———————————————————————-Page10910-1810/09/\100/頁/JCLSI新生児死亡率の最近の推移全国主要施設を対象にハイリスク新生児医療に関する調査が5年ごとに実施されており,集計報告では周産期医療評価の重要指標として超低出生体重児の死亡率が示されている1,3).それによると調査時点ごとにすべての出生体重群において死亡率は低下している.たとえば,未熟児網膜症の発症リスクが高い在胎週数でみると,22~25週区分での新生児死亡率は2000年で39.6%,2005年で29.5%である.また,出生体重500g未満の新生児死亡率は2000年で68.7%,2005年で47.7%とともに顕著な改善を認めている1).このようにNICU(neonatalintensivecareunit)病床の拡充に象徴されるハイリスク新生児医療は全般に向上する傾向であるが,同時に施設により医療内容のレベルに差があることも指摘されている3).II未熟児網膜症の発症因子1.動脈血酸素濃度の影響未熟児網膜症は在胎週数と出生体重に規定される未熟性,とりわけ網膜血管の未熟性を基盤に多因子が作用する反応である.なかでも動脈血酸素動態の影響が大きいと考えられる.ただし,これは未熟児網膜症が一疾患として確認された1940年代の高濃度酸素投与に対する再考の時代は遠く過ぎ,新生児管理の向上した近年においては網膜血管の成長に関与する血管内皮増殖因子(vas-はじめに近年,周産期医療の発達,ハイリスク新生児管理の向上により1,000g未満の超低出生体重児の出生率および生存率の上昇が顕著である1).より未熟性の高い児が未熟児網膜症の発症母集団に含まれる結果,未熟児網膜症の重症化が懸念されるところである.実際,修正在胎32,3週以前,網膜血管の発達初段階で急性発症する劇症型の未熟児網膜症(aggressiveposteriorretinopathyofprematurity:AP-ROP)2)が注目されている.この未熟児網膜症の診療環境の変化に対して,新生児科および眼科それぞれにおいて以前の管理方法,治療基準の見直しがなされている.前者で注目すべきは低出生体重児を対象に従来の基準より血中酸素濃度を低めに維持する管理方法physiologicreducedoxygenprotocol(PROP)である.また,眼科管理面では早期の治療判断を推奨する米国のEarlyTreatmentforRetinopathyofPrema-turity(ETROP)の影響が大きい.本稿では未熟児網膜症の発症因子について概説したうえで,重要因子である動脈血酸素動態に関与するPROPの主旨を解説,その成果を紹介する.早期治療については未熟児網膜症の予後不良例の減少に有効であることは明らかであるが,同時に自然治癒の可能性がある例に対しても治療を許容する側面があることを認識する必要がある.(3)435oora6540081111特集●未熟児網膜症診療―最近の考え方あたらしい眼科26(4):435~440,2009未熟児網膜症発症の背景ContextsofRetinopathyofPrematurityDevelopment野村耕治*———————————————————————-Page2436あたらしい眼科Vol.26,No.4,2009(4)にて在胎23週5日,出生体重590gで出生.直後より高換気条件を要し合成肺サーファクタントを投与,生後9日目に気胸と右肺門部小胞を発症した.このため,通常より遅い28週からPROPによる酸素管理が可能となった.32週4日,後極部網膜血管の全象限で迂曲,怒張を確認,AP-ROPと診断のうえ,翌日,レーザー光凝固術を施行,治療反応は良好であった.外科手術や侵襲の高い検査なども全身麻酔に伴う動脈血酸素濃度の変動をきたす点においては未熟児網膜症の発症因子になる可能性がある.当院における新生児の麻酔管理を例にあげると,セボフルラン麻酔を使用することが多く,吸入気酸素濃度(FIO2)を21~30%程度に,あるいは,SpO2:90~95%を基準に酸素および空気を混合し,2~3%のセボフルランで麻酔を維持している.酸素濃度を低値に保つべく留意して管理をしているが,挿管の前後や覚醒時にはFIO2:50~100%の高濃度酸素管理が必要となる場合もある9).動脈血酸素濃度の変動ということでは眼底検査もその誘因になる.未熟児鈎で眼筋を牽引する際に呼吸抑制が起こるが,酸素管理中の児の場合,SpO2の低下に対してFIO2の調整が必要になる.眼底検査中はSpO2にも注意し,的確かつ迅速に眼底の観察を行うことが大切である.III新生児の酸素管理方法が未熟児網膜症に与える影響既述のごとく未熟児網膜症の発症因子として動脈血酸素動態の影響が大きいと考えられるが,このことは臨床面でも確認されつつある.1.低出生体重児の酸素管理に関する新しい考え方2003年にChowらは酸素管理と未熟児網膜症発症との関連について以下の報告をしている.彼らは超低出生体重児に対して出生直後から2週間ないし8週間,FIO2の増減の微調整をはじめ,緻密な酸素管理を徹底するとともにSpO2の基準値を90~98%から85~93%に下げた結果,未熟児網膜症進行例は12.5%から2.5%に,また,未熟児網膜症治療率は4.5%から0%に減少したとしている10).この研究成果をもとに同グループのcularendothelialgrowthfactor:VEGF)との関連で論じられる問題である.未熟児網膜症の発症機序として以下のことが想定される.生後早期の未熟児は子宮内の胎児と異なり,比較的高酸素の状態におかれる.このため成長段階に見合って本来,必要であるVEGFの産生が抑制される.その結果,未熟な網膜において血管の伸長抑制と高酸素による閉塞が起こり,さらに人為的,受動的な酸素濃度の動揺がVEGFの変調をきたすことで未熟児網膜症が発症する4,5).その後,網膜周辺部の虚血がVEGFの過剰な産生を介して有血管野と無血管野の境界において異常新生血管の発芽と線維組織増殖を促す.新生児は通常,パルスオキシメーターにより動脈血酸素飽和度(SpO2)の測定,監視が行われる.上記,発症機序に関連した臨床応用として米国では未熟児のSpO2を以前より低い基準値で酸素管理することが推奨されている(後述).2.全身疾患や手術の影響未熟児に好発する全身疾患のうち,未熟児網膜症の発生に関係するものとしては呼吸窮迫症候群と新生児慢性肺疾患がある.呼吸窮迫症候群は肺胞表面に分泌され肺胞の維持に働く肺サーファクタントの欠乏,低活性が原因となり,肺胞の虚脱や肺内シャントにより肺胞低換気,低酸素血症をきたす.処置として人工サーファクタント補充療法が行われるが,その前後,人工呼吸器による呼吸管理が必要となる6).最近の報告によると,呼吸窮迫症候群の発症率は未熟児網膜症の発症母集団である在胎28週未満の児の50%に達する7).新生児慢性肺疾患は肺の未熟性を背景に人工呼吸管理による肺の損傷をはじめ,感染や動脈管開存症など種々の要因により炎症が遷延する病態である.即効性のある治療はなく,比較的長期間の人工呼吸管理が必要となる8).両疾患ともに,超低出生体重児の出生率,生存率の上昇により,今後も増加傾向にあると予想される.肺の機能不全に加え人工呼吸管理による動脈血酸素濃度の変動が避けられず,未熟児網膜症の発症因子として注意が必要である.【自験例】患児は胎胞形成のため緊急母胎搬送,帝王切開———————————————————————-Page3あたらしい眼科Vol.26,No.4,2009437(5)ったとする代表的な報告の成績を示す10,11,13,14).わが国でもすでに同様の酸素管理方法を採用している施設があり,今後,増加するものと思われる.2.兵庫県立こども病院における未熟児網膜症の状況図1に当院における1997年以降の未熟児網膜症の発症および治療状況の推移を示す.2001年頃より発症率,治療率はともに減少傾向にある.また,一定数の発症があった瘢痕期分類3度以上の重症瘢痕形成例についても2005年後期以降は認めていない.新生児管理の向上が未熟児網膜症の発症および進行の抑制にも寄与することはすでに指摘されるところである15,16)が,当院の場合,従来の傾向であるI型の改善のみならずII型をはじめ重症未熟児網膜症の発症も減少している点で過去の報告と大きく異なる17).未熟児網膜症の診療状況の改善がはじまった2001年,当院では人工呼吸器離脱後の無呼吸発作や新生児慢性肺疾患などの呼吸管理にnasalCPAP(nasalcontinuouspositiveairwaypressure;鼻腔式持続陽圧呼吸法)を導入している.同装置は鼻腔経由で送られる陽圧の空気が舌根の周囲の軟部組織を拡張することで吸気時の気道狭Wrightらは新しい酸素管理の方法をphysiologicreducedoxygenprotocol(PROP)として推奨するとともに,人種構成の異なる地域でも未熟児網膜症の改善があったと報告している11).PROPは子宮内の胎児が動脈血酸素分圧(PaO2):22~25mmHg程度の「生理的低酸素状態」にあることに注目し,この制御された低酸素状態がVEGFの産生を介して全身の血管の発達を促すとの考えに基づいている.つまり,早期に出生する低出生体重児を対象に生後早期の一定期間,酸素濃度を低めに維持することでVEGFの産生が確保され,その結果,網膜血管の伸長抑制ではじまる未熟児網膜症の発症が予防できるとの主張である.また,SpO2の管理基準値を下げることはFIO2などの調整頻度が減少することを意味し,結果的に児の酸素飽和度の変動が小さくなる.これもVEGFの安定という形で未熟児網膜症の発症抑止に有効と考えられる.なお,網膜血管の発達は酸素に依存しない成長ホルモンの一種,insulin-likegrowthfactorI(IGF-I)の制御も受けるとされる12)が,PROPがIGF-Iに及ぼす影響は未検討のようである.表1にPROPに準ずる酸素管理により未熟児網膜症の発症,治療状況に改善があ表1PROPにより未熟児網膜症の改善があったとする報告報告者(報告年)検討対象未熟児SpO2の管理基準値光凝固の治療率Tinら(2001)13)<27週高値群88~98%低値群70~90%27%6%Chowら(2003)10)500~1,500g高値群90~98%低値群85~93%4.5%1.3%~0%Andersonら(2004)14)<1,500g高値群>92%低値群<92%3.3%1.3%VanderVeenら(2005)<1,250g高値群87~97%低値群85~93%限界および限界前ROPが60%の減少Wrightら*(2006)11)施設CSMC高値群>90%低値群83~93%3/92(3.3%)0/88(0%)GSH高値群89~94%低値群83~93%8/54(14.8%)2/41(4.9%)NUH高値群90~95%低値群83~93%3/45(6.7%)0/30(0%)兵庫県立こども病院(2007)<1,000g高値群>90%低値群>85%33.5%11.1%*NUH(NationalUniversityHospital)はシンガポールの施設で,CSMC,GSHは在ロサンゼルスの施設.———————————————————————-Page4438あたらしい眼科Vol.26,No.4,2009(6)RetinopathyofPrematurityCooperativeGroupにより26施設,出生体重1,250g以下の828例を対象に未熟児網膜症の早期治療に関する前向き研究が行われた.CRYO-ROP(CryotherapyforRetinopathyofPrema-turity)Study以来の治療時期であるthresholdROPより早期のprethresholdROP(表2a)を定義し,この病態に至った場合,危険因子分析(RM-ROP218))で網膜離の危険性が高いとされるhighriskgroupについて無作為抽出のうえ,48時間以内に治療を行った.その結果,9カ月時点における重症瘢痕形成例の割合がthresholdROP治療群における15.6%からprethresholdROP治療群では9.1%と有意に減少し,また,視力もTAC(TellerAcuityCard)にて1.85cycles/degree,すなわち小数視力0.05/50cm相当以下の不良例の割合が19.5%から14.5%と減少した.この結果をもとに,同研究グループはEarlyTreatmentforRetinopathyofPrematurity(ETROP)として未熟児網膜症の新しい治療基準が提示された.すなわち,type1ROPの3病態およびtype2ROPの2病態を定義するとともにtype1ROPは即時治療が望ましく,type2ROPは経過観察を継続しtype1ROPに至った時点で治療を行う19)(表2b).さらに,prethresholdROPの4病態自体が治療時期として推奨されている20).窄を回避する利点がある.NasalCPAPの使用は肺虚脱を予防し,無呼吸発作によるSpO2の変動を抑制する効果がある.さらに2003年より生後2週以降の児について,SpO2を従来の90%から85%での管理に移行した.このPROPを参考にした基準値の変更により,呼吸動態が不安定な児における一過性のSpO2低下に際して過剰な酸素投与の適応が減少した.これら酸素管理方法の変更と運用の向上が児の動脈血酸素濃度の安定,ひいては未熟児網膜症診療の成績改善に寄与しているものと考える.なお,SpO2の基準値を下げることにより未熟児動脈管開存症,脳質周囲白質軟化症などの増加を危惧する意見もあるが,当院において,また,Chowらの報告でもこれら合併症の発症頻度に変化はない.IV治療時期について1.早期治療に関する米国での多施設共同研究米国で2000~2002年にかけEarlyTreatmentfor(年)()1997199819992000200120022003200420052006200720081009080706050403020100naselCPAPの使用開PROPに移行:発症率:治療率:重症瘢痕形成率図1兵庫県立こども病院における未熟児網膜症の発症と治療状況:年次推移対象の臨床特徴はつぎのとおり.超低出生体重児,前期(1997~2001年)218例,後期(2002~2006年)225例において,出生体重,在胎週数および生存率は前期,後期で有意差なし.ただし,ROPのハイリスクグループである在胎22~24週(前期53例,後期54例)の生存率は56.4%から73.6%に,出生体重700g未満の生存率は63%から76%と後期で有意に改善し対象の未熟性は高まる傾向.(厚生省新分類の活動期分類2期以上を発症,瘢痕期分類3度以上を重症瘢痕形成とした.治療の判断はI型では3期中期以上で増殖性変化の進行が認められる場合に,II型は診断次第,原則,全身麻酔下にて網膜光凝固術を施行している.)表2aETROPが規定するprethresholdROP①ZoneI,anyROP②ZoneII,stage2ROPwithplusdisease③ZoneII,anyamountofstage3ROPandnoplusdisease④ZoneII,stage3ROP(<5contiguousor8cumulativehours)withplusdiseasePlusdisease:2象限以上に及ぶ後極部網膜血管の迂曲,怒張.表2bETROPの治療基準Type1ROP①ZoneI,anystageROPwithplusdisease②ZoneI,stage3ROPwithorwithoutplusdisease③ZoneII,stage2or3ROPwithplusdiseaseType2ROP①ZoneI,stage1or2ROPwithoutplusdisease②ZoneII,stage3ROPwithoutplusdiseaseType1ROPが治療の適応でType2ROPは経過観察のうえType1ROPに至った時点で治療を行う.———————————————————————-Page5あたらしい眼科Vol.26,No.4,2009439(7)児網膜症に対する診療経験値も例外ではない.筆者は過去20年間の未熟児網膜症の経過,特に近年の改善を通じて,改めて未熟児網膜症の発症および進行に対し新生児科が主体となる全身管理の影響が大きいと感じている.眼科医としては網膜症の病態診断,治療に責任をもつことはもちろんであるが,同時に児の合併症や酸素動態など全身の因子にも注意を向ける必要がある.この姿勢は今後,治療対象に占める劇症型未熟児網膜症の相対的な増加が予想されるなか,ますます重要と考える.文献1)板橋家頭夫:超低出生体重児の死亡率の推移.周産期医学38:141-143,20082)InternationalCommitteefortheClassicationofRetinopa-thyofPrematurity:TheInternationalClassicationofRetinopathyofPrematurityrevised.ArchOphthalmol123:991-999,20053)堀内勁,猪谷泰史,大野勉ほか:わが国の主要医療施設におけるハイリスク新生児医療の現状(2001年1月)と新生児死亡率(2000年1~12月),日本小児科学会新生児委員会新生児医療調査小委員会,日児誌106:603-613,20024)PierceEA,FoleyED,SmithLE:Regulationofvascularendothelialgrowthfactorbyoxygeninamodelofretin-opathyofprematurity.ArchOphthalmol114:1219-1228,19965)PennJS,HenryMM,WallPTetal:TherangeofPaO2variationdeterminestheseverityofoxygen-inducedretinopathyinnewbornrats.InvestOphthalmolVisSci36:2063-2070,19956)境武男:呼吸窮迫症候群.新生児疾患35:96-99,20037)千田勝一:呼吸窮迫症候群.周産期医学36:478-479,20068)河野寿夫:慢性肺疾患.新生児疾患35:106-110,20039)DonlonJV,DoyleDJ,FeldmanMA:眼科,耳鼻咽喉科手術の麻酔.ミラー麻酔科学MillerRD編武田純三監修,p1957-1978,メディカルサイエンスインターナショナル,2007ETROPのtype1ROPおよびprethresholdROPをわが国の治療基準と比較すると,zoneIROPは厚生省新分類のII型と重なるが,zoneIIROPにはI型3期の初期から中期の病期が含まれる.つまり,I型ROPについては3期中期で進行性のあるものとするわが国の治療基準より早い病期での治療判断と言える.2.早期治療の問題点早期治療で対応した場合,自然治癒の可能性がある例についても治療を行うことになる.これはETROPの研究でも確認されている.同研究においてhighriskgroupでprethresholdROPに至りながら経過観察した372例中,thresholdROPにさえ至らず,結果的に治療不要で予後も良好であった例が136例(36.6%)あった(表2c).対策として,早期治療を保留して良い群として,比較的,重症化の危険性が低いplusdiseaseのないzoneIのstage1とstage2ROP,および,zoneIIのstage3ROPをあげ,これらは従来のthresholdでの治療であっても予後不良となる割合は5%以下であるとしている19).ETROPにおける早期治療群の重症瘢痕率は9.1%であるが,わが国における未熟性の高い児を管理する施設の治療成績をみると同割合は5%以下である17,21~23).コントロールされた多施設研究と施設単位の成績を同列に扱うことはできないが,少なくともETROPの成績は治療時期の早期化のみで未熟児網膜症が克服できないことを示しているといえる.おわりに現在,医療環境,レベルの地域間および施設間格差が深刻な問題となっているが,周産期医療や眼科医の未熟表2cETROPの研究で早期治療を行わなかった例の予後Low-riskprethreshold(n=292)Conventionallymanagedhigh-riskprethreshold(n=372)6カ月での評価Thresholdに至らなかった例Thresholdに至った例Thresholdに至らなかった例Thresholdに至った例予後良好24544136205重症瘢痕を形成12427(文献23より)———————————————————————-Page6440あたらしい眼科Vol.26,No.4,2009(8)studies.BrJOphthalmol86:1122-1126,200217)野村耕治:最近の網膜症の発症および治療状況.臨眼63:130-136,200918)HardyRJ,PalmerEA,DobsonVetal:Riskanalysisofprethresholdretinopathyofprematurity.ArchOphthalmol121:1697-1701,200319)EarlyTreatmentforRetinopathyofPrematurityCoopera-tiveGroup:Revisedindicationforthetreatmentofretin-opathyofprematurity:ResultoftheEarlyTreatmentforRetinopathyofPrematurityRandomizedTrial.ArchOph-thalmol121:1684-1696,200320)EarlyTreatmentforRetinopathyofPrematurityCoopera-tiveGroup:Theincidenceandcourseofretinopathyofprematurity:FindingsfromtheEarlyTreatmentforRetinopathyofPrematurityStudy.Pediatrics116:15-23,200521)菅波絵理,原徳子,松浦豊明ほか:奈良県立医科大学における未熟児網膜症の検討.臨眼54:427-431,200022)吉村圭子:福岡市立こども病院における極低出生体重児の未熟児網膜症の検討.眼臨98:518-521,200423)平岡美依奈,渡辺とよ子,川上義ほか:超低出生体重児における未熟児網膜症:東京都多施設研究.日眼会誌108:600-608,200410)ChowLC,WrightKW,SolaA:CanchangesinclinicalpracticedecreasetheincidenceofsevereretinopathyofprematurityinverylowbirthweightinfantsPediatrics111:339-345,200311)WrightKW,SamiD,ThompsonLetal:Aphysiologicreducedoxygenproto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