特集●神経眼科MinimumRequirementsあたらしい眼科30(6):725~730,2013特集●神経眼科MinimumRequirementsあたらしい眼科30(6):725~730,2013眼瞼けいれんをみたらViewsofBlepharospasm山上明子*はじめに眼瞼けいれんはまばたき(瞬目)が快適にできなくなる病気であり,まぶたがけいれんする病気ではない.まばたきは呼吸と同様に,無意識のうちに快適に行わなければならない.瞬目が快適にできなくなるとどのような不都合が生じるのか?まず正常の瞬目運動を考えてみる.I正常な瞬目とは瞬目は動眼神経支配の上眼瞼挙筋の収縮による開瞼と,顔面神経支配の眼輪筋収縮による閉瞼の連続した協調運動であり,涙液の分泌や排出といった角膜涙液層維持や,異物除去などの角膜保護,眼筋の緊張解除,網膜の入力補正などさまざまな役割を果たす.正常人が無意識のうちにしている瞬目(周期性瞬目)は1分間に15~20回程度とされる1)が,その他眼瞼や角膜の触覚刺激や光刺激によって誘発される反射性瞬目や精神的過敏によって生ずる随意的瞬目があり,環境や動作・精神状態などさまざまな要素で多様に瞬目の質や回数を無意識のうちにかえて対応している.また,瞬目時には一時的に視覚が遮断されるが,視野が暗くなることを自覚しないように瞬目抑制という脳の機能が働いている.II眼瞼けいれんとは眼瞼けいれんの定義は眼瞼周囲の筋,主として眼輪筋の間欠性あるいは持続性の過度の収縮により不随意的な閉瞼が生じる疾患で,局所のジストニア(身体のいくつかの筋肉が不随意に持続収縮し,捻じれやゆがみが生じるもの)とされる2)が,“瞬目の制御異常”と考えると理解しやすい.瞬目の回数が増加したり閉瞼力が異常に強くなる,開瞼のタイミングが遅れるなど瞬目のコントロールがつかなくなるために,いつも眼のことが気になり集中しても何かを見る気力さえもそがれ,また眼の違和感や強い羞明を伴う厄介な状態である.重症例では自力で開瞼が不能になる場合もある.瞬目機能不全のため角膜涙液維持が異常をきたしドライアイを合併することが多く,BUT(breakuptime)短縮が報告されているほか,強い羞明や眼所見に一致しない眼部の違和感(しょぼしょぼ,ごろごろ,痛い),風がしみるなどの知覚過敏様の感覚異常が持続し,その結果,抑うつ感など精神症状を合併することも多い3).眼瞼けいれんの原因病巣は,大脳基底核や視床を介した基底核-視床-大脳皮質ループを介したGABA(gaminobutyricacid)抑制系の異常やドーパミン系の異常と考えられている4,5).眼瞼けいれんの大半は40歳以降で,男女比は1:2~2.5で女性に多くみられが,薬物(抗不安薬や睡眠導入薬などの向精神薬)の内服歴や化学物質などへの曝露歴が要因となることもある.特に,40歳未満の症例では薬物性が多くみられる.問診の際は既往歴の他,薬物内服歴や環境要因,職業などを含めた問診を追加しておく必要がある.*AkikoYamagami:井上眼科病院〔別刷請求先〕山上明子:〒101-0062東京都千代田区神田駿河台4-3井上眼科病院0910-1810/13/\100/頁/JCOPY(3)725III眼瞼けいれんをみつけよう!―診断のコツ―眼瞼けいれんの患者は“まぶたがけいれんする”とか“ピクピクする”といっては受診しない.そのような訴えの場合は,片側顔面けいれんか眼瞼ミオキミアである.眼瞼けいれんに特徴的な愁訴を表16)に示す.眼瞼けいれんの羞明は特徴的であり,パソコンやテレビがまぶしくて見られない,室内でも蛍光灯がまぶしい,窓から差し込む光がまぶしいといった羞明症状があ表1自覚症状・瞬目が多い・まぶしい(外に出ると,または屋内でもまぶしい)・眼が乾く,ごろごろする,うっとうしい,眼をつぶっていたほうが楽・片眼つぶりになってしまう・瞼が垂れる・手指を使わないと開瞼できないことがある・人ごみや人,ものにぶつかる・電柱や立木などにぶつかったことがある・危険を感じるので車や自転車の運転ができなくなった(文献6より改変)表2瞬目負荷テスト・軽瞬(眉毛部分を動かさないで歯切れのよいまばたきをゆっくりしてみる)0点:できた1点:眉毛部分が動く,強いまばたきしかできない2点:ゆっくりしたまばたきができず,細かく速くなってしまう3点:まばたきそのものができず,目をつぶってしまう・速瞬(できるだけ速くて軽いまばたきを10秒間してみる)0点:できた1点:途中でつかえたりして30回はできないが,大体できた2点:リズムが乱れたり,強いまばたきが混入した3点:速く軽いまばたきそのものができない・強瞬(強く目を閉じ,すばやく目を開ける動作を10回してみる)0点:できた1点:すばやく開けられないことが1,2回あった2点:開ける動作がゆっくりしかできなかった,またはできたが後でしばらく閉瞼してしまった3点:開けること自体が著しく困難であるか,10回連続できなかった0点:正常,1~2点:軽症眼瞼けいれん,3~5点:中等度眼瞼けいれん,6~8点:重症眼瞼けいれん.(文献6より改変)726あたらしい眼科Vol.30,No.6,2013り,通常の白内障や角膜疾患でみられるような強い光で生じる羞明と異なる.その他,電柱や人にぶつかる,階段を踏み外す,歩いていると眼を閉じてしまうといった訴えも眼瞼けいれんの特徴である.また,前眼部の違和感を訴える症例が多く,主訴からはドライアイに非常に類似している.ドライアイを合併している症例でも,眼所見と自覚症状が一致せず,ドライアイ治療に抵抗性の強い違和感を訴える症例や,眼科的に器質的異常がないもしくは少ないのに,眼および眼周囲の違和感や疼痛を強く訴える症例では眼瞼けいれんを疑う.特異的愁訴から眼瞼けいれんを疑ったら,瞬目負荷テスト(表2)6)を行う.重症例では開瞼困難や開瞼失行の症状が容易に観察され,特徴的な顔貌(眉間に強いしわを寄せてまぶしそうな顔貌をしている)からその診断は比較的容易であるが,中軽症例では通常の診察室での様子からでは眼瞼けいれんと診断することは困難である.IV治療(治療の考え方)現在行われている眼瞼けいれんの治療は対症療法であり,根本的な解決策はまだない.以下に示す治療を組み合わせて行っている.1.眼瞼けいれんの誘因の除去眼瞼けいれんは,三環系などの向精神薬の副作用として知られているが,その他抗不安薬・睡眠薬として広く用いられているベンゾジアゼピン系・チェノジアゼピン系の薬剤も眼瞼けいれんの誘発因子であり,また増悪因子である7).誘因を除去・軽減するだけで眼瞼けいれんが軽減・消失することもあり8),薬物との関連が疑われる場合は,他科の処方医との連絡をとりながら薬の変更,減量などを行う.わが国では非常に多く睡眠薬・抗不安薬が処方されている傾向があるが,患者は不眠を病気とは考えていないし,処方医からも副作用のない弱い薬という説明がなされている場合が多く,既往歴や薬の内服歴を問診しても自ら言わない患者も多い.眼瞼けいれんの患者をみたら具体的に睡眠薬や安定剤を内服していないか薬品名を確認し,処方医にコンサルトしながら,減量,中止するように指導していく.(4)表3ボトックスR投与の実際1.ボトックスR注を生理食塩水(以下,生食)に溶解する.初回投与量は1.25~2.5単位/部位をめやすにする.ボトックスR注50の生食溶解量を下記に示す.添付文書には1カ所あたり0.1ml投与とし溶解量を記載しているが,投与量は少ないほうが痛みが少ないため,部位あたりの投与量を少なくするために,筆者は1バイアル(V)を生食1mlに溶解して使用している.投与単位生食量/V1カ所あたり0.1ml投与1.25単位4mlする場合2.5単位2ml5.0単位1ml投与単位投与量/部位1バイアルを生食1mlで1.25単位0.025ml溶解2.5単位0.05ml5.0単位0.1ml2.疼痛予防目的に,投与部位を注射前に氷で十分冷やす.ペンレステープRを貼付してもよい.3.患者を仰臥位にして,皮膚消毒を行う.アルコール消毒の場合は,十分乾かす.(アルコールによるボトックスR失活を防ぐため)4.27~30ゲージの針で両眼瞼周囲の眼輪筋や,眉間部の皺眉筋,鼻の鼻根筋に投与する.上眼瞼中央部に投与すると眼瞼下垂や上転制限による複視を自覚するため図1における斜線部位には投与を避ける.眼球損傷を避けるために針先の方向や深さ(深くならないように)注意し,不随意な瞬目で針先が動くことがないように工夫する.5.出血部位は乾いたガーゼで圧迫止血する.注射当日は注射部位はこすらないように指導する.また,職業上シンナー・ガソリン・防蟻剤など化学物質に日常的に曝露されている場合や新築・改築などによりシックハウス・シックビルディング症候群の一つとして本症を発症する可能性も指摘されており9),この場合は環境整備などが有効となる.2.ボツリヌス治療眼瞼けいれんの唯一有効な第一選択薬と考えられる.A型ボツリヌス毒素は,神経筋接合部の神経伝達を遮断する作用があり,眼瞼けいれんの場合は,眼輪筋や眼周囲に投与することで眼瞼の不随意運動を末梢性に抑制する.注射後,2~3日から効果が出現し,1~3週でピークとなるが,神経筋接合部の再開通が生じるため,効果は3~6カ月で消失する.わが国で現在承認されているボツリヌス製剤はボトックスR注であるが,投与に際しては施行講習を受ける必要がある(インターネットで受講可能).a.施行の実際(表3)1)ボトックスR注を生理食塩水で溶解する.初回投与量は1.25~2.5単位/部位をめやすにする.2)注射時の疼痛予防目的に投与部位を注射前に氷で冷やす.または,ペンレステープRなどの表面麻酔薬を貼付するなど工夫するとよい.3)患者を仰臥位とし,皮膚消毒を行う.消毒のアルコールを十分乾かしてからボトックスR注投与を行う(ボトックスRの失活を防ぐため).4)27~30ゲージの針で両眼瞼周囲の眼輪筋および眉間部の皺眉筋や鼻根筋に投与する(図1).上眼瞼中央部に投与すると眼瞼下垂や上転制限による複視を生じるた図1ボトックスR注投与部位●:ボトックスRの一般的な投与部位.△:瞬目と一緒に眉毛全体が上下する場合に追加.◇:鼻根部に横しわがある場合に追加.斜線部:投与を避ける部位.(5)あたらしい眼科Vol.30,No.6,2013727表4ボツリヌス治療のおもな副作用1.注射部位の疼痛・浮腫・皮下出血・つっぱり感などの違和感2.眼瞼下垂3.兎眼・閉瞼不全4.流涙5.複視め斜線部位には投与を避ける.眼球損傷を避けるため針先の方向や深さに(深くなりすぎないように)注意し,不随意な瞬目でも針先が動くことがないように工夫する.5)出血部位は乾いたガーゼで圧迫止血する.注射当日は注射部位をこすらないように指導する.b.ボツリヌス治療のおもな副作用(表4)眼の周りの筋力を低下させるため,眼瞼周囲につっぱり感や表情がつくりにくいなどの違和感がある.その他,眼瞼下垂,兎眼・閉瞼不全,流涙などがあるがいずれも一過性である.通常上記のような軽度の副作用は投与後1~2週間に出現するので,ボツリヌス治療初回時は副作用の出現の有無を確認しておくとよい.c.ボツリヌス治療禁忌・慎重投与1)禁忌・全身性の神経筋接合部の障害をもつ患者(重症筋無力症や筋萎縮性側索硬化症など).・妊婦や妊娠の可能性のある婦人,授乳婦に対する安全性は確立されていない.また,挙児を希望する場合は男女ともボツリヌス治療後3カ月あける必要がある.2)慎重投与・筋弛緩作用を有する薬剤を投与中の患者,閉塞隅角緑内障のある患者もしくは狭隅角眼などのある患者は慎重投与となるので,事前に狭隅角に対する治療(レーザー虹彩切開術や白内障手術)を施行することを検討する.3.遮光眼鏡とクラッチ眼鏡羞明に対しては,遮光眼鏡により主観的にも客観的にも眼瞼けいれんが改善することが報告されている10~12).また,眼瞼けいれんでは眼瞼に軽く触れるだけで瞬目コントロールが改善する(ジストニア特有の固有知覚)場合がある.クラッチ眼鏡とは通常の眼鏡にワイヤーを取728あたらしい眼科Vol.30,No.6,2013図2クラッチ眼鏡眼瞼を軽く支持するようなワイヤーをつけたもの.ジストニア特有の固有知覚を利用して,瞬目のコントロールを改善する目的で用いる.り付けたもので,上眼瞼に軽く引っ掛けるか触れるようにすると効果的である(図2).眼瞼けいれん重症例では,閉瞼筋力が強くクラッチ眼鏡がうまく装着できない場合もあるが,ボツリヌス治療との併用で筋力を低下させると有効である.4.内服治療2)眼瞼けいれんに対する内服治療はあくまでも補助的にすぎない.抗けいれん薬(リボトリールR,テグレトールR,デパケンR)や抗コリン薬(アーテンR),抗不安薬(セルシンR,デパスR,レンドルミンR),選択的セロトニン取り込み阻害薬:SSRI(パキシルR,デプロメールRなど)が用いられている.しかし,ベンゾジアゼピン系の抗不安薬やリボトリールRは中枢性ベンゾジアゼピン受容体に結合するため,慢性的な投与で中枢性ベンゾジアゼピン受容体のdown-regulationが起こり,眼瞼けいれんの発症・増悪因子であると考えられているため,治療薬として反対意見もある.抗コリン薬(アーテンR)はParkinson病治療薬であるが,アセチルコリン受容体を遮断することで効果を発現し,眼瞼けいれんの治療に用いられる.ボトックスR注のまったくの無効例や効果不良例に投与する.また,強い疼痛を併発する眼瞼けいれん患者でボトックスRが痛みに無効な場合には,中枢性の疼痛抑制効果のあるSSRIを併用することがある.(6)5.外科的治療眼瞼けいれんの合併症としての眼瞼下垂や眼瞼皮膚弛緩に対して手術を行うことがある.合併症の手術はある程度効果は期待できるものの,眼瞼けいれんの根本的治療ではないため,ボツリヌス治療の継続が必要となる.また,眼瞼けいれんに対する直接的な手術としては眼輪筋切除や眉毛固定,選択的顔面神経切断術があるが,その適応は重症例に限られる.眼瞼下垂の手術をうけても症状が軽快しないとの訴えで受診し,眼瞼けいれんと診断される場合も少なくない.V眼瞼けいれんの治療のコツ・病気を正しく理解してもらおう眼瞼けいれんというと“私の瞼にはけいれんはありません!”と否定されてしまう場合がある.病名は“けいれん”となっているが,その実態は瞬目の異常(瞬目回数の増加,まばたきがコントロールできず開けるタイミングが遅れるなどまばたきが快適にできない状態)ということを説明し,あわせて羞明や眼の違和感など感覚的な異常を合併することを説明していく.羞明や眼痛が主訴の場合はさらに瞬目異常を理解してもらうのは難しいこともあるので,何回か診察しながらボツリヌス導入を検討していく.・治療方法についても正しく理解してもらおう現在行われている治療は対症療法であり,ボツリヌス注射をしても根本治療にはならないこと,ボツリヌス治療の効果がどの程度かは投与してみないとわからず,まったく効果のでない症例もあることをボツリヌス治療前に必ず説明する.・ボツリヌス治療の効果がないといわれた場合ボツリヌス治療だけでは,効果が不十分なことが多く,クラッチ眼鏡や遮光眼鏡を併用していくことを勧めている.また,本人がボツリヌス治療の効果がないと思っていても,投与前の所見が消失したりしていたり,もしくは症状が軽減・消失しているのに気が付いていない場合もあるので,問診でボトックスR投与前にあった症状の有無を確認すると,医師側にも患者側にもどのような効果がでているか判定しやすい.(7)・もっと強くボツリヌス治療をしてほしい筆者は注射後約1カ月で効果を判定している.その時点で眼瞼けいれんが残存し,閉瞼が十分可能であればボツリヌス毒素の量を前回の2倍程度まで増やして投与する.また,瞬目ごとに眉毛全体の上下運動が強い場合の眉毛外側にも追加している(図1).1カ月の時点で眼瞼けいれんが残存していても,閉瞼筋力が低下している場合は投与量を増やしても効果より副作用が表面化してしまうので投与量はそのままとしている.投与量を増やしても効果の持続時間を長くすることはできない.1回のボツリヌス治療だけでは効果の判定が困難な場合は,数回ボトックスR治療を試すと効果を実感することができることがある.逆に長期間の投与継続にて,ボツリヌス治療の効果がわからなくなったら,いったん投与を中止し,注射効果を再度判定しなおすことも考慮する.・羞明がとれないと言われた場合ボツリヌス治療ではある程度羞明が軽減する場合もあるが,消失はない.羞明の残存はボツリヌス投与量の増量では効果は期待できないので,遮光眼鏡の併用を勧める.おわりに眼瞼けいれんの診断は特殊な機械や道具は必要としない.まずは,患者の訴えから眼瞼けいれんを疑うことがコツである.眼瞼けいれん患者の多くはドライアイ,眼精疲労,眼瞼下垂などと診断され,点眼治療や手術をうけるも症状が軽快せず多数の医療機関を受診している場合も多い.治療抵抗性の不定愁訴(ごろごろ,違和感,目が重いなど)を訴える患者には,眼瞼けいれんを疑って診察することをお勧めする.文献1)平岡満里:瞬目の生理と分析法.神経眼科11:383-390,19942)眼瞼けいれん診療ガイドライン:日眼会誌115:617-628,20113)大石恵理子,若倉雅登:眼瞼けいれん患者におけるCES-Dを用いた気分障害の評価.神経眼科27:422-428,20104)PerlmutterJS,StambukMK,MarkhamJetal:Decreasedあたらしい眼科Vol.30,No.6,2013729[18F]spiperonebindinginputameninidiopathicfocaldystonia.JNeurosci17:843-850,19975)SuzukiY,MizoguchiS,KiyosawaMetal:Glucosehyper-metabolisminthethalamusofpatientswithessentialblepharospasm.JNeurol254:890-896,20076)若倉雅登:眼瞼ジストニア(眼瞼けいれん)の概念と診断.眼科50:895-901,20087)WakakuraM,TsubouchiT,InouyeJ:Etizolamandbenzodiazepineinducedblepharospasm.JNeurolNeurosurgPsychiatry75:506-509,20048)EmotoY,EmotoH,OishiEetal:Twelvecasesofdrug-inducedblepharospasmimprovedwithin2monthsofpsychotropiccessation.DrugHealthcPatientSaf3:9-14,20119)若倉雅登:化学物質による眼瞼痙攣発症.医学のあゆみ208:774-775,200410)HerzNL,YenMT:Modulationofsensoryphotophobiainessentialblepharospasmwithchromaticlenses.Ophthalmology112:2208-2211,200511)VitaleS,MillerNR,MejicoLJetal:Arandomized,placebo-controlled,crossoverclinicaltrialofsuperblue-greenalgaeinpatientswithessentialblepharospasmorMeigesyndrome.AmJOphthalmol138:18-32,200412)BlackburnMK,LambRD,DigreKBetal:FL-41tintimprovedblinkfrequency,lightsensitivity,andfunctionallimitationsinpatientswithbenignessentialblepharospasm.Ophthalmology116:997-1001,2009730あたらしい眼科Vol.30,No.6,2013(8)