0910-1810/10/\100/頁/JCOPY子体手術により増殖性網膜疾患の治療成績が上がれば上がるほど,黄斑浮腫による視力低下が問題とされるようになった.その間,黄斑浮腫の治療は,網膜光凝固が中心であった.この方法では,一定の効果は得られるものの,満足のいくものではなかった.1990年代から,分子生物学的手法が,基礎研究のみならず臨床研究にも用いられるようになり,病態の解明・理解が飛躍的に進歩した.黄斑浮腫研究においても,原因物質が数多く同定されるようになったことは特筆すべきことである.特に重要なものは血管内皮増殖因子(vascularendothelialgrowthfactor:VEGF),インターロイキン-6(IL-6),intercellularadhesionmolecule-1などであった.原因物質が特定されれば,その事実に基づいた新規治療法が開発されるのは当然のことであり,さまざまな薬物治療法の開発研究が進められた.そのなかで,今日的意味での網膜疾患治療に最初に用いられた薬物が副腎皮質ステロイド薬である.II副腎皮質ステロイド薬の作用機序副腎皮質ステロイド薬は,古くから抗炎症薬として使われてきた1).これら副腎皮質ステロイド薬は,炎症反応のさまざまな過程に作用するが,その代表的作用機序としては,転写因子NF-kBを抑制することが知られている2).NF-kBは,サイトカインのみならずintercellularadhesionmolecule-1やプロスタグランジンなどの多くの炎症関連物質の産生の鍵となる転写因子であるたはじめに黄斑浮腫とは,さまざまな原因により黄斑部網膜の細胞内,細胞外に液体成分が貯留する病態のことをいう.おもな原因疾患には,糖尿病網膜症(DME),網膜静脈閉塞症,ぶどう膜炎,加齢黄斑変性があげられる.現在では,硝子体手術などの進歩により,以前のように糖尿病網膜症,網膜静脈閉塞症の増悪が止まらずに,網膜増殖性変化を起こして牽引性網膜.離に移行して失明するケースは減少した.しかし,解剖学的には網膜.離は治癒しても,黄斑浮腫のために,深刻な視力障害が遷延することは少なくない.その意味で,黄斑浮腫の克服は,現代眼科学の大きなテーマといえる.黄斑浮腫の原因は多岐にわたっており,単一症例でも複数の要因が絡み合っていることが多い.そのため,黄斑浮腫の薬物治療の効果には懐疑的な見方もあったが,昨今の結果をみると,薬物治療は明らかに有効である.本稿では,網膜疾患薬物治療のうち,局所副腎皮質ステロイド薬治療について,現在の考え方などを紹介する.I歴史的背景網膜はきわめて脆弱な組織であり,薬物を直接硝子体内に投与するのは,感染性眼内炎などの特殊なケースに限られるという考え方は,1980年代まで強かった.特に,眼内炎治療に用いたアミノグリコシド系薬剤硝子体内注射が,予想外に強い網膜毒性を示したため,多くの眼科医は硝子体注射に慎重な姿勢を取った.しかし,硝(11)1333*TaijiSakamoto:鹿児島大学大学院医歯学総合研究科眼科学講座〔別刷請求先〕坂本泰二:〒890-8520鹿児島市桜ヶ丘8-35-1鹿児島大学大学院医歯学総合研究科眼科学講座特集●眼科薬物療法の新たな展開あたらしい眼科27(10):1333.1337,2010黄斑浮腫に対する局所ステロイド薬治療LocalCorticosteroidTherapyforMacularEdema坂本泰二*1334あたらしい眼科Vol.27,No.10,2010(12)も導入されていることはご承知のとおりである.それらは単一分子に作用するので,原因因子が限られていれば効果的なはずである.しかし,糖尿病網膜症のように,さまざまな要因で構成される疾患の治療には,むしろさまざまな生体反応に影響する副腎皮質ステロイド薬のほうが有効ではないかと考えられる.筆者らの経験でも,糖尿病黄斑浮腫(DME)に対する治療の早期効果は,抗VEGF薬よりも副腎皮質ステロイド薬のほうが優れていた8)(図1).III黄斑浮腫治療に副腎皮質ステロイド薬が使用されている網膜疾患1.糖尿病黄斑浮腫(DME)糖尿病網膜症治療に副腎皮質ホルモン薬を使う治療法は,1960年代から報告されていたが,効果より副作用のほうが強いため,1990年代後半までは,ほとんど顧みられなかった.Jonasらは,糖尿病網膜症の治療に硝子体内トリアムシノロン投与を初めて報告した9).当初は反対意見も強かったが,実際に本法で治療すると,視力や網膜浮腫が劇的に改善するため,本治療は急速に広まっていった15.18).Jonasらは,DME眼では,視力は治療後1週目から改善し,1カ月では81%の眼に有意な改善が得られると報告している10,11).他の報告もほぼ同様で,55%から85%の眼に有意な視力改善が得られている10.14).一方,網膜厚に関しては,報告により評価法の差があるため,視力と同じように単純に比較することはできないが,70%程度に改善がみられるようである.さらに,本治療は病的に亢進した網膜血管透過性も改善するし,網膜硬性白斑も減少させる13).ただし,これらの効果も多くは一過性である.Jonasらはこの効果は7カ月間持続するとしているが,それ以外の報告では,治療後半年で効果減弱が明らかになっている11,14).眼内に投与量により差があるが,硝子体内注射の場合,半年程度で効果は消失する.a.Diabeticretinopathyclinicalresearchnetwork(DRCR)DMEに対する副腎皮質ステロイド薬治療の有効性は,症例観察報告によるものがほとんどであったが,それらをメタアナリシスした結果,少なくとも短期的にはめ,NF-kBを抑制する副腎皮質ステロイドは,黄斑浮腫や炎症性網膜疾患などに関連する多くの因子の産生を抑制する3,4).最近報告されたVEGF産生抑制作用にも同様のメカニズムが働いたと考えられる5,6).一方,副腎皮質ステロイド薬は,VEGFにより誘発された血液眼関門の破綻を抑制する作用もある7).VEGFによる血液眼関門の破綻は,黄斑浮腫の大きな原因であり,それを抑制する作用は,そのまま副腎皮質ステロイド薬の治療作用となりうる.現在,抗VEGF薬などの分子標的薬が,眼科臨床に650600550500450400350300BaselineA:DME/IVTA黄斑厚(μm)1h3h6h24h1W1M***********650600550500450400350300BaselineB:DME/IVB黄斑厚(μm)1h3h6h24h1W1M******図1糖尿病黄斑症に対する硝子体注射後の黄斑厚の経時的変化IVTA1時間後から有意に黄斑厚が減少している(A).一方,IVBでは24時間後に初めて有意な減少を認めた(B).IVTA:トリアムシノロン硝子体注射,DME:糖尿病黄斑症,IVB:抗VEGF薬アバスチン硝子体内注射.*:p<0.05,**:p<0.01.(文献8より改変)(13)あたらしい眼科Vol.27,No.10,20101335ranibizumab群と網膜光凝固+IVTA群は,ほぼ同様の治療効果を示した.つまり,IVTAはDME治療だけに限れば,抗VEGF薬ranibizumabとほぼ同程度の効果が期待できるという点である.今後,ranibizumab無効症例にIVTAが有効である可能性がある点,およびranibizumab治療がきわめて高額である点を考えると,副腎皮質ステロイド薬はDME治療に一定の地位を占めるとされた18).b.網膜光凝固治療の補助治療としての副腎皮質ステロイド薬DME治療に,網膜光凝固治療が有効であることは確立された事実である.しかし,多くの症例において,網膜光凝固後に黄斑浮腫が増悪したり,遷延したりすることが経験される.この原因については,はっきりとした結論が得られていなかったが,最近,網膜光凝固後の硝子体内において,IL-6やRegulateduponActivation,NormalTcellExpressedandSecreted(RANTES)といった炎症性サイトカインやケモカイン濃度が上昇することが報告され,それらが網膜光凝固後の黄斑浮腫を誘発すると考えられるようになった19).IL-6やRANTES産生は副腎皮質ステロイド薬で抑制されるので,網膜光凝固治療前後にそれを投与しておけば,黄斑浮腫は予防できるはずである.Shimuraらは,網膜光凝固の前にトリアムシノロンTenon.下注射を行うことにより,一過性の黄斑浮腫を有意に抑制することを報告した20).治療後の視力低下は,仮に一過性であっても,患者を不安に陥れ,はなはだしい場合は医師-患者間の良好な関係を損なうこともある.それを防ぐために,網膜光凝固周術期における副腎皮質ステロイド薬使用は,一考の価値がある.2.網膜静脈閉塞症網膜静脈閉塞症は,糖尿病網膜症についで頻度の高い血管原性網膜疾患である.本疾患においては,出血自体による急性の組織破壊,および黄斑浮腫が遷延することによる慢性の組織破壊により,視力低下する.急性の組織破壊は,ほとんどが一瞬にして完成するので治療対象になりえないが,慢性組織破壊の原因である黄斑浮腫は治療対象になりうる.そこで,網膜中心静脈閉塞症有効性があることが確認された15).そこで,本治療の有効性を科学的に検証する必要性が広く認識されるようになり,DMEに対するトリアムシノロン硝子体注入療法(IVTA)と局所/格子状網膜光凝固の第3相大規模ランダム化比較試験が,DRCRというグループ主導で米国全土において行われた16).それによれば,視力に関してのIVTAの効果は限定的であり,長期的には光凝固に勝るものではないというものであった.副腎皮質ステロイド薬によるDMEの治療に対しての期待が大きかっただけに,この結果は眼科医,製薬業界,患者に大きな衝撃を与えた.2010年に入ると,DRCRからさらに重要な報告がされた17).それは,網膜光凝固のみ,網膜光凝固+抗VEGF薬ranibizumab,網膜光凝固+IVTAの治療効果を2年間にわたって追跡した研究結果報告である.それによれば,治療開始2年後に最も視力が向上したのは,網膜光凝固+抗VEGF薬ranibizumab群であり,網膜光凝固のみ群あるいは網膜光凝固+IVTAを併用した群は,視力改善が最も不良であった(図2).つまり,糖尿病黄斑浮腫治療にIVTAを用いるのは,意味はなく,副作用を考えるとむしろ有害ということを意味する.ところが,本研究の優れた点は,眼内レンズ眼に限定した追加解析を行った点である.よく知られているように,IVTAには白内障誘発作用があり,IVTA群はそのために視力低下した可能性があるからである.その結果,眼内レンズ挿入眼においては,網膜光凝固+抗VEGF薬706560555004M8M12M16M20M24MLetterscoreによる視力中間値図2治療後の視力変化治療後4カ月には4mgトリアムシノロン群の視力が良いが,1年を過ぎるとレーザー治療群のほうが良くなり,2年後には有意にレーザー治療群のほうが良かった.4mgトリアムシノロン群(●),1mgトリアムシノロン群(□),レーザー治療群(▲).(文献16,Figure2を改変)1336あたらしい眼科Vol.27,No.10,2010(14)2.眼圧上昇IVTA後の眼圧上昇については,報告により異なるが,28.42%の眼が,投与から3カ月以内に眼圧が上昇する.投与前眼圧が,15mmHgより高い眼は,眼圧が上がりやすい28).緑内障眼のほうが,眼圧上昇しやすいという証拠はないが,開放隅角緑内障眼にはステロイドレスポンダーが含まれる割合が高いということを考慮すると,緑内障眼への本法の適応は注意する必要がある.ほとんどの眼は,一時的に点眼薬を用いることでコントロール可能である.3.白内障副腎皮質ステロイド治療の合併症として古くから知られたものである.IVTA後24カ月までに,25%近くの眼に白内障が進行するという報告がある29).しかし,筆者らの経験では,1年で90%以上の眼に核白内障の進行がみられた30).日本人の特徴かもしれない.おわりに抗VEGF薬の目覚ましい効果とそのエビデンスに目を奪われて,黄斑浮腫の薬物治療は抗VEGF薬以外は消え去るかのように考える向きもある.しかし,癌治療分野では,新規薬物の侵襲を和らげるために副腎皮質ステロイド薬は欠くことのできない薬物である.今後,新しい治療が現れても,副腎皮質ステロイド薬は黄斑浮腫治療薬の一つとして使い続けられると思われる.文献1)DiassiPA,HorovitzZP:Endocrinehormones.AnnuRevPharmacol10:219-236,19702)DidonatoJA,SaatciogluF,KarinM:Molecularmechanismsofimmunosuppressionandanti-inflammatoryactivitiesbyglucocorticoids.AmJRespirCritCareMed154(2Pt2):S11-15,19963)WissinkS,vanHeerdeEC,vandderBurgBetal:AdualmechanismmediatesrepressionofNF-kappaBactivitybyglucocorticoids.MolEndocrinol12:355-363,19984)TsujikawaA,OguraY,HiroshibaNetal:Retinalischemia-reperfusioninjuryattenuatedbyblockingofadhesionmoleculesofvascularendothelium.InvestOphthalmolVisSci40:1183-1190,19995)EdelmanJL,LutzD,CastroMR:Corticosteroidsinhibit(CRVO)や網膜静脈分枝閉塞症(BRVO)の際の黄斑浮腫に,副腎皮質ステロイド薬治療が行われている.硝子体内注射は,非虚血型CRVOに効果があり,70%の症例の視力が改善した21,22).しかも,本疾患の回復に重要な側副血行路の再生は抑制されなかった.ただし,この効果も6カ月間に限られ,1年後には多くの症例が再発した.BRVOに対する大規模臨床試験(SCOREstudy)本研究は,DMEに対するDRCRnetworkと同じように,米国で行われた大規模ランダム化比較試験である[StandardCarevsCorticosteroidforRetinalVeinOcclusion(SCORE)study]23).BRVOに対して,標準治療群,1mgIVTA群,4mgIVTA群に分けて,視力変化を1年間追跡したものである.その結果,一時的にIVTA群のほうが,視力は良いものの,1年後の結果をみると,標準治療を有意に凌駕するものではなかった.副作用などのことを考えると,標準治療のほうが勧められると結論付けた.ただし,DRCR研究のように,白内障の影響を除くために特別な解析は行われていない.筆者らの経験では,網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫治療には,抗VEGF薬のほうが,IVTAより早期に効果があった8).IV合併症1.眼内炎Moshfeghiは,外来でIVTAを行った眼の0.87%に眼内炎が発症し,発症した8眼のうち3眼が光覚を失ったという驚くべき結果を報告した24).それに反して,Jonasらは,硝子体内注射でもきちんと消毒を行って施行すれば,眼内炎の頻度は増加していないと報告した25).日本で行われた調査では,眼内炎頻度が明らかに高いということはなかった26).この問題を複雑にしているのは,IVTAの後に,無菌性眼内炎が起こることがある点である.著しい前房混濁,前房蓄膿,硝子体混濁,視力低下がみられ,注射翌日に発症することが多い.充血,痛みなどの症状はほとんどなく,無治療でも自然に回復する27).病原菌性眼内炎との区別は簡単ではないので,判断に迷うなら病原菌性眼内炎として治療を始めるべきである.(15)あたらしい眼科Vol.27,No.10,2010133718)DolginE:Invisiontrial,someresearcherswouldratherseedouble.NatMed16:611,201019)ShimuraM,YasudaK,NakazawaTetal:Panretinalphotocoagulationinducespro-inflammatorycytokinesandmacularthickeninginhigh-riskproliferativediabeticretinopathy.GraefesArchClinExpOphthalmol247:1617-1624,200920)ShimuraM,NakazawaT,YasudaKetal:Pretreatmentofposteriorsubtenoninjectionoftriamcinoloneacetonidehasbeneficialeffectsforgridpatternphotocoagulationagainstdiffusediabeticmacularoedema.BrJOphthalmol91:449-454,200721)BashshurZF,Ma’lufRN,AllamSetal:Intravitrealtriamcinoloneforthemanagementofmacularedemaduetononischemiccentralretinalveinocclusion.ArchOphthalmol122:1137-1140,200422)IpMS,GottliebJL,KahanaAetal:Intravitrealtriamcinoloneforthetreatmentofmacularedemaassociatedwithcentralretinalveinocclusion.ArchOphthalmol122:1131-1136,200423)ScottIU,IpMS,VanVeldhuisenPCetal;SCOREStudyResearchGroup:Arandomizedtrialcomparingtheefficacyandsafetyofintravitrealtriamcinolonewithstandardcaretotreatvisionlossassociatedwithmacularedemasecondarytobranchretinalveinocclusion:theStandardCarevsCorticosteroidforRetinalVeinOcclusion(SCORE)studyreport6.ArchOphthalmol127:1115-1128,200924)MoshfeghiDM,KaiserPK,ScottIUetal:Acuteendophthalmitisfollowingintravitrealtriamcinoloneacetonideinjection.AmJOphthalmol136:791-796,200325)JonasJB,KreissigI,DegenringRF:Endophthalmitisafterintravitrealinjectionoftriamcinoloneacetonide.ArchOphthalmol121:1663-1664,200326)坂本泰二,樋田哲夫,田野保雄ほか:眼科領域におけるトリアムシノロン使用状況全国調査結果.日眼会誌111:936-945,200727)NelsonML,TennantMT,SivalingamAetal:Infectiousandpresumednoninfectiousendophthalmitisafterintravitrealtriamcinoloneacetonideinjection.Retina23:686-691,200328)GilliesMC,SimpsonJM,BillsonFAetal:Safetyofanintravitrealinjectionoftriamcinolone:resultsfromarandomizedclinicaltrial.ArchOphthalmol122:336-340,200429)ItoM,OkuboA,SonodaYetal:Intravitrealtriamcinoloneacetonideforexudativeage-relatedmaculardegenerationamongjapanesepatients.Ophthalmologica220:118-124,2006VEGF-inducedvascularleakageinarabbitmodelofblood-retinalandblood-aqueousbarrierbreakdown.ExpEyeRes80:249-258,20056)MatsudaS,GomiF,OshimaYetal:VascularendothelialgrowthfactorreducedandconnectivetissuegrowthfactorinducedbytriamcinoloneinARPE19cellsunderoxidativestress.InvestOphthalmolVisSci46:1062-1068,20057)EdelmanJL,LutzD,CastroMR:CorticosteroidsinhibitVEGF-inducedvascularleakageinarabbitmodelofblood-retinalandblood-aqueousbarrierbreakdown.ExpEyeRes80:249-258,20058)SonodaY,ArimuraN,ShimuraMetal:Earlychangeofcentralmacularthicknessafterintravitreoustriamcinoloneorbevacizumab.Retina,inpress9)JonasJB,HaylerJK,SofkerAetal:Intravitrealinjectionofcrystallinecortisoneasadjunctivetreatmentofproliferativediabeticretinopathy.AmJOphthalmol131:468-471,200110)JonasJB,KreissigI,SofkerAetal:Intravitrealinjectionoftriamcinolonefordiffusediabeticmacularedema.ArchOphthalmol121:57-61,200311)JonasJB,DegenringRF,KamppeterBAetal:Durationoftheeffectofintravitrealtriamcinoloneacetonideastreatmentfordiffusediabeticmacularedema.AmJOphthalmol138:158-160,200412)CiardellaAP,KlancnikJ,SchiffWetal:Intravitrealtriamcinoloneforthetreatmentofrefractorydiabeticmacularoedemawithhardexudates:anopticalcoherencetomograph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