———————————————————————-Page10910-1810/06/\100/頁/JCLS障眼へのIOL挿入の是非を検討するために,今後IOLを意図的に挿入しない症例を増やすことは現実的でない.そこで,本稿の目的である「緑内障眼へのIOL挿入術の正当性を述べる」ために,IOL挿入を伴わない白内障手術症例との比較を行うことは事実上困難であるので,今回は,①緑内障眼の超音波水晶体乳化吸引術(pha-coemulsi?cationandaspiration:PEA)+IOL挿入術が,術後の眼圧コントロールに不利に働くのかどうか,②trabeculectomy単独手術例に比べてtrabeculectomy+PEA+IOL同時手術例の眼圧コントロールが劣るのかどうかを比較し,逆に,③IOLを挿入しないことが緑内障患者にとって不利にならないかどうかを検討することによって,IOL挿入の正当性を推論することとした.なお,結果の解釈に関しては,それがIOL挿入に起因するものか,白内障手術そのものに起因するものかの区別は容易ではない.そこで,おおまかな目安として,IOL挿入時に生じた合併症,たとえば挿入時のZinn小帯断裂や後?破損に伴うものを除いて,術中や術後早期の合併症は白内障手術自体に起因するものであり,術後数週間経ってから出現する合併症は,IOL挿入に伴うものである可能性が高いとして,本稿では考えていきたい.一方,比較的術後早期から生じてそれが何カ月も継続する場合,たとえば前房内炎症の遷延化などは,白内障手術による影響だけでなく,IOL挿入によって増強された可能性も否定できない.はじめに緑内障眼への眼内レンズ(intraocularlens:IOL)挿入に問題があるかどうかを論じるには,IOL挿入によって眼圧コントロールの悪化が生じるのか否か,あるいはIOL挿入に伴って合併症頻度が増加するのか否か,などを検討しなければならない.そのためには,同じような背景の患者で,IOLを挿入した場合としない場合の術後の眼圧コントロール状況や合併症の発生頻度を調べる必要がある.しかし現実的には,緑内障だからという理由で(つまり添付文書通りに),白内障手術時にIOL挿入を避ける施設はほとんどないのではないだろうか?少なくとも,北里大学病院(以下,当院)において過去3年間に行われた緑内障眼の白内障手術例(緑内障との同時手術を含む)185眼を見直してみても,落屑緑内障や外傷による続発緑内障においてZinn小帯の脆弱化や断裂があり,やむを得ず「IOLが挿入できなかった症例」を除いては,ルーチンにIOL挿入が行われていた.また,一次的な挿入が無理であった症例でも,眼内の炎症や眼圧が落ち着いた後に,日を改めて二次的に縫着術が行われる場合がほとんどである.これは,すでに白内障手術がIOL挿入までを含めたものとして医師側にも患者側にも認識されているからであり,IOLの度数が多少ずれただけで患者の大きな不満が聞かれる現状では,IOLを挿入せずに分厚い眼鏡による矯正が必要という状況になると,あたかも手術が失敗したかのような受け取られ方をされるのはほぼ間違いない.したがって,緑内(15)???*NobuyukiShoji:北里大学医療衛生学部視覚機能療法学〔別刷請求先〕庄司信行:〒228-8555相模原市北里1-15-1北里大学医療衛生学部視覚機能療法学特集●眼内レンズの適応を再考証するあたらしい眼科23(2):153~158,2006緑内障眼と眼内レンズ挿入術???????????????????????????????????????????????????????庄司信行*———————————————————————-Page2???あたらしい眼科Vol.23,No.2,2006〔検討〕検討1:緑内障眼のIOL挿入術当院においてPEA+IOL施行後,3カ月以上緑内障専門外来での定期観察が可能であった症例66眼において,術後視力や合併症の発生頻度を検討した.対象の病型は,狭義の原発開放隅角緑内障(primaryopen-angleglaucoma:POAG)24眼,正常眼圧緑内障(normal-tensionglaucoma:NTG)9眼,原発閉塞隅角緑内障(primaryangle-closureglaucoma:PACG)20眼,高眼圧症8眼,落屑緑内障5眼である.a.視力まず,術後3カ月以内における最高矯正視力の内訳を表1に示す.1.0以上得られた症例は72.7%であり,残りの症例は1.0に満たなかった.しかし,視力の改善度からみると,92.4%の症例が2段階以上の視力改善を示し,視力が2段階以上悪化した症例はみられなかった.したがって,ほとんどの症例で視力改善が得られ,少なくともIOL挿入によって矯正視力が低下することはなかった.b.視野視野に関しては,術前と術後6~12カ月目に測定した静的量的視野計における平均網膜感度(meandevia-tion:MD)値の変化をみると,平均1.32±3.17dBの上昇がみられた(n=27)が,8.84~-5.43dBと症例によりばらつきが大きく,3dB以上低下した症例も2例存在した(表2).これらの2症例はいずれも術直後から眼圧が上昇し,1~3週間高眼圧が持続したことによると考えられ,これはIOLそのものよりも白内障手術による可能性が高い.一方,眼圧が安定した後は,視野の進行も停止し,その後のMD値にほとんど変化はみられない.したがって,術後1年以内の検討に関しては,網膜感度の面からみるとほとんどの症例で白内障手術+IOL挿入術後は維持もしくは改善することがわかった.しかし,なかには術後の眼圧上昇の持続により感度が低下した症例も存在し,少なくとも術中合併症などで術後炎症の遷延化やそれに伴う眼圧上昇が生じないように細心の注意を払うことが大切である.c.眼圧つぎに,IOL挿入眼の眼圧経過であるが,これは術後早期に生じた場合と,中長期的に生じた場合を分けて考えた.早期の眼圧上昇に関しては表3のとおりである.特にPOAGの症例では眼圧上昇をきたす可能性が高いことがわかる.これは,POAGはもともと房水流出抵抗が高いために眼圧上昇をきたしている可能性が高く,術後の房水の変化(=二次房水),つまり房水蛋白の増加や粘弾性物質の多少の残留により,通常よりもさらに房(16)表1緑内障眼のIOL挿入術における術後視力(n=66)術後最高矯正視力の内訳(3カ月以内)1.0以上72.7(%)0.7以上12.10.7未満15.2視力改善度2段階以上改善92.4(%)±1段階7.62段階以上低下0表2MD値が3dB以上悪化した症例症例154歳,男性.POAG,術前眼圧16mmHg術直後から1週間の間,眼圧上昇(28~30mmHg)→内服・点眼で2週目に14mmHgに下降し維持MD値は-8.90dB→-13.49dB(7カ月目)-13.79dB(2年6カ月目)症例265歳,女性.POAG,術前眼圧16mmHg超音波による角膜創のburnが生じ,角膜創を1針縫合術翌日,角膜創からの房水漏出を認めたため角膜再縫合翌日から20台後半の眼圧が継続.1カ月目以降は14mmHgと安定MD値は-13.50dB→-18.93dB(術後1年目),-17.81dB(2年目)POAG:原発開放隅角緑内障.表3IOL挿入と眼圧術後眼圧上昇例(>21mmHg)術翌日10眼POAG7眼,PACG2眼,OH1眼術後1週間11眼POAG8眼,PACG1眼,OH2眼緑内障手術が必要になった症例数3眼POAG3眼(すべてtrabeculectomy)POAG:原発開放隅角緑内障,PACG:原発閉塞隅角緑内障,OH:高眼圧症.———————————————————————-Page3あたらしい眼科Vol.23,No.2,2006???水は流出しにくい状況に陥り,眼圧が上昇すると考えられる.ちなみに,当院ではPOAG眼に対して白内障手術を行う場合,内服禁忌の症例を除いては,術後帰室時に炭酸脱水酵素阻害薬の内服をルーチンに行っている.一方,数カ月単位での眼圧変動をみた場合は図1のとおり,多くの症例で術前と同程度の眼圧レベルを維持しているかむしろ下降がみられた.3年間の平均眼圧の推移としては,14.9mmHg(術前)から13.4mmHg(3年目)と1.5mmHg程度の下降がみられた.病型別にみると(表4),眼数の関係から1年目の眼圧を検討した場合,POAGではほとんど差はないが,PACGは約3mmHg,NTGでは約1.5mmHg下降していた.緑内障眼で水晶体除去を行うと1.5~2.5mmHg程度の眼圧下降が得られるとの報告1,2)があり,この眼圧下降効果は少なくとも2,3年は継続するとの報告3,4)もあるが,今後3年,5年といったより長期的な検討は必要である.なお,ほとんどの症例は一過性の眼圧上昇であったが,なかには薬剤の追加などでも眼圧が下降せず,緑内障手術が必要になった症例も3眼存在した.いずれもPOAG眼であった(表3).したがって,過度の眼圧下降を期待して緑内障眼に対する白内障手術を行うことは,慎重に判断すべきであると考える.d.IOLパワー設定における注意点緑内障眼のIOL挿入術における注意すべき事項としては,眼軸長の問題がある.一般にPACGでは短眼軸の症例が多く,術後予測屈折値に誤差が生じやすい.今回の症例においても,術後屈折異常はPOAG眼で平均-0.36Dであったのに対し,PACG眼では平均0.13Dとプラス側にずれ,PACG眼はPOAG眼より約0.5Dプラス寄りになることがわかった(図2).ちなみに,今回使用したIOL換算式はSRK/T式であるので,予測前房深度の影響が大きいと考えられる.病型あるいは眼軸長による換算式は,各施設で十分検討しておいたほうがよい.以上の結果から考えると,緑内障眼の白内障手術に関しては,少なくともIOLを挿入することによる著しい不利は生じないと考えられるが,その手術に際しては,緑内障の病型ごとに適応や対応策をたてておくべきと考えられる.①POAG眼に対しては,術後早期の眼圧上昇に対する対策をたてておくだけでなく,眼圧上昇の持続によって著しい視野障害,特に中心視野の喪失が危惧される場合には,同時手術も視野に入れて手術計画を立てたほうがよい.②PACGは水晶体の除去によって隅角が開大し,房水流出量が増加することによって眼圧下降が期待できる可能性がある.ただし,IOLパワーの計算(17)表4術前と1年目眼圧の病型別比較術前術後1年目p値(paired-?test)全体(49)15.313.80.0003POAG(19)14.814.50.6861PACG(13)15.512.40.0003NTG(9)15.113.60.0081OH(5)16.814.6─落屑(3)15.014.0─():眼数,単位:mmHg,─:検定せず.図1IOL挿入と眼圧記載はnが5以上の観察期のみとした.Pre1W1M3M6M12M18M24M30M36M観察期間n=53:全例:POAG:NTG:PACG眼圧(mmHg)211917151311975-0.36±0.630.13±0.72*POAG群n=20PACG群n=17PACG群の53%がプラス側にずれ(D)0.50-0.5IOL計算式:SRK/T平均眼軸長(mm)POAG:24.77±2.15PACG:22.09±0.64図2術後屈折異常値の病型による違い*p<0.05(Mann-WhitneyU検定).———————————————————————-Page4???あたらしい眼科Vol.23,No.2,2006には注意が必要である.③NTGは術直後の眼圧上昇の頻度は低く,むしろ平均値は下降することもあるが,もし術中合併症や粘弾性物質の残留による眼圧上昇が生じると,著しい視野障害が生じる可能性があることを念頭に置いておく必要がある.④なお,将来的に緑内障手術の必要性が生じる場合を考えて,極力結膜を温存する術式での白内障手術を心がけることはいうまでもない.検討2:TrabeculectomyにおけるIOL挿入つぎに,trabeculectomyに対するIOL挿入術の功罪を検討した.対象は,PEA+IOL+trabeculectomy施行例(以下,同時手術群)とtrabeculectomy単独手術施行例(以下,単独手術群)である.それぞれの患者背景は以下のとおりである.単独手術群は33例38眼(男性22例,女性12例),平均年齢は61.2±9.6歳(31~76歳)であり,同時手術群は28例34眼(男性12例,女性16例),平均年齢は70.0±8.7歳(46~82歳)であった.年齢に関しては,やはり同時手術群のほうが有意に高かった(p=0.00008,Mann-WhitneyU検定).両群において,視力,眼圧,合併症に関しての比較を行った.視力まず,術後視力の内訳は表5のとおりである.術後3カ月目での比較である.同時手術群のほうが若干低いように思われるが,両群間に有意差はなかった(c2検定).しかし,視力改善度をみると,単独手術群では約9割の症例で視力の変化がほとんどなかったのに対し,同時手術群では4割の症例で改善がみられ,両群間に有意差を認め(p<0.01,Fisher直接確率法),視力改善の面からみれば,同時手術のほうが有利であることがわかる.しかし半数の症例は不変であり,さらに約1割の症例で悪化しているので,術前の視野障害の程度や部位によっては過度の期待が禁物であることがわかる.悪化した症例の状況をさらに詳しくみてみると,単独手術例の視力回復不良例2例3眼のうち1例(2眼)は,先にPEA+IOLが施行されており,白内障術直後に40mmHg前後の眼圧上昇がみられ,trabeculectomy直後には両眼とも矯正視力が0.8から0.4に低下した.しかしその後,6カ月目には両眼とも1.0に回復した(表5は,術後3カ月での判定である).もう1眼は,31歳のPOAGの症例で,残念ながら中心視野が消失したと考えられる症例である.術前視力は0.7,等価球面値で-11.25Dの強度近視を認めた.眼圧は点眼薬を3種類使用して20mmHg,Humphrey自動視野計におけるMD値が-26.52dBと高度の視野障害をすでに認めていた.若年者で強度近視眼は,低眼圧黄斑症の発症頻度が高いことが知られている5)が,本症例も術後1週目から眼圧が2mmHgと低下し,その後半年間5mmHg以下が持続し,自己血注入などの処置で眼圧が10mmHgを超えても矯正視力は0.1まで改善していない.一方,同時手術群の視力低下例は,NTG,PACG各1眼であった.NTGの症例は,術前から特に固視点付近の視野障害が高度で,術前矯正視力は0.6であったが,術後0.4に低下した.術前のMD値は-10.18dBで術後1年目のMD値も-10.08dBとほとんど変化なかったが,これまで視力は改善していない.PACGの症例は,術直後に前房出血が生じ,20mmHgを超える眼圧上昇が10日間ほど持続した症例である.術前視力は0.9であったが,中心視野障害が高度で,術後視力は0.4のまま改善していない.これら2例の視力低下の原因を検討してみると,IOL挿入が原因であると積極的に疑わせる所見はみあたらない.むしろ,悪化した症例の割合は単独手術群と同程度であるので,白内障手術やIOL挿入による悪化というよりも,やはり緑内障手術自体の侵襲によるものと考えてもよいのではないだろうか.なお,単独手術例では,術後3年の観察期間中に白内障進行によりPEA+IOLを施行した症例は1眼のみで,(18)表5Trabeculectomy後の視力(術後3カ月目)術後視力の内訳≧1.0≧0.70.7>単独手術群(n=38)60.521.118.4同時手術群(n=34)45.421.233.3有意差なし(c2検定)視力改善度改善±1段階悪化単独手術群(n=38)2.689.57.9同時手術群(n=34)39.454.56.1p<0.01(Fisher直接確率法)———————————————————————-Page5あたらしい眼科Vol.23,No.2,2006???これは,当院では比較的積極的に白内障手術の併施を行っているため,と考えられる.つぎに,眼圧の経過を比較すると,図3のとおり,3年目を除いて両群間に有意差はみられなかった.合併症に関しては表6のとおりで,単独手術群のほうがいわゆる浅前房や脈絡膜?離が多く,同時手術群では一過性の眼圧上昇を生じた症例が多い傾向にあると思われる.これは前者では水晶体を残存したために前房が浅くなりやすく,後者はやはり手術手技が煩雑になったために侵襲が大きくなり,術後炎症が持続したためと推測している.なお,再手術に関しては,needlingも再手術と考えた場合は両群とも7眼ずつであったが,needlingをlasersuturelysisと同様に考え,いわゆるtrabeculecto-myの再施行やbleb再建術のような結膜切開を伴うものを再手術とした場合は,単独手術群2眼,同時手術群3眼であった.いずれの解釈においても両群間に差はないと考えられる.以上の結果からtrabeculectomyにおいて,IOLの挿入が手術成績に不利に働くとは考えにくいと思われた.検討3:IOLを挿入しないときの見え方は?最後に,白内障手術のみでIOL挿入を行わなかった場合を考えてみた.眼圧経過や合併症に関しては検討するデータがないので何ともいえないが,見え方に関しては大きなハンデを生じることが容易に推測される.10年以上前は今よりも人工的無水晶体眼の患者が多かったが,視野障害を有しない眼であっても,10Dを超える分厚いレンズによる眼鏡を装用した場合,周辺視野のゆがみが生じ,特に階段の昇降などで不自由を訴えられることが多かったものである.ましてやわずかな中心視野と周辺視野が残存するような症例においては(図4),中心視野を生かすために眼鏡矯正をした場合,周辺のゆがみはさらに強調される可能性が高い.これは,高度の視野障害を有する患者ほど顕著であると考えられ,コントロール不良のぶどう膜炎など,IOLを挿入することで明らかなマイナスが予測される症例を除いて,むしろIOLは挿入したほうが緑内障患者のqualityofvisionにはよいのではないかと筆者は考えている.おわりに今回の検討から,IOLを挿入することによるデメリットは少ないが,挿入しないことによるデメリットは大きいと思われる.したがって,緑内障眼へのIOL挿入は総じて適切であると考えられる.しかし,手技的に簡単になったからといって,安易に同時手術を行うことは慎(19)Pre1W(38)(38)(36)(30)(27)(19)(16)(12)[9][7][14][19][29][32][34][34]*1M3M6M12M18M24M30M36M観察期間眼圧(mmHg)302520151050:単独手術群(n=38):同時手術群(n=34)図3眼圧コントロールの比較─単独手術群vs同時手術群─()内:単独手術群の眼数,[]内:同時手術群の眼数.*p<0.05(Mann-WhitneyU検定).図4高度の視野障害を有する無水晶体眼の眼鏡矯正(イメージ)表6合併症の比較合併症単独手術群(38)同時手術群(34)術中合併症00術後合併症浅前房30脈絡膜?離30眼圧上昇36前房出血22———————————————————————-Page6???あたらしい眼科Vol.23,No.2,2006むべきである.しっかりと計画性をもって,同時に行った場合のほうが二期的に行った場合よりも利点が多いと判断したときのみ行うべきと考える.文献1)松村美代,溝口尚則,黒田真一郎ほか:原発開放隅角緑内障における超音波乳化吸引術+眼内レンズ挿入術の眼圧経過への影響.日眼会誌100:885-889,19962)MathaloneN,HyamsM,NeimanSetal:Long-termintraocularpressurecontrolafterclearcornealphacoemul-(20)si?cationinglaucomapatients.???????????????????????31:479-483,20053)HayashiK,HayashiH,NakaoFetal:Effectofcataractsurgeryonintraocularpressurecontrolinglaucomapatients.???????????????????????27:1779-1786,20014)PohjalainenT,VestiE,UusitaloRJetal:Phacoemulsi?ca-tionandintraocularlensimplantationineyeswithopen-angleglaucoma.?????????????????????79:313-316,20015)FanninLA,SchiffmanJC,BudenzDL:Riskfactorsforhypotonymaculopathy.?????????????110:1185-1191,2003