0910-1810/10/\100/頁/JCOPY動(むき運動・ひき運動・輻湊),眼振の有無を観察する.特に外転神経麻痺の鑑別には,片眼ずつ遮閉して十分外転するか確認することが大切である.乳幼児では人形の目現象を利用して核・核下性障害の有無を判別する.年長児では滑動性追従眼球運動,衝動性眼球運動の異常を注意深く検出する.赤外カメラでビデオ撮影して観察すると,眼球運動や瞳孔反応の軽微な異常をとらえやすい.家庭で撮影した写真や動画を持参してもらうことも診断のきっかけになる.大型弱視鏡は3歳以降であれば可能であるが,Hess赤緑試験は検査の説明が理解できるようになる小学校中学年ほどまではむずかしい.機械的障害を鑑別するためにはForcedductiontestが必須であるが,小児では全身麻酔下で行うこととなる.眼位・眼球運動の所見が得られたら,細隙灯顕微鏡で前眼部を検査するが,このときに回旋性眼振などの眼球運動異常にも注意して観察する.最後に調節麻痺下屈折検査と散瞳下眼底検査を必ず行う.つぎのステップとして,外傷歴のある患児はもちろんのこと,突発した眼位異常・眼筋麻痺や視神経乳頭に異常を認める例(図1),顔面神経麻痺や運動失調などの随伴症状を伴う眼球運動異常では速やかに頭蓋内の精査を行うべきである.画像検査ではMRI(磁気共鳴画像)がCT(コンピュータ断層撮影)よりも解像度に優れているが,撮影に時間がかかり,CTに比べて深い鎮静を要する.個人差はあるものの,体重が10kgを超える小児ではじめに日常診療において,小児,特に年少児が複視を訴えることは少ない.両眼視機能が未発達な段階での眼位ずれは,斜視眼からの入力を抑制し,複視を自覚することがほとんどないからである.眼筋麻痺の診断に際し,他覚的な所見の評価が重要であることは成人も小児も同じであるが,小児では簡単な所見をとることすらむずかしく,最初の一歩につまずいてしまうことも珍しくない.しかし,後天性眼筋麻痺の背景には,脳腫瘍などの重篤な疾患が潜んでいることがある.迅速な診断のためには,小児に特有な原因疾患を念頭において,異常を的確にとらえる必要がある.本稿では,複視をきたしうる小児の眼筋麻痺の診察・評価の仕方と治療法,代表的な疾患について述べる.1.小児の診察・評価をどのように行うか1,2)患児を飽きさせずに,要領よくポイントをつかんで異常の有無を判定する.はじめに行うのは家族からの問診と患児の視診である.患児に話しかけながら,まず明室で児の頭位,外眼部,全身所見を観察する.著しい異常頭位をとっていれば眼筋麻痺が疑われる.問診では,頭位・眼位・眼球運動の異常がいつからみられたか,変動はないか,随伴した症状はないか,外傷や頭痛などの既往はないかを詳しく聴き出し,出生時の異常の有無,発達の状況,家族歴についても聴取する.つぎに,興味をひくおもちゃを見せて,眼位と眼球運(49)909*MichikoTanaka&SachikoNishina:国立成育医療研究センター眼科〔別刷請求先〕田中三知子:〒157-8535東京都世田谷区大蔵2-10-1国立成育医療研究センター眼科特集●物が二重に見えるあたらしい眼科27(7):909.915,2010小児の眼筋麻痺OphthalmoplegiainChildren田中三知子*仁科幸子*910あたらしい眼科Vol.27,No.7,2010(50)各論小児の眼球運動障害の原因としては,核・核下性麻痺が最も多く,ついでDuane症候群,重症筋無力症,核上性麻痺(Parinaud症候群をきたす松果体部腫瘍など)の頻度が高い4).本稿では,小児の眼筋麻痺のうち,後天性に発症し,複視を訴えることの多い代表的な疾患を取り上げ解説する.1.脳神経麻痺1,5)小児の脳神経麻痺の原因は成人と異なった特徴がある.先天性上斜筋麻痺を除き,小児の脳神経麻痺の最も多い原因は外傷6,7)であり,成人のように動脈瘤や糖尿病が原因になることは少ない.外傷によって複数の神経麻痺を示す例(複合神経麻痺)もみられる(図2a).その他小児では,感染・炎症,腫瘍が原因の頻度として高く,診断に際して留意すべきである4,8,9).a.動眼神経麻痺5,6,10,11)後天性の動眼神経麻痺のおもな原因は外傷であり,ついで多いのは感染である.神経核・神経根付近の病変は小児では少ないが,脳幹部のFisher症候群や急性脱髄性脳脊髄炎などの脱髄性疾患,グリオーマ,血管奇形などが原因となる.核性麻痺では両眼の眼瞼下垂がみられる.Weber症候群(動眼神経麻痺+対側片麻痺)は,小児では血友病に伴ってみられることがある.くも膜下腔での障害は最も多くみられ,硬膜下血腫,海馬回鈎ヘルニアなどの大きな外傷,急性細菌性髄膜炎が麻痺の原因となり,動脈瘤は少ない.その他,少数ではあるが,悪性リンパ腫や白血病の髄膜浸潤も麻痺の原因となることがある.海綿静脈洞以降では,眼窩骨折などの外傷,Tolosa-Hunt症候群などの肉芽腫性炎症,下垂体腫瘍,頭蓋咽頭腫,リンパ腫,横紋筋肉腫,デルモイドなどが原因となる.片頭痛後の一過性の動眼神経麻痺(ophthalmoplegicmigraine)も小児に比較的多く報告されている.先行する眼窩から前頭部にかけての頭痛後に,数時間から数週間の片側動眼神経麻痺がみられる.ときに滑車神経麻痺と外転神経麻痺を合併していることもある.頭痛の原因は不明であり,診断には画像に占拠性病は経口や注腸の鎮静薬が効きにくく,過度の鎮静は呼吸循環抑制の危険を伴うため,静脈内麻酔や全身麻酔下での撮影を余儀なくされることも多い.必要と思われる場合には小児科医からのアドバイスをうけながら,可能な方法を選択するのがベストである.また小児では,脳動脈瘤などの頻度はきわめて少ないため,脳血管造影を早急に行う必要はない.2.小児の眼筋麻痺をどのように治療するか複視をきたす眼筋麻痺に対しては,まず脳腫瘍などの緊急性のある疾患を否定し,さらに原因検索を十分に行うことが肝要である.その後,原因疾患の治療と連携して,眼位異常の管理として,適切な屈折矯正を行い,弱視の予防または治療を行う.診察では常に,眼位・眼球運動障害の経過とともに患眼の弱視化に注意し,必要に応じ健眼遮閉を行う.また,異常頭位による代償が不能な例では,両眼視機能の低下を防ぐためにプリズム治療を行う.しかし,12Δを超える膜プリズムは視力に影響するため,弱視治療との兼ね合いがむずかしい.プリズム装用後に視力・両眼視機能検査を行うようにする.小児の後天性眼筋麻痺には,外傷,感染など自然治癒傾向の強い疾患が多いため,手術治療の時期や適応は慎重に決定する3).図111歳,男児に認めたうっ血乳頭Parinaud症候群を呈し,松果体部腫瘍と診断された.(51)あたらしい眼科Vol.27,No.7,2010911では健眼遮閉を行う.麻痺と眼位異常が恒常性となれば斜視手術を検討する.ついで,必要に応じて眼瞼下垂の手術を行う.b.滑車神経麻痺5,7)上斜筋腱の解剖学的異常に起因する先天性が最も多く,平均18.20PD(prismdiopter)の垂直偏位がみられるが,頭位の代償により両眼視機能が保たれることが多い.垂直融像幅は二次的に拡大していて,20PDを超えるものもある.ゆえに,おおむね立体視は良好で,小児期に回旋複視や上下複視を訴えることはほとんどな変や血管障害などの病的所見がないことが求められる.近年,ophthalmoplegicmigraineは片頭痛ではなく,頭部神経痛に分類されるようになった.急性期にはステロイドの全身投与によって発作時間を短縮できることが明らかにされているが,有効な予防法はない12).動眼神経麻痺による眼位異常が恒常性となる例も存在する(図3).後天性の動眼神経麻痺の経過として異常神経支配,周期性麻痺への移行がみられることがある.原因疾患に対する治療を進めるとともに,弱視発症の危険性がある例図2a交通外傷による複合神経麻痺(5歳,男児)図2b同症例の経過(7歳,術前所見)3カ月後に自然軽快したが,右外転神経麻痺のみ残存し,複視を訴えた.右眼内直筋後転術+上下直筋移動術(西田法)によって複視が解消した.912あたらしい眼科Vol.27,No.7,2010(52)神経核・神経根付近では脳幹部のFisher症候群や急性脱髄性脳脊髄炎などの脱髄性疾患,グリオーマ,血管奇形などが原因となる.くも膜下腔では外傷,髄膜炎が原因となる.海綿静脈洞以降では,眼窩骨折などの外傷,Tolosa-Hunt症候群などの肉芽腫性炎症,下垂体腫瘍,頭蓋咽頭腫,リンパ腫,横紋筋肉腫,デルモイドなどがい.しかしながら,年齢が上がり,不適切な屈折矯正,頭位の矯正などによって,融像できなくなると複視を訴えることがある(図4).後天性滑車神経麻痺は,その原因のほとんどが閉鎖性の頭部外傷で,片側または両側性に麻痺がみられる.感染,腫瘍,頭蓋内圧亢進が原因となるのは少数である.図3Ophthalmoplegicmigraine(9歳,女児)くり返す頭痛と右動眼神経麻痺がみられ,麻痺が恒常性となった.図4先天性上斜筋麻痺(18歳,男子)代償頭位をとっているが,正面位と左方視での複視を訴え,手術治療を行った.(53)あたらしい眼科Vol.27,No.7,2010913よそ50%,全身型ではおよそ85%である.外来で簡便に行える検査として,眼瞼上を2分間アイスパックで冷却し,2mm以上の眼瞼の挙上がみられないかどうか確認するアイステストや,患児の眼前約45°上方に視標を1分間提示し,眼瞼下垂や上下斜視の増強がないか検査する上方注視負荷試験が有用である17).テンシロンテストはアンチレックスR(塩化エドロフォニウム)0.2mg/kg(1歳未満は0.15mg/kg)を生理食塩水で10倍希釈し,まず1/10を静注して異常がみられなければ残りを30秒かけてゆっくりと静注する.副作用で徐脈・悪心・唾液分泌低下がみられる可能性があるので,十分な観察と対処ができる準備をしておく必要がある.眼筋型は自然寛解することもあるので,治療は最小限の抗コリンエステラーゼ薬から始められる.無効例にはステロイドの全身投与が行われる.弱視や両眼視機能の低下を防ぐため,小児科医との連携を密にし,治療目標を共有する.3.慢性進行性外眼筋麻痺5)広義の慢性進行性外眼筋麻痺は,眼瞼下垂・外眼筋麻痺が主徴となる疾患群である.ミトコンドリアDNAの異常が80%にみられる.眼瞼下垂で初発することが多く,眼球運動は上転から障害され,外斜視の発症が多い.緩徐な進行を示す例では複視を訴えないこともある.最終的には外眼筋の収縮と伸展の両方が障害される.発症年齢は幼児から成人までと幅広いが,Keans-Sayer症候群は,15歳以前に眼瞼下垂・外眼筋麻痺で発症し,20歳までに無色素性網膜色素変性を発症する.原因となる.後天性麻痺の発症初期では特に,患側の垂直偏位に加えて,回旋偏位が複視・不快感の中心となっていることが多い.代償不全をきたした先天性,および後天性麻痺の遷延例では,プリズムや手術の適応になる.c.外転神経麻痺5,7,13)後天性の外転神経麻痺では,最も多い原因は頭蓋骨折や硬膜外血腫などの外傷(図2b)と,脳腫瘍である.神経核・神経根付近では,小児では血管性病変は少なく,腫瘍,脱髄性疾患,脳動静脈奇形による神経麻痺が多い.腫瘍による外転神経麻痺では,同側の側方注視麻痺,顔面の痛覚消失,Horner症候群,対側のMLF(内束縦束)症候群またはone-and-a-half症候群,難聴,片麻痺などの随伴疾患を伴うことがある.くも膜下腔,蝶形骨斜台,Doello管にかけては,シルビウス(Sylvius)裂の脊索腫,好酸球性肉芽腫,ランゲルハンス(Langerhans)細胞組織球症,軟骨肉腫,頭蓋内圧の亢進,減少,感染などが神経麻痺の原因となる.海綿静脈洞内では下垂体腫瘍,鞍上部の頭蓋咽頭腫,未分化胚細胞腫瘍,肉芽腫性炎症で障害される.小児では,可及的早期に脳腫瘍などの原因疾患を診断することが重要である7).原因疾患を治療した後,視力・両眼視の管理を行い,内斜視が残存した場合には斜視手術を行う.代償頭位をとる例は,比較的両眼視機能が良好に維持できる.2.重症筋無力症14)症状が変動する眼瞼下垂・斜視がみられる場合には,重症筋無力症を考えなければならない.睡眠後に眼瞼下垂や斜視の改善がないか,問診でよく聴いておく必要がある.重症筋無力症のうち,1/3は小児期に発症するといわれ,女児に多い.小児では眼筋型が多いが,後に全身型に移行する例もある.1歳未満と18歳以上を除いた,若年型の発症年齢は平均3.4歳で,高率に眼瞼下垂がみられる(図5).初発症状に斜視がみられるものは少ないが,経過とともに合併する頻度は高くなる.斜視のタイプは外斜視に上下斜視を合併したものが多く,ついで外斜視単独,上下斜視単独,内斜視の順である15,16).抗アセチルコリン受容体抗体の陽性率は,眼筋型ではお図5重症筋無力症(4歳,女児)初発症状は左眼瞼下垂.その後,斜視をきたした.914あたらしい眼科Vol.27,No.7,2010(54)る.特徴として,中等度の未矯正または低矯正の近視を伴い,思春期から成人における長時間の勉強,読書,裁縫後などの近業後の発症が多く,遠見と近見の内斜視角が同程度であることがあげられる.内直筋のトーヌス上昇や開散不全に,器質的な変化が加わった結果と推察されているが,正確な病態は不明である20,21).おわりに小児の診察では,自覚的な検査は困難であり,十分な所見を得ることは期待できない.しかし「子供が騒いで何もわからない」という態度では,家族との信頼関係を損ない,重篤な原因疾患を見逃すおそれがある.家族の話によく耳を傾け,患児を観察することによって麻痺の存在と随伴症状を捉えることが大切である.また,最後に必ず眼底まで検査して,軽度のうっ血乳頭や視神経萎縮などがないか確認する.あわてずに疾患を類推し,緊急度と検査の優先度を決めることが診断のポイントである.文献1)BrodskyMC,BakerRS,HamedLM:Ocularmotornervepalsiesinchildren.PediatricNeuro-ophthalmology,p201-250,Springer-Verlag,NewYork,19962)三村治:眼球運動異常.あたらしい眼科15:1541-1547,19983)三村治:小児の眼球運動異常.あたらしい眼科6:1771-1777,19894)内野泰,鈴木利根,西尾正哉ほか:小児の眼球運動障害例の検討.神経眼科19:318-323,20025)TaylorD,HoytCS:Cranialnerveandeyemusclediseases.PediatricOphthalmologyandStrabismus,3rded,p942-955,Elsevier,Philadelphia,20056)KadsiSR,YoungeBR:Acquiredoculomotor,trochlearandabducentcranialnervepalsiesinpediatricpatients.AmJOphthalmol114:568-574,19927)HolmesJM,MutyalaS,MausTLetal:Pediatric,third,fourth,andsixthnervepalsies:apopuration-basedstudy.AmJOphthalmol127:388-392,19998)木村久:小児の神経眼科.斜視と外眼筋麻痺.神経眼科19:286-291,20029)向野和雄:小児神経眼科.末梢性眼筋麻痺.あたらしい眼科19:1247-1255,200210)HarleyRD:Paralyticstrabismusinchildren.Ophthalmology87:24-43,198011)IngEB,SullivanTJ,ClarkeMPetal:Oculomotornerve心筋伝達障害,脳脊髄液の蛋白質が1g/1mlを超える脳症の併発もみられる.その他,聴覚障害,認知症,心筋症,内分泌異常を伴うことがある.ほかのミトコンドリア脳筋症のうち,MELAS症候群(mitochondrialencephalomypathy,lacticacidosis,andstrok-likesyndrome)とMERPF(myoclonicepilepsywithraggedredfiberssyndrome)では外眼筋麻痺がみられる例は少ない.4.急性内斜視小児の複視の原因として,後天性内斜視の頻度も高い.発症は比較的急性で,まず器質的な異常がないことを確認し,脱髄性疾患やその他の内斜視を発症する原因がないことを十分検索したうえで初めて診断できる.治療として,適切な屈折矯正が重要であり,発症早期からプリズム治療を試みる.しかし,内斜視角が固定し,手術治療が必要となることが多い.a.後天性非調節性内斜視5)年長児や若い成人に後天性にみられる内斜視である.特徴としては,視力の左右差がなく,遠見・近見・側方視で変化がない中等度の内斜視で,遠視はなく,AC/A比(調節性輻湊対調節比)は正常,眼球運動が正常の共同性斜視である.正確な病態は不明であるが,患者はもともと小角度の内斜視や内斜位であることが多く,周辺融像までは獲得しているが,片眼の抑制などで融像が妨げられると,内斜視角が大きくなり急性内斜視が発症すると考えられている.b.開散麻痺・開散不全18)開散の異常によって急性内斜視をきたすことがある.外傷や感染に伴って起こる開散麻痺と,原因疾患のない開散不全に分けられるが,いずれも病態は不明である.特徴として,突発する遠見での同側性複視であり,遠見内斜視角が近見内斜視角よりも大きく,近見では融像可能である.内斜視角が側方視で変化がないか,やや減少することもあり,両側性の外転神経麻痺と明確に区別することはむずかしい.c.不適切な近視矯正と近業による内斜視19)低矯正,または未矯正の近視眼で,勉強や裁縫などの近業を長時間行うことが誘因とされる急性内斜視でああたらしい眼科Vol.27,No.7,2010915palsiesinchildren.JPediatrOphthalmolStrabismus29:331-336,199212)MenkesJH,SarnatHB,MariaBL:Headacheandnonepilepticepisodicdisorders.ChildNeurology,7thed,p951,LippincottWilliamsandWilkins,Philadelphia,200613)AfifiAK,BellWE,MenzesAH:Etiologyoflateralrectuspalsyininfancyandchildhood.JChildNeurol7:295-299,199214)白石一浩:重症筋無力症.小児科診療73:766-769,201015)KimJH,HwangJM,HwangYSetal:Childhoodocularmystheniagravis.AmJOphthalmol110:1458-1462,200316)籠谷保明,本田茂,関谷善文ほか:小児重症筋無力症の臨床的検討.眼臨88:454-457,199417)鈴木聡,駒井潔,三村治ほか:小児の重症筋無力症について.眼臨88:458-460,199418)VonNoodenGK,CamposEC:Clinicalcharacteristicsofneuromuscularanomaliesoftheeye.BinocularVisionandOcularMotility,6thed,p505-506,Mosby,StLouis,200219)川村真理,田中靖彦,植村恭夫:近視を伴う後天性内斜視の5例.眼臨81:1257-1260,198720)BielschowskyA:DasEinwartsscheinderMyopen.BerDeutscheOphthGesell43:245-248,192221)Duke-ElderS,WyberK:Concomitantstrabismus.OcularMotilityandStrabismusinSystemofOphthalmology,p605-609,HenryKimpton,London,1973(55)