特集●眼とアンチエイジングあたらしい眼科31(4):481.486,2014特集●眼とアンチエイジングあたらしい眼科31(4):481.486,2014ドライアイのアンチエイジングアプローチTheAnti-AgingApproachinDryEyeTreatment川島素子*はじめにドライアイは「様々な要因による涙液および角結膜上皮の慢性疾患であり,眼不快感や視機能異常を伴う」と定義されている多因子性疾患である(ドライアイ研究会,2006年).日本での罹患人口は少なくとも約800万人,通院せずに市販点眼薬を使用している潜在患者も含めれば約2,200万人いると見込まれている罹患率の高い疾患であり,著しく生活の質(qualityoflife:QOL)を低下させる.その背景は複雑であり,内科的疾患や眼手術に伴うもの,内服薬の副作用でも発症することがある.一般的なドライアイは,環境要因が大きいと考えられており,パソコンやスマートフォンなどの凝視や,冷暖房などの空調,コンタクトレンズの長期・長時間装用などがリスクファクターとして有名であり,さらには,夜型の生活,食生活の変化,運動不足など,ライフスタイルの関与による影響も指摘されている.このようにさまざまあげられるドライアイのリスクファクターの一つして「加齢」があり,本項ではこの「加齢」からの視点での解説をする.I加齢とドライアイ大規模な疫学研究の結果によると,50歳以上の患者の有病率は5.35%であり,加齢によって有病率が上がることが確認されている1).わが国においては60歳以上の73%がドライアイとの報告もあり,アジア人の高齢者ではよりリスクが高い可能性がある2).わが国をはじめ多くの国々で高齢化が進んでおり,先述した近年のライフスタイルの変化とあいまって,ドライアイ患者がさらに増加していくことが懸念されている.II加齢変化とドライアイの関連ドライアイの病態は,涙液量の減少や涙液成分の変化により,涙液層の不安定性を生じたり,眼表面が乾燥し傷や障害が生じる,涙液および眼表面の複合的な病態であり,涙液層の浸透圧が上昇し,眼表面に炎症が生じるといわれている3,4).原因あるいは結果として,涙腺,眼表面(角膜,結膜,マイボーム腺),眼瞼,ならびにそれらを結ぶ感覚神経と運動神経を含む統合的システムであるlacrimalfunctionalunit(涙液機能単位)の障害として認識されている5)(図1).加齢に伴い,この涙液機能単位のいずれの部分もが加齢性の変化を生じる.たとえば,40歳以上では涙腺組織でのリンパ球浸潤の出現率が高くなり,涙腺腺房萎縮や線維化,腺腔の拡大,導管の閉塞,リポフスチン沈着が生じる6,7).また,涙液分泌量の低下,神経刺激に対する涙液蛋白分泌反応の低下が生じる8).さらには,涙液中にはラクトフェリン,タウリンやリゾチームなどの抗酸化作用や抗炎症作用をもった成分なども多く含まれているが,加齢とともに徐々に減少する傾向にある.眼瞼の変化では,加齢とともに眼瞼縁の発赤,血管拡張,瞼縁の不整,開口部の角化や閉塞が生じる.活動性のあるマイボーム腺数は加齢とともに減少し,腺脱落が生じる.また,マイボーム腺*MotokoKawashima:慶應義塾大学医学部眼科学教室〔別刷請求先〕川島素子:〒160-8582東京都新宿区信濃町35慶應義塾大学医学部眼科学教室0910-1810/14/\100/頁/JCOPY(3)481遠心性神経腺房涙腺交感副交感CNS求心性神経図1涙液産生と眼表面維持の構造Lacrimalfunctionalunit(涙液機能単位)とよばれる涙腺,眼表面(角膜,結膜,マイボーム腺),眼瞼,ならびにそれらを結ぶ感覚神経と運動神経を含む統合的システムで成り立っている.脂質も若い頃は安定した質を保つ傾向があるが,加齢とともに組成が変化し安定性を失っていく9).すなわち,これらの加齢性変化のいずれもが,涙液層の安定性の低下,眼表面の乾燥や炎症,上皮障害が生じるといった,ドライアイが発症しやすくなる変化である(図2).さらに,眼瞼内反や外反,結膜弛緩症,瞼裂斑などのさまざまなその他の加齢性変化にも修飾され,角結膜乾燥症状(ドライアイ症状)を呈することも多い.場合によっては,加齢に伴う導涙機能の低下や鼻涙管閉塞ともあいまって,流涙症とドライアイ症状の両方の症状を呈することもまれではなく病態を複雑化させている.III現在のドライアイ治療さて,ドライアイの治療の基本にあげられるのは点眼482あたらしい眼科Vol.31,No.4,2014であり,水分補充目的の人工涙液,水分保持作用を有するヒアルロン酸ナトリウム点眼液が,今までのドライアイ治療を支えており,実際の治療現場で汎用されてきた.2.3年前より,わが国において,ムチンや水分の分泌や産生を促す2つの点眼液,ジクアホソルナトリウム(ジクアスR点眼液0.3%)と,レバミピド(ムコスタR点眼液UD2%)が登場した.それと同時に,涙液層不安定性の原因を層別に診断したうえで,それらの異常に適した点眼・治療を選択し,涙液層の安定性を高め,より効果的な治療を行うという概念が広まってきた(tearfilmorientedtherapy:TFOT)(図3).TFOTの概念をもとに,涙液層の安定性の低下を修飾する因子としての炎症に対し,眼表面の消炎を目的として,低濃度ステロイド点眼液などを併用して治療することもある.ま(4)主涙腺涙液分泌低下・涙液組成変化マイボーム腺機能不全油層形成不全マイボーム腺脂組成変化メニスカス形成不全結膜弛緩眼瞼異常図2ドライアイにかかわる加齢性変化加齢に伴いさまざまなドライアイを引き起こしたり増悪したりする変化を生じる.主涙腺涙液分泌低下・涙液組成変化マイボーム腺機能不全油層形成不全マイボーム腺脂組成変化メニスカス形成不全結膜弛緩眼瞼異常図2ドライアイにかかわる加齢性変化加齢に伴いさまざまなドライアイを引き起こしたり増悪したりする変化を生じる.た,点眼以外の治療方法として,重症例や点眼のコンプライアンスの悪い症例では,涙液を恒常性に維持するために涙点をプラグで閉鎖して涙の生理的な排出を人為的に遮断するような治療や,結膜弛緩症例に対し結膜.形成術のような涙液貯留のためのスペースを確保する治療方法が用いられる.さらに最近では,油層の治療として,マイボーム腺機能不全の治療がクローズアップされてきている.加えて,環境因子の改善として,長時間のVDT(visualdisplayterminal)作業や運転では,適度の休みを取ることや意識的な瞬目を行うこと,眼表面の保湿を図るために加湿器を用いたり,エアコンの設定を変えたり,市販のドライアイ専用眼鏡を使用したりすることなども,有効な方法とされている.これらさまざまな現在の治療をふまえて,眼表面の層別治療「TFOT」の考え方は,今後さらに整理され,活用しやすいものになっていくと期待されている.一方,全く違う視点,すなわちドライアイを加齢的な変化と捉える観点からは,層ごとの治療ではなく一括して介入するアンチエイジングアプローチも今後並行して有効な選択肢の一つになってくるであろう.IVアンチエイジングアプローチアンチエイジング医学(anti-agingmedicine)の定義(5)【眼表面の層別治療】治療対象眼局所治療油層温罨法,眼瞼清拭少量眼軟膏ある種のOTC*ジクアホソルナトリウム液層水分人工涙液ヒアルロン酸ナトリウムジクアホソルナトリウム涙点プラグ分泌型ムチンジクアホソルナトリウムレバミピド上皮膜型ムチンジクアホソルナトリウムレバミピド上皮細胞(杯細胞)自己血清(レパミピド)眼表面炎症ステロイド**レバミピド*ジクアホソルナトリウムは,脂質分泌や水分分泌を介した油層伸展促進により涙液油層機能を高める可能性がある.**レバミピドは,抗炎症作用によりドライアイの眼表面炎症を抑える可能性がある.図3TearFilmOrientedTherapy涙液層の不安定性の原因を層別に診断したうえで,それらの異常に適した点眼・治療を選択し,涙液層の安定性を高め,より効果的な治療を行うという概念(ドライアイ研究会より許諾を得て掲載).は,「元気に長寿を享受することを目指す理論的・実践的科学」とされている.アンチエイジング医学の対象は,「時間の経過に伴い体内で進行する物理的な加齢のプロセスに加わる病的な諸因子であり,それによって引き起こされる病的な老化現象の進行を予防し,治療すること」である.現在,老化の諸因子として,遺伝子による支配のほか,免疫力の低下,フリーラジカルなどによる組織変性,ホルモンの低下などがあげられ,これらが複合的に作用していると考えられている.この加齢という生物学的プロセスに,科学的根拠のもとに介入して加齢関連疾患の発症率を下げ,QOLを高め,健康長寿をめざす「積極的予防医学」がアンチエイジング医学のコンセプトであり,超高齢社会を迎えるわが国にとって最も期待されるアプローチといっても過言ではない.先述したとおり,ドライアイも加齢性疾患の一つとしても考えられ,ドライアイにおけるアンチエイジングアプローチの可能性について以下に述べる.Vドライアイのアンチエイジングアプローチ多くの加齢に伴う疾患には,生活習慣などの環境因子の影響があることが報告されるようになり,その背景に酸化ストレスの関与があることが認識されるようになってきた.「酸化ストレス」は,生体内で生成する活性酸あたらしい眼科Vol.31,No.4,2014483酸化反応抗酸化反応酸化反応抗酸化反応酸化ストレス「生体の酸化反応と抗酸化反応のバランスが崩れ,酸化状態に傾き,生体が酸化的障害を起こすこと」生体組織の損傷,酸化的障害酸化反応抗酸化反応酸化反応抗酸化反応酸化ストレス「生体の酸化反応と抗酸化反応のバランスが崩れ,酸化状態に傾き,生体が酸化的障害を起こすこと」生体組織の損傷,酸化的障害図4酸化ストレス生体の酸化反応と抗酸化反応のバランスが崩れ,酸化状態に傾き,生体が酸化的障害を起こすこと.素群の酸化損傷力と生体内の抗酸化システムの抗酸化ポテンシャルとの差として定義されている.活性酸素群は,本来,エネルギー生産,侵入異物攻撃,不要な細胞の処理,細胞情報伝達などに際して生産される有用なものである.しかし,生体内の抗酸化システムで捕捉しきれない余剰な活性酸素群が生じる場合,生体の構造や機能を担っている脂質,蛋白質・酵素や,遺伝情報を担う遺伝子DNAを酸化し損傷を与え,生体の構造や機能を乱し,さまざまな病気を引き起こしたり,増悪因子となったりする(図4).眼表面においても,涙液中にはスーパーオキシドジスムターゼ(superoxidedismutase:SOD),グルタチオン,ラクトフェリン,アスコルビン酸などの抗酸化作用をもつ酵素や物質,各種成長因子,サイトカインなどが存在し,角膜にも同様にさまざまな抗酸化酵素や解毒のための蛋白質などが多数発現しており10),これらの抗酸化システムにより,さまざまな刺激から防御している.加齢に伴うドライアイに関して,老齢ラットの涙腺組織での酸化ストレスマーカー発現量は,若年齢に比べ有意に高値であることが確認されている11).また,活性酸素を除去する重要な酵素であるSOD1をノックアウトしたマウスや,ミトコンドリアの電子伝達系に異常をもち過剰の酸化ストレスがリークするmev1変異マウスなどで,涙液量の減少と眼表面の上皮障害が生じ,涙腺や眼表面における複数の酸化ストレスマーカーの上昇が生じることが確認された12).臨床的にも,ドライアイ患者484あたらしい眼科Vol.31,No.4,2014涙液層の不安定化加齢涙液分泌低下眼表面障害アンチエイジングアプローチ酸化ストレス.図5ドライアイと酸化ストレス,アンチエイジングアプローチの可能性の涙液中の活性酸素は増大しており,一部のドライアイ患者では涙液中の酸化ストレス制御蛋白の一つであるセレノプロテインP濃度やラクトフェリン濃度が低いことや,Sjogren症候群で眼表面の酸化ストレスマーカーの発現が亢進しているとの報告などもでてきた13).これら複数のドライアイマウスモデルの結果や臨床研究結果により,酸化ストレスがドライアイの発症および病態形成に大きくかかわっていることが強く支持されている.また,ドライアイにより引き起こされた酸化ストレスがさらにドライアイを増悪させるという悪循環の存在が考えられている(図5).これらの結果をもとに,アンチエイジングアプローチとして,理論的には酸化ストレスに対する防御機構として生体内の抗酸化システムをあげる,もしくは防御作用がある抗酸化物質を体外から摂取することにより,この防御システムをできるだけ有効に維持し,ドライアイを治療(予防)することが期待される.実際,すでに現在行われている治療のなかにも,治療効果のメカニズムとして抗酸化剤としての働きが関与していることがわかってきている.たとえば,重症のドライアイの治療に自己血清点眼が使用されることがあるが,その有効成分のなかにセレノプロテインPという抗酸化物質が存在し,重要な役割を果たしていることが最近わかった.現在,高頻度に使用されているヒアルロン酸点眼液中のヒアルロン酸にも抗酸化作用があるとの報告もある.また,レバミピド点眼薬においては,レバミピドがマウスの(6)涙液分泌量(mm)25.020.015.010.05.00.0p=0.000p=0.007MetSMetS疑非MetSSchirmer値(Ⅰ法)≦5mmの発現率(%)p=0.0094035302520151050p=0.071MetSMetS疑非MetS(Tukey’smultiplecomparisontest)(Steel-Dwasstest)図6メタボリックシンドロームにおける涙液量の減少メタボリックシンドローム群では非メタボリックシンドローム群と比較して有意に涙液分泌量が低下している.(文献5より作成)MetS:メタボリックシンドローム群,MetS疑:メタボリックシンドローム疑い群,非MetS:非メタボリックシンドローム群UVB誘発角膜損傷に対して,ヒドロキシラジカル捕捉効果も示したことから,抗酸化作用が奏効機序の一つといわれている14).ところで,抗酸化システムは,先述したとおり,SOD,グルタチオン関連酵素群,カタラーゼ,酵素活性を支える微小ミネラルならびにビタミン群,さらにいろいろな抗酸化物質などで構成されている.抗酸化システムは,①フリーラジカル,活性酸素の発生を防ぐ,②生じたフリーラジカルを安定させる,③酸化生成物を無毒化し,損傷した細胞を修復させる,というように段階的に作用し,抗酸化物質はおもにフリーラジカルの発生予防と安定化の部分に働く.これらの抗酸化関連物は経口的に摂取可能なものもあり,複合抗酸化サプリメント,機能性食品として利用することができる.現段階では大規模試験でのドライアイに対する確実な結果は得られていないが,エイコサペンタエン酸(EPA)をはじめとして各種抗酸化物質,機能性食品の探索研究が積極的に行われており,ドライアイの眼所見改善と炎症細胞の低下をもたらしたなどのポジティブな介入結果を集めつつある.また,最新の筆者らが行った横断研究において,メタボリックシンドローム群では,同年代での非メタボリックシンドローム群と比較して有意に涙液分泌量が低いこ(7)とを明らかにした(図6)15).さらには,運動習慣が少ないほどドライアイが多い,睡眠障害があるほうがドライアイが多い,うつ症状があるほうがドライアイの自覚症状が強いなどの結果もでてきている.これらの知見より,今後は,点眼など局所治療の発展に加えて,メタボリックシンドロームやホルモン分泌の影響なども把握し,たとえばライフスタイルに対する介入など,包括的なアンチエイジングアプローチも必要になってくるであろう(図7).おわりに今後,加齢が関連するようなドライアイに対する治療や予防として,涙液層別治療とともに,涙腺機能単位さらには全身に対する一括した介入が選択肢の一つとなっていくと思われる.アンチエイジング医学のコンセプトに基づいて加齢のメカニズムに沿った介入を行うことによって,ドライアイだけでなくさまざまな加齢関連疾患に対して,疾患別治療を超えた包括的な疾患予防や治療にまでつなげていけると期待される.今後さらなる研究の発展によりエイジングの分子メカニズムを解明し,臨床研究の実施によりエビデンスを強化していき,アンチエイジングアプローチを確立させていければと考えている.あたらしい眼科Vol.31,No.4,2014485アンチエイジングアプローチ外科的治療プラグ涙点閉鎖術結膜弛緩症手術など○仕事中の休息・パソコン時間の短縮ブルーライトカット○コンタクトレンズ装用時間短縮○ドライアイ用めがね○室内加湿点眼運動食事ごきげん眼局所の改善層別治療(TFOT)環境因子の改善アンチエイジングアプローチ外科的治療プラグ涙点閉鎖術結膜弛緩症手術など○仕事中の休息・パソコン時間の短縮ブルーライトカット○コンタクトレンズ装用時間短縮○ドライアイ用めがね○室内加湿点眼運動食事ごきげん眼局所の改善層別治療(TFOT)環境因子の改善図7今後のドライアイ治療文献1)Theepidemiologyofdryeyedisease:reportoftheEpidemiologySubcommitteeoftheInternationalDryEyeWorkShop(2007).OculSurf5:93-107,20072)UchinoM,DogruM,YagiYetal:ThefeaturesofdryeyediseaseinaJapaneseelderlypopulation.OptomVisSci83:797-802,20063)MurubeJ:Tearosmolarity.OculSurf4:62-73,20064)TsubotaK,FujiharaT,SaitoKetal:ConjunctivalepitheliumexpressionofHLA-DRindryeyepatients.Ophthalmologica213:16-19,19995)SternME,BeuermanRW,FoxRIetal:Thepathologyofdryeye:theinteractionbetweentheocularsurfaceandlacrimalglands.Cornea17:584-589,19986)RochaEM,AlvesM,RiosJDetal:Theaginglacrimalgland:changesinstructureandfunction.OculSurf6:162-174,20087)ObataH,YamamotoS,HoriuchiHetal:Histopathologicstudyofhumanlacrimalgland.Statisticalanalysiswithspecialreferencetoaging.Ophthalmology102:678-686,8)MathersWD,LaneJA,ZimmermanMB:Tearfilmchangesassociatedwithnormalaging.Cornea15:229334,19969)SullivanBD,EvansJE,DanaMRetal:Influenceofagingonthepolarandneutrallipidprofilesinhumanmeibomianglandsecretions.ArchOphthalmol124:1286-1292,200610)OffordEA,SharifNA,MaceKetal:Immortalizedhumancornealepithelialcellsforoculartoxicityandinflammationstudies.InvestOphthalmolVisSci40:1091-1101,199911)KawashimaM,KawakitaT,OkadaNetal:Calorierestriction:Anewtherapeuticinterventionforage-relateddryeyediseaseinrats.BiochemBiophysResCommun397:724-728,201012)KojimaT,WakamatsuTH,DogruMetal:Age-relateddysfunctionofthelacrimalglandandoxidativestress:evidencefromtheCu,Zn-superoxidedismutase-1(Sod1)knockoutmice.AmJPathol180:1879-1896,201213)WakamatsuTH,DogruM,MatsumotoYetal:EvaluationoflipidoxidativestressstatusinSjogrensyndromepatients.InvestOphthalmolVisSci54:201-210,201314)TanitoM,TakanashiT,KaidzuSetal:CytoprotectiveeffectsofrebamipideandcarteololhydrochlorideagainstultravioletB-inducedcornealdamageinmice.InvestOphthalmolVisSci44:2980-2985,200315)KawashimaM,UchinoM,YokoiNetal:Decreasedtearvolumeinpatientswithmetabolicsyndrome:theOsakastudy.BrJOphthalmol98:418-420,2014486あたらしい眼科Vol.31,No.4,2014(8)