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コンタクトレンズの新型ブリスターパックの有効性

2018年11月30日 金曜日

《原著》あたらしい眼科35(11):1540.1544,2018cコンタクトレンズの新型ブリスターパックの有効性平田文郷*1熊沢あづさ*2*1平田眼科*2株式会社メニコンCE.cacyofNovelBlisterPackageforContactLensFumisatoHirata1)andAzusaKumazawa2)1)HirataEyeClinic,2)MeniconCo.LtdC目的:1DAYメニコンプレミオに採用された新型ブリスターパック(BP)が従来型CBPと比較し,コンタクトレンズ(CL)の表裏判別,指とCCLの接触時間にどのような影響を与えるかを評価した.方法:CL未経験者C55人に対しBPからソフトコンタクトレンズ(SCL)を取り出した際のCSCL表裏判別容易性を,新型CBPと従来型CBPを用いてリッカート尺度の質問票調査をした.また,CL既装用者C30人に対し,BP開封後CSCLを指に正しい向きに乗せるまでの時間の評価を新型CBPと従来型CBPを用いて行った.結果:質問票調査のリッカート尺度の中央値は新型CBPではC1,従来型CBPではC2であり統計学的に有意差を認め(p<0.01),新型CBPはCSCLの表裏がわかりやすいことが示された.SCLを指に正しい向きに乗せるまでの時間の中央値は新型CBPではC9.53秒,従来型CBPではC10.03秒で統計学的な有意差を認めた(p<0.05).結論:新型CBPは従来型CBPと比較し,SCLの表裏がわかりやすく,指とCSCLの接触時間を減らすことができる.CObjectives:ToCcompareCaCnovelCblisterpack(BP)forC1DAYCMeniconCPremioCcontactlenses(CLs)withCtheCconventionalCBPCregardingCcorrect-sideCidenti.cationCeaseCandC.ngerCcontactCtime.CMethods:Correct-sideCidenti.cationeaseofthenovelandconventionalBPsoftCLs(SCLs)wasinvestigatedin55non-CLwearersusingaLikertscale-typequestionnaire.Additionally,thetimerequiredtoplaceanSCLfromthenovelorconventionalBPonaC.ngertiponthecorrectsidewasevaluatedin30CLwearers.Results:Themedianscoreof1forthenov-elBPwassigni.cantlylowerthanthatof2fortheconventionalBP(p<0.01).Therewasastatisticallysigni.cantdi.erenceinthemediantimerequiredtocorrectlyplaceaSCLona.ngertip:9.53and10.03secondsforthenov-elCandCconventionalBP,Crespectively(p<0.05).Conclusion:TheCnovelCBPCenablesCsuperiorCcorrect-sideCSCLCidenti.cationandlessC.ngercontacttimethantheconventionalBP.〔AtarashiiGanka(JournaloftheEye)35(11):1540.1544,2018〕Keywords:ブリスターパック,ソフトコンタクトレンズ,角膜感染症,コンタクトレンズ関連角膜浸潤事象,コンタクトレンズ関連愁訴.blisterpackage,softcontactlens,microbialkeratitis,contactlens-associatedcornealin.l-trativeevents,contactlensdiscomfort.Cはじめにわが国におけるC2007年C4月からC2年かけて行われた重症コンタクトレンズ(contactlens:CL)関連角膜感染症全国調査で,CL装用が原因と考えられる角膜感染症で入院を要した症例はC1日使い捨てソフトCCL(softCcontactlens:SCL)がC7.4%,頻回交換型CSCLがC56%,定期交換型CSCLがC16%であった1).この調査のうちC2007年C4月からC1年間に受診した症例を解析した報告によると,ハードCCLやC1日使い捨てCSCLは他のCCLに比較して有意にCCL関連角膜感染症は少なかった2).SCLのなかではC1日使い捨てCSCLは細菌感染のリスクが低いと考えられている.一方で,1日使い捨てCSCLは微生物による角膜炎のリスクは再使用するCSCLと比較し低下しないが,視力喪失の危険性は低い3)との海外の報告もある.つまりC1日使い捨てCSCLは,入院や視力喪失などの重篤な角膜感染症は少ないと思われるが,角膜感染症はしばしば発生すると考えられる.1日使い捨てCSCLに関連する角膜感染症には装用期間を守らずC1日使い捨てSCLを再使用している例も含まれるが,装用期間を守って〔別刷請求先〕平田文郷:〒486-0845愛知県春日井市瑞穂通C6-22-3平田眼科Reprintrequests:FumisatoHirata,M.D.,HirataEyeClinic,6-22-3Mizuhodori,Kasugai,Aichi486-0845,JAPANC1540(92)abc図1新型BPと従来型BP代表例の写真a:新型CBPはCSCL外面が上になるように封入されておりCCL外面を指でつまんでとる構造.Cb:新型CBPは底面に凸部があり,かつ底面が傾斜している.傾斜の上方(図の右側)でのCBP内の空間上下幅は狭くなっている.Cc:従来型CBPの代表例,メニコンC1DAYのCBPの側面写真.いる人にも生じている.重症コンタクトレンズ関連角膜感染症全国調査で,1日使い捨てCSCLにおいて装用期間を守っていたのはC46.2%であった1).CLへの指からの微生物の付着を減らすためにはできるだけCCLに触らずに,かつ短時間で装用するのが望ましいと思われる.CL表面に付着した微生物は瞬目や涙液によりCCLから.離し,涙液交換により排出されるが,CL外面と比べCL内面は瞬目の影響も小さく,涙液交換もCCL外面と比べ長時間必要とする.そのためCCL内面の微生物は除去されにくいと考えられ,できるだけCCL内面に触れないことが大切である.その目的を達するためにメニコンはフラットパックというブリスターパック(blisterpackage:BP)を開発した.このCBPは,厚さが約C1Cmmで両面がアルミシートで包まれた超薄型で,SCL外面が上になるように設計されているため必要以上に内面を触ることがなく,メニコンC1DAYフラットパック(Magic*)というレンズに採用された.フラットパックから蛍光ビーズを付着させた手でCSCLを取り出すと,蛍光ビーズの付着が通常のCBPのCSCLと比べて有意に少なかった.また,菌付着評価試験では黄色ブドウ球菌を一定数付着させた手指でCSCLを取り出した際に,フラットパックのCSCLではCSCL外面への付着菌は少なく,内面への付着菌を認めなかった4).しかし,フラットパックに入っている流通保存液(shippingsolution:SS)はごく少量である.近年CLを眼に入れた際の初期快適性を改善する目的で,いろいろな種類のCCLで製造業者がCSSにさまざまな成分を加える場合がある5,6).フラットパックはCSSが少ないため,そのような改良は困難であった.今回新しくメニコンから十分な量のCSSを含み,かつCCL内面を必要以上に触ることがない,底面に凸部と傾斜のある新型CBP(図1a,b)が開発され,1日使い捨てシリコーンハイドロゲルCSCLであるC1DAYメニコンプレミオに採用された.今回筆者らはこの新型CBPに入ったCSCLと,底面に凸部のない従来型CBP(図1c)に入ったCSCLそれぞれにおいて,BPからCSCLを取り出した際のCSCL表裏の判別容易性質問票調査,BP開封からCSCLを指に正しい向きに乗せるまでの時間評価を行った.*「Magic」は特徴的な包装を表現するものであり,CLの視覚的機能・効果ではありません.CI対象および方法1.BPからSCLを取り出した際のSCL表裏の判別容易性質問票調査a.対象平成29年9月1日.29年12月27日に,平田眼科または小牧平田眼科に受診し,過去にCCLを使用したことがなく従来型CBPが採用されているカラーCCLを除くC1日使い捨てSCLと,新型CBPのC1DAYメニコンプレミオのC2種類のSCL装用を希望し,アンケート調査を承諾されたC55人を対象とした.年齢の中央値,四分位範囲および範囲はC16歳(14.20歳)[12.47歳]である.全対象に文書による説明を行い,本人の自由意思による同意を得た.Cb.方法BPからCSCLを取り出して指に乗せる方法を教示し,さらにCSCLの表裏の判別方法を説明した.2種類のCBPのうち被検者は任意のパッケージから開封し指に乗せ,SCLの表裏を確認後そのCSCLは廃棄した.BP開封からCSCLを指に乗表1質問票調査の従来型BPの内訳従来型BP従来型CBPの内訳例数デイリーズトータルワンRC5C60バイオトゥルーRワンデーC5C■1■2■3■45(人数)マイデイRC5ワンデーアキュビューRトゥルーアイRC3図2BPから取り出したSCLの表裏の判別容易性のリッカート尺度大変わかりやすかった=1,ややわかりやすかった=2,どちらと*もいえない=3,ややわかりにくかった=4,大変わかりにくかっC25た=5.メニコンC1DAYC17ワンデーアキュビューRオアシスRC10ワンデーアキュビューRモイストRC10新型BP時間(秒)せるまでの練習用の仮の度数として,SCLの度数はすべて.3.0Dとした.無記名自記式の質問票にて,「今開封したコ201510ンタクトレンズ容器はコンタクトレンズ装用の際,コンタクトレンズの表裏がわかりやすかったでしょうか?」と質問した.質問票にはC5段階のリッカート尺度(大変わかりやすかった=1,ややわかりやすかった=2,どちらともいえない=3,ややわかりにくかった=4,大変わかりにくかった=5)を用いた.C2.BP開封後SCLを指に正しい向きに乗せるまでの時間およびSCL反転回数評価a.対象CL既装用者でC60歳未満の成人ボランティアC30人を対象とした.年齢の中央値,四分位範囲および範囲はC34歳(25.41.75歳)[20.53歳]である.全対象に文書による説明を行い,本人の自由意思による同意を得た.Cb.方法メニコンのメニコンC1DAY,およびC1DAYメニコンプレミオの計C2種類のC1日使い捨てCSCLを使用した.Magicと異なり,メニコンC1DAYには従来型CBPが採用されている.1DAYメニコンプレミオには新型CBPが採用されている.SCLの度数はすべてC.3.0Dとした.2種類のSCLのBPともC1個のみに分離した状態で机に置き,被検者にどちらのSCLのCBPを先に開封するか任意で決めてもらいそのCBPを手に触れて待機をさせた.「スタート」の合図で,普段装用しているようにCBPを開封してもらい,SCLを装着できるように正しい向きにCSCLを指に乗せることができたと思った時点で,「ストップ」といってもらい,「スタート」から「ストップ」までの秒数をストップウォッチ(CITIZENLC058-A02)で計測した.「ストップ」の時点でCSCLの表裏が誤っている場合は,正しい向きにCSCLを指に乗せることができるまでストップウォッチでの時間の計測を継続した.また,BP開封後,正しい向きでCSCLを指に乗せるまでに,SCLの表裏を反転して再度指に乗せ換えた回数も調査した.なお50従来型BP新型BP図3BP開封後SCLを指に正しい向きに乗せるまでの時間新型CBPは従来型CBPと比較し指とCSCLの接触時間が有意に短い(p=0.016).*:p<0.05.新型CBPでは表裏が誤って入っていることはないとの説明は行っていない.C3.統計統計学的解析にはCWilcoxon符号付順位和検定を行い,有意水準は5%とした.CII結果1.BPからSCLを取り出した際のSCL表裏の判別容易性質問票調査質問票調査のリッカート尺度の中央値,四分位範囲および範囲は,1日使い捨てCSCLが入っている従来型CBPではC2(2.3.5)[1.5],1DAYメニコンプレミオの新型CBPではC1(1.2)[1.5]であった(図2).従来型CBPと新型CBPの比較で統計学的に有意差を認めた(p<0.01).従来型CBPの内訳は表1のとおりであった.C2.BP開封後SCLを指に正しい向きに乗せるまでの時間およびSCL反転回数評価BP開封後CSCLを指に正しい向きに乗せるまでの時間の中央値,四分位範囲および範囲は,従来型CBPのメニコン1DAYではC10.03秒(8.92.12.95秒)[5.64.19.93秒],新型BPのC1DAYメニコンプレミオではC9.53秒(8.04.10.69秒)[5.83.21.28秒]であり,両者の比較で有意差を認めた(94)(p=0.016)(図3).SCL反転回数はメニコンC1DAYでは,30例のうちC4例でCBP開封後最初に指にCSCLを乗せた際にSCLの内面が指に接触する向きになっていたため,SCLの反転操作を必要とした.1DAYメニコンプレミオではCBP開封後最初に指にCSCLを乗せた際にC30例ともレンズの外面が指に接触する向きになっており,今回の検討では反転操作を必要としなかった.CIII考察1日使い捨てCSCL装用者における微生物による角膜炎の危険因子の検討で,毎日の装用,夜通しの装用,装用前の低頻度の手洗い,喫煙が危険因子と報告されている7).このうち毎日の装用や夜通しの装用によるリスクは使用頻度に依存し,夜通しの装用を避ける説明が必要である.喫煙に関しては,CLを装用する危険性を減らすために禁煙を勧めるのは困難である.手洗いに関しては装用者の理解も得られやすく,十分な説明が大切である.装用前には必ず毎回手洗いを行う必要がある.石鹸と水道水で手洗いはできていても,そのまま手が濡れた状態でCCLを装用している人もいる.CL装用前には手を十分に乾燥させる必要があるが,使い捨てのペーパータオルが使用されている頻度は高くなく,タオルで手をふくことが多いが,そのタオルがどの程度衛生的かは不明である.手指に付着した微生物による角膜感染症を減らすためには,CL使用者への手洗い方法の啓発という方法以外に,手指から微生物が付着しにくいCCLの普及が望まれる.今回筆者らは,CL新規装用者に対して質問票調査を行った.従来型CBPと比べ新型CBPは統計学的に有意にリッカート尺度が低く,新型CBPはCCL新規装用者において感覚的に表裏がわかりやすいことが示された.また,筆者らは,CL既装用者に対して,BP開封からCSCLを指に正しい向きに乗せるまでの時間評価を行った.この検討で従来型CBPと比べ,新型CBPは統計学的に有意に短い時間でCSCLを指に正しい向きに乗せることができることが示された.また,今回の検討では,新型CBPのC30例ではCBP内でのレンズの反転はなく,従来型CBPのC30例ではC4例がCBP内でCCLが反転していた.新型CBPは底面の凸部や傾斜により,BP内でCSCLが反転するのに十分な空間がなく,BP内でのCSCLの製造,輸送,保管中の反転はなかったと推察される.また,従来型BPのC30例のうちC4例はレンズの反転作業を要し,他のC26例と比較しより広い面積でCCLの外面および内面が指に触れていたと思われる.CLと微生物の付着はCCLの素材,微生物の種類,指の微生物付着量,指とCCLの接触時間,指とCLの接触面積などが関与していると考えられる.新型CBPは指とCCLの接触時間を減らすことができ,また接触面積を狭める可能性があり指からCCLへの微生物の付着の軽減が期待できる.シリコーンハイドロゲル素材は十分な酸素を通すことができ,低酸素による角膜障害を減らすことができると思われ今後C1日使い捨てCSCLにおいても,わが国で使用の増加が予想される.しかし,シリコーンハイドロゲル素材は,従来のハイドロゲル素材と比べてCmicrobialkeratitisのリスクを低減させなかった3,8).CL関連角膜浸潤事象(contactClens-associatedcornealin.ltrativeevents:CIEs)にはCmicrobialkeratitis(MK),contactClens-inducedCperipheralCulcer(CLPU),contactlens-inducedacuteredeye(CLARE)などが含まれる.CLPUやCCLAREは非感染性であるが,微生物に対する免疫反応が関与している.CIEsのリスクは,シリコーンハイドロゲルCSCLは,ハイドロゲルCSCLと比較し約C2倍との報告もある9,10).これらの報告はシリコーンハイドロゲルCSCLのなかでも比較的早い段階で開発されたものの報告である.今回の新型CBPに組み合わされたC1DAYメニコンプレミオのように含水率が高くヤング(Young)率が低くて柔らかい新しい世代のシリコーンハイドロゲルCSCLにも当てはまるかは不明であるが,シリコーンハイドロゲルSCLを入れるCBPには,今回報告したような新型CBPや,既報のフラットパックのようなCSCLへの微生物の付着の軽減が期待できるCBPが望ましいと思われる.CLを中断する大きな理由としてCCL関連愁訴(contactClensdiscomfort:CLD)がある11).外部浸潤剤をケア用品やSSに加えることは役立つように思われるが,その利点はC1日のCCLの使用時間のうちのおもにCCL装用後早期の快適性を増すことであると報告されている12).櫻井らは,SSに2-methacryloyloxyethylCphosphorylcholine(MPC)ポリマーを配合することで,よりよい装用感が持続する可能性があると報告している6).新型CBPはCSSをフラットパックと比較し多く含むことができ,今後CMPCポリマーなどの外部浸潤剤をCSSに配合したりするなどさまざまなCSSの変更も可能である.メニコンC1DAYフラットパック(Magic)の素材であるポリC2ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)-グリセロールモノメタクリレート(GMA)にはフラットパックは使用できたが,他のCCL素材ではフラットパックはCSSが少ないため使用が困難な場合があると考えられる.新型CBPはCSSを多く含むことができさまざまなCCL素材に対応可能で汎用性がある.また,今回の報告から新型CBPは感覚的にSCLの表裏がわかりやすく,SCLと指との接触時間を減らすことができると考えられる.新型CBPは感染対策と装用感の対策の両方のバランスをとったCBPといえる.新型CBPはSCLをつまんで取り出す構造のため,爪が極端に長い人には使用が困難な場合がある.新型CBPを使用する場合は実際に練習し,使用可能か確認をすることが望ましい.今回の検討では指とCSCLの接触時間を用いて,SCLへの微生物付着への影響を間接的に検討した.新型CBPを用いたSCLへの微生物付着試験や各種CBPに入ったCSCLの市販後角膜感染症臨床調査など,より直接的な検討を行うことが今後の課題としてあげられる.新型CBPは指からCSCLへの微生物の付着を軽減する可能性がある.1日使い捨てCSCL装用者においても起きる微生物による角膜障害を減少させるために,さまざまな種類のC1日使い捨てCSCLの容器が指からCSCLへの微生物がより付着しにくい構造のCBPに発展していくことが期待される.利益相反:熊沢あづさ(カテゴリーE:株式会社メニコン)文献1)宇野敏彦,福田昌彦,大橋裕一ほか:重症コンタクトレンズ関連角膜感染症全国調査.日眼会誌115:107-115,C20112)稲葉昌丸,井上幸次,植田喜一ほか:重症コンタクトレンズ関連角膜感染症調査からみた危険因子の解析.日コレ誌C52:25-30,C20103)DartJK,RadfordCF,MinassianDetal:RiskfactorsformicrobialCkeratitisCwithCcontemporaryCcontactlenses:aCcase-controlstudy.OphthalmologyC115:1647-1654,C20084)NomachiCM,CSakanishiCK,CIchijimaCHCetal:EvaluationCofCdiminishedmicrobialcontaminationinhandlingofanoveldailyCdisposableC.atCpackCcontactClens.CEyeCContactCLensC39:234-238,C20135)MenziesCKL,CRogersCR,CJonesL:InCvitroCcontactCangleCanalysisCandCphysicalCpropertiesCofCblisterCpackCsolutionsCofCdailyCdisposableCcontactClenses.CEyeCContactCLensC36:C10-18,C20106)櫻井俊輔,島村佳久,宮本幸治ほか:パッケージングソリューションにおけるCMPCポリマーの有用性.日コレ誌C58:C31-38,C20167)StapletonF,NaduvilathT,KeayLetal:RiskfactorsandcausativeCorganismsCinCmicrobialCkeratitisCinCdailyCdispos-ablecontactlenswear.PLoSOneC12:e0181343,20178)StapletonCF,CKeayCL,CEdwardsCKCetal:TheCincidenceCofCcontactClens-relatedCmicrobialCkeratitisCinCAustralia.COph-thalmologyC115:1655-1662,C20089)ChalmersRL,WagnerH,MitchellGLetal:Ageandotherriskfactorsforcornealin.ltrativeandin.ammatoryeventsinyoungsoftcontactlenswearersfromtheContactLensAssessmentCinYouth(CLAY)study.CInvestCOphthalmolCVisSciC52:6690-6696,C201110)ChalmersRL,KeayL,McNallyJetal:Multicentercase-controlstudyoftheroleoflensmaterialsandcareprod-uctsonthedevelopmentofcornealin.ltrates.OptomVisSci89:316-325,C201211)NicholsJJ,WillcoxMD,BronAJetal:TheTFOSInter-nationalCWorkshopConCContactCLensDiscomfort:execu-tiveCsummary.CInvestCOphthalmolCVisCSciC54:TFOS7-TFOS13,201312)PapasEB,CiolinoJB,JacobsDetal:TheTFOSInterna-tionalCWorkshopConCContactCLensDiscomfort:reportCofCtheCmanagementCandCtherapyCsubcommittee.CInvestCOph-thalmolVisSciC54:TFOS183-TFOS203,C2013***