視路疾患の構造と機能のFUSION後藤克聡*三木淳司**川崎医科大学眼科学1教室CFusionofStructureandFunctionofVisualPathwayDiseasesKatsutoshiGotoandAtsushiMikiCDepartmentofOphthalmology1,KawasakiMedicalSchoolはじめに視路病変が存在すると障害部位に応じた特徴的な視野障害をきたすため,視路疾患における視野検査は病巣診断に有用である.視路は,外側膝状体までは網膜神経節細胞(retinalCganglioncell:RGC)の軸索で構成されており,外側膝状体でシナプスを介して中継細胞(視放線)に視覚情報が伝達され,後頭葉の一次視覚野に投射される.外側膝状体までの視路が障害を受けると,障害部位に対応するCRGCとその軸索が逆行性に変性・萎縮する.これらの網膜内層構造の変化は,光干渉断層計(opticalCcoherencetomography:OCT)による乳頭周囲網膜神経線維層(circumpapillaryCretinalCnerve.berlayer:cpRNFL)厚や黄斑部の網膜神経節細胞複合体(ganglioncellcomplex:GCC)厚を測定することで,客観的かつ詳細な定量評価が可能となる.視路疾患では,視野検査だけでなくCOCTを併用して評価することでより病巣診断の精度が向上しており,視機能と網膜構造をCFUSIONして評価することが重要である.本稿では,視路疾患においてCOCTによる構造評価と視野検査による視機能評価を組み合わせることで診療に役立つ症例や注意点について述べる.CI視交叉疾患下垂体腺腫を代表とする視交叉疾患では,両眼の鼻側半網膜由来の交叉線維が障害されるため,典型的には両耳側半盲を生じる.鼻側交叉線維は視神経乳頭のおもに水平象限に入射するため,鼻側交叉線維が障害を受けると乳頭耳側の乳頭黄斑束および乳頭鼻側の鼻側放射状線維が優先的に菲薄化する.その結果,視神経乳頭における水平象限の萎縮を生じ,これを帯状萎縮(bandatrophy)または蝶ネクタイ状萎縮(bow-tieatrophy)とよぶ.視交叉部圧迫性視神経症による帯状萎縮は,緑内障性視神経症でみられる垂直性の視神経萎縮と対照的な所見である.しかし,帯状萎縮は正確には水平象限だけでなく視神経乳頭の垂直象限でも萎縮しており,鼻側交叉線維が乳頭の上下にも入射するためと考えられる.完全耳側半盲眼における鼻側交叉線維の分布を検討した報告では,視神経乳頭のC2時とC5時方向に分布のピークが存在することが示されている1).GCC解析では,中心窩垂直経線を基準として鼻側領域の選択的な菲薄化を呈する.これらの網膜内層菲薄化は視交叉部障害に特異的な所見であるため,診断的価値が高い(図1).OCTは視交叉疾患による網膜内層菲薄化の検出だけでなく,視野障害との整合性の確認に有用なツールとなる.両耳側半盲は視交叉疾患の存在を示唆する重要な所見であるが,視野検査は検者の技術が影響すること,自覚的検査であるため患者の理解・協力性・疲労・集中力に影響を受けること,幼小児や高次脳機能障害の患者では実施が困難であること,などが実臨床では問題となる.一方,OCTは視野検査の実施が困難な症例においても検査が行いやすく,両耳側半盲の予測に有用な他覚的検査となる可能性がある2).視力や視野障害による固視不良の症例では,測定領域が黄斑部であるCGCCのほうが視神経乳頭を測定領域とするCcpRNFLよりも撮影しやすい2).OCTは視交叉病変の存在や両耳側半盲の予測に有用であるが,鼻側視野が正常な耳側半盲眼において,鼻側領域だけでなく耳側領域のCGCC菲薄化がみられることがある.この場合は,視交叉部での圧迫が鼻側交叉線維だけでなく耳側非交叉線維にも及んでいる可能性がある.視交叉圧迫の程度が強く,圧迫が長期間であったと考えられる患者ではCGCCがびまん性に菲薄化する.耳側領域のCGCCが菲薄化するほかの理由として,傍中心窩領域での鼻側交叉線維と耳側非交叉線維の重なり合い(naso-temporalCover-lap)の存在が示唆されている3).視交叉部腫瘍性病変におけるCOCTと視機能との関連については,術前のCHumphrey視野計によるCMD値が-10CdB以〔別刷請求先〕後藤克聡:〒701-0192岡山県倉敷市松島C577川崎医科大学附属病院眼科Reprintrequests:KatsutoshiGoto,DepartmentofOphthalmology1,KawasakiMedicalSchool,577Matsushima,Kurashikicity,Okayama701-0192,JAPANCb右眼左眼ac左眼右眼図1視交叉疾患の構造と機能(症例1)40歳代,男性.矯正視力は両眼ともにC0.4,限界フリッカ値は右眼C21CHz,左眼C24CHz,RAPDは陰性であった.a:眼底写真では両眼ともに明らかな異常所見はないようにみえる.b:RTVue-100COCT(Optovue社)によるCcpRNFL解析(上段)と黄斑部CGCC解析(下段).cpRNFL解析では両眼の水平象限の菲薄化(帯状萎縮)(赤色:p<1%),GCC解析では両眼の中心窩垂直経線を基準に鼻側領域の選択的な菲薄化(赤色:p<1%)がみられた.なお,RTVue-100による黄斑部CGCC厚は中心窩から耳側C0.75Cmmの部位を中心として直径C6×6Cmmの領域が解析される(視神経乳頭は解析領域に含まれない).c:Goldmann視野検査で両耳側半盲が検出された.d:ガドリニウム造影CT1強調画像.下垂体腺腫による視交叉圧排がみられた(.).下の中期.後期の患者において,術前のCcpRNFL厚がC80μm以上の患者では術後にCMD値がC10CdB以上改善することが報告されている4).GCC厚による検討では,術前CGCCが厚い患者ほど術後視野が良好であったとされている5).つまり,術前のCcpRNFLやCGCCの菲薄化が軽度の患者は腫瘍摘出後の視機能が回復するが,菲薄化がある程度以上だと視機能回復は困難となる(図2).そのため,下垂体腺腫などの視交叉部腫瘍性病変における術前COCTは視機能予後の予測にも活用することができる.CII視索症候群一側の視索病変が存在すると,障害部位と同側眼の耳側非交叉線維と対側眼の鼻側交叉線維が直接障害を受けるため,対側の同名半盲,対側眼の相対的瞳孔求心路障害(relativeCa.erentCpupillarydefect:RAPD)陽性,半盲性視神経萎縮のC3徴候を呈する(図3).以前に筆者らは他覚的にCRAPDを定量できる瞳孔記録計RAPDxを用いて,視索症候群におけるCRAPDの検討を行った6).その結果,視索症候群は全例で対側眼にCRAPD陽性がみられ,その平均CRAPD振幅はC0.49±0.18ClogCunits6)であった.また,筆者らが報告した視神経疾患のCRAPD振幅はC1.91±1.41Clogunits,正常眼のCRAPD振幅はC0.02±0.11(.0.24.0.24)logunitsであった7).そのため,視索症候群でみられるCRAPD振幅は正常眼よりも大きい値を示すものの視神経疾患よりは低い値であるため,臨床的には小さいRAPDに相当するといえる.しかし,脳障害の対側眼におけるCRAPD陽性検出は,視索症候群の診断の一助となる有用な所見であるため,同名半盲をみた場合はCRAPDの有無を注意深く観察することが重要である.半盲性視神経萎縮は,各眼で視神経萎縮の部位が垂直象限または水平象限と直交する所見である.鼻側半盲をきたす同側眼では視神経乳頭のおもに垂直象限に入る耳側非交叉線維が菲薄化して砂時計様萎縮(hourCglassatrophy)を,耳側半盲をきたす対側眼では視交叉部障害と同様の帯状萎縮を呈左眼右眼e術後2W術後4M術後6M図2視交叉疾患におけるOCTによる視機能予後の予測(症例2)50歳代,女性.矯正視力は右眼光覚なし,左眼C0.1,限界フリッカ値は右眼測定不能,左眼C30CHz,RAPDは右眼陽性であった.a:眼底写真では右眼の視神経乳頭蒼白化がみられた.b.cpRNFL解析(上段)と黄斑部CGCC解析(下段).平均CcpRNFL厚は右眼C62.6Cμm,左眼はC78.4Cμm,GCC厚は右眼C61.1Cμm,左眼はC79.7Cμmで,右眼はCcpRNFLおよびCGCC解析でともにびまん性の菲薄化(赤色:p<1%)左眼はCcpRNFL解析で帯状萎縮を反映する水平象限の菲薄化(赤色:p<1%),GCC解析で中心窩垂直経線を基準に鼻側領域の菲薄化(赤,色:p<1%)がみられた.c:Goldmann視野計による検査では,右眼は鼻側視野のみ残存,左眼は耳側半盲が検出された.d.ガドリニウム造影CT1強調画像.下垂体腺腫による視交叉圧排がみられた(.).e:術後CHumphrey視野検査とCGoldmann視野検査.下垂体腺腫の摘出後,左眼の視力および視野は術後C2週でC0.7,MD値.10.01CdB,術後C4カ月でC0.6,MD値.6.43CdB,術後C6カ月で術前に比べて耳側視野の改善がみられた.右眼の視力は術後C6カ月で手動弁とやや改善したが,視野の改善はなかった,する.半盲性視神経萎縮は視索障害に特異的な所見であるたする.筆者らの検討では,視索障害に起因する同名半盲パタめ診断的価値が高いが,検眼鏡的観察ではその変化が明瞭でーンの菲薄化検出は,黄斑部網膜内層解析のなかでも網膜神ない患者も少なくない.OCTは半盲性視神経萎縮の検出に経線維層を含まない神経節細胞層+内網状層(ganglionCcell有用であるが,cpRNFL解析はCGCC解析ほど半盲性変化をClayer+innerplexiformClayer:GCL+IPL)解析が優れてい明瞭に検出することができない8).黄斑部網膜内層解析では,ることが明らかとなった6).半盲性視神経萎縮の検出には中心窩垂直経線を基準として同側眼で耳側領域,対側眼で鼻enfaceや光干渉断層血管撮影(OCTangiography:OCTA)側領域が選択的に菲薄化し,同名半盲パターンの菲薄化を呈も有用である9)(図4).左眼右眼図3視索症候群における構造と機能(症例3)40歳代,男性.視力は両眼ともにC1.5と良好であるが,RAPDは右眼陽性で,瞳孔記録計CRAPDxによるCRAPD振幅は右眼C0.41Clogunitsと右眼の対光反射がやや減弱していた.Ca:眼底写真では両眼ともに明らかな異常所見はないようにみえる.Cb:cpRNFL解析(上段)と黄斑部CGCC解析(下段).右眼はCcpRNFL解析で帯状萎縮を反映する水平象限の菲薄化(赤色:p<1%),GCC解析で中心窩垂直経線を基準に鼻側領域で菲薄化(赤色:p<1%)がみられた.左眼はCcpRNFL解析で上方から耳側を含めた下方のおもに垂直象限の菲薄化(砂時計様萎縮)(赤色:p<1%),GCC解析で中心窩垂直経線を基準に耳側領域の菲薄化(赤色:p<1%)が検出された.Cc:Goldmann視野検査では右同名半盲が検出され,対側眼(右眼)のCRAPD陽性,半盲性視神経萎縮のC3徴候がみられため,左視索症候群と診断された.III外側膝状体より後方の視路障害先天性の後頭葉障害では,シナプスを越えてCRGCや視神経に変性・萎縮をきたすことが知られており,視索障害と同様の半盲性視神経萎縮が観察されていた.一方,後天性の後頭葉障害では半盲性視神経萎縮は生じないとされてきた.しかし,同名半盲を伴う後天性後頭葉障害の患者において,半盲側に対応するCGCCの菲薄化がみられ,経シナプス逆行性変性の可能性が示唆された10).この変化は通常の検眼鏡的眼底検査ではとらえることがむずかしく,これまで見逃されてきた可能性がある.筆者らの検討C10.13)では,後頭葉病変発症後の早期にみられなかった網膜内層菲薄化が経過とともに緩除かつ進行性に出現すること,同名半盲パターンの菲薄化はCcpRNFLよりもGCCで顕著でとくに中心網膜に強いこと,GCC菲薄化は発症後C1年半.2年で出現すること,cpRNFL菲薄化はC24カ月で顕著になること,網膜内層菲薄化がみられない症例も存在することが明らかとなっている.しかし,外側膝状体梗塞を含めた前部視路の直接的な逆行性変性の可能性を考慮する必要がある.CIV視路疾患におけるOCTと視野のPitfall視路疾患のCOCTでは結果の読影や解釈に注意が必要である.黄斑部網膜内層解析における両眼の鼻側領域の選択的な菲薄化の存在は両耳側半盲を予想できるが,必ず両耳側半盲の視野障害を呈するとは限らず,OCTによる構造変化と視野障害は乖離することがある(図5).視交叉部腫瘍性病変では,両耳側半盲を呈している状態であってもCOCTで網膜内層菲薄化がみられないこともある(図6).これは,腫瘍による視交叉圧迫はあるものの,RGCとその軸索の変性には及んでいない状態と考えられる.つまり,OCTで検出できる網膜内層菲薄化は初期にはみられず病期進行に伴い出現するタイムラグがあるため,病態や視機能を必ずしも正確に反映していないことに留意する必要がある.GCCで両耳側半盲パターンの菲薄化がみられても頭蓋内疾患ではなく網膜疾患による二次的変化の可能性もあるため,cpRNFLやCGCC解析だけでなく,症例に応じてCBスキャン画像による網膜外層ラインや脈絡膜の観察,眼底自発蛍光などの他の眼底イメージングもあわせて評価を行っておく(図7).つまり,両耳側半盲様の構造変化や視野障害がみられた場合は,視路疾患または網膜疾患の可能性,その両方がオーバーラップしている可能性を念頭におく必要がある.また,OCTの機種によっては,cpRNFL解析における帯状萎縮が垂直象限の菲薄化として検出されることがある14).そのため,機種によって結果が異なることを念頭におき,使用しているCOCTの特徴右眼左眼enface図4視索症候群におけるenfaceおよびOCTA(症例3)上段:enfaceでは,対側眼(右眼)の帯状萎縮,同側眼(左眼)の砂時計様萎縮を反映する神経線維層欠損が低反射領域(黒色)として明瞭にみられる(.).下段:OCTAでは,両眼ともに神経線維層欠損に一致する部位で放射状乳頭周囲毛細血管の密度減少(.)がみられ,その減少は対側眼で顕著である.右眼図5視路疾患におけるOCTと視野のピットフォール(症例4)20歳代,男性.a:ガドリニウム造影CT1強調画像.下垂体腺腫による視交叉圧排(.)がみられる.b:黄斑部CGCC解析で両眼ともに中心窩垂直経線よりも鼻側領域の選択的な菲薄化(赤色:p<1%)がみられ,両耳側半盲が予想される.c:Goldmann視野計による検査では右眼は中心および鼻側視野欠損,左眼は耳側半盲がみられ,両耳側半盲ではなく左同名半盲様を呈した.bc右眼左眼図6視路疾患におけるOCTと視野のピットフォール(症例5)50歳代,女性.下垂体腺腫.a:ガドリニウム造影CT1強調画像.b:Goldmann視野.c:cpRNFL解析(上段)と黄斑部CGCC解析(下段).腫瘍による視交叉圧排(aの.)で両耳側半盲がみられるが,cpRNFLやCGCC解析で菲薄化は検出されなかった.Ca右眼左眼b左眼右眼e図7視路疾患におけるOCTと視野のピットフォール(症例6)70歳代,男性.両眼)中心性漿液性脈絡網膜症.a:RS-3000advance2(ニデック)による黄斑部CGCC解析では両眼ともに中心窩垂直経線を基準に鼻側領域の選択的な菲薄化(赤色:p<1%)がみられた(RS-3000advance2による黄斑部CGCC厚は中心窩を中心として直径1.5Cmm,4.5Cmm,9.0Cmmの領域が解析される).b:Goldmann視野検査で両耳側半盲が検出され,視交叉部病変の存在が疑われた.c:ラインスキャン(水平断)のCBスキャン画像では両眼ともに脈絡膜が肥厚(▲)し,中心窩鼻側領域のCellipsoidzone(EZ)欠損および外顆粒層菲薄化(→)がみられた.d:眼底自発蛍光ではCGCC菲薄化部位に一致して網膜色素上皮の萎縮に伴う低蛍光(.)がみられた.e:頭部CMRI(FLAIR画像)で異常所見はなかった.を把握して読影する,あるいは目的に応じて撮影機種を選択るCRGCとその軸索が逆行性に変性・萎縮するため,OCTですることも必要と考えられる.これらの問題点から,OCTは網膜内層菲薄化としてとらえることができる.この網膜内のみでは視路疾患の診断を行うことはできず,ほかの視機能層菲薄化は障害部位に対応する特徴的なパターンを示し,そ検査や画像検査とあわせて総合的に評価することが重要であのなかでも視交叉や視索の障害では特異的な半側網膜の菲薄る.化として検出できるため診断の一助となる.OCTは視路疾患において視機能と構造変化の整合性や視機能の予後予測なおわりにど,局在診断に+aの情報を取得することができるため有用外側膝状体までの視路が障害を受けると障害部位に対応すであるが,脳内視路病変による網膜内層菲薄化は急性期には文献1)UedaCK,CKanamoriCA,CAkashiCACetal:EvaluationCofCtheCdistributionCpatternCofCtheCcircumpapillaryCretinalCnerveC.breClayerCfromCtheCnasalChemiretina.CBrCJCOphthalmolC99:1419-1423,C20152)後藤克聡,三木淳司,荒木俊介ほか:頭蓋咽頭腫に高次脳機能障害を合併し,両耳側半盲の予測に光干渉断層計が有用であった小児のC1例.神経眼科C36:191-198,C20193)AkashiCA,CKanamoriCA,CUedaCKCetal:TheCdetectionCofCmacularanalysisbySD-OCTforopticchiasmalcompres-sionCneuropathyCandCnasotemporalCoverlap.CInvestCOph-thalmolVisSciC55:4667-4672,C20144)Danesh-MeyerCHV,CPapchenkoCT,CSavinoCPJCetal:InvivoCretinalnerve.berlayerthicknessmeasuredbyopti-calCcoherenceCtomographyCpredictsCvisualCrecoveryCafterCsurgeryCforCparachiasmalCtumors.CInvestCOphthalmolCVisCSciC49:1879-1885,C20085)TiegerCMG,CHedgesC3rdCTR,CHoCJCetal:GanglionCcellCcomplexClossCinCchiasmalCcompressionCbyCbrainCtumors.CJNeuroophthalmolC37:7-12,C20176)GotoK,MikiA,YamashitaTetal:QuantitativeanalysisofCmacularCinnerCretinalClayerCusingCswept-sourceCopticalCcoherenceCtomographyCinCpatientsCwithCopticCtractCsyn-drome.JOphthalmol2017:3596587,C20177)TakizawaCG,CMikiCA,CMaedaCFCetal:AssociationCbetweenCaCrelativeCa.erentCpupillaryCdefectCusingCpupil-lographyandinnerretinalatrophyinopticnervedisease.ClinOphthalmolC9:1895-1903,C20158)KanamoriCA,CNakamuraCM,CYamadaCYCetal:Spectral-domainCopticalCcoherenceCtomographyCdetectsCopticCatro-phyCdueCtoCopticCtractCsyndrome.CGraefesCArchCClinCExpCOphthalmolC251:591-595,C20139)GotoCK,CMikiCA,CYamashitaCTCetal:RetinalCnerveC.berClayerandperipapillarycapillarydensityreductiondetect-edusingopticalcoherencetomographyenfaceimagesandangiographyCinCopticCtractCsyndrome.CJCNeuroophthalmolC39:253-256,C201910)YamashitaCT,CMikiCA,CIguchiCYCetal:ReducedCretinalCganglioncellcomplexthicknessinpatientswithposteriorcerebralCarteryCinfarctionCdetectedCusingCspectral-domainCopticalcoherencetomography.JpnJOphthalmolC56:502-510,C201211)GotoCK,CMikiCA,CYamashitaCTCetal:SectoralCanalysisCofCtheCretinalCnerveC.berClayerCthinningCandCitsCassociationCwithCvisualC.eldClossCinChomonymousChemianopiaCcausedCbyCpost-geniculateClesionsCusingCspectral-domainCopticalCcoherenceCtomography.CGraefesCArchCClinCExpCOphthal-molC254:745-756,C201612)YamashitaCT,CMikiCA,CGotoCKCetal:PreferentialCatrophyCofthecentralretinalganglioncellsinhomonymoushemi-anopiaCdueCtoCacquiredCretrogeniculateClesionsCdemon-stratedusingswept-sourceopticalcoherencetomography.CActaOphthalmol96:e538-e539,C201813)YamashitaCT,CMikiCA,CGotoCKCetal:EvaluationCofCsigni.cancemapsandtheanalysisofthelongitudinaltimecourseCofCtheCmacularCganglionCcellCcomplexCthicknessesCinacquiredoccipitalhomonymoushemianopiausingspec-tral-domainCopticalCcoherenceCtomography.CNeuroophthal-mologyC44:236-245,C201914)NakamuraCM,CIshikawa-TabuchiCK,CKanamoriCACetal:CBetterCperformanceCofCRTVueCthanCcirrusCspectral-domainCopticalCcoherenceCtomographyCinCdetectingCbandCatrophyCofCtheCopticCnerve.CGraefesCArchCClinCExpCOph-thalmolC250:1499-1507,C2012***