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	<title>あたらしい眼科オンラインジャーナル &#187; 満足度</title>
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		<title>低加入度数分節型眼内レンズ挿入後の3 年間の成績</title>
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		<pubDate>Mon, 30 Jan 2023 16:23:12 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科40（1）：106.110，2023c低加入度数分節型眼内レンズ挿入後の3年間の成績松本栞音蕪龍大岩崎留己福田莉香子古島京佳竹下哲二上天草市立上天草総合病院眼科CThree-YearFollow-UpofClinicalEvaluationofaBiaspheric,Segmented,RotationallyAsymmetricIntraocularLensImplantationAfterCataractSurgeryKanonMatsumoto,RyotaKabura,RumiIwasaki,RikakoFukuda,KyokaFurushimaandTetsujiTakeshitaCDepartmentofOphthalmoiogy,KamiamakusaGeneralHospitalC目的：白内障手術にて低加入度数分節型眼内レンズ（IOL）を挿入した患者のC3年間の長期成績について調べた．対象および方法：上天草総合病院で白内障手術を受け，レンティスコンフォート（以下，LC）を両眼に挿入したC19例（38眼）の患者を対象に，3年間の術後視機能および満足度を評価した．術後C1週間，1カ月，3カ月，1年，2年，3年に，遠見視力（裸眼・矯正），遠見矯正下C70Ccm・50Ccm視力，眼鏡処方率，Nd：YAGレーザーによる後.切開術施行率（以下，YAG施行率）を調べた．結果：術後C3年時の遠見視力はClogMAR±標準偏差値（小数換算値）で裸眼・矯正視力の順に.0.03±0.13（1.07），.0.06±0.05（1.15），遠見矯正下C70cm視力はC0.05±0.15（0.89），遠見矯正下50Ccm視力はC0.16±0.22（0.69）で，術後C1週間からC3年時まで有意な経時的変化はなかった．眼鏡処方率はC15.8％，YAG施行率はC10.5％だった．結論：LC挿入後C3年間の成績は，遠見，70Ccm視力ともに良好で安定し，眼鏡処方率が低く，高い患者満足度が維持されていた．CPurpose：Toinvestigatethe3-year-postoperativeoutcomesinpatientswhounderwentLENTISComfort（LC）Cintraocularlens（IOL）implantationduringcataractsurgery.SubjectsandMethods：In19patients（38eyes）whounderwentCcataractCsurgeryCandCLCCimplantationCinCbothCeyesCatCKamiamakusaCGeneralCHospital,CvisualCfunctionCandCsatisfactionCwasCevaluatedCforC3-yearsCpostoperative.CCorrectedCdistanceCvisualacuity（VA）,CcorrectedC70CcmCVACatCfromC1CweekCtoC3CyearsCpostCsurgery,CandCrateCofNd：YAGClasercapsulotomy（YAG）wasCexamined.CResults：AtC3-yearsCpostoperative,CtheClogMARC±standarddeviation（decimalequivalent）ofCdistanceCVACwasC.0.06±0.05（1.15）forCcorrectedCVA.CTheCdistance-correctedC70cmCVACwasC0.05C±0.15（0.89）,CshowingCnoCsigni.cantchangeovertimefrom1-weekto3-yearspostoperative.TherateofYAGimplementationwas10.5％.Conclusions：AtC3CyearsCpostCLCCimplantation,CbothCdistanceCvisionCandC70CcmCVACwereCgoodCandCstableCwithCaChighpercentageofpatientsatisfaction.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）40（1）：106.110,C2023〕Keywords：レンティスコンフォート，3年，長期成績，アンケート，満足度．LentisComfort,three-year,long-termoutcomes,questionnaire,satisfaction.Cはじめに近年，白内障手術は乱視矯正用（トーリック）眼内レンズ（intraocularlens：IOL）や多焦点CIOLといった付加価値のあるCIOLの登場によって，従来の混濁した水晶体を除去するだけの手術ではなく，屈折矯正としての意味合いが強くなった1）．良好な裸眼視力を求める患者のなかには，矯正視力がよくても手術結果に満足しない人が存在する．良好な裸眼遠見視力，中間から近見視の際の眼鏡からの解放は，患者満足度の向上につながる．2019年発売の低加入度数分節型屈折型CIOLであるレンティスコンフォート（LS-313MF15，参天製薬：以下，LC）は，＋1.50D加入の分節部分をもつプレートハプティクス型CIOLで，厚生労働省が保険診療適用としているCIOLにはCLCに類似した光学特性を有するものは現在のところな〔別刷請求先〕松本栞音：〒866-0293熊本県上天草市龍ヶ岳町高戸C1419-19上天草市立上天草総合病院眼科Reprintrequests：KanonMatsumoto,DepartmentofOphthaimoigy,KamiamakusaGeneralHospital,1419-19RyugatakemachiTakado,Kamiamakusa-shi,Kumamoto866-0293,JAPANC106（106）い2）．LCはその特異的な形状と性質から術後視機能が注目されているが，術後C1年を超えた長期成績の報告はない．LC挿入からC3年経過した成績および術後アンケートによる満足度を後ろ向きに検討した．CI対象および方法対象はC2018年C12月.2019年C4月に，上天草総合病院にて白内障手術で非トーリックのCLCを挿入した患者のうち，術前検査にて視力に影響を及ぼす疾患の既往がなく，発売当初トーリックモデルがなかったため，角膜乱視がおよそ0.50D以下で他社CwebカリキュレーターではトーリックIOLの適応とならない症例を対象に，LCを挿入しC3年の経過を追うことができた症例とした．また，術後C1週間の矯正遠見視力がC0.7以上で，LCを両眼挿入した患者を対象とし，僚眼未手術および片眼挿入の患者は除外した．本研究は，上天草総合病院の倫理審査委員会の承認を得たのち，ヘルシンキ宣言に準拠して実施した．IOL度数は角膜曲率波面収差解析装置COPDCScanIII（ニデック）および眼軸長はCUS-4000エコースキャン（ニデック）で測定しCSRK/T式を用いて球面度数を決定した（A定数：118.0）．OPDCScanIIIの測定設定は0.01Dステップだった．目標屈折値は全例C0Dとした．LCは健康保険が適用されるCIOLで，発売当初は単焦点レンズに分類されており，低加入度数で近方視力は望めず，中間視力もどの程度見えるか不明であったため患者に過大な期待をもたせないよう，あえてCIOL特性についての事前説明はしなかった．白内障手術はすべて同一の術者が行った．前.切開は連続円形切.（continuousCcurvilinearcapsulorhexis：CCC）でIOL前面をCcompletecoverできる大きさとし，2.2Cmm幅の上方強角膜切開から水晶体乳化吸引術を行った．IOL挿入にはエタニティCLCJインジェクターと専用カートリッジ（いずれも参天製薬）を用いた．挿入時の粘弾性物質にはヒアルロン酸CNa（千寿製薬）を用い，IOL挿入後にCI/AチップでIOLをタッピングする方法で十分に除去した．切開創は無縫合とした．検討項目は視機能評価として，術後C1週間，1カ月，3カ月，1年，2年，3年の遠見視力（裸眼・矯正），遠見矯正下のC70CcmおよびC50Ccm視力，自覚等価球面度数（sphericalequivalent：以下，自覚CSE）および他覚屈折等価球面度数算して行った．自覚CSEは遠見矯正視力測定時の屈折値から，他覚CSEはオートレフラクトメータ（ニデック：TONOREFII）の値から求めた．アンケートは術後C3カ月およびC3年経過時に行い，内容は術後満足度および日常生活満足度とした．術後満足度はCNEIVFQ-25（日本語版Cver1.4）を使用しC0.10点のスコアとした．日常生活満足度はCCatquest-9SFの英語版を翻訳した項目を使用し，「新聞・読書」「値札・ラベル」「顔・表情」「テレビの字幕」のC4項目について各C1.4点のスコアとした．両スコアとも高得点のほうがより満足度が高くなるよう設定した．連続変数に対してCShapiro-Wilk検定にてデータの正規性を評価し，視力および屈折の経時的な変化に対してはCFried-man検定を行い，有意な変動がある場合にはCHolmの多重比較を行った．自覚CSEと他覚CSEの差についてはCMann-WhitneyU検定を用いた．アンケート結果の比較では，Wilcoxonの符号付順位検定を行った．統計解析ソフトはIBMSPSSStatisticsVer25.0forWindows（日本IBM）を使用し，統計学的有意水準をC5％未満（両側検定）とした．結果は，平均±標準偏差で標記する．CII結果LCはC65眼に挿入されていたが，選択基準に合わない症例（僚眼未手術C4眼，片眼CLC挿入C1眼，術後C3年まで経過観察できなかった症例など）を除き，19例（男性C6例，女性13例）38眼を解析対象とした．手術時の平均年齢はC70.7C±4.7歳だった．対象者の術前平均眼軸長はC23.54C±1.40Cmm，平均角膜乱視度数はC0.55C±0.28D，挿入されたCIOLの平均度数はC19.59C±3.93Dだった．術後C3年時の遠見視力値は，裸眼C.0.03±0.13，矯正C.0.06±0.05で，ともに平均小数視力がC1.07以上と良好となり，どちらも術後C1週間からC3年にわたり有意な差はなかった（裸眼：p＝0.41，矯正：p＝0.13）（図1a）．同様に，遠見矯正下C70cm視力は0.05C±0.15（p＝0.16），遠見矯正下50Ccm視力はC0.16C±0.22（p＝0.052）で経時的変化に有意な差0.38D）C±0.22.週間（C1）．自覚SEは，術後C1b図はなかった（と比較しC3年（-.0.07C±0.35D）で，有意に遠視化していた（p＜0.01）．他覚CSEも遠視化しており術後C1週間（C.1.06±0.41D）とC3カ月（C.0.73±0.46D）（p＜0.05），1年（C.0.61±（以下，他覚CSE），術後C3年間の眼鏡装用率，Nd：YAGレ4.0.，3年.05）C0＜p）（D8C0±0.59.，2年（.01）C0＜p）（D04Cーザー後.切開術の施行率（以下，YAG施行率）とした．後.切開術はC1.0以上出ていた視力が後発白内障によってC0.9以下に低下したときや，1.0以上あっても患者が霧視を訴えそれが後発白内障によるものと判断した場合に行った．視力はC5Cm小数視力表にて最高C1.2まで測定し，統計解析の際にはClogarithmicminimumangleofresolution（logMAR）に換（.0.58D±0.58D）（p＜0.01）で有意差を認め，また術後C1カ月（C.0.85±0.46D）とC1年でも有意差を認めた．また，自覚CSEと他覚CSEの差については術後C1週間からC3年まですべて有意差を認めた（すべてp＜0.01）（図2）．眼鏡を使用していたのはC3例で，使用目的は遠方視用C0例，近方視用C2例，遠近両用C1例で，装用率はC15.8％，近a（logMAR）－0.20p＝0.13－0.10－0.07－0.07－0.08－0.06－0.07－0.060.00－0.01－0.010.010.00－0.030.000.020.10矯正0.20裸眼p＝0.410.30BasedonFriedmantest0.390.40術前1週間1カ月3カ月1年2年3年b（logMAR）p＝0.16BasedonFriedmantest－0.20－0.100.00－0.020.050.100.130.160.200.300.401週間1カ月3カ月1年2年3年図1術後視力の経時変化a：術前から術後C3年までの遠見裸眼および矯正視力の経時変化を示す．術後C1週間からC3年までの経時変化は統計学的な有意差を認めず視力が維持された．Cb：は遠方矯正下のC70CcmおよびC50Ccmの経時変化を示す．遠見視力と同様，術後C1週間からC3年までの経時変化は統計学的な有意差を認めず視力が維持された．方視用の平均加入度数はC2.00C±0.43Dだった．YAG施行率はC10.5％（4眼）で，施行時期は術後C22.37カ月（平均C31カ月）だった．アンケートによる術後満足度のスコアは術後C3カ月ではC8.13±2.28，術後C3年ではC8.44C±1.21で，有意な変化はなかった（p＝0.76）．日常生活満足度では術後C3カ月・3年の順に，「新聞・読書」はC3.2C±0.9，3.3C±1.2（p＝0.99），「値札・ラベル」はC3.8C±0.8，3.8C±1.0（p＝0.71），「顔・表情」はC3.6C±0.9，3.8C±1.0（p＝0.94），「テレビの字幕」はC3.5C±0.8，3.6C±1.1（p＝0.92）でいずれも有意差はなかった（図3）．CIII考按LC挿入後C3年間の成績について調査した．遠見視力は裸眼も矯正も術後C1週間で良好だったがそのままC3年間維持されていた．術後C1年の成績の報告2）と比較しても差異はなかった．中間視力に該当するC70Ccm視力については術後C1週間でClogMAR値C.0.02（小数視力C1.05）と日常生活に十分と思われる視力が得られており，3年間変化はなかった．50Ccm視力は術後C1週間でClogMAR値C0.13（小数視力C0.74）ではあったがC3年間で低下することはなく，眼鏡装用率は15.8％で眼鏡は不要とする患者のほうが多かった．術後C1週間では自覚CSEC.0.22D，他覚CSEC.1.06Dと乖離しており，これは筆者らの過去の報告同様である3）．また，高須らは術後1カ月での乖離量がC0.75Dだと報告4）しているが同等の乖離量だといえる．他覚CSEは術後C3年の間に徐々に遠視化したが，術後C3年目でも自覚CSEと他覚CSEの間には有意差があった．FindlらはCIOLデザインの違いによって術後C1カ月までは前房深度変化が顕著であり，術後C1年まで図2術後屈折値の変化自覚等価球面および他覚等価球面の経時変化と両者の差を示す．両者ともFriedman検定にて有意差を認め，Holm法による多重比較を行ったところ，自覚等価球面は術後C1週間とC1年の屈折値に有意差を認めた．また，他覚等価球面は術後C1週とC3カ月以降の各値，術後C1カ月とC1年の屈折値に有意差を認めた．他覚等価球面の術後C1年以降は値が維持された．自覚等価球面と他覚等価球面の値の差は術後C1週間からC3年までのすべてで有意差を認めた．変化することを報告した5）．また，杉山らは術後C4日を起点として術後C1年までは前房深度が有意に深くなり，他覚屈折値もC3カ月までは徐々に遠視化したとしている6）．LCは水晶体.の変化によって後方に移動するため，遠視化するものと思われる．術後C1カ月と術後C1年の間でも他覚CSEに有意差があったことから，LCも術後C1年は他覚CSEの遠視化が続くといえる．そのC1年の間に約C0.50Dの変化があるものの，遠見.70，50Ccm視力は屈折の変化に伴うことなく維持しており，LCのCIOL特性と考えられる．後発白内障に対し術後C3年までにC10.5％でCNd：YAGレーザー後.切開術が施行されていた．LCと同形状，同素材で加入度数のみが異なるCLS-313MF20およびCMF20Tの報告では発生率がC10.2％（93/913眼）とされており，本研究でも同等の結果だった7）．疎水性アクリル素材の多焦点CIOLについてC3年間追跡した報告ではCYAG施行率がC2.4.5.1％とされている8）．LCにおける後発白内障の発生頻度は高いと思われる．LCは親水性アクリル素材であるが，それが後発白内障のリスクに影響するのかどうか，さらに長期の経過観察が必要である．筆者らは前回，満足度に関するアンケート調査の結果，LCを挿入した患者のなかには手術直後は視力が良好にもかかわらず満足度が低く，満足度が上昇するのに時間がかかる患者がいると報告した9）．今回の調査で，術後C3カ月ではC10点満点中C8.13点，術後C3年においてもC8.44点と，術後C3カ月からC3年では高い満足度が維持されることがわかった．今21BasedonWilcoxonsignedranktestp＝0.71p＝0.94p＝0.92図3日常生活満足度の比較日常生活満足度の術後C3カ月とC3年のアンケートスコアを示す．すべての項目で経時的変化は認めずスコアは維持された．回は術直後のアンケートは行っていないが，一定期間日常生活を送るうちに順応が生じ，LCの明視域の広さを理解できるようになったものと推察する．LCは挿入後C3年間，良好で安定した遠見およびC70Ccm視力が得られ，眼鏡処方率は低く，患者満足度が高かった．利益相反：利益相反公表基準に該当なし文献1）神谷和孝：眼内レンズ度数計算の現状と今後．視覚の科学C42：39-43,C20212）OshikaT,AraiH,FujitaYetal：One-yearclinicalevalu-ationofrotationallyasymmetricmultifocalintraocularlenswith＋1.5dioptersnearaddition.SciRepC9：13117,C20193）橋本真佑，蕪龍大，川下晶ほか：低加入度数分節型眼内レンズ挿入眼の測定機器による他覚屈折値の相違．眼科C62：69-72,C20204）高須逸平，高須貴美，貝原懸斗ほか：レンティスCRコンフォート挿入眼のオートレフラクトメータ値と自覚的屈折値との乖離．臨眼78：965-969,C20205）FindlO,HirnschallN,MaurinoVetal：Capsularbagper-formanceCofCaChydrophobicCacrylicC1-pieceCintraocularClens.JCataractRefractSurgC41：90-97,C20156）杉山沙織，後藤聡，小川佳子ほか：低加入度数分節型眼内レンズの術後前房深度経時的変化．日眼会誌C124：395-401,C20207）KimCWJ,CEomCY,CYoonCGECetal：ComparisonCofNd：CYAGClaserCcapsulotomyCratesCbetweenCrefractiveCseg-mentedCmultifocalCandCmultifocalCtoricCintraocularClenses.CAmJOphthalmolC222：359-367,C20218）HawardCT,CEnderCF,CSamavedamCSCetal：E.ectCofCAcrySofCversusCotherCintraocularClensCpropertiesConCtheCriskCofNd：YAGCcapsulotomyCafterCcataractsurgery：ACsystematicCliteratureCreviewCandCnetworkCmeta-analysis.CPLoSOneC14：e0220498,C20199）蕪龍大，川下晶，岩崎留己ほか：レンティスコンフォートR挿入後における満足度に影響する因子の検討．IOLC&#038;RSC35：623-631,C2021＊＊＊</p>
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		<title>緑内障患者点眼アドヒアランス向上を目指した製薬会社の啓発活動への医療従事者の評価</title>
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		<pubDate>Sun, 30 Oct 2016 15:25:03 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科33（10）：1509?1517，2016c緑内障患者点眼アドヒアランス向上を目指した製薬会社の啓発活動への医療従事者の評価河嶋洋一＊1菊池順子＊2兵頭涼子＊3木村泰朗＊4＊1京都ひとみケアリサーチ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科33（10）：1509?1517，2016c緑内障患者点眼アドヒアランス向上を目指した製薬会社の啓発活動への医療従事者の評価河嶋洋一＊1菊池順子＊2兵頭涼子＊3木村泰朗＊4＊1京都ひとみケアリサーチ＊2新お茶の水ファーマシー＊3南松山病院眼科＊4上野眼科医院EvaluationbyMedicalPersonnelofPharmaceuticalCompanies’EducationalActivities,AimedatImprovingInstillationAdherenceinGlaucomaPatientsYoichiKawashima1）,JunkoKikuchi2）,RyokoHyodo3）andTairoKimura4）1）KyotoHitomiCareResearch,2）Shin-OchanomizuPharmacy,3）DepartmentofOphthalmology,MinamimatsuyamaHospital,4）UenoEyeClinic緑内障患者の点眼アドヒアランス向上を目的とした試みがいくつか報告されている．そのなかで，製薬会社の啓発活動に対する眼科施設や調剤薬局に在籍する医療従事者からの満足度，活用度を今回，医療従事者への直接面談方式によるアンケート調査で実施した．全国33施設，141名の協力を得た．その結果，緑内障疾患の説明資材や眼球模型などの満足度，活用度が高い反面，患者の正しい点眼方法や毎日の点眼の重要性に関する資材や点眼補助具などに対する満足度，活用度が低いことがわかった．さらに，今後の製薬会社に期待する活動内容として，資材類，実物類からの視点と製品開発からの視点の両面でいくつかの有用な提案を得た．Sometrialsaimedatimprovinginstillationadherenceinglaucomapatientshavebeenreported.Medicalpersonnelatophthalmicfacilitiesanddispensingpharmaciesweresurveyedbyquestionnaire,throughface-to-faceinterview,toinvestigatesatisfactionratingandutilizationofeducationalactivitiesprovidedbythepharmaceuticalcompanies.Cooperatinginthesurveywere141medicalpersonnelfrom33facilitiesthroughoutthecountry.Resultsclearlyindicatedthatsatisfactionratingandutilizationofexplanationmaterialandlikeeyeballmodelsaboutglaucomadiseasearehigh.Ontheotherhand,materialsexplainingtopatientstheproperinstillationmethodandtheimportanceofdailyinstillation,ortheinstillationguidetool,arelow.Thissurveyprovidedusefulsuggestions,fromtheviewpointofbothexplanationmaterialsandproductdevelopment,regardingpharmaceuticalcompanyactivitiesforthefuture.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）33（10）：1509?1517,2016〕Keywords：緑内障，点眼アドヒアランス，アンケート調査，製薬会社，満足度．glaucoma,instillationadherence,questionnaire,pharmaceuticalcompany,satisfactionrating.はじめに慢性疾患である緑内障治療において，正しい点眼の継続性，すなわち患者個々の点眼アドヒアランスの良否が治療効果に及ぼす影響は大きい1?3）．一方，自覚症状に乏しく，長期間の点眼治療を必要とする緑内障において良好なアドヒアランスを維持するためには，疾患と点眼治療の重要性への理解を目的とした啓発活動が重要となる．そのなかで，医療従事者から患者への関与，すなわちコーチングとよばれる医療行為がきわめて重要である4?6）．このコーチング内容をサポートする手段はいろいろあり，そのうちの一つとして，治療に用いられる緑内障点眼薬を販売する製薬会社の啓発活動，すなわち，疾患説明資材，点眼薬情報，点眼方法提案，点眼容器，点眼補助具などの資材類，実物類の提供がある．しかしながら，これらの製薬会社の活動に対する医療従事者側からの評価に関する体系だった調査はこれまでほとんど報告されていない．そこで，今回，製薬会社からの資材類，実物類の提供活動に対する評価を目的とし，調査者が対象者となる医療従事者に直接面談することでアンケート調査を実施した．本報では，種々の資材類，実物類に対するアンケート調査による評価結果とそこからみえてくる今後の製薬会社に期待される活動について報告する．I対象および方法2015年3?5月の3カ月間に，眼科治療を実施する医療施設に在籍し，事前の了解が得られた医療従事者を対象とした直接面談方式によるアンケート調査を実施した．まず，アンケート調査の目的を説明した後に，製薬会社が提供している実際の資材類，実物類（表1および図1）を供覧し，最後に，表2に示す設問内容のアンケート調査用紙に無記名式，自記式での回答とした．各医療従事者がこれまでに使用経験した資材類，実物類に限っての回答とし，また，職務内容上，回答できない設問に対しては，無記入とした．なお，表1（代表例を図1の写真に示す）に示す資材類，実物類は，各種の緑内障点眼薬を販売している参天製薬株式会社，千寿製薬株式会社，日本アルコン株式会社，ファイザー株式会社と川本産業株式会社（市販の点眼補助具）の5社から提供を受けた．II結果アンケートを実施し，回収しえたのは全国33施設〔内訳は大学病院6施設，総合病院1施設，眼科病院3施設（薬剤科を含む），眼科医院14施設，調剤薬局9施設〕の141名〔内訳は眼科医37名，看護師40名，薬剤師21名，視能訓練士20名，その他（検査，受付などの眼科スタッフ）23名〕であった．1.アンケート調査結果最初に，全18設問のうち，数値での表示可能な14設問に対する回答結果を表3および図2（製薬会社から提供される資材類，実物類に関する設問）に示す．2.資材類，実物類に対するコメントおよび不満足理由つぎに，設問⑪および⑮で回答を得た，製薬会社から提供されている資材類，実物類のどういう点が評価されていないのかの回答を項目別に表4に示す（代表的な内容をそれぞれ3つ記載，括弧内は回答者の職種）．3.結果のまとめ製薬会社から提供される資材類，実物類に関する調査結果を中心に簡単に列記する．1.自前の資材類との併用も合わせて，製薬会社からの資材類を約90％の割合で採用している．また，複数製薬会社の同様の資材類からの選択基準としては，「文字数が少なく，文字も大きく，イラストなどが多い内容となっている」ことであった．2.資材類，実物類に対する満足度は，満足しているものもあるが不満足のものも両方あるという評価がもっとも高く，いずれも70％を超えていて，ほぼ不満足であるという評価と合わせると80?87％に達した．3.資材類に対する満足度としては，全体として緑内障疾患説明冊子が約40％ともっとも高い評価であったが，眼科医では眼球模型が34％と一番高い評価であった．一方，不満足であるのは，点眼治療重要性説明冊子，点眼指導法説明冊子，点眼チェックシート類の3つであった．4.実物類に対する満足度としては，点眼容器の使用性，識別性に対して，満足，不満足の両方があり，医療現場のなかで，使いやすい容器と使いにくい容器が混在している現状が示された．また，点眼補助具に対しては不満足が高く，とくに眼科医からの評価が低かった．III考按一般的なデータ調査において，調査者が直接説明し，その場で対象者に回答を記入してもらう方法は，質の高い調査を行うことができる利点があり，さらに対象者に質問内容の理解を促すことで，回答の精度や回答率の向上が期待できる7）．一方，今回のような製薬会社の活動に対するアンケート調査において，製薬会社の構成員（調査者）が行うとバイアスがかかる可能性が否定できず，そういう意味からも特定の製薬会社に属さない調査者が行うことで精度の高い結果が得られるものと考える．また，今回は1人の調査者がすべてのアンケート調査を実施したので，調査者の違いによる説明や回答結果のバラツキなどが生じることはなかったと考察する．つぎに，点眼治療効果を高めるためには，疾患の理解，点眼薬治療の理解，正しい毎日の点眼の実行という3つのステップ（点眼アドヒアランスの維持）が必要とされ，さらに正しい毎日の点眼には，識別性（複数の点眼薬を間違えずに点眼），正確性（眼の上に正確に1滴を点眼），継続性（毎日，負担なく点眼）の3項目の理解と実施が重要である8）．製薬会社から提供される資材類，実物類はこれらの3つのステップおよび3つの重要項目いずれにも関与し，今回の調査にあたっては，最初に医療従事者にこれらの資材類，実物類の再確認のための説明を行った．今回，緑内障患者の点眼アドヒアランス向上を目的とした製薬会社の啓発活動に対する医療従事者からの評価を調査した．すべての回答者の経験年数で5年以上が87％であり，とくに眼科医，看護師，薬剤師は90％以上であった．さらに約80％以上は10年以上の経験者であり，これまでの豊富な経験を元にした回答が得られたと考える（設問③）．点眼アドヒアランス評価に重要な緑内障患者がどれぐらい正確に点眼できているかの設問④に対しては，眼科医，看護師，視能訓練士，その他といった眼科施設内の医療従事者では，56?70％で10人中7?8人以上が正確に点眼できているとの回答であった．一方，おもに調剤薬局に勤務する薬剤師では，半分以下の患者しか正確に点眼していないが約90％と差が出た．また，全体として，10人中1人未満の割合で，いくら点眼指導しても正確に点眼できない患者が存在するとの回答もあった．また，正確に点眼できていない根拠として（設問⑤），もっとも多いのは点眼薬の減少するスピードが予想より早すぎる，あるいは遅すぎるという回答であった．二番目の根拠として，眼科医では眼圧下降効果が期待以下であったというのに対し，看護師，薬剤師などでは患者本人からの申告，すなわち，毎日の点眼を忘れるときがあるとか，多剤のうち何種類か点眼していないなどの声を聞いているというものであった．患者は眼科医よりも看護師などのより身近と感じる医療従事者に毎日の点眼状況を申告していると考察される．さらに，患者からの申告による根拠では同じように高い比率である看護師などの眼科施設内の医療従事者とおもに調剤薬局での医療従事者である薬剤師との間に正確な点眼患者比率に差がみられたことに対しては，薬剤師は眼科医や看護師などと比較して，一人ひとりの患者の点眼状況について常に把握すべく，投薬本数管理や点眼正確度確認などをより細かく観察，判断していると考えられ，このことがより現実的な数字の差に表れたのではないかと考える．以上のような医療従事者および患者によるアドヒアランス評価（表3）をもとに，緑内障患者の点眼アドヒアランス向上への寄与を目的とした製薬会社の活動，すなわち，いろいろな資材類，実物類の提供に対する医療従事者の満足度，活用度を調査した（図2）．まず，患者説明，指導用資材の出処については（設問⑥），自前の資材類との併用も合わせて，製薬会社からの資材類を約90％の割合で採用していることがわかった．また，複数の製薬会社からの同様の資材（たとえば，疾患説明資材）のどれを選択するかについては（設問⑦），「文字数が少なく，文字も大きく，イラストなどが多い内容となっている」ことがもっとも高い基準であった．患者やその家族がより理解しやすい，読みやすいというのが一番大事だと考えられていて，今後の新しい資材類作成時の参考になるものと考える．まず，資材類に対する満足度では（設問⑧），ほぼ満足（20％），ほぼ不満足（9％）とともに，満足しているものもあるが不満足のものも両方ある，という評価が71％ともっとも高かった．個別の資材類への評価としては（設問⑨および⑩），全体として緑内障疾患説明冊子が約40％の一番高い評価を得ていたが，眼科医では25％であり，眼球模型が34％ともっとも高い満足度であった．一方，不満足であるのは，点眼治療重要性説明冊子，点眼指導法説明冊子，点眼チェックシート類の3つが高く，いずれも患者点眼アドヒアランスの向上を目的とした「正しい毎日の点眼の実行」に必要な資材類であった．これらの資材類に対する具体的な意見のうち代表的なものを表4（1）?（3）に示すが，患者の点眼実態など患者の現実に即した内容が多く，製薬会社の今後の活動改善に有用な意見と考える．また，緑内障点眼薬使用状況のアンケート調査に関する高橋らの報告9）によると，年齢が若いほど指示どおりの点眼ができていないことも明らかになっているので，スマートフォンなどのアプリケーションソフトの充実が求められるという意見（表4（3）-2）も今後重要と考える．これらのアプリケーションソフトについては，現在2社からの提供があるが，現状ではその有用性に関する報告はなされておらず，今後の調査とさらなる開発が待たれる．さらに，満足度が高い疾患説明冊子や眼球模型に対しても，より満足度，活用度を高めたいという願望を込めた貴重な意見が得られた（表4（4），（5））．つぎに，実物類に対する満足度においても（設問⑫），ほぼ満足（13％），ほぼ不満足（13％）とともに，満足しているものもあるが不満足のものも両方ある，という評価が74％ともっとも高く，資材類への評価と類似していた．ただ，不満足であるという評価が眼科医と比較して看護師，薬剤師，視能訓練士で高く，患者の毎日の点眼がうまく行っていない理由として患者本人からの申告としている結果と関連しているのではないかと考える．満足，不満足両方の評価（設問⑬および⑭）で，点眼容器の使用性，識別性が挙げられているが，点眼補助具に対しては不満足が高く，とくに眼科医からの評価が低かった．今回，調査に用いた点眼補助具には，特定の製薬会社が自社の点眼容器形状のみに使用可能な点眼補助具（ファイザー株式会社からのXal-Ease）を無料提供しているもの（無料で提供する場合，自社の製品のみに使用できることが条件となる）と，市販品という形で，有料で入手できるもの（川本産業株式会社からのらくらく点眼など）の両者が含まれている．実際，医療現場では両者が使用されているが，前者は他の資材類などと同様，正しい点眼治療のための啓発を目的としたものであり，一方，後者は啓発というよりビジネスの要素が大きい．ただ，後者の場合，患者がインターネット情報などを元に購入するというケースよりも医療従事者が正しい点眼治療のための患者啓発を目的として，患者に紹介し，購入してもらっているケースが多いとの医療機関側からの情報を得，啓発活動の一環としての役割が存在するものと考え，今回は両者をまとめて評価した．これらの実物類に対する具体的な意見のうち代表的なものを表4（6），（7）示すが，現在までに報告されている点眼容器の使用性や識別性に関する研究結果10?13）に加え，今後の点眼容器開発に留意すべき重要な意見と考える．また，点眼しやすい容器と点眼しにくい容器など同一実物類で相反する回答を出したのが141名中44名と約30％の混在率評価であった．医療現場のなかで，使いやすい容器と使いにくい容器が混在している現状が示されていると考えるが，今回の調査では別々の設問であったため，もし混在しているかどうかを直接確認する設問であれば，この混在率はもっと高い数字が出ていたと予測する．また，点眼補助具に関しては，このような使いにくい容器を販売している製薬会社自らに新しい点眼補助具の開発を求める意見に繋がっていると考える．さらに，今後の製薬会社の活動を考える観点から，医療従事者が患者やその家族説明に対しての役割分担についてどのような意見を持っているか，設問⑰を設定した．単独あるいはいろいろな職種の組み合わせでの回答をみると，眼科医からその他（受付）までのすべての医療従事者のチーム医療体制が重要であることが改めて明らかとなり，製薬会社にはすべてのメンバーに均質化された情報提供が求められていると考えられる．また，視能訓練士については，種々の検査時に入手可能となる患者個々の運動能力，体位制限，認知力などの点眼アドヒアランス判断のための基本情報の共有化に力を発揮しているという意見が複数の医療従事者からあった．上記の満足度，不満足度を踏まえたうえでの今後の製薬会社への要望として，表5に示すような資材類や実物類が提案されたが（設問⑯），臨床試験段階も含めて世界的な緑内障点眼薬新薬が非常に少ない現状を考えたときに，現状のなかでの改善策としていずれも検討の価値があるのではと考える．最後に，医療従事者が毎日の点眼治療で考えていることを聞いた設問⑱に対しても多くの回答を得たが，そのなかでいくつかの回答をキーワード的にまとめたものをつぎに示す．“1回の説明ですべてを理解できる患者はいない．治療を繰り返すなかで，疾患の今の状態の説明，毎日の点眼重要性の理由説明，正しい点眼方法の理解，指導など，同じことを何度も繰り返すことで，患者のアドヒアランスは確実に上がると思う．患者が同じ質問を繰り返したとしても，それにしっかり答える必要がある．治療に携わる人間がこれをめんどうだと思っては，そこで緑内障の治療は「おしまい」と考える．”製薬会社にはこのような医療従事者の思いに応えるためにも，今後も継続して有用で活発な啓発活動が求められている．文献1）ChenPP：Blindnessinpatientswithtreatedopen-angleglaucoma.Ophthalmology110：726-733,20032）JuzychMS,RandhawaS,ShukairyAetal：Functionalhealthliteracyinpatientswithglaucomainurbansettings.ArchOphthalmol126：718-724,20083）高橋真紀子，内藤知子，溝上志朗ほか：緑内障点眼薬使用状況のアンケート調査“第二報”．あたらしい眼科29：555-561,20124）吉川啓司，松元俊，内藤知子ほか：緑内障セミナー緑内障3分診療を科学する！─アドヒアランスとコーチング─．眼科52：679-694,20105）兵頭涼子，山嵜淳，大音静香：点眼治療アドヒアランス向上を目指した意識調査．あたらしい眼科27：395-399,20106）荒佐夜香，菊池順子：緑内障治療開始時の服薬指導治療継続に向けて．薬局薬学5：76-81,20137）谷川琢海：第5回調査研究方法論?アンケート調査の実施方法?．日放技学誌66：1357-1361,20108）庄司純，河嶋洋一，吉川啓司：点眼薬クリニカルハンドブック第2版．p18-26，金原出版，20159）高橋真紀子，内藤知子，溝上志朗ほか：緑内障点眼薬使用状況のアンケート調査“第一報”．あたらしい眼科28：1166-1171,201010）兵頭涼子，溝上志朗，川崎史朗ほか：高齢者が使いやすい緑内障点眼容器の検討．あたらしい眼科24：371-376,200711）大塚忠史：点眼アドヒアランスの向上を指向した医療用点眼容器の開発．人間生活工学12：32-38,201112）高橋嘉子，井上結美子，柴田久子ほか：緑内障点眼薬識別法とリスク要因，あたらしい眼科29：988-992,201213）東良之：〔医療過誤防止と情報〕色情報による識別性の向上参天製薬の医療用点眼容器ディンプルボトルの場合．医薬品情報学6：227-230,2005〔別刷請求先〕河嶋洋一：〒610-1146京都市西京区大原野西境谷町3-8-54京都ひとみケアリサーチReprintrequests：YoichiKawashima,Ph.D.,KyotoHitomiCareResearch,3-8-54OharanoNishisakaidanicho,Nishikyo-ku,Kyoto610-1146,JAPAN0910-1810/16/\100/頁/JCOPY1510あたらしい眼科Vol.33，No.10，2016（124）表1製薬会社提供の資材類，実物類①疾患の理解のコーチング：緑内障疾患に関する冊子，緑内障患者の見え方シミュレーションツール，眼球模型，眼球断面図・パネル類②点眼薬治療の理解のコーチング：点眼薬の種類・効果・副作用に関する冊子，点眼治療の重要性に関する冊子③正しい毎日の点眼の実行のコーチング：（ⅰ）識別性：点眼容器・キャップの形状・色調，ラベルの表示・色調，点眼薬識別シール，点眼チェックシート（ⅱ）正確性：正しい点眼方法指導冊子（点眼方法実写DVDを含む），点眼しやすい点眼容器形状，点眼補助具（ⅲ）継続性：毎日の点眼の重要性説明冊子，点眼継続に負担のない点眼容器形状，点眼補助具，点眼チェックシート，点眼お知らせサイト表2アンケート設問内容①職種を教えて下さい．1．眼科医，2．看護師，3．薬剤師，4．視能訓練士，5．その他（）②所属機関を教えて下さい．1．大学病院，2．総合病院，3．眼科病院，4．眼科医院，5．調剤薬局③今の職種での経験年数を教えて下さい．1．3年未満，2．3?5年未満，3．5?10年未満，4．10年以上④緑内障患者さんのどれぐらいが，毎日ちゃんと決められた通りに点眼していると思われますか？1．ほぼ全員，2．10人中7?8人，3．半分ぐらい，4．10人中2?3人，5．それ以下⑤ちゃんと点眼していないことは，どういうことで感じられていますか？複数回答可です．1．点眼液の減少のスピード（速すぎる，遅すぎる），2．効果の弱さ，3．副作用発現の多さ（眼瞼周りの変化など），4．その他（）⑥患者さんへの説明，指導には，どのような資材を使用されていますか？1．製薬会社からの資材，2．自前の資材，3．両方の資材⑦製薬会社からの資材を使われている場合，複数会社からの種々の資材の中で一つを選択される基準としては，どういう点を一番重視されていますか？1．説明しやすい内容や順序となっている，2．文字数が少なく，文字も大きく，イラストなどが多い内容となっている，3．最新の情報，知見も含め，レベルの高い内容となっている，4．その他（）⑧現状の製薬会社からの資材で満足されていますか？1．満足している，2．満足していない，3．満足と不満足の両方が存在⑨満足している資材としては，どういう内容のものですか？複数回答可です．1．疾患説明冊子，2．点眼治療薬説明冊子，3．点眼治療重要性説明冊子，4．点眼指導法説明冊子，5．眼球模型や眼球断面図・パネルなどの資材，6．点眼チェックシートや点眼薬識別シールなどの資材，7．その他（）⑩満足していない資材としては，どういう内容のものですか？複数回答可です．1．疾患説明冊子，2．点眼治療薬説明冊子，3．点眼治療重要性説明冊子，4．点眼指導法説明冊子，5．眼球模型や眼球断面図・パネルなどの資材，6．点眼チェックシートや点眼薬識別シールなどの資材，7．その他（）⑪満足していない理由を教えて下さい．⑫製薬会社が提供しています実物（点眼容器や点眼補助具など）で満足されていますか？1．満足している，2．満足していない，3．満足と不満足の両方が存在⑬満足している実物としては，どういう内容のものですか？複数回答可です．1．点眼しやすい容器，2．識別しやすい容器やラベル表示，3．点眼補助具，4．その他（）⑭満足していない実物としては，どういう内容のものですか？複数回答可です．1．点眼しにくい容器，2．識別しにくい容器やラベル表示，3．点眼補助具，4．その他（）⑮満足度を上げるために，製薬会社に望まれるものとその理由を教えて下さい．（対象となる実物名：）（その理由：）⑯今後，製薬会社に新規に開発，提供して欲しい資材や実物はありますか？1．ある（），2．ない⑰患者さんやそのご家族への下記の「疾患と治療法」初めの6項目毎の説明は，どういう職種のメンバーが行うのが適切あるいは効果的だとお考えですか？次の番号からお選び下さい．複数回答可です．1．眼科医，2．看護師，3．薬剤師，4．視能訓練士，5．その他疾患と治療法（），効果と副作用（），用法・用量（），点眼方法（），禁忌，使用上の注意（），医療コスト（）⑱最後に，先生が患者さんの毎日の点眼治療について，日頃お考えのご意見やご提言がありましたら，教えて頂けませんでしょうか．図1資材類および実物類の代表例の写真（125）あたらしい眼科Vol.33，No.10，201615111512あたらしい眼科Vol.33，No.10，2016（126）表3アンケート調査結果（1）設問①および②職種および所属機関1．大学病院2．総合病院3．眼科病院4．眼科医院5．調剤薬局全体6施設17名1施設1名3施設17名14施設87名9施設19名眼科医6施設10名0施設0名3施設8名14施設19名0施設0名看護師1施設1名1施設1名1施設6名5施設32名0施設0名薬剤師0施設0名0施設0名1施設2名0施設0名9施設19名視能訓練士1施設5名0施設0名0施設0名5施設15名0施設0名その他1施設1名0施設0名1施設1名5施設21名0施設0名設問③経験年数1．3年未満2．3?5年未満3．5?10年未満4．10年以上全体10名（7％）9名（6％）25名（18％）97名（69％）眼科医0名（0％）1名（3％）3名（8％）33名（89％）看護師2名（5％）2名（5％）4名（10％）32名（80％）薬剤師0名（0％）0名（0％）5名（24％）16名（76％）視能訓練士7名（35％）2名（10％）5名（25％）6名（30％）その他1名（4％）4名（17％）8名（35％）10名（43％）設問④毎日の正確な点眼患者比率（10人中）1．ほぼ全員2．7?8人3．約半分4．2?3人5．それ以下全体4名（3％）69名（49％）57名（40％）11名（8％）0名（0％）眼科医1名（3％）20名（54％）14名（38％）2名（5％）0名（0％）看護師1名（3％）21名（53％）15名（38％）3名（11％）0名（0％）薬剤師0名（0％）3名（14％）13名（62％）5名（24％）0名（0％）視能訓練士0名（0％）14名（70％）6名（30％）0名（0％）0名（0％）その他2名（9％）11名（48％）9名（39％）1名（4％）0名（0％）設問⑤不正確な点眼根拠（複数回答可）1．減少スピード2．効果弱い3．副作用多い4．患者申告など全体106名（48％）30名（14％）22名（10％）61名（28％）眼科医31名（46％）16名（24％）8名（12％）12名（18％）看護師27名（44％）8名（13％）5名（8％）21名（34％）薬剤師19名（44％）4名（9％）8名（19％）12名（28％）視能訓練士8名（38％）1名（5％）1名（5％）11名（52％）その他21名（78％）1名（4％）0名（0％）5名（19％）設問⑰単独あるいは組み合わせによる患者説明（複数回答可）1位2位3位疾患・治療法眼科医眼科医＋看護師眼科医＋薬剤師効果・副作用眼科医＋薬剤師眼科医眼科医＋看護師＋薬剤師用法・用量眼科医＋薬剤師薬剤師眼科医＋看護師＋薬剤師点眼方法看護師＋薬剤師薬剤師看護師眼科医＋看護師＋薬剤師禁忌・注意点薬剤師眼科医＋薬剤師眼科医＋看護師＋薬剤師医療コスト薬剤師その他（眼科スタッフ）眼科医＋薬剤師（127）あたらしい眼科Vol.33，No.10，20161513図2アンケート調査結果（2）（グラフ中の数字は回答人数を示す）1514あたらしい眼科Vol.33，No.10，2016（128）表4資材類，実物類に対するコメントおよび不満足理由（1）点眼治療重要性説明冊子1．薬理作用の異なる多剤併用時の科学的根拠の説明が不十分（眼科医）2．いくら重要性を説明しても脱落例が多いが，どれ位の眼圧を保っていればいいかとか，今自分がどれ位の位置にいるとか，目安になる情報が入っていれば良いのだが（薬剤師）3．1滴滴下でOKとしているが，1滴で十分である科学的根拠（薬理学的，薬動力学的）が説明されていない（薬剤師）（2）点眼指導法説明冊子1．説明冊子だけでは指導しきれないので，実際に目の前で点眼してみせる（薬剤師，看護師）2．視弱障害の程度にあった説明が必要で，たとえば軽症例と重症例では説明内容も変えたほうが良い（眼科医）3．高齢の患者や手指・首の動きの悪い患者が点眼する説明内容になっていない（薬剤師，看護師）（3）点眼チェックシート1．チェックシートは単独使用のものが多いが，点眼忘れが多いのは多剤併用者であるため，現行のものは使いにくい（看護師，薬剤師）2．アドヒアランスの悪い患者は若い忙しい世代が多いため，もっとスマートフォンなどのアプリケーションソフトを充実させたほうが良い（眼科医）3．実際の患者の要求に沿っているか，その有用性に疑問（眼科医）（4）疾患説明冊子1．機序やしくみの説明が多く，患者の将来困るであろうことのイメージがわきにくい（眼科医）2．「自分は大丈夫」と簡単に考える患者には，冊子だけでは十分に伝えられないが，結局は人と人で伝える部分が大きく，眼科スタッフの頑張る部分と思う（眼科スタッフ）3．患者によって疾患，自覚が違い，患者によっては余分な不安を誘発させたり，逆に安易にとらえられてしまうことがあり，使用しづらい（眼科スタッフ）（5）眼球模型1．現状のものは，緑内障の説明には使いづらく，病態に特化した模型へのアレンジを望む（眼科医）2．OCT（opticalcoherencetomograph，光干渉断層計）による診断結果と連動できるようなアレンジがあれば（眼科医）3．現状のものは壊れやすいから，もっと頑丈なものを（眼科医）（6）点眼容器の使用性・識別性1．容器の硬さに差が大きく，押す力によっては2?3滴出てしまう（薬剤師，看護師）2．使用性を向上させるために容器形状を工夫しようとすると，形状が似てきて，会社間での識別性が悪くなる（これまでは，同一会社製品間での問題であったが）（眼科医，薬剤師，看護師）3．ミニ点眼薬（使い切りユニットドーズタイプ点眼薬）について，最近1日1?2回点眼の緑内障ミニ点眼薬がいくつか販売されているが，ドライアイミニ点眼薬（1日5?6回点眼）との識別性が悪く，患者の過剰点眼を危惧する（眼科医，薬剤師）（7）点眼補助具1．現状のものは真上からの点眼でなければ，うまく眼の上に点眼できない．したがって，補助具を使って点眼できる人は，補助具なしでも点眼できる（薬剤師，看護師）2．患者の使用継続性が悪いのが問題（眼科医，看護師，薬剤師）3．点眼しにくい容器を出している製薬会社自らが，新しい補助具の開発，販売をすべきである（眼科医，薬剤師）（129）あたらしい眼科Vol.33，No.10，20161515表5今後，製薬会社に新規に提供して欲しい資材類，実物類（代表例）（1）資材類，実物類からの視点1．今回明らかになった不満足点からの改良への着手（毎日の正確な点眼支援）2．製薬会社自らによる点眼補助具の開発（操作容易，真上からの点眼不要）3．押す力に関係なく，1滴だけ点眼できる容器（多剤点眼時には，とくに必要）（2）製品開発からの視点1．配合剤点眼薬の充実【PG（プロスタグランジン関連薬）＋CAI（炭酸脱水酵素阻害薬），PG＋CAI＋b（b遮断薬）など】2．眼内（前房，後房内）埋め込み型などのDDS（drugdeliverysystem，薬物送達システム）製剤（毎回の点眼行為を必要としない究極のアドヒアランス）3．医療従事者や患者の安心度の高いオーソライズド・ジェネリック（先発メーカーとの契約のもと，添加剤の種類・量，製造方法などが同じ）の開発1516あたらしい眼科Vol.33，No.10，2016（130）（131）あたらしい眼科Vol.33，No.10，20161517</p>
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