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	<title>あたらしい眼科オンラインジャーナル &#187; デジタルデバイス</title>
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		<title>近視の過矯正眼鏡装用下でのスマートフォンの使用が誘因と なった内斜視の1 症例</title>
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		<pubDate>Mon, 27 Feb 2023 15:26:15 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[デジタルデバイス]]></category>
		<category><![CDATA[後天内斜視]]></category>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科40（2）：263.265，2023c近視の過矯正眼鏡装用下でのスマートフォンの使用が誘因となった内斜視の1症例疋田菜央＊1矢野隆＊1後関利明＊2,4神山とよみ＊3,4相澤大輔＊3,4＊1海老名メデ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科40（2）：263.265，2023c近視の過矯正眼鏡装用下でのスマートフォンの使用が誘因となった内斜視の1症例疋田菜央＊1矢野隆＊1後関利明＊2,4神山とよみ＊3,4相澤大輔＊3,4＊1海老名メディカルプラザ医療技術部視能訓練科＊2国際医療福祉大学熱海病院眼科＊3海老名総合病院眼科＊4北里大学病院眼科CACaseofEsotropiaTriggeredbyUsingaSmartphonewithMyopiaOvercorrectedGlassesNaoHikita1）,TakashiYano1）,ToshiakiGoseki2,4）C,ToyomiKamiyama3,4）CandDaisukeAizawa3,4）1）MedicalPlazaofEbina,2）DepartmentofOphthalmology,InternationalUniversityofHealthandWelfareAtamiHospital,3）DepartmentofOphthalmology,GeneralHospitalofEbina,4）DepartmentofOphthalmology,KitasatoUniversityHospitalC近視の過矯正眼鏡を装用し，デジタルデバイス（DD）の使用後に内斜視を発症したC1例を報告する．症例はC40歳，男性．長時間のCDD使用後に複視を自覚し当院を紹介受診．眼球運動は制限なく，斜視角は遠見近見ともにC45プリズムジオプトリー（CΔ）の内斜視であった．頭部CMRIにて異常はなかった．調節麻痺下の屈折検査にて過矯正眼鏡を装用していたことが判明した．調節麻痺下の屈折値にて眼鏡を処方し，スマートフォンの使用時間を制限した．その後，眼位は遠見・近見ともにC25CΔの内斜位と斜視角が減少したが斜視の頻度が増え，手術を受けた．今回，内斜視を引き起こした原因としては，近視の過矯正眼鏡使用による調節性輻湊，初期老視による過剰な融像性輻湊の誘発，長時間のDD使用による調節性輻湊と調節痙攣が原因と考えられた．DDによる内斜視の発症は若年者での報告が多くみられるが，中年でも起こりうるためCDDの使用状況に注意すること，また適矯正の眼鏡使用の必要性が示唆された．CPurpose：Toreportacaseofesotropiathatoccurredafterusingadigitaldevice（DD）withmyopiaovercor-rectionCglasses.CCaseReport：AC40-year-oldCmaleCwasCreferredCtoCourChospitalCafterCbecomingCawareCofCdiplopiaCfollowingCtheClong-termCuseCofCaCDD.CUponCinitialCexamination,CheCshowedCaC45prismCdiopter（CΔ）esotropia.CACrefractiontestunderaccommodativeparalysisrevealedthathewaswearingovercorrectedglasses,andnewglass-eswereprescribedbasedontherefractionvalueunderaccommodativeparalysis.Afterthat,theangleofstrabis-musdecreased,buthisclinicalcoursewasnotstable,sosurgerywasperformed.Inthiscase,thecauseofesotro-piaCwasCaccommodativeCconvergenceCdueCtoCwearingCovercorrectedCmyopicCspectacles,CinductionCofCexcessiveCconvergencestimulusbyearlypresbyopia,andaccommodativeconvulsionsduetothelong-termuseofaDD.Con-clusion：OurC.ndingsCshowCthatCesotropiaCcausedCbyCtheCuseCofCaCDDCcanCoccurCinCmiddle-ageCpeople,CthusCillus-tratingthenecessityofpayingstrictattentiontowearingappropriateglasseswhenusingaDD.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）C40（2）：263.265,C2023〕Keywords：後天内斜視，過矯正眼鏡，デジタルデバイス，輻湊，調節．acquiredesotropia,overcorrectionglass-es,digitaldevice,convergence,accommodation.Cはじめに近年，若年者のデジタルデバイス（digitaldevice：DD）の過剰使用が原因と考えられる急性共同性内斜視（acuteCcomitantesotropia：ACE）の報告が増加している1,2）．ACEの起因としては，DDが普及してきたことが関連しているのではないかと考えられている3）．また，DDの使用距離は20Ccm前後と近いために強い，使用中は調節や輻湊が過度にかかり，視覚系への負荷が大きい4）．ACEの報告は若年者で多くみられるが，今回筆者らは過矯正眼鏡の装用とCDDの過剰利用が原因で発症したCACEの中年症例を経験したので報告する．なお，本症例報告は当該患者の同意が得られている．〔別刷請求先〕疋田菜央：〒243-0422神奈川県海老名市中新田C439-1海老名メディカルプラザ医療技術部視能訓練科Reprintrequests：NaoHikita,MedicalPlazaofEbina,439-1,Nakashinden,Ebina-shi,Kanagawa243-0422,JAPANC0910-1810/23/\100/頁/JCOPY（125）C263図1初診時眼位写真a：右方視，b：正面視，c：左方視．両眼ともに外転制限はみられない．図2術後1カ月眼位写真a：右方視，b：正面視，c：左方視．I症例患者：40歳，男性．主訴：複視．既往歴・家族歴：特記すべき事項なし．現病歴：X年C8月より水平の複視を自覚し眼科受診なく眼鏡店にてプリズム眼鏡を作製した．X＋1年C5月の連休明けより複視を再度自覚し近医を受診した．頭蓋内精査目的で当院紹介受診となった．初診時所見：視力は右眼＝0.08（1.2C×既用眼鏡），左眼＝0.09（1.2C×既用眼鏡）．既用眼鏡度数は右眼CsphC.2.75D（cylC.0.50DAx85°1プリズムジオプトリー（CΔ）baseout，左眼CsphC.3.50D（cyl.0.50DAx20°C2Δbaseout．眼位は交代プリズム遮閉試験（alternateCprismCcovertest：APCT）にて遠見近見ともにC45CΔ内斜視，眼球運動制限なし（図1），頭部CMRIにて頭蓋内には明らかな異常所見は認めなかった．調節要素の可能性も疑い，調節麻痺薬点眼による屈折検査を施行した．シクロペントラート塩酸塩（サイプレジン）を用いた調節麻痺下の自覚的屈折値は，右眼CsphC.1.25D（cylC.0.50DCAx115°，左眼sphC.2.25D（cyl.0.25DAx15°となり，既用眼鏡が過矯正であることが判明した．また，スマートフォンの使用時間はC1日C4.5時間であり，複視が悪化する前のC1週間は就寝前に暗いところでC3時間程度の連続使用を行っていた．同日，調節麻痺下の屈折度数で眼鏡処方を行い，スマートフォンなどのCDDの使用を控えるように指示した．初診よりC1カ月後：スマートフォンの使用はほとんどなく，仕事上のパソコン作業も長くともC1時間程度に軽減したこともあり，前回の調節麻痺下の屈折値で処方した眼鏡で両眼の視力は（1.2）と調節緊張は緩和されていた．眼位はAPCTにて遠見C25CΔ間欠性内斜視，近見C25CΔ内斜位と角度も減り斜位を保てるようになっていた．また，Titmus立体試験（TitmusCstereotest：TST）にてC.y（＋），animal（1/3），circle（2/9）とC400秒まで確認でき，大型弱視鏡にて融像幅は＋20.C.10Δであった．初診よりC3カ月後：主訴は複視の悪化．眼位はCAPCTにて遠見C30CΔ内斜視，近見C35CΔ内斜位と眼位の悪化がみられた．調節性の要素が取り切れていないことを考え，再度サイプレジンを用いた調節麻痺下の屈折検査を施行した．調節麻痺下の自覚的屈折度数は，右眼CsphC.1.00D（cyl.0.75DAx115°，左眼sphC.1.75D（cyl.0.50DAx15°とさらに調節緊張が緩和されたことが確認されたため，再度調節麻痺下の屈折度数で眼鏡を再処方した．初診よりC4カ月後：眼鏡の再処方からC1カ月が経ち，眼位はCAPCTにて遠見C25CΔ間欠性内斜視，近見C25CΔ内斜位と再び眼位の改善がみられた．その後，初診よりC6カ月経過しCAPCTにて遠見C25CΔ間欠性内斜視，近見C25CΔ内斜位と角度は変わらないが，斜位を保つことがむずかしくなり，患者の希望もありCX＋2年5月に斜視手術を行った．後天内斜視の手術量の決定にはプリズム順応検査の結果より術量を決定し5），50CΔ狙いで両眼内直筋後転術C6mmを行った．術後よりC1カ月後の眼位はHirschberg試験にて正位（図2），APCTにて遠見C6CΔ内斜位，近見C12CΔ内斜位と角度が減少したため，斜位を保てるようになり複視も消失した．TSTではC.y（＋），animal（3/3），circle（9/9）と両眼視は改善した．CII考按ACEは急性または亜急性に複視を自覚し発症する共同性内斜視で，自然治癒も期待できるが改善傾向がなければ，プ264あたらしい眼科Vol.40，No.2，2023（126）リズム眼鏡，ボツリヌス毒素療法，手術が必要とされている6）．ACEにはいくつかの分類法があり，有名なものではBurianらのC3typeの分類7）があるが，今回のようなCDDの過剰使用によるCACEの発症は病態が不明な点もあり，どのtypeにも当てはまりにくい場合も多々ある8）．ACEの原因としては，過剰な調節や輻湊が一因であるという考えもある9）．本症例ではスマートフォンの過剰使用と過矯正眼鏡を使用していたことより引き起こされた調節と輻湊の過多がACE発症に少なからず関連していると考えられる．また，本症例では，はじめに眼鏡店にてC3CΔCbaseoutのプリズム眼鏡を作製し，9カ月程度はプリズム眼鏡で生活していた．その後の連休中にスマートフォンを過剰に使用し複視が悪化したため前医を受診したという経緯があるが，とくに連休中ということもありストレスはなかったという．最初に複視を自覚したときの正確な眼位はわからないが，3CΔと少ないプリズムで複視もなく快適だったということで斜視角は大きくなかったと考えられる．現代においてC1日C4.5時間のCDD使用は過剰使用とは言い切れず，またCDDを長時間使用しているすべての人が必ずしもCACEを発症しているわけではないため，DDの使用時間や使用距離以外に発症のリスクになる要因があるのではないかと考えられている8）．このため，本症例でも調節や輻湊以外での環境的要因や他の因子も関係しているのではないかと考えられる．スマートフォンによる内斜視の発症は若年者での報告1,2）が多くみられ，中年以降の報告は少ない10）．また，斜視の悪化はC12歳以下に多く，低年齢ほど使用を注意する必要があるとの報告もある11）．2020年に永山らは本症例と同じように過矯正の眼鏡を装用していたことが原因でCACEを発症したと考えられる症例を報告している12）．この症例は，16歳の若年者という点で本症例と相違しているものの，元々調節力が弱いという素因があった．本症例ではC40歳という年齢で老視が始まってきたと考えられるため，類似している状況ではないかと考えた．永山らは調節力が弱い分，長時間のスマートフォン使用により輻湊刺激が過剰に誘発されたことと，過矯正眼鏡の使用によって近見だけではなく，遠見においても調節を要することで調節性輻湊が誘発されたことが内斜視発症の要因になっていると報告している．本症例では老視が徐々に始まり，弱い調節力で輻湊過多になりやすい状態だったと考えられる．調節性輻湊を補うために融像性輻湊が過剰に働いたことと過矯正眼鏡装用による過剰な調節性輻湊の誘発が内斜視の発症の一因になっていると考えた．また，発症前の連休中に連続したC3時間程度のCDD使用を行っていたため，調節痙攣も引き起こされたのではないかと考えた．CIII結語今回，筆者らは過矯正眼鏡とCDDの過剰な使用が原因でACEを発症したと考えられる中年の症例を経験した．DDの普及とともに視機能の発達過程にある幼少児や調節力の強い若年者においてCDDの過剰使用や使用距離の注意は周知され始めているが，中年以降においてもCDDの過剰使用を控えることと，適切な度数の眼鏡処方の必要性が示唆された．文献1）LeeCHS,CParkCSW,CHeoH：AcuteCacquiredCcomitantCeso-tropiarelatedtoexcessivesmartphoneuse.BMCOphthal-molC16：37,C20162）KaurCS,CSukhijaCJ,CKhannaCRCetal：DiplopiaCafterCexces-siveCsmartCphoneCusage.CNeuro-OphthalmolC43：323-326,C20183）吉田朋世，仁科幸子：デジタルデバイスと急性内斜視．あたらしい眼科36：877-882,C20194）不二門尚：デジタルデバイス時代の視機能管理．あたらしい眼科36：841-844,C20195）河合愛実，西川典子，伊藤はる奈ほか：後天内斜視における片眼遮蔽法とCPrismAdaptationTestの効果．臨眼71：C1077-1082,C20176）vonCNoordenCGK,CCamposEC：BinocularCvisionCandCocu-larmotility.6thed,p338-340,CVMosby,StLouis,20027）BirianCHM,CMillerJE：ComitantCconvergentCstrabismusCwithacuteonset.AmJOphthalmolC45：55-64,C19588）鎌田さや花：近視眼で近方視過多による後天共同性内斜視（近視性後天性内斜視）．神経眼科38：248-256,C20219）吉田朋世，仁科幸子：急性後天共同性内斜視．あたらしい眼科36：995-1001,C201910）飯森宏仁：急性後天共同性内斜視．神経眼科C38：241-247,C202111）吉田朋世，仁科幸子，赤池祥子ほか：InformationCandCcommuniationtechnology機器と斜視に関するアンケート調査．眼臨紀13：34-41,C202012）永山弓乃，貝田智子，吉松香ほか：スマートフォンの過剰使用後に発症した急性後天共同性内斜視のC1例．眼臨紀C13：461-464,C2020＊＊＊（127）あたらしい眼科Vol.40，No.2，2023C265</p>
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