<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>あたらしい眼科オンラインジャーナル &#187; VDT 作業</title>
	<atom:link href="http://www.atagan.jp/tag/vdt-%e4%bd%9c%e6%a5%ad/feed" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://www.atagan.jp</link>
	<description>Just another WordPress weblog</description>
	<lastBuildDate>Fri, 30 Oct 2026 15:24:06 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>hourly</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>1</sy:updateFrequency>
	<generator>http://wordpress.org/?v=3.1.3</generator>
		<item>
		<title>左右平行視によるVDT作業後の眼精疲労軽減効果：主観的・他覚的指標を用いた非盲検交差比較研究</title>
		<link>https://www.atagan.jp/article/20260921.htm</link>
		<comments>https://www.atagan.jp/article/20260921.htm#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 29 Sep 2026 15:21:23 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[記事]]></category>
		<category><![CDATA[VDT 作業]]></category>
		<category><![CDATA[中心フリッカ値]]></category>
		<category><![CDATA[左右平行視]]></category>
		<category><![CDATA[眼精疲労]]></category>
		<category><![CDATA[調節微動]]></category>

		<guid isPermaLink="false">https://www.atagan.jp/?p=20526</guid>
		<description><![CDATA[《原著》あたらしい眼科43（9）：1151.1156，2026c左右平行視によるVDT作業後の眼精疲労軽減効果：主観的・他覚的指標を用いた非盲検交差比較研究當重明子＊1,2園部大輔＊3龍家圭＊4山崎太義＊5滝伊織＊5井上 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《原著》あたらしい眼科43（9）：1151.1156，2026c左右平行視によるVDT作業後の眼精疲労軽減効果：主観的・他覚的指標を用いた非盲検交差比較研究當重明子＊1,2園部大輔＊3龍家圭＊4山崎太義＊5滝伊織＊5井上永介＊4諸星北人＊1,6肥田典子＊1,5三邉武彦＊4恩田秀寿＊2＊1昭和医科大学臨床薬理研究所＊2昭和医科大学医学部眼科学講座＊3昭和医科大学江東豊洲病院＊4昭和医科大学統括研究推進センター＊5昭和医科大学大学院薬学研究科臨床研究開発学分野＊6昭和医科大学大学院医学研究科衛生学公衆衛生学分野VisualFatigueReductionbyBinocularParallelViewingafterVDTWork：AnOpen-LabelCrossoverStudyUsingSubjectiveandObjectiveMeasuresAkikoToju1,2）C,DaisukeSonobe3）,KakeiRyu4）,TaigiYamazaki5）,IoriTaki5）,EisukeInoue4）,HokutoMorohoshi1,6）C,NorikoHida1,5）C,TakehikoSambe4）andHidetoshiOnda2）1）SHOWAMedicalUniversityClinicalResearchInstituteforClinicalPharmacologyandTherapeutics,2）DepartmentofOphthalmology,SHOWAMedicalUniversitySchoolofMedicine,3）SHOWAMedicalUniversityKotoToyosuHospital,4）SHOWAMedicalUniversityResearchAdministrationCenter,5）DepartmentofClinicalResearchandDevelopment,GraduateSchoolofPharmacy,SHOWAMedicalUniversity,6）DepartmentofHygiene,PublicHealthandPreventiveMedicine,GraduateSchoolofMedicine,SHOWAMedicalUniversityC目的：VDT作業の増加に伴う眼精疲労が社会課題となっている．本研究では，左右平行視生成装置（マイオフリー）のCVDT作業後眼精疲労への影響を探索的に検討した．対象および方法：健康若年成人C12名（装置不良でC2名を除外したため，解析対象者はC10名）を対象に，非盲検C2群C2期クロスオーバー試験を実施した．マイオフリー使用条件と非使用条件で各C60分間のCVDT作業を課した．主要評価項目は，調節揺らぎの高周波成分（HFC）のC5距離平均（HFCA）とCVAS，副次評価項目は距離別CHFCと中心フリッカ値とした．結果：HFCA，VASのいずれも有意差を認めなかったが，半数の研究対象者で装置使用条件において改善を示した．副次評価項目の中心フリッカ値は使用条件で有意に改善した．結論：左右平行視が調節疲労や眼精疲労の抑制に効果的である可能性が示唆された．CPurpose：WithCtheCincreaseCinCvisualCdisplayterminal（VDT）work,CeyeCstrainChasCbecomeCaCsocietalCissue.CThepurposeofthisstudywastoexplorethee.ectsofabinocularparallelviewinggenerator（MyoFreeCR）oneyestrainCafterCVDTCwork.CMethods：ACnon-blinded,Ctwo-group,Ctwo-periodCcrossoverCtrialCwasCconductedCwithC12ChealthyCyoungadults（10CanalyzedCafterCexcludingC2CdueCtoCdevicefailure）C.CParticipantsCperformedC60CminutesCofCVDTworkunderbothMyoFreeuseandnon-useconditions.PrimaryoutcomesweremeanHFCA（meanHFCat5distances）andVAS.Secondaryoutcomesweredistance-speci.cHFCandcritical.ickerfrequency（CFF）value.Results：Nosigni.cantdi.erenceswereobservedforHFCAorVAS,yethalfofthesubjectsshowedimprovementwithuse.CFFvaluesigni.cantlyimprovedwithuse（p＝0.018）C.CConclusion：Our.ndingssuggestbinocularparal-lelviewinghaspotentialforsuppressingaccommodationfatigueandeyestrain.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）C43（9）：1151.1156,C2026〕Keywords：左右平行視，眼精疲労，調節微動，VDT作業，中心フリッカ値．binocularparallelviewing,astheno-pia,accommodativemicro.uctuation,VDTwork,critical.ickerfrequency．はじめにけるCvisualCdisplayterminals（VDT）作業の増加に伴い，眼近年では，テレワークやタブレット学習など日常生活にお精疲労は労働生産性や生活の質を左右する重要な健康課題と〔別刷請求先〕當重明子：〒C157-8577東京都世田谷区北烏山C6-11-11昭和医科大学臨床薬理研究所Reprintrequests：AkikoToju,ClinicalResearchInstituteforClinicalPharmacologyandTherapeutics,SHOWAMedicalSchool,6-11-11,Kitakarasuyama,Setagaya,Tokyo157-8577,JAPANC1期１週間2期同意取得説明スクリーニング適格性判定A群：マイオフリー評価評価評価評価＋近見作業B群：近見作業図1研究方法の概要説明・同意取得後にスクリーニングを実施し，適格性判定を行った．被検者をC2群に分け，A群ではC1期にマイオフリー使用条件，2期にマイオフリー非使用条件で，近見作業としてCNintendoSwitchを用いたレースゲームを画面までの距離はC50Ccmに固定して，－3.0Dの凹レンズを装用のうえC60分間実施した．B群はこの順序を逆とした．1期とC2期の間には，1週間の休息期間（ウォッシュアウト）を設けた．近見作業の前後で測定を行い，各評価項目の変化量と変化率を評価した．なっている．新型コロナウイルス感染症（coronavirusCdis-ease-2019：COVID-19）下では，デジタル眼精疲労の有病率がC74％に達するとの報告1）もあり，個人レベルのみならず社会経済的な影響も懸念され，世界的にも対策が急務とされている．眼の疲労には「眼疲労」と「眼精疲労」があり，眼疲労とは，休息によって回復する生理的疲労である2）．眼精疲労とは，視器要因，照度，姿勢，心的ストレスなども関与し，休息のみで回復しにくい病的疲労をさす3）．これらは，とくに近見作業による眼の調節機能への負荷が大きな要因の一つとされている．VDT関連の視機能評価として，中心フリッカ値4），調節力5），屈折5），調節のゆらぎの高周波成分（highCfrequencycomponent：HFC）6），瞳孔径7）などが報告されている．なかでもCHFCは，調節負荷や眼の疲労と関連する指標の一つとして検討されており，オートレフケラトメータに調節機能解析ソフトウェアを接続し調節応答波形から得られる高周波成分で，調節系への負荷や眼疲労の程度に関連する13）．健康成人では調節機能への負荷に応じてCHFC値が増加すること8）や，眼の疲労とCHFC値との関連性について多くの先行研究が指摘している6,7,9.12）が，現時点で標準化には至っていない．通常，両眼での近見時には輻湊と調節が連動する．両眼に対応する画像を分離提示することで，近見反応を弱め，結果として調節負荷を軽減できる可能性がある．両眼の視線を平行に保ったまま，近方の画像を認識させる「左右平行視」では，近見反応が抑制され，結果として調節反射も抑制しうると考えられる．そこで本研究では，左右平行視生成装置のマイオフリー（協同）を用い，健康な若年成人を対象として，VDT作業後の眼疲労に及ぼす影響を探索的に検討した．本研究は，左右平行視提示が調節負荷を軽減しうるか，主観的疲労の緩和につながるかを明らかにすることを目的とした．なお，本稿では，装置により誘導される視線が平行に近い状態を，以後「左右平行視」（本研究における定義）と記載する．本稿で用いる「左右平行視」は輻湊角がC0°に近い状態をさす．CI対象および方法本研究は，2023年C7.8月に，昭和大学臨床薬理研究所で実施した．本研究は，学校法人昭和大学臨床研究審査委員会の承認を得て，世界医師会ヘルシンキ宣言に則り行い，研究の趣旨を十分に説明し文書同意を得たC18.29歳の健常成人12名を対象とした（jRCTs032240121）．おもな適格基準は①裸眼視力両眼C1.0以上，②等価球面度数C±0.5D未満，③斜位以外の眼疾患・手術歴・調節障害なし，④直近C2週間の点眼薬（OTC含む）・直近C1カ月間の瞳孔径に影響する薬剤/サプリメント摂取なし，⑤光過敏性発作歴なし，⑥非喫煙，⑦アルコール依存または薬物依存の既往歴/現病歴なし，⑧コンタクトレンズ未使用，⑨散瞳禁忌なし，⑩研究医師が適格と判断した者とした．本研究は，2群C2期非盲検クロスオーバー試験として実施した（図1）．対象者に対して研究説明・同意取得後にスクリーニングを実施し，年齢，性別，現病歴，既往歴，薬剤の使用・健康補助食品・サプリメントの使用歴，飲酒歴・量，喫煙歴・量，アレルギー，職業，平日・休日のC1日あたりの近見作業時間，ならびに臨床研究への参加歴の情報を収集した．また，眼科的評価として，前眼部所見，涙液層破壊時間（break-uptime：BUT），中間透光体所見，眼底所見，裸眼視力，矯正視力（雲霧法による），他覚的屈折検査，眼圧検査，調節微動，調節幅測定，眼位検査（裸眼による），輻湊検査，優位眼検査を実施し，適格性を判定した．適格と判断した研究対象者をC2群に割り付け，A群はC1期マイオフリー使用条件，B群は非使用条件でCNintendoSwitchレースゲーム（50cm，－3.0D凹レンズ装用，60分）を施行し，2期で順序を逆とした．各期の間にC1週間のウォッシュアウトを設け，学習効果や順序効果を最小限に抑えた．マイオフリーは視差提示により視線平行を誘導し，画像を同期シャッター眼a左右平行視生成装置出力左右へのシフト画像を出力b入力映像出力映像シャッター眼鏡の動作左眼右眼AAABBo.onBCCC時間120Hz図2装置の原理（a）と左右平行視状態で映像を同期させる仕組み（b）中心的な装置は左右平行視生成装置である．これは，パソコン，家庭用ゲーム機などの外部機器から入力された映像信号を左右方向に交互に移動して表示するものである．左方向に移動した画像と右方向に移動した画像を，通常C1秒間にC120回の速度で切り替えて，モニターに出力（表示）する．シャッター眼鏡は，この画像の切り替えに同期して，左眼のシャッター素子の透過度と右眼の素子の透過度を制御するものである．シャッター眼鏡を介してモニター画面を見ることにより，右眼には右方向に移動した画像が，左眼には左方向に移動した画像が届くことになる．交互に表示することで輻湊が起きず，視線が平行に近い状態になる．鏡を介して提示した．その原理と映像を同期させる仕組みを図2に示す．非使用条件では視差調整なしで，他は同一条件とした．評価対象眼は，マイオフリー非使用条件の作業後にCHFC1（0.－0.75Dの平均CHFC，調節安静位付近）が高値の眼とした．個人内の相対選択であり，固定のカットオフ値は設定しなかった．これは，眼疲労の客観的指標としてのCHFCがより高く出た眼を評価対象とすることで，介入による変化をより感度高く捉えるためである．主要評価項目は，HFCaverage（HFCA：33cm，50cm，67cm，1.0m，2.0mの5距離平均HFC）とvisualCanalogueCscale（VAS）とした．HFCは，オートレフケラトメータ（ARK-1a，ニデック）に，調節機能解析ソフトウェア（AA-2）を接続し，調節応答波形から得られる高周波成分とした．VASは，100Cmm水平線の左端が「まったく疲れていない」，右端が「非常に疲れている」として，研究対象者に縦線を直感的に記入させた．副次評価項目は距離別CHFC（33Ccm,.40Ccm,.50Ccm,.67Ccm,.1m,2m），HFC最大値（HFCmax），最小値（HFCmin），HFC1，他覚的屈折値（等価球面度数），調節幅（rangeCofaccommodation）および中心フリッカ値（criticalC.ickerCfre-quency：CFF）とした．CFFは，ハンディフリッカCHF-Ⅱ（ナイツ）で評価した．測定は，各条件の作業前後とし，測定環境・測定者・手順を統一した．有害事象の有無は，研究期間中を通じ随時医師が確認した．CII統計解析各指標の変化量あるいは変化率を算出し，対応のあるCt検定で使用/非使用条件を比較した．統計解析には，JMPCProver.17（SASInstitute）を使用し，有意水準はC0.05とした．CIII結果本研究にはC12名が参加したが，装置不良でC2名を除外し，最終C10名を解析対象とした（表1）．眼科的異常所見はなかった．主要評価項目のCHFCA変化量は，装置使用条件でC0.34C±2.37，非使用条件でC1.06C±2.02であり，両条件間に有意差はなかった（p＝0.25）（図3a）．研究対象者別のプロットでは，表1被検者背景項目値被検者数10例（男性C1例，女性C9例）年齢C25.20±3.68（中央値C27，範囲C18.C29）矯正視力－0.17±0.02logMAR他覚的屈折値－0.18±0.32D乱視度数－0.35±0.16D前眼部・中間透光体・眼底所見異常なしab4p＝0.2535433221.0561100－1MFなし－2－1－3－2－4－3－5図3HFCA変化量の比較（a）およびHFCA変化量の個人別比較（b）a：MF使用条件および非使用条件のCHFCA変化量を比較した結果，MF使用条件と非使用条件に有意差を認めなかった．Cb：MF使用条件および非使用条件のCHFCA変化量を個人別比較したところ，10例中C5例で，MF非使用条件に比べて使用条件でCHFCAが低下した．MF：マイオフリー．10例中C5例において装置使用条件で改善傾向を示した（図3b）．VASスコアでは，非使用条件で高値を示し，とくに「ものがちらついて見える」で差が大きかったが，有意差には至らなかった．副次評価項目のCCFF変化量は使用条件で有意に改善した（p＝0.018）（図4）．他のCHFC指標，他覚的屈折値，調節幅では，有意差を認めなかった（表2）が，HFC40cm，50cm，67cmでは，使用条件で疲労抑制傾向が示された．有害事象は報告されなかった．C1154あたらしい眼科Vol.43，No.9，2026MFありMFなし（Hz）1.5p＝0.018＊10.310.50MFなし－0.5－0.51－1－1.5図4CFFの変化量の比較MF使用条件でCCFFの変化量に有意な改善を認めた．.MF：マイオフリー．＊：p＜0.05CIV考察本研究は左右平行視生成装置（マイオフリー）がCVDT作業後の眼精疲労に及ぼす影響を探索的に研究した．主要評価項目（HFCA，VAS）では有意差を認めなかったが，一部研究対象者において装置使用条件でCHFCA改善傾向，全体としてCVASスコアの上昇抑制傾向，とくにCVDTの眼精疲労の代表的症状である「ものがちらついて見える」で大きな効果を認めたことから，左右平行視による調節負荷軽減と主観的な疲労抑制に寄与した可能性が考えられる．CFFは唯一有意差を示した．CFFは中枢性眼精疲労の指標であり，調節機能よりも眼精疲労全般に関与する．この結果は，左右平行視が輻湊・調節負荷軽減による負担を軽減す（106）表2評価項目別の結果評価項目マイオフリー使用時（平均±SD）マイオフリー非使用時（平均±SD）CPairedtCtestCHFCAC0.34±2.37C1.06±2.01Cp＝0.253VAS「眼が疲れる」C1,719.70±1,874.90C2,290.71±2,192.53Cp＝0.549VAS「眼がかすむ」C588.00±980.60C938.67±1,518.77Cp＝0.547VAS「ものがちらついて見える」C26.67±64.41C235.00±488.79Cp＝0.198VAS「肩がこる」C65.80±158.76C487.76±1,035.63Cp＝0.219VAS「頭が痛い」C660.00±1,631.77C861.00±987.30Cp＝0.743VAS「焦点がぼやける」C1,310.00±2,420.03C403.33±636.63Cp＝0.267CHFC33cmC0.49±5.18－0.28±5.53Cp＝0.753CHFC40cm－1.54±3.01－0.60±5.97Cp＝0.662CHFC50cm－1.21±3.91－0.26±3.73Cp＝0.584CHFC67cm－0.79±5.07C2.83±5.38Cp＝0.139CHFC1CmC1.46±4.17－1.16±5.08Cp＝0.224CHFC2CmC2.34±8.21C2.87±4.39Cp＝0.858CHFCmax－0.06±5.09－2.29±5.99Cp＝0.383CHFCminC0.52±7.77C3.62±3.81Cp＝0.271CHFC1C0.96±2.28C1.63±2.80Cp＝0.563他覚的屈折値C0.10±0.34D－0.20±0.40DCp＝0.087調節幅－0.06±0.40DC0.10±0.26DCp＝0.282CCFFC0.31±0.72Hz－0.51±0.68HzCp＝0.018＊＊：p＜0.05.HFCA：highfrequencycomponentaverage，VAS：visualanaloguescale，HFC：highfrequencycomponent，CFF：critical.ickerfrequency.ることで，全般的な疲労感軽減に波及した結果と推測される．さらに，HFC40cm，50cm，67cmでの抑制傾向は，VDT作業距離に近い条件下での効果を示唆する．本研究の限界としては，①症例数が少なく統計学的検出力が不足したこと，②CVASの主観性・個人差があること，③ゲーム課題による集中度・習熟度の影響，④作業負荷が一般的なCVDT作業環境と異なることがあげられる．左右平行視技術は現在のところ特殊な装置を要するが，両眼視差調節原理はヘッドマウントディスプレイやウェアラブル端末への応用が見込まれる．今後は対象者を増やし，標準化された作業条件で多様な年齢層や屈折異常群での検証が必要である．利益相反：本研究は株式会社協同からの研究資金提供を受けて実施した．他に開示すべき利益相反はない．文献1）Leon-FigueroaCDA,CBarbozaCJJ,CSiddiqCAACetal：Preva-lenceofcomputervisionsyndromeduringtheCOVID-19pandemic.CaCsystematicCreviewCandCmeta-analysis.CBMCPublicHealthC24：640,C20242）不二門尚：眼精疲労に対する新しい対処法．あたらしい眼科C27：763-769,C20103）鈴村昭弘：主訴からする眼精疲労の診断．眼科CMOOKC23：1-9,C19854）SaitoCS,CSotoyamaCM,CSaitoCSCetal：PhysiologicalCindicesCofvisualfatigueduetoVDToperation：pupillaryre.exesandCaccommodativeCresponses.CIndCHealthC32：57-66,C19945）不二門尚：視覚情報処理機構からみた眼精疲労C─3D映像視聴の影響を中心に─．あたらしい眼科C14：1295-1299,C19976）KajitaCM,COnoCM,CSuzukiCSCetal：AccommodativeCmicro.uctuationCinCasthenopiaCcausedCbyCaccommodativeCspasm.FukushimaJMedSciC47：13-20,C20017）梶田雅義，末信敏秀，高橋仁也ほか：調節安静位における調節微動の変化を指標としたCVDT作業による眼の疲労度の評価．あたらしい眼科C37：363-369,C20208）梶田雅義：調節応答と微動．眼科C40：169-177,C19989）梶田雅義，伊藤由美子，佐藤浩之ほか：調節微動による調節安静位の検出．日眼会誌C101：413-416,C199710）MaedaCF,CTabuchiCA,CKaniCKCetal：In.uenceCofCthree-dimensionalCimageCviewingConCvisualCfunction.CJpnCJCOph-12）YuCH,CZengCJ,CLiCZCetal：VariabilityCofCaccommodativeCthalmolC55：175-182,C2011Cmicro.uctuationsCinCmyopicCandCemmetropicCjuveniles11）JengCWD,COuyangCY,CHuangCTWCetal：ResearchCofCduringCsustainedCnearCwork.CIntCJCEnvironCResCPublicCaccommodativemicro.uctuationscausedbyvisualfatigueHealthC19：7066,C2022CbasedConCliquidCcrystalCandClaserCdisplays.CApplCOptC53：13）梶田雅義：調節機能測定ソフトウェアCAA-2の臨床応用．CH76-H84,C2014あたらしい眼科C33：467-476,C2016＊＊＊</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://www.atagan.jp/article/20260921.htm/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>VDT作業に伴うドライアイに対する3％ジクアホソルナトリウム点眼液と人工涙液の効果比較</title>
		<link>https://www.atagan.jp/article/20140529.htm</link>
		<comments>https://www.atagan.jp/article/20140529.htm#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 30 May 2014 15:29:49 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[記事]]></category>
		<category><![CDATA[VDT 作業]]></category>
		<category><![CDATA[ジクアホソルナトリウム]]></category>
		<category><![CDATA[ドライアイ]]></category>
		<category><![CDATA[人工涙液]]></category>
		<category><![CDATA[効果比較]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.atagan.jp/?p=8928</guid>
		<description><![CDATA[《第2回日本涙道・涙液学会原著》あたらしい眼科31（5）：750.754，2014cVDT作業に伴うドライアイに対する3％ジクアホソルナトリウム点眼液と人工涙液の効果比較浅井景子＊1岡崎嘉樹＊1御子柴雄司＊1中村竜大＊2 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>《第2回日本涙道・涙液学会原著》あたらしい眼科31（5）：750.754，2014cVDT作業に伴うドライアイに対する3％ジクアホソルナトリウム点眼液と人工涙液の効果比較浅井景子＊1岡崎嘉樹＊1御子柴雄司＊1中村竜大＊2石川浩平＊3＊1静岡済生会総合病院眼科＊2中村眼科医院＊3石川眼科医院ComparativeEfficacyof3％DiquafosolTetrasodiumandArtificialTearFluidforDryEyeinVDTUsersKeikoAsai1）,YoshikiOkazaki1）,YujiMikoshiba1）,TatsuhiroNakamura2）andKoheiIshikawa3）1）DepartmentofOphthalmology,ShizuokaSaiseikaiGeneralHospital,2）NakamuraEyeClinic,3）IshikawaEyeClinicドライアイを伴うvisualdisplayterminals（VDT）作業者に対する3％ジクアホソルナトリウム点眼液（ジクアスR点眼液：以下，DQS）と人工涙液（マイティアR：以下，AT）の効果を比較した．点眼開始日から2・4・8週目のいずれかに問診および検査を行ったVDT作業者のドライアイ確定例および疑い患者40例40眼（DQS群19例，AT群21例）を後ろ向きに抽出した．両群間の涙液層破砕時間（tearfilmbreakuptime：BUT），角結膜上皮障害スコアおよび自覚症状12項目について比較検討した．DQS群ではBUTが3.37±1.54秒から5.11±2.47秒（p＝0.0002），角結膜上皮障害が1.68±1.29点から0.84±0.83点（p＝0.0002），自覚症状累計点が21.00±6.79点から14.78±6.90点（p＝0.0002）と有意に減少し，AT群では変化がなかった．最終観察時には群間に有意差がみられた（p＝0.0093，p＝0.0220，p＝0.0229）．DQSはVDT作業に伴うドライアイにおける自覚症状・他覚所見の改善に有効と考えられた．Wedidacomparativeexaminationoftheeffectof3％diquafosolsodium（DiqasR：DQAF）andartificialtears（AT）invisualdisplayterminal（VDT）userswhosufferedfromdryeyedisease.Weextractedbackward40VDTusers（40eyes）withdefiniteorprobabledryeyediseaseineitherweek2,4or8afterinitiatingeyedropapplication,andevaluatedtheirtearfilmbreakuptime（BUT）,keratoconjunctivalstainingscoreandsubjectivesymptoms.AlthoughDQAFshowedpredominantimprovementinkeratoconjunctivalstainingscore（from1.68±1.29to0.84±0.83；p＝0.0002）,BUT（from3.37±1.54to5.11±1.54seconds；p＝0.0002）andsubjectivesymptoms（from21.00±6.79to14.78±6.90；p＝0.0002）,ATdidnot.WeconcludethatDQAFiseffectiveinimprovingdryeyediseaseinVDTusers.〔AtarashiiGanka（JournaloftheEye）31（5）：750.754,2014〕Keywords：VDT作業，ドライアイ，ジクアホソルナトリウム，人工涙液，効果比較．VDToperation,dryeye,diquafosolsodium,artificialtearfluid,comparativeefficacy.はじめにパーソナル・コンピュータやスマートフォンなどのIT（informationtechnology）機器の使用率の上昇に伴い，VDT（visualdisplayterminals）作業者の割合も増加しており，2008年に行われた厚生労働省の調査結果によると，VDT作業を行っている事業所は全体の97.0％とされている．そのうち，VDT作業に伴う何らかの自覚症状がある作業者は約68.6％であったが，最も多い症状が「目の疲れ・痛み」で，全体の90.8％を占めていた．また，過去5年間と比較して「目の疲れを訴えるものが増えた」とする事業所の割合は，肩こりなどの身体的疲労や精神的ストレス，環境面での苦情などと比較すると，2003年の調査と変わらず1番多い割合を占めている1）．このことから，VDT作業は特に目にとって多大な負担をかけるものであることが示唆される．ドライアイはさまざまな要因から発症する疾患であるが，特にVDT作業は瞬目回数の減少による開瞼時間の延長から〔別刷請求先〕浅井景子：〒422-8527静岡市駿河区小鹿1-1-1静岡済生会総合病院眼科Reprintrequests：KeikoAsai,DepartmentofOphthalmology,ShizuokaSaiseikaiGeneralHospital,1-1-1Oshika,Suruga-ku,Shizuoka422-8527,JAPAN750750750あたらしい眼科Vol.31，No.5，2014（124）（00）0910-1810/14/\100/頁/JCOPY涙液層破砕時間（tearfilmbreakuptime：BUT）を短縮させること2），また作業年数が8.12年とVDT作業が長期にわたる場合は涙液分泌量の減少もみられることが報告されており3），コンタクトレンズ装用などと同じくドライアイ発症の重要な一因となっている4,5）．2006年ドライアイ診断基準により，ドライアイの定義は「様々な要因による涙液および角結膜上皮の慢性疾患であり，眼不快感や視機能異常を伴う」と改訂され6），それまで診断基準となっていた涙液の質的・量的な異常および角結膜上皮障害以外に，新たに自覚症状や視機能異常が追加されたことから，近年，眼精疲労や眼不快感など自覚症状を強く訴えるタイプや，高次収差の乱れによる視機能の低下のため見えにくさの訴えが強いタイプのドライアイなどが注目されてきている7,8）．VDT作業に伴うドライアイも視力低下や眼精疲労・眼不快感の一因となっていると考えられ，VDT作業者の増加に伴い，治療方法の模索が必要となってきている4,5,9）．そこで筆者らは，近年，ドライアイに対する研究の進歩に伴い新しい涙液層の概念が提唱され，それぞれの涙液層に働きかける新しい薬剤としてジクアホソルナトリウム点眼（ジクアスR：以下，DQS点眼）が開発されたことから，今までの涙液成分を補充するのみの作用を持つ人工涙液（マイティアR：以下，AT点眼）と比較して，この新しい薬剤であるDQS点眼がVDT作業に伴うドライアイに対してどの程度有効性が高いかについて検討した．I対象および方法静岡済生会総合病院，中村眼科医院，石川眼科医院の参加3施設において，1日3時間以上のVDT作業に従事しており，調査開始時までにジクアホソルナトリウム点眼の処方経験がなく，2006年ドライアイ診断基準6）においてドライアイ確定もしくは疑いと判定された患者40例40眼（DQS群19眼，AT群21眼）のなかで，薬剤投与開始日より2週目，4週目，8週目のいずれかにおいて再診があり，かつ問診・検査を実施した患者をカルテより後ろ向きに抽出し，DQS群とAT群の点眼投与前と最終受診時を比較検討した．除外基準は，ソフトコンタクトレンズ装用患者，糖尿病・アレルギー・結膜弛緩症の既往がある患者，経過観察期間中に薬剤の変更または追加があった患者，今回の研究に組み入れる3カ月以内に手術既往のある患者，および担当医が不適切と判断した患者とした．観察項目は，フローレス試験紙による染色検査，BUT測定，自覚症状，VDT作業状況の4項目とし，薬剤投与開始日より2週目，4週目，8週目のいずれかにおいて再診がある患者の点眼投与前と最終観察時の状態について，問診票から自覚症状を，カルテから他覚所見を収集した．他覚所見は，フローレス試験紙を用いて角結膜を染色した後，メトロ（125）ノームを用いてBUTを測定し，その後，ブルーフリーフィルターで角結膜を観察し，スコアリングした．染色スコアは，ドライアイ研究会の診断基準6）に従い，結膜鼻側・耳側，角膜上・中・下，各3点ずつ合計15点として算定した．自覚症状は，観察期間中，診察ごとに問診票を用い，「眼精疲労（目が疲れやすい）」「眼痛（目が痛い）」「眼脂（めやにが出る）」，「異物感（目が(，)ゴロゴロする）」，「(，)流涙（涙が出る）」「霧視（物がかすんで見える）」「掻痒感（目がかゆい）」「(，)鈍重感（重たい感じがする）」「(，)充血（目が赤い）」「眼不快(，)感（目に不快感がある）」「乾燥(，)感（目が乾いた感じ(，)がする）」「羞明（光をまぶしく感(，)じる）」の12項目の自覚症状につい(，)て，0：まったくない，1：まれにある，2：時々ある，3：よくある，4：いつもある，の5段階（0.4点）で自己評価させ，点眼投与前と投与後の状態を比較した．統計解析は，Wilcoxon符号付順位検定を用い，有意水準は両側5％（p＜0.05）とした．本文中の記述統計量は，原則として平均値±標準偏差の表記法に従った．II結果対象患者の性別は，男性14眼，女性26眼（内訳は，DQS群男性5眼，女性14眼．AT群男性9眼，女性12眼）であった．平均年齢は，DQS群53.1±15.3歳，AT群51.1±13.1歳であった．平均観察期間は，DQS群で43.4±19.7日，AT群で38.4±18.3日，平均VDT時間は，DQS群で平均4.63時間，AT群で6.02時間であった（p＝0.2148）．1.他覚所見角結膜上皮障害は，点眼開始前と最終観察時を比較して，DQS群で1.68±1.29点から0.84±0.83点と有意な改善がみられた（p＝0.0002）が，AT群では2.24±1.87点から1.67±1.80点と有意差はみられなかった（図1）．BUTも同じく，点眼開始前と最終観察時を比較して，DQS群では3.37±1.54秒から5.11±2.47秒と有意な延長がみられた（p＝0.0002）が，AT群では3.43秒±1.29秒から3.62±2.97秒と有意差はみられなかった（図2）．2.自覚症状DQS群では，点眼開始前と最終観察時を比較して，「眼精疲労」が3.00±0.82点から2.06±1.06点（p＝0.0093），「眼痛」が1.89±1.23点から1.22±1.00点（p＝0.0088），「眼脂」が0.72±0.75点から1.00±0.84点，「異物感」が1.89±1.08点から1.06±0.80点（p＝0.0002），「流涙」が0.83±0.71点から0.94±0.64点，「霧視」が1.89±1.08点から1.39±1.14点（p＝0.0332）「掻痒感」が1.11±0.90点から0.72±0.96点，「鈍重感」が1.(，)89±1.28点から1.17±0.92点（p＝0.0088），「充血」が1.00±1.08点から0.83±0.79点，「眼不快感」が2.44±1.15点から1.61±1.04点（p＝0.0039）「乾燥感」が2.61±1.24点から1.67±1.14点（p＝0.0103「羞明」が），(，)あたらしい眼科Vol.31，No.5，2014751＊：p＜0.05Wilcoxonの1標本検定10＊：p＜0.05対応のあるt検定：DQS■：AT3.375.113.433.62p＝0.0134981.680.842.241.67：DQS■：ATp＝0.00221角膜上皮障害スコア（点）7BUT（秒）654310.50開始時最終観察時0点眼開始時最終観察時図1角膜上皮障害スコアの比較図2BUTの比較3.5＊：p＜0.05Wilcoxonの1標本検定3.001.890.721.890.801.891.111.891.002.442.611.722.061.221.001.060.91.390.721.170.831.611.671.11眼疲労感眼痛眼脂異物感流涙霧視眼掻痒感鈍重感眼充血眼不快感眼乾燥感羞明感：点眼開始前■：最終観察時自覚症状スコア（点）32.521.510.50図3DQSにおける自覚症状12項目の比較1.72±1.41点から1.11±1.08点（p＝0.0176）と，DQS群で1）p＜0.01Wilcoxonの1標本検定は8項目で点眼投与前と最終観察時で有意差がみられた（図502）p＜0.05Wilcoxonの2標本検定p＝0.0021）：DQS■：AT21.0014.7815.6713.67点眼開始前最終観察時45自覚症状累計スコア（点）3）が，AT群では「眼精疲労」が2.62±0.74点から2.38±401.07点，「眼痛」が1.00±1.18点から0.86±1.20点，「眼脂」35が0.76±0.94点から0.57±0.87点，「異物感」が1.48±1.40302520点から1.00±1.14点，「流涙」が0.81±1.08点から0.57±1.03点，「霧視」が1.38±0.97点から1.57±1.08点，「掻痒15感」が0.71±1.06点から0.52±0.93点，「鈍重感」が0.95±101.24点から0.81±1.25点，「充血」が1.33±1.49点から1.4350±1.25点，「眼不快感」が1.71±1.35点から1.48±1.29点，「乾燥感」が1.81±1.54点から1.52±1.17点，「羞明」が図4自覚症状累計スコア1.10±1.30点から0.95±1.24点と，すべての項目において，点眼投与前と最終観察時で有意差はみられなかった．752あたらしい眼科Vol.31，No.5，2014（126）また，最終観察時のDQS群とAT群の群間においても，「眼精疲労」では，DQS群が2.06±1.06点に対し，AT群では2.38±1.07点（p＝0.0093），「霧視」では，DQS群が1.39±1.14点に対し，AT群では1.57±1.08点（p＝0.0220），「鈍重感」ではDQS群が1.17±0.92点に対し，AT群では0.81±1.25点（p＝0.0249）と，以上の3項目では有意差がみられた．自覚症状12項目の累計点は，DQS群で21.00点から14.78点と有意な減少がみられたが（p＝0.0002），AT群では15.67点から13.67点と有意差はみられなかった．また，最終観察時のDQS群とAT群との群間に有意差がみられた（p＝0.0267）（図4）．III考按はじめにも述べたが，VDT作業に伴うドライアイにはBUT短縮型ドライアイが多く認められることから，このタイプのドライアイの治療薬として，ムチンの異常を改善し，涙液の安定性の低下を改善する働きをするDQSは，非常に有効性が高いものであると考えられる．従来ドライアイに対して用いられてきた治療薬であるATは，一時的な水分および電解質の補充の効果のみが期待できるものであり，またヒアルロン酸ナトリウム点眼（ヒアレインR，以下HA）は，角膜上皮の接着および伸展作用と保水作用を有し，ドライアイを含めた角結膜上皮障害改善薬としての効果が認められているが，両者ともにムチンの分泌促進能は認められず，ムチンの被覆度が低下している症例に対しての効果が弱いと考えられている10）．HAとDQSを比較したラット眼窩外涙腺摘出ドライアイモデルにおける角膜上皮障害に対する調査では，点眼6週間後にはDQS群ではHA群に比べて有意に角膜染色スコアが改善したとの報告，また，多施設共同無作為化二重盲検並行群間比較試験でもHAに対してDQSは非劣性を示したとの報告がある11）．今回の検討では，対象者はAT群，DQS群ともにBUTが短縮しているが，角結膜上皮障害の軽度なドライアイ，つまりBUT短縮型ドライアイが大きな割合を占めていることから，やはりVDT作業に伴うドライアイにはBUT短縮型ドライアイが多いことがわかった．DQS群では，点眼開始前と最終観察時で，BUTの延長および角結膜上皮障害の改善の程度に有意差がみられたが，ATでは有意差がみられなかったことから，DQSはVDT作業に伴うドライアイの治療に対して有効であることがわかった．また，BUTの延長によって「乾燥感」の軽減，角結膜上皮障害の改善効果で「眼痛」や「異物感」の軽減，両者によって「羞明」の軽減が認められたと推察されるが，最終観察時のAT群とDQS群の群間に有意差が出たことから，特にDQSによるムチンや水分の分泌促進能などにより涙液層の安定性の低下が改善されたことによって「眼精疲労」「霧視」「鈍重感」が軽減したと考えられた．涙液層は，マイボーム腺より分泌される脂による油層と，涙腺・結膜から分泌される水層の2層でできており，水層に濃度勾配をもって結膜杯細胞から発現した分泌型ムチンが含まれている12）．この分泌型ムチンの一種であるMUC5ACは，涙液水層の表面張力を低下させ，涙液水層を角膜上皮表面に広がりやすくさせる働きをしていることがわかっている13,14）．また，角膜および角膜上皮表層には，角膜上皮由来の膜型ムチンが存在しているが15），この膜型ムチンは上皮表面を親水性に変える働きを持っているため，この膜型ムチンに異常が起こると上皮の水濡れ性の低下が引き起こされ，涙液層の安定性が低下する原因となる12,16）．平均VDT時間が8時間以上のVDT作業従事者を対象に行われた調査では，非ドライアイ群に対して，ドライアイ群では涙液中のMUC5AC濃度が減少しており，それは5時間未満の群に比べて7時間以上の群で有意に低かったことが報告されていることから涙液中のMUC5ACがドライアイに強い影響を及ぼしていることが示唆されるとともに，VDT作業がドライアイを引き起こす原因の一つとなっていることがわかる16）．DQSは結膜細胞膜上のP2Y2受容体に結合し，細胞内カルシウムイオン濃度の上昇を介して眼表面へのMUC5ACの分泌促進作用を有することがわかっており17.20），このことからもDQSはVDT作業に伴うドライアイに対して有効であると考えられる．DQSは，ムチンの異常が大きく関係していると考えられるBUT短縮型ドライアイに対する治療効果が高いと推察され，VDT作業に伴うドライアイ治療に対し有効であると考えられた．利益相反：利益相反公表基準に該当なし文献1）厚生労働省：平成20年技術革新と労働に関する実態調査，20082）TsubotaK,NakamoriK：Dryeyesandvideodisplayterminals.NEnglJMed328：584,19933）NakamuraS,KinoshitaS,YokoiNetal：Lacrimalhypo-functionasanewmechanismofdryeyeinvisualdisplayterminalusers.PLoSOne5：el1119,20104）横井則彦：蒸発亢進型ドライアイの原因とその対策．日本の眼科74：867-870,20035）内野美樹，内野裕一，横井則彦ほか：VDT作業者におけるドライアイの有病率と危険因子．FrontiersinDryEye7：36,20126）島﨑潤：2006年ドライアイ診断基準．あたらしい眼科24：181-184,2007（127）あたらしい眼科Vol.31，No.5，20147537）GotoE,YagiY,MatsumotoYetal：Impairedfunctionalvisualacuityofdryeyepatients.AmJOphthalmol133：181-186,20028）IshidaR,KojimaT,DogruMetal：Theapplicationofanewcontinousfunctionalvisualacuitymeasurementsystemindryeyesyndromes.AmJOphthalmol139：253258,20059）TodaI,FujishimaH,TsubotaK：Ocularfatigueisthemajarsymptomofdryeye.ActaOphthalmol71：347352,199310）ShimmuraS,OnoM,ShinozakiKetal：Sodiumhyaluronateeyedropsinthetreatmentofdryeyes.BrJOphthalmol79：1007-1011,199511）藤原豊博：ドライアイ研究会：ドライアイの治療に革新をもたらしたジクアホソルナトリウム点眼液（ジクアスR点眼液3％）の基礎と臨床．薬理と治療39：563-584,201112）ArguesoP,Gipdon,IK：Epithelialmucinsoftheocularsurface：structure,biosynthesisandfunction.ExpEyeRes73：281-289,200113）渡辺仁：ムチン層の障害とその治療．あたらしい眼科14：1633-1647,199714）DillyPN：Structureandfunctionofthetearfilm.AdvExpMedBiol350：239-247,199415）ButovichIA：TheMeibomianpuzzle：combiningpiecestogether.ProgRetinEyeRes28：483-498,200916）YokoiN,SawaH,KinoshitaS：Directobservationoftearfilmstabilityonadamagedcornealepithelium.BrJOphthalmol82：1094-1095,199817）坪田一男：日本の最新疫学データ！「OsakaStudy」とは？FrontiersinDryEye7：47-48,201318）七條優子，阪本明日香，中村雅胤：ジクアホソルナトリウムのウサギ結膜組織からのMUC5AC分泌促進作用．あたらしい眼科28：261-265,201119）七條優子，篠宮克彦，勝田修ほか：ジクアホソルナトリウムのウサギ結膜組織からのムチン様糖蛋白質分泌促進作用．あたらしい眼科28：543-548,201120）七篠優子，村上忠弘，中村雅胤：正常ウサギにおけるジクアホソルナトリウムの涙液分泌促進作用．あたらしい眼科28：1029-1033,2011＊＊＊754あたらしい眼科Vol.31，No.5，2014（128）</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>https://www.atagan.jp/article/20140529.htm/feed</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
	</channel>
</rss>
