《原著》あたらしい眼科33(5):729〜734,2016©0.1%ブリモニジン酒石酸塩点眼液追加投与後の眼圧下降効果と副作用宮本純輔徳田直人三井一央宗正泰成北岡康史高木均聖マリアンナ医科大学眼科学教室Efficacyof0.1%BrimonidineTartrateOphthalmicSolutiononIntraocularPressureReductionandSideEffectJunsukeMiyamoto,NaotoTokuda,KazuhisaMitsui,YasunariMunemasa,YasushiKitaokaandHitoshiTakagiDepartmentofOphthalmology,StMariannaUniversitySchoolofMedicineプロスタグランジン(PG)関連薬使用中の患者に0.1%ブリモニジン酒石酸塩点眼液(以下,ブリモニジン)を追加し,眼圧下降効果とその持続性について検討した.PG関連薬を含む抗緑内障点眼薬使用中の緑内障患者のうち,ブリモニジン追加後12カ月以上経過観察可能であった33例50眼(平均年齢61.1±17.4歳)に対して,ブリモニジン追加前後の眼圧と眼圧下降率の推移,ブリモニジン追加後の眼圧下降効果の維持について生存分析により検討した.ブリモニジン追加前眼圧16.0±4.0mmHgが追加後12カ月で14.6±3.2mmHgと有意な眼圧下降を認めた.眼圧下降率はブリモニジン追加後12カ月で平均8.7%であった.ブリモニジン追加後12カ月の累積生存率は,単剤群46.7%,2剤併用群55.0%,3剤併用群46.7%であった.PG関連薬使用中の症例に対するブリモニジン追加はさらなる眼圧下降効果が得られる.Weexaminedtheeffectof0.1%brimonidinetartrateophthalmicsolution(brimonidine)onintraocularpressure(IOP)reductioninpatientsusingprostaglandin(PG)analogs.ThepersistenceofIOPreductionwasalsoexamined.Thisstudyincluded33glaucomapatients(50eyes,meanage=61.1±17.4years)whowereusingaPGanalogoranotherophthalmicantiglaucomaagent.Allsubjectswerefollowedforatleast12monthsaftertheadditionofbrimonidinetotheirmedicationregimen.Usingsurvivalanalysis,weexaminedIOPchangewithbrimonidineuse,IOPreductionrateandIOPreductionmaintenancefollowingbrimonidineaddition.IOPbeforebrimonidineuse(16.0±4.0mmHg)wassignificantlyhigherthanafterbrimonidineuse(14.6±3.2mmHg).MeanIOPreductionratewas8.7%after12monthsofbrimonidineuse.TheseresultsdemonstratethataddingbrimonidinecanfurtherreduceIOPinglaucomapatientsalreadyusingPGanalogs.〔AtarashiiGanka(JournaloftheEye)33(5):729〜734,2016〕Keywords:緑内障,ブリモニジン,プロスタグランジン関連薬.glaucoma,brimonidine,prostaglandinanalogs.はじめにブリモニジン酒石酸塩点眼液(以下,ブリモニジン)はアドレナリンa2受容体作動薬であり,選択的にアドレナリンa2受容体を刺激することで房水産生の抑制とぶどう膜強膜流出路からの房水流出促進の2つの機序により眼圧下降効果を発揮する抗緑内障点眼薬である1,2).ブリモニジンの眼圧下降効果については交感神経b遮断薬(以下,b遮断薬)であるマレイン酸チモロール(以下,チモロール)と比較するとやや劣るものの,プロスタグランジン(prostaglandin:PG)関連薬併用下におけるブリモニジンの追加投与は有意な眼圧下降を認めたと報告されている3).ブリモニジン単剤の有効性も示されてはいるものの4),これらの報告を含めて臨床におけるブリモニジンの使用方法を振り返ると,ブリモニジンは作用機序が異なる既存の抗緑内障点眼薬との併用が選択しやすい印象が強い5,6).また,ブリモニジンを点眼した群とチモロールを点眼した群とでは,眼圧下降効果は同程度であったものの,視野異常の進行速度はブリモニジンのほうが緩やかであったという報告もあり7),ブリモニジンは臨床における神経保護効果についても期待されている.これらの報告を参考に,聖マリアンナ医科大学(以下,当院)緑内障外来におけるブリモニジンの使用法は,使用中のPG関連薬が有効であると思われる患者に,さらなる眼圧下降効果を期待してブリモニジンを追加投与することが多くなっている.実際,これにより眼圧下降が得られることは多いが,慢性疾患である緑内障においては,その状態がいつまで持続できるかが大きな問題となる.そこで今回筆者らは,PG関連薬使用中の症例に対して,ブリモニジンの追加投与後の眼圧下降効果とその持続性,また副作用についても検討したので報告する.I対象および方法当院緑内障外来にて6カ月以上PG関連薬を含む抗緑内障点眼薬使用中の緑内障患者のうち,ブリモニジンを追加投与し,その後12カ月以上経過観察可能であった33例50眼(平均年齢61.1±17.4歳)を対象とした.対象の緑内障病型は,原発開放隅角緑内障(primaryopenangleglaucoma:POAG)27眼,正常眼圧緑内障(normaltensionglaucoma:NTG)14眼,原発閉塞隅角緑内障(primarycloserangleglaucoma:PACG)5眼,続発緑内障(secondaryglaucoma:SG)4眼であった.対象のブリモニジン追加前の抗緑内障点眼薬については,PG関連薬単独が15眼(以下,単独群),PG関連薬とb遮断薬の併用が20眼(以下,2剤併用群),PG関連薬とb遮断薬と炭酸脱水酵素阻害薬(carbonicanhydraseinhibitor:CAI)の併用が15眼(以下,3剤併用群)であった.なお,全症例のうち,8例13眼(26.0%)において緑内障配合点眼薬が使用されていた.2剤併用群にはラタノプロストとチモロールマレイン酸塩の配合点眼液(ザラカム®配合点眼液)が4例8眼,3剤併用群にはドルゾラミド塩酸塩とチモロールマレイン酸塩の配合点眼液(コソプト®配合点眼液)とPG関連薬の組み合わせが4例5眼存在した.ブリモニジン追加前後の眼圧と眼圧下降率の推移については,まず全症例で検討し,その後併用薬数別にも検討した.ブリモニジン追加後の眼圧下降効果の維持については,併用薬数別にKaplan-Meier生存分析法を用いて検討した.死亡の定義は,ブリモニジン追加後,ブリモニジン追加前眼圧を上回る時点が2回連続記録された時点,副作用などの理由でブリモニジンを中止した時点,緑内障手術を施行した時点とし,Logrank-testにより検定を行った.また,ブリモニジン追加後の副作用の出現頻度,種類についても検討した.II結果図1にブリモニジン追加前後の眼圧推移を示す.ブリモニジン追加前の眼圧は平均16.0±4.0mmHgであり,ブリモニジン追加後1カ月より,ブリモニジン追加後7カ月,8カ月の時点を除くすべての経過観察時点においてブリモニジン追加前よりも有意な眼圧下降を示した.図2にブリモニジン追加後の眼圧下降率の推移を示す.ブリモニジン追加後1カ月,2カ月の眼圧下降率はそれぞれ10.8±10.1%,12.3±16.6%であり,その後は10%未満で推移した.図3に併用薬数別のブリモニジン追加前後の眼圧推移を示す.ブリモニジン追加前の眼圧は,単剤群15.2±2.4mmHg,2剤併用群16.1±5.1mmHg,3剤併用群16.7±3.5mmHgであり,3群間に有意差を認めなかった(Dunn’stest).単剤群,2剤併用群ともにブリモニジン追加後2カ月まではブリモニジン追加前に比し有意な眼圧下降を維持したが,ブリモニジン追加後3カ月以降は有意差を認めず推移した.3剤併用群については,ブリモニジン追加後7カ月まではブリモニジン追加前に比し有意な眼圧下降を維持したが,ブリモニジン追加後8カ月以降は有意差を認めず推移した.図4に併用薬数別のブリモニジン追加後の眼圧下降率の推移を示す.単剤群,2剤併用群ではブリモニジン追加後2カ月までは眼圧下降率が10%以上であったが,それ以降は10%未満で推移した.3剤併用群では,ブリモニジン追加後7カ月までは眼圧下降率が10%以上で推移し,それ以降10%未満となった.図5に併用薬数別にブリモニジン追加後の眼圧下降の持続性を示す.ブリモニジン追加後12カ月の累積生存率は,単剤群で46.7%,2剤併用群で55.0%,3剤併用群で46.7%と3群間に有意差を認めなかった(Logranktestp=0.828).なお,各群の死亡理由については,単剤群では,ブリモニジン追加後にブリモニジン追加前眼圧を上回る時点が2回連続で記録された症例(以下,ブリモニジン効果不十分症例)が4例6眼,眼瞼炎が1例2眼,2剤併用群では,ブリモニジン効果不十分症例が3例4眼,選択的レーザー線維柱帯形成術(selectivelasertrabeculoplasty:SLT)施行症例が1例1眼,観血的緑内障手術となった症例が1例2眼,眼瞼炎が1例2眼,3剤併用群では,ブリモニジン効果不十分症例が1例2眼,SLTが1例2眼,観血的緑内障手術が1例2眼,肉芽腫性ぶどう膜炎を伴う眼圧上昇をきたした症例が1例1例,幻覚が1例1眼であった.図6にブリモニジン追加後の副作用とその出現頻度について示す.経過観察期間中にブリモニジン追加投与後,50眼中13眼(26.0%)に副作用が認められた.副作用の詳細は,眼瞼炎が3例6眼(46.1%),結膜蒼白が3例5眼(38.5%),幻視が1例1眼(7.7%),肉芽腫性ぶどう膜炎を伴う眼圧上昇が1例1眼(7.7%)であった.眼瞼炎が認められた2例4眼は自覚症状が強かったためブリモニジンを中止した.結膜蒼白については患者側から否定的な意見がなかったため,すべての症例においてブリモニジンを継続することができた.幻視が認められた1例と肉芽腫性ぶどう膜炎を伴う眼圧上昇をきたした1例については,ともにブリモニジン中止後,改善傾向を認めた.III考察ブリモニジンがわが国で使用可能となったのは2012年と比較的まだ日が浅いため,緑内障診療ガイドライン8)にはその使用法については明示されていないが,過去の報告3~6)を参考にすると,ブリモニジンはPG製剤を第1選択薬とした場合の第2選択薬以降の併用薬として使用されていることが多いと考える.そこで今回,ブリモニジンを第2選択薬または第3選択薬,第4選択薬とした場合の効果とその持続性について検討した.今回,ブリモニジン追加後の眼圧下降効果は全症例でみた場合,追加後7カ月,8カ月の時点を除く12カ月まで有意な眼圧下降を示しており,ブリモニジン追加の有効性が示された.しかし,眼圧下降率でみるとおおむね10%以下で推移していた.ブリモニジン追加投与後の眼圧下降率については短期投与ではLeeら9)は17.9%,長期投与では新家ら4)は15.0%と報告している.今回の結果が既報と比べて低かった理由として,まずはブリモニジン追加投与前の眼圧が既報と比べ低値であったことが考えられる.対象のなかにNTGが14眼(28.0%)含まれており,それらの平均眼圧は13.6±2.2mmHgと他の病型群(POAG群:16.7±4.0mmHg,PACG群:17.1±5.4mmHg,SG群17.5±5.3mmHg)に比較して有意差は認めないものの低値であった(Kruskal-Wallistestp=0.058).また,ブリモニジン追加後の眼圧,および眼圧下降率に注目すると,どちらも標準偏差が比較的大きく,今回の検討についてはブリモニジンの効果が症例ごとに異なるという印象を受けた.これについても,対象の緑内障病型が多岐にわたっていたことが影響している可能性があり,今後ブリモニジンの追加効果について緑内障病型別に検討することも必要かと考える.つぎに,併用薬数別のブリモニジン追加前後の眼圧推移をみると,単剤群,2剤併用群よりも3剤併用群でより長期間有意な眼圧下降を示した.眼圧下降率でみても,3剤併用群のみブリモニジン追加後7カ月まで10%以上の眼圧下降が維持されていた.多剤併用時のブリモニジン追加投与についてはさまざまな報告があるが,わが国で使用されているブリモニジンに限ると,森山ら10)の報告があり,その有効性が指摘されている.今回の筆者らの結果も多剤併用時のブリモニジン追加投与の有効性が認められたが,この結果については3剤併用群が単剤群,2剤併用群と比較し有意差を認めないものの,ブリモニジン追加前眼圧が高かったことが影響している可能性も考えられる.しかし,3剤併用時に4剤目としてブリモニジンを追加することが有効であったことは,緑内障手術が積極的に行うことができない場合などにはブリモニジン追加が選択肢の一つとなる可能性を示唆していると考える.ブリモニジン追加後の持続性については,3群ともに約半数の症例がブリモニジン追加後12カ月間眼圧下降を維持できたことを示している.単剤群,2剤併用群に関しては,目標眼圧がクリアできない場合に抗緑内障点眼薬の変更,または追加がしやすいが,3剤併用群でブリモニジン追加後しばらくしてから眼圧コントロールが悪くなるような症例は,その後多くが緑内障手術を施行されていた.しかし,この結果は約半数の症例においてブリモニジン追加により緑内障手術が回避できたという解釈も可能であり,今後緑内障手術が必要な症例に対して追加してみる価値があるのではないかと考える.ブリモニジンの副作用としては結膜炎,眼瞼炎,点状表層角膜炎,充血,結膜蒼白,虹彩炎,眩暈,血圧低下,徐脈などがあるが,頻度としてはアレルギー性結膜炎が多いとされている4~6).今回の対象において副作用が発現した13眼中,アレルギー性と思われる眼瞼炎が6眼(46.1%),結膜蒼白5眼(38.5%)と比較的多く認められた.眼瞼炎が認められた症例のうち,自覚症状が強くブリモニジンが中止となった症例が2例4眼存在した.結膜蒼白については,患者側から否定的な意見がなかったため,すべての症例においてブリモニジンを継続することができた.ブリモニジン追加後に幻視を自覚した1例については,ブリモニジンと同じくアドレナリンa2受容体作動薬であるクロニジンは,血液脳関門を通過しやすいため中枢神経症状を生じやすいことが報告されている11).ブリモニジンについては血液脳関門を通りづらいとされているが,今回生じた幻視とブリモニジンとは何らかの関係があるかもしれないため,今後さらなる検討を要する.ブリモニジン追加3日後に肉芽腫性ぶどう膜を発症し眼圧上昇が認められた症例が1例あり,一時的に視力低下をきたしたため即座にブリモニジンを中止としリン酸ベタメタゾン点眼を使用した.その後,肉芽腫性ぶどう膜炎は速やかに消退し,眼圧もブリモニジン追加前の値に戻った.本症例はもともと基礎疾患として糖尿病があり,無硝子体眼であり,肉芽腫性ぶどう膜炎を発症しやすい状態であったかもしれないが,ブリモニジン追加後3日目に肉芽腫性ぶどう膜炎が生じたことや,ブリモニジン中止後肉芽腫性ぶどう膜炎が速やかに改善したこと,加えて過去にも同様の報告12)があることなどを考えると,今回の肉芽腫性ぶどう膜炎の発症にブリモニジンは何らかの関与をしているのではないかと思われる.今後ぶどう膜炎既往のある患者に対するブリモニジン追加投与は注意が必要であると考える.以上,ブリモニジンの追加後の眼圧下降効果とその持続性について検討した.今回の検討において,ブリモニジン追加による眼圧下降効果は認められ,とくに3剤併用群においても眼圧下降効果が認められる症例が存在することが示された.また,その効果は約半数の症例でブリモニジン追加後12カ月間持続した.これらの結果からブリモニジン追加投与の有効性は示されたが,症例によってはブリモニジン特有の副作用が生じることもあるため,それを理解したうえでブリモニジン追加投与は行うべきであると考える.また,今回の対象においては,症例ごとにブリモニジン追加による効果に差があったように思われ,今後は緑内障病型,ブリモニジン追加前の眼圧値などにも配慮して検討する必要があると考える.文献1)TorisCB,GleasonML,CamrasCBetal:Effectsofbrimonidineonaqueoushumordynamicsinhumaneyes.ArchOphthalmol113:1514-1517,19952)BurkeJ1,SchwartzM:Preclinicalevaluationofbrimonidine.SurvOphthalmol41(Suppl1):S9-S18,19963)新家眞,山崎芳夫,杉山和久ほか:ブリモニジン点眼液の原発開放隅角緑内障または高眼圧症を対象とした長期投与試験.あたらしい眼科29:679-686,20124)新家眞,山崎芳夫,杉山和久ほか:ブリモニジン点眼液の原発開放隅角緑内障および高眼圧症を対象とした臨床第III相試験チモロールとの比較試験またはプロスタグランジン関連薬併用下におけるプラセボとの比較試験.日眼会誌116:955-966,20125)俣木直美,齋藤瞳,岩瀬愛子:ブリモニジン点眼液の追加による眼圧下降効果と安全性の検討.あたらしい眼科31:1063-1066,20146)林泰博,林福子:プロスタグランジン関連薬へのブリモニジン点眼液追加後1年間における有効性と安全性.臨眼69:199-203,20157)KrupinT,LiebmannJM,GreenfieldDSetal:Arandomizedtrialofbrimonidineversustimololinpreservingvisualfunction:resultsfromthelowpressureglaucomatreatmentstudy.AmJOphthalmol151:671-681,20118)日本緑内障学会:緑内障診療ガイドライン(第3版).日眼会誌116:5-46,20129)LeeDA,GornbeinJA:Effectivenessandsafetyofbrimonidineasadjunctivetherapyforpatientswithelevatedintraocularpressureinalarge,open-labelcommunitytrial.JGlaucoma10:220-226,200110)森山侑子,田辺晶代,中山奈緒美ほか:臨床報告多剤併用中の原発開放隅角緑内障に対するブリモニジン酒石酸塩点眼液追加投与の短期成績.臨眼68:1749-1753,201411)MarquardtR,PillunatLE,StodtmeisterR:Ocularhemodynamicsfollowinglocaladministrationofclonidine.KlinMonblAugenheilkd193:637-641,198812)BylesDB,FrithP,SalmonJF:Anterioruveitisasasideeffectoftopicalbrimonidine.AmJOphthalmol130:287-291,2000〔別刷請求先〕宮本純輔:〒216-8511川崎市宮前区菅生2-16-1聖マリアンナ医科大学眼科学教室Reprintrequests:JunsukeMiyamoto,DepartmentofOphthalmology,StMariannaUniversitySchoolofMedicine,2-16-1Sugao,Miyamae-kuKawasaki-shi216-8511,JAPAN図1ブリモニジン追加前後の眼圧推移眼圧はブリモニジン追加後1カ月より,追加後7カ月,8カ月の時点を除くすべての経過観察時点において,ブリモニジン追加前よりも有意な下降を示した.図2ブリモニジン追加後の眼圧下降率の推移ブリモニジン追加後1カ月,2カ月の眼圧下降率はそれぞれ10.8±10.1%,12.3±16.6%であり,その後は10%未満で推移した.図3ブリモニジン追加前後の眼圧推移(併用薬数別)単剤群,2剤併用群ともにブリモニジン追加後2カ月まではブリモニジン追加前に比し有意な眼圧下降を維持した.3剤併用群は,ブリモニジン追加後7カ月まではブリモニジン追加前に比し有意な眼圧下降を維持した.図4ブリモニジン追加後の眼圧下降率の推移(併用薬数別)単剤群,2剤併用群ではブリモニジン追加後2カ月までは眼圧下降率が10%以上であった.3剤併用群では,ブリモニジン追加後7カ月までは眼圧下降率が10%以上で推移した.図5ブリモニジン追加後の眼圧下降の持続性(併用薬数別)ブリモニジン追加後12カ月の累積生存率は,単剤群で46.7%,2剤併用群で55.0%,3剤併用群で46.7%であった.図6ブリモニジン追加後の副作用ブリモニジン追加投与後の副作用は,眼瞼炎が6眼(46.1%),結膜蒼白が5眼(38.5%),幻視1眼(7.7%),肉芽腫性ぶどう膜炎を伴う眼圧上昇が1眼(7.7%)に認められた.0910-1810/16/¥100/頁/JCOPY(105)729730あたらしい眼科Vol.33,No.5,2016(106)(107)あたらしい眼科Vol.33,No.5,2016731732あたらしい眼科Vol.33,No.5,2016(108)(109)あたらしい眼科Vol.33,No.5,2016733734あたらしい眼科Vol.33,No.5,2016(110)