特集●眼圧上昇はなぜ起こる?あたらしい眼科29(5):607.612,2012特集●眼圧上昇はなぜ起こる?あたらしい眼科29(5):607.612,2012第4の機序:悪性緑内障vs.毛様体因子:原発閉塞隅角緑内障の発症機序としてのUvealEffusionLevel4:MalignantGlaucomavs.CiliaryBodyFactor:UvealEffusion酒井寛*はじめに日本緑内障学会において作成された緑内障診療ガイドラインの第3版において原発閉塞隅角緑内障の隅角閉塞機序は1.相対的瞳孔ブロック,2.プラトー虹彩,3.水晶体因子,4.毛様体因子の4つに分類された.この4つは原発閉塞隅角緑内障において現在確認された機序であり,これに毛様体因子が新たに加わった1)(表1).(注記:発表当時に原発閉塞隅角症,原発閉塞隅角症疑いという診断名が一般的でなかった事柄が多いので,ここでは原発閉塞隅角緑内障に統一して記述する.)I毛様体因子,UvealEffusion毛様体脈絡膜.離(uvealeffusion)が毛様体の前方回旋や浅前房化をひき起こし悪性緑内障を含む“続発性表1緑内障診療ガイドライン(2012)―原発閉塞隅角緑内障:隅角閉塞機序の分類―1.瞳孔ブロック2.プラトー虹彩:虹彩の形態異常3.水晶体因子:水晶体の前進,膨隆,加齢による増大も原発性の隅角閉塞発症に関与.瞳孔ブロックにも関与4.毛様体因子:uvealeffusionが原発閉塞隅角緑内障に存在し,浅前房と毛様体ブロックと関連注記)すべて原発性の閉塞隅角の機序.の”閉塞隅角をひき起こすことは古くから知られていた(図1).一方,“原発性の”閉塞隅角緑内障において,超音波生体顕微鏡(UBM)を用いて診断されるuvealeffusion(図2)は数例の報告があった.これが,広く存在することはSakaiらによってはじめて明らかにされ図1LevelIV:malignantglaucoma悪性緑内障に観察されたuvealeffusionの超音波生体顕微鏡写真.Uvealeffusionは著明であり毛様体自体が浮腫性に肥厚している.C:角膜,AC:前房,CB:毛様体,S:強膜,*:uvealeffusion.(AIGSコンセンサスブック,文献12より)*HiroshiSakai:琉球大学医学部附属病院眼科〔別刷請求先〕酒井寛:〒903-0215沖縄県中頭郡西原町字上原207琉球大学医学部附属病院眼科0910-1810/12/\100/頁/JCOPY(27)607強膜毛様体扁平部図2毛様体因子原発閉塞隅角緑内障に観察されたuvealeffusionの超音波生体顕微鏡写真.比較的明瞭なuvealeffusionが毛様体扁平部に観察される.毛様体の形態にはあまり変化がなく,毛様体脈絡膜.離であることに注意.(文献22より)強膜毛様体扁平部図2毛様体因子原発閉塞隅角緑内障に観察されたuvealeffusionの超音波生体顕微鏡写真.比較的明瞭なuvealeffusionが毛様体扁平部に観察される.毛様体の形態にはあまり変化がなく,毛様体脈絡膜.離であることに注意.(文献22より)た2).Uvealeffusionは,原発閉塞隅角緑内障の急性発作眼(治療後:50%以上),発作僚眼(20%)に高頻度に存在し,慢性閉塞隅角緑内障眼においても9%の症例に存在し開放隅角眼(1%)より頻度が高かった(図3).Uvealeffusionと浅前房との関連も示されており,原発閉塞隅角緑内障における浅前房化の機序として注目されている2.6).この研究は海外(シンガポールの中国系住民)から追試が行われ,頻度は異なるが同様の結果が示されている7).従来,原田病,線維柱帯切除術後,レーザー後,悪性緑内障,真性小眼球などにおいて観察される7.11)続発閉塞隅角緑内障の機序と考えられていたuvealeffusionが原発閉塞隅角緑内障の機序の一つであることが示された(図2).II第4の機序:悪性緑内障一方,第4の機序:悪性緑内障(LevelIV:malignantglaucoma)は続発性を含む閉塞隅角緑内障の分類として提唱された.2006年,Foster,He,LiebmannはAIGS(AssociationofInternationalGlaucomaSocieties)コンセンサスの中で閉塞隅角緑内障の機序としてレベル1:虹彩と瞳孔(瞳孔ブロック),レベル2:毛様体608あたらしい眼科Vol.29,No.5,2012100%90%80%70%60%50%40%30%20%10%0%急性発作急性発作の僚眼慢性原発閉塞隅角開放隅角:Uvealeffusion(-):Uvealeffusion(+)図3原発閉塞隅角緑内障におけるuvealeffusion超音波生体顕微鏡で観察されるuvealeffusionは,原発閉塞隅角緑内障の急性発作眼,発作僚眼に高頻度に存在し,慢性閉塞隅角緑内障眼においても開放隅角眼より頻度が高い.(文献4から作図,文献22より)表2AIGS(WGA)コンセンサスによる隅角閉塞のレベルAIGSコンセンサス(2006)LevelI:虹彩と瞳孔(Irisandpupil):瞳孔ブロックLevelII:毛様体構造(Ciliarybodyarchitecture):プラトー虹彩LevelIII:水晶体起因性緑内障(Lens-inducedglaucoma):水晶体亜脱臼,水晶体膨隆LevelIV:悪性緑内障(Malignantglaucoma):毛様体ブロック注記)LevelI,IIは原発性,III,IVは続発性の閉塞隅角の機序.構造(プラトー虹彩),レベル3:水晶体起因性緑内障,レベル4:悪性緑内障と分類した.第3,第4の機序は続発性の機序として分類されている.特に第4の機序“悪性緑内障”(図1)は,通常内眼手術後に生じる前房消失を伴う高眼圧を指し,非常にまれな病態である12)(表2).III悪性緑内障のメカニズムの理解の歴史1915年,Heerfordtは渦静脈と脈絡膜のうっ血による毛様体の前方回転が悪性緑内障の発症機序ではないかという仮説を提唱した13).1954年にShafferは術中所見から房水が硝子体へ回り込むという機序(aqueousmisdirection)を提唱した.Chandlerは悪性緑内障の手術(28)術式として水晶体摘出の有効性を報告し,後に1.前後房開放の確認,2.強膜開窓,3.硝子体吸引,すなわち瞳孔ブロックの確認,脈絡膜下液の排出を行ってから硝子体液の吸引を行うという3ステップ手術を提唱した14,15).硝子体容積縮小を最終ステップとしながらも,瞳孔ブロックや脈絡膜下液の存在(脈絡膜.離)も念頭において手術を行うという点が要諦である.このように,臨床的に悪性緑内障と診断された症例に脈絡膜.離のある症例が存在することは古くからよく知られていた.1997年,UBMの開発者の一人であるPavlinらは臨床的に悪性緑内障と診断される症例のなかに通常のBモードエコーでは発見できないeffusionを伴う症例が存在することをUBMにより示した16).しかしながら,uvealeffusionや脈絡膜出血に続発する閉塞隅角を悪性緑内障から除かれる,という考え方17,18)が主流であった.現在でもBモードエコーや眼底検査,または臨床経過から明らかな脈絡膜.離や脈絡膜出血は悪性緑内障の診断からは除外される.最近では,UBMにより診断される軽度のuvealeffusionは悪性緑内障の診断に含まれるとする考え方が広まっている.IV悪性緑内障=毛様体ブロック現在では,悪性緑内障の発症メカニズムは“毛様体ブロック”という概念で理解されている.毛様体ブロックは毛様体と水晶体,眼内レンズ,前部硝子体膜,硝子体などとの間に起こる房水の流出障害と考えることができる19).虹彩と水晶体が一体となって挙動すると考え,この二つの組織を合わせた構造を虹彩-水晶体面(lens-irisdiaphragmまたはiris-lensdiaphragm:直訳は虹彩-水晶体隔膜)と表現することがある.この虹彩-水晶体面がuvealeffusionや毛様体突起の前方回旋に伴い毛様小帯が緩み前方に押し出される.さらに毛様体と水晶体の間で房水の流出障害が起こる“毛様体ブロック”が生じて硝子体圧が上昇(房水の硝子体への回り込み)する.すると虹彩-水晶体面がさらに前進するという悪循環をきたす12,13).UBM検査によって前方に偏位して硝子体に圧排され扁平化した毛様体の形状として読影することができる(図1).発症機序は症例ごとに異なる可能性もあり形態(29)のみからは実際の機序をすべて理解することは不可能である.しかしながら,水晶体が前方に脱臼して虹彩を押し付けている水晶体起因性緑内障とは毛様体の形状が異なることから異なる病態として分類することが可能である.V悪性緑内障と原発閉塞隅角緑内障そもそも,悪性緑内障と原発閉塞隅角緑内障には深い関係がある.悪性緑内障は,1869年にVonGraefeにより周辺虹彩切除後の前房消失と高眼圧の症例としてはじめて報告された20).100年近く後,Chandlerはいずれも原発閉塞隅角緑内障の術後に発症した悪性緑内障の6症例を報告し,その後治療法として水晶体摘出と硝子体吸引を報告した14,15).歴史的には悪性緑内障とは原発閉塞隅角緑内障の術後に発症する前房消失を伴う眼圧上昇と考えられていた.Ritchらもその著書のなかで悪性緑内障の背景として以前の急性・慢性閉塞隅角緑内障の存在,浅前房,水晶体の前方偏位,水晶体または硝子体による瞳孔ブロック,毛様小帯の脆弱,毛様体の前方偏位と浮腫,前部硝子体膜の肥厚,硝子体容積の拡張,後部硝子体腔への房水の回り込みを列記している18).以前の急性・慢性閉塞隅角緑内障の存在はそのものであるが,浅前房,水晶体の前方偏位,水晶体による瞳孔ブロックは原発閉塞隅角緑内障の本態的なメカニズムである.毛様体浮腫(=uvealeffusion)も原発閉塞隅角緑内障眼に潜在することが確認された4).現代の医療レベルにおいては悪性緑内障の発症そのものが少なく,緑内障病型の差による緑内障手術後の合併症の違いはないとの報告もある.悪性緑内障が原発閉塞隅角緑内障に特有の疾患であるというわけではない.しかし,原発閉塞隅角緑内障のメカニズムが悪性緑内障と共通する,と考えれば過去に多くの悪性緑内障が原発閉塞隅角緑内障の術後に発症した原因を推測することができる2,4,21,22).VI悪性緑内障への対策悪性緑内障の治療は,縮瞳薬の中止とアトロピン点眼,有水晶体眼においては水晶体摘出(多くの場合は超音波乳化吸引術と眼内レンズの挿入),人工的水晶体眼ではYAGレーザーによる後.切開,前部硝子体膜切開あたらしい眼科Vol.29,No.5,2012609を試みる.また,有水晶体,無水晶体眼ともに硝子体切除術が根治的手術として行われる.明らかな脈絡膜.離や脈絡膜出血による続発閉塞隅角緑内障は悪性緑内障から除外され,治療は強膜開窓術など脈絡膜下液や出血の排出も選択肢となる.VII毛様体因子への対策悪性緑内障への治療法は必ずしも原発閉塞隅角緑内障の毛様体因子を解除するために行われるわけではない.水晶体摘出,硝子体切除術は浅前房を解除することができるが,毛様体そのものを目標とした治療ではない.縮瞳薬の中止とアトロピン点眼は毛様体因子を減らすと考えられる.一方,縮瞳薬の使用は虹彩の菲薄化により隅角の開放をもたらすので,毛様体の前方回旋,浅前房化という毛様体因子とは隅角において相反する作用をもつ.通常,原発閉塞隅角緑内障においては微少なuvealeffusionが存在してもピロカルピンが作用すれば隅角は開大する.そのため原発閉塞隅角緑内障においては毛様体因子に関して治療を行うことは通常ない.悪性緑内障ではピロカルピンは禁忌であるのでこの点はまったく異なる.水晶体摘出は原発閉塞隅角緑内障の毛様体の前方回旋も軽減する23).毛様体の前方回旋に伴う水晶体の前進による隅角閉塞を解除すると考えれば,水晶体摘出は毛様体因子を直接,間接的に除去すると考えることができる.また,uvealeffusionが存在する急性発作後の眼に水晶体を取らずに濾過手術を行うことはuvealeffusionの悪化により悪性緑内障をきたす可能性がある,ということが術前に理解できるようになった意義も大きい.VIII脈絡膜容積の評価Quigleyは悪性緑内障と閉塞隅角緑内障の発症機序として脈絡膜膨張(choroidalexpansion)がその容積効果により硝子体圧を上昇させて後方から水晶体を押し上げる,という仮説を提唱した24).ぶどう膜の影響による水晶体の前進と浅前房化を原発閉塞隅角緑内障の発症機序にも適応できるかもしれないという仮説であり,この点は原発閉塞隅角緑内障におけるuvealeffusionにより証明された機序2,4)と同様である.Uvealeffusionは毛様体610あたらしい眼科Vol.29,No.5,2012扁平部に顕著であるが,脈絡膜膨張仮説では脈絡膜全体の容積が増加すると仮定した点は異なる.脈絡膜容積の測定は従来困難であったが,光干渉断層計(OCT)の技術の進歩により中心脈絡膜厚の測定として実現された.Quigleyらのグループによる最近の研究により中心脈絡膜厚は短眼軸眼で厚いが,加齢とともに減少することが示された25).また,拡張期眼灌流圧に影響されることも明らかになった25).中心脈絡膜厚は短眼軸眼で厚いことは興味深いが,長眼軸眼では眼球構造すべてが薄くなるので,これは理解しやすい結果である.一方,原発閉塞隅角緑内障を含む緑内障との関連は認められなかった.中心脈絡膜厚の測定による原発閉塞隅角緑内障における脈絡膜膨張仮説の立証はいまだなされていない.今後,研究の進展が望まれる分野である.IX続発性と原発性の相似ぶどう膜炎による虹彩後癒着は完全瞳孔ブロックをきたすが,加齢による水晶体厚の増加は不完全な瞳孔ブロックである相対瞳孔ブロックをひき起こす.虹彩分離症や毛様体.腫などの虹彩,毛様体の形態異常も虹彩の形状に由来する隅角閉塞をきたしうる.一方,原発性の隅角閉塞機序であるプラトー虹彩も虹彩の形態異常によるものである.水晶体脱臼,亜脱臼は瞳孔ブロックの増加を伴って,または伴わずに直接的に隅角閉塞をきたし水晶体起因性緑内障の原因となることがある.同様に,原発閉塞隅角緑内障においても水晶体の厚みや曲率,前方偏位などが原因となる手術後に生じる前房消失と高眼圧というまれな病態である悪性緑内障は,uvealeffusionの存在,毛様体の扁平化,前方偏位などによる毛様体ブロックであることが明らかになりつつあるが,原発閉塞隅角緑内障においてもuvealeffusionの存在から毛様体因子の関与が明らかになった.このように,続発性の機序は極端な状況でありより明瞭であるが,原発閉塞隅角緑内障においても同様の機序がより軽微な状況で潜在していて,ときにはその境界はあいまいであると考えることができる.(30)X原発閉塞隅角緑内障の発症機序の重層原発閉塞隅角緑内障の発症機序として確認されている1.相対的瞳孔ブロック,2.プラトー虹彩,3.水晶体因子,4.毛様体因子の4つの因子は単に多因子であるというだけでなく重層的な構造をもつ.瞳孔ブロックやプラトー虹彩による隅角閉塞も加齢により発症する.なぜだろうか?水晶体は胎生期に陥入した表層外胚葉由来の上皮組織であり,終生分裂を止めない.そのため,水晶体の容積,おもに厚みは加齢とともに増加する.結果として前房は浅くなり,虹彩との接触も強くなり瞳孔ブロックが増強される.このように,水晶体因子は瞳孔ブロックやプラトー虹彩機序よりも深層にある因子である.毛様体因子も毛様体突起を前方回旋させ水晶体を前方に押し出す.これらは,結果として浅前房化,隅角の狭細化をもたらしていると考えられる.近年,新たに発見された原発閉塞隅角緑内障の毛様体因子は,重なり合う多くの因子のなかでも表に現れにくい深い位置に存在し,通常の診察で気がつかれることが少ない機序である.おわりに原発閉塞隅角緑内障の発症機序として,従来から瞳孔ブロック,プラトー虹彩,水晶体因子が関与することはよく理解されていた.一方,悪性緑内障は特殊な病型であると考えられてきた.原発閉塞隅角緑内障における毛様体因子,uvealeffusionの発見は悪性緑内障と共通する機序が原発閉塞隅角緑内障にも当てはまることを示した.これは,日本の臨床研究から生まれた成果の一つである.今後,国際的な分類にも正当な評価とともにこの新しい概念が取り入れられることを望む.文献1)日本緑内障学会:緑内障診療ガイドライン(第3版).日眼会誌116:3-46,20122)SakaiH,Morine-ShinjyoS,ShinzatoMetal:Uvealeffusioninprimaryangle-closureglaucoma.Ophthalmology112:413-419,20053)酒井寛,佐喜眞孝子,仲村佳巳ほか:レーザー虹彩切開術後のCiliochoroidalEffusionの1例.あたらしい眼科18:237-240,20014)酒井寛,澤口昭一:原発閉塞隅角緑内障の発症に毛様体の果たす役割.あたらしい眼科20:973-980,20035)SakaiH,IshikawaH,ShinzatoMetal:Prevalenceofciliochoroidaleffusionafterprophylacticlaseriridotomy.AmJOphthalmol136:537-538,20036)KumarRS,QuekD,LeeKYetal:ConfirmationofthepresenceofuvealeffusioninAsianeyeswithprimaryangleclosureglaucoma:anultrasoundbiomicroscopystudy.ArchOphthalmol126:1647-1651,20087)KawanoY,TawaraA,NishiokaYetal:UltrasoundbiomicroscopicanalysisoftransientshallowanteriorchamberinVogt-Koyanagi-Haradasyndrome.AmJOphthalmol121:720-723,19968)SugimotoK,ItoK,EsakiKetal:Supraciliochoroidalfluidatanearlystageaftertrabeculectomy.JpnJOphthalmol46:548-552,20029)GentileRC,StegmanZ,LiebmannJMetal:Riskfactorsforciliochoroidaleffusionafterpanretinalphotocoagulation.Ophthalmology103:827-832,199610)BrockhurstRJ:Nanophthalmoswithuvealeffusion:anewclinicalentity.TransAmOphthalmolSoc72:371403,197411)UyamaM,TakahashiK,KozakiJetal:Uvealeffusionsyndrome:clinicalfeatures,surgicaltreatment,histologicexaminationofthesclera,andpathophysiology.Ophthalmology107:441-449,200012)FosterP,HeM,LiebmannJ:AngleClosureandAngleClosureGlaucoma:ReportsandConsensusStatementsofthe3rdGlobalAIGSConsensusMeetingonAngleClosureGalucoma.ed:WeinrebRN,FriedmanDS,KuglerPublications,Amsterdam,200613)HyamsS:Angle-closureglaucoma.AComprehensiveReviewofPrimaryandSecondaryAngle-ClosureGlaucoma.Kugler,Amstelveen,199014)ChandlerPA:Anewoperationformalignantglaucoma:apreliminaryreport.TransAmOphthalmolSoc62:408424,196415)ChandlerPA:Malignantglaucoma.TransAmOphthalmolSoc48:128-143,195016)PavlinCJ,FosterFS:UltrasoundBiomicroscopyoftheEye.Springer-Verlag,NewYork,199517)SimmonsRJ,MaestreFA:Malignantglaucoma.InTheGlaucomaas3rded,RitchR,BruceShieldsMed,p841855,Mosby,StLouis,199618)LiebmannJM,WeinrebRN,RitchR:Angle-closureglaucomaassociatedwithoccultannularciliarybodydetachment.ArchOphthalmol116:731-735,199819)RitchR,LoweRF:Angle-ClosureGlaucoma:MechanisimsandEpidemiology.InTheGlaucomas3rded,RitchR,BruceShieldsMed,p801-820,Mosby,StLouis,199620)VonGraefeA:BeitragezurPathologieundTherapiedesGlaucoma.ArchOphthalmol15:108-252,1869(31)あたらしい眼科Vol.29,No.5,201261121)酒井寛:毛様体脈絡膜.離と悪性緑内障.あたらしい眼科24:627-628,200722)酒井寛:急性原発閉塞隅角症と毛様体脈絡膜.離.あたらしい眼科23:1575-1576,200623)NonakaA,KondoT,KikuchiMetal:Anglewideningandalterationofciliaryprocessconfigurationaftercataractsurgeryforprimaryangleclosure.Ophthalmology113:437-441,200624)QuigleyHA,FriedmanDS,CongdonNG:Possiblemechanismsofprimaryangle-closureandmalignantglaucoma.JGlaucoma12:167-180,200325)MaulEA,FriedmanDS,ChangDSetal:Choroidalthicknessmeasuredbyspectraldomainopticalcoherencetomography:factorsaffectingthicknessinglaucomapatients.Ophthalmology118:1571-1579,2011612あたらしい眼科Vol.29,No.5,2012(32)