特集●眼科小手術PearlsandPitfallsあたらしい眼科29(7):919.925,2012特集●眼科小手術PearlsandPitfallsあたらしい眼科29(7):919.925,2012結膜弛緩症手術SurgeryforConjunctivochalasis横井則彦*はじめに結膜弛緩症とは,中高年に高頻度にみられる1),両眼性の球結膜の非浮腫性,皺襞状の変化をさし2),涙液メニスカスの涙液や角膜上の涙液層の動態に影響を及ぼしたり,瞬目時の眼瞼結膜との摩擦を増強させて,さまざまな眼不定愁訴の原因となる3).症状を伴う結膜弛緩症は,単なる加齢性変化としてではなく,治療を要する眼表面疾患の一つとして取り扱うべきで,多くの場合,それは外科治療の対象となる.そのため,本疾患の病態生理をよく理解して,その手術を習得することは,眼不定愁訴のマネージメントにおいてますます重要になってきていると思われる.本稿では,結膜弛緩症の病態生理の考え方と単純型結膜弛緩症に対する手術のポイントについて,筆者の考え方を中心に解説する.日常の診療に役立てば幸いである.I結膜弛緩症の発症メカニズム結膜弛緩症の発症メカニズム4)には,大きく分けて炎症説と機械説があり,前者は,ドライアイの炎症説のごとく,筆者らの考え方とは異なる(ドライアイにおいて,筆者らは,涙液安定性低下説に立つ).過去の筆者らの検討3,5)では,弛緩した結膜下の線維組織には,有意な炎症所見は見られず,その一方で,拡張したリンパ管(44例中39例=89%)や弾性線維の断裂像を高頻度(44例全例=100%)に確認している.また,これらの病理ba図1リンパ管拡張症を伴う結膜弛緩症涙液メニスカスを占拠する一塊の結膜皺襞(aの☆印)が前眼部OCTによる観察で,結膜下の巨大なリンパ管拡張によって生じている(bの☆印)ことがわかる(b:前眼部OCTによる☆印付近の横断面像).組織像から想定される結膜下の組織異常は,前眼部光干渉断層計(opticalcoherencetomography:OCT)でも観察されることから(図1),現在,筆者らは,結膜弛緩症は,結膜下に異常の首座がある『結膜下疾患』であり,その異常の多彩さが,結膜弛緩症の多彩な表現型の原因になっていると考えている.つまり,結膜弛緩症には,限局性のものから球結膜全体に及ぶもの,リンパ管拡張症を主体とするものなどさまざまな表現型が存在するが,これは,単に結膜下組織の異常の組み合わせによると考えられる.*NorihikoYokoi:京都府立医科大学大学院医学研究科視覚機能再生外科学〔別刷請求先〕横井則彦:〒602-0841京都市上京区河原町広小路上ル梶井町465京都府立医科大学大学院医学研究科視覚機能再生外科学0910-1810/12/\100/頁/JCOPY(43)919abc図2高度な一塊の結膜皺襞を伴う結膜弛緩症下方の涙液メニスカスを占拠する一塊の弛緩結膜がみられ(a:パノラマ写真)る.輪部付近の結膜と強膜の接着構造の解離がその原因として考えられる.閉瞼不全〔『偽兎眼』(筆者の造語)〕の原因となり,上・下の眼瞼の間に挟まる結膜の露出領域(b)はリサミングリーンで濃染される(c).結膜弛緩症の進行は,球結膜と強膜の解離が円蓋部側から輪部側へと進行することが関係しているのではないかと考えられる.すなわち,球結膜は,円蓋部では,眼球壁から離れながら眼瞼結膜へと移行する.そして,眼球運動やBell現象は,球結膜と強膜の解離を円蓋部側から輪部側へと徐々に進めてゆく.しかも,解離の進んだ結膜は瞬目時の摩擦の影響をより強く受けるようになるため,解離はさらに進行して,ついには,正常では融合しているはず6)の,輪部における結膜固有層-Tenon.-上強膜組織間までに解離が生じて,一気に高度な結膜弛緩症が表現されるのではないかと考えられる.つまり,結膜弛緩症という疾患名の真の意味は,結膜が弛緩しているというよりも,強膜から解離しているという考え方である.II症状をひき起こす結膜弛緩症の病態生理結膜弛緩症においては,結膜の起伏とその可動性の進行に基づいて,おもに4つのメカニズムを介して慢性の眼不快感がひき起こされる7).1.結膜表面の乾燥輪部近傍の結膜に解離がみられると下方の涙液メニスカスを占拠する一塊の大きな皺襞が形成される.この皺襞が,閉瞼時に上眼瞼と下眼瞼の間に挟まって常に露出すると,その表面が乾燥してドライアイ症状の原因となる.これは,いわば,『偽兎眼』(筆者の造語)ともいえる状態であり,露出した結膜の領域は,リサミングリーン染色などで濃染される(図2).2.涙液層の破壊結膜弛緩症においては,角膜上の涙液層の破壊が生じやすい.その理由として,結膜弛緩症では,結膜の多数の皺襞が多数の異所性涙液メニスカスを形成して,瞬目時の角膜上への水分の塗りつけ過程で水分を結膜側へト920あたらしい眼科Vol.29,No.7,2012(44)acbd図3結膜弛緩症に伴う結膜充血結膜弛緩症に伴う結膜充血には,しばしば血管の蛇行所見が認められ(a:ブルーフリーフィルターによる弛緩結膜の観察,b:aと同一症例の結膜血管の蛇行所見),手術によって弛緩結膜がなくなると消失する〔別症例の術前(c)・術後(d)〕.ラップしてしまうことや,角膜に隣接して大きな結膜皺襞が生じると,その裾野に異所性メニスカスが形成されて,角膜上の涙液層の菲薄化を招くことが考えられる.そして,結膜弛緩症の手術によってBUT(breakuptime)の改善が得られるという事実8)は,このことをよく説明しているように思われる.3.瞬目時の摩擦増強弛緩した結膜は異物として働き,瞬目時に眼瞼結膜との間で過剰な摩擦を生じる原因となる.特に,涙液減少眼では,クッションとしての涙液の働きが減弱するため,その影響は大きく,ドライアイ症状や角結膜上皮障害を増強する要因となる.一方,結膜下出血を繰り返す例,点眼治療のまったく奏効しない慢性の結膜充血のなかに結膜弛緩症が関与する例がある(図3a.c).これらにも瞬目時の機械的な摩擦の関与が考えられ,結膜弛緩症手術を行うと再出血しにくくなり,充血が消失しうる(図3d).特に,弛緩結膜と眼瞼結膜との摩擦の増強が考えられる結膜充血には,しばしば特徴的な結膜血管の蛇行所見が観察される(図3b).4.下方涙液メニスカスの遮断結膜弛緩症は,下方の球結膜に優位に発症して下方の涙液メニスカスを占拠するため,反射性の涙液分泌が生じると下方メニスカスにおいて涙液の流れが遮断され,流涙の原因となる.先に述べたように,結膜弛緩症では涙液層の破壊が起こりやすいため,それが契機となって反射性の涙液分泌がひき起こされ,それが下方涙液メニスカスで遮断されて流涙症を生じる例は非常によくみられ,患者は,しばしばドライアイ症状と流涙症状の両方を訴える.III診断と手術適応の決定結膜弛緩症の診断は容易であり,フルオレセインで涙(45)あたらしい眼科Vol.29,No.7,2012921液を染色した後,下方メニスカスに着目し,瞬目させながら観察するのがよい.強く瞬目させるとBell現象が誘発されて,下方結膜が上方に強く伸展され,眼球が上方視から正面視に戻る際に下眼瞼縁に折りたたまれる形で下方のメニスカスに出現しやすくなる.一方,下方の結膜弛緩が強い場合は,一般に上方の結膜弛緩も強い.上方の結膜弛緩は,上方のメニスカスに着目しながら,上眼瞼を介して結膜を下方に擦り下ろすようにすると,結膜弛緩があれば,メニスカスに現れる様子を観察できる.上方の結膜弛緩も異物感の原因となる場合がよくあり,下方だけを手術の対象にすると完治が得られないことがあるので注意が必要である.結膜弛緩症は,先に述べたメカニズムを介して,さまざまな眼不定愁訴の原因となるが,特に,異物感,流涙,再発性結膜下出血には,手術が非常に効果的であり,点眼治療の奏効しない慢性の症状が聴取され,それが結膜弛緩症で説明できれば手術の適応がある.しかし,結膜弛緩が非常に高度でも,症状がない例には,当然ながら手術適応はない.先に述べたように結膜弛緩症は,それ単独でドライアイのリスクファクターとなるため,まず,ドライアイ治療〔人工涙液(BAKフリー人工涙液7回/日に加えて低力価ステロイド点眼(0.1%フルオロメトロン2回/日)など〕を1.2カ月行ってみてから,その無効例に手術を考慮するのがよい.IV結膜弛緩症手術における治療目標結膜弛緩症の手術の目標は,外眼筋に至るまでの範囲で,強膜から解離した結膜をその表面ができるだけ平滑になるように強膜に密着させて瞬目時の過剰な摩擦を回避し,外眼角から涙点までの涙液メニスカスを完全再建することに尽きる3,7,9,10).結膜下の異常を修復することなくして,本疾患が完治することはなく,仮に結膜を強膜に近づけることができても,そこに組織的にタイトな結合が生まれなければ,常に再発する可能性がある(図4).これは,瞬目による眼瞼結膜の球結膜への摩擦が予想以上に大きいことによると考えられる.現在までのところ,結膜弛緩症の多彩な表現型のすべてに対応でき,しかも長期予後の良い簡便な術式はまだ922あたらしい眼科Vol.29,No.7,2012abc図4縫着法による結膜弛緩症の術後の再発高度の結膜弛緩症(a)に対して,弛緩結膜を下方に擦りおろして円蓋部近傍で強膜に縫着した(b).涙液メニスカスの再建は完全ではないが,一塊の結膜皺襞は消失している.約3カ月で再発した(c).存在しないのではないかと思われる.特に,高度のリンパ管拡張を伴う結膜弛緩症は,結膜下へのアプローチなくして,結膜の起伏を消失させることは不可能であり,筆者は,今なお個々の症例に応じて,テーラーメイド的に結膜弛緩症の手術を行っている.V結膜弛緩症の手術―3分割切除法―のポイント結膜弛緩症には,結膜.円蓋部の上方への変位を伴わないタイプ(単純型結膜弛緩症)とそれを伴うタイプ(円蓋部挙上型)があり,後者は,頻度が低く,手術も複雑(円蓋部の再建や涙丘の処理など)であるため,ここでは,単純型結膜弛緩症に対して筆者が行っている筆者の開発した術式10.12)─3分割切除法─のポイントを紹介する.本法は,大きく4つのステップ,すなわち,1)弧状の結膜切開,2)結膜下の異常組織の除去,3)ブロック(46)ごとの余剰結膜の切除,4)結膜縫合,からなる3,9.12).なかでも重要なステップは,結膜下の異常組織の除去であり,そのステップでは,断裂した線維組織や拡張したリンパ管を除去する.そして,このステップなくしては,結膜弛緩症の手術目標が達成されないため,再発のない症状の完全解消は得られないと思われる.1.弧状の結膜切開まず,スプリング式の開瞼器をかけ,角膜上にシールドを乗せて,結膜を周辺に向けて擦り弛緩のない状態を作る.その状態で,カレーシスマーカー〔M-1405A:(株)イナミ)〕にてマーキングを行い〔マーカーの子午線方向の足の角膜側の端を角膜縁に合わせながら3時,9時にマーカーの両端を合わせて,半側ずつ行う(図5a,b)〕,局所麻酔薬を一気に結膜下に注入して,結膜を膨隆させる.この結膜の膨隆した範囲は,結膜が強膜から解離した領域に相当する.膨隆している間に,弧状のラインに沿ってカレーシス剪刀〔M-1406A:(株)イナミ)カレーシスマーカーの弧状の弯曲部と同様の曲率をもった部分と直線状の先端部分からなるため,1本で,弧状の切開と子午線方向の切開を行うことが可能〕を用いて,結膜切開を行う.それによって,きれいな曲線のadgbehcfi図53分割切除法のポイント(本文参照)a,b:カレーシスマーカーによるマーキング,c,d:結膜下の異常組織の引きずり出しと切除,e:希釈エピネフリン含有スポンジを結膜下に挿入して止血,f:眼球を対側に向かせて,重なり部分の結膜だけを切除,g:ポイントとなる耳側の結膜縫合,h:上方結膜は削ぐように切除,i:流涙症状に対しては,涙点より耳側に半月襞がみられる場合は半月襞を切除.(47)あたらしい眼科Vol.29,No.7,2012923切開線を得ることができる.2.結膜下の異常組織の除去外眼筋の起始部の手前までのTenon.を含む結膜下の異常な線維組織を引きずり出して切除する(図5c,d).この際,カレーシス剪刀の先で引っ掛け,有鈎鑷子でつかんだ結膜下の線維組織を結膜下から引きずり出しながら,同時にカレーシス剪刀の腹で線維組織をしごく操作を行うときれいに出すことができる.この結膜下の線維組織を,助手に結膜の辺縁を周辺に引いてもらいながら,可及的に切除する(図5d)が,このステップにより,結膜下に肉眼的な線維組織のない状態が作られ,結膜と強膜が癒着するきっかけができる.Pearls&Pitfalls―出血への対応―:術後の整容面から,術中出血を最少限にしたい.このために,結膜下組織の切除を行った後,すぐさま,希釈エピネフリン注射液(ボスミンR注の5倍希釈液)を浸したサージカルスポンジを結膜下に挿入し(図5e),生理食塩水のフラッシュを繰り返して出血を洗い流し,その後,積極的にジアテルミーにて止血を行う.3.ブロックごとの余剰結膜の切除と縫合結膜下の異常な線維組織を除去すると,結膜は容易に伸展できる.カレーシスマーカーでマーキングをした直後の状態にマークを指標に結膜を戻し,水平方向からそれを含めて,鼻側から2本目と4本目の子午線方向のマークを選び,弧状の切開縁から遠位に向けて,子午線方向の切開を行い,結膜下の線維組織を除去した領域を3ブロックに分け,弛緩程度に応じた結膜切除を行う.まず,下方ブロックの切除を行い,切除縁の両端で強膜をすくいながら,9-0シルク糸を用いて1-1で縫合し,縫合を3糸,強膜をすくわずに追加する.つぎに,耳側と鼻側のブロックで弛緩程度に応じた結膜切除を行い,それぞれ縫合する.切除および縫合のポイントは以下に述べる.Pearls&Pitfalls―結膜切除と縫合のポイント―:術後に結膜弛緩を残さないためには,縫合部にある程度924あたらしい眼科Vol.29,No.7,2012の緊張が必要である.しかし,緊張が強いと術後に術創の解離が生じかねない.そこで,術中にあらかじめ眼球を上・左・右にローテーションさせた状態で,重なり分だけ余剰結膜を切除するようにする(図5f)と,術後の創離開を回避することができる.耳側ブロックでは,遠位の結膜の切開縁の中間付近を近位の結膜の切開縁の最上端に強膜をすくいながら2-1で縫着し(図5g),わざと耳側方向に余剰結膜を作っておいて,それを水平方向に削ぐように切除して縫合すると耳側の弛緩を完全になくすことができる11,12).Pearls&Pitfalls―肉眼的な結膜下組織がない結膜への対応―:Tenon.がほとんど存在せず,ペラペラになった弛緩結膜では,創離開が生じやすい.この対策は,結膜同士の縫合時に,ポイントとなる何箇所かを強膜をすくいながら縫合するとよい.Pearls&Pitfalls―上方結膜弛緩への対応―:結膜下への麻酔の注入時に上方の結膜下に麻酔液が容易に回る例は,上方結膜も強膜から解離していることを意味する.このような例では,上方弛緩を処理しておかないと,術後に異物感が残りうる.上方弛緩は下方ほどバリエーションがないため,弛緩分だけ削ぎ落とすように切除する(図5h)(ただし,Tenon.の可動性が高く,結膜下に厚みをもって分布している場合は,それを引きずり出して切除しておかないと,術後の異物感の改善が得られないため注意が必要である).Pearls&Pitfalls―半月襞への対応―:流涙が主訴の場合は,涙液メニスカスを完全再建しないと良好な症状の改善は得られない.そのポイントは下涙点と半月襞および涙丘との位置関係であり,メニスカスが涙点につながる手前で,半月襞や涙丘によりメニスカスが遮断される場合は,半月襞切除や涙丘の処理が必要となる.しかし,涙丘切除はややむずかしいため,単純型で経験をつんで取り組むとよい.半月襞は,削ぐように切除し(図5i),切除端をジアテルミーで止血するだけでよい.4.その他のポイント術前に緑内障の有無をチェックし,それがある場合は,将来濾過手術が必要になる可能性を考慮しながら,手術適応を決定する.術後の結膜は過剰炎症が生じやす(48)いため,0.1%ベタメタゾン点眼(2週後の抜糸まで6回/日,抜糸後は,4回/日1週間点眼し,その後は,0.1%フルオロメトロン4回/日からはじめて術後炎症の消退に応じて徐々に漸減)は必須であるが,術直後にデキサメタゾンの注射薬を術野に点眼し,ステロイド(ベタメタゾン1mg/日)を術後1.3日,結膜下組織の切除量に応じて内服させ,炎症を抑えるとさらに効果がある.おわりに結膜弛緩症は,加齢性変化として,中高年の眼表面にきわめて高頻度で存在し,眼瞼と眼表面の動的関係に介在してドライアイのリスクファクターとなりながらも,反射性涙液分泌が生じると流涙の原因にもなる.結膜弛緩症は,保存的治療の対象となりがちな眼不定愁訴の原因疾患のなかで,手術によって解消することができる疾患である.3分割切除法は,複雑な面は否めないが,一ab図63分割切除法による結膜弛緩症の手術例(流涙を主訴とする例)術前には,結膜皺襞により下方涙液メニスカスに著明な乱れを認める(a).術後,下方の球結膜の皺襞は完全に消失し,涙液メニスカスは完全再建されている.流涙症状は消失し,術後1年以上経過した今でも,症状や観察所見に変化はみられない.つひとつのステップを確実に踏めば,誰が行っても結膜弛緩の完全消失と涙液メニスカスの完全再建を得ることができる(図6)唯一の方法であると筆者は考えている.今後,結膜弛緩症のいかなる表現型に対しても対応でき,遠隔的にも効果がある簡便な術式の誕生を期待している.文献1)MimuraT,YamagamiS,UsuiTetal:Changesofconjunctivochalasiswithageinahospital-basedstudy.AmJOphthalmol147:171-177,20092)MellerD,TsengSC:Conjunctivochalasis:literaturereviewandpossiblepathophysiology.SurvOphthalmol43:225-232,19983)YokoiN,KomuroA,NishiiMetal:Clinicalimpactofconjunctivochalasisontheocularsurface.Cornea24(8Suppl):S24-S31,20054)横井則彦:加齢とともに結膜が弛緩するのはなぜか?.眼のサイエンス視覚の不思議(根木昭,田野保雄,大橋裕一ほか編),p52-53,文光堂,20105)WatanabeA,YokoiN,KinoshitaSetal:Clinicopathologicstudyofconjunctivochalasis.Cornea23:294-298,20046)WolffE:Theconjunctiva,Theocularappendages:eyelids,conjunctivaandlacrimalapparatus.Wolff’sAnatomyoftheEyeandOrbitEighthedition,BronAJetaleds,p51-70,Chapman&HallMedical,London,19977)横井則彦:眼科医の手引結膜弛緩症の診断と治療.日本の眼科83:607-608,20128)HaraS,KojimaT,IshidaRetal:Evaluationoftearstabilityaftersurgeryforconjunctivochalasis.OptomVisSci88:1112-1118,20119)YokoiN,InatomiT,KinoshitaS:Surgeryoftheconjunctiva.DevOphthalmol41:138-158,200810)横井則彦:単純性結膜弛緩症に対する手術.完成版..眼科手術20:68-70,200711)横井則彦:結膜弛緩症.新ESNOW2,外来小手術─外眼部手術達人への道(江口秀一郎編),p74-85,メジカルビュー社,201012)横井則彦:結膜弛緩症手術3分割切除法(横井法).「超入門」眼科手術基本術式50-DVDとシェーマでまるごと理解(下村嘉一監,松本長太,檜垣史郎編),p39-45,メディカ出版,2010(49)あたらしい眼科Vol.29,No.7,2012925