寄稿私の視点術前,術後抗菌薬点眼不要説はじめに世界的な抗菌薬の乱用による耐性菌の爆発的な増加が懸念され,2015年の世界保健機関(WorldCHealthOrganization:WHO)総会で薬剤耐性(antimicrobialresistance:AMR)に対するアクションプランが採択された.翌年にはわが国でもアクションプランが採択され,今後は明確なエビデンスをもたない予防的抗菌薬投与には厳しい目が向けられるようになるだろう.これからの白内障術者は予防的抗菌薬を減量したうえで感染リスクを減少させることを求められる.それでもまだ“術前C3日前からC1日C3~4回の抗菌薬術前点眼を行い,術後も同様の点眼をC2週間~1カ月使用する”ことを延々と述べる総説を読みたいと思われるだろうか?本稿では,ご批判があるのを覚悟のうえで,術前,術後抗菌薬点眼が不要であるとする立場からその理をお示しする.C1.周術期感染予防の現状―日本での常識は世界の非常識か筆者らがC2016年に行った調査では,術前抗菌薬点眼(100%),ヨード製剤による術前の皮膚消毒(97%),術後抗菌薬点眼(98%),前房内抗菌薬投与(7%)であった(表1)1).ヨード製剤の使用法,抗菌薬の結膜下注射や抗菌薬入り灌流液の使用,術後抗菌薬点眼の開始のタイミングや使用期間などは,地域ごとの特徴はあるが千差万別であった.わが国では抗菌薬の術前点眼が術野の汚染度を有意に減少させるとする研究がよく知られており,白内障術前の抗菌薬点眼は多くの術者に採用されている2).松浦一貴*表1周術期の抗菌薬使用法日本CASCRS2016(544)C2017,CUSA術前点眼術直後点眼術後点眼灌流液内投与前房内投与結膜下注射硝子体注入C眼軟膏100%C35%C98%19%7%24%─78%C──64%↓13%42%↑8%7%↑─C2014年のヨーロッパの報告では,ヨード製剤による消毒は各国とも共通して広く行われていたが,抗菌薬点眼の使用法,前房内投与の普及度はさまざまであった(表2)3).前房内投与はスウェーデンC90%,イギリスC61%であったが,フランス,ドイツ,オランダ,イタリアはC50%未満であった.ドイツ,オランダ,イタリアでは術前および術後点眼が一般的であるが,イギリス,フランスでは術後点眼が主で,術前点眼はあまり行われていない.スウェーデンでは術前点眼のみでなく術後点眼すら行われていない3).2017年のヨーロッパ以外の地域の報告において,ヨード製剤による消毒は共通して行われていたが,抗菌薬前房内投与はオセアニアではC78%であったのに対し抗菌薬前房内投与は,米国,カナダ,南アフリカ共和国ではC20~40%程度であった(表3)4).中国,日本では一般的とはいえない.中国やアルゼンチン,米国では日本と同様に術前および術後点眼が広く用いられているが,カ*KazukiMatsuura:野島病院眼科〔別刷請求先〕松浦一貴:〒682-0863島根県倉吉市瀬崎町C2714-1野島病院眼科C0910-1810/20/\100/頁/JCOPY(83)C727表2世界との比較1(欧州)スウェーデンフランスイギリスドイツオランダイタリア症例数C91,000C630,000C330,000C700,000C140,000C350,000眼内炎率0.02%0.03~C0.06%0.03~C0.20%0.06~C0.07%0.03%0.05~C0.35%ガイドラインCSwedishOphthalmolSocietyCNationalAgencyforHealthProductsSafetyCRoyalcollegeofOphthalmolCESCRSCDutchOphthalmolSocietyCESCRS前房内投与98%40%61%20%以下27%20%点眼推奨されず術前C28%術後C95%術前9%術後C90%術前C100%術後C100%術前C100%術後C100%術前C76%術後C100%国際的には術前点眼は当然の処置ではない.スウェーデンでは術後点眼も行われていない.(文献C3より引用)表3世界との比較2日本米国カナダオセアニア南アフリカアルゼンチン症例数C1,000,000C3,500,000C250,000C240,000不明C170,000眼内炎率0.05%0.06~C0.20%0.03~C0.15%0.06%不明不明ガイドラインなしCAAOCCanadianOphthalmicSocietyなしなしなし前房内投与7%42%30.0%78.3%30.0%20.2%点眼術前C99%術後C100%術前C88%術後C98%術前C53.8%術後C100%術前C33.2%術後C98.5%術後のみ汎用される術前C99%術後C99%国際的には術前点眼は当然の処置ではない.ナダ,オセアニア,南アフリカでは術前点眼は一般的ではない.C●Droplesssurgery近年,点眼をほとんど用いないCdroplesssurgeryの概念が北米で提唱されはじめている5).術前および術後点眼を用いずに,トリアムシノロンとモキシフロキサシン(MFLX)の合剤(TORI-MOXI)を硝子体内に注入して手術を終える.サイドポートから鈍針の先端を虹彩下に挿入し,Zinn小帯経由で硝子体内に薬液を注入する.2017年の米国白内障・屈折矯正手術学会(AmericanCSocietyCofCCataractCandCRefractiveSurgery:ASCRS)の調査ではC7%の術者が手術終了時に抗菌薬を硝子体投与すると回答した(表1).ハイリスク症例ではない,すべての症例に行う処置としてはいささかやり過ぎの感がある.患者が点眼しなくてよいメリットは,患者のコンプライアンスに頼らない,コストの低減,点眼指導にかけるスタッフの負担軽減である.(文献C4より引用)C2.そもそも何のための点眼なのかを考えてみるまず,術前点眼は術中の術野の菌を減らすための点眼である.眼内炎の多くが術野に存在する菌によって引き起こされるといわれている.そのため術前の減菌によって,術野の起因菌の量を減らすことが良いとされてきた.しかし,術中にヨード消毒を行いながら手術をする概念が提唱されて事情が変わった.島田らによる術中ヨードの報告によると,0.25%ヨードをかけ続けて手術をすれば手術終了時の前房内に菌は存在しないという6).すなわち,術中ヨードを有効に活用すれば,術前および術後点眼が必須ではなくなる可能性がある.●術前点眼の必要性を検証する研究島田らの方法は,術前点眼を併用している.また,20秒おきに頻回にヨードを使用するために角膜上皮障害の懸念がある.そこで,筆者らは手術開始時と眼内レンズ挿入時のC2回にヨード使用を限定した方法を用いている(ヨードC2回法:timelyintraoperativeiodine)7).筆者らは,白内障術中にヨード製剤を使用すれば抗菌表4術前に検出された菌種と株数total470株204眼中C192眼からC470株の菌が検出された.主要な眼内炎起因菌C5種C192株(赤字)のうち,抗菌薬に対する感受性試験が施行できたのはC190株.薬術前点眼が不要であるという仮定を検証した.術前点眼を用いるが術中ヨードを用いない術前点眼群(102眼)と,術中ヨードを用いるが術前点眼を用いない術中ヨード群(102眼)のC2群において,術前,術中,および術後早期の術野の細菌汚染度を調査した(表4).手術C1週間前,開瞼器装着後,手術C2時間後の培養陽性率は,術前点眼群でC98%,6%,63%.術中ヨード群でC95%,8%,61%であり,有意差はなかった.1眼あたりの検出菌数にも有意な差を認めなかった.ポリメラーゼ連鎖反応(polymeraseCchainreaction:PCR)を用いた術中汚染度の評価ではヨード群のほうが清潔度は高かった.抗菌薬には感受性のない菌も存在するが,ヨードは非特異的に作用する.以上の結果より,筆者らはポリビニルアルコールヨウ素(PA・ヨード)は術中の清潔度を確保する現実的な選択肢であり,術中ヨードを用いれば術前抗菌薬点眼は必須ではないと考えるようになった.ヨードの強力な消毒効果が,点眼の抗菌効果を凌駕しているためと思われる.ヨード製剤には基本的に耐性菌が存在せず,30秒でほぼすべての眼内炎起因菌に効果がある.一方,抗菌薬点眼を頻用すれば耐性菌が選択される可能性がある.抗菌薬点眼は患者のコンプライアンスに左右されるが,術中ヨードは医療従事者により全症例の術中に確実に施行される.C3.何のための点眼なのかというもう一つの答え術後点眼は,術中に眼内に持ち込まれた菌を減らすための点眼である.この目的には有効濃度の薬液が眼内に浸透する必要がある.筆者らは先の研究において,術前表5術前に検出された主要眼内炎起因菌190株の薬剤感受性MIC抗菌薬C(Cμg/ml)LVFXCMFLXCGFLX1<2<4<8<32<92/190(C48.4%)33/190(C22.6%)48/190(C25.3%)41/190(C26.8%)18/190(9C.5%)42/190(C22.1%)43/190(C22.6%)12/190(6C.3%)15/190(7C.9%)18/190(9C.5%)8/190(4C.2%)7/190(3C.7%)6/190(3C.2%)5/190(2C.6%)6/190(3C.2%)主要な眼内炎起因菌(n=190):S.epidermidisを含むCCNS,S.aureus,E.faecalis,StreptococcusCsp.表6術前に検出されたS.epidermidisの薬剤感受性MIC抗菌薬C(Cμg/ml)LVFXCMFLXCGFLX1<37/82(4C5.1%)33/82(4C0.2%)37/82(4C5.1%)2<37/82(4C5.1%)10/82(1C2.2%)33/82(4C0.2%)4<32/82(3C9.0%)6/82(7C.3%)8/82(9C.8%)8<11/82(1C3.4%)5/82(6C.1%)5/82(6C.1%)32<4/82(4C.9%)3/82(3C.7%)4/82(4C.9%)(n=82)に検出された菌のうち,眼内炎の主要起因菌として知られるC5菌種C190株の最小発育阻止濃度(minimuminhib-itoryconcentration:MIC)を調査した.わが国において,周術期にもっとも頻用される点眼はレボフロキサシン(LVFX)であるが,LVFXをC10分おきにC4回点眼しても前房内濃度はC1Cμg/ml程度である.主要起因菌(190株)のうちC48.4%,表皮ブドウ球菌(82株)のうちC45.1%はMICが1Cμg/mlを超えている(表5,6).MFLX,ガチフロキサシン(GFLX)の頻回点眼後の前房内濃度はそれぞれC2Cμg/ml,1Cμg/ml程度である.LVFXよりは感受性菌の割合が高い濃度にはなるが,それでも十分とはいいがたい.MICがC32Cμg/mlを超える高度耐性菌も数%存在している.これに対して,抗菌薬を直接眼内に注入する前房内投与であれば,任意の濃度が得られる利点がある.10倍希釈CMFLXを用いた前房内投与であるフラッシュ法では,高度耐性菌のCMICを凌駕する約500Cμg/mlの前房内濃度が確実に得られる9).術後点眼には創口の閉鎖が不十分である術後早期に眼内に菌が持ち込まれることを防ぐ効果も期待できるという考え方もある.すなわち,術後感染を予防するための術後の結膜.の減菌化を期待した術後点眼である.先に述べた筆者らの研究における術後C2時間の培養結果およびCLVFX感受性を表7,8に示す.術後わずかC2時間で表7術後2時間の起因菌検出数表8S.epidermidisのLVFX感受性術中ヨード術前点眼計(1C02眼)(1C02眼)(2C04眼)CS.epidermidis17眼21眼38眼その他の起因菌18眼13眼31眼合計35眼34眼69眼34%に培養陽性となっている(表7).すなわち,術後の減菌化効果を期待するならば,手術終了C2時間以内から開始し,2時間以内の間隔の頻回点眼が必須ということになる.さらに検出された表皮ブドウ球菌C38株において,22/38株のMICが2μg/ml以上(57.9%)で,20/38(57.9%)のCMICがC4Cμg/ml以上(52.6%)であることから(表8),このタイミングで菌が眼内に持ち込まれたときの術後点眼の効果は限定的といわざるを得ない.フラッシュ法による前房内投与ならば,約C500Cμg/mlの前房内濃度が確実に得られる.薬液の前房内での半減期をC1時間強とした場合10)に,術後C5~8時間は頻回点眼で得られる濃度よりも多い薬液が眼内にとどまる.フラッシュ法は術中に持ち込んだ菌だけでなく,術直後,術後早期(当日)の術後感染の対策としても有効である.以上より,筆者らの研究の結果は,①術中ヨードを使用する限り術前点眼は必須ではない,②術後点眼の効果は不十分かつ限定的である,ということである.C4.筆者らの実際に行っていることとその理術前点眼は不要と考えており使用していない.全例にヨードC2回法による術中ヨード消毒を行い,フラッシュ法によるC10倍希釈CMFLX前房内投与を施行する.具体的な手技や理論については他稿に詳述した11).術後点眼もほぼ不要と考えているが,不必要であると言いきるだけのエビデンスをもたないため,最小限としてC1~2週間のみ使用している.そもそも論であるが,術後感染予防というクリティカルな問題を,術者自身で行わずに高齢者が多い患者本人にゆだねているのが現状であり,患者は必ずしも指示されたように点眼をしていない12,13).また,術後点眼が長くなると表皮ブドウ球菌が耐性化する14).C5.硝子体内注射についても考えてみる白内障手術と硝子体内注射の対象者の年齢は近いことMIC(Cμg/ml)術前C1週間術後C2時間C0.25C42C16C0.5C3C1C2C2C15C2C4C12C13C8C3C4C16C1C32C64C3C128C1C3合計82株38株耐性菌が多い,耐性誘導されているわけでなく,皮膚眼瞼から速やかな再汚染が起こっている.から,先ほどの術前の眼内炎起因菌のCMICを硝子体内注射に応用して考えることが可能である.硝子体内注射については,約C12万例の後ろ向き研究では,術後点眼グループでむしろ感染多いことも示されている.繰り返し施行される硝子体内注射においては,周術期点眼による耐性誘導の問題が顕著である15).米国眼科学会(AmericanCAcademyCofOphthalmology:AAO)のガイドラインでは,術前の抗菌薬を用いずに開瞼器をかけたあとにヨード消毒を行うことが記載されている.白内障手術は術中に眼内に器具を挿入する機会が多いが,硝子体内注射は針が侵入するタイミングのみに厳密な減菌ができれば十分である.筆者らは注射の直前に刺入部の十分なヨード消毒を行えば術前点眼は必須でないと考えている.硝子体内注射薬の添付文書には硝子体内薬液注入に際して,広域抗菌薬の術前C3日間の点眼を施行する旨が書かれている.しかし,2016年の日本網膜硝子体学会の「黄斑疾患に対する硝子体内注射ガイドライン」では,術前の抗菌薬点眼の必要性について“施設または施設者が個々に判断すべきである”と明記されており16),各医師の裁量として術前点眼の必要性を各自が判断してもよいと解釈される.また,もっとも眼内移行のよいとされるCMFLXの頻回点眼で得られる硝子体濃度は約C0.2Cμg/mlであることから,注射後の点眼の効果は期待できない17).抗菌薬に対する耐性の誘導というデメリットを犯してまで眼内移行が乏しい抗菌薬点眼を処方する意義は乏しい.6.全身投与についても考えてみる点滴静注としてはセフェムが用いられる場合が多いが,セフタジジム(モダシン)の点滴静注による全身投与で想定される硝子体濃度はわずかC0.1~0.2Cμg/mlであり表皮ブドウ球菌のCMICにまったく及ばない18).セフタジジムの表皮ブドウ球菌に対するCMICはC4Cμg/ml以上でC95.1%であったが,セフタジジムと同じ第三世代のセフェムであるセフォペラゾンの点滴後の前房内濃度はC2Cμg/ml程度にとどまる19).また,イミペネムを点滴静注する場合もありうる.イミペネムのCMICは比較的低値であり20),効果的にみえるが,培養で良好なCMICの場合ですら効果不十分な場合が少なくないというのが内科的に定評となっている.これは容易に耐性化が起こるためとされている.眼内炎の急性期に点滴治療で用いれば,効果が得られるケースがないとはいえないが,広く予防的に用いることはイミペネムの耐性菌を市中に放出する行為といえる.白内障術前にこれらの抗菌薬の予防的な全身投与を行うことは効果に乏しいのみでなく,AMRの概念からして行うべきものではないと考えている.一方で,キノロンの内服を数日行っている施設もあるようである.LVFXの内服で前房内,硝子体内濃度が約C2Cμg/mlになる21).十分な濃度とはいえないまでも,それなりの濃度ではある.周術期にC3日程度内服をしている施設の感染予防に多少なり寄与している可能性はある.おわりに日清食品の創始者である安藤百福は“明日になれば,今日の非常識は常識になっている”といっている.ドラッカーの金言にも同様の言葉があるし,有名な宇宙物理学者であるホーキング博士も同じ言葉を残している.歴史に名を残すような優秀な経営者になるには常識をぶち壊す必要があるが,常識を守れない社員は存在価値すら危うい.また,常識は,卓越した研究者にとっては常に疑うべきものである.我々は反抗期の中高生ではないので常識にむやみに反抗する必要はない.しかし,一昔前の常識の中には,もはや順守すべき価値のないもの,守ってはいけないものも含まれている.時代が変わっても残すべきものは当然あるが変わるべきものもある.本稿が読者の中で従うべきものが何なのかを考えるきっかけとなれば幸いである.文献1)松浦一貴,宮本武,田中茂登ほか:臨床研究日本国内での白内障周術期の消毒法および抗菌薬投与法の現況調査.日眼会誌121:521-528,C20172)InoueCY,CUsuiCM,COhashiCYCetal:PreoperativeCdisinfec-tionCofCtheCconjunctivalCsacCwithCantibioticsCandCiodinecompounds:aprospectiverandomizedmulticenterstudy.JpnCJOphthalmolC52:151-161,C20083)BehndigCA,CCochenerCB,CGuellCJLCetal:EndophthalmitisCprophylaxisCinCcataractsurgery:overviewCofCcurrentCpracticeCpatternsCinC9CEuropeanCcountries.CJCCataractCRefractSurgC39:1421-1431,C20134)GrzybowskiCA,CSchwartzCSG,CMatsuuraCKCetal:Endo-phthalmitisCprophylaxisCinCcataractsurgery:overviewCofCcurrentCpracticeCpatternsCaroundCtheCworld.CCurrCPharmCDes23:565-573,C20175)LindstromCRL,CGallowayCMS,CGrzybowskiCACetal:Drop-lesscataractsurgery:anoverview.CurrPharmDesC23:C558-564,C20176)ShimadaCH,CAraiCS,CNakashizukaCHCetal:ReductionCofCanteriorCchamberCcontaminationCrateCafterCcataractCsur-gerybyintraoperativesurfaceirrigationwith0.25%povi-done-iodine.CAmJOphthalmol151:11-17,Ce11,C20117)MatsuuraK,MiyazakiD,SasakiSIetal:E.ectivenessoftimelyintraoperativeiodineirrigationduringcataractsur-gery.JpnJOphthalmolC60:433-438,C20168)MatsuuraCK,CMiyazakiCD,CSasakiCSCetal:E.ectivenessCofCintraoperativeCiodineCinCcataractsurgery:cleanlinessCofCtheCsurgicalC.eldCwithoutCpreoperativeCtopicalCantibiotics.CJpnJOphthalmolC64:37-44,C20209)MatsuuraCK,CSutoCC,CAkuraCJCetal:BagCandCchamber.ushing:aCnewCmethodCofCusingCintracameralCmoxi.oxa-cinCtoCirrigateCtheCanteriorCchamberCandCtheCareaCbehindCtheCintraocularClens.CGraefesCArchCClinCExpCOphthalmolC251:81-87,C201310)MatsuuraK,SutoC,AkuraJetal:ComparisonbetweenintracameralCmoxi.oxacinCadministrationCmethodsCbyCassessingCintraocularCconcentrationsCandCdrugCkinetics.CGraefesArchClinExpOphthalmolC251:1955-1959,C201311)松浦一貴:白内障手術における周術期抗菌薬使用法と術後眼内炎対策.あたらしい眼科35:1631-1639,C201812)AnJA,KasnerO,SamekDAetal:EvaluationofeyedropadministrationCbyCinexperiencedCpatientsCafterCcataractCsurgery.JCataractRefractSurgC40:1857-1861,C201413)大松寛,松浦一貴,井上幸次:白内障術前点眼薬の施行率と点眼方法の観察.IOL&RSC32:644-647,C201814)NejimaR,ShimizuK,OnoTetal:E.ectoftheadminis-trationperiodofperioperativetopicallevo.oxacinonnor-malCconjunctivalCbacterialC.ora.CJCCataractCRefractCSurgC43:42-48,C201715)StoreyCP,CDollinCM,CPitcherCJCetal:TheCroleCofCtopicalCantibioticCprophylaxisCtoCpreventCendophthalmitisCafterCintravitrealinjection.OphthalmologyC121:283-289,C201416)小椋祐一郎,髙橋寛二,飯田知弘:黄斑疾患に対する硝子体内注射ガイドライン.日眼会誌120:87-90,C201617)HariprasadCSM,CBlinderCKJ,CShahCGKCetal:PenetrationCpharmacokineticsCofCtopicallyCadministered0.5%Cmoxi.oxacinCophthalmicCsolutionCinChumanCaqueousCandCvitreous.ArchOphthalmol123:39-44,C200518)MochizukiCK,CYamashitaCY,CTorisakiCMCetal:IntraocularCkineticsCofceftazidime(Modacin)C.COphthalmicCResC24:C150-154,C199219)AxelrodJL,KochmanRS:CefoperazoneconcentrationsinhumanCaqueousChumorCafterCintravenousCadministration.CAmJOphthalmolC94:103-105,C198220)AxelrodCJL,CNewtonCJC,CKleinCRMCetal:PenetrationCofCimipenemintohumanaqueousandvitreoushumor.AmJOphthalmolC104:649-653,C198721)GeorgeCJM,CFiscellaCR,CBlairCMCetal:AqueousCandCvitre-ousCpenetrationCofClinezolidCandClevo.oxacinCafterCoralCadministration.JOculPharmacolTherC26:579-586,C2010