特集●緑内障性視神経症の鑑別診断あたらしい眼科30(11):1539~1545,2013特集●緑内障性視神経症の鑑別診断あたらしい眼科30(11):1539~1545,2013【各論】強度近視眼の視神経障害OpticNerveDamageinPathologicMyopia大野京子*はじめに近視眼と緑内障との関連はわが国を中心に報告されている1~5).Iwaseら6)は多治見スタディにおいて,近視の有無は眼圧や年齢とともに原発開放隅角緑内障(POAG)の有意な危険因子であったと報告した.軽度近視のオッズ比は1.85で,強度近視のオッズ比は2.60であった.Marcusら4)は,13の疫学研究(対象総数48,161名)のメタ解析研究を行い,うち11の研究の解析結果では,緑内障発症における近視のオッズ比は1.92であった.そのうち軽度近視(.3Dまで)のオッズ比は1.65であり,強度近視のオッズ比は2.46であった.Xuら3)はTheBeijingEyeStudyに参加した40歳以上の中国人4,319名において,視神経乳頭および視野検査の両方が緑内障性変化を呈する症例は,正視(.0.5~+2D)では1.0%であったのに対し,弱度近視(<..05~.3.0D)では2.2%,中等度近視(<.6~.8D)では2.4%で,高度近視(<.6~.8D)では6.5%と有意に高頻度であったとした.またわが国における研究から明らかになったように,強度近視眼の緑内障では,乳頭黄斑間の神経線維が障害されやすいこと5,7),異所性や多発性など通常の緑内障と異なるパターンの網膜神経線維層欠損を呈する8)などの特徴もある.このように近視眼に緑内障が多く,近視の存在が緑内障発症の危険因子となるということは明らかである.しかし,非常に強度の近視眼で果たしてそうであるかは完全には明らかになっていない.その根本にあるのは,強度近視眼において緑内障の有無を的確に診断することのむずかしさであると思われる.I強度近視眼における緑内障診断のむずかしさ強度近視眼では眼軸延長や後部強膜ぶどう腫の形成などにより,視神経乳頭に機械的伸展がかかり,視神経乳頭がしばしば変形する(図1).このように変形した乳頭では緑内障性乳頭変化の有無を判断することがむずかしく,またなかには極度の傾斜のために検眼鏡的に乳頭そのものを観察できない症例が存在する.強度近視眼の視神経乳頭の形状はBlachら9)により5つのタイプに分類されており(図2),彼らは5番目の形状が強度近視眼の緑内障に多くみられるとした.しかし臨床上はこのどれにも合致しないタイプも多くみられる.Meloら10)は緑内障を伴う強度近視眼(屈折度<.5D)と緑内障を伴わない強度近視眼において,OCT(光干渉断層計),SLO(走査レーザー検眼鏡)を用いた乳頭陥凹比の計測,およびOCTによる乳頭周囲の網膜神経線維層厚の測定を行った.しかしいずれの値も両群間に有意差はなく,強度近視眼の緑内障においては,非強度近視眼の緑内障の診断に有用であるこれらの検査は有用性に乏しいとしており,病的近視眼における的確な緑内障の診断はなかなかむずかしいと思われる.強度近視眼の網膜神経線維層はもともと菲薄化しており11),この点*KyokoOhno-Matsui:東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科眼科学分野〔別刷請求先〕大野京子:〒113-8519東京都文京区湯島1-5-45東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科眼科学分野0910-1810/13/\100/頁/JCOPY(47)1539図1病的近視眼の視神経乳頭の変形左:視神経乳頭の機械的伸展により,円形もしくは楕円形から逸脱した変形を示す.右:視神経乳頭の極度の傾斜により,乳頭自体の観察が困難である.乳頭下方にintrachoroidalcavitationを伴う.12345図2強度近視眼の視神経乳頭形状の5つのタイプ(文献9から許可を得て引用)1:正常乳頭陥凹,2:乳頭傾斜により耳側rimがなだらかに傾斜しているタイプ,3:全体的に浅く広い陥凹でrimがなだらかなタイプ,4:全体的に浅く広い陥凹でrimが急激に欠損しているタイプで,強度近視の緑内障に多いタイプ,5:深い乳頭陥凹.典型的な緑内障にみられるタイプ.から判断をむずかしくしている.しかしShojiら12)は強度近視眼における緑内障の判断に種々のOCTのパラメータ(GCC:ganglioncellcomplex,網膜神経線維層厚,乳頭形状)が有用であったと報告している.なかでもGCCが最も有用なパラメータであった.II強度近視眼における視野障害乳頭の変形を伴うような病的近視眼は緑内障のスタディから除外されていることが多い.非常に強度の近視眼における緑内障の頻度を調べた報告としては,Xuら3)は,BeijingEyeStudyに参加した中国人4,319名のうち,屈折度数.8D未満の強度近視眼は122眼にみられ,この122眼における‘opticdiscglaucoma’(視神経乳頭所見が緑内障性変化を示すもの)が10眼(8.2%)にみられ,視野所見と乳頭所見がともに緑内障性であったのは7眼(5.7%)であったとした.122眼の強度近視眼の屈折度や眼軸長の詳細は記載されていないが,最も強い近視度数は.20.9Dであったと書かれているので,かなり強い近視が含まれていたと考えられる.筆者ら13)は,屈折度.8D未満または眼軸長26.5mm以上の病的近視眼308名492眼(絶対暗点をきたすような萎縮病変や黄斑部新生血管を合併しない,軽度びまん性病変まで1540あたらしい眼科Vol.30,No.11,2013(48)の症例)を5年以上経過観察し,Goldmann視野検査でV-4イソプターが10%以上欠損したものを有意な視野変化と定義して解析した.その結果,経過観察中に13.2%が近視性黄斑部および周辺部網膜病変で説明できない視野障害を生じた.視野障害はしばしば非典型的であり,鼻側視野欠損に加えて耳側視野欠損も合併した‘ひょうたん型視野’も多くみられるといった特徴があった(図3).特にCurtin14)のtypeVIIまたはTypeIXぶどう腫(図4)のような乳頭耳側に強膜のカーブの変形がある症例で視野障害の頻度が高いこともわかった13).以上から,病的近視眼では視神経障害によると思われる視野欠損は決して稀ではないことがわかる.Akagiら15)は強度近視眼の乳頭周囲をswept-sourceOCTでスキャンし,typeIXぶどう腫にみられるよう図3強度近視にみられる,ひょうたん型視野(文献13から許可を得て引用)図4ぶどう腫内に凸凹がみられるタイプ強度近視眼ではtypeVII(左)およびtypeIX(右)ぶどう腫を有する眼に視野障害が多くみられる(文献14から許可を得て引用).な乳頭耳側の強膜の突出の角度が急であるほど網膜神経線維が薄く,視野障害が高度であると報告している.III強度近視の視神経イメージングから得られた知見1.視神経周囲くも膜下腔の拡大病的近視眼では視神経周囲のコーヌスを通してその後方にあるくも膜下腔を観察することが可能である16,17).強度近視眼では,くも膜下腔は眼球に近いほうを基底部とする三角状の低反射として観察され(図5),くも膜下腔が拡大していた.Cscan画像では,視神経乳頭周囲のコーヌス内の広範囲に太いarachnoidtrabeculaeを含むくも膜下腔が観察される.強膜篩状板内面とくも膜下腔の最短距離は252.4±110.9μm,くも膜下腔上の強膜厚の最短値は190.6±51.2μであり,くも膜下腔上の強膜はきわめて菲薄化している.さらに極端な症例では,硝子体腔とくも膜下腔が直接交通している症例もある.直接交通しているような症例では,強膜篩状板と乳頭周囲強膜との連続性は完全に断たれているため,眼圧変化に対し,きわめて脆弱であると推察される.さらに,硝子体とくも膜下腔の交通により,両者の液成分が変化する可能性も考えられる.Jonasら18)は,強度近視眼を組織学的に検討し,強度近視眼の視神経周囲ではくも膜下腔が拡張し,くも膜下腔上の強膜が著しく菲薄化していること,乳頭周囲の網膜は神経線維しかなく,神経線維図5視神経周囲くも膜下腔のOCT所見(文献17から許可を得て引用)くも膜下腔は眼球に近いほうが広い逆三角形状を呈する.くも膜下腔の中には太いarachnoidtrabeculaeがみられる.強膜は視神経に向かって食い込む形で(矢印)その後内側では軟膜に(赤矢頭),外側では硬膜に(青矢頭)移行する.(49)あたらしい眼科Vol.30,No.11,20131541層が直に強膜の上にのっていることなどを報告している.これらの組織学的所見はOCTでみられた筆者らの所見と非常によく似ている.2.後天的pit形成病的近視眼では視神経乳頭内もしくはコーヌス内にpit様の裂隙がみられる19)(図6).198眼の強度近視眼を調べたところ,32眼(16.2%)にpitが認められ,うち1/3は乳頭pit,残り2/3はコーヌスpitであった.乳頭pitは主として乳頭面積が大きい巨大乳頭様の症例において,乳頭の上極もしくは下極に生じ,深いものでは1mm以上もの深さに達する.一方,コーヌスpitはほとんどの症例でCurtin分類14)のtypeIXぶどう腫を合併する眼に生じ,乳頭耳側のridgeの斜面に生じていた.乳頭pitの形成においては,乳頭の上下極は強膜篩状板が薄く,また網目構造が脆弱な部位であり,そのために視神経乳頭が機械的に伸展された場合に最も破綻しやすい部位であるため,pitが好発するのではないかと考えられる.また,conuspitの場合には,必ずtypeIXぶどう腫における乳頭耳側ridgeの内側の斜面に生じる.耳側ridgeの内側の斜面はもともと強膜が硬膜と軟膜に分かれた後のため,強膜が菲薄化しており,眼軸延長に際し,最も伸展されやすく,この部位の強膜に生じた強膜分離がpitに発展すると推察される.また,そのほかのタイプとして,球後の短後毛様動脈がconus内で眼球に刺入するような症例では,conusの拡大とともに刺入部位が拡大し,それがconuspitに発展する症例もある.いずれのタイプにおいても,pit部位では必ずpit上を走行する網膜神経線維の連続性が破綻しており,その線維走行に一致した視野欠損がみられ,病的近視眼における視野障害の原因として後天的pitが重要であることが推察される.緑内障眼においても乳頭pit類似の所見がOCTを用いて局所の篩状板欠損であることが報告20)されており,乳頭pitと類似性があるのかもしれない.3.Intrachoroidalcavitation(ICC)Freundら21)は,病的近視眼の乳頭下方にしばしば三日月状のオレンジ色病変がみられることを報告し,OCTでこの病変が網膜色素上皮.離であると報告し,peripapillarydetachmentofpathologicmyopia(PDPM)として報告した.筆者らは,PDPMは強度近視眼の約5%にみられ,本病変があると70%に緑内障様視野障害を合併することを報告した22).その後,Toranzoら23)は,より高解像度のOCTを用いて,本病変が色素上皮.離ではなく,脈絡膜内の洞様構造であることを明らかにし,intrachoroidalcavitation(ICC)とよんだ.Spaideと筆者らの共同研究24)では,ICCの部位では強膜のカーブが眼球後方に変位していること,さらにICCと乳頭の境界領域に沿って網膜内層の欠損がみられることをEDI(enhanceddepthimaging)-OCTとswept-sourceOCTを用いて明らかにした.後天的pitと同様に,ICCにおいても,境界部位における網膜内層の連続性の途絶により,当該の神経線維走行に一致図6視神経乳頭ピット眼底写真(左)では明瞭でないが,OCTから再構築した画像では乳頭の上鼻側と上方に2つのピットがみられる(中,矢印および矢頭).上鼻側のピットはOCT画像で篩状板を超えて1mm以上の深さがある(右,矢印).1542あたらしい眼科Vol.30,No.11,2013(50)図7Zinn.Haller動脈輪の観察ICG赤外蛍光眼底造影(右上)では複数の血管が動脈輪を構成している.OCT(下)では動脈輪を構成している血管の断面(左下,矢印)と,そこから視神経に向かう枝(右下,矢頭)がみえる(文献26から許可を得て引用).図8Zinn.Haller動脈輪の変形(文献26から許可を得て引用)コーヌス内に動脈輪を観察できる(左,矢頭).ICG赤外蛍光眼底造影(右)では動脈輪が視神経から最も離れた部位に一致して短後毛様動脈の刺入部位がある(矢印).(51)あたらしい眼科Vol.30,No.11,20131543する視野欠損を示す.通常のICCは乳頭下方に生じるが,ときに乳頭耳側を中心にICCが生じることがある.耳側にICCが生じると乳頭耳側に網膜の欠損を生じるために,乳頭-黄斑線維の連続性が途絶し,中心暗点もしくは傍中心暗点の原因となる.強度近視眼の視神経周囲では予想以上にさまざまな組織で断裂が生じており,これらの構造破綻が視野障害に関与する可能性が示唆される.4.Zinn.Haller動脈輪の離解強度近視眼ではコーヌス部位を通して,強膜内またはその後方に位置するZinn-Haller動脈輪をICG(インドシアニングリーン)蛍光眼底造影などにより観察できる25,26).SpectralisによるICG造影とOCTの同時撮影では強膜内に位置するZinn-Haller動脈輪を明瞭に観察できる(図7).強度近視眼ではしばしばZinn-Haller動脈輪が円形ではなく,横長菱形であり(図8),乳頭から最も離れた部位が短後毛様動脈の刺入部位に一致している.つまり乳頭周囲の機械的伸展に伴い,短後毛様動脈刺入部位が乳頭から離解し,それに伴って引きずられる形でZinn-Haller動脈輪も離解すると考えられる.そしてこのような離解により視神経の循環障害も惹起される可能性があると推察される.おわりに強度近視眼に多くみられる視神経障害の病態解明は新たな画像診断機器の進歩を背景に進みつつある.視神経や網膜神経線維の変化だけでなく,Usuiら27)は,強度近視眼で緑内障を合併している症例では有意に脈絡膜が菲薄化していたと報告しており興味深い.病的近視の視神経障害の病態は多様であり,それぞれに関与する因子も異なると推察される.今後病態解明がさらに進歩し,治療法に結びつくことが期待される.文献1)SuzukiY,IwaseA,AraieMetal:Riskfactorsforopen-angleglaucomainaJapanesepopulation:theTajimiStudy.Ophthalmology113:1613-1617,20062)ChangRT,SinghK:Myopiaandglaucoma:diagnosticandtherapeuticchallenges.CurrOpinOphthalmol24:96-101,20133)XuL,WangY,WangSetal:HighmyopiaandglaucomasusceptibilitytheBeijingEyeStudy.Ophthalmology114:216-220,20074)MarcusMW,deVriesMM,MontolioFGetal:Myopiaasariskfactorforopen-angleglaucoma:asystematicreviewandmeta-analysis.Ophthalmology118:19891994,20115)MayamaC,SuzukiY,AraieMetal:Myopiaandadvanced-stageopen-angleglaucoma.Ophthalmology109:2072-2077,20026)IwaseA,SuzukiY,AraieMetal:Theprevalenceofprimaryopen-angleglaucomainJapanese:theTajimiStudy.Ophthalmology111:1641-1648,20047)KimuraY,HangaiM,MorookaSetal:Retinalnervefiberlayerdefectsinhighlymyopiceyeswithearlyglaucoma.InvestOphthalmolVisSci53:6472-6478,20128)ChiharaE,SawadaA:Atypicalnervefiberlayerdefectsinhighmyopeswithhigh-tensionglaucoma.ArchOphthalmol108:228-232,19909)BlachRK,JayB:Theglaucomatousdiscindegenerativemyopia.TransOphthalmolSocUK85:161-168,196510)MeloGB,LiberaRD,BarbosaASetal:Comparisonofopticdiskandretinalnervefiberlayerthicknessinnonglaucomatousandglaucomatouspatientswithhighmyopia.AmJOphthalmol142:858-860,200611)VernonSA,RotchfordAP,NegiAetal:PeripapillaryretinalnervefibrelayerthicknessinhighlymyopicCaucasiansasmeasuredbyStratusopticalcoherencetomography.BrJOphthalmol92:1076-1080,200812)ShojiT,SatoH,IshidaMetal:Assessmentofglaucomatouschangesinsubjectswithhighmyopiausingspectraldomainopticalcoherencetomography.InvestOphthalmolVisSci52:1098-1102,201113)Ohno-MatsuiK,ShimadaN,YasuzumiKetal:Longtermdevelopmentofsignificantvisualfielddefectsinhighlymyopiceyes.AmJOphthalmol152:256-265e1,201114)CurtinBJ:Theposteriorstaphylomaofpathologicmyopia.TransAmOphthalmolSoc75:67-86,197715)AkagiT,HangaiM,KimuraYetal:Peripapillaryscleraldeformationandretinalnervefiberdamageinhighmyopiaassessedwithswept-sourceopticalcoherencetomography.AmJOphthalmol155:927-936,201316)ParkSC,DeMoraesCG,TengCCetal:Enhanceddepthimagingopticalcoherencetomographyofdeepopticnervecomplexstructuresinglaucoma.Ophthalmology119:3-9,201217)Ohno-MatsuiK,AkibaM,MoriyamaMetal:Imagingtheretrobulbarsubarachnoidspacearoundtheopticnervebyswept-sourceopticalcoherencetomographyineyeswithpathologicmyopia.InvestOphthalmolVisSci52:9644-9650,20111544あたらしい眼科Vol.30,No.11,2013(52)18)JonasJB,JonasSB,JonasRAetal:Histologyofthepara-papillaryregioninhighmyopia.AmJOphthalmol152:1021-1029,201119)Ohno-MatsuiK,AkibaM,MoriyamaMetal:Acquiredopticnerveandperipapillarypitsinpathologicmyopia.Ophthalmology119:1685-1692,201220)KiumehrS,ParkSC,SyrilDetal:Invivoevaluationoffocallaminacribrosadefectsinglaucoma.ArchOphthalmol130:552-559,201221)FreundKB,CiardellaAP,YannuzziLAetal:Peripapillarydetachmentinpathologicmyopia.ArchOphthalmol121:197-204,200322)ShimadaN,Ohno-MatsuiK,YoshidaTetal:Characteristicsofperipapillarydetachmentinpathologicmyopia.ArchOphthalmol124:46-52,200623)ToranzoJ,CohenSY,ErginayAetal:Peripapillaryintrachoroidalcavitationinmyopia.AmJOphthalmol140:731-732,200524)SpaideRF,AkibaM,Ohno-MatsuiK:Evaluationofperipapillaryintrachoroidalcavitationwithsweptsourceandenhanceddepthimagingopticalcoherencetomography.Retina32:1037-1044,201225)ParkKH,TomitaG,OndaEetal:Invivodetectionofperineuralcirculararterialanastomosis(circleofZinnHaller)inapatientwithlargeperipapillarychorioretinalatrophy.AmJOphthalmol122:905-907,199626)Ohno-MatsuiK,KasaharaK,MoriyamaM:DetectionofZinn-Hallerarterialringinhighlymyopiceyesbysimultaneousindocyaninegreenangiographyandopticalcoherencetomography.AmJOphthalmol155:920-926,201327)UsuiS,IkunoY,MikiAetal:Evaluationofthechoroidalthicknessusinghigh-penetrationopticalcoherencetomographywithlongwavelengthinhighlymyopicnormal-tensionglaucoma.AmJOphthalmol153:10-16,2012(53)あたらしい眼科Vol.30,No.11,20131545