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	<title>あたらしい眼科オンラインジャーナル &#187; 耐性化</title>
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		<title>In Vitro眼組織中濃度シミュレーションモデルにおける黄色ブドウ球菌および緑膿菌の殺菌ならびにレボフロキサシン耐性化に対する0.5％あるいは1.5％レボフロキサシンの影響</title>
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		<pubDate>Mon, 30 Dec 2013 15:25:13 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科30（12）：1754.1760，2013cInVitro眼組織中濃度シミュレーションモデルにおける黄色ブドウ球菌および緑膿菌の殺菌ならびにレボフロキサシン耐性化に対する0.5％あるいは1.5％レボ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科30（12）：1754.1760，2013cInVitro眼組織中濃度シミュレーションモデルにおける黄色ブドウ球菌および緑膿菌の殺菌ならびにレボフロキサシン耐性化に対する0.5％あるいは1.5％レボフロキサシンの影響長野敬川上佳奈子河津剛一阪中浩二坪井貴司中村雅胤参天製薬株式会社研究開発本部Effectof0.5％or1.5％LevofloxacinOphthalmicSolutiononBactericidalActivityandEmergenceofLevofloxacinResistanceinStaphylococcusaureusandPseudomonasaeruginosainanInVitroSimulationModelTakashiNagano,KanakoKawakami,KouichiKawazu,KojiSakanaka,TakashiTsuboiandMasatsuguNakamuraResearchandDevelopmentDivision,SantenPharmaceuticalCo.,Ltd.Invitro眼組織中濃度シミュレーションモデルを用いて，黄色ブドウ球菌および緑膿菌に対する殺菌ならびにレボフロキサシン（LVFX）耐性化に及ぼす0.5％あるいは1.5％LVFX点眼液の影響を検討した．白色ウサギに0.5％あるいは1.5％LVFX点眼液を単回点眼したときの球結膜あるいは角膜中LVFX濃度推移を測定し，その濃度推移をもとに1日3回点眼のシミュレーションで24時間培地中にこれを再現した．LVFX曝露による菌株の生菌数の変化，LVFX感受性の変化を薬剤感受性ポピュレーション解析により評価した．0.5％LVFX点眼液での結膜濃度シミュレーション条件下の黄色ブドウ球菌株，角膜濃度シミュレーション条件下の緑膿菌株ともに，菌の増殖がみられ，LVFX感受性低下を認めた．一方，1.5％LVFX点眼液での結膜濃度および角膜濃度のシミュレーション条件下では，黄色ブドウ球菌株で静菌作用，緑膿菌株で殺菌作用がみられ，LVFX感受性に変化を認めなかった．1.5％LVFX点眼液は，0.5％LVFX点眼液に比較して，黄色ブドウ球菌と緑膿菌の殺菌および耐性菌出現防止に効果的であることが示唆された．Weevaluatedtheeffectoflevofloxacin（LVFX）ophthalmicsolutiononbactericidalactivityandLVFXresistancedevelopmentinStaphylococcusaureusandPseudomonasaeruginosabysimulatingrabbitoculartissueconcentrationafterinstillationof0.5％or1.5％LVFXophthalmicsolution,inaninvitrosimulationmodel.InamodelsimulatingbulbarconjunctivalorcornealtissueLVFXlevelforonedayfollowing3xdailyinstillationofLVFXophthalmicsolutionsinJapanesewhiterabbits,thechangeinviablebacterialcountorLVFXsusceptibilityofS.aureusorP.aeruginosaafterLVFXexposureintheculturebrothwasdeterminedbypopulationanalysis.The0.5％LVFXsimulationmodelsshowedbothincreasedviablebacterialcountsanddecreasedLVFXsusceptibilitiestoS.aureusinconjunctivaandtoP.aeruginosaincornea.Ontheotherhand,inthe1.5％LVFXsimulationmodel,potentbactericidalactivitieswereshownandnoLVFX-resistantsubpopulationsweredetectedineitherS.aureusorP.aeruginosa.Theseresultsshow1.5％LVFXophthalmicsolutiontobemoreeffectivethan0.5％LVFXophthalmicsolutionforsterilizationandforpreventionofLVFXresistancedevelopmentinbothS.aureusandP.aeruginosa.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）30（12）：1754.1760,2013〕Keywords：invitroシミュレーションモデル，黄色ブドウ球菌，緑膿菌，レボフロキサシン，耐性化．invitrosimulationmodel,Staphylococcusaureus,Pseudomonasaeruginosa,levofloxacin,resistance.〔別刷請求先〕長野敬：〒630-0101奈良県生駒市高山町8916-16参天製薬株式会社研究開発本部Reprintrequests：TakashiNagano,ResearchandDevelopmentDivision,SantenPharmaceuticalCo.,Ltd.,8916-16Takayama-cho,Ikoma,Nara630-0101,JAPAN175417541754あたらしい眼科Vol.30，No.12，2013（106）（00）0910-1810/13/\100/頁/JCOPYはじめにレボフロキサシン（LVFX）は，好気性および嫌気性のグラム陽性菌ならびに陰性菌に対し，広い抗菌スペクトルと強い抗菌力を示す．そのLVFXを主成分とするクラビットR点眼液0.5％は2000年に日本で発売されて以降，その優れた抗菌力と高い安全性から，細菌性眼感染症治療薬として臨床現場で最も汎用されている．しかし近年，一部医療機関からLVFXに対する感受性低下を示唆する結果や入院患者における耐性率上昇が報告されるなど，LVFX耐性菌の出現が問題になりつつある1,2）．近年，抗菌薬のPK-PD（薬物動態学-薬力学）に関する研究から，抗菌薬の有効性と薬物動態が密接に関連することが明らかとなってきた．全身薬においては，キノロン系抗菌薬の治療効果に相関する主要なPK-PDパラメータは「血中AUC（濃度-時間曲線下面積）とMIC（最小発育阻止濃度）の比」であり3.6），キノロン系抗菌薬に対する耐性化の抑制には「血中Cmax（最高濃度）とMICの比」が相関する7.10）との報告がある．したがって，安全性面で問題がない限り，血中濃度が高まる高用量で治療することが耐性菌の出現を抑制する観点から望ましい．一方眼科領域では，治療効果や耐性化抑制効果に相関するPK-PDパラメータが明らかにされていないが，細菌に対する殺菌作用や耐性化抑制作用は曝露されるキノロン系抗菌薬の濃度に依存することから，感染組織中のAUCやCmaxが治療効果や耐性化抑制効果に最も相関すると推察される．高濃度LVFX点眼液の眼への影響を検討したClarkらの報告11）によると，サルの角膜上皮創傷治癒モデルにおいて3％LVFX点眼液の1日4回点眼は角膜上皮創傷治癒を遅延させた．また，ウサギの角膜上皮創傷治癒モデルにおいては3％以上のLVFX点眼液が角膜線維芽細胞の消失および角膜浮腫をひき起こし，6％LVFX点眼液が角膜上皮創傷治癒を遅延させた12）．しかし，1.5％以下のLVFX点眼液はサルやウサギでみられたそれらの副作用を生じない．したがって，クラビットR点眼液0.5％と同等の眼組織の安全性を確保しつつ，殺菌作用の向上および耐性菌の出現抑制作用が期待できるLVFXの上限濃度は1.5％であると推察された．本試験では，0.5％と1.5％のLVFX点眼液の間で殺菌効果および耐性菌出現抑制効果に差異が認められるかを明らかにする目的で，invitro眼組織中濃度シミュレーションモデルを用いて，黄色ブドウ球菌および緑膿菌に対する0.5％LVFX点眼液および1.5％LVFX点眼液の殺菌効果および耐性菌出現抑制効果を比較検討した．I実験材料および方法1.使用菌株外眼部細菌感染症のなかでも発症頻度が高い結膜炎と重篤（107）な症状を呈する角膜炎の主要起炎菌であるメチシリン感受性黄色ブドウ球菌，緑膿菌を対象菌種とし，2007年から2009年に細菌性眼感染症患者より単離された菌株から使用菌株を選択した．黄色ブドウ球菌株は，LVFXのMICが0.5μg/mLの1株（HSA201-00027株），緑膿菌株は，LVFXのMICが0.5μg/mLおよび1μg/mLの2株（HSA201-00089株およびHSA201-00094株）を使用した．2.使用動物雄性日本白色ウサギは北山ラベス株式会社より購入し，1週間馴化飼育後，試験に使用した．本研究は，「動物実験倫理規程」，「参天製薬の動物実験における倫理の原則」および「動物の苦痛に関する基準」の参天製薬株式会社社内規程を遵守し実施した．3.使用薬剤LVFXは第一三共株式会社製を使用し，ウサギ単回点眼時眼組織分布試験には参天製薬で製造した1.5％LVFX点眼液（クラビットR点眼液1.5％）および0.5％LVFX点眼液（クラビットR点眼液0.5％）を用いた．4.実験方法a.ウサギ単回点眼時の眼組織分布日本白色ウサギに0.5％あるいは1.5％LVFX点眼液を50μLずつ片眼に単回点眼し，点眼0.25，0.5，1，2，4，6および8時間後にペントバルビタールナトリウムの過麻酔により安楽殺した後，眼球結膜および角膜を採取した（各時点5.6例）．湿重量を秤量後，1％酢酸/メタノール＝（30/70）1mLを加えビーズ式多検体細胞破砕装置（ShakeMasterAuto，BMS）で均質化後，遠心分離により上清（ホモジネート上清）を得た．内標準溶液〔250ng/mLロメフロキサシン水/アセトニトリル＝（10/90）溶液〕200μLを加えた除蛋白プレート（StrataImpactProteinPrecipitationplate，Phenomenex社）に，ホモジネート上清50μLと0.2％酢酸5μLを加えて遠心分離し，濾過された溶出液を溶媒留去した．残渣に移動相75μLを加えて溶解させ，超高速液体クロマトグラフィー（UPLC，Waters）に注入してLVFX濃度を測定した．b.シミュレーションモデルの設定1日3回（8時間間隔）点眼時のウサギ眼組織中濃度シミュレーションモデルでは，日本白色ウサギに0.5％あるいは1.5％LVFX点眼液を単回点眼投与したときの眼球結膜および角膜中LVFX濃度推移が，8時間おきに3回繰り返されるものとして設定した．各組織のLVFX濃度推移を培地中に再現（各組織中LVFX濃度μg/gをμg/mLに換算）し，菌株に24時間曝露させた．点眼時の眼組織中LVFX濃度推移は，経口投与時の血中LVFX濃度推移に比べ変化が著しいことから，速やかに曝露濃度を変更できるよう，種々濃度のLVFX溶液を準備し，菌株を封入した寒天ゲルを順次移しあたらしい眼科Vol.30，No.12，20131755変える手法で検討した．なお，培養液に懸濁した菌株と寒天ゲルに封入した菌株に，LVFXを作用させたときのtime-killcurveは同一であったことから，LVFXは寒天ゲル内に速やかに浸透し，両条件の曝露量に差異はないと考えられた．c.殺菌作用の検討35℃，19時間，ミューラーヒントン（Muller-Hinton）II寒天培地で好気条件下培養した黄色ブドウ球菌株あるいは緑膿菌株をマクファーランド0.5（約1.2×108CFU/mL）で懸濁し，接種菌液とした．この菌液と固化していない2％寒天溶液を等量混合した後，滅菌シャーレ上に200μLずつ滴下し，室温に静置して固化させた．菌株を封入したこの寒天ブロックをシミュレーションモデルのサンプルとし，シミュレーション開始0，8，16および24時間LVFXを曝露した後，回収した（n＝3）．滅菌マイクロチューブ内で破砕後，生理食塩液を添加し十分混和させた．適宜希釈後，その一定量をミューラーヒントン寒天（MHA）平板上に塗布し，35℃，1日，好気培養した．MHA上のコロニー数を計測して生菌数を算出した．検出限界は20CFU/mLとした．d.ポピュレーション解析シミュレーション開始24時間後の寒天ブロックから調製された菌液を適宜希釈後，LVFX非含有MHA平板および1.16×MICのLVFX含有MHA平板に塗布した．35℃，1日，好気培養後，MHA平板上のコロニー数を測定した．シミュレーション開始前の菌株についても同様の操作を行い，LVFX曝露前後のLVFX感受性ポピュレーションを比較し，感受性の変化を検討した．II結果1.単回点眼投与時の眼球結膜および角膜中LVFX濃度推移0.5％あるいは1.5％LVFX点眼液をウサギに50μL単回投与したときの眼球結膜および角膜中LVFX濃度推移を図1に，薬物動態パラメータを表1に示す．0.5％あるいは1.5％LVFX点眼液の眼球結膜中濃度のTmax（最高血中濃度到達時間）はともに投与後0.25時間で，Cmaxはそれぞれ3.19，14.67μg/gであった．角膜中濃度のTmaxも0.25時間であり，Cmaxは9.02，32.54μg/gであった．0.5％LVFX点眼液と比較して，1.5％LVFX点眼液では，眼球結膜におけるCmaxは約5倍の増加を示し，角膜では約3.5倍の増加がみられた．眼球結膜および角膜におけるAUC0-8hrは点眼液濃度の増加に伴い，3.4倍の増加を示した．2.シミュレーションモデルにおける殺菌作用ウサギ眼組織中濃度シミュレーションモデルでは，寒天ゲルを浸漬させる各LVFX溶液の濃度と時間を，ウサギ眼組1756あたらしい眼科Vol.30，No.12，2013a282420161284002468点眼後時間（時間）：0.5%LVFX：1.5%LVFXb403530252015105002468点眼後時間（時間）：0.5%LVFX：1.5%LVFX図1ウサギ単回点眼時の眼球結膜および角膜中LVFX濃度各値は5.6例の平均値を示す．a：眼球結膜LVFX濃度推移，b：角膜LVFX濃度推移．表10.5％あるいは1.5％LVFX点眼液点眼後の眼組織中LVFX濃度の薬物動態パラメータLVFX濃度（μg/g）LVFX濃度（μg/g）薬物動態パラメータ組織CmaxTmaxt1/2AUC0-8hr（μg/g）（hr）（hr）（μg・hr/g）0.5％LVFX眼球結膜3.190.25NC3.10点眼液角膜9.020.251.7016.311.5％LVFX眼球結膜14.670.25NC11.10点眼液角膜32.540.251.4343.26各値は5.6例の平均値を示す．T：最高濃度到達時間．t1/2：消失半減期．NC：Notcalculated，(max)消失相が特定できなかったため算出していない．織中LVFX濃度推移実測値のCmaxおよびAUCと等しくなるように，また移し変え前後のLVFX溶液の濃度変化幅が2倍以上とならないように，最小単位を10分として設定し（図2），24時間曝露後の殺菌効果，耐性菌出現抑制効果を調べた．a.黄色ブドウ球菌HSA201-00027株の生菌数変化を図3に示す．0.5％（108）100a10108：組織中濃度推移：シミュレーション濃度推移6：0.5%LVFX：1.5%LVFX：LVFX非含有組織中LVFX濃度（μg/g）生菌数（logCFU/mL）10.142検出限界0.01024680081624時間（時間）培養時間（時間）図2ウサギ眼組織中のLVFX濃度推移を培地中に再現させ：0.5%LVFX：1.5%LVFXたときの濃度推移b10：LVFX非含有1.5％LVFX点眼液，単回点眼時のウサギ眼球結膜組織中濃度推移のシミュレーションを例に示した．組織中濃度推移（実線）生菌数（logCFU/mL）8を反映させつつ，CおよびAUCが等しくなるように，ステップワイズの濃度と曝(max)露時間を設定（点線）した．この濃度推移のLVFX曝露を3回繰り返し，24時間の曝露を行った．642検出限界0培養時間（時間）生菌数（logCFU/mL）1086420：0.5%LVFX：1.5%LVFX：LVFX非含有081624図4緑膿菌HSA201.00089株およびHSA201.00094株に対する種々濃度LVFXの殺菌効果各値は3例の平均値を示す．検出限界は20CFU/mL．a：HSA201-00089株，b：HSA201-00094株081624培養時間（時間）HSA201-00089株よりもLVFX感受性の低いHSA201図3黄色ブドウ球菌HSA201.00027株に対する種々濃度LVFXの殺菌効果各値は3例の平均値を示す．CFU：colonyformingunit.LVFX点眼液の結膜濃度シミュレーションモデルでは，曝露直後から生菌数が増加し24時間後まで増加し続け，殺菌作用は認められなかった．一方，1.5％LVFX点眼液の結膜濃度シミュレーションモデルは生菌数が増加せず，静菌作用が認められた．b.緑膿菌HSA201-00089株およびHSA201-00094株の生菌数変化を図4に示す．LVFXに比較的感受性の高いHSA20100089株（LVFXMIC：0.5μg/mL）では，0.5％LVFX点眼液の角膜濃度をシミュレーションして曝露させると，8時間後に生菌数が約1/103まで減少するが，その後増殖し24時間後には初期菌数と同程度になった．一方1.5％LVFX点眼液のシミュレーションでは，8時間後に検出限界以下まで減少し，その後わずかに増殖したが，0.5％LVFX点眼液よりも強い殺菌作用が示された．（109）00094株（LVFXMIC：1μg/mL）においてもほぼ同様の結果で，0.5％LVFX点眼液では，曝露直後に生菌数は約1/102に減少するがその後増殖し，24時間後には初期菌数以上に増加した．一方1.5％LVFX点眼液のシミュレーションでは，16時間後までは検出限界以下で推移し，24時間後にわずかな増殖がみられるのみで，0.5％LVFX点眼液よりも非常に強い殺菌作用が示された．3.曝露24時間後の菌液のポピュレーション解析a.黄色ブドウ球菌HSA201-00027株のポピュレーション解析の結果を図5に示す．0.5％LVFX点眼液の結膜濃度シミュレーションモデルでは，8μg/mLLVFX含有MHA平板でコロニーを形成する株が出現し，使用菌株のLVFX感受性が曝露前に比べて顕著に低下した．一方，1.5％LVFX点眼液の結膜濃度シミュレーションモデルではLVFX感受性が低下したコロニーは観察されず，使用菌株のLVFX感受性の低下を認めなかった．b.緑膿菌HSA201-00089株およびHSA201-00094株のポピュレーあたらしい眼科Vol.30，No.12，20131757108：0.5%LVFX：1.5%LVFX：LVFX作用前64200LVFX濃度（μg/mL）0.5124検出限界8生菌数（logCFU/mL）図5LVFX曝露24時間後の黄色ブドウ球菌HSA201.00027HSA201-00094株でも，0.5％LVFX点眼液ではLVFX感受性が低下したコロニーが出現したが，1.5％LVFX点眼液ではLVFX感受性が低下したコロニーの出現は認めなかった．III考察キノロン系抗菌薬においては，invitro血中濃度シミュレーションモデルや免疫抑制動物の局所感染モデルにおける検討ならびにヒトでの臨床試験の成績から，治療効果に相関する主要なPK-PDパラメータはAUC/MICであり3.6），耐性化の抑制にはCmax/MICが相関すると報告されている7.10）．株のポピュレーション解析各値は3例の平均値を示す．検出限界は20CFU/mL．今回，LVFX濃度の違いによる殺菌効果および耐性菌出現抑制効果の差異を調べる目的で，invitroシミュレーションモデルを用いて0.5％あるいは1.5％LVFX点眼液のウサギa8：0.5%LVFX：1.5%LVFX：LVFX作用前642検出限界0LVFX濃度（μg/mL）00.51248における眼組織中濃度をinvitro系に再現し，黄色ブドウ球菌および緑膿菌に対する殺菌作用ならびにLVFX曝露後の耐性菌出現の有無を検討した．その結果，1.5％LVFX点眼液のシミュレーションでは黄色ブドウ球菌に対する静菌効果およびLVFX感受性が低下したポピュレーションの出現抑制効果を示し，そのときのAUC/MIC，Cmax/MICはそれぞれ66.6，29.3であった．一方，殺菌作用がみられず，曝露後に耐性化を生じた0.5％LVFX点眼液のシミュレーションのAUC/MIC，Cmax/MICは18.6，6.4であった．また緑膿菌（LVFXMIC：1μg/mL）の検討では，高い殺菌効果およびLVFXの感受性低下ポピュレーションの出現抑制効果を生菌数（logCFU/mL）生菌数（logCFU/mL）b8642検出限界0LVFX濃度（μg/mL）：0.5%LVFX：1.5%LVFX：LVFX作用前0124816図6LVFX曝露24時間後の緑膿菌HSA201.00089株およ示した1.5％LVFX点眼液のシミュレーションのAUC/MICおよびCmax/MICはそれぞれ129.8，32.5で，菌が増殖し，曝露後に耐性化を生じた0.5％LVFX点眼液のシミュレーションのAUC/MIC，Cmax/MICは48.9，9.2であった．Invitroシミュレーションモデルを用いたOonishiらの報告13）によると，黄色ブドウ球菌株のLVFX耐性菌の出現を抑制するのに必要なCmax/MICは10以上であり，今回の筆者らの結果はそれと一致する．今回検討に用いた黄色ブドウ球菌はLVFXに対する累積発育阻止率曲線14）においてMIC80株に相当し，緑膿菌はMIC50株およびMIC80株に相当する眼科新鮮臨床分離株でびHSA201.00094株のポピュレーション解析各値は3例の平均値を示す．検出限界は20CFU/mL．a：HSA201-00089株，b：HSA201-00094株．ション解析の結果を図6に示す．HSA201-00089株において，0.5％LVFX点眼液の角膜濃度シミュレーションモデルで4μg/mLLVFX含有MHA平板でコロニーを形成する株が出現し，使用菌株のLVFX感受性が曝露前に比べて顕著に低下することが示された．1.5％LVFX点眼液では，LVFX感受性が低下したコロニーの出現を認めなかった．1758あたらしい眼科Vol.30，No.12，2013ある．したがって，1.5％LVFX点眼液であれば，黄色ブドウ球菌株および緑膿菌株の多くで耐性化を防止できる可能性が示唆された．他方，黄色ブドウ球菌のMIC50相当株やメチシリン感受性コアグラーゼ陰性ブドウ球菌のMIC50およびMIC80相当株について角膜濃度あるいは結膜濃度シミュレーションモデルで検討したところ，それら菌株においては0.5％および1.5％LVFX点眼液のシミュレーションのいずれもLVFX感受性の低下を生じなかった（データ示さず）．汎用されている評価系の本シミュレーションモデルでは原因細菌が存在する角膜組織や結膜組織のLVFX濃度推移に（110）基づき曝露濃度を設定した．ヒトの角膜および結膜組織の濃度推移データを取得することは困難であるため，ウサギの角膜および結膜組織のLVFX濃度推移を代用しており，今回の結果をヒトに外挿することには議論の余地がある．しかしながら，ウサギに0.5％および1.5％LVFX点眼液を単回点眼したときの角膜LVFX濃度は，15分後にそれぞれ約9μg/gおよび33μg/gを示し，角膜摘出の約15分および約10分前に0.5％あるいは1.5％LVFX点眼液を2回点眼したときのヒト角膜LVFX濃度はそれぞれ約18μg/gおよび約65μg/gであった15,16）ことから，点眼回数の違いを考慮すると角膜濃度推移にヒトとウサギで大きな種差はないと推測された．また，ウサギに0.5％LVFX点眼液を単回点眼したとき眼球結膜LVFX濃度が15分後に約3.2μg/gである一方，ヒトに0.5％LVFX点眼液を単回点眼したときの20分後の眼球結膜LVFX濃度は約2.3μg/gであった17）ことから，眼球結膜濃度についてもヒトとウサギで大きな種差はないと推測された．以上から，ウサギの角膜および結膜濃度で示された耐性化抑制の結果は，ヒトにおいても1.5％LVFX点眼液のほうが0.5％LVFX点眼液よりも耐性化抑制に貢献できることを支持するデータであると推察された．2000年から2004年に実施された薬剤感受性全国サーベイランスでは，LVFXに対する眼感染症由来臨床分離株のMICについて顕著な上昇は認められていないものの，一部の菌種では感受性低下が認められており，引き続き慎重な観察が必要とされている14,18,19）．本サーベイランスデータを年齢別に解析したところ，高齢者の黄色ブドウ球菌および緑膿菌のLVFX耐性化率は非高齢者よりも高値であった．さらに，一部の医療機関ではLVFX耐性化が進み，高齢者や老人施設などの一部の患者でLVFX耐性率の上昇が報告されている1,2）．したがって，抗菌点眼液の使用頻度が高く，集団生活や全身疾患の影響などにより耐性菌を保菌しやすい患者層を中心に，今後LVFX耐性菌が拡大することが危惧される．耐性菌の出現が大きな問題となっている全身領域では，クラビットR錠500mgのように高濃度製剤が上市され，「highdose,shortduration」といった抗菌薬の適正使用により，耐性菌の出現防止が進められている．LVFX耐性菌の出現および拡大が懸念される眼科領域においても耐性化防止が最重要課題である．今回の検討結果より，1.5％LVFX点眼液は，0.5％LVFX点眼液に比較して，メチシリン感受性黄色ブドウ球菌および緑膿菌の耐性菌出現防止に効果的である可能性が示唆された．新規抗菌薬の創出がむずかしい現況では，細菌性眼感染症治療薬として最も汎用されているクラビットR点眼液0.5％の高濃度製剤として2011年に発売されたクラビットR点眼液1.5％が医療現場で使用され，よりいっそう適正使用が推進されることにより，将来にわたってLVFX点眼液の有効性を維持し続けることが重要であると（111）考えられる．謝辞：本研究に対するご指導，ご助言を賜りました愛媛大学医学部眼科学教室の大橋裕一教授に深謝いたします．文献1）櫻井美晴，林康司，尾羽澤実ほか：内眼手術術前患者の結膜.細菌叢のレボフロキサシン耐性率．あたらしい眼科22：97-100,20052）村田和彦：眼脂培養による細菌検査とレボフロキサシン耐性菌の検討．臨眼61：745-749,20073）LacyMK,LuW,XuXetal：Pharmacodynamiccomparisonsoflevofloxacin,ciprofloxacin,andampicillinagainstStreptococcuspneumoniaeinaninvitromodelofinfection.AntimicrobAgentsChemother43：672-677,19994）AndesD,CraigWA：Animalmodelpharmacokineticsandpharmacodynamics：acriticalreview.IntJAntimicrobAgents19：261-268,20025）CraigWA：Pharmacokinetic/pharmacodynamicparameters：rationaleforantibacterialdosingofmiceandmen.ClinInfectDis26：1-12,19986）CraigWA：Doesthedosematter?ClinInfectDis33（Suppl3）：S233-237,20017）Madaras-KellyKJ,DemastersTA：Invitrocharacterizationoffluoroquinoloneconcentration/MICantimicrobialactivityandresistancewhilesimulatingclinicalpharmacokineticsoflevofloxacin,ofloxacin,orciprofloxacinagainstStreptococcuspneumoniae.DiagnMicrobiolInfectDis37：253-260,20008）PrestonSL,DrusanoGL,BermanALetal：Pharmacodynamicsoflevofloxacin：anewparadigmforearlyclinicaltrials.JAMA279：125-129,19989）BlondeauJM,ZhaoX,HansenGetal：MutantpreventionconcentrationsoffluoroquinolonesforclinicalisolatesofStreptococcuspneumoniae.AntimicrobAgentsChemother45：433-438,200110）BlaserJ,StoneBB,GronerMCetal：ComparativestudywithenoxacinandnetilmicininapharmacodynamicmodeltodetermineimportanceofratioofantibioticpeakconcentrationtoMICforbactericidalactivityandemergenceofresistance.AntimicrobAgentsChemother31：1054-1060,198711）ClarkL,BezwadaP,HosoiKetal：Comprehensiveevaluationofoculartoxicityoftopicallevofloxacininrabbitandprimatemodels.JToxicolCutaneousOculToxicol23：1-18,200412）梶原悠，長野敬，中村雅胤：ウサギ角膜上皮.離後の角膜上皮創傷治癒および前眼部症状に及ぼすレボフロキサシン点眼液の影響．あたらしい眼科29：1003-1006,201213）OonishiY,MitsuyamaJ,YamaguchiK：EffectofGrlAmutationonthedevelopmentofquinoloneresistanceinStaphylococcusaureusinaninvitropharmacokineticmodel.JAntimicrobChemother60：1030-1037,200714）小林寅喆，松崎薫，志藤久美子ほか：細菌性眼感染症患者より分離された各種新鮮臨床分離株のLevofloxacin感受あたらしい眼科Vol.30，No.12，20131759性動向について．あたらしい眼科23：237-243,200615）HealyDP,HollandEJ,NordlundMLetal：Concentrationsoflevofloxacin,ofloxacin,andciprofloxacininhumancornealstromaltissueandaqueoushumoraftertopicaladministration.Cornea23：255-263,200416）HollandEJ,McCarthyM,HollandS：Theocularpenetrationoflevofloxacin1.5％andgatifloxacin0.3％ophthalmicsolutionsinsubjectsundergoingcornealtransplantsurgery.CurrMedResOpin23：2955-2960,200717）WagnerRS,AbelsonMB,ShapiroAetal：Evaluationofmoxifloxacin,ciprofloxacin,gatifloxacin,ofloxacin,andlevofloxacinconcentrationsinhumanconjunctivaltissue.ArchOphthalmol123：1282-1283,200518）松崎薫，小山英明，渡部恵美子ほか：眼科領域における細菌感染症起炎菌のlevofloxacin感受性について．化学療法の領域19：431-440,200319）松崎薫，渡部恵美子，鹿野美奈ほか：2002年2月から2003年6月の期間に細菌性眼感染症患者より分離された各種新鮮臨床分離株のLevofloxacin感受性．あたらしい眼科21：1539-1546,2004＊＊＊1760あたらしい眼科Vol.30，No.12，2013（112）</p>
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