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特発性虹彩毛様体炎と診断されていた糖尿病虹彩炎の臨床経過

2014年4月30日 水曜日

《第47回日本眼炎症学会原著》あたらしい眼科31(4):605.609,2014c特発性虹彩毛様体炎と診断されていた糖尿病虹彩炎の臨床経過村岡督高山圭田口万蔵石川聖竹内大防衛医科大学校眼科学教室ClinicalFeaturesofDiabeticIritisPatientsDiagnosedwithIdiopathicIridocyclitisTadashiMuraoka,KeiTakayama,ManzoTaguchi,ShoIshikawaandMasaruTakeuchiDepartmentofOphthalmology,NationalDefenseMedicalCollege原因不明のぶどう膜炎あるいは特発性虹彩毛様体炎の診断にて防衛医科大学校病院眼科を紹介受診し,糖尿病虹彩炎と診断された6例8眼(47.71歳)を診療録より後ろ向きに調査した.全例が無治療糖尿病患者であり,空腹時血糖値は301±58(230.376)mg/dl,HbA1C(ヘモグロビンA1C)は12.5±1.1(10.7.13.7)%であり,尿定性試験で尿糖および尿蛋白が全例陽性であった.前房内浸潤細胞が全眼で認められ,フィブリン析出が6眼,角膜後面沈着物が4眼,虹彩後癒着が6眼,前房蓄膿が2眼にみられた.糖尿病網膜症なしは1眼,単純糖尿病網膜症は4眼,増殖前糖尿病網膜症は3眼であった.全例でステロイド薬および散瞳薬の点眼,血糖コントロールを開始し,23.1±21.5日(3.60日)で軽快した.受診を自己中断した2例を除き血糖コントロールが継続され,その後虹彩毛様体炎の再発を認めなかった.糖尿病虹彩炎は特発性として見逃される症例があり,虹彩毛様体炎をみたときには血糖値検査や尿検査を行う必要があると考えられた.Weretrospectivelyreviewed6patients(8eyes)diagnosedwithdiabeticiritisatNationalDefenseMedicalCollegeHospitalfromMarch2011toSeptember2012.Allhadbeenreferredtoourhospitalashavingidiopathiciridocyclitis.Meanagewas58.0±10.1years.Allhaduntreateddiabetesmellitus;fastingplasmaglucoselevelswas301±58mg/dlandhemoglobinA1C(HbA1C)was12.5±1.1%atpresentation.Urinalysisshowedpositiveforglucoseandproteininallpatients.Oneeyehadnodiabeticretinopathy,4eyeshadsimplediabeticretinopathyand3eyeshadpreproliferativediabeticretinopathy.Iridocyclitisremissionwasachievedinallpatientsbycorticosteroideye-dropsandmedicaltreatmentfordiabetesmellituswithameandurationof23.1±21.5days(3.60days).Sincediabeticiritisisoftenmisdiagnosedasidiopathiciridocyclitis,plasmaglucoselevelandurineglucoseshouldbeexaminedinpatientswithiridocyclitis.〔AtarashiiGanka(JournaloftheEye)31(4):605.609,2014〕Keywords:糖尿病虹彩炎,糖尿病性ぶどう膜炎,特発性虹彩毛様体炎,無治療糖尿病,前部ぶどう膜炎.diabeticiritis,uveitisassociatedwithdiabetesmellitus,idiopathiciridocyclitis,untreateddiabetesmellitus,anterioruveitis.はじめに1868年にNoyes1)が糖尿病患者における虹彩毛様体炎を報告後,糖尿病以外に原因が考えられない虹彩毛様体炎の報告2.6)が数多くされてきた.いずれも血糖コントロールの不良な患者において急性で強い炎症を伴う漿液性線維素性虹彩毛様体炎を呈するなどの共通した特徴が認められ,糖尿病虹彩炎として知られている.1935年にWaiteとBeetham7)は,糖尿病患者と非糖尿病患者でぶどう膜炎の発生頻度に有意差を認めなかったことを報告したが,これまで国内外を問わず,糖尿病患者は非糖尿病患者よりもぶどう膜炎の合併が多く,特に前部ぶどう膜炎の合併が多いことが多数報告2,8.10)されている.わが国では,糖尿病患者の0.3%11).6.8%2)が虹彩毛様体炎を発症し,ぶどう膜炎疫学調査の多施設共同研究ではぶどう膜炎患者の〔別刷請求先〕村岡督:〒359-8513埼玉県所沢市並木3.2防衛医科大学校眼科学教室Reprintrequests:TadashiMuraoka,DepartmentofOphthalmology,NationalDefenseMedicalCollege,3-2,Namiki,Tokorozawacity,Saitama,JAPAN0910-1810/14/\100/頁/JCOPY(127)605 1.6%12)に,首都圏の診療所を受診したぶどう膜炎患者ではその16.4%13)に糖尿病虹彩炎がみられることが報告されている.今回筆者らは,原因不明のぶどう膜炎あるいは特発性虹彩毛様体炎として紹介され,糖尿病虹彩炎の診断に至った症例を複数例経験したので報告する.I対象および方法平成23年3月から平成24年9月までの1年6カ月の間に,原因不明のぶどう膜炎あるいは特発性虹彩毛様体炎の診断で防衛医科大学校病院眼科を受診し,糖尿病虹彩炎と診断された6例8眼を診療録より後ろ向きに検討した.本研究は,防衛医科大学校病院倫理委員会の承認を得て施行された.II結果男性4例4眼,女性2例4眼,発症時の平均年齢は58.0±10.1歳(47.71歳)で,右眼のみの発症が3例(50.0%)左眼のみの発症が1例(16.7%),両眼発症が2例(33.3%)(,)であった.過去に虹彩毛様体炎の既往が4例(66.7%),高血圧症の既往が2例(33.3%),脂質異常症の既往が2例(33.3%),喫煙習慣および飲酒習慣が2例(33.3%)であった.全6例(100%)が無治療の2型糖尿病であり,2例(33.3%)は眼科受診を契機に初めて糖尿病が発見された(表1).初診時の主訴は,視力低下,霧視,充血がそれぞれ7眼(87.5%),眼痛が6眼(75.0%),流涙が1眼(12.5%)であった(表2).全身症状として,口腔内アフタ性潰瘍,陰部潰瘍,皮膚症状,腰背部痛を有するものはなかった.検査所見は,logMAR(logarithmicminimumangleofresolution)視力0.88±0.77,眼圧17.0±3.5mmHg,BMI(体重指数)24.5±2.9kg/m2,空腹時血糖値301±58(230.表1糖尿病虹彩炎患者(全6例8眼)性別男性4例4眼女性2例2眼平均年齢58.0±10.1歳(47.71歳)発症眼右眼のみ左眼のみ3例(50.0%)1例(16.7%)両眼発症2例(33.3%)既往歴過去に虹彩炎の既往高血圧症の既往4例(66.7%)2例(33.3%)脂質異常症の既往喫煙習慣および飲酒習慣2例(33.3%)2例(33.3%)糖尿病歴無治療の2型糖尿病6例(100%)うち,2例は眼科受診を契機に発見された.376)mg/dl,HbA1C(ヘモグロビンA1C)12.5±1.1(10.7.13.7)%,BUN(血中尿素窒素)13.3±3.3mg/dl,クレアチニン0.63±0.16mg/dl,eGFR(推算糸球体濾過量)97.1±22.5ml/min/1.73m2,尿定性検査で尿糖および尿蛋白が全6例(100%)で陽性,尿ケトン体が2例(33.3%)で陽性であった.その他の検査結果を合わせて表3に示す.前眼部所見として,前房微塵が全8眼(100%)で認められ,フィブリン析出が6眼(75.0%),角膜後面沈着物が4眼(50.0%),虹彩後癒着が6眼(75.0%),前房蓄膿が2眼(25.0%)にみられた(表4).糖尿病網膜症を認めなかったのは1眼(12.5%),単純糖尿病網膜症が4眼(50.0%),増殖前糖尿病網膜症が3眼(37.5%)に認められた(表5).全例で副腎皮質ステロイド薬の点眼および散瞳薬の点眼を開始し,内科管理下で血糖値をコントロールした.糖尿病虹彩炎は全例で軽快し,発症から軽快までの期間は3.60日(23.1±21.5日)であった.軽快時のlogMAR視力は0.37±0.50であり,発症時に視力低下を認めなかった1眼を除き改善を認め(図1),有意な眼圧下降もみられた(図2),(p<0.01,Wilcoxonsigned-ranktest).虹彩毛様体炎軽快時には全例で尿定性試験における尿糖,尿蛋白,尿ケトン体は陰性であった.単純糖尿病網膜症から網膜症が進行した1眼および増殖前糖尿病網膜症を生じた2眼に対しては糖尿病虹彩炎軽快後に網膜光凝固治療が開始された.増殖前糖尿病網膜症であった1眼においては光凝固が施行されず硝子体出血に至った.軽快後は,受診を全科で自己中断した2例を除いて血糖コントロールが継続され,その後虹彩毛様体炎の再発を認めなかった(平均観察期間5.6±1.9カ月).III代表症例患者:62歳,女性.主訴:両眼充血,霧視.現病歴:過去2年間に虹彩毛様体炎の発症とステロイド点眼治療による軽快を繰り返していた.8度目の虹彩毛様体炎を発症し,左眼に前房蓄膿が認められたため,特発性虹彩毛様体炎の診断で防衛医科大学校病院眼科を紹介受診した.表2主訴(全8眼)主訴視力低下霧視充血眼痛流涙眼数(割合)7眼(87.5%)7眼(87.5%)7眼(87.5%)6眼(75.0%)1眼(12.5%)*重複含む.606あたらしい眼科Vol.31,No.4,2014(128) 表3検査所見(全6例8眼)検査項目検査結果検査項目検査結果検査項目検査結果視力(logMAR)0.88±0.77眼圧(mmHg)17.0±3.5空腹時血糖(mg/dl)301±58HbA1C(%)12.5±1.1BMI(kg/m2)24.5±2.9BUN(mg/dl)13.3±3.3クレアチニン(mg/dl)0.63±0.16eGFR(ml/min/1.73m2)97.1±22.5尿糖定性陽性6例尿蛋白定性陽性6例尿ケトン体定性検査陽性2例AST(IU/l)21.3±9.3ALT(IU/l)26.3±17.2LD(IU/l)216±22Na(mEq/l)137±2K(mEq/l)4.2±0.3Cl(mEq/l)98±3WBC(/μl)7050±2350CRP(>0.3mg/dl)陽性2例Hb(g/dl)15.1±0.8Hct(%)43.6±2.8Plt(×104/μl)20.7±4.8PRP・TPHA定性陽性0例HBs-Ag定性陽性0例抗HCV-Ab陽性0例Mean±SD.logMAR:logarithmicminimumangleofresolution,BUN:血中尿素窒素,AST:アスパラギン酸・アミノ基転移酵素,Na:ナトリウム,WBC:白血球,Hb:ヘモグロビン,PRP:血小板浮遊血漿,TPHA:梅毒トレポネマ血球凝集反応,ALT:アラニン・アミノ転移酵素,K:カリウム,CRP:C反応性蛋白,Hct:ヘマトクリット,HBs-Ag:B型肝炎表面抗原,BMI:体重指数,eGFR:推算糸球体濾過量,LD:乳酸脱水素酵素,Cl:塩素,Plt:血小板,HCV-Ab:C型肝炎ウィルス抗原.表4前眼部所見(全8眼)所見眼数(割合)前房微塵8眼(100%)フィブリン析出6眼(75.0%)角膜後面沈着物4眼(50.0%)虹彩後癒着6眼(75.0%)前房蓄膿2眼(25.0%)*重複含む.p<0.010.53±0.56少数視力0.75±0.5310.10.01発症時軽快時(n=8)図1糖尿病虹彩炎発症時と軽快時のlogMAR視力の比較糖尿病虹彩炎発症時のlogMAR視力は0.88±0.77(少数視力平均0.53±0.56),軽快時のlogMAR視力は0.37±0.50(少数視力平均0.75±0.53)であり,発症時に視力低下を認めなかった1眼を除いて視力改善を認めた(Wilcoxonsigned-ranktest).既往歴:60歳頃に糖尿病と診断されていたが,通院を自己中断していた.初診時所見:矯正視力は右眼(0.01),左眼15cm指数弁,右眼眼圧14mmHg,左眼眼圧17mmHgであった.前眼部表5当科初診時における糖尿病網膜症の病期(全8眼)糖尿病網膜眼数(割合)なし1眼(12.5%)単純糖尿病網膜症4眼(50.0%)増殖前糖尿病網膜症3眼(37.5%)p<0.0117.0±3.513.9±3.624222018161412108発症時軽快時(n=8)図2糖尿病虹彩炎発症時と軽快時の眼圧の比較糖尿病虹彩炎発症時の眼圧は17.0±3.5mmHg,軽快時眼圧は13.9±3.6mmHgであり,全例で眼圧の低下を認めた(Wilcoxonsigned-ranktest).は両眼ともに毛様充血と前房内に細胞浸潤とフィブリン析出を呈し,左眼には虹彩後癒着と前房蓄膿を認めた.両眼に白内障があり,前部硝子体中の炎症性細胞や硝子体混濁は不明瞭であった.眼底は点状出血と軟性白斑を呈し,福田分類(129)あたらしい眼科Vol.31,No.4,2014607 BIに相当する増殖前糖尿病網膜症と考えられた.全身検査所見:口腔内アフタ,陰部潰瘍,皮膚病変は認めなかった.空腹時血糖値300mg/dl,HbA1C13.5%,尿定性試験で尿糖,尿蛋白,尿ケトン体いずれも陽性であった.各種ウイルス抗体価にも異常は認めなかった.治療開始前に採取した前房水のmultiplexPCR(polymerasechainreaction)の結果は,16SrRNA,28SrRNAともに陰性であり,ヘルペス属ウイルスDNAも検出されなかった.HLA(ヒト白血球抗体)検査ではBW51,B27抗原は検出されなかった.X線検査および心電図検査では明らかな異常を認めなかった.経過:以上の眼所見および全身検査結果から,糖尿病虹彩炎と診断した.ステロイド点眼と散瞳薬点眼による治療を開始し,内科で無治療糖尿病に対する血糖コントロールを入院管理下で開始した.治療開始後に眼炎症所見は消失傾向を呈し,治療開始3週間後には軽快し退院した.軽快時矯正視力は右眼(0.08),左眼(0.08)であった.退院後は再発なく経過し,両眼の白内障に対して水晶体再建術を施行し矯正視力は右眼(0.8),左眼(0.9)となり,汎網膜光凝固術を開始した.糖尿病虹彩炎が軽快して半年後以降は全科で受診が途絶えた.IV考按糖尿病虹彩炎は男性に多いという報告5)もあれば,女性に多いという報告2)もある.発症時平均年齢については40.50歳代が多いとする報告3.6)が多く,片眼性にも両眼性にも発症する.筆者らの症例も過去の報告に合致していた.自覚症状については,半数以上で視力低下,霧視,充血,眼痛を訴えていた.92.3%で眼痛を訴えるとする報告6)があり,虹彩毛様体炎に伴う眼痛も糖尿病虹彩炎に特徴的な症状であると考えられた.前眼部所見において,前房内浸潤細胞が全例で認められたことは久納ら6)の報告と一致しており,角膜後面沈着物17%5).85%6),虹彩後癒着が6.3%2).50%10),前房蓄膿は3.8%2).56%5)と過去の報告はさまざまだが,筆者らの症例でも前眼部に同様の所見が認められた.藤原ら4)は,糖尿病患者における前房蓄膿性虹彩炎の房水検査によって多数の多核白血球の間に杆菌を認めたことから虹彩毛様体炎の発生に感染症の関与の可能性を報告しているが,筆者らの症例においては房水を用いたmultiplexPCR検査で感染を示唆する結果はみられなかった.病理学的に糖尿病では虹彩血管内皮細胞間接着構造に離開が認められる14,15)こと,糖尿病患者のほうが前房内蛋白濃度やフレア値が高い16.18)ことが知られているが,糖尿病に合併する虹彩毛様体炎の発生機序については現在も明らかになっていない.そのため,糖尿病に合併する虹彩毛様体炎は非特異的な虹彩毛様体炎であるとの説もあるが,いずれの報告608あたらしい眼科Vol.31,No.4,2014でも血糖コントロール不良の糖尿病患者に発症しているという共通事項がある.筆者らの症例においても,検査所見で最低でも空腹時血糖値が230mg/dl,HbA1Cが10.7%であり,尿糖,尿蛋白および尿ケトン体が陽性となる程度にまで血糖コントロールが不良な状態であった.今回の症例の半数以上に虹彩毛様体炎の既往がある一方,栗原らの報告5)と同様に良好な血糖コントロール管理下では再発を認めていない.また,軽快時には尿糖,尿蛋白も陰転化する程度に腎機能は保たれていた.血糖コントロール不良な状態で発症するが,血糖管理により再発が抑制されること,糖尿病網膜症が進展していない状態であっても発症すること,糖尿病による腎機能障害がそれほど進行していなかったことから,慢性的な血糖コントロール不良よりも高血糖状態そのものが発症機序に関与している可能性が示唆された.Noyes1)による初期の報告でも発症時に尿糖を呈していたことが報告されているが,血糖値測定に加えて,非侵襲的検査でかつ迅速に結果が確認できる尿定性試験の有用性も見出された.糖尿病虹彩炎は,ステロイドの局所治療と血糖コントロールにより比較的短期間で軽快することが知られている6,19).筆者らの症例も全例が無治療の糖尿病患者であり血糖コントロールも悪い状態であったが,ステロイドの局所治療と血糖コントロールにより比較的短期間で軽快し視力も改善している.提示症例のように,ステロイド点眼による治療のみでは発症と軽快を繰り返す場合がある.糖尿病による網膜症変化がない症例にも生じ,ステロイド点眼により比較的早期に軽快するため,原因不明のまま見逃されてしまう症例が少なくないと考えられる.今回の症例は,糖尿病を含めた全身検査を行っていれば早期に診断されていたことから,虹彩毛様体炎を診た際には糖尿病虹彩炎を鑑別疾患として考慮し,血糖測定や尿検査を行う必要があると考えられた.利益相反:利益相反公表基準に該当なし文献1)NoyesHD:Retinitisinglycosuria.TransAmOphthalmolSoc1:71-75,18682)島川真知子,小暮美津子:糖尿病に合併するぶどう膜炎.日眼会誌11:152-158,19863)OswalKS,SivarajRR,MurrayPIetal:Clinicalcourseandvisualoutcomeinpatientswithdiabetesmellitusanduveitis.BMCResNotes6:167,20134)藤原久,大賀仁,大槻美:糖尿病とぶどう膜炎糖尿病性虹彩炎は存在するか.眼臨87:14-17,19935)栗原千哉,後藤浩,高野繁:糖尿病虹彩炎の18例.眼(130) 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