WOC2014Tokyo新年を迎えました.来年はいよいよWorldOph-thalmologyCongressR(WOC)2014の年です.世界の眼科医が日本にやってきます.ヨーロッパから,アフリカから,中東から,アジア太平洋から,北米から,中南米から.国際眼科学会は,過去150年の間に33回,開かれています.日本での開催は,1978年の京都開催以来,36年ぶりです.今後のローテーションを考えると,次に日本で開催されるのは数十年後でしょうから,前回の京都を経験していない世代の先生(私もです)にとって,2014年はおそらく自国開催のWOCに参加できる唯一の機会ということになると思います.WOCの開催国は,国際眼科評議会(Internation-alCouncilofOphthalmology:ICO)理事会での投票で決まります.開催希望国は多く,毎回激戦となります.WOC開催国となることにどのようなメリットがあるのでしょうか.WOCを成功裡に開催することは,その国の眼科のステータスを大きく高めます.例えば昨年2月のアブダビWOCは,非常に近代的な施設と効率的な集めた2010年のベルリンや2008年の香港でも同様で,WOCの成功は国内的には眼科の地位の向上に,対外的には開催国の眼科に対する国際的な注目度の向上に結びつくといえます.WOC2014は,日本の眼科の発展と独創性を世界に発信する良い機会であるとともに,さまざまな国の先生方と情報交換する絶好の場でもあります.また,アジアの眼科における日本の指導的立場を確立し,日本の眼科医が国際的にリーダーシップを発揮できるようアピールする好機ともなるでしょう.発展途上国,とくにアジアの国々における眼科医療水準の向上に貢献すること,世界の失明予防に寄与することも重要です.日本の先生方への最新医療情報の提供という視点も欠かせません.WOC2014の組織委員会は2009年から準備活動を行ってきました.ICOと緊密に連携しながら準備を行っています(写真).どの国の学会に出席しても感じることですが,運営の細やかさや,もてなしの心において,日本に匹敵する国はありません.日本の誇るソフトパワーとテクノロジーを駆使して,世界の眼科医をお迎えしWOC2014への道あとカ月大鹿哲郎筑波大学医学医療系眼科15WOC2014Tokyo新年を迎えました.来年はいよいよWorldOph-thalmologyCongressR(WOC)2014の年です.世界の眼科医が日本にやってきます.ヨーロッパから,アフリカから,中東から,アジア太平洋から,北米から,中南米から.国際眼科学会は,過去150年の間に33回,開かれています.日本での開催は,1978年の京都開催以来,36年ぶりです.今後のローテーションを考えると,次に日本で開催されるのは数十年後でしょうから,前回の京都を経験していない世代の先生(私もです)にとって,2014年はおそらく自国開催のWOCに参加できる唯一の機会ということになると思います.WOCの開催国は,国際眼科評議会(Internation-alCouncilofOphthalmology:ICO)理事会での投票で決まります.開催希望国は多く,毎回激戦となります.WOC開催国となることにどのようなメリットがあるのでしょうか.WOCを成功裡に開催することは,その国の眼科のステータスを大きく高めます.例えば昨年2月のアブダビWOCは,非常に近代的な施設と効率的な集めた2010年のベルリンや2008年の香港でも同様で,WOCの成功は国内的には眼科の地位の向上に,対外的には開催国の眼科に対する国際的な注目度の向上に結びつくといえます.WOC2014は,日本の眼科の発展と独創性を世界に発信する良い機会であるとともに,さまざまな国の先生方と情報交換する絶好の場でもあります.また,アジアの眼科における日本の指導的立場を確立し,日本の眼科医が国際的にリーダーシップを発揮できるようアピールする好機ともなるでしょう.発展途上国,とくにアジアの国々における眼科医療水準の向上に貢献すること,世界の失明予防に寄与することも重要です.日本の先生方への最新医療情報の提供という視点も欠かせません.WOC2014の組織委員会は2009年から準備活動を行ってきました.ICOと緊密に連携しながら準備を行っています(写真).どの国の学会に出席しても感じることですが,運営の細やかさや,もてなしの心において,日本に匹敵する国はありません.日本の誇るソフトパワーとテクノロジーを駆使して,世界の眼科医をお迎えしWOC2014への道あとカ月大鹿哲郎筑波大学医学医療系眼科15〔写真〕ICOと合同での準備委員会運営で参加者を驚かせました.中東アフリカ地域での初の国際学会として大成功であり,参加した世界中の眼科医に,中東地域の文化や眼科の歴史を鮮烈にイメージ付けました.同国ではセレモニーに王族が参加したこと,またそれまでにない大規模な国際学会であったことから,国民の眼科に対する意識が非常に高まったとのことです.史上最多の参加者をようではありませんか.皆様をお迎えするのは,4月第一週,桜の季節です.東京が一年中で最も美しい季節と言っていいでしょう.世界から多くの眼科医を日本に迎え,日本の文化ともてなしの精神に触れてもらい,我が国のハイテクと伝統の融合を味わってもらいたい,それが我々の願いです.(79)あたらしい眼科Vol.30,No.1,2013790910-1810/13/\100/頁/JCOPY