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	<title>あたらしい眼科オンラインジャーナル &#187; 測定精度</title>
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		<title>SS-OCT Angiographyを用いた正常眼における網膜血管密度の測定精度</title>
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		<pubDate>Thu, 29 Apr 2021 15:21:43 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[光干渉断層血管撮影]]></category>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科38（4）：464.469，2021cSS-OCTAngiographyを用いた正常眼における網膜血管密度の測定精度杉本拓磨＊1後藤克聡＊2水川憲一＊1白玖柾貴＊1山地英孝＊1馬場哲也＊1宇野敏彦＊ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科38（4）：464.469，2021cSS-OCTAngiographyを用いた正常眼における網膜血管密度の測定精度杉本拓磨＊1後藤克聡＊2水川憲一＊1白玖柾貴＊1山地英孝＊1馬場哲也＊1宇野敏彦＊1＊1白井病院＊2川崎医科大学眼科学1教室CReproducibilityofVesselDensityinNormalEyesusingSwept-SourceOpticalCoherenceTomographyAngiographyTakumaSugimoto1）,KatsutoshiGoto2）,KenichiMizukawa1）,MasakiHaku1）,HidetakaYamaji1）,TetsuyaBaba1）andToshihikoUno1）1）ShiraiEyeHospital,2）DepartmentofOphthalmology1,KawasakiMedicalSchoolC目的：swept-source光干渉断層計（SS-OCT）による光干渉断層血管撮影（OCTA）を行い，測定範囲別の測定精度を検討した．対象および方法：健常成人C18例C18眼を対象に，SS-OCT（PLEXElite9000）を用いてC9×9，12×12，C15×9CmmのCOCTAを行った．撮影はC2名の検者（A,B）が同日に各測定範囲をC3回連続で行い，中心窩無血管域（FAZ）と血管密度（VD）の検者内および検者間級内相関係数（ICC）を検討した．結果：FAZの検者内CICCは，2名の検者ともに各測定範囲でC0.997以上，検者間CICCでもC0.996以上であった（各p＜0.001）．各測定範囲におけるCVDの検者内CICCは，検者CAはC0.961以上，検者CBはC0.895以上，検者間CICCでもC0.729以上の高い値を示した（各p＜0.001）．結論：正常眼におけるCPLEXElite9000によるCOCTAは，検者や測定範囲にかかわらず高い再現性が得られた．CPurpose：ToCevaluateCtheCreproducibilityCofCvesselCdensityCinCnormalCeyesCusingCswept-sourceCopticalCcoher-enceCtomographyangiography（SS-OCTA）.CCasesandMethods：InC18CeyesCofC18ChealthyCsubjects,CSS-OCTAimaging（range：9×9,C12×12,CandC15×9Cmmscans）wasCperformedCusingCtheCPLEXCElite9000（CarlCZeissCMed-itec）SS-OCTAdevice.Inallsubjects,SS-OCTAineachmeasurementrangewasperformedthreetimesbytwoexaminers（AandB）onthesameday.Results：Theintra-examinerintraclasscorrelationcoe.cients（ICC）ofthefovealCavascularCzoneCwasCmoreCthanC0.997CinCeachCmeasurementCrangeCforCbothCtwoCexaminers,CandCtheCinter-examinerCICCCwasCmoreCthan0.996（p＜0.001,respectively）.CTheCintra-examinerCICCCofCvesselCdensityCinCeachCmeasurementareawas0.961ormoreforexaminerA,0.895ormoreforexaminerB,and0.729ormoreforinter-examinerICC（p＜0.001,respectively）.CConclusions：SS-OCTACimagingCusingCPLEXCEliteC9000CinCnormalCeyesCshowedhighreproducibility,regardlessoftheexaminerandmeasurementrange.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）38（4）：464.469,C2021〕Keywords：光干渉断層血管撮影，血管密度，測定精度，二値化．opticalcoherencetomographyangiography,vesseldensity,reproducibility,binarization.Cはじめに光干渉断層計（opticalCcoherencetomography：OCT）の進歩により，enfaceOCTの技術を用いて造影剤を使用することなく非侵襲的に網膜血管構造を観察できる光干渉断層血管撮影（OCTangiography：OCTA）が登場した1）．OCTAの基本的原理は，同一部位を複数回測定し，赤血球の動きを検出して血流を可視化するというものである2）．OCTAは蛍光眼底造影検査では捉えることのできない微細な血管構造を検出することができ，繰り返しの検査が行えるため，網脈絡膜疾患において必要不可欠な検査法となっている3）．近年では，OCTAの問題点であった撮影範囲の狭さも改良され，より広範囲での高速撮影が可能となっており，網膜周辺部に〔別刷請求先〕杉本拓磨：〒767-0001香川県三豊市高瀬町上高瀬C1339白井病院Reprintrequests：TakumaSugimoto,ShiraiEyeHospital,1339TakaseKamitakase,Mitoyocity,Kagawa767-0001,JAPANC464（102）図1ImageJによるOCTA画像の二値化a：OCTAC9×9Cmm撮影．機器に内蔵されているソフトウェアで表層網膜（SRL）解析を行った．Cb：ImageCJソフトウェアのCNiblack法によりCOCTA画像の二値化を行い，中心窩無血管域（FAZ）と血管密度（VD）を計測した．おける虚血や新生血管の評価においても有用となっている4,5）．しかし，測定範囲が広くなると従来のC3C×3Cmmなどの狭い範囲と比べて解像度が低下する6）ことや，撮影時間が長くなることで患者の負担も増えるという問題点がある．さらに，患者の負担増に伴い固視不良や頭位の保持が不安定になることで撮影画像にアーチファクトを生じる要因となり，OCTAの測定精度の低下にもつながってしまう．これまでに筆者らが調べた限り，OCTAを用いて狭域における血管密度の再現性の報告7.9）はあるが広範囲撮影による再現性の検討は少なく10），測定範囲別に比較検討した報告はない．そこで本研究は，広範囲の撮影が可能なCswept-sourceCOCT（SS-OCT）を用いてCOCTAの測定範囲別における測定精度を検討した．CI対象および方法1.対象白井病院倫理審査委員会の承認のもと，ヘルシンキ宣言に基づき前向き研究を施行した．2019年C1.3月に本研究に関して文書でインフォームド・コンセントを行い，データ収集に同意が得られた眼科的に器質的疾患のない健常成人の右眼のデータを対象とした．対象者は白井病院眼科外来にて視力検査，屈折検査および非接触式眼圧検査（TONOREFIII，ニデック），細隙灯顕微鏡検査，眼底検査，光学式眼軸長測定（OA-2000，トーメーコーポレーション），SS-OCTおよびOCTA撮影を施行した．糖尿病網膜症などの網膜疾患や緑内障性変化が疑われる者，内眼手術の既往がある者，OCTA撮影に影響を与えるような中間透光体の混濁を認める者，等価球面度数が＋3.0Dを超える者，あるいはC.6.0D未満の者，眼軸長がC26.0Cmmを超える者は除外した．C2.OCTAの測定および解析方法SS-OCT（PLEXCElite9000，Version1.7.1.31492，CarlCZeissMeditec社）で黄斑部を中心としたCOCTAを行い，測定範囲はC9C×9Cmm，12C×12Cmm，15C×9Cmmとした．各測定範囲で得られたCOCTA画像はC500C×500ピクセルから構成される．2名の検者（A,B）が同日の同時間帯に無散瞳下の暗室で，各測定範囲をC3回連続測定した．検者の測定順はランダムに行った．得られたCOCTA画像のCSignalCStrengthIndexがC7/10以下の画像，bandingCartifact,CsegmentationCerror,motionartifactなどのアーチファクト11）がある画像は除外し，アーチファクトの判定はC2名の評価者で行った．本研究における層別解析は機器に内蔵されているソフトウェアを用いて行い，内境界膜から内網状層までの表層網膜（super.cialClayer：SRL）をCenface画像で抽出した．SRLの定義は，内境界膜から内網状層までとした．得られたCOCTA画像を画像解析ソフトウェアImageJ（version1.51j8；CNationalInstituteofHealth,Bethesda,MD,USA）を用いてSonodaら12）のCNiblack法で二値化の画像変換を行い，中心窩無血管域（fovealCavascularzone：FAZ），血管密度（ves-seldensity：VD）を定量した．FAZの定量化はCFAZ境界部をマニュアルでトレースして面積を求めた．VDの定量化は既報13,14）の方法を用いて各撮影範囲を関心領域とし，次式【VD（％）＝血管面積（pixels）/（関心領域-FAZ面積）（pix-els）C×100】にて算出し，すべての画像解析を単一測定者が行った（図1）．検討項目は，FAZおよびCVDの検者内および検者間級内相関係数（intraclassCcorrelationCcoe.cients,CinterclassCcorrelationcoe.cients：ICC），変動係数（coe.cientofvariation：CV）とした．C3.SS-OCT（PLEXElite9000）本機器はC1,060nmの長波長光源を使用し，100,000Ascan/秒の高速撮影が可能で，解像度は軸方向分解能がC6.3μm（光学），1.95μm（デジタル），横断面分解能はC20μm，lineCscanophthalmoscope（LSO）によるアイトラッキングが搭載され，固視微動によるずれが補正される特徴を有している．OCTAのアルゴリズムには，位相と振幅の両方の変化を測定するopticalmicroangiography（OMAG法）を用いている15）．C4.統計学的検討測定精度の検討には検者内および検者間CICCを用い，危険率5％未満を有意とした．統計ソフトはCSPSSver.22（IBM社）を用いて行った．CII結果対象となったC23例C23眼のうち，屈折度数が対象基準外であったC2例，OCTA画像にモーションアーチファクトのあったC1例，セグメンテーションエラーのあったC2例を除外したC18眼のデータを用いて解析した．対象は全例女性，平均年齢はC40.17C±14.18歳（22.62歳），屈折度数はC.2.76±1.90D（C.0.50.C.5.75D），矯正視力（logMAR換算）はC.0.15±0.04（C.0.18.C.0.08），眼圧はC13.8C±2.5mmHg（9.18mmHg），眼軸長はC24.38C±0.99Cmm（22.18.26.00mm）であった．各測定範囲におけるCFAZの平均値は検者CA：0.252.C0.270mm2，検者CB：0.257.0.267mmC2，VDの平均値は検者A：39.92.41.45％，検者CB：39.52.41.20％であった（表1）．各測定範囲におけるCFAZのCCVは検者A：2.9.3.2％，検者B：1.7.2.6％，VDのCCVは検者A：0.4.0.6％，検者B：0.4.0.6％であった（表2）．各測定範囲におけるCFAZの検者内CICCは，2名の検者ともにC0.997以上，検者間CICCでも0.996以上の有意に高い値を示した（各Cp＜0.001）．各測定範囲におけるCVDの検者内CICCは，検者CAはC0.961以上，検者CBはC0.895以上の有意に高い値で，検者間CICCでもC0.729.0.752で有意に高い値を示した（各p＜0.001）（表3,4）．表1FAZとVDの測定範囲別の結果（平均値±標準偏差）測定範囲FAZ（mmC2）VD（％）検者A検者B検者A検者B9×9mmC0.270±0.091C0.267±0.089C41.45±0.76C41.20±0.56C12×12mmC0.252±0.087C0.257±0.089C40.16±0.89C39.78±0.62C15×9mmC0.260±0.089C0.258±0.090C39.92±0.85C39.52±0.68（n=18）表2FAZとVDの変動係数（平均値±標準偏差）測定範囲FAZの変動係数（％）VDの変動係数（％）検者A検者B検者A検者B9×9mmC2.9±2.1C1.7±1.0C0.5±0.2C0.6±0.5C12×12mmC3.2±1.9C2.6±1.9C0.4±0.2C0.4±0.3C15×9mmC2.9±2.5C2.5±1.7C0.6±0.4C0.5±0.2（n=18）表3検者内ICC（95％信頼区間）測定範囲CFAZCVDC検者Ap値検者Bp値検者Ap値検者Bp値9×9mmC0.997（C0.994.C0.999）p＜C0.001C0.999（C0.998.C1.000）p＜C0.001C0.970（C0.935.C0.988）p＜C0.001C0.895（C0.772.C0.957）p＜C0.001C12×12mmC0.999（C0.998.C1.000）p＜C0.001C0.998（C0.996.C0.999）p＜C0.001C0.987（C0.972.C0.995）p＜C0.001C0.959（C0.911.C0.983）p＜C0.001C15×9mmC0.997（C0.994.C0.999）p＜C0.001C0.998（C0.996.C0.999）p＜C0.001C0.961（C0.916.C0.984）p＜C0.001C0.967（C0.929.C987）p＜C0.001ICC：級内相関係数．（n=18）表4検者間ICC（95％信頼区間）測定範囲CFAZCVDCICCp値CICCp値9×9Cmm0.997（C0.993.C0.999）p＜C0.0010.729（C0.307.C0.897）p＜C0.001C12×12Cmm0.996（C0.998.C0.999）p＜C0.0010.734（C0.279.C0.901）p＜C0.001C15×9Cmm0.997（C0.993.C0.999）p＜C0.0010.752（C0.284.C0.910）p＜C0.001ICC：級内相関係数．CIII考按本研究では広範囲でのCOCTAが可能なCSS-OCT（PLEXCElite9000）を用いて黄斑部を中心とした各測定範囲別のFAZおよびCVDの測定精度を検者内および検者間で検討した．これまでCOCTAにおいて狭域での測定精度を検討した報告は散見されるが7.9），広範囲で測定範囲別の比較をした報告はなく，本研究が初めての報告である．網膜表層におけるCFAZの測定精度について，Carpinetoら9）はCspectral-domain（SD）-OCT（RTVueCXRCAvanti,Optovue社）を用いて正常眼の黄斑部C3C×3mmを2名の検者で検討し，検者内CICCはC0.996.0.997，検者間CICCは0.994.0.999と非常に高い再現性であったことを報告している．Eastlineら10）はCSS-OCT（PLEXCElite9000）を用いて正常眼の黄斑部C3C×3Cmmの精度を検討した結果，検者内ICCはC0.998であったと報告している．本研究におけるCFAZの検者内および検者間CICCは各測定範囲においてC0.996.0.999を示し，広範囲の撮影にもかかわらず既報9,10）と同様に高い再現性が得られた．そのため，網膜表層のCFAZの定量化においてはCSD-OCTとCSS-OCTのどちらを用いても精度は高く，従来のC3C×3Cmm範囲をはじめ本研究で用いたC9C×9mmやC12C×12Cmm，15C×9mmのいずれの広範囲領域で撮影しても再現性が高く，同一検者はもちろん，複数の検者が検査をしても信頼性のあるデータを抽出できると考えられる．しかし，7機種のCOCTを用いてC3×3CmmのCFAZを比較した検討では，機種ごとのCFAZの面積に有意差がみられており，機種間での比較はほぼ不可能であることが示されている16）．そのため，OCTAによるFAZの評価においては，機器自体の検者内または検者間の再現性は高いが，機種間では比較できないことに留意する必要がある．網膜表層におけるCVDの測定精度についてCSS-OCTを用いた検討では，Eastlineら10）はCSS-OCT（PLEXCEliteC9000）を用いて正常眼の黄斑部C3C×3Cmmの精度を検討した結果，検者内CICCはC0.834と高い再現性であったと報告している．Shojiら17）はCPLEXCElite9000とCDRICOCTTriton（トプコン）のC2機種のCSS-OCTを用いて，正常眼の黄斑部C3C×3C（n=18）mmの精度を機種間で比較した結果，検者内CICCはCPLEXCElite9000がC0.86，DRI-OCTTritonがC0.79，CVはCPLEXCElite9000がC0.34％，DRI-OCTTritonがC0.61％であったと報告している．SD-OCTを用いた黄斑部C3C×3mmや6C×6Cmmの検討では，正常眼においてCRTVueXRAvanti（Opt-ovue社）はCCVがC2.5.9.0％18），Cirrus5000HD-OCT（CarlZeiss社）は検者間CICCがC0.77，CVがC3.8％19）であったと報告されている．本研究では，9C×9Cmm，12C×12Cmm，15C×9Cmmの各測定領域におけるCVDの検者内CICCはC0.895.0.987，検者間CICCはC0.729.0.752であり，既報10,17）よりも高い検者内CICCを示し，検者間CICCにおいても既報19）と同様に高い再現性が得られた．また，本研究におけるCCVはC0.4.0.6％であり，既報のCDRI-OCTCTriton16）やCSD-OCT18,19）よりも低い値で，VDのばらつきが小さいという結果であった．そのため，PLEXElite9000を用いた広範囲での血管描出力は撮影範囲の影響を受けにくく，既報のCSD-OCTや他のCSS-OCTよりも再現性が高い可能性が考えられる．その理由として，SS-OCTはCSD-OCTよりも高速撮影のため撮影時間を短縮できるとともに，被検者の負担軽減によって高い協力性を得られやすいことがあげられる．さらに，SD-OCTではおよそC840Cnmの可視光のため，被検者からスキャンの走査線が見えることで固視不良が誘発されやすいが，SS-OCTでは1,050CnmやC1,060Cnmの長波長光源のため被検者からはスキャンの走査線が見えないため固視が安定しやすいことが考えられる．また，各社COCTにおいて，血流による信号変化を検出するために用いるアルゴリズムや解像度が異なっており20），その違いが血管の描出力とその再現性に影響している可能性もある．本研究によって，PLEXCElite9000による広範囲撮影のVDは，検者内および検者間においても信頼性の高いデータを取得できることが明らかとなった．しかし，検者間CICCは高い値であったものの，検者内CICCに比べると低い値を示した．その明らかな理由は不明であるが，撮影する検者の経験年数や技術による影響が推察されるが，今後の詳細な検討が必要である．また，Eastlineら10）はCSS-OCT（PLEXCElite9000）によるC12C×12mmの五つの画像を合成したwide-.eldOCTAにおいて，VDのCICCはC0.662と低い値を示し，広範囲での撮影では解像度の低下が周辺血管の描出に影響する可能性を述べている．そのため，本研究のように広範囲のC1枚撮影で高い再現性が得られたとしても，複数の画像を合成した際は再現性が低くなることを留意してCVDを評価すべきと考えられる．本研究のCSS-OCTを用いた検討により，広範囲のCOCTAによるCFAZとCVDは，検者内および検者間においても高い再現性が得られることが明らかとなった．FAZは糖尿病網膜症の病期進行に伴い拡大21）し，糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症ではCFAZのサイズと視力が逆相関の関係を示す22）ことが報告されている．さらに，糖尿病網膜症におけるCPLEXElite9000によるC12C×12CmmのCOCTAは，広角眼底撮影による造影検査と同様に無灌流領域や網膜新生血管の検出の感度が高いことが報告されている4）．そのため，本研究で用いた広範囲のCOCTAは，FAZを含めた広範囲の無灌流領域や網膜新生血管などの血流評価や視機能評価にもつながるため，網膜循環障害をきたす疾患において有用性が高いと考えられる．本研究における問題点としては，症例数が少ないこと，正常眼のみの検討であること，検者の撮影技術や経験年数など撮影に影響する因子の検討は行っていないことがあげられる．今後は，糖尿病網膜症などの広範囲でのCOCTAが有用な疾患を対象に再現性を検討するとともに，検者の撮影技術や経験年数など撮影に影響する因子の検討も行う予定である．CIV結論PLEXElite9000による広範囲のCOCTAは，健常眼の血管形態解析において各測定範囲で変動が少なく再現性が高い結果が得られ，検者内および検者間でも影響を受けにくいことが示唆された．文献1）SpaideRF,KlancnikJMJr,CooneyMJ：RetinalvascularlayersCimagedCbyC.uoresceinCangiographyCandCopticalCcoherenceCtomographyCangiography.CJAMACOphthalmolC133：45-50,C20152）SpaideCRF,CFujimotoCJG,CWaheedNK：ImageCartifactsCinCopticalCcoherenceCtomographyCangiography.CRetinaC35：C2163-2180,C20153）NakanoY,KataokaK,TakeuchiJetal：Vascularmaturityoftype1andtype2choroidalneovascularizationevaluat-edCbyCopticalCcoherenceCtomographyCangiography.CPLoSCOne14：e0216304,C20194）SawadaO,IchiyamaY,ObataSetal：Comparisonbetweenwide-angleOCTangiographyandultra-wide.eld.uores-ceinCangiographyCforCdetectingCnon-perfusionCareasCandCret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		<title>SpotVisionScreenerと据置き型オートレフラクトメータの測定精度の比較検討</title>
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		<pubDate>Sat, 30 Jan 2021 15:20:48 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[SpotVisionScreenerと据置き型オートレフラクトメータの測定精度の比較検討宮内亜理紗＊1後藤克聡＊2水川憲一＊1山地英孝＊1馬場哲也＊1宇野敏彦＊1＊1白井病院＊2川崎医科大学眼科学1教室CComparis [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>SpotVisionScreenerと据置き型オートレフラクトメータの測定精度の比較検討宮内亜理紗＊1後藤克聡＊2水川憲一＊1山地英孝＊1馬場哲也＊1宇野敏彦＊1＊1白井病院＊2川崎医科大学眼科学1教室CComparisonofRepeatabilityBetweenSpotVisionScreenerandConventionalAuto-RefractometerArisaMiyauchi1）,KatsutoshiGoto2）,KenichiMizukawa1）,HidetakaYamaji1），TetsuyaBaba1）andToshihikoUno1）1）ShiraiEyeHospital,2）DepartmentofOphthalmology1,KawasakiMedicalSchoolC目的：SpotVisionScreener（SVS）と従来の据置き型オートレフラクトメータ（以下，AR）の測定精度を比較検討した．対象および方法：眼科的に器質的疾患のないC82例C164眼，平均年齢C10.5歳（3.18歳）を対象に，SVSとCARで各C3回連続測定後，自覚的屈折検査を施行し，測定精度（ICC）と各パラメータを比較した．結果：ICCは，球面度数がCSVS：0.994，AR：0.995，円柱度数がCSVS：0.885，AR：0.977だった．球面度数（平均値±標準偏差）はCSVS：C.0.92±2.19D，AR：.1.27±2.42D，円柱度数はCSVS：.0.66±0.47D，AR：.0.67±0.52Dで，SVSは球面度数で有意に遠視寄りに測定された（p＜0.01）．結論：SVSは測定の再現性が高く，従来のCARよりも器械近視や調節の影響が少ないため，より日常視に近い屈折の評価が可能と考えられる．CPurpose：ToCcompareCtheCrepeatabilityCofCaCSpotCVisionScreener（SVS）andCaCconventionalCstationary-typeauto-refractometer（AR）.Casesandmethods：Thisstudyinvolved164eyesof82patientswithoutocularorganicdiseasewhounderwentexaminationbySVSandAR,andmeasurementofbest-correctedvisualacuity.Wecom-paredCtheCintra-classCcorrelationcoe.cients（ICC）andCeachCparameter.CResults：ICCs（SVS・AR）were0.994・C0.995CinCsphericalCpowerCand0.885・0.977CinCcylindricalCpower.CSphericalpower（average±standarddeviation）Cwas.0.92±2.19DinSVS,and.1.27±2.42DinAR.Cylindricalpowerwas.0.66±0.47DinSVS,and.0.67±0.52DCinCAR.CSVSCwasCmeasuredCsigni.cantlyCcloserCtoChyperopiaCinCsphericalCpowerCcomparedCtoAR（p＜0.01）.CConclusion：SVSCshowedChighCrepeatabilityCofCtheCmeasurementCandClessCin.uenceCofCinstrumentCmyopiaCandCaccommodationthanconventionalAR.Therefore,SVScanevaluatetherefractivepowerclosertoanaturallyview-ingcondition.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）38（1）：102.107,C2021〕Keywords：スポットビジョンスクリーナー，測定精度，屈折，器械近視，調節．SpotVisionScreener,repeat-ability,refraction,instrumentmyopia,accommodation.Cはじめに据置き型オートレフラクトメータ（以下，AR）の問題点は，内部視標を覗き込むことにより誘発される器械近視や調節の介入が避けられないこと，頭位が不安定な症例では額当てや顎台から顔がはずれること，固視不良例では測定が困難となることなどがあげられる．しかし近年，それら多くの問題点を解消できるCSpotVisionScreener（SVS,WelchAllynC社）の登場により，迅速かつ両眼同時に屈折検査を行えるようになった．SVSは遠視，近視，乱視，不同視，瞳孔不同，瞳孔間距離，眼位などの測定を行える簡易スクリーニング検査として眼科はもちろん，3歳児健診や小児科領域で屈折検査や眼位検査としての有用性が多く報告されている1.4）．また，1Cm±5Ccmの長い測定距離で行えるため調節の介入が少ないことや1），弱視の危険因子の検出にも優れていることが〔別刷請求先〕宮内亜理紗：〒767-0001香川県三豊市高瀬町上高瀬C1339白井病院Reprintrequests：ArisaMiyauchi,ShiraiEyeHospital,1339Takase,Kamitakase,Mitoyocity,Kagawa767-0001,JAPANC102（102）SVS（AU-VS100S-B,WelchAllyn社）TONOREFIII（ニデック）測定原理フォトレフラクション法ラージピューピルゾーン式測定範囲C.7.50.＋7.50DC.30.00.＋25.00D瞳孔径4.0.C9.0Cmm1.0.C10.0Cmm内部視標視覚的パターンと可聴音絵検査距離C1Cm±5CcmC12Cmm測定時間1秒3.C4秒SVS：SpotVisionScreener.報告されている5.7）．その一方で，SVSは単回測定の結果のみで，従来のCARのように代表値を取得できない問題点があり，SVS運用マニュアルではCSVSの測定精度を上げるために，2回以上の測定を推奨している8）．しかし，これまで筆者らが調べた限りCSVSの測定精度を詳細に検討した報告はない．そこで今回，SVSと従来の据置き型CARの測定精度を比較検討した．CI対象および方法白井病院（以下，当院）倫理委員会承認のもと，ヘルシンキ宣言に基づき後向き研究を施行した．対象はC2018年C9月.2019年C6月に当院を受診し，眼科的に器質的疾患がなく，本研究に対して同意の得られたC82例C164眼である．症例の内訳は，正常眼C76例C152眼，弱視治癒後症例C3例C6眼，不同視弱視C2例C4眼，屈折異常弱視C1例C2眼である．除外対象は，SVSまたはCARのどちらか一方が施行できなかった症例，測定範囲を超えた症例，斜視のある症例とした．方法はCSVS（AU-VS100S-B）をC3回，AR（TONOREFIII，ニデック）をC3回の順に連続測定後，自覚的屈折検査を施行した．SVSの測定モードはC4Cmm瞳孔径とし，測定条件を統一するためにC1名の検者がすべて視力検査室の明室の自然瞳孔下にて行った．ARの値は複数回測定後に算出される代表値をC3回採用した．SVSとCARにおける機器の仕様を表1に示す．検討項目は，1.球面度数・円柱度数・等価球面値の比較，2.測定精度として検者内級内相関係数（intra-classCcorrelationcoe.cients：ICC）およびCBland-Altman解析，C3.等価球面値における自覚的屈折検査とCSVSおよびCARとの相関とした．また，検討で用いたCARの値は代表値のC3回の平均値とした．統計解析として，SVSとCARにおける各測定値の比較にはCpaired-ttest，SVS・AR・自覚的屈折検査のC3群における等価球面値の比較にはCTukeyの多重比較法，測定精度の検討にはCICCおよびCBland-Altman解析，自覚的屈折値との相関にはCPearsonの順位相関係数を用い，危険率5％未満を有意とした．統計ソフトはCSPSSver.22（IBM社）を用いて行った．II結果1.SVSとARの測定値の比較対象の年齢分布および屈折度数の分布を図1,2に示す．年齢の分布範囲はC3.18歳で，平均値C±標準偏差はC10.5C±4.1歳であった．球面度数の分布範囲はCSVS：＋5.25D.C.7.00D，AR：＋6.75.C.8.50D，円柱度数の分布範囲はSVS：＋0.00.C.3.75D，AR：C.0.25.C.3.25Dであった．球面度数の平均値±標準偏差はCSVS：C.0.92±2.19D，AR：C.1.27±2.42D，円柱度数はCSVS：C.0.66±0.47D，AR：C.0.67±0.52D，等価球面値はCSVS：C.1.26±2.12D，AR：C.1.60±2.40Dで，SVSではCARと比較して球面度数と等価球面値でそれぞれ有意に遠視寄りに測定された（p＜0.01）が，円柱度数では有意な差を認めなかった（p＝0.862）（表2）．ARよりもCSVSのほうが遠視寄りに測定された症例はC122眼（74.4％）であった．そのうち，SVSとCARの両方で遠視が確認できたC48眼のうち，SVSで遠視寄りに測定されたのはC25眼（52.1％）であった．C2.SVSとARの測定精度ICC（SVS・AR）は，球面度数：0.994・0.995，円柱度数：0.885・0.977，等価球面値：0.995・0.995で，SVS・ARともに有意に高い測定精度であった（p＜0.01）（表3）．しかし，SVSの円柱度数におけるCICCはCARよりも低い値を示した．Bland-Altman解析を図3に示す．2機種で測定した球面度数における測定誤差の平均はC0.35D，95％一致限界は.0.83.＋1.53Dであり，屈折度数が遠視になるとCSVSはCARよりも測定値が小さくなる比例誤差がみられた（p＜0.01）．円柱度数における測定誤差の平均はC0.01D未満，95％一致限界は.0.62.＋0.63Dであり，SVSはCARと比較してランダム誤差がみられた（p＝0.025）．C3.等価球面値における自覚的屈折検査とSVSおよびARの相関自覚的屈折検査が行えたC79例C158眼における相関係数は，SVSと自覚的屈折検査ではC0.978，ARと自覚的屈折検査ではC0.987で，SVSとCARのC2機種ともに自覚的屈折検査と強い相関がみられた（p＜0.01）（図4）．また，等価球面値の各平均値C±標準偏差は，SVS：C.1.34C±2.08D，自覚的屈折検査：C.1.07±2.40D，AR：C.1.67±2.37Dであり，3群間の比較では，SVSvs自覚的屈折検査ではCp＝0.547，SVSvsARではCp＝0.420と有意差はなかったが，自覚的屈折検査CvsARではCp＝0.056で有意な傾向がみられ，ARのほうが近視寄りになっていた（表4）．（人）4035252015161050III考按1.SVSとARの測定値の比較本研究では，SVSの球面度数および等価球面値はCARよりも約C0.35D程度ほど有意に遠視側の値を示したが，円柱度数に有意差はみられなかった．また，SVSはC164眼のうちC122眼（74.4％）でCARよりも遠視寄りに測定された．多々良ら9）は，3歳児健診においてCARとCSVSを比較検討し，球面度数はCAR：＋0.44D，SVS：＋1.49D，円柱度数はCAR：C.1.27D，SVS：C.1.72Dで，SVSで球面度数はC1.05D遠視側に，円柱度数はC.0.45D大きく測定されたと報告している．鈴木ら2）はC3歳児健診でハンディレフであるCReti-nomaxとCSVSを比較検討した結果，等価球面値はCRetino-maxでC.1.19D，SVSで＋0.28D，とCSVSがC1.47D有意に遠視寄りの値を示し，93％の症例でCSVSのほうが遠視側に測定されたことを報告している．また，円柱度数はCRetino-maxでC.0.54D，SVSでC.0.73D，とCSVSがC.0.19D大きく測定される傾向があったと述べている．一方，藤田ら10）の小児を対象にCARとCSVSを比較した検討では，球面度数および円柱度数に有意差はなかったとの報告もある．本研究の球面度数および等価球面値は，SVSが遠視寄りの値を示すという過去の報告とおおむね一致する結果であっCAR（人）34327～1213～18（歳）図1対象の年齢分布球面度数（D）（人）SVS1008280726040206310球面度数（D）（人）AR10086806056402018130円柱度数（D）円柱度数（D）図2球面度数および円柱度数の分布球面度数の平均値±標準偏差はCSVS：C.0.92±2.19D，AR：C.1.27±2.42D，円柱度数はCSVS：C.0.66±0.47D，AR：.0.67±0.52Dであった．SVS：SpotVisionScreener，AR：据置き型オートレフラクトメータ．S（D）C（D）SE（D）p値SVSC.0.92±2.19C.0.66±0.47C.1.26±2.12CARC.1.27±2.42C.0.67±0.52C.1.60±2.40p＜0.01,Cp＝0.862,Cp＜0.01Paired-t-testS：球面度数，C：円柱度数，SE：等価球面値．表3SVSとARにおける各測定値の検者内級内相関係数（ICC）ICCSCCCSEp値SVSC0.994C0.885C0.995p＜0.01CARC0.995C0.977C0.995p＜0.01S：球面度数，C：円柱度数，SE：等価球面値．球面度数円柱度数3.001.502.001.00AR（D）－2.00－1.00－4.00－3.00－2.00－1.000.00SVSとARの平均（D）図3SVSとARのBland.Altman解析球面度数における測定誤差の平均はC0.35D，95％一致限界はC.0.83D.＋1.53Dであり，屈折度数が遠視になるとCSVSはCARよりも小さくなる比例誤差がみられた（p＜0.01）．円柱度数における測定誤差の平均は0.01D未満，95％一致限界は.0.62.0.63Dであり，SVSはARと比較してランダム誤差がみられた（p＝0.025）．SVS：SpotCVisionScreener，AR：据置き型オートレフラクトメータ．C8.008.006.006.004.004.00SVS-AR（D）1.00.50.00.00－1.00－.50－7.50－5.00－2.500.002.505.00SVSとARの平均（D）SVS（D）2.002.000.000.00－2.00－2.00－4.00－4.00－6.00－6.00－8.00－8.00－10.00－8.00－6.00－4.000.00－2.002.004.006.00－10.00－10.00－8.00－6.00－－2.002.004.000.004.006.008.00自覚的屈折検査自覚的屈折検査図4等価球面値における自覚的屈折検査とSVSおよびARの相関相関係数Crは，SVSと自覚的屈折検査ではC0.978，ARと自覚的屈折検査ではC0.987で，ともに強い相関がみられた（p＜0.01）．SVS：SpotVisionScreener，AR：据置き型オートレフラクトメータ．SVS自覚CARp値SVSvs自覚CSVSvsAR自覚vsARSE（D）C.1.34±2.08C.1.07±2.40C.1.67±2.37C0.547C0.420C0.056CTukeyの多重比較法SVS：SpotVisionScreener，自覚：自覚的屈折検査，AR：据置き型オートレフラクトメータ．た．林ら11）は，小児を対象として，調節麻痺下と調節下においてCSVSと従来の屈折機器で記録した等価球面値の差を検討した結果，従来の屈折器機で2.26D，SVSで1.05Dと，SVSは従来の測定器機よりも有意に小さかったと報告している．そして，調節の介入が少なかったのは両眼開放下かつ検査距離によるものと述べている．また，多々良ら9）は，SVSが内部視標として非調節視標であるイルミネーション視標を用いていることから，機械的特性による遠視化の可能性を指摘している．SVSは両眼開放下で検査距離がC1Cmであることや非調節視標を用いているため，従来のCARよりも調節の介入が少なく，遠視側に測定されやすいと考えられる．一方，SVSは検者が器機を傾けて操作したり，被検者が顔を傾けたりすると乱視度数が変動しやすいため，円柱度数が大きく検出されやすい11）と考えられており，他にも同様の報告2,9）がみられる．しかし，本研究や藤田ら10）の検討のようにCSVSと従来のCARの円柱度数に有意差がなかった報告もあるため，頭位や眼瞼などを注意深く観察しながら検査を行う，あるいはスタッフや保護者の協力を得て適切な頭位の保持や眼瞼挙上を行うなどの測定条件を整えることにより，SVSでも従来のCARと同様に正確な乱視検出が行えると考えられるが，この点に関しては今後も詳細な検討が必要であるといえる．C2.SVSとARの測定精度筆者らが調べた限り，これまでCSVSの測定精度についてICCを用いて検討した報告はなく，本研究が初めての報告である．本研究によって，SVSは球面度数および円柱度数，等価球面値のいずれのパラメータにおいても高いCICCが得られ，測定精度が非常に高いことが明らかとなった．さらに，SVSの球面度数および等価球面値は従来のCARと同等の高い測定精度であった．しかし，円柱度数のCICCについては，SVSはC0.885と高い測定精度ではあったが，ARの0.977と比較すると低い値を示した．さらに，SVSとCARの測定値において，一定の偏った傾向をもつ系統的誤差の混入の有無を調べるためにCBland-Altman分析を行った結果，球面度数の測定誤差の平均はC0.35Dで，屈折度数が遠視寄りになるとCSVSはCARに比べて測定値が小さくなるという比例誤差がみられた．また，遠視C48眼のうちCSVSのほうが遠視寄りに測定されたのはC25眼（52.1％）に留まっていた．一方，円柱度数の測定誤差の平均はC0.01D未満で，SVSはARと比較してランダム誤差がみられた．SVSの球面度数において比例誤差がみられた明確な理由は不明であるが，今回の検討では遠視眼がC48眼（29.3％）しか含まれておらず，近視眼が大多数であったため症例の偏りが影響していると考えられる．遠視眼では，SVSがCARに比べて遠視度数が過小評価される傾向が考えられるため，今後遠視眼を多数含めた詳細な検討を行い，遠視眼においてSVSがCARよりも遠視度数が低く検出される原因を明らかにする必要がある．また，SVSの円柱度数においてランダム誤差がみられた理由としては，SVSは検査距離の関係上，測定時に検者による眼瞼挙上や頭位保持ができないため，睫毛や上眼瞼，頭位の傾きによって乱視度数が変動しやすいと考えられる．しかし，本研究での円柱度数の測定誤差はC0.01D未満と非常に小さく，実測値においてもCSVSとCARで有意差はなかったため，臨床的に意義のある誤差ではないと考えられる．C3.等価球面値における自覚的屈折検査とSVSおよびARの相関本研究によって自覚的屈折検査は，SVSで相関係数C0.978，ARで相関係数C0.987，ともに非常に強い相関を示すことが明らかとなった．鈴木ら2）は，SVSの値は遠視側に測定され調節の介入が少ないとされている検影法の弱主経線屈折値と同等であったと報告している．Muら12）もCSVSと検影法を比較し，両者の等価球面値は相関がみられたと報告している．また，林は1）SVSでは調節麻痺薬を使用しなくても真の値に近い数値を検出でき，調節麻痺薬を使用するのがむずかしい症例や検診において有用であると述べている．そのため，SVSは調節麻痺薬を使用することなく，技量が必要とされる検影法に近い測定値を得ることができるとともに，被検者を選ばずに施行できるため，3歳児検診や学校検診において自覚的屈折検査が行えない場合の屈折評価の手助けになると考えられる．また，SVSはCARよりも日常視下の他覚的屈折度数の評価に有用であり，5Cm視力表を用いた自覚的屈折検査における屈折矯正の一助にもなると考えられる．C4.本研究の限界本研究における問題点としては，後ろ向き研究デザインであること，対象の各年代のばらつきがあること，遠視眼が全体のC3割弱で屈折度数に偏りがあること，ほぼ正常眼での検討であることがあげられる．今後は，各年代の症例数を均等にするとともに遠視眼を増やし，弱視眼での検討も行う予定である．結論今回の検討により，SVSでは従来のCARに比べて球面度数および等価球面値は遠視側に測定され，球面度数および円柱度数は非常に高い測定精度であることが明らかとなった．そして，SVSは自覚的屈折検査と強く相関するため，従来のCARよりも調節の介入や器械近視の影響が少なく，より日常視に近い屈折度数の評価に有用であると考えられる．文献1）林思音：乳幼児の屈折スクリーニング．あたらしい眼科C36：973-977,C20192）鈴木美加，比金真菜，佐藤千尋ほか：3歳児健康調査でのCSpotCVisionScreenerの使用経験．日視会誌C46：147-153,C20173）萬束恭子，松岡真未，新保由紀子ほか：斜視を伴う小児に対するCSpotC.VisionScreenerの使用経験．日視会誌C46：C167-174,C20174）QianCX,CLiCY,CDingCGCetal：ComparedCperformanceCofCSpotandSW800photoscreenersonChinesechildren.BrJOphthalmolC103：517-522,C20195）DonahueCSP,CArthurCB,CNeelyCDECetal：GuidelinesCforCautomatedCpreschoolCvisionscreening：aC10-year,Cevi-dence-basedupdate.JAAPOSC17：4-8,C20136）SilbertCDI,CMattaNS：PerformanceCofCtheCSpotCvisionCscreenerCforCtheCdetectionCofCamblyopiaCriskCfactorsCinCchildren.JAAPOSC18：169-172,C20147）PeterseimMM,PapaCE,WilsonMEetal：Thee.ective-nessCofCtheCSpotCVisionCScreenerCinCdetectingCamblyopiaCriskfactors.JAAPOSC18：539-542,C20148）日本弱視斜視学会・日本小児眼科学会マニュアルガイドライン：小児科医向けCSpotVisionScreener運用マニュアルCVer.1．https://www.jasa-web.jp9）多々良俊哉，石井雅子，生方北斗ほか：三歳児健康診査で要精密検査となった児のCSpotVisionScreenerと据え置き型オートレフケラトメータとの屈折値の比較.日視会誌C47：141-146,C201810）藤田和也，掛上謙，三原美晴ほか：小児におけるCSpotCVisionScreenerとCRT-7000の屈折検査結果の比較．眼臨紀11：112-116,C201811）林思音，枝松瞳，沼倉周彦ほか：小児屈折スクリーニングにおけるCSpotCVisionScreenerの有用性．眼臨紀C10：C399-404,C201712）MuCY,CBiCH,CEkureCECetal：PerformanceCofCSpotCphoto-screenerCinCdetectingCamblyopiaCriskCfactorsCinCChineseCpre-schoolandschoolagechildrenattendinganeyeclinic.CPLoSOneC11：e0149561,C2016＊＊＊</p>
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		<title>新しい光干渉式眼軸長測定装置の測定精度と再現性</title>
		<link>https://www.atagan.jp/article/20110926.htm</link>
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		<pubDate>Thu, 29 Sep 2011 15:26:59 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>0910-1810/11/\100/頁/JCOPY（117）1337《原著》あたらしい眼科28（9）：1337?1340，2011cはじめに近年では白内障手術において，眼内から摘出した水晶体に代わる眼内レンズのさまざまな種類の開発および発展がめざましい．それに伴い患者のよりよいqualityofvisionが求められている．白内障手術における眼内レンズ度数予測において眼軸長の測定は必要不可欠であり，眼軸長測定の誤差が術後の屈折値に大きく影響する1）．これまで眼軸長の測定にはAモードに代表されるような超音波式眼軸長測定が一般的であった．しかしながら，超音波式の測定は接触式であるために侵襲的であることや，測定誤差が生じることなどが欠点としてあげられており，近年普及している光干渉式の眼軸長測定装置は非接触かつスピーディに測定することができると報告されている2）．光干渉式は超音波式に比べ簡便に測定することができるが，中間透光体混濁眼などが強い場合測定ができないことや，網膜?離眼では不正確な測定になってしまうという側面がある3）．嶺井ら4）は超音波によるAモードと光干渉を用いたIOLMasterR（CarlZeissMeditec）の眼軸長測定について白内障眼で比較しているが，その結果良好な相関関係を認めている．IOLMaserR同様，光干渉法を用いて眼軸長測定のみではなく角膜曲率半径，前房深度の測定も可能な装置OA-1000（トーメー）が近年発売され注目を集めている．光干渉式眼軸長測定装置OA-1000の特徴は，1）非接触のため眼球圧迫による測定誤差がなく再現性の高い測定が可能，2）接触による感染のリスクがないこと，3）1秒間に10データを連続で取得できる高速測定で，固視困難例でも測定可能で〔別刷請求先〕魚里博：〒252-0373相模原市南区北里1-15-1北里大学医療衛生学部視覚機能療法学専攻Reprintrequests：HiroshiUozato,Ph.D.,DepartmentofOrthopticsandVisualScience,KitasatoUniversitySchoolofAlliedHealthScience,1-15-1Kitasato,Minami-ku,Sagamihara252-0373,JAPAN新しい光干渉式眼軸長測定装置の測定精度と再現性中山奈々美＊1魚里博＊1,2川守田拓志＊1,2＊1北里大学大学院医療系研究科眼科学＊2北里大学医療衛生学部視覚機能療法学専攻RepeatabilityandMeasurementAccuracyofNewOcularBiometryDeviceUsingOpticalLow-CoherenceInterferometryNanamiNakayama1）,HiroshiUozato1,2）andTakushiKawamorita1,2）1）DepartmentofOphthalmology,KitasatoUniversityGraduateSchoolofMedicalSciences,2）DepartmentofOrthopticsandVisualScience,KitasatoUniversitySchoolofAlliedHealthScience光干渉式眼軸長測定装置は超音波式に比べ，高速で簡便に測定することができ，現在いくつかの機種が使用されている．そこで今回，新しい光干渉式眼軸長測定装置OA-1000（トーメー）の測定精度と再現性について比較した．ソフトコンタクトレンズ（SCL）装用前後の眼軸長の差から推定されるSCL厚みと，メーカー公称値の差から評価された測定精度は約24μmであった．また，再現性については，測定10回の平均標準偏差は10.0μmと良好であり，非侵襲的でもあることから今後の臨床応用に期待できる装置であると考えられた．Inrecentyears,theuseofaxiallength-measuringdevicesemployingopticalinterferencehasbecomewidespread.Devicesusingopticallylow-coherenceinterferometrycanmeasureaxiallengthmoresimplyandathigherspeedthandevicesusingultrasoundbiometry.WeinvestigatedtherepeatabilityandmeasurementaccuracyoftheOA-1000（TOMEY）.Resultsshowedthatthemeasurementaccuracyofthedevice,usingopticallylow-coherenceinterferometry,wasabout24micrometers.Inaddition,devicerepeatabilitywas10micrometers.Theseresultssuggestthatthisdevice,usingopticallylow-coherenceinterferometry,providesgoodrepeatabilityandmeasurementaccuracy,aswellasnon-invasivetesting.Itissuggestedthatthisdeviceisclinicallyuseful.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）28（9）：1337?1340,2011〕Keywords：眼軸長，光干渉式，再現性，測定精度．axiallength,opticalinterferometry,repeatability,measuringaccuracy.1338あたらしい眼科Vol.28，No.9，2011（118）あること，4）タッチディスプレイ上で被検眼の瞳孔中心に触れると自動で測定位置に移動・測定開始し，他検者においても高い再現性が得られることがあげられる．過去の報告でもOA-1000とIOLMasterRの測定精度を比較した結果，OA-1000はIOLMasterRと同等の精度であったと報告している5）．このようにOA-1000については高い測定精度と再現性が利点としてあげられているものの，詳細にそれらを検討したものは少ない．そこで今回筆者らは，高速測定が可能である新しい光干渉式眼軸長測定装置OA-1000（トーメー）の眼軸長測定精度と再現性を調査するため，ソフトコンタクトレンズ（SCL）装用による眼軸長測定の誤差について検討を行った．I方法1.被検者被検者として屈折異常以外に眼科的疾患を認めない健常者18名36眼を用いた．被検者の平均年齢は22.8±2.5歳，平均等価球面度数は?3.67±3.01D（＋2.50??6.75D）であった．測定眼は両眼とし，裸眼の場合とSCLワンデーアキュビューR（Johnson&amp;Johnson）装用で測定した．なお，測定に際し，被検者には十分なインフォームド・コンセントを行った．2.測定条件眼軸長の測定には光干渉式眼軸長測定装置OA-1000（トーメー）を使用した．測定モードはImmersionモードを採用し，室内環境照度は約400lxの明室下とし，裸眼の場合とSCL装用下の両者で眼軸長の測定を行った．測定精度はSCL装用前後の眼軸長の差から推定されるSCL厚みと，メーカー公称値（0.084mm）の差から評価した．再現性の評価は裸眼測定10回の標準偏差，変動係数（標準偏差/平均×100），10回測定のうちランダムに選んだ2回の95％一致限界（±1.96×SD）で評価した．3.統計解析裸眼とSCL装用時の眼軸長の比較にはWilcoxon検定を用いた．また，両者の相関についてはSpearmanの順位相関係数の検定を行った．II結果裸眼での被検者の眼軸長は25.43±1.28mm，SCL装用後においては25.54±1.28mmとSCL装用前に比べ装用後の眼軸測定で有意な延長が認められ（p＜0.01，図1），両者には強い相関関係が認められた（r＝0.9997，p＜0.01，図2）．使用したSCLのメーカー公称厚み84μmとSCL装用前後差から推定されたSCL厚み107.9±32.8μmとの差は23.9±32.8μmであった．再現性については，測定10回の平均標準偏差は10.0μm，平均変動係数は0.04±0.03％であった．また，2回測定から算出された95％一致限界は±23.5μmであった（図3）．過去の報告によるIOLMasterR，Aモードとの比較結果を表124.525.025.526.026.527.0裸眼眼軸長SCL装用眼軸長眼軸長（mm）図1眼軸長変化左が裸眼で測定された眼軸長，右はSCL装用での眼軸長を示す．SCL装用で眼軸長は有意に延長した．y＝1.0042xr2＝0.999323.024.025.026.027.028.029.023.024.025.026.027.028.029.0SCL装用眼軸長（mm）裸眼眼軸長（mm）図2裸眼とSCL装用での相関関係縦軸にSCL装用眼軸長，横軸に裸眼眼軸長，点線は縦軸と横軸1：1を示す．両者には有意な相関が認められた．－0.10－0.08－0.06－0.04－0.020.000.020.040.060.080.1023.024.025.026.027.028.029.02回測定の差（mm）2回測定の平均（mm）図395％一致限界裸眼測定10回のうちランダムに選ばれた2回の95％一致限界．縦軸に差を横軸に平均をプロットしてある．上側限界と下側限界内の領域を灰色で示す．（119）あたらしい眼科Vol.28，No.9，20111339に示す．III考按これまで眼軸長の測定は超音波を用いたものが主流であった．しかしながら，超音波式の眼軸長測定は接触式であるため測定誤差が大きく，また検者の熟練度により測定結果に影響するという欠点があった．過去の報告では，白内障手術で挿入される眼内レンズの度数計算では，眼軸長1mmの測定誤差で2.3Dの屈折誤差になるといわれている1）ため，眼軸長の測定は高い精度が求められてきている．そこで近年，光干渉を用いた眼軸長測定装置が開発された．IOLMasterRに代表される光干渉式眼軸長測定機器は，超音波式に比べて簡便・非接触・高速に眼軸長を測定することができる．IOLMasterRは検者間の再現性が43μmと良好であり，超音波式に比べ検者による誤差が少ない6）．IOLMasterRと超音波式Aモードの再現性を比較した報告が過去にいくつかある．標準偏差を指標として比較した結果ではAモード44μm，IOLMasterRで20μmであり，本検討のOA-1000でも10μmの再現性が得られた4）．95％一致限界による再現性はAモード，IOLMasterRに比べ本検討が最も再現性がよい結果となった（表1）7,8）．同じ光干渉を用いた装置の比較としてLENSTARLS900（HAAG-STREIT）とIOLMasterRの比較9,10）についても報告されており，光干渉式眼軸長測定装置は測定精度や再現性に優れていることがわかる．本検討のようにSCLを用いたIOLMasterRによって測定された眼軸長の再現性の検討をLewisらが行っている11）．それによるとSCL装用後に眼軸長は有意な延長（134μm）を示し，標準偏差による再現性は裸眼で約20μmであったと報告されている．OA-1000を用いた本検討もSCL装用前後で眼軸長の測定を行ったが，SCL装用後に眼軸長は有意な延長をし，標準偏差による再現性は裸眼で約10μmであった．同じ光干渉の原理を用い，その他測定範囲（14?40mm）や表示分解能（10μm）は両装置ともに同じ設定ではあるものの，IOLMasterRとOA-1000では光源が異なる．IOLMasterRは波長780nmの半導体レーザーダイオードを用いているのに対し，OA-1000は波長820?850nmのスーパールミネッセントダイオードを使用している．半導体レーザーダイオードを用いた測定法は人体への影響が懸念され，IOLMasterRは各個人に対する一日の測定上限が20回とされているが，スーパールミネッセントダイオードによる測定は人体への影響がないと考えられているため同日の測定条件が設定されていない．このように同じ光干渉式であっても，IOLMasterRとOA-1000には波長など測定原理の違いがある．今回の検討で使用した新しい光干渉式眼軸長測定装置は非侵襲式で安全，簡便，高速に眼軸長の測定が可能であった．本装置の測定精度は約24μm，再現性は約10μmと良好な結果が得られた．このことから新しい光干渉式眼軸長測定装置は今後の臨床応用に期待できる装置であると考えられた．また，今後はさらに白内障眼などにおけるOA-1000の測定精度の検討も期待される．謝辞：稿を終えるにあたり，本研究にご協力いただきました北里大学医療衛生学部進藤真紀殿に感謝いたします．文献1）魚里博，平井宏明，福原潤ほか：眼内レンズ．西信元嗣編：眼光学の基礎，p57-62，金原出版，19902）HaigisW,LegeB,MillerNetal：ComparisonofimmersionultrasoundbiometryandpartialcoherenceinterferometryforintraocularlenscalculationaccordingtoHaigis.GraefesArchClinExpOphthalmol238：765-773,20003）深井寛伸，土屋陽子，野田敏雄ほか：光学式眼軸長測定器（IOLマスターTM）の眼軸長測定精度の検討．IOL&amp;RS17：295-298,20034）嶺井利沙子，清水公也，魚里博ほか：レーザー干渉による非接触型眼軸長測定の検討．あたらしい眼科19：121-124,20025）氣田明香，須藤史子，島村恵美子ほか：光学式眼軸長測定装置OA-1000とIOLマスターRの比較．日本視能訓練士協会誌38：227-234,20096）LamAK,ChanR,PangPC：TherepeatabilityandaccuracyofaxiallengthandanteriorchamberdepthmeasurementsfromtheIOLMaster.OphthalmicPhysiolOpt21：477-483,2001表1過去の報告との比較超音波Aモード4,7,8）IOLMasterR4,7,8）OA-1000（本検討）測定時間4）約5分約1分約20秒再現性標準偏差4）44μm（36～67μm）20μm（7～38μm）10μm（0～33μm）再現性95％一致限界7,8）±300μm（成人）±760μm（小児）±90μm（成人）±40μm（小児）±24μm（成人）─過去の報告における被検眼数は文献4），7），8）でそれぞれ12，20，179眼であった．1340あたらしい眼科Vol.28，No.9，2011（120）7）ShengH,BottjerCA,BullimoreMA：OcularcomponentmeasurementusingtheZeissIOLMaster.OptomVisSci81：27-34,20048）CarkeetA,SawSM,GazaardGetal：RepeatabilityofIOLMasterbiometryinchildren.OptomVisSci81：829-834,20049）BuckhurstPJ,WolffsohnJS,ShahSetal：Anewopticallowcoherencereflectometrydeviceforocularbiometryincataractpatients.BrJOphthalmol93：949-953,201010）RohrerK,FruehBE,WaltiRetal：Comparisonandevaluationofocularbiometryusinganewnoncontactopticallow-coherencereflectometer.Ophthalmology116：2087-2092,200911）LewisJR,KnellingerAE,MahmoudAMetal：Effectofsoftcontactlensesonopticalmeasurementsofaxiallengthandkeratometryforbiometryineyeswithcornealirregularities.InvestOphthalmolVisSci49：3371-3378,2008＊＊＊</p>
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