特集●病的近視あたらしい眼科32(10):1419.1424,2015特集●病的近視あたらしい眼科32(10):1419.1424,2015病的近視に起因する斜視の診断と治療DiagnosisandTreatmentofStrabismusCausedbyPathologicMyopia横山連*はじめに固定内斜視(convergentstrabismusfixus)は,病的近視(pathologicmyopia)が原因で生じる特殊な斜視である.成人で発症し,圧倒的に女性に多い(90%).一般に眼軸長は最短で27mm,最長では35mmを超える.ただし,眼軸長と眼球運動制限の程度に相関はなく,眼軸が27mm程度でも固定内斜視になることがある.眼球が内下転位に固定され,自発的にせよ受動的にせよ,他のいずれの方向へも動かすことができない状態を固定内斜視とよぶが,これは病的近視に起因する斜視のもっとも進行した形態であり,そこに至るまでには程度の異なる種々の中間段階が存在することを忘れてはならない.中等度の症例では眼球はかろうじて正中まで外転可能であるが,上転と外転方向に明らかな機械的運動制限を示す.もっとも軽症のものは,軽度の機械的外転制限と内斜視を有するだけで,正中を超えて外転可能である.機械的外転制限のない場合は,一見すると共同性内斜視と区別のつきにくいことがある.さらにまた本症は外転障害と内斜視だけではなく,ほとんどの場合,上転障害と下斜視をも合併する.したがって筆者は,病的近視に起因する斜視全般をさす用語として,近視性斜視〔(highly)myopicstrabismus〕という名称を提案している.I発症機序の発見病的近視性斜視については,多くの研究者がその発症機序について推測してきたが,CTやMRIなどの画像診断技術がある程度進歩するまでは,意味のある結論を得ることは困難だった.筆者が文献上とくに重要と考えるのは,外直筋の下方偏位に着目した次の3つの研究である.太田ら1)は,水平断CT像を用いて,外直筋が内直筋より下方の平面に存在することを証明した.HerzauとIoannakis2)は,術中所見から外直筋の走行が斜め下方に向かっていることを発見した.Krzizokら3)は,冠状断MRIによって外直筋の下方偏位を証明した.これらの研究を踏まえて冠状断MRI画像を解析した結果,近視性斜視においては,外直筋が単独で下方偏位しているのではなく,眼球が上直筋と外直筋の間を抜けて筋円錐外に脱臼していることがわかった4).病的近視によって眼軸長が延長すると,筋円錐内に収まりきらない程眼球が大きくなる.眼球の下側には下斜筋があり,鼻上側には上斜筋があるため,眼球はこれらの方向には偏位しにくい.これに対して眼球の耳上側(上直筋と外直筋の間の部分)には外眼筋がなく,眼球が筋間膜に覆われているだけなので,ここから眼球の後半部が筋円錐外に脱臼する.この脱臼の結果,眼球後極が耳上側を向くため,眼球は内下転位をとる.脱臼した眼球は上直筋と外直筋に挟まれ,外直筋は下から,上直筋は鼻側から眼球を支えている.眼球が外転しようとすると上直筋に阻まれ,上転しようとすると外直筋が邪魔になる.これが近視性斜視の発症機序である.*TsuranuYokoyama:大阪市立総合医療センター小児医療センター小児眼科〔別刷請求先〕横山連:〒534-0021大阪府大阪市都島区本通2-13-22大阪市立総合医療センター小児医療センター小児眼科0910-1810/15/\100/頁/JCOPY(47)14191420あたらしい眼科Vol.32,No.10,2015(48)ではプーリーが破壊されているため,大きな偏位が生じ得る.軽度の近視性斜視症例では興味深いことに固定内斜視とは違って,眼球脱臼の程度が眼位によって動的に変化することがある.図4はその1例で,眼位を変えて撮像した冠状断MRIである.上から順に右下向き,正面視,左下向きでの画像である.正面視(図4b)では,外直筋が眼球の中心よりやや下方に偏位しているだけだが,右下向き(図4a)では,左眼が上外直筋の間を抜けて耳上側に筋円錐外に脱臼し,左下向き(図4c)では右眼が同様の状態になっている.したがって斜視角が40Δ以下で眼球運動障害が軽い症例では,少なくともこのMRIで示したように,正面視・右下向き・左下向きの3方向で撮像しないと診断がつきにくく,共同性内斜視と見誤る可能性がある.眼球の筋円錐外への脱臼の程度を定量化するには,何らかの指標が必要である.図5は,上直筋・眼球・外直筋の断面の中心3点を結んだ直線が,耳側眼窩壁に対してなす角(脱臼角,dislocationangle)を測定する方法を示したものである.この角度は,眼球が筋円錐外に脱臼II画像診断の実際筋円錐外への眼球の脱臼をもっとも明確に検出できるのは,冠状断MRIである.ただし水平断MRIも眼球の形状を把握し,眼軸長を大まかに知るのに役立つ.図1は両眼近視性斜視症例の眼位写真である.右眼は典型的な固定内斜視で,内斜視と下斜視が併存しているが,左眼はわずかな外転制限を有する軽度ないし中等度の近視性斜視である.図2は同症例の水平断MRIで,両眼とも眼軸が長く,外直筋筋腹が下方に偏位しているため,内直筋と外直筋が同一スライス内に存在しない.筋腹のもっとも太い部分で比較すると,外直筋は内直筋より2スライス分(約6mm)下方に偏位している.図3は同じ症例の冠状断MRIで,上直筋と外直筋の間から眼球が耳上側に脱臼・偏位していることが明らかである.外直筋と下直筋は脱臼した眼球に押しのけられ,外直筋は下方に,上直筋は鼻側に偏位する.眼球脱臼の程度が強いときは,外直筋が眼球のほぼ真下にまで来ることもある.直筋はプーリーによって眼窩壁に固定されているため,通常は横方向には滑らないが,進行した固定内斜視abc図1両眼近視性斜視症例の眼位写真(症例1)32歳,女性.a:右向き,b:正面視,c:左向き.右眼は固定内斜視で,眼球は内下転位に固定されてほとんど動かない.左眼はわずかに外転制限があるが,正中を超えて外転可能である.ab図2水平断MRI(症例1)a:眼球の断面が最大になるスライスで,内直筋がはっきり描出されている.b:上より2スライス分(6mm)下方のスライスで,外直筋が描出されている.これらの2枚の画像から,この症例では内直筋と外直筋が同一平面になく,外直筋が内直筋より下方に偏位していることがわかる.abc図1両眼近視性斜視症例の眼位写真(症例1)32歳,女性.a:右向き,b:正面視,c:左向き.右眼は固定内斜視で,眼球は内下転位に固定されてほとんど動かない.左眼はわずかに外転制限があるが,正中を超えて外転可能である.ab図2水平断MRI(症例1)a:眼球の断面が最大になるスライスで,内直筋がはっきり描出されている.b:上より2スライス分(6mm)下方のスライスで,外直筋が描出されている.これらの2枚の画像から,この症例では内直筋と外直筋が同一平面になく,外直筋が内直筋より下方に偏位していることがわかる.あたらしい眼科Vol.32,No.10,20151421(49)abc図4眼位を変えて記録した冠状断MRI(症例2)a:右下向き,b:正面視,c:左下向き.正面視では外直筋が眼球の中心より少し下方に偏位しているだけだが,眼球を内下転させると,眼球は上外直筋の間から筋円錐外に脱臼して耳上側に偏位している.正面視の画像だけを見たのでは,眼球脱臼がはっきりせず,診断を誤る可能性がある.図3冠状断MRI(症例1)眼球と筋円錐の位置関係を示すために,連続した3枚のスライスを並べる.スライス厚は3mmである.上直筋と外直筋の間から眼球の後半部が筋円錐外に脱臼しており,とくに右眼では内下転位に固定された眼球が両直筋の間に挟まれている.図5脱臼角の測定方法SR:上直筋,LR:外直筋,Globe:眼球.上直筋(S),眼球(G),外直筋(L)のそれぞれの面重心を求め,∠SGLが耳上側の眼窩壁に対してなす角度を脱臼角とする.この角度が大きいほど眼球の筋円錐外への脱臼は大きい.脱臼角が180°を超えるとき,眼球断面の半分以上が筋円錐外に出ていることになる.abc図4眼位を変えて記録した冠状断MRI(症例2)a:右下向き,b:正面視,c:左下向き.正面視では外直筋が眼球の中心より少し下方に偏位しているだけだが,眼球を内下転させると,眼球は上外直筋の間から筋円錐外に脱臼して耳上側に偏位している.正面視の画像だけを見たのでは,眼球脱臼がはっきりせず,診断を誤る可能性がある.図3冠状断MRI(症例1)眼球と筋円錐の位置関係を示すために,連続した3枚のスライスを並べる.スライス厚は3mmである.上直筋と外直筋の間から眼球の後半部が筋円錐外に脱臼しており,とくに右眼では内下転位に固定された眼球が両直筋の間に挟まれている.図5脱臼角の測定方法SR:上直筋,LR:外直筋,Globe:眼球.上直筋(S),眼球(G),外直筋(L)のそれぞれの面重心を求め,∠SGLが耳上側の眼窩壁に対してなす角度を脱臼角とする.この角度が大きいほど眼球の筋円錐外への脱臼は大きい.脱臼角が180°を超えるとき,眼球断面の半分以上が筋円錐外に出ていることになる.1422あたらしい眼科Vol.32,No.10,2015(50)せて,筋円錐外に脱臼した眼球を整復することにある.図7aに示すように,まず上直筋と外直筋のそれぞれの付着部から15mm後方の筋腹に,通常の前後転と同様,筋縁から異なる距離で1本の糸を2回ずつ通糸する.このとき糸を結紮してはならない.結紮すると,筋腹の結合ができなくなるためである.各直筋に通糸する際,筋幅の少なくとも半分は糸をかけずに残す.糸の結紮による筋の虚血やうっ血を避けるためである.しかし,本手術でもっとも重要なポイントは,通糸を行う前に,各直筋を十分に周囲組織から分離することである.分離が不十分だと,糸を結紮したときに筋に無理な力がかかるため,直筋が縦に裂けたり,筋と腱の移行部で断裂したりすることがある.筋と周囲組織との分離が適切に行われていれば,2つの直筋を結合するのに強い力は必要ない.図7bは,糸の結紮が終了した状態を示す.糸を結紮する際には両直筋が完全に接触していることを確認しなければならない.もし直筋間に隙間があって,間に縫合糸が露出していると,長期的には糸が食い込んで強膜を損傷する可能性があるからである.図8は,以上の操作を写真で示している.手術前,眼球は内下転位をとっている(図8a).上直筋(図8b)と外直筋(図8c)をそれぞれ2本の斜視鉤で引き,筋腹に通糸してから糸を結紮すると(図8d)眼球が上外直筋の結合部に押されて,筋円錐内に整復される.糸を締めて行くと眼球は徐々に正面を向き始め,最後に斜視が消失する(図8e).図9は,上外直筋縫着前後のMRI冠状する程度をよく表しているので,疾患の重症度を示す指標として利用することができる.脱臼角は,最大外転角および最大上転角と負の相関があり,外転障害と上転障害が強いほど脱臼角が大きい.図6は,斜視のない病的近視眼と重症度の異なる近視性斜視眼の脱臼角を,MRI上で測定した結果である.対照群(斜視のない病的近視眼)と近視性斜視群の脱臼角を比較すると,対照群の脱臼角は105.2±8.4°なのに対し,斜視群では179.9±30.8°と大きく,両者の平均値の間には有意差がある.また,対照群と斜視群の眼軸長に有意差はない4).III手術治療の基本近視性斜視の治療には,上外直筋縫着術が第一適応となる.本手術の目的は,上直筋と外直筋の筋腹を接着さabc図6脱臼角の比較a:病的近視だが斜視のない正常対照,b:中等度の症例,c:固定斜視.脱臼角は,正常対照眼で115°,中等度の症例で180°,固定斜視眼で247°である.図7上外直筋縫着の模式図LR:外直筋,SR:上直筋,IO:下斜筋付着部.a:上直筋と外直筋の各付着部から15mm後方の筋腹に通糸したところ.b:通糸した糸を結紮したところ.LRSRIOababc図6脱臼角の比較a:病的近視だが斜視のない正常対照,b:中等度の症例,c:固定斜視.脱臼角は,正常対照眼で115°,中等度の症例で180°,固定斜視眼で247°である.図7上外直筋縫着の模式図LR:外直筋,SR:上直筋,IO:下斜筋付着部.a:上直筋と外直筋の各付着部から15mm後方の筋腹に通糸したところ.b:通糸した糸を結紮したところ.LRSRIOabあたらしい眼科Vol.32,No.10,20151423(51)IV両眼症例の手術両眼性の近視性斜視に対して片眼だけの上外直筋縫着を行っても,斜視は完全には治癒しない.図1の症例は,両眼の上外直筋縫着を1回の手術で同時に行っているので,手術後数週間で図10のように眼位が改善した.しかし,両眼を別々に手術する場合は注意が必要である.両眼の近視性斜視に対して左右眼を別々に手術すると,内斜視の矯正が不十分なだけではなく,片眼手術後に術前にはなかった上下斜視が出現する.これは非手術眼の上転障害が残るためである.両眼手術が完了してはじめて上下斜視が消失し,水平眼位も矯正される.手術を2回に分けて行う場合,事前の説明で,2回目の手術が終了するまでは斜視は完治しないことを患者によく理解しておいてもらう必要がある.とくに片眼手術後に上下斜視による新たな複視が生じる可能性が大きいので,この点を強調する必要がある.V軽症例の手術近視性斜視には,斜視角が40Δ以下で機械的運動制限がほとんどない症例も存在する.軽症例だからといって通常の前後転あるいは内直筋後転を行っても斜視はほ断像である.術後は眼球の脱臼がなくなり,眼球が筋円錐内に戻っていることがわかる.最後の注意点として,上外直筋縫着には,通常の手術では起こらない局所解剖上の問題がある.眼球が内下転して,その後半部が耳上側に偏位しているため,通常は直筋に隠れて見えないはずの下斜筋と上斜筋の付着部と腱が露出している.直筋を周囲組織から分離するときに,誤ってこれらの腱を切除したり,直筋と一緒に斜筋に通糸したりすることがないよう注意が必要である.abcde図8上外直筋縫着の術中写真a:術前眼位,b:上直筋への通糸,c:外直筋への通糸,d:結紮,e:術後眼位.ab図9上外直筋縫着手術前後の冠状断MRIa:術前,b:術後.眼球の脱臼角は,この症例では術前206°が術後109°に改善し,眼球は筋円錐内に整復されている.abcde図8上外直筋縫着の術中写真a:術前眼位,b:上直筋への通糸,c:外直筋への通糸,d:結紮,e:術後眼位.ab図9上外直筋縫着手術前後の冠状断MRIa:術前,b:術後.眼球の脱臼角は,この症例では術前206°が術後109°に改善し,眼球は筋円錐内に整復されている.1424あたらしい眼科Vol.32,No.10,2015(52)VI内直筋後転のタイミング筆者は上外直筋縫着と同時に内直筋後転を行うことはほとんどない.なぜなら術後に予期しない過矯正を生じて,始末に困る外斜視の進行に悩まされることになりかねないからである.ましてや上外直筋縫着前に7mmを超える大量内直筋後転を行うべきではない.上外直筋縫着直後にひっぱり試験が陽性であっても,術後数週間で眼位と眼球運動は改善されることが多いので,内直筋後転を行うのは少なくとも数カ月待つべきである.また,内直筋後転は,術後の引っ張り試験やMRI所見から,内直筋の拘縮が明らかな症例にのみ行うことが望ましい.万一術後のMRIで眼球脱臼が残存していたら,上外直筋縫着自体の再手術を検討するほうがよい.文献1)太田道孝,岩重博康,林孝雄ほか:固定内斜視の画像学的研究.日眼会誌99:980-985,19952)HerzauV,IoannakisK:ZurPathogenesederEso-undHypotropiebeihoherMyopie.KlinMonatsblAugenheilkd208:33-36,19963)KrzizokTH,KaufmannH,TraupeH:Elucidationofrestrictivemotilityinhighmyopiabymagneticresonanceimaging.ArchOphthalmol115:1019-1027,19974)YamaguchiM,YokoyamaT,ShirakiK:Surgicalproce-dureforcorrectingglobedislocationinhighlymyopicstrabismus.AmJOphthalmol149:341-346,2010とんど改善しない.例えいったん斜視角が減少したとしても,長期的にみると斜視角が再び増大する.したがって例え小斜視角であっても,眼球脱臼があれば上外直筋縫着を施行すべきであり,両眼性症例にはもちろん両眼同時手術を行う.術後に多少外斜視となっても,ほとんどの症例では斜位を保ち,網膜循環障害が軽度で視力がある程度良好に保たれていれば,立体視を獲得する例もある.abc図10術後眼位写真(症例1)a:右向き,b:正面視,c:左向き.図1で示した症例に,両眼上外直筋縫着を行った後の眼位写真である.内直筋後転は行っていない.正面視では数Δの右内斜視が残存しているが,右眼の眼球運動は大きく改善した.左眼の外転障害は,術前と比べてほとんど減少していないが,斜視の矯正には両眼手術が不可欠であったと考えるべきであろう.ab図10術後眼位写真(症例1)a:右向き,b:正面視,c:左向き.図1で示した症例に,両眼上外直筋縫着を行った後の眼位写真である.内直筋後転は行っていない.正面視では数Δの右内斜視が残存しているが,右眼の眼球運動は大きく改善した.左眼の外転障害は,術前と比べてほとんど減少していないが,斜視の矯正には両眼手術が不可欠であったと考えるべきであろう.とんど改善しない.例えいったん斜視角が減少したとしても,長期的にみると斜視角が再び増大する.したがって例え小斜視角であっても,眼球脱臼があれば上外直筋縫着を施行すべきであり,両眼性症例にはもちろん両眼同時手術を行う.術後に多少外斜視となっても,ほとんどの症例では斜位を保ち,網膜循環障害が軽度で視力がある程度良好に保たれていれば,立体視を獲得する例もある.VI内直筋後転のタイミング筆者は上外直筋縫着と同時に内直筋後転を行うことはほとんどない.なぜなら術後に予期しない過矯正を生じて,始末に困る外斜視の進行に悩まされることになりかねないからである.ましてや上外直筋縫着前に7mmを超える大量内直筋後転を行うべきではない.上外直筋縫着直後にひっぱり試験が陽性であっても,術後数週間で眼位と眼球運動は改善されることが多いので,内直筋後転を行うのは少なくとも数カ月待つべきである.また,内直筋後転は,術後の引っ張り試験やMRI所見から,内直筋の拘縮が明らかな症例にのみ行うことが望ましい.万一術後のMRIで眼球脱臼が残存していたら,上外直筋縫着自体の再手術を検討するほうがよい.文献1)太田道孝,岩重博康,林孝雄ほか:固定内斜視の画像学的研究.日眼会誌99:980-985,19952)HerzauV,IoannakisK:ZurPathogenesederEso-undHypotropiebeihoherMyopie.KlinMonatsblAugenheilkd208:33-36,19963)KrzizokTH,KaufmannH,TraupeH:Elucidationofrestrictivemotilityinhighmyopiabymagneticresonanceimaging.ArchOphthalmol115:1019-1027,19974)YamaguchiM,YokoyamaT,ShirakiK:Surgicalprocedureforcorrectingglobedislocationinhighlymyopicstrabismus.AmJOphthalmol149:341-346,20101424あたらしい眼科Vol.32,No.10,2015(52)