免疫チェックポイント阻害薬による眼障害:臨床的特徴とマネジメントOcularImmune-RelatedAdverseEventsAssociatedwithImmuneCheckpointInhibitors:ClinicalManifestationsandManagementStrategies鴨居功樹*はじめに近年,がん免疫療法として免疫チェックポイント阻害薬(immunecheckpointinhibitor:ICI)の使用が急速に普及している.ICIにはprogrammedcelldeath-1(PD-1)阻害薬(ニボルマブ,ペムブロリズマブなど),programmedcelldeath-ligand1(PD-L1)阻害薬(アテゾリズマブ,アベルマブ,デュルバルマブなど),およびcytotoxict-lymphocyteantigen4(CTLA-4)阻害薬(イピリムマブ)があり,これらはT細胞の抑制経路を遮断することで抗腫瘍免疫を賦活する.その一方で,免疫的機序による多彩な免疫関連有害事象(immune-relatedadverseevents:irAE)を引き起こすことが知られている.眼合併症(ocularirAE)は頻度こそ低いものの,患者の視機能や生活の質(qualityoflife:QOL)に大きな影響を及ぼしうる重要な有害事象である.初期の報告では発生率1%未満と考えられていたが,近年では2.8.4.3%程度に上る可能性が示唆されている.眼障害として,ドライアイから重篤なぶどう膜炎や視神経炎に至るまで多岐にわたる.眼は本来免疫特権的な環境であり,角膜や虹彩毛様体,網膜色素上皮(retinalpig-mentepithelium:RPE)などでPD-L1が発現して免疫応答を制御している.ICIによるこれら制御経路の解除は,眼組織に自己免疫反応を誘発する機序と考えられている.本稿では,ICIに伴う眼障害の種類と頻度,臨床症状,重症度評価,治療戦略,ICI継続可否の判断基準について最新の知見を解説する.I眼障害の分類と各薬剤の特徴ICIに関連する眼障害は,解剖学的部位ごとに分類すると理解しやすい.おもな病態として角膜・眼表面の障害,ぶどう膜炎(前眼部/中間部・後部/汎),網膜・脈絡膜障害,視神経障害,神経眼科的障害,眼窩障害などが報告されている.以下に部位別の詳細を述べる.1.角膜・眼表面の障害眼表面の障害としてもっとも多いのはドライアイである.ICI使用患者の3.24%でドライアイが報告されたとの報告もあり1),比較的高頻度の副作用と考えられる.自覚症状としては目の乾燥感や異物感,軽度の充血などがみられ,多くは両側性である.通常は重症度Grade1(軽度)に相当し(グレーディングは後述),人工涙液などの点眼による対症療法で管理可能である.しかし,まれながら重症の角膜上皮障害に進展する例もあり,ニボルマブ投与中に重度の角膜潰瘍・穿孔をきたした症例報告も存在する2).角膜炎も数は少ないものの報告されており,点状表層角膜症から潰瘍性角膜炎まで幅がある3).ドライアイや角膜炎はPD-1/PD-L1阻害薬で比較的多くみられる傾向があるが,CTLA-4阻害薬でも起こりうる4).結膜炎もICI開始後にみられることがあり,充血や眼脂を主訴とするが,細菌感染などとの鑑別が必要となる.これら眼表面の副作用はおおむね軽症で局所治療に反応し,ICI治療の継続は可能な場合が多い5).*KojuKamoi:東京科学大学大学院医歯学総合研究科眼科学〔別刷請求先〕鴨居功樹:〒113-8510東京都文京区湯島1-5-45東京科学大学大学院医歯学総合研究科眼科学(1)(41)9750910-1810/25/\100/頁/JCOPY2.ぶどう膜炎ぶどう膜炎はCICIによる眼障害のなかでもっとも代表的かつ頻度の高いものである.文献レビューによれば,報告された眼合併症のうち約C46%がぶどう膜炎関連であり,ほかの病態を圧倒して最多である4).臨床的には前部から後部までさまざまなタイプがあり,しばしば汎ぶどう膜炎の様相を呈する.前眼部の障害として前部ぶどう膜炎(虹彩・毛様体炎)がよく知られている.症状としては視力低下や霧視,羞明,飛蚊症がみられ,充血や軽度の疼痛を伴うこともある.ICI関連の前部ぶどう膜炎は両眼に発症する傾向があり,ステロイド点眼などで治療すれば多くは速やかに寛解する5).重症度としてはCGrade2(中等度)程度までの例が多く,ステロイド点眼・散瞳薬の局所治療で炎症をコントロールしつつCICIを一時中止する対応がとられる.前部ぶどう膜炎が改善すればCICI再開も可能であり,適切な治療により後遺症なく治癒する患者がほとんどである.なお,implantableCcollamerlens(ICL)使用中に虹彩炎と眼圧上昇をきたした報告もあり,炎症による隅角閉塞やステロイド誘発緑内障への注意も必要である5).中間部・後部・汎ぶどう膜炎においては,Vogt-小柳C-原田病に類似したぶどう膜炎がある(図1)6,7).このタイプは両側性の漿液性網膜.離(serousretinaldetach-ment:SRD)や脈絡膜の肉芽腫性炎症を呈し,ICI,とくに抗CCTLA-4抗体のイピリムマブで高頻度に認められる.実際,米国眼科学会CIRISレジストリの報告では,ぶどう膜炎の発生率はイピリムマブ単独でC17.6%と,ニボルマブC3.5%,ペムブロリズマブC2.6%に比べて有意に高く,ニボルマブ+イピリムマブ併用でもC6.4%と上昇することが示された8).CTLA-4阻害による全身の自己免疫活性化が,より強い眼内炎症反応を引き起こすと考えられる.治療は重症度に応じて行われる.軽度(Grade1)の場合は局所ステロイドで経過をみながらCICIを継続できることもあるが,中等度以上(Grade2.3)のぶどう膜炎ではCICIの投与中断が推奨される5).副腎皮質ステロイドの全身投与を行うことで大半の患者は改善し,多くは視力が回復するステロイド治療への反応が不十分な重症例では,免疫抑制薬の併用も検討される.たとえば,後部ぶどう膜炎に対しメトトレキサートやアザチオプリン,あるいは抗腫瘍壊死因子(tumornecrosisfactor:TNF)C-a抗体(インフリキシマブ)投与の報告がある9).幸い,報告されたぶどう膜炎患者の予後はおおむね良好であり,適切な治療介入によって視力は改善することが多い.C3.網膜・脈絡膜障害ICIは網膜や脈絡膜にもさまざまな障害を引き起こす.上述のように多発性のCSRDは原田病様ぶどう膜炎の症状として比較的よくみられる所見である.また,網膜血管炎(血管炎性網膜症)もまれながら報告があり,網膜静脈周囲炎とそれに伴う虚血や浮腫を呈したケースがある10).急性黄斑神経網膜症(acuteCmacularCneuro-retinopathy:AMN)はきわめてまれな合併症だが,抗PD-L1抗体アテゾリズマブ投与後にCAMNと網膜静脈炎を生じた報告がある.中心視力低下と中心暗点を主訴に発症し,一部はステロイド治療で視力改善を得たとされる10).さらに,腫瘍随伴症候群の一種である自己免疫性網膜症,たとえばメラノーマ関連網膜症(melanoma-associatedretinopathy:MAR)もCICI開始後に顕在化または増悪することがある11,12).ICI治療下ではこのような網膜症の鑑別も念頭におく必要がある.また,イピリムマブ+ニボルマブ併用療法中にメラノーマ関連網膜症を発症し,脈絡膜新生血管や脈絡網膜萎縮をきたした症例報告も存在する.この症例では抗血管内皮増殖因子(vascularCendothelialCgrowthfactor:VEGF)硝子体注射やステロイド治療が行われたものの,黄斑部の瘢痕化により視力予後不良であったと報告されている13).網膜・脈絡膜障害の頻度自体は眼合併症のなかで約C9%と比較的少ないが4),ひとたび生じると中心視力に直接影響するため,早期発見と介入が重要である.C4.視神経障害ICIは中枢神経系への自己免疫反応を介して視神経炎などの視路障害を引き起こすことがある14).報告されている頻度はごく低く,ある解析では全CICI症例の約C0.4%に視神経障害が発生したとのデータがある15).しかし,976あたらしい眼科Vol.42,No.8,2025(42)ab図1悪性黒色腫に対するペムブロリズマブの投与例a:眼底写真.b:OCTでは,両眼において網膜色素上皮の波打,漿液性網膜.離,脈絡膜肥厚が観察され,Grade3のCICI関連CVKH様後部ぶどう膜炎と診断され,ICIは中止された.(文献C7より引用)いったん発症すると重篤な視力予後不良を招く可能性があるため,注意すべき合併症である.ICI誘発例では両眼同時または短期間で視力低下が進行し,眼痛をほとんど伴わない例が多い14).視野は中心暗点や視野狭窄などさまざまなパターンを呈しうる.MRI検査で視神経の造影増強効果や視交叉の炎症所見が認められることもあり,中枢神経の他の部位(脳幹や脊髄)に病変を合併する例も報告されている.治療は高用量ステロイドパルス療法を速やかに開始することが推奨され,可逆性の高い急性期に免疫抑制を行うことで視力の改善が得られる.実際,ICI関連視神経炎の多くはステロイド治療に反応し,最終的な視力予後は良好な患者が多い.しかし,なかにはステロイド抵抗性で進行する例もあり,その場合は血漿交換や免疫グロブリン大量静注療法(intravenousimmunoglobulin:IVIg)といった治療が検討される.報告例ではリツキシマブ(抗CCD20抗体)投与が試みられたケースもあるが,明確な有効性エビデンスは確立していない.視神経炎以外にも,ICIにより視神経周囲の炎症やうっ血乳頭を呈した例もある.虚血性視神経症の報告はまれだが,もし発症した場合は不可逆的な視神経障害を残すため,ICIの再開はむずかしいと考えられる16).C5.神経眼科的障害ICI治療中には,眼球そのもの以外に神経筋接合部や脳神経への免疫性副作用も生じうる.代表的なのが重症筋無力症(myastheniaCgravis:MG)であり,ICIにより免疫介在性の筋接合部障害が誘発されることがある.MGは眼瞼下垂や複視(外眼筋麻痺)で発症することが多く,眼症状のみの「眼筋型」から全身の筋力低下をきたす全身型へ進展しうる重篤な疾患である.ICI関連MGの頻度自体は非常に低いが,発症した場合は生命予後にかかわる可能性もあるため,注意深い観察が必要である.とくにCPD-1/PD-L1阻害薬は重症筋無力症様症状を誘発することが報告されている17).症状としては急激な眼瞼下垂・複視に加え,四肢近位筋力低下や嚥下障害,呼吸筋麻痺などが出現する.治療はCICIをただちに中止し,高用量ステロイド全身投与を行うとともに,必要に応じて抗コリンエステラーゼ薬の投与,さらにはIVIGや血漿交換を速やかに導入する18).ICI関連CMGの死亡率は他のCirAEと比して高いため,早期発見と積極的治療が肝要である18).一方で,脳神経障害としては眼球運動障害が報告されている19).これらは免疫介在性脳神経炎や中枢神経病変により生じると推測される.症状は複視や眼球運動障害として現れ,単独あるいは複数神経の麻痺が起こりうる.治療はほかの重篤CirAEに準じ,ICI中止とステロイド全身投与が考慮される.C6.眼窩障害ICIに関連して眼窩の炎症性疾患が誘発されることもある.炎症性眼窩偽腫瘍様の眼窩炎症では眼球突出,眼痛,複視,眼瞼腫脹などを呈しうる.報告例の集積では,眼合併症全体の約C11%が眼窩にかかわる病変とされ4),頻度としてはぶどう膜炎や神経眼科障害につぐグループである.典型例としては,ICI投与後に眼窩内の筋肉や脂肪組織にリンパ球浸潤性の炎症が起こり,眼窩炎症症候群を呈したケースがある.画像上は眼窩筋肉の肥厚や眼窩脂肪内の造影効果増強がみられ,病理検査では炎症細胞浸潤を伴う線維化が報告されている20).また,ICIに誘発された甲状腺機能異常は甲状腺眼症様の所見を呈することがあり,これも眼窩症状の一つと考えられる.治療はステロイド全身投与が主体で,多くの患者で改善がみられる21).CII重症度評価と治療・マネジメント1.重症度の評価基準ICIによる眼障害の重症度評価には,腫瘍領域で用いられるCcommonCterminologyCcriteriaCforCadverseCevents(CTCAE)が参考になる.CTCAE第C5版では,有害事象をCGrade1(軽症).5(死亡)に区分しており,眼科領域においても視力低下の程度や症状の深刻さで分類されている16)(表1).具体的には,米国臨床腫瘍学会のガイドラインでは,上強膜炎の視力障害ではCGrade1:無症状,Grade2:矯正視力C20/40(0.5)以上,Grade3:有症状,矯正視力C2/40(0.05)未満,Grade4:矯正視力C20/200(0.01).未満,といった基準が設けられている16,22).また,頻度の多いぶどう膜炎においては,炎症978あたらしい眼科Vol.42,No.8,2025(44)表1ICI関連眼障害の重症度に応じた段階的アプローチ症状分類ICI継続重症度(CTCAEGrade)所見治療軽度(ドライアイ・軽い充血など)○継続可能CGrade1無症状だが,臨床的に所見が確認される場合も含む人工涙液などの対症療法必要に応じてステロイド点眼を検討中等度(前部ぶどう膜炎など)△一時中止CGrade2視力はC0.5以上前房中に細胞C1+or2+ステロイド点眼重度(中間部.汎ぶどう膜炎)C×原則中止Grade3.4CGrade3視力はC0.5未満.0C.1まで前房中に細胞C3+以上,あるいは中間・後部・汎ぶどう膜炎CGrade4視力はC0.1以下高用量の全身ステロイド投与神経眼科症状(視神経炎・眼筋麻痺)C×原則中止Grade3.4相当神経学的所見を伴う場合ステロイドパルス療法(IVICg/血漿交換)軽度(Grade1)で視力に影響がなく,軽微な眼症状であれば,ICIを継続しつつ局所治療を行うことが可能である.中等度(Grade2)以上の症状,矯正視力がC20/40(0.5)を下回るような視力低下を伴う角膜潰瘍・前部ぶどう膜炎など懸念される場合には,いったんCICIを休薬することが推奨される5).治療を行い,視力・炎症所見が改善した段階で治療再開を検討する.重度(Grade3)以上の眼障害を経験した患者では,ICI再投与により再発するリスクが高いと考えられるため,原則として治療継続は推奨されない5).ICI継続可否の判断は重症度(Grade),視機能予後,全身の治療状況,そして患者本人の意思を総合的に考慮して行われる.眼科医と腫瘍内科医の緊密な連携のもと,1例ごとに最善の方針を協議することが望ましい.適切な治療に反応し,ある後ろ向き研究では大半の眼に生じたCirAEが局所または全身ステロイドで良好にコントロールされ,視力予後も改善したとしている23).一方で,興味深いことに,眼を含むCirAEを呈した患者は腫瘍学的予後が良好な傾向が示唆されている24).つまり,免疫関連毒性が現れるほど免疫が活性化され,腫瘍排除にも働いている可能性も指摘されている.おわりにICIによる眼障害は比較的新しい領域であり,眼科の見地からの発症メカニズムの解明とエビデンスに基づいたガイドライン整備が今後の課題である.現時点では,症例報告や小規模ケースシリーズの積み重ねから知見が得られている状況であり,体系的研究は限られている.免疫関連症状は眼に限らず全身に及ぶため,内科医と眼科医が連携することでさらにデータを蓄積し,エビデンスに基づいた管理指針の確立と,新たな治療オプションの開発が期待される.文献1)CappelliCLC,CGutierrezCAK,CBinghamCCOC3rdCetal:CImmune-relatedCadverseCeventsCdueCtoCimmuneCcheck-pointinhibitors:aCsystematicCreviewCofCtheCliterature.ArthritisCareRes(Hoboken)C69:1751-1763,C20172)NguyenCAT,CEliaCM,CMaterinCMACetal:CyclosporineCforCdryeyeassociatedwithnivolumab:acaseprogressingtocornealperforation.Cornea35:399-401,C20163)WuKY,YakobiY,GueorguievaDDetal:Emergingocu-larCsideCe.ectsCofCimmuneCcheckpointinhibitors:aCcom-prehensivereview.BiomedicinesC12:2547,C20244)MartensCA,CSchauwvliegheCPP,CMadoeCACetal:OcularCadverseeventsassociatedwithimmunecheckpointinhibi-tors,ascopingreview.CJOphthalmicIn.ammInfectC13:5,20235)ShahzadCO,CThompsonCN,CClareCGCetal:OcularCadverseCeventsCassociatedCwithCimmuneCcheckpointinhibitors:aCnovelCmultidisciplinaryCmanagementCalgorithm.CTherCAdvCMedOncolC13:1758835921992989,C20216)CrossonCJN,CLairdCPW,CDebiecCMCetal:Vogt-Koyanagi-Harada-likeCsyndromeCafterCCTLA-4CinhibitionCwithCipili-mumabCforCmetastaticCmelanoma.CJCImmunotherC38:C80-84,C20157)TakeuchiCM,CMeguroCA,CNakamuraCJCetal:HLA-DRB1*04:05isinvolvedinthedevelopmentofVogt-Koyanagi-HaradaCdisease-likeCimmune-relatedCadverseCeventsCinCpatientsCreceivingCimmuneCcheckpointCinhibitors.CSciCRepC13:13580,C20238)SunMM,KellySP,MylavarapuBsALetal:OphthalmicImmune-relatedCadverseCeventsCafterCanti-CTLA-4CorCPD-1CtherapyCrecordedCinCtheCAmericanCAcademyCofCOphthalmologyintelligentresearchinsightregistry.Oph-thalmologyC128:910-919,C20219)DickAD,RosenbaumJT,Al-DhibiHAetal:GuidanceonnoncorticosteroidCsystemicCimmunomodulatoryCtherapyCinCnoninfectiousuveitis:FundamentalsCOfCCareCforCUveitiS(FOCUS)initiative.OphthalmologyC125:757-773,C201810)RamtohulP,FreundKB:Clinicalandmorphologicalchar-acteristicsCofCanti-programmedCdeathCligandC1-associatedretinopathy:expandingCtheCspectrumCofCacuteCmacularCneuroretinopathy.OphthalmolRetinaC4:446-450,C202011)LuCY,CJiaCL,CHeCSCetal:Melanoma-associatedCretinopa-thy:aCparaneoplasticCautoimmuneCcomplication.CArchCOphthalmolC127:1572-1580,C200912)ElsheikhCS,CGurneyCSP,CBurdonMA:Melanoma-associat-edretinopathy.ClinExpDermatol45:147-152,C202013)ElwoodCKF,CPulidoCJS,CGhafooriCSDCetal:ChoroidalCneo-vascularizationandchorioretinalatrophyinapatientwithmelanoma-associatedCretinopathyCafterCipilimumab/CnivolumabCcombinationCtherapy.CRetinCCasesCBriefCRepC15:514-518,C202114)FrancisCJH,CJabenCK,CSantomassoCBDCetal:ImmuneCcheckpointinhibitor-associatedopticneuritis.Ophthalmol-ogy127:1585-1589,C202015)YuCCW,CYauCM,CMezeyCNCetal:Neuro-ophthalmicCcom-plicationsCofCimmuneCcheckpointinhibitors:aCsystematicCreview.EyeBrain12:139-167,C202016)MazharuddinCAA,CWhyteCAT,CGombosCDSCetal:High-lightsConCocularCtoxicityCofCimmuneCcheckpointCInhibitorsCataUStertiarycancercenter.JImmunotherPrecisOncolC5:98-104,C202217)QinCY,CChenCS,CGuiCQCetal:PrognosisCofCimmuneCcheck-pointinhibitor-inducedmyastheniagravis:asinglecenterexperienceCandCsystematicCreview.CFrontCNeurolC15:C1372861,C202418)Sanchez-CamachoCA,CTorres-ZuritaCA,CGallego-LopezCLCetal:ManagementCofCimmune-relatedCmyocarditis,Cmyo-sitisandmyastheniagravis(MMM)overlapsyndrome:asingleCinstitutionCcaseCseriesCandCliteratureCreview.CFrontCImmunol16:1597259,C202519)ManconeCS,CLycanCT,CAhmedCTCetal:SevereCneurologicCcomplicationsCofCimmuneCcheckpointinhibitors:aCsingle-centerreview.JNeurolC265:1636-1642,C2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