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	<title>あたらしい眼科オンラインジャーナル &#187; 点眼容器</title>
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		<title>液垂れを低減する点眼ノズルの形状の開発</title>
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		<pubDate>Sat, 30 Dec 2023 15:23:58 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科40（12）：1611.1616，2023c液垂れを低減する点眼ノズルの形状の開発藤本高志山口正純大久保宏哉高見勇人千寿製薬株式会社DevelopmentofanEyeDropNozzleShape [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科40（12）：1611.1616，2023c液垂れを低減する点眼ノズルの形状の開発藤本高志山口正純大久保宏哉高見勇人千寿製薬株式会社DevelopmentofanEyeDropNozzleShapethatReducestheAdhesionofLiquidTakashiFujimoto,MasazumiYamaguchi,HiroyaOkuboandHayatoTakamiSenjuPharmaceuticalCo,.Ltd点眼容器のノズル形状および薬液の物性によっては，点眼するときの角度によりノズル側面に薬液が垂れる現象である「液垂れ」が生じることがある．この液垂れを低減することを目的とした点眼ノズルを開発した．自社の従来のノズル形状では滴下する角度が45°以下から徐々に液垂れが認められた．一方，液垂れの低減を目的としたノズル形状は，表面張力40.9mN/m以上および粘度45.0mPa・s以下の物性の薬液であれば，20°で滴下させても液垂れは認められなかった．液垂れはノズル先端の半径（R）が影響しており，Rが小さいほうが液垂れは起こりにくかった．したがって，開発したノズル形状はノズル先端のRが小さく，自社の従来のノズル形状より液垂れを低減する効果があった．Dependingontheshapeofthenozzleofaneye-dropcontainerandthephysicalpropertiesofthedrugsolu-tion,“adhesionofliquid”（aphenomenoninwhichthedrugsolutionadheresanddripsfromthesideofthenozzle）canoccurduetotheangleatwhichtheeye-dropsareinstilled.Hereinwereportthedevelopmentofanophthal-micnozzlethatreducestheadhesionofliquid.Usinganeyedropcontainerwithaconventionalnozzleshape,adhe-sionofliquidwasobservedwhenthedropswereinstilledatanangleofbelow45°.However,usingacontainerwithournewnozzleshapedesignedtoreducetheadhesionofliquid,noadhesionwasobservedatthedroppedangleof20°foradrugsolutionwithasurfacetensionofover40.9mN/mandaviscosityofunder45.0mPa・s.Our.ndingsrevealedthattheradius（R）ofthenozzletipa.ectedtheadhesionofliquid（i.e.,adhesionwaslesslikelytooccurwhentheRwassmall）,andthatcomparedtotheconventionalnozzleshape,ournewlydevelopednozzleshapewithasmallerRnozzletipwasmoree.ectiveinreducingtheadhesionofliquidanddrips.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）40（12）：1611.1616,2023〕Keywords：点眼容器，ノズル，液垂れ，表面張力，滴下角度．eyedropcontainer,nozzle,adhesionofliquid,sur-facetension,dropangle.はじめに点眼容器で点眼する際に，斜めに薬液を滴下するとノズル形状によっては，薬液がノズル側面に垂れる現象，つまり「液垂れ」が生じることがある．点眼剤は，繰り返し使用する無菌製剤である．とくにノズル先端に液が垂れた状態でキャップの開閉を繰り返すと，内溶液が微生物に汚染される原因になる．これ以外の問題点として，①ノズル先端（側面）が濡れることで，液が漏れているように見える．②点眼するときに不衛生である．③点眼時に必要な総液滴数が減り，点眼期間が短くなることがあげられる．これらのことから「液垂れしない」もしくは「液垂れしにくい」ノズルの開発が求められている．点眼時に液垂れが生じる要因として，ノズルの先端形状に起因することが大きいと考えられる．さらに，ノズル先端部の表面状態（濡れやすさ，あるいは濡れにくさ）および薬液の物性（表面張力および粘性）も影響する1,2）．近年，液垂れを防止する，あるいは低減することを目的としたノズル形状として，ノズル先端をきのこ状に半円に突出させたような形状3）が用いられている．また，ノズル先端に微細な溝を入れた形状4）も研究されている．しかし，ノズル先端をきのこ状に半円に突出させた形状や溝がある形状にした場合，その形状がきれいに成型されないと液垂れを防止，もしくは低減す〔別刷請求先〕山口正純：〒679-2215兵庫県神崎郡福崎町西治767-7千寿製薬株式会社生産本部生産企画部Reprintrequests：MasazumiYamaguchi,Ph.D.,ProductionDivision,ProductionPlanningDepartment,SenjuPharmaceuticalCo.,Ltd.,767-7Saiji,Fukusaki-machi,Kanzaki-gun,Hyogo672-2215,JAPAN形状特徴対照ノズル一般的な円錐形のノズル形状で，ノズル先端から側面にかけて大きな曲線（以下，Ｒ）になっている形状評価ノズルノズル先端を細く円筒形にし，ノズル先端のＲが小さい形状図1ノズル形状とその特徴対照ノズル：通常のノズル形状（材質：PE），評価ノズル：液垂れの低減を目的としたノズル形状（材質：PE）．る効果を発揮することはむずかしい．その形状をきれいに成型するには，シンプルなノズル形状が求められる．通常のノズル形状と同様にシンプルなノズル形状で，かつ液垂れを防止，あるいは低減できるノズル形状にすることが望ましい．眼科薬メーカーなどのホームページで正しい点眼方法が紹介5,6）されている．しかし，点眼するときの点眼ノズルの角度を何度まで傾けてよいかなどの情報は紹介されていない．患者ごとに点眼しやすい角度で点眼が行われ，点眼時のノズルの角度（滴下角度）は患者によってさまざまである．そこで，想定される点眼時の滴下角度の範囲内で液垂れを低減させること，また従来のノズルと同様にシンプルなノズル形状であることをコンセプトとしたノズル形状を開発した．通常のノズル形状と開発したノズル形状を比較し，液垂れに対する開発したノズルの効果を評価した．また，薬液の物性（表面張力および粘性）は液垂れに影響を及ぼすことから，液垂れが生じやすい薬液物性の点眼剤を用いて評価を行った．I試験材料1.容器ノズル（材質：ポリエチレン（PE）は，通常の千寿製薬で使用しているノズル形状（以下，対照ノズル）と，液垂れの低減を目的として開発したノズル形状（以下，評価ノズル）の2形状を用いて評価した．それぞれのノズル形状および特徴を図1に示す．キャップ（材質：ポリプロピレン（PP））は千寿製薬製を用いた．2.薬液千寿製薬の点眼液のなかで液垂れがしやすいと考えられる薬液物性の点眼液（表面張力40.9mN/m，粘度45.0mPa・s，以下，評価薬液），比較対照の点眼液（表面張力36.7mN/m，粘度1.0mPa・s，以下，比較薬液），コントロールとして精製水（表面張力72.0mN/m，粘度0.9mPa・s，以下，水）を用いた．図2滴下角度滴下角度を60°，45°，30°および20°で評価．図3液垂れなしと液垂れあり液垂れなし：ノズル先端に液が留まっている状態．液垂れあり：ノズル先端から側面に液が付着している状態．II方法1.滴下角度の違いによる液垂れの有無図2に示した各滴下角度（60°，45°，30°および20°）で1滴ずつ2滴を滴下（1眼1滴として両眼で2滴を滴下することを想定）したときの液垂れの有無を目視で確認した．液垂れの有無を確認した後，使用時を想定して滴下後にキャップをトルクメータ（日本電産シンポ社，TNX-5）にて19±1N・cmで巻き締めた．評価薬液では1試料につき10回繰り返し，16試料（160回）での液垂れ回数を確認した（2滴滴下後の液垂れ回数）．比較薬液および水では1試料につき10回繰り返し，5試料（50回）での液垂れの有無を確認した（2滴滴下後の液垂れの回数）．液垂れが生じた場合は，そのつど，キムワイプでノズル先端を清拭してからキャップを巻き締めた．測定は23℃±2℃の環境下で行った．液垂れの有無の定義は，ノズル先端のR部（ノズル先端吐出穴から側面にかけて付加された曲線）に液が付着もしくは，液が留まっ図4先端のRを変えたときのノズル形状3Dプリンターでノズル先端のRを変えたものを3種類造形した（材質：アクリルライク，3Dプリンター：DWS社，XFAB2500）．50対照ノズルおよび評価ノズル（n＝16）107471500000対照ノズルおよび評価ノズル（n＝5）403000000100液垂れ回数（回）液垂れ回数（回）40302010060°45°30°20°滴下角度対照ノズル評価ノズル図5評価薬液における滴下角度違いによる液垂れ回数の推移表面張力：40.9mN/m，粘度：45.0mPa・s．対照ノズルおよび評価ノズル：16試料×10回（計160回）で液垂れした回数をカウントした．ている状態を「液垂れなし」とし，ノズル側面までに液が垂れて付着している状態を「液垂れあり」とした（図3）．2.滴下角度の違いによる液垂れ量の測定図2に示した各滴下角度（60°，45°，30°および20°）で1滴を滴下し，電子天秤（ザルトリウス社，MSA225P-000-DI）で容器質量を測定した．ノズル先端をキムワイプで清拭した後，再び電子天秤で容器質量（ノズル清拭前の質量とノズル清拭後の質量の差）を測定した．評価薬液では1試料につき10回繰り返し，16試料の平均値（160回測定した平均値），比較薬液および水では1試料につき10回繰り返し，5試料（50回測定した平均値）をノズル先端への液残り量とした．測定は室温23℃±2℃の環境下で実施し，電子天秤は感量0.0001g表示とした．3.ノズル先端のRを変えたときの滴下角度の違いによる液残り量の測定ノズル先端のR（R＝半径）の大きさを2mm，1.5mmおよび1mm（以下，R2mm，R1.5mmおよびR1mm）にした形状3種類を3Dプリンター（DWS社，XFAB2500）で造60°45°30°20°滴下角度対照ノズル評価ノズル図6比較薬液における滴下角度違いによる液垂れ回数の推移表面張力：36.7mN/m，粘度：1mPa・s．対照ノズルおよび評価ノズル：5試料×10回（計50回）で液垂れした回数をカウントした．形（図4）し，図2に示した各滴下角度（60°，45°，30°および20°）で1滴を滴下し，電子天秤で容器質量を測定した．ノズル先端をキムワイプで清拭した後，再び電子天秤で容器質量を測定した．1試料につき10回繰り返し，3試料の平均値（30回測定した平均値）をノズル先端への液残り量とした．測定は室温23℃±2℃の環境下で実施し，電子天秤は感量0.0001g表示とした．III結果1.滴下角度の違いによる液垂れの有無滴下角度の違いによる液垂れの有無の確認として，評価薬液，比較薬液および水で，液が垂れた回数を評価した（図5～7）．その結果，評価薬液の場合，対照ノズルは滴下角度60°の滴下では，液垂れは認められなかった．しかし，滴下角度45°から徐々に角度が小さくなるに従い，液垂れする回数が増加した．一方，評価ノズルは，滴下角度60°.20°で液垂れは認められなかった．また，比較薬液では対照ノズルは，滴下角度60°.45°までは液垂れは認められなかった．1.200.80対照ノズルおよび評価ノズル（n＝5）00000000対照ノズルおよび評価ノズル（n＝16）液垂れ回数（回）液残り量（mg）0.600.400.200.0060°45°30°20°60°45°30°20°滴下角度滴下角度対照ノズル評価ノズル対照ノズル評価ノズル図7水における滴下角度違いによる液垂れ回数の推移図8評価薬液における滴下角度違いによる液残り量対照ノズルおよび評価ノズル：5試料×10回（計50回）で液垂対照ノズルおよび評価ノズル：16試料×10回（計160回）の液れした回数をカウントした．残り量の平均値をmg換算した．表1評価薬液における対照ノズルの各滴下角度における液垂れ回数の内訳単位＝回実施回数1回目2回目3回目4回目5回目6回目7回目8回目9回目10回目合計60°0000000000045°00000133261530°0616411211244720°0151410121012101410107n数＝各16×10，160回確認したときの液垂れ回数．対照ノズルの各滴下角度で液垂れした回数を確認した結果，滴下角度が小さくなるに従い液垂れする回数が増加した．表2比較薬液における対照ノズルの各滴下角度における液垂れ回数の内訳単位＝回実施回数1回目2回目3回目4回目5回目6回目7回目8回目9回目10回目合計60°0000000000045°0000000000030°0000001110320°044455445540n数＝各5×10，50回確認したときの液垂れ回数．対照ノズルの各滴下角度での液垂れした回数を確認した結果，滴下角度20°で液垂れ回数が増加した．しかし，滴下角度30°でわずかに液垂れが認められ，滴下角おける滴下角度の違いによる液垂れ回数の内訳（表2）を確度20°ではほぼ全数に液垂れが認められた．評価ノズルは，認すると，滴下角度30°は7回目以降から液垂れが認められ滴下角度20°でも液垂れは認められなかった．た．また，滴下角度20°では，1回目では液垂れは認められ評価薬液での対照ノズルの滴下角度の違いによる液垂れ回なかったが，2回目以降はほぼすべてに液垂れが認められた．数の内訳（表1）を確認すると，どの滴下角度でも1回目でこれらのことから，キャップの巻き締めを繰り返すことで，は液垂れは認められなかった．しかし，45°では6回目，30°ノズル先端に残った薬液が徐々にキャップ天面に蓄積され，からは2回目以降に液垂れが認められた．また，比較薬液にキャップ天面に付着した薬液によりノズル側面に濡れが生1.00対照ノズルおよび評価ノズル（n＝5）対照ノズルおよび評価ノズル（n＝5）液残り量（mg）液残り量（mg）0.600.400.800.600.400.200.200.000.0060°45°30°20°60°45°30°20°滴下角度滴下角度対照ノズル評価ノズル評価ノズル対照ノズル図9比較薬液における滴下角度違いによる液残り量図10水における滴下角度違いによる液残り量対照ノズルおよび評価ノズル：5試料×10回（計50回）の液残対照ノズルおよび評価ノズル：5試料×10回（計50回）の液残り量の平均値をmg換算した．り量の平均値をmg換算した．4.00ていると考えられる．対照ノズルは，円錐形でノズル先端に（n＝3）3.002.001.000.0060°45°30°20°滴下角度先端R2先端R1.5先端R1大きなR（R2mm）が付加された形状である．評価ノズルは，円筒形でノズル先端の吐出口から側面までがフラットであり，ノズル先端に小さなR（R0.3mm）が付加された形状である．つまり，ノズル先端のRが大きいと液切れが悪く，ノズル先端に残る液量が多くなる．ノズル先端のRが小さいと液切れがよくなり，ノズル先端に残る液量が少なくなると考えられる．このことは，薬液の物性からもわかるように，評価薬液の物性は表面張力40.9mN/m，粘度45.0mPa・sであり，比較薬液（表面張力36.7mN/m，粘度1.0mPa・s）よりも粘度が高い．また，コントロールとした水（表面張力72.0mN/m，粘度0.9mPa・s）は，評価薬液より表面張力は高く，粘度が低いが液垂れはしなかった．つまり，表面張力以外に粘度が液垂れに大きく影響していることがわかる．以上のことから，表面張力が低く，粘度が高い薬液のほうが，液垂れがしやすい薬液であると考えられる．したがって，評価薬液は液垂れしやすい薬液であると考えられた．3.ノズル先端のRを変えたときの滴下角度の違いによる液残り量の測定ノズル先端のRが小さいほうが液残り量は少なると考え，ノズル先端のRの大きさ（R2mm，R1.5mmおよびR1mm）を変えて，滴下角度の違いによる液残り量を評価した（図11）．ノズル先端のRが小さいほど，滴下角度が小さくなっても，液残り量はノズル先端のRが大きいもの（R2mm）よりも減少した．このことから，対照ノズルと評価ノズルでの滴下角度の違いによる液残り量は，ノズル先端のRが影響していることが裏づけられた．IV考察健常人を用いた点眼容器の操作角度を調査した結果7）で液残り量（mg）図11ノズルの先端Rを変えたときの滴下角度違いによる液残り量造形3試料×10回（計30回）の液残り量の平均値をmg換算した．じ，液垂れがしやすくなったと考えられた．2.滴下角度の違いによる液残り量の測定評価薬液，比較薬液および水での滴下角度の違いによるノズル先端への液残り量を測定した（図8～10）．その結果，評価薬液では，対照ノズルの滴下角度が小さくなる（60°→20°）に従い，液残り量が増加した．一方，評価ノズルは，滴下角度が小さく（60°→20°）なっても，角度差による液残り量に大きな差は認められなかった．また，比較薬液では，対照ノズルの滴下角度30°.20°で液残り量が増加した．評価ノズルでは，滴下角度が小さく（60°→20°）なっても液残り量はなかった．なお，水では対照ノズルおよび評価ノズルのどちらも，どの滴下角度においても液残り量はなかった．このことから，評価ノズルはノズル先端への液残り量を低減する効果があることがわかった．以上の結果から，液垂れにはノズル先端形状，とくにノズル先端のRが大きく影響しは，点眼時の角度が60°.69°が33.3％，50°.59°が23.3％と被験者全体の約60％を占めている．ついで40°.49°が20％であり，一般的な点眼時の滴下角度は90°.45°であるとされている．このことから，液垂れの要因として，45°以下で点眼されている可能性が考えられた．今回，45°以下の角度として，30°および20°の滴下角度を追加し，60°.20°の範囲で液垂れを評価した結果，対照ノズルは滴下角度が小さく（60°→20°）なるに従い，ノズル先端に残る量が多くなった．一方，評価ノズルでは，滴下角度が小さくなってもノズル先端に残る液量はほぼなかった．このことは，使用時を想定してキャップを繰り返し嵌合したときの滴下角度の違いによる液残り回数にも表れている．対照ノズルは，滴下角度が小さくなるに従い，液垂れがしやすくなり回数も増加する傾向にある．これは，キャップを巻き締めることにより，ノズル先端に残った薬液がキャップ天面に付着し，付着する薬液が徐々に蓄積されたと考えられる．キャップの開閉を繰り返すといずれは，ノズル側面にも濡れが生じる．ノズル側面が濡れると滴下する際に，濡れ面を伝いノズル側面まで薬液が流れ，液垂れが生じると考えられる．評価ノズルは液切れがよいため，ノズル先端の液残り量がなく，キャップの開閉を繰り返してもキャップ天面への薬液の付着が少ない．したがって，ノズル側面が濡れるまで至らず，結果的に液垂れが生じなかったと考えられる．以上のことより，ノズル先端に残る液残り量が多いほど，液垂れがしやすくなる．したがって，液垂れを低減もしくは防止する場合，滴下角度が小さくてもノズル先端に残る液残り量をできるだけ少なくできるノズル形状にする必要がある．つまり，ノズル先端のRを極力小さくすることが望ましい．このことはすでに述べたように，3Dプリンターで造形したノズル先端のRの大きさの違いで角度を変えて滴下した結果（図11）からも示唆されている．液切れをよくする方法として，ノズル先端を直角（エッジ形状）にするほうがよいが，点眼時にエッジが角膜に接触したときの危険性を考慮すると，少なくともRを付加する必要がある．また，ノズル形状以外では，ノズル先端の濡れ性（接触角度）を大きくすることも重要である．今回の評価には評価薬液に表面張力が40.9mN/mおよび粘度が45.0mPa・sのもの，比較薬液として表面張力が36.7mN/mおよび粘度が1.0mPa・sのもの，コントロールに精製水（表面張力72.0mN/m，粘度0.9mPa・s）を用いた．表面張力が低いと濡れやすく液体が付着したときの接触角度は鋭角になり，高いと濡れにくく接触角度は鈍角になる．また，粘度が高いと流れにくく，低いと流れやすい．このことから，評価薬液は表面張力が低く，粘度が高いため，液垂れがしやすい物性の薬液であるといえる．このような薬液でも，評価ノズルは滴下角度20°でも液垂れが起こりにくかった．V結論今回，液垂れを低減することを目的とし，ノズル形状が円筒形でノズル先端のRを小さくした形状（評価ノズル）を評価した．円錐形でノズル先端のRが大きい自社の従来のノズル形状（対照ノズル）と比較した結果，評価ノズルは自社の従来のノズル形状より液垂れを低減する効果が認められた．評価ノズルは，滴下角度90°.20°の範囲内であれば，患者がその範囲内で点眼しても，十分に液垂れを抑えることができると考えられる．評価ノズルでは，表面張力40.9mN/m以上および粘度45.0mPa・s以下の物性の薬液であれば，液垂れを低減することは可能であると考えられる．このような液垂れを低減するノズルを開発できたことにより，液垂れによる諸問題が改善され，患者にとっても使いやすく点眼療法に貢献できるノズルとして普及することが期待される．今後も患者に寄り添った優しい点眼容器をめざして，さらなる技術開発を続けていきたい．文献1）大矢勝：横浜国立大学教育人間科学部界面活性剤の作用【2】：表面張力とぬれの関係Ver.1.00,11.20,20042）高田保之：九州大学ぬれ性と表面張力伝熱学・熱流体力学における「のどの小骨」を流し込む．jour.HTSJ：43,43-48,20043）ロート製薬株式会社ジー｜ロート製薬：商品情報サイト（https://jp.rohto.com/zi/）4）横山真男，瀬田洋平，矢川元基：容器口に刻んだ溝による液だれ防止の効果．日本機械学会論文集83：856,1-10,20175）千寿製薬株式会社目薬の正しい使い方｜Eyeノート｜一般生活者・患者のみなさま｜千寿製薬株式会社（https://www.senju.co.jp/consumer/note/usage.html）6）日本眼科医会監修：医療関係者向け資料「点眼剤の適正使用のハンドブック-Q＆A-」，20117）高橋佳子，樋上智子，倉本美佳ほか：兵庫医科大学病院薬剤部点眼剤容器の操作性に関する評価1滴滴下に及ぼす点在容器角度の影響．医療薬学30：475-482,2004＊＊＊</p>
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		<title>緑内障患者を対象とした点眼容器のアンケート調査報告</title>
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		<pubDate>Thu, 30 Jan 2020 15:21:41 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科37（1）：100?103，2020?緑内障患者を対象とした点眼容器のアンケート調査報告中道晶子＊1高橋嘉子＊1井上賢治＊1石田恭子＊2富田剛司＊2＊1井上眼科病院＊2東邦大学医療センター大橋病院眼 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科37（1）：100?103，2020?緑内障患者を対象とした点眼容器のアンケート調査報告中道晶子＊1高橋嘉子＊1井上賢治＊1石田恭子＊2富田剛司＊2＊1井上眼科病院＊2東邦大学医療センター大橋病院眼科QuestionnaireSurveyontheEaseofUseofEyeDropContainersinGlaucomaPatientsAkikoNakamichi1）,YoshikoTakahashi1）,KenjiInoue1）,KyokoIshida2）andGojiTomita2）1）InouyeEyeHospital,2）DepartmentofOphthalmology,TohoUniversityOhashiMedicalCenterはじめに緑内障患者の多くは長期にわたり点眼治療を受けている．点眼容器は形状や硬さなどにより使用感が異なり，継続には患者への負担が少ない使用感の良い容器が求められる．さらに高齢者では筋肉や靭帯の柔軟性の低下，また筋肉の減少などにより運動能力が低下している1）．そのため，若年者と比べて点眼の一連の動作が困難となり，点眼容器の使用感がアドヒアランスに影響する可能性があると考えられる．2007年に緑内障患者を対象に実施された点眼容器のアンケート調査報告2）では，もっとも使いやすい容器は参天製薬のデタントール?点眼液であった．この点眼薬には，使用感を追求して同社が開発した「ディンプルボトル?」（以下，DB）という名称の容器が用いられている．その後他社も開発を進め新しい点眼容器が次々に登場した．今回はそれらを含めた現状での点眼容器を評価するために調査を実施した．I対象および方法2017年10月?2018年2月に井上眼科病院に入院した患〔別刷請求先〕中道晶子：〒101-0062東京都千代田区神田駿河台4-3井上眼科病院Reprintrequests：AkikoNakamichi,InouyeEyeHospital,4-3Kanda-Surugadai,Chiyoda-ku,Tokyo101-0062,JAPAN100（100）0910-1810/20/\100/頁/JCOPY者で，DBとそれ以外の点眼容器を含む3種類以上の点眼薬を使用している緑内障患者を対象にした（明らかな手指の障害を有する患者は含まず）．使用中の点眼薬すべてについてアンケート調査を行った．調査項目は「持ちやすさ」「押しやすさ」「キャップ開閉のしやすさ」「液の出かた」「残量の見やすさ」の5項目で，0?5のスコアで回答を求めた．また，点眼容器に関する意見・要望を記載してもらった．得られた回答を点眼容器の形状で集計し，各項目のスコアを比較（Kruskal-Wallis検定）した．また，全症例より75歳以上を抽出し，同様に各項目のスコアを比較した．統計学的検討における有意水準はp＜0.05とした．なお，本調査は井上眼科病院倫理委員会の承認を受け，患者に本調査の主旨を説明し，同意を得たうえで施行した．II結果対象は44名（男性18名，女性26名，49?88歳，平均年齢68.8±9.5歳）で，75歳以上は12名であった．使用中の点眼薬は延べ237剤で，薬剤の種類は46剤で，点眼容器の形状を分類したところ15種類となった．1人の患者が同じ形状の点眼容器を使用していた場合は緑内障点眼薬の回答を優先し，10名以上の回答があった7種類の点眼容器（図1）で比較した．スコアの平均を表1に示す．全体では「持ちやすさ」（p＜0.001）で参天製薬（DB）と千寿製薬（平型容器）のスコアが他の点眼容器に比べて有意に高かった．「押しやすさ」（p＜0.001），「液の出かた」（p＜0.05），「残量の見やすさ」（p＜0.05）でノバルティスファーマ［旧アルコンファーマ］（ラウンド型）と参天製薬（DB以外）のスコアが他の点眼容器に比べて有意に低かった（図2）．75歳以上では「持ちやすさ」（p＜0.05），「押しやすさ」（p＜0.05），「キャップ開閉のしやすさ」（p＜0.05）で参天製薬（DB）と千寿製薬（平型容器）のスコアが他の点眼容器に比べて有意に高かった（図3）．点眼容器に関する患者からの意見・要望を表2に示す．図1比較検討した容器の形状表1スコアの平均n持ちやすさ押しやすさキャップ開閉のしやすさ液の出かた残量の見やすさ44参天製薬（ディンプルボトル?）444.4±0.8＊＊4.1±1.13.8±0.93.6±1.13.4±1.2アルコンファーマ（ラウンド型）393.1±1.32.7±1.3＊＊3.6±0.92.8±1.3＊2.4±1.6＊千寿製薬（平型容器）384.3±0.8＊＊3.8±1.24.1±0.93.6±1.22.7±1.6日本点眼薬研究所（テーパー容器）223.6±1.23.8±1.03.6±1.03.5±0.93.2±1.3参天製薬（ディンプルボトル?以外）143.4±0.92.8±1.3＊＊3.6±1.32.4±1.1＊2.2±1.5＊興和創薬（眼圧降下薬の容器）123.4±1.43.5±1.03.5±1.03.5±1.02.8±1.3ファイザー（ソフトボトル）123.8±0.93.6±1.03.3±1.13.3±0.93.2±1.17512参天製薬（ディンプルボトル?）124.1±0.9＊4.2±1.0＊3.9±1.1＊3.9±1.14.1±1.0アルコンファーマ（ラウンド型）112.6±1.12.3±1.23.4±0.82.6±1.12.2±1.8千寿製薬（平型容器）104.6±0.7＊3.8±1.2＊4.2±0.9＊3.6±1.12.7±2.3参天製薬（ディンプルボトル?以外）73.1±0.72.3±1.12.9±1.52.6±1.31.8±1.3日本点眼薬研究所（テーパー容器）43.3±0.52.5±0.62.8±0.52.8±0.52.7±0.6興和創薬（眼圧降下薬の容器）33.0±03.0±02.7±0.63.0±03.5±2.1ファイザー（ソフトボトル）33.3±0.63.0±03.3±0.63.0±03.5±0.7（＊＊p＜0.001，＊p＜0.05，Kruskal-Wallis検定）持ちやすさ押しやすさキャップ開閉のしやすさアルコンファーマ（ラウンド型）参天製薬（ディンプルボトル?以外）ファイザー（ソフトボトル）興和創薬（眼圧降下薬の容器）日本点眼薬研究所（テーバー容器）千寿製薬（平型容器）参天製薬（ディンプルボトル?）アルコンファーマ（ラウンド型）参天製薬（ディンプルボトル?以外）ファイザー（ソフトボトル）興和創薬（眼圧降下薬の容器）＊＊日本点眼薬研究所（テーバー容器）千寿製薬（平型容器）参天製薬（ディンプルボトル?）アルコンファーマ（ラウンド型）参天製薬（ディンプルボトル?以外）＊＊ファイザー（ソフトボトル）興和創薬（眼圧降下薬の容器）日本点眼薬研究所（テーバー容器）千寿製薬（平型容器）参天製薬（ディンプルボトル?）012345012345012345液の出かた残量の見やすさアルコンファーマ（ラウンド型）参天製薬（ディンプルボトル?以外）ファイザー（ソフトボトル）興和創薬（眼圧降下薬の容器）日本点眼薬研究所（テーバー容器）千寿製薬（平型容器）参天製薬（ディンプルボトル?）アルコンファーマ（ラウンド型）参天製薬（ディンプルボトル?以外）◆ファイザー（ソフトボトル）＊興和創薬（眼圧降下薬の容器）日本点眼薬研究所（テーバー容器）千寿製薬（平型容器）参天製薬（ディンプルボトル?）012345図2全体（＊＊p＜0.001，＊p＜0.05）012345持ちやすさ押しやすさキャップ開閉のしやすさアルコンファーマ（ラウンド型）参天製薬（ディンプルボトル?以外）ファイザー（ソフトボトル）興和創薬（眼圧降下薬の容器）日本点眼薬研究所（テーバー容器）＊千寿製薬（平型容器）参天製薬（ディンプルボトル?）012345アルコンファーマ（ラウンド型）参天製薬（ディンプルボトル?以外）ファイザー（ソフトボトル）興和創薬（眼圧降下薬の容器）日本点眼薬研究所（テーバー容器）＊千寿製薬（平型容器）参天製薬（ディンプルボトル?）012345アルコンファーマ（ラウンド型）参天製薬（ディンプルボトル?以外）ファイザー（ソフトボトル）興和創薬（眼圧降下薬の容器）日本点眼薬研究所（テーバー容器）＊千寿製薬（平型容器）参天製薬（ディンプルボトル?）012345液の出かた残量の見やすさアルコンファーマ（ラウンド型）参天製薬（ディンプルボトル?以外）ファイザー（ソフトボトル）興和創薬（眼圧降下薬の容器）日本点眼薬研究所（テーバー容器）千寿製薬（平型容器）参天製薬（ディンプルボトル?）アルコンファーマ（ラウンド型）参天製薬（ディンプルボトル?以外）ファイザー（ソフトボトル）興和創薬（眼圧降下薬の容器）日本点眼薬研究所（テーバー容器）千寿製薬（平型容器）参天製薬（ディンプルボトル?）012345012345図375歳以上（＊p＜0.05）表2点眼容器に関する患者からの意見・要望・点眼容器の形が色々あって区別しやすいが製薬会社が同じ点眼容器は区別できない・キャップにはかどがついていて欲しい・薬液がどろどろしていると出にくい・キャップ，本体とも小さいと持ちづらい・薬液がどろどろしていると残量が見づらい・開封時のフィルムがわかりづらい・薬液に色がついていると残量がわかりやすい・開封時，フィルムがむきにくい・薬液と点眼容器の色が同じだと残量がわからないIII考按DBは患者の使いやすさを検証して開発された点眼容器である3）．側面のくぼみと柔らかさにより，持ちやすく，弱い力でも容易に点眼できるのが特徴である．全体，75歳以上ともに5項目すべてにおいて良好な結果が得られた．また，参天製薬のDBと旧型容器の比較でも，全体と75歳以上ともに5項目すべてDBのスコアが高かった．点眼容器改良により使用感が向上していた．DBと並びスコアが高かったのが千寿製薬の平型容器であった．この容器も使用性の向上を目的として開発された容器であり，把持部面積の大きい扁平型をしている．点眼容器の改良が患者の使用感向上に寄与したとの過去の報告4）があり，今回の調査でも良好な評価が得られた．両点眼容器は「持ちやすさ」で全体と75歳以上のどちらのスコアも有意に高かったが，「押しやすさ」「キャップ開閉のしやすさ」では全体に差がなかった．この結果の差異は年齢による把持力の差が要因と考えた．患者からの意見に，薬液がどろどろしていると出にくく残量が見づらいとあった．また，薬液に色がついているものは残量がわかりやすいとある一方で，色がついていても薬液と点眼容器の色が同じだとわからないとあった．「液の出かた」では薬液の粘度，「残量の見やすさ」では薬液や点眼容器の色調が評価に影響する可能性があり，この2項目は点眼容器ではなく個々の薬剤でも比較検討すべきであった．本調査参加44名中9名で形状の違いが薬剤を識別する手段の一つとなっていた．各製薬会社で使用感を追究し開発したことによりさまざまな形状の点眼容器があるが，同じ製薬会社の点眼容器は形状が同じものが多い．キャップの色で識別している患者もいるが，誤認のリスクがある5）．また，色覚が低下した患者では識別が困難となる．識別手段の工夫は，個々の患者への対応となるため，医療者の配慮が必要となる．結論として，DBと平型容器は使いやすい点眼容器であり，改良によって使用感が向上していた．文献1）小長谷百絵，林みつる，いとうたけひこほか：高齢者にとっての点眼容器の使いやすさに関する研究．人間工学51：441-448,20152）兵頭涼子，溝上志朗，川﨑史朗ほか：高齢者が使いやすい緑内障点眼容器の検討．あたらしい眼科24：371-376,20073）東良之：医療過誤防止と情報色情報による識別性の向上?参天製薬の医療用点眼容器ディンプルボトルの場合?．医薬品情報学6：227-230,20054）鎌尾知行，溝上志朗，浪口孝治ほか：点眼容器の形状と色調が緑内障患者の使用性に与える影響．あたらしい眼科35：258-262,20185）高橋嘉子，井上結美子，柴田久子ほか：緑内障点眼薬識別法とリスク要因．あたらしい眼科29：988-992,2012◆＊＊</p>
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		<title>点眼容器の形状と色調が緑内障患者の使用性に与える影響</title>
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		<pubDate>Tue, 27 Feb 2018 15:22:26 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科35（2）：258.262，2018c点眼容器の形状と色調が緑内障患者の使用性に与える影響鎌尾知行＊1溝上志朗＊2浪口孝治＊1篠崎友治＊3田坂嘉孝＊2,3白石敦＊1＊1愛媛大学大学院医学系研究科眼科 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科35（2）：258.262，2018c点眼容器の形状と色調が緑内障患者の使用性に与える影響鎌尾知行＊1溝上志朗＊2浪口孝治＊1篠崎友治＊3田坂嘉孝＊2,3白石敦＊1＊1愛媛大学大学院医学系研究科眼科学講座＊2愛媛大学大学院医学系研究科視機能再生学講座＊3南松山病院眼科CIn.uenceofEyedropContainerPropertyandVisibilityonUsabilitybyPatientswithGlaucomaTomoyukiKamao1）,ShiroMizoue2）,KojiNamiguchi1）,TomoharuShinozaki3）,YoshitakaTasaka2,3）andAtsushiShiraishi1）1）DepartmentofOphthalmology,EhimeUniversityGraduateSchoolofMedicine,2）DepartmentofOphthalmologyandRegenerativeMedicine,EhimeUniversityGraduateSchoolofMedicine,3）DepartmentofOphthalmology,Minami-MatsuyamaHospital目的：緑内障患者が点眼しやすい容器の形状と色調を調査する．対象および方法：対象は，南松山病院に通院中の緑内障患者C100例（男性C49例，女性C51例，平均年齢C64.6±13.5歳）．「ルミガンR点眼液C0.03％」容器の旧型と新型で，キャップの大きさ，キャップの開閉操作のしやすさ，容器の持ちやすさ，容器の押しやすさ，1滴量の滴下のしやすさについての聞き取り比較調査を行った．つぎに，容器の色調が異なるC3種類の現行型の容器で白色ノズルの視認性を調査した．結果：キャップの大きさ，容器の持ちやすさ，容器の押しやすさ，1滴量の滴下のしやすさは新型の評価が高く（p＜0.0001），総合的にも新型を好む者が多かった（p＜0.0001）．ノズルの視認性は，緑色，褐色，灰白色の容器の順に評価が高く，各群間に差を認めた（p＜0.0001）．結論：点眼容器の形状と色調は，ともに緑内障患者の使用性に影響する．CPurpose：Toinvestigatethein.uenceofeyedropcontainershapeandcolorcombinationonusabilityandvisi-bilityCinCglaucomaCpatients.CSubjectsandMethods：ThisCcaseCseriesCstudyCcomprisedC100CglaucomaCpatients（49malesCandC51Cfemales）atCMinami-MatsuyamaCHospitalCfromCDecemberC2015CtoCMarchC2016.CAllCpatientsCwereCscoredCasCtoCusabilityCofCconventionalCandCcurrentCtypeCLumiganRCeyedropCcontainersCviaCquestionnaires,CrankingCvisibilityamong3di.erentcolorcombinationsofeyedropnozzles.Results：Thecurrenttypewassigni.cantlybet-terastocapsizes,bottlehandling,bottlesqueezingandfeelingofdrippingonedropthantheconventionaltype（p＜0.0001）.Amongthethreecontainers,colorevaluationswerehighintheorderofgreen＞brown＞grayish-white（p＜0.0001）.Conclusion：OurCresultsCsuggestCthatCeyedropCcontainerCusabilityCandCvisibilityCareCa.ectedCbyCcon-tainershapeandcolorcombination.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）35（2）：258.262,C2018〕Keywords：点眼容器，緑内障，使用性，視認性．eyedropcontainer,glaucoma,usability,visibility.Cはじめに点眼容器は形状や硬さ，キャップの大きさなどにより持ちやすさ，さしやすさ，開閉操作などの使用性が異なり1），患者は使用性に優れた点眼容器を支持することから2,3），点眼容器の使用性改善により点眼アドヒアランスの向上も期待できる．近年，プロスタグランジン関連薬の一つである「ルミガンR点眼液C0.03％」（以下，ルミガン）の容器が使用性の向上を目的として変更されたが4），実際に緑内障患者の使用性にどのような影響を与えたかに関してはまだ検討されていない．一方，視野障害を有する緑内障患者では，健常者に比べ点眼の際にノズル視認性に劣るため，眼表面への適切な滴下が困難であり5），より視認性の高いノズルを有する点眼容器が〔別刷請求先〕鎌尾知行：〒791-0295愛媛県東温市志津川愛媛大学大学院医学系研究科眼科学講座Reprintrequests：TomoyukiKamao,M.D.,Ph.D.,DepartmentofOphthalmology,MedicineofSensoryFunction,EhimeUniversityGraduateSchoolofMedicine,Shitsukawa,Toon,Ehime791-0295,JAPAN258（98）望ましい．しかしながら，筆者らが調べた限りではこれまで点眼容器の色調の違いがノズルの視認性に与える影響に関する検討もされていない．そこで今回，緑内障性視野障害を有する緑内障患者を対象として，ルミガンの旧型と新型容器（図1a）の使用性に関するインタビュー調査を行った．同様に，ノズル先端と点眼容器の色コントラストが視認性に与える影響について，同一の白色のノズルを有しながら容器の色が異なる，褐色のルミガン新型容器，緑色の「アイファガンCR点眼液C0.1％」（以下，アイファガン）容器，および灰白色容器（以下，コントロール）（図1b）を用いて検討した．CI対象および方法対象はC2015年C12月.2016年C3月に南松山病院眼科を受診した緑内障患者のなかから本研究に同意が得られた満C20歳以上の男女で，片眼もしくは両眼に緑内障性視野障害を認める患者を選択した．なお，過去にルミガンと同形状の点眼容器の使用経験がある者，手指の運動障害により点眼操作が不可能な者は除外した．点眼容器の使用性の調査は，評価者が被験者に開封済みのルミガンの新旧容器を渡し，キャップや容器の把持，開閉操作，点眼操作をさせた後，キャップと容器の使用性に関する5項目について，既報1）に準じて評価させた（表1）．最後に継続して使用したい点眼容器を選択させた．ノズルの視認性の調査は，キャップをはずしたルミガン新型，アイファガン，コントロールの三つの点眼容器を被験者に擬似点眼操作をさせ，対象眼に実際に点眼する距離まで容器を近づけたときのノズル先端の視認性を順位づけさせた．評価する容器の順番はアトランダムに割り付けた．対象眼はHumphrey自動視野計のCMD（meanCdeviation）の低値側とした．さらに視認性に関与する因子を調べるため，ノズルと各容器の色差およびコントラスト比を測定した．色差は，ノズルとそれぞれの容器のCL＊a＊b＊表色系を分光測色計（コニカミノルタ製，CM-5）にて測定し，色差（CΔE＊ab）を評価した6）．コントラスト比は，ノズル（白）とそれぞれの容器（緑色，褐色，灰白色）の輝度を二次元輝度計（コニカミノルタ製CA-2500）にてC3回測定し，輝度の比の平均を算出した．統計解析にはCJMPCR11.2（SASCinstitute,CNorthCCarolina,USA）を用いた．使用性のC5項目はC1.5点で点数化し，各項目についてルミガン旧型と新型でCWilcoxon符号順位検定旧型新型253522142121211717（mm）2123正面側面正面側面a：ルミガンR点眼液C0.03％（ルミガン）旧型と新型容器のキャップと容器写真．新型はキャップが小型化，容器が大型化し，形状が円柱から扁平型に変更された．ルミガン新型アイファガンコントロールb：褐色容器ルミガン新型，緑色容器アイファガンCR点眼液C0.1％（アイファガン），灰白色容器（コントロール）のキャップをはずしノズル側より撮影した写真．図1調査に使用した点眼容器表1使用性のアンケート調査の設問と選択肢小さすぎやや小さいちょうどよいやや大きい大きすぎ1．キャップの大きさ（1点）（3点）（5点）（3点）（1点）開けやすいやや開けやすいふつうやや開けにくい開けにくい2．キャップの開閉操作のしやすさ（5点）（4点）（3点）（2点）（1点）持ちやすいやや持ちやすいふつうやや持ちにくい持ちにくい3．容器の持ちやすさ（5点）（4点）（3点）（2点）（1点）硬すぎやや硬いちょうどよいやや軟らかい軟らかすぎ4．容器の押しやすさ（1点）（3点）（5点）（3点）（1点）出すぎるやや出すぎるちょうどよいやや出にくい出にくい5．1滴量の滴下のしやすさ（1点）（3点）（5点）（3点）（1点）旧型容器がよい6．総合評価新型容器がよいキャップの大きさ，開閉操作のしやすさ，容器の持ちやすさ，押しやすさ，1滴量の滴下のしやすさのC5項目をルミガン新旧容器それぞれについて，5段階評価させた．最後に総合評価として継続して使用したいと考える点眼容器を選択させた．キャップの大きさ＊Wilcoxon符号順位検定1滴量の＊キャップの開閉操作＊滴下のしやすさ容器の押しやすさ＊容器の持ちやすさ＊新型4.46±1.023.66±1.114.04±1.074.32±1.144.18±1.14p＜0.0001p＝0.0927p＜0.0001p＜0.0001p＜0.0001図2使用性の平均スコア灰色五角形が旧型容器，黒線五角形が新型容器のC5項目それぞれの平均スコアのレーダーチャート．キャップの大きさ，容器の持ちやすさ，容器の押しやすさ，1滴量の滴下のしやすさは，有意に新型の評価が高かった（＊p＜0.0001，Wilcoxon符号順位検定）を行った．総合評価はC1変量のCc2検定で解析した．視認性はCSteel-Dwass法による多重比較を行った．有意水準は5％とした．本研究を実施するに際し，事前に愛媛大学医学部附属病院臨床研究審査委員会（1511007）の承認を得た．また，UMIN臨床試験登録に登録したうえで施行した（UMIN000020122）．なお，本研究に使用したルミガン新旧型製品およびルミガン新型，アイファガン，コントロールの空き容器は千寿製薬より提供を受け，受託研究として行った．CII結果対象として選択されたのはC100例（男性C49例，女性C51例，平均C64.6C±13.5歳：34.88歳）だった．対象の緑内障罹病期間は平均C7.2C±5.2年：0.5.22年，使用緑内障点眼剤数は平均C1.3C±0.7剤（0.3剤），有水晶体眼C69眼，眼内レンズ挿入眼C31眼，近見視力は平均C0.32C±0.47（0.1.1.0），Hum-phrey自動視野計のCMD値は平均C.12.94±7.70CdB（C.32.07..0.76CdB）であった．白内障による視力低下を認めた症例はなかった．点眼容器の使用性は，キャップの大きさに関しては，ちょうどよいと答えたのは旧型がC39例（39.0％）に対して，新型がC76例（76.0％）であった．キャップの開閉操作のしやすさは，開けやすいと答えたのは旧型がC26例（26.0％）に対して，新型がC32例（32.0％）であった．容器の持ちやすさは，持ちやすいと答えたのは旧型がC13例（13.0％）に対して，新型が42例（42.0％）であった．容器の押しやすさは，ちょうどよいと答えたのは旧型がC19例（19.0％）に対して，新型がC71例（71.0％）であった．1滴量の滴下のしやすさはちょうどよいと答えたのは旧型がC32例（32.0％）に対して，新型が63例（63.0％）であった．キャップの大きさ，容器の持ちやすさ，容器の押しやすさ，1滴量の滴下のしやすさのC4項目については，新型が旧型より有意に使用性が高いという結果であった（Wilcoxon符号順位検定，p＜0.0001）．2容器それぞれで使用性の評価結果の平均スコアを算出したレーダーチャートを図2に示した．点眼容器の使用性と患者背景の関連を調べるため，使用性のスコアと年齢の相関を検討した．新型はキャップの開閉操作と年齢に正の，旧型はキャップの大きさ，容器の押しやすさ，1滴の落としやすさと年齢に負の相関を認めた（Spearmanの順位相関係数＝0.2899，C.0.2068，C.0.3477，C.0.2876，p＝0.0034，0.0390，0.0004，0.0037）．一方，男女C2群で使用性を比較したが，スコアは有意差を認めなかった．また，継続して使用したいと考える点眼容器については，旧型を選んだのがC21名（21.0％）だったのに対して，新型を選択したのがC79名（79.0％）で，総合的に新型を好む者が多かった（Cc2検定，p＜0.0001）．つぎに，点眼容器の視認性は，1位に順位付けされたのがルミガン新型C19例（19.0％），アイファガンC69例（69.0％），コントロールC12例（12.0％）であった（図3）．2位はルミガ■ルミガン新型■アイファガン■コントロール9080706050403020100例数1位2位3位図3視認性の順位1位はルミガン新型C19例，アイファガンC69例，コントロールC12例．2位はルミガン新型C73例，アイファガンC22例，コントロールC5例，3位はルミガン新型8例，アイファガンC9例，コントロールC83例であった．アイファガン，ルミガン新型，コントロールの順で有意に視認性が優れていた（Steel-Dwass法，p＜0.0001）．ン新型がC73例（73.0％），3位はコントロールがC83例（83.0％）ともっとも多く，視認性はアイファガン，ルミガン新型，コントロールの順で優れていた（Steel-Dwass法，p＜0.0001）．近見視力，中心窩閾値の中央値，0.4，34CdBを閾値としてC2群に分けて視認性を検討したが，同様の結果であり，視機能の良否にかかわらずアイファガンの視認性が優れていた．最後に，ノズルとルミガン新型，アイファガン，コントロールのC3つの点眼容器の色差（CΔE＊ab）は，それぞれC15.4，21.2，7.1であった．コントラスト比は，それぞれC2.14C±0.09，2.10C±0.24，1.21C±0.06であった（表2）．CIII考按ルミガンの新旧容器の使用性の比較では，新型容器のほうが，キャップの大きさ，容器の持ちやすさ，容器の押しやすさ，およびC1滴量の滴下のしやすさのC4項目で，旧型容器よりも優れていた．なお，今回の調査では，使用経験の有無によるバイアスを排除するため，過去に新旧容器の使用経験のない者を対象として選択している．新型容器の大きな改良点としては，容器が円柱型から把持部面積の大きい扁平型になり，キャップが小型化したことがあげられる．とくに，容器の持ちやすさやと押しやすさに関しては，過去の報告でも把持部に十分な高さをもつものや凹みを有しているものが優れるとされており1），今回の把持部面積の大きい扁平型の新型容器が高く評価された結果は矛盾しない．また，キャップの大きさ，容器の押しやすさ，1滴の落としやすさのスコアは，旧型容器では年齢と負の相関を認めたが，新型容器では相関を認めなかった．つまり旧型容器は高齢者ほど使用性が悪いと評価しているが，新型容器は改善されていることが示唆される．表2ノズル先端と容器の色差，コントラスト比色差Cルミガン新型15.4Cアイファガン21.2Cコントロール7.1コントラスト比C2.14±0.09C2.10±0.24C1.21±0.06C一方，キャップの開閉操作については新旧容器間で使用性に差がなかった．円柱型のキャップを有する旧型に対し，新型はC10角形に成形され，把持性を向上させるためにキャップ全体に縦方向のねじれをつけているが，その使用感に差はみられなかった．しかし，新型容器は年齢と使用性に正の相関を認めたため，高齢者においては高評価を得ている．新型容器は旧型容器よりもC1滴量の滴下のしやすさに優れていた．新型容器では，旧型よりも軽いスクイズ力でC1滴目が滴下可能で，2滴目の滴下に要するスクイズ力は旧型よりも大きくなるように設計されていることで4），1滴を点眼しやすく，連続で射出されにくい構造になっている．この容器の物性の改良点が，患者の使用感の向上に寄与したと推測される．今回の調査では約C8割の患者が旧型容器よりも新型容器を支持した．この結果は，形状と物性の両面からの改良が反映された結果と推測されるが，旧型容器を好む患者も約C2割存在した．この結果は，点眼容器の好みには，手指の大きさやスクイズ力の違いなどの身体的要因，あるいは過去にどのような点眼容器をどれくらいの期間使用してきたかなどの経験的要因など，さまざまな因子が影響する可能性が考えられる．白色のノズルの視認性については，もっとも優れていたのは点眼容器が緑色のアイファガンであり，褐色のルミガン新型容器と灰白色のコントロールと続いた．この結果は視機能に影響されなかった．分光測色計を用いた色差の評価でもアイファガン，ルミガン新型容器，コントロールの順番であり，ノズル先端と容器の形状はC3容器ともに同一であることから，ノズルと点眼容器の配色やコントラスト比が視認性に影響を与えたことが示唆された．緑内障患者では色覚やコントラスト感度が低下しているため7,8），ノズルの視認が困難な患者が多く，とくに緑内障点眼薬の容器の設計にあたっては，配色やコントラスト比に留意する必要性が示唆された．以上，今回の結果より，点眼容器の形状や物性の改良以外にも，ノズルと容器の色コントラストを改善することは，患者の使用性の向上と，アドヒアランスの向上につながる可能性が示された．本稿の要旨は第C27回日本緑内障学会にて発表した．文献1）兵頭涼子，溝上志朗，川﨑史朗ほか：高齢者が使いやすい緑内障点眼容器の検討．あたらしい眼科24：371-376,C20072）兵頭涼子，林康人，鎌尾知行ほか：プロスタグランジン点眼容器の使用性の比較．あたらしい眼科C27：1127-1132,C20103）兵頭涼子，林康人，溝上志朗ほか：押し圧力と滴下時間が点眼容器の使用性に与える影響．あたらしい眼科C28：C1050-1054,C20114）大塚忠史：点眼アドヒアランスの向上を指向した医療用点眼容器の開発．人間生活工学12：32-38,C20115）SleathCB,CBlalockCS,CCovertCDCetCal：TheCrelationshipCbetweenCglaucomaCmedicationCadherence,CeyeCdropCtech-nique,CandCvisualC.eldCdefectCseverity.COphthalmologyC118：2398-2402,C20116）小松原仁：色差式の開発動向．照明学会誌C76：496-499,C19927）BullCO：BemerkungenCuberCdenCFarbensinnCunterCver-schiedenenCphysiologischenCundCpathologischenCVerhalt-nissen.CAlbrechtCvonCGraefesCArchivCfurCOphthalmologieC29：71-116,C18838）CampbellCFW,CGreenCDG：OpticalCandCretinalCfactorsCa.ectingvisualresolution.JPhysiolC181：576-593,C1965＊＊＊</p>
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		<title>押し圧力と滴下時間が点眼容器の使用性に与える影響</title>
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		<pubDate>Sat, 30 Jul 2011 15:31:50 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[1050（14あ6）たらしい眼科Vol.28，No.7，20110910-1810/11/\100/頁/JC（O0P0Y）《原著》あたらしい眼科28（7）：1050?1054，2011c〔別刷請求先〕兵頭涼子：〒791- [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>1050（14あ6）たらしい眼科Vol.28，No.7，20110910-1810/11/\100/頁/JC（O0P0Y）《原著》あたらしい眼科28（7）：1050?1054，2011c〔別刷請求先〕兵頭涼子：〒791-0952松山市朝生田町1-3-10南松山病院眼科Reprintrequests：RyokoHyodo,DepartmentofOphthalmology,MinamimatsuyamaHospital,1-3-10Asoda-cho,Matsuyama,Ehime791-0952,JAPAN押し圧力と滴下時間が点眼容器の使用性に与える影響兵頭涼子＊1林康人＊1,2,3溝上志朗＊2,3宮田佳代子＊1鎌尾知行＊1吉川啓司＊4大橋裕一＊2＊1南松山病院眼科＊2愛媛大学大学院医学系研究科医学専攻高次機能制御部門感覚機能医学講座視機能外科学＊3愛媛大学視機能再生学（南松山病院）寄附講座＊4吉川眼科クリニックEffectofSqueezingPressureandDroppingTimeonEyedropContainerUsabilityRyokoHyodo1）,YasuhitoHayashi1,2,3）,ShiroMizoue2,3）,KayokoMiyata1）,TomoyukiKamao1）,KeijiYoshikawa4）andYuichiOhashi2）1）DepartmentofOphthalmology,MinamimatsuyamaHospital,2）DepartmentofOphthalmology,MedicineofSensoryFunction,3）DivisionofVisualFunctionRegeneration,EhimeUniversityGraduateSchoolofMedicine,4）YoshikawaEyeClinic目的：点眼容器から1滴を滴下する際の押し圧力と滴下時間を変化させたとき容器の使用性に与える影響を評価することにより，点眼容器の適切な押し圧力と滴下時間を決定する．方法：定圧（10N）で加圧したときの滴下時間が0.5秒未満，0.5?1.0秒，1.5?2.0秒，2.0?5.0秒となる4種類の点眼容器を準備した（容器A，容器B，容器C，容器D）．点眼治療の経験がない健康有志者114名（男性60名，女性54名，平均年齢54.0±16.8歳）が各容器につき5回ずつ模擬点眼動作を行い，その際，拇指が点眼容器を押す押し圧力を触覚圧力センサーで測定した．点眼動作のあと，点眼容器の使用感に対するアンケート調査を行った．結果：圧力センサーにより算出された平均最大押し圧（容器A：1,242±308g/cm2，容器B：1,785±225g/cm2，容器C：967±270g/cm2，容器D：1,659±222g/cm2）と平均滴下時間（容器A：1.9±0.8秒，容器B：3.5±1.1秒，容器C：1.6±0.7秒，容器D：2.8±0.9秒）は各点眼容器により有意に異なった（対応のあるt検定，p＜0.0001）．アンケート調査では容器Cの使用感が最も良く，容器Bが最も評価が劣っていた（Wilcoxonの符号付順位検定，p＜0.0001）．使用性に影響を与える因子の検討では平均最大押し圧力の寄与（寄与率：0.2516）が最も大きかった（重回帰分析）．平均最大押し圧力が500?1,500g/cm2で平均滴下時間が1?2秒の領域では94.8％が「使える」と回答したのに対し，平均最大押し圧力1,500g/cm2以上かつ平均滴下時間2秒以上では「使いたくない」が70.1％であった．結論：平均最大押し圧力と平均滴下時間は点眼容器の使用性に影響を与える．Purpose：Todeterminethesuitablepressureanddurationrequiredtosqueezeasingledropfromvariouseyedropcontainers,usabilitywasevaluatedwhensqueezingpressureandeyedrop-releasetimewerealtered.Methods：Wepreparedfoureyedropcontainersthatrequirelessthan0.5,0.5?1.0,1.5?2.0or2.0?5.0secondstosqueezeoutadropwithaforceof10N.ThesecontainerswererandomlydesignatedContainerA,ContainerB,ContainerCandContainerD.Healthyvolunteers（114individuals；60males,54females；averageage：54.0±16.8yrs）,withnoexperienceofeyedroptherapysqueezed1dropfromeachcontainer5times.Weusedatactilepressuresensorforreal-timemeasurementofthumbpressureagainstaside-wallofthecontainersduringsqueezing.Afterhandlethecontainers,thevolunteersfilledoutaquestionnairerelatingtocontainerusability.Results：Judgingbypressuresensordatafromtheparticipants,theeyedropcontainersdiffersignificantly（pairedt-test,p＜0.05）intermsofaveragemaximumpressure（ContainerC：967g/cm2,ContainerA：1,242g/cm2,ContainerD：1,659g/cm2,ContainerB：1,785g/cm2）andaverageeyedrop-releasetime（ContainerC：1.6sec,ContainerA：1.9sec,ContainerD：2.8sec,ContainerB：3.5sec）.Judgingfromthequestionnairesresults,thebestcontainerwasContainerCandtheworstcontainerwasContainerB（Wilcoxonsigned-ranktest,p＜0.0001）.Onthebasisofthemultipleregressionanalysisresults,themosteffectivefactorinregardstousabilitywasaveragemaximumpressure（contributionratio：0.2516）.Intheareaof500?1,500g/cm2pressurewithin1?2sec,94.8％ofvolunteersanswered“usable,”whereas70.1％answered“notusable”intheareaofover1,500g/cm2pressureand2sec.（147）あたらしい眼科Vol.28，No.7，20111051はじめに点眼容器の性状の違いは点眼の使用性に影響する．筆者らはそのなかでも，点眼容器の硬さやキャップの大きさが使用性に多大な影響を与えることを報告した1,2）．今後とも，点眼薬は眼科治療において重要な地位を占めていくと予想されるが，治療の成否はアドヒアランスに大きく依存している．点眼治療のアドヒアランス向上のためには点眼しやすい容器であることが好ましい．そのためには，点眼容器の使用性の客観的な評価法の開発と数値目標の設定に基づいた優れた点眼容器の開発が必要であると考えられる．以前，筆者らの研究グループは点眼時に感じる容器の硬さを客観的に評価する方法として，点眼操作時の押し圧力変化を触覚センサーによりリアルタイムに測定する手法が有用であることを明らかにしている3）．そこで本研究においては，一定の押し圧力において滴下時間の異なる4種類の標準容器を用い，使用性に影響を与える因子の解析を試みた．I対象および方法1.対象と臨床研究の審査今回の臨床研究を実施するに際し，事前に南松山病院臨床研究審査委員会（IRB）の承認を受けた．当院の職員または眼科通院中の患者のうち，点眼を常用せず，かつ，上肢に不自由を認めない健常人で，書面による説明と同意が得られた成人男女を対象とした．2.点眼容器の準備点眼容器のノズルの内径を変化させることにより，10Nの力で押したときの滴下時間がそれぞれ0.5秒未満，0.5?1.0秒，1.5?2.0秒，2.0?5.0秒になるように調整4）された4種類の点眼容器を参天製薬株式会社（大阪）より入手した（図1A?D）．検者が点眼容器の性状が識別できないように，4種類の点眼容器は今回の研究には直接参加しない者（Y.O.）によりA，B，CおよびDの符号が付けられた．点眼容器の内容は注射用蒸留水（大塚蒸留水，大塚製薬工場，徳島）をノズル部分より吸引し，測定時に液量が容器の1/2?2/3になるように調整した．3.圧力計測システムPressureProfileSystems社（米国ロサンゼルス）製DigiTactsTactilePressureSensor（センシング圧力パッド直径10mm）（以下，触覚センサー）を用い，付属インターフェイスボード経由で，付属の専用解析ソフトをインストールしたデスクトップコンピュータ（Presario5000，Compaq，USA）のUSBポートに接続した3）（図1E，F）．4.点眼容器押し圧力の計測被検者に本調査の趣旨を十分に説明したのち，4種類の点眼容器の検査順が均等になるように直接検査に参加しないK.Y.により作製されたラテン方格で決定した順に従い（無作為化），各点眼容器について以下の検査を行った．まず検者が点眼容器側面のディンプルの中央に触覚センサーを両面テConclusion：Averagemaximumpressureandaverageeyedrop-releasetimeaffecteyedropcontainerusability.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）28（7）：1050?1054,2011〕Keywords：点眼容器，圧力センサー，使用性．eyedropbottle,pressuresensor,usability.図1点眼容器と押し圧力測定装置A：使用した点眼容器の写真．把持部分の側面にはディンプルが存在する．容器に1/2?2/3の蒸留水を吸引して使用した．B：点眼容器のノズル部分の設計図．ノズル部分の流出孔の直径（矢印）を変化させることで，滴下時間を調整するよう設計されている．C：ノズル部分の先端部の断面．D：滴下時間測定装置（ユニコン，石川県）で滴下時間測定を測定している様子．金属棒（直径10mm）を10Nで押し込み，赤外線センサーによって滴下液が容器から離れる瞬間を感知するようにできている．10N加圧時の滴下時間が0.5秒未満，0.5?1.0秒，1.5?2.0秒，2.0?5.0秒になるよう調節された4種類の点眼容器を準備した．E：押し圧力測定のパッドはディンプルの片方に両面テープで接着した．F：拇指側に押し圧力測定のパッドがくるように2指法で把持し，透明シャーレの上に模擬点眼を行った．1052あたらしい眼科Vol.28，No.7，2011（148）ープ（ナイスタック，ニチバン，東京）で装着し，ノズルが上に向いた状態で被検者の利き手の拇指が触覚センサーにあたるように検者の胸の高さで手渡した．つぎに被検者の利き手側の眼の上に設置した透明シャーレの上まで被検者の点眼容器を把持した手を移動させ，ノズルを真下に向けて，点眼容器の内容液を1滴滴下するように求めた．その後，ノズルを上に向けた後，点眼容器を胸の高さまで戻した．この操作を5回くり返した直後に，その点眼容器の使用感についてのアンケート調査（表1）を行った．5.データの解析点眼容器ごとの加圧開始から滴下までに要した時間の平均値（平均滴下時間）と，拇指にかかった最大押し圧力の平均値（平均最大押し圧力）を被検者ごとに算出した．点眼容器間の比較は対応のあるt検定を，使用感のアンケート調査にはWilcoxonの符号付順位検定を用いた．検定結果はp＜0.05の場合，有意であると判定した．使用性へ影響を与える因子の検討には重回帰分析（ステップワイズ法）を使用した．統計的検討はJMPver.7.0.1（SAS，東京）を用いて行った．II結果1.被検者の年齢分布今回の研究に参加した被検者は26?87歳の114名（男性60名，女性54名，平均年齢54.0±16.8歳）でその年齢分布を図2に示す．2.押し圧力の解析4種類の点眼容器の平均滴下時間と平均最大押し圧力の結果を表2に示す．平均滴下時間は容器C（1.6±0.7秒），容器A（1.9±0.8秒），容器D（2.8±0.9秒），容器B（3.5±1.1秒）の順で延長し，すべての容器間で有意差がみられた（対応の30201020～2930～3940～4950～5960～6970～7980～人数年齢（歳）図2被検者の年齢分布表1点眼容器使用感のアンケート調査用紙期（容器記号）第1期（）第2期（）第3期（）第4期（）容器の使いよさa：使いたくないb：まあ使えるc：問題なく使える「a：使いたくない」場合の理由（重複選択可）滴下が速すぎる滴下が遅すぎる滴下にむらがある柔らかすぎる硬すぎる滴下に要する時間に関する要望a：速い方がよいb：よいc：遅い方がよい押し圧力に関する要望a：柔らかい方がよいb：よいc：硬い方がよい表24種類の点眼容器の平均滴下時間と平均最大押し圧力の結果容器A容器B容器C容器D平均滴下時間（sec）平均1.93.51.62.8最大4.96.54.95.4最小0.61.50.61.2標準偏差0.81.10.70.9平均最大押し圧力（g/cm2）平均1,2421,7859671,659最大2,0182,1901,6192,020最小5511,036336660標準偏差308225270222（149）あたらしい眼科Vol.28，No.7，20111053あるt検定，p＜0.0001）．平均最大押し圧力についても同様に容器C（967±270g/cm2），容器A（1,242±308g/cm2），容器D（1,659±222g/cm2），容器B（1,785±225g/cm2）の順で増加し，すべての容器間で有意差がみられた（対応のあるt検定，p＜0.0001）．3.使用感のアンケート結果4種類の使用感のアンケート調査の結果（表3），容器C，容器A，容器D，容器Bの順で「問題なく使える」が多く，「問題なく使える」，「まあ使える」「使いたくない（3つを纏めたもの）」の3項目でWilcoxonの符号付順位検定を行った結果，すべての容器間で有意差（p＜0.05）を得た．個々の被検者における点眼容器ごとの平均最大押し圧力と平均滴下時間と使用感アンケート調査の結果を合わせたグラフを図3に示す．さらにこれら4種類の容器を合わせた結果を図4に示す．図4図3の4種類の点眼容器の平均最大押し圧力と平均滴下時間と使用感アンケート調査を合わせた結果使用感が「問題なく使える」が青色丸，「まあ使える」を黄色丸，「使いたくない」を赤色丸で表した．2,5002,0001,5001,0005000押し圧力（g/cm2）01234567滴下時間（sec）2,5002,0001,5001,0005000押し圧力（g/cm2）01234567滴下時間（sec）容器A2,5002,0001,5001,0005000押し圧力（g/cm2）01234567滴下時間（sec）容器C2,5002,0001,5001,000500001234567滴下時間（sec）容器D押し圧力（g/cm2）2,5002,0001,5001,0005000押し圧力（g/cm2）01234567滴下時間（sec）容器B図3各点眼容器の平均最大押し圧力と平均滴下時間と使用感アンケート調査の結果使用感が「問題なく使える」が青色丸，「まあ使える」を黄色丸，「使いたくない」を赤色丸で表した．表34種類の点眼容器の使用感アンケート調査の結果容器A容器B容器C容器D問題なく使える4616314まあ使える46163538使いたくない（遅すぎる・硬すぎる）1092259使いたくない（速すぎる・柔らかすぎる）92142使いたくない（むらがある）3101無回答0200合計1141141141141054あたらしい眼科Vol.28，No.7，2011（150）4.使用性へ影響を与える因子の検討目的変数を使用感，従属変数を性別，年齢，平均最大押し圧力，平均滴下時間として重回帰分析（ステップワイズ法）を行った．寄与率は平均最大押し圧力が最も大きく（0.2516），平均滴下時間（0.0487），年齢（0.0073）の順になった．III考按今回の検討を通じて，点眼容器から1滴を滴下するための押し圧力と滴下時間とが点眼容器の使用感を規定することが明らかとなった．眼科治療における点眼薬の重要性については言を待たないが，点眼治療のアドヒアランスを高めるうえで，点眼容器の使用感は，点眼回数や点眼時の刺激性とともに，最も重要な因子の一つと考えられる．今回の研究は二重盲検法を採用したため，検者が，どの点眼容器が10N加圧時に何秒必要であるかを知らない状態でデータ解析まで行った．また，検査順により被検者が先に検査した点眼容器により判断が変化する（たとえば，硬い点眼容器のあとに触った点眼容器は柔らかく感じるなど）バイアスを最小限にするため，検査順が平等になるように作製されたラテン方格を使用して無作為化を施した．キーオープンの結果，容器Cは0.5秒未満，容器Aは0.5?1.0秒，容器Dは1.5?2.0秒，容器Bは2.0?5.0秒であることがわかった．同じ点眼容器であっても平均最大押し圧力と平均滴下時間には被検者間で大きなばらつき（図3）があることがわかったが，平均すると（表2）予想どおり，容器C，容器A，容器D，容器Bの順で平均最大押し圧力は増加し，平均滴下時間が延長していることがわかる．先に，筆者らは，上市された8種類の緑内障点眼薬1滴を滴下するための平均最大押し圧力に，731g/cm2から3,544g/cm2までの大きなばらつきがあることを報告した3）．さらに，アンケート調査1）においても，点眼薬間の使用感には大きなばらつきがあり，特に，押し圧力が3,544g/cm2であった点眼薬において患者が点眼を不快に感じているという結果を得た．一方，点眼薬使用感のアンケート調査によって評価の高かった点眼薬の場合，一人の被検者による測定で，平均最大押し圧力が1,000g/cm2付近，平均滴下時間が2秒付近であり，この付近の数値において最も使用感の良いものとおおむね予測できる．しかしながら，これらの結果は間接的であり，しかも，容器形状による使用感の差も加わるため，誤差が存在する可能性は否定できない．そこで今回の研究では，容器形状を一定にするなかで，ノズル部分の内径を変化させた容器を特別に準備し，多数のボランティアを用いて，平均最大押し圧力と平均滴下時間の計測と使用感のアンケート調査を行った．その結果，同じ容器形状であっても，個人により，平均最大押し圧力と平均滴下時間にばらつきが存在することが判明した．たとえば，平均最大押し圧力500?1,500g/cm2かつ平均滴下時間1?2秒の条件（図4の青枠で示した領域）において，「問題なく使える」60名（62.5％），「まあ使える」31名（32.3％），「使いたくない」5名（5.2％）となったことから，この領域に至適条件が存在すると考えられるが，一方で，平均最大押し圧力1,500g/cm2以上かつ平均滴下時間2秒以上（図4の赤枠で示した領域）では「問題なく使える」11名（6.2％），「まあ使える」42名（23.7％），「使いたくない」124名（70.1％）となり，この領域に入る点眼薬には改善が必要と考えられる．今回の検討に用いた容器は，ノズル開口部の径以外は同じ形状であり，内容液も蒸留水であったが，点眼薬の平均最大押し圧力と平均滴下時間に関係するパラメータは，薬液の粘性や容器本体の立体的形状，素材の硬さ，ノズル部分の形状など数多く存在するため，理想的な点眼容器の設計は決して単純なものではない．以前，緑内障点眼薬を調査したスタディでは，平均最大押し圧力500?1,500g/cm2かつ平均滴下時間1?2秒の範囲に入っている点眼薬は1種類しかなく3），多くの緑内障点眼薬に改善が望まれた．アドヒアランスを向上させ，点眼治療の効果を発揮させるうえで，点眼容器の設計についても十分に配慮する必要があると考える．文献1）兵頭涼子，溝上志朗，川﨑史朗ほか：高齢者が使いやすい緑内障点眼容器の検討．あたらしい眼科24：371-376,20072）兵頭涼子，林康人，鎌尾知行ほか：プロスタグランジン点眼容器の使用性の比較．あたらしい眼科27：1127-1132,20103）兵頭涼子，林康人，溝上志朗ほか：圧力センサーによる緑内障点眼剤の点眼のしやすさの評価．あたらしい眼科27：99-104,20104）YoshikawaK,YamadaH：Influenceofcontainerstructuresandcontentsolutionsondispensingtimeofophthalmicsolutions.ClinOphthalmol25：481-486,2010＊＊＊</p>
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		<title>プロスタグランジン点眼容器の使用性の比較</title>
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		<pubDate>Mon, 30 Aug 2010 15:28:36 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[0910-1810/10/\100/頁/JCOPY（115）1127《第20回日本緑内障学会原著》あたらしい眼科27（8）：1127.1132，2010c〔別刷請求先〕兵頭涼子：〒791-0952松山市朝生田町1-3-1 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>0910-1810/10/\100/頁/JCOPY（115）1127《第20回日本緑内障学会原著》あたらしい眼科27（8）：1127.1132，2010c〔別刷請求先〕兵頭涼子：〒791-0952松山市朝生田町1-3-10南松山病院眼科Reprintrequests：RyokoHyodo,DepartmentofOphthalmology,MinamimatsuyamaHospital,1-3-10Asoda-cho,Matsuyama,Ehime791-0952,JAPANプロスタグランジン点眼容器の使用性の比較兵頭涼子＊1林康人＊1,2,3鎌尾知行＊1,2,3溝上志朗＊2,3吉川啓司＊4大橋裕一＊2＊1南松山病院眼科＊2愛媛大学大学院医学系研究科医学専攻高次機能制御部門感覚機能医学講座視機能外科学＊3愛媛大学視機能再生学（南松山病院）寄附講座＊4吉川眼科クリニックEvaluationofProstaglandinAnalogGlaucomaEyedropContainerUsabilityRyokoHyodo1）,YasuhitoHayashi1,2,3）,TomoyukiKamao1,2,3）,ShiroMizoue2,3）,KeijiYoshikawa4）andYuichiOhashi2）1）DepartmentofOphthalmology,MinamimatsuyamaHospital,2）DepartmentofOphthalmology,MedicineofSensoryFunction,EhimeUniversityGraduateSchoolofMedicine,3）DivisionofVisualFunctionRegeneration,EhimeUniversitySchoolofMedicine,4）YoshikawaEyeClinic目的：3種類のプロスタグランジン点眼容器の使用性を比較すること．対象および方法：南松山病院において，緑内障もしくは緑内障疑い症例として経過観察中の患者のうち，過去に緑内障点眼薬の使用経験がない者を対象とした．プロスタグランジン点眼薬として現在上市され，点眼容器の性状が異なる，キサラタンR（Xa），トラバタンズR（Tr），タプロスR（Tp）を用いた．各薬剤を無作為に割り付けた順で参加者に渡し，眼の上にセットした透明カップ内に3滴くり返し滴下させた．試験終了後，各容器の使用感（開栓操作，持ちやすさ，押しやすさ，および，薬液の落ち方）に関する聞き取り調査を行った．最後に総合的に最も使用感が優れ，将来使用したいと思われた容器を選択させた．結果は65歳以上の高齢者と65歳未満の非高齢者に分けて解析した．結果：試験参加者は32人（男性14人，女性18人，平均年齢61.3歳），うち高齢者は18人，非高齢者は14人であった．高齢者において，開栓操作，容器の持ちやすさと押しやすさはTpがTr，Xaに比べて有意（Tukey多重検定，p＜0.05）に優れていた．薬液の落ち方は高齢者においては，TpがXaより有意（Tukey多重検定，p＜0.05）に高い評価を得たが，非高齢者群では有意差がなかった．最も優れた点眼容器として両群ともTpを選ぶものが有意（適合性のc2検定，p＜0.05）に多かった．結論：3種類のプロスタグランジン点眼容器の使用性はそれぞれ異なり，点眼治療におけるアドヒアランスに影響する可能性が示唆された．Purpose：Toevaluatetheusabilityofeyedropcontainersofthreeprostaglandin（PG）analogs.PatientsandMethods：Enrolledinthisstudywerepatients（14malesand18females,averageage61.3±17.2）withglaucomaorsuspectedglaucomaatMinamimatsuyamaHospitalwhowerenotundergoingeyedroptherapy.ThepatientswererandomlyprovidedoneofthreetypesofPGeyedropcontainers〔XalatanR（Xa）,TRAVATANZR（Tz）,andTaprosR（Tp）〕.Theywerethenaskedtoopenthecapsanddropadropletofthedrugthreetimesontoatransparentplasticcupthatwasheldabovetheireye.Theyweretheninterviewedastothefeelingsofopeningthecaps,handlingthebottles,squeezingthebottlesanddrippingadropletofthedrug.Theythenchosemultipletermsrelatingtoeyedropbottleusability.Finally,theychosethebestofthethreetypesofeyedropbottles.Statisticalanalysiswasperformedontheelderpatientgroup（.65years）andthenon-elderpatientgroup（＜65years）.Results：The32participantsweredividedintotheelderpatientgroup（18patients）andthenon-elderpatientgroup（14patients）.Intheelderpatientgroup,thefeelingofopeningthecap,handlingandsqueezingtheTpbottlewassignificantlybetterthantheresultsforXaandTz（Tukey’smultiplecomparisontest,p＜0.05）.Alsointheelderpatientgroup,thefeelingofdrippingadropletofTpwassignificantlybetter（Tukey’smultiplecomparisontest,p＜0.05）thantheresultsforXa,whereasnosignificantdifferencewasobservedbetweenthethreePGeyedropbottlesinthenon-elderpatientgroup.TheTpbottlewaschosenasthebestcontainerbymostmembersinbothgroups（chi-squaretestforgoodnessoffit,p＜0.05）.Conclusion：UsabilitydifferedamongthethreetypesofPGeyedropcontainers.Thesedifferencesmayaffecteyedroptherapyadhererance.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）27（8）：1127.1132,2010〕1128あたらしい眼科Vol.27，No.8，2010（116）はじめにプロスタグランジン関連点眼薬（PG製剤）は眼圧下降作用と安全性により，緑内障治療の第一選択薬となった．一方，緑内障の有病率は加齢に伴い増加するため1～3）高齢者の緑内障点眼薬の使用頻度も必然的に増加する．以前，筆者らが行った調査により，点眼容器の構造や薬液の性状が使用感に深く関わり4），手指の精緻な運動能力に劣ると考えられる高齢者5）においては，長期使用を強いる緑内障点眼薬を不快に感じていることや，点眼薬間における使用感の差が大きいことが明らかとなった．すなわち，緑内障点眼治療のアドヒアランス向上のためには点眼容器のすぐれた使用性も影響し，特に高齢者ではその点に注目する必要性が高いと考えられる．そこで，現時点だけでなく，将来的にも使用頻度が高いと考えられるPG製剤の点眼容器の使用性に対するアンケート調査を行った．I対象および方法1.プロトコールの審査今回の調査にあたり，事前に南松山病院院内臨床研究審査委員会に所定のプロトコールを提出した．2.対象平成21年6月に南松山病院眼科緑内障外来を受診した年齢が20歳以上の緑内障または緑内障疑い患者のうち点眼治療開始前で，自己点眼が可能と判断され，かつ今回の調査に対し書面による承諾が得られたものを調査対象とした．3.点眼薬の準備点眼薬は図1Aに示す3剤〔キサラタンR点眼液0.005％（Xa），トラバタンズR点眼液0.004％（Tz），タプロスR点眼液0.0015％（Tp）〕を購入し，キャップ部分に（シュリンクフィルムなどによる）包装がある場合は，事前に.がしておき，キャップは一度緩めに軽く締め直した．今回の調査に直接参加しない担当者（Y.O.）が3種類の点眼薬をA，B，Cと無作為に記号化し，さらに，直接試験に参加しないもう1人の割付担当者（K.Y.）が試験開始前に無作為にA，B，Cの順番を割り付けした「割付表」に従い，試験担当者が，試験参加者に手渡した．4.点眼容器使用感の調査試験参加者は，渡された点眼容器それぞれを，キャップの開封から模擬的な点眼操作まで順に行い，試験参加者の眼の高さに試験担当者が保持した透明のカップの中に点眼液を3滴滴下した（図1B）．そのうえで試験参加者にキャップの開閉，容器の持ちやすさ，押しやすさと薬液の落ち方について1点から5点での評価を求めた．さらに表1に示す筆者らが用意した16の評価項目について試験担当者が質問を行い，その回答を用紙に書き込んだ．5.データの解析各評価項目を点数化（1.5点）し，65歳以上を高齢者群と65歳未満を非高齢者群と定義して分類し，それぞれの群内で分散分析を行いTukey法により多重比較を施行した．使用したい点眼容器は順位1位のみを適合性のc2検定（仮Keywords：点眼容器，ユーザビリティ，プロスタグランジン関連点眼薬，緑内障，高齢者．eyedropcontainer,usability,prostaglandinanalog,glaucoma,elderlypatient.121086420aABCbc5（cm）20.2930.3940.4950.5960.6970.7980.年齢（歳）人数図1研究デザインと対象A：各点眼容器の形状（a：Xa型，b：Tz型，c：Tp型）．B：模擬的な点眼操作．試験参加者は透明のカップの中に点眼液を3滴滴下する．C：試験参加者の年齢分布．（117）あたらしい眼科Vol.27，No.8，20101129説：各点眼容器が選択される確率は33.3％）を施行した．p＜0.05の場合，有意であると判定した．16の評価項目はJMPVer8.0（SASインスティチュートジャパン社）を用いてコレスポンディング分析を行った．II結果1.対象承諾が得られ試験に参加したのは合計32名（女性18名，男性14名，平均年齢61.3歳）であった（図1C）．非高齢者群14名と高齢者群18名の間で疾患〔緑内障と緑内障疑い（表2）〕と性別（表3）に有意差を認めなかった．2.キャップの開閉のしやすさキャップの開閉のしやすさは非高齢者群ではTp（平均4.1±0.9点）がXa（平均2.7±1.4点）に比べ有意に評価が高かったがTz（平均3.4±1.3点）の間に有意差を認めなかった．高齢者群ではTp（平均4.7±0.7点）がXa（平均3.1±1.4点）とTz（平均3.7±1.1点）に比べ有意に評価点の平均が高値を示した．全体ではTp（平均4.4±0.8点）がXa（平均2.9±1.4点）とTz（平均3.5±1.2点）に比べ有意に評価点の平均が高値を示した（図2）．3.容器の持ちやすさと押しやすさの評価容器の持ちやすさの5段階評価は，非高齢者群はTp（平均4.3±0.9点）とTz（平均3.1±1.2点）の間に有意差を認めた．高齢者群でもTp（平均4.5±0.8点）はXa（平均3.1±1.3点）とTz（平均2.9±1.3点）に比べ有意に評価点の平均が高値を示した．全体でもTp（平均4.4±0.8点）はXa（平均3.2±1.1点）とTz（平均3.0±1.2点）に比べ有意に評価点の平均が高値を示した（図3A）．容器の押しやすさの5段階評価は，非高齢者群は3種類の点眼容器間で有意差を認めなかった．高齢者群でTp（平均4.4±0.9点）はXa（平均3.5±1.2点）とTz（平均3.1±1.1点）に比べ有意に評価点の平均が高値を示した．全体ではTp（平均4.1±1.1点）はTz（平均3.0±1.2点）に比べ有意に表3試験参加者の性別と非高齢者，高齢者の群別の人数65歳未満65歳以上全体女性61218男性8614合計141832表1アンケート調査の内容の要旨問1．キャップの開閉のしやすさ；5段階評価（開閉しにくい：1点～開閉しやすい：5点）問2．容器A，B，Cの容器の持ちやすさ；5段階評価（持ちにくい：1点～持ちやすい：5点）問3．容器A，B，Cの容器の押しやすさ；5段階評価（押しにくい：1点～押しやすい：5点）問4．容器A，B，Cの薬液の落ち方；5段階評価（よくない：1点～丁度良い：5点）問5．お使いいただいた各容器について印象を教えて下さい．選択肢に○をつけていただいても結構ですし，自由に記載しても構いません．・キャップが開けやすい・キャップが開けにくい・キャップが大きい・キャップが小さい・硬い・柔らかい・押しやすい・押しにくい・持ちやすい・持ちにくい・液がなかなか落ちない・液がすぐに落ちてしまう・液の切れが悪い・容器が大きすぎる・容器が小さすぎる・何も気にならない・その他（自由記載）問6．ご病気の治療に使用することのできる目薬が複数ある場合で，全てのお薬の費用・効き目・副作用が同じとします．今回のように容器の使用感を試してからお薬を選べるとしたら，選んで使いたいですか？1．はい2．いいえ問7，問6で「はい」と答えた方へ，これからあなたが長期間に渡って継続的に点眼し続けるとしたら，どの容器を使いたいと思いますか？順番をつけてください．順番容器1番ABC2番ABC3番ABC表2試験参加者の疾患と非高齢者，高齢者の群別の人数65歳未満65歳以上全体緑内障疑い71118緑内障7714合計1418321130あたらしい眼科Vol.27，No.8，2010（118）評価点の平均が高値を示した（図3B）．4.薬液の落ち方の評価薬液の落ち方は高齢者群でTp（平均4.3±1.0点）はXa（平均2.9±1.4点）に比べ有意に評価点の平均が高値を示した．全体でもTp（平均3.9±1.1点）はXa（平均3.2±1.3点）に比べ有意に評価点の平均が高値を示した（図4）．5.コレスポンディング分析各点眼容器について16の評価項目（表1の問5）のうち，「液の切れが悪い」と「容器が大きすぎる」を選択した試験参加者はなく，その結果14項目にはチェックがついた．Xa54321XaABTz全体分散分析＊p＜0.0001多重比較（Tukey法）＊p＜0.0001＊p＜0.0001＊p＝0.0156Tp54321XaTz非高齢者分散分析＊p＝0.0134多重比較（Tukey法）Tp54321XaTz高齢者分散分析＊p＝0.0001多重比較（Tukey法）＊p＝0.0010＊p＝0.0002Tp54321XaTz全体分散分析＊p＝0.0031多重比較（Tukey法）＊p＝0.0020Tp54321XaTz非高齢者分散分析＊p＝0.3155（ns）Tp54321XaTz高齢者分散分析＊p＝0.0026多重比較（Tukey法）＊p＝0.0420＊p＝0.0022Tp図3容器の持ちやすさと押しやすさの評価A：容器が持ちにくいの1点から持ちやすいの5点までの5段階評価の結果を全体と65歳未満の非高齢者群と65歳以上の高齢者群に分類して統計解析．B：容器が押しにくいの1点から押しやすいの5点までの5段階評価の結果を全体と65歳未満の非高齢者群と65歳以上の高齢者群に分類して統計解析．その点数に評価した人数（度数）を○の数で表示し，エラーバーは平均値±標準偏差を示す．54321XaTz全体分散分析＊p＜0.001多重比較（Tukey法）＊p＜0.0001＊p＜0.0065Tp54321XaTz非高齢者分散分析＊p＝0.0133多重比較（Tukey法）＊p＝0.0097Tp54321XaTz高齢者分散分析＊p＜0.0003多重比較（Tukey法）＊p＝0.0002＊p＜0.0250Tp図2キャップの開閉のしやすさの5段階評価開閉しにくいの1点から開閉しやすいの5点までの5段階評価の結果を全体と65歳未満の非高齢者群と65歳以上の高齢者群に分類して統計解析．その点数に評価した人数（度数）を○の数で表示し，エラーバーは平均値±標準偏差を示す．（119）あたらしい眼科Vol.27，No.8，20101131は「キャップが小さい」「容器が柔らかい」を選択した試験参加者が他2点眼容器より多く，Tzは「容器が押しにくい」「液が落ちない」を選択した試験参加者が他2点眼容器より多かった．Tpでは「容器が持ちやすい」「キャップが大きい」を選択した試験参加者が他2点眼容器より多かった．さらに，これら多項目による分析結果を可視化するため，ポジショニングマップを作成した（図5）．6.点眼容器の総合評価点眼薬の費用・効き目・副作用が同じ場合，容器の使用感を試してから選んで使いたいかの質問には全員が「はい」と回答した．そこで長期間継続的に点眼し続けるとした場合，最も使用したい点眼容器をとして選択したのは全体，非高齢者群，高齢者群ともTpが有意に多かった（それぞれp＜0.00001,p＝0.0021,p＝0.0103）（図6）．III考按緑内障診療における点眼治療の重要性6）については言を待たないが，その成否にはアドヒアランスが大きな鍵を握っている．以前に筆者らが報告した点眼薬使用感のアンケート調査4）では，点眼薬間で使用感に大きなばらつきがあり，特定の点眼薬で患者が点眼動作を不快に感じていることが示されており，また緑内障点眼容器の押し圧力計測では，1滴を落とすために必要とされる押し圧力が点眼薬により数倍も異なることが報告されている7）．一方，わが国における高齢化は顕著であり，緑内障患者に占める高齢者の割合も今後さらに増加することが予想される．その治療には，眼圧下降作用の強さと全身に対する安全性より，PG製剤がこれから先も第一選択薬として処方される可能性が高い．よってPG製剤の使用感を高めるための取り組みは重要である．今回のアンケート調査では，経験に基づく先入観を避けるため，点眼薬の使用経験がない集団を対象として選択したが，使用感を真剣に吟味できる集団として，近日中に点眼薬54321XaTz全体分散分析＊p＝0.0322多重比較（Tukey法）＊p＝0.0299Tp54321XaTz非高齢者分散分析＊p＝0.8865（ns）Tp54321XaTz高齢者分散分析＊p＝0.0066多重比較（Tukey法）＊p＝0.0050Tp図4薬液の落ち方の評価薬液の落ち方が良くないの1点から丁度良いの5点までの5段階評価の結果を全体と65歳未満の非高齢者群と65歳以上の高齢者群に分類して統計解析．その点数に評価した人数（度数）を○の数で表示し，エラーバーは平均値±標準偏差を示す．c1XaTzTpキャップが開けにくいキャップが開けやすいキャップが小さいキャップが大きい液が落ちない液が落ちる何も気にならない容器が押しにくい容器が押しやすい容器が硬い容器が持ちにくい容器が持ちやすい容器が柔らかい容器が小さすぎるc2－1.5－1.0－0.50.00.51.01.52.02.01.51.00.50.0－0.5－1.0－1.5－2.0図5コレスポンディング分析によるポジショニングマップ3種類の点眼容器●と筆者らが準備した点眼容器の性状を示す16項目■との距離で表現している．距離が近いほど関係が深い．16項目のうち2項目については選択した試験参加者が存在せず，図には示されていない．全体＊p＜0.00001Tp＊（23）Xa（4）Tz（5）Xa（2）Tz（3）Xa（2）Tz（2）Tp＊（13）Tp＊（10）高齢者＊p＝0.0021非高齢者＊p＝0.0103図6点眼容器の総合評価1132あたらしい眼科Vol.27，No.8，2010（120）治療を開始する予定である患者を調査の対象としたため，多数の参加者は得られなかった．にもかかわらず，今回，高齢者群では3種類のPG製剤間でキャップや容器の使用感について明らかな違いが認められたことは興味深く，高齢者では各容器の構造がその使用性に，より鋭敏に反映されることが窺えた．これは，非高齢者では問題にならない程度であっても，高齢者でみられる指先の力などの衰えが容器の扱いにくさ，すなわち，Xaのキャップの開閉のしにくさや，Tzの容器の持ちにくさ，押しにくさに結びつくものと考えられる．一方，今回の点眼容器の使用性調査で高齢者，非高齢者ともに平均スコアが高値を示し，使用感が良好であると考えられたのはTp型の容器であった．Tp型の容器は他の容器と異なり把持部に凹み（ディンプル12））を有しているため，点眼時の指先の操作がしやすいためと考えた．このような点眼容器の構造上の工夫は，年齢を問わず，その使用感の向上に寄与するが，特に，高齢者ではその影響が大きいものと考えた．点眼薬の円滑な使用にあたっては点眼指導8～10）や点眼補助具の開発11）も必要不可欠である．しかし，今回の結果から高齢者では点眼治療のアドヒアランスの向上のために，患者の要望や意見を反映した点眼容器の作製が求められるべきであることが強く示唆された．使用性の改善をめざした点眼容器のユニバーサルデザイン化が大いに望まれる．文献1）IwaseA,AraieM,TomidokoroAetal：PrevalenceandcausesoflowvisionandblindnessinaJapaneseadultpopulation：TheTajimiStudy.Ophthalmology113：1354-1362,20062）SuzukiY,IwaseA,AraieMetal：RiskfactorsforopenangleglaucomainaJapanesepopulation：TheTajimiStudy.Ophthalmology113：1613-1617,20063）YamamotoT,IwaseA,AraieMetal：TheTajimiStudyreport2：prevalenceofprimaryangleclosureandsecondaryglaucomainaJapanesepopulation.Ophthalmology112：1661-1669,20054）兵頭涼子，溝上志朗，川﨑史朗ほか：高齢者が使いやすい緑内障点眼容器の検討．あたらしい眼科24：371-376,20075）MathiowetzV,KashumanN,VollandGetal：Gripandpinchstrength：Normativedataforadult.ArchPhysMedRehabil66：69-74,19856）青山裕美子：教育講座緑内障の点眼指導とコメディカルへの期待緑内障と失明の重み．看護学雑誌68：998-1003,20047）兵頭涼子，林康人，溝上志朗ほか：圧力センサーによる緑内障点眼剤の点眼のしやすさの評価．あたらしい眼科27：99-104,20108）吉川啓司：〔緑内障診療のトラブルシューティング〕薬物治療点眼指導の実際．眼科診療プラクティス98：119-120,20039）木下眞美子：自己点眼継続に向けた高齢者への点眼指導後の効果．眼科ケア6：388-392,200410）福本珠貴，渡邊津子，井伊優子ほか：〔患者さんにまつわる小さな「困った」対処法50〕点眼指導で起こりうる小さな「困った」対処法．眼科ケア8：242-248,200611）沖田登美子，加治木京子：看護技術の宝箱高齢者の自立点眼をめざした点眼補助具の作り方．看護学雑誌69：366-368,200512）東良之：〔医療過誤防止と情報〕色情報による識別性の向上参天製薬の医療用点眼容器ディンプルボトルの場合．医薬品情報学6：227-230,2005＊＊＊</p>
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		<title>点眼容器の形状のハンドリングに対する影響</title>
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		<pubDate>Mon, 30 Aug 2010 15:23:19 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>0910-1810/10/\100/頁/JCOPY（95）1107《第20回日本緑内障学会原著》あたらしい眼科27（8）：1107.1111，2010cはじめに眼疾患の治療において点眼薬の役割は大きい．特に緑内障のように自覚症状に乏しく，しかし，進行性の視機能障害を認める疾患では，その治療の成否には点眼薬の継続的使用，すなわちアドヒアランスが大きく関与する1～3）．アドヒアランスに影響を及ぼす要因は多数あるが，点眼回数4,5）や点眼薬剤数6～9），点眼容器の使用性10,11）なども関連する要因の一つにあげられている．このうち，点眼容器の使用性には，キャップの開閉や容器の把持，内容液の滴下などのハンドリングも影響する10）．しかし，点眼容器の形状とハンドリングに関しての検討は十分にされていない．そこで，今回，緑内障を対象としてすでに臨床使用されている点眼薬を用いた模擬点眼試験を行い，点眼容器の形状の違いがハンドリングに及ぼす影響についてインタビュー調査した．また，点眼薬の使用が短期間に限られ，かつ明らかな自覚症状を伴う季節性アレルギー性結膜炎についても同様の調査を行い，結果を比較検討したので報告する．I対象および方法2009年5月から1カ月間に岡山大学病院および笠岡第一病院で，点眼治療期間が1年以上にわたる緑内障と，点眼治〔別刷請求先〕高橋真紀子：〒714-0043笠岡市横島1945笠岡第一病院眼科Reprintrequests：MakikoTakahashi,M.D.,DepartmentofOphthalmology,KasaokaDaiichiHospital,1945Yokoshima,Kasaoka,Okayama714-0043,JAPAN点眼容器の形状のハンドリングに対する影響高橋真紀子＊1,2内藤知子＊2大月洋＊2溝上志朗＊3吉川啓司＊4＊1笠岡第一病院眼科＊2岡山大学大学院医歯薬学総合研究科眼科学＊3愛媛大学大学院医学系研究科医学専攻高次機能制御部門感覚機能医学講座視機能外科学＊4吉川眼科クリニックInfluenceofEyedropBottleShapeonHandlingMakikoTakahashi1,2）,TomokoNaitou2）,HiroshiOhtsuki2）,ShiroMizoue3）andKeijiYoshikawa4）1）DepartmentofOphthalmology,KasaokaDaiichiHospital,2）DepartmentofOphthalmology,OkayamaUniversityGraduateSchoolofMedicine,DentistryandPharmaceuticalSciences,3）DepartmentofOphthalmology,MedicineofSensoryFunction,EhimeUniversityGraduateSchoolofMedicine,4）YoshikawaEyeClinic緑内障50例を対象に5種類の点眼薬（リザベンR，リボスチンR，キサラタンR，トラバタンズR，タプロスR）の容器を用いて模擬点眼試験を行い，点眼容器の形状がそのハンドリングに及ぼす影響を調査した．同様に季節性アレルギー性結膜炎50例に対しても調査を行い，その結果を比較した．ハンドリングは，緑内障，季節性アレルギー性結膜炎とも，キャップ，容器の把持する部分が長い点眼容器が高スコアを示した．さらに胴部に凹みがあるタプロスRの点眼容器は，他の容器に比べ有意に高スコアを示した（p＜0.05～p＜0.0001,Tukey法）．また，今後の治療時に使用希望する点眼容器としてタプロスRの点眼容器が有意に第一に選択された（結膜炎：p＝0.0001,緑内障：p＜0.0001,適合性のc2検定）．Thisinstillationtrial,involving50glaucomapatientsand50seasonalallergicconjunctivitispatients,wascarriedoutusing5kindsofeyedropbottles（RizabenR,LivostinR,XalatanR,TRAVATANZRandTaprosR）；theinfluenceofeyedropbottleshapeonhandlingwasalsoinvestigated.Inboththeglaucomaandconjunctivitispatients,thebottlewithalongcapandthebottletoholdreceivedhighscoresintermsofhandling.Inaddition,theTaprosRtypebottle,withthedentinthebody,receivedhigherscoresthanalltheotherbottles（p＜0.05～p＜0.0001,Tukeytest）.Inthechoiceofeyedropbottletousefortreatmenthenceforth,theTaprosRtypebottlewasthetopchoicebyasignificantmargin（conjunctivitis：p＝0.0001,glaucoma：p＜0.0001,chi-squaretestwhereappropriate）.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）27（8）：1107.1111,2010〕Keywords：点眼容器，ハンドリング，緑内障，結膜炎．eyedropbottle,handling,glaucoma,conjunctivitis.1108あたらしい眼科Vol.27，No.8，2010（96）療を1カ月以内で終了した季節性アレルギー性結膜炎（結膜炎）に対し，模擬点眼操作施行後に，使用した点眼容器のハンドリングについてインタビュー調査した．対象には年齢40～75歳で，かつ，書面での同意が得られた症例を組み入れ，一方，手術や緊急的な処置の必要のある症例，明らかな重篤な眼疾患を有する症例，他の眼疾患に対し本試験で使用する容器と同形状の容器を使用中の症例は除外した．なお，本研究は笠岡第一病院倫理委員会の承認を得たうえで実施した．点眼容器（図1）には実薬が装.されたプロスタグランジン関連緑内障薬3種類（キサラタンR，トラバタンズR，タプロスR）およびアレルギー性結膜炎薬2種類（リザベンR，リボスチンR）を用いた．ラテン方格により割り付けた（YK）試験順序に従い，模擬点眼操作（キャップを開栓し，それぞれが最も好ましい高さで把持した点眼容器から，薬液をあらかじめ用意したシャーレに滴下）を施行した．なお，試験に先立ち，1名の眼科専門医（TM）が点眼容器のキャップ部分にシュリンクフィルムなどによる包装がある場合はこれを.離し，さらに，キャップは一度開栓し，再び閉栓した．また，点眼容器は10名の試験が終了した時点で，同様の準備を施行した未使用の容器に交換した．模擬点眼操作後，眼科専門医（TM）が点眼容器のハンドリングを中心としたインタビュー調査を行った．まず，ハンドリングに関しては，1.キャップの開閉のしやすさ，2.容器の持ちやすさ，3.容器の押しやすさ，4.薬液の落ち方の4項目に分けて調べた．それぞれの項目について，大変良い，良い，意識しない，やや悪い，悪い，の5段階での評価を求め，これをスコア化した（大変良い：スコア5，良い：スコア4，意識しない：スコア3，やや悪い：スコア2，悪い：スコア1）．つぎに，その薬効，薬価などが同一と仮定した場合，今後の治療時に使用を希望する点眼容器の選択を調べ，さらに，点眼容器への自由意見も聴取した．目標症例数は各疾患50例とし，得られた結果はデータ収集施設とは独立しJMP8.0（SAS東京）を用い，Tukey法，c2検定，Fisherの直接確率により解析（MS）した．有意水準はp＜0.05とした．II結果緑内障50例（男性26例，女性24例，平均年齢62.7±9.5歳），結膜炎50例（男性16例，女性34例，平均年齢50.9±10.7歳）が試験に参加し対象となった．1.各点眼容器のキャップ・容器のサイズおよび形状（図1）点眼容器のキャップのサイズ（最長部の横径×縦径）は，タプロスRが最も大型で，キサラタンRが最も小型であった．また，リボスチンR，トラバタンズRはキャップ先端の形状が凸であった．一方，容器のサイズはタプロスRが最も大型で，その胴部は凹んでいた．容器の横径はリザベンRが最も小型で，その胴部は円柱状であり，キサラタンR，トラバタンズRの容器は小型で，胴部は平坦であった．2.点眼容器のハンドリング評価ハンドリングについての5段階スコアを点眼容器間で多重比較（Tukey法）した（図2）．キャップの開閉のしやすさ（図2a）の平均スコアは，結膜炎群ではタプロスR（3.9±1.0），リボスチンR（3.9±1.0），リザベンR（3.7±1.1），トラバタンズR（3.5±1.1），キサラタンR（2.8±1.3）の順であり，緑内障群でも同様であった（タプロスR：3.9±1.0，リザベンR：3.7±0.9，リボスチンR：3.2±0.8，トラバタンズR：3.0±0.9，キサラタンR：2.7±1.1）．両疾患群ともキサラタンRのスコアが最も低く，特に結膜炎群リザベンRリボスチンRキサラタンRトラバタンズRタプロスR1.81.82.22.61.91.7（単位：cm）1.72.02.55.42.12.62.52.05.34.95.25.71.12.0キャップのサイズ・形状容器のサイズ・形状図1使用点眼容器のサイズおよび形状（97）あたらしい眼科Vol.27，No.8，20101109においては他の容器に比べ有意に低値を示した（p＜0.05～p＜0.0001）．一方，緑内障群ではリボスチンR，キサラタンR，トラバタンズRのスコアがタプロスR，リザベンRに比べ有意に低かった（キサラタンRvsタプロスR，リザベンR：p＜0.0001，トラバタンズRvsタプロスR：p＜0.001，トラバタンズRvsリザベンR，リボスチンRvsタプロスR：p＜0.01，リボスチンRvsリザベンR：p＜0.05）．容器の持ちやすさのスコア（図2b）は，結膜炎群ではタプロスR，リザベンR，リボスチンR，キサラタンR，トラバタンズRの順であり，緑内障群でも同様であった．両疾患群ともタプロスRのスコアが，他の容器に比べ有意に高値を示した（p＜0.01～p＜0.0001）．容器の押しやすさのスコア（図2c）は，結膜炎群ではタプロスR，キサラタンR，リボスチンR，リザベンR，トラバタンズRの順であり，緑内障群でも同様の傾向であった．両疾患群とも，タプロスRのスコアがリザベンR，トラバタンズRに比べ有意に高かった（p＜0.05～p＜0.001）．さらに，緑内障群ではリボスチンRのスコアが，キサラタンR，タプロスRに比べ有意に低値を示した（p＜0.0001）．図2点眼容器のハンドリング評価：平均値±標準偏差：結膜炎群，：緑内障群．＊p＜0.05，＊＊p＜0.01，＊＊＊p＜0.001，＊＊＊＊p＜0.0001：Tukey法．ただし，すべてのTukey法の結果をグラフ内に示すと煩雑になるため，a，cは主要な結果のみグラフ内に示し，他は本文中に結果を示した．Riz：リザベンR，Liv：リボスチンR，Xal：キサラタンR，Tra：トラバタンズR，Tap：タプロスR.（点）RizLivXalTraTap＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊54321（点）RizLivXalTraTap54321＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊（点）RizLivXalTraTap54321＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊（点）RizLivXalTraTap54321＊＊＊RizLivXalTraTap結膜炎3.7±1.13.9±1.02.8±1.33.5±1.13.9±1.0緑内障3.7±0.93.2±0.82.7±1.13.0±0.93.9±1.0a：キャップの開閉のしやすさRizLivXalTraTap結膜炎3.1±1.03.2±1.13.3±1.13.0±1.33.7±1.0緑内障3.2±0.82.7±0.83.6±1.03.1±1.03.9±1.0c：容器の押しやすさRizLivXalTraTap結膜炎3.4±0.93.3±0.83.2±1.13.1±1.24.2±0.9緑内障3.4±0.83.0±0.73.5±0.93.3±1.04.1±0.9b：容器の持ちやすさRizLivXalTraTap結膜炎3.4±1.03.4±1.13.2±1.03.5±1.13.7±1.0緑内障3.2±0.82.8±0.73.1±0.93.2±0.83.3±0.8d：薬液の落ち方1110あたらしい眼科Vol.27，No.8，2010（98）薬液の落ち方のスコア（図2d）は，結膜炎群ではタプロスR，トラバタンズR，リボスチンR，リザベンR，キサラタンRの順で，緑内障群ではタプロスR，リザベンR，トラバタンズR，キサラタンR，リボスチンRの順であった．結膜炎群では明らかな容器間の差を認めなかったのに対し，緑内障群はリボスチンRのスコアが，リザベンR，タプロスRに比べ有意に低く（p＝0.0387,p＝0.0057），容器の違いによる薬液の落ち方の差に鋭敏に反応した．3.今後の治療時に使用を希望する点眼容器今後の治療時に使用を希望する点眼容器（図3）として，結膜炎群ではタプロスR23例（46.0％），リボスチンR10例（20.0％），トラバタンズR8例（16.0％），リザベンR5例（10.0％），キサラタンR4例（8.0％）の順に，緑内障群ではタプロスR22例（44.0％），キサラタンR12例（24.0％），トラバタンズR7例（14.0％），リザベンR7例（14.0％），リボスチンR2例（4.0％）の順に選択された．両疾患群とも，タプロスRの点眼容器が有意に第一選択となった（結膜炎群：p＝0.0001，緑内障群：p＜0.0001）．4.点眼容器への自由意見点眼容器への要望などに対する自由意見では，結膜炎群12例（24.0％），緑内障群21例（42.0％）に回答があり，緑内障群のほうが点眼容器に対する意見を多くもつ傾向がみられた（p＝0.0556：c2検定）．さらに，緑内障群は意見数が多いだけでなく，回答内容も多彩であり，得られた意見数（結膜炎群：22，緑内障群：52）のうち，ハンドリング関連以外の意見の比率は，緑内障群（18：34.6％）で結膜炎群（2：9.1％）に比べ有意に高頻度であった（p＝0.0252：Fisherの直接確率）．III考按緑内障および季節性アレルギー性結膜炎（結膜炎）に対し，代表的点眼薬とその容器を用い，点眼容器のハンドリングに関するインタビュー調査を行い，点眼容器の形状がハンドリングに影響することが示唆された．点眼容器の使用性やハンドリングは点眼薬の継続的な使用に影響する可能性がある10,11）．しかし，自覚症状を伴い比較的短期治療が想定され，さらに点眼による治療効果が実感できる疾患ではその影響が少なく，一方，自覚症状に乏しく長期治療が想定される疾患では，ハンドリングの良否が点眼の継続使用の妨げとなることも推測される．そこで，今回，自覚症状に乏しい慢性疾患である緑内障と，掻痒感などの自覚症状が明らかな急性疾患である季節性アレルギー性結膜炎の両者に対し，容器の形状のハンドリングへの影響を調査した．今回，緑内障点眼薬としては，現在の緑内障治療において第一選択であるプロスタグランジン（PG）関連薬のうち，調査時にわが国で使用可能であった3種類を，また結膜炎点眼薬としては，使用割合の多い代表的点眼薬のうち，明らかに302010057＊＊＊（例）102412872322リザベンRリボスチンRキサラタンRトラバタンズRタプロスR図3今後の治療時に使用希望する点眼容器：結膜炎群，：緑内障群．＊p＝0.0001，＊＊p＜0.0001：適合性のc2検定．キャップの開閉残量の見え方薬液の落ち方容器の押しやすさ色による判別ラベルの.がしやすさ容器の大きさ1.9%キャップが転がるキャップの形キャップの大きさ汚染1.9%キャップの開閉容器の大きさ薬液の落ち方容器の硬さ1.9%容器の形容器の形容器の硬さキャップが転がる容器の持ちやすさ意見数22形による判別1.9%回答12/50例携帯しやすい携帯しやすい1.9%液が早くなくなりそう1.9%容器の持ちやすさ1.9%27.3%18.2%22.7%9.1%9.1%4.5%4.5%4.5%19.2%15.4%9.6%7.7%11.5%5.8%3.8%3.8%5.8%3.8%結膜炎意見数52回答21/50例緑内障図4点眼容器への自由意見：ハンドリング関連の意見，：ハンドリング以外の意見．（99）あたらしい眼科Vol.27，No.8，20101111形状が異なる2種類の点眼容器を，ハンドリングを比較する本調査に適すると考えて選択した．調査法としては模擬点眼操作を採用した．模擬点眼では点眼容器を扱い点眼薬を滴下するが，点眼薬をシャーレに滴下することで，眼表面への点入による刺激感や違和感など点眼容器以外の要因が排除されるため，点眼容器の違いによるハンドリングへの影響がより鋭敏に反映されると考えたためである．また，点眼操作前には，あらかじめ各点眼容器のキャップ部分を覆うラベルなどは.離したうえで開栓し，その後，緩く締め直した容器を準備することにより，点眼容器の使用前に必要となる操作10）の調査結果への影響の最小化を企図した．さらに，実際点眼時の使用感を可能な限り再現するために，容器胴体部分のラベルは.離せず，薬液は実薬を用いた．模擬点眼操作によるハンドリングの印象をよく反映した回答を得るため，点眼操作の直後に，検者が被検者に直接インタビューを行った．さらに，インタビューで得られた5段階評価を5点満点でスコア化し12），疾患群や点眼容器ごとに平均スコアを算出し，これを比較することによりハンドリングを評価した．その結果，結膜炎，緑内障患者ともに，キャップ，容器を把持するのに十分な長さ，太さを有する形状の点眼容器が高スコアを示し，その評価に疾患による明らかな差はなかった．今回は模擬点眼下でインタビューを行ったため，点眼薬を使用する際の点眼容器の形状の違いがハンドリング評価に反映された一方で，病態の違いによる差は検出されにくかったものと推察される．なお，特に，点眼容器を把持する胴部に凹みがある形状の容器は，持ちやすさ，押しやすさにおけるスコアが高値であり，容器の形状がハンドリング，すなわち点眼操作に影響することが強く示唆され，把持部に凹み（ディンプル13））を有した同形状の容器の使用感評価が高いことを示した報告10）と一致する結果と考えた．今後の治療時に使用を希望する容器のインタビューでは，結膜炎群はリボスチンR，緑内障群はキサラタンRと，それぞれの疾患において使用経験の多い点眼容器が比較的多く選択され，容器に対する慣れの影響は大きいと考えた．しかし，最も多く選択されたのが両疾患群ともハンドリング評価で高スコアを示したタプロスRの点眼容器であったことから，今回の模擬点眼操作によるインタビュー調査に，容器の形状のハンドリングへの影響が直接的に反映されたことが改めて評価できた．Open-endedquestionによるフリー回答では，個々の意見や要望をよく引き出すことが期待できる14）．この回答内容において，緑内障では結膜炎に比べ点眼容器についての意見数が多いだけでなく，ハンドリング以外の意見も有意に多く聴取することができた．その内容も残量や汚染など日常使用と直接的に関わる点に加え，判別しやすい色や形への要望など，インタビュー調査の評価項目にない多彩な意見を認めた．この結果は，緑内障では結膜炎とは異なり，点眼薬を一時的にではなく長期使用するため，ハンドリングに留まらず容器への関心が高いことを反映したものと考えた．緑内障点眼薬の継続的使用には点眼容器の使用性も影響するが，今回の結果から，点眼容器の形状がハンドリングに影響し，その使用性に関わることが示されたため報告した．文献1）ChenPP：Blindnessinpatientswithtreatedopen-angleglaucoma.Ophthalmology110：726-733,20032）JuzychMS,RandhawaS,ShukairyAetal：Functionalhealthliteracyinpatientswithglaucomainurbansettings.ArchOphthalmol126：718-724,20083）植田俊彦：緑内障患者のアドヒアランスとコンプライアンスレベルの上昇が眼圧下降に及ぼす影響．眼薬理23：38-40,20094）NordstromBL,FriedmanDS,MozaffariEetal：Persistenceandadherencewithtopicalglaucomatherapy.AmJOphthalmol140：598-606,20055）池田博昭，佐藤幹子，佐藤英治ほか：点眼アドヒアランスに影響する各種要因の解析．薬学雑誌121：799-806,20016）MacKeanJM,ElkingtonAR：Compliancewithtreatmentofpatientswithchronicopen-angleglaucoma.BrJOphthalmol67：46-49,19837）RobinAL,NovackGD,CovertDWetal：Adherenceinglaucoma：objectivemeasurementsofonce-dailyandadjunctivemedicationuse.AmJOphthalmol144：533-540,20078）DjafariF,LeskMR,HarasymowyczPJetal：Determinantsofadherencetoglaucomamedicaltherapyinalong-termpatientpopulation.JGlaucoma18：238-243,20099）生島徹，森和彦，石橋健ほか：アンケート調査による緑内障患者のコンプライアンスと背景因子との関連性の検討．日眼会誌110：497-503,200610）兵頭涼子，溝上志朗，川﨑史朗ほか：高齢者が使いやすい緑内障点眼容器の検討．あたらしい眼科24：371-376,200711）原岳，立石衣津子，原玲子ほか：抗緑内障点眼薬の点眼時刺激と容器の使用感．眼臨紀1：9-12,200812）MangioneCM,LeePP,GutierrezPRetal：Developmentofthe25-ItemNationalEyeInstituteVisualFunctionQuestionnaire.ArchOphthalmol119：1050-1058,200113）東良之：〔医療過誤防止と情報〕色情報による識別性の向上参天製薬の医療用点眼容器ディンプルボトルの場合．医薬品情報学6：227-230,200514）FriedmanDS,HahnSR,QuigleyHAetal：Doctor-patientcommunicationinglaucomacare.Ophthalmology116：2277-2285,2009</p>
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