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	<title>あたらしい眼科オンラインジャーナル &#187; 頻回交換乱視用ソフトコンタクトレンズ</title>
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		<title>非球面頻回交換乱視用シリコーンハイドロゲルレンズの臨床試験</title>
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		<pubDate>Thu, 30 Jan 2014 15:34:12 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科31（1）：145.155，2014c非球面頻回交換乱視用シリコーンハイドロゲルレンズの臨床試験宮本裕子＊1稲葉昌丸＊2梶田雅義＊3小玉裕司＊4濱田恒一＊5水谷聡＊6＊1アイアイ眼科医院＊2稲葉眼科 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科31（1）：145.155，2014c非球面頻回交換乱視用シリコーンハイドロゲルレンズの臨床試験宮本裕子＊1稲葉昌丸＊2梶田雅義＊3小玉裕司＊4濱田恒一＊5水谷聡＊6＊1アイアイ眼科医院＊2稲葉眼科＊3梶田眼科＊4小玉眼科医院＊5ハマダ眼科＊6水谷眼科診療所ClinicalStudyofFrequentReplacementToricSiliconeHydrogelLenswithAsphericOpticsYukoMiyamoto1）,MasamaruInaba2）,MasayoshiKajita3）,YujiKodama4）,TsunekazuHamada5）andSatoshiMizutani6）1）AiaiEyeClinic,2）InabaEyeClinic,3）KajitaEyeClinic,4）KodamaEyeClinic,5）HamadaEyeClinic,6）MizutaniEyeClinic乱視矯正を目的として新しく開発された前後面非球面頻回交換乱視用シリコーンハイドロゲルレンズ「PV2HDA」の安全性と有用性を評価するために臨床試験を行った．近視性乱視を有する80例160眼に対して試験レンズを処方し，屈折検査，フィッティング検査，細隙灯顕微鏡検査を施行し，自覚症状の確認と見え方や装用感に関するアンケート調査を行った．その結果，全期間を通じてレンズ上の視力は1.0以上と良好な視力が得られた．レンズの安定性も良好で，重篤な合併症は1例も認めなかった．自覚症状については，充血が軽減し，特に暗所での見え方が良好という結果が得られた．また，アンケート調査によって，見え方に関する満足度が高いことが明らかとなった．近視性乱視を矯正する目的において良好な視力が得られ，眼科医の管理のもと臨床上安全で有用なレンズであることがわかった．Aclinicalstudywasdonetoevaluatethesafetyandefficacyofthefrequentreplacementtoricsiliconehydro-gellenswithasphericoptics（PV2HDA）,whichwasnewlydevelopedtocorrectastigmatismandreduceasphericaberration.Thestudylenses,prescribedfor160eyesof80patientswithmyopicastigmatism,wereexaminedbyrefraction,fittingandslitlampbiomicroscopy.Aquestionnairesearchwasthenconductedtoassesssubjectivesymptomsandsurveythequalityofvisionandthefeelingofwearingthelens.Resultsshowedthatvisualacuitywithstudylenswearwas1.0orbetterthroughoutthestudyperiod.Lensstabilitywasalsogood,andnoseriouscomplicationswerereported.Asforsubjectivesymptoms,resultsshowedthathyperemiawasrelievedandthatqualityofvisionwasespeciallygoodindarkplaces.Thesurveyalsoevidencedahighsatisfactionratingintermsofqualityofvision.Thestudylenswasshowntobeclinicallysafeandusefulforachievinggoodvisualacuityincorrectingmyopicastigmatism,underthesupervisionofanophthalmologist.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）31（1）：145.155,2014〕Keywords：頻回交換乱視用ソフトコンタクトレンズ，シリコーンハイドロゲルレンズ，非球面レンズ，臨床試験．replacementtoricsoftcontactlens,siliconehydrogellens,asphericlens,clinicalstudy.はじめに柔軟な素材特性をもつソフトコンタクトレンズ（SCL）による乱視矯正は困難とされるが，近年は有用な乱視用SCLが登場してきている．素材の面においても，従来素材のSCLと比べ，高い酸素透過性などの優れた性能をもったシリコーンハイドロゲルレンズが急速に普及してきている．この2つの特徴を併せ持つSCLとして「メダリストRプレミア＜乱視用＞」が2008年10月より発売されているが，優れた乱視用SCLには，質の高い見え方と，より適切な動きと同時にレンズの良好な安定性が求められる．また，当初に開発されたシリコーンハイドロゲルレンズの素材は硬めであるために装用感の低下が指摘されているが，素材の開発やデザインの改良により装用感の向上を図っている．「PV2HDA」は，「メダリストRプレミア＜乱視用＞」の装用感を向〔別刷請求先〕宮本裕子：〒558-0023大阪市住吉区山之内3丁目1-7アイアイ眼科医院Reprintrequests：YukoMiyamoto,M.D.,AiaiEyeClinic,3-1-7Yamanouchi,Sumiyoshi-ku,Osaka558-0023,JAPAN0910-1810/14/\100/頁/JCOPY（145）145上させるために，レンズのバラスト厚を0.345mmから0.300mmに，エッジ厚を0.089mmから0.050mmに薄くし，さらに眼球の球面収差を補正する目的で前後面非球面設計されたレンズとなっている．今回，筆者らは「PV2HDA」を用いて臨床試験を行ったので，その結果を報告する．I対象および方法1.対象対象は，屈折異常以外にSCL装用に問題となる眼疾患を認めず，自覚的屈折値で.9.00D以下の近視眼でかつ.2.50D以下の乱視眼である．さらに，球面および円柱レンズの矯正により片眼0.5以上の遠方視力が得られ，球面SCLおよび乱視用SCLを日常装用している者とした．2.方法a.倫理審査委員会およびインフォームド・コンセント本試験は，松本クリニック治験審査委員会の承認を得た．本試験の実施趣旨を理解した後，自らの意志で参加同意書に署名した者を登録症例とした．臨床試験を実施した医療機関6施設の名称と担当医師を表1に示す．b.試験レンズおよび装用方法試験レンズ「PV2HDA」は，わが国にて販売されている「販売名：ボシュロムメダリストフレッシュフィット（商品名：ボシュロムメダリストフレッシュフィットRコンフォートモイストR）＜乱視用＞」と同一である．試験レンズの物性と規格を表2に示す．装用方法は終日装用で，使用期間は最長2週間とした．基本的に，マルチパーパスソリューション（MPS）によるこすり洗い，すすぎ，消毒，保存を毎日行うよう指導した．MPSはレニューRセンシティブを推奨したが，担当医がそれ以外の消毒剤の使用が適切と判断した場合は，担当医が指示した消毒剤を指示した方法によって使用することとした．c.試験レンズの処方試験レンズを処方するにあたってインフォームド・コンセントを取得し，裸眼および矯正視力の測定，自覚的および他覚的屈折検査，角膜曲率半径計測，細隙灯顕微鏡検査など通常のSCL処方に必要な検査を行った．試験レンズの適応であることを確認した後に，トライアルレンズを装着し，フィッティングの観察を行ったうえで，追加補正屈折値を求め，処方レンズの規格を決定した．d.観察期間と検査項目観察期間は2012年4月4日から2012年9月29日までで，定期の検査日は試験開始時，1週間後，1カ月後の3回で，それ以外は定期外として取り扱った．検査項目は，自覚的屈折検査，他覚的屈折検査，試験レンズによる遠見視力の測定である．さらに細隙灯顕微鏡による前眼部所見の観察を行い，試験レンズのフィッティングを評価し，装用した状態で表1試験実施機関および担当医師医療機関名試験担当医師アイアイ眼科医院宮本裕子稲葉眼科稲葉昌丸梶田眼科梶田雅義小玉眼科医院小玉裕司＊ハマダ眼科濱田恒一水谷眼科診療所水谷聡＊試験代表医師．表2試験レンズの物性と規格項目物性・規格材質（USAN＊1）BalafilconAFDA＊2分類グループIII酸素透過係数（Dk値）91×10.11（cm2/sec）・（mlO2/ml×mmHg）含水率36％度数範囲球面度数.1.00D..6.00D（0.25Dステップ）.6.50D..8.00D（0.50Dステップ）円柱度数.0.75D.1.25D.1.75D円柱軸10°20°90°160°170°180°ベースカーブ8.9mm直径14.5mm中心厚0.10mm（S.3.00D）レンズデザインプリズムバラスト（後面トーリック）レンズカラーライトブルー＊1USAN：UnitedStatesAdoptedNames.＊2FDA：FoodandDrugAdministration.試験レンズの表面検査を行ったうえで，交換の必要性などを確認した．前眼部所見の程度判定基準を表3に，フィッティング評価基準を表4に，汚れの形態と範囲の程度分類を表5に示す．自覚症状については，違和感，乾燥感，充血，くもりについてまったく認めない状態を0mm，最も強い状態を100mmとしたvisualanalogscale（VAS）を用いて，対象者自身に評価させ平均値を算出した．アンケート調査は，表6各設問について非常にそう思うか，そう思うか，ややそう思うか，あまりそう思わないか，そう思わないか，全く思わないかの6つのなかから選択することとした．上位3つの非常にそう思う，そう思う，ややそう思うの合計を算出した．自覚症状の確認とアンケート調査については試験参加前に装用していたコンタクトレンズ（CL）（元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者，元ハイドロゲルレンズ装用者，元球面レンズ装用者，元乱視用レンズ装用者）別でも評価した．146あたらしい眼科Vol.31，No.1，2014（146）表3前眼部所見の判定基準項目程度基準0ステイニングなし．角膜上皮ステイニング1すべての領域で表層に点状のステイニングがごくわずかに認められるが，融合していない．表層の異物によるステイニングも含む．2融合，またはびまん性の点状ステイニングがわずかに認められるが，フルオレセインは実質内に達していない．3著明に，または密に融合した点状ステイニングが認められ，フルオレセインがわずかに実質内に達している．4重度の上皮.離またはびらんが認められ，上皮実質が失われている．角膜実質が顕著に，かつ速やかに染色される．0上皮混濁や上皮下混濁がない．正常な透明性．1局所的な上皮混濁や上皮下混濁がわずかに認められる．角膜浮腫2局所または全体的な上皮混濁がかすかながら確かに認められる．3局所または全体的な上皮混濁が著明に認められる．4はっきりした上皮混濁が広範囲に認められて角膜がすりガラス状になる，または無数の水疱が融合している．0顕著な輪部血管アーケードは認められるものの，輪部の外観は正常である．11/4の範囲内で角膜に1.5mm未満の血管新生が認められる．角膜血管新生21/4以上の範囲内で角膜に1.5mm未満の血管新生が認められる．3いずれかの1/4の範囲で角膜に1.5.2.5mmの血管新生が認められる．4広域に角膜に2.5mmを超える血管新生が認められる．0充血は認められない．結膜血管の外観は正常である．11/4の範囲内に極軽度の結膜血管充血が認められる．球結膜充血21/4以上の範囲に軽度の結膜血管充血が認められる．3いずれかの1/4の範囲に顕著な結膜血管充血が認められる．4広域に顕著な結膜血管充血が認められる．0眼瞼結膜の外観は正常でベルベット状をしている．乳頭はない．眼瞼結膜乳頭増殖1結膜表面のなめらかさがやや失われている．2結膜表面のなめらかさがやや失われている．直径1.0mm未満の乳頭が認められる．3結膜表面のなめらかさは明らかに失われている．直径1.0mm未満の乳頭が認められる．4直径1.0mmを超える巨大乳頭が局所または全体に認められる．0角膜浸潤なし．1無症状の単発の浸潤が認められる．角膜浸潤2充血および何らかの自覚症状を伴った単発または多発の浸潤が認められる．3何らかの角膜異常と充血を伴った単発または多発の浸潤が認められる．4角膜実質に及ぶ染色と充血を伴った単発または多発の浸潤が認められる．表4フィッティングの評価基準項目分類安定位置中央上方下方耳側鼻側レンズの回転無±10°以内±20°以内±20°以上回転方向無鼻側耳側動きルーズノーマルタイトその他の所見球結膜の圧迫レンズのエッジの浮き上がり（147）あたらしい眼科Vol.31，No.1，2014147表5汚れの形態と範囲の程度分類形態点状，膜状1．CL全体面積の1/3未満の汚れを認める範囲2．CL全体面積の1/3以上2/3未満の汚れを認める（程度）3．CL全体面積の2/3以上の汚れを認める表6アンケート調査項目設問内容・装着数分後の見え方が鮮明でクリア・1日を通して見え方が鮮明でクリア・夜間や薄暗い場所でもクッキリ・装着してすぐにレンズの位置が安定・装着直後に快適な装用感・装着して数分後の快適な装用感・快適な装用感が1日を通して持続・乾燥感が軽減II結果1.症例a.年齢と性別年齢は，18.54歳〔34.4±9.6歳（平均値±標準偏差）〕，男性19例38眼（23.8％），女性61例122眼（76.3％）の計80例160眼であった．b.中止症例および解析対象症例試験途中で中止となった症例は3例であった．そのうち2例は，仕事が多忙となったなど対象者自身の意志によって試験の継続を希望しなくなった．残りの1例は，定期検査に来院されず連絡が取れなくなったため中止症例として扱った．上記の3例6眼を除いた77例154眼を解析対象症例としたが，細隙灯顕微鏡所見および有害事象については全症例を対象として集計した．なお，1週間後および1カ月後に観察期間が規定範囲日外のため定期外として取り扱った症例が各1例あった．c.対象者の自覚的屈折値試験開始時に行った自覚的屈折検査の結果，近視度数が.3.00..5.75Dの例が154眼中69眼（44.8％）で最も多かった．一方，乱視度数は.1.00D以下の例が154眼中72眼（46.8％）で最も多かった（表7）．乱視軸については図1のごとく，180°と90°以外の例も認められた．対象者の乱視度数は，.0.50..1.00Dが72眼（46.8％）を占めていた．2.処方レンズの規格と試験レンズによる視力装用開始時に処方したレンズ度数は，球面度数が.3.00..5.75Dの例が最も多く，対象者の自覚的屈折値と同じであったが，.0.25..2.75Dが53眼（34.4％）に増加し，.6.00D以上の例が26眼（16.9％）に減少していた．円柱度数は59.1％の症例が.0.75Dで処方可能であった（表8）．処方したレンズの円柱軸は180°が126眼（81.8％），90°が15表7自覚的屈折値眼（％）乱視度数＼近視度数.0.25..2.75D.3.00..5.75D.6.00D以上合計.0.50D2（1.3）7（4.5）2（1.3）11（7.1）.0.75D9（5.8）13（8.4）7（4.5）29（18.8）.1.00D8（5.2）15（9.7）9（5.8）32（20.8）.1.25D10（6.5）12（7.8）5（3.2）27（17.5）.1.50D3（1.9）9（5.8）4（2.6）16（10.4）.1.75D3（1.9）4（2.6）11（7.1）18（11.7）.2.00D4（2.6）6（3.9）2（1.3）12（7.8）.2.25D1（0.6）3（1.9）2（1.3）6（3.9）.2.50D1（0.6）0（0.0）2（1.3）3（1.9）合計41（26.6）69（44.8）44（28.6）154（100.0）小数点以下2位を四捨五入したためパーセントの合計は必ずしも一致しない．（眼）140120100806040200908070605040302010180170160150140130120110100（度）図1自覚的屈折検査の乱視軸分布148あたらしい眼科Vol.31，No.1，2014（148）表8処方レンズの規格眼（％）円柱度数＼球面度数.0.25..2.75D.3.00..5.75D.6.00D以上合計.0.75D30（19.5）50（32.5）11（7.1）91（59.1）.1.25D20（13.0）18（11.7）9（5.8）47（30.5）.1.75D3（1.9）7（4.5）6（3.9）16（10.4）合計53（34.4）75（48.7）26（16.9）154（100.0）（眼）140120100806040200908070605040302010180170160150140130120110100（度）図2処方したレンズの円柱軸分布視力（平均値）1.00.11.22N.S.1.24N.S.1.261.091.091.09装用開始154眼1週間後152眼1カ月後152眼図（N.S.）；ANOVA,Dunnett．3試験レンズによる視力平均値は小数視力をlogMAR（logarithmicminimumangleofresolution）視力に変換して平均値を算出した後小数視力に再度変換した値である．○：矯正視力，■：追加矯正視力．眼（9.7％）で，90％以上の対象者が180°および90°の円柱軸で処方が可能であった（図2）．つぎに，試験レンズ装用時の視力は図3のごとく，装用開始時から1カ月後のすべての観察期間で1.09と変化がなかった．検眼レンズによる追加矯正視力においても，装用開始時が1.22，1週間後が1.24，1カ月後が1.26で有意差を認めなかった．3.試験レンズのフィッティング試験開始時，1週間後，1カ月後，定期外検査の累積数462眼について，試験レンズのフィッティングを観察した．表9に示すように，試験レンズの安定位置は，中央が424眼（91.8％）と最も多く，つぎに耳側に安定した例が31眼（6.7％）であった．動きは，ほとんどの症例（95.0％）がノーマルで，ルーズな例やタイトな例はごくわずかであった．回転については，ガイドマークが真下に位置していたものが（149）306眼（66.2％），ガイドマークが真下の位置から耳側10°以内に認められたものが108眼（23.4％）と，ガイドマークが真下の位置に認められなかった例のなかでは耳側方向が多かった．さらに図4のごとく，診察の結果，総合評価として大変良好と評価されたものが152眼中115眼（75.7％），良好と評価されたものが28眼（18.4％）で，合計94.1％の例で良好以上の結果であった．4.試験レンズの表面診察日に，細隙灯顕微鏡で試験レンズを装用したまま汚れとキズの状況を確認した．308枚中282枚（91.6％）は正常であった．汚れを認めたもののなかで一番多かったものは，点状の汚れ程度1で，17枚（5.5％）のみであった．特に強い汚れを生じたものやキズを認めた例もなかった（表10）．5.試験レンズの交換試験レンズの処方交換を行ったものは累積304眼中10眼（3.3％）で，交換理由として視力不良が8眼（2.6％）と最も多かった．回転によるフィッティング不良で交換したものは1眼（0.3％）で，フィッティング不良および視力不良が理由のものは1眼（0.3％）のみで非常に少なかった（表11）．6.細隙灯顕微鏡による前眼部所見試験開始時の前眼部所見として，角膜上皮ステイニングが21眼あり，球結膜充血が4眼，CLPC（contactlens-inducedpapillaryconjunctivitis）が2眼，その他11眼（角膜瘢痕，結膜結石，瞼結膜充血）が認められた（表12）．しかし，いずれも担当医は試験レンズの装用が可能であると判断し，本試験が開始された．観察期間中においても，角膜浮腫，角膜新生血管，角膜浸潤および角膜潰瘍など重篤な異常所見は認めなかった．今回，担当医が有害事象として挙げたものを表13に示す．角膜上皮ステイニングが3例4眼，SEALs（superiorepithelialarcuatelesions）が3例5眼，CLPCがあたらしい眼科Vol.31，No.1，2014149表9フィッティング検査眼（％）安定位置動き回転中央耳側上方下方/耳側上方/耳側下方424313220（91.8）（6.7）（0.6）（0.4）（0.4）（0.0）ノーマルルーズタイト439212（95.0）（4.5）（0.4）無306（66.2）耳側10°以内108（23.4）20°以内17（3.7）21°以上5（1.1）鼻側10°以内21（4.5）20°以内3（0.6）21°以上2（0.4）462（100.0）462（100.0）462（100.0）小数点以下2位を四捨五入したためパーセントの合計は必ずしも一致しない．やや不良大変良好115眼（75.7％）良好28眼（18.4％）不良表10試験レンズの表面検査枚（％）5眼（3.3％）4眼（2.6％）検査結果1週間後1カ月後定期外検査計正常1401384282（91.6）点状の汚れ（程度1）10717（5.5）膜状の汚れ（程度1）257（2.3）膜状の汚れ（程度2）22（0.6）キズ0（0.0）計1521524308（100.0）←図4試験レンズの総合評価〔n＝152（眼）〕表11試験レンズの交換理由眼（％）＼交換理由検査眼数1週間後1カ月後152（100.0）152（100.0）累積数304（100.0）視力不良フィッティング不良（回転）フィッティング不良（回転）および視力不良6（3.9）2（1.3）1（0.7）1（0.7）8（2.6）1（0.3）1（0.3）合計8（5.3）2（1.3）10（3.3）表12細隙灯顕微鏡検査による前眼部所見眼（％）前眼部異常所見試験開始時1週間後1カ月後定期外検査検査眼数16015615210無127（79.4）123（78.8）119（78.3）8（80.0）角膜上皮ステイニング程度121（13.1）22（14.1）21（13.8）22（20.0）球結膜充血14（2.5）1（0.6）2（1.3）2（20.0）CLPC＊112（1.3）1（0.6）1（0.7）21（0.7）その他＊211（6.9）12（7.7）10（6.6）重複記載あり．＊1CLPC：contactlens-inducedpapillaryconjunctivitis.＊2その他：角膜瘢痕，結膜結石，瞼結膜充血など．150あたらしい眼科Vol.31，No.1，2014（150）表13有害事象事象名発現数程度因果関係投薬一時中止中止軽度関連性あり/可能性あり製品名角膜上皮ステイニング3例4眼3例4眼3例4眼3例4眼角結膜上皮障害治療用点眼薬─1例2眼人工涙液ドライアイ治療用点眼薬SEALs＊13例5眼3例5眼3例5眼2例4眼角結膜上皮障害治療用点眼薬1例2眼─人工涙液CLPC＊22例2眼2例2眼2例2眼1例1眼非ステロイド抗炎症点眼薬──＊1SEALs：superiorepithelialarcuatelesions.＊2CLPC：contactlens-inducedpapillaryconjunctivitis.表14消毒剤の変更NO参加前使用消毒方法装用開始1週間後変更理由1カ月後12345過酸化水素用剤過酸化水素用剤過酸化水素用剤他社MPS用剤他社MPS用剤過酸化水素用剤過酸化水素用剤レニューセンシティブレニューセンシティブレニューセンシティブ過酸化水素用剤過酸化水素用剤過酸化水素用剤とMPS用剤でのこすり洗い過酸化水素用剤とMPS用剤でのこすり洗い他社MPS用剤自己都合少し痒みしみる過酸化水素用剤過酸化水素用剤過酸化水素用剤とMPS用剤でのこすり洗い過酸化水素用剤とMPS用剤でのこすり洗い他社MPS用剤VAS（mm）VAS（mm）1008060＊＊＊4031.635.138.432.426.822.823.022.716.920.318.02015.50試験開始時1週間後1カ月後154眼152眼152眼図5自覚症状（全対象者）（＊p＜0.05）（＊＊p＜0.01）；ANOVA,Tukey-Kramer.■：違和感，■：乾燥感，：充血，：くもり．2例2眼であった．角膜上皮ステイニングを認めた症例のなかで1例2眼は，被験者が試験の継続を希望しなかったため中止となった．SEALsを認めた症例のなかで1例2眼は一時中止したが点眼加療によって改善し，その後は試験レンズを再装用することが可能であった．有害事象が原因で，試験レンズの装用が中止に至ったという症例は1例もなかった．7.消毒剤の変更消毒剤の変更は，装用開始から参加前使用消毒処方を指示した2例と1週間後に変更した3例であった．変更理由として自己都合，少し痒み，しみるという症状があったため，過酸化水素用剤とMPS用剤でのこすり洗いが2例と参加前使用消毒方法への指示が1例であった（表14）．MPSとの適合性による問題だと考えられる障害は生じなかった．（151）10080604028.628.412.215.319.424.522.718.813.016.720.22012.90試験開始時1週間後1カ月後154眼152眼152眼図6見え方についての自覚症状（全対象者）（N.S.）；ANOVA,Tukey-Kramer.■：明所，■：暗所，：瞬目時，：こすった時．8.自覚症状a.違和感，乾燥感，充血，くもりについて試験レンズ装用による違和感，乾燥感，充血，くもりについてVASを用いた評価を行った．数値が高いほど症状が強いという意味を表す．違和感は，試験開始時と比較して1週間後に増加したが，1カ月後には改善していた．乾燥感も試験開始時と比較して1週間後に増加したが，1カ月後には改善していた．逆に，充血は1週間後，1カ月後と減少していった．くもりは試験開始時と比較して1週間後に微増したが，1カ月後には改善していた（図5）．b.見え方について試験レンズ装用による明所，暗所，瞬目時およびこすった時の見え方についてもVASを利用して評価した．数値が低いほど見え方が良好という意味を表す．有意差はなかったもあたらしい眼科Vol.31，No.1，2014151VAS（mm）VAS（mm）10VAS（mm）1001008080＊＊6060＊＊33.138.542.636.240＊27.623.64028.127.328.926.423.624.121.721.319.318.417.815.217.72016.213.117.114.612.715.710.914.32013.89.16.60試験開始時1週間後1カ月後0試験開始時1週間後1カ月後108眼106眼106眼46眼46眼46眼図7自覚症状（元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者）図8自覚症状（元ハイドロゲルレンズ装用者）（＊p＜0.05）（＊＊p＜0.01）；ANOVA,Tukey-Kramer.（＊p＜0.05）；ANOVA,Tukey-Kramer.■：違和感，■：乾燥感，：充血，：明所，：暗所．■：違和感，■：乾燥感，：充血，：明所，：暗所．0％見え方が鮮明でクリア（装着数分）見え方が鮮明でクリア（1日）夜間や薄暗い場所でもクッキリすぐにレンズ位置が安定快適な装用感（装着直後）＊快適な装用感（装着数分）快適な装用感が持続（1日）眼の乾燥感が軽減20％40％60％80％100％19121315121710829343524222324121723201716171922461314121222131487571335862図9アンケート調査（全対象者）■：非常にそう思う，：そう思う，：ややそう思う，■：あまりそう思わない，■：そう思わない，■：全くそう思わない．＊快適な装用感（装用直後）に1例未回答あり．グラフ内の数値は症例数．のの試験開始時と比べ，暗所での見え方が良くなっているのがわかる（図6）．c.事前に使用していたCL別の自覚症状と見え方さらに，自覚症状の5項目（違和感，乾燥感，充血，明所での見え方，暗所での見え方）について，元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者（53例106眼）と元ハイドロゲルレンズ装用者（23例46眼）とに分けて検討した結果を，各々図7と図8に示す．元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者において，暗所での見え方が装用開始時に比較して1カ月後に有意に良くなっているのがわかる．違和感については，一時悪化したが，1カ月後には有意な改善を認めた．元ハイドロゲルレンズ装用者においては，充血が装用開始時と比較して1カ月後は有意に改善していた．9.アンケート調査表6に示す項目について回答した結果を図9に示す．非常にそう思う，そう思う，ややそう思うの合計の割合は見え方が鮮明でクリア（装着数分）は85.5％，見え方が鮮明でクリア（1日）は90.8％，夜間や薄暗い場所でもクッキリ89.5％，すぐレンズ位置が安定は73.7％，快適な装用感（装着直後）は66.7％，快適な装用感（装着数分）は75.0％，快適な装用152あたらしい眼科Vol.31，No.1，2014（152）0%20%40%60%80%100%107665106322252819171615612161414131217177449997161113764712244図10アンケート調査（元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者）■：非常にそう思う，：そう思う，：ややそう思う，■：あまりそう思わない，■：そう思わない，■：全くそう思わない．グラフ内の数値は症例数．0％20％40％60％80％100％図11アンケート調査（元ハイドロゲルレンズ装用者）■：非常にそう思う，：そう思う，：ややそう思う，■：あまりそう思わない，■：そう思わない，■：全くそう思わない．＊快適な装用感（装用直後）に1例未回答あり．グラフ内の数値は症例数．957977457975579657633525124535621111111112見え方が鮮明でクリア（装着数分）見え方が鮮明でクリア（1日）夜間や薄暗い場所でもクッキリすぐにレンズ位置が安定快適な装用感（装着直後）快適な装用感（装着数分）快適な装用感が持続（1日）眼の乾燥感が軽減見え方が鮮明でクリア（装着数分）見え方が鮮明でクリア（1日）夜間や薄暗い場所でもクッキリすぐにレンズ位置が安定快適な装用感（装着直後）＊快適な装用感（装着数分）快適な装用感が持続（1日）眼の乾燥感が軽減感が持続（1日）は69.7％，眼の乾燥感が軽減は55.3％であった．とりわけ見え方が鮮明でクリア（装着数分・1日）と夜間や薄暗い場所でもクッキリで満足が得られていた．試験参加前に使用していたレンズ素材別に検討した結果を，図（153）10と図11に示す．両者とも見え方の鮮明さという面で満足度が高いが，レンズの安定性に加えて装用数分後から一日を通しての装用感という面でも，元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者において70％以上の例で満足が得られていた．あたらしい眼科Vol.31，No.1，20141530％20％40％60％80％100％見え方が鮮明でクリア（装着数分）見え方が鮮明でクリア（1日）夜間や薄暗い場所でもクッキリすぐにレンズ位置が安定快適な装用感（装着直後）快適な装用感（装着数分）快適な装用感が持続（1日）眼の乾燥感が軽減図12アンケート調査（元球面レンズ装用者）■：非常にそう思う，：そう思う，：ややそう思う，■：あまりそう思わない，■：そう思わない，■：全くそう思わない．グラフ内の数値は症例数．21222122215224412212121311111110％20％40％60％80％100％見え方が鮮明でクリア（装着数分）見え方が鮮明でクリア（1日）夜間や薄暗い場所でもクッキリすぐにレンズ位置が安定快適な装用感（装着直後）＊快適な装用感（装着数分）快適な装用感が持続（1日）眼の乾燥感が軽減図13アンケート調査（元乱視用レンズ装用者）■：非常にそう思う，：そう思う，：ややそう思う，■：あまりそう思わない，■：そう思わない，■：全くそう思わない．＊快適な装用感（装用直後）に1例未回答あり．グラフ内の数値は症例数．17121213101510828323322222219101519161614151820461212111219121486571225751元ハイドロゲルレンズ装用者では，特に，レンズを装着してえ方の鮮明さと夜間や薄暗い場所でもクッキリという面で満数分後の装用感において80％以上もの例で満足されている足度が高いが，元球面レンズ装用者においては夜間や薄暗いことがわかった．さらに，試験参加前に使用していたレンズ場所でもクッキリが100％で満足度が得られていた．元乱視種類別に検討した結果を図12と図13に示す．両者とも見用レンズ装用者では，特に，見え方が鮮明でクリア（1日）154あたらしい眼科Vol.31，No.1，2014（154）において90％以上の例で満足されていることがわかった．III考察多施設臨床試験の結果，今回の試験レンズの安全性という面においては，細隙灯顕微鏡検査で角膜新生血管，角膜浸潤，角膜浮腫や潰瘍など重篤な合併症は1例も生じることなく安全なレンズであると思われた．認められた前眼部所見のなかで，試験開始時に角膜上皮ステイニング程度1が21眼（13.1％）であったが，試験期間を通して眼数に変化はなく，また，開始時と比較し，球結膜充血や上眼瞼結膜乳頭増殖の発現数は1カ月後には減少していた．角膜上皮ステイニング3例4眼，SEALs3例5眼，CLPC2例2眼が有害事象として挙げられたが，これらはいずれもSCLの特性として発現する可能性のある所見1.3）であった．一時中止例に対しては点眼加療によって改善し，その後は試験レンズを再装用した．眼科医の管理のもと安全に使用できるレンズであると考える．つぎに，有用性という面において考えてみると，VASによる自覚症状の評価で，有意差はないものの充血が改善傾向にあり，違和感が一時的に1週間後に微増したが，1カ月後にはやや改善している．試験レンズは，レンズ厚を薄くすることで，シリコーンハイドロゲルレンズの素材による硬さのための装用感を改善するように設計されているという特徴があり，違和感を訴えた対象者であっても，一定期間装用を継続することによって，課題を克服できる可能性があると予想された．アンケート調査の結果から，装着して数分後および1日を通して見え方が鮮明でクリアで，夜間や薄暗い場所でもクッキリ見えるなど，見え方についての満足度が高いということがわかった．元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者と元ハイドロゲルレンズ装用者と分けても検討してみたが，大きな違いはなく，どちらも見え方においての満足度が高かった．症例数が少ないので単純に比較はできないが，元ハイドロゲルレンズ装用者は，元シリコーンハイドロゲルレンズ装用者に比べ，乾燥感に満足する傾向にあった．さらに，試験レンズによる矯正視力も良好で，処方レンズの度数については，頂点間補正を行った自覚的屈折度数よりやや弱めの円柱度数が処方されていることが示唆され，梶田4）や水谷5）の報告と同様の結果であった．担当医による診察で，レンズの動きが適切であった例は95％で，安定性の評価において94％の症例が良好以上という結果が得られている．一方，一般的にシリコーンハイドロゲルレンズ素材は，脂質が付着しやすいと言われている6）．試験レンズの表面はイオン化した酸素ガスを直接衝突させるプラズマ加工が施されている7.9）が，この表面加工が脂質の付着を予防すると考えられ，今回も90％以上のレンズに見かけ上，汚れは検出されなかった．本論文の最初に，「優れた乱視用SCLというのは，質の高い見え方と，より適切な動きと同時にレンズの良好な安定性が求められる」と述べたが，今回の試験レンズはこの要素を兼ね備え，優れた乱視用SCLと言えるのではないかと思われた．非球面設計のCLは見え方の質を向上させることが期待10.12）され，かつ明所より暗所でその効果か高いことが言われている．これらのことは非球面眼内レンズで，波面センサーによる高次収差測定やコントラスト感度と瞳孔径との関係においても検討13,14）されている．今回の試験レンズはトーリックSCLとしての軸の安定性による乱視の矯正効果などが，視機能の向上に影響を及ぼした可能性が考えられるが，非球面によって球面収差を補正する光学特性を有しており暗所でより良い見え方の改善が認められた背景には，試験レンズの光学特性が寄与した可能性が考えられる．以上の点から，非球面頻回交換乱視用シリコーンハイドロゲルレンズ「PV2HDA」は，近視性乱視眼に対して臨床的に安全で有用であると考えられた．文献1）大内典子，小玉裕司，丸山勝巳ほか：ソフトコンタクトレンズ装用上のEpithelialSplittingについて．日コレ誌43：12-14,20012）宮本裕子：次世代のコンタクトレンズ─シリコーンハイドロゲルレンズを中心として─．あたらしい眼科21：757760,20043）稲葉昌丸：シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズとは．日コレ誌53：2-5,20114）梶田雅義：トーリックソフトコンタクトレンズの処方．トーリックコンタクトレンズ．p34-53，メジカルビュー社，19995）水谷聡：トーリックコンタクトレンズの処方．日コレ誌51：267-274,20096）植田喜一，中道綾子，稲垣恭子：シリコーンハイドロゲルレンズの臨床における汚れの定量分析．日コレ誌52：180187,20107）佐野研二：進化するコンタクトレンズ素材─水との共生─．あたらしい眼科24：723-735,20078）松沢康夫：シリコーンハイドロゲルの表面の性質について．日コレ誌50：S1-S5,20089）村岡卓：「ボシュロムメダリストRプレミア」の紹介．日コレ誌51：72-78,200910）糸井素純：前面非球面デザインの効用．日コレ誌48：S1S6,200611）MorganPB&#038;EfronN：Comparativeclinicalperformanceoftwosiliconehydrogelcontactlensesforcontinuouswear.ClinExpOptom85：183-192,200212）植田喜一，永井浩一：頻回交換型非球面ソフトコンタクトレンズの使用経験．臨眼58：1785-1791,200413）大谷伸一郎，宮田和典：非球面眼内レンズと高次収差．あたらしい眼科24：1435-1438,200714）太田一郎，三宅謙作，三宅三平ほか：非球面眼内レンズ（Nex-AcriAAAktisN4-18YG）挿入眼の視機能．あたらしい眼科28：135-138,2011（155）あたらしい眼科Vol.31，No.1，2014155</p>
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