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	<title>あたらしい眼科オンラインジャーナル &#187; 周辺虹彩切除</title>
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		<title>前房内へ脱出した眼内レンズループの整復により糖尿病網膜症が鎮静化した1 例</title>
		<link>https://www.atagan.jp/article/20111022.htm</link>
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		<pubDate>Sun, 30 Oct 2011 15:22:41 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[記事]]></category>
		<category><![CDATA[IOL ループ整復術]]></category>
		<category><![CDATA[周辺虹彩切除]]></category>
		<category><![CDATA[後囊破損]]></category>
		<category><![CDATA[眼内レンズ（IOL）ループ脱出]]></category>
		<category><![CDATA[糖尿病網膜症]]></category>

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		<description><![CDATA[1460（92あ）たらしい眼科Vol.28，No.10，20110910-1810/11/\100/頁/JC（O0P0Y）《第16回日本糖尿病眼学会原著》あたらしい眼科28（10）：1460?1463，2011cはじめに [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>1460（92あ）たらしい眼科Vol.28，No.10，20110910-1810/11/\100/頁/JC（O0P0Y）《第16回日本糖尿病眼学会原著》あたらしい眼科28（10）：1460?1463，2011cはじめに近年，小切開超音波白内障手術の進歩に伴い，糖尿病患者に対する白内障手術の適応は，内科的にも眼科的にも拡大している1）．特に，血糖コントロールが良好で糖尿病網膜症が単純網膜症までの患者であれば，術後管理も含めて非糖尿病患者に準じてよいと思われる．しかし，熟練の白内障術者の執刀によっても予期せぬ手術合併症が生じる場合は必ずあり，そのことが糖尿病網膜症の増悪因子となる可能性には十分留意する必要がある．今回，白内障手術時に後?破損をしたため?外固定された眼内レンズ（IOL）のループが虹彩切除部から前房内へ脱出した時期を契機に，術眼のみ糖尿病網膜症が悪化し，ループの整復によって網膜症が鎮静化した1例を経験したので報告する．〔別刷請求先〕福本敦子：〒631-0844奈良市宝来町北山田1147永田眼科Reprintrequests：AtsukoFukumoto,M.D.,NagataEyeClinic,1147Kitayamada,Hourai-cyo,Nara-city,Nara631-0844,JAPAN前房内へ脱出した眼内レンズループの整復により糖尿病網膜症が鎮静化した1例福本敦子松村美代黒田真一郎永田誠永田眼科ACaseofDiabeticRetinopathyImprovementafterRepositioningSurgeryforIntraoculerLensHapticProlapseintoAnteriorChamberAtsukoFukumoto,MiyoMatsumura,ShinichiroKurodaandMakotoNagataNagataEyeClinic?外固定された眼内レンズのループが前房内へ脱出した時期から糖尿病網膜症（DR）が進行するも，ループの整復によってDRが鎮静化した1例を経験した．症例は，60歳の糖尿病男性．左眼白内障手術中に後?破損を生じ，周辺虹彩切除（PI）が同時に施行されたが左眼の術後視力は問題なく，両眼底に単純DRを認めるのみであった．しかし，1年後，左眼はPI部からのループ脱出を認めると同時にDRの悪化を認め，黄斑浮腫，視力低下を伴っていた．ループ脱出後2年9カ月時，前房炎症，眼圧上昇，角膜内皮細胞数の減少（pigmentdispersionsyndrome）を認めたため，ループの整復を行ったところ，整復の時期を境に左眼の糖尿病網膜症は経過観察のみで鎮静化して黄斑浮腫も改善した．左眼矯正視力は，整復後14年の長期経過で（0.1）から（1.0）へと大幅に回復している．Wereportacaseofdiabeticretinopathy（DR）improvementafterrepositioningsurgeryforhapticprolapseofanout-of-thebagintraocularlens（IOL）.Thepatient,a60-year-oldmalewithdiabetes,underwentcataractsurgeryandperipheraliridectomy（PI）inthelefteye,withposteriorcapsulerupture.Aftersurgery,best-correctedvisualacuity（BCVA）wasunremarkableinthelefteye；fundusexaminationrevealedbilateralsimpleDR.Oneyearlater,weobservedthattheIOLhaptichadprolapsedintotheanteriorchamberthroughthePI.Atthesametime,theDRinthelefteyehadworsened,withmacularedemaandvisualloss.Hapticrepositioningwasperformedinthelefteyeafter33monthsbecauseofpigmentdispersionsyndrome.ThissurgeryhappenedtoleadtoDRresolutionandgradualimprovementofthemacularedema.Atthe14-yearfollow-upafterhapticrepositioning,theBCVAinthelefteyehadsignificantlyimproved,from20/200to20/20.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）28（10）：1460?1463,2011〕Keywords：糖尿病網膜症，後?破損，周辺虹彩切除，眼内レンズ（IOL）ループ脱出，IOLループ整復術．diabeticretinopathy,posteriorcapsulerupture,peripheraliridectomy,prolapseofintraocularlens（IOL）haptic,repositioningsurgeryofIOLhaptic.（93）あたらしい眼科Vol.28，No.10，20111461I症例患者：60歳，男性．主訴：左眼視力低下．現病歴：1991年6月，左眼の白内障手術を目的に近医より当科を紹介受診した．既往歴：糖尿病〔ヘモグロビン（Hb）A1C7.1％〕があり，内服加療中であった．家族歴：特になし．初診時所見：視力は右眼0.9（1.2×＋2.0D（cyl?1.0DAx90°），左眼手動弁（矯正不能），眼圧は右眼17mmHg，左眼16mmHgであった．両眼とも前眼部は異常なく，角膜内皮細胞密度は約2,700/mm2，眼軸は右眼23.6mm，左眼23.9mmで明らかな左右差はなかった．右眼の中間透光体，眼底に異常はなく，左眼にのみ成熟白内障がみられ眼底は透見不能であったが，外傷の既往はなかった．経過：1991年9月，左眼のみ超音波白内障手術が施行された．このとき，後?破損を生じたため，IOLは?外固定され，同時に前部硝子体切除術および上方の周辺虹彩切除術も施行された．1991年10月（白内障術後1カ月）再診時，眼底に左右同程度の単純糖尿病網膜症を認めた．左眼術後は視力1.2（1.5×（cyl?1.0DAx80°）で，前房炎症が遷延することなく経過良好であった．8カ月ぶりの再診となった1992年10月（白内障術後1年1カ月），左眼は虹彩切除部から前房内へのIOLループの脱出を認め（図1），軽度の前房炎症を伴っていた．糖尿病網膜症は，左眼のみ網膜出血の増悪と硬性白斑，黄斑浮腫の出現を認め，視力は（0.5）に低下していた．しかし，眼圧は16mmHgと正常で，隅角検査上，脱出ループと角膜内皮との接触はなく角膜内皮細胞数の減少もなかったことから，ループ整復を行わずに経過をみた．1993年10月（ループ脱出後1年），左眼視力は（0.1）で，脱出ループの所見は変わらず，前房炎症が遷延していた．糖尿病網膜症は左眼のみさらに進行し，蛍光眼底造影検査上，後極を中心に旺盛な蛍光漏出を認めた（図2）ため，網膜光凝固を施行することで経過をみた．1995年7月（ループ脱出後2年9カ月），左眼の眼圧が30mmHgと上昇し，隅角鏡検査上は脱出ループと角膜内皮が接触し，その部位に一致した角膜浮腫を認めた．角膜内皮細胞数も約1,000/mm2まで減少していたことから，同年8月，左眼脱出ループの整復を試みた．左眼の糖尿病網膜症は，網??????????????????????????????図1IOLループ脱出時の前眼部写真隅角検査上，ループと角膜内皮との接触はない．右眼左眼図21993年10月の蛍光眼底造影写真1462あたらしい眼科Vol.28，No.10，2011（94）膜光凝固後も所見の改善に乏しく，黄斑浮腫，硬性白斑，網膜出血が遷延し，視力は（0.1）のままであった．ループ整復後，速やかに左眼の眼圧は正常化し，角膜浮腫，前房炎症も消失した．さらに，長期経過で左眼視力および眼底所見にも改善がみられた．遷延していた左眼の黄斑浮腫および硬性白斑は整復後約2年で消失し，整復後約5年が経過して以降，左眼視力は（0.7）以上を維持している（図3）．2010年1月（整復後14年）の最終受診時，視力は右眼0.9（1.2×＋1.0D（cyl?1.25DAx100°），左眼0.3（1.0×＋0.75D（cyl?3.0DAx80°），眼圧は両眼とも13mmHg，角膜内皮細胞数は右眼3,003/mm2，左眼1,176/mm2であった．糖尿病網膜症については，右眼は単純網膜症のまま加療歴はなく，左眼も停止性網膜症でループ整復以降の加療歴はない（図4）．II考按虹彩切除部からのIOLループ脱出の報告は過去に散見する2?6）が，いずれも問題となった合併症は，IOLループと虹彩の機械的接触で生じた虹彩炎による角膜内皮障害，あるいは虹彩色素の散布によって起こる眼圧上昇とされるpigmentarydispersionglaucomaであった．本症例のように，片眼のIOLループ脱出時期に偶然にも両眼に同程度の糖尿病網膜症があり，同一患者における非術眼と比較しながらループ脱出が眼底にもたらす影響を長期に経過観察できたという報告は，筆者の調べた限りではこれまでにない．本症例でもIOLループ脱出時に注意した合併症は，前述のpigmentarydispersionglaucomaであったが，加えて，糖尿病網膜症眼であったことがIOL整復の手術適応時期を複雑にした．再手術の術式としては，IOLの整復，交換，縫着があるが，整復のみでは再脱出してしまい，IOL交換2,3）あるいは縫着6）を要した報告もあり，複数回の手術侵襲がかえって角膜内皮障害のみならず網膜症の増悪をきたす可能性もある．幸い，本症例はフックを用いてIOLループを虹彩下へ戻すという単純な整復により，以後の再脱出はみられなかった．仮に，ループの再脱出により複数回手術を要した場合，前房炎症はさらに遷延することとなり，その選択が糖尿病網膜症の増悪を招いたかもしれない．白内障手術後の糖尿病網膜症の悪化については，須藤1,7）が「どんなに熟練者が執刀しても術後に糖尿病網膜症が進行する症例は20?30％存在する」と述べているように，その原因は全身状態や術前網膜症の病期などが複雑に絡んでおり，白内障手術やその合併症が必ずしも網膜症の悪化につながるとは限らない．同一患者の手術眼と非手術眼を対照にして検討した場合，網膜症の悪化原因は手術侵襲よりも糖尿病自体の自然悪化によるものが多かったとの報告7）や，後?破損例においても非術眼との網膜症の差はなかったとの報告8）もある．これらの報告を踏まえて本症例の網膜症悪化要因を考察すると，周術期の血糖コントロール状態はHbA1C7.1％と比較図42010年1月の眼底写真右眼左眼00.20.40.60.81.01.219911992199319941995199619971998199920002001200220032004200520062007200820092010網膜光凝固ループ脱出ループ整復黄斑浮腫および硬性白斑の消失視力経過（年）図3左眼視力経過（95）あたらしい眼科Vol.28，No.10，20111463的良好であったこと，術前糖尿病網膜症は単純網膜症であったこと，左眼白内障術後もループ脱出を発見するまでは単純網膜症であり左眼視力は（1.0）以上を維持していたことから，後?破損という術中合併症よりも，術後長期にわたってIOLループが脱出することによって慢性炎症が遷延したことが主要因であった可能性がある．しかし，このことは，本症例が1990年代の古い症例であり，フレア値など前房炎症に関する客観的データの詳細に欠けることや，ループ脱出時の慢性炎症に対して副腎皮質ステロイドの後部Tenon?下注射など局所投与による積極的な加療もなされていないことから，あくまでも結果から遡った推測にすぎない．加えて，ループの偏位，脱出によるpigmentarydispersionglaucomaもまだ当時は国内の報告が少なく，現在とはその治療方針に些かの乖離があったことを，反省も踏まえて強調しておきたい．今回の報告は，一症例の経過にすぎず，白内障手術に伴う合併症が糖尿病網膜症の増悪にどれほど関与するかを統計的に論じることはできないが，術中合併症のみならず，IOLループの脱出などの術後合併症を生じた糖尿病網膜症眼については，特に積極的な消炎の努力と永続的な経過観察が重要であることを示唆する症例であった．文献1）須藤史子：糖尿病を合併する白内障手術のコツと落とし穴．IOL&amp;RS21：155-161,20072）大鳥安正，真野富也：眼内レンズ偏位による緑内障．眼紀42：932-936,19913）今泉雅資，古嶋正俊，瀬口ゆりほか：壮年男性にみられた虹彩切除部からのIOLループ脱出2例．眼紀43：1448-1451,19924）斉之平真弓，吉田弘俊，細谷比左志ほか：後房レンズのループ偏位により生じた角膜内皮障害の1例．臨眼47：23-26,19935）服部貴明，藤田聡，山城博子：前房側に脱出した後房レンズ脚による角膜内皮障害の1例．眼臨101：259-261,20076）都筑明子，都筑昌哉，久保江理ほか：後房レンズのループが虹彩の孔を通して前房内に脱出した1例．眼紀55：311-314,20047）SutoC,HoriS,KatoSetal：Effectofperioperativeglycemiccontrolinprogressionsofdiabeticretinopathyandmaculopathy.ArchOphthalmol124：38-45,20068）大岩晶子，林敦子，小林晋二ほか：片眼白内障手術症例における術眼・非術眼の糖尿病網膜症の経過．あたらしい眼科26：973-976,2009＊＊＊</p>
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		<title>角膜サイドポートからの鑷子を用いた周辺虹彩切除の試み</title>
		<link>https://www.atagan.jp/article/20090523.htm</link>
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		<pubDate>Sun, 31 May 2009 11:21:48 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[イリデクトミー鑷子]]></category>
		<category><![CDATA[周辺虹彩切除]]></category>
		<category><![CDATA[角膜サイドポート]]></category>

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		<description><![CDATA[&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#821 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page1（101）6810910-1810/09/\100/頁/JCLS19回日本緑内障学会原著》あたらしい眼科26（5）：681684，2009cはじめに周辺虹彩切除術は1857年のVonGraefeによる報告に始まり1），閉塞隅角緑内障に対して確立されてきた重要な術式である．しかしレーザー虹彩切開術の広がりとともに施行される機会は減少し，いざ必要となった際には経験のない術者には心理的な負担を伴う．また基本的に結膜や強角膜切開を行うため2），将来濾過手術が必要となった場合に障害となる可能性がある．欧米では以前から結膜切開を行わず角膜切開創から鑷子を用いて行う周辺虹彩切除の報告3,4）があり，わが国では角膜から硝子体カッターを挿入して行った報告4）はあるが，鑷子によるものは見受けられない．そこで筆者らは角膜サイドポートよりイリデクトミー鑷子を用いて周辺虹彩切除を行ったので，その2症例を報告する．I症例〔症例1〕50歳，女性．主訴：緑内障精査加療希望．既往歴・家族歴：特記事項なし．現病歴：幼少時より両眼の視力低下があり，6歳時で0.4程度であった．平成8年から近医眼科で両眼滴状角膜，視神経萎縮，高眼圧症の診断で点眼加療されるも徐々に眼圧が20mmHgを超えるようになり，2007年10月31日に広島大学病院眼科に紹介されて受診した．初診時所見：視力は右眼0.2（0.4×＋1.25D（cyl1.50DAx45°），左眼0.2（0.3×＋0.75D（cyl＋1.25DAx50°）で，眼圧は眼圧下降点眼を用いず3％食塩水点眼使用して右眼21mmHg，左眼20mmHgであった．両眼ともに角膜は中央に軽度な実質の浮腫と混濁を認め，前房は浅く隅角は〔別刷請求先〕河原純一：〒734-8551広島市南区霞1-2-3広島大学大学院医歯薬学総合研究科視覚病態学Reprintrequests：JunichiKawahara,M.D.,DepartmentofOphthalmologyandVisualScience,GraduateSchoolofBiomedicalSciences,HiroshimaUniversity,1-2-3Kasumi,Minami-ku,Hiroshima734-8551,JAPAN角膜サイドポートからの鑷子を用いた周辺虹彩切除の試み河原純一杉本洋輔望月英毅木内良明広島大学大学院医歯薬学総合研究科視覚病態学PeripheralIridectomyUsingTranscornealIridectomyForcepsJunichiKawahara,YosukeSugimoto,HidekiMochizukiandYoshiakiKiuchiDepartmentofOphthalmologyandVisualScience,GraduateSchoolofBiomedicalSciences,HiroshimaUniversity周辺虹彩切除はわが国では一般に結膜，強角膜切開で行われるが，今回角膜サイドポートからイリデクトミー鑷子を用いて周辺虹彩切除術を行ったので報告する．症例1は50歳，女性で，閉塞隅角緑内障に滴状角膜を合併しており，角膜から周辺虹彩切除を単独で行った．症例2は60歳，男性で，色素緑内障があり，線維柱帯切開術に周辺虹彩切除を組み合わせた．両症例とも十分な大きさの虹彩切除が作製され，合併症は認めなかった．本術式は手技が比較的容易で習得しやすく，結膜が温存できる，他の術式と組み合わせやすいといった利点があると考えられた．InJapan,peripheraliridectomygenerallyrequiresconjunctivalandsclerocornealincision.Weherereporttwocasesofperipheraliridectomyusingtranscornealiridectomyforceps.Incase1,a50-year-oldfemalewhohadangle-closureglaucomaandcornealguttata,weperformedonlytranscornealperipheraliridectomy.Incase2,a60-year-oldmalewhohadpigmentaryglaucoma,wecombinedtrabeculotomyandperipheraliridectomy.Bothcas-eshadsucientlysizediridectomycolobomas,andnocomplications.Thistechniquecanbeacquiredrelativelyeas-ilyandoferstheadvantagesofconjunctivalpreservationandeasycombinationwithothermethods.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）26（5）：681684,2009〕Keywords：周辺虹彩切除，角膜サイドポート，イリデクトミー鑷子．peripheraliridectomy,transcorneal,iridec-tomyforceps.&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page2682あたらしい眼科Vol.26，No.5，2009（102）Shafer分類2度，Scheie分類III度であった．周辺虹彩前癒着は存在せず，水晶体はわずかに前皮質混濁を認めた．非接触型スペキュラーマイクロスコープでは，角膜内皮細胞は個々の同定ができないほどに減少しており，光学的な角膜厚測定はできなかった．眼底の透見は角膜混濁のため不良で，視神経乳頭は耳側が蒼白でC/D（cup/disc）比は0.7であった．Goldmann視野検査は湖崎分類で右眼IIb，左眼IIaであり，Humphrey視野検査は中心30-2プログラムで両眼とも全体的な感度低下を認めた．以上より両眼の滴状角膜，閉塞隅角緑内障と診断し，角膜内皮細胞が減少したことによる角膜の混濁，浮腫が視力低下の原因と考えた．経過：閉塞隅角緑内障への対策として両眼ともに周辺虹彩切除を選択することにした．手術はTenon下麻酔の後に11時の角膜輪部に20ゲージサイドポートを作製し（図1a）粘弾性物質を注入して前房を確保した．つぎに，サイドポートよりアリオ氏イリデクトミー鑷子（アシコ社）を挿入して（図1b）虹彩を掴み出し鑷子で切除した（図1c）．虹彩を整復し（図1d），粘弾性物質を除去して終了した．術後は十分な大きさの虹彩切除が形成され，結膜は切開されていないため無侵襲で保存された（図2）．術後炎症は軽度で0.1％フルオロメトロン点眼のみで速やかに消炎され，術後眼圧は両眼とも眼圧下降点眼を用いず1819mmHgであった．術後8カ月の時点で，虹彩切除創は閉塞せず経過していた．〔症例2〕60歳，男性．主訴：緑内障精査加療希望．既往歴・家族歴：特記事項なし．現病歴：平成13年から近医で緑内障の診断で点眼加療されてきたが，徐々に眼圧が上昇するために，2008年3月5図1術中写真（症例1）a：20ゲージサイドポートを作製．b：アリオ氏イリデクトミー鑷子で虹彩を把持．c：引き出した虹彩を切除．d：虹彩を整復．図2術後前眼部写真（症例1）a：右眼，b：左眼．&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page3あたらしい眼科Vol.26，No.5，2009683（103）日に広島大学病院眼科に紹介されて受診した．初診時所見：視力は右眼0.1（1.2×3.00D），左眼0.1（1.2×2.50D（cyl1.50DAx90°）で，眼圧はラタノプロスト，0.5％チモロール，0.1％ジピベフリン点眼使用して右眼23mmHg，左眼18mmHgであった．両眼ともに角膜後面には紡錘形ではないが多くの色素が付着し，前房は深く隅角はShafer分類4度，Scheie分類0度で高度の色素沈着を認めた．水晶体はわずかに前皮質の混濁を認めた．超音波生体顕微鏡（UBM）では虹彩が後方に屈曲しreversepupillaryblockが観察された（図3）．虹彩のtransilluminationdefectはみられなかった．視神経乳頭のC/D比は右眼0.7，左眼0.6で，Goldmann視野検査は湖崎分類で右眼IIIa，左眼Ia，Humphrey視野検査は中心30-2プログラムで右眼にBjer-rum領域の感度低下があり，左眼は正常範囲内であった．以上の所見を総合して両眼の色素緑内障と診断した．経過：眼圧が高く視野障害も進行していた右眼に対して，線維柱帯切開術と周辺虹彩切除を行うこととした．手術はまず外下方より通常の線維柱帯切開術を行い，その後に症例1と同様に11時の角膜に20ゲージサイドポートを作製し，アリオ氏イリデクトミー鑷子で虹彩を掴み出し切除した．その際に虹彩前葉は切除されたが後葉が残ったため，後葉のみ鑷子で掴み出して除去した．今回，粘弾性物質は使用しなかった．術後は後葉が一部残存していたが十分な周辺虹彩切除となっていた（図4）．術後のUBMでは後方に屈曲していた虹彩形状が平坦化し（図5），前後房の圧格差が改善しているようであった．術後4カ月後の時点で右眼眼圧は眼圧下降点眼を用いず20mmHgとなっており，虹彩切除部の閉塞はなかった．II考按閉塞隅角緑内障の治療としてレーザー虹彩切開が広く行われるようになり，周辺虹彩切除術を行う機会は減少した．さらに白内障手術が小切開の超音波水晶体乳化吸引術に進化して，白内障手術時にも周辺虹彩切除は行われなくなった．周辺虹彩切除術は眼科医として習得すべき基本の術式の一つと認識されるものの，強角膜輪部に垂直に切り込む機会がほとんどないために，その施行をためらい，ときには忌避されることがある．一方，透明角膜にサイドポートを作製することは小切開白内障手術のときに常時行っている慣れた操作である．そこで多くの術者にとって手慣れた切開層から周辺虹彩切除を行うことができないか，その有用性と新たな手技に伴う前眼部組織の挙動を検討してみた．症例1は両眼の滴状角膜を伴う閉塞隅角緑内障であった．閉塞隅角緑内障の管理として白内障手術，レーザー虹彩切開術，周辺虹彩切除術をそれぞれ検討したが，滴状角膜で高度の角膜内皮障害があるため白内障手術とレーザー虹彩切開術は角膜内皮への影響6）が避けられず将来の内皮障害進行が危惧されたため，周辺虹彩切除を行った．症例2では色素緑内障に対してレーザー虹彩切開術は有効である7）との報告がある一方，それのみでは長期間の眼圧コントロールは困難であ図3術前UBM（症例2）虹彩が後方に屈曲しreversepupillaryblockが観察された．図5術後UBM（症例2）虹彩形状が平坦化している．図4術後前眼部写真（症例2）一部に虹彩後葉が残っているが，十分な切除が行われている．&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page4684あたらしい眼科Vol.26，No.5，2009（104）る8）との報告があるため，眼圧下降とreversepupillaryblockの両者の改善を狙って線維柱帯切開術と周辺虹彩切除を組み合わせて行った．術後は両症例とも十分な大きさの虹彩切除となり，機能的に満足のできるものであると考えた．本術式は角膜サイドポートから行うことにより新たな結膜や強膜の切開が不要となるため，将来の濾過手術に備えて術野を保存することができ，異なった手術と組み合わせる場合でも有効である．また角膜サイドポートを通した手技は白内障手術時に多くの術者が経験しており，新たな技術習得を要せず比較的簡便に行えるというのも，術者の負担を減少させる大きな利点である．今回はアリオ氏イリデクトミー鑷子を用いたが，一般的に使用されている前切開鑷子のように角膜サイドポートから挿入できる器具であれば，虹彩の把持は可能で代用できると考える．注意点としては，把持できる虹彩幅が小さいために一度に虹彩全層を切除することはむずかしく，後葉が残った際には鑷子で確実に除去しておくことがあげられる．前葉が切除されていれば，残った後葉は鑷子で容易にがし取ることができるため，小切開からでも確実な全層切除が行える．切除がなされているかどうかは，徹照させて確認することが望ましい．またサイドポートを作製する際に，角膜内の走行が長くなると輪部近くの虹彩が把持できず瞳孔中央に近い切除になってしまう．虹彩切除術は文字通り虹彩周辺部で行われるべき術式であり，なるべく短い角膜創で前房に到達する必要がある．粘弾性物質に関しては症例1では初めての症例ということもあり使用した．術中の操作は容易であったが，前房に残った粘弾性物質を除去する際に前房が不安定になり，かえって角膜内皮の損傷が危惧された．そのため症例2では粘弾性物質を使用しなかったが，前房保持が不安定になることはなかった．むしろ粘弾性物質を使用しないほうが，虹彩が創に嵌頓しやすく，虹彩切除が容易になった．症例1は浅前房で症例2は十分な前房深度があるという違いがあり，粘弾性物質の使用に関しては個々の症例で検討されるべきである．また今回は本来最も周辺虹彩切除術の適応になる急性緑内障発作眼に試みることができなかったため，その適応につき今後の検討課題としたい．角膜サイドポートから鑷子を用いて行う周辺虹彩切除術は，手技が比較的容易で合併症がなく有効な方法であった．今後，急性緑内障発作眼でも適応の可否を検討していくとともに，輪部切開による周辺虹彩切除とそれぞれの優劣を比較検討する予定である．文献1）VonGraefeA：UeberdieIridectomiebeiGlaucomundueberdenglaucomatosenProcess.ArchOphthalmol3：456-555,18572）黒田真一郎：緑内障手術手技周辺虹彩切除術．臨眼58：1140-1144,20043）AhmadN：Transcornealperipheraliridectomy.Ophthal-micSurg11：124-127,19804）HoferKJ：Pigmentvacuumiridectomyforphakicrefrac-tivelensimplantation.JCataractRefractSurg27：1166-1168,20015）岩脇卓司，山城健児，野中淳之ほか：偽水晶体眼に対する硝子体カッターによる周辺虹彩切除．眼科手術19：109-112,20066）松永卓二，阿部達也，笹川智幸ほか：アルゴンレーザー虹彩切開術後の水疱性角膜症の検討．眼紀52：1011-1015,20017）KarickhofJR：Pigmentarydispersionsyndromeandpig-mentaryglaucoma：anewmechanismconcept,anewtreatment,andanewtechnique.OphthalmicSurg23：269-277,19928）ReistadCE,ShieldsMB,CampbellDGetal：Theinu-enceofperipheraliridotomyontheintraocularpressurecourseinpatientswithpigmentaryglaucoma.JGlaucoma14：255-259,2005＊＊＊</p>
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