1206あたらしい眼科Vol.27,No.9,20100910-1810/10/\100/頁/JC(O0P0Y)ともどちらの病態に対する網膜光凝固を行っているのかを明白にしたうえで施行する必要がある.ここでは,糖尿病網膜症に対する網膜光凝固と黄斑浮腫に対する光凝固という言葉で区別して話を進める.I糖尿病網膜症に対する網膜光凝固1.適応と実施基準1994年に糖尿病網膜症に対する光凝固の適応と実施基準が厚生省から示された2)(表1,2).わが国における光凝固の適応の標準的なものと考えられるが,明らかなevidenceに立脚した基準ではない.それに対し,米国ではevidenceに基づき,ETDRS(EarlyTreatmentDiabeticRetinopathyStudy)分類での非常に重症な非はじめに1971年にはアルゴンレーザーが市販されるようになり,周辺部網膜への間接的な凝固による新生血管の退縮が報告され,汎網膜光凝固の有用性が示された1).1973年にはわが国でも導入する施設が誕生してから,糖尿病網膜症による失明を阻止する治療として現在では日常診療に広く用いられるようになった.網膜光凝固術の目的は大きく二つあり,一つは新生血管の発生の予防とそれを消退または活動性を低下させることで,増殖前網膜症,増殖網膜症が対象となる.もう一つは細小血管や毛細血管瘤からの血漿成分の漏出を防止することで,おもに網膜浮腫,特に黄斑浮腫が対象となる.網膜静脈閉塞症に対する網膜光凝固にもいえることであるが,少なく(40)*SatoshiKato:東京大学大学院医学系研究科外科学専攻眼科学・視覚矯正科学〔別刷請求先〕加藤聡:〒113-8655東京都文京区本郷7-3-1東京大学大学院医学系研究科外科学専攻眼科学・視覚矯正科学特集●糖尿病と糖尿病網膜症あたらしい眼科27(9):1206.1210,2010糖尿病網膜症の治療:網膜光凝固TreatmentforDiabeticRetinopathy:RetinalPhotocoagulation加藤聡*表1糖尿病網膜症の光凝固適用および実施基準1.単純網膜症では,黄斑浮腫の予防ないし治療,および,増殖化の予防が主要な目的である.具体的には,蛍光眼底造影で網膜血管に透過性亢進があり,特に黄斑またはその近接部位に透過性亢進があり,視力に影響しているときには積極的に光凝固が勧められる.眼底中間部に無血管領域があるときには,増殖前の状態である可能性が大きいので,この部位への光凝固を加える必要がある.2.増殖網膜症では,新生血管の退縮および新しい新生血管の発生予防が光凝固の主目的になる.新生血管そのものを直接凝固することは必要ではなく,蛍光眼底造影で発見される無血管領域を主対象とし,無血管領域が3象限以上に存在する場合などでは,汎網膜光凝固を実施する.虹彩ルベオーシスのある場合にも,増殖網膜症に準じた扱いをする.3.既に硝子体網膜間に癒着があり,牽引性網膜.離や硝子体出血が発症しているときには,光凝固のみではこれを治療しがたい.光凝固のみで糖尿病網膜症すべてを有効に治療できると過信してはならず,このような場合には,硝子体手術を前提として光凝固を実施する.以上の原則に基づいた光凝固の実施基準を表2に具体的にまとめた.(文献2より)(41)あたらしい眼科Vol.27,No.9,20101207法である選択的光凝固(病巣凝固)(網膜血管床閉塞領域のみを主として光凝固を行う)の概念はなく,ほとんどが網膜光凝固といえば汎網膜光凝固であり,欧米の適応がすぐにわが国に当てはまるとは限らない.網膜症の所見のみで言えば確実に光凝固を行うべき程度,考慮されるべき程度,非適応と分けられるが,さらには全身状態をはじめとする他の要因が考慮され,本来の網膜光凝固の適応が考えられるべきである.明らかなevidenceはないが,より早期の網膜光凝固を考慮すべき因子として表3に示す.2.網膜光凝固の手順a.網膜光凝固を行う前のインフォームド・コンセント網膜光凝固を施行する前に他の内眼手術と同様に十分増殖網膜症(網膜内最小血管異常,網膜出血,毛細血管瘤,数珠状静脈異常が明らかにある)以上に進行した病態での網膜光凝固術を推奨している3).しかしながら,欧米ではわが国で多く取り入れられている光凝固術の手表2糖尿病網膜症の光凝固適応および実施基準病型検眼鏡所見蛍光造影所見光凝固対象部位備考単純網膜症・黄斑症は別項参照・びまん性網膜浮腫広範な血管拡張と透過性亢進後極部を除く病巣部位増殖前網膜症に移行しやすい増殖前網膜症・急性型軟性白斑の多発と血管異常(網膜内細小血管異常または静脈数珠状拡張)血管拡張と透過性亢進が目立つ病巣部位は網膜全体あるいは後極部黄斑を除く病巣部位軟性白斑のみが主要な所見の場合は光凝固非適応・慢性型白線化血管網膜内細小血管異常広範な血管閉塞血管閉塞域硝子体.離があれば増殖しにくい増殖網膜症・新生血管広範な血管閉塞新生血管からの蛍光漏出血管閉塞域(汎網膜光凝固)硝子体出血は何時でも起こり得る・線維増殖合併同上同上(増殖膜は除く)・硝子体牽引合併同上同上(網膜.離部は除く)硝子体手術を前提黄斑症・単純浮腫(びまん性)黄斑周囲のびまん性透過性亢進格子状光凝固黄斑症以外の周辺部位にも注意を払う黄斑牽引病変は手術適応・単純浮腫(限局性)毛細血管瘤病巣部位・.胞様黄斑浮腫.胞造影びまん性の蛍光漏出は格子状光凝固限局性の蛍光漏出は病巣凝固・輪状網膜症硬性白斑の異常血管血管異常黄斑から離れていれば不要・脂質沈着透過性亢進病巣および格子状凝固・虚血性黄斑症黄斑部血管閉塞非適応隅角および虹彩血管新生広範な血管閉塞循環遅延汎網膜光凝固隅角閉塞の程度により他の治療を併用糖尿病網膜症で光凝固を実施するにあたっては,事前に硝子体観察と蛍光眼底造影を行うことが望ましい.光凝固を実施するにあたっては,起こり得る合併症に関して患者に十分な説明を行う.また,どのような状態に対し,どのような光凝固を行ったかを,その後の経過を含めて内科主治医に連絡するのが望ましい.(文献2より)表3光凝固の適応の際に考慮すべき要因─早めのレーザーを考えるとき─血糖コントロール不良および変動が大きいコンプライアンスが不良(中断歴など)糖尿病以外に重大な全身疾患の合併インターフェロン治療予定がある蛍光眼底撮影施行が不可若年齢妊娠の希望もしくは妊婦白内障手術予定がある他眼の糖尿病網膜症の転帰が不良1208あたらしい眼科Vol.27,No.9,2010(42)基本的にはアーケード内の網膜毛細血管瘤から透過性が亢進している部分の光凝固を1回目の汎網膜光凝固時に同時に施行する.すでに新生血管が出現して,光凝固施行後に硝子体出血の合併症が危惧される症例では,後部硝子体.離が完成しているところや下方の網膜を1回目汎網膜光凝固時に照射する.各回の凝固の間隔は基本的には2週間程度であるが,黄斑浮腫が光凝固で悪化する可能性がある症例では3週間以上の間隔のゆっくり光凝固が推奨されている一方,逆に血管新生緑内障や虹彩隅角ルベオーシスがすでに出現しているようなときは3日おきに施行し,1週間以内で広域な汎網膜光凝固を完成させる必要がある.3.網膜光凝固の際に使用する前置レンズ網膜光凝固の際に使用する前置レンズは大きく接触型と非接触型に分けられるが,非接触型は角膜疾患の合併や内眼手術直後以外は使用することは少ない.接触型レンズは三面鏡型レンズと広視野倒像レンズに分けられ,近年では後者で網膜光凝固を行う術者が増えている.広視野倒像レンズでは像倍率が小さくなり,凝固径が大きくなる特徴がある.そのため,視野が広く,小瞳孔径例,白内障合併例,眼内レンズ眼では明らかに有利であるが,網膜光凝固装置の凝固径の設定を大きくした場合には,網膜面上よりも前眼部(角膜,水晶体)で径が小さくなる.すなわち単位面積当たりの照射エネルギーが強くなるため,前眼部への影響に注意する必要がある.広視野倒像レンズの添付文書には最大許容設定径が明記されており(表4),その値を遵守する必要がある.詳細な観察が必要とされる場合,大きな凝固斑が必要とされる場合などは躊躇なく三面鏡による網膜光凝固を行う.4.網膜光凝固の際の凝固条件の設定教科書には具体的な凝固条件が掲載されているが,光なインフォームド・コンセントが必要である.現在の網膜症の病態,それに対して期待される網膜光凝固の効果と治療の必要性,起こりうる合併症とそれに対する処置法,具体的な治療の方法について十分に説明する.最後に網膜光凝固に必要な医療費も具体的な額を説明しておく.学術的ではないが,手術により給付金が得られる生命保険に加入している場合は,網膜光凝固も該当し,患者の負担が軽減する可能性もあることまで言及する.すなわち,網膜光凝固を行うことによって,患者が治療に対して不満をもったり,それを契機に通院しなくなったりしないように心がける.b.汎網膜光凝固の範囲,凝固密度と凝固施行間隔汎網膜光凝固では施行する範囲により大きく二つに分けられる.一つは赤道部より後方でアーケード血管の外まで行う標準的な汎網膜光凝固と,赤道部より周辺まで行う広域汎網膜光凝固である.汎網膜光凝固というからにはすべて後者のように思えるが,少なくとも中等度の非増殖糖尿病網膜症に対する網膜光凝固の場合には,標準的な汎網膜光凝固で十分なこともある.逆に高度の乳頭新生血管,血管新生緑内障,虹彩隅角ルベオーシス,硝子体術前の場合は広域汎網膜光凝固が不可欠である.c.汎網膜光凝固の凝固密度汎網膜光凝固の凝固密度も病態により異なる.一般に各凝固斑は一凝固斑ずつあけることとされており,その凝固斑密度を求めると20%強となる.凝固斑は約10%程度拡大するを考え合わせても通常の光凝固密度は20%前後を目標としてよいと考えられる.しかし,前述したような広域汎網膜光凝固術の適応となる病態,特に血管新生緑内障や虹彩隅角ルベオーシスがすでに出現しているようなときは,凝固斑密度が50%程度となるように密に凝固する必要がある.もちろん,標準的な汎網膜光凝固の際にあまりに密に網膜光凝固を行うと,視野狭窄などの合併症が出現する可能性が高くなるのですべての例での過度に密な光凝固は慎まなければならない.d.汎網膜光凝固の凝固施行間隔汎網膜光凝固を施行するときにアーケードの外方の網膜を3~5分割して,1回につき300~800発の照射を行う.1回当たりの凝固数はすべての凝固する範囲やその密度により異なる.網膜光凝固の照射する順序として,表4広視野倒像レンズ使用の際の凝固装置上の最大許容設定凝固径SuperQuadR160200μmMainsterPRP165275μmTransEquatorR300μm(43)あたらしい眼科Vol.27,No.9,20101209固視が良ければ,さらに長い凝固時間で浮腫への凝固を行うこともある.d.波長波長を選択できる機種ばかりとは限らないが,糖尿病網膜症例の場合,少なからず白内障を合併している症例が多いので510~535nm(緑)よりも560~570nm前後(黄)の波長で行うほうが凝固しやすい.650nm前後(赤)の波長は白内障術前など中間透光体の混濁が強いときに用いるが疼痛が強い.e.凝固出力網膜光凝固の機種や使用頻度という光凝固装置の差異による影響,使用する前置レンズ,波長や凝固時間という設定条件,中間透光体の混濁や網膜浮腫の程度に影響されるため,具体的な数値を示すことは意味がなく,網膜面上に淡い混濁がみられる程度の凝固出力とする.5.網膜光凝固術後1カ月以内(できれば2週間以内)に視力検査,眼圧測定,眼底検査などの通常の眼科的検査を行う.術前に蛍光眼底撮影を施行している場合でも,網膜光凝固の効果が十分に現れているかを確認するために術後3カ月目に蛍光眼底撮影を再度施行し,不十分ならば追加を行う.〔注〕今まで述べてきた網膜光凝固の手順は従来からある網膜光凝固の機種を使用した場合を想定している.今までの網膜光凝固装置は単照射のものしかなかったが,近年新しく発売されたPASCALR(ThePatternScanningLaser,Opti-Medica社,カリフォルニア,米国)はあらかじめ設定したパターンで複数のスポット照射が行える.従来の光凝固装置に比べ,照射時間が約1/10程度のショートパルスであり,短時間で低侵襲な光凝固治療を行うことができ,結果として患者の痛みが軽減できる.凝固の設定条件が短時間,高出力である点が最も大きな違いであるが,それに伴い,凝固による侵襲が少なくなるために,1回の凝固により多数の凝固を行うことができ,汎網膜光凝固を今まで3.4回に分けて行っていたものが,2回程度で完成させることも可能になってきている.網膜血管床閉塞領域に対して光凝固を行う場合,従来はできる限り凝固径を大きくして,光凝固を行うことが効率的であったが,短時間・高出力凝固では,凝固密度を密にして(spacingを小さく設定して),より多数の凝固数で行うことが有効である.凝固装置の機種や透光体の状態により異なるので,あくまでも参考程度にするべきである.日常使用している機種での自分なりの基本的凝固条件を身につけるようにしたい.a.焦点方式以前の光凝固装置には焦点ずらし方式(defocus)と同焦点方式(parfocal)が選択できるようになっていたものがあるが,最新型の光凝固装置ではおのおの特長を取り入れた焦点方式が採用されてきている.元来の焦点ずらし方式では大きめの凝固斑が得にくいが前眼部への影響が少ないという利点があり,同焦点方式では大きめの凝固斑が得やすいものの前眼部への影響が大きいという特徴があった.そのようなことより,各社最新式の光凝固装置には焦点方式として大きめの凝固斑が得られるうえで前眼部への影響が少ないものが搭載されるようになってきた.それらのなかには網膜の手前に焦点を合わせると設定された凝固斑よりも小さい凝固斑がでることになる.すなわち最も瘢痕の出やすい焦点が,正しく網膜面上に合わされた焦点と等しくないことを理解しておく必要がある.このようなことを防ぐためには,スリットの倍率をある程度以上に拡大して網膜面上に確実に焦点を合わせて照射する習慣をつけるべきである.少なくとも網膜光凝固を行う前に,自分が使用する装置の焦点方式の特徴を調べておくことを忘れてはいけない.b.凝固径前述した理由により使用している前置レンズにより設定する凝固径が異なるため,少なくとも凝固径を議論する場合は網膜面上での凝固径でいう必要がある.小さな凝固径で多くの凝固数を照射したほうが疼痛が少なく,視野障害が少ない傾向があるという考え方もあるが,少なくとも血管新生緑内障や虹彩隅角ルベオーシスがすでに出現しているような症例や広範に網膜血管床閉塞領域が広がっている症例では凝固密度を密にする必要があり,網膜面上で400~500μm径になるように凝固したほうが効率的である.c.凝固時間一般的にはアーケード外では0.2~0.5秒,アーケード内では0.1~0.2秒といわれているが,中間透光体や網膜浮腫の状態により異なる.アーケード内でも患者の1210あたらしい眼科Vol.27,No.9,2010(44)上皮にごく淡い混濁が得られる程度を目標とする.また,凝固間隔は1.5凝固径おきに凝固することが肝要で,それ以上密に行うことは避ける.黄斑の中心部から500μm外側の浮腫の部分にのみ凝固を行うこととする.おわりに実践的な糖尿病網膜症に対する網膜光凝固法について述べた.欧米では黄斑凝固を除けば,網膜光凝固といえば汎網膜光凝固のことである故か,蛍光眼底撮影なしに網膜光凝固の適応が議論されることがあり,選択的網膜光凝固(病巣凝固)を施行することもあるわれわれには違和感がある.網膜光凝固の適応にはまだグレーゾーンがあるものの,絶対的な適応と非適応があるので,その適応についてグレーゾーンが広いことを言い訳にして誤ることのないようにしなければならない.わが国では網膜専門医ではなく,多くの術者が網膜光凝固を行っている現状があり,最近の網膜光凝固装置や前置レンズの特徴を十分理解して,合併症が少なく,確実な効果が得られるような網膜光凝固を心がけるべきである.文献1)L’EsperanceFAJr:Clinicalhistoryofophthalmiclaser.OphthalmicLaser(2ndedition),p3-7,CVMosby,StLouis,19832)清水弘一:分担研究報告書汎網膜光凝固治療による脈絡膜循環の変化と糖尿病血管新生緑内障のレーザー治療ならびに糖尿病網膜症の光凝固適応及び実施基準.平成6年度糖尿病調査研究報告書厚生省;346-349,19953)EarlyTreatmentDiabeticRetinopathyStudyResearchGroup:Earlyphotocoagulationfordiabeticretinopathy.ETDRSreportnumber9.Ophthalmology98:766-785,19914)大越貴志子:糖尿病黄斑浮腫の光凝固療法─低出力広間隔格子状光凝固─.眼紀52:104-111,2001II黄斑浮腫に対する光凝固黄斑浮腫は大きく分けて局所性浮腫とびまん性浮腫に分けられるが,実際には双方を合併している症例も多数ある.局所性黄斑浮腫では透過性の亢進した毛細血管瘤の直接凝固を行う.そのことにより黄斑部の浮腫を軽減させ,硬性白斑が中心窩に沈着することを防止するのを目的とする.びまん性黄斑浮腫では,格子状光凝固術の適応となるが,成績は局所性の症例に比し悪いうえに,凝固斑の拡大などの合併症があることより,比較的軽症なびまん性黄斑浮腫に対し,低出力広間隔格子状光凝固法4)が行われる以外は,最近ではトリアムシノロンのTenon.下注射(一部では硝子体内注射)や硝子体手術の適応とされてきている.1.直接凝固凝固条件は毛細血管瘤の大きさにもよるが,凝固径は50~100μmで,出力は毛細血管瘤がピンク色に変色する程度のパワー(約0.1~0.15W)で,凝固時間は0.1秒で行う.輪状白斑の中心にある毛細血管瘤が,浮腫の原因となっていることが多いが,蛍光眼底撮影の後期像での浮腫とその原因となっている毛細血管瘤を前期像でとらえ,効率的に毛細血管瘤を凝固するように行う.硬性白斑が中心窩にかかってから行っても効果が少ないため,中心窩にかかる前に施行する.もちろん,中心窩近くの毛細血管瘤には光凝固を行わない.2.格子状凝固大越らが考案した低出力広間隔格子状凝固がわが国では行われている.凝固条件として,凝固径は100μm以下,凝固時間は0.1秒,出力は0.06~0.15Wで,色素