<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>あたらしい眼科オンラインジャーナル &#187; 臨床試験</title>
	<atom:link href="http://www.atagan.jp/tag/%e8%87%a8%e5%ba%8a%e8%a9%a6%e9%a8%93/feed" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://www.atagan.jp</link>
	<description>Just another WordPress weblog</description>
	<lastBuildDate>Mon, 30 Mar 2026 15:21:49 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>hourly</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>1</sy:updateFrequency>
	<generator>http://wordpress.org/?v=3.1.3</generator>
		<item>
		<title>1日使い捨てコンタクトレンズ「バイオトゥルー®ワンデー」装用臨床試験</title>
		<link>https://www.atagan.jp/article/20150330.htm</link>
		<comments>https://www.atagan.jp/article/20150330.htm#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 30 Mar 2015 15:30:28 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[記事]]></category>
		<category><![CDATA[1日使い捨てコンタクトレンズ]]></category>
		<category><![CDATA[臨床試験]]></category>
		<category><![CDATA[近視矯正]]></category>
		<category><![CDATA[非球面レンズ]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.atagan.jp/?p=9882</guid>
		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科32（3）：449.458，2015c1日使い捨てコンタクトレンズ「バイオトゥルーRワンデー」装用臨床試験宮本裕子＊1稲葉昌丸＊2佐野研二＊3東原尚代＊4伏見典子＊5小玉裕司＊6＊1アイアイ眼科医院 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科32（3）：449.458，2015c1日使い捨てコンタクトレンズ「バイオトゥルーRワンデー」装用臨床試験宮本裕子＊1稲葉昌丸＊2佐野研二＊3東原尚代＊4伏見典子＊5小玉裕司＊6＊1アイアイ眼科医院＊2稲葉眼科＊3あすみが丘佐野眼科＊4ひがしはら内科眼科クリニック＊5フシミ眼科クリニック＊6小玉眼科医院ClinicalStudyoftheDailyDisposableContactLens“BiotrueRONEdaylenses”YukoMiyamoto1）,MasamaruInaba2）,KenjiSano3）,HisayoHigashihara4）,NorikoFushimi5）andYujiKodama6）1）AiaiEyeClinic,2）InabaEyeClinic,3）AsumigaokaSanoEyeClinic,4）HigashiharaInternalandEyeClinic,5）Clinic,6）KodamaEyeClinicFushimiEye視力補正を目的として新しく開発された1日使い捨て非球面ソフトコンタクトレンズ「バイオトゥルーRワンデー」（ボシュロム・ジャパン社）の安全性と有用性を評価するために臨床試験を行った．近視矯正を必要とする81例162眼を対象に適切な試験レンズを処方し，試験レンズによる視力検査，細隙灯顕微鏡検査，フィッティング検査を実施し，自覚症状の確認と見え方や装用感などに関するアンケート調査を行った．その結果，全期間を通じて試験レンズによる矯正視力は1.0以上と良好であった．試験レンズ装用中に重篤な合併症は認めなかった．自覚症状については，試験参加前に使用していたレンズと比較し，有意に初期装用感が良好な結果が得られた．また，アンケート調査の結果からは装用感，見え方，取り扱いに対する満足度が高かった．試験レンズは近視を矯正する目的において良好な視力が得られ，安全性ならびに被験者の満足度からも，臨床上有用であると考える．AclinicalstudywasconductedtoevaluatethesafetyandefficacyofBiotrueRONEdaylenses（Bausch&#038;LombIncorporated）,anewlydevelopeddailydisposableasphericcontactlensforthecorrectionofmyopia.Inthisstudy,162eyesof81myopiapatientswerefirstexaminedbyvisualacuity（VA）testingandslit-lampbiomicroscopy,andthenfittedwiththestudylens.Postfitting,eachpatientansweredasurveyquestionnairetoassesssubjectivesymptoms,qualityofvision,andthelevelofcomfortwhilewearingthelens.TheresultsshowedthatVAwas.1.0throughoutthestudyperiod.Inaddition,lensstabilitywasgoodandnoseriouscomplicationswerereported.Asforthesubjectivesymptoms,thesurveyresultsshowedthatincomparisonwiththelenseachpatienthadusedpriortoenteringthestudy,thestudylensreceivedahighsatisfactionratingintermsofwearingcomfort,qualityofvision,andeaseofhandlingthelens.Inconclusion,BiotrueRONEdaylenseswerefoundtobebothsafeandeffectiveforcorrectingmyopiaandachievinggoodVA,withahighsatisfactionratingreportedbyallpatients.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）32（3）：449.458,2015〕Keywords：近視矯正，非球面レンズ，臨床試験，1日使い捨てコンタクトレンズ．myopiacorrection,asphericlens,clinicalstudy,dailydisposablecontactlens.はじめにシリコーンハイドロゲルレンズは，従来素材のハイドロゲルレンズに比較して酸素透過性が高く，次世代のレンズとも評され，今では多種類のレンズが普及してきている．しかし，なかにはレンズの硬さのために装用感に満足できず，従来素材のハイドロゲルレンズを好むユーザーも多い．そこで，装用感が良好で酸素透過性の高いレンズがあれば，両方の満足度を向上させうるレンズになると思われる．本試験レンズは，2-ヒドロキシエチルメタクリレート（HEMA）にN-ビニルピロリドン（NVP）を組み合わせて含水率を上げることで酸素透過性を向上させ1,2），角膜とほぼ同等の78％の含水率をもつことにより，装用感を向上させ〔別刷請求先〕宮本裕子：〒558-0023大阪市住吉区山之内3丁目1-7アイアイ眼科医院Reprintrequests：YukoMiyamoto,M.D.,AiaiEyeClinic,3-1-7Yamanouchi,Sumiyoshi-ku,Osaka558-0023,JAPAN0910-1810/15/\100/頁/JCOPY（139）449ている3,4）．しかしながら，高含水率のソフトコンタクトレンズ（SCL）は乾燥感が増加する5,6）といった点も懸念される．本試験レンズの素材はHEMAやNVPなどの主要なモノマーの他，新たに高分子モノマーを共重合させることで，レンズ内部の湿潤を保つようにしている7）．さらに，眼球の球面収差を補正する目的で非球面設計されたレンズデザインとなっている．今回，筆者らは，この1日使い捨て非球面SCL「バイオトゥルーRワンデー」（ボシュロム・ジャパン社）を用いて製造販売承認後に装用臨床試験を行ったので，その結果を報告する．I対象および方法1.対象対象は，年齢18歳以上の者で屈折異常以外にSCL装用に問題となる眼疾患を認めず，試験レンズの度数範囲で処方することが可能であり，さらに，球面レンズおよび円柱レンズの矯正により片眼で0.9以上の遠方視力が得られ，球面SCLを日常装用している者とした．2.方法a.倫理審査委員会およびインフォームド・コンセント本試験は，松本クリニック治験審査委員会の承認を得て実施された．本試験の趣旨を説明し理解した後，自らの意思で参加同意書に署名した者を登録症例とした．臨床試験を実施した医療機関6施設の名称と担当医師を表1に示す．b.試験レンズおよび装用方法試験レンズは，わが国にて販売されている「バイオトゥルーRワンデー」である．試験レンズの物性と規格を表2に示す．使用方法は，1日使い捨てで，終日装用を行った．c.試験レンズの処方試験レンズを処方するにあたってインフォームド・コンセントを取得し，裸眼および矯正視力の測定，自覚的および他覚的屈折検査，角膜曲率半径計測，細隙灯顕微鏡検査など通常のSCL処方に必要な検査を行った．試験レンズの適応であることを確認した後に，トライアルレンズを装着し，フィッティングの観察を行ったうえで，追加補正屈折値を求め，処方レンズの規格を決定した．表1試験実施機関および担当医師医療機関名試験担当医師アイアイ眼科医院宮本裕子稲葉眼科稲葉昌丸あすみが丘佐野眼科佐野研二ひがしはら内科眼科クリニック東原尚代フシミ眼科クリニック伏見典子小玉眼科医院小玉裕司＊＊試験代表医師．d.観察期間と検査項目観察期間は2013年7月8日.10月28日で，定期の検査日は試験開始時，2週間後（装用開始日から14日±7日），1カ月後（装用開始日から28日＋10日）の3回で，それ以外は定期外として取り扱った．検査項目は，自覚的屈折検査，他覚的屈折検査，試験レンズによる遠方視力の測定である．さらに細隙灯顕微鏡による前眼部所見の観察を行い，試験レンズのフィッティングを評価し，装用した状態で試験レンズの表面検査を行ったうえで，交換の必要性などを確認した．前眼部所見の判定基準を表3に，フィッティング評価基準を表4に示す．試験レンズ装用による自覚症状については，アンケート調査により，装用感，乾燥感，くもり，かゆみ，充血，見え方（明所・暗所）について，1.10点のなかから該当する自覚症状の程度に合致すると思われる数値に被験者自身で○を記入させた．数値は症状なしまたは非常に良好の場合を1点，症状が非常に強いまたは不良の場合を10点とした．各自覚症状を評価させ，平均値を算出した．装用感，乾燥感はそれぞれ装用直後，日中，夜間の3つの時点での評価を行い，さらに，くもり，かゆみ，充血を試験レンズの装用1カ月後の時点で評価した．また，試験参加前に装用していたSCLについても試験開始前の自覚症状に関して同様の評価を行った．自覚症状の装用感と乾燥感については試験参加前に装用していたSCL（元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者，元ハイドロゲルレンズ装用者）別でも検討した．また，試験レンズの乾燥感について他の自覚症状（見え方，装用感）との関連について，試験レンズ装用1カ月後の評価から試験参加前レンズの評価の差を算出して検討した．アンケート調査のその他の項目については，初回検査時に試験参加前レンズの評価と最終検査時に試験レンズの評価を表2試験レンズの物性と規格項目物性・規格使用方法材質（USAN＊1）FDA＊2分類1日使い捨てnesofilconAグループII終日装用酸素透過性係数（Dk値）42×10.11（cm2/sec）・（mLO2/mL×mmHg）含水率78％度数範囲.1.00D..6.00D（0.25Dステップ）.6.50D..8.00D（0.50Dステップ）ベースカーブ8.6mm直径14.2mm中心厚0.10mm（.3.00D）レンズデザイン非球面デザインレンズカラーライトブルー＊1USAN：UnitedStatesAdoptedNames＊2FDA：FoodandDrugAdministration450あたらしい眼科Vol.32，No.3，2015（140）表3前眼部所見の判定基準項目程度基準0ステイニングなし．角膜上皮1すべての領域で表層に点状のステイニングがごくわずかに認められるが，融合していない．表層の異物によるステイニングも含む．ステイニング2融合，またはびまん性の点状ステイニングがわずかに認められるが，フルオレセインは実質内に達していない．3著明に，または密に融合した点状ステイニングが認められ，フルオレセインがわずかに実質内に達している．4重度の上皮.離またはびらんが認められ，上皮実質が失われている．角膜実質が顕著に，かつ速やかに染色される．0上皮混濁や上皮下混濁がない．正常な透明性．1局所的な上皮混濁や上皮下混濁がわずかに認められる．角膜浮腫2局所または全体的な上皮混濁がかすかながら確かに認められる．3局所または全体的な上皮混濁が著明に認められる．4はっきりした上皮混濁が広範囲に認められて角膜がすりガラス状になる，または無数の水疱が融合している．0顕著な輪部血管アーケードは認められるものの，輪部の外観は正常である．11/4の範囲内で角膜に1.5mm未満の血管新生が認められる．角膜血管新生21/4以上の範囲内で角膜に1.5mm未満の血管新生が認められる．3いずれかの1/4の範囲で角膜に1.5.2.5mmの血管新生が認められる．4広域に角膜に2.5mmを超える血管新生が認められる．0充血は認められない．結膜血管の外観は正常である．11/4の範囲内に極軽度の結膜血管充血が認められる．球結膜充血21/4以上の範囲に軽度の結膜血管充血が認められる．3いずれかの1/4の範囲に顕著な結膜血管充血が認められる．4広域に顕著な結膜血管充血が認められる．0眼瞼結膜の外観は正常でベルベット状をしている．乳頭はない．眼瞼結膜乳頭増殖1結膜表面のなめらかさがやや失われている．2結膜表面のなめらかさがやや失われている．直径1.0mm未満の乳頭が認められる．3結膜表面のなめらかさが明らかに失われている．直径1.0mm未満の乳頭が認められる．4直径1.0mmを超える巨大乳頭が局所または全体に認められる．0角膜浸潤なし．1無症状の単発の浸潤が認められる．角膜浸潤2充血および何らかの自覚症状を伴った単発または多発の浸潤が認められる．3何らかの角膜異常と充血を伴った単発または多発の浸潤が認められる．4角膜実質に及ぶ染色と充血を伴った単発または多発の浸潤が認められる．表4フィッティングの評価基準項目分類安定位置中央上方下方耳側鼻側動きルーズノーマルタイトその他の所見所見の有無（有の場合の所見）球結膜の圧迫レンズのエッジの浮き上がり（141）あたらしい眼科Vol.32，No.3，2015451表5アンケート調査項目（満足度）設問内容・容器からの取り出しやすさ・表裏のわかりやすさ・つけ外しのしやすさ・レンズの携帯性・暗所または薄暗い所でのくっきり感・汚れにくさ・総合的な満足度表5に示す各設問について，「非常に満足している」「やや満足している」「どちらでもない」「あまり満足していない」「まったく満足していない」の5段階で評価を行い，評価の上位2段階（非常に満足している，やや満足している）の合計を算出した．同様に装用感，乾燥感，見え方を表6に示す設問について，「非常にそう思う」「そう思う」「ややそう思う」「あまりそう思わない」「そう思わない」「まったく思わない」の6段階で最終検査時に評価を行い，上位3段階（非常にそう思う，そう思う，ややそう思う）の合計を算出した．さらに，うるおいや装用感について，「非常に実感した」「実感した」「やや実感した」「あまり実感しない」「実感しない」「まったく実感しない」の6段階で最終検査時に評価を行い，上位3段階（非常に実感した，実感した，やや実感した）の合計を算出した．II結果1.症例a.年齢と性別年齢は18.52歳（29.2±7.9〔平均値±標準偏差〕歳），性別は男性21例42眼（25.9％），女性60例120眼（74.1％）の計81例162眼であった．b.中止症例および解析対象症例試験途中で中止（脱落）となった症例は2例であった．そのうち1例は，仕事が多忙になったなどの被験者自身の意思によって試験の継続を希望しなかった．もう1例は，装用20日目に試験レンズを外すときに滑って外しにくかったことから取り扱いが不安との理由で，いずれも被験者の意思によって中止となった．上記の2例4眼を除いた79例158眼を解析対象症例としたが，細隙灯顕微鏡所見および有害事象については全症例を対象として集計した．なお，2週間後および1カ月後に，観察期間が規定範囲日外のため定期外として取り扱った症例が各2例あった．c.対象者の自覚的屈折値試験開始時に行った自覚的屈折検査の結果，近視度数が.3.00..5.75Dの例が158眼中75眼でもっとも多かった．一方，乱視度数は.0.25D以下の例が158眼中109眼でも452あたらしい眼科Vol.32，No.3，2015表6アンケート調査項目（総合的評価）設問内容・快適な装用感（装用直後）・快適な装用感（日中）・快適な装用感が1日中持続・眼の乾燥が軽減・見え方が鮮明でクリア（日中）・見え方が鮮明でクリア（夜間）・見え方が1日中安定・レンズ装着後の指からの離れやすさっとも多かった（図1）．2.処方レンズの規格と試験レンズによる視力試験レンズ装用時の視力は図2のごとく，装用開始時から，2週間後および1カ月後で変化もなく良好な視力が保持されていた．また，検眼レンズによる追加矯正視力においても同様の結果が得られ，常に良好な視力が得られた．3.試験レンズの平均装用時間各受診日に聴取した試験レンズの平均装用時間は，最短8.5時間から最長18時間（平均値13.9時間）であった．10時間未満が1.3％，10時間以上14時間未満が38.3％，14時間以上が60.4％であった．4.試験レンズのフィッティング試験開始時，1週間後，1カ月後，定期外検査の累積数474眼について，表4の評価項目に従い，試験レンズの安定位置および動きを観察した．表7に示すように，試験レンズの安定位置は，中央が456眼（96.2％）ともっとも多く，次に下方7眼（1.5％），やや下方5眼（1.1％），上方，下方耳側，耳側はごくわずかであった．動きは，ほとんどの症例467眼（98.6％）がノーマルで，ルーズな例や，タイトな例はごくわずかであった．5.試験レンズの表面検査診察日に，細隙灯顕微鏡で試験レンズを装用したまま汚れとキズの状況を確認した．316枚中313枚（99.1％）は正常であった．汚れは3枚（0.9％）認めたが，キズを認めた例はなかった（表8）．6.試験レンズの交換試験レンズの処方交換を行ったものは，累積316眼中10眼（3.2％）で，2週間後にのみ発生し，理由として遠方視力不良が6眼（1.9％），近方視力不良が2眼（0.6％），眼精疲労が2眼（0.6％）であった．7.細隙灯顕微鏡による前眼部所見試験開始時の前眼部所見として，角膜上皮ステイニングが26眼ともっとも多く，角膜血管新生，球結膜充血が2眼，上眼瞼結膜乳頭増殖が14眼，その他（角膜瘢痕2眼，pigmentedslide1眼，眼瞼結膜充血1眼，上眼瞼結膜傷跡1眼）が認められた（表9）．しかし，いずれも担当医が試験レンズ（142）（眼）乱視度数：±0.00～－0.25D視力：試験レンズによる視力（平均値）：検眼レンズによる追加矯正視力50403020100395147■：－0.50～－1.00D26223105近視度数－0.50～－2.75D－3.00～－5.75D－6.00D以上■：－1.25D以上1.331.371.35n.s.n.s.1.01.181.201.21Control0.1装用開始2週間後1カ月後158眼154眼154眼図1自覚的屈折値図2試験レンズによる視力ANOVADunnett，n.s.：notsignificant．平均値は小数視力をlogMAR（logarithmicminimumangleofresolution）視力に変換して平均値を算出した後小数視力に再度変換した値である．表7フィッティング検査眼（％）安定位置動き中央456（96.2）下方7（1.5）やや下方5（1.1）上方3（0.6）下方耳側2（0.4）耳側1（0.2）ノーマルルーズタイト467（98.6）4（0.8）3（0.6）合計474（100.0）合計474（100.0）表8試験レンズの表面検査枚（％）検査結果2週間後1カ月後定期外検査合計正常1521538313（99.1）汚れ213（0.9）キズ0（0.0）合計1541548316（100.0）表9細隙灯顕微鏡検査による前眼部所見眼（％）検査眼数試験開始時2週間後1カ月後定期外検査前眼部異常所見16215415812無118（72.8）116（73.4）116（75.3）8（66.7）程度角膜上皮ステイニング126（16.0）19（12.0）20（13.0）1（8.3）角膜血管新生12（1.2）2（1.3）2（1.3）球結膜充血12（1.2）3（1.9）21（8.3）上皮浮腫1上眼瞼結膜乳頭増殖114（8.6）14（8.9）12（7.8）2（16.7）その他5（3.1）6（3.8）6（3.9）1（8.3）重複記載あり．所見のない項目は省略した．その他：角膜瘢痕，pigmentedslide，眼瞼結膜充血，上眼瞼結膜傷跡など．の装用が可能であると判断し，本試験が開始された．観察期8.アンケート調査（自覚症状）間中においても，重篤な異常所見は認められなかった．有害a.装用感，乾燥感，くもり，かゆみ，充血，見え方事象は角膜瘢痕と麦粒腫の2例で，角膜瘢痕の1例1眼は充（明所/暗所）について血と痛みによって被験者自身が一時レンズを外し，数日後受試験レンズ装用による装用感，乾燥感，くもり，かゆみ，診した際に新たに角膜瘢痕を認めたもので医師の指示で1日充血，見え方（明所/暗所）について，被験者が回答した点数だけ装用を一時中止したが，試験中止には至らなかった．の平均値（点）で各々を検討した．装用感については，装用（143）あたらしい眼科Vol.32，No.3，2015453平均値（点）8：試験参加前レンズ2.442.432.432.97：試験レンズ1カ月後76543.163＊21.9210装用開始日中夜間症例数777776図3アンケート調査（自覚症状）─装用感（全被験者）1.10点，1：非常に良好，10：非常に不良．Pairedt-test，＊：p＜0.05．平均値（点）くもりかゆみ充血2.362.362.001.992.081.91：試験レンズ1カ月後：試験参加前レンズ543210図5アンケート調査（自覚症状）─くもり，かゆみ，充血（全被験者）（n＝77例）．1.10点，1：症状なし，10：非常に強い．Pairedt-test，n.s.：notsignificant．直後において試験参加前に使用していたレンズと試験レンズとの間に有意差が認められた（図3）．乾燥感については装用直後，日中，夜間ともに，両者間に有意差は認められないものの，期間を通して試験レンズのほうが良いという傾向がみられた（図4）．くもり，かゆみ，充血の平均値（点）に大きな差はなく，見え方（明所/暗所）の平均値（点）に差はあるものの両者間に有意差は認められなかった（図5,6）．b.試験参加前に使用していたCL別の装用感と乾燥感装用感と乾燥感について，元ハイドロゲルレンズ装用者（44例88眼）と元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者（33例66眼）とに分けて検討した結果，元ハイドロゲルレンズ装用者における装用感については，図7のごとく装用直後において本試験レンズのほうが試験参加前に使用していたレンズより有意に良好という結果が得られた．元シリコーンハイ平均値（点）：試験参加前レンズ82.272.843.273.72：試験レンズ1カ月後7654.204321.9510装用開始日中夜間症例数777776図4アンケート調査（自覚症状）─乾燥感（全被験者）1.10点，1：症状なし，10：非常に強い．Pairedt-test，n.s.：notsignificant．平均値（点）見え方（明所）見え方（暗所）1.922.172.142.42：試験参加前レンズ5：試験レンズ1カ月後43210図6アンケート調査（自覚症状）─見え方（明所/暗所）（全被験者）（n＝77例）．1.10点，1：非常に良好，10：非常に不良．Pairedt-test，n.s.：notsignificant．ドロゲルレンズ装用者では，装用直後は良好であったが，日中，夜間にかけては試験参加前に使用していたレンズのほうが良好であった（図8）．また，乾燥感についても，元ハイドロゲルレンズ装用者では，日中，夜間において有意に本試験レンズのほうが良好という結果が得られたが（図9），元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者では装用直後から日中，夜間で試験参加前に使用していたレンズと大きな差は認められなかった（図10）．c.乾燥感と他の自覚症状との関係乾燥感と他の自覚症状（見え方，装用感）との関係について検討したところ，乾燥感と見え方は相関しており（図11），乾燥感と装用感については，さらに強い相関を示した（図12）．454あたらしい眼科Vol.32，No.3，2015（144）平均値（点）2.452.202.592.74：試験参加前レンズ：試験レンズ1カ月後876543.383＊21.8610装用開始日中夜間症例数444443図7アンケート調査（自覚症状）─装用感（元ハイドロゲルレンズ装用者）1.10点，1：非常に良好，10：非常に不良．Pairedt-test，＊：p＜0.05．平均値（点）8＊＊2.572.803.823.56：試験参加前レンズ：試験レンズ1カ月後7654.58＊＊4322.0710装用開始日中夜間症例数444443図9アンケート調査（自覚症状）─乾燥感（元ハイドロゲルレンズ装用者）1.10点，1：症状なし，10：非常に強い．Pairedt-test，＊＊：p＜0.01．9.アンケート調査（その他）表5の設問について回答した結果を図13に示す．試験最終日である1カ月後に「非常に満足している」と「やや満足している」と回答した割合を検討したところ，試験参加前レンズと1カ月後の結果では，表裏のわかりやすさおよび汚れにくさについての満足度は向上したが，つけ外しのしやすさと総合的な満足度は低下した．表6の設問について回答した結果を図14に示す．「非常にそう思う」「そう思う」および「ややそう思う」と回答した割合を検討したところ，快適な装用感（装用直後）が97.4％ともっとも高く，レンズ装着後の指からの離れやすさが96.1％，見え方が鮮明でクリア（日中）が93.5％，快適な装用感（日中）が90.0％で，非常に高平均値（点）82.422.732.21：試験参加前レンズ：試験レンズ1カ月後76543.2732.8822.0010装用開始日中夜間症例数333333図8アンケート調査（自覚症状）─装用感（元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者）1.10点，1：非常に良好，10：非常に不良．Pairedt-test，n.s.：notsignificant．平均値（点）81.882.912.55：試験参加前レンズ：試験レンズ1カ月後7653.9443.70321.7910装用開始日中夜間症例数333333図10アンケート調査（自覚症状）─乾燥感（元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者）1.10点，1：症状なし，10：非常に強い．Pairedt-test，n.s.：notsignificant．い評価が得られた．うるおいや良好な装用感を実感したかどうかについては，「非常に実感した」「実感した」「やや実感した」と回答した割合を検討したところ，83.1％の被験者が実感しており，高い評価が得られた（図15）．III考察多施設臨床試験の結果，今回の試験レンズの安全性という面においては，中止に至るような重篤な合併症は1例も生じなかった．また，前眼部所見のなかで，試験開始時に角膜上皮ステイニング程度1，球結膜充血，上眼瞼結膜乳頭増殖が認められたが，試験期間を通して発現数は減少していた．角膜瘢痕1例1眼が副作用としてあげられたが，被験者自身が（145）あたらしい眼科Vol.32，No.3，2015455増加増加1011221107118161981121684121211111553511111112211121142r＝0.799p＜0.00011050－5－101050－5－10改善装用感悪化221529731r＝0.518p＜0.0001116121121111121113517434221216212113322115乾燥感乾燥感0－5－10－10－50510改善見え方悪化図11アンケート調査（自覚症状）─乾燥感と見え方の関係図12アンケート調査（自覚症状）─乾燥感と装用感の関係n＝153例（日中77例，夜間76例）．n＝153例（日中77例，夜間76例）．夜間と暗所，日中と明所を対応させた．夜間と暗所，日中と明所を対応させた．プロット内の数字は同じ値の個数を表す．プロット内の数字は同じ値の個数を表す．0％20％40％60％80％100％容器からの取り出しやすさ表裏のわかりやすさつけ外しのしやすさレンズの携帯性暗所または薄暗い所でのくっきり感汚れにくさ総合的な満足度31292125321242519221823835333333034302931315045334282829181423771210101122416147988105310334611125図13アンケート調査（その他）─満足度（全被験者）上段：試験参加前レンズ（n＝79例）．下段：試験レンズ（n＝77例）．：非常に満足している，：やや満足している，：どちらでもない，：あまり満足していない，：まったく満足していない．グラフ内の数値は症例数．充血と痛みにより一時レンズを外し，数日後の受診時に周辺次に，有用性という面においては，装用直後の装用感が試部角膜浸潤後の瘢痕が疑われたごく軽度の角膜瘢痕を新たに験前に使用していたレンズと比較して統計学的に有意に良好認めたという例で，角膜の周辺部にあり，視力に影響するこという結果が得られた．ハイドロゲル素材の長所は装用感のともなかった．医師の指示で1日の一時休止があったが，そ良さであるが，含水率78％である試験レンズは元ハイドロの後試験レンズを再装用した．眼科医の管理のもと安全に使ゲルレンズ装用者の参加前レンズと比較しても装用感が良好用できるレンズであると考えられる．であることが明らかとなった．乾燥感については，元ハイド456あたらしい眼科Vol.32，No.3，2015（146）図14アンケート調査（その他）─総合的評価（全被験者）：非常にそう思う，：そう思う，：ややそう思う，：あまりそう思わない，：そう思わない，：まったく思わない．グラフ内の数値は症例数．＊元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者1例無記入あり．341910922121933293026183331313112212518172117102611244129214531111：非常にそう思う，：そう思う，：ややそう思う，：あまりそう思わない，：そう思わない，：まったく思わない．グラフ内の数値は症例数．＊元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者1例無記入あり．3419109221219332930261833313131122125181721171026112441292145311110％20％快適な装用感（装用直後）快適な装用感（日中）快適な装用感が1日中持続＊眼の乾燥が軽減見え方が鮮明でクリア（日中）見え方が鮮明でクリア（夜間）見え方が1日中安定レンズ装着後の指からの離れやすさロゲルレンズ装用者において日中，夜間で有意差を認めた．素材のもつ，高含水でありながら水分の蒸発を抑えられていることが反映されている可能性が考えられる．元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者においては装用感，乾燥感とも装用直後は試験レンズのほうが良好であったが，日中，夜間にかけては試験参加前に使用していたレンズのほうが良好であった．乾燥感はさまざまな要因が関与しており，SCLのエッジと球結膜との摩擦で生じる違和感8）やレンズの汚れ，レンズの収縮・変形，レンズの張り付きなどによって生じ，これらの要因の単独あるいは組み合わせが関連している9）と考える．横井ら10）が述べているように涙液量を増やしてSCL上の涙液の菲薄化を防ぐ方法としては，人工涙液の点眼や，球結膜との摩擦を軽減するために，レンズの水濡れ性を改善したSCLを選択することが有用な手段の一つであると同時に，さらに今回，乾燥感と装用感で強い相関を示していたことから，乾燥感と装用感は密接に関係していて，装用感の良いSCLを選択することも有用な手段の一つではないかと考える．アンケート調査（満足度）の結果では，レンズの携帯性，容器からの取り出しやすさ，汚れにくさに関して満足度が高いということがわかった．つけ外しのしやすさについての満足度は他の項目より低く，総合的な満足度では，試験レンズ装用後に5例があまり満足していないと回答したが，これらの5例のアンケート結果でもっとも評価が低かった項目もつけ外しのしやすさであった．試験レンズの表面が滑りやすいとの訴えもあり，たとえば外し方の注意点として利き手の中指で下まぶたを引き下げ，レンズを人差し指でゆっくり黒眼（147）40％60％80％100％実感しないまったく実感しない13（1.3％）（3.9％）あまり実感しない9（11.7％）図15アンケート調査（その他）─うるおいや良好な装用感について（全被験者）（n＝77例）．グラフ内の数値は症例数（％）．より少し下にずらして外すように指導するなど，初めにレンズの取扱いに関して十分な注意を払うことが大切である11,12）と，改めて感じた．さらに，アンケート調査（総合評価）の結果から，快適な装用感（装用直後），レンズ装着後の指からの離れやすさ，見え方が鮮明でクリア（日中），快適な装用感（日中）という項目において非常に高い評価が得られているということが明らかとなっている．快適な装用感については，装用直後，日中における評価が高く，見え方が鮮明でクリアということについて評価されていたことから，非球面設計された光学特性が寄与した可能性も考えられる13.17）．あたらしい眼科Vol.32，No.3，2015457非常に実感した11（14.3％）実感した30（39.0％）やや実感した23（29.9％）担当医による診察で，レンズの動きが適切であった症例は98.6％という結果が得られている．一般的にハイドロゲル素材は，蛋白質が付着しやすいといわれている18）が99.1％のレンズに見かけ上，汚れは検出されなかった．1日使い捨てという使用方法のため，微生物からの汚染リスクを軽減できる19）と考える．以上のように，本試験レンズは近視眼に対し矯正効果が良好で，自覚的にも高い満足度が得られることが明らかとなった．1日使い捨てコンタクトレンズ「バイオトゥルーRワンデー」は，臨床的に安全であり，今までのSCLで乾燥感を訴えている例や，初めてSCLを使用する例においても非常に有用であると考えられた．文献1）佐野研二：進化するコンタクトレンズ素材─水との共生─．あたらしい眼科24：723-735,20072）佐野研二：コンタクトレンズ素材と汚染性．日コレ誌42：68-73,20003）HoldenBA,MertzGW：Criticaloxygenlevelstoavoidcornealedemafordailyandextendedwearcontactlense.InvestOphthalmolVisSci25：1161-1167,19844）HarvittDM,BonannoJA：Re-evaluationofoxygendiffusionmodelforpredictingminimumcontactlensDk/tvaluesneededtoavoidcornelanoxia.OptomVisSci76：712-719,19995）MaruyamaK,YokoiN,TakamataAetal：Effectofenvironmentalconditionsonteardynamicsinsoftcontactlenswears.InvestOphthalmolVisSci45：2563-2568,20046）KojimaT,MatsumotoY,IbrahimOMetal：Effectofcontrolledadversechamberenvironmentexposureontearfunctioninsiliconhydrogelandhydrogelsoftcontactlenswearers.InvestOphthalmolVisSci52：8811-8817,20117）LinhardtJG,SalamoneJC,AmmonDM,Jretal：Polymerizablesurfactantsandtheiruseasdeviceformingcomonomers.USPatent8,197,841.2012-06-128）濱野孝，光永サチ子，小谷摂子ほか：コンタクトレンズ装用に起因する「乾燥感」とその症状の調査．眼科49：183-190,20079）小玉裕司：乾燥予防ワンデー使い捨てコンタクトレンズ．あたらしい眼科24：717-712,200710）横井則彦：ソフトコンタクトレンズ装用時の眼乾燥感のメカニズム．日コレ誌51：補遺S33-S55,200911）東原尚代，稲富勉：コンタクトレンズと眼鏡Q＆A「コンタクトレンズ装用による角膜上皮障害について教えてください」．あたらしい眼科20（臨増）：1160-118,200312）伏見典子，豊嶋由美子，星美穂ほか：ソフトコンタクトレンズ装用者にみられる角膜ステイニグの発生調査．日コレ誌55：39-44,201313）MorganPB,EfronN：Comparativeclinicalperformanceoftwosiliconehydrogelcontactlensesforcontinuouswear.ClinExpOptom85：183-192,200214）植田喜一，永井浩一：頻回交換型非球面ソフトコンタクトレンズの使用経験．臨眼58：1785-1791,200415）糸井素純：前面非球面デザインの効用．日コレ誌48：S1-S6,200616）植田喜一，稲葉昌丸，岩崎直樹ほか：2週間頻回交換シリコーンハイドロゲルレンズ「メダリスト2ウィークSH」の臨床試験．日コレ誌55：266-273,201317）宮本裕子，稲葉昌丸，梶田雅義ほか：非球面頻回交換乱視用シリコーンハイドロゲルレンズの臨床試験．あたらしい眼科31：145-155,201318）佐野研二：FDA分類とケア．日コレ誌47：284-286,200519）稲葉昌丸，佐野研二，濱野孝：コンタクトレンズによる眼科救急の実態．日コレ誌49：84-88,2007＊＊＊458あたらしい眼科Vol.32，No.3，2015（148）</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://www.atagan.jp/article/20150330.htm/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>非球面頻回交換乱視用シリコーンハイドロゲルレンズの臨床試験</title>
		<link>https://www.atagan.jp/article/20140134.htm</link>
		<comments>https://www.atagan.jp/article/20140134.htm#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 30 Jan 2014 15:34:12 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[記事]]></category>
		<category><![CDATA[シリコーンハイドロゲルレンズ]]></category>
		<category><![CDATA[臨床試験]]></category>
		<category><![CDATA[非球面レンズ]]></category>
		<category><![CDATA[頻回交換乱視用ソフトコンタクトレンズ]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.atagan.jp/?p=8422</guid>
		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科31（1）：145.155，2014c非球面頻回交換乱視用シリコーンハイドロゲルレンズの臨床試験宮本裕子＊1稲葉昌丸＊2梶田雅義＊3小玉裕司＊4濱田恒一＊5水谷聡＊6＊1アイアイ眼科医院＊2稲葉眼科 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科31（1）：145.155，2014c非球面頻回交換乱視用シリコーンハイドロゲルレンズの臨床試験宮本裕子＊1稲葉昌丸＊2梶田雅義＊3小玉裕司＊4濱田恒一＊5水谷聡＊6＊1アイアイ眼科医院＊2稲葉眼科＊3梶田眼科＊4小玉眼科医院＊5ハマダ眼科＊6水谷眼科診療所ClinicalStudyofFrequentReplacementToricSiliconeHydrogelLenswithAsphericOpticsYukoMiyamoto1）,MasamaruInaba2）,MasayoshiKajita3）,YujiKodama4）,TsunekazuHamada5）andSatoshiMizutani6）1）AiaiEyeClinic,2）InabaEyeClinic,3）KajitaEyeClinic,4）KodamaEyeClinic,5）HamadaEyeClinic,6）MizutaniEyeClinic乱視矯正を目的として新しく開発された前後面非球面頻回交換乱視用シリコーンハイドロゲルレンズ「PV2HDA」の安全性と有用性を評価するために臨床試験を行った．近視性乱視を有する80例160眼に対して試験レンズを処方し，屈折検査，フィッティング検査，細隙灯顕微鏡検査を施行し，自覚症状の確認と見え方や装用感に関するアンケート調査を行った．その結果，全期間を通じてレンズ上の視力は1.0以上と良好な視力が得られた．レンズの安定性も良好で，重篤な合併症は1例も認めなかった．自覚症状については，充血が軽減し，特に暗所での見え方が良好という結果が得られた．また，アンケート調査によって，見え方に関する満足度が高いことが明らかとなった．近視性乱視を矯正する目的において良好な視力が得られ，眼科医の管理のもと臨床上安全で有用なレンズであることがわかった．Aclinicalstudywasdonetoevaluatethesafetyandefficacyofthefrequentreplacementtoricsiliconehydro-gellenswithasphericoptics（PV2HDA）,whichwasnewlydevelopedtocorrectastigmatismandreduceasphericaberration.Thestudylenses,prescribedfor160eyesof80patientswithmyopicastigmatism,wereexaminedbyrefraction,fittingandslitlampbiomicroscopy.Aquestionnairesearchwasthenconductedtoassesssubjectivesymptomsandsurveythequalityofvisionandthefeelingofwearingthelens.Resultsshowedthatvisualacuitywithstudylenswearwas1.0orbetterthroughoutthestudyperiod.Lensstabilitywasalsogood,andnoseriouscomplicationswerereported.Asforsubjectivesymptoms,resultsshowedthathyperemiawasrelievedandthatqualityofvisionwasespeciallygoodindarkplaces.Thesurveyalsoevidencedahighsatisfactionratingintermsofqualityofvision.Thestudylenswasshowntobeclinicallysafeandusefulforachievinggoodvisualacuityincorrectingmyopicastigmatism,underthesupervisionofanophthalmologist.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）31（1）：145.155,2014〕Keywords：頻回交換乱視用ソフトコンタクトレンズ，シリコーンハイドロゲルレンズ，非球面レンズ，臨床試験．replacementtoricsoftcontactlens,siliconehydrogellens,asphericlens,clinicalstudy.はじめに柔軟な素材特性をもつソフトコンタクトレンズ（SCL）による乱視矯正は困難とされるが，近年は有用な乱視用SCLが登場してきている．素材の面においても，従来素材のSCLと比べ，高い酸素透過性などの優れた性能をもったシリコーンハイドロゲルレンズが急速に普及してきている．この2つの特徴を併せ持つSCLとして「メダリストRプレミア＜乱視用＞」が2008年10月より発売されているが，優れた乱視用SCLには，質の高い見え方と，より適切な動きと同時にレンズの良好な安定性が求められる．また，当初に開発されたシリコーンハイドロゲルレンズの素材は硬めであるために装用感の低下が指摘されているが，素材の開発やデザインの改良により装用感の向上を図っている．「PV2HDA」は，「メダリストRプレミア＜乱視用＞」の装用感を向〔別刷請求先〕宮本裕子：〒558-0023大阪市住吉区山之内3丁目1-7アイアイ眼科医院Reprintrequests：YukoMiyamoto,M.D.,AiaiEyeClinic,3-1-7Yamanouchi,Sumiyoshi-ku,Osaka558-0023,JAPAN0910-1810/14/\100/頁/JCOPY（145）145上させるために，レンズのバラスト厚を0.345mmから0.300mmに，エッジ厚を0.089mmから0.050mmに薄くし，さらに眼球の球面収差を補正する目的で前後面非球面設計されたレンズとなっている．今回，筆者らは「PV2HDA」を用いて臨床試験を行ったので，その結果を報告する．I対象および方法1.対象対象は，屈折異常以外にSCL装用に問題となる眼疾患を認めず，自覚的屈折値で.9.00D以下の近視眼でかつ.2.50D以下の乱視眼である．さらに，球面および円柱レンズの矯正により片眼0.5以上の遠方視力が得られ，球面SCLおよび乱視用SCLを日常装用している者とした．2.方法a.倫理審査委員会およびインフォームド・コンセント本試験は，松本クリニック治験審査委員会の承認を得た．本試験の実施趣旨を理解した後，自らの意志で参加同意書に署名した者を登録症例とした．臨床試験を実施した医療機関6施設の名称と担当医師を表1に示す．b.試験レンズおよび装用方法試験レンズ「PV2HDA」は，わが国にて販売されている「販売名：ボシュロムメダリストフレッシュフィット（商品名：ボシュロムメダリストフレッシュフィットRコンフォートモイストR）＜乱視用＞」と同一である．試験レンズの物性と規格を表2に示す．装用方法は終日装用で，使用期間は最長2週間とした．基本的に，マルチパーパスソリューション（MPS）によるこすり洗い，すすぎ，消毒，保存を毎日行うよう指導した．MPSはレニューRセンシティブを推奨したが，担当医がそれ以外の消毒剤の使用が適切と判断した場合は，担当医が指示した消毒剤を指示した方法によって使用することとした．c.試験レンズの処方試験レンズを処方するにあたってインフォームド・コンセントを取得し，裸眼および矯正視力の測定，自覚的および他覚的屈折検査，角膜曲率半径計測，細隙灯顕微鏡検査など通常のSCL処方に必要な検査を行った．試験レンズの適応であることを確認した後に，トライアルレンズを装着し，フィッティングの観察を行ったうえで，追加補正屈折値を求め，処方レンズの規格を決定した．d.観察期間と検査項目観察期間は2012年4月4日から2012年9月29日までで，定期の検査日は試験開始時，1週間後，1カ月後の3回で，それ以外は定期外として取り扱った．検査項目は，自覚的屈折検査，他覚的屈折検査，試験レンズによる遠見視力の測定である．さらに細隙灯顕微鏡による前眼部所見の観察を行い，試験レンズのフィッティングを評価し，装用した状態で表1試験実施機関および担当医師医療機関名試験担当医師アイアイ眼科医院宮本裕子稲葉眼科稲葉昌丸梶田眼科梶田雅義小玉眼科医院小玉裕司＊ハマダ眼科濱田恒一水谷眼科診療所水谷聡＊試験代表医師．表2試験レンズの物性と規格項目物性・規格材質（USAN＊1）BalafilconAFDA＊2分類グループIII酸素透過係数（Dk値）91×10.11（cm2/sec）・（mlO2/ml×mmHg）含水率36％度数範囲球面度数.1.00D..6.00D（0.25Dステップ）.6.50D..8.00D（0.50Dステップ）円柱度数.0.75D.1.25D.1.75D円柱軸10°20°90°160°170°180°ベースカーブ8.9mm直径14.5mm中心厚0.10mm（S.3.00D）レンズデザインプリズムバラスト（後面トーリック）レンズカラーライトブルー＊1USAN：UnitedStatesAdoptedNames.＊2FDA：FoodandDrugAdministration.試験レンズの表面検査を行ったうえで，交換の必要性などを確認した．前眼部所見の程度判定基準を表3に，フィッティング評価基準を表4に，汚れの形態と範囲の程度分類を表5に示す．自覚症状については，違和感，乾燥感，充血，くもりについてまったく認めない状態を0mm，最も強い状態を100mmとしたvisualanalogscale（VAS）を用いて，対象者自身に評価させ平均値を算出した．アンケート調査は，表6各設問について非常にそう思うか，そう思うか，ややそう思うか，あまりそう思わないか，そう思わないか，全く思わないかの6つのなかから選択することとした．上位3つの非常にそう思う，そう思う，ややそう思うの合計を算出した．自覚症状の確認とアンケート調査については試験参加前に装用していたコンタクトレンズ（CL）（元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者，元ハイドロゲルレンズ装用者，元球面レンズ装用者，元乱視用レンズ装用者）別でも評価した．146あたらしい眼科Vol.31，No.1，2014（146）表3前眼部所見の判定基準項目程度基準0ステイニングなし．角膜上皮ステイニング1すべての領域で表層に点状のステイニングがごくわずかに認められるが，融合していない．表層の異物によるステイニングも含む．2融合，またはびまん性の点状ステイニングがわずかに認められるが，フルオレセインは実質内に達していない．3著明に，または密に融合した点状ステイニングが認められ，フルオレセインがわずかに実質内に達している．4重度の上皮.離またはびらんが認められ，上皮実質が失われている．角膜実質が顕著に，かつ速やかに染色される．0上皮混濁や上皮下混濁がない．正常な透明性．1局所的な上皮混濁や上皮下混濁がわずかに認められる．角膜浮腫2局所または全体的な上皮混濁がかすかながら確かに認められる．3局所または全体的な上皮混濁が著明に認められる．4はっきりした上皮混濁が広範囲に認められて角膜がすりガラス状になる，または無数の水疱が融合している．0顕著な輪部血管アーケードは認められるものの，輪部の外観は正常である．11/4の範囲内で角膜に1.5mm未満の血管新生が認められる．角膜血管新生21/4以上の範囲内で角膜に1.5mm未満の血管新生が認められる．3いずれかの1/4の範囲で角膜に1.5.2.5mmの血管新生が認められる．4広域に角膜に2.5mmを超える血管新生が認められる．0充血は認められない．結膜血管の外観は正常である．11/4の範囲内に極軽度の結膜血管充血が認められる．球結膜充血21/4以上の範囲に軽度の結膜血管充血が認められる．3いずれかの1/4の範囲に顕著な結膜血管充血が認められる．4広域に顕著な結膜血管充血が認められる．0眼瞼結膜の外観は正常でベルベット状をしている．乳頭はない．眼瞼結膜乳頭増殖1結膜表面のなめらかさがやや失われている．2結膜表面のなめらかさがやや失われている．直径1.0mm未満の乳頭が認められる．3結膜表面のなめらかさは明らかに失われている．直径1.0mm未満の乳頭が認められる．4直径1.0mmを超える巨大乳頭が局所または全体に認められる．0角膜浸潤なし．1無症状の単発の浸潤が認められる．角膜浸潤2充血および何らかの自覚症状を伴った単発または多発の浸潤が認められる．3何らかの角膜異常と充血を伴った単発または多発の浸潤が認められる．4角膜実質に及ぶ染色と充血を伴った単発または多発の浸潤が認められる．表4フィッティングの評価基準項目分類安定位置中央上方下方耳側鼻側レンズの回転無±10°以内±20°以内±20°以上回転方向無鼻側耳側動きルーズノーマルタイトその他の所見球結膜の圧迫レンズのエッジの浮き上がり（147）あたらしい眼科Vol.31，No.1，2014147表5汚れの形態と範囲の程度分類形態点状，膜状1．CL全体面積の1/3未満の汚れを認める範囲2．CL全体面積の1/3以上2/3未満の汚れを認める（程度）3．CL全体面積の2/3以上の汚れを認める表6アンケート調査項目設問内容・装着数分後の見え方が鮮明でクリア・1日を通して見え方が鮮明でクリア・夜間や薄暗い場所でもクッキリ・装着してすぐにレンズの位置が安定・装着直後に快適な装用感・装着して数分後の快適な装用感・快適な装用感が1日を通して持続・乾燥感が軽減II結果1.症例a.年齢と性別年齢は，18.54歳〔34.4±9.6歳（平均値±標準偏差）〕，男性19例38眼（23.8％），女性61例122眼（76.3％）の計80例160眼であった．b.中止症例および解析対象症例試験途中で中止となった症例は3例であった．そのうち2例は，仕事が多忙となったなど対象者自身の意志によって試験の継続を希望しなくなった．残りの1例は，定期検査に来院されず連絡が取れなくなったため中止症例として扱った．上記の3例6眼を除いた77例154眼を解析対象症例としたが，細隙灯顕微鏡所見および有害事象については全症例を対象として集計した．なお，1週間後および1カ月後に観察期間が規定範囲日外のため定期外として取り扱った症例が各1例あった．c.対象者の自覚的屈折値試験開始時に行った自覚的屈折検査の結果，近視度数が.3.00..5.75Dの例が154眼中69眼（44.8％）で最も多かった．一方，乱視度数は.1.00D以下の例が154眼中72眼（46.8％）で最も多かった（表7）．乱視軸については図1のごとく，180°と90°以外の例も認められた．対象者の乱視度数は，.0.50..1.00Dが72眼（46.8％）を占めていた．2.処方レンズの規格と試験レンズによる視力装用開始時に処方したレンズ度数は，球面度数が.3.00..5.75Dの例が最も多く，対象者の自覚的屈折値と同じであったが，.0.25..2.75Dが53眼（34.4％）に増加し，.6.00D以上の例が26眼（16.9％）に減少していた．円柱度数は59.1％の症例が.0.75Dで処方可能であった（表8）．処方したレンズの円柱軸は180°が126眼（81.8％），90°が15表7自覚的屈折値眼（％）乱視度数＼近視度数.0.25..2.75D.3.00..5.75D.6.00D以上合計.0.50D2（1.3）7（4.5）2（1.3）11（7.1）.0.75D9（5.8）13（8.4）7（4.5）29（18.8）.1.00D8（5.2）15（9.7）9（5.8）32（20.8）.1.25D10（6.5）12（7.8）5（3.2）27（17.5）.1.50D3（1.9）9（5.8）4（2.6）16（10.4）.1.75D3（1.9）4（2.6）11（7.1）18（11.7）.2.00D4（2.6）6（3.9）2（1.3）12（7.8）.2.25D1（0.6）3（1.9）2（1.3）6（3.9）.2.50D1（0.6）0（0.0）2（1.3）3（1.9）合計41（26.6）69（44.8）44（28.6）154（100.0）小数点以下2位を四捨五入したためパーセントの合計は必ずしも一致しない．（眼）140120100806040200908070605040302010180170160150140130120110100（度）図1自覚的屈折検査の乱視軸分布148あたらしい眼科Vol.31，No.1，2014（148）表8処方レンズの規格眼（％）円柱度数＼球面度数.0.25..2.75D.3.00..5.75D.6.00D以上合計.0.75D30（19.5）50（32.5）11（7.1）91（59.1）.1.25D20（13.0）18（11.7）9（5.8）47（30.5）.1.75D3（1.9）7（4.5）6（3.9）16（10.4）合計53（34.4）75（48.7）26（16.9）154（100.0）（眼）140120100806040200908070605040302010180170160150140130120110100（度）図2処方したレンズの円柱軸分布視力（平均値）1.00.11.22N.S.1.24N.S.1.261.091.091.09装用開始154眼1週間後152眼1カ月後152眼図（N.S.）；ANOVA,Dunnett．3試験レンズによる視力平均値は小数視力をlogMAR（logarithmicminimumangleofresolution）視力に変換して平均値を算出した後小数視力に再度変換した値である．○：矯正視力，■：追加矯正視力．眼（9.7％）で，90％以上の対象者が180°および90°の円柱軸で処方が可能であった（図2）．つぎに，試験レンズ装用時の視力は図3のごとく，装用開始時から1カ月後のすべての観察期間で1.09と変化がなかった．検眼レンズによる追加矯正視力においても，装用開始時が1.22，1週間後が1.24，1カ月後が1.26で有意差を認めなかった．3.試験レンズのフィッティング試験開始時，1週間後，1カ月後，定期外検査の累積数462眼について，試験レンズのフィッティングを観察した．表9に示すように，試験レンズの安定位置は，中央が424眼（91.8％）と最も多く，つぎに耳側に安定した例が31眼（6.7％）であった．動きは，ほとんどの症例（95.0％）がノーマルで，ルーズな例やタイトな例はごくわずかであった．回転については，ガイドマークが真下に位置していたものが（149）306眼（66.2％），ガイドマークが真下の位置から耳側10°以内に認められたものが108眼（23.4％）と，ガイドマークが真下の位置に認められなかった例のなかでは耳側方向が多かった．さらに図4のごとく，診察の結果，総合評価として大変良好と評価されたものが152眼中115眼（75.7％），良好と評価されたものが28眼（18.4％）で，合計94.1％の例で良好以上の結果であった．4.試験レンズの表面診察日に，細隙灯顕微鏡で試験レンズを装用したまま汚れとキズの状況を確認した．308枚中282枚（91.6％）は正常であった．汚れを認めたもののなかで一番多かったものは，点状の汚れ程度1で，17枚（5.5％）のみであった．特に強い汚れを生じたものやキズを認めた例もなかった（表10）．5.試験レンズの交換試験レンズの処方交換を行ったものは累積304眼中10眼（3.3％）で，交換理由として視力不良が8眼（2.6％）と最も多かった．回転によるフィッティング不良で交換したものは1眼（0.3％）で，フィッティング不良および視力不良が理由のものは1眼（0.3％）のみで非常に少なかった（表11）．6.細隙灯顕微鏡による前眼部所見試験開始時の前眼部所見として，角膜上皮ステイニングが21眼あり，球結膜充血が4眼，CLPC（contactlens-inducedpapillaryconjunctivitis）が2眼，その他11眼（角膜瘢痕，結膜結石，瞼結膜充血）が認められた（表12）．しかし，いずれも担当医は試験レンズの装用が可能であると判断し，本試験が開始された．観察期間中においても，角膜浮腫，角膜新生血管，角膜浸潤および角膜潰瘍など重篤な異常所見は認めなかった．今回，担当医が有害事象として挙げたものを表13に示す．角膜上皮ステイニングが3例4眼，SEALs（superiorepithelialarcuatelesions）が3例5眼，CLPCがあたらしい眼科Vol.31，No.1，2014149表9フィッティング検査眼（％）安定位置動き回転中央耳側上方下方/耳側上方/耳側下方424313220（91.8）（6.7）（0.6）（0.4）（0.4）（0.0）ノーマルルーズタイト439212（95.0）（4.5）（0.4）無306（66.2）耳側10°以内108（23.4）20°以内17（3.7）21°以上5（1.1）鼻側10°以内21（4.5）20°以内3（0.6）21°以上2（0.4）462（100.0）462（100.0）462（100.0）小数点以下2位を四捨五入したためパーセントの合計は必ずしも一致しない．やや不良大変良好115眼（75.7％）良好28眼（18.4％）不良表10試験レンズの表面検査枚（％）5眼（3.3％）4眼（2.6％）検査結果1週間後1カ月後定期外検査計正常1401384282（91.6）点状の汚れ（程度1）10717（5.5）膜状の汚れ（程度1）257（2.3）膜状の汚れ（程度2）22（0.6）キズ0（0.0）計1521524308（100.0）←図4試験レンズの総合評価〔n＝152（眼）〕表11試験レンズの交換理由眼（％）＼交換理由検査眼数1週間後1カ月後152（100.0）152（100.0）累積数304（100.0）視力不良フィッティング不良（回転）フィッティング不良（回転）および視力不良6（3.9）2（1.3）1（0.7）1（0.7）8（2.6）1（0.3）1（0.3）合計8（5.3）2（1.3）10（3.3）表12細隙灯顕微鏡検査による前眼部所見眼（％）前眼部異常所見試験開始時1週間後1カ月後定期外検査検査眼数16015615210無127（79.4）123（78.8）119（78.3）8（80.0）角膜上皮ステイニング程度121（13.1）22（14.1）21（13.8）22（20.0）球結膜充血14（2.5）1（0.6）2（1.3）2（20.0）CLPC＊112（1.3）1（0.6）1（0.7）21（0.7）その他＊211（6.9）12（7.7）10（6.6）重複記載あり．＊1CLPC：contactlens-inducedpapillaryconjunctivitis.＊2その他：角膜瘢痕，結膜結石，瞼結膜充血など．150あたらしい眼科Vol.31，No.1，2014（150）表13有害事象事象名発現数程度因果関係投薬一時中止中止軽度関連性あり/可能性あり製品名角膜上皮ステイニング3例4眼3例4眼3例4眼3例4眼角結膜上皮障害治療用点眼薬─1例2眼人工涙液ドライアイ治療用点眼薬SEALs＊13例5眼3例5眼3例5眼2例4眼角結膜上皮障害治療用点眼薬1例2眼─人工涙液CLPC＊22例2眼2例2眼2例2眼1例1眼非ステロイド抗炎症点眼薬──＊1SEALs：superiorepithelialarcuatelesions.＊2CLPC：contactlens-inducedpapillaryconjunctivitis.表14消毒剤の変更NO参加前使用消毒方法装用開始1週間後変更理由1カ月後12345過酸化水素用剤過酸化水素用剤過酸化水素用剤他社MPS用剤他社MPS用剤過酸化水素用剤過酸化水素用剤レニューセンシティブレニューセンシティブレニューセンシティブ過酸化水素用剤過酸化水素用剤過酸化水素用剤とMPS用剤でのこすり洗い過酸化水素用剤とMPS用剤でのこすり洗い他社MPS用剤自己都合少し痒みしみる過酸化水素用剤過酸化水素用剤過酸化水素用剤とMPS用剤でのこすり洗い過酸化水素用剤とMPS用剤でのこすり洗い他社MPS用剤VAS（mm）VAS（mm）1008060＊＊＊4031.635.138.432.426.822.823.022.716.920.318.02015.50試験開始時1週間後1カ月後154眼152眼152眼図5自覚症状（全対象者）（＊p＜0.05）（＊＊p＜0.01）；ANOVA,Tukey-Kramer.■：違和感，■：乾燥感，：充血，：くもり．2例2眼であった．角膜上皮ステイニングを認めた症例のなかで1例2眼は，被験者が試験の継続を希望しなかったため中止となった．SEALsを認めた症例のなかで1例2眼は一時中止したが点眼加療によって改善し，その後は試験レンズを再装用することが可能であった．有害事象が原因で，試験レンズの装用が中止に至ったという症例は1例もなかった．7.消毒剤の変更消毒剤の変更は，装用開始から参加前使用消毒処方を指示した2例と1週間後に変更した3例であった．変更理由として自己都合，少し痒み，しみるという症状があったため，過酸化水素用剤とMPS用剤でのこすり洗いが2例と参加前使用消毒方法への指示が1例であった（表14）．MPSとの適合性による問題だと考えられる障害は生じなかった．（151）10080604028.628.412.215.319.424.522.718.813.016.720.22012.90試験開始時1週間後1カ月後154眼152眼152眼図6見え方についての自覚症状（全対象者）（N.S.）；ANOVA,Tukey-Kramer.■：明所，■：暗所，：瞬目時，：こすった時．8.自覚症状a.違和感，乾燥感，充血，くもりについて試験レンズ装用による違和感，乾燥感，充血，くもりについてVASを用いた評価を行った．数値が高いほど症状が強いという意味を表す．違和感は，試験開始時と比較して1週間後に増加したが，1カ月後には改善していた．乾燥感も試験開始時と比較して1週間後に増加したが，1カ月後には改善していた．逆に，充血は1週間後，1カ月後と減少していった．くもりは試験開始時と比較して1週間後に微増したが，1カ月後には改善していた（図5）．b.見え方について試験レンズ装用による明所，暗所，瞬目時およびこすった時の見え方についてもVASを利用して評価した．数値が低いほど見え方が良好という意味を表す．有意差はなかったもあたらしい眼科Vol.31，No.1，2014151VAS（mm）VAS（mm）10VAS（mm）1001008080＊＊6060＊＊33.138.542.636.240＊27.623.64028.127.328.926.423.624.121.721.319.318.417.815.217.72016.213.117.114.612.715.710.914.32013.89.16.60試験開始時1週間後1カ月後0試験開始時1週間後1カ月後108眼106眼106眼46眼46眼46眼図7自覚症状（元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者）図8自覚症状（元ハイドロゲルレンズ装用者）（＊p＜0.05）（＊＊p＜0.01）；ANOVA,Tukey-Kramer.（＊p＜0.05）；ANOVA,Tukey-Kramer.■：違和感，■：乾燥感，：充血，：明所，：暗所．■：違和感，■：乾燥感，：充血，：明所，：暗所．0％見え方が鮮明でクリア（装着数分）見え方が鮮明でクリア（1日）夜間や薄暗い場所でもクッキリすぐにレンズ位置が安定快適な装用感（装着直後）＊快適な装用感（装着数分）快適な装用感が持続（1日）眼の乾燥感が軽減20％40％60％80％100％19121315121710829343524222324121723201716171922461314121222131487571335862図9アンケート調査（全対象者）■：非常にそう思う，：そう思う，：ややそう思う，■：あまりそう思わない，■：そう思わない，■：全くそう思わない．＊快適な装用感（装用直後）に1例未回答あり．グラフ内の数値は症例数．のの試験開始時と比べ，暗所での見え方が良くなっているのがわかる（図6）．c.事前に使用していたCL別の自覚症状と見え方さらに，自覚症状の5項目（違和感，乾燥感，充血，明所での見え方，暗所での見え方）について，元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者（53例106眼）と元ハイドロゲルレンズ装用者（23例46眼）とに分けて検討した結果を，各々図7と図8に示す．元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者において，暗所での見え方が装用開始時に比較して1カ月後に有意に良くなっているのがわかる．違和感については，一時悪化したが，1カ月後には有意な改善を認めた．元ハイドロゲルレンズ装用者においては，充血が装用開始時と比較して1カ月後は有意に改善していた．9.アンケート調査表6に示す項目について回答した結果を図9に示す．非常にそう思う，そう思う，ややそう思うの合計の割合は見え方が鮮明でクリア（装着数分）は85.5％，見え方が鮮明でクリア（1日）は90.8％，夜間や薄暗い場所でもクッキリ89.5％，すぐレンズ位置が安定は73.7％，快適な装用感（装着直後）は66.7％，快適な装用感（装着数分）は75.0％，快適な装用152あたらしい眼科Vol.31，No.1，2014（152）0%20%40%60%80%100%107665106322252819171615612161414131217177449997161113764712244図10アンケート調査（元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者）■：非常にそう思う，：そう思う，：ややそう思う，■：あまりそう思わない，■：そう思わない，■：全くそう思わない．グラフ内の数値は症例数．0％20％40％60％80％100％図11アンケート調査（元ハイドロゲルレンズ装用者）■：非常にそう思う，：そう思う，：ややそう思う，■：あまりそう思わない，■：そう思わない，■：全くそう思わない．＊快適な装用感（装用直後）に1例未回答あり．グラフ内の数値は症例数．957977457975579657633525124535621111111112見え方が鮮明でクリア（装着数分）見え方が鮮明でクリア（1日）夜間や薄暗い場所でもクッキリすぐにレンズ位置が安定快適な装用感（装着直後）快適な装用感（装着数分）快適な装用感が持続（1日）眼の乾燥感が軽減見え方が鮮明でクリア（装着数分）見え方が鮮明でクリア（1日）夜間や薄暗い場所でもクッキリすぐにレンズ位置が安定快適な装用感（装着直後）＊快適な装用感（装着数分）快適な装用感が持続（1日）眼の乾燥感が軽減感が持続（1日）は69.7％，眼の乾燥感が軽減は55.3％であった．とりわけ見え方が鮮明でクリア（装着数分・1日）と夜間や薄暗い場所でもクッキリで満足が得られていた．試験参加前に使用していたレンズ素材別に検討した結果を，図（153）10と図11に示す．両者とも見え方の鮮明さという面で満足度が高いが，レンズの安定性に加えて装用数分後から一日を通しての装用感という面でも，元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者において70％以上の例で満足が得られていた．あたらしい眼科Vol.31，No.1，20141530％20％40％60％80％100％見え方が鮮明でクリア（装着数分）見え方が鮮明でクリア（1日）夜間や薄暗い場所でもクッキリすぐにレンズ位置が安定快適な装用感（装着直後）快適な装用感（装着数分）快適な装用感が持続（1日）眼の乾燥感が軽減図12アンケート調査（元球面レンズ装用者）■：非常にそう思う，：そう思う，：ややそう思う，■：あまりそう思わない，■：そう思わない，■：全くそう思わない．グラフ内の数値は症例数．21222122215224412212121311111110％20％40％60％80％100％見え方が鮮明でクリア（装着数分）見え方が鮮明でクリア（1日）夜間や薄暗い場所でもクッキリすぐにレンズ位置が安定快適な装用感（装着直後）＊快適な装用感（装着数分）快適な装用感が持続（1日）眼の乾燥感が軽減図13アンケート調査（元乱視用レンズ装用者）■：非常にそう思う，：そう思う，：ややそう思う，■：あまりそう思わない，■：そう思わない，■：全くそう思わない．＊快適な装用感（装用直後）に1例未回答あり．グラフ内の数値は症例数．17121213101510828323322222219101519161614151820461212111219121486571225751元ハイドロゲルレンズ装用者では，特に，レンズを装着してえ方の鮮明さと夜間や薄暗い場所でもクッキリという面で満数分後の装用感において80％以上もの例で満足されている足度が高いが，元球面レンズ装用者においては夜間や薄暗いことがわかった．さらに，試験参加前に使用していたレンズ場所でもクッキリが100％で満足度が得られていた．元乱視種類別に検討した結果を図12と図13に示す．両者とも見用レンズ装用者では，特に，見え方が鮮明でクリア（1日）154あたらしい眼科Vol.31，No.1，2014（154）において90％以上の例で満足されていることがわかった．III考察多施設臨床試験の結果，今回の試験レンズの安全性という面においては，細隙灯顕微鏡検査で角膜新生血管，角膜浸潤，角膜浮腫や潰瘍など重篤な合併症は1例も生じることなく安全なレンズであると思われた．認められた前眼部所見のなかで，試験開始時に角膜上皮ステイニング程度1が21眼（13.1％）であったが，試験期間を通して眼数に変化はなく，また，開始時と比較し，球結膜充血や上眼瞼結膜乳頭増殖の発現数は1カ月後には減少していた．角膜上皮ステイニング3例4眼，SEALs3例5眼，CLPC2例2眼が有害事象として挙げられたが，これらはいずれもSCLの特性として発現する可能性のある所見1.3）であった．一時中止例に対しては点眼加療によって改善し，その後は試験レンズを再装用した．眼科医の管理のもと安全に使用できるレンズであると考える．つぎに，有用性という面において考えてみると，VASによる自覚症状の評価で，有意差はないものの充血が改善傾向にあり，違和感が一時的に1週間後に微増したが，1カ月後にはやや改善している．試験レンズは，レンズ厚を薄くすることで，シリコーンハイドロゲルレンズの素材による硬さのための装用感を改善するように設計されているという特徴があり，違和感を訴えた対象者であっても，一定期間装用を継続することによって，課題を克服できる可能性があると予想された．アンケート調査の結果から，装着して数分後および1日を通して見え方が鮮明でクリアで，夜間や薄暗い場所でもクッキリ見えるなど，見え方についての満足度が高いということがわかった．元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者と元ハイドロゲルレンズ装用者と分けても検討してみたが，大きな違いはなく，どちらも見え方においての満足度が高かった．症例数が少ないので単純に比較はできないが，元ハイドロゲルレンズ装用者は，元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者に比べ，乾燥感に満足する傾向にあった．さらに，試験レンズによる矯正視力も良好で，処方レンズの度数については，頂点間補正を行った自覚的屈折度数よりやや弱めの円柱度数が処方されていることが示唆され，梶田4）や水谷5）の報告と同様の結果であった．担当医による診察で，レンズの動きが適切であった例は95％で，安定性の評価において94％の症例が良好以上という結果が得られている．一方，一般的にシリコーンハイドロゲルレンズ素材は，脂質が付着しやすいと言われている6）．試験レンズの表面はイオン化した酸素ガスを直接衝突させるプラズマ加工が施されている7.9）が，この表面加工が脂質の付着を予防すると考えられ，今回も90％以上のレンズに見かけ上，汚れは検出されなかった．本論文の最初に，「優れた乱視用SCLというのは，質の高い見え方と，より適切な動きと同時にレンズの良好な安定性が求められる」と述べたが，今回の試験レンズはこの要素を兼ね備え，優れた乱視用SCLと言えるのではないかと思われた．非球面設計のCLは見え方の質を向上させることが期待10.12）され，かつ明所より暗所でその効果か高いことが言われている．これらのことは非球面眼内レンズで，波面センサーによる高次収差測定やコントラスト感度と瞳孔径との関係においても検討13,14）されている．今回の試験レンズはトーリックSCLとしての軸の安定性による乱視の矯正効果などが，視機能の向上に影響を及ぼした可能性が考えられるが，非球面によって球面収差を補正する光学特性を有しており暗所でより良い見え方の改善が認められた背景には，試験レンズの光学特性が寄与した可能性が考えられる．以上の点から，非球面頻回交換乱視用シリコーンハイドロゲルレンズ「PV2HDA」は，近視性乱視眼に対して臨床的に安全で有用であると考えられた．文献1）大内典子，小玉裕司，丸山勝巳ほか：ソフトコンタクトレンズ装用上のEpithelialSplittingについて．日コレ誌43：12-14,20012）宮本裕子：次世代のコンタクトレンズ─シリコーンハイドロゲルレンズを中心として─．あたらしい眼科21：757760,20043）稲葉昌丸：シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズとは．日コレ誌53：2-5,20114）梶田雅義：トーリックソフトコンタクトレンズの処方．トーリックコンタクトレンズ．p34-53，メジカルビュー社，19995）水谷聡：トーリックコンタクトレンズの処方．日コレ誌51：267-274,20096）植田喜一，中道綾子，稲垣恭子：シリコーンハイドロゲルレンズの臨床における汚れの定量分析．日コレ誌52：180187,20107）佐野研二：進化するコンタクトレンズ素材─水との共生─．あたらしい眼科24：723-735,20078）松沢康夫：シリコーンハイドロゲルの表面の性質について．日コレ誌50：S1-S5,20089）村岡卓：「ボシュロムメダリストRプレミア」の紹介．日コレ誌51：72-78,200910）糸井素純：前面非球面デザインの効用．日コレ誌48：S1S6,200611）MorganPB&#038;EfronN：Comparativeclinicalperformanceoftwosiliconehydrogelcontactlensesforcontinuouswear.ClinExpOptom85：183-192,200212）植田喜一，永井浩一：頻回交換型非球面ソフトコンタクトレンズの使用経験．臨眼58：1785-1791,200413）大谷伸一郎，宮田和典：非球面眼内レンズと高次収差．あたらしい眼科24：1435-1438,200714）太田一郎，三宅謙作，三宅三平ほか：非球面眼内レンズ（Nex-AcriAAAktisN4-18YG）挿入眼の視機能．あたらしい眼科28：135-138,2011（155）あたらしい眼科Vol.31，No.1，2014155</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://www.atagan.jp/article/20140134.htm/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>2週間頻回交換遠近両用シリコーンハイドロゲルレンズの臨床試験</title>
		<link>https://www.atagan.jp/article/20111127.htm</link>
		<comments>https://www.atagan.jp/article/20111127.htm#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 29 Nov 2011 15:27:47 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[記事]]></category>
		<category><![CDATA[シリコーンハイドロゲルレンズ]]></category>
		<category><![CDATA[老視]]></category>
		<category><![CDATA[臨床試験]]></category>
		<category><![CDATA[遠近両用ソフトコンタクトレンズ]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.atagan.jp/?p=5908</guid>
		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科28（11）：1619.1627，2011c《原著》あたらしい眼科28（11）：1619.1627，2011c植田喜一＊1稲葉昌丸＊2梶田雅義＊3小玉裕司＊4塩谷浩＊5濱田恒一＊6濱野保＊7濱野孝＊ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科28（11）：1619.1627，2011c《原著》あたらしい眼科28（11）：1619.1627，2011c植田喜一＊1稲葉昌丸＊2梶田雅義＊3小玉裕司＊4塩谷浩＊5濱田恒一＊6濱野保＊7濱野孝＊7濱野啓子＊7＊1ウエダ眼科＊2稲葉眼科＊3梶田眼科＊4小玉眼科医院＊5しおや眼科＊6ハマダ眼科＊7ハマノ眼科ClinicalStudyof2-WeekFrequentReplacementMultifocalSiliconeHydrogelLensKiichiUeda1）,MasamaruInaba2）,MasayoshiKajita3）,YujiKodama4）,HiroshiShioya5）,TsunekazuHamada6）,TamotsuHamano7）,TakashiHamano7）,KeikoHamano7）1）UedaEyeClinic,2）InabaEyeClinic,3）KajitaEyeClinic,4）KodamaEyeClinic,5）6）HamadaEyeClinic,7）HamanoEyeClinicShioyaEyeClinic,老視矯正を目的として新しく開発された遠近両用シリコーンハイドロゲルレンズの有効性，安全性，有用性を評価するために臨床試験を行った．対象は老視矯正を必要とする単焦点ソフトコンタクトレンズ，あるいは遠近両用ソフトコンタクトレンズを使用している129名258眼で，年齢は38.72歳であった．本レンズ装用による13週間後の両眼視による視力の平均値は，遠方視力が1.06，近方視力が0.80であった．本レンズ装用に伴う障害と判断されたものは38例72眼であったが，これらの程度は軽度であった．本レンズの見え方，つけごこち，取り扱いに対する被験者の満足度は高かった．本レンズは屈折異常および老視の矯正効果が高く，安全性ならびに被験者の満足度からも臨床上有用であると考える．Thisclinicalstudyevaluatedtheperformance,safetyandeffectofthenewmultifocalsiliconehydrogellensdesignedtocorrectpresbyopia.Enrolledinthisstudywere129subjects（258eyes）between38and72yearsofage,whoworesinglevisionsoftcontactlensesorbifocal/multifocalsoftcontactlensestocorrectpresbyopia.After13weeksoflenswear,theaveragevaluesofdistantandnearbinocularvisualacuitywere1.06and0.80,respectively.Difficultieswithlenswearwerejudgedby38subjects（72eyes）,butthedegreewasslight.Thesubjectsratedthelensesashighlysatisfactoryregardingvision,wearingexperienceandhandling.Theresultsofthisstudysuggestthattheselensesarehighlyeffectiveinrefractiveandpresbyopiacorrections,andareclinicallyeffectivefromtheperspectivesofsafetyandsubjectsatisfaction.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）28（11）：1619.1627,2011〕Keywords：遠近両用ソフトコンタクトレンズ，老視，シリコーンハイドロゲルレンズ，臨床試験．multifocalsoftcontactlens,presbyopia,siliconehydrogellens,clinicalstudy.はじめに老視矯正を必要とする患者に対して遠近両用コンタクトレンズ（CL）を処方する機会が増えてきた1.3）．CLは材質の面からソフトコンタクトレンズ（SCL）とハードコンタクトレンズに分けられるが，SCLにおいてはヒドロキシエチルメタクリレート（HEMA）素材を主体とした従来のハイドロゲルレンズに加えて，HEMAにシリコーンを共重合させた新しいシリコーンハイドロゲルレンズが登場した4.6）．シリコーンハイドロゲルレンズは高い酸素透過性を有するため酸素不足による角膜障害が起こりにくく，従来のハイドロゲルレンズより乾燥感が少ない6）と考えられ，急速に普及しつつある．これまでの近視，遠視，乱視の矯正を目的とした単焦点のシリコーンハイドロゲルレンズに加えて，遠近両用シリコーンハイドロゲルレンズが発売されたことは，老視矯正を望む患者にとっては朗報である7）．今回，筆者らはボシュロム・ジャパン株式会社が開発した〔別刷請求先〕植田喜一：〒751-0872下関市秋根南町1-1-15ウエダ眼科Reprintrequests：KiichiUeda,M.D.,UedaEyeClinic,1-1-15AkineMinamimachi,Shimonoseki751-0872,JAPAN0910-1810/11/\100/頁/JCOPY（107）1619遠近両用シリコーンハイドロゲルレンズの臨床試験を行ったので，その結果を報告する．遠近両用シリコーンハイドロゲルレンズの臨床試験を行ったので，その結果を報告する．法1.対象老視矯正を必要とする単焦点SCLまたは遠近両用SCLを装用している者で，球面レンズの矯正により片眼0.5以上の遠方視力が得られる.6.00D以下の近視眼，＋3.00D以下の遠視眼，.1.25D以下の乱視眼の男性7例14眼，女性122例244眼の計129例258眼で，年齢は38.72歳（51.6±5.5歳平均値±標準偏差，以下同様）であった．ただし，無水晶体眼，人工眼内レンズ挿入眼の者は除外した．対象129例258眼のうち，以前に使用していたSCLは，単焦点SCLが72例144眼，遠近両用SCLが57例114眼であった．2.方法a.治験審査委員会およびインフォームド・コンセント本試験は美穂診療所治験審査委員会の承認を得た．本試験表1試験実施機関および試験担当医師試験実施機関試験担当医師稲葉眼科稲葉昌丸ウエダ眼科植田喜一梶田眼科梶田雅義小玉眼科医院小玉裕司＊しおや眼科塩谷浩ハマダ眼科濱田恒一ハマノ眼科濱野保，濱野孝，濱野啓子＊試験代表医師．の趣旨を理解し，自らの意志で参加同意書に署名した者を登録症例とした．試験代表医師，試験実施機関および試験担当医師を表1に示す．b.試験レンズ試験レンズとして販売名：ボシュロムメダリストプレミアFW（商品名：ボシュロムメダリストプレミアマルチフォーカル）を用いた．試験レンズの物性，規格を表2に示す．試験レンズは同心円型，同時視型の遠近両用シリコーンハイドロゲルレンズで，中央部が近用光学部，周辺部が遠用光学部である．累進屈折力レンズとして働き，加入度数は＋1.50D（LowAdd）と＋2.50D（HighAdd）の2種類があるが，これらの光学デザインは異なる（図1）．c.試験レンズの処方および装用方法試験レンズの処方にあたってのインフォームド・コンセントを行った後に，前眼部検査，涙液検査，他覚的および自覚的屈折検査，角膜曲率半径計測，裸眼および矯正視力の測定を行った．本レンズの適応であると判断した対象にトライアルレンズを装着し，フィッティングが良好であることを確認加入度数＋1.50D加入度数＋2.50D（LowAdd）（HighAdd）加入度数（＋2.50D）（＋1.50D）（0.00D）図1試験レンズの屈折力分布（イメージ図）表2試験レンズの物性，規格項目物性・規格販売名（商品名）ボシュロムメダリストプレミアFW（ボシュロムメダリストプレミアマルチフォーカル）使用方法2週間頻回交換・終日装用材質（USAN＊名）BalafilconAFDA＊＊分類グループIII酸素透過係数（Dk値）91×10.11（cm2/sec）・（mLO2/mL×mmHg）含水率36％度数範囲遠用度数：＋3.00D..6.00D（0.25Dステップ）加入度数：＋1.50D（LowAdd）と＋2.50D（HighAdd）ベースカーブ8.6mm直径14.0mm中心厚0.09mm（.3.00D）レンズカラーライトブルー製造販売会社ボシュロム・ジャパン株式会社＊USAN：UnitedStatesAdoptedNames，＊＊FDA：FoodandDrugAdministration．1620あたらしい眼科Vol.28，No.11，2011（108）した後に，遠方視力と近方視力の値を参考にして追加矯正屈折値を求め，処方レンズの規格を決定した．本レンズの処方の手順を表3に示す．第一選択として両眼にLowAddを選択して，近方と遠方の見え方を確認するした後に，遠方視力と近方視力の値を参考にして追加矯正屈折値を求め，処方レンズの規格を決定した．本レンズの処方の手順を表3に示す．第一選択として両眼にLowAddを選択して，近方と遠方の見え方を確認する装用方法は終日装用で，使用期間は最長2週間とした．試験レンズはマルチパーパスソリューションによるこすり洗い，すすぎ，消毒，保存を毎日行うよう指導した．マルチパーパスソリューションはレニューマルチプラスまたはレニューを推奨したが，担当医師がそれ以外の消毒剤が必要と判断した場合はその指示に従うこととした．d.調査期間と評価項目調査期間は2010年2月10日から2010年9月2日までで，調査日は初回検査，試験開始，1週間後，4週間後，8週間後，13週間後であった．4週間後，8週間後および13週間後の検査では，試験レンズを7日以上継続して装用した状態で来院するように被験者に指導した．評価項目は試験レンズによる片眼視の遠方視力と近方視力，両眼視の遠方視力と近方視力，試験レンズのフィッティング，試験レンズの加入度数，試験レンズの表面の性状，試験レンズの交換，細隙灯顕微鏡による前眼部所見，自覚症状であった（表4）．自覚症状はアンケートで5段階の評価をした．さらに，試験レンズの一時中止例と中止例を確認した．自己都合で1日でも装用をしなかった症例も一時中止症例に含めた．II結果試験開始時129例258眼のうち試験開始1週間後で124例248眼，試験開始4週間後で122例244眼，試験開始8週間後で115例230眼，試験開始13週間後で106例212眼が各観察期間を満たした．表3試験レンズの処方手順1．両眼に＋1.50D（LowAdd）のトライアルレンズを選択する（ステップ1）・遠用度数：完全屈折矯正値に＋1.00D付加した遠用度数①見え方の確認：近方→中間→遠方の見え方を確認する②追加矯正の手順：見え方に不満がある場合は，両眼同時に遠用度数を追加矯正する・近方の見え方に不満がある場合は両眼の遠用度数をプラスよりにする・遠方の見え方に不満がある場合は両眼の遠用度数をマイナスよりにする2．見え方に不満がある場合は非利き目に＋2.50D（HighAdd）のトライアルレンズを選択する（ステップ2）見え方に不満がある場合は，両眼同時に遠用度数を追加矯正する・近方の見え方に不満がある場合は両眼の遠用度数をプラスよりにする・遠方の見え方に不満がある場合は両眼の遠用度数をマイナスよりにする3．見え方に不満がある場合は両眼に＋2.50D（HighAdd）のトライアルレンズを選択する（ステップ3）見え方に不満がある場合は，両眼同時に遠用度数を追加矯正する・近方の見え方に不満がある場合は両眼の遠用度数をプラスよりにする・遠方の見え方に不満がある場合は両眼の遠用度数をマイナスよりにする表4評価項目受診日評価項目初回検査試験開始1週間後4週間後8週間後13週間後（1）試験レンズによる視力1）片眼視の遠方視力と近方視力○○○○○2）両眼視の遠方視力と近方視力○○○○○（2）試験レンズのフィッティング○○○○○（3）試験レンズの加入度数○○○○○（4）試験レンズの表面の性状○○○○○（5）試験レンズの交換○○○○○（6）細隙灯顕微鏡による前眼部所見○○○○○○（7）自覚症状（アンケート）○○○○○○（109）あたらしい眼科Vol.28，No.11，2011162111287（398（10490（11287（398（10490（75（86（36.90（3983（30.5）4）7.5）2（40.0）39.2）551（20.7）6（23.7）47（19.6）28（12.2）33（15.6）遠方視力眼（％）0204060801008（3.3）7（3.0）5（2.1）6（2.6）試験開始246眼1週間後236眼4週間後240眼8週間後230眼13週間後212眼6（2.8）：1.0以上：0.7以上1.0未満：0.4以上0.7未満：0.4未満近方視力眼（％）02040608010021.8（8.5）17（7.2）15（6.3）試験開始246眼1週間後236眼4週間後238眼8週間後230眼13週間後212眼8（3.5）17（8.0）：1.0以上：0.7以上1.0未満：0.4以上0.7未満：0.4未満図2試験レンズによる片眼視の遠方視力と近方視力の分布表5試験レンズによる片眼視の遠方視力と近方視力の平均値試験開始1週間後4週間後8週間後13週間後遠方視力0.810.770.820.860.84近方視力0.660.660.660.660.631.試験レンズによる視力（1）片眼視の遠方視力と近方視力遠方視力は1.0以上が36.9.45.5％，0.7以上1.0未満が30.5.40.0％，0.4以上0.7未満が12.2.23.7％，0.4未満が2.1.3.3％であった．近方視力は1.0以上が11.8.18.5％，0.7以上1.0未満が41.6.44.3％，0.4以上0.7未満が30.1.37.3％，0.4未満が3.5.8.5％であった（図2）．遠方視力と近方視力の平均値を表5に示す．視力の平均値は，小数視力をlogMAR（logarithmicminimumangleofresolution）視力に変換して平均値を算出したのち小数視力に再度変換した値である．（2）両眼視の遠方視力と近方視力遠方視力は1.0以上が59.0.75.2％，0.7以上1.0未満が21.4.29.9％，0.4以上0.7未満が1.8.11.1％，0.4未満が0％であった．近方視力は1.0以上が28.3.38.3％，0.7以上1.0未満が44.7.50.9％，0.4以上0.7未満が12.6.20.8％，0.4未満が0.2.5％であった（図3）．遠方視力と近方視力の平均値を表6に示す．1622あたらしい眼科Vol.28，No.11，2011遠方視力眼（％）02040608010011（8.9）13（11.1）6（5.0）4（3.4）試験開始123眼1週間後117眼4週間後119眼8週間後117眼13週間後112眼（1.8）：1.0以上：0.7以上1.0未満：0.4以上0.7未満：0.4未満近方視力眼（％）0204060801002（1.6）試験開始123眼1週間後115眼4週間後119眼8週間後115眼13週間後106眼3（2.5）（0.9）：1.0以上：0.7以上1.0未満：0.4以上0.7未満：0.4未満図3試験レンズによる両眼視の遠方視力と近方視力の分布表6試験レンズによる両眼視の遠方視力と近方視力の平均値試験開始1週間後4週間後8週間後13週間後遠方視力0.990.961.031.051.06近方視力0.810.820.820.830.80表7試験レンズの安定位置と動き枚（％）安定位置動き中央1,314（93.3）ノーマル1,361（96.6）上方44（3.1）タイト25（1.8）耳側21（1.5）ルーズ23（1.6）下方20（1.4）耳側・下方6（0.4）耳側・上方2（0.1）鼻側1（0.1）鼻側・下方1（0.1）合計1,409（100.0）合計1,409（100.0）小数点以下2位を四捨五入したためパーセントの合計は必ずしも一致しない．2.試験レンズのフィッティング試験開始，1週間後，4週間後，8週間後，13週間後に検査した累積1,409眼のフィッティング状態を評価した．試験レンズの安定位置は，中央が93.3％，上方が3.1％，耳側が1.5％，下方が1.4％，耳側下方が0.4％，耳側上方が0.1％，鼻側が0.1％，鼻側下方が0.1％であった．試験レンズの動（110）78（63.4）69（59.0）79（66.488（7581（72.）.2）3）34（2735（29.934（22.6））28.6）5（21.4）9（25.9）244（17.9）41（17.4）44（18.5）38（16.5）25（11.8）107（99（499（4102（491（42.943.5）1.9）1.6）4.3））74（30.79（33.80（3382（379（37.31）5）.6）5.7））44（3539（3341（3444（330（28.3.8）.9）.5）8.3））55（454（4760（554（54（50.94.7）.0）0.4）47.0））22（17.9）22（19.1）15（12.6）16（13.9）22（20.8）1表表試験開始時例（％）40歳未満40.44歳45.49歳50.54歳55.59歳60歳以上合計被験者数1（0.8）5（3.9）45（34.9）46（35.7）20（15.5）12（9.3）129（100.0）両眼にLowAdd片眼にLowAddと反対眼にHighAdd両眼にHighAdd1（0.9）005（4.7）0043（40.6）2（28.6）043（40.6）2（28.6）1（6.3）10（9.4）1（14.3）9（56.3）4（3.8）2（28.6）6（37.5）106（100.0）7（100.0）16（100.0）13週間後40歳未満40.44歳45.49歳50.54歳55.59歳60歳以上合計被験者数03（2.8）36（34.0）40（37.7）16（15.1）11（10.4）106（100.0）両眼にLowAdd03（3.7）33（40.7）34（42.0）7（8.6）4（4.9）81（99.9）片眼にLowAddと反対眼にHighAdd002（28.6）3（42.9）1（14.3）1（14.3）7（100.0）両眼にHighAdd001（5.6）3（16.7）8（44.4）6（33.3）18（100.0）小数点以下2位を四捨五入したためパーセントの合計は必ずしも一致しない．表9屈折異常と試験レンズの組み合わせ試験開始眼（％）.6.00..3.25D.3.00..0.25D＋0.25.＋3.00D合計LowAddHighAdd120（46.5）14（5.4）74（28.7）9（3.9）25（9.3）16（6.2）219（84.9）39（15.1）合計134（51.9）83（32.2）41（15.9）258（100.0）13週間後きはノーマルが96.6％，タイトが1.8％，ルーズが1.6％であった（表7）．3.試験レンズの加入度数年齢と試験レンズの加入度数の組み合わせ（両眼にLowAdd，片眼にLowAddと反対眼にHighAdd，両眼にHighAdd）を表8に示す．年齢との関係をみると，45歳未満ではすべて両眼ともLowAddであるのに対して，45歳以上では片眼にLowAddと反対眼にHighAddがみられ，55歳以上では両眼ともHighAddの症例が多かった．試験開始時に処方された本レンズの加入度数はLowAddが219枚（84.9％），HighAddが39枚（15.1％）であった．13週間後の加入度数はLowAddが169枚（79.7％），HighAddが43枚（20.3％）と，対象眼の5.2％は近方の見え方を改善するためにLowAddからHighAddに変更されていた（表9）．中等度近視群（.6.00..3.25D），軽度近視群（.3.00..0.25D）と遠視群（＋0.25.＋3.00D）に分けて，使用した（111）.6.00..3.25D.3.00..0.25D＋0.25.＋3.00D合計LowAddHighAdd87（41.0）11（5.2）63（29.7）13（6.1）19（9.0）19（9.0）169（79.7）43（20.3）合計98（50.0）76（32.1）38（18.0）212（100.0）加入度数を表9に示す．HighAddの使用率が高くなっていたのは，試験開始時と13週間後を比較すると，中等度近視群では134眼中14眼（10.4％）から13週間後が98眼中11眼（11.2％），軽度近視群では83眼中9眼（10.8％）から13週間後が76眼中13眼（17.1％），遠視群では41眼中16眼（39.0％）から13週間後が38眼中19眼（50.0％）であった．4.試験レンズの表面の性状調査日に細隙灯顕微鏡により観察された試験レンズ1,164枚の汚れと傷の性状を確認した．正常が1,120枚（96.2％）で，軽度の汚れの付着が37枚（3.2％），中等度の汚れの付着が2枚（0.2％），傷があったものが3枚（0.3％），汚れの付着と傷があったものが2枚（0.2％）であった．5.試験レンズの交換試験レンズの処方交換を行ったものは106枚で，1週間後に最も交換率が高かった（表10）．交換理由は遠方視力不良が57枚，近方視力不良が44枚，遠方視力不良と近方視力不良が4枚，遠方がよく見えすぎるが1枚であった．最も多あたらしい眼科Vol.28，No.11，20111623表表試験開始1週間後4週間後8週間後13週間後合計処方枚数（枚）2462362402302121,164交換レンズ枚数（枚）144824173106交換率（％）5.720.310.07.41.49.1表11試験レンズの交換理由枚（％）試験開始1週間後4週間後8週間後13週間後合計遠方視力不良遠方視力不良と近方視力不良近方視力不良その他（遠くが見えすぎる）82433141131103113357（53.8）4（3.8）44（41.5）1（0.9）合計14（13.2）48（45.3）24（22.6）17（16.0）3（2.8）106（100.0）表12細隙灯顕微鏡検査による前眼部所見（重複記載あり）初回検査試験開始1週間後4週間後8週間後13週間後例眼例眼例眼例眼例眼例眼129258129258124248122244115230106212所見「無」861728617281162751507414869138角膜上皮ステイニング程度1304730472852244319381936235712475712221241111SEALs,Epithelialdimple111112角膜血管新生111111111角膜輪部充血1612612485812眼瞼結膜充血112221222611142514269182321112球結膜充血12595947116101212上眼瞼結膜乳頭増殖123535348142310175812結膜下出血11かったのは1週間後に遠方視力不良で交換した33枚であった（表11）．6.細隙灯顕微鏡による前眼部所見試験開始時に，角膜上皮ステイニングが30例47眼，眼瞼結膜充血が12例22眼，角膜輪部充血が6例12眼，球結膜充血が5例9眼，上眼瞼結膜乳頭増殖が3例5眼，角膜血管新生が1例1眼あったが，いずれも試験担当医師は本レンズ装用を可能と判断するような軽度なものであった．観察期間を通して，角膜上皮ステイニングが61例110眼，眼瞼結膜充血が23例43眼，上眼瞼結膜乳頭増殖が16例30眼，球結膜充血が11例20眼，角膜輪部充血が9例17眼，epithelialdimpleが1例2眼，角膜血管新生が1例1眼，1624あたらしい眼科Vol.28，No.11，2011superiorepithelialarcuatelesions（SEALs）が1例1眼，結膜下出血が1例1眼であった．これらを認めた調査日を表12に示す．13週間の経過観察中に本レンズの装用に伴う障害と判断されたものは38例72眼であった．角膜上皮ステイニングが35例67眼，上眼瞼結膜乳頭増殖が1例2眼，epithelialdimpleが1例2眼，SEALsが1例1眼であったが，これらの程度は軽度であった．角膜上皮ステイニングを生じたもののうち15例30眼は試験レンズと使用したマルチパーパスソリューションとの適合性が問題であると判断され，他の製剤に変更すると再発しなかった．7.自覚症状試験レンズの見え方，つけごこち，取り扱いについての総（112）見え方についてレンズの取り扱いについて＊13.211.211.511.316.015.517.217.715.512.39.59.86.511.648.143.141.838.750.047.446.735.551.957.557.855.746.851.926.427.631.132.326424.124.627.425.66.623.618.118.021.06.627.910.415.512.314.510.37.417.712.914.87.86.221.0見え方についてレンズの取り扱いについて＊13.211.211.511.316.015.517.217.715.512.39.59.86.511.648.143.141.838.750.047.446.735.551.957.557.855.746.851.926.427.631.132.326424.124.627.425.66.623.618.118.021.06.627.910.415.512.314.510.37.417.712.914.87.86.221.0試験開始020406080100（％）0.8129名1週間後4.8124名4週間後1.6122名8週間後1.7115名13週間後0.0106名つけごこちについて試験開始0.8129名1週間後1.6124名4週間後4.1122名8週間後2.6115名13週間後0.9106名1週間後3.2124名4週間後3.3122名8週間後2.6115名13週間後1.9106名：非常に満足している：やや満足している：どちらともいえない：あまり満足していない：全く満足していない＊印については，1週間後，4週間後，8週間後，13週間後のみの質問．小数点以下2位を四捨五入したため，パーセントの合計は必ずしも一致しない．図4自覚症状（総合評価）合的に評価した結果を図4に示す．さらに，見え方については，距離（遠方，中間，近方），夜間（屋外）と暗所（室内），視線の変化による評価を図5に示す．取り扱いについては表裏がわかりやすい，つけはずしがしやすい，容器から取り出しやすいの評価を図6に示す．8.試験レンズの一時中止例と中止例一時中止は60例118眼で，中止期間は1日.39日（平均3.8日）であった．充血，眼脂，結膜浮腫，痛み，異物感，乾燥感，かゆみ，だぶり，レンズのくもりなどの症状を訴えた被験者のうち，細隙灯顕微鏡検査で所見を認めたものは，角膜上皮ステイニングが6例12眼，眼瞼結膜充血が1例1眼，角膜上皮ステイニング，角膜輪部充血および球結膜充血が2例4眼，角膜上皮ステイニング，眼瞼結膜充血および上眼瞼結膜乳頭増殖が1例2眼，角膜上皮ステイニング，角膜輪部充血，球結膜充血および眼瞼結膜充血が1例2眼，その他が2例3眼で，これらの13例24眼に対しては試験レンズの一時中止を指示した．一時中止例に対しては点眼治療などで症状ならびに所見が改善した後は試験レンズを再装用した．上記以外の一時中止は，軽度の自覚症状によるものが7例14眼と，外出することがなかったので装用しなかった，（113）遠方020406080100（％）試験開始129名0.81週間後124名0.84週間後122名0.88週間後115名0.013週間後106名0.0中間試験開始129名0.81週間後124名0.84週間後122名0.08週間後115名0.013週間後106名0.0近方試験開始129名0.01週間後124名0.84週間後122名0.08週間後115名0.013週間後106名0.0夜間（屋外）1週間後124名0.84週間後122名0.08週間後115名0.013週間後106名0.0暗所（屋内）1週間後124名0.84週間後122名0.08週間後115名0.013週間後106名0.0試験開始129名1.61週間後124名3.24週間後122名0.88週間後115名1.713週間後106名0.9：とてもよく見える：まあまあよく見える：どちらともいえない：あまりよく見えない：全く見えない13.210.37.47.314.02.83.45.74.02.85.26.65.614.216.422.125.826.417.921.617.216.117.112.312.19.88.913.250.050.045.941.144.244.343.41.033.947.246.643.435.566.056.947.550.058.967.958.654.956.566.761.362.154.150.852.722.624.127.029.032.634.936.237.744.434.931.30.337.912.314.720.514.510.98.512.925.414.511.617.013.818.912.917.813.213.818.919.47.817.917.215.616.915.117.219.720.27.512.19.8.93.95.76.92.512.13.99.412.116.426.615.5＊＊視線を変えてもピントが良く合う＊印については，1週間後，4週間後，8週間後，13週間後のみの質問．小数点以下2位を四捨五入したため，パーセントの合計は必ずしも一致しない．図5自覚症状（見え方）旅行のため装用しなかったなどの自己都合によるものが40例80眼であった．中止例は被験者の自己都合で中止したもので，転居のため，頸椎症の疑いで通院が困難であったなどが6例12眼あった．III考察ボシュロムメダリストプレミアFW（商品名：ボシュロムメダリストプレミアマルチフォーカル）は，同心円型，同時視型のレンズであるが，レンズデザインはすでに販売さあたらしい眼科Vol.28，No.11，20111625表裏がわかりやすい表裏がわかりやすい16.016.416.411.315.114.714.816.112.310.36.635.837.126.232.352.850.944.346.831.128.423.829.828.328.432.033.925.525.05.730.325.02.627.635.221.017.016.421.316.98.68.210.527.423.86.631.54.329.410.77.310.5つけはずしがしやすい＊容器から取り出しやすい＊1週間後020406080100（％）124名4週間後122名8週間後115名13週間後106名1週間後1.6124名4週間後2.5122名8週間後0.9115名13週間後0.9106名1週間後5.6124名4週間後4.1122名8週間後1.7115名13週間後2.8106名：非常にそう思う：ややそう思う：どちらともいえない：あまりそう思わない：全くそう思わない＊印については，1週間後，4週間後，8週間後，13週間後のみの質問．小数点以下2位を四捨五入したため，パーセントの合計は必ずしも一致しない．図6自覚症状（取り扱い）れているボシュロムメダリストマルチフォーカルと類似している．LowAddのレンズは周辺部から中央部に向かって度数が徐々に増加するのに対して，HighAddのレンズは周辺部から中央部に向かってプラス度数が増加するが，中心部はプラス度数が高く，その移行部が狭い．したがって，これら2つのレンズは加入度数が単に異なるというよりも，まったくデザインが異なると認識したほうがよい2,8）．累進構造がなだらかに変化するLowAddのレンズは40.50歳代の初期老視の症例が，近用光学部が広いHighAddのレンズは調節力がかなり低下した症例が適応になると考える．本レンズの処方手順から考えると，LowAddを処方する割合が高くなる．第一選択のレンズを処方しても近方の見え方が悪い場合には遠用度数の変更だけでなく，加入度数の変更（HighAddの使用）を考える必要がある．年齢との関係をみると，45歳未満ではすべて両眼ともLowAddであるのに対して，45歳以上では片眼にLowAddと反対眼にHighAddの症例がみられ，55歳以上では両眼ともHighAddの症例が多かった．また，近視，遠視の程度との関係をみると，遠視眼ではHighAddのレンズを処方する割合が高かった．したがって，本レンズを処方する際には，第一選択とする加入度数（LowAddとHighAdd）は年齢と屈折異常の種類と程度を考慮したほうがよい．全経過中に試験レンズの交換を行ったものは106枚であ1626あたらしい眼科Vol.28，No.11，2011ったが，遠方視力不良が57枚（53.8％）と近方視力不良が44枚（41.5％）が多かった．本レンズの処方手順では，近視過矯正や遠視低矯正を防ぐことを目的として遠用度数は完全屈折矯正値に＋1.00D付加したトライアルレンズを選択しているため，遠方視力不良が多かったと考える．遠方視力不良に対しては遠用度数の交換，近方視力不良に対しては遠用度数の交換と加入度数の交換を行った．本レンズのベースカーブは8.6mm，サイズは14.0mmの1ベースカーブ1サイズである．本レンズの素材balafilconAはシリコーンハイドロゲル素材のなかではやや硬めであるので，このベースカーブとサイズだけではうまくフィットしない症例が多いかと推察したが，ほとんどの症例にフィットした．本レンズはやや硬めであるため，被験者は装用感（つけごこち）の悪さを訴える割合が高いと推察したが，「あまり満足していない」と「満足していない」と評価したものは，1週間後が19.3％と最も高く，13週間後には本レンズに慣れたこともあり，7.5％と少なくなった．本レンズによる屈折異常と老視の矯正効果については，視力検査や被験者のアンケート調査から満足度の高いものであった．遠近両用SCL装用眼は単焦点SCL装用眼に比してコマ収差，球面収差および全高次収差が増加するため，鮮明な像が得られないことが多い3）．また，単焦点SCL装用眼に比してコントラスト感度が低下し，像が暗く見えることも多い1,9）．したがって，遠近両用SCL装用当初はこうした見え方の悪さを気にする被験者がいるが，しだいに慣れてくることが多い．本試験でも時間の経過とともに被験者の見え方の満足度は高くなった．遠方，中間，近方の見え方について，「とてもよく見える」と「まあまあよく見える」の割合が高かったことは，累進構造がなだらかなLowAddのレンズを使用している被験者が多かったからだと考える．瞳孔径は照度によって変化するため，同時視型の遠近両用SCLは，そのデザイン（遠用光学部と近用光学部の面積や配置など）で見え方が大きく変化することがあるが，本レンズは夜間の屋外や暗い室内の見え方においても「よく見えない」と回答する被験者は少なかった．13週間の経過観察中に本レンズの装用に伴う障害と判断されたものは38例72眼で，そのうち角膜上皮ステイニングが35例67眼と最も多かったが，15例30眼は本レンズとマルチパーパスソリューションとの適合性が問題だと考えられたもので，他の製剤に変更すると再発しなかった．シリコーンハイドロゲルレンズはポリヘキサメチレンビグアニド（PHMB）を含有するマルチパーパスソリューションを使用すると角膜上皮ステイニングを生じることがあると報告されている10.12）ので，その使用には注意を払う必要がある．シリコーンハイドロゲルレンズでは角膜周辺部の上方に線状の角膜上皮障害（SEALs）を生じることがある4,5,13）．本レンズ（114）は硬めの素材であるため，SEALsの発生が心配されたが，1例1眼のみであった．これはレンズの周辺部がなめらかにデザインされているためだと推察する．は硬めの素材であるため，SEALsの発生が心配されたが，1例1眼のみであった．これはレンズの周辺部がなめらかにデザインされているためだと推察する．シリコーンハイドロゲル素材は蛋白質はほとんど付着しないが，疎水性なので脂質が付着しやすい14）．本レンズの表面の性状を検査すると，汚れが付着したものはわずかであった．本レンズの表面はイオン化した酸素ガスを直接衝突させるプラズマ加工が施されている15）が，この表面加工が脂質の付着を防いだと考える．本レンズの素材であるbalafilconAはシリコーンハイドロゲル素材のなかでも比較的硬く，中心厚は0.09mmと従来素材のSCLに比して厚いため，レンズに傷が入りにくかったと考える．以上の結果から，本レンズは屈折異常および老視の矯正効果の高い，安全性の高い遠近両用シリコーンハイドロゲルレンズで，自覚的にも高い満足度が得られることからも，臨床上非常に有用であると考える．文献1）植田喜一：遠近両用ソフトコンタクトレンズの特性．あたらしい眼科18：435-446,20012）塩谷浩：頻回交換遠近両用ソフトコンタクトレンズの選択法．あたらしい眼科24：711-716,20073）植田喜一，柳井亮二：新しい遠近両用コンタクトレンズの紹介．あたらしい眼科23：851-860,20064）宮本裕子：次世代のコンタクトレンズ─シリコーンハイドロゲルレンズを中心として─．あたらしい眼科21：757760,20045）植田喜一：シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズの臨床試験．あたらしい眼科22：1325-1334,20056）塩谷浩：従来型ソフトコンタクトレンズとシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズの選択方法．あたらしい眼科25：907-912,20087）稲葉昌丸，梶田雅義，川端秀仁ほか：多焦点シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズの多施設比較臨床試験．日コレ誌52：31-38,20108）村岡卓：「ボシュロムメダリストマルチフォーカル」の紹介．日コレ誌50：161-165,20089）植田喜一，佐藤里沙，柳井亮二ほか：デザインの異なる遠近両用ソフトコンタクトレンズのコントラスト視力．日コレ誌44：211-215,200210）工藤昌之，糸井素純：シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズと消毒剤との相性．あたらしい眼科22：1349-1355,200511）植田喜一：シリコーンハイドロゲルソフトコンタクトレンズと化学消毒剤との適合性．臨眼60：707-711,200612）小玉裕司：ソフトコンタクトレンズ装用者における角膜ステイニング調査─ケア用品との関連性─．日コレ誌51：26-35,200913）植田喜一：多施設によるシリコーンハイドロゲルソフトコンタクトレンズの眼障害調査．日コレ誌48：161-165,200614）植田喜一，中道綾子，稲垣恭子：シリコーンハイドロゲルレンズの臨床における汚れの定量分析．日コレ誌52：180187,201015）松沢康夫：長期連続装用コンタクトレンズの表面の役割．日コレ誌46：27-29,2004＊＊＊（115）あたらしい眼科Vol.28，No.11，20111627</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://www.atagan.jp/article/20111127.htm/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>原発開放隅角緑内障または高眼圧症を対象とした0.03％ビマトプロスト点眼剤の長期投与試験</title>
		<link>https://www.atagan.jp/article/20110835.htm</link>
		<comments>https://www.atagan.jp/article/20110835.htm#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 30 Aug 2011 15:35:20 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[記事]]></category>
		<category><![CDATA[ビマトプロスト]]></category>
		<category><![CDATA[眼圧]]></category>
		<category><![CDATA[緑内障]]></category>
		<category><![CDATA[臨床試験]]></category>
		<category><![CDATA[長期投与]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.atagan.jp/?p=5494</guid>
		<description><![CDATA[0910-1810/11/\100/頁/JCOPY（149）1209《原著》あたらしい眼科28（8）：1209?1215，2011cはじめにビマトプロストは，米国アラガン社において新規に合成された眼圧下降薬（プロスタマイ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>0910-1810/11/\100/頁/JCOPY（149）1209《原著》あたらしい眼科28（8）：1209?1215，2011cはじめにビマトプロストは，米国アラガン社において新規に合成された眼圧下降薬（プロスタマイド誘導体）である．これまで，おもに米国において有効性および安全性を検討するための種々の臨床試験が実施されており，それらの臨床試験成績から，0.03％ビマトプロスト点眼剤は，1日1回点眼で0.5％チモロールマレイン酸塩点眼剤に比べて有意に優れた眼圧下降効果を示し1～3），また，0.005％ラタノプロスト点眼剤（ラ〔別刷請求先〕新家眞：〒158-8531東京都世田谷区上用賀6-25-1公立学校共済組合関東中央病院Reprintrequests：MakotoAraie,M.D.,Ph.D.,KantoCentralHospitaloftheMutualAidAssociationofPublicSchoolTeachers,6-25-1Kamiyoga,Setagaya-ku,Tokyo158-8531,JAPAN原発開放隅角緑内障または高眼圧症を対象とした0.03％ビマトプロスト点眼剤の長期投与試験新家眞＊1北澤克明＊2＊1公立学校共済組合関東中央病院＊2赤坂北澤眼科Long-TermEfficacyandSafetyof0.03％BimatoprostOphthalmicSolutioninPatientswithPrimaryOpen-AngleGlaucomaorOcularHypertensionMakotoAraie1）andYoshiakiKitazawa2）1）KantoCentralHospitaloftheMutualAidAssociationofPublicSchoolTeachers,2）AkasakaKitazawaEyeClinic原発開放隅角緑内障（広義）または高眼圧症の患者を対象として，0.03％ビマトプロスト点眼剤を52週間点眼したときの有効性および安全性を検討した．投与前の眼圧値の平均値は21.8mmHgであり，投与後のすべての観察時点において?6.3～?7.2mmHgの眼圧変化値を示し，投与前と比較して統計学的に有意な差が認められた．また，診断名別の層別解析の結果，正常眼圧緑内障に関しては，投与前の眼圧値の平均値は18.5mmHgであり，投与後のすべての観察時点において?4.7～?6.1mmHgの眼圧変化値を示し，投与前と比較して統計学的に有意な差が認められた．副作用は136例中125例（91.9％）に認められた．しかし，そのほとんどは軽度な事象であり，重篤な副作用は認められなかった．全身性の副作用はほとんどみられず，血液学的検査などの臨床検査の結果からも全身的に高い安全性を有することが示唆された．副作用による中止は11例（8.1％）であったが，いずれも視機能へ影響を及ぼす重大なものではなかった．以上の結果より，0.03％ビマトプロスト点眼剤は，52週間の長期投与においても投与期間を通して安定した眼圧下降効果を示し，その副作用は忍容できるものであることが確認できた．Theefficacyandsafetyof0.03％bimatoprostophthalmicsolution（bimatoprost）wereevaluatedinpatientswithprimaryopen-angleglaucoma（includingnormal-tensionglaucoma：NTG）orocularhypertensionafterinstillationfor52weeks.Thebaselineintraocularpressure（IOP）was21.8mmHgandtheIOPchangefrombaselinewassignificantlymaintainedatfrom?6.3mmHgto?7.2mmHgthroughoutthe52-weekfollow-upperiod.InthepatientswithNTG,thebaselineIOPwas18.5mmHgandtheIOPchangefrombaselinewassignificantlymaintainedatfrom?4.7mmHgto?6.1mmHgthroughoutthe52-weekfollow-upperiod.Theadversedrugreaction（ADR）incidenceratewithbimatoprostwas91.9％（125of136subjects）；however,noseriousADRsoccurredandmostoftheeventsweremildinseverity.FewsystemicADRswerereported,indicatingthatthisdrughadlittlesystemiceffects.AlthoughthetreatmentwasdiscontinuedduetoADRsin11subjects（8.1％）,bimatoprostcausednosignificanteventenoughtoaffectvisualfunction.Insummary,theIOP-loweringeffectof0.03％bimatoprostophthalmicsolutionwasstableduring52-weeklong-termadministration,andtheADRswerewelltolerated.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）28（8）：1209?1215,2011〕Keywords：ビマトプロスト，長期投与，緑内障，眼圧，臨床試験．bimatoprost,long-term,glaucoma,intraocularpressure,clinicaltrial.1210あたらしい眼科Vol.28，No.8，2011（150）タノプロスト点眼剤）に比べても同程度以上の眼圧下降効果を有することが確認されている4～7）．長期にわたる投与においても安定した眼圧下降が認められ，結膜充血，睫毛の成長，眼そう痒症，眼瞼色素沈着などの眼局所における副作用が発現したものの，大部分は軽度から中等度であり，安全性について特に問題のないことが示された3）．これらの成績により，米国では2001年3月に0.03％ビマトプロスト点眼剤（1日1回点眼）が開放隅角緑内障または高眼圧症を適応症として承認され，その後現在までに多くの国と地域で市販承認されている．わが国においては，原発開放隅角緑内障または高眼圧症を対象として，0.03％ビマトプロスト点眼剤を12週間点眼したときの有効性および安全性が無作為化単盲検群間比較試験によりラタノプロスト点眼剤と比較されており，0.03％ビマトプロスト点眼剤はラタノプロスト点眼剤に劣らず，臨床的に有用な薬剤であることが示されている8）．海外で実施された臨床試験3）により，0.03％ビマトプロスト点眼剤の52週間点眼時の安全性は確認されているが，わが国においても長期点眼における安全性の検討が必要であると考え，原発開放隅角緑内障（広義）または高眼圧症を対象とした長期投与試験（52週間）を実施した．なお，本治験は，ヘルシンキ宣言に基づく倫理的原則，薬事法第14条第3項および80条の2に規定する基準ならびに「医薬品の臨床試験の実施の基準（GCP）に関する省令」などの関連規制法規を遵守して実施した．I方法1.治験実施期間および治験実施施設2004年10月から2006年3月までに，表1に示した24施設で実施した．実施に先立ち，治験実施計画について，各実施医療機関の治験審査委員会の承認を受けた．2.対象両眼ともに原発開放隅角緑内障（広義）または高眼圧症と診断され，投与開始日の眼圧が両眼とも34mmHg以下かつ有効性評価の対象眼の眼圧が16mmHg以上（高眼圧症は22mmHg以上）の満20歳以上の外来患者を対象とした．治験参加に先立ち，同意取得用の説明文書および同意文書を患者に手渡して十分説明したうえで，治験参加について自由意志による同意を文書で得た．なお，性別は不問としたが，つぎの患者は対象より除外した．1）緑内障，高眼圧症以外の活動性の眼疾患を有する者2）治験期間中に病状が進行する恐れのある網膜疾患を有する者3）角膜屈折矯正手術および濾過手術の既往を有する者4）同意取得時から過去3カ月以内にいずれかの眼に内眼手術（緑内障に対するレーザー療法を含む）を受けた者5）投与開始1週間前から治療期間中を通じてコンタクトレンズの装用が必要な者6）本剤の類薬に対し，アレルギーあるいは重大な副作用の既往のある者7）妊娠，授乳中の患者または妊娠している可能性のある者あるいは妊娠を希望している者8）Aulhorn分類Greve変法に基づく視野欠損の程度が，いずれかの眼でStage5または6と判定された者9）投与開始日の細隙灯顕微鏡検査において，いずれかの眼に中等度以上の結膜充血が認められた者10）同意取得時から治験薬の投与終了までに併用禁止薬剤を使用する可能性がある者11）圧平眼圧計による正確な眼圧の測定に支障をきたすと思われる角膜異常のある者12）同意取得時から過去3カ月以内に他の臨床試験（医療用具を含む）に参加した者，本治験中に他の治験に参加する予定の者13）その他，治験責任医師または治験分担医師が本治験に適切でないと判断した者3.治験薬および投与方法治験薬として，1mL中にビマトプロスト0.3mgを含む点表1治験実施施設医療機関治験責任医師花川眼科田辺裕子能戸眼科医院小竹聡石丸眼科石丸裕晃レニア会武谷ピニロピ記念きよせの森総合病院武井歩東京都老人医療センター沼賀二郎済安堂お茶の水・井上眼科クリニック＊井上賢治ルチア会みやざき眼科宮崎明子むらまつ眼科医院村松知幸富士青陵会中島眼科クリニック中島徹杉浦眼科杉浦毅労働者健康福祉機構中部労災病院鈴木聡，古田祐子，丹羽英康湘山会眼科三宅病院三宅謙作碧樹会山林眼科山林茂樹こうさか眼科高坂昌志遠谷眼科遠谷茂新見眼科新見浩司越智眼科越智利行広田眼科広田篤宇部興産株式会社中央病院鈴木克佳，井形岳郎幸友会幸塚眼科岡本茂樹朔夏会さっか眼科医院属佑二大成会福岡記念病院新井三樹，熊野けい子研英会林眼科病院林研医療法人陽幸会うのき眼科鵜木一彦＊旧：済安堂井上眼科病院付属お茶の水・眼科クリニック．（151）あたらしい眼科Vol.28，No.8，20111211眼剤を用いた．治験薬は1日1回午後8時～10時の間に，両眼に1滴ずつ，52週間点眼した．4.Washout眼圧下降薬を使用している患者に対しては，表2に示したwashout期間を設定した．5.検査・観察項目投与開始後4週間ごとに，眼圧検査（Goldmann圧平眼圧計），細隙灯顕微鏡などを用いた他覚所見の観察（眼瞼，結膜，角膜，水晶体，前房，睫毛および虹彩）および生理学的検査（血圧，脈拍数）を行った．なお，他覚所見に関しては，眼瞼紅斑（発赤の範囲），眼瞼浮腫（腫脹の範囲），結膜充血（充血の程度），結膜浮腫（腫脹の範囲），角膜浮腫（浮腫の範囲），角膜びらん（フルオレセイン染色の範囲），角膜内皮への色素沈着（程度），角膜変性（滴状角膜の程度），水晶体混濁（核の色調，混濁の範囲），前房細胞数（細胞数），前房フレア（散乱光の程度），虹彩前癒着（癒着の範囲），虹彩後癒着（癒着の範囲）について0～3点の4段階の採点基準を設けたが，それ以外の事象に関しては基準を設けなかった（括弧内は，判定内容）．眼圧は午前8時～11時の間に測定した．投与開始日，投与12，28，40および52週間後に睫毛，眼瞼および虹彩の写真撮影を行った．スクリーニング時（臨床検査は投与開始日），投与28週間後および52週間後に眼底検査，視野検査および臨床検査（血液学的検査・血液生化学的検査・尿検査）を行った．投与開始日，投与12，28，40および52週間後に視力検査を行った．6.併用薬および併用処置治験期間中は，他の緑内障・高眼圧症に対する治療薬およびステロイド薬（皮膚局所投与を除く）の使用を禁止した．併用禁止薬以外で眼圧に影響を及ぼすことが添付文書上に記載されている薬剤については，投与開始の1カ月以上前から用法用量が変更されていない，かつ治験終了時まで継続使用予定の場合には併用可能とするが，原則として新たな処方や治験期間中の用法用量の変更は行わないものとした．治験期間中，眼に対する内眼手術，濾過手術および点眼1週間前からのコンタクトレンズ装用など，治験薬の評価に影響を及ぼす処置は禁止とした．7.評価方法および統計手法投与開始日と投与後の各観察日における眼圧値の間で，1標本t検定を実施した（有意水準両側5％）．また，投与開始日から投与後の各観察時点における眼圧変化値および眼圧変化率を求めた．さらに，28週間後および52週間後における眼圧変化率が?10％に達しなかった症例数とその割合（ノンレスポンダー率）を求め，95％両側信頼区間を求めた．原発開放隅角緑内障（狭義）および高眼圧症，正常眼圧緑内障に層別した集団に対しても，上記と同様に解析を実施した．安全性の評価として，治験薬投与期間中の有害事象（副作用を含む）の程度および発現頻度を求めた．視力，視野，眼底所見，生理学的検査値，臨床検査値および他覚所見の投与前後の比較を行った．安全性の評価は両眼を対象とした．有効性の評価は投与開始日の眼圧値が高いほうの眼を採用した．ただし，投与開始日の左右の眼圧値が同じ場合は，右眼を採用した．II結果1.症例の構成本剤を投与した136例のうち，不適格8例，中止14例表2Washout期間薬剤Washout期間副交感神経作動薬2週間以上炭酸脱水酵素阻害薬2週間以上交感神経作動薬2週間以上交感神経遮断薬4週間以上プロスタグランジン関連薬4週間以上2剤以上の併用4週間以上表3患者背景（有効性解析対象症例）項目分類症例数性別男性女性4763年齢（歳）20～2930～3940～4950～5960～6970～1416214523～6465～6941平均年齢（歳）60.2緑内障診断名（有効性評価対象眼）原発開放隅角緑内障正常眼圧緑内障高眼圧症404030合併症（眼局所）無有2783合併症（眼局所以外）無有3080既往歴（眼局所）無有9515治療前投薬歴無有1199治験薬投与前に行った処置無有10821212あたらしい眼科Vol.28，No.8，2011（152）（評価データ不足）および逸脱4例を除く110例を有効性解析対象症例（PPS）とした．投与した136例はすべて安全性解析に用いた．表3に有効性解析対象症例110例の患者背景を示した．2.有効性各観察日における眼圧値の推移を図1に，眼圧変化値の推移を表4に，眼圧変化率の推移を表5に示した．投与開始日（投与前）の眼圧値は21.8±3.3mmHgであり，投与後のすべての観察日において有意な眼圧下降が確認された（p＜0.0001，1標本t検定）．点眼開始後の最初の観察日である4週間後の眼圧変化値は?6.4±2.5mmHgであり，52週間後まで?6.3～?7.2mmHgの範囲で推移し，安定した眼圧下降効果がみられた．眼圧変化率についても，投与期間を通じて?28.6～?32.7％の範囲で安定した推移を示した．眼圧変化率が?10％に達しなかった症例をノンレスポンダーと定義したところ，28週間後および52週間後ともに1例のノンレスポンダーが認められたのみであり，ほとんどの症例に対して本剤が有効であった（表6）．当該試験では，原発開放隅角緑内障（広義）または高眼圧症を対象としていたため，原発開放隅角緑内障（狭義）および高眼圧症，正常眼圧緑内障と診断別に層別し，それぞれの眼圧下降効果について検討した．投与開始日の眼圧値は，原発開放隅角緑内障（狭義）および高眼圧症で23.7±2.5mmHg，正常眼圧緑内障で18.5±1.7mmHgであり，投与後のすべての観察日において有意な眼圧下降が確認された（図2，p＜0.0001，1標本t検定）．投与期間中の眼圧変化値は原発開放隅角緑内障（狭義）および高眼圧症で?7.0～?表4眼圧変化値の推移観察日例数眼圧変化値4週間後101?6.4±2.58週間後107?6.7±2.512週間後106?6.9±2.516週間後99?7.1±2.720週間後104?7.1±2.424週間後104?7.0±2.528週間後106?7.0±2.332週間後108?7.2±2.336週間後105?6.9±2.540週間後104?7.0±2.544週間後101?6.7±2.648週間後103?6.3±2.752週間後102?6.5±2.2平均値±標準偏差（mmHg）．表5眼圧変化率の推移観察日例数眼圧変化率4週間後101?29.0±9.38週間後107?30.4±9.512週間後106?31.5±9.516週間後99?32.1±10.220週間後104?32.1±9.324週間後104?31.7±10.228週間後106?32.2±8.732週間後108?32.7±8.336週間後105?31.3±9.540週間後104?32.1±9.344週間後101?30.4±9.648週間後103?28.6±10.552週間後102?29.8±8.4平均値±標準偏差（％）．＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊28242016120481216202428323640444852観察日（週）眼圧値（mmHg）図1眼圧値の推移＊p＜0.05（投与開始日との比較，1標本t検定）．平均値±標準偏差（mmHg）．図2診断名別の眼圧値の推移＊p＜0.05（投与開始日との比較，1標本t検定）．平均値±標準偏差（mmHg）．28242016120481216202428323640444852観察日（週）眼圧値（mmHg）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊：原発開放隅角緑内障（狭義）および高眼圧症：正常眼圧緑内障表6ノンレスポンダー率観察日ノンレスポンダーレスポンダー合計95％両側信頼区間28週間後1（0.9）1051060.0～2.852週間後1（1.0）1011020.0～2.9（）内は％．（153）あたらしい眼科Vol.28，No.8，201112138.0mmHg，正常眼圧緑内障で?4.7～?6.1mmHgの範囲で推移し，投与期間を通して安定した眼圧下降効果がみられた（表7）．投与期間中の眼圧変化率は原発開放隅角緑内障（狭義）および高眼圧症で?29.1～?33.4％，正常眼圧緑内障で?25.1～?32.9％の範囲で推移した（表8）．28週間後および52週間後に認められたノンレスポンダーは，正常眼圧緑内障で1例のみであった（表9）．3.安全性有害事象は136例中131例（96.3％）に発現した．このうち，副作用は125例91.9％であった．比較的頻度の高かった副作用を表10に示した．最も高頻度で発現した副作用は睫毛の成長であり，90例66.2％に発現した．その他，高頻度で発現した副作用は結膜充血，眼瞼色素沈着および虹彩色素沈着であり，それぞれ61例44.9％，42例30.9％および29例21.3％に発現した．重症度に関しては，重度の副作用は認められず，中等度の事象が19例26件（結膜充血7件，眼瞼色素沈着6件，睫毛の成長3件，虹彩色素沈着，および眼瞼紅斑がそれぞれ2件，結膜出血，アレルギー性結膜炎，虹彩炎，結膜炎，眼瞼炎および眼圧上昇が各1件）認められたが，それ以外は軽度であった．いずれも投与部位である眼部または眼周囲部の局所に発現するものであり，治験薬の点眼を継続しても程度が悪化するものではなかった．また，点眼の中止（終了）により約8割の事象が追跡調査期間中に回復または軽快した（回復：点眼開始前の状態に回復，軽快：問題ないレベルまでに達した状態）．重篤な有害事象が4例（心臓神経症，膀胱瘤および眼内炎，表7診断名別の眼圧変化値の推移観察日原発開放隅角緑内障（狭義）および高眼圧症正常眼圧緑内障例数眼圧変化値例数眼圧変化値4週間後63?7.0±2.538?5.4±2.08週間後67?7.5±2.640?5.4±1.812週間後68?7.5±2.538?5.8±1.916週間後65?8.0±2.534?5.5±2.220週間後66?7.9±2.338?5.6±1.924週間後67?7.7±2.537?5.6±2.128週間後66?7.8±2.340?5.8±1.832週間後68?7.8±2.440?6.1±1.836週間後66?7.7±2.439?5.5±2.040週間後66?7.8±2.538?5.7±1.744週間後62?7.7±2.439?5.1±1.948週間後63?7.4±2.640?4.7±2.152週間後64?7.3±2.138?5.2±1.7平均値±標準偏差（mmHg）．表8診断名別の眼圧変化率の推移観察日原発開放隅角緑内障（狭義）および高眼圧症正常眼圧緑内障例数眼圧変化率例数眼圧変化率4週間後63?29.1±8.638?29.0±10.48週間後67?31.5±9.640?28.7±9.012週間後68?31.6±9.538?31.3±9.716週間後65?33.4±9.334?29.5±11.620週間後66?33.1±8.538?30.2±10.424週間後67?32.5±9.737?30.2±11.228週間後66?32.9±8.740?31.0±8.632週間後68?32.5±8.440?32.9±8.236週間後66?32.3±9.339?29.6±9.740週間後66?32.8±9.738?30.9±8.744週間後62?32.3±9.139?27.2±9.648週間後63?30.8±9.740?25.1±10.952週間後64?30.7±7.738?28.1±9.4平均値±標準偏差（％）．表10比較的頻度の高かった（5％以上）副作用事象名MedDRA（Ver.9.0）PT発現例数（頻度）眼障害睫毛の成長90（66.2％）結膜充血61（44.9％）眼瞼色素沈着42（30.9％）虹彩色素沈着29（21.3％）睫毛剛毛化8（5.9％）アレルギー性結膜炎7（5.1％）くぼんだ眼7（5.1％）全身障害および投与局所様態滴下投与部位そう痒感10（7.4％）皮膚および皮下組織障害多毛症9（6.6％）発現頻度：発現例数/安全性解析対象症例数（136例）×100．表9診断名別のノンレスポンダー率診断名観察日ノンレスポンダーレスポンダー合計95％両側信頼区間原発開放隅角緑内障（狭義）および高眼圧症28週間後0（0.0）66660.0～0.052週間後0（0.0）64640.0～0.0正常眼圧緑内障28週間後1（2.5）39400.0～7.352週間後1（2.6）37380.0～7.7（）内は％．1214あたらしい眼科Vol.28，No.8，2011副鼻腔炎，喉頭蓋炎）に認められたが，すべて治験薬との因果関係は否定された．また，本試験において死亡例はなかった．副作用による中止は11例（8.1％）14件であった．これらの中止理由は，患者からの申し出によるもの5例（眼痛：1例，虹彩色素沈着・睫毛の成長・眼瞼色素沈着：2例，睫毛の成長：2例），医学的な理由によるもの6例（虹彩炎・眼圧上昇：1例，眼瞼炎：1例，結膜充血：1例，眼瞼色素沈着：1例，結膜炎：1例，アレルギー性結膜炎：1例）であった．その他，臨床検査では，異常変動「有」と判定された症例が33例43件みられ，このうち2例3件が副作用と判定されたが，いずれも追跡調査にて基準範囲内に回復あるいは回復傾向を示した．生理学的検査では，血圧が投与開始前に比べ下降が認められたものの，変動幅は小さく，臨床上問題となるものではなかった．また，これらの検査項目以外で，特記すべきものはなかった．III考按原発開放隅角緑内障（広義）および高眼圧症を対象として0.03％ビマトプロスト点眼剤を点眼し，有効性解析対象集団110例，安全性解析対象集団136例について，52週間点眼したときの有効性および安全性を検討した．原発開放隅角緑内障（広義）および高眼圧症において，眼圧変化値は52週間後まで?6.3～?7.2mmHgの範囲で推移し，投与期間を通して安定した眼圧下降効果が得られた．また，診断名別では，原発開放隅角緑内障（狭義）および高眼圧症では?7.0～?8.0mmHg，正常眼圧緑内障では?4.7～?6.1mmHgの範囲で推移し，両疾患群とも投与期間を通して安定した眼圧下降効果が得られた．投与期間中の眼圧変化率に関しては原発開放隅角緑内障（狭義）および高眼圧症で?29.1～?33.4％，正常眼圧緑内障では?25.1～?32.9％の範囲で推移し，正常眼圧緑内障に対しても0.03％ビマトプロスト点眼剤は強力で，安定した眼圧下降効果を示すことが確認された．0.03％ビマトプロスト点眼剤のノンレスポンダーは28週間後に0.9％および52週間後に1.0％の割合で認められた．国内で第一選択薬のラタノプロスト点眼剤は患者の10～40％にノンレスポンダーが存在することが報告されており9～13），当該試験での0.03％ビマトプロスト点眼剤のノンレスポンダー率はラタノプロストと比べて低かった．また，0.03％ビマトプロスト点眼剤はプロスタマイドアナログ製剤であり，ラタノプロスト点眼剤とは異なる作用機序を有している14,15）ことから，ラタノプロスト点眼剤に対するノンレスポンダーに対して有効であることが海外の臨床試験で明らかとなっている16～18）．したがって，0.03％ビマトプロスト点眼剤が無効となる症例は少なく，ラタノプロスト点眼剤に対するノンレスポンダーに対しても0.03％ビマトプロスト点眼剤は有効な治療手段になりうると考えられる．副作用は136例中125例91.9％に認められた．しかし，そのほとんどは軽度な事象であり，重篤な副作用は認められなかった．全身性の副作用はほとんどみられず，血液学的検査などの臨床検査の結果からも0.03％ビマトプロスト点眼剤は全身的に高い安全性を有することが示唆された．原発開放隅角緑内障の有病率は高齢者に多いことが知られており，高齢者では循環器系，呼吸器系疾患の合併率が高くなることから，全身への影響の少ない0.03％ビマトプロスト点眼剤は緑内障の治療に有用であると考えられる．局所的な副作用のうち，睫毛の成長（66.2％）および結膜充血（44.9％）はこれまでに海外および国内で実施された臨床試験においても高頻度の発現が確認されている副作用であった．また，眼瞼色素沈着（30.9％）および虹彩色素沈着（21.3％）も高頻度で認められたが，これらの副作用もこれまでに発現が確認されているものであった．以上のような副作用が高頻度で発現したが，そのほとんどが軽度なものであった．その他，特徴的な副作用として，くぼんだ眼が7例5.1％発現した．近年，海外においてビマトプロスト点眼剤で同様な事象が報告されてきている19～21）．その発現のメカニズムとして，眼瞼挙筋の開裂やコラーゲン線維の減少，脂肪分解などが関与している可能性が示唆されているが，まだ明確にはなっていない．また，類薬であるトラボプロスト点眼剤においても，同様に報告されている22）ことから，プロスタグランジン関連薬において誘発される副作用である可能性がある．今後，他の薬剤も含め，詳細に検討していく必要があると考えられる．なお，当該事象は回復性のある事象と報告されており，当該試験で発現した7例においても，全例回復あるいは軽快した．52週間の点眼期間中で副作用による中止は11例（8.1％）であったが，いずれも視機能へ影響を及ぼす重大なものではなかった．以上の結果より，0.03％ビマトプロスト点眼剤は，52週間の長期点眼においても安定した眼圧下降効果を示し，その副作用は忍容できるものであることが確認できた．文献1）BrandtJD,VanDenburghAM,ChenKetal；BimatoprostStudyGroup：Comparisonofonce-ortwice-dailybimatoprostwithtwice-dailytimololinpatientswithelevatedIOP：a3-monthclinicaltrial.Ophthalmology108：1023-1032,20012）WhitcupSM,CantorLB,VanDenburghAMetal：Arandomised,doublemasked,multicentreclinicaltrialcomparingbimatoprostandtimololforthetreatmentofglaucomaandocularhypertension.BrJOphthalmol87：57-62,（154）あたらしい眼科Vol.28，No.8，2011121520033）HigginbothamEJ,SchumanJS,GoldbergIetal；BimatoprostStudyGroups1and2：One-year,randomizedstudycomparingbimatoprostandtimololinglaucomaandocularhypertension.ArchOphthalmol120：1286-1293,20024）GandolfiS,SimmonsST,SturmRetal；BimatoprostStudyGroup3：Three-monthcomparisonofbimatoprostandlatanoprostinpatientswithglaucomaandocularhypertension.AdvTher18：110-121,20015）NoeckerRS,DirksMS,ChoplinNTetal；Bimatoprost/LatanoprostStudyGroup：Asix-monthrandomizedclinicaltrialcomparingtheintraocularpressure-loweringefficacyofbimatoprostandlatanoprostinpatientswithocularhypertensionorglaucoma.AmJOphthalmol135：55-63,20036）ChoplinN,BernsteinP,BatoosinghALetal；Bimatoprost/LatanoprostStudyGroup：Arandomized,investigator-maskedcomparisonofdiurnalresponderrateswithbimatoprostandlatanoprostintheloweringofintraocularpressure.SurvOphthalmol49（Suppl1）：S19-25,20047）SimmonsST,DirksMS,NoeckerRJ：Bimatoprostversuslatanoprostinloweringintraocularpressureinglaucomaandocularhypertension：resultsfromparallel-groupcomparisontrials.AdvTher21：247-262,20048）北澤克明，米虫節夫：ビマトプロスト点眼剤の原発開放隅角緑内障または高眼圧症を対象とする0.005％ラタノプロスト点眼剤との無作為化単盲検群間比較試験．あたらしい眼科27：401-410,20109）池田陽子，森和彦，石橋健ほか：ラタノプロストのNon-responderの検討．あたらしい眼科19：779-781,200210）木村英也，野﨑実穂，小椋祐一郎ほか：未治療緑内障眼におけるラタノプロスト単剤投与による眼圧下降効果．臨眼57：700-704,200311）井上賢治，泉雅子，若倉雅登ほか：ラタノプロストの無効率とその関連因子．臨眼59：553-557,200512）美馬彩，秦裕子，村尾史子ほか：眼圧測定時刻に留意した，正常眼圧緑内障に対するラタノプロストの眼圧下降効果の検討．臨眼60：1613-1616,200613）湯川英一，新田進人，竹谷太ほか：開放隅角緑内障におけるb-遮断薬からラタノプロストへの切り替えによる眼圧下降効果．眼紀57：195-198,200614）LiangY,WoodwardDF,GuzmanVMetal：IdentificationandpharmacologicalcharacterizationoftheprostaglandinFPreceptorandFPreceptorvariantcomplexes.BrJPharmacol154：1079-1093,200815）LiangY,LiC,GuzmanVMetal：ComparisonofprostaglandinF2a,bimatoprost（prostamide）,andbutaprost（EP2agonist）onCyr61andconnectivetissuegrowthfactorgeneexpression.JBiolChem278：27267-27277,200316）WilliamsRD：Efficacyofbimatoprostinglaucomaandocularhypertensionunresponsivetolatanoprost.AdvTher19：275-281,200217）GandolfiSA,CiminoL：Effectofbimatoprostonpatientswithprimaryopen-angleglaucomaorocularhypertensionwhoarenonresponderstolatanoprost.Ophthalmology110：609-614,200318）SontyS,DonthamsettiV,VangipuramGetal：LongtermIOPloweringwithbimatoprostinopen-angleglaucomapatientspoorlyresponsivetolatanoprost.JOculPharmacolTher24：517-520,200819）PeplinskiLS,AlbianiSK：Deepingoflidsulcusfromtopicalbimatoprosttherapy.OptomVisSci81：574-577,200420）YamJC,YuenNS,ChanCW：Bilateraldeepeningofupperlidsulcusfromtopicalbimatoprosttherapy.JOculPharmacolTher25：471-472,200921）AydinS,I?ikligilI,Tek?enYAetal：Recoveryoforbitalfatpadprolapsusanddeepeningofthelidsulcusfromtopicalbimatoprosttherapy：2casereportsandreviewoftheliterature.CutanOculToxicol29：212-216,201022）YangHK,ParkKH,KimTWetal：Deepeningofeyelidsuperiorsulcusduringtopicaltravoprosttreatment.JpnJOphthalmol53：176-179,2009（155）＊＊＊</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://www.atagan.jp/article/20110835.htm/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>シリコーンハイドロゲルレンズに対するポビドンヨード消毒剤OPL78 の臨床試験</title>
		<link>https://www.atagan.jp/article/20100934.htm</link>
		<comments>https://www.atagan.jp/article/20100934.htm#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 29 Sep 2010 15:34:09 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[記事]]></category>
		<category><![CDATA[OPL78]]></category>
		<category><![CDATA[シリコーンハイドロゲル]]></category>
		<category><![CDATA[ポビドンヨード]]></category>
		<category><![CDATA[消毒剤]]></category>
		<category><![CDATA[臨床試験]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.atagan.jp/?p=4299</guid>
		<description><![CDATA[1310（14あ4）たらしい眼科Vol.27，No.9，20100910-1810/10/\100/頁/JC（O0P0Y）《原著》あたらしい眼科27（9）：1310.1317，2010cはじめにコンタクトレンズ（CL）に [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>1310（14あ4）たらしい眼科Vol.27，No.9，20100910-1810/10/\100/頁/JC（O0P0Y）《原著》あたらしい眼科27（9）：1310.1317，2010cはじめにコンタクトレンズ（CL）による眼障害で最も問題視されるのは角膜感染症であるが，近年，とりわけ2週間頻回交換ソフトコンタクトレンズ（SCL）使用者に感染例が増えており，SCLの消毒に関心が集まっている1,2）．現在，SCLの化学消毒剤として，塩化ポリドロニウムやポリヘキサメチレンビグアニド（PHMB）を消毒成分とする1液型のマルチパーパスソリューション（MPS），および過酸化水素消毒剤やポビドンヨード消毒剤が使用されている．これらの消毒剤のうち，MPSを使用する者が大多数を占めるが，MPSは他の消毒剤に比べ消毒効果が弱いことが難点である3）．過酸化水素消毒剤は過酸化水素の中和が不十分だとその細胞毒性によって眼〔別刷請求先〕植田喜一：〒751-0872下関市秋根南町1-1-15ウエダ眼科Reprintrequests：KiichiUeda,M.D.,UedaEyeClinic.1-1-15Akineminami,Shimonoseki751-0872,JAPANシリコーンハイドロゲルレンズに対するポビドンヨード消毒剤OPL78の臨床試験植田喜一＊1稲葉昌丸＊2宮本裕子＊3久保田泰隆＊4岩崎直樹＊4山崎勝秀＊5斉藤文郎＊5＊1ウエダ眼科＊2稲葉眼科＊3アイアイ眼科医院＊4イワサキ眼科医院＊5株式会社オフテクスClinicalEvaluationofOPL78,aPovidon-IodineDisinfectionSystem,withSiliconeHydrogelLensesKiichiUeda1）,MasamaruInaba2）,YukoMiyamoto3）,YasutakaKubota4）,NaokiIwasaki4）,KatsuhideYamasaki5）andFumioSaitoh5）1）UedaEyeClinic,2）InabaEyeClinic,3）Ai-aiEyeClinic,4）IWASAKIEYECLINIC,5）OphtecsCorporationソフトコンタクトレンズ用ポビドンヨード消毒剤OPL78の有用性を評価するために臨床試験を行った．65名（男性16名，女性49名，平均年齢33.0±9.8歳）を対象に，2週間頻回交換のシリコーンハイドロゲルレンズ（SHCL）4種にOPL78を使用して12週間の経過観察を行った．調査項目は，細隙灯顕微鏡による前眼部所見，レンズの状態，装用後レンズの微生物学的検査，被験者へのアンケート（自覚症状）であった．その結果，OPL78の使用期間中に前眼部所見はほとんど変化しなかった．レンズの傷，汚れを認める症例はあったが，レンズ装用に影響はなかった．微生物学的検査からは問題を認めず，自覚症状についてはほぼ良好にレンズが使用できるという回答が大多数であった．これらの結果から，OPL78はSHCLの消毒剤として有用であるといえる．OPL78,achemicaldisinfectionsystemforsoftcontactlensesthatcontainspovidone-iodineastheactiveingredient,wasclinicallyevaluatedwithsiliconehydrogellenses（SHCL）.Thestudyincluded65patients（49females,16males；meanage：33.0±9.8years）,whousedOPL78todisinfecta2weeksfrequentreplacementSHCLfor12weeks,thenratedtheusefulnessofOPL78.Weconductedslit-lampexamination,observationofSHCLwornoneyesandmicrobiologicalexaminationafterpatientshadcompletedadisinfectingprocedure.Finally,weconductedaquestionnairesurvey.Anterioreyefindingsbyslit-lampexaminationdidnotchangemuchduringtheclinicalevaluation.ThoughscratchesanddepositswerefoundonSHCLinsomecases,thesedidnotaffectthewearingoftheSHCL.Themicrobiologicalexaminationdisclosednoproblems.Furthermore,thequestionnairesurveyshowedthatthemajorityofrespondentsexperiencednoproblemswhileusingOPL78withSHCL.Onthebasisoftheseresults,itisconcludedthatOPL78isusefulfordisinfectingSHCL.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）27（9）：1310.1317,2010〕Keywords：OPL78，ポビドンヨード，シリコーンハイドロゲル，消毒剤，臨床試験．OPL78,povidone-iodine,disinfection,siliconehydrogel,clinicalevaluation.（145）あたらしい眼科Vol.27，No.9，20101311障害が生じるという問題がある．一方，ポビドンヨード消毒剤は，細菌，真菌，ウイルスおよびアメーバなどに対して広い抗菌スペクトルを有しており，角膜への安全性が高いと報告されている4～11）．最近のCL市場は，2週間頻回交換SCLや1日使い捨てSCLの使用者が増えているが，素材の面では新素材であるシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズ（SHCL）が急増している．従来のポビドンヨード消毒剤は，消毒顆粒，中和錠，溶解・すすぎ液の3剤で構成されていたが，最近，顆粒と錠剤を1錠タイプとした2剤タイプのOPL78が開発された．そこで2週間頻回交換SHCLを試験レンズとして，OPL78の有用性を評価するための臨床試験を実施したので，その結果を報告する．I対象および方法1.対象2009年1月26日～2009年6月30日に，試験の目的と内容の説明を受け，自らの意思で文書による同意を示した被験者65人（男性16名，女性49名，平均年齢33.0±9.8歳）を対象とした．被験者の背景を図1に示す．2.方法a.使用レンズおよび使用化学消毒剤使用した4種類の2週間頻回交換SHCLとその症例数は，アキュビューRオアシスTMが20例40眼，エアオプティクスRが15例30眼，メダリストRプレミアが15例30眼，メニコン2WEEKプレミオが15例30眼であった．これらのSHCLの種類と仕様を表1に示す．各SHCLは原則として2週間ごとに交換した．被験者に対しては，レンズの取り扱い時には手洗いを徹底するよう指導した．使用したポビドンヨード消毒剤OPL78の構成を図2に，使用方法を図3に示す．OPL78-Iは消毒成分と中和・洗浄成分を1つの錠剤としたもので，これを溶解・すすぎ液であるOPL78-IIに溶かして使用した．OPL78の使用説明書によるとこすり洗いの必要はないが，レンズの汚れが多いと認められた被験者には，溶解・すすぎ液（OPL78-II）によるレンズのこすり洗いを指導した．b.観察時期・調査項目と内容OPL78は各SHCLに対して12週間使用させた．調査する項目と内容は，細隙灯顕微鏡による前眼部所見，装用後のレンズ状態，微生物学的検査，被験者へのアンケートである（表2）．前眼部所見およびアンケートによる自覚症状は表3表1使用レンズの種類と仕様レンズ名アキュビューRオアシスTMエアオプティクスRメダリストRプレミアメニコン2WEEKプレミオメーカージョンソン＆ジョンソンチバビジョンボシュロムメニコンポリマーSenofilconALotrafilconBBalafilconAAsmofilconADk/L値＊147138101161含水率（％）38333640ベースカーブ（mm）8.48.68.68.3,8.6装用方法2週間終日装用2週間終日装用2週間終日装用1週間連続装用2週間終日装用＊酸素透過率＝×10.（9cm/sec）・（mlO2/〔ml×mmHg〕）．レンズの種類ケア用品の種類（n＝65人）（n＝65人）１カ月定期交換SCL＊10％1日ディスポーザブルSCL＊11％従来型SCL＊1％装用経験なし1％77％2週間頻回交換SCL＊過酸化水素消毒剤9％使用経験なし5％無記入6％80％MPS＊＊図1被験者背景＊SCL：ソフトコンタクトレンズ，＊＊MPS：マルチパーパスソリューション．1312あたらしい眼科Vol.27，No.9，2010（146）の判定基準に従って評価した．装用後のレンズ状態は細隙灯顕微鏡で，汚れと傷の有無を観察した．また，12週間後にOPL78の使いやすさ，SHCLの汚れ落ち，SHCLの装用感についてアンケートを行い，被験者からの評価を得た．試験開始から2週間後にSHCLを回収し，表4に示す手順，方法および判定基準12）で微生物学的評価を行った．眼科領域で臨床的に問題となることの多いStaphylococcusaureus,Pseudomonasaeruginosa,Escherichiacoli,Serratiaspp.を特定菌としこれらが検出された場合は有効性なしとした．なお，増菌培養でのみ検出された菌については陰性として扱った12）．c.統計解析手法前眼部所見，自覚症状の評価について試験開始時と12週間後でWilcoxonの符号付順位検定により有意差検定を行った．有意水準は5％とした．II結果1.前眼部所見試験開始時に角膜上皮ステイニング，角膜血管新生，球結膜充血，上眼瞼乳頭増殖，pigmentedslide，dimpleveil，角膜瘢痕を認めた被験者がいたが，すべて軽度であったため表2調査項目と内容調査項目内容開始時2週間後4週間後8週間後12週間後前眼部所見角膜上皮ステイニング，SEALs＊，角膜浮腫，角膜浸潤，角膜潰瘍，血管新生，球結膜充血，乳頭増殖●●●●●装用後のレンズ状態傷，汚れ，変形，変色●●●●微生物学的検査表4参照●被験者へのアンケート調査異物感，乾燥感，かゆみ，くもり，その他●●●●●＊＊＊SEALs：superiorepithelialarcuatelesions．＊＊12週目には被験者に対しアンケートによるOPL78の総合評価も行った．OPL78-I（有核錠）外側：・ポビドンヨード（消毒剤）内側：・亜硫酸ナトリウム（中和剤）・蛋白分解酵素（洗浄剤）OPL78.II（溶解・すすぎ液）・塩化ナトリウム，ホウ酸レンズケース消毒剤OPL78-Ｉ中和剤・洗浄剤OPL78-Ⅱレンズケース図2OPL78の構成OPL78-IOPL78-IIOPL78-IIケースにIとIIを入れ，レンズをセットする．4時間以上放置する．装用IIを入れ替え，すすぎ操作をする．色が消える消毒中（オレンジ色）消毒完了（無色）左右に振る図3OPL78の使用方法（147）あたらしい眼科Vol.27，No.9，20101313試験を行った．これらの所見の程度は，試験開始時と12週間後に差を認めなかった．試験中に，superiorepithelialarcuatelesions（SEALs）が1眼，球結膜充血が2眼認めたが，いずれも軽度であった（表5）．2.装用後のレンズ状態SHCLの汚れは2週間後では22眼（16.9％）に観察されたが，12週間後には9眼（6.9％）と減少した．汚れを認めたSHCLを装用していた被験者のうち，汚れが多いためこすり操作を指示した者は2週間後の観察時で4名，4週間後で7名，8週間後で4名であった．SHCLの傷を2週間後以降2～7眼（1.5～5.4％）に認めたが，すべて軽度で，装用中止に至る例はなかった．金属の付着を1眼と塗料の付着を1眼認めた（図4）．試験期間中に変形などの異常を認めなかった．3.微生物学的検査今回，検査を行った130検体中，すべての症例で特定菌（S.aureus,P.aeruginosa,E.coli,Serratiaspp.）は検出されなかった．130検体中128検体で総検出菌数が0～103（cfu/ml）未満，2検体が103～105（cfu/ml）未満であり，解析対象症例の98.5％がきわめて有効，1.5％が有効であった（表6）．有効2検体から検出された菌は，Staphylococcus属とCorynebacterium属であった．4.被験者へのアンケート調査自覚症状については，ほぼ良好にレンズが使用できるといった回答がほとんどであった．自覚症状として乾燥感（発現率20.8～34.6％），異物感（発現率3.9～15.4％），かゆみ（発現率0.8～11.5％）の順で多かった．なお，試験開始時と12表3前眼部所見と自覚症状の判定基準1）前眼部所見判定基準A）角膜所見角膜ステイニング（範囲）0：ステイニングなし1：角膜表面の1.25％のステイニング2：角膜表面の26.50％のステイニング3：角膜表面の51.75％のステイニング4：角膜表面の76.100％のステイニング（密度）0：ステイニングなし1：密度が低いステイニング2：密度が中等度のステイニング3：密度が高いステイニングSEALs0：なし1：軽度2：中度3：重度角膜実質の細胞浸潤・潰瘍0：なし1：細胞浸潤2：潰瘍角膜浮腫0：なし1：上皮の浮腫2：実質の浮腫（Descemet膜皺襞を含む）3：角膜全体の浮腫角膜血管新生0：なし1：角膜輪部から2mm未満2：角膜輪部から2mm以上3：角膜輪部から2mm以上多方向または実質内血管新生B）結膜所見球結膜充血0：なし1：1/2未満2：1/2以上3：全周上眼瞼乳頭増殖0：なし1：円蓋部結膜のみ2：円蓋部結膜＋瞼結膜1/2未満3：円蓋部結膜＋瞼結膜1/2以上その他0：なし1：軽度2：中度3：重度2）自覚症状判定基準0：なし（気になる自覚症状なし）1：軽度（時々気になる自覚症状はあるが，ほぼ良好）2：中度（常時気になる自覚症状はあるが，休止なし）3：重度（常時強い自覚症状があり，装用できない）1314あたらしい眼科Vol.27，No.9，2010（148）週間後のかゆみには，有意差を認めた（p＝0.0128）が，他の症状については認めなかった（図5）．レンズの装用感や汚れ落ち，OPL78の使いやすさについては非常に良いあるいは良いと回答した被験者が77～80％で，被験者のOPL78の継続使用意向は68％であった（図6）．III考按新素材のSHCLの消毒剤としてOPL78を用いて，65例130眼を対象に12週間の経過観察を行い，OPL78の臨床上の有用性について検討した．OPL78の消毒成分であるポビドンヨードは，水溶液中で有効ヨウ素（I2，I3.）を遊離する．この有効ヨウ素は細胞に対して高い浸透性を有し，膜蛋白質，酵素蛋白質，核蛋白質のチオール基を酸化することにより殺菌作用を発揮する．ポビドンヨードは広い範囲の微生物に有効でありながら，皮膚刺激性がほとんどないため，粘膜面や手指，皮膚の消毒など臨床的に広く利用されている．ポビドンヨードはSCL用化学消毒剤としても開発されたが，細菌，真菌，アカントアメーバ，ウイルスに対する消毒効果が高いだけでなく，安全性も高いことが報告されている4,5）．今回の臨床試験では130検体中すべての症例で，臨床で問題となることの多いS.aureus，P.aeruginosa，E.coli，Serratiaspp.が検出されなかった．128検体がきわめて有効，2検体が有効で，この2検体から検出された菌はおもに結膜.や皮膚の常在菌と考えられるStaphylococcus属とCorynebacterium属で，これらを分離培養したのちOPL78の消毒液に105～6cfu/mlを負荷したところ，すべての菌が死滅した．被験者が自らケアを行ったレンズを中和後の液が入ったケースごと回収して微生物学的検査を行ったが，レンズケースに消毒液が充満していなかったので，消毒液が接触しなかったケース内面に付着した菌が検出された可能性がある．微生物学的検査の結果と試験期間中に被験者に感染症を疑う症状や所見がなかったことから，OPL78はSHCLの消毒剤として有効だと評価する．試験期間中の細隙灯顕微鏡で観察された前眼部所見は，SCLやSHCL装用者に比較的多く認められる所見であるが，これらはすべて軽度なものであった．SHCLとPHMBを含むMPSの組み合わせで，角膜ステイニングを発生することがある13,14）．これはレンズに含有する消毒剤の成分が角膜上皮細胞に影響するためで，硬めのSHCLが機械的に角膜を刺激することも影響していると考えられている13）．今回の試験では，角膜ステイニングは範囲・密度とも試験開始時と12週間後で変化がなかったが，OPL78は消毒成分を中和し，かつ装用前にすすぎを行うため，消毒剤の成分がレンズに含有することは少ないためと考える．日本で最初にポビドンヨード消毒剤として製品化されたクレンサイドRは，従来素材のSCL使用者に遅発性の薬剤アレルギー様所見を認めることがあった15）．OPL78はクレンサイドRと消毒成分や中和成分，洗浄成分が同一であるが，SHCLを対象とした今回の試験においては同様の所見は確認されなかった．従来素材のSCLとSHCLの素材の違いはあるが，遅発性のアレルギー所見については12週間という短期間では評価できない．したがって，長期間の使用にあたっては注意が必要である．なお，本試験期間中に，有害事象として麦粒腫を1眼に認めたが，OPL78との因果関係は明らかでないため，副作用と判定しなかった．表4微生物学的検査の手順，方法，判定基準検査手順①ケア後，レンズケース内のレンズを採取する②各レンズを2mlDPBS入り滅菌PPtubeに移す③Vortex-mixerで1分攪拌する④攪拌後，レンズおよび攪拌液を検体として培養する検体培養方法①トリプチケースソイ5％羊血液寒天培地35℃，24～48時間培養②チョコレートII寒天培地37℃，5％CO2，24～48時間培養③チオグリコレート培地35℃，7日間増菌培養④SCD寒天培地35℃，5日間培養（CL埋没）①②は攪拌後液200μlを使用，③は残液全量を使用．判定基準12）OPL78消毒後CLの微生物学的検査結果特定菌＊の検出総検出菌数（cfu/ml）極めて有効検出せず0～103未満有効検出せず103～105未満有効性なし検出105以上＊特定菌：S.aureus,P.aeruginosa,E.coli,Serratiaspp.（149）あたらしい眼科Vol.27，No.9，20101315表5前眼部所見症状程度＊1観察時期p値＊2開始時2週間後4週間後8週間後12週間後角膜ステイニング範囲0123105眼223097眼276094眼3600104眼2600103眼25200.9094角膜ステイニング密度01231052230973210943240104224010325200.8832SEALs0123130000129100130000130000129100─角膜浸潤・潰瘍0123130000130000130000130000130000─角膜浮腫0123130000130000130000130000130000─角膜血管新生01231263101281101281101281101281100.1797球結膜充血0123130000130000129100130000130000─上眼瞼乳頭増殖01231264001264001272101264001282000.1797その他＊30123124600124600124600123700124600─＊1：程度の判定は表3を参照．＊2：検定方法：Wilcoxonの符号付順位検定（開始時と12週間後），─：開始時と12週間後ともに程度が0，または症例数などから検定不可であったもの．＊3：その他の内訳：pigmentedslide，dimpleveil，角膜瘢痕．レンズ枚数（枚）＊※重複あり2211758822296353025201510502週間後4週間後8週間後12週間後観察時期付着物金属付着物塗料■：汚れ■：傷■：その他図4装用後のレンズ状態＊各時期全130枚中汚れ，傷などが認められたレンズの枚数．1316あたらしい眼科Vol.27，No.9，2010装用後のレンズ状態について，汚れが認められる例があった．OPL78は洗浄剤として蛋白分解酵素などを含むが，脂質汚れが付着しやすいSHCLに対しては洗浄力が十分ではない場合がある．この場合には，OPL78の溶解・すすぎ液によるこすり洗いを行うよう指導する必要がある．他の観察時期と比較して2週後にレンズの汚れが多く観察されたが，その原因は明らかではなかった．今回の試験で初めてSHCLを装用する被験者が多かったため，慣れるまでに眼の分泌物（150）表6微生物学的検査総検出菌数（cfu/ml）項目0～103未満103～105未満105以上検体数＊12820特定菌検出せず検出せず─判定極めて有効有効─＊増菌培養によってのみ検出された菌は陰性として扱った．（n＝130枚）140120100806040200眼数（眼）開始時2週4週8週12週観察時期（n＝130眼）140120100806040200眼数（眼）開始時2週4週8週12週観察時期（n＝130眼）140120100806040200眼数（眼）開始時2週4週8週12週観察時期（n＝130眼）140120100806040200眼数（眼）開始時2週4週8週12週観察時期（n＝130眼）＊：p≦0.05■程度0：なし■程度1：軽度■程度2：中度■程度3：重度103p＝0.4024p＝0.0128＊p＝0.5862p＝0.463187402385989339283644541乾燥感かゆみ異物感くもり12011011412512217138233571129116115122120112142188112212112312412586352425図5被験者へのアンケート調査（自覚症状）レンズの装用感レンズの汚れ落ちOPL78の使いやすさ■：非常に良い■：良い■：普通■：悪い■：非常に悪い使用感継続使用意向使いたくない1％0％20％40％60％80％100％（n＝65人）（n＝65人）1720262412332133513どちらでもよい31％使いたい68％図6被験者へのアンケート調査（総合評価）あたらしい眼科Vol.27，No.9，20101317が増加した可能性も考えられる．自覚症状の訴えは，乾燥感，異物感，かゆみの順に多かった．試験開始時と12週間後のかゆみの程度については有意差があったが，自覚症状はほとんどが軽度で，SHCLの装用を中止するものではなかった．これらの自覚症状は，他のSHCLの臨床報告でもみられるもので，忍田らは1カ月交換SHCLを過酸化水素剤で消毒して3カ月間経過観察した試験結果を報告しているが，自覚症状は乾燥感（発現率10.3～33.3％），異物感（10.3～20.5％），かゆみ（5.1～7.7％）の順に多く，発現率も同様であった16）．今回の異物感についても前述したSHCLの汚れや，SHCLの機械的刺激が主とした原因であったと考える．CLのケアは定められた方法を遵守することが求められるが，ポビドンヨード消毒剤についても3剤の添加が必要な従来の消毒操作の簡便化が望まれていた4）．OPL78の使用法はOPL78-IをOPL78-IIに溶かして使用するが，今回の試験のアンケート調査で使いやすさは77％の被験者が非常に良いあるいは良いと回答した．レンズの汚れ落ちや装用感については被験者の80％が非常に良いあるいは良いと回答した．これらのことから被験者の68％がOPL78の継続使用の意向を示し，総合的に高い評価を得た．以上のことから，OPL78はSHCL消毒剤として有効性が高く，安全で，操作性も良く，有用であると考える．文献1）感染性角膜炎全国サーベイランス・スタディグループ：感染性角膜炎全国サーベイランス．日眼会誌110：961-972,20062）福田昌彦：コンタクトレンズ関連角膜感染症全国調査．あたらしい眼科26：1167-1171,20093）植田喜一，柳井亮二：コンタクトレンズケアの現状と問題点．あたらしい眼科26：1179-1186,20094）柳井亮二，植田喜一，田尻大治ほか：細菌・真菌に対するポビドンヨード製剤の有効性．日コレ誌47：32-36,20055）柳井亮二，植田喜一，田尻大治ほか：アカントアメーバおよびウィルスに対するポビドンヨード製剤の有効性．日コレ誌47：37-41,20056）柳井亮二，植田喜一，戸村淳二ほか：家兎角膜に対するポビドンヨード製剤の安全性．日コレ誌47：120-123,20057）YanaiR,YamadaN,UedaKetal：EvaluationofPovidone-iodineasadisinfectantsolutionforcontactlenses：Antimicrobialactivityandcytotoxicityforcornealepithelialcells.ContactLensAntEye29：85-91,20068）KilvingtonS：Antimicrobialefficacyofapovidoneiodine（PI）andaone-stephydrogenperoxidecontactlensdisinfectionsystem.ContactLensAntEye27：209-212,20049）松田賢昌，杉江祐子，塚本光雄ほか：新しいソフトコンタクトレンズ消毒システムOPL7の臨床評価～第1報グループIレンズを用いた試験～．眼紀52：687-701,200110）杉江祐子，松田賢昌，塚本光雄ほか：新しいソフトコンタクトレンズ消毒システムOPL7の臨床評価～第2報グループIVレンズを用いた試験～．眼紀52：702-713,200111）稲葉昌丸，西川博彰，岩崎和佳子ほか：OPL7のソフトコンタクトレンズ装用者に対する使用経験．あたらしい眼科15：295-305,199812）宮永嘉隆：ソフトコンタクトレンズ用化学消毒液BL-49の臨床評価．日コレ誌38：258-273,199613）植田喜一，稲垣恭子，柳井亮二：化学消毒剤による角膜ステイニングの発生．日コレ誌49：187-191,200714）糸井素純：マルチパーパスソリューションとシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズとの組み合わせで見られる角膜ステイニングの評価．あたらしい眼科26：93-99,200915）植田喜一：ポビドンヨード製剤（クレンサイド）による角結膜障害が疑われた4例．日コレ誌47：193-196,200516）忍田太紀，伏見典子，澤充ほか：シリコーンハイドロゲルレンズ（HiDk）の臨床試験報告．日コレ誌49：35-43,2007（151）＊＊＊</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://www.atagan.jp/article/20100934.htm/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>ビマトプロスト点眼剤の原発開放隅角緑内障または高眼圧症を対象とする0.005％ラタノプロスト点眼剤との無作為化単盲検群間比較試験</title>
		<link>https://www.atagan.jp/article/20100331.htm</link>
		<comments>https://www.atagan.jp/article/20100331.htm#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 31 Mar 2010 09:35:20 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[記事]]></category>
		<category><![CDATA[ビマトプロスト]]></category>
		<category><![CDATA[ラタノプロスト]]></category>
		<category><![CDATA[眼圧]]></category>
		<category><![CDATA[緑内障]]></category>
		<category><![CDATA[臨床試験]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.atagan.jp/?p=3444</guid>
		<description><![CDATA[&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#821 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page1（123）4010910-1810/10/\100/頁/JCOPYあたらしい眼科27（3）：401410，2010c〔別刷請求先〕北澤克明：〒145-0071東京都大田区田園調布4-37-19Reprintrequests：YoshiakiKitazawa,M.D.,Ph.D.,4-37-19Denenchofu,Ohta-ku,Tokyo145-0071,JAPANビマトプロスト点眼剤の原発開放隅角緑内障または高眼圧症を対象とする0.005％ラタノプロスト点眼剤との無作為化単盲検群間比較試験北澤克明＊1米虫節夫＊2＊1赤坂北澤眼科＊2大阪市立大学大学院工学研究科Single-Masked,Randomized,Parallel-GroupComparisonofBimatoprostOphthalmicSolutionandLatanoprostOphthalmicSolutioninPatientswithPrimaryOpen-AngleGlaucomaorOcularHypertensionYoshiakiKitazawa1）andSadaoKomemushi2）1）AkasakaKitazawaEyeClinic,2）GraduateSchoolofEngineering,OsakaCityUniversity原発開放隅角緑内障または高眼圧症を対象として，0.03％ビマトプロスト点眼剤（0.03％）を12週間点眼したときの有効性および安全性を無作為化単盲検群間比較試験により0.005％ラタノプロスト点眼剤（LAT）と比較した．また，0.01％ビマトプロスト点眼剤（0.01％）と0.03％を比較し，本剤の至適濃度を確認した．治療期終了時の投与開始日からの眼圧変化値を主要評価として比較した結果，LATに対する0.03％の非劣性が検証された．0.03％の眼圧変化値はすべての時点でLATより大きく，投与2週間後においては両群間に有意な差が認められた．また，眼圧値，眼圧変化率および目標眼圧達成率の比較により，0.03％の眼圧下降効果はLATよりも高いことが確認できた．0.03％の副作用発現率はLATより高いものの臨床的に問題となるものではなかったことから，0.03％はLATに劣らず臨床的に有用な薬剤であると考えられた．また，0.03％の眼圧下降効果は0.01％より強く，同程度の安全性を有することから，0.03％が至適用量であることが確認できた．Intermsofecacyandsafety,0.03％bimatoprostophthalmicsolution（0.03％）wascomparedwith0.005％latanoprostophthalmicsolution（LAT）inpatientswithprimaryopen-angleglaucoma（POAG）orocularhyperten-sion（OH）,afteronce-dailyinstillationfor12weeksinasingle-masked,randomized,parallel-groupcomparisonstudy.Ecacyandsafetywerealsocomparedbetween0.01％and0.03％bimatoprost,inordertoconrmtheoptimalconcentration.Thenon-inferiorityof0.03％toLATwasdemonstratedwithregardtointraocularpressure（IOP）-loweringecacyasaprimaryendpoint.TheIOPreductionfrombaselinewith0.03％wasgreaterthanthatwithLATandthedierencewasstatisticallysignicantbetween0.03％andLATat2weeks；moreover,0.03％wasmorepotentthanLATintermsofIOPvalue,％reductionofIOPand％ofpatientsreachingtargetIOP.Althoughtheadversedrugreaction（ADR）incidenceratewashigherwith0.03％thanwithLAT,noneoftheADRswith0.03％wereclinicallyproblematic.Theseresultsshowthat0.03％isclinicallyusefulinthetherapyforpatientswithPOAGandOHandhasaprolethatisnotinferiortoLAT.TheIOP-loweringecacyof0.01％waslessthanthatof0.03％,buttheincidencerateofADRwith0.01％wasthesameasthatwith0.03％.Theoptimalconcentrationofbimatoprostwasthereforeconrmedtobe0.03％.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）27（3）：401410,2010〕Keywords：ビマトプロスト，ラタノプロスト，緑内障，眼圧，臨床試験．bimatoprost,latanoprost,glaucoma,intraocularpressure,clinicaltrial.&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page2402あたらしい眼科Vol.27，No.3，2010（124）はじめに現在，日本国内の眼科一般臨床で最も汎用されている緑内障治療薬は，プロスタグランジン関連薬の0.005％ラタノプロスト点眼剤（キサラタンR，以下，ラタノプロスト点眼剤）である．ラタノプロスト点眼剤は，結膜充血，睫毛の成長，眼瞼や虹彩の色素沈着などの美容上の副作用が発現するものの，その強力な眼圧下降効果により最も汎用されている1,2）．しかしながら，一方でラタノプロスト点眼剤のノンレスポンダーが1040％存在することが報告37）されており，すべての患者に有効な治療薬とはなりえていない．近年販売開始となったトラボプロスト点眼剤（トラバタンズR）やタフルプロスト点眼剤（タプロスR）はラタノプロスト同様プロスタノイドFP受容体（以下，FP受容体）のアゴニストであり，ラタノプロストと同程度あるいはそれ以上の眼圧下降効果を有すると報告されている8,9）．ビマトプロスト（図1）は，米国アラガン社において新規に合成された眼圧下降薬である．ビマトプロストは，内因性の生理活性物質であるプロスタマイドF2aと類似した構造を有する．このプロスタマイドF2aは，内因性カンナビノイドの一つであるアナンダマイドよりシクロオキシゲナーゼ2を介して生成されることが知られている10,11）．また，プロスタマイドF2aは既存のプロスタグランジン関連薬のターゲットであるFP受容体をはじめ既知のプロスタノイド受容体には作用しないことが明らかとなっている12）．近年FP受容体バリアント複合体が同定され，ビマトプロストはFP受容体に作用せずFP受容体バリアント複合体，すなわちプロスタマイド受容体に作用すること，また，眼圧下降効果を発揮するまでのシグナル伝達経路の一部も違いがあることが明らかとなった13,14）．この新規の作用機序により，海外の臨床試験においてラタノプロスト点眼剤に対する無効例や効果不十分例に対して，ビマトプロスト点眼剤が有意な眼圧下降効果を示したと報告されている1517）．緑内障の治療において，眼圧を下降させる薬物療法は欠かせないものであるが，国内の眼科一般臨床で使用されている緑内障治療薬にはそれぞれに問題点があり，さらには現時点では既存のプロスタグランジン関連薬と同程度あるいはそれ以上の効力を有し，作用機序の異なる薬剤は国内の臨床現場には存在しない．これらのことから，既存のプロスタグランジン関連薬で目標眼圧に達しない場合，薬理作用の異なる薬剤に変更するか，併用療法を選択することを余儀なくされており，このような背景から，新規の作用機序を有し，強力な眼圧下降効果をもつ緑内障治療薬の開発が望まれている．当該試験では，原発開放隅角緑内障または高眼圧症患者における0.03％ビマトプロスト点眼剤を12週間点眼したときの眼圧下降効果が0.005％ラタノプロスト点眼剤と比べ劣らないことを，無作為化単盲検群間比較試験により検証し，このときの安全性を検討した．また，0.01％ビマトプロスト点眼剤と0.03％ビマトプロスト点眼剤の眼圧下降効果を比較し，本剤の至適濃度を確認した．なお，本治験は，ヘルシンキ宣言に基づく倫理的原則，薬事法第14条第3項及び第80条の2に規定する基準並びに「医薬品の臨床試験の実施の基準（GCP）に関する省令」などの関連規制法規を遵守して実施した．I方法1.治験実施期間および治験実施施設2005年7月から2006年6月までに，表1に示した54施設で実施した．実施に先立ち，治験実施計画について，各実施医療機関の治験審査委員会の承認を受けた．2.対象両眼ともに原発開放隅角緑内障または高眼圧症と診断され，点眼薬による治療のみで眼圧のコントロールが可能であり，投与開始日の眼圧が両眼とも34mmHg以下かつ有効性評価対象眼の眼圧が22mmHg以上，かつ満20歳以上の外来患者を対象とした．治験参加に先立ち，同意取得用の説明文書および同意文書を患者に手渡して十分説明したうえで，治験参加について自由意思による同意を文書で得た．なお，性別は不問としたが，つぎの患者は対象より除外した．1）緑内障，高眼圧症以外の活動性の眼科疾患を有する者2）治験期間中に病状が進行する恐れのある網膜疾患を有する者3）有効性評価対象眼において，角膜屈折矯正手術，濾過手術および線維柱帯切開術の既往を有する者4）同意取得時から過去3カ月以内に内眼手術（緑内障に対するレーザー療法を含む）の既往を有する者5）投与開始1週間前から治療期間中を通じてコンタクトレンズの装用が必要な者6）治験薬の類薬に対し，アレルギーあるいは重大な副作用の既往のある者7）妊娠，授乳中の者または妊娠している可能性のある者および妊娠を希望している者8）高度の視野障害がある者9）投与開始日から治療期間中を通じて併用禁止薬を使用する予定がある者HOHOHHHHHHNOHCH3O図1ビマトプロストの構造&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page3あたらしい眼科Vol.27，No.3，2010403（125）10）圧平眼圧計による正確な眼圧の測定に支障をきたすと思われる角膜異常のある者11）同意取得時から過去3カ月内に他の臨床試験（医療用具を含む）に参加した者および他の治験に参加する予定の者12）その他，治験責任医師または治験分担医師が本治験に適切でないと判断した者3.治験薬および投与方法被験薬は1ml中にビマトプロストとして0.1mgまたは0.3mgを含むビマトプロスト点眼剤を，対照薬として1ml中にラタノプロストとして0.05mgを含むラタノプロスト点眼剤（ファイザー株式会社提供）を用いた．治験薬は1日1回午後8時10時の間に，片眼または両眼に1滴ずつ12週間点眼した．4.盲検性の維持および薬剤の割付本治験は，治験依頼者，治験責任医師および治験分担医師に対する盲検化により実施した．被験薬および対照薬は識別が可能であるが，点眼瓶を1本ずつ同一のラベルが表示された小箱（外観からは識別不能）に厳封し，そのまま被験者に処方した．治験薬はコントローラー（米虫節夫）により，小箱での外観上の識別不能性を確認した後，3症例分（0.01％および0.03％ビマトプロスト点眼剤：各1例，ラタノプロスト点眼剤：1例）を1組として無作為割付を行った．5.Washout眼圧下降薬，抗ヒスタミン作用を有する点眼薬，ステロイ表1治験実施医療機関医療機関治験責任医師＊医療機関治験責任医師＊花川眼科田辺裕子大阪府立急性期・総合医療センター内堀恭孝石丸眼科石丸裕晃労働者健康福祉機構大阪労災病院恵美和幸秋田大学医学部附属病院吉冨健志神戸大学医学部附属病院中村誠山形大学医学部附属病院山下英俊広島大学病院三嶋弘，塚本秀利，草薙聖新潟大学医歯学総合病院福地健郎さいたま赤十字病院川島秀俊広島県厚生農業協同組合連合会廣島総合病院二井宏紀東京大学医学部附属病院相原一宇部興産株式会社中央病院鈴木克佳，井形岳郎東京都老人医療センター大橋正明広田眼科広田篤東京逓信病院松元俊愛媛県立中央病院立松良之，松田久美子済安堂お茶の水・井上眼科クリニック（旧：済安堂井上眼科病院付属お茶の水・眼科クリニック）井上賢治旦龍会町田病院卜部公章久留米大学病院山川良治聖愛会中込眼科中込豊平成紫川会社会保険小倉記念病院小林博湘南谷野会谷野医院谷野富彦佐賀大学医学部附属病院沖波聡山梨大学医学部附属病院柏木賢治熊本大学医学部附属病院稲谷大むらまつ眼科医院村松知幸明和会宮田眼科病院宮田和典富士青陵会中島眼科クリニック中島徹陽幸会うのき眼科鵜木一彦杉浦眼科杉浦毅琉球大学医学部附属病院澤口昭一金沢大学医学部附属病院杉山和久オリンピア会オリンピア眼科病院井上洋一労働者健康福祉機構中部労災病院丹羽英康京都府立医科大学附属病院森和彦碧樹会山林眼科山林茂樹近畿大学医学部附属病院松本長太岐阜大学医学部附属病院川瀬和秀，近藤雄司全国社会保険協会連合会星ヶ丘厚生年金病院坂上憲史京都大学医学部附属病院田辺晶代，板谷正紀神戸市立中央市民病院栗本康夫北川眼科医院北川厚子山口大学医学部附属病院相良健千照会千原眼科医院千原悦夫北海道大学病院陳進輝大阪医科大学附属病院杉山哲也春日部市立病院水木健二大阪大学医学部附属病院大島安正日本大学医学部附属板橋病院山崎芳夫市立池田病院張國中自警会東京警察病院安田典子大阪厚生年金病院狩野廉多治見市民病院岩瀬愛子＊治験期間中の治験責任医師をすべて記載した．（順不同）表2Washout期間薬剤および処置Washout期間眼圧下降薬副交感神経作動薬2週間以上炭酸脱水酵素阻害薬2週間以上交感神経作動薬2週間以上交感神経遮断薬4週間以上プロスタグランジン関連薬4週間以上2剤以上の併用4週間以上その他抗ヒスタミン作用を有する点眼薬1週間以上ステロイド薬（全身投与，結膜下投与，眼軟膏を含む点眼投与，眼瞼への塗布）．ただし，皮膚局所投与は可とする．1週間以上コンタクトレンズ装用1週間以上&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page4404あたらしい眼科Vol.27，No.3，2010（126）ド薬およびコンタクトレンズを使用している被験者に対しては，表2に示したWashout期間を設定した．6.検査・観察項目投与2，4，8および12週間後に，眼圧検査および細隙灯顕微鏡などを用いた他覚所見の観察（眼瞼，結膜，角膜，虹彩，水晶体および前房）を行った．眼圧は午前8時11時の間に測定した．投与開始日，4および12週間後に睫毛，眼瞼および虹彩の写真撮影を行った．また，スクリーニング時および投与12週間後に視力，眼底および視野検査を行った．7.併用薬および併用処置治験期間中は，他の緑内障・高眼圧症に対する治療薬，抗ヒスタミン作用を有する点眼薬，およびステロイド薬（皮膚局所投与を除く）の使用を禁止した．併用禁止薬以外で眼圧に影響を及ぼすことが添付文書上に記載されている薬剤については，投与開始4週間以上前から用法用量が変更されていない，または治験終了時まで継続使用予定の場合には併用可能とするが，原則として新たな処方や治験期間中の用法用量の変更は行わないものとした．治験期間中，緑内障手術およびその他の内眼手術，コンタクトレンズ装用など，治験薬の評価に影響を及ぼす療法（除外基準に該当する手術などを含む）を禁止とした．8.評価方法および統計手法本治験の統計解析には下記の3つのデータセットを用いた．有効性の評価は治験実施計画書に適合した解析対象集団をおもに用い，安全性の評価は安全性解析対象集団を用いた．a.有効性解析対象集団1）最大の解析対象集団（FullAnalysisSet：FAS）登録されたすべての被験者から，治験薬による治療を一度も受けていない被験者，選択基準を満たしていない被験者，除外基準に抵触する被験者，初診時以降の再来院がない被験者などを除外した集団．2）治験実施計画書に適合した解析対象集団（PerProtocolSet：PPS）重大なGCP違反症例，治験薬をまったく投与しなかった症例，選択および除外基準違反症例，診断名が対象外の症例，併用禁止薬を使用した症例，Washout期間設定の違反症例，治療期間を通じて点眼状況が75％未満または101％以上の症例を除く集団．b.安全性解析対象集団治験薬による治療を一度でも受けた被験者から，初診時以降の再来院がないなどの理由により安全性が評価できなかった被験者を除外した集団．治療期終了時における眼圧変化値を有効性の主要評価とし，ラタノプロスト点眼剤に対する0.03％ビマトプロスト点眼剤の非劣性の検証を，PPSを用いて行った．非劣性の検証は，治療期終了時における投与開始日からの眼圧変化値の薬剤群間の差について95％両側信頼区間を算出し，その上限が1.5mmHgを超えなければ0.03％ビマトプロスト点眼剤はラタノプロスト点眼剤に劣らないこととした．副次評価として，眼圧値，投与開始日からの各観察時の眼圧変化値および眼圧変化率を用いて，1標本t検定により各群の投与前後の比較を，また，2標本t検定により薬剤群間の比較を行った．治療期の各観察時において，20％または30％以上の眼圧変化率を達成した症例の割合（目標眼圧達成率；眼圧変化率）を求め，c2検定により薬剤群間の比較を行った．眼圧値，眼圧変化値および眼圧変化率について経時的分散分析を行い，2群ごとの最小二乗平均による薬剤群間の比較を行った．安全性の評価として，治験薬投与期間中の有害事象（副作用を含む）の程度，発現率を比較した．有効性の評価は投与開始日の眼圧値が高いほうの眼を採用した．ただし，投与開始日の左右の眼圧値が同じ場合は，右眼を採用した．なお，安全性の評価は両眼を対象とした．II結果1.症例の構成表3に症例の構成を示した．無作為化された222例のうち，未投与の2例を除く220例が治験薬を投与された．投与された220例のうち，不適格8例，中止11例および逸脱3例を除く198例を有効性解析対象症例（PPS）とした．投与した220例はすべて安全性解析に用いられた．表4に有効性解析対象症例198例の患者背景を示す．各項目について，薬剤群間の分布の均衡性を検討した結果，性別および合併症（眼局所）において不均衡が認められた．2.有効性a.主要評価：ラタノプロスト点眼剤に対する0.03％ビマトプロスト点眼剤の非劣性の検証（治療期終了時）0.03％ビマトプロスト点眼剤とラタノプロスト点眼剤の治表3症例の構成0.03％BIM0.01％BIMLAT組み入れ症例777273未投与症例020投与症例777073不適格症例224中止症例344逸脱症例102有効性解析対象症例716463BIM：ビマトプロスト点眼剤，LAT：ラタノプロスト点眼剤．&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page5あたらしい眼科Vol.27，No.3，2010405（127）療期終了時における眼圧変化値はそれぞれ8.0±2.7mmHgおよび7.4±2.8mmHgであった．眼圧変化値の差の95％信頼区間は1.50.3で，上限値はΔ（＝1.5）を下回ることから0.03％ビマトプロスト点眼剤の非劣性が検証された．なお，薬剤群間で性別および合併症（眼局所）に不均衡が認められたため，それらの不均衡を調整したところ，調整前と同様に非劣性が検証された．以上の結果から，治療期終了時の眼圧変化値に対する性別および合併症（眼局所）の影響はないと考えられた．b.副次評価治療期の各観察時における眼圧変化値の平均値の推移および薬剤群間比較を表5および図2に，眼圧値の平均値の推移および薬剤群間比較を表6に，眼圧変化率の平均値の推移および薬剤群間比較を表7に示した．すべての薬剤群で投与開始日と比較して各観察時点において有意な眼圧下降が認められた（p＜0.05）．0.03％ビマトプロスト点眼剤とラタノプロ表4患者背景（有効性解析対象症例；PPS）項目分類0.03％BIM0.01％BIMLAT検定性別男性女性353640242637p1＝0.0535＊年齢（歳）20293039404950596069702511181817235152118124202610p2＝0.32816465452636284122平均年齢（歳）58.661.560.1緑内障診断名（有効性評価対象眼）原発開放隅角緑内障高眼圧症274421432340─合併症（眼局所）無有314025391746p1＝0.1234＊合併症（眼局所以外）無有234818461845p1＝0.8354既往歴（眼局所）無有656568558─治療前投薬歴無有8639551251p1＝0.4400治験薬投与前に行った処置無有710631630p3＝0.6414BIM：ビマトプロスト点眼剤，LAT：ラタノプロスト点眼剤．1：c2検定，2：Kruskal-Wallis検定，3：FisherExact検定．＊：p＜0.15．表5眼圧変化値の平均値の推移および薬剤群間比較観察日眼圧変化値（mmHg）差の平均値薬剤群間比較0.03％BIM0.01％BIMLAT0.03％BIMvs.LAT0.03％BIMvs.0.01％BIM0.01％BIMvs.LAT0.03％BIMvs.LAT0.03％BIMvs.0.01％BIM0.01％BIMvs.LAT2週間後（68）7.4±2.8#（61）6.5±2.6#（62）6.0±2.7#1.30.90.5p＝0.0061＊p＝0.0663p＝0.34214週間後（70）7.8±3.2#（61）7.1±2.7#（63）7.0±2.6#0.80.70.1p＝0.1134p＝0.1663p＝0.86178週間後（69）7.9±2.9#（62）7.2±2.7#（62）7.0±2.8#0.80.70.2p＝0.1017p＝0.1817p＝0.730612週間後（71）8.0±2.7#（64）7.4±2.7#（62）7.5±2.7#0.50.60.1p＝0.2862p＝0.2003p＝0.8469治療期終了時（71）8.0±2.7#（64）7.4±2.7#（63）7.4±2.8#0.60.60.0p＝0.2192p＝0.2003p＝0.9766BIM：ビマトプロスト点眼剤，LAT：ラタノプロスト点眼剤，平均値±標準偏差，（）は例数．#：投与前後の比較（1標本t検定），p＜0.05，＊：薬剤群間比較（2標本t検定），p＜0.05．&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page6406あたらしい眼科Vol.27，No.3，2010（128）スト点眼剤の2群間で比較した結果，0.03％ビマトプロスト点眼剤の眼圧変化値はすべての時点でラタノプロスト点眼剤よりも0.51.3mmHg大きく，2週間後において両群間に有意な差が認められた（p＝0.0061）．眼圧値および眼圧変化率に関しても2週間後に0.03％ビマトプロスト点眼剤とラタノプロスト点眼剤との間に有意な差が認められた．図3に目標眼圧達成率（目標眼圧変化率を達成した症例の割合）の薬剤群間比較を示した．2週間後の眼圧変化率20％および30％を達成した症例の割合において，0.03％ビマトプロスト点眼剤とラタノプロスト点眼剤との間に有意な差が認められた（p＝0.0266，p＝0.0135）．また，12週間後の眼圧変化率30％を達成した症例の割合は，0.03％ビマトプロスト点眼剤で70.4％であったのに対して，ラタノプロスト点眼剤では50.0％であり，0.03％ビマトプロスト点眼剤のほうが有意に高かった（p＝0.0160）．さらに，眼圧の経時的な変化と薬剤との関係を評価するために眼圧値，眼圧変化値および眼圧変化率のそれぞれについて，経時分散分析および最小二乗平均により薬剤群間比較を行った．その結果，いずれの眼圧評価においても0.03％ビマトプロスト点眼剤はラタノプロスト点眼剤に対して有意な差が認められた（p＜0.05）．続いて0.03％ビマトプロスト点眼剤と0.01％ビマトプロスト点眼剤，0.01％ビマトプロスト点眼剤とラタノプロスト点眼剤の眼圧下降効果についても同様に比較した．0.03％ビマトプロスト点眼剤と0.01％ビマトプロスト点眼剤の比較では，眼圧変化値，眼圧値および眼圧変化率に関して群間に有意な差は認められなかった．しかし，0.03％ビマトプロスト点眼剤の眼圧変化値はすべての時点で0.01％ビマトプロ02＊48観察日（週）眼圧変化値（mmHg）12：0.03％ビマトプロスト点眼剤：0.01％ビマトプロスト点眼剤：ラタノプロスト点眼剤0－2－4－6－8－10－12図2眼圧変化値の推移＊p＜0.05（0.03％ビマトプロスト点眼剤vs.ラタノプロスト点眼剤，2標本t検定）．表6眼圧値の平均値の推移および薬剤群間比較観察日眼圧値（mmHg）差の平均値薬剤群間比較0.03％BIM0.01％BIMLAT0.03％BIMvs.LAT0.03％BIMvs.0.01％BIM0.01％BIMvs.LAT0.03％BIMvs.LAT0.03％BIMvs.0.01％BIM0.01％BIMvs.LAT投与開始日（71）24.2±2.4（64）23.8±2.0（63）24.1±2.60.10.40.3p＝0.7919p＝0.2787p＝0.46532週間後（68）16.9±2.2（61）17.3±2.7（62）18.0±2.51.10.30.8p＝0.0074＊p＝0.4447p＝0.09114週間後（70）16.4±2.5（61）16.7±2.4（63）17.1±2.90.70.30.4p＝0.1388p＝0.4873p＝0.41668週間後（69）16.3±2.0（62）16.6±2.4（62）17.1±2.70.80.30.5p＝0.0635p＝0.4173p＝0.306712週間後（71）16.2±2.3（64）16.4±2.5（62）16.5±2.60.30.20.1p＝0.4775p＝0.6595p＝0.7921治療期終了時（71）16.2±2.3（64）16.4±2.5（63）16.7±2.90.50.20.3p＝0.2988p＝0.6595p＝0.5502BIM：ビマトプロスト点眼剤，LAT：ラタノプロスト点眼剤，平均値±標準偏差，（）は例数．＊：薬剤群間比較（2標本t検定），p＜0.05．表7眼圧変化率の平均値の推移および薬剤群間比較観察日眼圧変化率（％）差の平均値薬剤群間比較0.03％BIM0.01％BIMLAT0.03％BIMvs.LAT0.03％BIMvs.0.01％BIM0.01％BIMvs.LAT0.03％BIMvs.LAT0.03％BIMvs.0.01％BIM0.01％BIMvs.LAT2週間後（68）30.0±9.4（61）27.2±10.5（62）24.8±9.85.22.82.4p＝0.0023＊p＝0.1110p＝0.18464週間後（70）31.8±10.8（61）29.5±10.2（63）28.9±10.12.92.30.6p＝0.1195p＝0.2228p＝0.74738週間後（69）32.1±9.6（62）30.0±10.2（62）28.9±10.63.22.01.1p＝0.0747p＝0.2385p＝0.547912週間後（71）32.7±9.3（64）30.9±10.2（62）30.9±10.21.81.90.1p＝0.2925p＝0.2690p＝0.9661治療期終了時（71）32.7±9.3（64）30.9±10.2（63）30.6±10.52.11.90.3p＝0.2125p＝0.2690p＝0.8797BIM：ビマトプロスト点眼剤，LAT：ラタノプロスト点眼剤，平均値±標準偏差，（）は例数．＊：薬剤群間比較（2標本t検定），p＜0.05．&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page7あたらしい眼科Vol.27，No.3，2010407（129）スト点眼剤よりも0.60.9mmHg大きく，眼圧変化率30％を達成した症例の割合では，12週間後で0.01％ビマトプロスト点眼剤に比べ0.03％ビマトプロスト点眼剤が有意に高かった（p＜0.05）．0.01％ビマトプロスト点眼剤とラタノプロスト点眼剤の比較では，眼圧変化値，眼圧値，眼圧変化率および目標眼圧達成率はほぼ同程度で群間に有意な差は認められなかった．なお，FASを対象とした場合においても，PPSと同じく非劣性が検証され，副次評価の各項目の結果も大きな違いはなかった．3.安全性有害事象および副作用の発現例数および発現率を表8に，比較的頻度の高かった（5％以上）有害事象を表9に示した．†2週間後86.877.171.088.685.377.888.482.380.785.984.485.548.544.327.455.750.847.659.450.046.870.453.150.0＊＊＊4週間後8週間後目標眼圧変化率：－20％12週間後1008060402001008060402002週間後4週間後8週間後12週間後目標眼圧変化率：－30％■：0.03％ビマトプロスト点眼剤■：0.01％ビマトプロスト点眼剤■：ラタノプロスト点眼剤目標眼圧達成率（％）図3目標眼圧達成率（眼圧変化率）の薬剤群間比較各観察時において20％（左図）または30％（右図）以下の眼圧変化率を達成した症例の割合を示す．＊p＜0.05（0.03％ビマトプロスト点眼剤vs.ラタノプロスト点眼剤，c2検定）．†p＜0.05（0.03％ビマトプロスト点眼剤vs.0.01％ビマトプロスト点眼剤，c2検定）．表8有害事象および副作用の発現例数および発現率0.03％BIM0.01％BIMLAT安全性解析対象症例数777073有害事象発現例数（発現率）58（75.3％）52（74.3％）48（65.8％）副作用発現例数（発現率）51（66.2％）46（65.7％）36（49.3％）BIM：ビマトプロスト点眼剤，LAT：ラタノプロスト点眼剤．表9比較的頻度の高かった（5％以上）有害事象薬剤との関連有害事象名#0.03％BIM0.01％BIMLAT関連が否定できない＊関連なし合計関連が否定できない＊関連なし合計関連が否定できない＊関連なし合計＜眼障害＞結膜充血31（40.3％）1（1.3％）3229（41.4％）1（1.4％）3014（19.2％）1（1.4％）15睫毛の成長24（31.2％）02419（27.1％）01912（16.4％）012眼瞼色素沈着8（10.4％）089（12.9％）094（5.5％）04眼の異常感4（5.2％）043（4.3％）1（1.4％）401（1.4％）1アレルギー性結膜炎0001（1.4％）011（1.4％）4（5.5％）5結膜浮腫4（5.2％）043（4.3％）03000＜全身障害および投与局所様態＞滴下投与部位そう痒感6（7.8％）064（5.7％）2（2.9％）64（5.5％）04＜感染症および寄生虫症＞鼻咽頭炎011（14.3％）11010（14.3％）1002（2.7％）2＜皮膚および皮下組織障害＞多毛症3（3.9％）032（2.9％）025（6.8％）05BIM：ビマトプロスト点眼剤，LAT：ラタノプロスト点眼剤．［％：発現例数/安全性解析対象症例数（0.03％群：77例，0.01％群：70例，ラタノプロスト群：73例）×100］＊関連が否定できない：明らかに関連あり，多分関連あり，関連あるかもしれない．＃：MedDRA（Ver.9.0）PT（基本語），SOC（器官別大分類）．&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page8408あたらしい眼科Vol.27，No.3，2010治験薬を投与した220例について，本治験薬の安全性を検討した結果，有害事象は0.03％ビマトプロスト点眼剤で77例中58例（75.3％），0.01％ビマトプロスト点眼剤で70例中52例（74.3％），ラタノプロスト点眼剤で73例中48例（65.8％）発現した．このうち，副作用は0.03％ビマトプロスト点眼剤で77例中51例（66.2％），0.01％ビマトプロスト点眼剤で70例中46例（65.7％），ラタノプロスト点眼剤で73例中36例（49.3％）であった．0.03％および0.01％ビマトプロスト点眼剤の副作用発現率はラタノプロスト点眼剤よりも高かったが，ビマトプロスト点眼剤の濃度間では副作用の発現率は同程度であった．最も高頻度で発現した副作用は結膜充血であり，0.03％ビマトプロスト点眼剤で40.3％，0.01％ビマトプロスト点眼剤で41.4％に発現したのに対して，ラタノプロスト点眼剤では19.2％であり，ビマトプロスト点眼剤の濃度間では差は認められなかったが，ビマトプロスト点眼剤のほうがラタノプロスト点眼剤と比較して発現率は高かった．その他，高頻度で発現した副作用は，睫毛の成長および眼瞼色素沈着であり，結膜充血と同様にビマトプロスト点眼剤の濃度間では発現率に差はなかったが，ビマトプロスト点眼剤のほうがラタノプロスト点眼剤と比較して発現率は高かった．なお，発現した副作用のほとんどは軽度であった．ラタノプロスト点眼剤で2例の重篤な有害事象（糖尿病，てんかん）が発現した．いずれの事象も薬剤との因果関係は否定され，回復が確認された．なお，本治験では死亡に至る有害事象は発現しなかった．副作用による中止例は0.03％ビマトプロスト点眼剤で3例，0.01％ビマトプロスト点眼剤で3例，ラタノプロスト点眼剤で1例であり，薬剤群間に差はなかった．0.03％ビマトプロスト点眼剤における3例の中止理由は，患者からの申し出によるもの2例（眼瞼色素沈着，浮動性めまい），医学的な理由によるもの1例（眼瞼紅斑，滴下投与部位刺激感，結膜充血），0.01％ビマトプロスト点眼剤における3例の中止理由は，患者からの申し出によるもの1例（眼瞼色素沈着），医学的な理由によるもの2例〔結膜充血：1例，眼刺激（ひりひり感，熱感）・結膜充血・滴下投与部位そう痒感：1例〕，ならびにラタノプロスト点眼剤における1例の中止理由は，医学的な理由によるもの（水晶体障害）であった．III考按本治験では，原発開放隅角緑内障または高眼圧症を対象として，0.03％ビマトプロスト点眼剤を12週間点眼したときの有効性および安全性を無作為化単盲検群間比較試験により0.005％ラタノプロスト点眼剤と比較した．また，0.01％ビマトプロスト点眼剤と0.03％ビマトプロスト点眼剤を比較し，至適濃度を確認した．有効性の主要評価項目である治療期終了時の眼圧変化値において，ラタノプロスト点眼剤に対する0.03％ビマトプロスト点眼剤の非劣性が検証された．0.03％ビマトプロスト点眼剤の眼圧変化値はすべての観察時点でラタノプロスト点眼剤よりも大きく，2週間後には両薬剤間で有意な差が認められた．同様に眼圧値，眼圧変化率に関しても2週間後にラタノプロスト点眼剤と0.03％ビマトプロスト点眼剤との間に有意な差が認められた．さらに，眼圧値，眼圧変化値および眼圧変化率を用いた経時的分散分析および最小二乗平均による解析で，0.03％ビマトプロスト点眼剤とラタノプロスト点眼剤との間に有意な差が認められ，0.03％ビマトプロスト点眼剤がラタノプロスト点眼剤を上回る眼圧下降を示すことが確認された．海外で実施された無作為化比較試験であるEarlyManifestGlaucomaTrial（EMGT）では，眼圧が1mmHg下降すると視野障害の進行リスクを約10％減少することが証明され，少しでも眼圧を下降させることで視野障害の進行を抑制できることが明らかとなっている18）．また，各種の無作為化比較試験1921）において，無治療時眼圧から20％および30％眼圧を下降させることで緑内障性の視野障害の進行リスクが減少することが証明されており，それらの結果を基に，緑内障診療ガイドライン22）では無治療時眼圧からの眼圧下降率20％および30％を目標の一つとして設定することが推奨されている．本治験において，12週間後の眼圧変化率20％を達成した症例の割合は，0.03％ビマトプロスト点眼剤およびラタノプロスト点眼剤で約86％であり，0.03％ビマトプロスト点眼剤はラタノプロスト点眼剤に劣らない結果であった．一方，眼圧変化率30％を達成した症例の割合は，0.03％ビマトプロスト点眼剤では2週間後で約50％，12週間後で約70％であったのに対して，ラタノプロスト点眼剤ではそれぞれ約27％，約50％であり，0.03％ビマトプロスト点眼剤のほうが有意に高かった．当該結果は，ラタノプロスト点眼剤と比べて0.03％ビマトプロスト点眼剤では，推奨される眼圧変化率を達成できる症例が多いことを示している．0.03％ビマトプロスト点眼剤の副作用発現率は66.2％であり，ラタノプロスト点眼剤の発現率49.3％に比べ高いことが確認されたが，重篤なものは認められなかった．また，副作用のほとんどが軽度で眼局所のものであり，全身への影響は少ないことが確認された．最も高頻度で認められた副作用は結膜充血であり，0.03％ビマトプロスト点眼剤で40.3％にみられたが，いずれも点眼を継続しても悪化するものではなく，炎症を伴うものではなかった．そのほか，高頻度に発現した副作用は睫毛の成長であり，点眼の中止（終了）により，ほとんどの症例で軽快した．睫毛の異常や眼瞼色素沈着などの副作用は眼周囲に点眼剤がこぼれることにより発現すると考えられるが，これら（130）&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page9あたらしい眼科Vol.27，No.3，2010409の副作用は点眼後濡れタオルの使用または洗顔などにより発現率が下がることが報告されており23），点眼剤使用時に処置を施すことにより発現を回避できると考えられる．結膜充血，睫毛の成長および眼瞼色素沈着などの副作用はいずれも美容的なものであり，視機能に影響を及ぼすような重大なものではなく，疾患の重要性，治療方針や副作用について十分な説明を行うことにより，治療コンプライアンスに及ぼす影響を低減させうると考えられる．0.03％ビマトプロスト点眼剤と0.01％ビマトプロスト点眼剤の眼圧下降効果の比較では，眼圧変化値，眼圧値および眼圧変化率に関して0.03％ビマトプロスト点眼剤と0.01％ビマトプロスト点眼剤の間に有意な差は認められなかった．しかし，0.03％ビマトプロスト点眼剤の眼圧変化値はすべての時点で0.01％ビマトプロスト点眼剤よりも大きく，眼圧変化率30％を達成した症例の割合は12週間後に0.03％ビマトプロスト点眼剤のほうが有意に高く，0.01％ビマトプロスト点眼剤の眼圧下降効果は，0.03％用量に比べて弱いことが示された．また，0.03％ビマトプロスト点眼剤と0.01％ビマトプロスト点眼剤の安全性プロファイルに大きな違いは認められなかった．これらのことから，0.03％用量がビマトプロスト点眼剤の至適用量であることが確認された．本治験により，0.03％ビマトプロスト点眼剤はラタノプロスト点眼剤よりも早期に眼圧を下降させ，すべての時点で0.03％ビマトプロスト点眼剤のほうが眼圧変化値が大きく，眼圧変化率30％を達成できる症例の割合も高いことが示された．また，副作用は臨床使用上大きな問題となるものではなかったことから，0.03％ビマトプロスト点眼剤は，現在第一選択薬として臨床使用されているラタノプロスト点眼剤に劣らず，臨床的に有用な薬剤であると考えられた．また，0.03％ビマトプロスト点眼剤は，ラタノプロスト点眼剤に対する無効例や効果不十分例に対して効果を示したとの報告1517）があり，また，0.03％ビマトプロスト点眼剤は，ラタノプロスト点眼剤と0.5％チモロールゲル製剤との併用療法による眼圧下降効果と同程度であったとの報告24）もあることから，単剤による治療範囲が広がる可能性が期待できる有用な薬剤であると考えられた．文献1）塚本秀利：薬物治療の進めかた．眼科プラクティス11，緑内障診療の進めかた（根木昭編），p248-251，文光堂，20062）金本尚志：プロスタグランジン関連薬．眼科プラクティス11，緑内障診療の進めかた（根木昭編），p254-256，文光堂，20063）池田陽子，森和彦，石橋健ほか：ラタノプロストのNon-responderの検討．あたらしい眼科19：779-781,20024）木村英也，野崎実穂，小椋祐一郎ほか：未治療緑内障眼におけるラタノプロスト単剤投与による眼圧下降効果．臨眼57：700-704,20035）井上賢治，泉雅子，若倉雅登ほか：ラタノプロストの無効率とその関連因子．臨眼59：553-557,20056）美馬彩，秦裕子，村尾史子ほか：眼圧測定時刻に留意した，正常眼圧緑内障に対するラタノプロストの眼圧下降効果の検討．臨眼60：1613-1616,20067）湯川英一，新田進人，竹谷太ほか：開放隅角緑内障におけるb-遮断薬からラタノプロストへの切り替えによる眼圧下降効果．眼紀57：195-198,20068）NetlandPA,LandryT,SullivanEKetal：ThetravoprostStudyGroup：Travoprostcomparedwithlatanoprostandtimololinpatientswithopen-angleglaucomaorocularhypertension.AmJOphthalmol132：472-484,20019）桑山泰明，米虫節夫：0.0015％DE-085（タフルプロスト）の原発開放隅角緑内障または高眼圧症を対象とした0.005％ラタノプロストとの第III相検証的試験．あたらしい眼科25：1595-1602,200810）YuM,IvesD,RameshaCS：SynthesisofprostaglandinE2ethanolamidefromanandamidebycyclooxygenase-2.JBiolChem272：21181-21186,199711）KozakKR,CrewsBC,MorrowJDetal：Metabolismoftheendocannabinoids,2-arachidonylglycerolandanand-amide,intoprostaglandin,thromboxane,andprostacyclinglycerolestersandethanolamides.JBiolChem277：44877-44885,200212）WoodwardDF,LiangY,KraussAH：Prostamides（prosta-glandin-ethanolamides）andtheirpharmacology.BrJPharmacol153：410-419,200813）LiangY,WoodwardDF,GuzmanVMetal：IdenticationandpharmacologicalcharacterizationoftheprostaglandinFPreceptorandFPreceptorvariantcomplexes.BrJPharmacol154：1079-1093,200814）LiangY,LiC,GuzmanVMetal：Comparisonofprosta-glandinF2a,bimatoprost（prostamide），andbutaprost（EP2agonist）onCyr61andconnectivetissuegrowthfactorgeneexpression.JBiolChem278：27267-27277,200315）WilliamsRD：Ecacyofbimatoprostinglaucomaandocularhypertensionunresponsivetolatanoprost.AdvTher19：275-281,200216）GandolSA,CiminoL：Eectofbimatoprostonpatientswithprimaryopen-angleglaucomaorocularhypertensionwhoarenonresponderstolatanoprost.Ophthalmology110：609-614,200317）SontyS,DonthamsettiV,VangipuramGetal：Long-termIOPloweringwithbimatoprostinopen-angleglau-comapatientspoorlyresponsivetolatanoprost.JOculPharmacolTher24：517-520,200818）LeskeMC,HeijlA,HusseinMetal：TheEarlyManifestGlaucomaTrialGroup：Factorsforglaucomaprogressionandtheeectoftreatment：theearlymanifestglaucomatrial.ArchOphthalmol121：48-56,200319）KassMA,HeuerDK,HigginbothamEJetal：TheOcularHypertensionTreatmentStudy：arandomizedtrialdeterminesthattopicalocularhypotensivemedicationdelaysorpreventstheonsetofprimaryopen-angleglau-（131）&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page10410あたらしい眼科Vol.27，No.3，2010coma.ArchOphthalmol120：701-713；discussion829-830,200220）CollaborativeNormal-TensionGlaucomaStudyGroup：Comparisonofglaucomatousprogressionbetweenuntreatedpatientswithnormal-tensionglaucomaandpatientswiththerapeuticallyreducedintraocularpres-sures.AmJOphthalmol126：487-497,199821）CollaborativeNormal-TensionGlaucomaStudyGroup：Theeectivenessofintraocularpressurereductioninthetreatmentofnormal-tensionglaucoma.AmJOphthalmol126：498-505,199822）日本緑内障学会緑内障診療ガイドライン作成委員会：緑内障診療ガイドライン第2版．日眼会誌110：777-814,200623）小川一郎，今井一美：ラタノプロストによる正常眼圧緑内障の長期視野─5年後の成績─．眼紀56：342-348,200524）ManniG,CentofantiM,ParravanoMetal：A6-monthrandomizedclinicaltrialofbimatoprost0.03％versustheassociationinglaucomatouspatients.GraefesArchClinExpOphthalmol242：767-770,2004（132）＊＊＊</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://www.atagan.jp/article/20100331.htm/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>0.0015% DE-085（タフルプロスト）の原発開放隅角緑内障または高眼圧症を対象とした0.005%ラタノプロストとの第Ⅲ相検証的試験</title>
		<link>https://www.atagan.jp/article/20081132.htm</link>
		<comments>https://www.atagan.jp/article/20081132.htm#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 30 Nov 2008 09:21:56 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[記事]]></category>
		<category><![CDATA[DE-085]]></category>
		<category><![CDATA[タフルプロスト]]></category>
		<category><![CDATA[プロスタグランジン誘導体]]></category>
		<category><![CDATA[原発開放隅角緑内障]]></category>
		<category><![CDATA[臨床試験]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.atagan.jp/?p=1680</guid>
		<description><![CDATA[&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#821 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page1（125）15950910-1810/08/\100/頁/JCLSあたらしい眼科25（11）：15951602，2008cはじめにDE-085（一般名：タフルプロスト）は参天製薬株式会社（参天製薬）および旭硝子株式会社で創製された図1の構造式をもつプロスタグランジン（PG）系眼圧下降薬である1）．DE-085は，その活性代謝物であるタフルプロストカルボン酸体の各種プロスタノイド受容体に対する結合活性をinvitroで検討した結果，プロスタノイドFP受容体に対する高い親和性を有することを確認した2）．また，正常眼圧サルを対象とした点眼試験で，眼圧下降作用を有することを確認した2）．DE-085点眼液は，室温で安定な薬剤である．〔別刷請求先〕桑山泰明：〒553-0003大阪市福島区福島4-2-78大阪厚生年金病院眼科Reprintrequests：YasuakiKuwayama,M.D.,Ph.D.,DepartmentofOphthalmology,OsakaKoseinenkinHospital,4-2-78Fukushima,Fukushima-ku,Osaka553-0003,JAPAN0.0015％DE-085（タフルプロスト）の原発開放隅角緑内障または高眼圧症を対象とした0.005％ラタノプロストとの第Ⅲ相検証的試験桑山泰明＊1米虫節夫＊2＊1大阪厚生年金病院眼科＊2近畿大学農学部PhaseIIIConirmatoryStudyof0.0015％DE-085（Taluprost）OphthalmicSolutionasComparedto0.005％LatanoprostOphthalmicSolutioninPatientswithOpen-AngleGlaucomaorOcularHypertensionYasuakiKuwayama1）andSadaoKomemushi2）1）DepartmentofOphthalmology,OsakaKoseinenkinHospital，2）SchoolofAgriculture,KinkiUniversity原発開放隅角緑内障または高眼圧症患者125例を対象に0.0015％タフルプロスト点眼液（DE-085群）の有効性および安全性について，0.005％ラタノプロスト点眼液（ラタノプロスト群）を対照とした多施設共同無作為化単盲検並行群間比較試験を実施した．治療期4週の眼圧は治療期0週に比べて，DE-085群で6.6±2.5mmHg，ラタノプロスト群で6.2±2.5mmHg下降した．治療期4週の治療期0週からの眼圧変化値の群間差（DE-085群─ラタノプロスト群）の95％信頼区間は，非劣性基準の上限を超えず，DE-085群はラタノプロスト群と同等（非劣性）であることが検証された．副作用発現率は，DE-085群で40.0％，ラタノプロスト群で48.1％であった．DE-085は，ラタノプロストと同様に原発開放隅角緑内障および高眼圧症患者に対して，臨床的に有用性の高い薬剤である．Tocomparetheecacyandsafetyof0.0015％tauprostophthalmicsolution（DE-085group）tothatoflatanoprostophthalmicsolution（latanoprostgroup）inprimaryopen-angleglaucoma（POAG）orocularhyperten-sion（OH）inarandomized,single-masked,parallel-groupandmulticenterstudy,125patientswithPOAGorOHwereassignedtoeitheraDE-085grouporalatanoprostgroup.Inbothgroupsthedrugwasinstilledfor4weeks.Meanintraocularpressure（IOP）reductionfrombaselinewas6.6±2.5mmHgintheDE-085groupand6.2±2.5mmHginthelatanoprostgroup.The95％condenceintervalofbetween-groupdierenceinIOPchangesat4weeksoftreatmentwaswithinthenon-inferioritymargin.TheIOP-loweringeectofDE-085fortheprimaryendpointwassimilartothatoflatanoprost.Atotalof40.0％ofpatientsintheDE-085groupand48.1％inthelatanoprostgroupreportedadversereactions.TheseresultsindicatethatbothDE-085andlatanoprostareclinical-lyusefulinthetreatmentofPOAGandOH.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）25（11）：15951602,2008〕Keywords：原発開放隅角緑内障，タフルプロスト，DE-085，プロスタグランジン誘導体，臨床試験．primaryopen-angleglaucoma（POAG）,tauprost,DE-085,prostaglandinanalogue,clinicalstudy.&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page21596あたらしい眼科Vol.25，No.11，2008（126）第Ⅰ相試験では，日本人および非日本人の健康成人男性を対象に，0.005％までの認容性が確認された．第Ⅱ相試験（用量反応試験）では，原発開放隅角緑内障または高眼圧症患者を対象として，プラセボ点眼液を対照に0.0003，0.0015および0.0025％DE-085点眼液（1日1回，1回1滴，4週間点眼）の眼圧下降作用の用量反応性および安全性を多施設共同無作為化二重盲検並行群間比較試験により検討した．その結果，0.0003，0.0015および0.0025％DE-085点眼液はプラセボ点眼液に比して有意な眼圧下降作用がみられ，眼圧下降作用に用量依存性がみられた．また，0.0003および0.0015％DE-085点眼液は安全性に問題はなかったが，0.0025％は副作用による中止例がみられ，安全性と効果のバランスから0.0015％が至適用量として選定された．今回，DE-085点眼液の第Ⅲ相試験，すなわちラタノプロスト点眼液（キサラタンR）を対照薬として臨床的非劣性および安全性を検証することを目的に，原発開放隅角緑内障または高眼圧症患者を対象として行われた多施設共同無作為化単盲検並行群間比較試験の結果を報告する．本試験はヘルシンキ宣言に基づく原則に従い，薬事法第14条第3項および第80条の2ならびに「医薬品の臨床試験の実施の基準（GCP）」を遵守し実施された．I対象および試験方法1.実施医療機関および試験責任医師本試験は，平成16年5月16日から平成17年5月6日の間に全国30医療機関において，各々の試験責任医師（表1）のもとに実施された．試験実施に先立ち，各医療機関の臨床試験審査委員会において試験の倫理的および科学的妥当性が審査され，承認を得た．2.対象対象は，両眼性の原発開放隅角緑内障または高眼圧症患者であり，選択基準は年齢20歳以上の性別を問わない外来患者で，観察期終了時（治療期0週）の眼圧が少なくとも片眼で22mmHg以上，かつ両眼とも35mmHg未満の症例とした（表2）．除外基準は表2に示した．試験開始前に，すべての被験者に対して試験の内容および予想される副作用などを十分に説明し，理解を得たうえで，文書による同意を取得した．HOHOCO2CH（CH3）2OFF図1タフルプロストの構造式表1試験実施医療機関一覧医療機関名試験責任医師名＊北海道大学病院眼科陳進輝弘前大学医学部附属病院眼科大黒浩秋田大学医学部附属病院眼科吉冨健志新潟大学医歯学総合病院眼科白柏基宏自治医科大学附属病院眼科原岳，水流忠彦山梨大学医学部附属病院眼科柏木賢治筑波大学附属病院眼科大鹿哲郎東京厚生年金病院眼科藤野雄次郎東邦大学医療センター大森病院眼科杤久保哲男順天堂大学医学部附属順天堂医院眼科平塚義宗北里大学病院眼科庄司信行岐阜大学医学部附属病院眼科山本哲也小牧市民病院眼科冨田直樹西尾市民病院眼科松崎園子京都府立医科大学附属病院眼科森和彦大阪大学医学部附属病院眼科大鳥安正関西医科大学附属病院眼科南部裕之大阪医科大学附属病院眼科杉山哲也神戸大学医学部附属病院眼科中村誠広島大学病院眼科三嶋弘山口大学医学部附属病院眼科相良健香川大学医学部附属病院眼科馬場哲也徳島大学病院感覚・皮膚・運動機能科塩田洋愛媛大学医学部附属病院眼科大橋裕一研英会林眼科病院林研産業医科大学病院眼科廣瀬直文，久保田敏昭佐賀大学医学部附属病院眼科小林博熊本大学医学部附属病院眼科有村和枝，古賀貴久熊本市立熊本市民病院眼科宮川真一慶明会宮崎中央眼科病院大浦福市＊試験期間中の試験責任医師をすべて記載した．（順不同）表2選択基準および除外基準1）選択基準（1）20歳以上である（2）性別は問わない（3）入院・外来の別：外来（4）治療期0週の眼圧が少なくとも片眼で22mmHg以上であり，両眼とも35mmHg未満である2）除外基準（1）同意取得前3カ月以内に内眼手術（緑内障に対するレーザー治療を含む）の既往を有する（2）角膜屈折矯正手術の既往を有する（3）虹彩炎の既往を有する（4）試験期間中に使用する予定の薬剤および本剤の類薬に対し，薬物アレルギーの既往を有する（5）心，肝，腎，血液疾患，その他の中等度以上の合併症をもち，薬効評価上不適当と考えられる（6）コンタクトレンズの装用が必要である（7）血液検査・尿検査で臨床的に問題がある（8）試験責任医師・分担医師が本試験の対象として不適格と判断する&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page3あたらしい眼科Vol.25，No.11，20081597（127）3.試験方法a.試験薬剤被験薬であるDE-085点眼液は，1ml中にタフルプロストを0.015mg含有する無色澄明の水性点眼液であり，対照薬は1ml中にラタノプロストを0.05mg含有する無色澄明の水性点眼液である．被験薬は参天製薬にて充されたもの，対照薬はファイザー株式会社にて充されたものを使用した．両薬剤は容器の外観が異なることから単盲検法とし，試験薬の包装は1本ずつを両群同一の小箱に収め，小箱の状態においては外観上識別不能にした．試験薬の割り付けは，試験薬割付責任者（米虫節夫）が置換ブロック法による無作為化により行った．キーコードは，開鍵時まで試験薬割付責任者が保管していた．b.試験デザイン・投与方法本試験は，多施設共同無作為化単盲検並行群間比較試験として実施した．被験者から文書による同意取得後，観察期（前治療薬のwashout期間）を設け，抗緑内障薬の投与を受けていた被験者については，その薬剤の投与を中止しwashoutした．Washout期間は，交感神経a遮断薬，b遮断薬，ab遮断薬，プロスタグランジン系点眼薬では4週間以上，炭酸脱水酵素阻害薬，交感神経作動薬，副交感神経作動薬では2週間以上に設定した．観察期終了後，登録センターへ症例登録し，治療期に移行した．被験者は0.0015％DE-085点眼液投与群（DE-085群）と0.005％ラタノプロスト点眼液投与群（ラタノプロスト群）のいずれかに無作為に割り付けられ，両群とも1日1回，1回1滴の点眼を朝10時（±1時間）に4週間行った．治療期には2週および4週に，表3のごとく検査，観察を行った．4.観察項目a.被験者背景性別，生年月日，合併症（眼，眼以外），既往歴などの被験者背景は，試験薬投与開始前に調査し記載した．b.自覚症状・点眼遵守状況痒感，刺激感，流涙，羞明感，異物感，眼痛などの自覚症状や点眼遵守状況については，試験期間中の来院時に問診し，その程度を記載した．c.眼圧測定治療期0週，2週および4週の眼圧を午前911時の間に測定し記載した．測定にはGoldmann圧平眼圧計を用いた．d.眼科検査角膜，前房，水晶体，結膜，眼瞼などの他覚所見は，試験期間中の来院時に細隙灯顕微鏡などを用いて観察し，その所見を「」から「3＋」の4段階に程度分類し記載した．たとえば，球結膜の充血については，「：球結膜の血管が容易に観察できる．毛様充血もみられない」，「＋：球結膜に限局した発赤がみられる」，「2＋：球結膜に鮮赤色がみられる」，「3＋：球結膜に明らかな充血がみられる」の基準に従い判定した．視力検査は，試験開始時および試験終了時に実施した．e.血圧・脈拍数，臨床検査血圧・脈拍数，血液学的検査，血液生化学検査および尿検査は，試験開始時および試験終了時に実施した．f.有害事象試験期間中に観察された自覚症状の発現・悪化および試験責任医師・分担医師が医学的に有害と判断した他覚所見の発現・悪化を有害事象（あらゆる医療上の好ましくない，あるいは意図しない疾病または徴候：被験者にとって有害・不快な症状・所見）とし，すべて収集し記載した．5.評価項目a.有効性の評価有効性評価眼は，治療期0週の眼圧の高いほうの眼（左右が同値の場合は右眼）とした．主要評価項目は，治療期4週（中止時を含む）における治療期0週からの眼圧変化値とした．また，副次的評価項目は，治療期2週の治療期0週からの眼圧変化値，および治療期2週・4週の治療期0週からの眼圧変化率とした．b.安全性の評価副作用および眼科検査結果，血圧・脈拍数，臨床検査値をもとに安全性を評価した．6.解析方法a.解析対象集団本試験の統計解析には下記の3つのデータセットを用いた．①試験実施計画書に適合した対象集団：PerProtocolSet（PPS）選択基準を満たし，除外基準に抵触しない被験者であ表3検査・観察項目観察期治療期観察期開始時0週2週4週被験者背景●点眼遵守状況●●自覚症状●●●●眼圧測定●●●●眼科検査●●●血圧・脈拍数測定●●臨床（血液・尿）検査●●有害事象●●●&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page41598あたらしい眼科Vol.25，No.11，2008（128）り，治療期間を通じて点眼状況が75％以上で，治療期終了時の眼圧が測定されたすべての症例．②最大の解析対象集団：FullAnalysisSet（FAS）無作為化された被験者のうち，治療期の眼圧が測定されたすべての症例．③安全性評価のための対象集団：SafetyAnalysisSet（SaAS）試験薬を1回でも点眼した症例．有効性はおもにPPSを用い，安全性はSaASを用いて解析を行った．b.データの取り扱い検査前日の点眼を適切に実施していない場合は，当該検査日の眼圧データをPPSおよびFASから除外した．c.解析方法非劣性の検証は，主要評価項目である治療期4週の眼圧変化値の群間差（DE-085群─ラタノプロスト群）の95％信頼区間を算出し，その上限が2mmHgを超えなければDE-085群の眼圧下降作用はラタノプロスト群に劣らないこととした．DE-085群とラタノプロスト群の副作用・臨床検査値異常変動の発現率の群間比較には，Fisherの直接確率法を用いた．眼科検査，血圧・脈拍数，臨床検査の変動は，DE-085群とラタノプロスト群それぞれの群内で，対応のあるt検定またはWilcoxon1標本検定を用いて比較した．有意水準は，両側5％とした．解析ソフトはStatisticalAnaly-sisSystemversion8.02（株式会社SASインスティチュートジャパン）を用いた．II試験成績1.被験者の構成被験者の構成を図2に示す．本試験には，125例が参加し，観察期中および症例登録時までに「選択基準を満たさない」，「除外基準に抵触する」，「有害事象（アレルギー性結膜炎）の発現」および「同意の撤回」などの理由で16例が中止した．登録症例は109例で，全例治療期に移行した．内訳は，DE-085群55例，ラタノプロスト群54例であった．うち4例（DE-085群4例）が試験の継続が不可能な有害事象の発現により試験を中止したため，投与完了例はDE-085群51例，ラタノプロスト群54例の計105例であった．2.被験者背景PPSは97例であり，DE-085群は46例，ラタノプロスト群は51例であった．PPSにおける被験者背景を表4に示す．性別，年齢，診断名，外来・入院，眼以外の合併症，緑内障前治療薬，治療期0週時眼圧に関して，両群間に偏りはみられなかった．眼の合併症の有無について両群間に偏りがみられた（p＜0.15）．3.有効性PPSにおける両群の眼圧実測値の推移を図3および表5に，眼圧変化値および眼圧変化率の推移を表6に，群間比較の結果を表7に示した．眼圧は両群とも治療期2週および4週において治療期0週と比べ有意な下降を示した（p＜0.001）．主要評価項目である治療期4週における治療期0週からの眼圧変化値は，DE-085群で6.6±2.5mmHg，ラタノプロスト群で6.2±2.5mmHgであった．眼圧変化値の群間差（DE-085群─ラタノプロスト群）の95％信頼区間は1.420.60mmHgであり，非劣性検証の上限とした2mmHgを超えず，DE-085群の眼圧下降作用はラタノプロスト群に劣らないものと判断できた．副次的評価項目である治療期2週の治療期0週からの眼圧変化値は，DE-085群で6.6±2.5mmHg，ラタノプロスト群で5.9±2.3mmHgであった．治療期2週の群間差（DE-085群─ラタノプロスト群）の95％信頼区間についても，1.600.33mmHgであった．試験薬投与前の被験者背景において，眼の合併症の有無にDE-085群とラタノプロスト群に偏りがみられたので，各群を合併症の有無によって細分化し，眼圧変化値を比較したが，両群間に偏りはみられなかった．また，FASにおいても同様に解析を行ったが，FASにおける結果はPPSの結果と同様であった．以上のことから，DE-085群の眼圧下降作用は，ラタノプロスト群と同等であることが検証された．治療期4週の眼圧下降率が，20％以上あるいは30％以上であった症例の割合を図4に示した．30％以上の眼圧下降が得られた症例は，DE-085群で39.1％，ラタノプロスト群で31.4％であった．また，20％以上の眼圧下降が得られた症例はDE-085群で80.4％，ラタノプロスト群で70.6％であった．なお，いずれの割合においても両群間に有意差は認められなかった．観察期中止脱例16例治療期開始例109例（症例登録）同意取得症例125例観察期終了例109例ラタノプロスト54例DE-08555例完了例51例中止例4例完了例54例中止例0例図2被験者の構成&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page5あたらしい眼科Vol.25，No.11，20081599（129）4.安全性a.有害事象SaASは，DE-085群55例，ラタノプロスト群54例，計109例であった．治療期に発現した有害事象および副作用発現率を表8に示す．有害事象は，DE-085群の47.3％，ラタノプロスト群の57.4％にみられ，そのうち，試験薬との因果関係が否定できない有害事象と判断された副作用は，DE-085群の40.0％，ラタノプロスト群の48.1％であった（表8，9）．両群間の有害事象および副作用発現率に有意差はみられなかった（p＝0.340およびp＝0.443）．すべての有害事象名は，医薬品規制用語集（MedDRA/JV8.1）に準じて分類した．DE-085群のおもな副作用は，結膜充血・眼充血（16.4％および10.9％，計27.3％），眼痒症（9.1％），眼刺激（7.3表4被験者背景分類DE-085ラタノプロストp値検定症例数4651性別男性女性28（60.9）18（39.1）27（52.9）24（47.1）0.539（a）年齢（歳）202930394049505960697079802（4.3）3（6.5）5（10.9）9（19.6）15（32.6）10（21.7）2（4.3）1（2.0）4（7.8）6（11.8）15（29.4）12（23.5）9（17.6）4（7.8）0.734（b）64（非高齢者）65（高齢者）29（63.0）17（37.0）34（66.7）17（33.3）0.832（a）最小最大平均値±標準偏差228459.0±13.9228659.0±14.20.983（c）診断名原発開放隅角緑内障高眼圧症18（39.1）28（60.9）25（49.0）26（51.0）0.414（a）外来・入院外来入院46（100）0（0）51（100）0（0）眼の合併症なしあり13（28.3）33（71.7）22（43.1）29（56.9）0.144（a）眼以外の合併症なしあり12（26.1）34（73.9）19（37.3）32（62.7）0.280（a）緑内障前治療薬なしあり18（39.1）28（60.9）21（41.2）30（58.8）1.000（a）治療期0週時眼圧（評価眼）（mmHg）最小最大平均値±標準偏差223123.8±2.3223423.7±2.30.904（c）（a）：Fisher直接確率法，（b）：Wilcoxonの2標本検定，（c）：t検定．表5眼圧実測値の推移DE-085ラタノプロスト治療期0週23.8±2.3（46）23.7±2.3（51）治療期2週17.2±2.6（45）17.7±2.8（50）治療期4週17.2±2.8（46）17.5±2.7（51）平均値±標準偏差（例数），単位mmHg．30252015100週2週治療期4週眼圧（mmHg）＊＊＊＊＊＊＊＊：DE-085：ラタノプロスト平均値±標準偏差＊＊：p＜0.01検定：対応のある?検定（0週との比較）図3眼圧実測値の推移&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page61600あたらしい眼科Vol.25，No.11，2008（130）％）であった．ラタノプロスト群のおもな副作用は，眼刺激（18.5％），結膜充血・眼充血（13.0％および5.6％，計18.6％），眼痒症（11.1％）であった．副作用の程度は，DE-085群の2例（3.6％）で中等度であったが，それ以外は両群ともすべて軽度であった．この中等度の副作用は紅斑および眼瞼紅斑であり，いずれの例も試験中止に至った．また，試験中止に至った症例は，この2例を含めてDE-085群の4例（7.3％）にみられ，ラタノプロスト群ではみられなかった．他の試験中止例2例のうち1例は軽度の副作用発現例であり，試験継続に問題ない程度と判断されたが，被験者の希望により中止した．他の1例は試験薬との因果関係が否定された有害事象により中止した．いずれの症例も試験中止後，臨床的に問題ない程度に回復した．眼以外の副作用は，DE-085群に下痢，紅斑，頭痛が各1例（各1.8％），ラタノプロスト群に好酸球数増加が1例（1.9％）みられた．80.470.631.40102030405060708090症例割合（％）39.1眼圧下降率30％以上眼圧下降率20％以上DE-085ラタノプロストDE-085ラタノプロスト図4治療期4週に眼圧下降率20％以上および30％以上であった症例の割合表6眼圧変化値および眼圧変化率の推移眼圧変化値（mmHg）眼圧変化率（％）DE-085ラタノプロストDE-085ラタノプロスト治療期2週6.6±2.5＊＊（45）5.9±2.3＊＊（50）27.5±9.5＊＊（45）25.9±9.7＊＊（50）治療期4週6.6±2.5＊＊（46）6.2±2.5＊＊（51）27.6±9.6＊＊（46）25.9±9.7＊＊（51）平均値±標準偏差（例数）．検定：対応のあるt検定（0週との比較）＊＊：p＜0.01．表7眼圧変化値の群間比較DE-085ラタノプロスト平均値の差（DE-085ラタノプロスト）平均値の差の95％信頼区間治療期2週6.6±2.5（45）5.9±2.3（50）0.641.600.33治療期4週6.6±2.5（46）6.2±2.5（51）0.411.420.60平均値±標準偏差（例数），単位mmHg．表8治療期にみられた有害事象発現例数および発現率DE-085ラタノプロスト検定※SaAS例数5554有害事象発現例数（％）26（47.3）31（57.4）p＝0.340副作用発現例数（％）22（40.0）26（48.1）p＝0.443※Fisherの直接確率法．表9副作用一覧DE-085ラタノプロストSaAS例数5522（40.0）5426（48.1）副作用発現例数（％）眼角膜上皮障害眼痒症眼の異常感眼の異物感眼刺激5（9.1）1（1.8）1（1.8）4（7.3）2（3.7）6（11.1）2（3.7）4（7.4）10（18.5）眼脂眼充血＊眼精疲労眼痛眼瞼紅斑1（1.8）6（10.9）1（1.8）2（3.6）3（5.5）1（1.9）3（5.6）2（3.7）1（1.9）眼瞼浮腫結膜充血＊結膜出血結膜浮腫点状角膜炎1（1.8）9（16.4）1（1.8）2（3.6）7（13.0）1（1.9）霧視羞明2（3.6）2（3.7）眼以外下痢好酸球数増加紅斑頭痛1（1.8）1（1.8）1（1.8）1（1.9）＊眼充血：自覚症状のみ確認された事象，（）：％結膜充血：他覚所見にて確認された事象．&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page7あたらしい眼科Vol.25，No.11，20081601b.眼科検査細隙灯顕微鏡検査所見の球結膜充血において，DE-085群およびラタノプロスト群の両群で治療期0週と比べ有意な変動がみられた．他の所見に問題となる変動はみられなかった．矯正視力も各群において観察期からの有意な変動はみられなかった．球結膜充血スコアの推移を図5に示す．両群とも来院時のスコアは「」から「＋」の間で推移し，「2＋」以上を示した症例はみられなかった．点眼後のスコアは，両群ともに治療期2週よりも4週のほうがやや低く，程度も両群に差はみられなかった．c.臨床検査DE-085群では，臨床検査値のいずれの検査項目においても，観察期に比して有意な変動はみられなかった．ラタノプロスト群では，白血球数，好酸球比，アルブミン，カリウムに観察期からの有意な変動がみられたが，変動幅は小さく臨床的に問題となるものではなかった．個々の症例で検討すると臨床検査値異常変動は，DE-085群の10.9％，ラタノプロスト群の11.1％の症例にみられた．そのうち，試験薬との因果関係が否定できない臨床検査値異常変動は，DE-085群の1.8％，ラタノプロスト群の11.1％の症例にみられた．DE-085群の1例は好酸球上昇であり，ラタノプロスト群の6例は，それぞれ単球上昇，LDH（乳酸脱水素酵素）上昇，好酸球上昇および尿糖上昇，好酸球上昇，g-GTP上昇および尿蛋白上昇，尿白血球上昇であった．これらは，いずれも他の症状を伴わず，試験終了後に臨床的に問題ない程度に回復した．d.血圧・脈拍数拡張期血圧，収縮期血圧および脈拍数のいずれも，各群において観察期からの有意な変動はみられなかった．III考察緑内障，特に原発開放隅角緑内障（広義）の治療においては，薬物治療などによる眼圧下降が第一選択である3）．眼圧下降薬としての第一選択薬は，優れた眼圧下降作用からマレイン酸チモロールなどのb遮断薬が長らく主役の地位を占めており，緑内障点眼薬の臨床試験において対照薬として使用されることが多かった．しかし，近年プロスタグランジン（PG）関連薬の登場に伴い，その強力で持続的な眼圧下降作用により第一選択薬として使用される機会が増えている．現在わが国で発売されているPG関連眼圧下降薬には，イソプロピルウノプロストン（レスキュラR），ラタノプロスト，トラボプロスト（トラバタンズR）がある．そのなかでもラタノプロストは1999年からわが国にて発売され，最もよく使用されている薬剤であるので，本試験では対照薬をラタノプロスト点眼液と選定し，第Ⅲ相試験を実施することとした．本試験は，DE-085点眼液の原発開放隅角緑内障または高眼圧症患者を対象としラタノプロスト点眼液を対照とした多施設共同無作為化単盲検並行群間比較試験である．両群の治療期4週の眼圧変化値はDE-085群で6.6±2.5mmHg，ラタノプロスト群で6.2±2.5mmHgと，治療期0週と比べて有意に下降した（p＜0.001）．眼圧変化値の群間差（DE-085群─ラタノプロスト群）の95％信頼区間は1.420.60mmHgであり，非劣性検証の上限とした2mmHgを超えなかった．したがって，DE-085点眼液の眼圧下降作用がラタノプロスト点眼液に劣らないと結論できる．ラタノプロスト点眼液の第Ⅲ相試験において，ラタノプロスト点眼液の眼圧下降作用は点眼12週後に6.2mmHgを示した4）．この値は，今回の試験結果におけるラタノプロスト群の眼圧下降作用と同等であることから，本試験で得られた眼圧下降値は過去の臨床試験結果と大きな差はなく，DE-085点眼液の眼圧下降作用はラタノプロスト点眼液と同等であると考えられる．また，眼圧変化率も治療期2週および4週において治療期0週と比べ両群とも有意な下降を示した（p＜0.001）．治療期4週における眼圧変化率は，DE-085群で27.6±9.6％，ラタノプロスト群で25.9±9.7％であった．日本緑内障学会緑内障診療ガイドライン3）には，無治療時眼圧から20％の眼圧下降，30％の眼圧下降というように，無治療時眼圧からの眼圧下降率を目標として設定することが推奨されている．本試験において，眼圧下降率が20％以上，30％以上であった症例の各群の割合は，それぞれDE-085群で80.4％，39.1％，ラタノプロスト群で70.6％，31.4％であり，両群間に有意差はなかったが，いずれもDE-085群に高い数値であった．目標眼圧に1剤投与のみで達成できる例が多いこと（131）2.01.51.00.50.0充血スコア0週2週治療期4週：DE-085：ラタノプロスト平均値±標準偏差図5球結膜充血スコアの推移&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;-Page81602あたらしい眼科Vol.25，No.11，2008は，コンプライアンスの点からも重要であると考えられる．安全性については，両群ともに試験期間を通じて，重篤な有害事象はみられなかった．眼以外の全身的副作用には，下痢，紅斑，頭痛，好酸球数増加がみられたが，いずれも1例ずつの発現であり特徴的な事象はなかった．眼における局所的副作用には，DE-085群では，40.0％に副作用がみられ，高頻度にみられた副作用は，結膜充血・眼充血（計27.3％），眼痒症（9.1％），眼刺激（7.3％）であった．ラタノプロスト群では，48.1％に副作用がみられ，高頻度にみられた副作用は，眼刺激（18.5％），結膜充血・眼充血（計18.5％），眼痒症（11.1％）であり，DE-085群と大きな差はなかった．ラタノプロスト点眼液の第Ⅲ相試験4,5）では，25.3％に副作用がみられ，高頻度にみられた副作用は，結膜充血（14.9％），眼局所刺激症状（眼痛，眼局所の違和感，痒感など）（11.5％）であった．本試験とラタノプロスト点眼液の第Ⅲ相試験におけるラタノプロスト点眼液の副作用発現率では，本試験のほうがより高かったが，副作用の種類に大きな差はないと考えられた．本試験では中止に至った副作用発現例は，DE-085群の3例にみられたが，いずれの症例も試験中止により回復した．それ以外の副作用はすべて軽度であり，両群に大きな差はないと考えられた．細隙灯顕微鏡検査所見では，DE-085群およびラタノプロスト群において，球結膜充血スコアに治療期0週と比べ有意な変動がみられたが，点眼後のスコアは両群ともに治療期2週よりも4週のほうがやや低く，程度も両群に大きな差はみられなかった．その他の細隙灯顕微鏡検査所見，臨床検査値，収縮期血圧，拡張期血圧，脈拍数，矯正視力については，両群とも，臨床的な問題はみられなかった．試験薬との因果関係が否定できない臨床検査値異常変動は，DE-085群の1.8％，ラタノプロスト群の11.1％にみられたが，いずれも他の症状を伴わず，試験薬点眼終了後に臨床的に問題ない程度に回復した．これらのことから，DE-085群およびラタノプロスト群の副作用発現率は同程度であり，両群に発現する副作用も結膜充血・眼充血，眼刺激，眼痒症が特徴的に発現し，程度も大きく違わないことから，安全性においても両群に大きな差はないと考えられた．以上より，原発開放隅角緑内障または高眼圧症患者において，DE-085点眼液の眼圧下降作用はラタノプロスト点眼液と同等（非劣性）であり，安全性についても明確な差はみられなかったことから，DE-085点眼液は，ラタノプロスト点眼液と同様に緑内障治療の第一選択薬となりうる有用性の高い薬剤である．文献1）NakajimaT,MatsugiT,GotoWetal：Newuoropro-staglandinF2aderivativeswithprostanoidFP-receptoragonisticactivityaspotentocular-hypotensiveagents.BiolPharmBull26：1691-1695,20032）TakagiY,NakajimaT,ShimazakiAetal：Pharmacologi-calcharacteristicsofAFP-168（tauprost）,anewpros-tanoidFPreceptoragonist,asanocularhypotensivedrug.ExpEyeRes78：767-776,20043）日本緑内障学会緑内障診療ガイドライン（第2版）．日眼会誌110：777-814,20064）三嶋弘，増田寛次郎，新家眞ほか：原発開放隅角緑内障および高眼圧症を対象とするPhXA41点眼液の臨床第Ⅲ相試験─0.5％マレイン酸チモロールとの多施設二重盲検試験─．眼臨90：607-615,19965）MishimaHK,MasudaK,KitazawaYetal：Acomparisonoflatanoprostandtimololinprimaryopen-angleglauco-maandocularhypertension.A12-weekstudy.ArchOph-thalmol114：929-932,1996（132）＊＊＊</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://www.atagan.jp/article/20081132.htm/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
	</channel>
</rss>
