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	<title>あたらしい眼科オンラインジャーナル &#187; 輪部炎</title>
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		<title>単純ヘルペスウイルス性角膜輪部炎の再発についての検討</title>
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		<pubDate>Tue, 30 Oct 2018 15:22:32 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科35（10）：1411.1414，2018c単純ヘルペスウイルス性角膜輪部炎の再発についての検討神田慶介大矢史香森弓夏中田瓦渡辺仁関西ろうさい病院眼科CInvestigationoftheRecurrencePatternofHerpesSimplexLimbitisKeisukeKanda,FumikaOya,YukaMori,KoNakataandHitoshiWatanabeCDepartmentofOphthalmology,KansaiRosaiHospitalC目的：角膜輪部炎として角膜ヘルペスを発症したものについて，その後の角膜ヘルペスの再発の有無，その臨床的特徴について明らかにする．方法：2013年C1月.2016年C9月に関西ろうさい病院を受診し，単純ヘルペス性角膜輪部炎の診断を受けたC9例についてC2017年C12月まで経過観察し，再発の有無，再発時の臨床的特徴，治療経過について検討した．結果：角膜ヘルペスの再発を認めたものはC9例中C5例であり，そのすべてで角膜輪部炎としての再発を認めた．再発期間はC3カ月.3年C11カ月であった．輪部炎の再発部位はC2例でほぼ同部位で，3例では異なる部位であった．いずれの症例も再発後の治療によりC2週間.1カ月で治癒した．CPurpose：Toevaluateclinicalcharacteristicsoftherecurrenceofcorneallimbitiscausedbyherpeticsimplexvirus.CMethods：UntilCDecemberC2017,CweCfollowedC9CpatientsCwhoChadCbeenCdiagnosedCwithCcornealClimbitisCatCKansaiRosaiHospitalfromJanuary2013toSeptember2016.Weexaminedtherecurrenceofherpessimplexkera-titisCinCtheseCpatients,CinvestigatingCcharacteristicsCofCrecurrenceCandCresponseCtoCtreatment.CResults：RecurrenceCwasCobservedCinC5cases；allCcasesChadCoccurredCwithCcornealClimbitis.CRecurrenceCwasCatCfromC3CmonthsCtoC3Cyears,11monthsafterthe.rstepisode.Recurrencewasatalmostthesamelocationin2cases,andatadi.erentlocationin3cases.Everyrecurrencewashealedwithusualtreatmentatfrom2weeksto1month.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）C35（10）：1411.1414,C2018〕Keywords：角膜ヘルペス，輪部炎，再発．herpessimplexkeratitis,limbitis,recurrence.Cはじめに角膜ヘルペスは，30年ほど前には適切な治療薬に乏しく，しばしば角膜穿孔から緊急の角膜移植に至る難治性疾患であった．その後，アシクロビルの研究開発そして上市により，その治療効果が高いことから，角膜ヘルペスは比較的治療しやすい疾患となった．このため，最近では実質型角膜ヘルペス，とくに壊死性タイプをみることがまれになった．このような経緯のなかで，現在では角膜ヘルペスが角膜移植の対象となることも少なくなってきている1,2）．角膜ヘルペスの臨床的な特徴や分類は詳細に把握され，その臨床的分類は現在でも十分に利用できるものである3）（表1）．このなかで，角膜ヘルペスの内皮型の一つである角膜輪部炎は，角膜輪部結膜の充血および腫脹が特徴であり，それが進展すると近傍の周辺部角膜浮腫，さらには角膜後面沈着物の出現と眼圧上昇という臨床的特徴を示す．しかし，角膜表1角膜ヘルペスの分類（I）上皮型樹枝状角膜炎地図上角膜炎（II）実質型円板状角膜炎壊死性角膜炎（ICII）内皮型角膜内皮炎角膜輪部炎文献3）より引用ヘルペスの上皮型や実質型と比較して症例数が多くないことから，分類のなかでも括弧付きで紹介，分類されてきた．ただし，昨今，患者の高齢化に伴い角膜ヘルペス自体の症例数は増えてきており，角膜輪部炎も増加している4,5）．しかし，角膜輪部炎については，過去それほど対象例が多くなかったこともあり，その実態についての報告もわずかであり，その〔別刷請求先〕神田慶介：〒660-8511兵庫県尼崎市稲葉荘C3-1-69関西ろうさい病院眼科Reprintrequests：KeisukeKanda,M.D.,DepartmentofOphthalmology,KansaiRosaiHospital,3-1-69Inabasou,Amagasaki,Hyogo660-8511,JAPANC0910-1810/18/\100/頁/JCOPY（99）C1411表2経過を追うことができた角膜輪部炎症例の再発の有無とその特徴症例年齢性別輪部炎の初回位置再発の有無再発の時期再発パターン輪部炎の再発位置C167歳，女8-9時あり1年4カ月後角膜輪部炎11-4時C279歳，男6-8時あり6カ月後角膜輪部炎4-6時C366歳，男12-4時あり3カ月後角膜輪部炎3-5時C451歳，女1-2時なしC553歳，男3-5時なしC657歳，女2-5時なしC774歳，女10-2時なしC851歳，男1-3時あり3年11カ月後角膜輪部炎1-3時C964歳，女12-5時あり3年10カ月後角膜輪部炎11-2時情報が十分に把握されているとは言いがたい．さらに，角膜輪部炎として発症した角膜ヘルペスの再発や臨床的特徴について明確な報告がないのが実情である．そこで今回，関西ろうさい病院でヘルペス性角膜輪部炎（疑い）と診断された症例において，その再発の有無，再発までの期間，再発例での特徴について検討したので，ここに報告する．CI方法対象は関西ろうさい病院眼科（以下，当科）でC2013年C1月.2016年C9月に単純ヘルペスウイルスによる角膜輪部炎（疑い）の診断を受けたC9例C9眼で，内訳は男性C4例C4眼，女性C5例C5眼，年齢はC51.79歳である．これらC9例C9眼についてC2017年C12月まで経過観察し，細隙灯顕微鏡にて診察し，フルオレセインによる生体染色にて角結膜上皮障害を調査し，角膜輪部炎を含めた角膜ヘルペスの再発について検討した．検査項目としては，その角膜ヘルペスの再発の有無，再発時の角膜ヘルペスのパターン，角膜輪部炎については初回発症部位と再発部位の比較，再発の時期，その治療経過について検討した．CII結果経過を追うことができたC9例C9眼の結果を表2として記す．角膜輪部炎については，輪部結膜に沿った充血と腫脹があり，過去に角膜ヘルペスの既往があるということ，進行したものでは周辺部の角膜浮腫や眼圧の上昇といった既報の角膜輪部炎の特徴4,5）を示していることから臨床的に診断した．角膜ヘルペスの再発を認めたものはC5例C5眼であった（男性3例C3眼，女性C2例C2眼）．角膜ヘルペスの再発を認めたC5例のうち，すべてが角膜輪部炎としての再発を示した．再発の時期はC3カ月.3年C11カ月とさまざまな間隔で再発しており，平均再発期間はC23.6カ月であった．角膜輪部炎の再発部位はC2例でほぼ同部位であり，3例では異なる部位であった．いずれの症例も再発後の治療によりC2週間.1カ月でC1412あたらしい眼科Vol.35，No.10，2018治癒した．今回の経過観察の期間では初回の角膜輪部炎の再発後，2回目の角膜ヘルペスの再発を認めたものはなかった．CIII代表症例（症例2）症例はC79歳の男性．2016年C6月に左眼の充血を主訴に近医を受診した．そこで前房炎症を指摘され，虹彩炎の診断でステロイド点眼を処方された．しかし，下方結膜充血が改善せず，近医を初診してからC1カ月が経過した頃に精査加療目的で当科を紹介受診した．当科初診時の矯正視力は右眼（1.0），左眼（0.7），眼圧は右眼C13CmmHg，左眼C11CmmHgであった．6-8時方向に角膜輪部結膜の充血と腫脹，およびその位置に近接する周辺部角膜の浮腫があり，その先端では角膜後面沈着物を認めた（図1a）．また，過去に上皮型ヘルペスの既往があったことから，臨床的特徴により本症例をヘルペス性角膜輪部炎と診断した．これに対しバラシクロビル内服C500Cmg2錠分C2，アシクロビル軟膏を左眼にC2回，レボフロキサシン点眼とベタメタゾン点眼を左眼にC4回で治療を開始した．治療に反応し，当科で治療を開始してからC2週間で充血は改善し，左眼の視力は（1.0）に改善した（図1b）．病変は消失し，安定したものと考え近医での経過観察を指示した．しかし，それからC6カ月後，近医で経過観察中に前房炎症が再燃し，精査加療目的で当科を再診した．このとき左眼視力は（0.5），眼圧は左眼C11CmmHgであった．前回とは異なりC4-6時方向の角膜輪部結膜の充血と角膜後面沈着物を認めた（図2a）．初回のエピソードに加えて上記の臨床的特徴からヘルペス性角膜輪部炎の再発と診断し，前回と同様の投薬により治療を行った．2週間で結膜充血や輪部結膜の腫脹は改善し，左眼視力は（1.2）に改善した（図2b）．CIV考按今回の症例から，単純ヘルペスウイルスC1型でしばしばみられる角膜ヘルペスの再発が，角膜輪部炎でもみられること（100）図1症例2の初回角膜輪部炎の前眼部写真a：治療前，b：治療後．が明らかとなった．今回は最長の経過観察期間がC3年C11カ月と長期ではないものの，9例中C5例で再発していたことが判明した．角膜輪部炎でヘルペス性角膜炎が再発する例があることは，助村の報告にも記載されており4），再発については注意して経過をみていく必要性があることを示している．角膜輪部炎の診断については，サイトメガロウイルス感染を含む種々の角膜内皮炎との鑑別が必要な場合がある．その際には前房水のCPCRによる単純ヘルペスウイルスの検出は有効な診断ではあるが6），今回の症例ではいずれも過去に上皮型角膜ヘルペスの既往があり，輪部結膜の充血や腫脹といった角膜輪部炎の特徴をもつことから臨床的に角膜輪部炎（疑い）と診断した．さて，単純ヘルペスウイルスによる角膜輪部炎での再発の頻度については助村らの報告では言及されておらず，角膜輪部炎が発症した場合，その再発がすべて角膜輪部炎を生じていることが今回初めて明らかとなった．ただ，再発しても今回のC5例では抗ヘルペス薬眼軟膏および内服，ステロイド点眼で良好な治療経過をたどっていた．再発までの期間については，今回の症例でも再発期間に幅があり，一定の傾向は見いだせなかった．このことは逆に期間があいても輪部炎での再発が起こりうることを示唆しており，経過観察の重要性を示している．さらに，今回の研究で図2症例2の再発時の角膜輪部炎の前眼部写真a：治療前，b：治療後．は角膜輪部炎の再発部位が異なっている例，同じ部位で発症する例がそれぞれ一定の確率であり，経過観察するうえでの注意点であるといえる．表1からもわかるように，20年以上前からヘルペスによる角膜輪部炎が角膜ヘルペスのC1病態としてあげられているが3），上皮型，実質型に比較して，角膜輪部炎はその発症頻度も少なく，一般的な眼科医のなかでも認識が少ないと考えられ，診断や経過観察において注意していく必要がある．角膜輪部炎の発症としては以下のように推定される．通常の角膜ヘルペス同様，三叉神経節に潜伏する単純ヘルペスウイルスC1型がなんらかの刺激により活性化し，線維柱帯まで神経をたどり移動し，線維柱帯での炎症を引き起こす．これより輪部にあるリンパ組織に炎症が波及し，結膜輪部付近の充血，腫脹につながり，輪部炎が発症するというメカニズムである．輪部炎が拡大し角膜方向へ波及すると，輪部での結膜の腫脹，充血に加えて，その近傍の周辺部角膜が浮腫をきたし，前房の炎症が生じるとCkeratoprecipitatesがみられるようになり，それは眼圧上昇も引き起こす．線維柱帯にヘルペスウイルスがたどり着き，その感染が角膜内皮へとすぐに波及すれば角膜内皮炎を呈することになる．輪部炎から角膜の浮腫が生じた例での報告で，天野らは角膜内皮炎として扱っているが，その症例では眼圧上昇が継続したため，線維柱（101）あたらしい眼科Vol.35，No.10，2018C1413帯切除術が施行されている7）．そのなかで線維柱帯の組織で単純ヘルペスウイルスC1型に感染した細胞が認められており，三叉神経節から来たウイルスが線維柱帯で増殖し角膜輪部炎につながったとみるのが妥当であろう．高齢者増加により，これまで以上に通常の上皮型角膜ヘルペス罹患者は増加している．そうした背景から今後，角膜輪部炎患者も増加すると推定できる．角膜輪部炎の臨床上の特徴を再度理解し，角膜ヘルペスの一病態であると認識し，速やかな治療を行うことが今後さらに必要であり，また，いったん発症した場合，再発することを患者にも説明し，充血が再度生じれば速やかな受診を行うよう指導するべきである．そうした点で今回の研究結果から得られた輪部炎の再発に関する情報は経過観察するうえで参考となる．ただ，本報告の観察期間はかならずしも長期なものではなく，今後長期的な観察でさらなる詳しい情報も必要である．文献1）赤木泰：当科における最近C3年間の全層角膜移植術成績．眼紀C37：83-87,C19862）松清貴幸：大阪大学における角膜移植適応の変遷．眼紀C48：1270-1273,C19973）大橋裕一：角膜ヘルペス─新しい病型分類の提案─．眼科C37：759-764,C19954）助村有美，高村悦子，篠崎和美ほか：単純ヘルペス性角膜輪部炎の臨床所見．あたらしい眼科C30：685-688,C20135）高村悦子：単純ヘルペス性輪部炎の診断と治療．日本の眼科C63：637-640,C19926）KoizumiA,NishidaK,KinoshitaSetal：Detectionofher-pesCsimplexCvirusCDNACinCatypicalCepithelialCkeratitisCusingCpolymeraseCchainCreaction.CBrCJCOphthalmolC83：C957-960,C19997）AmanoCS,COshikaCT,CKajiCYCetal：HerpesCsimplexCvirusCinthetrabeculumofaneyewithcornealendotheliitis.AmJOphthalmolC127：721-722,C1999＊＊＊1414あたらしい眼科Vol.35，No.10，2018（102）</p>
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		<title>単純ヘルペス性角膜輪部炎の臨床所見</title>
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		<pubDate>Thu, 30 May 2013 15:26:00 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科30（5）：685.688，2013c単純ヘルペス性角膜輪部炎の臨床所見助村有美高村悦子篠崎和美木全奈都子田尻晶子東京女子医科大学眼科学教室ClinicalExaminationofHerpesSimplexLimbitisYumiSukemura,EtsukoTakamura,KazumiShinozaki,NatsukoKimataandAkikoTajiriDepartmentofOphthalmology,TokyoWomen’sMedicalUniversity目的：角膜ヘルペスの一病型である角膜輪部炎の臨床所見の特徴と経過を明らかにする．方法：2004年4月から2010年3月までに東京女子医科大学病院を受診した角膜ヘルペス患者のうち，細隙灯顕微鏡検査にて角膜輪部炎と診断した21例について臨床所見の特徴，治療経過を検討した．結果：角膜所見は輪部の隆起を伴う充血，微細な角膜後面沈着物を伴う角膜輪部を中心とした実質の浮腫や混濁を呈していた．21例に延べ37回の角膜輪部炎を観察した．21例中11例（52％）には2回以上の再発がみられた．輪部炎の再発は1月が37回中13回と最も多かった．37回中23回（62％）に眼圧上昇を伴っていた．治療にはステロイド点眼薬，アシクロビル眼軟膏，散瞳剤を用い，眼圧上昇時には緑内障治療薬を併用した．結論：角膜輪部炎の再発は少なくなく，眼圧上昇を伴う傾向がみられた．Purpose：Toevaluateclinicalcharacteristicsofcorneallimbitis,asubtypeofherpetickeratitis.Methods：Wereviewedtheclinicalrecordsof21patientswhohadbeendiagnosedwithcorneallimbitisbyslit-lampmicroscopyatTokyoWomen’sMedicalUniversityHospitalfromApril2004toMarch2010.Results：Slit-lampexaminationshowedlimbalhyperemiawithswelling,andedematousoropaquecornealstromawithfinekeraticprecipitates.Atotalof37episodesofcorneallimbitiswereobservedinthe21patients,withtwoormorerecurrencesin11（52％）patients.CorneallimbitisrelapsewasmostcommoninJanuary,comprising13ofthe37episodes.Elevatedintraocularpressure（IOP）wasobservedin23ofthe37episodes（62％）.Thepatientsweretreatedwithsteroideye-drops,topicalacyclovirandmydriatics.GlaucomadrugswereaddedincaseswithelevatedIOP.Conclusions：RecurrenceandelevatedIOPwerefrequentlyobservedincorneallimbitis.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）30（5）：685.688,2013〕Keywords：角膜ヘルペス，輪部炎，眼圧上昇，毛様充血，輪部腫脹．herpessimplexkeratitis,limbitis,elevatedintraocularpressure,ciliaryinjection,limbalswelling.はじめに角膜ヘルペスは慢性再発性の疾患であり，その経過中にさまざまな病型を呈する．眼ヘルペス感染症研究会の病型分類では上皮型・実質型・内皮型と病型の首座による分類が提唱されている1）．輪部炎は角膜輪部の炎症を主体とする特徴的な所見を呈する病型2）であり，内皮型の一型として分類されている．今まで輪部炎で再発し，その後角膜ヘルペスと診断された症例は散見される3）が，多数例の角膜ヘルペスについて臨床経過を詳細に検討した報告は少ない．一方，角膜ヘルペスの経過中に眼圧上昇を伴う場合，輪部炎の所見を呈する頻度が高いことから3），角膜輪部炎を角膜ヘルペスの一病型と認識し，臨床像を把握し治療にあたることは重要と思われる．今回，角膜ヘルペスの経過中に観察された角膜輪部炎の臨床的特徴，眼圧上昇との関連，治療法について検討した．I対象および方法2004年4月から2010年3月までの6年間に東京女子医科大学病院を受診し，樹枝状角膜炎再発時にウイルス学的検査により角膜ヘルペスと確定診断された患者のうち，経過中に細隙灯顕微鏡所見から角膜輪部炎と診断された21例〔男性6例，女性15例，年齢61±12（平均値±標準偏差）歳（35〔別刷請求先〕助村有美：〒162-8666東京都新宿区河田町8-1東京女子医科大学眼科学教室Reprintrequests：YumiSukemura,M.D.,DepartmentofOphthalmology,TokyoWomen’sMedicalUniversity,8-1Kawada-cho,Shinjuku-ku,Tokyo162-8666,JAPAN0910-1810/13/\100/頁/JCOPY（107）685.80歳）〕を対象とした．21例の輪部炎の再発回数，再発時期，細隙灯顕微鏡所見の特徴，眼圧上昇の有無，治療方法と経過についてレトロスペクティブに検討した．なお，眼圧測定にはGoldmann圧平式眼圧計を用い，22mmHg以上を眼圧上昇とした．II結果1.細隙灯顕微鏡所見の特徴特徴的な所見として，輪部結膜の隆起を伴う充血と，隣接する角膜輪部を中心とした実質の浮腫，混濁が認められた（図1）．角膜混濁は実質深層に著明で，微細な角膜後面沈着物を伴っていた．フルオレセイン染色では角膜輪部に限局した上皮浮腫が観察された．また，輪部炎の所見から連続して図1細隙灯顕微鏡所見の特徴全周性の輪部結膜に隆起を伴う充血と，周辺部の実質の浮腫，混濁がみられる．図2楔形混濁限局性の輪部結膜の隆起と充血がみられ，連続して角膜周辺部から中央部に頂点を向けた楔形混濁がみられる．角膜実質深層の楔形混濁を伴っていたもの（図2）が5回，周辺部の樹枝状角膜炎を合併したものが1回観察された．輪部炎の範囲は限局したものから全周に及ぶものまであった．2.再発回数と再発時期今回の観察期間に受診した角膜ヘルペス患者は100例であり，そのうち輪部炎の再発は21例（21％）に観察された．21例には延べ37回（平均1.8回/症例）の再発がみられた．輪部炎の再発が複数回観察された症例は11例（52％）あり，内訳は2回が7例，3回が3例，4回が1例であった．輪部炎が複数回再発した症例において，再発時の部位は同じとは限らなかった．月別では11.2月に多く，なかでも1月に37回中13回（35％）と最も多かった．3.眼圧眼圧上昇は37回の輪部炎において23回（62％）に認められた．輪部炎再発時の最高眼圧は25.4±7.5mmHg（22.48mmHg）であった．輪部炎の範囲が1/3周未満だった19回のうち眼圧上昇は6回（32％）に，1/3周以上の18回では17回（94％）に眼圧上昇を伴っており，それぞれの平均眼圧は1/3周未満で17.8±6.9mmHg，1/3周以上で33.1±7.8mmHgであった．4.治療方法輪部炎の治療としてステロイド点眼薬，アシクロビル眼軟膏，アトロピン点眼薬を用い，実質型角膜ヘルペスに準じた治療を行った．樹枝状角膜炎を伴った1回以外は全症例でステロイド点眼薬として0.1％ベタメタゾン点眼液を1日2.3回で開始し，炎症所見の改善に伴い漸減した．アシクロビル眼軟膏は1日1.3回とし，内服は併用しなかった．眼圧上昇を呈した23回のうち21回では緑内障治療薬を用い，そのうち12回は点眼薬に加えアセタゾラミド錠を内服した．緑内障治療薬としてはプロスタグランジン関連薬13回，b遮断薬5回，炭酸脱水酵素阻害薬1回であり，多剤併用は2回であった．眼圧上昇は治療開始後，輪部腫脹の改善に伴い正常化し，その期間は全症例で2週間を超えるものはなかった．5.代表症例（図3）患者は62歳，女性．1986年4月初診時，全周性の輪部炎と角膜中央に樹枝状角膜炎を認め，眼圧は38mmHgであった．その後も2006年3月までの20年間に複数回の再発（樹枝状角膜炎2回，実質炎4回，輪部炎15回）を起こしていた．2006年4月，2日前から右眼霧視と異物感を自覚し当科を再診した．再発時矯正視力：右眼（0.7），左眼（1.0），眼圧：右眼36mmHg，左眼14mmHg．細隙灯顕微鏡所見は全周に輪部腫脹を伴う著明な毛様充血，角膜実質の浮腫と混濁，微細な角膜後面沈着物，輪部に限局した上皮浮腫が観察された（図1）．治療は炎症に対し0.1％ベタメタゾン点眼3.4回/日と，1％アトロピン点眼1回/日，アシクロビル眼686あたらしい眼科Vol.30，No.5，2013（108）ラタノプロスト点眼アセタゾラミド錠内服1％アトロピン点眼アシクロビル眼軟膏0.1％ベタメタゾン点眼全周の輪部炎0.02％デキサメタゾン0.02％フルオロメトロン38mmHg14mmHg15mmHg眼圧再発10日目2カ月5カ月1年図3全周性の輪部炎を再発した症例の治療と経過軟膏点入2.3回/日を行い，眼圧上昇に対しラタノプロスト点眼とアセタゾラミド錠を併用した．治療開始10日後には輪部炎の所見は改善し，眼圧も14mmHgまで下降したためラタノプロスト点眼薬とアセタゾラミド錠の内服は中止し，ステロイド点眼薬を漸減した．III考察角膜ヘルペス症例の経過中に観察できた21例の輪部炎の臨床的特徴を検討した．検討した輪部炎は，ウイルス学的に確定診断された上皮型角膜ヘルペスの既往を有する症例の臨床経過において観察されたものであり，これらは角膜ヘルペス再発の一病型であると診断できる．観察期間の6年間に受診した角膜ヘルペス患者の21％に輪部炎再発を認め，以前に筆者らが行った検討2）でも14％と再発病型の頻度としては少なくない印象がある．また，輪部炎の再発は複数回みられる場合があり，角膜ヘルペスの病型として認識しておく必要があると思われる．輪部炎の所見から連続した角膜実質深層の楔型混濁を伴っていたものは5回認められ，この所見は大橋らによる角膜内皮炎の臨床病型分類4）の傍中心部浮腫型（2型）に類似していた．原因不明の角膜内皮炎の原因として近年，サイトメガロウイルス（cytomegalovirus：CMV）が注目され5），単純ヘルペスウイルス（herpessimplexvirus：HSV）や水痘帯状疱疹ウイルスに比べ頻度が高いことが報告されている6）．しかし，典型的なCMV角膜内皮炎では角膜浮腫は周辺部から始まり，進行性で，角膜後面沈着物が線状や円形に配列することが特徴の一つにあげられているが，今回観察した輪部炎に伴う角膜後面沈着物に特徴的な配列はみられず，細隙灯顕微鏡所見からも鑑別は可能であると思われる．検討した輪部炎のうち，輪部炎再発時に62％で眼圧上昇を伴っていた．以前，筆者らが行った検討7）で角膜ヘルペス（109）284例中の眼圧上昇について検討したが，輪部炎の再発頻度は眼圧上昇を起こさなかった角膜ヘルペスで4.8％であったのに比べ，眼圧上昇時には76.5％であった．さらに，輪部炎の範囲が広いほど眼圧が高い傾向にあり，これらのことから，角膜ヘルペスの経過中にみられる眼圧上昇には輪部炎との関連が推測される．角膜ヘルペスの再発は三叉神経節に潜伏したウイルスが何らかの誘因により活性化し，三叉神経を経由して角膜へ到達し樹枝状角膜炎として再発する．角膜に分布する三叉神経のルートは三叉神経第1枝から分岐した鼻毛様体神経から，一部は毛様体神経節を通過し短後毛様体神経となり，一部は長後毛様体神経として角膜とともに隅角組織や強膜表層に分枝を出しながら角膜輪部に至る．Nagasatoら8）が生体共焦点顕微鏡を用いて角膜ヘルペス患者の上皮下角膜神経の形態学的変化を病型別に比較し，内皮型では上皮型や実質型と異なり上皮下神経の破壊がみられなかったことから，内皮型の再発に関わる三叉神経のルートが異なる可能性を示唆している．一方，Amanoら9）が眼圧上昇を伴った治療に抵抗性の角膜内皮炎に対し線維柱帯切除術を行い，切除した手術標本の線維柱帯などからHSV抗原を検出している．角膜ヘルペスの既往は明らかでない症例だが，線維柱帯へのHSVによる侵襲が眼圧上昇をひき起こす原因になっている可能性が示唆されている．これらのことから，今回観察された輪部炎の病態の一つには角膜周辺部の内皮や線維柱帯に分布する長後毛様体神経経由のHSV再発が線維柱帯の炎症の原因となり眼圧上昇を起こした可能性が推測される．今回輪部炎の治療として，ステロイド点眼薬とアシクロビル眼軟膏，アトロピン点眼薬を用い，眼圧上昇に対し緑内障治療薬を併用した．過去にラタノプロスト点眼液が樹枝状角膜炎の再発への関与が報告10）されているが，これらの薬剤の再発に対する直接的因果関係は明らかでなく，短期間の使用では樹枝状角膜炎の再発はみられず安全に使用できるものと考えた．眼圧上昇に対しては適切なステロイド点眼薬による消炎とともに緑内障治療薬の積極的な使用による速やかな眼圧下降が望ましいと思われる．今回の検討では抗ウイルス薬としては全例アシクロビル眼軟膏を用い，バラシクロビル内服は行わなかった．輪部炎に対しアシクロビル内服を併用している報告もある3）が，輪部に炎症が限局する場合や，免疫抑制状態といったcompromisedhostでなければ局所投与での治療が可能と思われる．角膜ヘルペスの経過中に眼圧上昇や輪部付近の充血を認めた場合，鑑別の一つに角膜輪部炎も念頭におき診断や治療にあたることが重要と思われた．角膜ヘルペスの病型としての輪部炎の病態は不明だが，さらなる病態解明には今後前眼部OCT（光干渉断層計）や超音波生体検査による線維柱帯付近の形状変化や前房水PCR（polymerasechainreaction）によあたらしい眼科Vol.30，No.5，2013687るウイルス学的検討が必要と思われた．文献1）大橋裕一，石橋康久，井上幸次ほか：角膜ヘルペス新しい病型分類の提案．眼科37：759-764,19952）高村悦子：単純ヘルペス性輪部炎の診断と治療．日本の眼科63：637-640,19923）遠藤直子，庄司純，稲田紀子ほか：輪部炎で再発した角膜ヘルペスの2症例．眼科44：1939-1944,20024）大橋裕一，真野富也，本倉真代ほか：角膜内皮炎の臨床病型分類の試み．臨眼42：676-680,19885）KoizumiN,SuzukiT,UnoTetal：Cytomegalovirusasanetiologicfactorincornealendotheliitis.Ophthalmology115：292-297,20086）KandoriM,InoueT,TakamatsuFetal：Prevalenceandfeaturesofkeratitiswithquantitativepolymerasechainreactionpositiveforcytomegalovirus.Ophthalmology117：216-222,20107）吉野圭子，高村悦子，高野博子ほか：角膜ヘルペスにおける眼圧上昇．臨眼45：1207-1209,19918）NagasatoD,Araki-SasakiK,KojimaTetal：Morphologicalchangesofcornealsubepithelialnerveplexusindifferenttypesofherpetickeratitis.JpnJOphthalmol55：444-450,20119）AmanoS,OshikaT,KajiYetal：Herpessimplexvirusinthetrabeculumofaneyewithcornealendotheliitis.AmJOphthalmol127：721-722,199910）WandM,GilbertCM,LiesegangTJ：Latanoprostandherpessimplexkeratitis.AmJOphthalmol127：602-604,1999＊＊＊688あたらしい眼科Vol.30，No.5，2013（110）</p>
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