硝子体内注射(ベバシズマブ,メトトレキセート)IntravitrealInjection(Bevacizumab,Methotrexate)慶野博*はじめに非感染性の汎ぶどう膜炎や後部ぶどう膜炎の症例では,炎症の遷延化に伴い黄斑浮腫や脈絡膜新生血管が発生し,視力低下の大きな要因となることがある.このような眼合併症に対しては,これまでは副腎皮質ステロイド薬(以下,ステロイド薬)を用いた局所・内服療法,免疫抑制薬による治療が主体であったが,最近では抗血管内皮細胞増殖因子(vascularendothelialgrowthfac-tor:VEGF)阻害薬や免疫抑制薬による硝子体内注射の有用性も報告されている.本稿ではベバシズマブ,メトトレキセートの非感染性ぶどう膜炎に対する硝子体内注射療法の成績について,これまでの報告をレビューし,各薬剤の適用となる病態,有効性とその限界について考察したい.Iベバシズマブによる非感染性ぶどう膜炎の治療ベバシズマブはVEGFに対する遺伝子組換え型ヒト化モノクローナル抗体であり,眼科領域では適用外使用薬である.これまで加齢黄斑変性症に伴う脈絡膜新生血管,網膜新生血管,血管新生緑内障,黄斑浮腫に広く用いられ,その有効性が多数報告されている.ここでは非感染性ぶどう膜炎に合併した黄斑浮腫,脈絡膜新生血管に対するベバシズマブの臨床報告についてまとめる.1.黄斑浮腫ぶどう膜炎における黄斑浮腫の要因としては,網膜血管の慢性的な炎症による血液網膜関門の破綻,硝子体による黄斑部の牽引,高血圧や喫煙といった患者の全身状態や生活習慣などがあげられる1~3).これまで糖尿病黄斑症,黄斑浮腫を合併した網膜中心静脈閉塞症の硝子体液中においてVEGFが上昇していることが知られているが,ぶどう膜炎においても黄斑浮腫(+)群のほうが黄斑浮腫(.)群に比較して前房水中のVEGF濃度が有意に高いことが報告されている4).また,ぶどう膜炎の動物モデルとして知られる実験的自己免疫性ぶどう膜網膜炎の網膜においてVEGFが強発現していること,さらにinterleukin-1(IL-1)やtumornecrosisfactor-a(TNF-a)などの炎症性サイトカインもVEGFの産生を誘導することが知られており,ぶどう膜炎においてもVEGFが黄斑浮腫の病態形成に関与している可能性が示唆される5,6).眼炎症疾患に合併した黄斑浮腫に対するベバシズマブの6報告(すべて後ろ向き研究,症例報告は除外)の結果を表1に示す7~12).報告ごとに対象疾患が異なるものの,ベバシズマブ硝子体内注射前,または注射施行時にステロイド薬や免疫抑制薬の全身投与が施行されていた症例が33~100%,また4報において一部の症例に対して生物学的製剤が用いられていた7,8,10,12).視力の推移をみると,硝子体内注射後の観察期間が異なるものの,6報中5報において50%以上の症例で視力改善が得られ,*HiroshiKeino:杏林大学医学部眼科学教室〔別刷請求先〕慶野博:〒181-8611東京都三鷹市新川6-20-2杏林大学医学部眼科学教室0910-1810/17/\100/頁/JCOPY(15)475表1眼炎症疾患に合併した黄斑浮腫に対するベバシズマブ硝子体注射の報告硝子体注射前or注射時の全身治療硝子体注射注射後の視力の推移中心窩網膜厚報告者対象疾患眼数/症例数(CSand/orISAの回数観察期間(評価時期)(平均値)の推移and/orBiologics)治療前→治療後Ziemssenetal7)CS:100%,ISA:50%3眼/6眼で4眼/6眼で網膜厚減少IU:5例,PU:1例6眼/6例CSand/orISA:100%1回1カ月視力改善625→617(mm)retrospectivestudyBiologics:17%(ADA)(硝子体注射後1カ月)(硝子体注射後1カ月)IU:5例,CS:15%,ISA:54%6眼/13眼でComaetal8)Sarcoidosis:3例,CSand/orISA:54%91日4眼/13眼で網膜厚減少retrospectivestudyVKH:1例13眼/13例Biologics:15%1回(中間値)視力改善340→273(mm)SLE:1例,SO:1例,(DZB,IFX)(84~119日)(硝子体注射後6週)(硝子体注射後12週)BSC:1例,MS:1例IU:5例,2.3回(平均値)70日10眼/11眼でMackensenetal9)Anterioruveitis:2例CS:0%,ISA:40%(1~3回)(中間値)8眼/11眼で網膜厚減少retrospectivestudyPU:2例,11眼/10例CSand/orISA:40%うち2回以上が(14~208日)視力改善474→315(mm)Panuveitis:1例9眼/11眼(82%)4週間(硝子体注射後4週)(硝子体注射後4週)HLA-B27(+)AAU:5例,1.5回(平均値)Weissetal10)BSC:1例CS:0%,ISA:33%(1~2回)7眼/11眼で9眼/11眼で網膜厚減少retrospectivestudyRetinalvasculitis:1例,11眼/9例CSand/orISA:33%うち2回以上が視力改善587→494(mm)IU:1例Biologics:22%(IFX)(硝子体注射後4週)(硝子体注射後4週)Anterioruveitis:1例6眼/11眼(55%)1.8回(平均値)Mirshahietal11)CS:100%,ISA:92%(1~2回)7眼/12眼で7眼/12眼で網膜厚減少retrospectivestudyBehcet’sdisease:11例12眼/11例CSand/orISA:100%うち2回以上が記載なし視力改善246→258(mm)6眼/12眼(50%)(最終受診時)(最終受診時)Idiopathicuveitis:11例,Sarcoidosis:5例,CS:0%,ISA:63%1回:13眼Castanedaetal12)ARN:3例,CSand/orISA:63%2回:6眼19眼/29眼でretrospectivestudyRetinalvasculitis:2例,29眼/27例Biologics:22%TA硝子体注射1年視力改善記載なしJIA:2例(硝子体注射後1年)BSC:1例,MS:1例,(DZB,IFX,ADA)併用:10眼SLE:1例,Scleritis:1例AAU:acuteanterioruveitis,ARN:acuteretinalnecrosis,BSC:birdshotchorioretinopathy,IU:intermediateuveitis,JIA:juvenileidiopathicarthritis,MS:multiplesclerosis,PU:posterioruveitis,SLE:systemiclupuserythematosus,TB:tuberculosis,VKH:Vogt-Koyanagi-Harada,ADA:adalimumab,DZB:daclizumab,CS:corticoseroid,ISA:immunosuppressiveagents,IFX:in.iximab,TA:triamcinolone.光干渉断層計(opticalcoherencetomography:OCT)を用いた中心窩網膜厚の解析では,結果の記載があった5報中4報で半数以上の症例で網膜厚の減少がみられた.ただしMackenson,Weiss,Mirshahiらの報告をみると,ベバシズマブの硝子体注射の平均施行回数は1.5~2.3回,またベバシズマブ硝子体内注射が2回以上施行された症例が50~82%,さらにCastanedaらの報告では全体の約3割でトリアムシノロン(triamcinoloneace-tonide:TA)の硝子体内注射が併用されていた9~12).上記の結果から,眼炎症疾患に合併した黄斑浮腫に対してベバシズマブ硝子体内注射は一定の効果はあるものの,その効果は一過性であること,またベバシズマブ硝子体内注射単独では効果不十分な症例が存在することが示唆される.実際にWeissらの9例の報告においても,黄斑浮腫に加えてフルオレセイン蛍光眼底造影検査(.uoresceinangiography:FA)で視神経乳頭や脈絡膜から著明な蛍光漏出がみられた3例(そのうち2例は免疫抑制薬とインフリキシマブの併用下)では,ベバシズマブ単独では無効であり,TAの硝子体内注射が有効であったとしている10).非感染性ぶどう膜炎における黄斑浮腫の要因として,VEGFに加えて,慢性的な炎症により眼内に貯留したIL-1やIL-6,TNF-a,interferon-g(IFN-g)などの炎症性サイトカインが血液網膜関門に作用することでバリア機能の障害が生じると考えられる2).Rothovaらは黄斑浮腫に対して,ステロイド薬の点眼・局所注射から開始し,反応が不十分な症例にはステロイド薬やシクロスポリンなどの免疫抑制薬の全身投与を行うことで,黄斑浮腫の原因となる眼内の炎症を十分にコントロールすることが重要であると述べている13).非感染性ぶどう膜炎の活動期に生じた黄斑浮腫に対する治療は,①ステロイド薬による局所・全身治療で十分な消炎を行う,②ステロイド薬の減量や中止により黄斑浮腫の再発・増悪をきたす場合は,免疫抑制薬の併用を考慮する.現状では抗VEGF硝子体内注射療法は,ステロイド薬による眼圧上昇や白内障進行によりステロイド局所治療が困難な場合,全身状態不良のためステロイド薬や免疫抑制薬の使用が困難な場合,ぶどう膜炎の非活動期に黄斑浮腫が持続する場合などに対する補助的な治療手段として考慮すべきである.2.脈絡膜新生血管脈絡膜新生血管はさまざまな眼炎症性疾患に合併するが,とくにmultifocalchoroiditisやpunctateinnercho-rioretinopathyなどいわゆるacutezonaloccultouterretinopathy(AZOOR)complexにおいて合併頻度が高いことが知られている15).また,地図状脈絡膜炎や原田病の遷延例においてもみられる15).眼炎症疾患に合併した脈絡膜新生血管に対するベバシズマブの6報告(1報が前向き,5報が後ろ向き研究,症例報告は除外)の結果を表2に示す16~21).報告ごとに対象疾患が異なるもののベバシズマブ硝子体内注射前,または注射施行時にステロイド薬や免疫抑制薬の全身投与が施行されていた報告が6報中4報,ステロイド薬は20~100%,免疫抑制薬が15~40%の症例に用いられていた.また,1報において20%の症例に対して生物学的製剤が用いられていた.視力の推移をみると,硝子体内注射後の観察期間が異なるものの,すべての報告で60%以上の改善が得られ,中心窩網膜厚の解析では,結果の記載があった6報中4報において70%以上の症例で網膜厚の減少がみられた.さらにChanらの前向き研究を除いた5報で,ベバシズマブの硝子体注射の施行回数をみると,平均1.3~2.7回,またベバシズマブ硝子体内注射が2回以上施行された症例が22~80%であった.上記の結果から,眼炎症疾患の脈絡膜新生血管に対するベバシズマブ硝子体内注射の効果は一過性ではあるものの,黄斑浮腫に比較して視力改善率が高い傾向がみられた.脈絡膜新生血管も,黄斑浮腫と同様にその発生機序として,眼内の慢性的な炎症,それによる網膜色素上皮細胞・Bruch膜の障害,脈絡膜循環障害からの虚血性変化によるVEGFの増加などが要因と考えられる22~24).そのため,炎症の活動性が高い時期に脈絡膜新生血管を生じた場合は,ステロイド薬や免疫抑制薬などを用いて眼炎症の寛解導入・維持を行いながら,抗VEGF硝子体内注射を検討する.眼炎症の活動性が低い症例では抗VEGF硝子体内注射単独でも有効である可能性がある.今後は多施設での前向き臨床試験などにより眼炎症疾患(17)あたらしい眼科Vol.34,No.4,2017477表2眼炎症疾患に合併した脈絡膜新生血管に対するベバシズマブ硝子体注射の報告硝子体注射前or注射時の全身治療硝子体注射注射後の視力の推移中心窩網膜厚報告者対象疾患眼数/症例数(CSand/orIMTの回数観察期間(評価時期)(平均値)の推移and/orBiologics)治療前→治療後1.3回(平均値)Adanetal16)PIC:3例,MC:2例,(1~3回)7.1カ月8眼/9眼で視力改善9眼/9眼で網膜厚減少retrospectivestudySC:2例9眼/9例記載なしうち2回以上が(平均値)(最終受診時)360→220(mm)POHS:1例,BSC:1例2眼/9眼(22%)(6~10カ月)(最終受診時)15眼/15眼でChanetal17)idiopathic:9例,3回15眼/15眼で視力改善網膜厚減少prospectivestudyCSC:2例,15眼/15例記載なし(1回/月,6カ月(硝子体注射後6カ月)306→201(mm)PIC:4例3カ月連続)(硝子体注射後6カ月)MCwithpanuveitis:15眼,PIC:15眼Ocularhistoplasmosis:13Mansouretal18)眼,VKH:5眼CS:41%,ISA:15%58眼/74眼で視力改善351→253(mm)retrospectivestudySC/BSC:6眼,74眼CSand/orISA:47%1.6回(平均値)3カ月(硝子体注射後3カ月)(硝子体注射後3カ月)idiopathic:11眼Toxoplasmosis/TB/Sarcoidosis:8眼2.5回(平均値)7眼/10眼でTranetal19)MC:6例,SO:2例,CS:100%,ISA:40%(1~4回)7.5カ月7眼/10眼で視力改善網膜厚減少retrospectivestudyVKH:1例,SC:1例10眼/10例CSand/orISA:100%うち2回以上が(平均値)(最終受診時)326→260(mm)7眼/10眼(70%)(6~12カ月)(最終受診時)2.7回(平均値)Doctoretal20)idiopathic:1例,CS:40%,ISA:40%(1~5回)15.3カ月3眼/5眼で視力改善retrospectivestudyBSC:1例,MC:1例5眼/5例CSand/orISA:40%うち2回以上が(平均値)(最終受診時)記載なしSO:1例,VKH:1例Biologics:20%(DZB)4眼/5眼(80%)(6~12カ月)2.3回(平均値)Fineetal21)CS:20%,ISA:20%(1~6回)41.5週5眼/6眼で視力改善retrospectivestudyMC:5例6眼/5例CSand/orISA:40%うち2回以上が(平均値)(最終受診時)記載なし3眼/6眼(50%)(25~69週)BSC:birdshotchorioretinopathy,CSC:centralserouschorioretinopathy,MC:multifocalchoroiditis,PIC:punctateinnerchorioretinopathy,POHS:presumedocularhistoplasmosissyndrome,SC:serpiginouschoroiditis,SO:sympatheticophthalmia,TB:tuberculosis,VKH:Vogt-Koyanagi-Harada,ADA:adalimumab,DZB:daclizumab,CS:corticoseroid,ISA:immunosuppressiveagents,IFX:in.iximab.図1中枢性・眼内悪性リンパ腫(メトトレキセート硝子体内図2中枢性・眼内悪性リンパ腫(メトトレキセート硝子体内注射前)注射後)a:超広角眼底画像にて,左眼アーケード内耳側および鼻側上方a:注射前にみられた網膜の白色浸潤巣は軽快した.b:OCTから下方にかけて,白色の浸潤病巣がみられる(→).b:OCTにてellipsoidzoneの回復がみられる.矯正視力も左眼(0.8)にてellipsoidzoneの不明瞭化とRPEの肥厚が観察される.から(1.0)まで改善した.で9カ月間投与を継続し,有効性,安全性について評価した29).その結果,眼内リンパ腫の寛解導入までに平均6.4回(2~16回)のメトトレキセート硝子体注射を施行,経過観察中,全例で眼内リンパ腫の再発を認めなかった.また,全症例において治療開始後(多くは硝子体注射3回目以降)角膜上皮障害がみられたが,投与間隔を延長することで改善がみられた.Akiyamaらはメトトレキセート硝子体内注射のみで治療した原発性眼内リンパ腫8例中全例で,治療開始後眼内リンパ腫の寛解を得たものの,経過観察中に8例中2例で眼内リンパ腫の再発,8例中7例で中枢性悪性リンパ腫が発症した報告している30).さらに彼らはメトトレキセート硝子体内注射と大量メトトレキセート全身治療の併用治療のほうが,メトトレキセート硝子体内注射単独治療に比較して中枢性悪性リンパ腫発症の予防に効果的であると報告した.これらの報告から眼内リンパ腫に対するメトトレキセート硝子体内注射療法は高い寛解導入効果を有するものの,眼内リンパ腫の再発・中枢性悪性リンパ腫の発症を完全に抑制することは困難といえる.現時点ではメトトレキセート硝子体内注射療法は眼内リンパ腫による視機能障害を最小限にし,qualityofvision(QOV)を保持するための補助的な治療法と考える(図1,2)31,32).2.ぶどう膜炎に対するメトトレキセート硝子体内注射Taylorらは15例15眼の非感染性ぶどう膜炎患者に対してメトトレキセート(400μg)硝子体内注射を行ったところ,治療開始3カ月,および6カ月の時点で有意に視力が改善し,42%でステロイド薬投与量の減量効果が得られたが,治療開始4カ月の時点で33%の症例で再燃がみられたと報告している33).また,Baeらはステロイド薬や免疫抑制薬の全身投与に抵抗性を示すBehcetぶどう膜炎患者7例7眼に対してメトトレキセート(400μg)硝子体注射を行い,治療前後の視力,FA所見,ステロイド薬の減量効果を検討した.経過観察期間は平均25週間(18~40週),注射回数は平均4.3回(3~6回).治療開始後7眼中6眼で視力改善,FAにて4眼で漏出所見の軽快がみられた34).現状では非感染性ぶどう膜炎に対するメトトレキセート硝子体内注射に関する報告は少なく,どのような病態,疾患に有効なのか不明な点が多い.今後,前向き臨床試験などにより有効性や安全性についてさらなる検討が期待される.文献1)DickAD:Thetreatmentofchronicuveiticmacularoede-ma.BrJOphthalmol78:1-2,19942)RotsosTG,MoschosMM:Cystoidmacularedema.ClinOphthalmol2:919-930,20083)ThorneJE,DanielE,JabsDAetal:Smokingasariskfactorforcystoidmacularedemacomplicatingintermedi-ateuveitis.AmJOphthalmol145:841-846,20084)FineHF,Ba.J,ReedGFetal:Aqueoushumorandplasmavascularendothelialgrowthfactorinuveitis-asso-ciatedcystoidmacularedema.AmJOphthalmol132:794-796,20015)VinoresSA,ChanCC,VinoresMAetal:Increasedvas-cularendothelialgrowthfactor(VEGF)andtransforminggrowthfactorbeta(TGFbeta)inexperimentalautoim-muneuveoretinitis:upregulationofVEGFwithoutneo-vascularization.JNeuroimmunol89:43-50,19986)GulatiN,ForooghianF,LiebermanRetal:Vascularendothelialgrowthfactorinhibitioninuveitis:asystemat-icreview.BrJOphthalmol95:162-165,20117)ZiemssenF,DeuterCM,StuebigerNetal:Weaktran-sientresponseofchronicuveiticmacularedematointra-vitrealbevacizumab(Avastin).GraefesArchClinExpOphthalmol245:917-918,20078)CorderoComaM,SobrinL,OnalSetal:Intravitrealbev-acizumabfortreatmentofuveiticmacularedema.Oph-thalmology114:1574-1579,20079)MackensenF,HeinzC,BeckerMDetal:Intravitrealbevacizumab(avastin)asatreatmentforrefractorymac-ularedemainpatientswithuveitis:apilotstudy.Retina28:41-45,200810)WeissK,SteinbruggerI,WegerMetal:IntravitrealVEGFlevelsinuveitispatientsandtreatmentofuveiticmacularoedemawithintravitrealbevacizumab.Eye(Lond)23:1812-1818,200911)MirshahiA,NamavariA,DjalilianAetal:Intravitrealbevacizumab(Avastin)forthetreatmentofcystoidmacu-laredemainBehcetdisease.OculImmunolIn.amm17:59-64,200912)Cervantes-CastanedaRA,GiuliariGP,GallagherMJetal:Intravitrealbevacizumabinrefractoryuveiticmacularedema:one-yearfollow-up.EurJOphthalmol19:622-629,200913)RothovaA:Medicaltreatmentofcystoidmacularedema.480あたらしい眼科Vol.34,No.4,2017(20)-’