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	<title>あたらしい眼科オンラインジャーナル &#187; 輻湊</title>
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		<title>近視の過矯正眼鏡装用下でのスマートフォンの使用が誘因と なった内斜視の1 症例</title>
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		<pubDate>Mon, 27 Feb 2023 15:26:15 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
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		<category><![CDATA[デジタルデバイス]]></category>
		<category><![CDATA[後天内斜視]]></category>
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		<category><![CDATA[輻湊]]></category>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科40（2）：263.265，2023c近視の過矯正眼鏡装用下でのスマートフォンの使用が誘因となった内斜視の1症例疋田菜央＊1矢野隆＊1後関利明＊2,4神山とよみ＊3,4相澤大輔＊3,4＊1海老名メデ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科40（2）：263.265，2023c近視の過矯正眼鏡装用下でのスマートフォンの使用が誘因となった内斜視の1症例疋田菜央＊1矢野隆＊1後関利明＊2,4神山とよみ＊3,4相澤大輔＊3,4＊1海老名メディカルプラザ医療技術部視能訓練科＊2国際医療福祉大学熱海病院眼科＊3海老名総合病院眼科＊4北里大学病院眼科CACaseofEsotropiaTriggeredbyUsingaSmartphonewithMyopiaOvercorrectedGlassesNaoHikita1）,TakashiYano1）,ToshiakiGoseki2,4）C,ToyomiKamiyama3,4）CandDaisukeAizawa3,4）1）MedicalPlazaofEbina,2）DepartmentofOphthalmology,InternationalUniversityofHealthandWelfareAtamiHospital,3）DepartmentofOphthalmology,GeneralHospitalofEbina,4）DepartmentofOphthalmology,KitasatoUniversityHospitalC近視の過矯正眼鏡を装用し，デジタルデバイス（DD）の使用後に内斜視を発症したC1例を報告する．症例はC40歳，男性．長時間のCDD使用後に複視を自覚し当院を紹介受診．眼球運動は制限なく，斜視角は遠見近見ともにC45プリズムジオプトリー（CΔ）の内斜視であった．頭部CMRIにて異常はなかった．調節麻痺下の屈折検査にて過矯正眼鏡を装用していたことが判明した．調節麻痺下の屈折値にて眼鏡を処方し，スマートフォンの使用時間を制限した．その後，眼位は遠見・近見ともにC25CΔの内斜位と斜視角が減少したが斜視の頻度が増え，手術を受けた．今回，内斜視を引き起こした原因としては，近視の過矯正眼鏡使用による調節性輻湊，初期老視による過剰な融像性輻湊の誘発，長時間のDD使用による調節性輻湊と調節痙攣が原因と考えられた．DDによる内斜視の発症は若年者での報告が多くみられるが，中年でも起こりうるためCDDの使用状況に注意すること，また適矯正の眼鏡使用の必要性が示唆された．CPurpose：Toreportacaseofesotropiathatoccurredafterusingadigitaldevice（DD）withmyopiaovercor-rectionCglasses.CCaseReport：AC40-year-oldCmaleCwasCreferredCtoCourChospitalCafterCbecomingCawareCofCdiplopiaCfollowingCtheClong-termCuseCofCaCDD.CUponCinitialCexamination,CheCshowedCaC45prismCdiopter（CΔ）esotropia.CACrefractiontestunderaccommodativeparalysisrevealedthathewaswearingovercorrectedglasses,andnewglass-eswereprescribedbasedontherefractionvalueunderaccommodativeparalysis.Afterthat,theangleofstrabis-musdecreased,buthisclinicalcoursewasnotstable,sosurgerywasperformed.Inthiscase,thecauseofesotro-piaCwasCaccommodativeCconvergenceCdueCtoCwearingCovercorrectedCmyopicCspectacles,CinductionCofCexcessiveCconvergencestimulusbyearlypresbyopia,andaccommodativeconvulsionsduetothelong-termuseofaDD.Con-clusion：OurC.ndingsCshowCthatCesotropiaCcausedCbyCtheCuseCofCaCDDCcanCoccurCinCmiddle-ageCpeople,CthusCillus-tratingthenecessityofpayingstrictattentiontowearingappropriateglasseswhenusingaDD.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）C40（2）：263.265,C2023〕Keywords：後天内斜視，過矯正眼鏡，デジタルデバイス，輻湊，調節．acquiredesotropia,overcorrectionglass-es,digitaldevice,convergence,accommodation.Cはじめに近年，若年者のデジタルデバイス（digitaldevice：DD）の過剰使用が原因と考えられる急性共同性内斜視（acuteCcomitantesotropia：ACE）の報告が増加している1,2）．ACEの起因としては，DDが普及してきたことが関連しているのではないかと考えられている3）．また，DDの使用距離は20Ccm前後と近いために強い，使用中は調節や輻湊が過度にかかり，視覚系への負荷が大きい4）．ACEの報告は若年者で多くみられるが，今回筆者らは過矯正眼鏡の装用とCDDの過剰利用が原因で発症したCACEの中年症例を経験したので報告する．なお，本症例報告は当該患者の同意が得られている．〔別刷請求先〕疋田菜央：〒243-0422神奈川県海老名市中新田C439-1海老名メディカルプラザ医療技術部視能訓練科Reprintrequests：NaoHikita,MedicalPlazaofEbina,439-1,Nakashinden,Ebina-shi,Kanagawa243-0422,JAPANC0910-1810/23/\100/頁/JCOPY（125）C263図1初診時眼位写真a：右方視，b：正面視，c：左方視．両眼ともに外転制限はみられない．図2術後1カ月眼位写真a：右方視，b：正面視，c：左方視．I症例患者：40歳，男性．主訴：複視．既往歴・家族歴：特記すべき事項なし．現病歴：X年C8月より水平の複視を自覚し眼科受診なく眼鏡店にてプリズム眼鏡を作製した．X＋1年C5月の連休明けより複視を再度自覚し近医を受診した．頭蓋内精査目的で当院紹介受診となった．初診時所見：視力は右眼＝0.08（1.2C×既用眼鏡），左眼＝0.09（1.2C×既用眼鏡）．既用眼鏡度数は右眼CsphC.2.75D（cylC.0.50DAx85°1プリズムジオプトリー（CΔ）baseout，左眼CsphC.3.50D（cyl.0.50DAx20°C2Δbaseout．眼位は交代プリズム遮閉試験（alternateCprismCcovertest：APCT）にて遠見近見ともにC45CΔ内斜視，眼球運動制限なし（図1），頭部CMRIにて頭蓋内には明らかな異常所見は認めなかった．調節要素の可能性も疑い，調節麻痺薬点眼による屈折検査を施行した．シクロペントラート塩酸塩（サイプレジン）を用いた調節麻痺下の自覚的屈折値は，右眼CsphC.1.25D（cylC.0.50DCAx115°，左眼sphC.2.25D（cyl.0.25DAx15°となり，既用眼鏡が過矯正であることが判明した．また，スマートフォンの使用時間はC1日C4.5時間であり，複視が悪化する前のC1週間は就寝前に暗いところでC3時間程度の連続使用を行っていた．同日，調節麻痺下の屈折度数で眼鏡処方を行い，スマートフォンなどのCDDの使用を控えるように指示した．初診よりC1カ月後：スマートフォンの使用はほとんどなく，仕事上のパソコン作業も長くともC1時間程度に軽減したこともあり，前回の調節麻痺下の屈折値で処方した眼鏡で両眼の視力は（1.2）と調節緊張は緩和されていた．眼位はAPCTにて遠見C25CΔ間欠性内斜視，近見C25CΔ内斜位と角度も減り斜位を保てるようになっていた．また，Titmus立体試験（TitmusCstereotest：TST）にてC.y（＋），animal（1/3），circle（2/9）とC400秒まで確認でき，大型弱視鏡にて融像幅は＋20.C.10Δであった．初診よりC3カ月後：主訴は複視の悪化．眼位はCAPCTにて遠見C30CΔ内斜視，近見C35CΔ内斜位と眼位の悪化がみられた．調節性の要素が取り切れていないことを考え，再度サイプレジンを用いた調節麻痺下の屈折検査を施行した．調節麻痺下の自覚的屈折度数は，右眼CsphC.1.00D（cyl.0.75DAx115°，左眼sphC.1.75D（cyl.0.50DAx15°とさらに調節緊張が緩和されたことが確認されたため，再度調節麻痺下の屈折度数で眼鏡を再処方した．初診よりC4カ月後：眼鏡の再処方からC1カ月が経ち，眼位はCAPCTにて遠見C25CΔ間欠性内斜視，近見C25CΔ内斜位と再び眼位の改善がみられた．その後，初診よりC6カ月経過しCAPCTにて遠見C25CΔ間欠性内斜視，近見C25CΔ内斜位と角度は変わらないが，斜位を保つことがむずかしくなり，患者の希望もありCX＋2年5月に斜視手術を行った．後天内斜視の手術量の決定にはプリズム順応検査の結果より術量を決定し5），50CΔ狙いで両眼内直筋後転術C6mmを行った．術後よりC1カ月後の眼位はHirschberg試験にて正位（図2），APCTにて遠見C6CΔ内斜位，近見C12CΔ内斜位と角度が減少したため，斜位を保てるようになり複視も消失した．TSTではC.y（＋），animal（3/3），circle（9/9）と両眼視は改善した．CII考按ACEは急性または亜急性に複視を自覚し発症する共同性内斜視で，自然治癒も期待できるが改善傾向がなければ，プ264あたらしい眼科Vol.40，No.2，2023（126）リズム眼鏡，ボツリヌス毒素療法，手術が必要とされている6）．ACEにはいくつかの分類法があり，有名なものではBurianらのC3typeの分類7）があるが，今回のようなCDDの過剰使用によるCACEの発症は病態が不明な点もあり，どのtypeにも当てはまりにくい場合も多々ある8）．ACEの原因としては，過剰な調節や輻湊が一因であるという考えもある9）．本症例ではスマートフォンの過剰使用と過矯正眼鏡を使用していたことより引き起こされた調節と輻湊の過多がACE発症に少なからず関連していると考えられる．また，本症例では，はじめに眼鏡店にてC3CΔCbaseoutのプリズム眼鏡を作製し，9カ月程度はプリズム眼鏡で生活していた．その後の連休中にスマートフォンを過剰に使用し複視が悪化したため前医を受診したという経緯があるが，とくに連休中ということもありストレスはなかったという．最初に複視を自覚したときの正確な眼位はわからないが，3CΔと少ないプリズムで複視もなく快適だったということで斜視角は大きくなかったと考えられる．現代においてC1日C4.5時間のCDD使用は過剰使用とは言い切れず，またCDDを長時間使用しているすべての人が必ずしもCACEを発症しているわけではないため，DDの使用時間や使用距離以外に発症のリスクになる要因があるのではないかと考えられている8）．このため，本症例でも調節や輻湊以外での環境的要因や他の因子も関係しているのではないかと考えられる．スマートフォンによる内斜視の発症は若年者での報告1,2）が多くみられ，中年以降の報告は少ない10）．また，斜視の悪化はC12歳以下に多く，低年齢ほど使用を注意する必要があるとの報告もある11）．2020年に永山らは本症例と同じように過矯正の眼鏡を装用していたことが原因でCACEを発症したと考えられる症例を報告している12）．この症例は，16歳の若年者という点で本症例と相違しているものの，元々調節力が弱いという素因があった．本症例ではC40歳という年齢で老視が始まってきたと考えられるため，類似している状況ではないかと考えた．永山らは調節力が弱い分，長時間のスマートフォン使用により輻湊刺激が過剰に誘発されたことと，過矯正眼鏡の使用によって近見だけではなく，遠見においても調節を要することで調節性輻湊が誘発されたことが内斜視発症の要因になっていると報告している．本症例では老視が徐々に始まり，弱い調節力で輻湊過多になりやすい状態だったと考えられる．調節性輻湊を補うために融像性輻湊が過剰に働いたことと過矯正眼鏡装用による過剰な調節性輻湊の誘発が内斜視の発症の一因になっていると考えた．また，発症前の連休中に連続したC3時間程度のCDD使用を行っていたため，調節痙攣も引き起こされたのではないかと考えた．CIII結語今回，筆者らは過矯正眼鏡とCDDの過剰な使用が原因でACEを発症したと考えられる中年の症例を経験した．DDの普及とともに視機能の発達過程にある幼少児や調節力の強い若年者においてCDDの過剰使用や使用距離の注意は周知され始めているが，中年以降においてもCDDの過剰使用を控えることと，適切な度数の眼鏡処方の必要性が示唆された．文献1）LeeCHS,CParkCSW,CHeoH：AcuteCacquiredCcomitantCeso-tropiarelatedtoexcessivesmartphoneuse.BMCOphthal-molC16：37,C20162）KaurCS,CSukhijaCJ,CKhannaCRCetal：DiplopiaCafterCexces-siveCsmartCphoneCusage.CNeuro-OphthalmolC43：323-326,C20183）吉田朋世，仁科幸子：デジタルデバイスと急性内斜視．あたらしい眼科36：877-882,C20194）不二門尚：デジタルデバイス時代の視機能管理．あたらしい眼科36：841-844,C20195）河合愛実，西川典子，伊藤はる奈ほか：後天内斜視における片眼遮蔽法とCPrismAdaptationTestの効果．臨眼71：C1077-1082,C20176）vonCNoordenCGK,CCamposEC：BinocularCvisionCandCocu-larmotility.6thed,p338-340,CVMosby,StLouis,20027）BirianCHM,CMillerJE：ComitantCconvergentCstrabismusCwithacuteonset.AmJOphthalmolC45：55-64,C19588）鎌田さや花：近視眼で近方視過多による後天共同性内斜視（近視性後天性内斜視）．神経眼科38：248-256,C20219）吉田朋世，仁科幸子：急性後天共同性内斜視．あたらしい眼科36：995-1001,C201910）飯森宏仁：急性後天共同性内斜視．神経眼科C38：241-247,C202111）吉田朋世，仁科幸子，赤池祥子ほか：InformationCandCcommuniationtechnology機器と斜視に関するアンケート調査．眼臨紀13：34-41,C202012）永山弓乃，貝田智子，吉松香ほか：スマートフォンの過剰使用後に発症した急性後天共同性内斜視のC1例．眼臨紀C13：461-464,C2020＊＊＊（127）あたらしい眼科Vol.40，No.2，2023C265</p>
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		<title>屈折型多焦点眼内レンズ挿入後の加齢性縮瞳に対するレーザー瞳孔形成術</title>
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		<pubDate>Fri, 30 Oct 2015 15:26:48 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科32（10）：1483.1486，2015c屈折型多焦点眼内レンズ挿入後の加齢性縮瞳に対するレーザー瞳孔形成術藤本可芳子本田恭子和田有子入江智美高橋愛森山貴司フジモト眼科LaserIridoplas [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科32（10）：1483.1486，2015c屈折型多焦点眼内レンズ挿入後の加齢性縮瞳に対するレーザー瞳孔形成術藤本可芳子本田恭子和田有子入江智美高橋愛森山貴司フジモト眼科LaserIridoplastyforAge-relatedPupilConstrictionafterRefractiveMultifocalIntraocularLensImplantationKahokoFujimoto,KyokoHonda,YukoRWada,TomomiIrie,AiTakahashiandTakashiMoriyamaFujimotoEyeClinic目的：屈折型多焦点眼内レンズ（IOL）挿入後，加齢性縮瞳により術後裸眼近方視力が低下した症例にレーザー瞳孔形成術を行い，その有効性を検討した．対象および方法：対象は，屈折型多焦点IOL（SA40NおよびNXG1，AMO）挿入術後，裸眼近方視力が低下した10例13眼（平均年齢：59.8±7.0歳，術後経過月数：59.8±7.0カ月）．鼻側，鼻下側，下側の虹彩縁にアルゴンレーザーとND：YAGレーザーで約0.5.1.5mmの切開拡大を行った．遠視下と近視下の瞳孔径変化は，開放型オートレフラクトメータを用いて測定した．結果：遠視下と近視下の平均瞳孔径はいずれも有意に拡大した（p＜0.01）．裸眼遠方視力は変化がなかったが，裸眼近方視力は0.29から0.53に有意に改善した（p＜0.035）．結論：屈折型多焦点IOL挿入後の加齢性縮瞳による視裸近方眼視力低下症例に対し，レーザー瞳孔形成術は有効と考えられた．Ineyesthathadreceivedzonal-progressiverefractivemultifocalintraocularlenses（MF-IOLs）,theefficacyoflaseriridoplastyindecreasinguncorrectednearvisualacuity（UNVA）duetoage-relatedpupilconstrictionwasinvestigated.MF-IOLs（SA40NandNXG1,AMO）wereimplantedin13eyesof11patients；laseriridoplastyusingargonandYAGlaserswassubsequentlyperformed.Pupildiametersfornearanddistancevisionsweremeasuredbinocularlyusinganopen-fieldautorefractor.Meanpostoperativepupildiameterexpandedforbothdistanceandnearvisions（p＜0.01）,resultinginsignificantimprovementinUNVA（p＜0.035）.LaseriridoplastyeffectivelyrestoreddecreasesinUNVAduetoage-relatedpupilconstriction.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）32（10）：1483.1486,2015〕Keywords：屈折型多焦点眼内レンズ，瞳孔径，加齢性縮瞳，輻湊．refractivemultifocalintraocularlens,pupildiameter,age-relatedconstriction,convergence.はじめに屈折型多焦点眼内レンズ（multifocalintraocularlens：MF-IOL）SA40NおよびNXG1（AbbotMedicalOptics）は，同心円状に屈折の異なるゾーンを有し，遠方視と近方視が得られる1,2）．2.1mm径以下の中心部は遠方視ゾーン，その周りの3.4mmあるいは3.45mm径までのゾーンは近方視ゾーンである（図1）ため，近見視下瞳孔径はおよそ3.0mm以上必要である3,4）．MF-IOL挿入時は近方視下の瞳孔径が十分であっても，加齢により縮瞳するため5），挿入眼の近方視力が低下することがある6）．瞳孔径は散瞳点眼によって拡大可能であるが，瞳孔径のコントロールはむずかしく，羞明や遠方視力低下という欠点がある．手術による瞳孔拡大術はあるが，その効果は検討されていない．本研究は，屈折型MFIOL挿入後に縮瞳により近方視力が低下した症例に，レーザー瞳孔形成術を行い，その効果を後ろ向きに検討した．I対象および方法対象は，屈折型MF-IOL挿入後，縮瞳により近方視力の〔別刷請求先〕藤本可芳子：〒530-0041大阪市北区天神橋6-6-4フジモト眼科Reprintrequests：KahokoFujimoto,M.D.,FujimotoEyeClinic,6-6-4Tenjinbashi,Kita-ku,Osaka530-0041,JAPAN0910-1810/15/\100/頁/JCOPY（111）1483低下したため，2010年6月.2013年9月にフジモト眼科でレーザー瞳孔形成術を行った11例13眼（男性5名，女性6名）である．MF-IOL挿入前に暗所瞳孔径をColvard瞳孔計（Oasis,Glendora,CA）で測定し，4.0mm以上あることを確認した．全例，約5.6mm径の前.切開後に，MF-IOLSA40NおよびNXG1を.内に挿入した．術後合併症はなかった．術後経過観察時に近方視力が低下した症例に対し，開放型オートレフラクトメータWAM-5500（GrandSeiko）を用いて，両眼での遠方視下および近方（40cm）視下における瞳孔径を測定した7）．Nd：YAGレーザーによる後.切開術後や，近方視下の瞳孔径が2.8mm未満により縮瞳による視力低下と判断された症例に対し，レーザー瞳孔形成術を行った．点眼麻酔後，コンタクトレンズ装用し，アルゴンレーザーとNd：YAGレーザーを用いて，瞳孔縁に切開を行った8）．瞳孔中心は，近方視下では輻湊と縮瞳により鼻側に偏位する9,10）．瞳孔が鼻側に偏位しても，瞳孔径内にMF-IOLの近方視ゾーンが十分入っていないと，近方視力は得られない．よって，鼻側，鼻下側，下側の虹彩縁にレーザーによる切開を行った．まず，アルゴンレーザー（Ultima2000，Coher図1屈折型多焦点眼内レンズの屈折ゾーン（NXG1）ent）をスポット径500μm，照射時間0.2秒，エネルギー200mJで，3カ所にスポット照射を同位置に2回行った．その後，アルコンレーザーを照射した部位に，瞳孔縁から虹彩周辺に向けて0.6.2.5mJのNd：YAGレーザー（Selecta，Lumenis）を照射した．照射時は，瞳孔径が3.5mmぐらいとなり，瞳孔内にMF-IOLの近方視ゾーンが十分露見するまで慎重に切開した（図2）．3カ所の切開がお互いに接近すると瞳孔領が過分に拡大する危険性があるため，両レーザーの照射において照射位置には十分注意した．術後1週間，ステロイド（0.1％フルオロメトロン）点眼を行った．視力と瞳孔径を，瞳孔形成術前，術後1週，1カ月に検査した．遠方裸眼視力（uncorrecteddistantvisualacuity：UDVA）と矯正視力（correcteddistantvisualacuity：CDVA）は5m視力計，近方裸眼視力（uncorrectednearvisualacuity：UNVA）と矯正視力（correctednearvisualacuity：CNVA）は40cm視力表を用いて検査した．遠方視下と近方視下の瞳孔径は，同様に，開放型オートレフラクトメータで測定した．瞳孔形成術の前後の裸眼視力と瞳孔径の変化は，KruskalWallis検定とSteel-Dwass多重比較で解析した．また，術前から術後1カ月までの遠方視下と近方視下の瞳孔径の変化と，UNVAとUDVAのlogMAR視力の差との相関も調べた．結果は，平均±標準偏差で表記し，p＜0.05を統計的に有意差ありとした．II結果対象の11例13眼の平均年齢は59.8±6.7歳（範囲：48.70歳），MF-IOL挿入後から瞳孔形成術までの期間は55.0±27.7カ月（範囲：22.105カ月）であった．瞳孔形成術前の瞳孔径は，遠方視下で3.3±0.4mm，近方視下で2.6±0.3mmであった．対象の背景を表1に示す．術前後の遠近視力の変化を図3に示す．UNVAは，MFIOL挿入後3カ月と比較して，術前で低下していた（p＝図2屈折型多焦点眼内レンズ挿入眼のレーザー瞳孔形成術左：形成術前．右：形成術により拡大した瞳孔．1484あたらしい眼科Vol.32，No.10，2015（112）表1多焦点眼内レンズ挿入後から瞳孔形成術前における対象の5.0＊背景4.5眼数/症例数13/10年齢（歳），範囲59.8±7.0，48.70男性/女性5眼/6眼多焦点眼内レンズ挿入後3カ月挿入眼内レンズモデルSA40N6眼4.0術後1週間術後1カ月＊＊＊瞳孔径（mm）3.53.0モデルNGX17眼2.5視力，logMAR裸眼遠方.0.04±0.11矯正遠方.0.12±0.052.0瞳孔形成術前裸眼近方0.39±0.18図4レーザー瞳孔形成術の術前後の瞳孔径矯正近方0.01±0.04遠方視下（黒）と近方視下（白）の瞳孔径は，術後に有意にレーザー瞳孔形成術前増加した（＊：p＜0.01，p＜0.0005，Steel-Dwass多重比経過月数50.8±28.6，24.96較）．視力，logMAR裸眼遠方.0.04±0.10矯正遠方.0.08±0.07近方裸眼視力logMARの変化0.0－0.2－0.4－0.6－0.8裸眼近方0.53±0.17矯正近方0.00±0.00瞳孔径（mm）遠方視下近方視下3.3±0.42.6±0.3Nd：YAGレーザー後.切開術眼数術後期間（月）1240.9±22.4，12.86（平均±標準偏差）＊00.511.522.5－0.4－0.20.00.20.40.60.8視力，logMAR＊近方視下瞳孔径の増加（mm）図5瞳孔径の変化と，近方裸眼視力の差との関係レーザー瞳孔形成術の術前から術後1カ月のlogMAR視力差は，近方視下の瞳孔径の拡大と有意に相関した（実線，p＝0.029）．瞳孔径の変化を図4に示す．術後1カ月の瞳孔径は，遠方視下で4.2±0.3mm（3.8.4.7mm），近方視下で3.8±0.3mm術後1週間術後1カ月（3.4.4.4mm）であった．瞳孔形成術により，遠方視下，おp＝0.16挿入後3カ月瞳孔形成術前図3多焦点眼内レンズ挿入後3カ月，レーザー瞳孔形成術の術前，術後1週，1カ月までのlogMAR視力の変化裸眼近方視力（■）は，瞳孔形成術前に低下したが，形成術後に有意に改善した（＊：p＜0.035,Steel-Dwass多重比較）．一方，裸眼遠方視力（○），矯正遠方視力（●），矯正近方視力（□）は変化しなかった．0.16）が，瞳孔形成術により全例で改善した（p＜0.035）．術後1カ月のUNVAはMF-IOL挿入後と同等であった（p＝0.59）．一方，他の視力では術前後に変化はなかった．1例1眼は，術後UDVAは変化せずUNVAは改善したが，術後1週よりグレア，ハローを術前より強く訴えた．本症例の術前の瞳孔径は，遠方視下3.5mm，近方視下2.5mm，術後1週の瞳孔径は，遠方視下4.9mm，近方視下4.3mmで，術後の過大な瞳孔径によるものと考えられた．（113）よび近方視下の瞳孔径はともに有意に増加した（p＜0.01，p＜0.0005）．瞳孔径の増加と裸眼視力の向上の関係を調べた．UNVAのlogMAR視力変化は，近方視下の瞳孔径の拡大に伴って有意に向上し（図5，p＝0.029），相関係数では.0.63であった．一方，UDVAでは遠方視下の瞳孔径と相関はみられなかった（p＝0.46）．III考按屈折型MF-IOL挿入後の加齢性の縮瞳は，近方視力の低下をもたらす．アルコンレーザーとNd：YAGレーザーによる瞳孔形成術は，近方視下の瞳孔径を拡大し，UNVAを回復した．十分な瞳孔径は，屈折型MF-IOLの患者の選択には必須である6,11）．屈折型MF-IOL挿入時の瞳孔径は十分大きくても，加齢による縮瞳により近方視の低下が問題となあたらしい眼科Vol.32，No.10，20151485る5）．瞳孔形成術などの外科的な治療は，視機能の改善に有効であると考えられているが，本検討により，その効果が確認された．瞳孔径が減少する要因としては，白内障手術による影響と加齢が考えられる．水晶体を手術的に除去すると，虹彩の形態は変化し，瞳孔径は小さくなる12）．瞳孔径の加齢変化はNakamuraらによって報告されており，60歳以上における近方視下の瞳孔径は明所で1.95.2.00mm，暗所で2.18.2.35mm程度と小さくなる5）．よって，屈折型MF-IOLの挿入眼は，瞳孔径の縮小によるUNVAの低下リスクを避けるために，瞳孔形成術などの対応が必要となる．本検討では，レーザー瞳孔形成術後1カ月で，遠方および近方視下での瞳孔径はそれぞれ0.5mm，1.2mm拡大し，UNVAが改善した．一方，CNVAは瞳孔径が増加しても変化はなかった．術前CNVAの矯正度数は2.40±0.71Dと，多焦点IOLの遠方屈折値に対して矯正したためと考えられた．Schaeffelらは，正常眼では瞳孔径1mmの縮瞳が1Dに対応することを示している13）．さらに，Bharadwajらは，輻湊により，両眼による近方視力は単眼視より増加すると報告している9）．本検討は，遠方と近方の瞳孔径差は0.3.0.7mmである．これはSchaeffelらの報告より小さいが，対象が高齢であったためと考えられた．レーザーによる瞳孔形成術を行うと，経時的に凝固部位は萎縮するため，瞳孔の拡大が懸念される．レーザー虹彩形成術は，各切開が互いに接近しないように行っているため，凝固部位の萎縮の影響は小さいと考えられる．さらに，加齢により瞳孔径は縮小する5）．本検討では，術後長期の瞳孔径変化は評価していないが，自験例では術後3年以上の症例において，瞳孔径は縮小傾向を示していた．切開位置が接近した症例では，萎縮性の瞳孔拡張もみられており，切開の位置には十分注意が必要である．本検討では，13眼のみと症例数は限られたていた．2004年より600眼以上の屈折型MF-IOLを挿入したが，加齢性の縮瞳によりUNVAが低下する割合は，現時点では多くない．しかし，今後，患者の加齢により症例数は増えると考えられる．屈折型MF-IOL挿入後の縮瞳によるUNVA低下に対し，近方視下の瞳孔径を拡大することは有効であると考えられていたが，臨床的な報告はなかった．今回，13眼の術後早期成績の検討により，レーザー瞳孔形成術は裸眼近方視力の回復に有効と考えられた．文献1）SteinertRF,AkerBL,TrentacostDJetal：AprospectivecomparativestudyoftheAMOarrayzonal-progressivemultifocalsiliconeintraocularlensandamonofocalintraocularlens.Ophthalmology106：1243-1255,19992）HunkelerJD,CoffmanTM,PaughJetal：CharacterizationofvisualphenomenawiththeArraymultifocalintraocularlens.JCataractRefractSurg28：1195-1204,20023）KawamoritaT,UozatoH：Modulationtransferfunctionandpupilsizeinmultifocalandmonofocalintraocularlensesinvitro.JCataractRefractSurg31：2379-2385,20054）FujimotoK,HondaK,WadaYRetal：Four-yearexperiencewithasiliconerefractivemultifocalintraocularlens.JCataractRefractSurg36：1330-1335,20105）NakamuraH,Bissen-MiyajimaH,OkiSetal：PupilsizesindifferentJapaneseagegroupsandtheimplicationforintraocularlenschoice.JCataractRefractSurg35：134138,20096）HayashiK,HayashiH,NakaoFetal：Correlationbetweenpupillarysizeandintraocularlensdecentrationandvisualacuityofazonal-progressivemultifocallensandamonofocallens.Ophthalmology.108：2011-2017,20017）Win-HallDM,HouserJ,GlasserA：StaticanddynamicaccommodationmeasuredusingtheWAM-5500Autorefractor.OptomVisSci87：873-882,20108）HoT,FanR：Sequentialargon-YAGlaseriridotomiesindarkirides.BrJOphthalmol76：329-331,19929）BharadwajSR,WangJ,CandyTR：Pupilresponsestonearvisualdemandduringhumanvisualdevelopment.JVis11：1-14,201110）YangY,ThompsonK,BurnsSA：Pupillocationundermesopic,photopic,andpharmacologicallydilatedconditions.InvestOphthalmolVisSci43：2508-2512,200211）SalatiC,SalvetatML,ZeppieriMetal：PupilsizeinfluenceontheintraocularperformanceofthemultifocalAMO-Arrayintraocularlensinelderlypatients.EurJOphthalmol17：571-578,200712）HayashiK,HayashiH：Pupilsizebeforeandafterphacoemulsificationinnondiabeticanddiabeticpatients.JCataractRefractSurg30：2543-2550,200413）SchaeffelF,WilhelmH,ZrennerE：Inter-individualvariabilityinthedynamicsofnaturalaccommodationinhumans：relationtoageandrefractiveerrors.JPhysiol461：301-320,1993＊＊＊1486あたらしい眼科Vol.32，No.10，2015（114）</p>
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		<title>3D映画鑑賞後，内斜視を発症した1例</title>
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		<pubDate>Thu, 29 Sep 2011 15:31:17 +0000</pubDate>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>0910-1810/11/\100/頁/JCOPY（141）1361《原著》あたらしい眼科28（9）：1361?1363，2011cはじめに急性内斜視は突然複視を自覚し発症する共同性内斜視で，自然治癒も期待できるが，改善傾向がなければ手術が必要とされている1）．鑑別すべき疾患としては，開散麻痺や開散不全，外転神経麻痺，最近では強度近視が原因と考えられる開散不全2）などがある．昨今の3D技術の進歩により，多方面でこの技術が用いられるようになってきているが，筆者らは，3D映画鑑賞後に発症した急性内斜視と考えられる症例を経験した．今までに赤緑眼鏡を使用して発症した急性内斜視の報告3）はあるが，液晶シャッターを利用した時分割方式の3D眼鏡を使用して発症したと考えられる急性内斜視の報告はなく，今回筆者らの経験を報告する．I症例患者：58歳，男性．主訴：複視．既往歴：糖尿病，高血圧．右眼は円錐角膜にて，本人は物心ついたときから弱視だったとのこと．左眼は2008年に他院にて白内障併用硝子体手術を施行．家族歴：特記すべき事項はなし．現病歴：2010年1月16日，3D映画を見ている途中から，見え方に違和感があり，その後，物が二重に見えるとのことで，発症から1週後の1月23日海老名メディカルプラザ受診．〔別刷請求先〕橋本篤文：〒252-0374相模原市南区北里1-15-1北里大学病院眼科Reprintrequests：AtsufumiHashimoto,CO.,DepartmentofOphthalmology,KitasatoUniversityHospital,1-15-1Kitasato,Minami-ku,Sagamihara252-0374,JAPAN3D映画鑑賞後，内斜視を発症した1例橋本篤文＊1,2矢野隆＊1,3藤原和子＊2相澤大輔＊1,3石川均＊4＊1海老名メディカルプラザ＊2北里大学病院眼科＊3海老名総合病院＊4北里大学医療衛生学部ACaseofEsotropiaafterWatching3DMovieAtsufumiHashimoto1,2）,TakashiYano1,3）,KazukoFujiwara2）,DaisukeAizawa1,3）andHitoshiIshikawa4）1）MedicalPlazaofEbina,2）DepartmentofOphthalmology，KitasatoUniversityHospital，3）GeneralHospitalofEbina,4）SchoolofAlliedHealthSciences,KitasatoUniversity3D映画鑑賞後に内斜視を発症した1例を報告する．症例は58歳，男性．3D映画鑑賞後，複視を自覚した．右眼は円錐角膜，左眼は人工水晶体眼であった．眼球運動は制限なく，斜視角は遠見8Δ（プリズムジオプトリー）の内斜視，近見4Δの間欠性内斜視であった．プリズム融像幅は遠見?4Δ?＋16Δ，近見?14Δ?＋2Δ，大型弱視鏡にて，融像幅は?4Δ?＋4Δで立体視は確認されなかった．頭部CT（コンピュータ断層撮影）にて異常なく，経過観察後，寛解時の眼位に内斜もなかったため，急性内斜視TypeIIと考えた．両眼視機能の浅く不安定な症例で，暗所で長時間の両眼分離を行う3D映画鑑賞は，急性内斜視発症の誘因の一つと考慮する必要があると考えられた．さらに発達過程にある幼小児のみならず両眼視機能の不安定な成人が3D映画鑑賞をする際も，今後注意が必要であると考えられた．Wereportonthecaseofa58-year-oldmalewhodevelopedesotropiaafterwatchinga3Dmovie．HesubsequentlyvisitedMedicalPlazaofEbinafordiplopia．Hehadkeratoconusinthelefteyeandpseudophakiaintherighteye.Heshowednormaleyemovements,esotropiaatfarwith8prismdiopters（PD）andintermittentesotropiaatnearwith4PD.CT（computedtomography）scanshowednoabnormalfindings.TheseresultssuggestedthatthiswasacaseofacuteacquiredcomitantesotropiaTypeII.Watching3Dmovieswithbinocularseparationforaprolongedtimeinadarkplacecanbeacauseofacuteacquiredcomitantesotropiainpatients；notonlyyoungchildrenbutalsoadultwhosebinocularfunctionsareincompleteandinsecure.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）28（9）：1361?1363,2011〕Keywords：急性内斜視，3D映像，両眼視機能，輻湊，調節．acuteacquiredcomitantesotropia,3Dmovie,binocularvisualfunction,convergence,accommodation.1362あたらしい眼科Vol.28，No.9，2011（142）初診時所見：右眼視力0.5p（0.6p×cyl?6.0DAx20°），左眼視力（0.6p×IOL）（0.7p×?0.25D（IOL）．右眼の角膜形状に関して，Hartmann-Shack波面センサー（KR-9000PWTM，トプコン社製）で測定したところ，右眼の円錐角膜が疑われた（図1）．眼底は両眼とも糖尿病網膜症による汎網膜光凝固斑を認めた．眼位はHirschberg法で正位?内斜視．眼球運動は正常で両眼外転制限は認めなかった．Alternateprismcovertest（以下，APCT）で遠見8Δ（プリズムジオプトリー）内斜視，近見4Δ間欠性内斜視であり，固視眼を変えても斜視角は変わらなかった．頭部CT（コンピュータ断層撮影）にて明らかな異常所見は認めなかった．眼位の変動に関しては図2に示す．発症から6週後の3月3日，APCTは遠見4Δ間欠性内斜視，近見0Δで眼位にやや改善を認めたが，まだ，暗いところで光源を見ると光源が二重に見えてしまうとのことであった．発症から13週後の4月20日，ほぼ症状が寛解し，輻湊近点（nearpointofconvergence）はtothenose．Titmusstereotests（以下，TST）にてfly（±），animal（0/3），circle（0/9）．Circletestにて右眼に抑制がかかっていたため，中心窩抑制が存在するが，周辺融像は存在すると考えられた．APCTは遠見0Δ，近見4Δ外斜位であった．プリズム融像幅は遠見?4Δ?＋16Δ，近見?14Δ?＋2Δであった．大型弱視鏡にて，同時視の自覚的斜視角は＋4Δ，融像幅は?4Δ?＋4Δ，立体視は確認できず，他覚的斜視角は0Δであった．発症から31週後の8月25日，TSTにてfly（±），animal（0/3），circle（0/9），circleにて右眼に中心窩抑制がかかることは変わらず，APCTは遠見0Δ，近見10Δ外斜位であった．発症から47週後の12月15日の時点で，所見に大きな変化はなかったが，プリズム融像幅は遠見?3Δ?＋8Δ，近見?14Δ?＋14Δであり，輻湊幅が遠見はやや狭く，近見はやや広がっていた．症状は改善していたが，まれに，疲れているときなどは，暗所で遠くの光源が二重に見えるとのことであった．また，光干渉現象を用いた眼軸長測定装置（IOLMasterTM，Zeiss社製）にて眼軸長は右眼24.51mm，左眼23.94mmで，長眼軸は認められなかった．II考按急性内斜視は突然複視を自覚し発症する共同性内斜視で，自然治癒も期待できるが，改善傾向がなければ手術が必要とされている1）．その分類はさまざまであるが，vonNoorden1）は3つのTypeに分類している（表1）．また，鑑別すべき疾患として，開散麻痺や開散不全，外転神経麻痺，最近では強度近視が原因と考えられる開散不全2）などがあげられる．本症例は，遠見の内斜視角が近見の内斜視角に比べ大きかったが，寛解時の近見眼位は外斜であったため開散麻痺，開散不全は考えにくく，また，肉眼的には眼球運動に外転制限がなく，頭部に器質的異常がなかったため，両外転神経麻痺は否定的であった．眼軸長は右眼24.51mm，左眼23.94mmと長眼軸は認められなかったため，強度近視が原因と考えられる開散不全も否定された．複視発症の前に3D映画を鑑賞し，その途中から立体感はあったが見づらく違和感があり，3D眼鏡を掛けたり外したりしていた．その後，複視が生じたため，以上すべての所見を考慮し，急性内斜視と考えた．図1Hartmann?Shack波面センサーによる角膜所見右眼に円錐角膜を認めた．右眼：K1：50.25D，K2：61.25D，Axial：18°左眼：K1：43.25D，K2：43.75D，Axial：62°1週後（初診）6週後13週後31週後47週後20151050510内斜斜視角（）外斜：遠見：近見Δ図2眼位の変動表1急性内斜視の分類（vonNoorden1））TypeI（Swantype）：外傷や弱視治療による人工的な融像の遮断によるものTypeII（Burian-Franceschettitype）：原因不明であるが，元々不十分な融像幅が精神的・身体的ストレスで緊張が失われた結果起こるものTypeIII：頭蓋内病変によるもの（143）あたらしい眼科Vol.28，No.9，20111363本症例は検査上TSTにてfly（±）が確認できたことと，本人より自覚的には3D映画鑑賞時に立体感があったとのことから，基礎に浅い立体視が存在すると考えられた．右眼は円錐角膜があり，もともと弱視であった点，また，左眼は人工水晶体眼であり，調節が働きにくい点が急性内斜視発症の要因として重要と思われる．ここで，急性内斜視の分類（表1）をみると，TypeIに関しては人工的な融像の遮断が発症原因となりうる．3D眼鏡の種類には，偏光フィルター方式と液晶シャッターを用いた時分割方式がある．本症例が使用したのは，液晶シャッターを用いた時分割方式の3D眼鏡であるが，融像成立過程は20Hz以上との報告5）がある．現時点の技術で20Hz以上はあり，意識下では遮断はされていないと考えられる．TypeIIに関しては，大型弱視鏡での融像幅が?4Δ?＋4Δ，プリズム融像幅が遠見?4Δ?＋16Δ，近見?14Δ?＋2Δと不十分であった．また，精神的・身体的ストレスがあったかどうかは疑わしいが，暗所で長時間，3D眼鏡を装用し，3D映画を視聴すること自体，精神的・身体的ストレスであった可能性も否定できない．急性内斜視発症と3D映画との関係を考えると，本症例はTSTで右眼に抑制がかかり，中心窩抑制が存在するが，周辺融像は存在すると考えられ，また，融像幅は狭い．この弱い両眼視機能が基礎にあり，暗所で両眼分離を行う非日常視の条件が加わり，①調節性輻湊を補うために過剰な融像性輻湊が働いた，②映像を明視しようと過剰なインパルスが調節中枢とともに輻湊中枢にも与えられた6），③3D映画鑑賞時の同側性視差により奥の映像を見るときは不十分な開散が働き，その開散が自己の開散幅を越えたこと，または，手前の映像を見るときは近接性輻湊が働いた，という3つの原因を考えたが，いずれも推察の域を出ない．過去には，赤緑眼鏡装用にて立体映画を見て顕性になった内斜視の症例3）や，国民生活センターによせられた，60代女性が3D映画鑑賞後に数日間原因不明の上下複視が起こった例がある．最後に，今回筆者らは3D映画鑑賞後に発症した急性内斜視と考えられる症例を経験した．現時点で本症は，急性内斜視の分類からは，TypeIIに分類されると考えた．発達過程にある幼小児7）だけでなく成人でも両眼視機能の不十分な症例では，3D映像の視聴は注意が必要と考えた．文献1）vonNoordenGK,CamposEC：BinocularVisionandOcularMotility.6thed,p338-340,CVMosby,StLouis,20022）河本ひろ美，若倉雅登：強度近視が原因と考えられる開散不全．神眼25（増補1）：60,20083）筑田昌一，村井保一：立体映画を見て顕性になった内斜視の一症例．日視会誌16：69-72,19884）vonNoordenGK,CamposEC：BinocularVisionandOcularMotility.6thed,p505-506,CVMosby,StLouis,20025）畑田豊彦：立体視機構と3次元ディスプレイ．日視会誌16：19-29,19886）高浜由梨子，帆足悠美子，髙木麻里子ほか：調節麻痺剤点眼後に見られた内斜視について．眼紀33：109-116,19827）不二門尚：3D映像と両眼視．日本の眼科81：8-12,2010＊＊＊</p>
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