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	<title>あたらしい眼科オンラインジャーナル &#187; 非球面眼内レンズ.視機能.偏心.高次収差.コントラスト感度</title>
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		<title>非球面眼内レンズFY-60AD の術後成績</title>
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		<pubDate>Sat, 30 Jan 2010 15:32:52 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[非球面眼内レンズ.視機能.偏心.高次収差.コントラスト感度]]></category>

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At 1 month postoperatively, best-corrected visual acuity, ocular higher-order aberra-tions（HOA）, contrast sensitivity under mesopic, intermediate and photopic illuminations, IOL tilt and decentration were compared. Ocular coma-like aberration（6 mm）, spherical-like aberration, total HOA and spherical aberration（4 mmﾂ黴 and 6 mm）wereﾂ黴 signi cantlyﾂ黴 smallerﾂ黴 inﾂ黴 theﾂ黴 asphericﾂ黴 IOLﾂ黴 group（p＜0.01）.ﾂ黴 Mesopicﾂ黴 andﾂ黴 intermediateﾂ黴 con-trastﾂ黴 sensitivitiesﾂ黴 wereﾂ黴 signi cantlyﾂ黴 betterﾂ黴 withﾂ黴 theﾂ黴 asphericﾂ黴 IOL（p＜0.05）.ﾂ黴 Noﾂ黴 signi cantﾂ黴 di erencesﾂ黴 wereﾂ黴 found inﾂ黴 otherﾂ黴 parameters.ﾂ黴 Theﾂ黴 asphericﾂ黴 IOLﾂ黴 FY-60ADﾂ黴 demonstratedﾂ黴 lessﾂ黴 ocularﾂ黴 HOAﾂ黴 andﾂ黴 betterﾂ黴 contrastﾂ黴 sensitivity under mesopic and intermediate conditions than the spherical IOL.〔Atarashii Ganka（Journal of the Eye）27（1）：115 118, 2010〕Key words：非球面眼内レンズ，視機能，偏心，高次収差，コントラスト感度．asphericﾂ黴 intraocularﾂ黴 lens,ﾂ黴 visual function, decentration, higher-order aberrations, contrast sensitivity.&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;- Page 2116あたらしい眼科Vol. 27，No. 1，2010（116）の偏心による影響を抑えるように設計された新しいアクリル製非球面 IOL である FY-60AD（HOYA 社）を挿入した眼の術後 1 カ月までの視機能について，同一素材の球面 IOL を挿入した眼と比較検討したので報告する．I対象および方法今回使用した非球面 IOL FY-60AD は，光学部前面が非球面形状になっており，IOL で 0.18 μm の負の球面収差をもち，術後眼球全体で約 0.1 μm の正の球面収差を残すように設定されている．さらに，IOL の偏心による影響を抑えるため，光学部の中心から約 0.8 m mの部分で一旦 IOL の度数を下げて強めの負の球面収差をもたせた Asphericﾂ黴 Balanced Curve 設計という特殊な非球面形状となっている．この形状により IOL の偏心による非球面効果の低下を軽減することができ，模型眼を使った実験では，0.6 m m程度の偏心でも非球面効果が維持されるとされている．対象は，2005 年 3 月から 7 月までに宮田眼科病院で同一術者が小切開白内障手術を行い，術後 1 カ月までの経過を観察できた 50 例 100 眼である．対象の平均年齢は 70.8±5.6歳で，男性 14 例，女性 36 例であった．屈折異常および白内障以外の眼疾患を有する例や 1.0D 以上の角膜乱視を有する例は対象から除外した．対象の片眼にアクリル製非球面IOL FY-60AD を挿入し（以下，FY 群），僚眼に同一素材で光学部以外は同一形状の球面 IOL YA-60BBR（HOYA 社）を挿入した（以下，YA 群）．左右眼は FY 群と YA 群の 2群に無作為に割り付けた．術前の瞳孔径は，暗所で FY 群5.39±0.68 m m，YA 群 5.36±0.67 m m，明所で FY 群 3.87±0.53 mm，YA 群 3.90±0.59 mmと両群間に差はなかった．白内障手術は全例で 2.75 m mの上方強角膜切開創から超音波乳化吸引術を行い，IOL はインジェクターを使用して挿入し，IOL が完全 内固定されていることを確認した．術中に特記すべき合併症はみられなかった．術後 1 カ月までの視機能の検討項目として，矯正視力，高次波面収差，照度別の縞視標コントラスト感度，IOL の眼内安定性検査として IOL の偏心量および傾斜量，それぞれを比較検討した．また，コントラスト感度測定時の各照度別の瞳孔径も計測した．高次波面収差は，ウェーブフロント・アナライザ KR-9000PW（TOPCON 社）を用いて，中心 4.0 mm径と 6.0 m m径における全屈折成分の波面収差を測定し，球面収差，コマ様収差，球面様収差，全高次収差（RMS 値）を解析した．縞視標コントラスト感度は，Ohtani らの検討7）と同様に，暗所（平均 13 lux），中間（平均 64 lux），明所（平均 167 lux）の 3 照 度 下 で，F.A.C.T. チ ャ ー ト（STEREO OPTICAL,ﾂ黴 USA）を 用 い て，1.5，3，6，12，18（cycles/degree，以下 c.p.d.）各空間周波数ごとに測定した．さらに，それらの結果から AULCSF（areaﾂ黴 underﾂ黴 theﾂ黴 logﾂ黴 contrast sensitivityﾂ黴 function）を算出した．偏心量および傾斜量は，前眼部解析装置 EAS-1000（NIDEK 社）を用いて測定した．瞳孔径はデジタルカメラにて撮影し計測した．FY 群と YA 群の統計学的検討方法として，矯正視力はWilcoxon 符号付順位和検定を，それ以外は対応のある t 検定を行い，p＜0.05 を統計学的に有意とした．II結果術後 1 カ月の平均矯正視力は，FY 群 1.34，YA 群 1.32 と両群とも良好で，経過中の術後 2 日，1 週間，1 カ月のそれぞれの時点において両群間に有意差を認めなかった（図 1）．術後 1 カ月の全屈折成分の高次波面収差（単位はすべてμm）は，球面収差は，中心 4.0 m m径で FY 群 0.03±0.04，YA 群 0.09±0.04，6.0 m m径 で FY 群 0.12±0.15，YA 群0.41±0.13 であり，両径とも FY 群で有意に少なかった（p＜0.001）（図 2）．コマ様収差，球面様収差および全高次収差は， 中 心 4.0 m m径では，コマ様収差（FY 群 0.16±0.08，YA 群 0.18±0.06），球面様収差（FY 群 0.07±0.03，YA 群0.12±0.03），全高次収差（FY 群 0.18±0.08，YA 群 0.22±0.05）で，球面様収差および全高次収差で FY 群が有意に少なかった（p＜0.01）（図 3a）．6.0 m m径ではコマ様収差（FY群 0.45±0.18，YA 群 0.55±0.18），球面様収差（FY 群 0.26±0.11，YA 群 0.49±0.12），全高次収差（FY 群 0.53±0.18，中心4mm収差（μm）中心6mm00.20.40.6＊＊図 2術後1カ月の球面収差（全屈折成分）：非球面 IOL，：球面 IOL．＊：p＜0.001．観察期間2日1週1カ月1.01.50.8矯正視力1.2図 1矯正視力の経過■：非球面 IOL，▲：球面 IOL．&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;- Page 3あたらしい眼科Vol. 27，No. 1，2010117（117）YA 群 0.75±0.18）で，すべてにおいて FY 群が有意に少なかった（p＜0.001）（図 3b）．術後 1 カ月の縞視標コントラスト感度は，暗所では 1.5，3，6（c.p.d.）で，中間照度では 3，6（c.p.d.）で FY 群が YA群より有意にコントラスト感度が向上し（p＜0.05），明所では両群間に有意差を認めなかった（図 4a）．また，AULCSF（area under the log contrast sensitivity function）は，暗所（FY 群 1.53±0.18，YA 群 1.44±0.23），中間照度（FY群1.77±0.19，YA 群 1.69±0.22）， 明 所（FY 群 1.90±0.15，YA 群 1.88±0.17）で，暗所および中間照度において両群間に有意差を認めた（p＜0.01）（図 4b）．術 後 1 カ 月 の IOL の 偏 心 量 は，FY 群 0.22±0.11 m m，YA 群 0.22±0.10 mm，傾斜量は，FY 群 1.90±0.84°，YA群 2.29±0.85°で両群間に有意差を認めなかった．コントラスト感度測定時の各照度別瞳孔径は，暗所で FY群 4.99±0.66 m m，YA 群 4.94±0.69 m m，中間照度で FY群 4.50±0.69 m m，YA 群 4.44±0.67 m m，明所でFY群4.14±0.63 m m，YA 群 4.13±0.68 m mで両群に差はなく，中間照度での瞳孔径は明所と暗所の中間付近の値となった．III考按今回の結果では，非球面 IOL を挿入した FY 群は，球面IOL を挿入した YA 群と比較し，中心4 mmおよび6 mmでの全屈折成分の球面収差が有意に少なかった．これは，これ図 3術後1カ月の高次波面収差a：全屈折成分；中心4 mm．：非球面 IOL，：球面 IOL．＊：p＜0.01，＊＊：p＜0.001．b：全屈折成分；中心6 mm．：非球面 IOL，：球面 IOL．＊＊：p＜0.001．00.10.20.3＊＊＊コマ様収差球面様収差全高次収差00.20.40.60.81.0コマ様収差球面様収差全高次収差＊＊＊＊＊＊a.ﾂ黴 中心4mmb.ﾂ黴 中心6mm収差（?m）収差（?m）図 4術後1カ月のコントラスト感度とAULCSFa： 術後 1 カ月の照度別縞視標コントラスト感度．■：非球面 IOL，▲：球面 IOL．＊：p＜0.05，＊＊：p＜0.01．b： 術後 1 カ月の照度別 AULCSF（area under the log contrast sensitivity function）．：非球面IOL，：球面 IOL．＊：p＜0.01．0空間周波数（cycles/degree）6312181.56312181.56312181.5暗所中間明所0.51.01.52.0暗所中間明所対数コントラスト感度a.ﾂ黴 b.ﾂ黴 縞視標コントラスト感度AULCSF02.01.0AULCSF＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;- Page 4118あたらしい眼科Vol. 27，No. 1，2010（118）ま で の 他 の 非 球 面 IOL に お け る 検討3 7）と 同 様 に，FY-60AD の非球面性により角膜の球面収差が補正された結果，全屈折成分の球面収差が減少したと考えられた．また，FY群の中心6 mmでの全屈折成分の球面収差は平均 0.12 μm であり，眼球全体で約 0.1 μm の球面収差を残すという FY-60AD の設計概念に近い結果であった．FY 群は中心4 mmでは球面様収差と全高次収差が有意に少なく，中心6 mmではコマ様収差，球面様収差，全高次収差が有意に少なかった．FY 群でみられた球面収差の減少が球面様収差の減少に寄与し，さらには全高次収差の減少にも貢献したと考えられた．術後 1 カ月のコントラスト感度は，明所では両群に差がなかったが，暗所および中間照度下で FY 群が有意に良好な結果であった．これまでに明所，暗所に中間照度を含めた 3 照度で非球面 IOL のコントラスト感度を検討した報告は少ないが，非球面 IOLﾂ黴 Tecnisﾂ黴 Z9000（AMO 社）では，暗所でコントラスト感度の向上がみられたものの中間照度および明所では球面 IOL と有意差を認めなかったと報告されている6,7）．FY-60AD が，球面 IOL と比較して，暗所だけでなく中間照度下でもコントラスト感度が良好であった要因として，上述の IOL の非球面効果による眼球全体の球面収差の減少に加えて，コマ様収差の減少がみられたことがあげられる．これまでの検討では，球面 IOL と比較して球面収差は減少してもコマ様収差は有意差がみられなかった3,4,7）が，今回の検討では球面収差に加えてコマ様収差が有意に減少していた．このことから，全屈折光学系の収差を抑えて網膜での結像特性をより向上させ，中間照度下でのコントラスト感度の向上に寄与したと考えられた．非球面 IOL は，IOL の偏心や傾斜によって徐々に非球面効果が低下し，Holladay らは非球面 IOL の偏心量が約0.4 mmを超えると球面 IOL を下回ることを報告している8）．今回の検討では，術後 1 カ月の非球面 IOL の偏心量は平均0.22 mmと少なく抑えられていた．しかし，前眼部解析装置EAS-1000 を用いた偏心量の測定では，散瞳時に測定を行うため縮瞳時の偏心量については明らかでない．縮瞳によって瞳孔中心が偏位することが知られており，明所と暗所での偏位量は，Yang らの検討では平均 0.13 m m，Erdem らの検討では平均 0.08 m mで9,10），瞳孔中心の移動により 0.1 m m程度 IOL が相対的に偏位すると考えられる．今回の検討での IOL 自体の偏心量が平均 0.22 m mであっても，暗所と明所で瞳孔中心の偏位が IOL の偏位の方向と逆向きであれば，瞳孔中心の偏位量が付加されて相対的に 0.3 m m程度の偏心量になっていることが示唆される．中間照度においては，瞳孔径が明所と暗所の中間付近であったことから，瞳孔中心の偏位も少なからず存在し相対的に 0.22 m mを超える偏心量になっていたと考えられる．偏心量が増加すれば非球面 IOLの非球面効果は低下し球面 IOL に対する優位性が減少するが，今回使用した非球面 IOL は Asphericﾂ黴 Balancedﾂ黴 Curve設計のために偏心による非球面効果の低下が少なく，そのことも中間照度下においてもコントラスト感度が向上した一因となった可能性がある．今回の術後 1 カ月までの検討では，非球面 IOL FY-60ADは良好な矯正視力が得られるとともに，高次波面収差の減少とそれに伴うコントラスト感度の向上が認められ，十分な非球面効果を発揮することができた．しかし，術後に発生する後発白内障などにより非球面効果が低下してくることも懸念されるため，術後長期にわたって良好な成績を得られるかについてはさらなる検討が必要である．文献 1） Mester U, Dillinger P, Anterist N：Impact of modi ed optic design on visual function：clinical comparative study. 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Jpn J Ophthalmol 52：250-254, 2008 6） 大谷伸一郎，月花慎，本坊正人ほか：シリコーン製非球面眼内レンズの視機能に対する検討．IOL&amp;RS 23：205-209, 2009 7） Ohtani S, Gekka S, Honbou M et al：One-year prospec-tive intrapatiant comparison of aspherical and spherical intraocular lenses in patients with bilateral cataract. Am J Ophthalmol 147：984-989, 2009 8） Holladayﾂ黴 JT,ﾂ黴 Piersﾂ黴 PA,ﾂ黴 Koranyiﾂ黴 Gﾂ黴 etﾂ黴 al：Aﾂ黴 newﾂ黴 intraocu-lar lens design to reduce spherical aberration of pseu-dophakic eyes. J Refract Surg 18：683-691, 2002 9） Yang Y, Thompson K, Burns SA：Pupil location under mesopic, photopic, and pharmacologically dilated condi-tions. Invest Ophthalmol Vis Sci 43：2508-2512, 2002 10） Erdem U, Muftuoglu O, Gundogan FC et al：Pupil center shift relative to the coaxially sighted corneal light re ex underﾂ黴 naturalﾂ黴 andﾂ黴 pharmacologicallyﾂ黴 dilatedﾂ黴 conditions.ﾂ黴 J Refract Surg 24：530-538, 2008</p>
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