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	<title>あたらしい眼科オンラインジャーナル &#187; 視力</title>
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		<title>Bangerter フィルター装用下の両眼加算の検討</title>
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		<pubDate>Sun, 27 Feb 2022 15:24:22 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[記事]]></category>
		<category><![CDATA[バンガーターフィルター]]></category>
		<category><![CDATA[両眼加算]]></category>
		<category><![CDATA[他覚的完全矯正]]></category>
		<category><![CDATA[屈折統制]]></category>
		<category><![CDATA[視力]]></category>

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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科39（2）：248.250，2022cBangerterフィルター装用下の両眼加算の検討本居快服部玲奈杉浦巧知愛知淑徳大学心理医療科学研究科心理医療科学専攻視覚科学専修CExaminationofB [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科39（2）：248.250，2022cBangerterフィルター装用下の両眼加算の検討本居快服部玲奈杉浦巧知愛知淑徳大学心理医療科学研究科心理医療科学専攻視覚科学専修CExaminationofBinocularSummationbyUseoftheBangerterOcclusionFoilFilterKaiMotoori,RenaHattoriandTakutoSugiuraCDepartmentofVisualScience,MajorofPsychologyandMedicalSciences,GraduateSchoolofPsychologyandMedicalSciences,AichiShukutokuUniversityC両眼加算現象の視覚系への影響を調べるために，正常な視力を有するC3人の被験者の視力を，優位眼，非優位眼，両眼のC3とおりの条件で測定した．測定にはCBangerterフィルターを用いてC3種類の濃度（フィルターなし，1.0，0.4）で両眼加算現象を検討した．他覚的屈折矯正と瞳孔径を統制することで，両眼加算現象の視覚系への影響のみを抽出することができた．その結果，Bangerterフィルターの有無にかかわらず，両眼視の視力は単眼視の視力に比べて有意に高くないことが示された．また，フィルター濃度の違いは両眼加算効果の程度にも影響を与えなかった．CInCthisCstudy,CweCinvestigatedCtheCe.ectCofCbinocularCsummationConCtheCvisualCsystem,CandCtestedCtheCvisualCsummationCofC3CsubjectsCwithCnormalCvisualacuity（VA）usingCtheCBangerterCOcclusionCFoilC.lterCinCthreeCdensi-ties.CInCallC3Csubjects,CVACwasCmeasuredCunderCthreeconditions：1）dominantCeye,2）non-dominantCeye,Cand3）CbinocularCeyes.CWithCtheCobjectiveCrefractiveCcorrectionCandCpupilCdiametersCcontrolled,CitCwasCpossibleCtoCsolelyCextractthee.ectofbinocularsummationonthevisualsystem.Theresultsshowedthateveninthenon-.ltercon-dition,binocularVAwasnotsigni.cantlyhigherthanmonocularVA.Moreover,di.erencesin.lterdensityhadnoa.ectonthelevelofthebinocularsummatione.ect.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）39（2）：248.250,C2022〕Keywords：両眼加算，視力，他覚的完全矯正，屈折統制，バンガーターフィルター．binocularsummation,visualacuity,objectiverefraction,refractioncontrol,Bangerter.lter.Cはじめに日常場面において，われわれは両眼を用いて外界の視覚情報を入手している．眼科臨床では視覚の情報処理能力を評価する際，もっとも基礎的で重要な機能として空間分解能（視力）を指標に用いている．視力を評価する際，通常は，片眼を遮閉することで各眼の屈折度数を独立に評価している．しかし，単眼視より両眼視の視力が向上する報告は多く存在し，単眼よりも両眼での機能が高くなる現象として両眼加算現象がある1）．この現象に寄与する要因として，おもに視覚系要因，光学系要因，刺激要因の三つが指摘されている．視覚系要因としては，弱視などによって脳内の処理系が未発達であることが影響して両眼視機能が成立していない実験参加者を用いた場合，加算効果が減弱したと報告されている2）．光学系要因としては，両眼視より単眼視のほうが瞳孔の収縮による収差の影響を受けにくく視力が向上するとの報告3,4），瞳孔径自体の面積が大きいほうが網膜照度との関係で加算効果は高くなるなどの影響が報告されている5）．また，刺激要因としては，視標コントラストの低下や6），凸レンズによる網膜像のピンボケ7）により，加算効果が向上することが報告されている．また，視覚系要因と刺激要因の相互作用の効果も生じ，片眼弱視患者は日常視状況では加算効果が低いが，健眼にCNDC.lterを用いることで，加算効果が高くなるとの報告もある8）．このように両眼加算は，三つの要因が複雑に相互作用することによって生じている．これらの両眼加算に関する従来の研究報告では，実験に用いた独立変数の効果だけでなく，さまざまな要因の影響につ〔別刷請求先〕本居快：〒460-1197愛知県長久手市片平C2-9愛知淑徳大学心理医療科学研究科視覚科学専修Reprintrequests：KaiMotoori,C.O.,DepartmentofVisualScience,GraduateSchoolofPsychologyandMedicalSciences,AichiShukutokuUniversity,2-9Katahira,Nagakutecity,Aichi460-1197,JAPANC248（116）0910-1810/22/\100/頁/JCOPY（116）C2480910-1810/22/\100/頁/JCOPYいても同時に指摘しており，本現象に直接的な影響を及ぼす本質的な要因は特定されていない．そこで本研究では，視覚系要因における視力の加算効果の有無について，基礎的なデータを測定し，確定することを目的とした．この点を検討するにあたって，光学系要因の統制が重要となる．晴眼者を用いた両眼加算について報告している先行研究の屈折統制は，「logMAR0.0以上の視覚機能をもつ被験者」という記述が多くみられる．眼科臨床において使用される視力表は，一般的にClogMARC.0.3（小数視力2.0）までのものが多く，視力矯正をする際の上限視力が決まっている．しかし，人間の分解能を最大限まで計測すると，小数視力C2.0以上が観察される場合も報告もされており9），上述した，「logMAR0.0以上の視覚機能をもつ被験者」を光学系統制に用いた研究方法では，単眼視力が最大限に引き出されておらず，純粋に両眼視力との比較ができていない可能性がある．また，視力を従属変数とする研究では，自覚的屈折値ではなく，網膜に焦点が結像している他覚的な保証が必要であろう．さらに，両眼加算は，瞳孔径の影響3.5）も示唆されており，光学系要因を排除するためには，ピンホールを用いて瞳孔径の統制を行う必要がある．このように光学系要因を統制することで，視覚系要因の検討が可能となる．加えて，視覚系要因と刺激要因の相互作用についても検討する．本研究は，刺激要因として，両眼にCBangerterフィルターを挿入することにより，視覚が不利な状況を想定した．視覚が不利になると両眼加算が向上することが報告されており，このことは視覚系が何らかの処理の重みづけすることを意味する7）．本研究では，光学系統制をしたうえで，不利になった視覚を補完するように，加算効果が生じるのかについても検討した．CI対象および方法対象は，軽度屈折異常以外に眼科系の器質的疾患を有さない実験参加者C3名（23.66C±0.94歳）である．3名とも視力はlogMAR0.0以上で，立体視はCTNOステレオテストがC15秒で，本筆者である．本実験は，愛知淑徳大学心理医療科学研究科倫理委員会の規定に基づき行われた（承認番号：2020-08）．本実験の屈折統制は，自覚的屈折検査に基づいた完全矯正ではなく，他覚的完全矯正であった．実験参加者の他覚的完全矯正は，ソフトコンタクトレンズを装用してオートレフラクトメーターによる測定を用いて球面度数と乱視度数の調整を行った（等価球面度数の絶対値平均：RC0.00DC±0.14，LC0.08D±0.07）．また，瞳孔収縮による視力値に対する影響を減衰させるために，人工瞳孔としてピンホール（3Cmm）を装用した．視距離はC7.5Cmとし，視力測定時には実験参加者の頭部を顔面固定器（竹井機器）で固定した．測定は明室で行い，MacBookAir（macOSCCatalineCver.C10.15.7，解像度C2,560C×1,600Cpix，リフレッシュレート60CHz）で刺激を制御し呈示した．刺激は，PsychoPy（ver3.0.7）10）で作製したCLandolt環刺激を用いた視力検査プログラムを使用した．モニター画面中央に刺激を配置し，サイズは，logMAR1.0.C.1.0間でClogMAR0.1刻みで設定した．背景は白地（sRGB：0,C0,0）で平均輝度C218.62Ccd/mC2，Landolt環刺激色は黒色（sRGB：255,0,0）で輝度はC2.92Ccd/Cm2，刺激輝度コントラストはC97.36％であった．視力は「優位眼視」「非優位眼視」「両眼視」のC3条件で測定した．また，フィルター要因として，Bangerterフィルターを使用しない「NonFilter」と，Bangerterフィルター濃度値C1.0の「Filter1.0」，同C0.4の「Filter0.4」のC3種類の条件を設定した．つまり本実験は，呈示眼要因（3種類）とフィルター要因（3種類）のC2要因分散分析モデル実験計画であった．実験参加者の優位眼は，Miles&#038;PortaTestsを用いて決定した11,12）．実験参加者にはCLandolt環の切れ目の方向を回答するよう教示した．刺激呈示時間の制限はなかった．実験は，臨床的視力検査ではなく極限法の完全上下法を用いて行った．各実験条件をランダマイズしC16回の繰り返しを行った．CII結果図1に測定の結果を示した．NonFilter条件では，一般的に使用される視力値の下限であるClogMAR.0.3に達しており，他覚的完全矯正が自覚的にも保証された．また，呈示眼要因とフィルター要因のC2要因分散分析の結果，呈示眼要因とフィルター要因の交互作用は認められなかった（NS）．また，フィルター要因の主効果が認められ（F（2,207）＝191.77，p＜0.001），多重比較を行った結果，すべてのフィルター条件間で有意差が認められ（p＜0.001），Filter0.4条件＞Filter1.0条件＞NonFilter条件の順に，有意な視力低下が確認された（図1）．また，呈示眼要因の主効果が認められた（F（2,207）＝13.02，p＜0.001）．多重比較を行った結果，両眼視と優位眼視条件は非優位眼視条件よりも有意に視力が高く（p＜0.001），優位眼視条件は，非優位眼視条件より有意差傾向だが視力が高いことが示唆された（p＝0.06）．また，両眼視と優位眼視では，両眼視のほうが視力値が高い結果ではあったが，統計的な有意差は生じなかった（NS）．CIII考按本実験の結果，他覚的に光学系要因（屈折矯正，瞳孔径）を統制した場合，優位眼視力を有意に超える両眼視力は生じなかった．この結果は，実験参加者を自覚的屈折視力検査にて，限界視力まで矯正・測定したとき，両眼加算が生じない（117）あたらしい眼科Vol.39，No.2，2022C249視力（logMAR）0.0－0.2－0.4NonFilter1.0FilterBangerterフィルター濃度図1フィルター濃度別・測定眼別のlogMAR値エラーバーは標準誤差を示す．との報告9）と同様の結果であった．このことは，自覚的または他覚的に単眼視力を限界まで屈折矯正した場合，優位眼視力を有意に超える両眼視力は生じない可能性を示唆する．本所見は，完全屈折統制下で両眼加算現象に関する実験を行うことの重要性を示唆する結果でもある．また，視覚が不利になると両眼加算が向上するとの報告7）から，フィルター要因の検討において，フィルターが濃くなることにより，加算効果が向上し，視覚の補完が生じることが予測された．しかし，有意な両眼視力の向上が認められなかった．視覚系による両眼加算はレンズ付加による網膜像のピンボケを補正するとの報告7）は，自然瞳孔で行っているなど光学系の統制が厳格ではなかった．両眼加算は，両眼視時に光学系が介入することによって影響が大きくなることが報告されており3.5），これらを考慮すると，視覚系が網膜像のピンボケを補正するとの報告7）は，両眼加算による視覚系の補正効果ではなく，光学系の影響が介入している可能性も否定できない．また，網膜像のピンボケは，焦点が中心窩に結像していないことから，瞳孔径による焦点深度の影響などが介入している可能性や，フィルターによるボケは焦点が中心窩に結像している点，刺激の質が異なる可能性がある．この点については，光学系統制を行ったうえで，今後検討する必要がある．上記のとおり，光学系要因を統制したとき，優位眼と比較して，有意な両眼視力の向上は生じないことが示された．両眼加算現象は，視覚系による効果が弱く，光学系の介入が大きい可能性がある．両眼加算の視覚系の影響を検討するためには，瞳孔径の統制に加えて，他覚的屈折矯正によって各片眼の屈折値を統制する重要性が示された．本論文に関して，開示すべき利益相反関連事項はない．本論文の提出にあたり，ご指導をいただいた愛知淑徳大学健康医療科学部，高橋啓介教授に，感謝の意を表します．文献1）CambelFW,GreenDG：Monocularversusbinocularvisu-alacuity.Nature,C208：191-192,C19652）VedamurthyCI,CSuttleCCM,CAlexanderCJCetal：InterocularCinter-actionsCduringCacuityCmeasurementCinCchildrenCandCadults,andinadultswithamblyopia.VisionResC47：179-188,C20073）魚里博，川守田拓志：両眼視と単眼視下の視機能に及ぼす瞳孔径と収差の影響．あたらしい眼科22：93-95,C20054）鈴木任里江，魚里博，石川均ほか：検査距離が両眼加算に及ぼす影響．あたらしい眼科C26：857-860,C20095）MedinaJM,JimenezJR,JimenezdelBarcoL：Thee.ectofCpupilCsizeConCbinocularCsummationCatCsuprathresholdCconditions.CurrEyeResC26：327-334,C20036）BearseMA,FreemenRD：Binocularsummationinorien-tationCdiscriminationCdependsConCstimulusCcontrastCandCduration.VisionResC34：19-29,C19947）SotirisCP,CDionysiaCP,CTrisevgeniCGCetal：BinocularCsum-mationCimprovesCperformanceCtoCdefocus-inducedCblur.CInvestOphthalmolVisSciC52：2784-2789,C20118）BakerCDH,CMeeseCTS,CMansouriCBCetal：BinocularCsum-mationofcontrastremainsintactinstrabismicamblyopia.InvestOphthalmolVisSciC48：5532-5538,C20079）鈴木賢治，新井田孝裕，山田徹人ほか：青年健常者の視力の分布．眼臨紀C7：421-425,C201410）BeckyCT,CKatieCR,CImogenCRCetal：BUILDINGEXPER-MENTSCPsychopy.SAGEpublicationsLtd.,201811）CrovitzCHF,CZenerK：ACgroup-testCforCassessingChand-andeye-dominance.AmJPsycholC75：271-276,C196212）MilesWR：Oculardominanceinhumanadults.JournalofGeneralPsychologyC3：412-420,C1930＊＊＊（118）</p>
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		<title>ロンドンオリンピックの代表選手と候補選手の視力と視力矯正方法について</title>
		<link>https://www.atagan.jp/article/20170630.htm</link>
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		<pubDate>Thu, 29 Jun 2017 15:30:43 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[アスリート]]></category>
		<category><![CDATA[オリンピック]]></category>
		<category><![CDATA[スポーツ]]></category>
		<category><![CDATA[視力]]></category>

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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科34（6）：903.908，2017cロンドンオリンピックの代表選手と候補選手の視力と視力矯正方法について枝川宏＊1,2,3川原貴＊3奥脇透＊3小松裕＊3土肥美智子＊3先崎陽子＊3川口澄＊3桑原亜紀 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科34（6）：903.908，2017cロンドンオリンピックの代表選手と候補選手の視力と視力矯正方法について枝川宏＊1,2,3川原貴＊3奥脇透＊3小松裕＊3土肥美智子＊3先崎陽子＊3川口澄＊3桑原亜紀＊3赤間高雄＊4松原正男＊2,3＊1えだがわ眼科クリニック＊2東京女子医科大学東医療センター眼科＊3国立スポーツ科学センター＊4早稲田大学スポーツ科学学術院VisualAcuityandVisualAcuityCorrectionMethodinRepresentativeandCandidatePlayersintheLondonOlympicsHiroshiEdagawa1,2,3）,TakashiKawahara3）,TouruOkuwaki3）,HiroshiKomatsu3）,MichikoDoi3）,YokoSenzaki3）,MasumiKawaguchi3）,AkiKuwabara3）,TakaoAkama4）andMasaoMatsubara2,3）1）EdagawaEyeClinic,2）DepartmentofOphthalmology,TokyoWomens’MedicalUniversityMedicalCenterEast,3）JapanInstituteofSportsSciences,4）FacultyofSportScience,WasedaUniversityロンドンオリンピックにおける31競技種目の代表選手294人と候補選手876人の視力測定と矯正方法について聞き取り調査を行った．視力は競技時と同様の矯正状態で片眼と両眼の遠方視力を測定した．その結果，1）競技群別の分析では，単眼視力・両眼視力・非矯正眼視力・矯正眼視力と矯正方法は競技群間で有意な差があった（p＜0.05）．競技群で視力と視力矯正方法が違っていたのは，競技特性が関係していると考えられた．2）代表選手群と候補選手群の分析では，単眼視力・両眼視力・非矯正眼視力・矯正眼視力と矯正方法は代表選手群と候補選手群で有意な差があった（p＜0.05）．代表選手群と候補選手群の視力と視力矯正方法が違っていたのは，代表選手群と候補選手群のスポーツ環境の違いによるものと考えられた．Visualacuitytestingandinterviewsastovisualacuitycorrectionmethodwereconductedin294representa-tiveplayersand876candidateplayersof31kindsofsportingeventsintheLondonOlympics.Corrected,unilateralandbilateraldistantvisualacuityweremeasuredinasamestateduringplay.Theanalysisresultswereasfol-lows：1.Analysisofathleticeventgroupsdisclosedsigni.cantdi.erencesamongthemregardingmonocular,binoc-ular,non-correctedandcorrectedvisualacuity,andvisualcorrectionmethod（p＜0.05）.Itwasconsideredthatthecharacteristicsoftheparticularsportswererelatedtothedi.erencesincorrectedvisualacuityandcorrectionmethod.2.Analysisoftherepresentativeplayersgroupandthecandidateplayersgroupshowedsigni.cantdi.erencesbetweenthemregardingmonocular,binocular,non-correctedandcorrectedvisualacuity,andcorrec-tionmethod（p＜0.05）.Thesedi.erenceswereprobablyduetothedi.eringsportenvironments.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）34（6）：903.908,2017〕Keywords：視力，アスリート，オリンピック，スポーツ．visualacuity,athletes,Olympicgames,sport.はじめに以前筆者らは，国立スポーツ科学センターでメディカルチェックを受けたトップアスリートの視力と視力矯正の実態を調査した1.3）．その結果，わが国のトップアスリートの視力は良好だが競技群によって異なること，視力矯正方法は競技特性によって異なることを報告した．しかしながら，これまで分析したトップアスリートの競技レベルは競技団体推薦から日本代表までさまざまだったことから，競技レベルによる視力や視力矯正の状況についてはわからなかった．今回筆者らはロンドンオリンピックに推薦された選手を対象とし〔別刷請求先〕枝川宏：〒153-0065東京都目黒区中町1-25-12ロワイヤル目黒1Fえだがわ眼科クリニックReprintrequests：HiroshiEdagawa,M.D.,EdagawaEyeClinic,RowaiyaruMeguro1F,1-25-12Nakacho,Meguro-ku,Tokyo153-0065,JAPANて，実際にオリンピックに出場した代表選手群（代表群と略）と推薦はされたが出場できなかった候補選手群（候補群と略）に分類して，比較検討した．I対象および方法対象はロンドンオリンピック31競技種目の代表選手294人と候補選手876人の合計1,170人で，男性は644人で女性は526人，平均年齢は25.0歳だった．代表選手はロンドンオリンピック出場者で競技能力が非常に高い選手たちで，競技成績もわが国ではトップクラスである．候補選手はロンドンオリンピックのために選抜されたがオリンピックに出場ができなかった者で競技能力も代表選手ほどは高くなく，競技成績も代表選手のレベルよりも劣る選手たちである．31競技種目を競技の特性から6競技群に分類した．標的群はライフル射撃など標的を見る競技で4種目94人，代表選手は13人で候補選手は81人だった．格闘技群は柔道など近距離で競技者と対する競技で5種目112人，代表選手は43人で候補選手69人だった．球技群は野球などボールを扱う競技で8種目220人，代表選手は85人で候補選手135人だった．体操群は体操など回転競技が含まれる競技で5種目64人，代表選手は29人で候補選手は35人だった．スピード群は自転車など競技者自身が高速で動く競技で2種目62人，代表選手は17人で候補選手は45人だった．その他群は陸上競技など視力が競技に重大な影響を与えない競技で7種目618人，代表選手は107人で候補選手は511人だった（表1）．調査項目は，視力（単眼視力・両眼視力）と競技中の矯正方法だった．視力測定は競技時に裸眼の者は裸眼で，矯正者は競技時の矯正状態で5m視力表を使用して右眼，左眼，両眼の順序で行った．競技時の視力矯正方法は聞き取り調査で行った．視力の分析は1.0以上，0.9.0.7，0.6.0.3，0.3未満の4段階とした．視力の検定は競技群間ではKruskal-Wallistest，代表群と候補群間はMann-Whitney’sUtest，視力矯正方法はc2検定で行って，5％の有意水準設定で検討した．II結果1.視力の状況視力は左右差を認めなかった．単眼視力2,340眼では1.0以上が79.7％（1,864眼），0.9.0.7は11.2％（262眼），0.6.0.3は6.8％（160眼），0.3未満は2.3％（54眼）だった．代表群と候補群の比較では有意差（p＜0.05）があって，1.0以上の者は代表群が84.7％（498/588眼）で候補群が78.0％（1,366/1,752眼）と，代表群に視力の良い者が多かった（図1）．競技群間の比較では有意差（p＜0.05）があって，1.0以上の者が多かったのは球技群の87.0％（383/440眼）で，少ないのは格闘技群の73.7％（165/224眼）だった（表2）．両眼視力1,170人では1.0以上が90.7％（1,061人）で，0.9.0.7は5.1％（60人），0.6.0.3は4.1％（48人），0.3未満は0.1％（1人）だった．代表群と候補群の比較では有意差（p＜0.05）があって，1.0以上の者は代表群が94.2％（277/294人）で候補群が89.5％（784/876人）と，代表群に視力の良い者が多かった（図2）．競技群間の比較では有意差（p＜0.05）があって，1.0以上の者が多かったのは球技群の97.7％（215/220人）で，少ないのはスピード群の80.6％（50/62人）だった（表3）．2.視力非矯正眼の状況非矯正眼は全体の65.3％（1,528/2,340眼）だった．代表群と候補群の比較では代表群は69.4％（408/508眼）だったが，候補群は63.9％（1,120/1,752眼）と，非矯正眼は代表群に多かった．非矯正眼の視力は1,528眼のなかで1.0以上が77.9％（1,191眼），0.9.0.7は10.3％（157眼），0.6.0.3は8.6％（131眼），0.3未満は3.2％（49眼）だった．代表群と候補群の比較では有意差（p＜0.05）があって，1.0以上の視力の良い者は代表群81.4％（332/408眼）で候補群76.7％（859/1,120眼）と，代表群に視力の良い者が多かった（図表1競技特性の分類1）標的群種目：標的を見ることが必要な種目4種目（94名）代表13名・候補81名アーチェリー・ライフル射撃・クレー射撃・近代五種2）格闘技群種目：近距離で競技者と対する種目5種目（112名）代表43名・候補69名柔道・テコンドー・フェンシング・ボクシング・レスリング3）球技群種目：ボールを扱う必要のある種目8種目（220名）代表85名・候補135名サッカー・水球・卓球・テニス・バドミントン・バレーボール・ホッケー・ビーチバレー4）体操群種目：回転運動が多く含まれる種目5種目（64名）代表29名・候補35名新体操・体操・トランポリン・飛び込み・シンクロナイズドスイミング5）スピード群種目：道具を使用して高速で行う種目2種目（62名）代表17名・候補45名自転車・カヌー6）その他群種目：視力が重大な影響を与えにくい種目7種目（618名）代表107名・候補511名競泳・ウエイトリフティング・セーリング・トライアスロン・ボート・陸上競技・馬術図1代表群と候補群の単眼視力分布■1.0以上■0.9～0.7■0.6～0.3■0.3未満図2代表群と候補群の両眼視力分布■1.0以上■0.9～0.7■0.6～0.3■0.3未満図3代表群と候補群の非矯正視力分布3）．競技群間の比較では有意差（p＜0.05）があって，1.0以上の者が多かったのは標的群の89.2％（107/120眼）で，少ないのは格闘技群（113/154眼）とその他群（549/748眼）の73.4％だった（表4）．3.視力矯正眼と矯正方法の状況視力矯正眼は全体の34.7％（812/2,340眼）だった．代表群と候補群の比較では代表群は30.6％（180/588眼）だったが候補群は36.1％（632/1,756眼）と，矯正眼は候補群に多かった．矯正眼の視力は812眼のなかで1.0以上が83.4％（677眼），0.9.0.7は13.2％（107眼），0.6.0.3は3.0％（24眼），0.3未満は0.5％（4眼）だった．代表群と候補群の比較では有意差（p＜0.05）があって，1.0以上の視力の良い者は代表群93.9％（169/180眼）で候補群80.4％（508/632眼）表2競技群別の単眼視力分布n＝2,340眼1.0以上0.9.0.70.6.0.30.3未満n＝1,864n＝262n＝160n＝54標的群15420122n＝188（81.9％）（10.6％）（6.4％）（1.1％）格闘技群16536203n＝224（73.7％）（16.0％）（8.9％）（1.4％）球技群38343140n＝440（87.0％）（9.8％）（3.2％）体操群1051841n＝128（82.0％）（14.1％）（3.1％）（0.8％）スピード群9210814n＝124（74.2％）（8.1％）（6.4％）（11.3％）その他群96513510234n＝1,236（78.1％）（10.9％）（8.3％）（2.7％）表3競技群別の両眼視力分布n＝1,170人1.0以上0.9.0.70.6.0.30.3未満n＝1,061n＝60n＝48n＝1標的群85630n＝94（90.4％）（6.4％）（3.2％）格闘技群100930n＝112（89.3％）（8.0％）（2.7％）球技群215320n＝220（97.7％）（1.4％）（0.9％）体操群61300n＝64（95.3％）（4.7％）スピード群501110n＝62（80.6％）（1.7％）（17.7％）その他群55038291n＝618（89.0％）（6.1％）（4.7％）（0.2％）表4競技群別の非矯正視力分布n＝1,528眼1.0以上0.9.0.70.6.0.30.3未満n＝1,191n＝157n＝131n＝49標的群1071021n＝120（89.2％）（8.3％）（1.7％）（0.8％）格闘技群11321173n＝154（73.4％）（13.6％）（11.0％）（2.0％）球技群27930130n＝322（86.7％）（9.3％）（4.0％）体操群711241n＝88（80.7％）（13.6％）（4.5％）（1.2％）スピード群727413n＝96（75.0％）（7.3％）（4.2％）（13.5％）その他群549779131n＝748（73.4％）（10.3％）（12.2％）（4.1％）■1.0以上■0.9～0.7■0.6～0.3■0.3未満全体4n＝812眼代表群1n＝180眼候補群4n＝632眼図4代表群と候補群の矯正視力分布■CL■眼鏡■LASIK■Ortho-K全体728148383610166580282010n＝812眼代表群n＝180眼候補群4n＝632眼0％20％40％60％80％100％図5代表群と候補群の視力矯正方法CL：コンタクトレンズ，LASIK：laserinsitukeratomileu-sis,Ortho-K：orthokeratologyと，代表群に視力の良い者が多かった（図4）．球技群間の比較では有意差（p＜0.05）があって，1.0以上の者が多かったのは球技群の89.8％（106/118眼）で，少ないのは格闘技群（50/70眼）とその他群（416/488眼）の71.4％だった（表5）．矯正方法は全体ではCLが89.7％（728眼）でもっとも多く，眼鏡が4.7％（38眼），LASIKは4.4％（36眼），Ortho-Kは1.2％（10眼）だった．代表群と候補群の比較では有意差（p＜0.05）があって，CLを選択していた者は候補群に多かったが，眼鏡・LASIK・Ortho-Kを選択していた者は代表群に多かった（図5）．競技群間の比較では有意差（p＜0.05）があって，すべての群でCLが多かった．眼鏡とLASIKは標的群やスピード群に多く，Ortho-Kは格闘技群で多かった（表6）．III考察以前筆者らは，わが国のトップアスリートの視力は良好だったと報告2,3）したが，今回の視力の結果は前回の報告よりも1.0以上の割合は少なく，0.7未満の割合が多かった．このような結果になったのは，今回の対象者のほうが1.0以上が多い球技群の割合が低かったことと，0.7未満が多いその他群の割合が高かったためである．これは調査対象が前回は夏と冬のオリンピックやアジア大会などの65種目だったの表5競技群別の矯正視力分布n＝812眼1.0以上0.9.0.70.6.0.30.3未満n＝677n＝107n＝24n＝4標的群511250n＝68（75.0％）（17.6％）（7.4％）格闘技群501640n＝70（71.4％）（22.9％）（5.7％）球技群1061110n＝118（89.8％）（9.3％）（0.9％）体操群34600n＝40（85.0％）（15.0％）スピード群20341n＝28（71.4％）（10.7％）（14.3％）（3.6％）その他群41659103n＝488（85.2％）（12.1％）（2.0％）（0.7％）表6競技群別の矯正方法n＝812眼CL眼鏡LASIKOrtho-Kn＝728n＝38n＝36n＝10標的群362480n＝68（52.9％）（35.3％）（11.8％）格闘技群64006n＝70（91.4％）（8.6％）球技群110062n＝118（93.2％）（5.1％）（1.7％）体操群n＝4040（100.0％）000スピード群n＝2824（85.6％）2（7.2％）2（7.2％）0その他群45412202n＝488（93.0％）（2.5％）（4.1％）（0.4％）CL：コンタクトレンズ，LASIK：laserinsitukeratomileusis,Ortho-K：orthokeratologyに対して，今回はロンドンオリンピックでわが国が出場権を獲得した31種目だったことが影響している．今回視力1.0以上の割合は，単眼視力が79.7％で両眼視力は90.7％と，選手の多くは視力が良好だった．しかし，視力0.7以上の割合でみると単眼視力が90.9％で両眼視力は95.8％と，ほとんどの選手は視力0.7以上でプレイしていた．このことから，選手の多くは0.7以上の視力があればプレイに支障はなく，視力をさらに良くする必要性を感じる者が少なかったと考えられる．しかし，現在のところ選手がプレイに支障のない視力で競技能力が十分に発揮できているかについては不明である．過去の実験では競技種目によっては視力0.7未満になると選手の競技能力に低下がみられた4）ことから，視力を1.0以上に向上させると選手の競技能力がさらに発揮できると考えられる．したがって，選手の競技能力を向上させるには，視力を1.0以上に矯正することを勧めたほうが良いであろう．競技群別の視力では，以前報告した結果と同様に標的群・球技群・体操群では1.0以上の選手の割合が多く，格闘技群・スピード群・その他群では0.7未満の選手が多かった（表2）．米国のオリンピック選手の調査でも標的種目や球技種目の選手の視力は良く，格闘技や陸上競技などの選手の視力は悪いといった競技特性による違いがあったと，今回とほぼ同じ結果を報告している5）．標的群の選手は標的を見る必要があること，球技群の選手は不規則に動くボールや対象物に臨機応変に対応する必要があることなどから，視力の良い者が多かったと考えられる．しかし，格闘技群の選手は相手が近距離にいて遠方を見る必要がないこと，スピード群の選手はボールのような不規則に動く目標を見ることがないこと，その他群の選手は視力で試合が左右されることが少ないことから，良い視力は必要がないと思っている可能性がある．代表群と候補群の視力を比較すると，1.0以上の選手は代表群に多く，0.7未満の選手は候補群に多かった（図1）．非矯正視力も1.0以上の選手の割合は代表群に多かったが，0.7未満の選手では候補群のほうが多かった（図3）．非矯正眼でプレイをしている選手は，矯正をしなくても視力が良いか，視力が悪いにもかかわらず矯正をしていなかった者である．0.7未満の選手が候補群で多かったことは，代表群では視力の悪い選手は積極的に視力矯正をしていたけれども，候補群では視力の悪い選手は視力矯正をすることに消極的だったのであろう．矯正視力は矯正が適切であれば1.0以上の視力が期待される．そのため，矯正視力1.0以上が多かった代表群では選手の視力矯正はほぼ適切だったとみなせるが，矯正視力1.0以上が少なかった候補群では矯正が不適切だった選手だけでなく，あえて1.0以上の矯正を希望していなかった選手もいたと思われる（図4）．また，代表群に視力の良い者が多かった別の理由として，スポーツ環境の違いがあげられる．日本オリンピック協会（JOC）のアスリートプログラムではオリンピック強化指定選手の日常の健康と体力を管理するため，定期的に健康診断・体力測定などを実施することと，強化指定選手の強化活動に必要な助言，指導を与えるためのさまざまなスタッフを配置すると決められている．代表群の選手は全員が強化指定されているので，アスリートプログラムによって身体が常に良い状態を保つようにメディカチェックやさまざまなサポートを継続して受けている．そのため視力をチェックする機会も多く，選手自身も視力を良い状態に保つように注意していたと考えられる．しかし，候補群の選手は強化指定選手に指定されない限り，代表選手よりメディカルチェックを受ける頻度は少ない．そのため視力をチェックする機会も自ずと少なく，視力を良い状態に保つ重要性に気づいていなかったことがありうる．競技群別の矯正方法の特徴的な点としては，すべての競技群でCLの使用がもっとも多かったこと，標的群・スピード群・その他群では眼鏡やLASIKの使用が多かったこと，格闘技群ではLASIKはいなかったがOrtho-Kを選択している選手が多かったことがあげられる（表6）．CLの使用が多かったのは，視野を妨げることなく自然に見えることから，多くの競技種目で使いやすいからであろう．標的群・スピード群・その他群で眼鏡やLASIKの使用が多かったのは，標的群の選手にとっては標的を注視する際に瞬きが減少してCLが使いにくいことや，標的を狙う眼に視力矯正用のレンズを使用するからであろう．スピード群の選手にとってはプレイ中に風が眼に当たってCLが乾燥して見づらいためと推測できる．格闘技群でLASIKがいなかったのは接触時に角膜が損傷しやすいことや，相手が近距離にいることから良い視力を求める選手が少なかったからであろう．また，Ortho-Kが多かったのは眼球強度に影響がなく，競技のときに視力矯正用具を使用しなくてよいからであろう．代表群と候補群の視力矯正方法の特徴としては，代表群では競技特性に合わせた矯正方法を選択していた選手が多かったが，一部に競技特性に適した選択をしていなかった選手もいた．また，候補群では多くの選手がCLを使用していたことから，競技特性に合った方法を考慮していた者が少なかったようである（図5）．このように代表群と候補群ともに選手のなかには視力矯正方法について十分に理解していない者がいたようである．選手はそれぞれの矯正方法の利点や欠点を理解して，競技特性に適したより良い矯正方法を選択することが必要である．たとえば，Ortho-Kは矯正効果に個人差があること，視力がやや不安定なところがあること，効果が出るまでに時間を要することなどに注意しなければならないが，競技中に眼鏡やCLを使用しなくてすむだけでなく，角膜強度が低下しないことから水中で行う水球や飛び込みなどの種目や格闘技種目などでも使用が勧められる．LASIKは視力の矯正効果はあるが術後に近視の戻り・不正乱視・まぶしさの増加などが起こる可能性があることや，角膜が薄くなることから眼を直接打撲する可能性のある競技には不向きである．眼鏡は視野が狭く感じる，レンズが曇るなどの欠点はあるが，ボールによる眼外傷が多い球技種目では眼を守るために防護効果のあるスポーツ眼鏡を用いることも良いであろう．今回の結果から，選手の競技力のいっそうの向上を図るには，選手に視力矯正の重要性と競技種目に適した矯正方法をアドバイスすることが必要である．視力（II）．あたらしい眼科32（9）：1363-1367,2015文献4）枝川宏，石垣尚男，真下一策ほか：スポーツ選手におけ1）枝川宏，原直人，川原貴ほか：スポーツ選手の眼にる視力と競技能力．日コレ誌37：34-37,1955関する意識と視機能．臨眼60：1490-1412,20065）LadyDM,KirschenDG,PantallP：Thevisualfunctionof2）枝川宏，川原貴，小松裕ほか：トップアスリートのOlympiclevelathletes-Aninitialreport.EyeContactLens視力．あたらしい眼科29：1168-1171,201237：116-122,20113）枝川宏，川原貴，小松裕ほか：トップアスリートの＊＊＊</p>
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		<title>回折型三重焦点眼内レンズの臨床成績</title>
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		<pubDate>Mon, 30 Jan 2017 15:26:34 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科34（1）：127.131，2017c回折型三重焦点眼内レンズの臨床成績伊東和香子＊1鈴木久晴＊1仲野裕一郎＊1芹澤元子＊1佐藤景子＊1伊藤由紀子＊1高橋浩＊2＊1日本医科大学武蔵小杉病院眼科＊2日 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科34（1）：127.131，2017c回折型三重焦点眼内レンズの臨床成績伊東和香子＊1鈴木久晴＊1仲野裕一郎＊1芹澤元子＊1佐藤景子＊1伊藤由紀子＊1高橋浩＊2＊1日本医科大学武蔵小杉病院眼科＊2日本医科大学眼科学教室ClinicalOutcomesofaTrifocalDi.ractiveIOLWakakoIto1）,HisaharuSuzuki1）,YuichiroNakano1）,MotokoSerizawa1）,KeikoSato1），YukikoIto1）andHiroshiTakahashi2）1）DepartmentofOphthalmologyNipponMedicalSchoolMusashikosugiHospital,2）DepartmentofOphthalmologyNipponMedicalSchool方法：白内障以外眼疾患のない12症例21眼に三重焦点眼内レンズであるFINEVISIONR（角膜乱視1.25D以上にはトーリックタイプ）を挿入した．角膜上方2.4mm経結膜強角膜切開で超音波乳化吸引術を行い，インジェクターを用いた．術後1週間の視力，術後1カ月の視力，焦点深度，コントラスト感度，アンケート評価を行った．結果：裸眼視力平均値は術後1週間で遠方0.03（以下，logMAR），中間0.12，近方0.21，術後1カ月で遠方.0.01，中間0.12，近方0.16，遠方矯正下視力平均値は術後1週間で遠方.0.04，中間0.03，近方0.08，術後1カ月で遠方.0.11，中間0.02，近方0.07だった．焦点深度曲線はすべての加入度数で視力0.1以上，コントラスト感度は正常範囲内だった．アンケートの平均満足度4.5/5，眼鏡装用率0％，高度のハローグレアを訴える症例はなかった．TheFINEVISIONtrifocalintraocularlenswasimplantedin21eyes.Visualacuity（VA）wasassessedat1weekpost-operation（post-op）；VA,defocuscurve,contrastsensitivitymeasurementandasatisfactionquestion-nairewerecarriedoutat1monthpost-op.MeanuncorrectedVA（logMAR）was0.03fordistance,0.12forinter-mediateand0.21fornearat1weekpost-op,and.0.01fordistance,0.12forintermediateand0.16fornearat1monthpost-op.Meandistance-correctedVAwas.0.04fordistance,0.03forintermediateand0.08fornearat1weekpost-op,and.0.11fordistance,0.02forintermediateand0.07fornearat1monthpost-op.Thedefocuscurvewasover0.1atallranges.Contrastsensitivitywaswithinthenormalrange.Averagesatisfactionratewas4.45/5andspectacles-wearingratewas0％.Nopatientscomplainedofseverehaloorglare.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）34（1）：127.131,2017〕Keywords：三重焦点眼内レンズ，回折型眼内レンズ，白内障手術，視力，視機能．trifocalintraocularlens,di.ractiveintraocularlens,cataractsurgery,visualacuity,visualfunction.はじめに近年の白内障手術は屈折矯正術としての役割が大きく，なかでも多焦点眼内レンズ（intraocularlens：IOL）は老視矯正を可能とするため，広く関心を集めている．国内では二重焦点IOLが先進医療として認可されており，さまざまな使用成績が報告されている1.3）が，中間距離の見え方が課題となっていた．これまでも二重焦点IOLを組み合わせることで，中間距離の見え方の質を向上させようとさまざまな方法が試みられてきており，遠方.中間距離に強い屈折型を片眼に，近方距離に強い回折型を僚眼に挿入するMixandMatch法や，左右で異なる焦点距離のレンズを挿入するモノビジョン法などがとられてきた．Lubi.skiら4）の研究ではMixandMatch法では中間距離の視力が術後3カ月に比べ6カ月で有意に上昇を認め，術後の順応に少なくとも半年かかることが示唆されている．また，モノビジョン法においては，伊藤5）によって両眼視機能の低下とそれに伴う眼精疲労や満足度の低下が指摘されており，これらの手法では術後の中枢性順応や両眼視機能の低下が問題となっていた．〔別刷請求先〕伊東和香子：〒211-8533神奈川県川崎市中原区小杉町1-396日本医科大学武蔵小杉病院眼科Reprintrequests：WakakoIto,M.D.,DepartmentofOphthalmologyNipponMedicalSchoolMusashikosugiHospital,1-396Kosugi-cho,Nakahara-ku,KawasakiCity,Kanagawa211-8533,JAPAN図1PhysIOL社のFINEVISIONR（PhysIOL社より提供）MicroFRとPodFRの2タイプがあり，ともに親水性のアクリル素材．そこで中間距離の改善を求めた三重焦点IOLが開発され，海外の論文で良好な成績が報告されている6.11）．三重焦点IOLのなかでも広く使用されているPhysIOL社（ベルギー）のFINEVISIONRは，二つの回折構造を組み合わせることにより，光のエネルギーロスを少なくするとともに，遠方，中間，近方の3点に焦点を合わせることができる．今回筆者らはFINEVISIONRを使用し，術後成績を検討した．I対象および方法白内障以外に眼疾患のない12症例21眼（平均年齢61歳，43.80歳）を対象とした．三重焦点IOLであるFINEVISIONRを使用し，角膜乱視1.000ジオプトリー（D）以下で通常タイプ，1.25D以上でトーリックタイプを選択した．このIOLは親水性のアクリル素材で，MicroFRとPodFRという形状が異なる二つのタイプがある（図1）．MicroFRは全長10.75mm，光学径6.15mm，パワー＋1D.＋35Dの0.5D刻み，PodFRは全長11.40mm，光学径6.0mm，パワー＋6D.＋35Dの0.5D刻みであり，強度近視の症例にも十分対応可能である．また，PodFRにはトーリックタイプもあり，円柱レンズ度数は1.6Dまでの広い範囲をカバーする12）．術式は，角膜上方2.4mmの経結膜強角膜切開で超音波乳化吸引術を行い，インジェクター（スイスMedicel社のAccuject2.0R）を用い，切開創2.4mmからIOLを挿入した．術後1週間の視力，術後1カ月の視力，焦点深度，コントラスト感度および患者アンケート評価を行った．視力は遠方（5m），中間（60cm），近方（33cm）それぞれを裸眼と遠方矯正下で測定した．中間視力は近見視力表（半田屋商店の石原忍撰近見視力表R）にて測定し，視力表示は，中間距離＝視力×60cm/33cmの式で換算した．焦点深度は両眼手術した9症例を対象とし，遠方完全矯正後，＋2D..4Dを0.5D刻みで加入し，両眼の視力を測定した．視力と焦点深度は，それぞれ一度logMAR視力に変換し，平均値として算出した．コントラスト感度は，CSV-1000R（VectorVision社）を用いて遠方矯正下でグレアon，o.の両条件下で測定した．患者アンケートでは，満足度（1：大変不満，2：不満，3：普通，4：満足，5：大変満足），ハローグレアの自覚（.：なし，±：言われてみれば気になる，＋：少し気になる，＋＋：気になる，＋＋＋：大変気になる）をスケールで評価し，また眼鏡装用の有無も調査した．なお，このIOLは日本国内では認可されていないレンズであるため，今回の研究を実施するにあたり日本医科大学武蔵小杉病院倫理審査委員会より使用の承認を受けた．また，被験者に対してはこのIOLに関して十分な説明をしたうえで事前に同意を得て，手術，調査を実施した．II結果挿入したIOLの内訳は，MicroFR：8人14眼，PodFR：3人5眼，PodFToricR：1人2眼であった．それぞれのIOLを使用した被験者の術前矯正視力，屈折（等価球面度数），角膜乱視度数を表1に示す．裸眼視力の平均値は術後1週間（図2）では遠方0.03±0.12logMAR，中間0.12±0.16logMAR，近方0.21±0.17logMAR，術後1カ月（図3）では遠方.0.01±0.09logMAR，中間0.12±0.16logMAR，近方0.16±0.13logMARであった．遠方矯正下視力の平均値は術後1週間（図4）では遠方.0.04±0.05logMAR，中間0.03±0.17logMAR，近方0.08±0.08logMAR，術後1カ月（図5）では遠方.0.11±0.05logMAR，中間0.02±0.09logMAR，近方0.07±0.08logMARであった．3種類のIOLごとの術後視力（裸眼，遠方矯正下），屈折（等価球面度数）について，術後1週間の結果を表2に，1カ月の結果を表3に示す．焦点深度曲線（図6）は，＋1..3.5加入まで視力0.1logMAR以上であり，.2.5D..1.0Dの中間ゾーンでのグラフ変化は認めなかった．コントラスト感度（図7）は60歳以上の健常者の平均値13）と比較し，正常範囲であった．患者アンケート結果（n＝11人，途中脱落1人）は，平均満足度は4.45，眼鏡装用率は0％であった．ハローグレアの自覚は，「なし」.「少し気になる」の回答のみで（.：5人，±：3人，＋：3人），「気になる」「かなり気になる」との回答はなかった．III考察術後1週間，1カ月とも裸眼視力は0.0logMAR前後の良好な値であったが，中間・近方距離は0.1logMAR以上と，遠方視力に比べて低値であった．海外の報告では，遠方表1術前矯正視力，屈折，角膜乱視度数平均値±標準偏差MicroFR（n＝14）PodFR（n＝5）PodFToricR（n＝2）矯正視力（logMAR）0.46±0.540.17±0.190.42±0.38屈折（等価球面度数：D）0.25±2.37.9.95±5.10.10.43±2.73角膜乱視（D）.0.49±0.21.0.84±0.36..1.36±0.09視力（logMAR）視力（logMAR）0.30.20.100.30.2－0.2遠方中間近方図2裸眼視力（術後1週間）（）は少数視力，エラーバーは標準偏差を示す．遠図3裸眼視力（術後1カ月）方は5m，中間は60cm，近方は33cmの距離を示す．（）は少数視力，エラーバーは標準偏差を示す．遠方は5m，中間は60cm，近方は33cmの距離を示す．0.50.5遠方中間近方視力（logMAR）0.40.30.20.10－0.1視力（logMAR）0.40.30.20.10－0.1－0.2－0.2遠方中間近方遠方中間近方図4遠方矯正下視力（術後1週間）図5遠方矯正下視力（術後1カ月）（）は少数視力，エラーバーは標準偏差を示す．遠（）は少数視力，エラーバーは標準偏差を示す．遠方は5m，中間は60cm，近方は33cmの距離を示す．.近方すべてで0.1logMAR以下の良好な裸眼視力を得られていたものもあるが6），Marquesら7）の研究では，遠方平均0.00logMAR，中間0.02logMARに対し近方0.20logMAR，Jonkerら8）の研究では，遠方平均0.01logMARに対し中間0.32logMAR，近方0.15logMARと報告されており，本報告と同様，遠方に比べ中間・近方で術後裸眼視力が低い結果となっていたものもあった．FINEVISIONRでは瞳孔径が3mmのとき，光エネルギーは遠方42％，中間15％，近方29％に分散されることがGatinelら9）によって示されており，瞳孔径によって光のエネルギー配分が変化する際，中間・近方は遠方に比べて振り分けられるエネルギー量が少ないため，0.1logMAR以上の視力が得られなかったと考えられる．ただし，焦点深度曲線では.2.5D..1.0Dの中間ゾーンにおいても，0.1logMAR以上の視力を保てていた．この結果が，患者アンケートの満足度の高さや眼鏡装用率0％へつながっていると考えられる．Cochenerら6）の報告でも，焦点深度曲線では0..3DまでlogMAR視力0.1以（129）方は5m，中間は60cm，近方は33cmの距離を示す．上を示していた．近方＋3.0加入の二重焦点レンズ（AcrysofIQRestorR）とFINEVISIONRの術後視機能を比較したJonkerら8）によると，遠方（0D），近方（.2.5D）においてはAcrysofIQRestorR，FINEVISIONRともに0.0logMAR以上の良好な焦点深度を保っていたものの，中間距離（.1.0D）ではAcrysofIQRestorRで0.2logMAR以下，FINEVISIONRで0.1logMAR以上と，FINEVISIONRのほうが有意に良好な焦点深度を示しており，術後の満足度の高さに寄与していると考えられる．また，わが国での回折型二重焦点レンズの使用報告でも，中間距離での焦点深度曲線の落ち込みが認められているが1,3），本研究では中間距離でも良好な焦点深度を保てていた．遠方矯正下視力も裸眼視力と同様，術後1週間，1カ月ともに遠方は0.0logMAR以下，中間・近方距離は0.0logMAR以上と遠方に比べ中間・近方距離では低値を示した．FINEVISIONMicroFRと，FINEVISIONRと同様の回折型三重焦点眼内レンズであるZEISS社のATLISAtriあたらしい眼科Vol.34，No.1，2017129表2術後1週間視力，屈折平均値±標準偏差MicroFR（n＝14）PodFR（n＝5）PodFToricR（n＝2）裸眼視力（logMAR）遠方0.06±0.13.0.01±0.10.0.03±0.05中間0.10±0.160.13±0.190.20±0.08近方0.24±0.200.16±0.090.12±0.04遠方矯正下視力（logMAR）遠方.0.04±0.04.0.04±0.07.0.03±0.05中間0.07±0.190.00±0.110.20±0.08近方0.12±0.070.07±0.100.12±0.04屈折（等価球面度数：D）.0.22±0.50.0.01±0.320.25±0.35平均値±標準偏差MicroFR（n＝14）PodFR（n＝5）PodFToricR（n＝2）裸眼視力（logMAR）遠方.0.07±0.10.00±0.16.0.12±0.06中間0.16±0.160.02±0.100.08±0.06近方0.14±0.110.26±0.170.12±0.04遠方矯正下視力（logMAR）遠方.0.07±0.05.0.08±0.06.0.12±0.06中間0.07±0.100.03±0.080.08±0.06近方0.09±0.070.12±0.100.09±0.00屈折（等価球面度数：D）0.54±0.76.0.17±0.280.00±0.00（1.35）（1.06）n＝90.00－0.20.05－0.100.10図6焦点深度曲線視力（logMAR）コントラスト域値0.10.150.20.200.30.40.50.250.300.60.70.350.8付加球面度数（Ｄ）0.406.342.51.610.7＋1..3.5加入まで視力0.1logMAR以上であり，.2.5D..1.0Dの中間ゾーンでのグラフ変化は認めなかった．（）は少数視力，エラーバーは標準偏差を示す．839MPRを比較したMarquesら10）によると，裸眼視力は差が出なかったものの，遠方矯正下の中間，近方視力においてはMicroFRのほうが高い結果を示したと報告されている．また，Cochenerら6）によると，中間・近方視力は遠方矯正下でも裸眼と同等の視力を示したと報告されている．術後遠方矯正眼鏡を使用した際にも，良好な中間，近方視力が得られるものと考えられる．コントラスト感度はグレアon，o.どちらの状況下でも，全周波領域において正常範囲内であった．佐藤ら13）によっ図7コントラスト感度グレアon,o.両条件下ともに，正常範囲内であった．灰色部分は正常範囲を示す．て示された60歳以上の健常者の平均値と比較して，大差のない結果となった．従来の回折型多焦点IOL挿入後の不満の要因として，光を分散する構造上生じやすいコントラスト感度の低下が指摘されていたが14），今回は良好な結果となっており，光エネルギーの適切な分配によると考えられる．しかし前出のJonkerら8）の報告では二重焦点レンズに比べFINEVISIONRでコントラスト感度が劣る結果となっていた．また，Marquesら7）によると明所視より薄明視でコントラスト感度の低下が認められている．日常生活では低.中コントラスト状況下での視力も必要であり，術後の良好なコントラスト感度は患者満足度の高さに関係していると考察され，薄暮下での比較などさらなる検討が求められる．患者アンケートの満足度は4.6/5と非常に高く，不満症例はなかった．また，重篤なハローグレアを訴える症例もなかった．FINEVISIONRでは4.5mmの瞳孔径において，中間距離への光エネルギーの振り分けが9％まで抑えられ，このため夜間のハローグレアが低減することが示されており9），光エネルギーの配分を最適化することで薄暗い状況下でも良好な見え方が確保できていると考えられる．Marquesら7）もFINEVISIONR挿入眼の術後1年までの追跡調査で，視力やコントラスト感度，グレアテストなどにおいて術直後との有意な変化はなかったと報告しているが，一方，Cochenerら6）の報告では，FINEVISIONR挿入後1年の患者のうち31％がグレアを，40％が残像効果を，49％がハローを訴え，80％が夜間の運転の際に支障があることが示されている．また，眼鏡装用率についても，同報告では，術後1年で4％の症例で遠用.中間距離の眼鏡を，20％の症例で近用眼鏡を必要としたとされている．今回の調査では術後1カ月の眼鏡装用率は0％であったが，今後より多くの症例で長期間にわたっての検討が望まれる．またRuiz-Alcocerら11）はFINEVISIONRは瞳孔径の大きな症例でより遠方視機能がよかったものの，ATLISAtri839MPR（ZEISS社）はより瞳孔径の影響を受けにくく，近方・中間距離に強かったと報告しており，今後瞳孔径にも着目し調査を進めていく必要がある．FINEVISIONRは，遠方に比べ中間近方視力は低下するものの，眼鏡を必要としない良好な裸眼視力を得ることができ，患者の満足度も非常に高かった．老視治療に有効な眼内レンズであると考えられ，またレンズラインナップから強度近視や角膜乱視の症例であっても十分対応できると考えられるが，今後さらなる症例検討の必要がある．文献1）ビッセン宮島弘子，林研，平沢学ほか：着色非球面＋2.5D近方加入多焦点眼内レンズSN6AD2（SV25T0）の臨床試験成績．日眼会誌119：511-520,20152）ビッセン宮島弘子，吉野真未，平沢学，ほか：テクニスR1ピース回折型多焦点眼内レンズ挿入後1年の成績．あたらしい眼科32：894-897,20153）中村邦彦，ビッセン宮島弘子，林研ほか：着色非球面多焦点乱視矯正眼内レンズ（SND1T4,SND1T5,SND1T6）の白内障摘出眼を対象とした臨床試験成績．日眼会誌119：7-15,20154）Lubi.skiW,Podboraczy.ska-JodkoK,Gronkowska-Sera-.nJetal：VisualoutcomethreeandsixmonthsafterimplantationofAcri.LISA366Dlenses.KlinOczna113：209-215,20135）伊藤美佐絵：眼内レンズによるモノビジョン法．眼科グラフィック4：494-499,20056）CochenerB,VryghemJ,RozotPetal：Clinicaloutcomeswithatrifocalintraocularlens：amulticenterstudy.JRefractSurg30：762-768,20147）MarquesJP,RosaAM,QuenderaBetal：Quantitativeevaluationofvisualfunction12monthsafterbilateralimplantationofadi.ractivetrifocalIOL.EurJOphthal-mol25：516-524,20158）JonkerSM,BauerNJ,MakhotkinaNYetal：Comparisonofatrifocalintraocularlenswitha＋3.0DbifocalIOL：Resultsofaprospectiverandomizedclinicaltrial.JCata-ractRefractSurg41：1631-1640,20159）GatinelD,PagnoulleC,HoubrechtsYetal：Designandquali.cationofadi.ractivetrifocalopticalpro.leforintraocularlenses.JCataractRefractSurg37：2060-2067,201110）MarquesEF,FerreiraTB：Comparisonofvisualout-comesof2di.ractivetrifocalintraocularlenses.JCataractRefractSurg41：354-363,201511）Ruiz-AlcocerJ,Madrid-CostaD,Garcia-LazaroSetal：Opticalperformanceoftwonewtrifocalintraocularlens-es：through-focusmodulationtransferfunctionandin.u-enceofpupilsize.ClinExperimentOphthalmol42：271-276,201412）鈴木久晴：三重焦点眼内レンズ．IOL＆RS29：524-527,201513）佐藤宏，代田幸彦，川島千鶴子ほか：新しいコントラストグレアテスターの臨床応用─後発白内障切開前後の比較─．IOL＆RS14：148-153,200014）ビッセン宮島弘子，吉野真未，大木伸一ほか：回折型多焦点眼内レンズ挿入後不満例の検討．あたらしい眼科30：1629-1632,2013＊＊＊</p>
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		<title>山名眼科医院を受診中の1型糖尿病患者の網膜症</title>
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		<pubDate>Sat, 30 Jan 2016 15:20:16 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[《第20回日本糖尿病眼学会原著》あたらしい眼科33（1）：103.109，2016c山名眼科医院を受診中の1型糖尿病患者の網膜症山名泰生＊1髙嶋雄二＊1松尾雅子＊1合屋慶太＊2＊1山名眼科医院＊2こやのせ眼科クリニックR [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《第20回日本糖尿病眼学会原著》あたらしい眼科33（1）：103.109，2016c山名眼科医院を受診中の1型糖尿病患者の網膜症山名泰生＊1髙嶋雄二＊1松尾雅子＊1合屋慶太＊2＊1山名眼科医院＊2こやのせ眼科クリニックRetinopathyinType-1DiabetesYasuoYamana1）,YujiTakashima1）,MasakoMatsuo1）andKeitaGoya2）1）YamanaEyeClinic,2）KoyanoseEyeClinic平成25年度に当院を受診した1型糖尿病患者は35人．総患者の0.4％で，全糖尿病患者の2％であった．15歳以下の1型発症が40％，16歳以上発症が60％（16.35歳発症29％，36歳以上発症31％）であった．罹病期間別の糖尿病網膜症の有病率は，15年未満では17％，15.34年で69％，35年以上で90％であり，罹病期間が長いほど有病率は高かった．1型糖尿病患者の半数以上で現在のHbA1Cは8.0％以上であった．当院受診中の1型では，15歳以下発症群では罹病期間が長く，網膜症の有病率も高く，増殖網膜症もみられるが，視力は良好な症例も多かったことから早期からの眼科の介入が重要である．Wereport35casesofType-1diabetespresentingretinopathyseenatourclinicsince2013.TheincidenceofType-1diabeteswas0.4％ofalltreatedcaseswithretinopathyand2％ofallwithdiabetes（Type-1andType-2）.Ofthese35cases,14（40％）developedType-1diabetesat15yearsoryoungerand21（60％）developedthediseaseat16yearsorolder.Theprevalenceofdiabeticretinopathyperdiseasedurationwas17％of9casesatlessthan15years,69％of16casesatbetween15and34years,and90％of10casesatmorethan35years.TheprevalenceofretinopathyincreasedwithincreasingType-1diabetesduration.Inmorethanhalfthecases,HbA1Cwasmorethan8％.Althoughvisualacuitywasgenerallystable,thisseriesof35casesinourrecentexperienceofType-1diabetespresentedanunusuallyhighincidencerateofdiabeticretinopathy,suggestingtheimportanceofophthalmologicalinterventionfromanearlystage.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）33（1）：103.109,2016〕Keywords：1型糖尿病，糖尿病網膜症，視力，罹病期間，有病率．Type1diabetes,diabeticretinopathy,visualacuity,diseaseduration,prevalencerate.はじめに1型糖尿病（以下，1型）は2型糖尿病（以下，2型）と同じ高血糖の病態を示すが，自己免疫性疾患などが原因とされる．日本人の糖尿病は95％が2型であり，1型は発症頻度が低いために眼科医が1型患者に接する機会は多くはなかった．しかし，最近は小児期に発症した成人の1型患者のみでなく，成人して発症した1型患者も外来で診療する機会が増えてきた．日本臨床内科医会は1997年に行った調査で，糖尿病網膜症の有病率について2型は23％，1型は29％であったと報告している1）．今回は山名眼科医院（以下，当院）を受診中の1型患者の病状を把握するために診療記録を調査し，視機能と糖尿病網膜症（diabeticretinopathy：DR）の状態を発症年齢や罹病期間などで比較検討した．I対象および方法平成25年に当院を受診した糖尿病患者1,485名のうち，内科もしくは小児科で1型と診断されて治療中の患者35名を対象に調査した．年齢は17.89歳であった．当院受診中の糖尿病患者における1型患者率は2％であった．また総患者数における1型の患者率は0.4％であった．II結果1.当院受診中の1型患者の概要平成25年に当院受診時の年齢は17.20歳未満1名，20〔別刷請求先〕山名泰生：〒809-0022福岡県中間市鍋山町13-5山名眼科医院Reprintrequests：YasuoYamana,M.D.,Ph.D.,YamanaEyeClinic,13-5Nabeyama-machi,Nakama,Fukuoka809-0022,JAPAN0910-1810/16/\100/頁/JCOPY（103）103.29歳2名，30.39歳4名，40.49歳8名，50.59歳9名，60.69歳8名，70.79歳2名，80歳以上1名であった．発症年齢は1.71歳で，発症年齢を15歳以下，16.35歳，36歳以上に分けるとそれぞれ14名（40％），10名（29％）11名（31％）であった．25％20％20％14％15％11％11％10％9％9％9％6％6％6％5％0％罹病期間は，5年未満3名（9％），5.9年2名（6％），10.14年4名（11％），15.19年7名（20％），20.24年3名（9％），25.29年2名（6％），30.34年4名（11％），35.39年5名（14％），40.44年2名（6％），45年以上3名（9％）であった（図1）．発症年齢を小児期（15歳以下）発症群，若年期（16.35歳）発症群，壮年期以降（36歳以降）発症群の3群に分け，罹病期間を罹病短期群（15年未満群），中期群（15.34年群），長期群（35年以上群）の3群に分類した．今回の全症例35例を発症期別に表1.表3に示した．全症例の現在の網膜症（DR）病期の内訳は無網膜症（nondiabeticretinopathy：NDR）27眼（39％），単純網膜症（simplediabeticretinopathy：SDR）15眼（21％），増殖前網膜症（preproliferativediabeticretinopathy：PPDR）18眼（26％），増殖網膜症（proliferativediabeticretinopathy：PDR）10眼（14％）であった．2.発症年齢群および罹病期間群別の網膜症病期発症年齢群別のDR病期は，小児期発症群ではPDRの割図11型糖尿病患者の5年区切りの罹病期間合が36％と多く，若年期発症群ではPPDRの割合が40％，表1小児期発症症例一覧（n＝14）症例No性別年齢発症年齢罹病期間右眼視力左眼視力右網膜症左網膜症HbA1C1男21歳1歳20年0.3（1.0）0.3（1.0）NDRNDR8.5％2男17歳3歳14年0.4（1.5）0.4（1.5）NDRNDR8.3％3男51歳4歳47年1.0（1.5）0.6（1.5）PPDRPPDR7.8％4女53歳6歳47年0.5（0.8）0.7（0.9）PDRPDR7.9％5女26歳9歳17年0.09（1.2）0.09（1.2）SDRNDR9.7％6女49歳10歳39年0.09（1.2）0.1（1.0）NDRNDR8.8％7男51歳10歳41年0.09（1.0）0.08（1.5）SDRSDR7.6％8女38歳10歳28年0.03（1.2）0.03（1.0）SDRSDR10.1％9男46歳11歳35年0.4（1.2）1.0（1.2）PDRPDR7.6％10男46歳13歳33年0.2（1.0）0.3（1.2）NDRNDR8.4％11女50歳13歳37年1.5（n.c.）0.8（1.2）PPDRPPDR8.1％12男45歳13歳32年0.6（0.8）0.6（0.7）PDRPDR9.0％13女58歳14歳44年光覚なし0.02（0.03）PDRPDR7.2％14女63歳15歳48年0.7（1.0）0.7（1.2）PDRPDR6.3％表2若年期発症症例一覧（n＝10）症例No性別年齢発症年齢罹病期間右眼視力左眼視力右網膜症左網膜症HbA1C15161718192021222324女女男女女男男女男男52歳35歳60歳44歳40歳39歳47歳37歳64歳54歳19歳20歳21歳23歳25歳26歳27歳28歳34歳35歳33年15年39年21年15年13年20年9年30年19年0.1（1.0）0.6（1.0）0.06（0.7）0.06（0.3）0.3（1.0）0.3（1.2）0.8（1.2）0.9（1.5）0.08（1.2）0.1（n.c.）0.1（1.5）0.1（1.2）0.3（1.0）0.5（1.0）1.5（n.c.）0.7（0.9）0.1（0.3）0.4（0.8）0.6（0.9）1.0（1.5）PPDRPPDRPPDRSDRNDRNDRSDRNDRSDRPPDRPPDRPPDRPPDRSDRNDRNDRSDRNDRSDRPPDR7.4％6.5％10.7％6.6％5.6％7.8％12.9％9.3％9.2％6.3％104あたらしい眼科Vol.33，No.1，2016（104）表3壮年期発症症例一覧（n＝13）症例No性別年齢発症年齢罹病期間右眼視力左眼視力右網膜症左網膜症HbA1C25女55歳36歳19年0.09（0.4）0.4（1.2）NDRSDR9.9％26男66歳37歳29年0.6（1.0）0.5（0.9）PPDRPPDR9.7％27男44歳39歳5年0.8（0.9）0.9（1.0）NDRNDR12.0％28女59歳42歳17年0.4（1.5）1.5（n.c.）NDRNDR7.4％29男62歳46歳16年0.06（n.c.）0.04（n.c.）PPDRPPDR8.6％30女89歳51歳38年0.2（0.8）0.3（0.8）PPDRPPDR7.3％31女60歳56歳4年0.4（0.7）0.2（0.6）NDRNDR9.8％32女69歳57歳12年0.1（0.6）0.1（1.2）NDRSDR8.4％33女63歳59歳4年0.9（1.2）1.5（n.c.）NDRNDR6.0％34男79歳65歳14年0.6（1.0）0.1（0.2）SDRSDR6.9％35女73歳71歳2年0.6（0.9）0.5（1.0）NDRNDR7.3％■NDR■SDR■PPDR■PDR100%90%80%70%60%50%40%30%20%10%0%36%40%27%18%14%18%30%55%32%30%小児期若年期壮年期以降（n＝14）（n＝10）（n＝11）図2発症年齢群別の糖尿病網膜症の病期発症年齢は小児期（15歳以下）発症群，若年期（16.35歳）発症群，壮年期以降（36歳以降）発症群の3群に分けた．壮年期以降発症群ではNDRの割合が55％と多かった．また，小児期発症群でのみPDRがみられた（図2）．また，罹病期間群別をみると，短期群ではNDRが83％，中期群ではNDR，SDR，PPDRが31％，長期群ではPPDRとPDRが40％と多く，PDRの症例は中期群と長期群でみられた（図3）．小児期発症群での糖尿病発症年齢とDRの関係は，NDRは1.13歳で平均7歳．有DRは4.15歳までで平均10歳（SDRは平均10歳，PPDRは平均8歳，PDRは平均12歳）であった．罹病期間とDRの有無との関係は，NDRの罹病年数は罹病14.41年で平均27年，有DRは17.48年で平均38年（SDRは17.28年で平均29年，PPDRでは37.47年で平均42年，PDRでは32.48年で平均41年）であった．若年期発症群の罹病期間とDRの有無との関係は，NDRの罹病年数は罹病9.15年で平均12年，有DRは15.39年で平均25年（SDRは20.30年で平均24年，PPDRでは15.39年で平均27年）であった．壮年期以降発症群の罹病期間とDRの有無との関係は，NDRの罹病年数は罹病2.17年で平均6年，有DRは12.（105）■NDR■SDR■PPDR■PDR100%90%80%70%60%50%40%30%20%10%0%17%6%40%31%83%31%40%31%10%10%短期群中期群長期群（n＝18）（n＝32）（n＝20）図3罹病期間群別の糖尿病網膜症の病期罹病期間は罹病短期群（15年未満群），中期群（15.34年群），長期群（35年以上群）の3群に分類した．38年で平均21年（SDRは12.19年で平均15年，PPDRでは16.38年で平均28年）であった．表4に示したように，PDRを発症している10眼の1型発症は小児期であり，罹病期間は30年以上と長期であった．10眼のうち6眼は，当院初診時にすでにPDRを発症していた，また1例2眼を除き矯正視力0.7以上を保っていた．3.発症年齢群および罹病期間群別の視力，HbA1C，低血糖の有無，その他の合併症発症年齢群別の現在の矯正視力を矯正視力0.1未満，0.1.0.6，0.7.0.9，1.0以上に分類すると，小児期および若年期発症群では矯正視力1.0以上が70％以上，壮年期以降発症群でも45％が矯正視力1.0以上であった．罹病期間群別にみても，矯正視力1.0以上は，短期群31％，中期群66％，長期群70％と安定した視力を保っている（表5）．また，矯正視力0.1以下の4眼の視力不良の原因は，PDR（2眼）と糖尿病黄斑症（2眼）であった．発症年齢群別に現在のHbA1C値をみると，小児期および壮年期以降発症群でHbA1C8.0以上の割合が57％，55％と多く，若年期発症群では，HbA1C7.0未満と8.0以上の割合がそれぞれ40％であった．罹病期間群別では，短期群と中あたらしい眼科Vol.33，No.1，2016105表4増殖糖尿病網膜症を発症した症例一覧症例氏名性別年齢発症年齢罹病期間現在（両眼）現在視力初診時（両眼）硝子体手術手術年齢備考RV＝0.5平成16年に左）硝子体出血を起こし，K病院を紹介．1T.T女53歳6歳47年PDR（0.8）LV＝0.7（0.9）SDRH27.1.6左）硝子体手術39歳血糖コントロール不良気味であったため，全身状態が落ち着いてから，硝子体手術を施行．平成25年5月，右）硝子体出血平成6年に受診後，平成21年まで受RV＝0.4診なし．9F.M男46歳11歳35年PDR（1.2）LV＝1.0（1.2）SDRH24.11.13右）硝子体手術44歳平成21年に再受診でSDRであったが，FAG後，中間周辺部に新生血管の形成がみられ，網膜光凝固を施行．H21.6.16PDR（41歳）RV＝0.6H16.1.2712K.M男45歳13歳32年PDR（0.8）LV＝0.6PDR右）硝子体手術H26.7.135歳初診時よりPDR（34歳）（0.7）左）硝子体手術初診時（48歳）よりPDR13H.Y女58歳14歳44年PDRRV＝I.p（-）LV＝0.02（0.03）PDRS60年両）硝子体手術29歳S59眼底出血を起こした．S602箇所の大学病院にて両）硝子体手術右）眼球癆14K.F女63歳15歳48年PDRRV＝0.7（1.0）LV＝0.7（1.2）PDRH17右）硝子体手術55歳K病院からI眼科へ．硝子体出血発症．本人が不安を感じ，当院紹介された．硝子体手術のため，大学病院を紹介．表5発症年齢群および罹病期間群別の矯正視力の比較矯正視力発症年齢罹病期間小児期群若年期群壮年期群短期群中期群長期群0.1未満2眼（7％）0眼（0％）2眼（9％）0眼（0％）2眼（6％）2眼（10％）0.1.0.60眼（0％）2眼（10％）4眼（18％）3眼（17％）3眼（9％）0眼（0％）0.7.0.94眼（14％）4眼（20％）6眼（27％）4眼（22％）6眼（19％）4眼（20％）1.0以上22眼（79％）14眼（70％）10眼（45％）11眼（61％）21眼（66％）12眼（70％）矯正視力0.1以下の4眼の視力不良の原因は，PDR（2眼）と糖尿病黄斑症（2眼）であった．期群ではHbA1C8.0以上が56％，63％と多いが，長期群になるとHbA1C7.0.7.9％の割合が60％と多かった（表6）．最近の低血糖をかなりある（以下，「ある」）とほとんどない（以下，「ない」），不明の3つに分けると，発症年齢群別では，小児期および若年期発症群では「ある」の割合が50％以上であったが，壮年期以降発症群では「ある」と「ない」の割合は同じ36％であった．罹病期間群別では短期群と長期群では「ある」が44％，90％，中期群では「ない」の割合が38％と多かった（表7）．発症年齢群別および罹病期間群別の白内障手術施行の有無，硝子体手術施行の有無，糖尿病黄斑症発症の有無につい106あたらしい眼科Vol.33，No.1，2016ては表8に，各群別のその他の眼症状の発症については表9に示した．4.小児期発症群で罹病期間は長期であるにもかかわらず視力良好な症例小児期発症群（表1）の症例6は，10歳で発症し罹病39年の女性で，NDRである．33歳のとき（平成9年）に片眼の白内障手術を施行し，48歳（平成24年）で僚眼の手術を施行した．本症例は筆者（Y.Y.）も眼科医として参加していた第9回福岡小児糖尿病キャンプで14歳のときに眼底検査で一過性に網膜に出血斑を認めたが，その1カ月後再度眼底検査したときには出血斑は消失していた．以後現在までDR（106）表6発症年齢群および罹病期間群別のHbA1C値の比較HbA1C発症年齢罹病期間小児期群若年期群壮年期群短期群中期群長期群7.0％未満7％40％18％22％25％10％7.0.7.9％36％20％27％22％13％60％8.0％以上57％40％55％56％63％30％表7発症年齢群および罹病期間群別の低血糖の有無低血糖発症年齢群罹病期間群小児期群若年期群壮年期群短期群中期群長期群ある57％50％36％45％25％90％ない21％30％36％33％38％10％不明21％20％27％22％38％0％は認めていない．矯正視力は左右1.2と1.0である．症例9は，11歳で発症し罹病35年の男性で，28歳時（平成7年）にはSDRであったが，41歳（平成20年）で再来したときに，蛍光眼底造影検査でPDRであることがわかり汎網膜光凝固術を施行した．その1年後に右眼に硝子体出血を起こして硝子体手術を施行した症例であり，矯正視力は左右とも1.2である．III考察Kleinら2）は1型のDRの有病率は71％であると報告した．1型を25年間追跡してChatruvediら3）は15.60歳の1型患者を7年観察した結果としてDRの発症は56％で，リスクが高いと報告している．また近年小児期発症の1型については増加していることも報告されている4）．わが国での1型の発症割合は糖尿病患者の5％と言われているが，当院を受診中の1型患者の割合は2％と低かった．1型患者はインスリン注射が不可欠であるために，かかりつけ医よりも総合病院の小児科や内科，眼科を受診していることから，単科の診療所である当院への受診率が低いことによると推定される．わが国での小児期発症症例について，樋上5）は東京女子医大の1型糖尿病123名について10年間追跡調査し，HbA1C（JDS）が9％以上であるとDRを発症しやすく，8％以下であるとDR発症は少ないこと，性別では男性では12歳未満発症，女性では9歳未満発症ではDR発症は少ないこと，また25歳を超えた時点でDRを認めないと10年後にもDRの発症が少ないこと，罹病年数については15年でDR発症は40％，PDRの発症は6％であったと報告した．1型受診患者の現在の年齢は50.59歳でもっとも多かった．発症年齢は3.71歳と幅が広かった．発症期群による（107）表8発症年齢群別および罹病期間群別の白内障手術施行の有無，硝子体手術施行の有無と糖尿病黄斑症発症の有無の割合白内障手術施行の有無施行あり施行なし小児期発症群39％61％若年期発症群35％65％壮年期発症群23％77％罹病短期群6％94％罹病中期群34％66％罹病長期群55％45％硝子体手術施行の有無施行あり施行なし小児期発症群25％75％若年期発症群15％85％壮年期発症群5％95％罹病短期群6％94％罹病中期群16％84％罹病長期群25％75％糖尿病黄斑症の有無発症あり発症なし小児期発症群7％93％若年期発症群15％85％壮年期発症群14％86％罹病短期群0％100％罹病中期群19％81％罹病長期群15％85％患者数と割合は小児期発症群12例，若年期発症群10例，壮年期以降発症群11例であり，それぞれ4割，3割，3割であり，受診患者での発症年齢による差は大きくなかった．罹病期間も2.47年と幅広く，15.19年がもっとも多く，あたらしい眼科Vol.33，No.1，2016107表9発症年齢群別と罹病期間群別のその他の眼症状病名発症年齢群罹病期間群小児期28眼若年期20眼壮年期22眼短期群22眼中期群30眼長期群18眼糖尿病黄斑症2眼（7％）3眼（15％）3眼（14％）0眼6眼（19％）3眼（15％）DME以外の黄斑浮腫1眼（4％）0眼2眼（9％）1眼（6％）2眼（6％）0眼白内障11眼（20％）9眼（23％）20眼（45％）10眼（28％）19眼（30％）11眼（28％）角膜びらん5眼（18％）2眼（10％）0眼0眼2眼（6％）5眼（25％）緑内障・高眼圧症6眼（11％）5眼（13％）3眼（7％）3眼（8％）6眼（9％）5眼（13％）硝子体手術後眼7眼（25％）3眼（15％）1眼（5％）1眼（6％）5眼（16％）5眼（25％）網膜前膜1眼（4％）2眼（10％）0眼0眼2眼（6％）1眼（5％）網膜裂孔0眼0眼1眼（5％）0眼1眼（3％）0眼網脈絡脈萎縮0眼1眼（5％）0眼0眼1眼（3％）0眼網脈静脈閉塞症0眼0眼1眼（5％）1眼（6％）0眼0眼加齢黄斑変性症0眼0眼1眼（5％）1眼（6％）0眼0眼硝子体手術後眼11眼の手術施行の原因は，PDRのため7眼，網脈静脈閉塞症による黄斑部浮腫のため1眼，黄斑前膜のため3眼であった．ついで35.39年にピークがあった（図1）．4歳で発症した51歳の症例と，6歳で発症した53歳の2症例の罹病期間が47年でもっとも長かった．当然のことながら小児期発症患者での罹病期間は長くなっていた（表1）．現在のDR病期を平成25年に当院を受診した2型と比較してみると，2型（n＝2,902眼）ではNDR61％，SDR20％，PPDR11％，PDR7％，不明1％であったので1型では有意にNDRの割合が低く（p＜0.05，c2検定），重症DRの割合が高くなっていた．2型のほうが1型よりもNDRの比率は高く，重症DRの比率は低くなっていたが，2型よりも1型の罹病期間が長いことによるものと推定される．発症年代別のDRの有病率は，小児期発症群と壮年期以降発症群では70％にDRがみられるが，若年期発症群では45％と有病率は低く，DR病期も若くして発症しているほど重症化がみられた（図2）．罹病期間群別でDRの有病率を比較すると，短期群，中期群，長期群では短期群ほど有病率は低く，罹病期間が長くなると有病率は高くなり，とくにPDRは小児期発症群にのみ約4割みられ，罹病年数では短期群ではPDRはなく，中期群と長期群の症例であった（図3）．PDRの症例はいずれも小児期発症群で罹病期間が中期群と長期群の症例であり，光凝固を施行した年齢も20.45歳（罹病年数は40年）までと幅広かった（表4）．矯正視力については1.0以上の症例がもっとも多く，1.0の割合は発症年齢で小児期発症群は8割，若年期発症群では7割，壮年期発症群では半数弱に減少していて，罹病期間では短期群と中期群で6割，長期群では7割であった．小児期発症群では若いうちにDRが進行してしまって視力も不良な一部の症例以外では，重症DRへの進行がなく，病歴が長く108あたらしい眼科Vol.33，No.1，2016なっても視力は良好なままであった（表5）．現在の時点でのHbA1Cは，罹病期間の短期群では約7割が8％以上と不良で，発症年齢別では小児期発症群と壮年期以降発症群で8％以上が5割を超え，若年期発症群では4割であった（表6）．DRの病期とHbA1Cの良好不良との間にも，また低血糖の有無との間にも関係はなかった．白内障手術も硝子体手術も小児期発症群と罹病期間の長期群で手術施行比率は高くなっていた．糖尿病黄斑症については小児期発症群では少なく，罹病期間の短期群ではみられなかった（表8）．その他の合併症として，緑内障・高眼圧症は小児期発症群と罹病中期群で比率が高かった．壮年期以降発症者では静脈分枝閉塞症と加齢黄斑症がみられ，壮年期発症者での視力低下の原因になっていた（表9）．小児期発症12例24眼の発症年齢は1.15歳，罹病年数は14.48年と長かった．DR病期はNDRが9眼（32％），SDRが5眼（18％），PPDRが4眼（14％），PDR10眼（36％）であり，PDRは小児期の5例10眼のみであった．症例数が少ないので比較はむずかしいが，樋上の報告よりも病歴が長いためかNDRの比率が低くPDRの比率が高くなっていた．表1の症例9は，11歳で発症し罹病35年の男性で，28歳時にはSDRであったが，41歳のときに再来したので蛍光眼底造影検査でPDRであることがわかり汎網膜光凝固術を施行した．その1年後に右眼に硝子体出血を起こして硝子体手術を施行した症例である．視力が不良であったのは，14歳で発症した罹病44年の症例13の1例2眼のみであった．この症例は29歳（昭和60年）の頃にPDRとなり当時ようやく普及しつつあった硝子体手術を大学病院で数回にわ（108）たり施行されたが，右眼は眼球癆となり左眼のみ辛うじて視年数も長いこと，またインスリン注射が必須であるために治機能を残すことができた症例であった．現在の手術水準であ療には困難が伴う．しかし，現在では内科・眼科の治療方法ればおそらくもっと良い視機能を保てたであろうと推測されの進歩によりDRの発症や進行の防止が可能な症例も多く，る．症例6は，10歳で発症し罹病39年でNDRの女性であたとえ進行しても視機能を保つことが可能になった．当院受るが，33歳のときに片眼の白内障手術を施行し，48歳で僚診中の1型では，15歳以下発症群では罹病期間が長く，DR眼の手術を施行した．本症例は筆者も参加していた小児糖尿の有病率も高く，PDRもみられるが，視力は良好な症例も病キャンプで14歳のときに眼底検査で一過性に網膜に出血多かったことから早期からの眼科の介入が重要であるといえ斑を認めたが，その1カ月後再度眼底検査したときには出血る．斑は消失していた．以後現在までDRは認めていない．総じて小児期発症群では5例9眼にDRは認めず，1例2眼を除いて視機能も良好に保たれていた．利益相反：利益相反公表基準に該当なし2型のDR有病率は，平均6.7年の追跡期間中16.8％の患者にDRが発症したとJDCS（JapanDiabetesComplication文献Study）6）では報告されている．小児期発症群でのNDRの罹1）日本臨床内科医会調査研究グループ：糖尿病神経障害に関病期間は14.39年で平均27年と長かった．また若年期とする調査研究第2報糖尿病神経障害．日本臨床内科医会会壮年期以降を合わせた群では罹病期間が2.39年，平均17誌16：353-381,2001年でDRの有病率は43％と高かったが，罹病期間が2.172）KleinR,KleinBE,MossSEetal：TheWisconsinEpide年の短い症例ではDRは認めなかった．有DRの罹病期間はmiologicStudyofDiabeticRetinopathy：XVII.The14-yearincidenceandprogressionofdiabeticretinopathy12.39年であったが，PDRはみられなかった．今後さらにandassociatedriskfactorsintype1diabetes.Ophthalmol病歴が長くなれば小児期発症の1型でもPDRを発症してくogy105：1801-1815,1998る可能性はあると思われる．3）ChaturvediN,SjoelieAK,PortaMetal：Markersof2型と比較すると1型の場合には血糖コントロールは困難insuinresistancearestrongriskfactorsforretinopathyincidenceintype1diabetes.TheEURODIABProspectiveではあるが，患者あるいは保護者の努力により，若年期以降ComplicationsStudy.DiabatesCare14：284-289,2001に発症した1型では罹病年数が長くなってもPDRの発症が4）田嶼尚子，松島雅人，安田佳苗：特集1型糖尿病1型糖尿みられなかったと推定される．しかしながら今後は加齢によ病の疫学．糖尿病42：833-835,1999る白内障，緑内障，静脈閉塞症や加齢黄斑変性症などでの視5）樋上裕子：日本人小児期発症インスリン依存型糖尿病も発症年齢から考察した網膜症出現に関する研究．東女医大誌機能障害の増加が予想される．小児期の症例で罹病30年を66：323-329,1996超えてPDRになっていた症例もあることから，罹病年数が6）YoshidaY,HaguraR,HaraYetal：Riskfactorsfortheさらに長くなれば今後PDRも発症してくるものと考えられ，developmentofdiabeticretinopathyinJapanesetype2内科や小児科との連携を保って経過観察していくことが重要diabeticpatients.DiabetesResClinPract.51：195-203,2001である．IV結語1型は発症も乳幼児から高齢になるまで幅広いこと，罹病＊＊＊（109）あたらしい眼科Vol.33，No.1，2016109</p>
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		<title>トップアスリートの視力（Ⅱ）</title>
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		<pubDate>Tue, 29 Sep 2015 15:30:59 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科32（9）：1363.1367，2015cトップアスリートの視力（II）枝川宏＊1,2,3川原貴＊3小松裕＊3土肥美智子＊3先崎陽子＊3川口澄＊3桑原亜紀＊3赤間高雄＊4松原正男＊2,3＊1えだがわ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科32（9）：1363.1367，2015cトップアスリートの視力（II）枝川宏＊1,2,3川原貴＊3小松裕＊3土肥美智子＊3先崎陽子＊3川口澄＊3桑原亜紀＊3赤間高雄＊4松原正男＊2,3＊1えだがわ眼科クリニック＊2東京女子医科大学東医療センター眼科＊3国立スポーツ科学センター＊4早稲田大学スポーツ科学学術院VisualAcuityofTopAthletes（II）HiroshiEdagawa1,2,3）,TakashiKawahara3）,HirosiKomatu3）,MitikoDoi3）,YokoSenzaki3）,MasumiKawaguti3）,AkiKuwabara3）,TakaoAkama4）andMasaoMatubara2,31)EdagawaEyeClinic,2)TokyoWomen’sMedicalUniversityMedicalCenterEast,3)JapanInstituteofSportsSciences,4)FacultyofSportScience,WasedaUniversity夏季と冬季のオリンピックとアジア大会65競技種目の代表および候補者3,243人の視力測定と競技時の矯正方法についての聞き取り調査を行った．視力は競技時と同様の矯正状態で片眼と両眼の遠方視力を測定した．その結果，1．単眼視力1.0以上の者は82.0％，両眼視力1.0以上の者は92.6％だった．単眼視力と両眼視力は競技群間で有意な差があった（p＜0.05）．単眼視力と両眼視力がともに1.0以上の割合がもっとも多いのは球技群，もっとも少なかったのは格闘技群だった．2．視力非矯正眼の割合は64.9％で，割合がもっとも多いのはスピード群で，もっとも少ないのは標的群だった．視力非矯正眼の79.4％は1.0以上だった．3．矯正視力の87.0％は1.0以上だった．視力矯正方法はコンタクトレンズが88.3％を占めてもっとも多く，競技群によって視力矯正方法に特徴があった．矯正方法は競技群間で有意な差があった（p＜0.05）．Weinvestigatedvisioncorrectiondevicesusedduringsportingactivityviavisualacuity（VA）testingandpersonalinterviewof3,243athletesin65sportsofthesummerandwinterOlympicGamesandAsianGames.Ineachathlete,distantVAwasmeasuredusingcorrectingdevicesinbothmonocularandbinocularconditions.Ofthetotal3,243athletes,82.0％hadgoodmonocularVAof1.0orbetterand92.6％hadgoodbinocularVA.MonocularandbinocularVAweresignificantdifferenceamongsports（p＜0.05）.Theproportionof1.0orbetterVAinbothmonocularandbinocularvisionwasthegreatestinball-gameathletesandtheleastinmartialartsathletes.Thepercentageofathletesthatdidnotuseavisioncorrectiondevicewas64.9％,withthegreatestnumberbeinginspeed-competingsportsandtheleastnumberbeinginshootingsports.Oftheathleteswithoutavisioncorrectingdevice,79.4％had1.0orbetterVA.CorrectedVAwas1.0orbetterin87.0％oftheathleteswithavisioncorrectingdevice.Contactlenseswerethemostcommonlyusedvisioncorrectingdevice,withan88.3％share.Therewassignificantdifferenceinthevisioncorrectingdeviceusedamongsports（p＜0.05）.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）32（9）：1363.1367,2015〕Keywords：視力，アスリート，オリンピック，スポーツ．visualacuity,athletes,Olympicgames,sport.はじめに視力はアスリートにとって競技するうえでもっとも重要な視機能である．そのため以前からアスリートの視力と視力矯正については多くの報告がある1.8）．前回，筆者らはわが国のトップレベルのアスリートを競技特性から6競技群に分類して分析した3）．そのなかでアスリートの視力や視力矯正は競技群によって特徴があることを指摘した．今回は対象となる競技種目を前回よりも12種目1,669人を追加して，前回同様に競技群別に視力・視力矯正方法の分析を行った．I対象および方法対象は2008年.2011年の3年間に国立スポーツ科学セ〔別刷請求先〕枝川宏：〒153-0065東京都目黒区中町1-25-12ロワイヤル目黒1Fえだがわ眼科クリニックReprintrequests：HiroshiEdagawa,M.D.,Edagawa,EyeClinic,RowaiyaruMeguro1F,1-25-12Nakacho,Meguro-ku,Tokyo153-0065,JAPAN0910-1810/15/\100/頁/JCOPY（135）1363ンター（JISS）でメディカルチェックを行ったオリンピックやアジア大会など国際競技の代表者および候補者男子1,796人，女子1,487人の3,243人で，平均年齢22.2歳である．競技種目は65種目（夏季55種目・冬季10種目）で競技の特性から表1のように6競技群に分類した．標的群はライフル射撃など標的を見る競技で8種目182人，格闘技群は柔道など近距離で競技者と対する競技で7種目227人，球技群は野球などボールを扱う競技で19種目1,344人，体操群は体操など回転競技が含まれる競技で7種目182人，スピード群はスキーなど競技者自身が高速で動く競技で9種目487人，その他群は陸上競技など視力が競技に重大な影響を与えにくい競技で15種目821人であった（表1）．視力測定は競技時と同様の状態で5m視力表を使用して右眼，左眼，両眼の順序で行った．聞き取り調査は競技時の視力矯正方法について行った．分析は視力1.0以上，0.9.0.7，0.6.0.3，0.3未満の4段階とした．検定は視力が各競技群間でKruskal-Wallis検定，視力矯正はc2検定で行って，5％の有意水準設定で検討した．II結果1.視力の状況視力では左右差を認めなかった．6,486眼のなかで単眼視力の分布は1.0以上が5,322眼で82.0％，0.9.0.7は657眼で10.1％，0.6.0.3は397眼で6.1％，0.3未満は110眼で1.7％だった（表2）．また，3,243人のなかで両眼視力の分布は1.0以上が3,003人で92.6％，0.9.0.7は146人で4.5％，0.6.0.3は88人で2.7％，0.3未満は6人で0.2％だった（表3）．視力の低下に伴って，単眼視力と両眼視力ともに割合は少なくなった．単眼視力を競技群別でみると，1.0以上では割合がもっとも多いのは球技群で2,688眼のなかの2,327眼で86.6％だった．もっとも少ないのは格闘技群で454眼のなかの352眼で77.5％だった．0.9.0.7では割合がもっとも多いのはスピード群で974眼のなかの119眼で12.2％，もっとも少ないのは球技群で2,688眼のなかの239眼で8.9％だった．0.6.0.3では割合がもっとも多いのは格闘技群で454眼のなかの38眼で8.4％，もっとも少ないのは標的群で364眼のなかの13眼で3.6％だった．0.3未満では割合がもっとも多いのは格闘技群で454眼のなかの13眼で2.9％，もっとも少ないのは球技群で2,688眼のなかの17眼で0.6％だった（表2）．両眼視力を競技群別でみると，1.0以上で割合がもっとも多いのは球技群で1,344人のなかの1,283人で95.5％，もっとも少ないのは格闘技群で227人のなかの203人で89.4％だった．0.9.0.7で割合がもっとも多いのは格闘技群で227人のなかの13人で5.7％，もっとも少ないのは標的群で182人のなかの6人で3.3％だった．0.6.0.3で割合がもっとも多いのは格闘技群で227人のなかの11人で4.9％，もっとも少ないのは球技群で1,344人のなかの14人で1.0％だった．0.3未満で割合がもっとも多いのはスピード群で487人のなかの4人で0.9％だったが，標的群・格闘技群・球技群・体操群は1人もいなかった（表3）．単眼視力と両眼視力の分布は各競技群間で有意な差があった．2.視力非矯正眼の状況競技中に視力を矯正していない非矯正眼の割合は6,486眼のなかの4,210眼で64.9％だった．視力は1.0以上が4,210眼のなかの3,341眼で79.4％，0.9.0.7は415眼で9.9％，表1競技特性の分類1）標的群種目：標的を見ることが必要な種目8種目（182名）アーチェリー・ビリヤード・ボウリング・ライフル射撃・カーリング・バイアスロン・クレー射撃・近代五種2）格闘技群種目：近距離で競技者と対する種目7種目（227名）剣道・柔道・テコンドー・フェンシング・ボクシング・レスリング・空手道3）球技群種目：ボールを扱う必要のある種目19種目（1,344名）ゴルフ・サッカー・水球・スカッシュ・ソフトテニス・ソフトボール・卓球・テニス・バスケットボール・バドミントン・バレーボール・ハンドボール・ホッケー・ラグビー・アイスホッケー・野球・クリケット・ビーチバレー・セパタクロー4）体操群種目：回転運動が多く含まれる種目7種目（182名）新体操・体操・ダンススポーツ・トランポリン・フィギュアスケート・飛び込み・シンクロナイズドスイミング5）スピード群種目：道具を使用して高速で行う種目9種目（487名）自転車・スキー・スケート・スケルトン・スノーボード・ボブスレー・リュージュ・ローラースポーツ・カヌー6）その他群種目：視力が重大な影響を与えにくい種目15種目（821名）競泳・ウエイトリフティング・セーリング・トライアスロン・武術太極拳・ボート・陸上競技・ドラゴンボート・馬術・山岳・エアロビクス・カバティ・囲碁・チェス・クロスカントリー1364あたらしい眼科Vol.32，No.9，2015（136）表2単眼視力分布n＝6,486眼表3両眼視力分布n＝3,243人1.0以上0.9.0.70.6.0.30.3未満n＝5,322n＝657n＝397n＝110標的群30840133n＝364（83.7％）（10.9％）（3.6％）（1.8％）格闘技群352513813n＝454（77.5％）（11.2％）（8.4％）（2.9％）球技群2,32723910517n＝2,688（86.6％）（8.9％）（3.9％）（0.6％）体操群289422310n＝364（79.4％）（11.5％）（6.3％）（2.8％）スピード群7561197623n＝974（77.6％）（12.2％）（7.8％）（2.4％）その他群1,29016614244n＝1,642（78.6％）（10.1％）（8.7％）（2.6％）1.0以上0.9.0.70.6.0.30.3未満n＝3,003n＝146n＝88n＝6標的群173630n＝182（95.1％）（3.3％）（1.6％）（0％）格闘技群20313110n＝227（89.4％）（5.7％）（4.9％）（0％）球技群1,28347140n＝1,344（95.5％）（3.5％）（1.0％）（0％）体操群167960n＝182（91.8％）（5.0％）（3.2％）（0％）スピード群43827184n＝487（89.9％）（5.5％）（3.7％）（0.9％）その他群73944362n＝821（90.0％）（5.4％）（4.4％）（0.2％）0.6.0.3は347眼で8.2％，0.3未満は107眼の2.5％だった．非矯正眼の割合がもっとも多い競技群はスピード群で974眼のなかの672眼で69.0％，もっとも少ないのは標的群で364眼のなかの192眼で52.7％だった．1.0以上は4,210眼のなかの3,341眼で79.4％，0.9.0.7は415眼で9.9％，0.6.0.3は347眼で8.2％，0.3未満は107眼の2.5％だった．競技群別でみると1.0以上で割合がもっとも多いのは標的群と球技群の84.9％で，標的群は192眼のなかの163眼で球技群は1,813眼のなかの1,540眼だったが，もっとも少ないのはその他群で992眼のなかの730眼で73.6％だった．0.9.0.7で割合がもっとも多いのはスピード群で672眼のなかの88眼で13.1％，もっとも少ないのはその他群で992眼のなかの90眼で9.1％だった．0.6.0.3で割合がもっとも多いのはその他群で992眼のなかの129眼で13.0％，もっとも少ないのは標的群で192眼のなかの7眼で3.7％だった．0.3未満で割合がもっとも多いのは格闘技群で292眼のなかの13眼の4.5％，もっとも少ないのは球技群で1,813眼のなかの14眼で0.8％だった（表4）．3.視力矯正眼と矯正方法の状況競技中に視力を矯正している視力矯正眼の割合は6,486眼のなかの2,276眼で35.1％だった．矯正視力は1.0以上が2,276眼のなかの1,981眼で87.0％，0.9.0.7は242眼で10.6％，0.6.0.3は49眼で2.2％，0.3未満は4眼の0.2％だった．競技群別でみると1.0以上の割合がもっとも多いのは球技群で875眼のなかの787眼で89.9％，もっとも少ないのは格闘技群で162眼のなかの135眼で83.3％だった．0.9.0.7で割合がもっとも多いのは体操群で115眼のなかの17眼で14.8％，もっとも少ないのは球技群で875眼のなかの73眼で8.3％だった．0.6.0.3で割合がもっとも多いのはスピード群で302眼のなかの12眼で3.9％，もっとも少ない（137）表4視力非矯正群の単眼視力分布n＝4,210眼1.0以上0.9.0.70.6.0.30.3未満n＝3,341n＝415n＝347n＝107標的群1631874n＝192（84.9％）（9.4％）（3.7％）（2.0％）格闘技群217283413n＝292（74.3％）（9.6％）（11.6％）（4.5％）球技群1,5401669314n＝1,813（84.9％）（9.2％）（5.1％）（0.8％）体操群194252010n＝249（77.9％）（10.0％）（8.0％）（4.1％）スピード群497886423n＝672（74.0％）（13.1％）（9.5％）（3.4％）その他群7309012943n＝992（73.6％）（9.1％）（13.0％）（4.3％）のは球技群で875眼のなかの12眼で1.4％だった．0.3未満では割合がもっとも多いのは球技群で875眼のなかの3眼の0.4％だったが，標的群・球技群・格闘技群・体操群・スピード群はいなかった（表5）．視力矯正眼2,276眼でコンタクトレンズ（CL）は2,010眼の88.3％，laserinsitukeratomileusis（LASIK）は138眼の6.0％，眼鏡は106眼の4.7％，オルソケラトロジー（Ortho-K）は22眼の1.0％だった．矯正方法はCLが全競技群を通してもっとも多いが，眼鏡が多いのは標的群で172眼のなかの52眼で30.2％，LASIKが多いのはスピード群で302眼のなかの44眼で14.6％，Ortho-Kが多いのは格闘技で162眼のなかの8眼で4.9％だった（表6）．視力矯正方法は競技群間で有意な差（p＜0.05）があった．また，矯正視力が1.0に達していない者は2,276眼のなかの310眼で13.6％だった．CLでは2,010眼のなかの253眼の12.6％，眼鏡あたらしい眼科Vol.32，No.9，20151365表5視力矯正群の単眼視力分布n＝2,276眼表6矯正方法n＝2,276眼1.0以上0.9.0.70.6.0.30.3未満n＝1,981n＝242n＝49n＝4標的群1452250n＝172（84.3％）（12.8％）（2.9％）（0％）格闘技群1352340n＝162（83.3％）（14.2％）（2.5％）（0％）球技群78773123n＝875（89.9％）（8.3％）（1.4％）（0.4％）体操群951730n＝115（82.6％）（14.8％）（2.6％）（0％）スピード群25931120n＝302（85.8％）（10.3％）（3.9％）（0％）その他群56076131n＝650（86.2％）（11.7％）（2.0％）（0.1％）CL眼鏡LASIKOrtho-Kn＝2,010n＝106n＝138n＝22標的群9652240n＝172（55.8％）（30.2％）（14.0％）（0％）格闘技群150048n＝162（92.6％）（0％）（2.5％）（4.9％）球技群8350364n＝875（95.4％）（0％）（4.1％）（0.5％）体操群111022n＝115（96.6％）（0％）（1.7％）（1.7％）スピード群2506442n＝302（82.8％）（2.0％）（14.6％）（0.6％）その他群56848286n＝650（87.4％）（7.4％）（4.3％）（0.9％）では106眼のなかの29眼の27.3％，Ortho-Kでは22眼のなかの7眼で31.8％，LASIKでは138眼のなかの6眼の4.4％だった．III考察視力は視機能に影響する9.12）だけでなく，競技能力にも関係すると報告8）されている．また，屈折矯正はわずかなずれでも眼優位性に影響してコントラスト感度・調節反応・調節微動・眼球運動・視覚注意などが変化すると報告13,14）されている．したがって，視力低下は単に視機能に影響するだけでなく，本来の競技能力にも影響して十分なパフォーマンスが発揮されない可能性がある．パフォーマンスの向上のためには適正な視力矯正をすることが役立つと思われる．今回，プレイをしているときと同様の状況で測定した視力が1.0以上だった選手の割合は，単眼視力で82.0％，両眼視力は92.6％と多かったものの，0.7未満でプレイをしている選手の割合は単眼視力で7.8％・両眼視力は2.9％と少ないが存在した．競技群別では1.0以上の選手が多かったのは標的群・球技群だったが，格闘技群・スピード群・体操群・その他群の選手はこの2競技群よりも少なく，また0.7未満が多かった．標的群は標的をしっかりと見る必要があること，球技群は不規則に動くボールや対象物に臨機応変に対応する必要があることから，視力の良い者が多かった．しかし，格闘技群は相手が近距離にいるために遠方を見る必要がないこと，体操群は動作があらかじめ決まっていること，スピード群はボールのような不規則に動く目標を見ることがないことから，とくに良い視力が必要でないと考えられている可能性がある．その他群は視力で試合が左右されるような種目が少ないことから，視力の良くない選手が多かったと考えられ1366あたらしい眼科Vol.32，No.9，2015CL：コンタクトレンズ，LASIK：laserinsitukeratomileusis,Ortho-K：orthokeratology.る．米国のオリンピックレベルの選手の視力調査でもアーチェリー・ソフトボールなどの標的種目や球技種目の選手の視力は良く，ボクシングや陸上競技など選手の視力は悪かったと，今回とほぼ同じ結果を報告している6）．このように選手は競技で必要と感じる程度に視力を整備してプレイしていると考えられる．しかし，選手の競技能力は選手が必要と感じる視力で十分に発揮できているかについてはわかっておらず，競技種目によっては選手が必要と感じている視力が不十分であることも考えられる．今回視力を矯正せずにプレイをしていた選手の割合は約6割だった．体育大学生ではその割合が約8割7）だったことから，選手の多くはプレイのときは視力矯正をしていないようである．今回の割合が体育大学生の報告よりも少なかったのは，今回の対象者のなかに非矯正眼の割合がもっとも少ない標的群の選手が多く含まれていたためである．非矯正視力は選手の約9割が0.7以上で，約8割は1.0以上だった．標的群・球技群は1.0以上の選手が多くて0.7未満の選手は少なかったが，格闘技群・その他群は1.0以上の選手が少なくて0.7未満の選手が多かった．このような競技群別における非矯正視力の分布は単眼視力の分布傾向と同様だった．今回の競技群別の非矯正視力の結果は，非矯正視力が1.0以上の選手の割合が多い種目はサッカー・ソフトテニス・バレーボール・野球などの球技系の種目で，柔道・レスリング・フェンシングなどの格闘技系の種目や水泳などの対人運動・個人運動系の種目は少ない4）とする体育大学生の報告と同様の傾向だった．矯正視力は選手のほぼ全員が0.7以上で，選手の約9割は1.0以上だった．1.0以上に矯正されていた選手が多かったのは球技群・その他群で，これらの選手の視力は良く矯正さ（138）れていた．しかし，体操群・格闘技群では1.0未満の選手の割合が多く，スピード群・標的群では0.7未満の選手が多かった．矯正視力は本来正しく矯正されていれば1.0以上の視力が期待されるはずである．しかし，今回矯正視力が1.0未満の選手がいたことは，選手の矯正が適切に行われていないか，選手自身が競技で必ずしも1.0以上を目指した矯正を希望していないことが考えられる（表5）．今回，1.0未満だった選手がどちらの要因によるものかについて個別に検討することはできなかったが，1.0未満の選手がいたということは，視力を無理に良くする必要がないと考えている選手がいたためと考えられる．しかし，計時時計の表示やコーチの指示を見るためには，やはり1.0の視力を確保することが望ましい．視力矯正方法は約9割の者がCLを使用していて，使用割合はLASIK，眼鏡，Ortho-Kの順に少なかった．これは筆者らの前回の報告3）と同じ結果であった．CLはすべての競技群でもっとも使用されていたが，CL以外は競技によって矯正方法が異なる傾向があった．眼鏡の使用は標的群に多く，LASIKはスピード群に多かった．眼鏡の使用が標的群に多かったのは標的を注視する際に瞬きが減少して角膜が乾燥しやすいことからCLが使用しにくいことや，標的を狙う眼だけ視力を矯正することが容易なためである．LASIKがスピード群に多かったのは，選手の角結膜が競技中に風で乾燥することや，冬季競技の競技環境が乾燥していてCLが使いにくいためである．また，Ortho-Kが格闘技群で多かったのは，視力矯正用具を使用できないボクシングのような種目が含まれることや，LASIKでは接触時に眼球が損傷する恐れがあるためである．今回それぞれの矯正方法における残存する屈折状態の調査はしていないが，CL装用状態での屈折値の調査では半数の者に近視・遠視・乱視などの屈折異常が残存していた4）との報告があることから，さまざまな方法で矯正した選手のなかには屈折異常が残存している可能性がある．屈折矯正はわずかなずれでも視機能に影響する13,14）ことから，それが競技能力に影響を及ぼす可能性は否定できない．今後調査をする必要がある．このようにアスリートはすでに競技の特性に応じた視力矯正方法を選択しているようである．しかし，矯正方法をよく知ることで，さらに適したそして安全な方法を選択できるようになるであろう．たとえば，Ortho-Kは競技中に視力矯正用具を使用しなくてすむことから水中で行う水球や飛び込みなどの種目，また格闘技種目などに適応があると考えられる．ボール競技では防護を兼ねたデザイン性の良い眼鏡を用いれば眼外傷から防ぐことができる．一方で現在LASIKの人気は高いが，近視の戻り・不正乱視・まぶしさの増加などが起こる可能性があることから，精密で安定した視力を必要とする競技には不向きと考えられる．また，角膜が薄くなることで眼を直接打撲する可能性のある競技にも不向きである．選手はそれぞれの矯正方法の利点や欠点を考えて，各競技種目におけるもっとも適切な矯正方法を検討する必要がある．文献1）安藤純，阿部圭助，市岡東洋ほか：視力とスポーツに関する実態調査．日本の眼科67：553-557,19962）枝川宏，松原正男，川原貴ほか：スポーツ選手の眼に関する意識と視機能．臨眼60：1409-1412,20063）枝川宏，松原正男，川原貴ほか：トップアスリートの視力．あたらしい眼科29：1168-1171,20124）上野純子，正木健雄，太田恵美子：大学運動部選手の視機能について．日本体育大学紀要22：31-37,19925）佐渡一成，金井淳，高橋俊哉：スポーツ眼科へのアプローチ．臨床スポーツ医学12：1141-1147,19956）LadyDM,KirschenDG,PantallP：Thevisualfunctionofolympiclevelathletes─Aninitialreport.EyeContactLens37：116-122,20117）佐渡一成，金井淳：スポーツ現場における視力矯正方法選択の現状．日コレ誌38：14-18,19968）中山悌一：プロ野球選手のデータ分析．プロ野球選手の体力⑦視力，p44-48，ブックハウス・エイチディ，20119）鈴村昭弘：眼と道路交通．臨床眼科全集8，p291-361，金原出版，197610）山地良一，保倉賢創ほか：深視力の臨床（1）大手前病院における深視力外来患者の統計的観察．眼紀35：2258-2262,198411）川村肇，細畠淳，近江源次郎ほか：コントラスト感度と調節反応量の関係．視覚の科学15：206-210,199412）平井陽子，粟屋忍：視力と立体視の研究．眼紀36：1524-1531,198513）魚里博，中山奈々美，川守田拓志ほか：屈折矯正状態が眼優位性に及ぼす影響．日眼会誌111：168,200714）半田知也，魚里博：眼優位性検査法とその臨床応用．視覚の科学27：50-53,2006＊＊＊（139）あたらしい眼科Vol.32，No.9，20151367</p>
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		<title>東京都A小学校における屈折分布調査</title>
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		<pubDate>Thu, 30 Jul 2015 15:27:35 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科32（7）：1057～1060，2015c東京都A小学校における屈折分布調査榊原七重＊1石川均＊1赤崎麻衣＊2三井義久＊2＊1北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科視覚療法学専攻＊2駒込みつい眼 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科32（7）：1057～1060，2015c東京都A小学校における屈折分布調査榊原七重＊1石川均＊1赤崎麻衣＊2三井義久＊2＊1北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科視覚療法学専攻＊2駒込みつい眼科DistributionofRefractioninStudentsAttendingElementarySchoolAinTokyo,JapanNanaeSakakibara1）,HitoshiIshikawa1）,MaiAkasaki2）andYoshihisaMitsui2）1）FacultyofRehabilitationOrthopticsandVisualScienceCourseSchoolofAlliedHealthSciences,KitasatoUniversity,2）KomagomeMitsuiEyeClinic目的：小学生の屈折分布についての調査を行い，過去の報告との比較を行った．対象・方法：東京都内のA小学校の全児童699名を対象に，2013年4月に屈折検査を実施した．視力は，1.0，0.7，0.3，の3視標を用い，1.0以上をA，0.7以上をB，0.3以上をC，0.3未満をDと判定した．屈折はオートレフラクトメータを用い，非調節麻痺下他覚的屈折検査を行った．結果：1～5年生まではA判定の者がもっとも多かったが，6年生ではA判定の者が減少し，D判定の者が増加した．屈折は，高学年になるにつれ，正視の割合が減少し，近視の割合が増加した．屈折分布は，1年生で正視に集中化した分布を示し，2～4年生では正視にピークをもつがその割合は1年生より小さく，5年生では正視と.1D，6年生では.1Dにピークをもち，高学年ほど分布が近視に広がった．全児童では正視から.1Dに集中した近視よりの分布を示した．視力判定ごとの中央値は，判定Aが.0.17D，Bが.0.33D，Cが.1.00D，Dが.2.92Dであった．結論：A小学校の児童は，過去の報告と比較し，屈折に近視化の傾向がみられた．Purpose：ToinvestigatethedistributionofrefractioninstudentsattendingElementarySchoolAinTokyo,Japan.SubjectsandMethods：Arefractiontestwasadministeredtoall699studentsofElementarySchoolAinTokyo,Japaninadditiontoavisualacuity（VA）examinationwithnakedeyes,whichiscommonlyconductedduringstandardschoolphysicalexaminations.VAwasassessedwiththreevisualtargetsof1.0,0.7and0.3,andratedonascaleofA,B,CandDdenoting1.0diopter（D）orhigher,0.7Dorhigher,0.3Dorhigher,andlowerthan0.3D,respectively.Refractionwasmeasuredbynon-cycloplegicobjectiverefractiontestingwithanautomaticrefractometer.Results：StudentsratedasAaccountedforthegreatestproportionofstudentsingrades1through5,butdecreasedinthegrade6students,inwhichtheproportionofstudentsratedasDincreased.Inregardtorefraction,theproportionofstudentswithemmetropiadecreasedandtheproportionofmyopicstudentsincreasedasthegradesadvanced.Thedistributionofrefractioninthegrade1studentsfocusedonemmetropia.Thedistributionpatternsinthegrade2tograde4studentsalsoshowedtheemmetropiapeak,butthepeakaccountedforasmallerproportionineachgradecomparedwiththatingrade1.Thedistributioninthegrade5studentshadtwopeaksofemmetropiaand.1D,andthedistributioninthegrade6studentsshowedthe.1Dpeakonly.Conclusions：Thefindingsofthisstudyindicatethatthedistributionofrefractionshiftsmoretowardmyopiaasthegradeadvances.Whenallstudentswereanalyzedasawhole,thedistributionofrefractionhadaclusterinarangebetweenemmetropiaand.1D,andwasskewedtowardmyopia.ThemedianrefractionvaluesinstudentswiththeVAscoresofA,B,C,andDwere.0.17D,.0.33D,.1.00D,and.2.92D,respectively.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）32（7）：1057～1060,2015〕Keywords：視力，屈折分布，分布変化．visualacuity,distributionofreflection,distributionshifts.はじめに正視と.3.00Dに集中化4）した分布であると報告されてい小児の屈折分布については，新生児では＋1.001,2）～2.00D3）る．さらに，これらの屈折変化には，世代間での違いがあにピークをもち，小学生では正視に集中化4）し，中学生ではる5）とも報告されており，これらの屈折変化に影響する因子〔別刷請求先〕榊原七重：〒252-0373相模原市南区北里1-15-1北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科視覚療法学専攻Reprintrequests：NanaeSakakibara,C.O.,FacultyofRehabilitationOrthopticsandVisualScienceCourseSchoolofAlliedHealthSciences,KitasatoUniversity,1-15-1Kitasato,Minami-ku,Sagamihara-shi,Kanagawa252-0373,JAPAN0910-1810/15/\100/頁/JCOPY（135）105716724860201195616161264131484891825321813371年生2年生3年生4年生5年生6年生図1視力判定分類視力判定A（1.0以上），B（0.7以上），C（0.3以上），D（0.3未満）を，各学年中の割合（％）で示す．として遺伝6），環境因子6,7）が考えられることからも，屈折分布が報告されていた年代と現代とではおもに環境因子に大きな変化があることを考慮すると，現代小児の屈折分布は過去の報告とは異なる可能性があると考えられる．そこで，小学生の屈折分布についての調査を行い，過去の報告との比較を行った．I方法1.対象東京都のA小学校で全児童699名1,398眼を対象とした．各学年の内訳は，1年生114名，2年生107名，3年生121名，4年生111名，5年生124名，6年生122名であった．なお，本研究への参加については，A小学校眼科校医より，保護者会で保護者に説明し，同意を得た．2.方法2013年4月に，例年A小学校で4月に実施されている学校検診（以下，通常検診）として身長，体重，座高，裸眼視力，矯正視力（矯正具使用者のみ）の測定を行った．これらに加え，本研究のために，非調節麻痺下他覚的屈折検査を行った．このうち，視力と本研究のために追加した屈折検査についての検討を行った．3.検査条件本研究のための追加検査項目については，視能訓練士が測定し，それ以外の通常検診は小学校教諭により実施した．a.裸眼視力検査（通常検診実施項目）小学校教諭2名が測定を行い，視標は，1.0，0.7，0.3の3視標を使用し，片眼遮閉は児童の掌で行った．視力は，眼科学校保健ガイドライン8）に則り，1.0以上はA判定，0.9～0.7はB判定，0.6～0.3はC判定，0.3未満はD判定とした．b.屈折検査（本研究のための追加検査項目）非調節麻痺下において他覚的屈折検査を行った．オートレフケラトメータは，1回の雲霧刺激後に3回の連続測定をする方法を用いた．原則として3回測定の平均を用いたが，屈折のばらつきが大きい場合，3回測定のばらつきが±0.50D以内になるまで繰り返し測定を行い，ばらつきのもっとも少表1屈折分類と屈折平均学年屈折分類（％）屈折平均（D）（平均±標準偏差）遠視正視近視1245818.0.20±0.912173746.0.60±1.383184537.0.49±1.304134741.0.85±1.81583458.1.28±1.68652372.1.79±1.91全児童144046.0.88±1.62なかった3測定値の平均を用いた．視力と矛盾すると考えられる値についても，本調査内では上記条件の測定値を除外条件なしに用いた．4.装置視力表は，Landolt環字ひとつ視力表とし，遠見視力表はモニター式，近見視力表は近距離単独視標R（半田屋商店製）を用いた．屈折測定には，オートレフケラトメータRARK.730A（NIDEK）を使用した．II結果全児童の視力，屈折平均に左右差がなかった（t-test,p＝0.31）ため，以下の結果は右眼（669眼）について述べる．1.視力遠見裸眼視力測定の結果は，A判定54％，B判定17％，C判定13％，D判定16％であった．学年ごとの比率（図1）では，2・3年生を除いては高学年ほどD判定の割合が増加し，6年生では37％に増加し，A判定の割合を上回った．2.屈折オートレフラクトメータによる屈折値の等価球面度数を用い，＋0.49D～.0.50Dを正視，＋0.50D以上を遠視，.0.50D未満を近視8）とし，屈折分類を行った．各学年の屈折分類の割合（表1）は，1年生で，遠視24％，正視58％，近視18％と，正視がもっとも多かったが，2年生以上では，1058あたらしい眼科Vol.32，No.7，2015（136）近視がもっとも多く，ついで正視，遠視の順であった．屈折平均（表1）は，2年生と3・4年生の屈折平均に有意差はなかったが，それ以外の学年において，高学年のほうが有意に近視化した（t-test,p＜0.001）．屈折度の級間を1Dとし中央値を用いた分布（図2）は，1年生では正視に集中化した分布を示した．1～4年生は正視にピークをもつが，高学年ほど次第に近視に分布が広がり，5年生は正視と.1Dの近視の2点に同程度のピークをもち，6年生では.1Dの近視にピークをもつ，近視側に大きく広がる分布を示した．全児童では，.1～0Dに集中し，やや近視側に広がる分布となった．3.視力と屈折視力の各判定の屈折の中央値（最小値～最大値）は，判定Aが.0.17（.5.67～＋2.50）D，Bが.0.33（.5.00～＋4.41）D，Cが.1.00（.3.757～＋3.50）D，Dが.2.92（.10.65～＋4.50）Dであった．III考按1.視力高学年ほど低視力者が多く，阿部らの報告10）と一致した．とくに，A判定は，4年生までは60％前後であったが，5年生で48％，6年生で32％と5年生以降で減少した．B・C判定は全学年を通してあまり比率に変化がないが，D判定が4年生までは10％程度であったのが，5年生で25％，6年生で37％と増加した．これらのことから，視力は，5年生以上での変化が大きいと考えられた．2.屈折屈折分類（表1）は，1年生においては，正視58％と半数以上を占めたが，2年生以上では半数に満たず，5年生で340102030405060－11－10－9－8－7－6－5－4－3－2－10123456分布率（％）123456屈折度（D）図2屈折分布屈折度を級間を1Dとした中央値で表し（例：＋0.49～.0.50Dを屈折度0D），各級の頻度（人数）を各学年または全児童を100％とした比率（％）で示す．％，6年生で23％と減少した．正視の割合が減少し始める2年生以上では，近視が2年生46％，3年生37％，4年生41％，4年，5年生で58％，6年生で72％と増加し，遠視の比率は全学年を通して少なかった．このような，本研究における屈折分類（表1）については，丸尾ら11）の報告と比較し，遠視・正視が減少し近視が増加していた．しかし，丸尾らの報告11）では調節麻痺剤として，トロピカミドを使用しており，トロピカミド点眼前後の他覚的屈折値の差については8～12歳の遠視患者で1.55±1.65D，近視患者で0.23±0.32D9）と報告されており，本研究の屈折値が1D前後近視よりに測定されていた可能性が考えられた．これらのことから，実際の屈折の割合については，本研究の結果よりも遠視と正視が大きいと考えられた．さらに屈折の分布（図2）は，1年生において，屈折度0Dに集中化した分布をみせ，2～4年生は，いずれも0Dにピークをもつが，.1Dに2番目に高いピークをもつ類似した形の分布をみせた．5年生では，0Dと.1Dに同程度のピークをもち，4年生以下よりも近視に多く分布した．6年生では.1Dにピークをもち，全体の分布はさらに近視に広がった．これらの屈折平均は，稲垣5），野原ら12）の2報告と比較（図3）したところ，全体的に本研究のほうが近視化しているが，1年生ではほぼ正視であること，高学年ほど近視化していることが一致し，5年生（10歳）以降の近視化が大きいことが稲垣の報告と一致していた．稲垣の報告においては調節麻痺剤が用いられており，非調節麻痺下の本研究の結果のほうが屈折分布と同様に近視化していたと考えられた．しかし，野原らの報告は本研究同様非調節麻痺下での結果であるが，本研究のほうがより近視化していた．この近視化は，野原らの報告と本研究では調査年度に10年以上の差があることによる世代間差5）の可能性が考えられた．さらに，近視進行の危険因子として，両親または片親が近視であること6）（遺1●本研究■稲垣５）△野原11）0.50－0.5－1－1.5－2－2.5－3－3.5－4学年図3屈折平均本研究の各学年の屈折度平均と過去の文献の屈折平均を，比較のためにグラフ化した．屈折度（D）123456（137）あたらしい眼科Vol.32，No.7，20151059伝），後天的素因として，都市部で生活していること，IQや学歴が高いこと13），近業の程度（視距離，近業時間，読書量）が強いこと7），屋外活動が乏しいこと6）が報告されている．本研究の調査対象小学校が，東京都内に所在し，野原らの対象とする長野県内の小学校よりも，児童がより都市部で生活しているため近視化の環境因子をもっていた可能性が考えられた．これらのことから，本研究の屈折分布については，10年程度期間をあけて同地域において，あまり年数をあけずに非都市部において，調査を実施し比較する必要があると考えられた．3.視力と屈折視力判定が不良なほど屈折値の中央値がマイナスよりであったことから，小学生の視力低下のおもな原因は，近視によると考えられた．しかし，全判定において近視・遠視ともに大きな屈折をもつ者があり，視力測定方法，調節の介入などにより視力が必ずしも屈折異常の状態を反映しておらず，裸眼視力と屈折度とは必ずしも相関しない14）と考えられた．このような学校検診においては，視力判定B以下の児童に受診勧告を行うこととなるが，受診時には調節麻痺剤を用いた屈折検査を要すると考えられた．IV結論A小学校の児童は，高学年ほど視力不良な者が増加し，過去の報告と比較し，屈折に近視化の傾向がみられた．文献1）CookRC,GlasscockRE：Refractiveandocularfindingsinthenewborn.AmJOphthalmol34：1407-1413,19512）大塚任，小井出寿美，高垣益子：新生児の眼屈折度分布曲線に関する問題．大塚任，鹿野信一（編）：臨床眼科全書2.1，視機能II.p124，金原出版，19703）WibautF：UberdieEmmetropizationunddenUrsprungderspharischenRefractions-anomalien.ArchOphthalmolBerlin116：596-612,19264）中島実：学校近視の成因について．日眼会誌45：13781386,19415）稲垣有司：角膜曲率半径の経年変化．日眼会誌91：132139,19876）JpnesLA,SinnottLT,MuttiDOetal：Parentalhistoryofmyopia,sportsandoutdooractivities,andfuturemyopia.InvestOphthalmolVisSci48：3524-3532,20077）RoseKA,MorganIG,IpJetal：Outdooractivityreducestheprevalenceofmyopiainchildren.Ophthalmology115：1279-1285,20088）目の屈折力に関する調査研究委員会報告：平成3年度，日本学校保健会，19929）芝崎玲子，菅野早恵子，佐藤真理ほか：調節麻痺点眼剤効果の年齢群別相関．日本視能訓練士協会誌17：75-79,198910）阿部信博：オートレフラクトメーターによる学童の屈折異常の経年変化について．日本の眼科66：519-523,199511）丸尾敏夫，河鍋楠美，久保田伸枝：小，中学生における屈折検査の方法とその分布状態．眼臨医報63：393-396,196912）野原雅彦，高橋まゆみ：小中学校における屈折検査．日本視能訓練士協会誌29：115-120,200113）MuttiDO,MitchellGL,MoeschbergerMLetal：Parentalmyopia,nearwork,schoolachievement,andchildren’refractiveerror.InvestOphthalmolVisSci43：3633(s)3640,200214）平井宏明，西野純子，西信元嗣ほか：学校眼科検診に屈折検査が望まれる理由と問題点．眼紀46：1172-1175,1995＊＊＊1060あたらしい眼科Vol.32，No.7，2015（138）</p>
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		<title>Accurus®とConstellation®の硝子体手術成績の比較</title>
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		<pubDate>Mon, 29 Sep 2014 15:37:34 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科31（9）：1392.1395，2014c（00）1392（144）0910-1810/14/\100/頁/JCOPY《原著》あたらしい眼科31（9）：1392.1395，2014cはじめに近年の硝子体手術の進歩は目覚しく，従来の20ゲージ（G）手術から経結膜的に手術可能な23Gもしくは25Gシステムを使用した小切開硝子体手術が主流となり，より低侵襲な手術が可能となった1.8）．また，硝子体手術装置も従来は2,500cpm程度の回転数が限界であったが，2011年からわが国においても5,000cpmまで高速回転が可能な新たな手術装置であるConstellationRが承認され使用可能となった．さらに，新たに7,500cpmの高速回転といった手術装置や27Gシステムといった新たな器械や器具の開発・改良も進んできている．筆者はすでにAccurusRとConstellationRの手術成績について検討し報告しているが，症例数も少なく両手術器械の差を確認することができなかった9）．そのため今回は，その後に症例数を重ねて再度比較検討を行ったので報告する．〔別刷請求先〕廣渡崇郎：〒145-0065東京都大田区東雪谷4-5-10公益財団法人東京都保健医療公社荏原病院眼科Reprintrequests：TakaoHirowatari,M.D.,DepartmentofOphthalmology,TokyoMetropolitanHealthandTreatmentCorporationEbaraHospital,4-5-10Higashi-Yukigaya,Ota-ku,Tokyo145-0065,JAPANAccurusRとConstellationRの硝子体手術成績の比較廣渡崇郎＊1澁谷洋輔＊1石田友香＊2秋澤尉子＊3＊1公益財団法人東京都保健医療公社荏原病院眼科＊2東京医科歯科大学眼科学教室＊3東京都職員共済組合シティ・ホール診療所眼科ComparisonofAccurusRandConstellationRinVitreousSurgeryTakaoHirowatari1）,YosukeShibuya1）,TomokaIshida2）andYasukoAkizawa3）1）DepartmentofOphthalmology,TokyoMetropolitanHealthandMedicalTreatmentCooperationEbaraHospital,2）DepartmentofOphthalmology,TokyoMedicalandDentalUniversity,3）DepartmentofOphthalmology,CityHallClinic,MutualAssociationforTokyoMetropolitanGovernmentEmployees目的：AccurusRからConstellationRへ手術器械を変更したことによる硝子体手術成績を検討する．対象および方法：2010年5月から2013年12月までに荏原病院で硝子体手術を施行した連続する94例108眼で，手術器械としてAccurusR（A群），およびConstellationR（C群）を使用した．結果：術前視力はA群がlogMAR1.02，C群がlog-MAR0.89で，術後視力はA群logMAR0.29，C群がlogMAR0.26であった．平均手術時間はA群83.8分，C群63.9分であった．合併症はA群5.0％，C群4.4％に医原性裂孔を認めたが，術後低眼圧，網膜.離は認めなかった．結論：AccurusRからConstellationRへ手術器械を変更することにより，安全性を損なうことなく，より短時間での硝子体手術が可能となった．Purpose：ToevaluatetheefficacyandsafetyofAccurusRandConstellationRforvitreoussurgery.Patientsandmethods：Investigatedwere108eyesof94patientswhounderwentvitrectomy40eyeswithAccurusR（GroupA）and68eyeswithConstellationR（GroupC）.Durationofsurgery,preoperativecorrectedvisualacuity,post-operativebestcorrectedvisualacuityandcomplications,includingiatrogenicretinalbreak,postoperativelowintra-ocularpressureandretinaldetachmentwerecompared.Results：ThemeandurationofsurgeryforGroupsAandCwas83.8and63.9minutes,respectively.ThemeanpreoperativecorrectedvisualacuityofGroupsAandCwaslogMAR1.02and0.89,andthepostoperativebest-correctedvisualacuitywaslogMAR0.29and0.26,respectively.Iatrogenicretinalbreakoccurredin5.0％ofGroupAand4.4％ofGroupsC.Noeyehadpostoperativelowintraoc-ularpressureorretinaldetachment.TherewasnosignificantdifferencebetweenGroupAandCregardingdura-tionofsurgery,visualacuityorcomplications.Conclusion：Resultscomfirmedtheefficacyandsafetyofthesevit-rectomysurgerysystems.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）31（9）：1392.1395,2014〕Keywords：硝子体手術，手術時間，視力，合併症．vitreoussurgery,operationperiod,visualacuity,complica-tion.I対象および方法対象は2010年5月から2013年12月までの間に荏原病院で同一術者による硝子体切除術を受けた連続する94例108眼で，平均年齢は66.3±10.2歳（28.87歳），男性62眼，女性46眼であった．全手術において十分な説明を行い文書で同意を得た．硝子体手術装置は前半の40眼においてはAlcon社のAccurusRを（A群），後半の68眼においてはAlcon社のConstellationR（C群）を使用した．白内障同時手術はA群30眼（75％），C群44眼（65％）で施行した（表1）．手術開始直前に2％キシロカイン3mlにて球後麻酔を行った．術式は全例3ポートで行い，25G小切開硝子体切除システム（Alcon社egdeplusR）を用い，無縫合で手術を終了した．手術用顕微鏡はZeiss社LumeraTRを使用した．中心硝子体切除には広角観察用レンズOculusBIOMIIRを使用し，周辺硝子体切除は強膜圧迫による直視下観察にて行った．黄斑上膜や内境界膜.離などの黄斑処理はHOYA社HHVRメニスカスレンズ下にて行った．硝子体手術におけるカットレートおよび吸引圧は，中心硝子体切除と周辺硝子体切除においてA群およびC群ともそれぞれ異なる設定を用いた（表2）．白内障同時手術は2.8mmの上方強角膜3面切開から超音波乳化吸引術を行い，6mmワンピースアクリルレンズ（AlconAcysofRIQ）を.内に挿入した．検討項目は，両群における術前矯正視力および術後最高矯正視力，手術時間，術中および術後合併症とした．なお，視力は小数視力表にて測定し，指数弁はlogMAR1.85，手動弁はlogMAR2.30，光覚弁は2.90と換算して統表1同時・単独手術の割合A群（眼）C群（眼）全体40（100％）68（100％）単独手術10（25％）24（35％）同時手術30（75％）44（65％）計処理を行った10,11）．統計学的検討はFisher直接確率法を用い，p＜0.05を有意とした．II結果硝子体手術の適応となった原因疾患で最も多いのは増殖糖尿病網膜症36眼（33.3％）で，ついで黄斑上膜26眼（24.1％），裂孔原性網膜.離18眼（16.7％）であった（表3）．術前視力はA群全体ではlogMAR1.02±0.69（平均±標準偏差），単独手術ではlogMAR1.02±0.72，同時手術ではlogMAR1.03±0.6.3であった．C群全体ではlogMAR0.89±0.73，単独手術ではlogMAR0.99±0.87，同時手術ではlogMAR0.81±0.60であった．平均術後最高矯正視力はA群ではそれぞれlogMAR0.29±0.43，0.24±0.34，0.42±0.64であった．また，C群ではそれぞれlogMAR0.26±0.48，0.32±0.54，0.22±0.46であった．また，各視力の最大値，最小値，中央値は別表に示す（表4）．術前矯正視力および術後最高矯正視力の差については，すべての群で有意な差はみられなかった．手術時間はA群全体で平均83.8±28.5分，単独手術は63.7±17.0分，同時手術は90.5±28.6分であった．対してC群全体で平均63.9±25.2分，単独手術は55.6±26.5分，同時手術は68.7±24.2分であり，全体，単独手術および同時手術のすべてにおいてC群はA群と比較し有意に手術時表2各硝子体手術装置の設定AcuurusR（A群）ConstellationR（C群）中心硝子体切除灌流圧37mmHg30mmHg吸引圧300mmHg400mmHg回転数1,400cpm5,000cpm周辺硝子体切除灌流圧37mmHg30mmHg吸引圧100mmHg200mmHg回転数2,400cpm5,000cpm表3症例の内訳A群全体A群単独手術A群同時手術C群全体C群単独手術C群同時手術（眼）（眼）（眼）（眼）（眼）（眼）増殖糖尿病網膜症1721519127黄斑上膜72519118裂孔原性網膜.離4041477硝子体出血422202網膜静脈閉塞症321523黄斑円孔312404硝子体混濁101413眼内炎110110（145）あたらしい眼科Vol.31，No.9，20141393表4術前矯正視力・術後最高矯正視力術前矯正視力術前最大値術前最小値術前中央値術後最高矯正視力術後最大値術後最小値術後中央値A群全体1.02±0.69.0.202.301.000.29±0.43.0.201.000.30A群単独手術1.02±0.720.002.301.000.24±0.34.0.200.700.20A群同時手術1.03±0.63.0.202.001.000.42±0.64.0.101.000.30C群全体0.89±0.73.0.202.901.000.26±0.48.0.202.300.10C群単独手術0.99±0.87.0.202.300.800.32±0.54.0.202.300.20C群同時手術0.81±0.60.0.202.901.000.22±0.46.0.202.000.10（logMAR）表5手術時間全体同時手術単独手術A群（分）83.8±28.590.5±28.663.7±17.0C群（分）63.9±25.268.7±24.255.6±26.5間の短縮が得られた（p＜0.01）（表5）．合併症については，術中医原性網膜裂孔形成，術後網膜.離および術後低眼圧の発生頻度について検討した．なお，術後低眼圧は5mmHg以下の状態と定義した．術中医原性裂孔形成はA群で2眼（5.0％），C群で3眼（4.4％）で発生した．術後網膜.離および術後低眼圧は両群において0眼（0.0％）であり，両群間ですべての合併症において有意な差はなかった．III考按今回，筆者らが比較検討したConstellationRとAccurusRの手術時間についてはすでに複数の報告がなされている．柳田の報告では硝子体カッターの駆動時間のみを計測・比較し，Rizzoの報告では眼内に硝子体カッターを挿入した時点から抜去した時点までの時間を比較している12,13）．どちらの報告においてもAccurusRよりもConstellationRのほうが，有意に手術時間が短くなっており，高速回転硝子体カッターとdutycycleの最適化が硝子体切除に要する時間の短縮に寄与していることが示唆される．また，Murrayらは，AccurusRからConstellationRに手術装置を変更したことにより，1件当たりの手術時間と患者1人当たりの手術室滞在時間が短縮され，結果として1日当たりの硝子体手術件数が増加したと報告している14）．また，安藤らも同様にAccurusRからConstellationRに手術装置を変更することによりstage3の黄斑円孔に対する手術時間の短縮が得られたと報告している15）．今回の筆者らの検討では，実際の手術における時間短縮の効果を検討する観点から，さまざまな症例に対して執刀開始から手術終了までの手術全体の時間を検討した．今回の報告と最も条件が類似していると考えられるMurraryらの報告と同様に，統計学的に有意な手術時間の減少が得られた．このことからMurrayらが述べているように，手術時間の短縮による手術侵襲の軽減のみならず，結果的に業務の効率化も得られていると考えられる．手術時間に関しては，C群はA群と比較して単独手術では8.1分，同時手術では21.8分の短縮であった．この手術時間短縮効果の差については，同時手術を行った症例の内訳に影響を受けた可能性が考えられる．対象症例のうち，糖尿病網膜症と裂孔原性網膜.離については，増殖組織の処理や.離網膜に対する処理が必要なため，より繊細な手術手技が必要とり，手術時間が長くなる傾向にあったが，同時手術を行った症例のうち上記2疾患の割合はA群で同時手術を行った30例中19例（63.3％），C群で同時手術を行った44例中14例（31.8％）と差があった．そのため，同時手術のほうが単独手術よりも手術時間の短縮が得られた結果となったと考えられる．つぎに合併症については，Rizzoの報告において術中医原性裂孔形成がAccurusRでの21.7％からConstellationRでの1.7％と劇的に減少したとされている．これは，高速回転硝子体カッターによる網膜への牽引の軽減によるものと考えられる．筆者らの検討でもConstellationRにおいても4.4％と低い発生率であったが，両群に有意な差はみられなかった．これはRizzoの報告と比較してAccurusRでの術中医原性裂孔形成が5.0％と低いためと考えられる．また，今回両群とも良好な視力改善効果が得られた．これは両群とも安全かつ低侵襲な手術手技により良好な結果が得られたと考えられる．新規の硝子体手術装置であるConstellationRは高性能な手術装置であり，手術時間の短縮などによる手術侵襲の軽減や，合併症頻度の低下などの点で期待されているが，今回の検討では他の報告と同様に，従来の手術装置であるAccurusRと比較し，安全性を損なうことなく手術時間短縮の観点から優位性が確認できた．文献1）FujiiGY,DeJuanEJr,HumayumMSetal：Anew25-gaugeinstrumentsystemfortransconjunctivalsuture-lessvitrectomysurgery.Ophthalmology109：1807-1812,（146）20022）RecchiaFM,ScottIU,BrownGCetal：Small-gaugeparsplanavitrectomy：areportbytheAmericanAcademyofOphthalmology.Ophthalmology117：1851-1857,20103）HubschmanJP,GuptaA,BourlaDHetal：20-，23-，and25-gaugevitreouscuttersperformanceandcharacteristicsevaluation.Retina28：249-257,20084）LakhanpalRR,HumayumMS,deJuanEJretal：Outcomesof140consecutivecasesof25-gausetransconjunctivalsurgeryforposteriorsegmentdisease.Ophthalmology112：817-824,20055）IbarraMS,HermelM,PrennerJLetal：Longer-termoutcomesoftransconjunctivalsutureless25-gaugevitrectomy.AmJOphthalmol139：831-836,20056）OshimaY,ShimaC,WakabayashiTetal：Microincisionvitrectomyanintravitrealbevacizumabasasurgicaladjuncttotreatdiabetictractionretinaldetachment.Ophthalmology116：927-938,20097）佐藤達彦，恵美和幸，坂東肇ほか：増殖硝子体網膜症に対する硝子体手術成績─25ゲージシステム使用例と20ゲージシステム使用例での後ろ向き比較．日眼会誌116：100-107,20128）MuraM,TanSh,DeSmetMD：Useof25-gaugevitrecctomyinmanagementofprimaryrhegmatogenousretinaldetachment.Retina29：1299-1304,20099）廣渡崇郎，石田友香，秋澤尉子：高速回転硝子体切除装置を用いた硝子体手術成績．臨眼67：697-700,201310）Schulze-BonselK,FeltgenN,BurauHetal：Visualacuities“handmotion”and“countingfingers”canbequantifiedwiththeFreiburgvisualacuitytest.InvestOphthalmolVisSci47：1236-1240,200611）GroverS,FishmanGA,AndersonRJetal：Visualacuityimpairmentinpatientswithretinitispigmentosaatage45yearsorolder.Ophthalmology106：1780-1785,199912）RizzoS,Genovesi-EbertF,BeltingC：Comparativestudybetweenastandard25-gaugevitrectomysystemandanewultrahigh-speed25-gaugesystemwithdutycyclecontrolinthetreatmentofvariousvitreoretinaldisease.Retina31：2007-2013,201113）柳田智彦，清水公也：25ゲージ硝子体手術におけるアキュラスとコンステレーション硝子体切除時間の比較．あたらしい眼科29：869-871,201214）MurrayTG,LaytonAJ,TongKBetal：Transistiontonoveladvancedintegratedvitrectomyplatform：comparisionofthesurgicalimpactofmovingfromtheAccurusvitrectomyplatformtotheConstellationVisionSystemformicroincisionalvitrectomysurgery.ClinOphthalmol7：367-377,201315）安藤友梨，田中秀典，谷川篤弘ほか：25ゲージ黄斑円孔手術におけるアキュラスRとコンステレーションRの比較．あたらしい眼科30：1181-1184,2013＊＊＊（147）あたらしい眼科Vol.31，No.9，20141395</p>
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		<title>トップアスリートの視力</title>
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		<pubDate>Thu, 30 Aug 2012 15:31:19 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科29（8）：1168.1171，2012cトップアスリートの視力枝川宏＊1,2,3川原貴＊3小松裕＊3土肥美智子＊3先崎陽子＊3川口澄＊3桑原亜紀＊3赤間高雄＊4松原正男＊2,3＊1えだがわ眼科クリニック＊2東京女子医科大学東医療センター眼科＊3国立スポーツ科学センター＊4早稲田大学スポーツ科学学術院VisualAcuityofTopAthletesHiroshiEdagawa1,2,3）,TakashiKawahara3）,HiroshiKomatsu3）,MichikoDoi3）,YokoSenzaki3）,MasumiKawaguchi3）,AkiKuwabara3）,TakaoAkama4）andMasaoMatsubara2,3）1）EdagawaEyeClinic,2）DepartmentofOphthalmology,TokyoWomen’sMedicalUniversityMedicalCenterEast,3）JapanInstituteofSportsSciences,4）FacultyofSportScience,WasedaUniversityわが国のトップレベルの競技者の聞き取り調査と視力測定をした．対象は国立スポーツ科学センターでメディカルチェックを行った夏季と冬季のオリンピック・アジア大会53競技の競技者1,574人．聞き取り調査は競技時の矯正方法と眼の既往症歴について行った．視力は競技時と同様の矯正状態で片眼と両眼の遠方視力を測定した．1）視力1.0以上の競技者は全体の82.5％で，球技群が最も多く86.2％，格闘技群が最も少なく74.0％であった．2）視力の矯正は90.3％が使い捨てコンタクトレンズを使用していたが，5.4％はLASIK（laserinsitukeratomileusis），0.5％はオルソケラトロジーを選択していた．3）眼既往症者は3.0％，スポーツ眼外傷は1.0％であった．眼既往症発症率はスピード群が最も高く4.5％，スポーツ眼外傷発症率は球技群が最も高く1.5％であった．眼既往疾患では角膜疾患とその他の疾患が最も多く25.5％，ついで網膜疾患14.9％であった．Thisresearchstudiedthestateofvisualacuityoftop-classathletes.Weexaminedandinterviewed1,574top-classathleticcompetitorsintheOlympicandAsianconventiongames,regardingtheirvisualacuity.Ofalltheathletes,82.5％hadvisualacuityover1.0；thepercentagewas86.2％forthoseinballgamesand74.0％forthoseinfightgroups.Ofalltheathletes,90.3％useddisposablecontactlens；5.4％hadlaserinsitukeratomileusisand0.5％usedorthokeratology.Ofalltheathletes,3.0％hadahistoryofeyediseaseand1.0％hadhadeyeinjuriesresultingfromsports.Eyediseaseincidencewashighestinathletesinvolvedinhigh-speedathletics（4.5％）；theincidenceofeyeinjurywashighestintheballgamegroups（1.5％）.Themostcommondiseaseswerecornealdiseaseandotherdiseases（25.5％）,followedbyretinaldisease（14.9％）.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）29（8）：1168.1171,2012〕Keywords：視力，アスリート，オリンピック，スポーツ，スポーツ眼疾患．visualacuity,athletes,Olympicgames,sport,sporteyedisease.はじめにスポーツにおいて視力は最も重要で確実な視機能であり，視力が不十分だと競技能力に影響する可能性がある．優れた競技者は一般に優れた視機能を保持していると考えられ，これまでもさまざまな集団で視力の調査報告が行われている1.6）．しかし，わが国では真にトップレベルの競技者の視力を多数調査した報告はない．筆者らはすでにトップレベルのスキー競技者の視機能は報告した2）が，今回はさまざまな種目のトップレベルの競技者を対象に，視力の現状と眼既往症歴を把握することを目的として調査を行った．I対象および方法対象は2008年10月から2009年10月までに国立スポーツ科学センターでメディカルチェックを行った夏季と冬季のオリンピックとアジア大会の出場者および候補者1,574人である．競技種目および競技者数は夏季オリンピック・アジア〔別刷請求先〕枝川宏：〒153-0065東京都目黒区中町1-25-12ロワイヤル目黒1Fえだがわ眼科クリニックReprintrequests：HiroshiEdagawa,M.D.,EdagawaEyeClinic,RowaiyaruMeguro1F,1-25-12Nakacho,Meguro-ku,Tokyo153-0065,JAPAN116811681168あたらしい眼科Vol.29，No.8，2012（142）（00）0910-1810/12/\100/頁/JCOPY大会36種目の1,233人，冬季オリンピック・アジア大会17種目の341人で，平均年齢は23歳であった．競技種目は種目の競技特性から6種類に分類した（表1）．標的群はライフル射撃など標的を見る種目で6種目90人，格闘技群は柔道など近距離で競技者と対する種目で6種目98人，球技群は野球などボールを扱う種目で14種目653人，体操群は体操など回転運動が含まれる種目で6種目79人，スピード群はスキーなど道具を使用して高速で行う種目で14種目269人，その他群は陸上競技など視力が競技に重大な影響を与えにくい種目で7種目385人であった．視力測定は競技時と同様の状態で5m視力表を使用して右眼，左眼，両眼の順序で行った．聞き取り調査は競技時の視力矯正方法と眼既往症歴について行った．分析は競技者全員と6種類の競技群で，競技時の視力矯正方法，単眼視力と両眼視力，眼既往疾患歴で行った．なお，単眼視力と両眼視力は，1.0以上，0.9.0.7，0.6.0.4，0.3未満の4段階で評価した．左右の視力についてはt検定で，単眼視力と両眼視力については分散分析で行い，5％の有意水準設定で検討した．表1競技特性の分類1）標的群種目：標的を見ることが必要な種目6種目（90名）アーチェリー・ビリヤード・ボウリング・ライフル射撃・カーリング・バイアスロン2）格闘技群種目：近距離で競技者と対する種目6種目（98名）剣道・柔道・テコンドー・フェンシング・ボクシング・レスリング3）球技群種目：ボールを扱う必要のある種目14種目（653名）ゴルフ・サッカー・水球・スカッシュ・ソフトテニス・ソフトボール・卓球・テニス・バスケットボール・バドミントン・バレーボール・ホッケー・ラグビー・アイスホッケー4）体操群種目：回転運動が多く含まれる種目6種目（79名）新体操・体操・ダンススポーツ・トランポリン・フィギュアスケート・飛び込み5）スピード群種目：道具を使用して高速で行う種目14種目（269名）自転車・スキー（アルペン・エアリアル・クロス・クロスカントリー・コンバインド・ジャンプ・モーグル）・スケート（ショートトラック・スピードスケート）・スケルトン・スノーボード・ボブスレー・リュージュ6）その他群種目：視力が重大な影響を与えにくい種目7種目（385名）競泳・ウェィトリフティング・セーリング・トライアスロン・武術太極拳・ボート・陸上競技II結果1.視力単眼視力と両眼視力は6競技群で有意な差はなく，左右眼の視力も有意な差はなかった．単眼視力1.0以上は全体の82.5％（2,598/3,148眼）で，球技群が最も多く86.2％（1,126/1,306眼），格闘技群が最も少なく74.0％（145/196眼）であった（表2）．両眼視力1.0以上は全体の92.2％（1,452/1,574人）で，球技群が最も多く95.4％（623/653人），格闘技群が最も少なく84.7％（83/98人）であった（表3）．2.視力矯正方法視力矯正をしている者は日常生活では39.5％（621/1,574人）であったが，競技では35.4％（557/1,574人）で，日常生活で矯正している者の89.7％（557/621人）が競技でも矯正していた．競技中の矯正方法はコンタクトレンズ（CL）90.3％（503/557人）・LASIK（laserinsitukeratomileusis）表2競技群別にみた単眼視力の分布（n＝3,148）視力競技群1.0以上0.9.0.70.6.0.40.3以下不明標的群n＝180147（81.7％）21（11.7％）3（1.7％）1（0.6％）8（4.4％）格闘技群n＝196145（74.0％）25（12.8％）15（7.7％）11（5.6％）0球技群n＝1,3061,126（86.2％）117（9.0％）41（3.1％）12（0.9％）10（0.8％）体操群n＝158133（84.2％）12（7.6％）9（5.7％）4（2.5％）0スピード群n＝538436（81.0％）49（9.1％）31（5.8％）16（3.0％）6（1.1％）その他群n＝770611（79.4％）67（8.7％）53（6.9％）27（3.5％）12（1.6％）表3競技群別にみた両眼視力の分布（n＝1,574）視力競技群1.0以上0.9.0.70.6.0.40.3以下不明標的群n＝9082（91.1％）4（4.4％）4（4.4％）00格闘技群n＝9883（84.7％）7（7.1％）7（7.1％）1（1.0％）0球技群n＝653623（95.4％）19（2.9％）6（0.9％）05（0.8％）体操群n＝7975（94.9％）2（2.5％）1（1.3％）1（1.3％）0スピード群n＝269246（91.5％）11（4.1％）6（2.2％）3（1.1％）3（1.1％）その他群n＝385343（89.1％）20（5.2％）15（3.9％）1（0.3％）6（1.6％）（143）あたらしい眼科Vol.29，No.8，20121169表4競技群別眼既往症者標的群格闘技群球技群体操群スピード群その他群競技者数（人）（n＝1,574）909865379269385眼既往症者数（人）（n＝47）33221126スポーツ眼外傷者数（人）（n＝15）1110021眼既往症発症率（％）眼既往症者数/競技者3.33.13.41.34.51.6スポーツ眼外傷発症率（％）スポーツ眼外傷者数/競技者数1.11.01.500.70.35.4％（30/557人）・眼鏡3.8％（21/557人）・オルソケラトロジー0.5％（3/557人）であった．使用されていたCLの種類は使い捨てレンズ（DCL）93.2％（469/503人）・ソフトレンズ（SCL）4.0％（20/503人）・ハードレンズ（HCL）1.2％（6/503人）・不明1.6％（8/503人）で，DCLでは1日交換レンズ（1dayDCL）46.3％（217/469人）・2週間交換レンズ（2WDCL）49.0％（230/469人）・1カ月交換レンズ（1MDCL）4.7％（22/469人）であった．CLは全競技群で使用されていた．LASIKを選択していたのはスピード群16人・標的群7人・球技群4人・その他群3人，眼鏡を選択していたのは標的群16人・その他群4人・球技群1人，オルソケラトロジーを選択していたのはその他群3人であった．3.眼既往症眼既往症者は3.0％（47/1,574人）で，スポーツ眼外傷者は1.0％（15/1,574人）であった．眼既往症発症率（眼既往症者数/競技者数）はスピード群が，スポーツ眼外傷発症率（スポーツ眼外傷者数/競技者数）は球技群が最も高かった（表4）．眼既往症では角膜疾患とその他の疾患がともに25.5％（12/47人）で最も多く，ついで網膜疾患の14.9％（7/47人）であった．角膜疾患の41.7％（5/12人）はCL関連で，これはCL装用者全体の0.8％（5/621人）であった．その他の疾患の50.0％（6/12人）は原因不明の視力低下で，網膜疾患は全員がスポーツ眼外傷であった．また，弱視の者はスピード群に2人と球技群に1人いた．III考察トップレベルのアスリートの視機能については，8種目のオリンピックレベルのアスリート157人を分析した報告4）がある．この結果では視力は種目間で有意な差があり，視力が良好な種目はソフトボールやアーチェリーで，悪い種目はボクシングや陸上競技であったと報告している．今回は競技群で分析したために種目間の視力差はわからなかったが，球技群種目や標的群種目では視力は良好で，格闘技群種目や陸上競技を含むその他群種目では視力が悪かったのはこの報告と同様の傾向であった．わが国の大学生の調査5）でも視力が良1170あたらしい眼科Vol.29，No.8，2012好な者は球技種目に多くて対人や個人種目では少ないと，同様の結果を報告している．球技は視力の影響を受けやすい3）と以前に報告したが，球技群種目の者は日頃の経験を通して視力は運動能力に影響すると感じていて視力が良好な者が多かったと考えられる．また，今回体操群やスピード群でも視力が良好な者が多かったのも，同様の理由と考えられる．一方，格闘技群種目は対戦者が近距離にいるので競技者が他の種目よりも遠方を見ることが少なく，視力に重きをおく必要を感じなくて視力の悪い者が多かったと考えられるが，ボクシングのように規則で競技中は視力矯正用具を使用できない種目があることも一つの理由としてあげられる．このように競技者の視力は競技特性から影響を受けていると考えられる．今回の対象者の視力矯正割合は日常生活では39.5％で，競技では89.7％であった．これを大学生の視力矯正割合6）と比較すると，日常生活では大学生の32.5％とあまり差はなかったが，競技では大学生の71.8％よりも2割ほど高かったことから，トップレベルの競技者は競技では視力を良好に保とうとする意識が高いように思われる．矯正方法ではほとんどの者はCLを使用していたが，LASIKは冬季のスピード群や標的群の者が選択しており，オルソケラトロジーはその他群の者が選択していた．LASIKやオルソケラトロジーを選択した理由として，冬季競技は乾燥したなかで行われるうえにスピード競技では多くの風が眼に当たること，標的競技は標的を注視する際に瞬きが少なくなるなど，競技中の環境が角膜を乾燥させやすい状況にあるためだと思われる．また，眼鏡が標的群で多かったのは，標的を注視する眼だけを矯正する射撃用眼鏡を使用していたためである．視力の悪い競技者は競技能力を十分に発揮できない3）ことから目的に応じた方法で視力を矯正する必要があるが，各手法の問題点を十分に理解せずに便利な方法を選択している競技者が多かった．スポーツ眼外傷については約8割は球技によるものと報告されている7.10）が，今回球技群は66.7％（10/15人）と少なかった．この差は報告がスポーツ眼外傷で眼科を受診した患（144）者の分析であったのに対して，今回は聞き取り調査の結果であったために生じたものと思われる．今回の聞き取り調査では一般的な既往症が少ない印象があった．これは聞き取り調査では競技者は重大な疾患だけを申告する傾向にあったことから，一般的な既往症の情報を得ることができなかったためと思われる．今後の検討が必要である．既往症では角膜疾患の4割はCL関連で，不適切なCL管理やCL使用に適さない競技環境のために起こったと考えられる．その他の疾患の半数が原因不明の視力低下であったのは，視力低下を指摘されたにもかかわらず，放置していた者が多かったためである．疾患については，眼窩より大きなボールを使用する種目で網膜疾患，身体接触の多い種目で眼窩底吹き抜け骨折が起こっていた．これは過去の報告7.11）と共通しており，種目によって起こりやすい疾患のあることがわかる．また，視覚が競技能力に影響すると思われる弱視の者がスピード群と球技群にいたことは，ハンディのある視覚を日頃の練習で獲得した技術でレベルの高い競技能力を得ることができたためと考えられる．競技能力はさまざまな要素から成立しているので，視覚の結果だけで競技能力を判断することには慎重でなければならない．文献1）大阪府医師会学校医部会：視覚とスポーツに関する調査報告書．p4-12,19962）枝川宏，松原正男，川原貴ほか：スポーツ選手の眼に関する意識と視機能．臨眼60：1409-1412,20063）枝川宏，石垣尚男，真下一策ほか：スポーツ選手における視力と競技能力．日コレ誌37：34-37,19954）LadyDM,KirschenDG,PantallP：ThevisualfunctionofOlympiclevelathletes─Aninitialreport.EyeContactLens37：116-122,20115）上野純子，正木健雄，太田恵美子：大学運動部選手の視機能について．日本体育大学紀要22：31-37,19926）佐渡一成，金井淳，高橋俊哉：スポーツ眼科へのアプローチ．臨床スポーツ医学12：1141-1147,19957）黒坂大次郎，木村肇二郎：スポーツ眼外傷．眼科34：1085-1091,19928）徳山孝展，池田誠宏，岩崎哲也ほか：ボール眼外傷の15年間の統計的検討．臨眼46：1121-1125,19929）木村肇二郎：スポーツによる眼外傷．眼科MOOK39，労働眼科，p10-21，金原出版，198910）鈴木敬，馬嶋昭生，佐野雅洋：名古屋市立大学におけるボール眼外傷の統計的観察（II）．眼紀37：615-619,198611）岡本寧一：接触競技による眼外傷の特徴とその対策．あたらしい眼科14：335-359,1997＊＊＊（145）あたらしい眼科Vol.29，No.8，20121171</p>
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