自己紹介吉田希望(よしだ・きぼう)よしだ眼科クリニック私は昭和62年に東京慈恵会医科大学に入局し,小児眼科を専門にやってきました.埼玉県立小児医療センターに平成4年1月から平成8年6月まで勤務.その後,小児の他覚評価ができないかとfMRIの研究で2年間フランスへ.帰国後大学を離れ,秋田県大館市に開業して18年になります.仕事のMyboom:子どもの眼科診療小児眼科が専門ですが,開業後数年してから専門外来を立ち上げることができました.土曜日に予約診療で小児眼科領域と大人の斜視などを中心に,ORTさんと一緒に診療しています.ORTさんは常勤2人と非常勤1人,それに慈恵医大から1人来てもらい,難症例にも対処できるようにと考えています.患者さんは秋田県を中心に,青森県の盲学校に通う児童(未熟児など)の診療をしています.秋田県立医療療育センターからはMR(mentalretardation)の強い患児の視機能評価の依頼も受けています.埼玉時代の外来は斜視と弱視,まれに先天白内障,緑内障,10年に1例網膜芽細胞腫.入院は斜視手術症例を年間150例程度,新生児科では未熟児網膜症の急性期しかみていませんでしたが,今では治療後が多く,全盲のケースやほぼ全盲で聴覚に頼っているケースなど,カリフォルニア工科大学の下條信輔先生の感覚代行VOICEの話などロービジョンの領域の知識も必要になってきています.小児の眼科管理は屈折検査と眼位検査に尽きるといえます.抑制の定量評価方法に手作りのNDフィルター入り板付きレンズを作製してもらい,(95)0910-1810/17/\100/頁/JCOPYBagolini線条グラス検査のデータを集めています.開業すると学校健診も仕事の一つになり,波面センサーを導入してみました.オルソケラトロジー施行眼の収差が桁違いであること,TMFに縦と横の差があることなど,視力検査の方法にも影響しそうなデータが得られています.検影法を数値化してくれるのが波面センサーだと感じています.波面ネタをもう一つ.小学校3年生のPFV(第一次硝子体過形成遺残)で,波面からは手術がよさそうだけれど,弱視治療(Occlupad)で1.0まで改善した例がありました.弱視治療も奥が深い.私生活のMyboom1スポーツ観戦.好きなんです.野球:父親が明治大学バレーボール部の監督(名前だけ)だった時期に,招待券で東京六大学野球の観戦に友人と神宮球場へ.昭和50年前後でしょうか,まだ外野が芝生席で寝転んで観ていたことを思い出します.父親の留学中のLAでのDodgers戦観戦も忘れられません.小学生の地域リーグで仲間に恵まれ,たまたま優勝し,チームごと招待されました.7回表終了時に場内アナウンスで紹介され,コーチに観客からの拍手に立って答えなさいって促され,誇らしい気持ちと恥ずかしい気持ちが入りまじりました.サッカー:埼玉勤務のころには浦和レッズの年間シートを持っていたほどで,試合を観に行くと負けることが多く,これからは自称隠れレッズファンになります.その当時に大宮サッカー場で観たレッズ対バスコダガマ戦のロマーリオ(ブラジル代表)はすごかったです.今年のチャンピオンシップ第2戦も観に行きましたが残念な結果になりました.ラグビー:父のゼミの先輩学生に誘われて,初ラグビー観戦は高校生の時の早明戦です.一時離れていましたが,最近再び夢中になっています.秋田八橋球場ではノーザンブレッツ対三菱重工相模原戦のハーフタイムに,観客席に遠征に帯同しているあたらしい眼科Vol.34,No.3,2017401写真1東芝スタッフ?画面左が私です.左隣は2013年南アフリカ最優秀コーチのストーンハウスさん.シェーン・ウイリアムスを発見.身長が170cmで,2008年IRBのMVP(サッカー界のバロンドール)選手なんです.握手して写真を撮らせてもらいました.2014年の日本選手権の2回戦,神戸製鋼対ヤマハ戦では,試合の1週間前にラグビー協会から電話があり,たまたま取れていたスカイラウンジシートを変わってほしいと.本当は嫌ですって言いたかったけれど,天皇皇后両陛下が来てラグビー界では初めての天覧試合になると聞き,喜んで譲りました.しばらく自己紹介の際に「天皇陛下に席を譲った男です」ってネタにできました.帰りの国道246が交通規制のため車が1台も走っていないのが不思議な光景でした.今年の東芝対クボタ戦では,たまたま座席が東芝の関係者席の隣で,テレビにがっちり映っていて,まるでチームドクターのようだと言われて少し嬉しかったです(写真1).昨年から日本も参加しているスーパーラグビーでは,生でワラビーズのメンバーを見られました.2019年の日本でのRWC(RugbyWorldCup)が楽しみです.私生活のMyboom2スポーツ.身体を動かすのも好きです.バスケットボール:学生時代から現在まで,途中中断期間はありましたが,楽しんでいます.撮影してもらった動画を見ると気持ちと身体がまったく別物ですが,引退まであと少しかなと思いつつ,週1回のチーム練習をまだ続けています(やらされています?).野球:地元の早起き野球チームに参加して6年になりました.周囲は高校野球で鳴らした選手達で,初心者の自分は初年度5打席5三振から始まり,ようやく今シーズン18打席3安打を打てるようになりました.毎年5402あたらしい眼科Vol.34,No.3,2017写真2第31回田沢湖マラソン後半キツイところで,無理して笑って走っています.月に行われる東京都眼科医会の大学対抗野球大会にも参加するのが楽しみです.ランニング:一昨年まではレースは年1回,地元秋田県大館市の山田記念ロードレースに参加していましたが,昨年から他のレースにも積極的に参加しています.7月の八竜町のメロンマラソン10km,9月は田沢湖マラソン20km(写真2)と秋田縦走50km,10月にきみまち10km,11月に岩手県宮古サーモンマラソン10km,12月には調布市制マラソン10km.今年は距離を長く,ハーフマラソンを中心に仙台ハーフ,さくらんぼなど企画中です.東京マラソンは倍率が高く抽選で外れました.いつの日か走られたらと考えています.トレーニング:3年前から始めました.週2回で月曜日は体幹トレーニングを40分程度,水曜日はフルメニュー(上半身,下半身,体幹)で75分程度.以前から腰痛と肩こりに悩まされていましたが,最近は症状がなくなりました.大きいけがをしなくなったのはトレーニング効果と思っています.おわりに診療について地域に育てていただいたこと,また専門外来を立ち上げるにあたり慈恵医大の柏田視能訓練士はじめ関係の皆様の協力を得られたことに,深く感謝しております.次のバトンですが,いつも難症例を快く受け入れていただいている弘前大学の鈴幸彦木先生にお渡しします.注)「Myboom」は和製英語であり,正しくは「Myobsession」と表現します.ただ,国内で広く使われているため,本誌ではこの言葉を採用しています.(96)