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	<title>あたらしい眼科オンラインジャーナル &#187; 性感染症</title>
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		<title>原因不明のβ-Dグルカン上昇を伴うAcute Syphilitic Posterior Placoid Chorioretinopathy（ASPPC）の1例</title>
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		<pubDate>Mon, 29 Jun 2020 15:26:46 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[記事]]></category>
		<category><![CDATA[ASPPC]]></category>
		<category><![CDATA[β-D グルカン]]></category>
		<category><![CDATA[性感染症]]></category>
		<category><![CDATA[擬陽性]]></category>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科37（6）：758.762，2020c原因不明のb-Dグルカン上昇を伴うAcuteSyphiliticPosteriorPlacoidChorioretinopathy（ASPPC）の1例高橋良太渡 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科37（6）：758.762，2020c原因不明のb-Dグルカン上昇を伴うAcuteSyphiliticPosteriorPlacoidChorioretinopathy（ASPPC）の1例高橋良太渡辺芽里井上裕治高橋秀徳川島秀俊自治医科大学付属病院眼科ACaseofAcuteSyphiliticPosteriorPlacoidChorioretinopathy（ASPPC）withHighb-D-GlucanemiaRyotaTakahashi,MeriWatanabe,YujiInoue,HidenoriTakahashiandHidetoshiKawashimaCDepartmentofOphthalmology,JichiMedicalUniversityC目的：原因不明のCb-Dグルカン上昇が継続したCacuteCsyphiliticCposteriorCplacoidchorioretinopathy（ASPPC）の1例を経験したので報告する．症例：39歳，女性．1カ月前からの右眼羞明，中心暗点，飛蚊症で近医受診．精査加療目的に当院へ紹介受診．視力は右眼（0.8），左眼（1.2），眼圧は右眼C13CmmHg，左眼C12CmmHg．両眼に前部硝子体細胞，右眼眼底は上方を中心に一部癒合した淡い白斑を多数認めた．蛍光眼底造影では，両眼に末梢網膜静脈の蛍光漏出を認めた．OCTでは，右眼のみCellipsoidC&#038;CinterdigitationCzoneの不整を認めた．血液検査にて，梅毒陽性（STS,TPHA）およびCb-Dグルカン上昇を認めたがCHIVは陰性だった．腟分泌液や血液培養でも真菌感染症を示唆する所見はなかった．駆梅療法を実施し，眼底所見およびCOCT所見は改善した．しかし，高Cb-Dグルカン血症は原因を究明できないまま持続している．CPurpose：Toreportacaseofacutesyphiliticposteriorplacoidchorioretinopathy（ASPPC）withextraordinari-lyhighb-D-glucan（BDG）levels.Case：Thisstudyinvolveda39-year-oldfemalewithphotophobia,centralscoto-ma,andC.oatersinherrighteyefor1monthpriortopresentationatourhospital.Herbest-correctedvisualacuitywasC0.8ODCandC1.2OS.CAnteriorCvitreousCcellsCwereCobserved,CandCtheCrightCfundusCexhibitedCmanyCpaleCwhiteCspotsCthatCwereCpartiallyCfused.CFluoresceinCangiographyCshowedCleakageCinCtheCperipheralCretinalCveinsCinCbothCeyes.COpticalCcoherenceCtomographyC.ndingsCshowedCirregularityCofCtheCellipsoid/interdigitationCzoneConlyCinCherCrightCeye.CSystemicCexaminationCrevealedCthatCsheCwassyphilisCpositive（STS,CTPHAtests）andCthatCBDGClevelsCwereextraordinarilyelevated.ShewasHIVnegative,andnosignsoffungalinfectionweredetected.Conclusion：CAlthoughthesyphilistreatmentthatwasadministeredimprovedherocularC.ndings,thehighBDGlevelsthatstillpersistedcouldnotbeexplained.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）37（6）：758.762,C2020〕Keywords：b-Dグルカン，梅毒，擬陽性，性感染症，ASPPC．b-Dglucan,syphilis,pseudopositive,sexuallytransmitteddisease,ASPPC.Cはじめに梅毒はペニシリンの普及とともに予後が劇的に改善し，日本では第二次世界大戦後減少していた．しかし，2012年から患者数が増加しており，その後も増加し続けている．とくにC2015年頃から新規患者が急激に増加しており，原因として男性同性愛者や異性間性交渉による若年女性の感染があげられている1）．梅毒性ぶどう膜炎の所見はさまざまで特異的な症状はない．前眼部炎症は角膜後面沈着物をきたすことが多く，肉芽腫性（muttonCfatKPs）のことも，非肉芽種性（.neKPs）のこともある．後眼部所見は，硝子体混濁，網膜血管炎（動脈炎，静脈炎，毛細血管炎）や，視神経乳頭炎，黄斑浮腫を生じるとした報告もある2）．1990年にCGassが命〔別刷請求先〕高橋良太：〒329-0498栃木県下野市薬師寺C3311-1自治医科大学付属病院眼科Reprintrequests：RyotaTakahashi,DepartmentofOphthalmology,JichiMedicalUnicersity,3311-1Yakushiji,Shimotsuke-shi,Tochigi329-0498,JAPANC758（114）図1眼底写真a：初診時の右眼眼底写真，Cb：初診時の左眼眼底写真，Cc：3カ月後の右眼眼底写真，Cd：3カ月後の左眼眼底写真．初診時右眼上方（Ca,b）に大小さまざまな多数の淡い白斑を認めたが，特徴的な円盤状病変は認めなかった．治療後（Cc,d）に所見は消退している．名したCacuteCsyphiliticCposteriorCplacoidCchorioretinopathy（ASPPC）は，黄斑部に特徴的な大型の円盤状黄白色病変を認めるものとしている3）．また，Cb-Dグルカンは，主要な病原真菌に共通する細胞壁構成多糖成分の一つであり，深在性真菌症のスクリーニング検査として位置づけられる4）．今回，ぶどう膜炎を認め，性産業に従事していることから性感染症を疑った．梅毒血清反応陽性で，梅毒治療に反応したが，原因不明のCb-Dグルカンの上昇は継続した梅毒性ぶどう膜炎の症例を経験した．CI症例患者：44歳，女性．主訴：飛蚊症．現病歴：受診C2週間前から右眼羞明，視力低下，飛蚊症が出現した．また，中心暗点が出現した．受診C1週間前に近医受診し，前部ぶどう膜炎を認め，抗菌薬，ステロイド点眼に（115）よる治療を行ったが症状は改善せず，当科紹介となった．既往歴・家族歴：7年前に子宮頸癌に対し子宮および卵巣摘出術，化学療法，放射線治療を行った．特記すべき家族歴なし．初診時所見：矯正視力は右眼C0.8（n.c），左眼C1.2（n.c），眼圧は右眼C13CmmHg，左眼C12CmmHgであった．前眼部所見は認めなかったが，両眼前部硝子体にごくわずかな炎症細胞を認めた．眼底には，右眼上方アーケード血管の周辺に小さな円形の淡い白斑を多数認めた．左眼には明らかな異常所見を認めなかった（図1a,b）．蛍光眼底造影検査では両眼の網膜周辺部の血管に蛍光漏出を認めた（図2a,b）．光干渉断層計（opticalCcoherencetomography：OCT）では右眼網膜外層のCellipsoidzone，interdigitationzoneの欠損を認めた（図3a）．左眼には明らかな異常所見を認めなかった．初診時検査としてルーチンであるぶどう膜炎全身諸検査を施行行ったところ，下記血液検査結果となった．白血球数：7.8C×103/ml，好中球：72％，好酸球：1％，好図2眼底造影検査a：初診時の右眼底造影検査，Cb：初診時の左眼底造影検査，Cc：3カ月後の右眼眼底造影検査，Cd：3カ月後の左眼眼底造影検査．初診時（Ca,b），両眼の末梢網膜静脈に蛍光漏出あり．治療後（Cc,d）は蛍光漏出が消退している．塩基球：1％，単球：10％，リンパ球：16％，赤血球数：456C×103/μl，ヘモグロビン：13.1Cg/dl，血小板：31.3C×104/μl，梅毒CRPR：300CR.U.，梅毒CTP：3,970，CRP：0.39Cmg/dl，総蛋白：6.9Cg/dl，アルブミン：4.0Cg/dl，尿素窒素：14Cmg/dl，クレアチニン：0.45Cmg/dl，尿酸：2.5Cmg/dl，総ビリルビン：1.47Cmg/dl，AST：14CU/l，ALT：9CU/l，ナトリウム：141Cmmol/l，カリウム：4.0Cmmol/l，クロール：108mmol/l，カルシウム：9.1Cmg/dl，血糖：95Cmg/dl，Cb-Dグルカン：503Cpg/ml，HIV陰性．梅毒CRPR陽性，梅毒CTP陽性であったことから梅毒による網脈絡膜炎と診断した．あわせてCb-Dグルカンが503pg/mlと異常高値であったことから，深部真菌感染を考え頭部，胸腹部CCT，頭部CMRIを施行したが，後述する頭部画像所見以外の病態を示唆する所見は認めなかった．頭部CCT，MRIにて側脳室の左右差を認めたため，梅毒によるゴム腫による頭蓋内圧亢進と推察した．脊椎穿刺は危険性が認められたため実施せず，神経梅毒に準じて駆梅療法セフトリアキソンC2Cg/日を導入し，2週間継続後にアモキシシリンC4g/日とプロベネシド内服をC2週間行った．駆梅治療前より両眼矯正視力はC1.2と改善しており，治療後速やかに，自覚症状も改善した．側脳室の左右差はその後も変化せず，経過中に神経梅毒の症状が出現しなかったため，経過観察とした．OCTでは眼網膜外層のCellipsoidzone，interdigita-tionzoneの欠損は消退し，蛍光眼底造影検査での網膜周辺血管での蛍光漏出，眼底所見での右眼の白斑が消退した（図1c,d,2c,d,3b,c）．治療に伴い眼内病変は消退し，梅毒CRPRは速やかに減少したが，Cb-Dグルカンは一時的に減少したもののその後低下せず，依然異常高値が持続している（図4）．血液培養は真菌陰性であり，Cb-Dグルカン擬陽性の可能性を考え，治療前より使用しているサプリメントや栄養剤を中止したが，Cb-Dグルカン値は改善しなかった．CII考按今回筆者らは，梅毒感染と高Cb-Dグルカン血症を認める梅毒性ぶどう膜炎を経験した．当科初診時，前眼部炎症は軽抗菌薬投与期間a2,5002,0003503001,5002001,000150100500500002468101214初診時からの経過期間（月）図4治療後の血中b-Dグルカンと梅毒RPR（pg/ml）（R.U.）b図3右眼OCT写真a：初診時，Cb：治療C2週間後，Cc：治療C3カ月後．初診時（Ca）は黄斑部のCellipsoidzone，interdigitationzoneの欠損を認めるが，治療C2週間後（Cb），3カ月後（Cc）は網膜外層の異常所見が時間経過とともに改善している．度，OCTで網膜外層構造の変化を認めるものの，眼病態による視力低下は軽度であった．梅毒による眼症状は結膜炎，角膜炎，強膜炎，虹彩毛様体炎，網膜炎，視神経炎など非常に多彩であるとされる．今回の症例では前眼部炎症所見がなく，眼底，OCT所見から網膜炎のなかでもCouterCretinitisの一病型であると考えた5）．すなわち，outerretinitisは網膜外層の病態であり，その一つとしてのCASPPCと診断を下駆梅療法後，梅毒CRPRは速やかに低下したが，高Cb-Dグルカン血症は継続した．した．このCASPPCはC1990年にCGassらが命名した疾患であり，梅毒患者において黄斑部に特徴的な大型の円盤状黄白色病変を認めるものとしている3）．眼底病変は脈絡毛細血管板から視細胞層に可溶性免疫複合体の沈着が起こるためと考えられているが，詳しくは不明である．半数はヒト免疫不全ウイルス（HIV）陽性であり，およそC80％に前房，硝子体に炎症がみられる．治療に反応し視力予後は比較的良好，眼底所見は可逆的であることが多いとされている．Eandiらは初診時中央値C20/80であった視力が，治療後中央値C20/25まで改善し，また，25眼のうちC20眼で眼底の黄色病変が消退したと報告している6）．また，OCTではCellipsoidzoneと外境界膜の消失，網膜色素上皮の肥厚，結節性突出を認めると報告されている7）．今回の症例では眼底の黄斑部の特徴的な円盤状黄白色病変は認めなかったが，OCTで既報と同様の所見を認めたこと，蛍光眼底造影検査で網膜動静脈炎を認め，血清梅毒反応陽性であったことから，ASPPCと診断した．また，駆梅治療を行い，治療への反応は既報と同様に良好であり，眼底所見は改善して視力予後も良好であった．ASPPC患者における視力予後には患者の免疫機能が関与していると考えられている．本症例では受診当初は視力低下，眼底の白斑，OCTの構造変化を認めていたが，治療直前には視力改善，自覚症状の緩和があった．Francoらの報告では無治療のCASPPC患者において，無治療でも低下した視力が改善し，眼底所見が消退する場合があることを示している8）．Eandiらの報告ではCouterretinitisの一種であるASPPCに罹患したC16人のうちC9人がCHIV陽性患者であり，TranらはCHIV陽性例では眼症状，所見が強く出現することを報告している6,9）．一方では免疫不全状態ではCASPPCが生じにくくなるとの報告もされている10）．さらには，後天性免疫不全症候群（acquiredCimmunode.ciencyCsyndrome：AIDS）患者に発症したサイトメガロウイルス網膜炎患者における炎症反応が微弱となり，免疫機能の回復とともに炎症病勢が強まってくる現象が認められており，immunerecov-eryuveitisとよばれている11）．免疫不全とCtreponemaCpalli-dum感染病態の形成は，免疫不全による免疫複合体の作成能低下により眼底所見が軽減する可能性も否定できない．翻ってCFrancoらはCHIV陰性患者において，ASPPCの病勢が激しかったにもかかわらず，その病態が自然に軽快した症例を報告している．今回の筆者らの症例はCHIV陰性で患者における免疫機能は正常であり，網膜所見が強く出現していないのは眼科受診前に自然治癒過程であった可能性が考えられる．頭部CMRIにて神経梅毒を否定できず，頭部腫瘤による頭蓋内圧亢進の可能性を否定できなかったため，通常であれば行う髄液検査は施行できなかった12）．また，抗菌薬は第一選択としてペニシリンCGの投与があげられるが，ペニシリンGはわが国ではアレルギー発症例が多いため使用されておらず，わが国では一般的であるセフトリアキソン点滴治療，アモキシシリンとプロベネシドの内服を併用した治療を行った13）．経過中，神経梅毒による症状は出現せず，神経梅毒は否定的と考えられた．高Cb-Dグルカン血症に対しては全身の造影CCT，頭部のMRIを行い精査したが，真菌感染を疑わせる病巣は確認できなかった．Cb-Dグルカンはムコール属やクリプトコッカス属を除く多くの真菌の細胞壁成分として含まれており，真菌感染を診断するにあたり重要な値の一つとなっている．ただし，およそC15％の確率で擬陽性を示すことが報告されており，それらの原因として透析に使用するセルロース膜，抗癌剤，血液製剤，手術におけるガーゼの使用，Alcaligenesfaecalisによる菌血症があげられる4,14）．今回来院前より患者が使用していたサプリメント，化粧品が血液中のCb-Dグルカン上昇の原因となっている可能性を考え，各社に問い合わせしたが，高Cb-Dグルカン血症をきたした前例はないとのことであった．過去に.のリフトアップ手術を行っており，その際に使用した糸が原因の可能性を考え，製造元に確認したが，診断につながる有用な情報は得られなかった．受診当初は梅毒と真菌の混合感染を考えたが，治療後もCb-Dグルカン高値が継続していることから，Cb-Dグルカン高値は，擬陽性所見であると考えている．以上，梅毒感染としてCASPPCを発症し，併せて原因不明のCb-Dグルカン異常高値を呈する症例を経験した．HIV陰性で，駆梅治療にはよく反応し，視力予後も良好であった．文献1）早川直，早川智：梅毒の疫学歴史と現在の遺伝子解析から．臨床検査62：162-167,C20182）根本穂高，蕪木俊克，田中理恵ほか：日本における梅毒性ぶどう膜炎C7例の臨床像の検討．あたらしい眼科C34：702-712,C20173）GassJD,BraunsteinRA,ChenowethRG：Acutesyphiliticposteriorplacoidchorioretinitis.OphthalmologyC97：1288-1297,C19904）深在性真菌症のガイドライン作成委員会：血清診断．深在性真菌症の診断・治療ガイドラインC2007，p45-47，協和企画，20075）DavisJL：Ocularsyphilis.CurrOpinOphthalmolC25：513-518,C20146）EandiCCM,CNeriCP,CAdelmanCRACetal：AcuteCsyphiliticCposteriorCplacoidchorioretinitis：reportCofCaCcaseCseriesCandCcomprehensiveCreviewCofCtheCliterature.CRetinaC32：C1915-1941,C20127）BritoP,PenasS,CarneiroAetal：Spectral-domainopticalcoherencetomographyfeaturesofacutesyphiliticposteriorplacoidchorioretinitis：theCroleCofCautoimmuneCresponseCinpathogenesis.CaseRepOphthalmolC2：39-44,C20118）FrancoCM,CNogueiraV：SevereCacuteCsyphiliticCposteriorCplacoidCchorioretinitisCwithCcompleteCspontaneousCresolu-tion：Thenaturalcourse.GMSOphthalmolCasesC6：Doc02,20169）TranCTH,CCassouxCN,CBodaghiCBCetal：SyphiliticCuveitisCinCpatientsCinfectedCwithChumanCimmunode.ciencyCvirus.CGraefesArchClinExpOphthalmolC243：863-869,C200510）FonollosaCA,CMartinez-IndartCL,CArtarazCJCetal：ClinicalCmanifestationsandoutcomesofsyphilis-associateduveitisinNorthernSpain.OculImmunolIn.ammC159：334-343,C201511）UrbanB,Bakunowicz-LazarczykA,MichalczukM：Immunerecoveryuveitis：pathogenesis,CclinicalCsymptoms,CandCtreatment.CHindawiCPublishingCCorporationCMediatorsCIn.amm2014：971417,C201412）SalehCMG,CCampbellCJP,CYangCPCetal：Ultra-wide-.eldCfundusauto.uorescenceandspectral-domainopticalcoher-enceCtomography.ndingsinsyphiliticouterretinitis.Oph-thalmicSurgLasersImagingRetinaC48：208-215,C201713）TanizakiCR,CNishijimaCT,CAokiCTCetal：High-doseCoralCamoxicillinCplusCprobenecidCisChighlyCe.ectiveCforCsyphilisCinCpatientsCwithCHIVCinfection.CClinCInfectCDisC61：177-183,C201514）KarageorgopoulosCDE,CVouloumanouCEK,CNtzioraCFCetal：b-D-glucanassayforthediagnosisofinvasivefungalinfections：aCmeta-analysis.CClinCInfectCDisC52：750-770,C2011C＊＊＊</p>
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		<title>間接的感染が考えられた成人の睫毛ケジラミ症</title>
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		<pubDate>Wed, 30 May 2018 15:24:19 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[ケジラミ]]></category>
		<category><![CDATA[性感染症]]></category>
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		<description><![CDATA[《第54回日本眼感染症学会原著》あたらしい眼科35（5）：676.678，2018c間接的感染が考えられた成人の睫毛ケジラミ症高山真祐子戸所大輔廣江孝齋藤千真秋山英雄群馬大学大学院医学系研究科脳神経病態制御学講座眼科学C [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《第54回日本眼感染症学会原著》あたらしい眼科35（5）：676.678，2018c間接的感染が考えられた成人の睫毛ケジラミ症高山真祐子戸所大輔廣江孝齋藤千真秋山英雄群馬大学大学院医学系研究科脳神経病態制御学講座眼科学CAdultCasesofPhthiriasisPalpebrarumCausedbyIndirectTransmissionMayukoTakayama,DaisukeTodokoro,TakashiHiroe,KazumaSaitoandHideoAkiyamaCDepartmentofOphthalmology,GunmaUniversityGraduateSchoolofMedicineケジラミはおもに陰毛に寄生し性感染症（STD）の一つにあげられているが，まれに睫毛に寄生し睫毛ケジラミ症を発症することがある．国内での睫毛ケジラミ症は小児例が報告されているが，成人例の報告は少ない．今回，明らかな性交渉歴やCSTDを認めず間接的感染と考えられた成人の睫毛ケジラミ症を経験した．症例C1はC38歳の女性．主訴は両眼の異物感．両眼上眼瞼睫毛根部にケジラミの虫体，卵を認めた．同日中に摘出し，その後再発なく経過した．症例C2はC69歳の女性．主訴は両眼の掻痒感．両眼上下眼瞼睫毛根部にケジラミの虫体，卵を多数認め，摘出を行った．同日に皮膚科へ紹介し，頭髪に多数の虫卵を指摘された．3日後，少数の虫体，卵の再発を認め，再度摘出を行った．その後症状は改善し，再発なく経過した．両症例とも近日中の性交渉歴やCSTDの既往はなかった．Phthiriasispubisisoneofthesexuallytransmitteddiseases（STD）causedbyinfestationofPhthiruspubis（alsocalledcrablouse）.However,itrarelyinfestseyelashesandcausesphthiriasispalpebrarum.Phthiriasispalpebrarumismainlyseeninchildren；adultcasesarerare.Here,wedescribenon-STDadultcasesofphthiriasispalpebrarumcausedbyindirecttransmission.A38-year-oldfemale（Case1）complainedofforeignbodysensationinbotheyes.Afewliceandeggswereobservedonheruppereyelashes.Afterremoval,hercomplaintimproved.A69-year-oldfemale（Case2）su.ereditchinginbotheyes.AnumberofliceandeggswerepresentonheruppereyelashesandinCfrontalChair.CAfterCtheirCrepeatedCremoval,CherCcomplaintCimproved.CThereCwereCnoCsexualCepisodesCinCeitherCcase.CWhenCadultCcasesCofCphthiriasisCpalpebrarumCareCdiagnosed,CnotConlyCSTD,CbutCalsoCindirectCtransmissionCshouldbeconsidered.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）35（5）：676.678,C2018〕Keywords：睫毛ケジラミ症，ケジラミ，性感染症．phthiriasispalpebrarum,Phthiruspubis,STD.Cはじめにケジラミ症は，吸血性昆虫であるケジラミが寄生することにより発症し，おもに性行為によって感染するため，性行為感染症（sexuallytransmitteddiseases：STD）の一つにあげられている1）．おもな寄生部位は陰毛だが，まれに睫毛への寄生も報告されている2）．睫毛ケジラミ症の好発年齢は小児であり，多くが母子間の感染である．睫毛ケジラミ症の成人例は少なく，中高齢者にはあまり認めないとされている3）．今回，明らかな性交渉歴がなく，間接的感染と考えられた成人の睫毛ケジラミ症をC2例経験した．CI症例〔症例1〕38歳，女性．初診：2015年C8月．主訴：両眼の異物感．家族歴，既往歴：特記すべきことなし．現病歴：両眼の異物感を自覚し，翌日に近医を受診した．左の睫毛に卵のようなものがあり，精査のため群馬大学病院（以下，当院）へ紹介となった．生活歴：近日中の性交渉なし．海外渡航歴なし．症状出現前にマッサージに行っており，店のタオルを目の上に乗せて施術を受けた．〔別刷請求先〕高山真祐子：〒371-8511群馬県前橋市昭和町C3-39-15群馬大学眼科学教室Reprintrequests：MayukoTakayama,DepartmentofOphthalmology,GunmaUniversityGraduateSchoolofMedicine,3-39-15Showa-machi,Maebashi,Gunma371-8511,JAPAN676（112）0910-1810/18/\100/頁/JCOPY（112）C6760910-1810/18/\100/頁/JCOPY図1症例1の左上眼瞼睫毛根に虫卵と虫体が観察される．図3症例2の左上眼瞼多数の虫体と虫卵が皮膚に張り付くように存在している．初診時所見および経過：初診時，両上眼瞼の睫毛根部に点状の皮膚出血，虫体の血糞の付着，睫毛に強固に付着する半透明の虫卵，睫毛根部に虫体を確認した（図1）．矯正視力は両眼ともC1.2，眼圧は右眼C15CmmHg，左眼C14CmmHgだった．前眼部，中間透光体，眼底に異常はなかった．外来処置室で虫卵の付着した睫毛を切除後，数匹の虫体を摘出した（図2）．受診からC7日後，違物感は改善しており，虫卵，虫体の再発はなかった．〔症例2〕69歳，女性．初診：2016年C10月．主訴：両眼の掻痒感．家族歴，既往歴：右眼は白内障手術後．他に特記すべきことなし．現病歴：2016年C10月上旬から両眼の掻痒感を自覚，改善しないためC2週間後に近医を受診した．両上眼瞼の睫毛に黄色い内容物を伴う虫卵および虫体を認め，精査のため当院へ図2症例1より摘出したケジラミの虫体大きさは約C1Cmmである．図4症例2より摘出したケジラミの虫体脚で睫毛にしがみついている場合は睫毛ごと切除する必要がある．紹介となった．生活歴：近日中の性交渉なし．海外渡航歴なし．症状出現前に一人暮らしの息子宅の掃除に行った．初診時所見および経過：両上下眼瞼に点状の皮膚出血，虫体の血糞の付着，上下睫毛根部に多数の半透明の虫卵の付着，睫毛根部に張りつく多数の虫体を確認した（図3）．矯正視力は右眼C1.2，左眼C0.5，両眼とも前眼部に異常はなく，右眼は眼内レンズ挿入眼，左眼は後.下白内障を認めた．外来処置室で虫卵の付着した睫毛を切除後，縫合鑷子を用いて張りつく虫体を.ぐように摘出し，計C26匹の虫体を摘出した（図4）．同日，皮膚科も受診し，前頭部を中心とする頭髪に多数の虫卵の付着を認めた．陰毛はほぼ欠落しておりケジラミの寄生は確認できず，頭部ケジラミ症の診断のもとスミスリンローションRを用いて治療を開始した．受診からC3日後，痒みの自覚症状は消失したものの，両上下睫毛に新たな皮膚出血，血糞の付着，虫卵および虫体の再発を認めた．外（113）あたらしい眼科Vol.35，No.5，2018C677来処置室で再度摘出を行い，計C14匹摘出した．受診からC7日後とC10日後は虫卵，虫体の再発がなく経過した．CII考按人体に寄生するシラミ類は，ケジラミ，アタマジラミ，コロモジラミに分類される．ケジラミは約C1週間で孵化し，吸血を始める．雌はC1日C1.4個産卵し，一生の産卵総数はC30.40個，寿命は約C1カ月である．大きさはC1Cmm前後，幅が広く，蟹のような前脚と爪をもつためCcrabClouseとよばれている．寄生部位は陰毛，腋毛で，まれに脛毛，胸毛，頭髪（とくに小児），眉毛，睫毛につくことがある4,5）．ケジラミが睫毛に寄生する理由としては，ケジラミは本来アポクリン腺の臭気を好み寄生するが，マイボーム腺がアポクリン腺と類似した構造をもつため眼瞼にも寄生するといわれている4）．アタマジラミとコロモジラミは形態的に似ているため分類は不可能であり，髪の毛に寄生しているか，衣類に寄生しているかといった生態による区分が分類の限界とされている．色はやや褐色がかっており，大きさはC2.4Cmm前後，縦に細長い形をしている．アタマジラミはまれに眉毛に寄生するが，睫毛には寄生しない．コロモジラミは衣服や下着の縫い目に卵を産み，皮膚上を移動して吸血する6）．したがって睫毛にシラミの寄生をみた場合は，ケジラミである可能性が高いと考えられる．シラミの治療については，陰毛や頭髪に寄生した場合は0.4％フェノトリン粉剤を隔日で塗布または洗髪することにより除虫する．しかし，フェニトリン粉剤は睫毛使用での安全性は確立されていない．添付文書には目に入らないよう注意との記載があり，薬剤の刺激が強く，角膜炎，眼瞼炎などを引き起こす可能性がある．よって，睫毛ケジラミ症の治療の基本は虫体・虫卵の摘出である．卵は粘着性の強い膠質で毛に付着しているため，睫毛から除去することは困難であり，睫毛ごと切除を行う．残存した虫卵が孵化し再発することがあるため，週C2回程度は再発が確認できなくなるまで繰り返し施行する必要がある．海外での報告では，1％水溶性マラチオンを塗布した症例も報告されている7）．また，イベルメクチンの内服薬はダニやシラミに効果があることがわかってきており，海外では，睫毛ケジラミ症に対してイベルメクチン内服の治療効果が報告されている8）．わが国において現在はイベルメクチンの保険適用は糞線虫症と疥癬症のみであるが，今後，局所療法での治療抵抗例などに対して適用拡大が期待される．国内での睫毛ケジラミ症の報告はC4歳以下の幼児に多い．理由としては，幼児は成人に比べ発汗，流涙によってある程度の睫毛部の湿度が保たれているため，ケジラミが寄生しやすい環境であることと，幼児は顔を枕やベッドに伏せて寝ていることが多く，その際に寝具に存在していたケジラミが睫毛に寄生する可能性があるからと考えられている9）．接触の密な親子間，とくに母子間での感染も多いとの報告もある10）．まれに成人の睫毛ケジラミ症を経験することがあり，その患者の多くがCSTDによる感染，または他のCSTDを合併している11）．このことから，成人例を診た場合は，患者だけではなく配偶者やパートナー，生活背景についての問診を行うことが重要であり，これによりピンポン現象を防止するきっかけにもなると考えられる．しかし，今回のC2症例は，近日中の明らかな性交渉歴や他にCSTDは認めなかった．症例C1は発症時期からマッサージ店で使用したタオルが感染源として疑わしく，症例C2では発症前に行った掃除の際に寝具などから間接的にケジラミに感染した可能性が考えられる．ヒトから離れたケジラミはC9.44時間は生存可能であるため，生存期間内であれば間接的に感染することはありうる．成人の睫毛ケジラミ症に遭遇した場合，STDとしての感染経路（直接感染）以外ににも，タオルや寝具などを介した間接的感染経路の可能性もありうることが示唆された．利益相反：利益相反公表基準に該当なし文献1）清田浩，石地尚興，岸本寿男ほか：性感染症診断・治療ガイドラインC2016．日本性感染症学会誌27：4-170,C20162）雑賀可珠也，山中修，岡田由香ほか：眼瞼ケジラミ症の3例．臨眼55：1498-1499,C20013）中村聡，秦野寛：睫毛ケジラミ症．臨眼C46：913-914,C19924）小門正英：眼瞼ケジラミ症．眼科58：1077-1082,C20165）森下哲夫，加納六郎，田中寛：新寄生虫病学第C10版．p239-240,南山堂，19846）富田靖，橋本隆，岩月啓氏ほか：標準皮膚科学第C10版．p461-463，医学書院，20137）RundlePA,HughesDS：PhthiruspubisCinfestationoftheeyelids.BrJOphthalmolC77：815-816,C19938）BurkhartCCN,CBurkhartCCG：OralCivermectinCtherapyCforCphthiriasisCpalpebrum.CArchCOphthalmolC118：134-135,C20009）荻野哲男，竹田宗泰，今泉寛子ほか：幼児における睫毛ケジラミ摘出のC2例．眼科手術19：423-425,C200610）上敬宏，方倉聖基，向井聖ほか：睫毛切除が有効であった小児睫毛ケジラミ症のC4例．眼科48：1293-1296,C200611）井内足輔，白石久子，志和健吉：眼瞼毛じらみ症の青年例．眼臨紀1：752-754,C2008＊＊＊（114）</p>
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