0910-1810/11/\100/頁/JCOPY述べる.IEnhanceddepthimagingopticalcoherencetomography(EDI.OCT)先述のようにEDI-OCTは2008年にSpaideらが報告した1).通常フーリエドメイン(スペクトラルドメインを含む)OCTにおいては,光源の至適距離から遠ざかるほど画質は低下し,逆に近いとより高い画質が得られることが知られている.実際OCTで撮影しているときには,光源の至適距離に網膜が近接するように上方が硝子体側,下方が脈絡膜側を表示することが一般的であり,その場合は網膜側が高感度な画像が得られる.この特性を脈絡膜観察に利用するのがEDI-OCTの手法である.Heiderberg社のSpectralisOCTでは,OCT装置を近接させることで画面全体に通常とは上下反転した画像が得られる.この画像は,光源からの至適位置が脈絡膜側になるため,脈絡膜が鮮明に映しだされている(図はじめに光干渉断層計(OCT)が1996年に商品化され,さまざまな黄斑疾患の病態が明らかになった.2006年にはそれまでのタイムドメインからスペクトラルドメイン(SD)OCTの時代になり以前の数十倍の高速化と高解像度化が進んだ.さらには眼底三次元画像解析が保険収載されたことによりOCTの普及が加速し,一般眼科医も含め日常診療になくてはならないものになっている.一方,脈絡膜は全眼球の血流の約90%を占めるとされており,視機能に直接的・間接的に何らかの影響をもたらしていることは疑いない.しかし,これまでインドシアニングリーン蛍光眼底造影(IA)以外に直接的に脈絡膜を評価する方法はなく,そのIAも近年高解像度化されてきたものの,二次元的な評価しかできなかった.このようなことから厚みをもった脈絡膜を病態に合わせて正確に評価することは困難であり,脈絡膜は一種のブラックボックスといえるものであった.OCTによる脈絡膜観察は研究レベルでは1,060nmの長波長光源を用いた高深達OCTを用いることで可能であるが,一般には普及していない.2008年にSpaideら1)が市販のOCT装置を用いて脈絡膜を観察する方法を報告し,近視眼や中心性漿液性脈絡網膜症などのさまざまな疾患で脈絡膜の評価を行ったことから,OCTでの脈絡膜観察が一気に注目を集めるようになった.本稿では,Spaideらが報告した,enhanceddepthimaging(EDI)の手法を用いた黄斑疾患の脈絡膜観察について(71)225*IchiroMaruko&TomohiroIida:福島県立医科大学眼科学講座〔別刷請求先〕丸子一朗:〒960-1295福島市光が丘1番地福島県立医科大学眼科学講座特集●黄斑疾患アップデートあたらしい眼科28(2):225.231,2011黄斑疾患の脈絡膜OCTChoroidalImagingwithOCTinMacularDisease丸子一朗*飯田知弘*図1正常眼enhanceddepthimagingopticalcoherencetomography(EDI.OCT)脈絡膜厚は220μm.226あたらしい眼科Vol.28,No.2,2011(72)III脈絡膜異常を伴う黄斑疾患の脈絡膜OCT1.中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)(図2,3)CSCは30.40歳代の中年男性に多くみられ,典型例1).SpectralisOCTではアイトラッキング機能と加算平均処理を組み合わせることで,鮮明な脈絡膜像の取得が可能である.他のOCT装置でもEDI-OCTは可能で,トプコン社の3D-OCTやOptovue社のRTvueには脈絡膜観察用の設定がソフトウェアとして組み込まれている.近くSpectralisOCTでも,EDI-OCTをボタン一つで可能にするソフトウェアにアップデートされる予定である.脈絡膜をOCTで観察可能となったことによる現在までの最大のメリットは,脈絡膜の厚みが数値として評価可能になったことである.各OCT装置にはそれぞれ網膜厚を測定するためにキャリパー機能が付属しており,これをそのまま脈絡膜厚測定に用いることができる.脈絡膜厚の測定は,網膜色素上皮ラインの下縁から脈絡膜-強膜境界(CSI)までと定義できるが,症例によっては,鮮明に描出されない場合もあり注意が必要である.現在のところ網膜厚測定のように自動測定可能なソフトウェアはなく,マニュアルで測定しなければならないため,測定者や装置ごとの再現性の問題も指摘されている.II正常眼の脈絡膜OCT通常正常眼の脈絡膜は,Ikunoら2)やMargolisら3)が報告しているように,中心窩で最も厚く,鼻側より耳側が,下方より上方の脈絡膜のほうがより厚いとされ,同時に脈絡膜厚は加齢により減少することや,眼軸が長ければ長いほど,屈折度が近視側に傾くほど薄くなることが示されている.一方,若年者でも脈絡膜が菲薄化している例や近視眼でも肥厚している例はしばしばみられ,個体差が大きく正常の脈絡膜厚を単純に評価することは困難である.しかし,OCTだけでなく,剖検眼やエコーなどの手法を用いることで,ある程度の基準となる数値は明らかとなってきている.組織標本からの正常脈絡膜厚は220μm4),高解像度エコーでは320μm5)とする報告があり,高深達OCTではIkunoら2)が354μm,SpectralisOCTではMargolisら3)が287μmと報告している.筆者らは自検例177眼で検討したところ250μmであった.ただし,各報告の対象の平均年齢や屈折値はそれぞれ異なっており,あくまで参考値である.図2慢性型中心性漿液性脈絡網膜症眼底写真(上):黄斑部に漿液性網膜.離がみられる.フルオレセイン蛍光眼底造影中期像(中):中心窩鼻側に淡い過蛍光.漏出部位は不鮮明.インドシアニングリーン蛍光眼底造影中期像(下):黄斑部に脈絡膜血管透過性亢進所見.(73)あたらしい眼科Vol.28,No.2,2011227色素上皮細胞の機能不全がその病気の主体と考えられてきたが,1990年以降のIAを用いた研究により,CSC眼では脈絡膜の静脈拡張,充盈遅延,造影中~後期の異常組織染などの所見が指摘され,脈絡膜血管異常が示唆された.現在では脈絡膜の異常組織染が脈絡膜血管透過性亢進を反映する所見であり,CSCの一次的原因と考えられるようになった.脈絡膜はスポンジ様の組織であることから,CSCの脈絡膜は透過性亢進により肥厚していることが予想されていたが,これまではそれを証明することは困難であった.Imamuraら6)は,EDI-OCTの手法を用いてCSC症例19例28眼の脈絡膜を観察し,その平均中心窩下脈絡膜厚は505μmと肥厚していることを初めて報告した.自検例では,CSC症例の平均中心窩下脈絡膜厚は407μmであり,前述した自検例の正常眼250μmと比較しても有意に厚くなっていた.CSC僚眼においても,脈絡膜血管透過性亢進のある眼では脈絡膜が肥厚している7).また筆者らはCSCにおいて脈絡膜に対する治療の影響を観察することを目的に,CSC典型例にレーザー光凝固術を施行した12例12眼(LP群)と慢性型CSC例にベルテポルフィン半量光線力学的療法(PDT)を施行した8例8眼(PDT群)で治療前後の脈絡膜厚を経時的に測定した8).両群とも漿液性網膜.離は経過観察中に消失した.平均中心窩下脈絡膜厚はLP群では治療前345μm,治療後1カ月340μmと変化がなかったのに対し,PDT群では治療前389μmからPDT後2日目に462μmと一過性の増加があるものの,1カ月では330μmと有意に減少していた.またPDT治療3カ月後のIAでは治療前と比べて脈絡膜血管透過性亢進所見が消失していたことから,PDTはCSCの一次的原因である脈絡膜血管異常に対し直接的に作用すること,EDI-OCTでの脈絡膜観察は脈絡膜血管透過性亢進所見を非侵襲的に評価できる可能性があることが示された.ただし,CSCのPDTによる長期経過は不明であり,今後の研究が待たれる.では中心窩を含む黄斑部に漿液性網膜.離が生じ,視機能異常をきたす疾患である.フルオレセイン蛍光眼底造影(FA)で,1カ所または複数カ所から網膜色素上皮レベルの蛍光漏出が観察される.以前はこの結果から網膜ヵ図3図2と同一症例のEDI.OCT像Baseline:脈絡膜厚289μm.ベルテポルフィン半量光線力学的療法(PDT)2日後:脈絡膜は一過性に肥厚.中心窩下脈絡膜厚は480μm.PDT1週間後:脈絡膜厚は300μmに減少.PDT1カ月後:漿液性網膜.離は消失し,脈絡膜は240μmに減少.228あたらしい眼科Vol.28,No.2,2011(74)1週間後に412μm,2週間後に341μmと治療開始後急速に減少した.ただし,脈絡膜厚が1,000μmを超え,脈絡膜と強膜の境界が不鮮明な場合には1,000μmとし2.原田病(Vokt.Koyanagi.Haradadisease:VKH)(図4,5)わが国の三大ぶどう膜炎の一つであり,両眼性に滲出性の網膜.離が生じ視力低下をきたす疾患である.脈絡膜のメラノサイトに対する自己免疫疾患で脈絡膜に炎症が生じる.組織学的検討では脈絡膜が肥厚しており,脈絡膜の間質に細胞浸潤が観察され,その主体はリンパ球である.特にメラノサイトをもつ色素細胞周囲で細胞浸潤が著明である.FAでは初期像では網膜色素上皮レベルからの多数の点状漏出が観察でき,後期像では網膜.離に一致した部位に蛍光色素の貯留や視神経乳頭からの蛍光漏出がみられる.IAでは造影初期から斑状の低蛍光が観察されること,通常初期にみられる脈絡膜の中大血管が観察されにくくなっていること,および脈絡膜血管透過性亢進がその特徴である.このことから脈絡膜循環障害や脈絡膜の間質部位の浮腫が起こっていることが示唆される.OCTでは網膜.離が証明されるが,CSCの漿液性網膜.離とは異なり,形成された網膜下腔が隔壁によって区画されていることや網膜色素上皮の高反射が波打つように不整に観察されることが示されている8).筆者らは網膜.離を伴う急性期の原田病8例16眼についてEDI-OCTの手法を用いて脈絡膜を観察した10).全例FAおよびIAを実施し診断した.自覚症状から1カ月以内の症例で,ステロイドパルス療法を実施1カ月後には漿液性網膜.離は消失した.平均中心窩下脈絡膜厚は805μmで,ステロイド治療開始3日後に524μm,図5図4と同一症例のEDI.OCT像Baseline:脈絡膜の著しい肥厚.脈絡膜厚は820μm.ステロイドパルス療法3日後:脈絡膜厚の急激な減少.511μm.ステロイドパルス療法2週間後:漿液性網膜.離は消失し,脈絡膜厚は259μmに減少.図4原田病(Vokt.Koyanagi.Haradadisease:VKH)眼底写真(左):多房性の網膜.離.フルオレセイン蛍光眼底造影初期(中):黄斑部に多発蛍光漏出,後期(右):.離部に蛍光貯留.(75)あたらしい眼科Vol.28,No.2,2011229響があることは疑いないが,これまで脈絡膜の詳細な評価はなされていなかった.Sasaharaら11)はIAによって,PCVではCSCと同様の脈絡膜血管透過性亢進を示す症例がtAMDよりも多いことを報告しており,PCVでの脈絡膜肥厚が予想される.Chungら12)はtAMDとPCVの脈絡膜をEDI-OCTで観察し,PCVでは脈絡膜が同年代の正常人に比べて肥厚している一方,tAMDでは逆に薄くなっていることを報告した.筆者らは,PCV症例27例27眼に対するPDT前後での脈絡膜厚の変化を経時的に測定した13).治療前の平均中心窩下脈絡膜厚は269μmであった.そのうちIAで脈絡膜血管透過性亢進を示した16例16眼の脈絡膜厚が323μmであったのに対し,脈絡膜血管透過性所見がみられなかった11例11眼の脈絡膜厚は191μmと有意に差がある(p<0.01)ことから,PCVの脈絡膜厚は脈絡膜血管透過性亢進に影響されると考えられる.PDT後の脈絡膜厚は,PDT2日後には336μmに一過性に増加し,その後経時的に減少して6カ月後には229μmになった.Ranibizumab併用PDTを実施した16例16眼とPDT単独治療を実施した11例11眼で比較しても,その脈絡膜厚の治療前後の変化に差はみられなかったことから,ranibizumabの脈絡膜への影響は少ないことが示された.OCTは加齢黄斑変性においては,造影検査を実施することなく滲出性変化を見逃さないツールとして必要不可欠である.一方,AMDの新生血管の起源は脈絡膜であり,脈絡膜の評価をおろそかにすることはできない.て計算した.このことから急性期の原田病では,脈絡膜は著しく肥厚しており,治療に伴い脈絡膜が薄くなっていくことが明らかとなった.この8例中1例は,右眼に漿液性網膜.離を伴う典型例(後極部.離型)であるのに対し,左眼には視神経乳頭の発赤・腫脹はあるものの漿液性網膜.離を伴わない乳頭炎型であった.その中心窩下脈絡膜厚は右眼656μm,左眼570μmと両眼とも肥厚しており,ステロイド治療によって2週間後にはそれぞれ右眼266μm,左眼233μmと減少した.このことは乳頭炎型の原田病であっても脈絡膜には強い炎症細胞浸潤があることを示している.原田病において脈絡膜厚を測定することは,疾患の活動性や治療効果の判定に有効であるだけでなく,診断のむずかしい乳頭炎型の原田病の評価にも応用可能である.またEDI-OCTは非侵襲的な検査であり,造影検査が困難な症例において診断の一助としても有用と考えられる.3.加齢黄斑変性(図6,7)加齢黄斑変性(AMD)は欧米における高齢者の中途失明原因の第一位であり,黄斑部に脈絡膜新生血管を生じ,典型的加齢黄斑変性(tAMD)とポリープ状脈絡膜血管症(PCV)および網膜血管腫状増殖の3つに大きく分類される.わが国を含むアジアではPCVが多いことが報告されており,人種差が関与していると考えられている.脈絡膜新生血管が生じることから脈絡膜自体の影図6ポリープ状脈絡膜血管症(PCV)眼底写真(左):黄斑部の網膜下出血と滲出病変.フルオレセイン蛍光眼底造影(中):中心窩上方を中心に蛍光漏出.インドシアニングリーン蛍光眼底造影(右):中心窩上方にポリープ状病巣,黄斑部に脈絡膜血管透過性亢進所見.230あたらしい眼科Vol.28,No.2,2011(76)これからはEDI-OCTにより脈絡膜も非侵襲的に評価することが可能となると思われる.4.その他Fujiwaraら14)は,強度近視眼では脈絡膜が正常と比較して有意に薄くなっており,平均中心窩下脈絡膜厚は93μmであると報告している.またSpaide15)は,高齢者で,視力が比較的良好で屈折異常や網膜に異常がない症例で脈絡膜が薄くなる症例があるとする新しい疾患概念を提唱し,これをage-relatedchoroidalatrophyと呼称している.この疾患群は初期の加齢黄斑症と間違われやすいことが指摘されている.Spaide16)は,網膜色素上皮.離(PED)を伴うAMDにも注目し,PED内に網膜色素上皮を裏打ちするように高反射帯が存在することや,一部の症例ではその高反射帯が脈絡膜新生血管と連続していることを示している.また高度近視眼の一部にdome-shapedmaculaとよばれる黄斑部が硝子体側に隆起している症例があることが報告されていた17)が,Imamuraら18)はこれらの症例をEDI-OCTでみることで,脈絡膜は薄く,この形態異常が黄斑部強膜の肥厚に由来することを示した.おわりに脈絡膜は眼血流の約90%を占めるとされながら,これまで詳細な検討はなされていなかった.最近,市販のOCTで容易に脈絡膜を観察できるようになったことから,その報告が相ついでおり,ここではCSC,原田病,AMDの詳細とその他,最近の報告を紹介した.これら以外にも脈絡膜に異常が生じている疾患は多く,脈絡膜ヵ画像診断はさまざまな疾患の病態解明に役立つものと期図7図6と同一症例のEDI.OCT像(垂直断)Baseline:中心窩上方にポリープ状病巣と一致した網膜色素上皮の急峻な隆起.脈絡膜厚は415μmと肥厚.光線力学的療法(PDT)2日後:脈絡膜の肥厚(511μm)と網膜.離・網膜浮腫の増加.PDT1週間後:脈絡膜厚の減少(381μm)と網膜.離・網膜浮腫の減少.網膜色素上皮の隆起は減少.PDT1カ月後:脈絡膜厚の減少(370μm)と網膜.離・網膜浮腫の減少.あたらしい眼科Vol.28,No.2,2011231待される.さらに脈絡膜の可視化は,単に病態だけでなく,今後,治療効果の判定やハイリスクグループの同定など,多くの可能性を持ち合わせている.OCTでの脈絡膜観察はまだ報告されてから日が浅く,これからさまざまな疾患における脈絡膜の状態について研究されることが期待される.文献1)SpaideRF,KoizumiH,PozzoniMC:Enhanceddepthimagingspectral-domainopticalcoherencetomography.AmJOphthalmol146:496-500,20082)IkunoY,KawaguchiK,NouchiTetal:ChoroidalthicknessinhealthyJapanesesubjects.InvestOphthalmolVisSci51:2173-2176,20103)MargolisR,SpaideRF:Apilotstudyofenhanceddepthimagingopticalcoherencetomographyofthechoroidinnormaleyes.AmJOphthalmol147:811-815,20094)SalzmannM:TheAnatomyandHistopathologyoftheHumanEyeballintheNormalState.UniversityofChicagoPress,19125)ColemanDJ,SilvermanRH,ChabiAetal:High-resolutionultrasonicimagingoftheposteriorsegment.Ophthalmology111:1344-1351,20046)ImamuraY,FujiwaraT,MargolisRetal:Enhanceddepthimagingopticalcoherencetomographyofthechoroidincentralserouschorioretinopathy.Retina29:1469-1473,20097)MarukoI,IidaT,SuganoYetal:Subfovealchoroidalthicknessinfelloweyesofpatientswithcentralserouschorioretinopathy.Retina,inpress8)MarukoI,IidaT,SuganoYetal:Subfovealchoroidalthicknessaftertreatmentofcentralserouschorioretinopathy.Ophthalmology117:1792-1799,20109)GuptaV,GuptaA,GuptaPetal:Spectral-domaincirrusopticalcoherencetomographyofchoroidalstriationsseenintheacutestageofVogt-Koyanagi-Haradadisease.AmJOphthalmol147:148-153,200910)MarukoI,IidaT,SuganoYetal:SubfovealchoroidalthicknessfollowingtreatmentofVogt-Koyanagi-Haradadisease.Retina,2010,[Epubaheadofprint]11)SasaharaM,TsujikawaA,MusashiKetal:Polypoidalchoroidalvasculopathywithchoroidalvascularhyperpermeability.AmJOphthalmol142:601-607,200612)ChungSE,KangSW,LeeJHetal:Choroidalthicknessinpolypoidalchoroidalasculopathyandexudativeage-relatedmaculardegeneration.Ophthalmology,2011,[Epubaheadofprint]13)MarukoI,IidaT,SuganoYetal:Subfovealretinalandchoroidalthicknessafterverteporfinphotodynamictherapyforpolypoidalchoroidalvasculopathy.AmJOphthalmol,inpress14)FujiwaraT,ImamuraY,MargolisRetal:Enhanceddepthimagingopticalcoherencetomographyofthechoroidinhighlymyopiceyes.AmJOphthalmol148:445-450,200915)SpaideRF:Age-relatedchoroidalatrophy.AmJOphthalmol147:801-810,200916)SpaideRF:Enhanceddepthimagingopticalcoherencetomographyofretinalpigmentepithelialdetachmentinage-relatedmaculardegeneration.AmJOphthalmol147:644-652,200917)GaucherD,ErginayA,Lecleire-ColletAetal:Domeshapedmaculaineyeswithmyopicposteriorstaphyloma.AmJOphthalmol145:909-914,200818)ImamuraY,IidaT,MarukoIetal:Enhanceddepthimagingopticalcoherencetomographyofthescleraindome-shapedmacula.AmJOphthalmol,2010[Epubaheadofprint](77)