻側が0.1％，鼻側下方が0.1％であった．試験レンズの動（110）78（63.4）69（59.0）79（66.488（7581（72.）.2）3）34（2735（29.934（22.6））28.6）5（21.4）9（25.9）244（17.9）41（17.4）44（18.5）38（16.5）25（11.8）107（99（499（4102（491（42.943.5）1.9）1.6）4.3））74（30.79（33.80（3382（379（37.31）5）.6）5.7））44（3539（3341（3444（330（28.3.8）.9）.5）8.3））55（454（4760（554（54（50.94.7）.0）0.4）47.0））22（17.9）22（19.1）15（12.6）16（13.9）22（20.8）1表表試験開始時例（％）40歳未満40.44歳45.49歳50.54歳55.59歳60歳以上合計被験者数1（0.8）5（3.9）45（34.9）46（35.7）20（15.5）12（9.3）129（100.0）両眼にLowAdd片眼にLowAddと反対眼にHighAdd両眼にHighAdd1（0.9）005（4.7）0043（40.6）2（28.6）043（40.6）2（28.6）1（6.3）10（9.4）1（14.3）9（56.3）4（3.8）2（28.6）6（37.5）106（100.0）7（100.0）16（100.0）13週間後40歳未満40.44歳45.49歳50.54歳55.59歳60歳以上合計被験者数03（2.8）36（34.0）40（37.7）16（15.1）11（10.4）106（100.0）両眼にLowAdd03（3.7）33（40.7）34（42.0）7（8.6）4（4.9）81（99.9）片眼にLowAddと反対眼にHighAdd002（28.6）3（42.9）1（14.3）1（14.3）7（100.0）両眼にHighAdd001（5.6）3（16.7）8（44.4）6（33.3）18（100.0）小数点以下2位を四捨五入したためパーセントの合計は必ずしも一致しない．表9屈折異常と試験レンズの組み合わせ試験開始眼（％）.6.00..3.25D.3.00..0.25D＋0.25.＋3.00D合計LowAddHighAdd120（46.5）14（5.4）74（28.7）9（3.9）25（9.3）16（6.2）219（84.9）39（15.1）合計134（51.9）83（32.2）41（15.9）258（100.0）13週間後きはノーマルが96.6％，タイトが1.8％，ルーズが1.6％であった（表7）．3.試験レンズの加入度数年齢と試験レンズの加入度数の組み合わせ（両眼にLowAdd，片眼にLowAddと反対眼にHighAdd，両眼にHighAdd）を表8に示す．年齢との関係をみると，45歳未満ではすべて両眼ともLowAddであるのに対して，45歳以上では片眼にLowAddと反対眼にHighAddがみられ，55歳以上では両眼ともHighAddの症例が多かった．試験開始時に処方された本レンズの加入度数はLowAddが219枚（84.9％），HighAddが39枚（15.1％）であった．13週間後の加入度数はLowAddが169枚（79.7％），HighAddが43枚（20.3％）と，対象眼の5.2％は近方の見え方を改善するためにLowAddからHighAddに変更されていた（表9）．中等度近視群（.6.00..3.25D），軽度近視群（.3.00..0.25D）と遠視群（＋0.25.＋3.00D）に分けて，使用した（111）.6.00..3.25D.3.00..0.25D＋0.25.＋3.00D合計LowAddHighAdd87（41.0）11（5.2）63（29.7）13（6.1）19（9.0）19（9.0）169（79.7）43（20.3）合計98（50.0）76（32.1）38（18.0）212（100.0）加入度数を表9に示す．HighAddの使用率が高くなっていたのは，試験開始時と13週間後を比較すると，中等度近視群では134眼中14眼（10.4％）から13週間後が98眼中11眼（11.2％），軽度近視群では83眼中9眼（10.8％）から13週間後が76眼中13眼（17.1％），遠視群では41眼中16眼（39.0％）から13週間後が38眼中19眼（50.0％）であった．4.試験レンズの表面の性状調査日に細隙灯顕微鏡により観察された試験レンズ1,164枚の汚れと傷の性状を確認した．正常が1,120枚（96.2％）で，軽度の汚れの付着が37枚（3.2％），中等度の汚れの付着が2枚（0.2％），傷があったものが3枚（0.3％），汚れの付着と傷があったものが2枚（0.2％）であった．5.試験レンズの交換試験レンズの処方交換を行ったものは106枚で，1週間後に最も交換率が高かった（表10）．交換理由は遠方視力不良が57枚，近方視力不良が44枚，遠方視力不良と近方視力不良が4枚，遠方がよく見えすぎるが1枚であった．最も多あたらしい眼科Vol.28，No.11，20111623表表試験開始1週間後4週間後8週間後13週間後合計処方枚数（枚）2462362402302121,164交換レンズ枚数（枚）144824173106交換率（％）5.720.310.07.41.49.1表11試験レンズの交換理由枚（％）試験開始1週間後4週間後8週間後13週間後合計遠方視力不良遠方視力不良と近方視力不良近方視力不良その他（遠くが見えすぎる）82433141131103113357（53.8）4（3.8）44（41.5）1（0.9）合計14（13.2）48（45.3）24（22.6）17（16.0）3（2.8）106（100.0）表12細隙灯顕微鏡検査による前眼部所見（重複記載あり）初回検査試験開始1週間後4週間後8週間後13週間後例眼例眼例眼例眼例眼例眼129258129258124248122244115230106212所見「無」861728617281162751507414869138角膜上皮ステイニング程度1304730472852244319381936235712475712221241111SEALs,Epithelialdimple111112角膜血管新生111111111角膜輪部充血1612612485812眼瞼結膜充血112221222611142514269182321112球結膜充血12595947116101212上眼瞼結膜乳頭増殖123535348142310175812結膜下出血11かったのは1週間後に遠方視力不良で交換した33枚であった（表11）．6.細隙灯顕微鏡による前眼部所見試験開始時に，角膜上皮ステイニングが30例47眼，眼瞼結膜充血が12例22眼，角膜輪部充血が6例12眼，球結膜充血が5例9眼，上眼瞼結膜乳頭増殖が3例5眼，角膜血管新生が1例1眼あったが，いずれも試験担当医師は本レンズ装用を可能と判断するような軽度なものであった．観察期間を通して，角膜上皮ステイニングが61例110眼，眼瞼結膜充血が23例43眼，上眼瞼結膜乳頭増殖が16例30眼，球結膜充血が11例20眼，角膜輪部充血が9例17眼，epithelialdimpleが1例2眼，角膜血管新生が1例1眼，1624あたらしい眼科Vol.28，No.11，2011superiorepithelialarcuatelesions（SEALs）が1例1眼，結膜下出血が1例1眼であった．これらを認めた調査日を表12に示す．13週間の経過観察中に本レンズの装用に伴う障害と判断されたものは38例72眼であった．角膜上皮ステイニングが35例67眼，上眼瞼結膜乳頭増殖が1例2眼，epithelialdimpleが1例2眼，SEALsが1例1眼であったが，これらの程度は軽度であった．角膜上皮ステイニングを生じたもののうち15例30眼は試験レンズと使用したマルチパーパスソリューションとの適合性が問題であると判断され，他の製剤に変更すると再発しなかった．7.自覚症状試験レンズの見え方，つけごこち，取り扱いについての総（112）見え方についてレンズの取り扱いについて＊13.211.211.511.316.015.517.217.715.512.39.59.86.511.648.143.141.838.750.047.446.735.551.957.557.855.746.851.926.427.631.132.326424.124.627.425.66.623.618.118.021.06.627.910.415.512.314.510.37.417.712.914.87.86.221.0見え方についてレンズの取り扱いについて＊13.211.211.511.316.015.517.217.715.512.39.59.86.511.648.143.141.838.750.047.446.735.551.957.557.855.746.851.926.427.631.132.326424.124.627.425.66.623.618.118.021.06.627.910.415.512.314.510.37.417.712.914.87.86.221.0試験開始020406080100（％）0.8129名1週間後4.8124名4週間後1.6122名8週間後1.7115名13週間後0.0106名つけごこちについて試験開始0.8129名1週間後1.6124名4週間後4.1122名8週間後2.6115名13週間後0.9106名1週間後3.2124名4週間後3.3122名8週間後2.6115名13週間後1.9106名：非常に満足している：やや満足している：どちらともいえない：あまり満足していない：全く満足していない＊印については，1週間後，4週間後，8週間後，13週間後のみの質問．小数点以下2位を四捨五入したため，パーセントの合計は必ずしも一致しない．図4自覚症状（総合評価）合的に評価した結果を図4に示す．さらに，見え方については，距離（遠方，中間，近方），夜間（屋外）と暗所（室内），視線の変化による評価を図5に示す．取り扱いについては表裏がわかりやすい，つけはずしがしやすい，容器から取り出しやすいの評価を図6に示す．8.試験レンズの一時中止例と中止例一時中止は60例118眼で，中止期間は1日.39日（平均3.8日）であった．充血，眼脂，結膜浮腫，痛み，異物感，乾燥感，かゆみ，だぶり，レンズのくもりなどの症状を訴えた被験者のうち，細隙灯顕微鏡検査で所見を認めたものは，角膜上皮ステイニングが6例12眼，眼瞼結膜充血が1例1眼，角膜上皮ステイニング，角膜輪部充血および球結膜充血が2例4眼，角膜上皮ステイニング，眼瞼結膜充血および上眼瞼結膜乳頭増殖が1例2眼，角膜上皮ステイニング，角膜輪部充血，球結膜充血および眼瞼結膜充血が1例2眼，その他が2例3眼で，これらの13例24眼に対しては試験レンズの一時中止を指示した．一時中止例に対しては点眼治療などで症状ならびに所見が改善した後は試験レンズを再装用した．上記以外の一時中止は，軽度の自覚症状によるものが7例14眼と，外出することがなかったので装用しなかった，（113）遠方020406080100（％）試験開始129名0.81週間後124名0.84週間後122名0.88週間後115名0.013週間後106名0.0中間試験開始129名0.81週間後124名0.84週間後122名0.08週間後115名0.013週間後106名0.0近方試験開始129名0.01週間後124名0.84週間後122名0.08週間後115名0.013週間後106名0.0夜間（屋外）1週間後124名0.84週間後122名0.08週間後115名0.013週間後106名0.0暗所（屋内）1週間後124名0.84週間後122名0.08週間後115名0.013週間後106名0.0試験開始129名1.61週間後124名3.24週間後122名0.88週間後115名1.713週間後106名0.9：とてもよく見える：まあまあよく見える：どちらともいえない：あまりよく見えない：全く見えない13.210.37.47.314.02.83.45.74.02.85.26.65.614.216.422.125.826.417.921.617.216.117.112.312.19.88.913.250.050.045.941.144.244.343.41.033.947.246.643.435.566.056.947.550.058.967.958.654.956.566.761.362.154.150.852.722.624.127.029.032.634.936.237.744.434.931.30.337.912.314.720.514.510.98.512.925.414.511.617.013.818.912.917.813.213.818.919.47.817.917.215.616.915.117.219.720.27.512.19.8.93.95.76.92.512.13.99.412.116.426.615.5＊＊視線を変えてもピントが良く合う＊印については，1週間後，4週間後，8週間後，13週間後のみの質問．小数点以下2位を四捨五入したため，パーセントの合計は必ずしも一致しない．図5自覚症状（見え方）旅行のため装用しなかったなどの自己都合によるものが40例80眼であった．中止例は被験者の自己都合で中止したもので，転居のため，頸椎症の疑いで通院が困難であったなどが6例12眼あった．III考察ボシュロムメダリストプレミアFW（商品名：ボシュロムメダリストプレミアマルチフォーカル）は，同心円型，同時視型のレンズであるが，レンズデザインはすでに販売さあたらしい眼科Vol.28，No.11，20111625表裏がわかりやすい表裏がわかりやすい16.016.416.411.315.114.714.816.112.310.36.635.837.126.232.352.850.944.346.831.128.423.829.828.328.432.033.925.525.05.730.325.02.627.635.221.017.016.421.316.98.68.210.527.423.86.631.54.329.410.77.310.5つけはずしがしやすい＊容器から取り出しやすい＊1週間後020406080100（％）124名4週間後122名8週間後115名13週間後106名1週間後1.6124名4週間後2.5122名8週間後0.9115名13週間後0.9106名1週間後5.6124名4週間後4.1122名8週間後1.7115名13週間後2.8106名：非常にそう思う：ややそう思う：どちらともいえない：あまりそう思わない：全くそう思わない＊印については，1週間後，4週間後，8週間後，13週間後のみの質問．小数点以下2位を四捨五入したため，パーセントの合計は必ずしも一致しない．図6自覚症状（取り扱い）れているボシュロムメダリストマルチフォーカルと類似している．LowAddのレンズは周辺部から中央部に向かって度数が徐々に増加するのに対して，HighAddのレンズは周辺部から中央部に向かってプラス度数が増加するが，中心部はプラス度数が高く，その移行部が狭い．したがって，これら2つのレンズは加入度数が単に異なるというよりも，まったくデザインが異なると認識したほうがよい2,8）．累進構造がなだらかに変化するLowAddのレンズは40.50歳代の初期老視の症例が，近用光学部が広いHighAddのレンズは調節力がかなり低下した症例が適応になると考える．本レンズの処方手順から考えると，LowAddを処方する割合が高くなる．第一選択のレンズを処方しても近方の見え方が悪い場合には遠用度数の変更だけでなく，加入度数の変更（HighAddの使用）を考える必要がある．年齢との関係をみると，45歳未満ではすべて両眼ともLowAddであるのに対して，45歳以上では片眼にLowAddと反対眼にHighAddの症例がみられ，55歳以上では両眼ともHighAddの症例が多かった．また，近視，遠視の程度との関係をみると，遠視眼ではHighAddのレンズを処方する割合が高かった．したがって，本レンズを処方する際には，第一選択とする加入度数（LowAddとHighAdd）は年齢と屈折異常の種類と程度を考慮したほうがよい．全経過中に試験レンズの交換を行ったものは106枚であ1626あたらしい眼科Vol.28，No.11，2011ったが，遠方視力不良が57枚（53.8％）と近方視力不良が44枚（41.5％）が多かった．本レンズの処方手順では，近視過矯正や遠視低矯正を防ぐことを目的として遠用度数は完全屈折矯正値に＋1.00D付加したトライアルレンズを選択しているため，遠方視力不良が多かったと考える．遠方視力不良に対しては遠用度数の交換，近方視力不良に対しては遠用度数の交換と加入度数の交換を行った．本レンズのベースカーブは8.6mm，サイズは14.0mmの1ベースカーブ1サイズである．本レンズの素材balafilconAはシリコーンハイドロゲル素材のなかではやや硬めであるので，このベースカーブとサイズだけではうまくフィットしない症例が多いかと推察したが，ほとんどの症例にフィットした．本レンズはやや硬めであるため，被験者は装用感（つけごこち）の悪さを訴える割合が高いと推察したが，「あまり満足していない」と「満足していない」と評価したものは，1週間後が19.3％と最も高く，13週間後には本レンズに慣れたこともあり，7.5％と少なくなった．本レンズによる屈折異常と老視の矯正効果については，視力検査や被験者のアンケート調査から満足度の高いものであった．遠近両用SCL装用眼は単焦点SCL装用眼に比してコマ収差，球面収差および全高次収差が増加するため，鮮明な像が得られないことが多い3）．また，単焦点SCL装用眼に比してコントラスト感度が低下し，像が暗く見えることも多い1,9）．したがって，遠近両用SCL装用当初はこうした見え方の悪さを気にする被験者がいるが，しだいに慣れてくることが多い．本試験でも時間の経過とともに被験者の見え方の満足度は高くなった．遠方，中間，近方の見え方について，「とてもよく見える」と「まあまあよく見える」の割合が高かったことは，累進構造がなだらかなLowAddのレンズを使用している被験者が多かったからだと考える．瞳孔径は照度によって変化するため，同時視型の遠近両用SCLは，そのデザイン（遠用光学部と近用光学部の面積や配置など）で見え方が大きく変化することがあるが，本レンズは夜間の屋外や暗い室内の見え方においても「よく見えない」と回答する被験者は少なかった．13週間の経過観察中に本レンズの装用に伴う障害と判断されたものは38例72眼で，そのうち角膜上皮ステイニングが35例67眼と最も多かったが，15例30眼は本レンズとマルチパーパスソリューションとの適合性が問題だと考えられたもので，他の製剤に変更すると再発しなかった．シリコーンハイドロゲルレンズはポリヘキサメチレンビグアニド（PHMB）を含有するマルチパーパスソリューションを使用すると角膜上皮ステイニングを生じることがあると報告されている10.12）ので，その使用には注意を払う必要がある．シリコーンハイドロゲルレンズでは角膜周辺部の上方に線状の角膜上皮障害（SEALs）を生じることがある4,5,13）．本レンズ（114）は硬めの素材であるため，SEALsの発生が心配されたが，1例1眼のみであった．これはレンズの周辺部がなめらかにデザインされているためだと推察する．は硬めの素材であるため，SEALsの発生が心配されたが，1例1眼のみであった．これはレンズの周辺部がなめらかにデザインされているためだと推察する．シリコーンハイドロゲル素材は蛋白質はほとんど付着しないが，疎水性なので脂質が付着しやすい14）．本レンズの表面の性状を検査すると，汚れが付着したものはわずかであった．本レンズの表面はイオン化した酸素ガスを直接衝突させるプラズマ加工が施されている15）が，この表面加工が脂質の付着を防いだと考える．本レンズの素材であるbalafilconAはシリコーンハイドロゲル素材のなかでも比較的硬く，中心厚は0.09mmと従来素材のSCLに比して厚いため，レンズに傷が入りにくかったと考える．以上の結果から，本レンズは屈折異常および老視の矯正効果の高い，安全性の高い遠近両用シリコーンハイドロゲルレンズで，自覚的にも高い満足度が得られることからも，臨床上非常に有用であると考える．文献1）植田喜一：遠近両用ソフトコンタクトレンズの特性．あたらしい眼科18：435-446,20012）塩谷浩：頻回交換遠近両用ソフトコンタクトレンズの選択法．あたらしい眼科24：711-716,20073）植田喜一，柳井亮二：新しい遠近両用コンタクトレンズの紹介．あたらしい眼科23：851-860,20064）宮本裕子：次世代のコンタクトレンズ─シリコーンハイドロゲルレンズを中心として─．あたらしい眼科21：757760,20045）植田喜一：シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズの臨床試験．あたらしい眼科22：1325-1334,20056）塩谷浩：従来型ソフトコンタクトレンズとシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズの選択方法．あたらしい眼科25：907-912,20087）稲葉昌丸，梶田雅義，川端秀仁ほか：多焦点シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズの多施設比較臨床試験．日コレ誌52：31-38,20108）村岡卓：「ボシュロムメダリストマルチフォーカル」の紹介．日コレ誌50：161-165,20089）植田喜一，佐藤里沙，柳井亮二ほか：デザインの異なる遠近両用ソフトコンタクトレンズのコントラスト視力．日コレ誌44：211-215,200210）工藤昌之，糸井素純：シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズと消毒剤との相性．あたらしい眼科22：1349-1355,200511）植田喜一：シリコーンハイドロゲルソフトコンタクトレンズと化学消毒剤との適合性．臨眼60：707-711,200612）小玉裕司：ソフトコンタクトレンズ装用者における角膜ステイニング調査─ケア用品との関連性─．日コレ誌51：26-35,200913）植田喜一：多施設によるシリコーンハイドロゲルソフトコンタクトレンズの眼障害調査．日コレ誌48：161-165,200614）植田喜一，中道綾子，稲垣恭子：シリコーンハイドロゲルレンズの臨床における汚れの定量分析．日コレ誌52：180187,201015）松沢康夫：長期連続装用コンタクトレンズの表面の役割．日コレ誌46：27-29,2004＊＊＊（115）あたらしい眼科Vol.28，No.11，20111627</p>
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